男「ボクシング…?」 (23)

この話しはとあるボクシングジムに通う
一人の男がボクシングとは何かと葛藤する
物語である。

男「会長!ロードワーク終わりました!」

会長「はい、おつかれ、今度試合組んだからよろしく」

男「試合!?きゅ、急すぎませんか!?
僕ジムに入って3日目なんですけど!?」

会長「試合をするのに月日なんて関係ねぇよてめぇに期待してるからに決まってんだろ(とか言っとけばやる気になんだろ)」

男「…はい!!俺頑張ります!!」

会長「はーいがんばってー」

--自宅--

男「試合試合試合試合試合試合試合」

妹「お母さん!!お兄ちゃんが壊れた!」

母「静まれ童貞」

男「試合試合試合しあ…童貞…だと!?
そうだ俺童貞だった…」

母「明日の試合に向けて今日はもう寝なさい」

妹「明日見に行くからね!!」

男「ああ、頑張るよ、おやすみ」


イケメン「二秒だ…二秒で終わらせる」

実況「対する青コーナー!!
新人選手の男!!」

男「ふぅーふぅー」

実況「ファイ!!」

ミスった

--試合日--

会長「まっ頑張ってこい」

男「うす!!」

実況「赤コーナー!!
絶対無敗の帝王!!
イケメン!!」

イケメン「二秒だ…二秒で終わらせる」

実況「対する青コーナー!
新人選手の男!」

男「ふぅーふぅー」

実況「ファイ!!」

イケメン「俺は時の神を司る者…クロノス
さぁ時よ止まれ…」

男「な、なんだこれ体が…動かない!
声も出ない…」

イケメン「時の中で永遠に眠れ…」

男「ぐふぁ!!」

実況「勝者、イケメン!!」

男「なんだこれ…これがボクシング…?
時を止めた?漫画じゃないんだから…」

--ジム--

会長「惜しかったな」

男「何も惜しくねぇよ!!惜しさのカケラもなかったよ!!」

会長「まぁあいつはゴッドボクサーだからな」

男「ゴッドボクサー?なんすかそれ?」

会長「お前も体で感じただろ、あいつは時を司る神を体に宿してるだから時を止められる」

男「ふざけんな!!なんですかそれ!!
そんなもんありなんですか!?」

会長「別にいんじゃない?お前もゴッドボクサーになれば」

男「あっ…確かになろう!いやなりましょう!!」

会長「ついてこい」

--なんか地下的なとこ--

会長「さぁ選べどの神を宿す」

男「えっーと、童貞の神と変態の神と
キチガイの神…ふざけんなぁぁぁ!!」

会長「お前の体に合うのはこいつらしかいねぇぞ」

男「ゴッドボクサーどころかただの糞人間になるだろうが」

会長「童貞の神でいんじゃない?てか決定
はい宿ってー」

童貞の神「ふぉぉぉぉぉ」

男「うわぁぁぁぁぁ」

--自宅--

男「うわぁ!!えっ…俺の部屋…夢か!
全部夢だったんだ!!」

童貞の神「シコシコシコシコシコ」ドピュ

男「」

童貞の神「あっおはよ」

男「おはよ、じゃねえよ!!なに朝っぱらから汚いもん見してくれてんだよ!!」

童貞の神「まぁまぁ今日も試合だろ?
俺に任せとけ!」

男「くやしいよ!俺くやしいよ!!」

会長「どっちゃん男を頼んだぞ」

童貞の神「任せてくれやい!!」

男「…死にたい」

実況「さぁ!選手登場!!
赤コーナー!
己の肉体には常に返り血!!
殺人マシーン!ジョン!!」

ジョン「血が我をたぎらせる…」

実況「対する青コーナー!
不運の持ち主!男!!」

男「なんだよあいつ…豪鬼かよ」

ジョン「我は血の神、ブラッディアを宿す者、貴様の血を頂く…」

男「なんで俺の相手の神はかっこいいんだよ!!」

どっちゃん「憑依するぞ」

男「!!」

実況「ファイ!!」

ジョン「くらえ…血獄地獄!!」

男「あたらねぇよ…」

ジョン「な、なんだこの殺気…」

男「次は俺の番だ…俺の痛みをお前に分けてやる…メモリーズペイン!」

ジョン「うっ、なんだ頭の中に何かが入ってくる!これは…記憶?」

死ねよ童貞!消えろ童貞!

ジョン「つ、辛すぎる…」

実況「勝者!男!!」

会長「ナイスファイトだったぞ」

男「俺…こんなんでいいのかな」

会長「どっちゃんは流石だな」

どっちゃん「ありがとな!俺はちょっくら抜いてきますわ!」

男「会長、俺ボクシングやめます」

おしまい

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