シンジ「記憶喪失……ですか」(63)

ミサト「そうみたいね~」

シンジ「ア・・・アスカは元に戻るんですか!?」

ミサト「う~ん、それがわかんないみたいなのよね」

シンジ「そんな・・・」

ミサト「ってゆー訳で、シンちゃん、アスカをよろしくね♪」

シンジ「え!?なんで僕なんですか!?」

ミサト「いや~リツコもお手上げで」
   「治す方法もわかんないし」
   「まぁシンちゃんなら愛の力でなんとかしてくれるかな~と」

ミサト家


シンジ「まったく、なにが愛の力だよ・・・あの人は何考えてんだか」
   「・・・アスカ、もう家にいるんだよな」
   「どう接したらいいんだろう・・・ちょっと緊張するな」


ガチャ


シンジ「た、ただいまー」

アスカ「お・・・おかえりなさい・・・シンジさん」

シンジ「う、うん、ただいまアスカ」
   (シンジさん・・・か、なんか変な感じだな)
   (それにアスカ、エプロンつけてるし)
   (ちょっと大人っぽくなってる)ジッ

アスカ「?あ、あの・・・どうなさったんですか?」

シンジ「あっ、ご、ゴメンッ」
   「なんかいつものアスカと違うから、見入っちゃって」

アスカ「あ・・・そう・・・なんですか」
   「・・・・・・・・・・・・すみません」

シンジ「いっ、いやっ、アスカが悪いわけじゃないんだから」
   「あやまんないで」アセアセ

アスカ「はい・・・ありがとうございます」

シンジ(そう、だよな・・・今一番辛いのはアスカなんだ)
   (傷つけないようにしなきゃ)

アスカ「・・・」

シンジ「ん、どうしたの?」

アスカ「いえ・・・・・・優しいんですね」ニコッ

シンジ ドキッ

アスカ「?シンジさん、どうなさったんですか?」

シンジ「いっ、いやっ、何でもないよ」アセアセ
   (今の『ドキッ』って何だよ!?)
   (ってゆうかアスカ、なんか可愛くなってないか?)

アスカ「そうですか」
   「・・・あの、ご飯、作ったんですけど・・・」
   「迷惑じゃなければ・・・・・その、食べ・・・ますか?」

シンジ「えっ!?ご、ご飯!!?」

アスカ「すっ、すいませんっ!!」ビクッ
   「片付けてきますねっ」

シンジ「あっ、ちょっと!アスカ!食べるよ、食べる!!」

アスカ「っ!はいっ!」パァァァァッ
   「用意してきますねっ!!」タタタッ

シンジ「あっ」
   (すごい勢いで走ってっちゃった・・・)
   (アスカ、嬉しそうだったな・・・)
   (それにしてもアスカがご飯なんて、大丈夫かな)

シンジ(エプロン姿のアスカ・・・)
   「・・・・・・いいな」
   (ハッ、な、何考えてんだ僕!)

シンジ「・・・・・・う、旨い・・・」

アスカ「!!本当ですかっ!?」

シンジ「うん、このハンバーグも、ポテトサラダも、凄くおいしい」

アスカ「よかったぁ、おいしくなかったらどうしようかと・・・」

シンジ(アスカ、一生懸命つくってくれたんだな)
   (ホントに凄くおいしいや)

アスカ「おいしくなーれって言いながら作ったかいがありましたっ」
   「さ、どんどん食べてくださいね?」ニコッ

シンジ ドキッ

アスカ「シンジさん?あ、やっぱりお口に合いませんでしたか・・・?」

シンジ「そ、そんなことないよ、アスカ料理作れるんだって思って」
   (まただ・・・僕どうしちゃったんだろ・・・)

・・・・・・・・・



アスカ「ふぁ~・・・」
   「ッ!///」

シンジ「・・・クスッ」

アスカ「・・・・・・笑わないでください///」

シンジ「アハハッ、ごめんごめん・・・つい」

アスカ「笑わないでって!シンジさんも欠伸くらいするでしょっ」

シンジ「ゴメン・・・クスクスッ、なんかツボに入っちゃって」

アスカ「~~~~~~~ッ!もうっ・・・いじわるぅ」
   「・・・・・・・・寝ますっ」

シンジ「うん・・・あっ」

アスカ「?」

シンジ「その・・・・・・前は、寝る部屋」
   「・・・・・・一緒だったんだけど」

アスカ「」

シンジ「ま、まぁ、安心して」
   「僕ここで寝るからっ」

アスカ「・・・いえ、だ、大丈夫・・・です」

シンジ「へ?」

アスカ「・・・だから・・・・・・一緒に、寝ます///」

シンジ「い、一緒に?それはまずいんじゃ・・・」

アスカ「前は一緒に寝てたんですよね?」

シンジ「それはそうだけど・・・」

アスカ「それに、リビングでシンジさんを寝させる訳にもいかないし」
   「・・・それとも、わ、私じゃ・・・ダメ、ですか?」ウルウル

・・・・・・・・・



シンジ「そ、それじゃ、おやすみ」

アスカ「ハ、ハイッ」
   「おやすみなさいっ」

シンジ(あんな泣きそうな顔で上目遣いされたら断れないよなぁ)

アスカ「・・・・・・スー・・・・・・スー・・・・・・」

シンジ(アスカ、もう寝ちゃった)
   (それにしても・・・僕はどうしたらいいんだろう)
   (アスカをもとに戻す手がかりが何もないなんて・・・)
   (・・・さすがに『愛の力』なんかじゃ無理だよなぁ)
   (考えてても仕方ない・・・・・・もう寝よう)

今日はこれから用事があって来れないんですけど
一応酉付けときます

でも誰も見てないかな

見てるぞー
似非アスカと判ってるのに反応してしまうこの悲しさ

シンジ「・・・・・・・・ん」ムクッ
   (朝、か・・・考えすぎちゃってあんまり眠れなかったな)
   「あれ?」キョロキョロ
   「アスカ?」
   (アスカがいない、先に起きてるのかな)


ガラッ


シンジ「アスカー?」

アスカ「あ、シンジさん」
   「お早うございます」
   「朝ごはんできてますよ!」

シンジ「おはよう・・・え?朝ごはん?」

アスカ「ハイ、ちょっと早く起きすぎちゃって」
   「あ、後洗濯もしときました」

シンジ「あ、ありがとう・・・ごめんね」
   「何から何まで」

アスカ「いえいえ、お安いごようです!」

シンジ(凄くいい子だな)

アスカ「お味噌汁もうちょっと待ってくださいね」

シンジ(キッチンでエプロン姿のアスカ・・・)
   (想像もできなかった光景だな)
   (・・・それに、)
   「なんか、お嫁さんみたいだ」

アスカ「へ、ふぇっ///!!?」ガッシャーン

シンジ「」

・・・・・・・・

アスカ「・・・・・すみません」
   「撒いちゃったうえに片付けまでさせてしまって・・・」

シンジ「いやいや!ぜんぜんいいよ!」
   「ホラ、味噌汁ちょっと残ってたし、凄くおいしいよ?」

アスカ「うう・・・、ありがとうございます」

シンジ「とんでもない!お礼を言うのはこっちだよ」
   (まずったなぁ・・・つい声に出しちゃったよ)
   (お嫁さん、なんて・・・へんに思われちゃったかなぁ)

アスカ「あ、あの」
   「今日は『ねるふ』で私の検査があるみたいなんで・・・」
   「さ、先行きますね!」タッタッタッタ

シンジ「ア、アスカ!?」
   「・・・・・・行っちゃった」
   「絶対変に思われたよなぁ」

タッタッタッタッタ    ガラッ

アスカ「あ、あの、さっきの・・・う、嬉しかった・・・です///」

タッタッタッタッタ

シンジ「」

・・・・・・・・・・・


ネルフ


リツコ「・・・さて、まずはこれからの使徒との戦闘についてね」

ミサト「アスカ、調子はどう?シンちゃんに変な事されてない?」

シンジ「ちょ、ちょっとミサトさん!」
   「何聞いてるんですか!!」

アスカ「調子は、大丈夫・・・体調も凄く良いです」
   「そ、それと、あの・・・・・・あうぅ///」

シンジ「ア、アスカ!?何赤くなってんの!?」

アスカ「だ、だってシンジさん・・・・・・・・・えへへ///」

ミサト「あらあら~、シンちゃん一体ナニしたのかな~?」ニヤニヤ

シンジ「ミ、ミサトさんまで!!」

リツコ「こらミサト、その辺にしときなさい」
   「話を本題に戻すわよ」

ミサト「なによぉ~ちょっちふざけただけじゃない」
   「レイも気になるわよねぇ」

レイ 「・・・・・・わからない」

シンジ「もうミサトさん!本気で怒りますよ!!」
   「アスカもいつまでボーっとしてるんだよ」

アスカ「///」

リツコ「はいはい、もういいでしょ」パンパン
   「さて、アスカはエヴァに乗れるのかどうか、よ」

シンジ「!!」
   「こんな状態のアスカをエヴァに乗せるんですか!?」

リツコ「可能性の話よ、もしかしたら乗らなくてはならないかもしれないわ」

シンジ「そ、そんな!!」

ミサト「まぁ、そうなるかもしれないってのは解るけど」
   「この子達の保護者としては反対だわ」

アスカ「?」

シンジ「そうですよ!僕がアスカの分まで頑張ります!!」

リツコ「・・・・・・そうね」
   「じゃあ次に使徒が攻めて来たときにはシンジ君とレイのみ出撃」
   「二人だけでは持ちこたえられなかったときにアスカが出撃」
   「それでいいかしら?」

シンジ「ハイッ」

レイ 「ええ」

ミサト「よし、決定ね、シンちゃん愛の力で頑張るのよ~?」

リツコ「それと学校にはもう休みとってるから」
   「一週間程様子を見ることにしたわ」
   「シンジ君もね」

シンジ「ぼ、僕もですか!?」

ミサト「あったりまえじゃな~~~い」
   「誰がアスカのめんどう見んのよ」

シンジ「はい・・・解りました」

ミサト「だって!良かったわね~アスカ」

アスカ「うぅ///」

レイ 「・・・・・・」

ミサト「あ、レイは休んじゃだめよ~」

レイ 「・・・・・解ってる」

リツコ「それじゃ、もう特に用事はないから」
   「三人とも帰っていいわよ」

・・・・・・・・・・・



ミサト家



シンジ「えーと、それじゃとりあえず簡単に自己紹介をしようか」

アスカ「ハ、ハイッ」
   「式波・アスカ・ラングレーと言うそうです!」
   「えーと、簡単な家事ならできます!」
   「好きなものはまだ解りません!」

シンジ「碇シンジです」
   「家事全般できます」
   「好きなものは・・・音楽と料理です」
   「・・・っと、何か他に質問ありますか?」

アスカ「んーと・・・・あ、あの」
   「私達は、お、お付き合いをしているんですよ・・・ね?」

シンジ「えっ」

アスカ「えっ」

アスカ「ぅえええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!??」
   「つ、付き合ってないんですか!!!!!???」

シンジ「う、うん、付き合ってないけど・・・」

アスカ「だ、だって、一緒に住んで」

シンジ「あー、ちょっと事情があって」

アスカ「それに夜も一緒に」

シンジ「あ、ここ他に開いてる部屋なくて」

アスカ「」

シンジ(そうか・・・アスカずっと勘違いしてたのか)
   (だからあんなに頑張って家事してくれてたんだな)

アスカ「うぅ・・・じゃ、じゃあ」
   「キ、キス・・・したんですよね?私達、それは」

シンジ「」

シンジ「な、なんで知って」

アスカ「ミサトさんが教えてくれました」

シンジ「そ、それは・・・」
   (マジかよ!何やっちゃってくれてんだよミサトさん)

アスカ「そ、それでどうなんですか、シンジさん」ズイッ

シンジ「うぅ・・・」

アスカ「シ ン ジ さ ん ?」

シンジ「・・・・・・・・・・・」









   「ノ、ノリで・・・・・・・」

アスカ「ノ・・・・ノリ?」
   「ノリで・・・私とキスしたんですか?」

シンジ「・・・・・・・・・・ハイ」

アスカ「し、信じられません!!」
   「もういいです!!!」

シンジ「ア、アスカ!ちょっとまっ」


ピシャッ



シンジ「あぁ・・・やっちゃった」
   「絶対怒ってるよなぁ・・・・・・」ハァー

・・・・・・・・・・・・



シンジ(今日のお詫びに晩御飯作ってみたけど・・・)
   (・・・・・食べてくれるかな)
   「どうぞ」コトッ

アスカ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
   「・・・・・・・・・・・」パクッ

シンジ「・・・・・・・・」
   (どうしよう・・・アスカ、凄く怒ってる)モグモグ

アスカ「・・・・・・・・・・・お」

アスカ「おいしい・・・です」

シンジ「!!」
   「ホ、ホント!?」
   (うわ~うれしいなぁっ)

アスカ「」モグモグ・・・・

シンジ「こ、こっちも・・・どうかn」

アスカ「私、まだ許してませんから」

シンジ「」

・・・・・・・・・・・



シンジ(うぅ・・・・・・)ウロウロ
   (どうしよう・・・・・)ウロウロ
   (ってかそりゃそーだよなぁ・・・)ウロウロ
   (ご飯作っただけで許してくれるわけないよなぁ・・・・・)ウロウロ
   (ここまで怒るなんて・・・)ウロウロ・・・・・・ガチャッ

アスカ「~~~~~~~~~ッ/////」

シンジ「へ、えぇっ!?」
   「ゴ、ゴメン!お風呂入ってるt」

アスカ「こ、この・・・バカシンジィッ!!!」スパァァァンッ

シンジ「」

・・・・・・・・・・・・・・・



シンジ「・・・・・お、おやすみ」カチッ

アスカ プイッ

シンジ(うわああああぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!)
   (どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう)
   (見る気は無かったんだよぉ!!)
   (考え事してて・・・)
   (・・・・・ダメだ、何言っても信じてくれる気がしない)
   (うぅ・・・・・・・)

アスカ「・・・・・・・スー・・・・・・スー・・・・・・」

シンジ(アスカ・・・もう寝た、かな)
   (それにしても・・・『バカシンジ』か)
   (何だか凄く久しぶりに聞いた気がする)
   (アスカは・・・もう帰って来な)
   (いや・・・・・・何考えてんだ僕は、大丈夫、きっと帰って来る)
   (きっと・・・・・・・帰って・・・・・)

>>11>>12
ありがとう誰も見てないと思ってたから凄く嬉しい

これでシンジとアスカの二日目終了です
ちょっと落ちます、もしかしたらまた夜来れるかも
来れなかったら明日の夕方

文区切るごとにいちいち括弧や鍵括弧を作る必要はないと思うが

続きが気になるww

続きが気になるww

>>29わかった、次からそうする

>>30ありがとう

じゃ、ぼちぼち書いていきます

シンジ「ん・・・・おはようアス」
   (・・・いない・・・ご飯作ってくれてるのかな)


ガラッ


シンジ「・・・おはようアスカ」

アスカ「おはようございます!もうすぐ朝ごはんできますよ!」

シンジ「あ、慌てないでいいよ!」
   (何かいつも通りだな・・・・怒ってないのかな?」

アスカ「はーい、できました!」コトッ

シンジ「いただきます・・・・・・・・」

アスカ「召し上がれー♪」

シンジ(アスカ今日テンション高い気がするな)モグモグ

>>33ゴメン、ミス

シンジ(何かいつも通りだな・・・・怒ってないのかな)

・・・・・・・・・・・・



シンジ「・・・ごちそうさま」コトッ

アスカ「お粗末さまでした♪」

シンジ「あの・・・・アスカ?・・・怒って」

アスカ「ますよ?」

シンジ「」

アスカ「許すわけないじゃないですか、昨日の今日で・・・
    それに・・・・見られたし・・・・・・・・・・色々///」

シンジ「・・・・・・・・・すいません」

アスカ「はい、いいですよ」

シンジ「へ?」

アスカ「だから、許します」

シンジ「だ、だってあんなに・・・」

アスカ「だからいーですって、ただ、そのかわり・・・・・・・」ニィッ

・・・・・・・・・・・・



ショッピングモール



アスカ「ホラホラ、置いてっちゃいますよー」タタタタッ

シンジ「あっ、ちょっと待ってよアスカァ」フラフラ

アスカ「ふふっ、もーだらしないですねー、さっ、しっかり持って!」ルンルン

シンジ「もう無理だよアスカ・・・・」
   (『その代わり私とデートしてください』なんて・・・
     どう言うことか解らなかったけど、『荷物持ちしろ』って意味か
     ・・・意外とわがままな一面もあるんだな)

アスカ「♪♪♪」

シンジ「待ってよアスカァ~」
   (・・・なんか、前のアスカと一緒だな)

アスカ「あっ」

シンジ「ん、どうしたのアスカ」

アスカ「あ、あの・・・くまさんが」

シンジ「くま?」キョロキョロ
   (くまって・・・ああ、ぬいぐるみか)
   「いいよ、買おう」

アスカ「え、やった!本当ですか!?」

シンジ(こんなにたくさん買ってるのに・・・何でぬいぐるみなんかでよろこぶんだろ)

アスカ「フンフフーン♪」

・・・・・・・・・・・・



アスカ「や~、楽しかったですね~♪」

シンジ「うん、そうだね、良い気分転換になったよ」
   (おかげで腕が震えてるよ)

アスカ「良かった良かった・・・・・でも、まだ終わってませんよ」

シンジ「え?」

アスカ「さ、こっちです!」タタタタタタタッ

シンジ「あっ、アスカ急に走らないで!!」タッタッタッタ





アスカ「・・・・・・・・ここです」

シンジ「うわぁ・・・・・・・」ボーッ

シンジ「キレーな夕焼けだ・・・・・」

アスカ「ね?・・・・・・昨日一人でねるふに行ってる途中に見つけたんです
    ココきっと夕焼けが綺麗だろうなぁ・・・って」

シンジ「うん・・・ホントに
    ありがとう・・・・・アスカ」

アスカ「こちらこそです、シンジさんはいつも私のことを考えてくれてます」

シンジ「・・・・・・・・アスカ」

アスカ「・・・・・・・・・・・シンジ」








シンジ アスカ「ん・・・・・・・・・・」チュッ

・・・・・・・・・・・・・



ミサト家



ミサト「たっだいまーっ!・・・・・ん?」

シンジ「そう・・・・それに・・・・・・・あ、それとって」

アスカ「ハイッ・・・・・ここで・・・・塩を・・・」

シンジ「ん・・・・・・良い感じ・・・・次は」

ミサト「おやおや~、楽しそうね~、
    何かあったんじゃないの~~?」ニヤニヤ

アスカ「ここは・・・・・こう?・・・・で」

シンジ「そう・・・・・そんで」

アスカ「なるほど・・・・こうね?」

シンジ「・・・・・上手上手・・・・・
    あ、ミサトさん帰ってたんですか?」

アスカ「わっ、いつのまに!お帰りなさい!!」

ミサト「な、な~んか感じわるいわねぇ~、私にも構ってよ~」

シンジ「あ、アスカ、それもうそろそろ」

アスカ「ハイッ!!」

シンジ「うわ・・・・うまいね
    あ、もうちょっと待っててくださいねミサトさん」

ミサト「」

・・・・・・・・・・・・



シンジ「おやすみ、アスカ」

アスカ「おやすみぃ~、シーンジ♪」

シンジ(何か今日だけで凄く仲良くなれた気がする・・・
    荷物持ちでも楽しかったし・・・・・
    それに・・・・・・・キ、キスもしちゃったし///)

アスカ「・・・・・・・スー・・・・・スー・・・・」

シンジ(アスカって寝るの早いよなぁ・・・
    アスカ・・・素直で、良い子で、気を使えて、
    このままでも・・・・・・・・・・いいんじゃないか?
    いや・・・ダメだ、こんなこと考えちゃ・・・
    ・・・・・僕は、どっちのアスカが・・・・・・・・・・)

これで三日目終了、
おそらく次回が最後です
明日の夕方頃来ます

待ってるよ

まだかな
マナカナ?

こういうの好きだなw

ゴメン、遅くなった
ラスト考えてた

シンジ「ん・・・・・朝か
    アスカ・・・・・いない」
   (また朝ごはん作ってくれてるのかな?)




ガラッ




シンジ「アスカー・・・・・・・あれ?
    アス・・・・・・・・カ・・・・・・!
    アスカ!!アスカァ!!どうしたんだよ、しっかりしろ!!」ユサユサ

アスカ「・・・」

シンジ「た、大変だ、ミサトさん!!アスカが!!」ダッ

・・・・・・・・・・・・



ネルフ



シンジ(アスカ・・・大丈夫かな・・・もう十何時間も入ってる)

リツコ「・・・・・・・・・・・ふぅ」ガラッ

シンジ「リツコさん!!アスカは!?」バッ

リツコ「大丈夫よ、体への損傷は全くないわ」

シンジ「そうですか・・・良かった」ホッ

リツコ「ただ・・・精神が酷く不安定で、とても危険な状態よ」

シンジ「!そんな・・・」

リツコ「今はミサトが入ってるわ
    あなたもついていてあげなさい」

シンジ「・・・・はい・・・・・・でも、僕は・・・
    どうすれば・・・・・いいんでしょうか」

リツコ「そんなの私に解るわけ無いじゃない」

シンジ「ッ・・・」

リツコ「・・・・・・あなたは・・・誰が好きなの?」

シンジ「!・・・・・そうか、そうですよね!!」
   「・・・行ってきます」




ガラッ

ミサト「あ、シンちゃん」

シンジ「すみません・・・二人にしてくれませんか」

ミサト「・・・解ってるわよ・・・アスカはまだ目を覚まさないわ」
   「でも・・・シンちゃんの『愛の力』を信じてるから」

シンジ「ハイッ」








アスカ「・・・」

シンジ「アスカ・・・僕は、ずっと傍にいるから」ギュッ

・・・・・・・・・・・・・・・





・・・・・・ここは・・・どこだろう・・・・・・
僕は・・・・寝ていたんだろうか・・・・・・・・・
病室・・・・・違う・・・・・・真っ暗で・・・・・・
あ・・・誰か・・・いる・・・・
誰・・・・・?
・・・・・・・・アス・・・・カ・・・・・・?

アスカ「・・・・・・・シンジ」

シンジ「アスカ・・・・大丈夫なの?」

アスカ「・・・・・・・・うん」

シンジ「君は・・・・・『今』のアスカだね・・」

アスカ「!・・・・・・すごいね、解るんだ」

シンジ「うん・・・」

アスカ「・・・・・もう・・・・いいでしょ・・・?
    実は・・・『アスカ』起きちゃった、今朝・・・
    それで・・・・ケンカしちゃった」

シンジ「・・・・・・うん」

アスカ「ねえ・・・・シンジは・・・・・・・
    シンジは・・・・・・・『今』の私が、良いよね?」

シンジ「・・・・・・・・・・・」

アスカ「だって・・・私知ってるんだよ・・・?
    あんな無愛想で、我侭で乱暴で、それで」

シンジ「違う!!」

アスカ「ッ!!」

シンジ「確かに、アスカは無愛想で乱暴で我侭で、だけど・・・・・・
    根は良いやつで、
    ときどき可愛らしい表情見せて、
    僕の心配してくれて、照れ隠しができてなかったり・・・
    そんな『前』のアスカを、僕は好きになったんだ!!!」

アスカ「・・・・・・・・・・・・」
   「・・・・・・わかったよ・・・・・・
    私は・・・・・・もう、いらないんだね・・・・
    邪魔して、ごめんなさい・・・・」

シンジ「・・・それも、違うよ」

アスカ「え・・・・・?」

シンジ「僕は、素直で、よく気がついて
    ちょっと子供っぽくて
    実はワガママな・・・・・・・
    『今』のアスカも好きなんだ」

アスカ「・・・・・・・・じゃあ」

シンジ「『前』とか『今』とか関係ないよ」
   「僕が好きなのは『アスカ』なんだ」

アスカ「シンジ・・・・・・・」

シンジ「ね?」

アスカ「ありがとう、シンジ・・・・・・大好きっ」

シンジ「うん、僕もだよ・・・」








   「だから・・・・・・・・・帰っておいで」

・・・・・・・・・・・・





シンジ「ん・・・・・・・・・・
    アスカ・・・・・・・・・・?」パチッ

アスカ「・・・・・・起きるの、遅いわよ・・・バカシンジ・・・・
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アリガト」

シンジ「こちらこそ、『好き』って気づかせてくれてありがとう」

アスカ「なっ、もうっ・・・・・・・バカァ///」

シンジ「ハハッ・・・・・・・・・・・・」
   「・・・お帰り、アスカ」

アスカ「・・・・・・・・ただいまっ、シンジ!!」ニコッ




・・・・・・その時の彼女の笑顔は、今までで最高のものだった

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





「ホラホラ!早くしないと置いてっちゃうわよっ!
 ん~、久しぶりの学校!!皆元気かな~♪」

「ちょ、ちょっと待ってって!」

アスカは結局『前』のアスカに戻ってしまったようだ

「も~、ホンットとろいわね~、まぁあんたが居ないとつまんないから待ってやるわよ♪」

「よしっ、お待たせ!行こう、アスカ!!」

いや、戻った訳ではなく、少し変化している
ちょっと素直になって、前にも増して笑うようになった・・・・・それに






今の彼女は、とても綺麗で、輝いている

乙、 おもしろかった

乙、 おもしろかった

以上で シンジ「記憶喪失……ですか」
を終わらせていただきます

こんな稚拙な文章を最後まで読んでいただきありがとうございました
アドバイス等があれば頂けると嬉しいです

素晴らしい

乙、良かったぜ

>「僕が好きなのは『アスカ』なんだ」

イケメン

いい話だ                                                      乙

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