鈴「皆ごめんね。一夏と婚約しちゃった」(204)

箒セシリアシャルラウラ「ぐぬぬ……」

                、_ヽ、、_,,y
               -‐ヾ;;;;;ヾツ;;;;;彡_,
              ヽ彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;''<,_        _______

             `゙シ;;;;;;;;;;;;;;、;;;;;ッ;;;;;ヾ;;;;;;;;ラ.      /
              彡;;;;;;リッヾ`ソリiiヾ、;;;;;彡     |
             ノミ;;;;/´-゙'。、ノ ノ-。、iヾミ、     i  ないない

              リi;;;ミ. `ー '  _`ー' iミ、,   ー='、
              ノ彡ヽ    -' u .!`       |  それはない
            __ノ''゙゙´\J ,-‐、・ ./\__      |
            `ヽ、 0 ./`ヽ、 ̄_/!`!) `ヽ-,   \_

         _,ィ-‐=´ ヽ. 〈  ヽ  ̄ / _/  /´`'ヽ、   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ----──--     /  \‐-、 ,r‐''´./ /     \
  --──ー--/`i─--   ̄ ̄ヽヽ ヽ  ノ ヽ       \
  /ヽ__   / ./!    /ヽ   ヽ\ / /´      fi   i
 ./!ヽ!__ / ! |   .// /      V  '        |i!  l
-チ/ fヽ二=/ / i ̄ // /-、     |         ..::!'   `ヽ
.┼=| i-- (( ⌒! /´、 ( ./ ̄::....  /        ..::::::/ /   ヽ
 .!  ヽ )  〈 '' !,ヽ、!  |/     ヽ ......    ::::::::ノ::/
 .ヽ、  (  /   ij ヽ  i'  ....:::::::::::ヽ:::::::::::..........::::::ィ'/:..
二二=====── |  〈..:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::ノ\::::....
  )vナ ( ヽ、_ノ`'ヲ‐'' ) ::::::::::::::::_,,,./:::''     / ヽ`''':::::..

  ヽ〈 〉:::::     /、  |:::,,::--‐'´ i /      ノ  /´ヽ::::::

鈴「ね、い~ちか!」

一夏「婚約って訳じゃないけど、付き合う事にしたんだ」

一夏「まぁ、ゆくゆくは結婚はしたいと思うけど……な?」

鈴「だめよ!約束なんだからね!」

一夏「はいはい」ヤレヤレ


シャルセシリアラウラ箒千冬「」

シャル「え、え……?」

ラウラ「一夏!私と言う夫がありながら……」

一夏「だから、なんだよそれ……」ハア

箒「」

セシリア「な、なぜお二人は付き合う事になったのですか?」

鈴「特に聞いても面白い事はなかったわよ?」

一夏「な」

シャル「いいから詳しく聞かせて欲しいな」ギリッ

一夏「あ、ああ」

有罪証拠物件 参号だっけ?

ふむ

書き溜める



鈴「いいわよ」

一夏「そうか」

鈴「なに?」

一夏「……いや」

鈴「その方がお金も浮くし、いいじゃない」

一夏「そうだな……そうだな」

鈴「……どうせ他に誰もいないんだし」

一夏「……ああ」

鈴「……じゃあ、一夏」

一夏「ああ、これからよろしくな」

鈴「うん」

一夏「一緒に住むんだから家事とか少しは手伝ってくれよ」

鈴「任せなさい。酢豚を作るのは得意よ」




一夏「鈴」

鈴「ん……」

一夏「鈴。鈴!」

鈴「う……ん……もうちょっと」

一夏「もう朝だぞ。遅刻するって」

鈴「……遅刻ってあたし一時限目は授業ないわよ」

一夏「え? そうなのか。聞いてないぞ」

鈴「言ってないからね」

一夏「言ってくれよ……」

鈴「ふあ……いいわ。あたしももう出るから。図書館で勉強でもしてる」

一夏「勉強……」

鈴「何?」

一夏「いや、変わったなって」

鈴「もうずいぶん前からじゃない」

一夏「そうだけどな。あ、朝ごはんは作っておいたから」

鈴「ん。もう行くの?」

一夏「ああ。ちょっと今日は急ぐんだ」

鈴「そう……じゃあね」

一夏「おう。昼は一緒に食べるか?」

鈴「……ちょっと約束があるから」

一夏「約束?」

鈴「気になる?」

一夏「……まあ、そうだな」

鈴「ふーん。でも秘密」

一夏「なんだよそれ」

鈴「ほら。遅刻するわよ」

一夏「げ。ヤバイな。じゃあ鈴」

鈴「うん。いってらっしゃい」

ガチャ

鈴「ふう……」

ピッピッピッピ

鈴「あ、セシリア? あたし」



千冬「で?」

一夏「だから、その」

千冬「なんだ、はっきりしろ」

一夏「少し、お金を貸してもらえないかな、と……」

千冬「なぜだ?」

一夏「それは……言わなきゃダメかな?」

千冬「わけも聞かずに貸すやつなどいるのか?」

一夏「……その」

千冬「なんだ。はっきりしろ。お前のそういうところがダメだ」

一夏「だから、旅がしたいんだ」

千冬「旅?」

一夏「ああ、少し海外に行ってみようと思ってる。だからその資金を集めてて」

千冬「大学はするつもりだ」

一夏「……そんなに長い間休むわけじゃない。一ヶ月か……長くても半年ぐらい」

千冬「半年? それだと休学届けを出さねばならんぞ」

一夏「……」

千冬「金のことにしても、私にたかって信用を落とすよりもバイトなり何なりをしたらいいだろう」

一夏「俺もそうしたいけど」

千冬「……なるほど。そういうことか」

×千冬「大学はするつもりだ」
○千冬「大学はどうするつもりだ」

一夏「……」

千冬「黙ってることが美徳だと思ってるのか?」

一夏「何もかも口にしたくないんだよ」

千冬「口にしなきゃ伝わらんぞ」

一夏「……皆が皆、そうじゃないさ」

千冬「……私なら、怒るがな」

一夏「今は怒ってないの?」

千冬「怒ってないわけがないだろう。いきなり電話してきて金をせがむ弟に育てた覚えはないつもりだったからな」

一夏「う」

千冬「それに旅だと? 何を青臭い子供みたいなことを……」

一夏「で、でも、もう決めたことだ。旅には絶対に行くつもりだし」

千冬「…………」

一夏「……」

千冬「……いくら必要なんだ」

一夏「え? あ、いいの?」

千冬「……今回だけだ。だが忘れるな。金をせびるということは同時に自分の信用を捨てているということを。その信用はもう二度と戻ってこない。取り返すしかないんだ」

一夏「ああ」

千冬「旅……馬鹿馬鹿しいと思うが、成るようになるか。無駄にはするなよ」

一夏「勿論そのつもり」

千冬「ふ……ま、私はどうかと思っていたからな。これで離れるならその方がいい」

一夏「何のこと?」

千冬「お前の幼馴染のことだよ。私はああいう関係は好きじゃない。私の意見など、どうでもいいだろうが」

一夏「……」

千冬「じゃあな一夏。金は振り込んでおく」

一夏「ありがとう千冬ねえ」

千冬「たまにはこっちに帰ってこいよ」

一夏「ああ。それじゃあ」

ピッ

一夏「ふう……」

○○「ばあっ!」

ガバッ

一夏「うわあ!」

○○「誰でしょう?」

一夏「え!? あ、せ、セシリア!?」

セシリア「あらすごい。一発で当ててしまわれるなんて。やっぱり忘れてはいなかったということかしら」

一夏「セシリア……どうしてここに?」

セシリア「御機嫌よう一夏さん。セシリア・オルコットです。お久しぶりですわね」

一夏「何年ぶりだ?」

セシリア「学園を卒業してからですから……二年とちょっとですわね。お変わりないようで」

一夏「セシリアも。どうしたんだ? なにか日本に用が?」

セシリア「用がなくては会いにきてはいけませんの?」

一夏「いや、そういうわけじゃないけど」

セシリア「わたくしはこんなに一夏さんに会いたくてたまらなかったというのに」

一夏「え、あー……」

セシリア「なんて。ちょっとISのことで用事があってきたのです。この大学にもそのことで少し」

一夏「そっか……ここじゃあなんだな。積もる話もあるし、どこかでご飯でも食べるか?」

セシリア「わたくしは嬉しいですけど、いいんですの?」

一夏「ん? 何がだ?」

セシリア「……帰りを待ってる人とかいらっしゃらないのですか」

一夏「ん。連絡入れておけば大丈夫さ」

セシリア「……」

ピピピピ

一夏「これでよし、と。じゃあどこか入ろうか」

セシリア「ええ」

一夏「それにしても本当に久しぶりだな。こうして会えて嬉しいよ」

セシリア「ふふ。わたくしもですわ。イギリスにいてもいつも会いたいと思っていましたから」

一夏「はは、ありがとな。俺もだぜ」

セシリア「それならイギリスに来て下さればよろしいのに。わたくしはここまできましたわよ?」

一夏「そうだな。また今度な」

セシリア「もう! 社交辞令ばっかり」

一夏「そんなことないって……そうだな。イギリスか。いいかもな」

セシリア「え?」

一夏「いや……さあ、行こうか」

休憩

14:00までまってください
あ、それとドロドロしますので嫌な人は回避推奨

再開
書き溜めないのでゆっくり。うざかったら落として



一夏「ただいま」

鈴「んー」

一夏「あれ? 起きてたのか」

鈴「うん」

一夏「……何してんだ?」

鈴「勉強」

一夏「ふーん」

鈴「……ずいぶん遅かったわね」

一夏「ああ、ちょっと」

鈴「へえ……誰かと会ってたの?」

一夏「ああ、そうだ。鈴、セシリアがこっちに来てるって知ってるか?」

鈴「……」

一夏「大学であってさ。それでさっきまで一緒にいたんだけど、それがなつかしくてさ」

鈴「……」

一夏「セシリア。今向こうの大学に通ってるらしいんだけど、やっぱりIS関係の学校で、向こうはすごいらしいぞ」

鈴「ふー……ん」

一夏「なんか色々新鮮だった。やっぱり俺の知ってる世界って狭いんだな」

鈴「でしょうね」

一夏「今度また会うことになったんだけど、鈴も一緒に来ないか」

鈴「行かない」

一夏「そうか……」

鈴「うん。勉強したいから」

一夏「……ちょっとぐらい休んでも大丈夫なんじゃないか。息抜きも大事だと思うぞ」

鈴「嫌よ」

一夏「……」

鈴「……」

一夏「じゃあ、俺、寝るから」

鈴「お風呂は?」

一夏「ああ、朝に入るよ」

鈴「ダメ。今入って」

一夏「え?」

鈴「今、入ってよ」

一夏「……わかったよ」

鈴「出たら声かけてよね」

一夏「……」

鈴「……返事しなさいよ」

一夏「……ああ」

鈴「よーく、隅々まで洗ってらっしゃい、一夏」

一夏「……」

ピンポーン

鈴「ん?」

一夏「こんな時間に」

鈴「……誰か呼んだの?」

一夏「いや……」

鈴「……」

ピンポーン ピンポーン

一夏「はいはい。今出ます」

鈴「……ふう」

ガチャ

セシリア「こんばんわ一夏さん」

一夏「え!? セシリア!?」

鈴「……」

一夏「どうしたんだ?」

セシリア「すみません、あの後ホテルに帰ろうと思ったのですが、少し問題が出てしまって」

一夏「問題?」

鈴「どうしたの?」

セシリア「鈴さん。いえ、ちょっと泊まってるホテルで未確認のISが襲ってきまして、それで……」

一夏「未確認の!? それで、セシリアは大丈夫だったのか」

セシリア「ええ。わたくしはなんともありませんわ」

鈴「……そんなのニュースになってなかったと思うけど……」

セシリア「未確認のISですから、あまりニュースにはされないと思いますわ」

一夏「それにさっきまで鈴はテレビなんか付けてなかったんだからそんなのわからないだろ」

鈴「そう、ね」

セシリア「それで申し訳ないのですが、よかったら泊めていただけません? 今夜寝るところに困っていて」

一夏「ああ、それぐらいなら」

鈴「嫌だっていったらどうする?」

一夏「鈴! いいだろ別に、それぐらい。非常時なんだから」

セシリア「ダメなら仕方ありませんわ。他を当たるしか」

一夏「そんな。いいって。セシリア、入れよ」

鈴「……ま、いいけどね」

一夏「鈴」

セシリア「お邪魔しますわ」

スタスタ

一夏「狭いところだけど」

セシリア「あら、それがいいじゃありませんか。狭い方が。昔は日本のこの小さな部屋が信じられなかったですけれど、今はイギリスの部屋にも勝るとも劣らないと思いますわ」

一夏「ずいぶん平民思考になったな」

セシリア「ふふ……あら、これは」

鈴「あたしの勉強道具よ」

セシリア「勉強」

一夏「鈴は教師になるつもりなんだ」

鈴「こら一夏。勝手にそういうことを」

セシリア「教師!? あの鈴さんが!?」

鈴「どういう意味よそれ」

セシリア「いえ、とても素敵だと思いますわよ。やっぱりIS関係の?」

鈴「……」

一夏「……普通の高校の教師を目指してるんだよ、鈴は」

セシリア「なぜですの? ISの代表候補生なら多少は」

一夏「セシリア」

鈴「……」

セシリア「?」

鈴「一夏。あんた、お風呂は?」

一夏「え? あ、ああ。そうだな今から入ってきても、いいか」

鈴「入ってきてっていってるのよ」

セシリア「ごゆっくり。わたくしたちは話に花を咲かせていますわ」

鈴「真っ赤なね」

一夏「え?」

鈴「いいから、早く入りなさい」

一夏「わかったよ」

タッ

鈴「……」

セシリア「……」

鈴「……で?」

セシリア「なんです?」

鈴「まだ何かあったの?」

セシリア「いえ? どういう生活か見たいのもありましたし、ISに襲われたというのも本当ですわ」

鈴「ふーん……泊まるって、本気なの?」

セシリア「ええ。お邪魔致しますわ」

鈴「……いつイギリスに帰るの?」

セシリア「そのうち」

鈴「あ、そ」

セシリア「それにまだ帰れませんわ」

鈴「なんでよ」

セシリア「一夏さんに責任を取ってもらわないと」

鈴「責任? 一夏がなにかしたの?」

セシリア「ええ」

鈴「何を?」

セシリア「言ってもいいのかしら」

鈴「ダメなら聞いてないわ」

セシリア「そうですか。でも、今の生活が変わっても恨まないでくださいね」

鈴「…………変わってほしくて聞いてるのよ」

セシリア「え?」

鈴「なんでもないわ。で、何? キスでもされた?」

セシリア「いえ、ここです」

スリスリ

鈴「ここ?」

セシリア「はい」

鈴「……お腹がどうしたの」



 

セシリア「嫌ですわ。女がお腹をさすっているんですのよ。大切な。お腹を」

鈴「……あんた」

セシリア「お昼に一緒に言えばよかったかしら」

鈴「まさか」



セシリア「わたくし、妊娠しましたの」



 

すいません
アマガミやってました



一夏「あれ? 鈴は?」

セシリア「鈴さんならもう寝ましたわ」

一夏「寝た? 珍しいな」

セシリア「珍しい、とは?」

一夏「いや、あいついつも遅くまで勉強してるから」

セシリア「そうなんですか」

一夏「絶対教師になりたいんだって……少し変わったよな、あいつ」

セシリア「そうですわね。でも一夏さんも少し、変わりましたわ」

一夏「俺が? どのあたり?」

セシリア「そうですね。雰囲気とか」

一夏「なんだそりゃ……あ、セシリアも風呂入るか?」

セシリア「いえ、シャワーはホテルで浴びましたし」

一夏「あー、そっか」

セシリア「一夏さん、少し、お話してもよろしいですか」

一夏「ん? ああ。じゃあなにか飲み物持ってくるよ」

セシリア「いえ、結構です。大事な話なので」

一夏「大事な話って? さっき会ってたときはそんなこと言ってなかったよな?」

セシリア「ええ……」

一夏「まあいいか。どうぞ?」

セシリア「織斑一夏さん。わたくし、貴方をイギリスに連れ去りに来ましたの」

一夏「え?」

セシリア「わたくし、貴方を誘拐するためにイギリスからやってきたのです」

一夏「……それは、どういう」

セシリア「わたくしと結婚しませんか?」

一夏「は?」

セシリア「……」

一夏「えっと」

セシリア「や、やっぱりこういうセリフは照れますわね。ああ……殿方に言ってもらうのを夢見ていましたのに」

一夏「ごめんセシリア。もっと詳しく言ってくれないと俺も何が何だか」

セシリア「つまり、わたくしと結婚」

一夏「いや、結婚とかも気になるけど、それより誘拐って」

セシリア「そっちですのね……ごほん。今世界のIS関係のことはどれぐらいわかっています?」

一夏「どれぐらいって、そんなに詳しくは……学園卒業しても少しずつ勉強はしてるけど。千冬ねえに言われてるし」

セシリア「そうですか……条約のことは?」

一夏「条約?」

セシリア「おかしいと感じたことはありませんか? ISが動かせる世界でただ一人の男性なのに、こんなに平々凡々と暮らせるなんて。しかもISから身を遠ざけて」

一夏「それは……もう卒業したから」

セシリア「篠之野さんは今でもISにどっぷり使っていますし、シャルロットさんもラウラさんもIS関係のことを学んでいますわよ。他の生徒たちも」

一夏「……」

セシリア「普通、IS学園を卒業したらそうなるのです。普通は。なにか特別な事情がない限りは」

一夏「条約っていうのは」

セシリア「一夏さんのことについてですわ」

一夏「俺?」

セシリア「今でも、ISを乗れる男性というのは一夏さん以外に存在しません。そしてこれからも男性がISに乗れる可能性は限りなく0に近いというのが科学者たちの見解です」

一夏「……」

セシリア「ですから、織斑一夏さんには誰も干渉できない、という条約が結ばれたのです。勿論非公式にですけれど。ですから日本国でさえ一夏さんには……」

一夏「いつのまに」

セシリア「かなり前からあったようですわ」

一夏「でもそんな日本に不利って言うか。そんな条約、よく結ばれたな」

セシリア「それは篠之野博士がISを開発したときを思い出してもらったらわかると思いますけれど……それに一夏さんの国は外交にあまりお強くないでしょう」

一夏「ああ、なるほど」

セシリア「そういうことですわ。それで、ここからが重要なのですけれど」

一夏「なんだ?」

セシリア「今、世界各国のISの戦力バランスは大きく保たれています。しかし」

一夏「保たれてるならいいことじゃないか」

セシリア「ええ。ですが世界の平和は保たれているわけではありませんわ。緊張状態のところも多々あります」

一夏「……」

セシリア「ISの戦力バランスが同じ、となると差を分けるのは」

一夏「操縦士の腕?」

セシリア「それもありますわね。わたくしが白騎士に勝てないのと同じ。ですが、操縦士そのもの……男性と女性でも、差は出ます」

一夏「……」

セシリア「なぜ今まで、男と女が戦争をしたら三日で女が勝利するといわれていたのか。それはISを動かせるのが女性だけだったからですわ」

一夏「男の方がどうしても運動能力は高いから……」

セシリア「そうですわ。動くことについては、男性の方が優れていることが多いのです」

一夏「つまり……」

セシリア「一夏さんを手に入れれば、その国は確実に優位になる」

一夏「でも、条約が」

セシリア「そんなもの守る国などありませんわよ。今となっては。勿論表面上は守るでしょうが」

一夏「……」

セシリア「今少しずつ一夏さんの周りにいろいろな人が潜入してきています。場合によっては命を狙う者も。遺伝子だけもらって後は研究で何とかすると豪語したものもいたようですし」

一夏「それで、イギリスへ?」

セシリア「はい」

一夏「……セシリアも、そのために来たのか?」

セシリア「……正直、その気持ちも少しはあります」

一夏「そうか」

セシリア「ですが」

一夏「が?」

セシリア「あのときに言ったでしょう? わたくしは一夏さんが好きなのです。一人の男性として」

一夏「……」

セシリア「誰にも、渡したくないですわ。例え、鈴さんにも」

一夏「鈴とは……」

セシリア「鈴さんともうそういうことはしたのですか?」

一夏「そ、そういうことって?」

セシリア「……」

一夏「……」

セシリア「遺伝子」

一夏「え?」

セシリア「さっき遺伝子って、言いましたわよね?」

一夏「あ、ああ」

セシリア「一夏さんの子供を妊娠すれば、その子は例え男性でもISに乗れる可能性が高いといわれています」

一夏「男でも」

セシリア「そうですわ。ですから、女の人がそういうことを狙って近づいてくる人も……いえ、もう近くにいるかもしれませんわ」

一夏「……それは、ないと思うよ」

セシリア「え?」

一夏「鈴のこと、言ってるんだろ?」

セシリア「…………」

一夏「でも、それはない」

セシリア「そ、そんなことわかりませんわ」

一夏「わかるよ」

セシリア「なぜですの?」



一夏「だって、鈴はもうISに乗れないから」



セシリア「え?」

一夏「代表候補生だった頃とはもう違う」

セシリア「まさか、鈴さんが日本にいるのは」

一夏「ああ、もう国には戻れないんだよ。鈴はもう専用機を持ってすらいない。鈴は」

セシリア「……」


一夏「捨てられたんだよ」


 

休憩



鈴「…………」

一夏「ん……う、ん」

キシッ ギシ

鈴「……」

一夏「んんっ……鈴?」

鈴「おはよう、一夏」

一夏「あ、ああ。なにしてるんだ」

鈴「うん、ちょっとね」

一夏「なんで俺を押さえつけて……って、今何時だ?」

鈴「そんなのどうでもいいじゃない」

ギシ

一夏「よくないって。あれ? 今日は鈴も一時限から授業あるだろ?」

鈴「……」

一夏「そういえば、セシリアは」

鈴「セシリアなら帰ったわ」

一夏「帰った?」

鈴「そうよ。たぶん泊まってたホテルの方へいったんじゃない?」

一夏「あー、そっか……で、そろそろ離してほしいんだが」

鈴「一夏」

一夏「なんだ」

鈴「あんた、昨日セシリアにあたしのこと話したわね」

一夏「鈴の……? ISのことか」

鈴「そうよ。あたしがその話をされるのがいやだって知ってるでしょう」

一夏「そうだけど……でもあの時は仕方なかったんだ」

鈴「一夏の遺伝子を狙って私がやって来たのかと誤解されたくなかったから?」

一夏「聞いてたのかよ。盗み聞きはよくないぞ鈴」

鈴「監視よ」

一夏「え?」

鈴「……」

一夏「いいからどいてくれ」

鈴「セシリアの話、間違ってないわ」

一夏「え?」

鈴「あたしが一夏と一緒にいるのはそのためかもしれないってこと」

一夏「そんなわけないだろ鈴は」

鈴「……ISが動かせるかどうかは関係ないわ。子供が動かせればいいんだから。元は動かせたんだもの。私の子が動かせない可能性は低いわよ」

一夏「……」

鈴「ねえ」

一夏「どいてくれ、鈴」

鈴「しようか?」

一夏「どけよ」

鈴「精子、頂戴?」

一夏「どけ!」

鈴「……」

一夏「……」

鈴「なんで、あたしたちって一緒にいるんだっけ」

一夏「それは」

鈴「あたしがかわいそうだから?」

一夏「違う」

鈴「じゃあ何?」

一夏「……鈴、さっきから聞いてばかりだな」

鈴「なにか聞きたいことがあるの?」

一夏「ああ」

鈴「どうぞ」

一夏「鈴から見て、俺ってどう見える?」

鈴「え?」

一夏「……お互い様だよ」

鈴「……意味わかんない」

一夏「……」

鈴「……」

一夏「そんなわけないさ」

鈴「何がよ」

一夏「鈴が俺の遺伝子を狙ってやってきたなんて、そんなわけない。俺たちずっと、ずうっと一緒だったじゃないか」

鈴「……密かに命令をうけてるのかもよ」

一夏「ありえないな」

鈴「なんで? こんなあたしが、もう何の価値もないあたしが、世界で唯一の男性IS搭乗者と一緒にいるのよ? そう考えるのが自然じゃない」

一夏「全然自然なんかじゃない。鈴は、そんなに起用じゃない」

鈴「……」

一夏「思ったことはすぐ口に出して、コロコロ顔が変わって、いっつも明るくて……今は夢に向かって頑張ってる、可愛い女の子さ」

鈴「……あたしは、そんなにいいこじゃない」

一夏「……」

鈴「もう、変わっちゃったわ。暗いじめじめした根暗になったのよ」

一夏「俺はそうは思わない。それに」

鈴「それに?」

一夏「一緒にいてくれるんだろ?」

鈴「…………」

一夏「さ、登校の準備しようぜ。もう遅刻だ」

鈴「…………ほんとに馬鹿ね」

 

すいません
アマガミしてました



シャル「あ、お帰りセシリア」

セシリア「ええ……」

シャル「どうしたの」

セシリア「いえ、何でも」

シャル「そっか。あ、一夏どうだった? 元気だった?」

セシリア「元気でしたわ。鈴さんと仲良く……かどうかはわかりませんけれど、一緒に暮らしています」

シャル「……ふーん」

セシリア「本当に」

シャル「ん?」

セシリア「本当にこれでいいのでしょうか? こんなことをして」

シャル「別にセシリアは嫌ならやめればいいと思うよ。私はもう終わったから」

セシリア「……」

シャル「それに、時間の問題だよ。一夏がどこかの国に連れて行かれたら、こういうことは必ず起こるんだから」

セシリア「起こらないように守るという選択肢もあるのではないですか?」

シャル「どうやって? もう科学はどんどん進歩してるんだよ? 今はイギリスが最先端にいるけどいずれ……もしかしたら私たち以外の適正も見つかるかもしれない。そうしたら」

セシリア「……」

シャル「セシリア、国のためだよ」

セシリア「貴方はイギリスとは関係ないでしょう?」

シャル「救ってくれた恩返しはしたいと思ってる。それに……このことは一夏にも言うかどうかわからないから」

セシリア「……」

シャル「それに……私は、ううん『僕』はこれが夢の一つだったからね。それに、ひどいことはさせないよ。絶対に」

セシリア「研究者の言うことなんて、信じられませんわ」

シャル「もし……何かの実験なんかに使ったら、そのときは容赦しないよ。どこの国だろうが。どんな人だろうが。それが条件だったんだから」

セシリア「……」

シャル「……一夏のこと、好きなんでしょう?」

セシリア「……それとこれとは何か違う気がします」

シャル「可愛いよ? とっても。ねえ?」

セシリア「……シャルロットさん、貴方、最初は男としてお会いしましたけれどやはり、女なのですわね」

シャル「そうだよ。シャルロット・デュノアは女」

セシリア「……」

オギャー オギャー

シャル「あ、泣いてる。おー、よしよし」

セシリア「……」

シャル「ほらほら、どうしたのかな? ご飯? お漏らし?」

セシリア「……失礼します」

シャル「あ、待ってセシリア」

セシリア「はい?」

シャル「私、一夏を他にとられちゃうのは嫌なんだ」

セシリア「……」

シャル「例え無理やりでもつれて来れないなら、今度は私が行くけど」

セシリア「……こんな言葉があります」

シャル「ん?」

セシリア「急いては事を仕損じる」

シャル「……」

セシリア「ちゃんと、来ていただきますわ」

シャル「わかった。頑張ってね」

オギャー オギャー

セシリア「それでは」

シャル「待って」

セシリア「……今度は何ですの」



シャル「そこのオムツとってくれないかな? 一夏の、私の子供がお漏らししてるから」


 

朝からずっと書いてて疲れた・・・・
もう僕には無理ですかも・・・・アマガミやりたい・・・・
俺たちの戦いはこれからだ、じゃダメですかね?

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