岡部 「この、胸を締め付ける感情は一体……」(177)


シュタゲSS
ネタバレなし
比翼恋理未プレイ
なのに、世界線3%越え
さるさん回避嬉しいです



紅莉栖「最近、岡部とまゆりの仲が良いのよ」

ダル「へーそうなんだーすごいね」

紅莉栖「真面目に聞け!」ドン

ダル「うお! んもう、だからどうしたってんだお。
   オカリンとまゆ氏の仲が良いのって今に始まった話しじゃないっつーの」

紅莉栖「そんなのは解ってるわよ……ただ、最近妙に頻度が多いと言うか……」シュン

ダル「頻度? つまり……どういうことだってばよ」

紅莉栖「遊びに出かける頻度がってこと!」

ダル「あァナルほど。それに嫉妬して元気があるようでない牧瀬氏なのですね解ります」

紅莉栖「うっさい! うっさい!」

ダル「否定もせず逆切れとは……これはいよいよですな。
   っつてもなー、んな事言われてもボクにどうしろと」


紅莉栖「べ、別にどうしろとは言ってないけど……。
     例えば今二人はどこで何してるのかなぁ、とか……。
     橋田なら聞いても別に何も思われないんじゃないかなぁ……とか」チラ

ダル「つまりそう言うことかお……はぁ。
    まゆ氏今何してるの? っと……」カチカチ

ヴー ヴー

ダル「さっそく、返信が来たお」

紅莉栖「どれどれ」ズィ

ダル「っちょ後ろから覗き込むなんてマナーがry」

紅莉栖「うっさい! 早く読んでよ!」

ダル「んもう……」

まゆり『ダル君トゥットゥルー♪ まゆしぃは今、オカリンとルカ君とカラオケに来ているのです
     急に行くことになったから誘わなかったんだけどごめんね?
     また今度誘うからね☆』


紅莉栖「」

ダル「だってお」

紅莉栖「誘って……くれ、たって……」ホロリ

ダル「な、なにも泣かなくっても……それにほら、急にって書いてあるし!
   今度誘ってくれるって言ってるしもーまんたry」

紅莉栖「帰る」スクッ

──パタパタ
──ガチャン

ダル「……」

ダル「おまいはいったいだれとたたかってるんだ?
    オカリンが気にしてるのって、まゆ氏じゃなくて……。
    ま、いっか」



─カラオケの詩人─

まゆり「でもそーなんじゃダーメ♪ もーそんなんじゃほーらっ☆ ……」

ルカ子「わぁ、まゆりちゃんそっくり。上手だなぁ」パチパチ

まゆり「えへへぇありがとー」テレテレ

岡部「まゆりは昔から歌は上手かったんだよな」

まゆり「もー、オカリンってば歌“は”って強調しないでよぉ。
    まるでまゆしぃ他のはダメみたいに聞こえるのです!
    ……でも、オカリンが褒めてくれたから良いかぁ」エヘヘェ

岡部「ん。次はルカ子の番じゃないか? この曲は……知らないな」

まゆり「まゆしぃも知らないのです。どんなんだろー?」

ルカ子「ちょっと恥しいんですけど……失礼して歌いますね」

テケテケテケテケテケ ッチャッチャチャラチャラ チャチャチャチャッ


ルカ子「未だカラダはスクスクぅ ココロそぞろにエロエロぉ
     大好物は ロリに! 眼鏡! お姉さまに萌えるおやじっぽ~い!」

まゆり「」
岡部 「」

ルカ子「ドンマイ ドンマイ 挫けない♪
     …………ふぅ。お、終りです……恥しかったぁ」///

まゆり「ふぁー! ルカ君そんな歌も歌うんだぁ♪
     最初びっくりしちゃったけど、とっても上手だったよぉ」ニコニコ

岡部「う、うむ。ルカ子の以外な一面を見ることが出来たな」

ルカ子「友達と行くと何故か毎回歌わされちゃうんです、これ。
     そのせいでお、覚えちゃって」モジモジ

岡部「恥じる事は無い。歌唱力も魅力の一つだぞ、るぅか子よ」

ルカ子「あ、ありがとう、ございます」///

まゆり「はぁ、それにしても楽しいねぇ♪」

岡部「ん?」


まゆり「最近はオカリンも一緒に遊んでくれて、まゆしぃはとっても楽しいのです!」

ルカ子「はい。おk、凶真さんがこんなに遊んでくれるのって今まで無かったから……。
     僕もとっても楽しいです……」///

岡部「さっ、最近は新しい未来ガジェットの構想も思いつかないからな!
    こう言ったリフレッシュも、マッドサイエンティストには必要なのだ」

まゆり「えへへぇ、もっともっとりふれっすするために遊ぼうね、オカリン♪」

岡部「う、うむ」

ルカ子「おかb、凶真さんあまり歌って無いですが……。何か入れますか?」

岡部「いや、俺は……」

まゆり「そーだよぉ、まゆしぃ達ばっかりじゃなくてオカリンも歌って欲しいなー」

岡部「うぐ……いや、だから俺は……」

まゆり「もう、勝手に入れちゃうよー?
     えーっと確かー」


岡部「ばかっ! 空気を読めっ! やめろまゆり!」

ピピピッ

まゆり「えへへぇ、入れちゃいました」キリッ

岡部「……っく」

まゆり「ここで歌わないで消しちゃうのって、けーわい。ってやつだよね? オカリン」ニコ

岡部「ぐぬぬ……」

まゆり「ほらほら、オカリン! 歌うとキャラが崩れるとか気にしないで歌って。ね?」ニコニコ

岡部「キャラと言うな!」

ルカ子「僕も岡部さんの歌、聴いてみたいです」

岡部「ちぃ……」

ラーララーラーラ ラーラーララー

岡部「……『ねぇ、大好きな君へ』 笑わないで聞いてくれ 『愛してる』だなんてクサいけどね──」

まゆり「♪」

ルカ子「ふぁ……」トリハダ


岡部「ただ 泣いて 笑って 過ごす日々に 隣に立って居れることで──
   僕は君と『愛』を唄おう──」

まゆり「相変わらず、歌うとカッコ良いのですオカリンは!」フンス

ルカ子「かっこいい……」フルフル

岡部「ふぅ……。
   全く、歌うつもりなど無かったと言うのに」

ルカ子「岡部さん凄いです!」ガシッ

岡部「なっ、お? ルカ子?」

ルカ子「ビブラートまでしっかり効いててて……そ、尊敬します><」

岡部「ビブラートなら、ルカ子も出来ていたではない……か」

ルカ子「いっいえ! 僕のなんて……><
    とにかく、カッコよかったです!」ギュウ


岡部「痛たたっ、ルカ子よ、シェイクハンドする力が中々に強い……ぞ?」

ルカ子「ごっ、ごめんなさい僕ったら」///

まゆり「えへへ」ニコニコ

岡部「む。もうこんな時間か……。19時を回っているな」

まゆり「わっ、本当だ!」

ルカ子「あと20分ほどありますが……どうします?」

岡部「早めに出て、どこかで夕食でも取ってから解散……で良かろう」

まゆり「さんせーい☆」

ルカ子「あっ、はい。解りました。ちょっと携帯でお父さんに連絡しても良いですか?」

岡部「あぁ。だが、無理には良いからな。
    夕食が出来ているのならそちらを優先し──」

ルカ子「いっ、いえ! 岡部さんたちと食べたい……ので。
     少しだけ失礼します」ペコリ


まゆり「良い子だねぇ、ルカ君は」ニコニコ

岡部「全くだ。まゆりは連絡しなくて良いのか?」

まゆり「賢いまゆしぃは大分前にメールを済ませてあるのです!」キリッ

岡部「ほう、こうなることを予想して先に行動を済ませてあるとは……。
    ふふふ……やるではないか、まゆりよ。褒美としてシナモンフォッカチオを奢ってやろうではないか」

まゆり「えーっ! ほんと? やったぁ☆」

ルカ子「お待たせしました、電話したらお父さんも食べて来なさいって言ってくれました」

岡部「うむ。では清算を済ませてソイゼリアに行くか。
    さらばだ、カラオケの詩人よ!! フゥーハハハハ!!」

まゆり「詩人さんトゥットゥルー♪」

ルカ子「(店員さんが見つめてるよう)」///



─ソイゼリア─

岡部「ペペロンチーノWサイズに……シナモンフォカチオを2つ」

まゆり「えーっとぉ、辛味チキンと、ミラノ風ドリア下さいっ」

ルカ子「えとえと……みっ、半熟卵のミラノ風ドリアを……」

岡部「それと、ドリンクバーを3つ」

店員「かしこまりました。ドリンクバーは手前にございますのでご自由にお使い下さい」

岡部「ドリンクバーは俺の奢りだ、気にせずに飲むが良い!」

まゆり「わぁ、オカリンありがとー!」

ルカ子「えっ、そんな……悪いです!」

岡部「気にするなルカ子よ。年下のラボメンに奢るのは当然のこと! フゥーハハハ!
   ついでだ、ドリンクも持ってきてやろう。まゆりはオレンジジュースで良いな?」

まゆり「うんっ! ありがと、オカリン♪」ニコニコ

ルカ子「えっ、あっ……じゃ、じゃぁ……ホワイトウォーターで……」

岡部「うむ。では取ってくる」


─ドリンクバー─

岡部「まったく。なぜドクトルペッパーのドリンクバーを設置しないのだ。
    俺が将来飲食店の長となった際は必ず設置してやる。
    ……そんな未来はお断りだがな」

ジョー ジャー

岡部「野菜ジュースで我慢するか。健康を気にするマッドサイエンティストなどどこに居るというのだまったく。
    他に飲みたいものが無いから仕方なくだぞ仕方なく」ブツブツ

岡部「待たせたな」

まゆり「ありがとー♪」

ルカ子「あっ、ありがとうございます」ペコ

まゆり「先にシナモンフォカチオ来たよー? それに、まゆしぃの辛味チキンもー♪」

岡部「しっかり2つきたな。まゆり、ルカ子。食べるが良い。俺の……奢りだ」キリッ


まゆり「わーわー♪」パチパチ

ルカ子「えっ! そ、そんな、悪いですよ本当に。ドリンクバーも頂いてる訳ですし……」

岡部「なんだ、ルカ子はシナモン嫌いだったか」

ルカ子「いえっ! 決してそんな訳じゃ……」

岡部「ならばカブリつくが良い! シナモンは糖尿病・高血糖の人の血糖値を下げる効能のほか、
    最近は毛細血管の老化防止への効能が期待されている健康食品だ……食べて損は無いぞ、るーか子よ」

まゆり「あむあむ♪」

ルカ子「はぁ……あっ、では、頂き……ます」アムアム

岡部「うむ」

ルカ子「美味しいです♪」

まゆり「うままー♪ 辛味チキンもおいしー」

ルカ子「まゆりちゃん、それって辛くないの?」

まゆり「ん? 大丈夫、全然辛く無いよっ。ルカ君も一個食べて食べて!」


ルカ子「あっ、ありがとー……ほんとだ、辛くないや。美味しい」

まゆり「でしょでしょー、んふふー♪」

岡部「まゆりは本当にからあげ系等が好きだな」

まゆり「うんっ、三食からあげでも平気だよーえへへー。オカリンも食べる?」

岡部「いや、大丈夫だ」

ルカ子「(なんだか何時も以上に岡部さんが優しい気がする……)」


──食後。


まゆり「ぷはー☆ まゆしぃは満足しました!」ケプ

ルカ子「はい、お腹一杯です」

岡部「まゆりは少し食べすぎではないのか?」

まゆり「まゆしぃはいくら食べても太らない体質だから問題ないのです」キリリッ


ルカ子「良いなぁ、まゆりちゃん……」

岡部「ん? ルカ子は体重を気にしているのか?」

ルカ子「あっ、いえ……そう言う訳でも無いんですけど……。
    それでも太りたくは無いかなって……」

まゆり「ルカ君はスマートさんだから大丈夫だよぉ。
    もし太っても、ウチにはダル君が居るので大丈夫なのです!」エヘン

岡部「威張ることではないぞ、まゆりよ」



ダル「ハーックショイ!! てやんでぇ バーローちくしょーっ!!
    風邪引いたんかな……鼻がむずむずするお」ズズズ……



ルカ子「でも橋田さんって痩せたらカッコ良さそうですよね」

まゆり「えー、ダル君はダル君だよぉ。痩せて欲しくないなぁ」


岡部「ダル自身に痩せる気が無いからそんな未来は来ないだろうな。
    だがしかし、痩せたらカッコ良く……む、想像つかんな」

ルカ子「ですね。想像つかないや」クスクス

まゆり「ダル君はダル君のままが良いよー」

岡部「そうだな……あれ位に逞しい方が頼れる右腕としての存在感があると言うものだ」

まゆり「はぁー、楽しかったぁ」

岡部「またそれか? さっきも同じ事を言っていたな」

まゆり「だって楽しかったんだもん」エヘヘ

ルカ子「はい。凄く楽しかったです」ニコ

まゆり「そうだ!」カチカチ

岡部「ん?」

まゆり「さっき、オカリンが“愛唄”を熱唱してるところをムービーで取りました」ジト


岡部「んなっ!?」

ルカ子「何時の間に……」

まゆり「ふふふ……」

岡部「お前……それをどうするつもりだ。
   まっ、まさか機関にその情報を渡すつもりか? くそっ、よもや身内にスパイが居るとは……!
   まゆり……そのデータを俺に渡すのだ……」

まゆり「これを……」

岡部「……」ゴクリ

ルカ子「……」

まゆり「紅莉栖ちゃんに送ってあげます☆」

岡部「は?」

ルカ子「へ?」


まゆり「ポチっとな」カチコ

岡部「あっ! ちょまっ……」

まゆり「えへへぇ」

ルカ子「でも、一体どうして?」

まゆり「実は歌ってる最中に紅莉栖ちゃんからメールがあってぇ」

紅莉栖『ハローまゆり。橋田から聞いた。今日一緒出来なかったのはとても残念。
     だから岡部が間抜け面で歌ってるムービーを撮って送ってくれないかしら?
     後でそれをネタにして笑ってやりたくて』

まゆり「と、着たのです!」エヘン

岡部「それで、お前は送ったのか……俺を裏切って……」

まゆり「裏切ってないよう」

岡部「それを裏切りというのだ!
    今後、そういった撮影は禁止。さもなくば俺はお前達の前から去らねばならなくなる……」


まゆり「えぇぇっ!?」

ルカ子「そんな、ど……どういうことなんですか?」

岡部「今まで黙っていて済まなかった。俺は各国の“エィジェィント”に狙われている……。
    どの様な情報から俺の居場所を特定されるか解らない……解って……くれるな?」

まゆり「うっ、うん! まゆしぃもうしないよ!」

ルカ子「ぼ、僕も気をつけます……!」

岡部「うむ。そうしてくれると、俺も何時までもお前達と共に過ごせる……。
    誓いの言葉を……解っているな?」

岡部「──エル」

まゆり「ぷさいっ──」

ルカ子「──コンガリィ」

岡部「……コングルゥ。だ、ルカ子よ……」

ルカ子「あっ、すみません僕ったら」アワワワ



─紅莉栖の部屋─

ヴー ヴー

紅莉栖「メール……?」

紅莉栖「」ガバァ

紅莉栖「まゆり!? まゆりなのね!?」カチカチ

紅莉栖「キターーーーーーーー!
  
     フントにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!」

     キタ━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)`Д´)-_-)冫、 )ノД`)=゚ω゚)━━!!!

     キタ━━━川 `~` )|| `.∀´)~^◇^) ´ Д `)O^~^) ^▽^) ‘д‘) ´ⅴ`) ∬o・-・)ё)━━━!!!!!!!!!!!!」
  
紅莉栖「はぁはぁ、グッジョブまゆり!
     さ、再生を……」

岡部「『ねぇ、大好きな君へ』笑わないで聞いてくれ 『愛してる』だなんてクサいけどね──」

紅莉栖「」ズキューン



岡部「ただ 泣いて 笑って 過ごす日々に 隣に立って居れることで──
    僕は君と『愛』を唄おう──」

紅莉栖「ふ、ふ、ふ……。
     フォオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」


|          ゴロゴロゴロゴロ
|r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
|ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__ノ  ⊂(。Д。) ヘファヘファヘファ


紅莉栖「ぐすん……。まゆり、大好き……愛してる。ありがとう……。
     っも、もう一度……」

岡部「『ねぇ、大好きな君へ』笑わないで聞いてくれ 『愛してる』──」


紅莉栖「ぐはぁぁぁぁっ! 岡部……はぁはぁ、んん!! ッンッンー!!」

紅莉栖「つまり、君は私な訳で……愛してるのはつまり……!」


紅莉栖「笑わないよおおおおおおおおおおおお!!! キャーーーー!!!」



オカベオカベッ   キイテルヨォォォ!   オカベェェェェン!!    キャー!!
 〃∩ _, ,_    /)    〃∩ _, ,_    /)
⊂⌒(* >Д<)ミ( ⌒ヽつ⊂⌒(* >Д<)ミ( ⌒ヽつ
 `ヽ._つ⊂ノ⊂(* ,∀,)つ.`ヽ._つ⊂ノ⊂(* ,∀,)つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|     ミ

                            |    〃 ∩  。ァィタッ!
       ベット                 |   ⊂⌒从ヽ从゜o    ドヴォ
                             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



─柳林神社─


岡部「ここで良いか?」

ルカ子「はいっ、充分です。あの……家まで送って貰っちゃって本当にありがとうございます」

まゆり「良いんだよー、ルカ君一人で歩いてたら誰かに襲われちゃうかもだし」

ルカ子「そんなぁ……僕、ちゃんとした男の子だよぉ、まゆりちゃん……」

岡部「いーや、まゆりの言う通りだルカ子よ。
    ラボ面の安全はこのNo.001である鳳凰院凶真が責任を持って守らねばならぬ」

ルカ子「凶、真さん……」

岡部「何があるか解らない世の中だからな。当たり前のことだ」

まゆり「うんうん♪ オカリン最近紳士だねぇ」ニコニコ

岡部「俺は昔から紳士だ!」

ルカ子「今日は、本当にありがとうございました。
     すごく……楽しかったです」


岡部「うむ。良く休めよ」

まゆり「それじゃぁまた明日学校でね? トゥトゥルー♪
     いこっ、オカリン」

岡部「ちょ、引っ張るなまゆり。ではな、ルカ子よ」トコトコ

ルカ子「……。
     ありがとうございます、岡部さん」


まゆり「オカリンは今日ラボに泊まるの?」

岡部「ん? いや……まゆりを家まで送るからな。実家に帰るとしよう」

まゆり「ふぇ? お、送ってくれるの?」


岡部「何を当たり前のことを言っている……先ほど危ないからと自分でルカ子に言ってた台詞ではないか」

まゆり「そっ、そうだけど……そっか。
     えへへ……」

岡部「おかしなヤツだ」

まゆり「うふふっ♪ ねぇ、オカリン」

岡部「ん?」

まゆり「今日はありがとね、楽しかったよー」ニコニコ

岡部「……おかしなヤツめ。ほら、行くぞ」

まゆり「トゥットゥルー♪」



─紅莉栖の部屋─


紅莉栖「鼻血が……鼻血が止まらない」ドボドボ

紅莉栖「ベッドから落ちた時のせいかしら……それとも……」


携帯<あーいのーうたー♪


紅莉栖「聞き過ぎ……?
     だってだって、岡部ったら良い声で歌いすぎなのよ!!
     ふ、ふぉぉ──……」

紅莉栖「いかんいかん、また暴れるところだった……くぅ!
     この喜び、感動を誰かと分かち合いたい。
     自慢したい!! でも独占したい!! どうすれば……」


                 |
             \  __  /
             _ (m) _ピコーン
                |ミ|
             /  .`´  \

            , ・ ´  ̄ ̄` ヽ
             /: : : : : : : : : : : : : \
          /,::'/i : : : : : : : : : : 、: :ヽ
         i : {_{从: : : i }人 i| l: :|: :i|

         |::小● \,リ'● 从: :|、i|

          | :|l/// _,、_,//* : :|ノ│ 天才少女紅莉栖ちゃん閃きました!!!
        /⌒ヽ__|ヘ   j_|    j /⌒i !
      \ /〃|: :l>,、 __, イァ/  /::|
.        /〃/|:リ  v只v´ {ヘ、__∧ |
       `ヾ< ´   j j 「 ̄ヾ、三シ:|



紅莉栖「こ、この動画をラボメンに送信する!」カチコチ

紅莉栖「ええと、鈴羽さんと……桐生さん、フェイリスさんね……」カチコー

紅莉栖「そして……本文は入れないっと。
     ふふふ、さてさてどういう反応を見せるかしら。
     色々考えを張り巡らせ……結局私のように悶えるしかないのよ!ビシィ


ヴーヴ
 ヴッヴ
  ヴィー

スチャ

フェイリス「……んぁー? クーニャンから、動画だけのメール?
       …………ンニャっ!?!?」


萌郁「……? ……っっっ!!」


鈴羽「牧瀬紅莉栖からメールなんて珍しいなぁ。なんだろ?」ビキッ パキャ

ブラウン「お、おい。おめぇ携帯ぶっ壊れ……」

鈴羽「あぁん?」ビキビキビキ

ブラウン「さーて、仕事仕事……店仕舞いしねぇと」


紅莉栖「oh……凄い大量のメールと着信……。
    でも、無視します。
    そしてコレから私はバスタイム♪ 出た頃には着信も落ち着いてるでしょ。
    綺麗な体にして……待っててね、岡部(はぁと)」

紅莉栖「~~♪」


フェイリス「なんで……」


萌郁   「なんで……!」



鈴羽   「電話に出ない、牧瀬紅莉栖……!!」バキャァ

ブラウン「お、おい。そりゃぁ俺の携帯──」

鈴羽「あぁん?」ギロッ

ブラウン「っと、丁度欲しい携帯があったとこなんだよなぁ。ブラウン管型携帯電話が出んだよ」


まゆり「とーっちゃっく!」

岡部「うむ、またな。まゆり」

まゆり「あっ、待って待って! オカリンっ」

岡部「ん?」


──ッチュ。


岡部「……ん?」

まゆり「えへへぇ、今日はありがとなのです。
     こっこれは、ただのお礼なんだから勘違いしないでよね!」><

岡部「……ん?」

まゆり「にししっ、ツンデレさんってこんな感じかなぁ?」

岡部「……あっ、あぁ……そうじゃないか?」

まゆり「そっかぁ。うんうん、じゃぁまたね? ばいばーい」

岡部「ほっぺにキスされてしまったな……。どういうつもりだ、まゆりは。
    ……気にするだけ無駄か。まゆりはまゆりだ」トコトコ

岡部「まったく、何時までたっても子供の頃と変わらんのだからな……」トココ-



─ラボ─


ダル「で、昨日のカラオケはどうだったん?」

岡部「あぁ……楽しかったよ」

ダル「そかーそれは何よりでござるな。
    んーで、なんでそんなに沈んでだお?」

岡部「あぁ……楽しかったよ」

ダル「……だめだこいつ、はやくなんとかしないと」

岡部「ダル……」

ダル「お」

岡部「お……」

ダル「お?」

岡部「俺はもう……ダメかも解らん」

ダル「……一応何がダメか説明してみ」


岡部「……」

ダル「言いたくないんですね、解ります。
    さらに言うと言いたくない理由も解ってます」

岡部「……」

ダル「もう良い加減認めちまえって。楽になっちまえよオカリン。
    ……ゴールしても、良いのだぜ?」

岡部「俺は…俺は……」


──ドッカーン!!


鈴羽「岡部倫太郎居る!?」

フェイリス「きょーまっ! きょーま!!」

萌郁「……い、た」


岡部「お、お、お……一体何事だ」

ダル「団体様ご案内なりぃ……。(フェイリスたんも殺気出てるお……くわばらきよはら)」

鈴羽「これ……どういうこと?」……スッ

岡部「携、帯? って、液晶が壊れていて何も見えないではないか」

鈴羽「ッチ」グシャスクラァップ

フェイリス「これにゃ!!」ズィ

萌郁「こ、れ……」ズズズィ

携帯<ねぇ、大好きな君へ──♪
携帯<僕は君と『愛』を唄おう──♪

ダル「んお、オカリンの歌声じゃん。マジ歌声だけイケメンだから困る」

鈴羽「橋田至はちょっと黙ってて」ギロッ

ダル「あぅ……はい(こ、怖いお……)」


フェイリス「これは一体どういうことだニャ? 凶真?」暗黒微笑

萌郁「説明……し、て……」

岡部「な、なぜ皆怒っているのだ……? ま、まず落ち着い──」

鈴羽「いいから。説明」ギロッッ

岡部「昨日、まゆりとルカ子の三人でカラオケに行っ……行きました」正座

鈴羽「三──人?」

フェイリス「まゆしぃとルカニャンの……?」

萌郁「……どういう、こと……」


──ガチャ。




紅莉栖「ハロー♪ ……おっ?
     岡部を取り囲んでなにしてるのかしら?」ニコ

  
鈴羽   「……ッ」

フェイリス「(もしや……!)」

萌郁   「(謀られ……た)」


紅莉栖「ちょっと岡部ーっ!」

岡部「は、はい。(一体何なんだ……)」正座

紅莉栖「カラオケに行くなら私も誘いなさいよねッ!
     その、暇だったら一緒に行ってやるからさ」///

フェイリス「そ、そうだにゃ! 三人で遊びに行くなんてずるニャ!!」

鈴羽「そうだよ! わ、私達もラボメンでしょ!?」

萌郁「仲間はずれは……寂しい、な」シュン

岡部「い、以後気をつけます(なんか怖い)」正座


紅莉栖「っつーか何で三人で行く事になったの? 詳細を希望する」

岡部「暇だったから、まゆりを学校まで向かえに行ったのだ。行ったのです」正座

紅莉栖「(また、まゆりか……)」

鈴羽「それで」ギリギリ

岡部「そうしたら、ルカ子も居て……居まして。
    このまま帰るのも何だから、カラオケにでも行こうかという流れになりまして」正座

フェイリス「ほ、ほほう……」ゴギガガ

岡部「急に行く事になりましたので、皆を誘うのも迷惑だろうと考え至り……。
    皆々様も多忙だと思いました。なので、思案した結果三人でカラオケに行った……行きました」正座

萌郁「暇だった……んだけど、な」シクシク


紅莉栖「ほーう……」

フェイリス「カラオケの後、何かしたのかニャ?」

鈴羽「そうだねーちょーっと気になるかなぁ」

岡部「えと……ファミレスで食事、をしました……。
    食事した後は二人を家まで送り届けて、昨日は自宅で、寝ました」正座

萌郁「ふぅ……ん」

紅莉栖「もう……食事だけでも誘いなさいよ。
     私、昨日夕飯カップラーメンだったんだから」

フェイリス「フェイリスも一人で寂しく食べたにゃ……」

萌郁「一人で……カップ、焼そば……」グス

鈴羽「私なんて食べてないよ……」

岡部「すまな……すみません、でした」


──ガチャ。



まゆり「トゥットゥルー♪ オカリン昨日は楽しかったねー!
    はりゃ? 何してるの?」

紅莉栖「ハロゥ、まゆり。
     さぁー? 私も今来たところで。何故か三人に囲まれた岡部が正座してる図」


鈴羽   「(この女……)」

フェイリス「(さっきから……)」

萌郁   「(ずる、い……)」


まゆり「オカリン、なにか悪いことしたの?」

岡部「いや、解らない……ません」正座

鈴羽「いやーちょっとしたジョークだよジョーク」

フェイリス「そうニャ! ジョークだニャ! ほらっ、凶真も何時まで正座なんてしてるニャ?」

紅莉栖「へぇージョークだったんだ」ニヤニヤ

萌郁「足……くず、して」


岡部「あぁ、すま……ありがとうございます」

フェイリス「まゆしぃー遊ぶならフェイリス達も誘って欲しかったのだニャん」

鈴羽「そうだよーぉ、なんで誘ってくれなかったのさ。つれないじゃん」

萌郁「さみ、しい……」

まゆり「わぁ、ごめんねぇ! 急に決まったからいきなり誘うのは迷惑だったかなって」

フェイリス「そんなこと無いニャ! まゆしぃからのお誘いだったらフェイリスは飛んでいくニャ!」

鈴羽「そうだよ! バイトだってサボっちゃうんだから!」

萌郁「一緒に……遊び、たい」


まゆり「えへへぇ、そう言ってくれるとまゆしぃはとても嬉しいのです……。
     っじゃ、じゃぁ! こんど誘うね! ね!」

紅莉栖「楽しみにしてるわね」

フェイリス「絶対の絶対なのニャ!」

鈴羽「一番に連絡してよねっ」

萌郁「楽しみ……」

まゆり「うんっ! まゆしぃ頑張っちゃうのです!」フンス!


ダル「(ボクは一体何時になったら口を開いて良いのでしょうか)」

岡部「(なんだったんだ……)」



─日曜日─


ヴーヴ ヴッヴ ヴィー ヴンヴン

紅莉栖「来た……まゆりからのお誘いメール……!」

鈴羽「誘ってくれると思ってたよ、椎名まゆり」

フェイリス「信じてたニャ……まゆしぃ!」

萌郁「これが、と、友達……」



まゆり「トゥットゥルー♪ みんなー! こっちなのですっ」

紅莉栖「ハァイ!」

鈴羽「時間ぴったんこだね!」

フェイリス「颯爽登場ニャ!」

萌郁「余裕の……10分前行動……」ブィ


まゆり「よーし、全員集まったし今日は楽しもうね☆」

紅莉栖「へ?」

鈴羽「は?」

フェイリス「に?」

萌郁「?」

まゆり「はぇ? どうかした?」

紅莉栖「ちょ、ちょっと待って。まゆり」

鈴羽「なにか、忘れてない?

フェイリス「大事なものとか!」

萌郁「忘れ……もの……」


まゆり「~? えっとぉ、携帯は持ってるしぃ、お財布もハンカチも……かいちゅ~も……」

紅莉栖「ノンノン、そうじゃなくて」

鈴羽「うっ、漆原るかとか……」

フェイリス「ダルにゃんとか……」

萌郁「足りない……」

まゆり「今日は女子オンリーなのです☆」ニコ

紅莉栖   「」

鈴羽     「」

フェイリス  「」

萌郁     「」

まゆり「まゆしぃ一度“じょしかい”とか言うのやってみたかったんだ~☆
     えっとー、カラオケ行ってー、スイーツパラダイス行ってー。
     それから、ボウリングでしょ? それからそれから──…………」



─ラボ─


ダル「はぁ、コーラがうめぇお」ゴップゴップ

岡部「……」

ダル「この間は大変だった……」

岡部「……」

ダル「なぁ、オカリン。これからどうするつもりだお?」

岡部「どうするって、何が……」

ダル「何がって、ラボメンガールのことに決まってんでしょJK」

岡部「ん? あいつらがどうかしたのか?」

ダル「それはひょっとしてギャグで言っているのか?」


岡部「?」シカメッツラ

ダル「(マジデスカー。鈍感ってレベルじゃねーぞ! リト君レベルktkr!」

ダル「えぇっと、女子メンについて最近なんか思わなかったん?」

岡部「ん? ……あぁそう言えば」

ダル「うんうん」

岡部「まゆりにキスされたな。ほっぺにだが」

ダル「マジか……」

岡部「ふざけてやったんだろ。全く、子供心の抜けないやつだ」

ダル「(まゆ氏、ドンマイ……まゆ氏も天然だけど、オカリンはさらに上行く天然だったのだ)」

ダル「ほ、他の人は?」


岡部「む……紅莉栖は、何か馴れ馴れしくなってきたな、そう言えば」

ダル「馴れ馴れしいって……ちょおま……」

岡部「いや、以前よりボディータッチが増えたのだ。
    あとは稀に来る程度のメールが電話になった」

ダル「ほう……」

岡部「やれ、今何してるんだとか、今日は何するのだとか……良く解らんな」

ダル「……」

岡部「鈴羽はやたらサイクリングに誘ってくる、筋肉痛になっては敵わんから断ってるがな」

ダル「……」


岡部「フェイリスに至っては、カードゲーム付き合えだとか、メイクインで執事として働けとか……はぁ」

ダル「……」

岡部「ダル、これを見てくれ」スチャ

ダル「……携帯?」

受信件数 513件 フォルダ 萌郁

ダル「うわ……」

岡部「それは三日で届いた件数だ……七日もあればフォルダはパンクする」

ダル「……こえーお……」

岡部「その程度だ。だがまぁ今に始まった事では無い、と言えばそうなる」

ダル「(うーむ、オカリンの鈍感さが強すぎて皆たたらを踏んでるようだお)」


岡部「はぁ……そんなことは、どうでも良いんだ……」

ダル「元気ないなぁオカリン」

岡部「俺はどうしたら良いんだ……」

ダル「んもう! この間からそれっぱかりじゃんかー。
    何か言ってくれんと、ボクも何も言えないっつーか。
    いや、言えんだけど……聞かないで言うのもなんっつーかー」

岡部「……。この、胸を締め付ける感情は一体なんなんだ……」

ダル「(ゴクリ)」

岡部「アイツのことを思うだけで、俺は……苦しくなってしまうんだ……」

ダル「ずばり、その相手は……」



岡部「漆原 るか」


ダル「(キましたああああああああああああ!!!!
    ラボメンガールズ逝ったああああああああ!!!!)」

岡部「ルカ子を思い出すだけで……切なくなってしまうんだ……」

ダル「オカリン……」

岡部「なぁ、ダル。俺はもしかしたら……」

ダル「それは“恋”ってやつなのだぜ。オカリン」

岡部「……だが、男だ」

ダル「……だが、可愛い」

岡部「……俺はどうしたら」


ダル「(うーむ、こいつぁマジだお……薄々解ってはいたけども……
    最近まゆ氏と遊ぶってか、ルカ氏にくっ付いてくるまゆ氏とも遊んでるっつーか。
    ぶっちゃけまゆ氏をダシにしてたよな、オカリン)」

岡部「最近、寝ても覚めてもルカ子の笑顔が見たくなるんだ……」ウツムク

ダル「重症だお……」

岡部「はぁ……」

ダル「ちっ、ちなみに聞くけど……オカリンの守備範囲がイチロー並になって男ばっちこい!
   ってなった訳じゃ……? つ、つまり……ボ、ボクの事もそう言う目で……」

岡部「ばっ、馬鹿なことを言うな! 俺は真剣なんだぞ!!」

ダル「ボ! ボクだってマジだお! もしそうならボクは自分のケツ穴を守る作業をせねば……。 
    辞めよう、不毛だお。違うって解って、安心した」

岡部「そう……か。それなら、良かった……」


ダル「しかし、ルカ氏かー。まゆ氏じゃダメなん? 牧瀬氏とか」

岡部「なぜ急にまゆりや助手の名前が出るんだ」

ダル「あっ、いえ、べつになんでもないです」

岡部「おかしなヤツだな……」

ダル「(マジで気付いてねーのかYO! 矢吹先生もビックリだお! 一夏も脱糞だお!」

ダル「こ、告白するん?」

岡部「こっ! こく!? 告白!?!?」

ダル「だっ、だって好きなんっしょ? ルカ氏のこと」

岡部「だが男だ! 俺に告白されてもルカ子のやつが困るだけだ。
    それに俺はホモではない! 断じてホモではない!!」

ダル「(めんどくさいループに陥ってるお……)」


岡部「はぁ……」

ダル「(……)」カチカチ ッピ

岡部「なぁダル。やはり、俺はおかしいんだろうか……。
   男であるはずのルカ子に恋してしまうだなんて……」

ダル「あーいやー、そこは何とも言えんけど。ルカ氏可愛いし」

岡部「俺は別に男が好きな訳じゃないんだ……」

ダル「いやもう何回も聞いてるってばよ」

岡部「違うんだ……ほもじゃないんだ……」フルフル

ダル「オカリン……」

岡部「どうしろってんだ、なんでこんなに胸が苦しいんだ……!」

ダル「たっ、確か! ベルギーやスペイン、ノルウェー、カナダじゃ同性婚。
   つまりホモ同士でも結婚が──」

岡部「だから俺はホモではないと言っている!!!!!」 ドン!


ダル「」ビクゥ

岡部「俺は男が好きな訳じゃない!!!!」

岡部「俺が好きなのはルカ子だ!!!!!」

岡部「性別なんて関係無い!!!」

ダル「ごっ、ごめんお……そんなつもりじゃなかったんだけど……」

岡部「ふー、フー……」

ダル「あっ、あと……そこ、後ろにルカ氏が……」

岡部「……!!!」クルッ

ルカ子「あのっあのっ、僕っ……聞き耳を立てるつもりじゃ……」ウルウル

岡部「るか……子っ……」

ルカ子「す、すみませんでしたっ!!」ッダ


岡部「……終わった」

ダル「……」

岡部「……」

ダル「オカリン」

岡部「ハ、ハ、ハ……」

ダル「オカリン!!!」

岡部「……」ビクッ

ダル「追わなくて、良いんかお」

岡部「え」

ダル「えじゃねーっつってん!! ここで追わなかったら男じゃねーってレベルじゃねー!!」

岡部「だっ、だが……」


ダル「だがじゃねー! 爆発しろお!」

岡部「……」

ダル「こんな結末で良い訳無いお!!
    このシーンはちゃんと追って、気持ちを言うだろ常識的に考えて!!」

岡部「ダル……」

ダル「行けよオカリン……ここは俺に、任せろ」

岡部「ダル……すまん!! ありがとう……!」ッダダ゙



ダル「ふぅ……人生で一度は言ってみたい台詞の一つを消化する事が出来たお」

ダル「何を任せられたのかわかんねーけど……頑張れ、オカリン」


ダル「……あっ! そうか。フェイリスたんを任されたに違いないお!」



─柳林神社─


──ハァッ、ハァッハァッ……。
嘘っ、嘘だ。

岡部さんが、僕の事を──だなんて。

夢、夢に決まってる。

僕はこんなんだし、─だし。

橋田さんから急いでラボに来てって言われたから行ったのに。

嘘だよ、嘘です。



岡部さんには、可愛くて優しいまゆりちゃんが居る。

頭が良くって冷静で僕なんかより……岡部さんの役に立つ紅莉栖さんが居る。

力持ちで行動力があって……岡部さんを……守れる鈴羽さんが居る。

お金持ちで……綺麗な……フェイリスさん……が居る。

背が高くって……スラッとしてて……胸も大きくて……綺麗で可愛い……萌郁さんが居る。


僕なんて─だし、こんなんだし……ありえないよ。
聞き間違いだよね……。
なのに、なのに……嬉しくって、涙が止まらないんです。
おかしい……こんなのおかしいのに。
ねぇ、岡部さん……僕は─なんですよ……。



岡部「るぅかぁぁぁこぉぉぉおおお!!!!!!!」

ルカ子「!!」ポロポロ

岡部「なぜ──泣いている」

ルカ子「こ、れは……」コシコシ

岡部「俺が──気持ち悪いか」

ルカ子「そ、んな……」フルフル

岡部「ルカ子が好きだと叫んだ俺が──怖いか」

ルカ子「い、え……」

岡部「ルカ子よ……いや!!」


岡部「漆原 るか!!」

るか「……」


岡部「俺は、るか……お前が……その、すっ、好き──らしい」

るか「でも……ぼっ、僕はおと──」

岡部「黙れっっ!!!」

るか「」ビクッ

岡部「お前が男だろうが女だろうが関係ない!! そんなことは──どうでも良い!!」

岡部「俺が好きになったのは、漆原るか。お前なんだ……」

るか「岡部……さん」

岡部「例えばもし、るかが女だったら俺は迷わず告白している。
    例えばもし、俺が女で、るかが男だったとしても同じだろう」

るか「……」

岡部「好きなんだ……気持ち悪いのは解ってる。が、押さえきれん」

るか「……気持ち悪く、なんて……無いっ、です」ウルウル


岡部「……」

るか「……」タタタッ ギュッ

岡部「ルカ……子」

るか「僕もっ! 僕もっ……凶真さんがずっと前から……好きでした!!」ポロポロ

岡部「……」

るか「でもでも、僕は男だから! 男同士じゃ気持ち悪いから!
    思いを伝えたら、岡部さんに気味……悪がられるって思って……」エグエグ

るか「ずっと! ずっと、女の子になりたかった!!
    女の子になれば、岡部さんっ……っに、見てもらえるって……思って、たから」ポロポロ

岡部「ルカ子……」ッギュ

るか「ずっとずっと好きでしたぁ……」ポロポロ


岡部「……」ギュウ

るか「うぅぅー……」ポロポロ

岡部「これからは──これからは、る……るかと呼んでも良いか」 ナデナデ

るか「」コクン

岡部「俺のことも……好きに呼ぶが良い。る、るかよ」

るか「り……倫太郎さん」ギュウゥ

岡部「う、うむ……照れくさいな」ポリポリ

るか「……」///


─スイーツパラダイス─

紅莉栖「──!」ピクン

鈴羽「はぐはぐはぐ! こぇおいひーね!」

フェイリス「もう、鈴ニャンがっつきすぎだニャー! 唇、ついてるニャ」フキフキ

鈴羽「はぅ、あっありがとー」

フェイリス「にゃふふ♪」

萌郁「ぱくぱく」

まゆり「えへへぇ、女の子同士も楽しいね☆」

紅莉栖「何か、何かが終わった気がする……」


紅莉栖「きっと、気のせいね」ニコッ



おわり


御静読(?)ありがとうございました。
ルカ子が男として描かれてエンドまで行ったSSを個人的に見たことが無かったので書いてみました。
18禁は今回避けましたです、糞スレで申し訳ない。

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