サガ「黄金聖闘士が全員モバマスにハマった」 (87)

サガ「…そして十二宮から金がなくなった」

サガ「アイツ等め…全員急にスマホを持ちたいといい出したと思ったらまさかそんなことに使っていたとは…!」

サガ「ゲームをするなとは言わん!!だが生活を圧迫するほど課金するなど言語道断!!!私みずから皆をしかりつけてやる!」


サガ「最初は…ムウの白羊宮からいくか」

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サガ「だいたい我々のゲームもあるのだ…そちらをすればいいものを…」

サガ「しかしなぜか皆チュートリアルだけはクリアしているな…」


サガ「おいムウ!!ジャミールに戻ってないならいるのだろう!?」

ムウ「何用ですかサガ、全く騒がしい…」

サガ「お前モバマス課金してるだろう」

ムウ「……」

サガ「見ろこの携帯料金請求の額を、これ払ってるの私なんだぞ」

サガ「八万ってなんだ八万って」

ムウ「……」

ムウ『クリスタルウォール!!!』


サガ「待て!!壁をつくるな卑怯だぞ!!!」

サガ「課金するなとは言わん、だがジャミールでも黄金聖闘士でも給料はもらっているだろう、ウェブマネーで払え」

サガ「というか請求と一括にするな」

ムウ『スターライトエクスティンクション!!!』

サガ「請求書を消すな!!」

ムウ「サガよ、私はもちろん給料もすべてモバマスに還元しております」

ムウ「おかげで最近ワカメしか食べてませんよ」

サガ「そんなことでアテネを守護できると思っているのかムウ!!」

ムウ「アテネ?私は守る女神は双葉杏のみ、アテナだのさおりだのヘドがでるというものですね」ペッ

サガ「タンをはくな神聖なサンクチュアリで!」

サガ「確かお前には弟子がいたと記憶しているが、やつはどうした?」

ムウ「貴鬼のことですか?彼なら私のために朝から夜まで工場勤めですよ」

サガ「子供になにさせてるんだお前は!」

ムウ「彼の1日が師匠である私のスタドリに変わるのです、弟子として最上の喜びでしょう」

サガ(あの天駆ける黄金の羊のように常に微笑みを絶やさなかったムウがとんでもないゲスになってた)

ムウ「では私は日課である杏ちゃんのCDに合いの手をいれてきますので、それでは」


サガ「だめだ…私の想像以上にアイツはダメだ…金牛宮にいこう、アルデバランは話せばわかる相手だろうアテネの社畜みたいなものだし」



メーデーメーデーメーデー!メメメメーデー!メーデー!



サガ「もうダメだアイツ」

金牛宮


サガ「おいアルデバラ…『グレートホーン!!!』ぶばぁっ!!!」


アルデバラン「おお!サガか!すまんな、ライブバトル中で興奮してついグレートホーンをうってしまったのだ」

サガ「いや…もうそれは構わんが…アルデバラン、まさかお前までモバマスにハマっているとはな」

アルデバラン「皆がすすめるのでな…やってみたら存外楽しいものだ」

サガ「まぁお前は課金はしてないようだからいいんだが…というより痩せたなアルデバラン」

アルデバラン「体重が40きったわ、ブワハハハハハ!」

サガ「筋肉がほとんど無くなっているではないか…病気か ?」

アルデバラン「あぁ、一番クジやらグッズ収集やらで金が無くてな、モヤシしか食っとらん」

サガ「お前もか…」

アルデバラン「今日はモヤシパーティだ!うっうっー!」

サガ「やめんか気持ち悪い」

アルデバラン「モバマスにはまると原作も気になってな!プレステ3もDVDもかってしまったわ!ブワハハハハハ!」

アルデバラン「しかし…盲目的にアテネのためだけに闘っていたあの頃とは違い、今の俺にはパワーがみなぎっているのだサガよ」

アルデバラン「見ろ、首を内側に引っ込めるようになったぞ」

サガ「なんだその気持ち悪い特技は、やめろ」

サガ「ムウもそうだったが…そんな体でアテネを守れるのかアルデバラン!」

アルデバラン「…アテネよりも今は彼女を守りたいのだ」

アルデバラン「そう、諸星のきらりをな」

サガ「聖闘士みたいに言うな」

アルデバラン「にょわー!サガも一緒にハピハピするにぃ☆」

サガ「うわやめろ不気味だ!!!」

アルデバラン「そんなこと言っちゃダメだにぃ☆」ドドドドド!!

サガ「うわぁぁぁ!!!『アナザーディメンション!!!』」

アルデバラン「にょわー!!!!」ブベゴォ!


サガ「はぁ…はぁ…思わず異次元の狭間に吹き飛ばしてしまった…」

サガ「とりあえず、次はあのバカのところにいくか」

巨蟹宮

サガ「ここは気持ち悪いからあまりいきたくないのだが…ん?死者の顔が消えているな」

サガ「これは…女の顔?」

デスマスク「おいサガ!!俺の卯月を踏むんじゃねぇ!!」

サガ「あぁ、これキャラの顔なのか…壁やら床やら一面にあるからそうとう気味が悪いんだが」

デスマスク「宮にいるときは常に卯月に囲まれてるんだ…天国だろ?」

サガ「あぁ、地獄だ」

サガ「そういえば最近ハーデスから『冥界の入り口が痛々しくなってて気持ち悪い』とクレームが来ていたんだがまさか…お前…」

デスマスク「あぁ、卯月のフィギュア置きまくってるぜ」

サガ「さっさと片付けろ!!」

サガ「それよりお前、これを見ろ」

サガ「携帯料金請求書だ、17万ってお前どういうことなんだこれ」

デスマスク「最近フェスがあったからな…だが今回はアイプロだから二万程度で済むだろうよ」

サガ「課金するなと言ってるんだ、したいなら自分の金でやれ」

デスマスク「俺の給料なんて雀の涙くらいだ、フィギュア170個買ったらなくなっちまったぜ」

サガ「そんなにいらんだろうが!二個で我慢しろ!」

デスマスク「無理に決まってるだろう!俺は卯月のためならなんだってしてやるぜ!」

サガ「携帯解約するからな」

デスマスク「あじゃぱー!!!」

獅子宮

サガ「デスマスクはあじゃぱーって叫んで動かなくなった…」

サガ「コイツはあそこまで毒されてないと思いたいが…」


アイオリア「どうしたのだサガ」

サガ「おお、アイオリア…アイオリア!!?」

アイオリア「なんだ急に」

サガ「黄金聖衣に何を描いてるんだ貴様は!?」

アイオリア「なにって…ニナチャーンだが?」

サガ「黄金聖衣をなんだと思っている!!痛聖衣なんて見たことないぞ!!」

アイオリア「獅子の気持ちになるでごぜーますよー!」

サガ「しっかりしてくれアイオリア!!兄が泣いてるぞっ!!?」

アイオリア「俺はいつでも冷静だ、兄も今の俺の幸せを願ってくれているだろう」

サガ「こんなことになっている弟は望んでいない!!」

アイオリア「見てくれ、あの地獄のフェスを勝ち抜き手にいれた渡り鳥ニナチャーンのSレアだ」

アイオリア「80万使ったがな」

サガ「よくそんな金があったなお前!」

アイオリア「リボ払い…便利なものだ」

サガ「それだけはやめろと言っていただろう貴様!!借金してまで必死になることかそれは!?」

アイオリア『ライトニングプラズマー!!!

サガ「なんだ急に!?」

アイオリア「光速の拳でスマホをタッチすることによってよりはやく仕事を済まし、スタドリを飲み、そしてまた仕事を済ませることができるということに気づいたんだ」

サガ「目を覚ましてくれアイオリアァァ!!」

アイオリア「俺の拳はニナチャーンのためにあるのかもしれない…」

サガ「アテナを守れ!!!」


サガ「次来るときまでにはその聖衣だけは直しておけ!!いいな?」

アイオリア「俺としてこれこそがゴッドクロスみたいなものだと思うんだが」

サガ「伝説をバカにするな!」


処女宮


サガ「コイツだけ大丈夫だろう…神しか信じない男だからな」

シャカ「なんですかサガよ、処女宮の前にたって」

サガ「おお、シャカか、珍しいなお前が外に出ると…誰だ貴様!!?」

シャカ「乙女座のシャカですが」

サガ「そんな上下ジャージ姿の髪の毛を輪ゴムで縛っているのがシャカなわけないだろう!!」

シャカ「ウェブマネーをかいにいくのに聖衣を着る必要もないでしょう」

サガ「お前まで課金しているのか!!?」

シャカ「これもすべては女神ちひろへの布施…重いだけで通気性の悪い聖衣など質屋に売りました」

サガ「黄金聖衣をなんだと思っている!!!」

貴鬼「あんな人とはとっとと縁を切るか」

ハービンジャー「前任者の骨の折れる音を聞くとするか」

シラー「ヘへっ、棚ぼた棚ぼた」

ミケーネ「トホホ、私があんな痛い落書きを消す羽目になるのか」

フドウ「聖衣が金で買えるとはな。あんな前任者なんかより私の方が大切にしてやれるぞ」


シャカ「今から今月最後のガチャを引くのです、この300モバコインで私の金策は尽きます」

サガ「いったいなんかい引いたのだ…」

シャカ「私は今まで女神ちひろのために試練を乗り越えてきました、アミダヨーマミダヨーバニラ765ffdy も全てはこの瞬間のために…」ガチャ…

フェイフェイダヨー


シャカ「おーーーむっ!!!!!!!」

サガ「どうしたシャカ!?」

シャカ「ぐぅ…通算150回目のffdy …!なぜこれほどまでに女神は私を認めないのだ…!」

シャカ「まさかここは…


『ちひろの手のひらの上!!?』


サガ「いや運営の手のひらの上だろうな」


シャカ「サガよ…私のアルバムを見てください…これは私が歩んできた罪の道…バニラと765の道なのです…女子寮ももう入りきりません…」

サガ「驚異的な引きの悪さだな…」

シャカ「女神ちひろ…貴女ならば私の閉ざされた目を開かせてくれると信じております… 」

サガ「お前は別に盲目じゃないだろう、盲目なのは前任のアスミタさんだろう」

シャカ「サガよ…皆を導いてください、これ以上悲劇を繰り返させないように…」

シャカ「そして見せてください、貴女のモバマスのページを…一応やっているでしょう?」

サガ「あ、あぁ…無課金だがな…これだ」

『魔王蘭子』『草原楓』『新春卯月』『サマー未央』『兎のあ』

シャカ「」



サガ「はぁ…はぁ…まさか六道をめぐらされるとは…疲れたぞ…」

サガ「次は天秤宮だが…老師はここにはいないしそもそもモバマスなんてやる年齢でもないだろう」

サガ「ここは無視して天蠍宮にいくとしよう」







シリュウ「老師!!貴方はまたそうやってラブライブのアプリをしてばかりではないですか!!というかあなた本当に老師なのですか!?」

童虎(脱皮後)「マンモスたのピー!」

天蠍宮

サガ「ミロは軽そうに見えて誰よりも聖闘士に誇りを持つ男だ、きっと話せばわかってくれるだろう」


サガ「しかし…なんだこの嫌な予感は…」


ミンミンミン!!ミミミン!ウーサミンッ!


サガ(もうダメだこれ)



ミロ「うーさっみん!うーさっみん!そりゃ!」

ミロ「L・O・V・E!!うーさっみん!」

ミロ「激烈かわいい!うーさっみん!そりゃ!」

サガ「…………」


ミロ「…サガ」

サガ「なんだ」

ミロ「カミュには言わないでくれ」

サガ「嫌だ」

ミロ「それで…携帯料金のことか?それならすまなかった、ちゃんと給料で返すようにする」

サガ「なんだ知っていたのか」

ミロ「ムウが黄金聖闘士のライングループで言ってたからな」


ムウ『あのロン毛じじぃが説教しにくるから気をつけときなさい』


サガ「私ロン毛じじぃって呼ばれてるのか…って私そんなグループ入ってないんだが?」

ミロ「サガ以外皆入ってるぞ」

サガ(デスマスクまでいる…泣きそうだ…)

ミロ「そうだ、良ければサガもオリジナルコールの練習しないか?一人だと寂しいんだ」

サガ「いや、普通に断るが」

ミロ『リストレクション!』

サガ「な、体が動かん!!?」

ミロ「やってくれぬなら…俺にも考えがある」爪シャキーン

サガ「な!?まさか貴様!?」

ミロ「ほぉら!貴様のスマホの画面をスカーレットニードルで引っ掻いてやろう!!」ギリギリギリ

サガ「やめろ!!買い換えたばかりなんだ!やめてくれ!」

ミロ「うさみんマジ17歳っと…」ギリギリギリ

サガ「画面に文字を刻むな!!ぬぉぉぉぉ!!」

サガ『ギャラクシアンエクスプロージョン!!!』ドゴゴゴゴゴゴ!!!


ミロ「うわぁぁァァ!!!!CDがぁぁぁ!!!」




サガ「次は人馬宮か…アイツはもういないのだ、素通りしよう」

サガ「アイオロス…お前がいればこの状況もかわっていたのかもしれないというに…」

キュイーン!

サガ「な!?これはサジタリウスの黄金聖衣!矢をつがえてなにを…」

ビシュッ

ガスンッ!

サガ「これは…矢が当たって壁が崩れ、中から文字が…!アイオロスのメッセージか!」


『小梅のいう【あの子】は俺だ』


サガ「くそ…いろんな意味で涙が溢れて止まらない…!」ボロボロ

磨羯宮

サガ「シュラは黄金聖闘士のなかでもっともストイックな男、課金額も0だからなにも言わなくてもいいのだが最近アイツの顔を見てないからな…それだけ見に行こう」


サガ「おい、シュラよ、いるか?」


シュラ「」


サガ「シュラ…?」


シュラ「」


サガ「し、死んでる!?」

シュラ「勝手に[ピーーー]な」

サガ「生きてたか…だがどうしたシュラ!?シャカに餓鬼道にでも落とされたのか!?」

シュラ「俺のいくのは修羅の道…一切の課金をせずに嫁艦隊をつくると決めたのだ」

シュラ「そのためにはコラボゲーム全てを回り…得たスタドリで嫁を買うのだ、休む暇などない!」

サガ「その口ぶり…お前ちゃんと寝ているか?」

シュラ「毎日30分寝ている」

サガ「それは寝ているのに入らん!!課金をしないのはいいが体を壊すぞ!!」

シュラ「見くびるなよサガ…この体はとうの昔にアテナ(千枝)に捧げたのだ!俺の体ではない!!」

シュラ「いざとなればコイツに肩をもんでもらえるしな…」

薫『せんせーのかたかたーい!』

シュラ「おいおい薫、聖衣の上からじゃ固いにきまっているだろー?」

こずえ『ふわぁー…シュラ、つかれてるのぉー?』

シュラ「なにお前たちの顔をみれば疲れなど吹き飛ぶさ…俺の女神たちよ!フハハハハ!」

サガ「シュラァ!!一人でなにをいっているんだ!!?しっかりしてくれ!!」

シュラ「むっ…いかん、すこし疲れているようだな」

サガ「少しどころの騒ぎじゃないぞ!悪いこと言わないから病院いけ!」

シュラ「心配するなサガ、俺にはスタドリがあるのだ」ゴクゴク

シュラ「スタンザム!!!」

サガ「それはただの水だ!目を覚ましてくれおねがいだから!」

シュラ「!!あそこにライバルプロデューサーがいる!!ライブバトルだ!!」

サガ「落ち着けぇ!あれはただの聖闘士候補生だ!!」

シュラ「ぬぉぉぉぉ!!俺はカプリコーンPのシュラ!!貴様にライブバトルを申し込む!!」


カシオス「え?」

シュラ『エスクカリバー!!』

カシオス「ぬわぁぁぁぁぁ!!!」

サガ「候補生の子ぉぉぉぉぉ!!!」

サガ「まさかシュラがあそこまで壊れているとは…なんて恐ろしいゲームなのだ…!」


宝瓶宮

サガ「…ミロがああだったからシュラと比べればまだマシか…?」

サガ「まぁシュラよりひどいなんてことはないだろう…」

サガ「カミュよ、いるか?」


『オーロラ・エクスキューション!!!!』


サガ「なんだ急に!!?」

シュラ「おいサガ、ありすを知らない…ぐぉぉぉぉぉぉ!!!」カチーン

サガ「シュラが凍りついた!!散々だなお前!」


カミュ「なんだサガか、今は技の練習をしているのだ、危ないぞ」

サガ「カミュ…!お前はまともなのだな!!」

カミュ「なにをいっている、俺は氷のようにクールな男だ」

カミュ「あんなゲームに熱くなったりはせん」

サガ「カミュ…お前こそ真の黄金聖闘士だ」

カミュ「そうだ、新技を思い付いたのだ」

カミュ「まずは両手をひらいて手のひらを前にし、顔の前に上下に並べる」

サガ「ふむ」

カミュ「そしてここから冷気の弾丸を射出する…名づけて」


カミュ『オーロラ・のあズキュート!!!』


サガ「お前もかぁぁぁぁぁ!!!」


カミュ「俺が熱くなるのはモバマスでなく、のあだけだ、間違えるな」

サガ「一緒だそんなもの!!」

カミュ「例え幻想の偶像に魅入られようと俺という氷は溶けはしない…」

サガ「急になにを言い出すんだお前!」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年03月16日 (日) 12:23:19   ID: 8Hy-ScBz

アフロディーテは?

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