ライナー「クリスタは乗馬が上手い」(38)

とある日の夕食後。

夜の七時過ぎだっただろうか。

空は薄暗く、当然のことながら辺りに人の気配は無かった。

そこが馬小屋だったからだ。

馬小屋の干し草の上で、四つん這いのライナーの上にクリスタは跨がっていた。

ライナーは全裸で、口にギャグボールを噛まされていた。

普通の馬は衣服を纏わず、喋らないからである。

クリスタは私服姿でスカートの下には下着しか身に付けていなかったため、ライナーの背中はほとんど直接クリスタの素肌の感触を感じることができた。

ゼリーのように柔らかで冷んやりとしたふとももに、薄い布を隔てただけの秘部。

ライナーの陰部は今にも張り裂けんばかりに怒張していた。

しかしライナーの陰部が臨戦状態になっていたのは何もクリスタの素肌を感じていたからという理由だけではない。

倒錯的なシチュエーション。

これが何よりライナーを興奮させていた。

ライナーにとってクリスタは女神であり、天使であった。

金髪に青い目、陶器のような白い肌。
そして何よりもその慈愛に満ちた性格は、男女問わず魅了させられた。

ライナーもその一人だった。

クリスタは華奢な見た目に違わずか弱かった。
女傑揃いの訓練兵団の中では目立つ存在で、兄貴分らしくライナーは彼女に対して庇護欲で満ち溢れていた。

しかしライナーは今はクリスタの尻に敷かれ、口はギャグボールで情けない声しか出せず、陰部は行き場のない先走り汁を滴らせていた。

「ライナー、最近はすごく大人しいんだね。前みたく抵抗しなくなったし」

クリスタは言った。

しかしその問い掛けにライナーは返事をすることはできない。

ギャグボールを噛まされているからというのもあるが、少しでも口をきこうものならクリスタに鞭で尻を叩かれてしまうからだ。

ライナーは以前何度も『馬』の状態で口をきこうとした所為で、クリスタに躾と称して鞭で尻を叩かれた。
家畜用の鞭で叩かれたライナーの尻は赤く腫れ上がり、未だに血が滲んでいた。

そして今後二度と口をきけないようにライナーにはギャグボールが施された。

「お尻を叩いちゃったのは本当にごめんね。痛かったよね…」

クリスタはライナーの尻を優しく撫でる。

「ライナー、最初の方はあんなに恥ずかしがってたもんね…」

「でも、もう何も恥ずかしがるようなことじゃないんだよ?だってライナーは私の馬になったんだもん!」



(クリスタの笑顔…結婚したい)

どうしてこんなことになってしまったのか。

俺はごちゃごちゃに絡まる意識を必死で整理させて、あの日のことを必死に思い出そうとしていた。

そうだ。

あれは何も変わったことがない、いつもと同じ一日の終わりに起きた出来事だった。

あれもたしか夕食の後だった。
発端はコニーだ。

コニーがベルトルト達と話していた背中にいきなり突進してきた。

ライナー「ごふっ!!?」

コニー「あっ、スマンライナー…痛かったか?」

ライナー「痛いも何も夕食全部吐きそうになったじゃねーか!とりあえず食堂で暴れるのは危ないからやめろ」

コニー「わりぃ…ただライナーにちょっと頼み事があってさ」

ライナー「頼み?宿題の手伝いならもうやんねーぞ」

コニー「ちげぇよ!!そうじゃなくてさ…ライナーって身長高いし筋肉あるから肩車してくれないかなーって思ったんだよ!」

ライナー「肩車?」

コニー「俺さ、兄弟の一番上だったから弟達を肩車したことはあっても肩車されたことは無いからやってみたかったんだ!ライナーならできるだろ?」

ライナー「しょうがねぇなあ…屈んでやるから乗れ。頭ぶつんなよ」

コニー「おう!…よっ、と」

コニー「…ってこれすげえ高い!!今の俺はベルトルトより高いぜ!!」

ライナー「おい本当に大丈夫か?頭に注意しろよー」

コニー「わかってるって…いてっ!」

ライナー(言ったそばから…)


ああそうだ。
そういえばこんな会話をしたような記憶がある。

そして問題はここからだ…ユミルと、クリスタが来てからだ。

あの日のクリスタはいつも通り女神だった。

少なくとも俺も馬に見たてて可愛がるような特殊な性的嗜好は持っていなかったはずだ。

何故かコニーが肩車から俺が馬のように四つん這いになってコニーがその上に跨るという遊びに変更した頃にユミルとクリスタはやってきた。

ユミルはこれじゃ乗馬じゃなくて乗ゴリラじゃねぇかとゲラゲラ笑っていた。
そしてその横にいたクリスタはユミルに対してもーユミルったら失礼でしょ!といういつもの会話をしていたような記憶がある。

そしてここでユミルはクリスタに対し、「お前もライナーの上に乗ってやれよ、クリスタは乗馬が上手いもんな」とかなんとか言っていた。

その時クリスタは上に乗るなんてライナーに申し訳ないとか大きな音を出したら教官に見つかっちゃうとか言っていたが、俺はクリスタに乗ってもらえるのは悪い気はしないため歓迎した。

渋々クリスタが俺の四つん這いの背中に乗ったとき、何故か言い出しっぺであるユミルに睨まれた。

修正

×俺も馬に見たてて可愛がるような
○俺を馬に見たてて可愛がるような

クリスタは軽かった。

とても兵士の体とは思えないやわらかで華奢な体。

俺は変な気を起こさないように必死で教官のヌードを想像していた。
近くに厄介な番犬もいたしな。

俺が賢者になろうと頑張っている上で、クリスタは明らかに『何か』に目覚めていた。

今だからこそわかるが、その時のクリスタの息が熱く呼吸が乱れ、汗で体が湿っているのがその小枝のような太ももからも感じられた。


あの日から今の関係になるまでそう時間はかからなかった。



クリスタは微笑んだ。

その微笑は表情だけなら誰が見ても女神そのものだった。

しかし今のクリスタの中にあるものは抑え難い倒錯的な欲求だけだった。

「ハァ…そろそろ余興はいいかな。ねぇライナー、いつものしよっか」

ライナーの陰部はクリスタのその言葉を聞き、今まで以上に怒張した。

ライナーはクリスタを変態だと思いながらもクリスタから施される行為に自身もまた興奮し、期待していた。

「ライナーのソレ、もうこんなにおっきくなってる…でも最初はこっちからだよ?」

そう言いながら、クリスタは白いショーツを脱いだ。

クリスタは椅子にこしかけて、ライナーに見せつけるように股を開いた。

遠目からでも今までの行為に彼女が高揚していたとわかる証拠に、秘部がテラテラと濡れそぼっていた。

「ライナー…もっとちゃんと見てもいいんだよ?ほら、私の恥ずかしいところがこんなにビショビショに濡れてるでしょ?」

クリスタは自らの指で秘部を広げてみせた。

その動作にライナーは目を見張る。
ライナーは手足を拘束されているわけではないが、一切手を出そうとしないのは日頃の家畜としての躾の賜物だった。

「じゃあ口にそれ付けたままだとできないから外しちゃおっか」

クリスタはライナーのギャグボールを外す。

ギャグボールはライナーの唾液で汚れていたが、クリスタはそれを愛おしそうにさわった。

「ライナーがいい子にしてたご褒美だよ。私のここ、いっぱい舐めていいからね」

クリスタから許可が出た瞬間、ライナーは待ってましたとばかりにクリスタの秘部に顔をうずめ、じゃれつくような太ももに顔をすりつけた。

クリスタもそのライナーの行為を愛おしそうに眺め、頭を優しく撫でた。

クリスタの秘部は新緑の草原を思わせる薄い性毛に覆われており、心地よい匂いがした。

ライナーがクリスタの敏感な部分を舐めると、クリスタはひゃんっと小さい声を鳴らして腰が軽く跳ねた。

「あんっ…もういきなりそんなところから舐めるなんてぇ…ライナーも私の気持ちいいところわかってきたんだねっ…んっ」

ライナーは犬のようにクリスタの秘部を舐め続けた。
その度にクリスタの秘部からは愛液が流れ出てきて、止まらなくなってきた。

時々充血し勃起した花芯を刺激すると今まで聞いたことのないような嬌声を上げて身悶えた。

「ライナーっ!もうだめぇ!!子宮がキュンキュンしてきちゃってるからぁ…あぁっおかしくなっちゃうよぉ…!!」

そしてライナーがクリスタの敏感な部位を刺激した途端、クリスタの秘部から勢いよく愛液が吹き出した。

「ひゃあああん!!いっちゃうぅ!いっちゃうよぉ…!!私の恥ずかしいところもっと見てぇっ!!」

クリスタは体を激しく痙攣させながら絶頂した。

疲れた

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