まどか「QBに恋をさせてみたい」(144)

マミ「……恋?」

まどか「QBって、自分で感情がないって言ってるじゃないですか」

まどか「そんなQBに本当に感情がないかどうか、確認するなら恋をさせるのが一番だという結論に達したんです」

マミ「飛躍しすぎじゃないかしら」

さやか「そこで、どうすればQBに恋させられるかってことを経験豊富そうなマミさんに相談しに来たんです」

マミ「そ、そうなの…?経験豊富って……」

さやか「やっぱマミさんぐらいになると、そういうのも達人の域に達しちゃってるんじゃないですか~?」ニヤニヤ

マミ「やあねぇ、そんなことないわよ」

まどか「またまた~、謙遜しなくてもいいですよ~」ニヤニヤ

マミ(マジで恋とかしたことないわよ…映画のキスシーンでさえ飛ばすようなこの私が経験豊富とは、よくもまあそんなことが言えるわね)

さやか「それでいったいどうすればいいと思います?」

マミ(そんなこと分かるわけないじゃない…ここは無難に答えておくべきね)

マミ「まず基本は情報収集よね。QBが好みの女の子について聞きださないと」

まどか「あっ、それなら昨日のうちにやっておきました」

マミ「えっ」

まどか「だって基本ですから」

マミ「そ、そうよね、基本だものね」

以下回想

QB「はあ?好みの女の子?そんなのあるわけないじゃないか」

QB「そもそも地球人達の恋愛感情というものが、僕には一番理解できないんだ」

QB「地球人の女の子なんてどれも一緒さ」

QB「ま、あえて君たちの質問に答えてあげるとするなら、魔法少女の素質を持った子がいいよね」

QB「勿論恋心とかじゃなく契約してもらうためだけど」

回想終わり

さやか「というわけで、素質を持ってるなら誰でもいいというとんだプレイボーイっぷりなのですよ」

まどか「どうすればいいですかね?マミさんなら何かいいアイディアがあるんじゃないかと思うんですけど」

マミ「いいアイディアねえ……」

マミ(あるわけないじゃない。あったらとっくに私にだって彼氏の一人くらい……ここも何とか無難に返さないと)

マミ「QBは恋の素晴らしさを理解できていないのでしょう?だったら、理解させてあげればいいのよ」

まどか「なるほど~」

マミ「美樹さん、あなた確か恋する乙女よね?QBをふん捕まえて恋愛の素晴らしさをたっぷり語ってあげるのよ!」

さやか「なるほど!流石マミさん、頼りになります!」

まどか「それじゃあ、お邪魔しました」

バタン

マミ「何とか帰ってくれたわね…でもこの調子じゃまた来るんじゃないかしら」

翌日
~~~~~
さやか「――であるからして、恋愛というものがいかに素晴らしいかというのが理解できたんじゃないの?」

まどか「どうなのQB!?」

QB「どうと言われても、そんな説得で理解できるなら僕はとっくにできているはずさ。何年この地球にいると思ってるんだい?」

QB「そんなことよりまどか!この縄をほどいておくれよ!そして僕と契約して、魔法――」

ほむら「そこまでよこの淫獣」バンバン

QB「グェァ」

さやか「あーあー、死んじゃった」

ほむら「大丈夫よ、奴らは何度でも蘇る…ところで、一体あなた達は何をしていたというの?」

まどか「実はかくかくしかじか……」
~~~~~

マミ「つまり、駄目だったと?」

まどか「いえすざっつらい」

さやか「というわけで、再びマミさんに相談にやってきた次第であります」

マミ「そう……それで、どうして暁美さんまでここに?」

ほむら「まどかとQBを接触させるわけにはいかないもの」

ほむら「あとおもしろそうだから」キリッ

マミ(そっちが本音か)

まどか「マミさん、他にいい案はありませんか?」

マミ「そんなこと言われてもね…私だって恋のキューピッドじゃないんだし……」

う~~ん……

まどか「そうだ!ちょっとみんな待っててね、すぐ戻ってくるから」

タッタッタッ ギィ~バタン

マミ「出てっちゃった」

10分後

まどか「愛の魔法少女鹿目まどか!何やら異様に可愛い姿で見~~~~参!!」ヘンシーン

ほむら「」ピシィ

さやか「なにまどか!?QBと契約しちゃったの!?」

マミ「どうしてそんなこと……願い事は何にしたの?」

まどか「ティヒヒヒ、実は私を恋のキューピッドにしてもらうようにお願いしたんです」

さやか「キューピッド…?」

マミ「どういうことなの?」

ほむら(まどかががががががががが)

┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼-  ̄Tフ ̄Tフ __ / /
  _ノ   _ノ   _ノ ヽ/|    ノ    ノ       。。

       /\___/ヽ
    /ノヽ       ヽ、
    / ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ
    | ン(○),ン <、(○)<::|  |`ヽ、
    |  `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l  |::::ヽl  
.   ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/  .|:::::i |
   /ヽ  !l |,r-r-| l!   /ヽ  |:::::l |
  /  |^|ヽ、 `ニニ´一/|^|`,r-|:「 ̄

  /   | .|           | .| ,U(ニ 、)ヽ
 /    | .|           | .|人(_(ニ、ノノ

ほむほむの寿命がマッハ

まどか「私の武器は弓なんだけど、この矢で傷つけられた人は恋に落ちちゃうらしいの」

まどか「こうやって矢を具現化して…これで先ず誰かを射る、その矢を使ってさらに誰かを射る」

まどか「するとなんと!その二人はラブラブになっちゃうってことなの!どう?すごいでしょ!?」

さやか「ほんとに恋に落ちるの?なんかいまいち信用できない……」

マミ「確かにねェ…実際に見てみないことには」

まどか「じゃあ、最初はさやかちゃんに撃ってあげるね」

さやか「えっ、あたし!?いやいいよ~なんか怖いし…」

まどか「遠慮しないで~。えいっ!!」

チュイン

さやか「ウグゥッ!?」グサッ

ドサッ

さやか「……」ピクピク

マミ「…………み、美樹…さん…?」

まどか「……よいしょっと」ザクッ

まどか「……じゃあ、この矢でマミさんを……」

マミ「ティロッ!!!」ヘンシーン

マミ「フィナー――」

まどか「ストップマミさん!こんなところでそんなもの撃ったら――」

マミ「美樹さんみたいに死んじゃうよりましよ!」

まどか「いや、まだ死んでないし……」

まどか「じゃあ、あそこでさっきから固まってるほむらちゃんにしよっかな」

ほむら(!?まずい!こんなところで美樹さやかとつがいなんて死んでもゴメンだわ!避けなきゃ…!)

まどか「えいっ!」チュイン

ほむら「時間停止」カチリ

ほむら「巴マミ……あなたの犠牲は無駄にはしないわ…せめて私の身代わりとなって散りなさい」

ほむら「停止解除」

すごく腹黒いです

マミ「グハァッ!?」グサリ

まどか「あれ?ああ~、ほむらちゃんずるい!時間止めるのなしだよ~」

ほむら「まどかの頼みといえど、それだけはお断りよ」

ほむら(私の運命の相手は決まっているもの…そう、まどか!あなたよ)

まどか「もう…ところで、これで二人ともラブラブになったはずだけど……」

さやか「……」ピクピク

マミ「……」ピクピク

まどか「……まずは傷を治さなきゃだね」

ほむら「でたらめすぎるわ」

ちょっと飯にしてくる

ほむ

さやか「いや~、割とマジで殺されたかと思ったわ」

マミ「鹿目さん!危険すぎるから弓使うの禁止ね!分かった?」

まどか「は~い…」シュン

さやか「まったく…じゃあ、まどかもほむらも、そろそろ帰ってよ」

まどか「えっ?なんで?」

マミ「なんでって…言わせるつもりなの…///」

さやか「その…なんていうか、二人っきりにしてほしいかな~、なーんて///」

ほむら「まさか…!本当に二人がラブラブになってしまったというの!?」

マミ「うふふふ」 さやか「たはは」 ラブラブイチャイチャ

ほむら「こ、これは本物のようねまどか」

まどか「だから言ったでしょ!私は恋のキューピッドになったんだって」

ほむら(信じるしかないわね……なぜかしら、イチャついてる二人を見てるとイライラというかムカムカというか…)

ほむら「ぞっとするわね…」

ほむら「ねえまどか、元に戻す方法はないの?なんか恋人繋ぎしてる二人を見てるのが辛いのだけれど」

まどか「ええ~、もう少し見てようよー」

マミ「美樹さんは髪サラサラね」

さやか「もう、マミさん……二人の時は、さやか、って呼んでくださいよ///」

マミ「あらあらうふふ」

まどか「……やっぱり元に戻そうか」

ほむら「そうしてくれると助かるわ。で、どうすればいいの?」

まどか「簡単だよ、この矢を折っちゃえば」ポキッ

マミ「さやか……」

さやか「マミさん……」

さやか「手ェ離しませんか?」

マミ「あらっ、ごめんなさい!私ったら、どうしてあんなことを///」

さやかも真っ黒だ

まどか「この通り元通り」

さやか「なんだろう、すごくいけないことをしていたような…」

マミ(危なかったわ…私の初めてが美樹さんに奪われるところだった……)

ほむら「すごい力ね、まどか。それで、これからどうするの?」

まどか「ティヒヒ、もっちろん!QBを射ぬくよ!」

さやか「笑顔でさらっとすごいこと言ってるよ…」

まどか「さっそくみんなで探しに行きましょう」

タッタッタッ

ほむら(……このまどかの力……どうにかして私に仕向けられないかしら?)

とある公園

QB「やあまどか、どうしたんだい?契約してさっそく魔女退治でもするのかい?」

まどか「ウェヒヒ、ちょっとQBにお願いがあってきたんだ~」

QB「そうなのかい?……それで、どうして矢じりを僕に向けているんだい…?」

まどか「ティヒヒヒ」ニッコリ

QB「な…何か言ってくれないかな…?矢じりを向けないでくれるかな?」

まどか「えいっ!」チュイン

QB「あっぶな!!!どうしたんだい、まどk――あぶな!!」

さやか「もうQB!避けちゃダメでしょう!」

QB「えっ、僕が悪いのかい!?そんな馬鹿な――うわっと!」

まどか「もう、当たらないなー…ほむらちゃんお願いできる?」

ほむら「任せて」

カチリ

ほむら「これでよし」ガッシリ

ほむら「停止解除」カチリ

QB「あれ?いつのまに暁美ほむらに抱きかかえられてしまったんだ!?そして高々と上げられてるんだ?」

まどか「いっくよ~!」チュイン

マミ「ちょっと鹿目さん、弓を使っちゃったら…」

ボギャァ

QB「グェァ」

まどか「あっ」

さやか「木っ端微塵に吹き飛んじゃった」

マミ「だから言ったのに…どうするのよ?」

ほむら「…………きゅ」

まどか「きゅ?」

ほむら「QBが死んじゃったああああああああぁァァァァァァァァぁ!!!!」

マミ「……暁美さん?」

ほむら「QBがぁ、QBが死んじゃったああああ!!!」ポロポロ

さやか「もしかして!ちょっとほむら、手見せて!」

さやか「やっぱり…手にかすり傷がある」

まどか「ってことは、ほむらちゃんと、QBがラブラブの恋仲になっちゃったってことだね!」

さやか「いや喜べないでしょ!QB死んじゃったし!」

マミ「でも、QBなら変わりはいくらでもいるじゃない?暁美さん」

ほむら「でもぉ!あのQBは…あのQBは一人しかいないのよぉ…!」グスグス

まどか「こりゃ重症だね…見てて面白いけど」

マミ(鹿目さんさらっとひどいこと言うのね…)

さやか「あたし飛んでった矢探してくるね」

さやか「確かこの辺に…あったあった」

さやか「いやあ、しかし……ここで折るのはもったいないな~」

さやか「……ほむらがいったいどんな顔して元に戻るのか…」

さやか「ものすご~く見たい!」


さやか「というわけで、このまま持ってきました」

マミ「美樹さんまで……」

ほむら「QBぇ……どうして死んじゃったのぉ…」

まどか「まあまあほむらちゃん、落ち着いて…ね?」

ほむら「……まどかが」

まどか「?」

ほむら「まどかがQBを殺したのよおおおおおぉぉぉぉおおお!!!!!!」チャキン

さやか「やばっ!ほむらストップストーップ!」ポキッ

さやか「危なー、もうちょっとでまどかが撃たれるとこだったじゃん」

ほむら「なぜかしら…すごく…ものすご~く嫌な悪夢を見ていた気がするわ」

まどか「よかったほむらちゃん、元に戻ったんだね」

ほむら「はっ!まどか、ごめんなさい!私こんなつもりは…こんなつもりはなかったの!」

まどか「いいんだよほむらちゃん…ほむらちゃんが元に戻ってくれただけで、私、とっても嬉しいから」ニコッ

ほむら「マドカァ…」

まどか「ホムラチャン…」

さやか「いやいやいやいや、もとはと言えばまどかが原因でしょ」

マミ「鹿目さんが怖い」

まどか「それにしても、かすり傷でも効果があるんだ……」

まどか「……」ウズウズ

さやか「さ、QBもいなくなったし今日はもう帰ろっか」

マミ「そうね。なんだかすごく疲れたわ」

ほむら「さあ、まどかも帰りましょう」

まどか「……えいっ」 ほむら「っ!」チクリ

まどか「えいっ」 さやか「痛ッ」チクリ

ほむさや「「あっ……///」」

マミ「か……なめ……さん?」

まどか「溢れる衝動を抑えきれず」

マミ「もうやだこの子」ブワッ

マミ「もう!勝手に人の気持ちをもてあそんじゃいけません!」ポキッ

まどか「ごめんなさい…」

ほむら「まどか……なんて恐ろしい力を手に入れてしまったの…」

ほむら(これは早めに私に惚れさせなければ…一体どんな輩とくっつけられるか分かったものじゃないわ!)

さやか「お願いだから私達で遊ばないでね」グッタリ

まどか「分かってるよ~」ティヒヒ

さやか(信用できねー)

翌日

まどか「見つけたよ~QB~」ジリジリ

QB「昨日から一体何なんだよ、まどか!わけがわからないよ」

マミ「そういえばQBに恋を芽生えさせるんだったわね」

さやか「危うく当初の目的を見失うところだったね」

ほむら「昨日は見失いすぎていたけれど」

まどか「大丈夫だよQB、痛くないよ。ただちょっとチクッとするだけだから…ね?」

QB「得体が知れないから嫌なんだよ!」

まどか「大丈夫だってー、QBに恋させられるか実験するだけだから…ね?」

QB「そんなの無理に決まってるじゃないか…ちょ、ま、無理だって言って…だ、誰かー!誰かー!」

杏子「待った待った!おまえら一体何してんだよ?」

まどさや「誰?」

QB「ありがとう杏子!助かったよ!」

杏子「なんか昨日からQBが必死こいて助けを求めてたから来てみれば…どういうことなんだ?」

ほむら「待ちなさい杏子。これには深い事情があるのよ」

杏子「なんであたしの名前を…って、マミが教えたのか」

マミ「違うけれど…佐倉さん、話を聞いてくれないかしら?」

杏子「フン…場合によっちゃあ、ただじゃおかないけどな」

実はかくかくしかじかという理由で……

杏子「どういうことだおい…QBに恋させるだと?」

杏子「すげー面白そーじゃねーか!」

QB「えっ」

「誰かーっ」てなんかいいな

QB「あの…杏子…?」

杏子「いつも素っ気ないQBが恋に落ちてドキドキわたわたあれでもないこれでもないと悶々とするんだろ?」

杏子「超見てー」

まどか「それなら、この子にも協力してもらおっか。私が愛の魔法少女鹿目まどかっていうの、よろしくね」

さやか(愛のって……)「あたし美樹さやか」

杏子「佐倉杏子だ、よろしくな」

ほむら「さあQB、覚悟しなさい」

マミ「QB?恋ってきっと素敵なの…だから大人しくした方がいいわよ?」

QB「だめだこいつら…早く、なんとかしないと……」

杏子「……でもよぉ、いまいち恋のキューピッドってのが信じらんねーんだよな」

杏子「ほんとに効き目あんのか?」

まどか「…それじゃあ、試してみよっか?」ウズウズ

マミ「ああ、また鹿目さんが暴走しそうな予感……」

ほむら「私は遠慮するわよ」

さやか「右に同じ」

まどか「じゃあ、やっぱりマミさ――」

マミ「ティロ!――」

まどか「――はやめといて…ええ~、それじゃあいったい誰にすれば……」

杏子「なんでもいいから早く見せてくれよ~」

まどか「なんでもいいんだ?…それじゃあまず杏子ちゃんに、えいっ!」

杏子「うぉ、そうやんのか…」チクリ

まどか「あとは…杏子ちゃんの槍~」ガリッ

杏子「えっ」
マミ「えっ」
ほむら「えっ」
さやか「えっ」

マミ「物でも行けるのかしら…」ヒソヒソ

さやか「さ、さあ~…」ヒソヒソ

杏子「あっ///あたしの、相棒…///」

まどか「すごい!物でもいいんだ!」

ほむら「知らずにやったというの…!?」

杏子「ハァハァ…こんな近くにいてくれたのに、今までこの魅力に気がつかなかったなんて…」

杏子「鋭く光る先端…なめらかな刃…綺麗な木目…ずっしりと立派なこの姿…!」

杏子「た…たまんねー///」ペロペロ

さやか「うわぁー……うわぁー」

マミ「もうどうすればいいのか分からないわね」

ほむら「なかなかの舐めっぷりね…とても初めてとは思えないわ」

杏子「ハァハァ…」スルリ

さやか「ちょ!なんかパンツ脱ぎ始めたんだけど!?」

杏子「アイ棒…///」

ほむら「そして刃じゃない方を股に向けてるわね」

マミ「流石に止めなきゃ!」

まどか「ええ~、ここからがいい所なのに~」

マミ「駄目ったら駄目!あなた達にはまだ早いわ!」ポキッ

さやか「なるほど~、私達は駄目でもマミさんなら大丈夫というわけですね」ニヤニヤ

マミ「そんなつもりじゃ…///」

ほむら(まどか…ここから先の展開を知っているというの…!?)

杏子「はっ!あたしは一体何を…って、なんでパンツ脱げてんだよ!?」

まどか「やだなー杏子ちゃん、自分で脱いだんじゃない」

杏子「マジか…あぶねー、あんなものにあたしの初めてが奪われるところだったぜ」

まどか(初めてなんだ)
さやか(初めてなんだね)
ほむら(初めてだったの)
マミ(良かった…仲間がいて)

杏子「とにかく!効果はよく分かった!で、QBはどこ行ったんだ?」イソイソ

……

ほむら「逃げたわね」

さやか「しまったー!こんなところで油売るんじゃなかった」

杏子「どういう意味だ!」

まどか「しょうがないね、みんなで手分けして探そう」

マミ「そうね。そうしましょう」

マミ「見つけたら鹿目さんを呼べばいいのかしら?」

まどか「それってちょっと面倒だから…そうだ!矢をみんなにあげますね」

シュイーン

まどか「はいマミさん、さやかちゃん、ほむらちゃん、杏子ちゃん」

杏子「へー、量産できるんだ…」

マミ「それじゃあ、各自見つけたらQBをこれで刺せばいいのね」

マミ「ところで、QBを一体誰に恋させればいいのかしら?」

まどか「うーん…それはまたみんなで考えたらどうですか?」

杏子「そうだな。そんじゃあ、いっちょ探しに行きますか」タッタッタッ

マミ「私は向こう探すから、鹿目さんはあっちをお願い」タッタッタッ

まどか「はーい」タッタッタッ

さやか「……」

ほむら「……」

さやか「探しに行かないの、ほむら?」

ほむら「待って、今どうすればうまく(まどかを)刺せるか考えているの…」

さやか「そうなんだ…あのさ!あたし、急に用事を思い出しちゃったんだけど、帰ってもいいかな?」

ほむら(……なるほど、上条恭介のところに行くつもりね…)

ほむら「それなら仕方ないわね、こっちは任せてちょうだい」

さやか「さんきゅーほむら。ちょっと行ってくるね」タッタッタッ

ほむら「行ってしまった…とにかく、私もまどかを追いかけないと!」

マミ(はぁ、一体どこに行ったのかしら)

マミ(見つけたわ!……でも、よりによって人通りの多い中に…!)

QB「やれやれ、見つかってしまったか…だが、こんな人の多い所で僕を捕まえることができるかな?」

QB「君たち人間はこういう公衆の面前で目立つ行動は避ける傾向が強いようだからね」

マミ(確かに…ちょっと厳しいかも)

杏子「見つけたぞQBぇ!」

QB「マジか」

杏子「おらおら、どけどけー!てめえ、逃げんじゃねー!」

マミ(……他人のふり。他人のふりをするのよ…)

杏子「おいマミ!ぼさっとしてねーで追いかけろよ!」ビシィ

ナンダナンダ ダレカユビサシテタヨネ アノコジャネ? ザワザワ

マミ「……もうどうにでもなれ」

杏子「フフン、ようやく追いつめたぞ!」

QB「ま、待つんだ杏子!こんなことをしても何の意味もないよ!だからやめるんだ!」

杏子「意味がないんなら大人しく刺されればいいだろ?それを逃げるってことは、つまり誰かに恋するのが怖いんだな!」

QB「怖いとかそういう問題じゃないんだ!感情を持つって言うのは、精神疾患のようなもので、そういうのを避けるのは一個体として当たり前というか…」

杏子「ごちゃごちゃ言ってねーでさっさとこっちにこいよ!」

QB「……分かった、負けたよ。今そっちに行くから」

杏子「ようし、いい子だ…」

QB「ああ!あんなところにグリーフシードが!」

杏子「何ィ!?」

QB「今だ!」ダッ

まどか「そうはいかないよ」ガシッ

QB「オゥ」

まどか「さあQB~、ちょっとじっとしててねー」

QB「や……やめろおおおーーーーー!!!!!!」

チクリ

カチリ

ほむら「ハァハァ…ようやくまどかに追いついたわ。そしてつい時を止めてしまった」

ほむら「……」ゴクリ

ほむら「えいっ!」チクリ

ほむら「そしてまどかも!」チクリ

ほむら「フフ…フフフフ…!やったわ!ついにまどかと結ばれるのね!」

カチリ

まどか「あっ……」ドサッ

QB「は、離してくれた…だがもう刺されてしまった…僕は一体どうなるっていうんだ!?」

ほむら「マドカァ!」

まどか「ホムラチャン!」

ガバァ

ほむら「いたっ」

まどか「あ」

まどか「QBのが刺さっちゃった」

ほむら「」ピシィ

まどか「でもそんなのどうでもいい…!ほむらちゃんだぁい好きぃ!」ダキッ

ほむら「私もよまどか……でも…」

QB「暁美ほむら…君が今まで僕を何度も殺してきた…あれは僕への愛情表現だったんだね!」

杏子(そうなの…?)

ほむら「ええ、そうよ!」

杏子(そうなの!?)

まどか「ちょっとQB、邪魔しないでよ!私とほむらちゃんは運命の赤いリボンで結ばれてるんだから!」

QB「まどかこそ僕の邪魔をしないでくれるかな!今こそ暁美ほむらを僕のものにするんだ!」

ほむら「やめて二人とも!私のために争わないで!」

杏子「どうすりゃいいんだ」

QB「まどか!君にほむらは似合わないよ!そもそも雌同士が恋仲になること自体、どうかしてるよ」

まどか「そんなこと関係ないの!私達が愛し合っていれば、例え世界を敵に回してもいいの!」

QB「確かに君が魔女になればそれくらいの力はあるだろう…だが!そうなってしまえばもはやほむらとは暮らせない!僕の方が有利さ!」

まどか「ふん!宇宙人なんかより、人間同士の方がよっぽどに会ってるよ!ねーほむらちゃん?」

ほむら「二人ともやめて!私は…私は二人が好きなの!でも、どっちも大切すぎて、どうすればいいか分からないのぉ…」グスグス

まどか「ちょっとQB!何ほむらちゃんを泣かしてるの!」

QB「それはこっちの台詞だよ!なんてことをしてくれたんだ!」

ガヤガヤドヤドヤ

マミ「やっと見つけた……って、一体何事なの?」

杏子「説明してやるよ…」

もう皆で円作って一斉に前の人刺せ

マミ「なるほど、不思議な三角関係になっちゃったわけね」

杏子「なんとかしてくれよ、マミ。見てて面白いけど、なんつーか…気持ち悪いんだよ」

マミ「そうね。QBに恋させることには成功したみたいだし、もういいわよね」

マドホムキュゥザワザワ

マミ「ちょっと失礼、矢を借りるわよ」

ほむら「あ!駄目!」

ポキッ

QB「……僕は何をしていたんだろう」

ほむら「巴マミ…あなたはなんてことをしてくれたの…?よりによって私とまどかの矢まで!」

まどか「まさか自分がこんなことになるなんて…」

QB「ありがとうマミ!助かったよ!」

まどか「ありがとうございますマミさん、なんだか大変なことになってたみたいで…」

マミ「どういたしまして……暁美さん?」

ほむら「許さない…私とまどかの愛の結晶を…よくも!」チャキン

まどか「やめて、ほむらちゃん!」

ほむら「でも」

まどか「それより、なんで私を刺したの?」

ほむら「……えっ」

まどか「納得のいく理由で説明してくれるかな?」ニッコリ

ほむら「」ガクブル

マミ「鹿目さんが怖い」

杏子「こんなやつだったのか…」

まどか「……なるほど、つまり私にラブってるというわけなんだね?」

ほむら「ええ。ラヴィンニューというわけよ」キリッ

マミ「暁美さんもこんなキャラだったかしら…?」

まどか「そっか…ありがとうほむらちゃん、ほむらちゃんの気持ち、とっても嬉しいよ」

ほむら「!まどか…それじゃあ、私と付き合って――」

まどか「うん、それ無理」

ほむら「」

まどか「今度こんなことしたら、ほむらちゃんが一章泣いて後悔するような相手とほんっきでくっつけてあげるからね」

ほむら「……ごめんなさい」

マミ「まあまあ、それくらいにして。QBに恋させることもできたし、実験は成功じゃない!」

杏子「なんか、置手紙置いて逃げた」

マミ「QBが?」

杏子「QBが」

マミ「どれどれ……」

もう君達にはついていけないよ
また変な実験に付き合わされる前に、僕はここから旅に出ます
二度と会うことはないでしょう…

インキュベーター

追伸:まどか、絶対に魔女になってね!

マミ「……だそうよ」

ほむら「あの淫獣め、もっといじめておけばよかったわ」

杏子「もういいじゃんか、全部終わったんだし」

杏子「それよりマミ、なんか食わしてくれよ。腹減った」

マミ「そうね、みんなでうちにいらっしゃい……そういえば、美樹さんはどこかしら?」

ほむら「彼女は急にお腹が痛くなったとか行って帰ったわ」

マミ「そうなの…?」

まどか「もったいないなー、せっかくQBの面白いところが見れたのに…」

マミ「イコール鹿目さんの面白いところでもあったわけだけれどね」

ほむら「さて、行きましょうか」

杏子(……そういえば、結局あたしの矢は使わなかったわけだが…何に使おっかな~)

一方その頃、上条恭介の家はまさに修羅場だった

さやか「……なんで仁美がここにいるわけ?」

仁美「嫌ですわさやかさん、クラスメイトのお見舞いに来るのは当たり前ではなくって?」

さやか「へぇ~、その割には随分仲が良かったというかイチャイチャしていたというか…」

恭介「あの、さやか…?誤解しないでほしいんだけど、僕は別に」

さやか「恭介は黙ってて」ギロリ

恭介「はい」

仁美「……それで?さやかさんもお見舞いですの?」

さやか(大丈夫…来る途中であたしに傷は付けてある……あとはこれで恭介を刺せば、ミッションコンプリート!)

仁美「それではわたくしはそろそろ帰りますので…」

さやか(今だ!)

さやか「恭介!くらえええ!デスティニーーー!!!!!!」

恭介「えっ!?」

仁美「!?危ないですわ、上条君!」ザクッ

さやか「あっ」

仁美「さやかさん!一体どういうおつもりで……ですの…………」

仁美「素敵」ポッ

恭介「えっ」

さやか「可愛い」ポッ

恭介「えっ」

さやか「あのさ仁美…その、よかったら、これから、うちに来る?…なーんて///」

仁美「さやかさんったら///大胆なんですのね…///」

さやか「その、手え繋ぐ…?」

仁美「え、ええ///」

恭介「あの、二人とも…?」

仁美「なんですの、あの汚らしい男子わ」

さやか「なんでこんなやつの家に来ちゃったんだろう…あたしって、ほんと馬鹿」

仁美「さあ、行きましょうさやかさん」

さやか「うん、いこっか///」

ギィ~バタン

恭介「わけがわからないよ」

恭介「……が、あれはあれで悪くない」

マミの家

マミ「さあ、たくさんあるから存分に食べてね」

まどか「ありがとうマミさん」

杏子「うめー」

ほむら「くっ…巴マミさえいなければ、今頃私とまどかは…」ブツブツ

まどか「何か言った?」

ほむら「別に」

杏子(さーて、せっかくの面白そーな矢……一体何に使おうかな)

杏子(人同士なら性別は関係ないみたいだし、何より見ててゾワッとするからなし)

杏子(人と物はあたしですでに体験済み…)

杏子(となると残りは、あれしかねーかな)

杏子「なーマミ、ちょっとソウルジェム見してくんねー?」

マミ「別にいいけど…何に使うの?」

杏子「へへっ、それはな…こうすんのさ!」グサリ

マミ「グフゥッ!」

杏子「やべっ、ちょっと強すぎたかな…そんでマミにもそりゃっ!」グサリ

マミ「ゲフゥッ!」

まどか「ああ~、杏子ちゃんまだ持ってたんだ、それ」

ほむら「なかなかおもしろそうなことを考えたわね」

杏子「さーて、どうなるのかな?」

マミ「……」ドクドク

杏子「……とりあえず治してやるか」

ほむら「賢明ね」

マミ「もう!佐倉さん!ふざけないでよ!」

杏子「悪ぃ悪ぃって!それよりさ、なんともねーか?」ドキドキ

マミ「何ともって…別に何ともないわよ!」

まどか「ええ~、がっかりだな~」

ほむら「がっかりね、なんにも面白くないわ」

マミ「あなたたち私に変な期待しないでくれる?」

杏子「ちぇっ…さーて、じゃあ飯の続きにするかなぁ」

マミ「そうしましょう。あ、その前に鹿目さん、そこの手鏡とってくれる?」

まどか「これですか?はい、どうぞ」

マミ「ありがとう」

マミ「うふ、やっぱりいつ見ても美しいわね、私」

杏子「ぶはっ」
まどか「」カチャーン
ほむら「ゲホッゲホッ」

杏子の例もあるし早く止めないとオナニーショーが始まってしまうwwwwwww

マミ「素敵だわ、このロール…毎朝丁寧に整えるかいがあるというもの…」

マミ「顔だって世界中のだれにも負けてないほど美しい…」

マミ「そしてこのナイスバディ…ああもう、私って、なんて罪な女なのかしら!」

杏子「ぶっw…くくっ……ちょ、ま、マミ…wwwそれマジで言ってんのかwwwww」

マミ「あら、当然よ。どうかしら?私の料理も世界一美味しいでしょう?何せ私の作った料理だもの!」

杏子「ぶはっwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ほむら「きょ、杏子…w…わら…wwぷくっwww笑いすぎよ……」

まどか「そうだよ~wwwwwwマミさんはなんにもおかしくないですよ…wwwwwwwwww」

マミ「私、こんなに自分が素敵だったなんて思わなかったわ」ウットリ

杏子「やwwwやめろってwwwwwwwwww笑い死ぬwwwwwwwwwwwwwwww」

マミ「はぁ~、今日はなんて素敵な日なのかしら」

マミ「そうだわ!新しい技名を考えないと!勿論みんなの分もカッコいいのを考えてあげるわ!」

杏子「それってwwwwwwwティロ・フィナーレだろwwwwwwwwwwww」

マミ「ふふ、カッコいいでしょう?魔弾の射手である私にぴったりよね」

まどか「確かにwwwwwwwwwwぴwっwたwりwですねwwwwwww」

マミ「暁美さんの時を止める能力にはそうねえ……ディヴァニーロ・デルチェロ(黒い天国の歌姫)なんてどうかしら」

ほむら「ぶっwwwwwwwwwす、素敵だとwwwwwww思いますwwwwwwwww」

杏子「ヤバいwwwwww死ぬwwwwwwwwwwwwwwww」

その後明け方まで巴マミの部屋からは笑い声が絶えなかったという

どっかで見たなその必殺技ww

翌朝

マミ「はあ、今日も素敵な朝ね…そしておはよう、素敵な私」


杏子「結局どうする?おもしろかったからつい放って置いたけど、元に戻すか?」

ほむら「その必要は……」

まどか「必要は?」

ほむら「ディヴァニーロ・デルチェロ!」

杏子「それやめろwwwwwwwww意味分からんwwwwwwww」

まどか「ロッソファンタズマ100(チェント)!」

杏子「ぶっ飛ばすぞwwwwwwwwwwwwwwwww」

まどか「面白そうだからしばらくほっとこう」

ほむら「賛成」

そして一週間、巴マミはこのままだったという
その間にクラスメイトとの距離が縮まったとか離れたとか……

マミ「もういや」



   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
 _/|  _/|    /  . |  |  ― / \/    |  ―――
   |    |  /    |   丿 _/  /     丿

   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|

   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi.
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ

終わり
もうちょっといろんなカップリングを作りたかったけど仕方ない

>>113
一昨日くらいに俺が書いたSSから
新しく考えるの面倒だから使ったったwwww

終わったか もっとさやさやが見たかった

>>120

さやか「はい仁美、あ~ん」

仁美「あ~ん…おいしいですわ!流石さやかさんの手作り!」

さやか「いや~、照れるなー」

まどか「二人に何があったのかな?」

ほむら「大方上条恭介に矢を使おうとして失敗したのね」

まどか「それに周りの空気がおかしいね…朝からざわついてると言うか」

ほむら(そりゃ朝からさやかが志筑仁美をお姫様だっこして教室に入ってくればね…)

ほむら「どうするのまどか?このままにしておくの?」

まどか「なんか…こう……」

まどか「ムカッとするから元に戻そう」

ほむら「良く言ったわまどか」

放課後

さやか「仁美~一緒に帰ろう」

仁美「ええ。じゃあ、その……また朝みたいに…///」

さやか「わかってるって。よっと」

仁美「ふふ、素敵…」ポッ


まどか「さやかちゃん、どこに矢を隠してるのかな?」

ほむら「任せてまどか。ディヴァニーロ・デルチェロを使えば一発よwwww」

まどか「wwwwwwwwww」

カチリ

ほむら「まずは鞄の中ね」

ゴソゴソ

ほむら「……ないわね。ということはさやかの家かしら」

カチリ

ほむら「多分家にあるわね」

まどか「じゃあ、先回りして探そう」

さやかんち

まどか「どこかなー」

ほむら「!まずい、二人が帰ってきたみたいよ」

まどか「えっ!どうしよう」

ほむら「とりあえずベッドの下に」

さやか「ただいまー」

仁美「お邪魔しますわ」

さやか「いやー、今日も疲れたねー学校。なんか知らんけど、腕がパンパンだわ」

ほむら(明らかにお姫様だっこのせいでしょ…)

仁美「さてと、それじゃあ宿題でも――」

さやか「仁美!」ガバァ

仁美「きゃっ!…もう、それは勉強の後ですわ」

さやか「だって、もう我慢できないよ。今日ずっと我慢してたんだよ…?」

仁美「さやかさん…」

ちゅっ


ほむら「なぜかしら。別に二人はどうでもいいのにものすごく腹が立つわ」

まどか「奇遇だねほむらちゃん。私もだよ」

さやか「仁美~」チュッチュ

仁美「ん…ぁ…さ、やかさん…///」スルスル

ファサ

ほむら「どうやら服を脱いだわ」

まどか「ああ~、なんとなく分かったよ私。人がイチャコラしてるのが腹立たしいんだね」

ほむら「なら、私という選択肢が――」

まどか「ない」 ほむら「そうですか」

まどか「ほむらちゃん、なんとかして」


さやか「仁美///胸おっきいね」

仁美「さやかさんこそ…///」

さやか「ハァ…ハァ…///もう駄目、我慢できない!」

仁美「わたくしもですわ…///」

スルスル ファサ

ほむら「パンツを脱いだわ」

まどか「マッパなんだね」

クチュクチュ ハァ、ン・・・アッ…

まどか「ここで出ていったらどうなるかな?」

ほむら「それも楽しい反応になりそうね…だけど、それより面白いのは矢の効果が切れた方だと思わない?」

まどか「ほむらちゃん……」

まどか「天才だね」

カチリ

ほむら「よいしょ…這いずり出てきたわ」

まどか「なるほど、手を繋いでればいいんだね」

ほむら「その、できれば恋人繋ぎでも――」

まどか「矢はどこかな~」 ほむら「ですよね」

まどか「それにしても二人とも大胆……女の子同士はこうやるんだね~」

ほむら「それより早く探さないと」

ゴソゴソ

まどか「あった」

ほむら「でかしたわまどか」

カチリ

さやか「ハァハァ…んぁ、ぁっ…仁美…あたし…も、もう…」

仁美「わたくしも…ハァ、ンァ…んっ…いっ……」

さやか「一緒に…一緒に…んむっ…ぷはっ」

仁美「んちゅ…はぁ、さやかさん…さやかさん…!」

さやひと「んあああぁぁあぁあ~~~!!!」


まどか「どうですかほむらちゃん、お二人のご健闘は?」

ほむら「中々良かったわ…でもそれ以上に苛立ったわ」

さやか「」

仁美「」

さやか「は……あの…えっ……?」

仁美「……な、何事ですの?」

まどか「ティヒヒヒ、さやかちゃんこれな~んだ?」

さやか「!それは私達の運命の矢!」

まどか「正解!そして今からこれを~~~~」

さやか「待って!やめて!それだけは駄目なの!」

ほむら「ああ言ってるけど、どうするまどか?」

まどか「だって、二人の愛は偽物なんだよ?意味ないよね、それじゃあ」

さやか「やめてよまどかぁ…それは、大切なものなの…」

さやか「確かに最初はそれのおかげで始まった恋かもしれない……でも!今はそんなものなくても繋がっていられる絆を手に入れたの!」

さやか「だからそれは折っちゃだめなの!」

まどか「いやいや、矛盾しちゃってるし」ポキッ

ほむら「二人の愛が本物なら…もうこれは必要ないはずよね……」

ほむら「さあ!どうなの二人とも!?これでもまだお互いを愛し合えるというの?」

さやか「……仁美」

仁美「……はい」




さやか「恭介は渡さないから」

仁美「負けませんわ」

まどか「駄目だったね」

ほむら「とりあえず服着れば?」

翌日

さやか「なんか……視線が痛い」

仁美「ですわね」

まどか「自業自得だよ、二人とも」

ほむら(本当の諸悪の根源はここにいるのだけれどね)

恭介「やあ、さやか、志筑さん、おはよう」

さやか「おはよう、元気してた?」

仁美「おはようございます」

恭介「それでさ、二人とも……さっそくなんだけど言いたいことがあってきたんだ…」

さやか「えっ!?」ドキッ

仁美「それって…?」ドキドキ

恭介「うん……」

恭介「こないだみたいに二人でイチャつきながら僕を罵倒してくれないか!頼む!」

さやか「死ねよ」

仁美「見そこないましたわ」

残ったのは変態だけでした


まどか「今度は早乙女先生に使ってあげよう」

ほむら「もうやめたほうがいいわ、まどか」


今度こそ終わる
さやさやを中心にしようとしたら、なんかまどほむっぽくなってしまった
>>120スマンwwwww

恋のキューピッドと言えばラブやんだよね
お前らも読んでみてよ

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