京子「サスペンスドラマごっこしよーぜー」(152)

代行

京子「今回はあかりを目立たせてやろう!」

あかり「えっ、あかりが主役なの?」ワーイ

ちなつ「珍しいですね」

京子「ズバリ!あかり殺害されるのだ!」

あかり「えーっ!」

結衣「どうせそんな事だろうと思ったよ」

あかり「京子ちゃんひどいよー!」

京子「でも目立つんだからいいじゃん」

京子「そして…ほら!」シャキーン

結衣「おいこら。包丁なんてどっから持ってきた」

京子「結衣んち。持って来ちゃった」テヘヘ

4円

ちなつ「京子先輩、危ないですよ、そんなの持って」

結衣「まったく、勝手なことばっかして」

京子「いいからいいから、ほら、始めるよ」

あかり「え、え、あかりはどうすればいいの?」

京子「そこら辺とりあえず立ってて」フフン

京子「深夜の路上、人気のない住宅街」

京子「あかりの前に、一つの影」

つづけるんだ

嫌な予感しか

ちなつ「ひゃああ、結衣せんぱーい!こわいですぅ!」ダキッ

結衣「ちなつちゃん…ほら、京子、怖がってるじゃないか」

京子「私の演技に臨場感があるってことだな」

結衣「演技じゃねーし」

あかり「それでそれで?」

さっきまであったさくひまスレ落ちた?

>>9
ちょっと目を離した隙に落ちてた

10分ぐらいで落ちちゃったね

京子「その影が街灯を受けると腰の高さで何かがギラリと光り」

京子「影は一気に距離を詰めて――うわっ!」ドテッ

プスッ

京子「いてて、転んじゃった」

あかり「……」

京子「? あかり?あかり?」

京子「ねえ、何で寝てるの、あかり」

結衣「おい馬鹿!」

\アッカリ~ン/

そっか残念だ

ちなつ「わ、わ、わ、あかりちゃん!」

結衣「大丈夫かあかり!うわ、すごい血…」

結衣「ちなつちゃん!職員室行って救急車お願いして!」

結衣「あと先生呼んできて!私達だけで何とかしようとしちゃダメだ!」

ちなつ「は、はい!わかりました!」ダッ

やっぱりwwww

何だ・・・師匠シリーズかと・・・

本体のお団子無傷だろ
大丈夫だ

いきなりアッカリ~ン

生徒会室

千歳「この間なー、隣のクラスの子達が花瓶割って先生に怒られたらしいわー」

綾乃「いるのよねー、やる前は大丈夫大丈夫なんて言って事件起こしたら後悔する人」

綾乃「ま、私はそんなお間抜けなまねはしないけどね」

千歳「それでこその綾乃ちゃんやわー」

千歳「でも歳納さんのこととなるとやらずに後悔しちゃうんやろ?」

綾乃「なっ!?べ、別に私は歳納京子のことなんて…!」

支援

千歳「またまたー、綾乃ちゃんってば、行動せずに後悔することになっても知らんでー」

綾乃「…そう、かしらね……うん、千歳の言う通りかもしれないわ」

千歳「そうやでー、本当はもっと歳納さんと遊びたいんやろ?」

綾乃「う、うん。まあ」

千歳「じゃあ今日はもう仕事ないし茶道部室に行こかー」

綾乃「え!?い、今から!?」

千歳「せやでー、善は急げや」

綾乃「じゃ、じゃあ、行きましょうか」

寝れないじゃないか・・・

書きためてからスレ立てろよ…

茶道部室

京子「結衣ぃ、結衣ぃ、あかりが、あかりが」

結衣「ああ、そうだよ」

京子「あかりが…あかりが…」

京子「あかり死んじゃうの。死んじゃう?あかりが死んじゃう?」

京子「私が殺した?ねえ、私が殺したんだよね。私が殺した」

結衣「馬鹿、まだ死んでない!」

結衣「くそっ、この部分じゃ止血とかできないし…」

京子「あかりぃ、あかりぃ……あかりぃ」ポロポロ

京子「……あかりがいなくなっちゃう……う、わ、あ、あ、あ、あ」

京子「あかりが…殺した…私が…私が…」

京子「あかり、あかりあかりあかりあかりあかり…」

結衣「おい、京子」

京子「あかりぃ、ごめんねぇ、あかりぃ、あかりぃ!」ユサユサ

結衣「馬鹿!あかりを揺するな!」

京子「あっ、ごめ…う、うぅ…」

結衣「…京子、ちょっと外でてろ」

結衣「あかりのそばにいない方がいい」

京子「わ…私邪魔?いらない?あかり殺しちゃったから死んじゃった方がいい?」

結衣「そうじゃないって!」

京子「じゃあなんで!なんでなんでなんで!」

京子「うわああああああああああああ!!」

結衣「ちょっと京子!…外行って落ち着いてこい」バシッ

京子「いたっ…ぅう…」

結衣「冷静になりなって」

京子「…あ……うん、そうする」スッ

京子「…結衣ぃ」

結衣「ん?」

京子「ごめんね」

結衣「いいって」

茶道部室玄関前

千歳「今、中から叫び声みたいなの聞こえたような」

綾乃「ははーん、また歳納京子がなにかやってるのね」

千歳「さすがあやのちゃんやわー、歳納さんのこととなると敏感で」

千歳「そういえばさっき吉川さんが血相変えて走ってったなー」

綾乃「私達の呼びかけにも気づかなかったわね」

綾乃「よっぽどのことをしたのね」

綾乃「まったく、今度はなにをやってるんだか」

ガララッ

京子「あかりぃ、あかりぃ、あかりぃ」

綾乃「と、歳納京子!い、いきなり出てくるなんてびっくりするじゃない!」

綾乃「さ、薄情なさい!今度は何をやらかしたの?」

綾乃「悪いことしたんじゃないでしょうね?」

京子「悪いこと…?悪いこと、悪い子、わたし、悪い子、あかりを殺した、悪い子」

京子「あかりぃ、あかりぃ…ぅ、う、ああ、ああああ」

綾乃「ちょ、ちょっと、い、いきなり抱きついたりして…!」カアァ

サスペンドドラマ

千歳「二人が抱き合って、ぶはっ!…な、なにしてたんやろねー」

千歳「ちょっと中見てくるわー」

千歳「二人はここでごゆっくりー」

綾乃「え?あ、うん」

綾乃「まったく、急に甘えてきたりして」

綾乃「いつもと様子が違うと思ったら、ねえ」

綾乃「ま、まさか、今日は私にこういうことをしようと思って…!?」

綾乃「ま、まさかね…はは」

京子「あかりが…あかりが…あかりが…あかりが…」ブツブツ

綾乃「さっきから赤座さんのことばかり呟いてなんなのよ」

綾乃「べ、別に私の名前を呼んでほしいわけじゃないんだけど」

千歳「あー、綾乃ちゃーん」

綾乃「ち、千歳?どう、中の様子は?」

千歳「ちょっとしたことがあってなー、綾乃ちゃんは歳納さんといてあげてほしいんよ」

綾乃「と、歳納京子と!?」

千歳「そうやでー」

冷静やな

千歳の冷静さに吹いたwwwwww

千歳「歳納さんが中に入りたいゆーても連れてきたらあかんでー」

綾乃「わかったわ」

千歳「あと、もう少ししたら先生が来ると思うから来たら中に通してなー」

綾乃「先生?」

綾乃「なんで先生が来るのよ」

千歳「まあ、ちょっと」

千歳「とにかく、何があっても綾乃ちゃんは歳納さんといてあげてなー」

千歳は出来た子やなぁ

妄想さえなければ完璧に近い子

>>37
血は見慣れてるからな

千歳は賢者タイム突入か

綾乃「ふーん、そう、じゃあそうするわ」

京子「私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い」

綾乃「さっきから何をぶつぶつと…まったくもう」

綾乃「あ、そういえば生徒会室の冷蔵庫にプリンがあるんだけど今度食べてもいいわよ」

綾乃「で、でも、べ、別にあなたのために買ったわけじゃないんだから勘違いはしないでほしいんだけど!」

京子「あかりぃ、あかりぃ、あかりぃ」

綾乃「全然反応してくれないわね」

綾乃「歳納京子らしくないわ」

綾乃「今日はいったい何が起きて――ん?」

綾乃「先生が、あんなにたくさん?」

ピーポーピーポー

綾乃「救急車のサイレン?」

京子「私のせいだ…大変なことになっちゃった…あかりぃ、あかりぃ…」

綾乃「ちょ、ちょっと、これ、どういうことなの!?」

―――――――――――――――――――――――――――――

千歳「――船見さん」

結衣「あ、千歳」

千歳「最近あかりちゃんが入院してるとこ行ってる?」

結衣「うん、割と」

結衣「退院も近いみたいだし」

結衣「後遺症もないって言ってたからね」

\悪化リーン/

千歳のセリフ
×「あかりちゃん」→○「赤座さん」

結局五回ぐらいしかしゃべってないあかり

壊れちゃった京子ちゃんかわいい(^ω^)

鬱展開はいやだな…

千歳「でも傷が…」

結衣「ああ、痕、残っちゃうかもね」

結衣「こればっかりは仕方がないかなあ」

結衣「服の下で普段は隠れてるからましなのかもしれないけど」

千歳「それもなんやけど…ほら」

千歳「心の方が…」

結衣「あ…ああ」

何処に刺さったの?

あとどのくらいで終わるのか・・・
寝れねえ

千歳「そのことで歳納さんのほうも気になるわぁ」

千歳「歳納さんはどんな感じ?」

結衣「色々あったけど、一段落して」

結衣「今は」

千歳「今は?」

結衣「相変わらず入院してる」

結衣「あんまり変わってない」


>>52
専門知識がないので、刺されても大丈夫だったところ、ということで

なんか全体的にSSでの京子の扱いが酷いなw
指切断されたり自殺未遂したり何度も死にまくったり

おもしろい続けてくれ!!!!!

千歳「そうなんかぁ」

千歳「こないだうちが綾乃ちゃんといった時もそんな感じやったわ」

結衣「京子…あの馬鹿…まったく」

千歳「歳納さん…わざとじゃないんやもんね」

結衣「そうだよ!京子はそんなことしない!」

結衣「あの日もただ!…ただ、遊ぼうとしてただけで…」

結衣「くそっ…京子の馬鹿…馬鹿…」

>>55
主人公だから仕方ないよ
ほらまどかみたいに空気じゃないしさ

>>58
まどか・・?

千歳「あの日の事は起きてしまった以上仕方ないわ」

千歳「これからどうしようね」

結衣「うん…どうにかしなきゃ」

千歳「また、元通りになれるんかな」

千歳「私は、元に戻って欲しいわー」

千歳「自分勝手な意見かもしれんけどね」

結衣「そんなことない」

結衣「私だってそう思ってるし、多分あかりも、京子も」

・監禁されて指切断、最後は放火による火災で死亡
・いじめが原因で自殺未遂
・数々の時間軸で死亡を繰り返す
・精神崩壊して病院行き←NEW!

千歳「刺してもうた歳納さんと刺されてもうた赤座さん」

千歳「どっちも悩んでるやろなぁ」

結衣「私の考えだけど、多分あかりのほうは大丈夫」

結衣「問題は、京子の方かな」

千歳「そうなん?」

結衣「うん、わかるんだ」

結衣「私達、ずっと一緒だから」

千歳「幼馴染なんやったっけ」

千歳「船見さんと歳納さんと赤座さん」

結衣「うん、そう」

結衣「京子はね、ああ見えて昔は泣き虫で臆病だったんだ」

結衣「いっつも私やあかりのうしろに隠れてた」

千歳「へえー、意外やなー」

結衣「今でこそあんな感じだけどね」

結衣「京子は今も私やあかりのことをすごく信頼してくれてる」

結衣「あかりのことを影が薄いとか言ってからかってるけどあれはあかりが絶対にいなくならないって思ってることの表れなんだ」

結衣「だから、今回は京子はこんなことになったんだと思う」

結衣「京子はね、今でも昔の部分が残ってて脆いんだ」

結衣「前に千鶴に嫌われてるってわかった時はすっごく落ち込んでた」

千歳「せやったんか、千鶴にもっと言っとかんといかんなぁ」

被害者なのにすでに影が薄くなってるあかりちゃんが不憫すぎる

寝るから落とさないでくれえええええ

結衣「だから今回もすごく気にしてるんだろうなぁ」

結衣「あかりが、自分のせいでいなくなったと思ってるんだよ」

結衣「多分。早いうちにあかりと会った方がいいと思うな」

結衣「あってちゃんと生きてる姿を見せた方が、ね」

結衣「あかりの方は、なんというか、やっぱり良い子だから」

結衣「京子のこともわかってくれてるし、心配そうにしてる」

     / 〃__.ヽ /   /:::::ゝ  ∠::::`丶、 \`ヽ \
.    {  {{'´ ヽ  ソ   /            \}  l\}
.    人 ヽ  ∨ /               \j ノ
   / `7ー--ァ /      /        、     `くヽ、
  く  〃  ///    /  .イ {       }       \\
   `ヽ<、 / {イ     イ /:::::|ハ     }、,ハ  }   | ヾ/
     |V i {   /:::|7ー--::ヘ  } 'ー/-- | /   }:.レ'´
     | !|人 /:::::x=ミ::::::::::ヽハ./::x==j.ハ  ハl

      j l/|  ヽ{:::::{{   }}i:::三三三::{{   }}| / | 怨念がおんねん
     /:{: : l   | :::::ゝ==:''::::::三三三::ゝ==:''ノィ′ i |

     {ハ: : :、   |::::              ::::{/  ハ|
        rヘl\ヽ |:、       ―-  、    ノ  /
     xヘ::::::::::ヾ\::\   {     ソ   /}//
    /   \::::::::::::::::::::{丶 、`¨  ´_....<jノ/'´ }
     |    ヽ\:::::::::/⌒ヽ 二二/::::::::::://´ ̄`ヽ
     |   __\`>'/     V///::::::::/ /     l
    〉/::::::::::::::::/ |      V/::::/   /      l
    {' ::::::::::::::::: / |     》]´    } ハ n i i }

結衣「この間も言ってたよ、『京子ちゃんに会いたいな』って」

結衣「『色々思い出させちゃうかもしれないけど』って申し訳なさそうに」

結衣「もう今まで通りな感じだけど、なんかぼーっと考えてるんだよね」

結衣「やっぱり気になるんだろうなぁ」

千歳「赤座さんは強いんやね」

アッカリーン良い子過ぎる……

結衣「それは千歳も」

結衣「あの日はありがとう、改めて」

千歳「ええってええって」

結衣「私だけじゃどうにもならなかったよ」

結衣「止血とか分かんなかったし」

千歳「うち、いつも鼻血出してるからもしもの時のために勉強してたんよ」

結衣「千歳らしいや」

結衣「そのお蔭で本当に助かったよ」

千歳「ふふふ、船見さんもかっこよかったわー」

千歳「大人の人たちに事情を説明して」

千歳「あんなんうちやったら戸惑ってしまうわ」

結衣「なんか、すごく落ち着いてたんだ」

結衣「京子も含めてどうにかしたいって、今ここをどうにかしなきゃって思って」

千歳「ふふふ、船見さん、吉川さんと付き合うてんねやろ?」

結衣「あ、知ってたんだ」

千歳「うちのクラスでこっそり噂になってんで、可愛いカップルって」

結衣「そっか、恥ずかしいな」

千歳「やっぱりあの日以来何かあったん?」

結衣「もっと、自分の周りを大切にしなきゃって思ってさ」

結衣「ちなつちゃん、わたしのこと好きでいてくれてること、薄々気づいてたから」

結衣「私も、ちゃんと向き合ってあげようと思って」

千歳「いいことだと思うわー」

ちーなの時代きたか

千歳「吉川さん可愛いもんなぁ」

結衣「うん…すごく」

千歳「あの日以来…綾乃ちゃんもちょっとなぁ」

結衣「綾乃も?」

千歳「うん、積極的になったんはええことやと思うけど」

千歳「あの日のことを後悔してるみたいやわ」

結衣「後悔?綾乃が?」

千歳「歳納さんが刺してもうたこと知らんで言っちゃいけないこと言ってもうたみたいで」

千歳「それが歳納さんが悪いって感じのことだったらしいわー」

千歳「歳納さんもああなってしもたし」

結衣「京子は、あの日から変わってないしね」

千歳「綾乃ちゃんはそのことで自分を責めてるんよ」

千歳「だから生徒会の仕事はうちがやって綾乃ちゃんは毎日歳納さんに会いに行ってるみたいやわ」

結衣「そうだったんだ、綾乃、そういうこと言わないんだなぁ」

千歳「綾乃ちゃん、そういう子やから」

千歳「周りを気にしてるからうちにもあんまり言わんし、船見さんとも病院で出くわさんようにしてるみたいやわ」

結衣「綾乃なりに頑張ってるんだ」

千歳「うちらもなにかしたいなー」

結衣「じゃあ今日は一緒にあかりのお見舞いいこっか」

千歳「いきなり押し掛けたりしてだいじょうぶなん?」

結衣「うん、もう普通に歩いてるし」

結衣「この間も時間を持て余してる感じだったかな」

これはあかりだけカップリング相手いないフラグ…!

>>79
いつも通りじゃねぇか

>>79
え?
俺がいるじゃん

結衣「むしろ行った方がいいかも」

千歳「せやったら気にすることないなぁ」

結衣「京子の方もどうにかしたいけど、それにはまずあかりかな」

千歳「じゃ、いくでー」

千歳「赤座さんのために何か買っていってあげようなー」

>>79
そこで千あかですよ

>>81

           ____
  .ni 7      /ノ   ヽ\   壁に向かってしゃべってろゴミ
l^l | | l ,/)   / /゚ヽ  /゚ヾ\      .n
', U ! レ' / /   ⌒   ⌒  \   l^l.| | /)
/    〈 |  (____人__)  |   | U レ'//)
     ヽ\    |lr┬-l|   /  ノ    /
 /´ ̄ ̄ノ    ゙=ニ二"   \rニ     |

結衣「あ、じゃあちなつちゃんも誘おう」

結衣「すごく心配してるんだ、二人のこと」

千歳「お、熱々やなー」

結衣「そ、そんなことないって」

千歳「ええなあ」

千歳「今がこんな感じな分、ほっとするわぁ」

千あかはクリスマス回でも一緒だったしな…ありだな

病院A

コンコン

綾乃「入るわよ」

バタン

綾乃「ほら、私よ」

京子「……」

綾乃「窓の外何て見てないで、ほら、こっち見なさいよ」

京子「……」

結衣をちなつに取られたって知ったら京子が更に発狂するんじゃ・・・

綾乃「今日は期末試験の範囲が発表されたわよ」

綾乃「今回はなかなか広かったわね」

綾乃「でも、今回も負けないわよ」

綾乃「前回がまぐれだったとは言わせないんだから」

京子「……」

もうやめてくれ…頼む…

綾乃「あ、そうそう、あなたがこないから冷蔵庫に取っておいたプリン食べちゃったわよ」

綾乃「賞味期限が切れるまで待ったんだからね」

京子「……」

綾乃「…また新しいの買ったから、今度は切れる前に食べなさいよ」

京子「……」

綾乃「今度の休みもなんだっけ、コムケ?あるんでしょ」

綾乃「前回は散々だったけど、まあ、また行ってあげてもいいわよ」

綾乃「あなたの絵、なかなかだし?」

綾乃「お祭りみたいで悪いもんじゃなかったし」

京子「……」

綾乃「……」

綾乃・・・

綾乃「…ねえ、歳納京子」

綾乃「赤座さんは、生きてるのよ」

綾乃「もう元気みたいだし」

綾乃「あなたが気にしてるようなことにはなってない」

綾乃「大丈夫……大丈夫なのよ!」

京子「……」

綾乃「…ほら、生徒会副会長の私がお見舞いにきてあげてるのよ」

綾乃「感謝しなさいよ、泣いて喜びなさいよ、ねえ…」ダキッ

京子「……あ」

綾乃「歳納、京子…!?」

京子「……あ……あかりぃ」

綾乃「……」

京子「あかりぃ、あかりぃ」

綾乃「……目を、覚ましてよ」

PTSDじゃないか…

さっさとあかりを会わせるわけにはいかんかったのか

綾乃「私は、何度でも謝るから……ごめんなさい」

綾乃「私が鈍感で、あんなことを言ったから、あなたは気にして…」

京子「あかりぃ、あかりぃ、あかりぃ」モゾモゾ

綾乃「あ、暴れないで、ねえ、私は…私はここにいるのよ」

綾乃「赤座さんは別の病院で元気になってる」

綾乃「ちゃんと、目の前にいる人を見なさいよ、ねえ…」

京子「う、わ、あ、あ、あ…あかりぃ…行かないで…」

綾乃「こら!窓の外に身を乗り出そうとするなんて、もう!」ポロポロ

京子「あかりぃ、あかりいいいいい!」

綾乃「グスッ…どうしたらいいの…私には、何もできないの…?」

おおぅ……

おおお…

あやの・・・

ちくしょう続き気になって眠れねぇ

病院B

結衣「あかりー、来たぞー」

ちなつ「あかりちゃん、具合はどう?」

千歳「こんにちはー」

あかり「結衣ちゃん、ちなつちゃん、と先輩っ」

あかり「きていただいてありがとうございます」

千歳「ええってええって」

あかり「あの日も助けていただいたみたいで」

千歳「たいしたことはできひんかったんやけどね」

あかり「でも、あの日先輩がいなかったらどうなっていたことか…」

千歳「うちのことは気にせんといてなー」

ちなつ「身体は大丈夫なんでしょ?」

あかり「えへへ、もうすぐ退院だよ」

ちなつ「あー、ほっとしたぁ」ギュ

結衣「ち、ちなつちゃん」

千歳「あらあら、お熱いようで」

あかり「お熱いって…ええーっ!」

あかり「二人とも熱があるのにきてくれたんだ、ありがとう、ごめんね」

ちなつ「…なんというか」

結衣「あかりらしいな」

千歳「赤座さんはかわええなー」

千歳「じゃあ今日は、はい、これ、スーパーでこうてきたんよ」

あかり「あ、これはあんみつ、と、たくわん」

千歳「あのとき赤座さん美味しそうに食べてたから」

千歳「退院したらまたいこなー」

あかり「はい、喜んで、先輩と一緒に行きたいです」

千歳「嬉しいこといってくれるなー、赤座さん」

千歳「赤座さんと一緒にいるとなんか落ち着くわー」

ちなあかでいくのか

あかり「私もです、えへへ」

結衣「二人は仲良いなー」

あかり「……あ、そうだ、あのさ、結衣ちゃん」モジモジ

結衣「ん、どした?」

あかり「京子ちゃんのことなんだけど」

結衣「……」

SSでは京子が地味に不憫な目に遭うんだよなあ

ぼくの櫻子ちゃんはまだですか?

あかり「京子ちゃん、どう?」

結衣「それは…」

ちなつ「私も気になります、それ」

ちなつ「まだ、あの日から会ってませんし、聞いてるだけですし…」

千歳「船見さん」

結衣「うん…」

あかり「……あ、ううん、なんとなくわかる、だから、言わなくていいよ」

あかり「あの日、頭の中がぼーっとして動けなくなった後も京子ちゃんの声、聞こえてたから」

あかり「不思議とそればっか耳に残ってるんだよね」

あかり「だから、大変なことになっるんだろうなあって」

結衣「あかり…」

あかり「京子ちゃん昔は…」

千歳「うん、聞いたわ、3人のこと」

ちなつ「あ、幼馴染っていう」

結衣「うん」

あかり「ねえ、みんなでいこうよ」

結衣「え?」

あかり「京子ちゃんのとこ」

あかり「あの日のみんなが集まってるんだし」

ちなつ「今から?」

千歳「せやな、今日も綾乃ちゃん、歳納さんのとこ行ってるし」

あかり「もうあかり、一声かければ外に出られるし」

結衣「うん、早く元気なとこ見せにいこう」

結衣「そうすればきっと、うん」

千歳「そういうことなら、ほら、はよ食べな」

あかり「はいっ…モグモグ、パリッ…あ、やっぱり合いますね、これ」

千歳「せやろー」

ちなつ「へえー」

あかり「京子ちゃんにもなんか買っていこうね」

千歳「赤座さんはほんまにええこやわー」

ちなつ「あんなことがあってもほんわかしてて…うん、よかったぁ、あかりちゃんは今まで通りで」グスン

結衣「ちなつちゃん、ほら」フキフキ

ちなつ「あ、ありがとうございます」

あかり「よいしょっと、じゃ、いこっか」

結衣「あかりは、良くも悪くも昔から変わらないな」

やな予感

寝れねえ……

病院A

綾乃「歳納京子……京子……」

綾乃「……私ね……グスッ……あなたが好きなの」

綾乃「明るくはしゃぎまわってみんなを振り回すあなたが大好きなの」

綾乃「……だから、だから元に戻って欲しいのよ」

綾乃「ねえ、元に……戻ってよ、ねえ」

京子「……」

綾乃「……私が……私がこれだけ素直になったんだから……ねえ、神様……」

綾乃・・・

ゆるゆり面白いけどキャラソンのCMだけは許せない

京子「……あ」ピクッ

綾乃「……」

京子「……」ペタペタ

綾乃「……わかるの?歳納京子!」

綾乃「私よ!綾乃よ!」

綾乃「生徒会副会長で、あなたのクラスメイトで、勉強のライバルで、いつも何かと理由をつけてちょっかいだして、文句ばっかり言ってるけど、けど……あなたが、あなたのことが……世界で一番好きな杉浦綾乃よ!」

京子「……あ……あか……あや……」

綾乃「そうそう!」

京子「……」バタン

綾乃「……大人しくなったわね」

綾乃「でも、もう少し、なのかしら」

綾乃「想いは、届いてるのかしらね」

病室の外

結衣「じゃあ、私達先に入って様子見てくるから」

千歳「いきなり赤座さんが入ると衝撃が強すぎるかもしれんからなー」

あかり「わかりました」

ちなつ「それなら、私が最初に入ります」

結衣「ちなつちゃん?」

ちなつ「わたし、京子先輩に言いたいことがたくさんあるんです!」

トントン

綾乃「はーい、どうぞ」

ちなつ「失礼します」

綾乃「吉川さん……船見さんと千歳」

ちなつ「いつまで寝てるんですか!」

ちなつ「みんな心配してるんですよ」

京子「……」

綾乃「吉川さん、今は……」

ちなつ「こんなの、こんなの京子先輩じゃないです!」

ちなつ「グスッ……ほら、私が京子先輩のために泣くなんてこれが最後ですよ!」

ちなつ「ねえ!見えてないんですか!」

京子「……」

ちなつ「……やっぱり、ダメなんですかね」

結衣「綾乃、今日の京子はどう?」

綾乃「あ、さっきね、少し私に反応したのよ」

綾乃「……うん、あれは絶対、私に」

私怨

結衣「なら、今日、どうにかできるかもな」

綾乃「え?」

千歳「きとるんよ、そこに」

綾乃「赤座、さんが?」

ちとせ「許可取ってきたんです」

綾乃「そうなのね、なら……うん、私なんかより当事者同士の方がきっと」

千歳「それは違うで、綾乃ちゃん」

現場が再現されたことで発狂して飛び降りエンドだけは無しな

>>130
おいやめろ

千歳「無駄なことなんかじゃない、綾乃ちゃんが頑張ったから今日変化があったんやで」

千歳「綾乃ちゃんが呼びかけ続けたからや」

綾乃「……うん、そうね、そう思うことにするわ」

千歳「それに、今日はとっておきもあるし」

結衣「うん」

千歳「みんな元通りにしたいなぁ、今までどおりに」

ちなつ「じゃあ、呼んできますね」タタタッ

結衣「うん、お願い」

ちなつ「ほら、いこ、あかりちゃん」

あかり「ど、どんな顔したらいいのかな」

ちなつ「どんな顔って……あかりちゃんは、今までどおりで行けばいいんだよ」

ちなつ「そうすればきっと京子先輩も安心する」

あかり「そっか、うん」ニコニコ

ちなつ「よしっ、それでこそのあかりちゃん!」

あかり「でもさっきちなつちゃん、すごい声」

ちなつ「あれは……うん、京子先輩がああだからこそ、言っておきたかったの」

ちなつ「私は結衣先輩が好きだけど、でも、なんか悔しかった」

ちなつ「気づいてもらえなかったなぁ、杉浦先輩には反応したみたいなのに」

ちなつ「じゃあほら、さっさといこ」

あかり「うん」

逆にあかりが京子を刺したら……と一瞬思ったが、あっかりんは備え万全な子なのでそんな事が起こるはずはなかった

ガララッ

あかり「京子ちゃんっ!」

あかり「あかりだよ!元気なあかりだよ!」

京子「……」ピクッ

結衣「あかり、ほら、もっと近くで」

あかり「うん……京子ちゃん、ただいま」

京子「……あ……あか」ガタガタ

あかり「もう私のことは気にしなくて大丈夫だよ」

京子「……あ……あか……あかりぃ」

千歳「ほら、あれ出そうや」

あかり「はい」ゴソゴソ

ちなつ「京子先輩といったらこれですよね」

結衣「こいつはこれじゃないと」

綾乃「あ……これ」

あかり「杉浦先輩、食べさせてあげて下さい」

綾乃「うん、わかったわ……ほら、歳納京子、首に当たってる冷たいの、わかる?」

京子「あ……あ……」ピクッ

あかり脅威の回復力

きたか・・・?

綾乃「私が、この私が食べさせてあげるんだから……最高よ」

京子「……あ……あや……」パクッ

あかり「京子ちゃん!」

綾乃「歳納京子!」

京子「……あ……あい、あいす」

京子「あっ、あかりぃ、みんなぁ……ごめ、ごめっ、ね」

綾乃「と、歳納京子っ!」ダキッ

綾乃「よかった……よかった……」

あかり「えへへ、どう、それ」

千歳「綾乃ちゃんからだから愛がこもってるわぁ」

ちなつ「まったく、贅沢ものですね」

結衣「どうなんだよ、ほら」

綾乃「食べてるの、分かるでしょ」



京子「これは……ラムレーズン!」ポロポロ


おわり

これは…青酸カリ!

次は綾乃が京子を刺す番ですね。性的な意味で。

よし寝る

ハラハラさせやがって


京子なおってよかった

おもしろかった

乙すぎて泣いた

よかったよかった



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