萌郁「店長、愛してる。」 岡部「なぜそれを俺に言う?」(173)


※トゥルーエンド後の話です。


萌郁「・・・・」 カタカタカタ・・・

岡部「だから目の前にいるのだから、メールでなく口で言え!!」


   『あ、あのね・・・実は私、天王寺店長をす、す、好きになっちゃったの! (///o///)
    きゃー♪ 言っちゃった! 恥ずかしいよ~! (=∩ω∩=)

    それでね、告白したいって思ったんだけど・・・
    私、こういう経験がないからどうすればいいか分かんなくて・・・・ (ノ◇≦。) ビェーン!!

    だから岡部君! どうすれば店長とお付き合いできるか教えて! (*・人・*) オ・ネ・ガ・イ♪』


岡部「なん・・・だと・・・!?」

萌郁「・・・・・////」 コク


岡部「ククク・・・ファーーハッハッハッハ!! 血迷ったか、閃光の指圧師よ!!

    俺は狂気のマァ~~ドサイエンティスト、鳳凰院凶ぉぉーーー真!!
    この俺が恋愛ゴッコなんぞの相談に乗るとでも思ったかぁ~~!?」

萌郁「牧瀬紅莉栖。」 ボソ

岡部「へ?」

萌郁「岡部君・・・牧瀬さんといつも・・・イチャイチャしてる。」

岡部「なななななな!?/////」

萌郁「経験が、豊富そうだから・・・相談に乗って。」

岡部「何を勘違いしている、指圧師よ! クリスティーナは俺の助手であって
    決してそういう関係などでは断じて・・・・!!」

萌郁「これ・・・この前こっそり撮った写メ・・・
   ソファーで居眠りしてる牧瀬さん・・・岡部君が起こさないように頭を撫でて・・・(カチカチ)」

岡部「なんでも協力します! だからそれ消してーーーー!!」


【未来ガジェット研究所】

岡部「全員そろったな! ではこれより第108回円卓会議を始める!!」

まゆり「トゥットゥルー☆」 パチパチパチ!

萌郁「・・・・・」 パチパチ・・・

ダル「急にどったの、オカリン? 今北産業だお。」

岡部「ラボメンで、
   萌郁の告白に
   協力しようの巻。」

ダル「おk、把握。」

紅莉栖「いや分かるかーー!」


まゆり「えへへ~♪ 紅莉栖ちゃん紅莉栖ちゃん!
     まゆしぃ達は萌郁さんの愛のキューピッドになるのです!」

萌郁「私・・・店長に告白したい・・・皆に・・・協力して欲しい。」

紅莉栖「え・・・こくは・・・ええええええーーーー!!////」

岡部「ふっふっふ・・・顔が真っ赤だぞ、クリスティーナ。
    メリケン処女には刺激の強い話題だったか・・・・」

紅莉栖「し、処女で悪いか! 童貞のくせに!」

岡部「だ、黙れ! 童貞はステータスだ!」

紅莉栖「んなわけあるか!!」

岡部・紅莉栖 「「 ううう~~~~!! 」」

ダル「テンプレ痴話喧嘩乙、さっさと話を進めるお。」


まゆり「へへ~♪ お友達の恋を手助けしてあげるなんて、
     やっぱりオカリンは優しいな~。」

岡部「ふっ・・・甘いな、まゆり。 俺は狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真。
    ただの善意でこんなことを手伝うと思っているのか?

まゆり「ほえ~?」

岡部「俺の真の目的は、指圧師のハニートラップでMrブラウンを骨抜きの傀儡にし、
    この鳳凰院凶真が、ブラウン管工房を裏から支配することなのだあーーー!」

紅莉栖「本音は?」

岡部「Mrブラウンが萌郁と付き合えば、ラボメンのよしみで家賃を安くしてくれるかもしれない。」

ダル「ちっせー! オカリン、マジちっせーっす!」


紅莉栖「まあいいわ。 家賃はどうでもいいけど友人として協力する。」

ダル「リア充を増やす手伝いは気に食わないけど、家賃が減るなら協力するお!」

                     オペレーション・アフロディーテ
岡部「決まりだな・・・ではこれより【愛 の 女 神 作 戦 】を開始する!」

紅莉栖「で? で? 桐生さんは店長さんのどこが好きなの?」 ワクワク!

ダル「スイーツ(笑)wwww」

萌郁「私の事を理解して、気遣ってくれるとこ・・・////」

ラボメン4人 「「「「 おお~~~! 」」」」


萌郁「あと男らしくてたくましいトコ、それでいて娘の綯ちゃんには優しいトコ、

    重い荷物をさりげなく持ってくれるトコ、店内を掃除する時は高い所は
    私にやらせず自分でやるトコ、ブラウン管を見る目が少年みたいに可
    愛いトコ、お昼に私の分もラーメンを作ってくれるトコ、力強い怒鳴り声
    で体の奥がゾクゾクしちゃうトコ、それからそれから」


紅莉栖「あ、ありがとう。 よく分かったわ・・・」

まゆり「ゾッコンだねー」

ダル「どう見てもヤンデレです、本当にありがとうございました。」

岡部(世界線が変わっても、依存ぷりは同じだな・・・)


紅莉栖「え~と、それで現在の店長さんとの仲はどんな感じなの?」

萌郁「メールが・・・よく来る・・・」

ダル「どんな感じ?」


  『おう、バイト。 明日は朝早いから遅れるな。』

  『来客用の紅茶が切れちまったから、出勤するついでに買っておいてくれ。
   代金は今月の給料に上乗せしとくからよ。』

  『お前、客の前ではもっと愛想よくしろ。接客のマニュアル本でも買いやがれ!』


ダル「どう見ても業務連絡です。」


ダル「ちょっと、オカリン。 これ告白とか以前の段階だお。
    もっと好感度上げて、フラグを立てなきゃ玉砕で友人エンドまっしぐらだぜ。」

岡部「聞いたか、指圧師!! GEM(グランド・エロゲ・マスター)ダルの言葉を!
    お前はもっとMrブラウンにアプローチをかけろ! もちろん性的な意味で!」

萌郁「でも・・・どうしたらいいか分からない・・・」

岡部「フハッハッハーーー!! 案ずるな、指圧師・・・・こんな時のための我らラボメンだ!
    とういわけで助手! なにかいい策はないか!?」

紅莉栖「ちょ!? い、いきなり言われても・・・」

岡部「チッ! 使えぬ助手だ・・・そんなんだから男にモテんのだ。」

紅莉栖「べ、別にモテなくてもいいもん! 岡部さえいれば!」

岡部「え?」

紅莉栖「へ?」


紅莉栖「あっ! えっと・・・か、勘違いしないで! 別にそういう意味じゃないんだから!////

     今のは研究者としてのパートナーって意味であって、岡部以外の男の人と
     そういう関係になるなんて考えらないっていうか絶対イヤって意味じゃないんだから!!////」

岡部「お、おう・・・・////」

ダル「くそ! 壁殴っちまった・・・リア充ゲル化しろ!」

まゆり「わぁー二人は仲良しだねー。」

萌郁(いいなぁ・・・)

岡部「ええい!! クリスティーナはもういい!////
    他に意見のある者はいないか!?」

ダル「なら僕かr 岡部・紅莉栖「「 却下 」」

良いね
猿るからもうちょいペース落としてもいんじゃね?


>>13 ありがとうございます!


ダル「即答かよ!? いくらなんでも酷すぎるお!」

岡部「だーまれ、スパーハカー。 HENTAIの貴様の意見などなんの役にも立たぬわ!」

紅莉栖「このSSをR-18にはさせないんだから!」

ダル「くそ!何て時代だ!」

まゆり「えへへ~♪ それではまゆしぃの出番なのです!」

岡部「お! いい案があるのか、まゆり?」

まゆり「まゆしぃは前から気になっていたのです! 萌郁さんのファッションはちょっと地味すぎると!」

萌郁「え? そう・・・かしら?」

まゆり「そうなのです! 萌郁さんは美人でスタイルもいいんだし、もっとオシャレな格好をするべきなのです!」

なぜかお礼を言われたぞ
支援


岡部「ほう、イメチェン作戦か・・・悪くはないな。」

紅莉栖「いつもの真面目で大人しそうな彼女がある日、突然・・・ギャップ萌えですね、わかります。」

萌郁「でも・・・どんな服・・・着れば?」

まゆり「ふっふっふ! そこはまゆしぃにおまかせあれ~! さあ萌郁さん、脱いで脱いで~♪」

萌郁「あん! だ、だめ・・・///」

紅莉栖「ちょっとまゆり!? お、岡部、橋田! 外に出なさい!!」

岡部「ま、待てクリスティーナ!! 押すな!蹴るな!」

ダル「か、階段が!! これフラグたってるよね!?」

岡・ダル「「ぎゃああーーー!?」」 ドンガラガッシャーン!


【十数分後】

岡部「階段から転がり落ちた鳳凰院凶真です。」

ダル「同じく橋田ですが、もう部屋に入ってもよろしいでしょうか?」

まゆり「いいよ~萌郁さんを見てあげて~」

岡部「では・・・(ガチャ) なんじゃこりゃああーーー!?」

萌郁「は、はず・・・かしい・・・こんな、お人形みたいな格好・・・」 グスッ・・・

まゆり「アニメ『ゼンマイ・メイデン』に出てくる、薔薇水星のコスだよ~♪
    前から萌郁さんには絶対似合うと思ってたんだ~♪」

岡部「なぜ止めなかったクリスティーーナ!!」


紅莉栖「しょうがないでしょ!! まゆりが天使みたいに楽しそうな顔で着付けするんだもん!
     止められるわけ・・・ないじゃない・・・!!」

岡部「しかしこれはコスプレであって、断じてイメチェンではないぞ!!」

まゆり「でもでもーよく見てよ、オカリン! とっても可愛いよー」」

萌郁「うう・・・ひっく・・・///」 フリフリ ヒラヒラ

岡部(う! 確かにこれは・・・歳不相応のゴスロリファッションが・・・なんかそそる・・・///)

紅莉栖「おい、何鼻の下伸ばしてる、HENTAI?」 ゲシ!

岡部「痛ぁ!! す、脛を蹴るな、助手よ!」

紅莉栖「HENTAI! HENTAI!! DOHENTAI!!!」 ゲシゲシゲシ!

岡部「やめてぇぇぇーーー!!」

ダル「う~~む・・・」

果たして店長にオタ衣装は通用するのか


ダル「桐生氏、桐生氏? その格好で『お父様・・・』って言ってみて?」

萌郁「え、えっと、『お父様・・・』」

ダル「キターーーー!! 声が完全に一致!!」

萌郁「え?え?」 オロオロ

ダル「しかもアダルティな女性が顔真っ赤にして、ゴスロリを着てるとかなんという僕得!! もうあれだおwwww

              バ バ ア 無 理 す ん な wwww!!」



萌郁「あ・・・!?」 ピキ・・・!

岡部「ダ、ダル!?」

ダル「あ・・・」

さすがダルさん
いつでも全力投球ですね


紅莉栖「橋田ぁ!! あんた女性に向かってなんて事!!」

ダル「ご、ごめんお、桐生氏!! でもこれは僕らの業界では褒め言葉であり・・・」

まゆり「トゥットゥルーー!!」

岡部「!!!!」

ダル「ま、まゆ氏・・・!!」 ガクガクブルブル

その怒声はどうなんだまゆりwwwww


まゆり「ダル君、まゆしぃはね、とっても悲しいのです。 大切なお友達を馬鹿にされて・・・
     まゆしぃの会心のコーディネートを馬鹿にされて・・・おしおきだね、ダル君♪」

ダル「ご、誤解だお! 僕は・・・」

まゆり「ダル君、ダル君♪ あそこにゲルバナがあるでしょ~?」

ダル「あ・・・あ・・・・!!」

まゆり「数分後の貴様の姿だ。」


萌郁「・・・・・私・・・店長に・・・この姿を見せてみる。」

                ひぎいいいーーーーーー!!

岡部「な!? 本気か指圧師!?」

                らめえええええーーーーー!!

萌郁「せっかく・・・まゆりさんが・・・着せてくれたもの。」

                んほおおおおーーーーー!!

岡部「ダル、少し静かにしろ! ・・・・・わかった、指圧師。骨は拾ってやる。」

                ぎゃあああああーーーーー!!!

萌郁「うん・・・!」 ダッ!

                アッーーーーーーー!!


【一階、ブラウン管工房】

ブラウン「さっきから上がうるせえなぁ・・・岡部の野郎、何してやがる!」

萌郁「て、店長・・・!!」

ブラウン「ああ? バイトか? どこで油売ってやが・・・・」

萌郁「・・・・・・////」 フリフリ ヒラヒラ

ブラウン「あ・・・・あ・・・・?」

萌郁「ど、どう、ですか・・・?」

ブラウン「こりゃたまげた・・・悪くねえんじゃねえか。」

萌郁「!!」

好感触


萌郁「て、店長・・・私・・・」

ブラウン「何も言うな・・・お前の気持ちは伝わったぜ!」

萌郁「店長、それじゃあ・・・!////」

ブラウン「もちろんOKだ・・・お前の 客 引 き 作 戦 はな!!」

萌郁「はい!








    ・・・・はい?」

客に好感触


ブラウン「お前のそのサーカスみてぇな服・・・昔のチンドン屋のイメージだな!

      そんな目立つ格好で街を練り歩き、ブラウン管工房の名を宣伝していけば
      いやでも周りの通行人はうちの店の名を覚えるってもんだ!」

萌郁「いや・・・あの・・・」

ブラウン「くうぅーーー! バイトぉ・・・お前がそこまで店の事を考えてくれてたなんて・・・俺は嬉しくて涙が出てくらぁ!!」

萌郁「は・・・はあ・・・」

ブラウン「よーし、行って来いバイト!! この店の未来、お前にあずけた!!」

萌郁「は・・・はは・・・ははははは!!!!」 ダッダッダ!


【翌日、未来ガジェット研究所】


岡部「そうか、失敗したか・・・」

萌郁「ええ・・・・」 ショボーン

紅莉栖「チンドン屋・・・その発想はなかった・・・」

まゆり「店長さんはひどいのです! まゆしぃのコスはピエロさんとは別物なのです!」

ダル「関心ない人から見たら、同じようなもんだお。」

萌郁「橋田君・・・無事だったの・・・?」

岡部「ああ、まゆりにいろいろされてゲル化したダルを、俺と助手がいろいろして元に戻したんだ。」

ダル「フヒヒw オカリン、牧瀬氏、マジ乙!」

レンジ無しでフラクタルにするとはさすがまっちょしぃ


岡部「話をもどすが、好意は伝わらなかったとはいえ、店への忠誠心を示したことで、
   Mrブラウンの指圧師に対する好感度は確実に上昇した!
    この調子で二人のフラグをどんどん構築してゆくのだ! というわけで助手!! 次の案を出せぇい!!」

紅莉栖「だ、だから急にふらないでよ!」

岡部「やれやれ・・・一晩やったというのに、まだ一つの策も出せぬとはな。
    あまり俺を失望させてくれるなよ、クリスティーナ。」

紅莉栖「助手でもティーナでもない! そういうあんたは何か考えがあるんでしょうね!?」

岡部「クックック・・・実に馬鹿げた問いだな。 まあいい、答えてやる・・・・『YES』だ!」

ダル「なんだってーー!!」

萌郁「どん・・・なの?」


岡部「聞いて驚け・・・俺は何と、あのMrブラウンの隠された性的嗜好を知っているのどぅぁあーーーー!!

萌郁「!!!!」

ダル「まじで!? ソースは!?」

岡部「俺はこの両の眼でしかと見たのだ・・・奴がその仮面の下に隠した、その背徳の顔の片鱗を!
    それは悪魔よりも黒く・・・薔薇よりm」

萌郁「早く言え・・・!」 ギロ!

岡部「ひぃ!? あのハゲは『臭いフェチ』です!!」


一同 「「「「 臭いフェチ!? 」」」」

紅莉栖さんお仲間ですよ


岡部「はい! 以前(というか前の世界線)、あのハゲは18歳の女の子が着ていたジャージを顔に押し付けられて、
    『おいしい想いをしちまったぜ!』とかほざいてました!」

萌郁「なん・・・ですって・・・!」

岡部「つまーーり!! 奴はジャージから発せられる、少女の汗の匂いを胸いっぱいに吸ってご満悦だったのだぁーー!
    まさにHENTAI! 超DOHENTAIであーーる!!」

ダル「あれ、何でだろう? 一瞬、ブラウン氏への殺意が湧いたお?」

まゆり「あー、なんだか店長さんの気持ちが分かるなぁ。
     まゆしぃもね、ホカホカのジューシーからあげナンバーワンの香りを吸うとうっとりしちゃうのです~」

紅莉栖(え・・・岡部的には、服の匂いを嗅ぐってアウトなの!?
     私、何度かこっそり岡部の白衣をクンカクンカしちゃったんだけど!?
     ど、どうしよう・・・!? バレたら岡部に嫌われちゃうよぉ・・・!)

岡部「む、どうした助手よ? 涙目になって?」

紅莉栖「な、なんでもないわよ!」 グス・・・


岡部「ともかく、閃光の指圧師よ!! お前も自身のフェロモンスメルを利用し、Mrブラウンに誘惑を・・・・」

萌郁「18の小娘が・・・私の店長に・・・色目を・・・」 ブツブツブツ・・・

岡部「あれ? 萌郁さん?」

萌郁「店長は渡さない!! 絶対にだ!!」 バーーン!!

岡部「お、おーーい!! どこ行くんだよーー!?」

紅莉栖「な、なんか彼女、修羅みたいな顔だったわよ!?」

岡部(俺、ひょっとしてやらかしちゃった!?)

情感豊かな萌郁さんもアリやな


【数十分後】

萌郁「ぜえ・・・ぜえ・・・ただ・・・はひぃ・・・いま・・・ゲホゲホ!」

紅莉栖「な、何やってたの桐生さん!? そんな汗だくになって!?」

萌郁「ゼハー! ゼハー! ゼハー! おえっぷ・・・」

まゆり「萌郁さん! お水だよー」 つ コップ

萌郁「ん・・・ごきゅごきゅごきゅ! ぷはー!! ありがとう・・・」

岡部「本当に何してたんだ、お前!?」


萌郁「ちゅ・・・中央通りを・・・ダッシュで・・・往復してきた・・・50本ほど・・・」

紅莉栖「この炎天下の中で!?」

萌郁「汗・・・いっぱいかいた・・・ふふふ・・・これでその女には負けない・・・!」

岡部「な、なあ、指圧師、ちょっと落ち着こう。 一回落ち着こう、な?」

萌郁「店長・・・!!」 ダッ!

岡部「指圧師ーーーー!!」


【一階、ブラウン管工房】

ブラウン「ふあーー、今日も暇だぜ・・・」

萌郁「店長!!」

ブラウン「うお!? ど、どうしたバイト? 滝のような汗をかいて!?」

萌郁「はあ・・・はあ・・・店長・・・///」 シュル・・・ヌギ・・・

ブラウン「お、おい!? 何で上着を脱いでるんだ!?」

萌郁「店長・・・・」 プルン!

ブラウン「あ・・・・」




萌郁「そおおおおーーーーい!!」

バシャアーーーーン!

あらぶってんなーこの萌郁


萌郁「ああ・・・! 店長の顔に私の汗だくの上着がベッチョリ張り付いてる・・・!!」

ブラウン「」 ベッタリ

萌郁「ど・・・どうですか、店長?」

ブラウン「て・・・・」 ポタポタ・・・

萌郁「私のあ、汗・・・いい匂いですか?・・・き、気持ちいいですか?///」

ブラウン「テメェェーーーーー!! 何しやがるんだああーーーーー!! 喧嘩売ってんのかバイトぉぉーー!」」

萌郁「」


【翌日、未来ガジェット研究所】

ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!

紅莉栖「お、岡部! さっきからドアが破れんばかりにノックされてるんだけど!?」

岡部「声を出すな!! 居留守を使ってやり過ごすのだ!!」

ダル「あ、オカリン。 メールが来てるお。」


  『居るんでしょ、岡部君。 私は岡部君のせいで失敗した
   失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
   失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
   失敗した失敗した失敗した失敗した私は失敗した
   失敗した失敗した失敗した岡部君のせいで失敗した』


岡部「ひいいぃぃーーーー!!!」

ご褒美だろうが
選り好みしてんなよハゲ


ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

紅莉栖「ドアノブをひっきりなしに回してる!!」

ダル「ヤンデレってレベルじゃねーぞ!」

岡部「落ち着け!! 奴にMrブラウンの持ち物であるこのビルのドアを破壊できるものか!
   このままここに篭城してスキをついて・・・」



まゆり「(ドアの外から) あ、萌郁さんトゥトゥルー☆ どうしたの? 中に入れない?
     えへへ~♪ 大丈夫、ドアの鍵はここに隠してあるのです!」 ガチャ

岡部「馬鹿野郎ぉぉーー!! まゆりーー!! 誰を招き入れている!? ふざけるなあーーー!」

宮野は月大好きだなー


萌郁「岡部倫太郎・・・」 ゴゴゴゴゴ・・・・

岡部「うひぃい!? ラウンダーVerの黒スーツ姿!?」

ダル「どう見ても殺る気です、本当にありがとうございました。」

萌郁「あなたを・・・許さない・・・絶対にだ・・・」 チャキ

紅莉栖「おおおお、落ち着いて桐生さん!! まだ挽回の余地はあるわ!」

まゆり「そーだよー、ここでオカリンを殺っちゃたら、おまわりさんに捕まって
    店長さんに会えなくなっちゃうよー。」

萌郁「そ、それはイヤ・・・」 オロオロ

まゆり「物分りが良くて助かるのです! ほらオカリンもごめんなさいしようねー。」

岡部「本っ当にすみませんしたーーー! これからは何でも協力しますのでどうかお許しをーー!」


萌郁「でも、店長・・・すっごく怒ってた・・・もう、何をしたって・・・」

まゆり「安心してー萌郁さん! 今日はまゆしぃー、心強い援軍を連れてきたのです!」

ルカ「あ、あの・・・こんちにわ・・・」

フェイリス「ニャンニャーン!」

岡部「ルカ子!?」

ダル「フェイリスたんキターーー!!」

フェイリス「ニャフフ~、恋のお悩みはフェイリスにお任せニャン!」

ルカ「ぼ、僕も出来るかぎりお手伝いします・・・」


フェイリス「おおよその事はマユシィから聞いたニャ! 状況は芳しくないようだニャン?」

萌郁「うう・・・」

フェイリス「でも大丈夫! フェイリスとルカニャンで考えた、一発逆転の秘策があるのニャ!」

萌郁「本当・・・?」

岡部「その策とは!?」

フェイリス「名づけて『囚われの王子様と白馬のお姫様作戦』ニャ!!」

紅莉栖「なにそれ? kwsk?」


ルカ「えっとですね、要するに天王寺さんが悪い人に絡まれて困ってる所を
   桐生さんが助けて出して、好きになってもらおうって作戦です。」

フェイリス「ちょっとベタだけど、効果は確実にあるニャン!」

紅莉栖「なるほど、つり橋効果ね・・・ってちょっと待て、おい。」

ダル「あるあ・・・・ねーよ! 普通、配役が逆だっつーの!!」

岡部「ダルに全面的に同意だ!! その理屈はおかしい!!
    第一、そんな状況になっても、あのMrブラウンなら一人でも余裕で切り抜けるだろ!」


フェイリス「一人でもどうとか、この際、関係ないニャ!
      自分の為に戦ってくれる人に惹かれるのは男も女もいっしょニャ!///」 ジー・・・

ルカ「はい、僕もそうしておか・・・凶真さんのことを・・・///」 ジー・・・

岡部「な、何故、二人とも俺を見つめる・・・?」

紅莉栖「・・・・・」 ギュウウウウ・・・!

岡部「痛てててて!! 助手! 何故俺の腕をつねる!?」

ダル……


岡部「まあいいだろう・・・それで、その作戦を実行するとして誰がMrブラウンを襲撃するのだ?」

ダル「そりゃ、消去法でオカリンだろ、常考。」

岡部「はあ!?」

ダル「日ごろからブラウン氏にどやされて、家賃を催促されてるから襲撃する動機は十分だお。」

岡部「馬鹿が!! この鳳凰院凶真がそんなしみったれた理由で凸するかああーー!」


ルカ「う・・ぐす・・・凶真さん、面会には行きますから・・・」

岡部「タイーホされることを前提にするな!?」

紅莉栖「岡部は犠牲になったのだ・・・恋の犠牲にな・・・」

岡部「え? 死ぬのが前提なの?」

萌郁「岡部君・・・なんでも手伝うって言った・・・」 ゴゴゴゴ・・・・

岡部「無理です! 対峙した瞬間にくびり殺されます!!」

フェイリス「ニャニャ! 大丈夫ニャ! 凶真よりも最適な連中がいるニャ!」

岡部「なに!?」


【数時間後、ブラウン管工房の店先】


ブラウン「で・・・? お前ら、うちの店に何のようだ?」

???「クックック・・・悪趣味なジョークはノーサンキューだぜ、オクトパスヘッド?
    先に俺達にウォーを仕掛けてきやがったのはてめえだろう?」

ブラウン「はあ? そもそも誰だよ、お前?」

???「いいだろう、イヤーホールをディグして聞きやがれ・・・」

ルー?


4℃「俺は4℃。 数字の4に温度の℃でシド!!
   この秋葉最強の伊達ワルライネッター! 黒の絶対零度だ!!」

取り巻きA「おうおう、ハゲ! ヴァイラルアタッカーズを敵に回すとはいい度胸だZE!」

取り巻きB「ハードラックとダンスっちまったなぁ。 この店ぶっ潰してやんよ!」

ブラウン「はあ・・・岡部の同類かよ・・・」



【2階の研究所から】

岡部「フッハッハー愚かなよんどしーが、我が掌で踊っておるわ! 計画通り!!」

フェイリス「だニャ!」


ダル「フヒヒwww 4℃のブログを僕が炎上させてやったんだお! ブラウン氏の名前を騙って!」

岡部「『文句があるならここに来い!』と店の住所も書き込んでな! ハーッハッハ!」

ルカ「あ、あの・・・でも・・・あの人達、本気で怒ってますよ? 店長さん、大丈夫なんですか?」

まゆり「大丈夫だよー、ルカ君。 店長さんはとっても強いのです。」

紅莉栖「それで肝心の桐生さんは?」

フェイリス「『スタンバイ完了\(*⌒0⌒)b』だってニャ! あとはタイミングを見計らって飛び出すだけニャ!」

取り巻きAは4℃に謝らないといけないよね


ブラウン「何がなんだか知らねえが・・・ようするにお前ら、俺の可愛いブラウン管ちゃん達を壊しにきたのか?
     だったら一切容赦、手加減はしねえぞ、こら!?」 ボキボキ

4℃「うう!? お、お前らこいつをとっととキルしちまえ!」


岡部「よーし! 今だ、閃光の指圧師! いけえええーーーー!!」






ギャルルルル!! キキッッーーーー! ドゴン!!


4℃「うごほおおおーーー!?」



ブラウン「ええーーー!?」

取り巻き 「「「「4℃ーーーーー!!??」」」」

ラボメン 「「「「「「 車で轢いたあああーーーー!!?? 」」」」」」


ガチャ(車のドアが開く)

萌郁「むふー・・・」ドヤァ?

岡部(すっごいドヤ顔で車から降りてきた・・・)

取り巻きA「4℃ぉ!! しっかりしてくれぇ!」

4℃「わ・・・WAWAWA・・・忘れもの~・・・」 ピクピク

取り巻きB「駄目だ! 意味不明なことをつぶやいてる!」


萌郁「おい・・・」

取り巻き 「「「「 はひぃ!? 」」」」

萌郁「失せろ・・・」

取り巻きズ 「「「「 失礼しましたーーー! 」」」」 ダッ!

ブラウン「・・・・・???」 ポカーン


萌郁「店長・・・////」 モジモジ・・・

ブラウン「お、おう・・!?」 ビクビク

萌郁「わ、私、店長のために・・・あのゴミを轢きましたよ・・・///」 ポッ!

ブラウン「」

ラボメン (((((( 怖えーよ・・・ ))))))


萌郁「こ、これからも・・・目障りなクズがいたら・・・おっしゃってください・・・
    私が・・・すぐに・・・消しますから////」 イヤン!

ブラウン「あ、ああ・・・」

ラボメン (((((( ドン引きしてるよ・・・ ))))))

萌郁「えっと・・・今日は何の作業が・・・ありましたっけ・・・?」

ブラウン「と、とりあえず今日は帰ってください・・・ね?」

ラボメン (((((( 敬語になってるよ・・・ ))))))


【翌日、未来ガジェット研究所】


萌郁「 ブツブツブツブツブツ・・・ 」

ルカ「き、桐生さん・・・? しっかりしてください・・!」


紅莉栖「お、岡部? 桐生さんはどうしちゃったの? ラボの隅でブツブツ呟いてるけど?」

岡部「昨日のアレ以来、Mrブラウンから避けられ気味らしい・・・」

萌郁「どうして・・・店長・・・いや・・・捨てないで・・・私には店長しか・・・」 ブツブツブツ


フェイリス「完全に目が濁ってるニャ~・・・」

ダル「オカリーーン!! やばいお! このままじゃ桐生氏、シャレ抜きで樹海フラグだお!」

まゆり「オカリン! 萌郁さんを助けてあげて!」

岡部「わ、分かっとるわ! しかし・・・どうすれば・・・」

  (まともな手段でどうにかできるラインを、とうに超えている・・・こうなれば一か八か・・・)



岡部「ダル・・・お前が初日に挙げようとした案があったな・・・それを聞かせてくれ・・・」

ダル「!?」


紅莉栖「お、岡部!! あなた自分が何を言ってるか分かってるの!?」

岡部「クリスティーナ、こうなった以上通常の手段ではどうにもできん・・・ならばいっそ毒をもって毒を征す!」

ダル「いや、毒とか言われるとさすがに傷つくお・・・」

岡部「GEMダルよ!! 責任は全て俺がとる! この状況を逆転できるのはお前だけだ!!」

ダル「やれやれ・・・オーキードーキー! まっかせるお! まゆ氏、協力して欲しいお!」

まゆり「トゥットゥルー♪」

リア充(予定)のダルさんならやってくれるさ!


【そして・・・・】


岡部「あの時の俺に言ってやりたい・・・余計なことをするなと・・・軽率なことをするなと・・・!」



ダル「まゆ氏!! 完璧だお!」

まゆり「えへへー! こういうコスは初めてだったけど、なんとかなったのです!」

萌郁「うう・・・う・・・////」

ダル「さーあ、桐生氏!! 僕が教えたセリフを言ってみるのだぜ!!」

萌郁「こ・・・今宵は・・・あ、あなたがご主人様ニャン・・・///」 クネクネ

ダル「キターーー! ルイスちゃんの名セリフキタコレ!!」



岡部「ダメだこいつ・・・早く何とかしないと・・・!」

紅莉栖「このHENTAI!!」

やってくれなかった!


ダル「オカリン、牧瀬氏、どうしたん? 顔色が悪いお。」

岡部「どうしたもこうしたもない!! 何だ、その指圧師の格好は!? 下品すぎるぞ!」

紅莉栖「猫耳! 猫しっぽ! その上、マ・・マ・・・マイクロビキニーーー!!」

ルカ「うわー・・・うわー・・・////」

フェイリス「重要な部分を申し訳程度にしか隠せてないニャ!! ちょっとズレれば丸見えニャ!」

ダル「18禁AVG『エロい猫オーバーニャン』のヒロイン、クロたんのコスプレだお!」

まゆり「こんなエッチなコス、まゆしぃも作るの初めてだったからドキドキでした!」

岡部「この格好でMrブラウンに迫るというのか・・・!?」 チラ・・・

ダル「Exactly(その通りでございます )。」

いい発音だ


萌郁「あうう・・・・////」 モジモジ

岡部(うっわぁ、えっろぉ!! やっぱり際ど過ぎだろ、このビキニ!
   尻なんかTバックでほぼ丸出しだし! これなら裸の方がまだ健全だ!!///) タラ~

紅莉栖「盗み見て鼻血を垂らしてんじゃない! このHENTAI!!」 バキィ!!

岡部「ぐああ!!」

紅莉栖「巨乳がいいんか!? 巨乳がいいんか!? 巨乳がいいんか!?」 ドゴ!ゴキ!ガッ!

岡部「じ、助手ぅ!! マウントをとっての連打はやめてくれぇぇーー!」

ダル「桐生氏! リア充は放っておいて、ブラウン氏に突撃するお!!」

萌郁「う・・・うん・・・////」


【ブラウン管工房】

ブラウン「うん、我ながらちょうどいい麺の湯で具合だ。」 ズルズル・・・(食事中)

ガララ・・・(扉が開く音)

ブラウン「へい、いらっしゃ・・・い・・・?」

萌郁「・・・・・////」

ブラウン「お・・・お前・・・」

萌郁「こ・・・今宵はあなたがご主人様ニャン!!!」 ビシ!(ポーズを決める)

萌郁 黒歴史量産中


ブラウン「・・・・・・」

萌郁「・・・・・・」

ブラウン「おい・・・・」

萌郁「は、はい!」









ブラウン「何、馬鹿みてーな格好してんだよ・・・アホか?」

萌郁「あ・・・」


萌郁「・・・・・・」 プルプル・・・

ブラウン「どうした?」

萌郁「ふえ・・・・」

ブラウン「!!」

萌郁「うあ・・・ふえええ・・・・」 ポロポロ・・・

ブラウン「お、おい!? 泣く事はねえだろ!?」

萌郁「ごめんなさい・・・ひぐ・・・ごめんなさい・・・」 ポロポロ・・・








紅莉栖「てーーーんーーーちょーーー(怒)!!!!!」

もえいくさんきゃーわいー


ブラウン「うわあ!? な、何だ!?」


紅莉栖「ちょっと店長!! あんまりじゃないですか!」

まゆり「店長さん・・・まゆしぃはがっかりなのです。」

ルカ「ぼ、僕も今のはひどいと思います!」

フェイリス「女心がわかってないニャ~!」

岡部「おいおい! 俺達が出てきては・・・!」

紅莉栖「岡部は黙ってて!!」

岡部「はい。」


ブラウン「何だよ、お前ら!? いきなり入ってきやがって!?」

紅莉栖「店長、ちょっとそこに正座しなさい。」

ブラウン「はあ!? 何で俺が・・・」

紅莉栖「せ! い! ざ!」

ブラウン「は、はい・・・」 チョコン

てんちょーきゃーわいー


萌郁「ひっく・・・ひっく・・・ぐす・・・」

ルカ「萌郁さん、大丈夫ですか? 泣かないでください・・・」

紅莉栖「店長・・・勇気を振り絞って告白した女性への言葉があれですか~? それでも男なんですか~?」

まゆり「まゆしぃ、そういう事を言う人って好きじゃないな~」

フェイリス「どうすればあんな言葉が出てくるニャ! ホント最低ニャ!」


ブラウン「お、岡部ェ・・・橋田ァ・・・こりゃどうなってんだ!?」

岡部「Mrブラウン、あきらめたほうがいい。
    ラボメンガールズの委員長モードが解放された。 もはや何人にも止める事はできん・・・」

ダル「一人は男だけど。」


【1時間経過】

紅莉栖「 チクチクチクチクチク 」

まゆり「 ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ 」

フェイリス「 ネチネチネチネチネチ 」

ルカ「 ぐちぐちぐちぐちぐち 」


ブラウン「ぐす・・・・もう勘弁してくれぇ・・・」


岡部「うおお~・・・なんということだ・・・!!
    あのMrブラウンが涙目になってるぞ!?」

ダル「怖えぇ~・・・女の友情(笑)、超怖えッス!」

岡部「一人は男だがな。」


ガララ


綯「お父さ~ん! 来ちゃった!」

ブラウン「綯!?」

綯「お父さん? 何してるの?」

ブラウン「綯! み、見ないでくれ! こんなお父さんの姿を見ないでくれ!!」

岡部「あっちへ行ってろ、シスターブラウン! そして父を愛しているならば、この光景を忘れるんだ!」

綯「あ! 萌郁お姉ちゃん! こんにちわ!」

萌郁「あ、うん・・・」

岡部「聞いてねー!」


綯「あれ? 萌郁お姉ちゃん、その格好・・・」

萌郁「な・・・綯ちゃん・・・これは・・・その・・・///」

綯「猫さんだー! かわいいー!」

萌郁「え・・・」

綯「お父さん! 萌郁お姉ちゃん、かわいいねー?」


ブラウン「え・・・いや、それは・・・」

まゆり「店長さん♪ 店長さん♪ あそこに解体されたブラウン管テレビがあるでしょ~?」

まゆり「空気を読まなかった時の貴様の姿だ。」

ブラウン「ああ。 可愛いな、綯。」

萌郁「~~~~~ッッッ!!!!/////」 ボシュー!

まっちょしぃの会話誘導術は世界一ィ!


綯「あ~あ・・・萌郁お姉ちゃんみたいな、かわいい人が綯のお母さんだったらなー」

萌郁「ええっ!!」

ブラウン「いい!?」

綯「そうだ! お父さん、綯お姉ちゃんと結婚しなよ!
  お姉ちゃんもお父さんの事好きみたいだし!」


萌郁「はわわ!! はわわ!! はわわ!!///」

ブラウン「な、綯!! 大人をからかうんじゃない!///」

綯「えー、本気なのにー」


岡部「ファーーッハッハッハ!! ぬかしおるわ、この小動物め!!
   さあ、お前ら!! ここら辺で我々は退散するとしようか!!」

紅莉栖「後はお若い二人に任せましょうかー」  ゾロゾロ・・・

ブラウン「おい、待て! 待てーー!!」

萌郁「はううう・・・////」



し~~~~~ん・・・・

ブラウン・萌郁 「「 ・・・・・・ 」」


ブラウン「でも、俺達は随分歳が離れてるし、綯のこともあるしよ・・・」

萌郁「はう・・・・」

ブラウン「その・・・まずはお友達から始めねえか・・・?」

萌郁「え・・・」

ブラウン「答えはもう少しお互いを知ってからって・・・ハハハ・・・こんな厳つい男が何いってんだかな・・・///」

萌郁「店長・・・///」


【ブラウン管工房、外】

綯「ああいう風でよかったの?」

まゆり「うん、これで店長さんと萌郁さんも一歩前進なのです! ありがとうね~綯ちゃん♪」

綯「いいよ、私も本当に思ってたこと言っただけだし。」

岡部「クックック・・・しかしダァルよぉ・・・まさか小動物を使うとは恐れ入ったぞ!」

紅莉栖「本当。 綯ちゃんに二人の仲を取り持ってもらうなんて作戦、よく思いついたわね。」


ダル「いやー、エロゲで子持ちの未亡人を攻略する時は、まず子供から落すのが一般的だからー。」

紅莉栖「やっぱHENTAIだわ・・・」

ルカ「あのエッチなコスは・・・?」

ダル「僕が見たかっただけだお!」

フェイリス「清々しいまでにHENTAIだニャ!」

ダル「おふぅ! ありがとうございます!」


              オペレーション・アフロディーテ
岡部「なにわともあれ、【愛 の 女 神 作 戦 】・・・・ミッションコンプリートだぁぁーーー!!!」

ブラ萌って良い響きだね(*^_^*)

ほんとだ……


【数日後、未来ガジェット研究所】


萌郁「岡部君・・・」

岡部「おおーー閃光の指圧師よ! 先日のお礼にこの鳳凰院凶真を崇め奉りに来たのかぁ~?」

萌郁「これ・・・今月の家賃の請求書・・・」

岡部「・・・・・ちょっと待て。 これ、いつもより高くないか?」


萌郁「店長・・・岡部君達がDQN達を焚きつけて、店を襲わせたの怒ってる・・・」

岡部「き、貴様! Mrブラウンにバラしたな!! 恩を仇で返すか!?」

萌郁「私は店長のお友達だから・・・///」 ポッ!


岡部「これが・・・シュタインズ・ゲートの選択なのくわぁああーーーー!!??」


                               【 おわり 】


以上です。

遅い時間までお付き合いいただき、ありがとうございました!

いやぁ面白かった
誰かの恋を応援する系ってシュタゲSSだとあんまないよな
乙乙

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