雪ノ下「二人で話し合ったのだけれど」由比ヶ浜「ヒッキーは」 (29)

雪ノ下「私たち二人で養っていく、ということでどうかしら」

由比ヶ浜「一人じゃ無理かもだけど、二人ならできると思うし」

比企谷「は?え、なにそれ」

雪ノ下「鈍い男ね」

由比ヶ浜「あたしたち二人でヒッキーを貰っちゃおってことだよ」

比企谷「……俺の意思は?」

雪ノ下「まさか、嫌なのかしら」

由比ヶ浜「ヒッキーは念願の専業主夫になれるんだよ?」

比企谷「お前ら、それでいいのか」

雪ノ下「ええ。二人で話し合った、と言ったでしょう。納得済みよ」

由比ヶ浜「ゆきのんとなら、仲良くできると思うし」

比企谷「これはつまり……ハーレム?」

雪ノ下「そうね、比企谷君にしては、生意気なことにね」

由比ヶ浜「あたしたち、どっちもヒッキーのこと、好きになってたって気づいたんだぁ」

由比ヶ浜「でも、ゆきのんとヒッキーのことでぎすぎすしたくなかったし」

雪ノ下「これがベストな答えと判断したの」

比企谷「あまりにも急展開すぎてついていけてないんだけど、俺」

由比ヶ浜「もうじれったいなあ」

雪ノ下「比企谷君は黙って私たちに」

由比ヶ浜「ついてくればいいんだよ」

比企谷「え。お前、抱きつくなよ、お前らのその冗談が間近と思うだろ」

雪ノ下「あきれた。まだ冗談だと思っているなんて」

由比ヶ浜「これは思い知らせないといけませんなー」

雪ノ下「比企谷君」クイッ

比企谷「は?」

雪ノ下「……」チュッ

由比ヶ浜「……」メクリッチュッチュッ

比企谷「お前ら、それでいいのか」

雪ノ下「ええ。二人で話し合った、と言ったでしょう。納得済みよ」

由比ヶ浜「ゆきのんとなら、仲良くできると思うし」

比企谷「これはつまり……ハーレム?」

雪ノ下「そうね、比企谷君にしては、生意気なことにね」

由比ヶ浜「あたしたち、どっちもヒッキーのこと、好きになってたって気づいたんだぁ」

由比ヶ浜「でも、ゆきのんとヒッキーのことでぎすぎすしたくなかったし」

雪ノ下「これがベストな答えと判断したの」

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