リヴァイ「安価で誰かの部屋を掃除する」(353)

リヴァイ「暇だし誰かの部屋を掃除してやる」

リヴァイ「しかし1人で片付けるのも大変かもしれないな、ヘルパーとして>>2を呼ぶか」

オルオ

オルオ「はっ!ご指名頂き光栄であります!」

リヴァイ「では早速>>5の部屋を掃除しに行くか」

ペットラ

リヴァイ「ますはペトラの部屋からだ」

オルオ「フッ、将来の女房候補として一度は見ておかなければならないな」

オルオ「しかしもし部屋に鍵かかってたらどう入るんですか?あいつも一応女だし施錠くらいはきちんと…」

リヴァイ「万能キーだ」ジャラ

オルオ「!」

リヴァイ「ちなみにこれは調査兵団の宿舎用だ、他にも駐屯兵団用、憲兵団用、その他公共の場などといろいろ取り揃えている」

オルオ「流石兵長!!素晴らしいです!!」

リヴァイ「まあ人類最強なんでな。じゃあ早速ペトラの部屋がある宿舎に行くか」

~ペトラの部屋の前~

オルオ「やっぱり鍵かかってますね」

リヴァイ「まあこいつがあれば入れる」カチャ

オルオ「これがペトラの部屋か…!」

ペトラの部屋の状況>>9 >>11 >>13
(片付いてるor散らかってるとか、○○が置いてある、窓が1つある、など部屋の様子を書いて下さい)
(過度なエログロやホモは兵長が嫌がるので安価下になります)

リヴァイ写真集が開かれたまま散乱している

オルオの写真の貼ってあるサンドバッグがある

クリスマスツリーと鏡餅

リヴァイ「…大体片付いてはいるな、一部を除いて」

オルオ(下着が部屋干しされてるの期待してたがやっぱりない…世界は残酷だ)

リヴァイ「おい…この散らかってるものは俺の写真か…?リヴァイ兵長の胸トキメキ写真集~永久保存版~だと…?」

オルオ「結構ありますね…全部兵長のばかりですよ!」

オルオ「この写真は56回壁外調査の時の兵長だ…これは審議場でエレン蹴ってる時の…」

オルオ「あとこれは…半裸…!!」

リヴァイ「何なんだこれ…気持ち悪いから全部処分だ」ポイ

オルオ「は、はい!」ポイポイ

リヴァイ「チッ、誰がこんなもん集めて本にしてやがる…相当趣味が悪い奴だな」

リヴァイ「勝手に人のこと盗撮しやがって。見つけたらうなじ削ってやる…」

オルオ「これがペトラの部屋にあるって事実はお咎めなしですか…ってこれは…」

リヴァイ「どうした」

オルオ(編集長:ペトラ・ラルだと…?)

オルオ「…な、何でもないです!とりあえずこれもまとめて捨てましょう!」

オルオ(ペトラには悪いが兵長の命令は絶対だ…)

リヴァイ「ん、オルオの写真もあるぞ」

オルオ「ほ、本当ですか?!ったく、俺の写真なら頼まれたらいくらでも撮らせてやるってのに…」

リヴァイ「ああ、何故かでっけえ枕に貼り付けられてる」

オルオ(…でかい枕…もしや抱き枕…!?)

オルオ(フッ、全く素直じゃねえ奴だ…こんなもので代用しなくても、俺が直々に抱いてやるのによ…)

リヴァイ「ただこの枕堅いな。それにあちこち凹んでる、あと枕にしては汚くないか?」

オルオ「えっ」

リヴァイ「そして枕のくせに何故か天井からぶら下がってやがる」

オルオ「!!」

リヴァイ「変わった枕だがとりあえず汚れを落としておいてやるか…」

オルオ「兵長!こっ…これも捨てて下さい!!」ナミダメ

リヴァイ「何でだ?そいつはただの枕だろ」

オルオ「いえこれは枕じゃなくて…とにかく捨てましょう、こういうのはペトラの部屋に相応しくありません!」

リヴァイ「何で涙目になっている」

オルオ「なっ何でもありません!本当何でもないです…!」ポイー

リヴァイ「…とにかくこれで大分片付いたな。まあ気持ち悪ぃ写真集とやらが散らかってた以外は片付いてた方だが」

リヴァイ「あとこれは何だ」

オルオ「…これは…」

リヴァイ「あの隅にあるいろんなものがついた木と、窓辺に置いてある白い物体は…さっぱりわからねえ」

オルオ「あれはクリスマスツリーです。クリスマスになると俺の家でも飾ってましたよ」

リヴァイ「何をするものなんだ。魔除けか?」

オルオ「いいえ違いますよ、これは北欧に住んでいた古代ゲルマン民族の「ユール」という冬至の祭で使われていた樅の木で冬でも葉を枯らさずにいる樅は生命の象徴として…」

リヴァイ「ああもういい、とりあえず飾りだろ。まあ汚くもねえしこのままにしておくか」

オルオ「そしてこの白い物体は鏡餅といってかつて存在してた東洋の国で伝統的な正月飾りでして…」

リヴァイ「要するにこいつも飾りか。しかしこいつ見てるとうなじ剃りたくなるな」

オルオ「一応これ食べ物ですよ?温めると膨れ上がって柔らかくなるんです」

リヴァイ「そうか、食べ物を粗末にしてはいけないな。こいつもこのままでいいか」

オルオ「ですね」

リヴァイ(ってかこいつはいつ博識キャラになったんだ?)

オルオ「…ガキの頃に読んだ雑学の本がまさかこんなところで役立つとはな」

オルオ「しかしクリスマスも正月もまだ早すぎるだろ、ペトラの奴何考えてんだ?」

オルオ「まあ今年のクリスマスは、俺はペトラと共に…」

(オルオの写真つきサンドバッグ)

オルオ「…ペトラぁ」ナミダメ

~リヴァイ達帰宅後~


ペトラ「あー、今日もオルオがむかついたから帰って殴ってやろっと」

ペトラ「って、えええええ?何で???兵長の写真集どこいっちゃったの???」

ペトラ「全部なくなってるんだけど何で?!まだ編集中だったのに!!」

ペトラ「今までこっそり撮って集めてたのに!一生の宝物にするつもりだったのにー!!」

ペトラ「もう全部オルオのせいだから!一発ぶん殴って…ってサンドバッグもなくなってる?」

ペトラ「…ぶっちゃけサンドバッグはどうでもいいけど兵長の写真集…超ショック…」

ペトラ「ううう…パパが送ってくれたクリスマスツリーと鏡餅、本当に効果あるのかな…」

ペトラ「この2つを部屋に置いておけば願いが叶うっていうから飾ってるんだけど…」




リヴァイ「とりあえず処分したものは燃やしておいた。いいのかオルオ、お前の写真まで燃やしちまったが」

オルオ「いいえ兵長、大丈夫です!」

オルオ(フッ、素直じゃないぜペトラ…あんな真似しなくても俺が直々に殴られてやるからよォ…)グスン

リヴァイ「…オルオの奴が若干おかしい気がするが次に行くか。次は>>20の部屋だ」

アルミン

リヴァイ「次はアルミンって奴の部屋だ」

オルオ「エレンと幼馴染の奴か。話したことはないが部屋が汚いってイメージはないな」

リヴァイ「エレンからは本を読むのが好きだと聞いている。本がクソの山かもな」


~アルミンの部屋の前~

リヴァイ「新兵の宿舎はここだったな。さて万能キーを」カチャ


アルミンの部屋の状況>>23 >>25 >>27

書類の散らばった机の上に、うっすらと埃をかぶったお父さんとお母さんとお爺ちゃんとショタミンが写った写真が飾られている

割れた眼鏡が落ちている

兵法書の山が崩れている

リヴァイ「やはりそこまで散らかってないようだな。机の上以外は」

オルオ「床はまあまあ綺麗ですね」

リヴァイ「床はオルオ、軽く水拭きしとけ。俺は机の上をやる」

オルオ「了解です!」

リヴァイ「さて机の上だが…どこから手をつければいいんだ。本や書類ばかりじゃねえか」

リヴァイ「この本なんか触っただけで崩れそうじゃねえか。相当古いな。慎重に扱うか」

リヴァイ「まずはこっちの散らばった書類をまとめて…これは」

リヴァイ「物腰低そうな老人に…この小せえのがアルミン、その両脇が両親といったところか」

リヴァイ「今よりひ弱そうな面だな。しかし笑ってやがる」

リヴァイ「『844・シガンシナ』か。超大型巨人が攻めてくる1年前の写真か」

リヴァイ「…確かこいつも孤児だったな。両親はウォールマリアの奪還作戦で死んだってエレンが言ってたな」

リヴァイ「しかし埃被ってるのが気に入らねえ。大事な写真だろ、せめてこいつくらいは手入れしとけ…」フキフキ

リヴァイ「…よし、綺麗になった。書類は1つにまとめておくか。あとはこの山になった分厚いやつだな」

リヴァイ「兵法書とはこのガキやるな…そういえばトロスト区奪還作戦の時のこいつの活躍はあのエルヴィンも賞賛してたな」

リヴァイ「もしかしたら将来とんでもない奴になるかもな…」

リヴァイ「とりあえずまとめて本棚に収めておくか。ついでに埃も払っておく」フキフキ

オルオ「兵長!床の雑巾掛け終わりました!」床ピカピカ

リヴァイ「…ああ、合格だ」

オルオ「あと兵長、床掃除してたらこんなものが」

リヴァイ「割れた眼鏡?」

オルオ「このアルミンってガキ、確か眼鏡キャラじゃなかったと思うんですが…」

リヴァイ「本を読んだりする時だけ使うんじゃねえのか?まあそういうのは本人に聞かないとわかんねえが」

リヴァイ「とりあえずレンズだけ変えておくか。オルオ、今すぐ眼鏡屋に行って新しいのを買ってこい」

オルオ「了解です!」シュタッ

リヴァイ「…これで来た時よりは綺麗になったな」

リヴァイ「正直変な本もあるんじゃねえかと思っていたが…余計な心配だったか」フー



~リヴァイ達が去った後~

アルミン「はあ…調査兵団になっても覚えることいっぱいで頭パンパンだ…」

アルミン「長距離索敵陣形、しっかり頭に入れておかないとね。でもそろそろ部屋も掃除したい…」ガチャ

アルミン「ええ?部屋が綺麗になってる?あんなに積んであった本たちも…本棚に…」

アルミン「誰がやってくれたんだろう?寮母さんってここにいたかな?妖精さん?神様…は一緒に講義受けてた」

アルミン「でもここに引っ越してきて以来ずっと本を積んだままにしてたから一応助かったかな」

アルミン「殆ど爺さんの物だったけどね。この兵法書は父さんから貰ったものだけど、一度も読んでないや」

アルミン「この写真も綺麗になってる。調査兵団に入団してから全然手入れできてなくてごめん…」

アルミン「わあ、この前壊した眼鏡も元通りだ!母さんの形見だし大事にしないと」

アルミン「…兵法書、ちょっと読んでみるか。もしかしたら今後に役立つことが書いてあるかも」

リヴァイ「なかなか掃除し甲斐のある部屋だった」

オルオ(冗談で鼻眼鏡買ってこようとしたのは内緒にしておくか)

リヴァイ「さて、オルオ、これまでご苦労だったな。レンズ代は後で渡す。解散していいぞ」

オルオ「はっ!」


リヴァイ「流石に1日中付き合わせるのもアレだし、今度は>34でも呼ぶか」

リヴァイ「そして今度は>>35の部屋を掃除する」

ミーナ

ミカサ「…」

リヴァイ「…お前はエレンから相当な腕があると聞いている」

ミカサ「兵士としての腕は確かです。でも掃除するとは聞いてない」

リヴァイ「これで掃除の腕も上げてエレンの部屋でも掃除したらどうだ」

ミカサ「…!」

リヴァイ「運が良ければ次くらいで安価にエレンの名前が挙がるかもな」

ミカサ「…頑張ります」

リヴァイ「さて、次はミーナとかいう奴の部屋だが…こいつの部屋はこの兵舎にないから実家に行くか」

ミカサ「場所は確か、トロスト区です」

リヴァイ「豚小屋じゃないのか」

ミカサ「トロスト区です」

~ミーナの家の前~

リヴァイ「こういう時も万能キーは使える」

ミカサ「よく考えてみたらこれ犯罪ですよね」

リヴァイ「部屋を掃除するだけだ。他は何もしない。行くぞ」ガチャ


ミーナの部屋の状況 >>40 >>41 >>42

(作中でミーナは死んでますが、お楽しみ企画的なノリなのでここでは生存しているという設定にします)

濃厚なエレアル本

BL本が数冊

漫画の原稿

制作中のエレン総受け本(1000P越え)の原稿とイラスト

リヴァイ「部屋は綺麗だ…しかし」

ミカサ「何なの…何この本、エレンとアルミンが裸になっている…!」

ミカサ「エレンはこんなに顎が尖っていない…アルミンの顔はこんなピンクに染まることなんてない…」ワナワナ

ミカサ「第5話『初夜』」パラ

ミカサ「『・・・お前が教えてくれたから…オレは…ホモの世界に…』」ペラ・・・

ミカサ「『エレン!早くッ!!』」

ミカサ「(効果音)」

ミカサ「『あああああーーーッ!!!!』」

ミカサ「!!!!」

ミカサ「」

ミカサ「

ミカ

リヴァイ「…やばい…相当ショック受けてやがる」

リヴァイ「・・・当然か。昔から連れ添ったダチがこんな気持ち悪い目にあってんだ、平然としてる方がおかしい」

リヴァイ「このミーナとかいう奴頭沸いてんのか?それらしい本が何冊かあるな」キモチワルイ

リヴァイ「正直捨ててやりたいが、こういう奴は捨てるととんでもないことになりそうだ」

リヴァイ「とりあえずこの段ボール箱に全部入れておくか」ポイポイ

リヴァイ「…おい、ミカサとやら、いつまでもそんなところで」

ミカサ「…これは、ちょっとした罰が必要」

リヴァイ「は?」

ミカサ「あなたは前にこう言った。躾に一番効くのは痛みだと」

リヴァイ「このミーナって奴を殴るのか」

ミカサ「いいえ・・・本人に手を出すより、こっちを始末した方が効果的・・・」

(原稿~エレン総受け1000P超え~)

ミカサ「これを全部エレミカにすり替える」

リヴァイ「できるのか」

ミカサ「やれる。私は強い」

リヴァイ「何に対して強いんだよ」

ミカサ「あなたはここで指を咥えたりしてればいい」

リヴァイ「何もしねえよ」

リヴァイ(・・・しかしこっちのエレンは女みたいな面してやがるな)

リヴァイ(『リヴァエレ、アルエレ、ジャンエレ、いろんなエレン受け集めました!』じゃねえよ)

リヴァイ(何で俺がエレンとこんなことしないといけねえんだよ、反吐が出る)

リヴァイ(『私アルエレもエレアルもどっちもいけるんです!』はっきりしろこの雌豚が)

ミカサ「」カキカキカキカキカキ

リヴァイ「さっきからこいつも原稿とやらに何か描き込んでるし」

ミカサ「」カキカキカキカキカキカキ

ミカサ「…エレン///」ポワワ

リヴァイ「顔赤くしながら描いてやがる。漫画描きってこういう奴ばかりなのか?」

リヴァイ「とりあえずこのエレン総受けとかいう原稿は処分するか、今はミカサの方がとんでもねえ」



~1時間くらい経過~

ミカサ「できた」バン

リヴァイ「アニメ前期EDみたいな絵柄だな。エレンが誰これ状態だぞ」

ミカサ「愛を沢山込めたから問題ない」

リヴァイ「そうか」

ミカサ「これで心残りはない。私の思うエレミカの全てをこの原稿に叩き込んだ」

ミカサ「これでミーナもエレミカの素晴らしさをわかってくれるはず」

リヴァイ「じゃ撤収するか。・・・掃除というより漫画描いてただけじゃねえか」

~リヴァイ達が去った後~

ミーナ「さー、締切まで24時間切ったし、はりきって原稿しなくちゃ!」ガチャ

ミーナ「何これ?!私こんなエレン描いてないんだけど!」

ミーナ「何でミカサが登場してるの?!男しか描いてないのに!」

ミーナ「えっちょっと?ちょっと何これ?!」

ミーナ「折角頑張って描いてきたのに・・・」チーン










ミーナ「…でもこれ・・・エレミカ?ほのぼのしてて悪くないかも」

ミーナ「あ、このエレン普通にかっこいいな~」

ミーナ「このシーンのミカサの気持ちわかるかも」

ミーナ「ちょっとじっくり読んでみよっと」

ミカサ「…エレミカ洗脳完了」

リヴァイ「お前すげえな」

ミカサ「勘違いしないで欲しい、私はただエレンと一緒に居たいだけ」

ミカサ「エレンが他の奴らから淫らな行為を受けているのが許せない。例えそれが想像上でも」

リヴァイ「ヤンデレというよりはお節介焼きだな」

ミカサ「何とでも言えばいい。今度は誰の部屋を掃除するの?」

リヴァイ「>>54の部屋だな」


(BL本まともに読んだことないので濃厚にできなくてすみませんでした)

ライナー

リヴァイ「ライナーとかいう新兵の部屋だ」

リヴァイ「ってことは動物園か」

ミカサ「違う。調査兵団にいる」

リヴァイ「じゃこの万能キーだな」チャラ

リヴァイ「…バナナ持って行った方が喜ぶか」

ミカサ「それはないと思う」

リヴァイ「そうか」


ライナーの部屋の状況>>58 >>59 >>60

アルミンによく似た子のエロ同人

クリスタの等身大ポスター100枚

アルミンそっくりの金髪ショタが描かれた箱がパッケージのオナホ「僕だよ」

ミカサ「!!クリスタが沢山?!」

リヴァイ「うえっ」

ミカサ「壁の至るところにクリスタの写真が貼られている・・・」

リヴァイ「気持ち悪い光景だ…ポスターなんて1枚で十分だろ、残り99枚は全部剥がす」

ミカサ「『ウォール・クリスタ』か。私もこれに対抗して『ウォール・エレン』を作ろうと思う」

リヴァイ「作らなくていい」

リヴァイ「とりあえず必要ないポスターは全部畳んでおいた。これで壁はすっきりしたな」

ミカサ「…これは…アルミン?アルミンに似た本・・・と箱・・・」

ミカサ「しかしこの箱何か変・・・」

ミカサ「・・・でもアルミンが淫らな行為をさせられている。これは許せない」

ミカサ「エレンもだけどアルミンを襲う輩も私が始末する」

ミカサ「このホモゴリラには、きつい罰が必要・・・」

ミカサ「兵長、この画像を大量コピーしてきて頂けませんか」

リヴァイ「は?まあ行ってきてやるが…」

リヴァイ「…何だよこれ」

~リヴァイ達が去った後~

ライナー「さて、昨日買ったアルミンの薄い本読むかな~」ガチャ

ライナー「なっ・・・クリスタが・・・クリスタが減ってる?!」

ライナー「俺のウォール・クリスタが・・・」ガクッ

ライナー「いや今はアルミンだ…確かこの辺りに置いおいた・・・」

ライナー「『アルミンだと思った?残念!ゲスミンでした』ドヤァ」

ライナー「うおおおお何てことだ!!!可愛いアルミンが全部ゲスミン画像に差し替えられているだと!!」

ライナー「くっ・・・それでも俺にはオナホアルミンがいる…ッ」

ゲスミン「くせぇんだよ」ファックユー

ライナー「わああああああああああああ!!!!!」

ライナー「ああっ!!あああ・・・クリスタ―ッ!!」

クリスタ(ポスター)「ねえライナー」

クリスタ「ポスターとか、100枚も飾ればいいってものじゃないと思うんだけどな~」

クリスタ「オタクみたいできもちわる~い」

クリスタ「それにアルミンにまで手を出して、ホモなのかバイなのかわからないってところもいやらしいよね」

クリスタ「だからもう私の前に現れないでね。あと結婚とか冗談でも言わないでね♪」

クリスタ「それじゃさよなら、メンへライナーさん」

ライナー「」チーン

リヴァイ「割と理由がありそうな暴言がライナーを襲う!」



~ライナーの部屋の外~

ミカサ「ふふっ、おしおき完了♪(クリスタボイス)」

リヴァイ「お前声真似上手いんだな」

ミカサ「それほどでも」

リヴァイ「次は>>70の部屋だ」

ジャン

クリスタとサシャとユミルがシェアして住んでる家

リヴァイ「ジャンって奴か。奴の部屋は…」

ミカサ「馬小屋」

リヴァイ「いや違うだろ」


~ジャンの部屋の前~

ミカサ「ほら馬小屋の匂いがする」

リヴァイ「全然しねえぞ。さてと、どんな部屋か拝見するか」ガチャ

ジャンの部屋の状況>>75 >>76 >>77

にんじん

スクール!!のDVD BOX

マルコの写真

ミカサ関連の物がひとつもない奇跡

安価、コメントありがとうございます。
続きは明日書きますね~

あと>>75-77だけだとすぐ終わっちゃいそうなので
>>84 >>85も追加します。それでは

母ちゃんの写真

ババアに貰った手紙

ミカサの隠し撮り写真集(エレンとミカサのツーショットばっかり)

リヴァイ「年相応な部屋って感じか」

リヴァイ「ベッドには脱ぎ捨てられた服がいくつか、テーブルの上も散らかってるな」

リヴァイ「隅にはごみ袋が適当に放置されてる・・・大分溜まってるな」

リヴァイ「朝出そうにも忙しいから来週に回しちまうが、結局毎週それを繰り返しちまうパターンだな」

リヴァイ「あと可燃とプラ分けとけよ」チッ

リヴァイ「とりあえず俺はまずベッドの方を掃除する。お前はテーブルの上を片付けろ」

ミカサ「はっ」

リヴァイ「こっちの服は畳んでこっちは干しておくか。あとはシーツの皺も伸ばしてやると…」

ミカサ「…にんじん」

リヴァイ「は?」

ミカサ「にんじんがテーブルに沢山ある。しかも生」

リヴァイ「状況から見て、生のにんじんをかじりながらテレビ観てる光景が何となく想像できるな」

リヴァイ「何だよこいつ馬かよ」

ミカサ「あとDVDボックスがある。『スクール!!』というタイトルの」

リヴァイ「何だそれは」

ミカサ「江口●介主演のテレビドラマ。シガンシナにいた時エレンも観てた」

リヴァイ「そうか、俺はテレビとかそういうの観たことないからな」

リヴァイ「…さて次は可燃とプラの仕分けを・・・何やってんだ」

ミカサ「例え見た目はドラマのDVDでも、パッケージだけカモフラしてて中身はとんでもない内容かもしれない・・・ので、一応チェックする」

リヴァイ「は?」

ミカサ「もしかしたらエレンが久しぶりに観たいからDVD貸してほしいとジャンに頼むことがあるかもしれない」

ミカサ「これはエレンの為。だから内容チェックする」

リヴァイ「お前の想像力は巨人の再生能力も真っ青なレベルだわ」

ミカサ「…」(DVD早送りでチェック中)

ミカサ「…今のところ変な映像は入っていない。ちゃんと『スクール!!』の内容」

ミカサ「私の盗撮動画とかでなくて良かった」

リヴァイ「自意識過剰すぎだろおい」

リヴァイ「…ゴミの仕分けが終わった。今度は机の上に取り掛かるか」

リヴァイ「…机はそんなに散らかってないな。書類はひとまとめにして、それ以外は引き出しに仕舞っておくか」

リヴァイ「ん、隅の方に放置してあるのは…手紙か。…文面を読む限りだとジャンって奴の母親といったところか」

リヴァイ「風邪引くな、勉強しろ、歯を磨きなさい、か。ちゃんとこいつのこと考えて言ってやってるな」

ミカサ「チェック完了。このDVDには不適切な内容はありませんでした」

リヴァイ「ああ、ちゃんと仕舞っておけよ」パラリ

ミカサ「何か落ちた」

リヴァイ「ああ、すまねえ」

ミカサ「…マルコ…?」

リヴァイ「あ?」

ミカサ「マルコの写真」

リヴァイ「誰だそいつは」

ミカサ「私と同じ104期生だった。ジャンの唯一の友人」

リヴァイ「唯一って言ってやるなよ」

ミカサ「誰に対しても優しい人だった、エレンも私もとても良くしてもらってた」

リヴァイ「お前と同期ならどこの兵団にいったんだ?」

ミカサ「…もういない。トロスト区奪還作戦で…死んでしまった」

リヴァイ「…」

ミカサ「誰も死んだところを見ていない。最初に遺体を見つけたのはジャン」

ミカサ「…あれからだと思う、ジャンが変わったのは」

ミカサ「あんなに憲兵団行きたがっていたのに、調査兵団に入ったのは、もしかして…」

リヴァイ「…なるほどな」


リヴァイ「…しかしその大事そうな写真がこのままってのは気に入らねえ」

リヴァイ「せめてアルミンみたいに写真立てに入れておくとかしとけ…」

ミカサ「私もそう思う。ので、写真立てを買ってくる」

リヴァイ「ああ、頼んだ」



リヴァイ「…一通り片付いた。溜まってたゴミも出しておいたしな」

リヴァイ「しかしこのにんじん…生のままかよ。ジャンって奴は料理できねえのか?」

リヴァイ「…仕方ないな」

~リヴァイ達が去った後~

ジャン「…」ガチャ

ジャン「…何だ…俺は夢でも見ているのか…?部屋が片付いてやがる…」

ジャン「…まあいいか、よっこらしょっと」

(床に座る)

ジャン「…長距離索敵陣営、か…」

ジャン「…」

ジャン「…本当に俺、調査兵団になっちまったんだな…」

ジャン「…何であの時俺は動かなかったんだ…よりによって一番入りたくなかった死に急ぎ団にしちまった!」

ジャン「俺はこれで良かったのか…?今から所属兵団を変更とか…できるのか?」

ジャン「正直先が見えねえ。何てったってこの後は壁外遠征が待ってる。生き残れるかどうか確信持てねえよ…」

ジャン「…クソッ!俺はまだ死にたくねえ!」

ジャン「…これもお前の所為だ、マルコ」

ジャン「お前があの時死んじまってなかったら、俺は憲兵団に入って平和な日々が送れたんだ!」

ジャン「畜生…マルコ…チクショウ…!」

マルコ(写真)「おい、いつまでもグダグダ泣き言言ってんじゃねえ」

ジャン「?!」

マルコ「選択しちまったことにピーピー喚いてる暇があったらな、死なねえ工夫でも考えてろクソガキが」

ジャン「…マル…コ?!」

マルコ「…ア?マルコハソンナコトイワネエ?」

ジャン「…?」

マルコ「…ま、まあ、上手くは言えないけど、選択してしまったことはもうどうしようもないんだ」

マルコ「でも調査兵団を選んだってことは、戦う意思があったということだろ?」

マルコ「だったら悔いが残らないよう戦えばいい」

マルコ「…僕はいつでも、君を見守っているから」

ジャン「マルコ…」

ジャン「…ったく、お前に言われなくてもわかってるよ…俺だって覚悟くらいはしてたさ…」

ジャン「…何かいい匂いがする。これは…にんじんスープ?」

ジャン「誰が作ったか知らねえが丁度腹減ってたし食うか」

ジャン「…美味え。めっちゃ美味え。ちょっと懐かしい味がする」ムシャムシャ

ジャン「…ババアの味だ。昔よく作ってくれてたっけな…」

~ジャンの部屋の裏~

リヴァイ「最後はテンプレ的台詞で締めちまった。どうも上手いこと言えねえな(マルコボイス)」

ミカサ「声はまあまあ似てた。でもキャラが壊滅的に違う」

リヴァイ「仕方ねえだろこういうの初めてだからな」

リヴァイ「さて次の部屋だが…」

ミカサ「エレン」

リヴァイ「は?」

ミカサ「エレンの部屋」

リヴァイ「何言ってんだよ、まだ安価出してねえだろ」

ミカサ「いい加減にエレンの部屋を掃除したい。そうしなければ満足できない」

リヴァイ「チッ、ちょっとルールから逸れちまうが1度くらいはいいだろ」

リヴァイ「言っとくが1回だけだ。その後はいつも通り安価で決める」

~エレンの部屋の前~

リヴァイ「さて万能キーを…」

ミカサ「必要ない。エレンの部屋のスペアキーを持っている」

リヴァイ「チッ、ならとっとと開けろ」

ミカサ「言われなくとも」カチャ


エレンの部屋の状況 >>104 >>105 >>106 >>107

アルミンの描かれた抱き枕

録画したエンタの神様のDVD

エレン、ミカサ、アルミン、カルラ、グリシャが写った写真が飾られている

ミカサへのプレゼント

今日も安価とコメントありがとうございます。
遅刻してしまってすみません。今後も夜にのろのろと更新していくつもりです
待たせてしまって申し訳ないです。それでは。

先にお詫び:前回の更新分を読み返したところ、
>>84>>85の内容と同じだと勘違いしてしまっていてジャン母の写真を登場させていませんでした。
安価して下さった方申し訳ありませんでした。


~エレンの部屋~

リヴァイ「やけに綺麗じゃねえか。ゴミ1つも落ちてねえし、これはもう掃除する必要ないだろ」

ミカサ「当然。3日に1回私が掃除している」

リヴァイ(ならここに来る必要なかっただろ…)

リヴァイ「…これじゃ本当に何しに来たんだか…ん、これは」

リヴァイ「ジャンって野郎の部屋にあったものと同じような箱が…『エンタの神様』?」

リヴァイ「おい、『エンタの神様』って何だ」

ミカサ「お笑い番組。シガンシナにいた時、エレンが大好きだった」

ミカサ「ちなみにエレンが好きなお笑いタレントは東京●3」

ミカサ「カルラおばさまはヒ●シの大ファンだった。グリシャのおじさまはにしおかす●こが出てくるとニヤニヤしてた」

ミカサ「ちなみに私は、パペ●ペXが好き。うしくんかわいい」

リヴァイ「俺はそういうの全然わかんねえが、とりあえず家族みんなで観ていたんだな」

ミカサ「そう。とても平和な日々だった」

リヴァイ「そうだな。…この机に飾られている写真、その時のだろう」

ミカサ「…私に…エレン、アルミン、そしておじさまとおばさま」

ミカサ「私もこの写真を持っている。部屋にも飾っている。私の宝物」

リヴァイ「お前この頃は髪が長かったんだな」

ミカサ「そう、訓練兵団に入団した時、エレンに言われて髪を切った」

リヴァイ「…ほう」

リヴァイ「…この写真立て以外には…このボロっちい本、アルミンの部屋にも同じようなものがあったな」

リヴァイ「表紙から見て、壁外の世界が書いてある書物なんだろう」

リヴァイ「ベッドもシーツの皺すらないな…何だよあれ」

リヴァイ「おい、こいつは何だ」つ(アルミン抱き枕)

ミカサ「…エレンの友達」

リヴァイ「そいつはわかっている。だがこいつはでっけえ枕だろ」

ミカサ「だからエレンの友達」

リヴァイ「枕が友達ってどういうことだ」

ミカサ「私が言えるのはこれだけ」

リヴァイ「意味がわかんねえな。エレンの友達だと?アルミンはまだ生きてるだろ」

ミカサ「アルミンも友達。アルミンがいない時はこのアルミンが友達」

リヴァイ「ますます訳わかんなくなってきた」

リヴァイ「…ペトラの部屋にあったオルオの枕…オルオの奴は枕じゃねえとか言ってたが…」

リヴァイ「アレとは違って汚れてはいないし、丁寧に扱われているみたいだ」

リヴァイ「…まあ触れないでおこう…ん」

リヴァイ「ベッドの下に何かあるな。…ペーパーバッグ?しかし封がされているな」

リヴァイ「赤いリボンがついてるし、エレンの字で『ミカサへ』と描かれている。こいつは」

ミカサ「…これは…?前にここ来た時こんなものなかった…」

リヴァイ「…きっとお前宛てだろう」

ミカサ「…そんな…エレンが、私に?私にプレゼント…?!」

ミカサ「ど、どうしよう…嬉しい…///」カァァ

ミカサ「エレンカラ…エレンカラプレゼント…///」アワアワ

リヴァイ「…」

リヴァイ(…エレンの奴)

リヴァイ(ミカサはお節介すぎるとか、自分に付きまとってくるからたまに鬱陶しくなるとかほざいていたが…)

リヴァイ(何だかんだいって大事にしてるじゃねえか)

リヴァイ「…持っていくか?どうせお前がもらうんだろ?」

ミカサ「いい。エレンから直接手渡しで貰いたい。そっちの方がもっと嬉しい」

リヴァイ「そうか。良かったな、楽しみが増えて」

ミカサ「うん」

~リヴァイ達が去った後~

エレン「エルドさんすみません、こんなところまで付き合わせてしまって」

エルド「構わないよ。俺たちに監視される身だが、たまには自分の部屋に帰りたくなる時だってあるだろう」

エルド「それにしてもお前の部屋、すごい綺麗だな。意外と掃除好きなのかお前?」

エレン「えーっと…あまり部屋に戻ってくることがないからだと思います…」

エルド「ああそうか。最近はあそこの地下で寝泊まりしてばかりだしな」

エレン「えっとあれは…確かベッドの下に置いといたんだっけ…」

エルド「ぶっ!お前この抱き枕何なんだよ!」

エレン「えっ?あ!こ、これは…!!」

エレン「ほ、ほら俺、壁の外の世界に憧れてるって言いましたよね、時々その衝動が収まらないことが時々あるっていうか…」

エレン「その時、このアルミンに話を聞いてもらうんです。アルミンなら俺の話、笑い飛ばしたりしないで聞いてくれると思って…」

エレン「本当は本物のアルミンと話したいけど、昔と違ってあまり一緒にいられなくなってきましたし…」

エレン「俺、アルミンと話をしているのが楽しいんです。アルミンも壁外の世界に憧れてる仲間なんです」

エレン「か、勘違いしないで下さいね、抱いて寝てるとかは一切してないので!」

エルド「そ、そうか…」

エルド(友達がいない奴みたいで可哀相になってきたぞエレン…)アワレノメ

エレン「あ、あった、これだ」

エルド「何だそれは?誰かへのプレセントか」

エレン「はい、幼馴染へです」

エルド「ミカサとかいったな、調査兵団の中でも早速噂になってるぞ。とんでもない新兵が現れたとか」

エレン「えっ、もう噂になってるんですか?…はい、そのミカサにです」

エルド「ああ。確かさっき話してたアルミンって奴も調査兵団に入ったんだろ?」

エルド「エルヴィン団長が話してたぜ、何でもトロスト区奪還作戦で参謀を務めたとか」

エルド「他にも今年の新兵はすげえ奴らだって聞いてる。今度の壁外調査、どうなるかわからないぞ…」

エレン「…お待たせしてしまってすみません、これを取ってくるだけでしたので。もう用はないです」

エルド「そうか。で、そいつはいつ渡すんだ?」

エレン「あ…」

エルド「さっさと渡した方がいいだろう。付き合うぞ」

エレン「え、ええ?」

エルド「安心しろ、ミカサって子と会ってる間は1人にしてやるから」ニヤニヤ

エルド「彼女にプレセント渡すくらいで巨人化はしないだろう?」

エレン「あ、はい…ありがとうございます…」

エルド「俺にも女がいるからこういうのほっとけなくてな。さて、早く彼女に会いにいくぞ」

エレン「は、はい!」

ミカサ「エレンの部屋を掃除できた。満足した」

リヴァイ「とっとと行けよ、この後エレンがお前にアレを渡すんだろ」

ミカサ「…はい」

ミカサ「リヴァイ兵長、お世話になりました」ペコリ

リヴァイ「ああ」



リヴァイ「さて、今度は>>123を呼んでみるかな」

リヴァイ「次に掃除する部屋は>>125の部屋だ」

アルミン

エルヴィン

アルミン「宜しくお願いします、リヴァイ兵長」

リヴァイ「ああ」

アルミン「あの、もしかして僕の部屋を掃除したのって…」

リヴァイ「俺だ。あとオルオもだ」

アルミン「ああ、やっぱり…!ありがとうございました、全然片付いてない部屋ですみません…」

リヴァイ「いや、なかなか掃除し甲斐のある部屋だった」

アルミン「それに眼鏡も直して頂いて…あれ、僕の母の形見なんです」

リヴァイ「そうか、大事にしろよ」

アルミン「はい!オルオさんって人にも後でお礼言わなきゃ」

~エルヴィンの部屋の前~

アルミン「いきなり団長の部屋ですか…」

リヴァイ「心配ない。エルヴィンのことだ、そんなに散らかってはいないだろう」

アルミン「は、はい…(すごい緊張する…!)」

リヴァイ「万能キーを…」ガチャ


エルヴィンの部屋の状況>>128 >>129 >>130 >>131

自由の翼の描かれたフラッグが掲げてある

壁中に釘の刺された藁人形

死んだ部下のワッペン

次の壁外調査の詳細

アルミン「うわ、うわあああああ!!!何ですかこれ!!壁中がすごいことに…?!」

リヴァイ「ああ、藁人形だ」

アルミン「はい、それはわかるんですけど…」

アルミン「ま、まさか団長、死ぬほど憎い相手がいるのでは…?」

リヴァイ「いや、これは調査兵団団長の伝統だ。よく見てみろ、どの藁人形もうなじの場所を刺されている」

アルミン「確かに…」

リヴァイ「より多くの巨人を駆逐するための儀式だ」

アルミン「そんな儀式初めて聞いたよ…」

アルミン「…唯一藁人形が打ち付けられていない壁には自由の翼のフラッグがでっかく掲げられている」

アルミン「これだけだったらいかにも調査兵団の団長、って感じするんだけどな…」

アルミン「ん、フラッグに何かがいっぱい縫い付けられている…」

アルミン「これは…ワッペンかな。ひとつひとつ小さく名前が書いてある」

アルミン「…このワッペン…」

リヴァイ「…死んだ兵士たちのものだ。全員じゃねえが…」

リヴァイ「本当に行方不明になったり、巨人に食べられてしまった者は回収できねえからな」

アルミン「…そうですか」

リヴァイ「…今度の壁外調査で、こいつが増えることがないように願う」

アルミン「…」

アルミン「…調査兵団に入団してからエルヴィン団長の噂をちょくちょく聞くけど…」

アルミン「初めの頃は…表面は温厚ながらも、戦いにおいては非情な人だと思ってた」

アルミン「人が沢山死んでいく調査兵団の団長になるくらいなら、それくらいにならないとやっていけないのだろうけど…」

アルミン「…それでも、部下のことは大事に思ってるんだなぁ…」

リヴァイ「…」キョロキョロ

リヴァイ「…チッ、もしヅラがあったら証拠写真撮ってやろうと思ったのに」キョロキョロ

リヴァイ「エルヴィンがヅラなのかはこの俺としてもわからねえ…っと」

リヴァイ「あの野郎、机いっぱいに次の壁外遠征の作戦を書いた資料広げてんじゃねえ…!」

リヴァイ「…アルミンに見られたらまずいな、片付けてるフリして引き出しに入れておくか…」

リヴァイ「よし、机は片付いた。壁中の藁人形は気になるが、一先ずこれでいいだろう」

アルミン「…僕、ちょっと思ってたことがあるんですが」

アルミン「団長の部屋なら、今度の壁外調査についてもっと詳しくわかるんじゃないかと思って…」

リヴァイ「!」

アルミン「長距離索敵陣形とか、資料は貰ってますし講義も受けましたが…重要な何かが欠けている気がするんです」

リヴァイ「!!」

アルミン「目的はシガンシナ区までのルート模索とは聞いているんですが、それよりもっと重大な目的があるんじゃないかと…」

リヴァイ「おい…」

アルミン「まあ、まだ壁外調査まで時間ありますし、そのうち発表されるんだろうな」

リヴァイ「…!」

リヴァイ「…こいつ」

リヴァイ「ただの天然なのか、それとも…?…油断できねえ奴だ…」

~リヴァイ達が去った後~

エルヴィン「」カンカン

エルヴィン「今週の分…っと」

(new藁人形)

エルヴィン「そろそろ打ち付ける場所がなくなってきたな」

エルヴィン「正直これが効果があるのかわからないが…調査兵団団長の伝統だ、守らねばならぬ」

エルヴィン「…といってもこれを始めたのはキース団長なんだが」

エルヴィン「あとはこれも…前回の壁外調査で亡くなった彼のワッペンを」

エルヴィン「…よし、縫い付けた」

エルヴィン「…こいつも増えていくばかりだな…」

エルヴィン「…彼らは自らの命を顧みず、調査兵団となり…立派に戦って死んだ」

エルヴィン「…お前たちの意思は、我々が受け継ぐ」

エルヴィン「だから、安らかに眠ってくれ」

エルヴィン「…さてと、次はこいつらも手入れするか」

エルヴィン「…っと」カポ

(床を外す)

無数のヅラ「フサァ」

エルヴィン「ここなら誰にもわからないだろう」フサフサ

エルヴィン「…他にもこの団長部屋にはいろんなカラクリが施してある。全部把握はできていないが…」

エルヴィン「これも団長特権だ」ドヤ





リヴァイ「今回もヅラ疑惑について証拠が掴めなかった…」

リヴァイ「流石エルヴィン…一筋縄ではいかねえな」

アルミン「えっと、次は誰の部屋に行きますか?」

リヴァイ「ああそうだったな、次は>>141の部屋でどうだ?」

オルオ

リヴァイ「オルオの部屋だ」

アルミン「オルオさん…リヴァイ兵長と一緒に僕の部屋を掃除してくれた人ですね」

リヴァイ「そうだ」

アルミン「じゃあ恩返しに頑張ろうっと!」



~オルオの部屋の前~

アルミン「オルオさんって会った事ないんですが、確かリヴァイ兵長が中心の『特別作戦班』のメンバーでしたよね」

リヴァイ「ああ、俺の部下だな」

アルミン「どんな人なんだろう…」

リヴァイ「まあ部屋見ればわかるかもな。それじゃ入るぞ」ガチャ


オルオの部屋の状況 >>145 >>146 >>147 >>148

壁一面にリヴァイの写真が貼られている

兵長の台詞が録音されたCDが3BOX

ペトラのうんこ観察日記

カビの生えたパン

安価ありがとうございます
流石に下品な描写は避けたいので>>147の代わりに>>151で再安価とります、すみません。

家族からの手紙

それなら最初に言いましょうね!安価に選ばれた人が傷つきます

うんこはひどいが後出しはなるべく避けたほうがいい

>>154 >>155
説明不足並びに後出しすみませんでした。
安価取られた方も不快な思いさせてしまってすみません。
今更ですが過度はエログロ、ホモに加えて下品な安価は安価下にさせて頂きます。
上手く処理できそうにないので…技量不足で申し訳ないです。

リヴァイ「…ッ!」ドンビキ

アルミン「うわぁ…」

リヴァイ「…何だこれは…」

アルミン「これ…全部リヴァイ兵長の写真?…その、オルオさんて人…」

リヴァイ「…俺の部下だ」フルエゴエ

アルミン(…き、きっとリヴァイ兵長が大好きな人なんだろうな…)

リヴァイ「いくら部下でもこれは気分が良くない、全部剥がす」ベリベリ

アルミン(やっぱり兵長には耐えられないみたいだ…)

アルミン「ん?CDラジカセだ。どんな音楽を聴いたりするのかな?」

アルミン「中にCD入ってるみたいだし、ちょっと訊いてみよう」カチ

ラジカセ『約束しよう、俺は必ず!!巨人を絶滅させる!!』

リヴァイ「?!」

アルミン「えっ…」

ラジカセ『これは持論だが…躾に一番効くのは痛みだと思う』

ラジカセ『おい、さっさと答えろグズ野郎、お前がしたいことは何だ…』

アルミン「なっ何だこのCD…『兵長のカッコイイ台詞100選パート2?!』」

アルミン「こっちにも同じようなCDが…BOXが3つも…」

リヴァイ「おい」

アルミン「はっはい!」

リヴァイ「そのCD…貸せ」

アルミン「は、はい…」

リヴァイ「フンッ!」チョップ

アルミン「ああっ!!」

リヴァイ「勝手に人の音声を焼いてんじゃねえよ…」バキバキ

アルミン「…」ブルブル

リヴァイ「…壁に貼ってあったものは全部処理した。後でオルオの奴には一言言っておかなくてはな」

アルミン「あんな殺風景だった部屋が見間違える程綺麗に…ああ、画鋲の跡がいっぱいだ…」

リヴァイ「この壁は張り替えることにしよう。…ん、何か匂うぞ」

アルミン「…確かに微かに嫌な臭いが…あ、兵長!あれじゃないですか?」

リヴァイ「こいつは…うわ、カビの生えたパンじゃねえか」

アルミン「どうしてこんなものが…」

リヴァイ「…チッ、こいつは捨てるしかねえな。食べ物を粗末にするんじゃねえよ…」ポイ

リヴァイ「…こいつは」

アルミン「…手紙、ですね」

リヴァイ「オルオの家族からか」

アルミン「家族か…」

リヴァイ「写真も添えられている。この手前にいるのが弟たち、奥にいるのが両親ってとこか」

アルミン「弟さんいっぱいいるんですね」

リヴァイ「らしいな。そのせいかあいつは年下の扱いが意外と上手い」

アルミン「ちょっと羨ましいな、僕は1人っ子だったからよく兄弟には憧れたっけ…」

リヴァイ「『くれぐれもリヴァイ兵長殿に迷惑をかけないこと』…既に迷惑被ってるわけだが」

リヴァイ「『舌を噛む癖、治った?』…残念だが治っちゃいない」

リヴァイ「『ペトラって子いつ連れてくるの?早く孫の顔が見たいねぇ』…あいつら、もうそんな段階までいってるのか?」

アルミン「こっちの手紙は子供が書いたような字だから、きっと弟さんたちのかな」

アルミン「『オルオお兄ちゃんがんばれー』『兄ちゃんきょじんぶったおせー!』『もっとりばいへいちょーのはなしききたい』」

リヴァイ「…文面から察するに、あいつは手紙でしょっちゅう俺の話題を出すらしいな」

アルミン「…うん、会った事ないけどとにかくリヴァイ兵長のことをかなり尊敬してるっていうのは、よくわかりました…」

リヴァイ「散らかってたものは片付けたし、後は壁を張り替えるだけだ。張り替え用の壁紙はここにある」

リヴァイ「アルミン、お前はそっちの角を持っていてくれ」

アルミン「はい!」

リヴァイ「まずは天井からだ。よっ…」

ガチャ

オルオ「…ッ!」ガチッ

リヴァイ「…」

アルミン「…あ」

オルオ「へ…へぇーぢょ…!」チダラダラ

リヴァイ「何だ」

オルオ「ま、まざが、おでの部屋にまで…」ダラダラ

リヴァイ「…いいから口を拭け、出落ちみたいに舌噛みやがって。あと数点話したいことがあるからそこ座れ」

アルミン「…水、どうぞ…」

オルオ「…すまねえ」

アルミン「…」

アルミン「…この人がオルオさんか…結構年いってそう、何歳なんだろう…」

リヴァイ「まずあの壁いっぱいのポスターは何だったんだ。気持ち悪いから全部剥がした」

オルオ「…申し訳ございません」ドゲザ

リヴァイ「それから勝手に俺の音声をCDに焼いたな?」

オルオ「本当に申し訳ございません…!」モットドゲザ

リヴァイ「俺のことを真似たりするのは結構だがこれは度が過ぎている」

オルオ「はっ、ごもっともでございます…!!」サラニドゲザ

リヴァイ「あと食い物を放置するな。あそこに置いてあったパン、カビ生えてたから捨てたぞ」

オルオ「!…あれは…その…」

オルオ「…あれは、弟たちが必死で作って、送ってくれたパンなんです」

オルオ「あいつら料理なんてできねえくせに、俺の為に作ってくれて…」

オルオ「…一切れだけだったけど、俺はそいつが嬉しくて嬉しくて…だから食べるのが勿体なくて…」

オルオ「…それでずっと食べずに放置してしまって…」グズグズ

リヴァイ「…そうか。でも腐らせるよりは思い切って食べちまった方が、弟たちは喜ぶと思うぞ」

オルオ「はい、仰る通りです…俺は馬鹿でした…!」ハナミズズルズル

リヴァイ「理由はわかったからこれで鼻を拭け。みっともないぞ」つハンカチ

オルオ「うううっ…兵長本当にありがとうございます、本当に…」フキフキ

アルミン「…何だかその…奇妙な光景だな…」

オルオ「…おい…アルミンとやら…」ギロ

アルミン「は、はい!」

オルオ「お前今、年下上司に叱られる情けない年上部下を見ているって顔してるよな…」

アルミン「え、ぼ、僕はそんな」

オルオ「俺はこう見えてもな、まだ10代だ…」

アルミン「」

リヴァイ「オルオ、そこの端を持ってろ。アルミンはそこを動くな、俺が糊を張る」

オルオアルミン「はっ!」

リヴァイ「…よし、壁の張り替え完了だ」

オルオ「…ほっ」

アルミン「…結構大変だった」

オルオ「…兵長だけじゃなく、お前みたいなガキにまで付き合わせちまうとはな…」

アルミン「僕は全然構いません。オルオさんだって僕の部屋、掃除して下さいましたし」

オルオ「あ?あの本がいっぱいあった部屋だったな。床拭き大変だったぜ…」

アルミン「床がすごく綺麗になっていて驚きました。部屋が綺麗だと読書も捗りましたし…ありがとうございました!」ペコ

オルオ「あ、ああ。まあ、おあいこってとこだな」

アルミン「はい!」

リヴァイ「…お前の部屋も片付いたし、次行くぞ、アルミン」

アルミン「は、はい、それではオルオさん、僕はこれで」

オルオ「フン、くれぐれも兵長に迷惑かけんじゃねえぞ」

リヴァイ「お前が言うな」

オルオ「…」

オルオ「…兵長に怒られちまった…」ガックリ

オルオ「…兵長に囲まれて過ごしたら兵長みたいになれると思ってたが…」

オルオ「こっそり録画してた兵長イケメン台詞集もなくなっちまった…」

オルオ「まあ今は兵長と一緒にいる時間が増えたからな…これからは本物の兵長をじっくり観察していけばいいか…」

オルオ「…かーちゃんに手紙書かねえとな、あと弟たちにも…」

オルオ「…父ちゃん母ちゃんに弟たちへ、っと…」カキカキ

オルオ「ついに俺の夢も叶いそうだ。何と、リヴァイ兵長から直々に指名されて特別作戦班の一員になったんだ…」

オルオ「最近の兵長もカッコ良かった…何度も言うがあの方は本当に素晴らしい…」

オルオ「数体の巨人相手にも怯まず、真正面から立ち向かっていくあの御姿…いつ見ても勇気が湧いてくるんだ…」

オルオ「俺の討伐数も37体になった。今度の壁外調査でも大量更新するつもりだ」

オルオ「そして俺はこの壁外調査が終わったら、ペトラに告白しようと思ってる、っと…」

リヴァイ「…最近は写真やらポスターを大量に壁に張るのが流行ってるのか?」

アルミン「う、うーん…僕はそういうの興味ないからちょっと…」

アルミン(僕はぶっちゃけ団長の部屋の方がすごいと思うよ…)

リヴァイ「さて、次は>>169の部屋にするか」

アルミン「はい!」

クリスタ

リヴァイ「クリスタとかいうやつの部屋だ」

アルミン「ク…クリスタだと…!!」

リヴァイ「…どうした」

アルミン「な、何でもないです…!」

アルミン(…女神の部屋に入れるとか指名されて良かった…!)

リヴァイ「ほら、さっさといくぞ」


~クリスタの部屋の前~

アルミン「…つ、ついに女神の部屋が…!」ドキドキ

リヴァイ「さて万能キーっを…ところで何でさっきからこいつは嬉しそうなんだ?」


クリスタの部屋の状況 >>172 >>173 >>174 >>175

お菓子の山

アナルビーズやディルド

熊のぬいぐるみにアルミンへのラブレターが添えられている

アルミンのハードなエロ同人誌

>>173>>175はセーフなの?
一応
花が沢山飾られている

>>178
自分もちょっと悩みましたが、何とか処理法を思いついたのでこのままでいきます
どこからが過度になるのかって基準がわかり辛いと思うのですが
一応レイプ行為に繋がりそうなものやスカトロ系は苦手なので、そういうのは避けます
わがままですみません。

アルミン「流石女神だ…女の子らしい部屋だなぁ…」

リヴァイ「壁も綺麗なままだし床も片付いている。ここも特に掃除する必要なさそうだ」

アルミン「机の上は…お菓子の山だ。沢山のキャンディやクッキー…可愛いなぁ」

リヴァイ「こいつ甘いものが好きなのか。こんなに食べたら腹壊すだろ…ん」

アルミン「ここに小さい袋が沢山…『エルヴィン団長』?」

リヴァイ「おい、俺の名前もあるぞ。他にもハンジやミケ、ナナバ…他にも調査兵団の連中の名前ばかり…」

アルミン「これはエレンって書いてある。あとミカサにジャンに…わ、僕の名前まで…!」

リヴァイ「一体何だこれは」

アルミン「これは…ラッピング用のリボン?…わかった!」

リヴァイ「何だ」

アルミン「このお菓子はもしかして、僕たちにプレゼントする為ではないでしょうか?」

リヴァイ「は?」

アルミン「はい、訓練兵団だった時もこうやって、みんなにお菓子を配ってたことありましたし…」

アルミン(…相変わらずの天使っぷり)

リヴァイ「…」

アルミン「兵長にも直にクリスタから挨拶があると思います、可愛い子ですよ!」

リヴァイ「…そうか」

アルミン「はあ、クリスタはやっぱり天使だったんだ…」ホクホク

リヴァイ「おい、こいつもお菓子か?変な形してるな」

アルミン「え?どんなお菓子… !!」

リヴァイ「特にこいつは何なんだ…まるで男の」

アルミン「いやいやいやいや!!そんな訳ない!!天使がそんなことするハズがないんだ!!」

リヴァイ「…どうした」

アルミン「これは何かの間違いだ!こんなのあってはいけない!!あってはいけないんだッ!!」

リヴァイ「おい何発狂して…おっと、引き出し開けちまった…」

リヴァイ「?…何だこれは。お前が描いてある本があるぞ」

アルミン「えっ僕…って、これ僕じゃない!!でも僕なの?!」

リヴァイ「いやお前だろ。裸になって変な顔してるが」

アルミン「う、嘘だ!!絶対嘘だ!!!うわああああああああああああ!!!!」

リヴァイ「お、おい、うるさいぞ…」

アルミン「こんなの嘘だって言ってくれクリスタ!!僕は信じないぞ!!こんなこと絶対…!」

カチャ

クリスタ「…誰かいるの?」

リヴァイアルミン「!!」

クリスタ「え?アルミン?!…と、リヴァイ兵長…」

リヴァイ「…」

クリスタ「どうして私の部屋にいるの?」

アルミン「…それは」

リヴァイ「新兵の部屋の抜き打ち検査だ。何か野蛮なものを持ち込んでいないかチェックしてる。調査兵団ではごく普通のことだ」

クリスタ「そうだったんですか…。でも私、武器とかは持ち込んでいません」

リヴァイ「で、こいつは何だ」

クリスタ「!!…それは」

アルミン「あ、あとこれって…」

クリスタ「…!…それは…」

アルミン「クリスタ…もしかして君は…こういう風に僕のこと…」

クリスタ「違う!違うの!」

アルミン「ち、違うって…」

クリスタ「本当に違うの!その兵長が持っているものも、その本も…ライナーの部屋から押収したものなの…」

アルミン「…ライナー?」

クリスタ「う、うん…だってライナー、よくアルミンのこと変な目で見てたじゃない…」

アルミン「うん…」

クリスタ「私それが耐えられなくて…この前こっそり、ライナーの部屋に忍び込んで…その…」

クリスタ「い、嫌らしい本とか、何か嫌な予感がするもの、できる限り押収して、持ち帰ったわ…」

クリスタ「それから少しずつ処分していたの。一気に出すと怪しまれるから、少しずつ…」

クリスタ「そして今日で、それを処分できたら全部終わる…」

クリスタ「…だからね、アルミンのこと全然そんな風に思ってないから…もちろん、その本だって一度も読んでない…」

アルミン「そ、そうだったのか…僕は…てっきり」ヘナヘナ

リヴァイ「…とりあえず誤解だったようだな」

クリスタ「はい…すみません」

リヴァイ「しかし何故そこまでしてアルミンを庇うんだ?」

クリスタ「えっ」

リヴァイ「男の部屋に侵入して、その上手間かけて如何わしいものを処分して…」

クリスタ「そ、それは…」

リヴァイ「…」

クリスタ「…」コク

クリスタ「…アルミン、これ…!」スッ

アルミン「…熊のぬいぐるみ?」

クリスタ「う、うん…あの、これ、受け取って…」

アルミン「…いいの?僕が貰っても…」

クリスタ「アルミンの為に買ったものだから…受け取って下さい!」

アルミン「あ、ありがとう…ん、何か挟まってる?手紙?」

クリスタ「あっ、それは1人の時に読んで…!」

アルミン「あ…うん…」

クリスタ「…」ドキドキ

アルミン「…」ドキドキ

リヴァイ「…居辛いな」シカメッヅラ

クリスタ「すみません、手伝ってもらっちゃって…」

アルミン「いいよ。これだけの数、1人じゃ大変だろ?」

クリスタ「リヴァイ兵長、手が器用なんですね。凄く丁寧に包んであって…リボンの結び方も綺麗です!」

リヴァイ「…ああ」

リヴァイ(エルヴィンやハンジが、これを俺が包んだって知ったらどんな顔するんだか…)

アルミン「それにしてもクリスタ、君は本当に優しいんだね。104期生だけじゃなくて調査兵団全員にこうやって…」

クリスタ「うん、だってこれからお世話になる人たちだから、何かしておきたいなって…」

アルミン「訓練兵だった時も全員にお菓子配ってたよね」

クリスタ「うん…私ってこういうことしかできないから…」

クリスタ「本当はもっと違う形でみんなの役に立ちたい…でも私、取り柄とかないから」

アルミン「そんな、君の笑顔でみんな救われてるんだよ。君の取り柄はその笑顔だ!それ自信持っていいんだよ!」

クリスタ「ありがとうアルミン。私もアルミンみたいに賢くなりたいな」

アルミン「あはは、僕は頭だけで体力は全然なんだけどね…」

リヴァイ「…」

リヴァイ(…と人が良さそうなこと言ってるが…)

リヴァイ(こいつはもしかしたら、みんなから好かれたい為にこんなことしてるんじゃねえか…?)

リヴァイ(こんなもの貰ったって…まあその時の気休めにはなるんだろうがな)

リヴァイ(もしかしたらこいつ、調査兵団になった理由ってのも…)

アルミン「ア、ライナーノブンモアルンダネ」

クリスタ「ダッテナカマハズレハカワイソウデショ?」

リヴァイ(…ってのは言えねえ雰囲気だな)

クリスタ「お手伝いして下さってありがとうございました!」

リヴァイ「ああ」

アルミン「みんなきっと喜ぶよ。あとこのぬいぐるみも…ありがとう」

アルミン「手紙は後でじっくり読ませてもらうよ。お返事も書くから」

クリスタ「うん、待ってるね」




リヴァイ「…ってことがあったし、お前はもう帰って手紙を読むなり返事を書いたりしてろ。付き合わせてすまなかったな」

アルミン「いいえ、僕の方こそ兵長の役に立てて光栄です。ありがとうございました!」

リヴァイ「…ったく、新兵は平和なもんだな。まあたまには、ああいうのがあっていいか」

リヴァイ「日も暮れてきたし次で最後にするか。俺もそろそろ戻らねえとな…」

リヴァイ「ヘルパーは>>194を呼ぶか」

リヴァイ「そして次に掃除する部屋は>>195の部屋だ」

ナナバ

みけ

ナナバ「…ミケ分隊長の部屋の掃除…?!」

リヴァイ「そうだ」

ナナバ「はっ、頑張ります!」


ミケの部屋の状況 >>198 >>199 >>200 >>201

(過度なエログロホモ、下品ネタ全般は一切スルーします)

Oh My DadのDVDBOX
(DVD多くてすみません)

ペットの三毛猫が二匹

香水

>>197

リヴァイ「やはり片付いているか。流石はミケといったところだな」

ナナバ「…微かにいい匂いがしますね。…これは?」

リヴァイ「…『進撃の巨人フレグランス』?」

ナナバ「青とピンクと緑の3つか。落ち着いた感じの香水ですね…あ、見て下さい、兵長の名前が」

リヴァイ「…この緑のか。確かに俺の名前が書いてある…ん、こっちはエレンって書いてあるじゃねえか」

ナナバ「ミカサ…今年入ってきた噂の新兵ですね」

リヴァイ「…ちょっと匂い嗅いでみるか」スンスン

リヴァイ「…ん、悪くねえな」

ナナバ「あ…このエレンって香水の匂い嗅いでたら巨人を駆逐したくなってきました…」ウズウズ

リヴァイ「…ああ、そんな気してきた。いっそこれ壁外調査の前に全調査兵に嗅がせるべきじゃねえか」

ナナバ「いい提案ですね。後でミケ分隊長に言っておこうかと」

ミャー ミャー

リヴァイ「…!」ビク

ナナバ(…?兵長が眉間に皺寄せした)

リヴァイ「…おい、机の下…」

ナナバ「?」

三毛猫A「ミャー」

三毛猫B「ミャー」

ナナバ「あら可愛い…分隊長のペットかしら?ミケなだけに三毛猫かー…って兵長?」

リヴァイ「…そいつらを俺に近づけさせるな」

ナナバ「え?どうしてですか?」

リヴァイ「…俺は…猫が苦手なんだ…」

ナナバ(衝撃的事実…人類最強、実は猫が苦手!?)

ナナバ「でもこの三毛猫たちお腹すいてるみたい。…あそこに猫のおやつがある。ちょっとだけ与えるか」

三毛猫たち「ミャーミャー」ペロペロ

ナナバ「あはは、こら、くすぐったいじゃないか、やめてよ」ハハハ

リヴァイ「…」

リヴァイ「チッ、何であんな野蛮な生き物を飼っているんだ…ミケの奴」

リヴァイ(…俺は忘れないぞ…)

リヴァイ(ガキだった俺の顔面を引っ掻いた揚句に鼻目がけて猫パンチしてきやがって)

リヴァイ(そして留めに小便巻いていきやがった…本当に残忍な生き物だ…)

リヴァイ(クソッ…あいつらを視界に入れただけでも鳥肌が立ちそうだ)

リヴァイ「あいつらがナナバから離れない以上近づけねえな。他に何か面白そうなものは…ん」

リヴァイ「…ジャンやエレンの部屋にあった箱がこんなところにも…」

リヴァイ「『Oh,My Dad!! DVDボックス…?』」

ナナバ「あ、それラストシンデレラの後番の…」ヌッ

リヴァイ「…ッ!」ササッ

ナナバ「兵長?」(両手に三毛猫)

リヴァイ「そいつらを俺に近づけるなって言っただろう…」ギロ

ナナバ「…はっ!失礼しました!」

ナナバ(しかし猫に対して本気でビビってる兵長ちょっと面白いかも…)

リヴァイ「…ミケのベッドクソでけぇな。まああんな巨体が寝るんだからこんなもんか」

リヴァイ「…ん、布団の下に何か挟まってる…こいつは」

リヴァイ「何かの資料か」ペラ

リヴァイ「…ああ、今度の壁外遠征の計画書か…俺が持ってるのと同じだな、…続きがあるだと?!」

リヴァイ「…万が一壁外遠征において、例の作戦が失敗した場合…」

リヴァイ「…」

リヴァイ「…こいつは…!」

ナナバ「兵長、それは?」スッ

リヴァイ「ち、近づくなナナバ!!…って、あいつらは…」

ナナバ「お腹いっぱいになったみたいで寝ちゃったようです」

リヴァイ「そ、そうか… あとお前、少し猫臭い」シカメツラ

ナナバ「し、失礼しました。分隊長には悪いけど、さっきの香水、ちょっと失敬するか…」チョイチョイ

ナナバ「あ、このミカサって香水結構好みだな」

リヴァイ「…間違いねえ、こいつは王政に対する反逆の計画書だ…」

リヴァイ「発案者はエルヴィンのようだな。だが俺はこんなものもらってないぞ…」

リヴァイ「何故ミケはこんなものを持っているんだ…?」

リヴァイ「何だよ仲間外れかよ」

ナナバ「それで兵長、えっと…掃除の方は…」

リヴァイ「掃除する必要がないようだな。まあずらかるか。…正直この部屋にはあまりいたくねぇ」

三毛猫「スースー」zzz

~リヴァイ達が去った後~

ミケ「…」スンスン

ミケ「…これはリヴァイの匂い…あと1人は…ナナバか」

エルヴィン「待たせたなミケ。軽いつまみとビール買ってきたぞ」

ミケ「おお、エルヴィンか」

エルヴィン「この部屋いい匂いがするな。香水か?」

ミケ「ああ、こいつだ」

エルヴィン「これが噂の…私のはいつ発売されるんだ」

ミケ「さあな…もしあるとしたらアルミンの次くらいじゃないか?いや先にジャンとかクリスタ辺りか…」

エルヴィン「まあ最近は私の活躍も増えてきているしその内…ん、こいつらがお前のペットか」

ミケ「道端に捨てられていたのを拾った。また小さかったし、野良犬に襲われたら可哀相でな」

エルヴィン「そうか。フフ、可愛いな」

エルヴィン「そういえばリヴァイは猫が苦手だったな。人類最強がこんな可愛い生き物にね…」クス

エルヴィン「さて、DVD鑑賞会始めるか」チャンネルピッ

ミケ「DVD見ながらこいつもぼちぼち検討していくか」つ(計画書)

エルヴィン「ああ、どこまで進んだかな」

ミケ「確か憲兵団を調査兵団の手駒にするところまでだ」

エルヴィン「ああそうだな…」

ミケ「…」スナックボリボリ

エルヴィン「…」ビールグィッ

ミケ「…この子役可愛いな」ボリボリ

エルヴィン「織田●二…『お金がない!』の時もそうだったが、いい演技をする…」ボリボリ

ミケ「んん、いい話だ…家族愛素晴らしい」ゴロゴロ

エルヴィン「全くだ」ゴロゴロ

計画書「…」ホウチ

リヴァイ「最後だというのにろくに掃除せず終わっちまったな」

ナナバ「ゲルガーの部屋だったら掃除し甲斐があるかと…あまり掃除してないようですし、きっと酒瓶処理が捗りそうですよ」

リヴァイ「ちょっと興味あるが、今日はもう旧本部に帰ることにする。たった1度で悪かったなナナバ。ご苦労だった」

ナナバ「いえ、以前から分隊長の部屋気になってましたし…兵長こそ、お疲れ様です!」




リヴァイ「…まあどの部屋もどっと疲れるくらいではなかったな。…旧本部に比べたらどれも大したことねぇか」

リヴァイ「ミケの部屋にあった王政の反逆計画書が若干気になるところだが…まあそのうち俺にも声がかかるだろう」

リヴァイ「さて、帰るか…」スタスタ

後日談みたいなもの


~ミカサの部屋の前~

ミカサ「…エレン!」

エレン「…久しぶりだな、ミカサ」

ミカサ(…手にしている、それは)

エレン「…あのさミカサ、その、お、お前に渡したいものがあるんだ、これ」スッ

ミカサ「…!!」

ミカサ「あ…ありがとう、エレン…」

ミカサ「…中身、何だろう?開けていい?」

エレン「ああ、いいぞ」

ミカサ「…これは…マフラー?」

ミカサ「私がいま着けてるマフラーと、同じ…」

エレン「お前のそのマフラー、大分擦り切れてるだろ?だから新しいの買ったのがいいんじゃないかって思ったんだ」

エレン「ほらこことか、糸解れてきてるし」

ミカサ「…」

エレン「まあいらないなら無理に使わなくてもいいけど…」

ミカサ「いらない訳がない。確かにこのマフラーも古くなってきた…でも私にとっては大事なもの」

ミカサ「もちろん、こっちのマフラーも貰う。大事にする…」

ミカサ「でもしばらくは、まだこっちの方を使いたい」

エレン「別に構わねえよ。…今思ったけど別の色の買ってきた方が良かったか?」

ミカサ「いい。私はこの色が好き」

ミカサ(むしろ、エレンがくれたものなら何でも嬉しい…)ホクホク

エレン「そうか。気に入ってもらえて良かったぜ」

エルド「ほう、あの中にマフラー入ってたのか」

ペトラ「あらエルド、何してるの?そろそろ戻らないと兵長に…って、エレン?」

エルド「ああ、エレンの奴が彼女にプレゼントがあるってんでね」

ペトラ「あ、あのマフラーって昨日私と一緒に買い物した時に買ったものだよ」

エルド「そうなのか?」

ペトラ「うん。丁度あのマフラー売ってるお店の前通ったらこれ欲しいって」

ペトラ「まだ暑いのにマフラー買うのって聞いたら、俺じゃなくてミカサの分だって。彼女のマフラー傷んできてそうだから新しいの買いたいって」

エルド「なるほどねぇ」

ペトラ「で、あの様子からするとちゃんと渡したみたいだね。…ふふ、ミカサって子すごい嬉しそう」

エレン「エルドさんすみませんお待たせしてしまって…って、ペトラさん?!」

ペトラ「彼女にちゃんと渡せたみたいだね~、プレセント」

エレン「か、彼女じゃなくて家族ですよ!早く戻りましょう、兵長に怒られます!」

ペトラ「そうね、行きましょう」

エルド「で、彼女にはいつ告白するんだ?」ニヤニヤ

エレン「だから彼女じゃなくて家族ですってばー!」


~おしまい~





以上でおわりです
エレンがミカサにプレゼント渡す話が見たいという意見があったので追加してみました。
不手際あってご迷惑おかけしましたが、安価された方やコメント下さった方ありがとうございました。

コメントありがとうございます。
少しだけになりそうですが2周目いきたいと思います。


※前回同様、過度なエログロホモや下品ネタ全般は不可(当たった場合安価下になります)
※前回より亀更新になります

以上でもいいという方はお付き合い頂ければ幸いです。

ハンジ「ちょっとリヴァイ、ナナバから聞いたんだけど皆の部屋を掃除してるって?」

リヴァイ「ああ昨日のことか。ただの暇つぶしだったからもうやるつもりは」

ハンジ「ええーっ?!ってか私出てきてないじゃん!!ねえまたやろう、もう1日だけやろう!」

リヴァイ「は?」

ハンジ「まあ私もそこまで暇じゃないから2~3人くらいの部屋でいいよ。とにかくやりたいの!」

リヴァイ「チッ…仕方ねえな」

ハンジ「いよっしゃあ!!じゃあまず>>235の部屋からいこうか!」

リヴァイ「おい安価は俺が…ったく…」

ハンネス

ハンジ「ハンネスの部屋を掃除しよう!!」

リヴァイ「誰だそいつは」

ハンジ「駐屯兵団の部隊長さんだよ。エレン達と同じシガンシナ出身の」

リヴァイ「ああ、エレンから軽く噂は聞いてたな…」

ハンジ「よーし、張り切って駐屯兵団の兵舎にゴー!!」


ハンネスの部屋の状況 >>238 >>240 >>242

泣いてるショタミンを撫でているハンネスさんとそれを見るエレンとミカサの写真が飾られてる

酒のつまみのソーセージが吊り下げられている

石仮面

ハンジ「へえ~これが駐屯兵団の部屋か。お邪魔しま~す」

リヴァイ「…酒臭ぇな。ああ、酒の瓶がこんなに…」

ハンジ「いろんな銘柄のお酒がいっぱいだね~。それにちょっとだけ…肉の匂い?」

リヴァイ「あれだろ、ほらそこにぶら下がってるやつ」

ハンジ「うわ~ソーセージがいっぱいだ~美味そ~!1個くらい食べちゃっていいかな」ジュルリ

リヴァイ「やめろ。俺たちは掃除しに来たんだろ」

ハンジ「あーそうだったね。でもあのソーセージマジ美味そうだな…このビールに合わせて食べたら絶対美味しそう…」アヘアヘ

リヴァイ「よだれ垂らすな汚えな。とっとと掃除始めるぞ。まずてめえは床掃除をだな…」

ハンジ(石仮面)「ドーン!!!!」

リヴァイ「うわああああ!!!」ドスッ

ハンジ「ぶっははははwwwリヴァイwwwww驚きすぎだろwwwwww尻もちついてるしwwww腹痛いヒーッwwwwww」

リヴァイ「…こいつでぶん殴っていいか?いやぶん殴る」つ(中身入ってる酒瓶)

ハンジ「わーっただの冗談だって!だからそれ降ろして!!私が悪かったからさあー!!!!」

ハンジ「いや、何か面白そうなものあったからさ、遊んでみたんだよー」

リヴァイ「こいつは何だ?魔除けか?それとも駐屯兵団ではこういうのが流行ってるのか?」

ハンジ「あ、説明書がついてる。えーっと…」

ハンジ「『人間の未知なる才能を開花させ吸血鬼にする道具』だって」

リヴァイ「何だそれ」

ハンジ「『骨針が頭蓋骨ごと脳を貫き、エネルギーを注入することで能の未使用領域を活性化させ不死身の超生命体にしてしまうのである!』」

リヴァイ「厨二もいいとこだろ」

ハンジ「不死身になれるって…もしかしてこれ、対巨人用の新兵器だったりするのかな?」

リヴァイ「は?」

ハンジ「だってこれつけてると不死身になれるんだよ?吸血鬼になれるんだよ?つまり最強じゃん!」

ハンジ「リヴァイさんどうします~?これ量産されたら最強軍団完成ですよ~人類最強どころじゃなくなっちゃいますねぇ~」

リヴァイ「お前さっきこいつ被ってたけど吸血鬼にはなったのか?」

ハンジ「えっ?」

リヴァイ「骨針が頭蓋骨ごと脳を貫くとかいってたがどうだ?」

ハンジ「…えっとその」

リヴァイ「エネルギー注入されるんだろ?何か自覚はあるか?」

ハンジ「…いつもと変わりないです」

リヴァイ「だろ。その仮面よく見てみろ。しっかり『レプリカ品』って書いてあるだろ」

ハンジ「…えー」ガク

リヴァイ「未知なる才能を開花とか不死身とか、そんなもんあってたまるか」

ハンジ「…不死身の超生命体…なってみたかったな…」ガックリ

リヴァイ「よし、酒瓶の処理は終わった。ハンジ、そっちはどうだ」

ハンジ「…上々だよ」シクシク

リヴァイ「何凹んでんだよハンジ。あんなもんで…」

ハンジ「だってさ、不死身になったら巨人たちといくらでも遊べるってことじゃん…?」

ハンジ「巨人によじ登って遊べるし、巨人の胃の中に入って体内を調べたりできれば…」

リヴァイ「そんなのお前ならその仮面なしでもできるだろ」

ハンジ「でも今は!!その巨人がいない!!ああソニーにビーン…」オモイダシナキ

リヴァイ「ああうるせえな。下らない事言ってないで早く終わらせろ」

ハンジ「うえーい」

リヴァイ「…酒瓶が片付いたお陰で机の上がすっきりしたな。…っと」

リヴァイ「写真か。殆どの部屋に写真が置いてあったりしたな。良い意味でも悪い意味でも…」

リヴァイ「…ああ、こいつはガキの頃のエレン達だな。アルミン…相変わらずひ弱そうな面してやがる」

リヴァイ「この泣いてるアルミン撫でてやってるのがハンネスとかいう奴か」

リヴァイ「しかし何でアルミンは泣いてんだ?誰かと喧嘩した…でもなさそうだな」

リヴァイ「エレンとミカサが苦笑いしてるのを見ると大した理由でもないか…」

ハンジ「リヴァーイ!雑巾がけ終わったよ!次はこのソーセージ掃除しよっか?」

リヴァイ「食うな」

~リヴァイ達が去った後~


ハンネス「はぁ、新兵共の教育は疲れるな」ガチャ

ハンネス「ん?部屋が片付いてる。噂のお掃除妖精さんの仕業か?」

ハンネス「…何だか心地いいな。お日さんがポカポカ当たってるそんな感じだ」

ハンネス「まあいいか。とにかく疲れたしビールで一杯だ」

ハンネス「あ~うめぇ。仕事後の一杯はうめえなぁ」グイグイ

ハンネス「ついでにこいつも。っカァ!うめえわ」ソーセージボリボリ

ハンネス「…」グヒッ

ハンネス「…ああ」

ハンネス「…あの頃の写真か…何か久しぶりに見た気がするな」

ハンネス「まあここ最近は帰ったら酒飲んで寝てばっかりだったし、机の上も片付けてなかったからな…」

ハンネス「超大型だトロスト区奪還作戦だ、ここんとこ色々あったし」

ハンネス「あいつらは無事かな…3人共調査兵団に入ったのかな…」

ハンネス「…にしても、このアルミンの顔。まさかあんなんで泣くなんて思わなかったわ」クス

ハンネス「ああこの仮面だ。こいつ被ってちょいと脅かしてみただけでこれだもんなぁ」

ハンネス「通りすがりついでにこの写真撮りやがったあいつもどうしてるんだろうか。どこかで駐屯兵やってんのかな」

ハンネス「…」

ハンネス「…平和だったな」

ハンネス「…まあ今の方が兵士やってるって気にはなるが、どうも俺としてはだな…」

ハンネス「…あの頃みたいに飲んだくれやってた頃に戻りてぇわ」


(ジョジョ読んだことないので中途半端な扱いになってしまってすみません)

>>251
ジョジョは面白いですよ
人によって好き嫌いは別れますが
自分は進撃よりも好きです

リヴァイ「なかなか酒臭え部屋だった。ファブリーズ撒いてやったから今頃お日さまの香りで満たされているだろう…」

ハンジ「あ~あの仮面やっぱ気になるわ。どこで入手したか聞いてみよっかな」

リヴァイ「よせ。勝手に部屋入ったのがバレるだろ」

ハンジ「もしかしたらシガンシナで売られてたやつかもしれない!エレン辺りに聞いた方が…」ブツブツ

リヴァイ「ブツブツ言ってないで次の部屋行くぞ」

ハンジ「誰の部屋にする?巨人の部屋でもいいんだよ?」

リヴァイ「巨人が部屋なんか持ってる訳ねえだろ。次は>>254の部屋だ」

エルド

リヴァイ「エルドの部屋だ」

ハンジ「あのリア充の部屋か。何だよあいつ、彼女いるんなら言ってくれればいいのにな~」

リヴァイ「彼女いようがお前の知ったことじゃないだろ」

ハンジ「リヴァイはいつになったら彼女作るの~?」

リヴァイ「作る気なんてねえな」

ハンジ「んも~つまんないな」


エルドの部屋の状況 >>257 >>259 >>261


>>252
進撃好きな人でもジョジョ好きって人よく見ますね。
機会があれば1章から読んでみたいです。

彼女の写真

彼女からのプレゼント

使用済みコンドームの山

ハンジ「お邪魔しまーす…ワーオ、結構綺麗」

リヴァイ「俺の部屋と同じくらい綺麗だ。こいつは掃除する必要ないな」

ハンジ「ふっふーん、これがリア充の部屋かぁ~へぇ~」ニヤニヤ

ハンジ「リア充なんだしあんなものやこんなものがあってもおかしくはないよね!例えば使用済みコンドーm」

リヴァイ「やめろ気持ち悪い」

ハンジ「だってさ~気になるじゃん?あ、この写真の子が彼女さんだね!」

リヴァイ「ああ、そうみたいだな」

ハンジ「うっわ~かっわいい!清楚な娘さんだね~エルドの奴隅に置けないなぁ~」

ハンジ「おっ、こっちは…うわ!プレセントじゃん!これ多分彼女からだよね~はぁ~中身気になるなぁ~」

リヴァイ「開けるなよ、絶対に開けるな」

ハンジ「わかってますって。でも中身気になるなぁ~気になっちゃうね~」グヘヘ

リヴァイ「だから涎垂らすんじゃねえ」

ハンジ「うおっ、鏡!でっかい鏡があるよリヴァイ!」

ハンジ「ねえリヴァイ、この中身何?いい匂いするけど」

リヴァイ「…スンスン こいつはヘアワックスだな」

ハンジ「ヘアワックス?!」

リヴァイ「髪型を整えるものだ。そういえばエルドの髪はいつも綺麗にまとまってるな…」

ハンジ「リヴァイ!これめっちゃねちょねちょしてるよ!」

リヴァイ「ばっ馬鹿!勝手に使うな!しかもテメーの汚ぇ髪で試してんじゃねえよ!」

ハンジ「あ~これいいな、私も使おうかな~いい匂いだし」

リヴァイ「最後に風呂入った日すら忘れるお前には向いてない。つかまずはせめて水洗いしろ」

ハンジ「あ、これ何だろ。スプレー?」

リヴァイ「こいつで仕上げるんだろう。髪型に結構気を使ってるんだな、エルドの奴…」

ハンジ「うっほぉお!髪が固まってる~!」ワイワイ

リヴァイ「だから試すな!」

ハンジ「いや~エルドすげぇな!男のくせに身なり気を遣ってるよ~」

リヴァイ「お前もエルドを見習え。その油ギッシュな髪を何とかするんだな」

ハンジ「いや~これでも私忙しいんだよね。ほら最近なんてソニーやビーンにかかりっきりで…」

ハンジ「あの子たち本当に可愛くてさ~一緒にいるとすごく楽しかった…それなのに…それなのにいぃ」グスッ…

ハンジ「ああっ!!ソニーッ!!ビーンッッ!!!!」ダバダバ

リヴァイ「ああもう!とっととずらかるぞ!」

ハンジ「ま、待ってよ!まだじっくり調べてないし!ゴミ箱の中とかベッドの下とか!」

リヴァイ「余計な詮索すんじゃねえ!ほら、いくぞ」ズルズル

~リヴァイ達が去った後~

エルド「ふう、今日のエレンの監視役はグンタに任せてあるし、ちょっとゆっくりするか」

エルド「ヘアワックス持っていくの忘れてたな。俺としたことが…」

エルド「ペトラが髪で遊ぶんだよな。サラサラで触り心地がいいとか。まあそれなりに気を遣ってるつもりだが…」

エルド「(写真)…お前の髪には負けるよ。本当お前は髪が綺麗だよな」

エルド「女性だから当然か。まあ女性でも…お世辞髪でも髪が綺麗だと言えない人いるけどな…」

エルド「…いや、あの人は性別:ハンジだったな。仕方ないか」

エルド「そういえば彼女からプレゼントが届いてたんだった。何だろうな」ガサガサ

エルド「…綺麗な櫛だ…、どっちかというと女性が持ってそうなデザインだが…男がこういうの持っていてもいいよな」

エルド「俺もエレンを見習ってプレゼント買わないとな…何がいいかな。マフラー…はまだ早いな…」

エルド「今度買い物する時にでも考えるか」

ハンジ「うっわ~、あんなのが入ってたんだ!エルドの女子力がどんどんパワーアップしてるよ!」

リヴァイ「てめえも見習え」

ハンジ「何で?私は性別:ハンジだもーん」

リヴァイ「チッ、クソ便利な設定だな。まあ次いくぞ」

ハンジ「今度こそ巨人の部屋だね!」

リヴァイ「ふざけんな。>>280の部屋だ」

リヴァイ「…俺の部屋だ」

ハンジ「?!」

リヴァイ「俺の部屋だって言ってるだろ…」

ハンジ「ぶっ!!マジで言ってるのwwwまあ仕方ないよねー安価だし」

リヴァイ(安価は仕方ねえけど…よりによってこいつに見られるとはな…ついてねえな)


リヴァイの部屋の状況 >>283 >>285 >>287 >>289

シークレットブーツが沢山

ぶら下がり健康器

セノビックと牛乳が沢山

掃除道具の山

ハンジ「wwwwwwww」

リヴァイ「…いきなり草生やしてんじゃねえよ」

ハンジ「いや~部屋は綺麗な方だろうなーとは思ってたけどさ~」

ハンジ「自分のコンプレックスが手に取るようにわかる部屋すぎてwwwwwブフッwwwww」

リヴァイ(…だからこいつには見られたくなかったんだ…)

リヴァイ「…まあ俺の部屋だから掃除はしなくていいだろ、とっととずらかるぞ」

ハンジ「ふおぉ!何これ?!リヴァイっていっぱいブーツ持ってたんだねぇ!」

ハンジ「しかも底が分厚いよ?!あっ、これシークレットブーツってやつだねwwwwwごめーんwwwww」

リヴァイ(クソウゼェ)

ハンジ「おおっこれが噂のセノピックだね?…でも知ってた?」

ハンジ「セノビックは『成長期』応援飲料なんだよ?リヴァイさんおいくつでしたっけ?」

リヴァイ(マジかよ…いかにも背が伸びそうな名前だから1年分くらい買っちまったじゃねーか)

ハンジ「牛乳もいっぱいあるけどさ~牛乳だけ飲んでいれば背が伸びるって訳じゃないんだよね~世界って残酷だよね~」

リヴァイ(何だと…ミケやエルヴィンが牛乳飲んでたら背が伸びたって言ってたぞ)

リヴァイ(こいつのテンションマジでウゼェな…眼鏡叩き割ってやろうか)

ハンジ「おっ?面白そうなのあるじゃん!こうやってぶら下がればいいんだな、よっと」ブラーン

ハンジ「うおおお~おもしれえ!でもこれで背は伸びそうにないよね!」

リヴァイ「馬鹿、そいつはストレッチ用に買ったやつだ」

ハンジ「なるほど~人類最強はこれで体を鍛えていらっしゃったんですね~これリヴァイが宣伝したらバカ売れするんじゃね?」

ハンジ「~っと、ちょっと腕辛くなってきたわー」ヒョイ

リヴァイ「そいつは長時間ぶら下がればいいってもんじゃねえからな」

ハンジ「ねー他にないの?普通の本に見せかけて実は身長の伸ばし方が書いてある本とかー、見栄張って買っちゃった丈の長いズボンとかー」

リヴァイ「そんなものねえよ、つか何故そんなに具体的なんだよ…」

ハンジ「ちぇーつまんねえ!本当に他には…おっ?!」

ハンジ「おー!この掃除道具の山!ふおおおお!!」

リヴァイ「ああ、それは」

ハンジ「去年のリヴァイの誕生日に、調査兵団みんなでプレゼントしたやつだよね?」

リヴァイ「そうだ」

ハンジ「いや~、いつも頑張ってるリヴァイ兵長に誕生日のお祝いしようっていう声が広がって、企画立ち上げたっけねー」

ハンジ「でもリヴァイってパーティとか好きじゃなさそうだしー、何あげれば喜ぶのかわかんなくってさ」

ハンジ「それで『掃除が好きだから、みんなで掃除道具をプレゼントしよう』ってことになって、みんな各自でプレゼント用の掃除道具買って、渡したよねー」

ハンジ「あ、このバケツはモブリットからじゃない?どんなバケツがいいかって相談されたし」

リヴァイ「ああ。こいつは軽いし持ち運びしやすいから重宝している」

ハンジ「このタワシ3つセットはグンタからだね、こっちのスタイリッシュなホウキはエルドからかー」

ハンジ「このモップはナナバので、あのデッキブラシはゲルガーだったかな」

リヴァイ「おお~トイレの消臭剤じゃん。これ絶対ミケだわ」

ハンジ「ってことは他に…あ、あった!ペトラお手製の雑巾!」

ハンジ「オルオもお手製雑巾だったよね~、あー、これだ。ペトラはともかくオルオのはひっどいわ~不器用なくせに頑張っちゃって」

ハンジ「あ、私があげたやつも使ってる?ほら」

リヴァイ「…脚立だろ?使ってるぞ。お前だと思ってな」

ハンジ「も~冗談きついね、まあ使ってくれてるんならいいや。ん、何この平べったいの…」

ハンジ「うおおお?!これ!ルンバじゃね??誰だよこんなのあげた奴!」

リヴァイ「エルヴィンだ」

ハンジ「さすが団長太っ腹すぎだろ!!うわ~本物見るの初めてだわ~すっげー」

リヴァイ「そいつは特に慎重に使っている。電化製品だしな」

ハンジ「うん、みんながあげた分全部あるね~しかも綺麗に使われてるみたいだし」

リヴァイ「ああ、全部大事に使っている」

ハンジ「それ聞いたらみんな喜んでくれるよ。ところで私の誕生日ももう少しなんだけどさー、何かちょうだいよ~」

ハンジ「私としては~巨人が欲しいんだけどなぁ。できれば10メートル級の可愛い子がいいな~」

ハンジ「何なら超大型巨人でもいいんだよ?」

リヴァイ「馬鹿か。お前には入浴剤を押し付けてやる。とにかく風呂に入れ」

ハンジ「ええーっそんなのより巨人の方が…いや、巨人と風呂入ればいいじゃん!…って訳で巨人と一緒に入れる風呂桶でも」

リヴァイ「そんなものねえよ。いいからとっとと部屋から出ろ」ゲシ

~リヴァイ達が去った後~


オルオ「これが兵長の部屋…!素晴らしい…流石兵長素晴らしい!!」

ペトラ「もー何でオルオがいるのよ…こっそり兵長の部屋を掃除しようと思って忍び込んだのに」

オルオ「おおお!こいつは…ぶら下がり健康器!!」

オルオ「なるほど…人類最強と言われる程の技術はこれでトレーニングしているからに違いない…!」

オルオ「こんな感じか…」ブラーン

ペトラ「私も買おうかな、それ」

オルオ「ペトラはやめとけ。お前は1分程度しかぶら下がれないだろ。俺は5分…いやそれ以上…」

ペトラ「そこまでぶら下がってないとダメなの?」

オルオ「きっと兵長なら1時間は余裕のはずだ!俺も兵長に続くのみ…!」グググ

ペトラ「あー、もう、勝手にやっててよ…」

ペトラ「…それにしても、兵長の部屋をじっくり見るのは初めてだな…」

ペトラ「…あ、あそこにあるのは…ブーツ?」

ペトラ「ううっ…兵長…シークレットブーツ履いてたなんて…そ、そこまで気にしていらっしゃったのですか…?」

ペトラ「いくら身長が低くたって兵長は強くてかっこいいのに…」

ペトラ「うう…セノビックや牛乳までいっぱい…兵長…」サメザメ

オルオ「ーッ!うおおおおおおッ!!!!」グググ

ペトラ「まだやってたの?っていうかそろそろ限界みたいね」

オルオ「何のこれしき…!こんなところでくたばる訳には…ッ!」

ペトラ「あ、あれは…去年の兵長バースデー企画の…」

ペトラ「わあ…私の作った雑巾…!裁縫苦手だったから自信なかったけど…綺麗に使われてるみたい…!」

ペトラ「あ、オルオが作った雑巾もあるよ」

オルオ「ほっ…本当か…?!…ああもう限界」バッ

オルオ「5分も経ってないだと…クソッ、まだ兵長には全然敵わないか…!」

ペトラ「ほら、オルオの雑巾」

オルオ「ああ…確か徹夜で縫ってたな…」

ペトラ「もう…何で私の真似したのよ…私だって頑張って夜通しで縫ったのに」

オルオ「本当はお前の方が俺の真似したんだろペトラ。裁縫が得意じゃないのに奮発しようとして…」

ペトラ「少なくともオルオよりは綺麗に縫えてます!オルオのなんか見てよ、ここほつれてるじゃん?」

オルオ「こっ…これは…兵長が使い込んでくれている証だ!今年こそもっといい雑巾縫ってプレゼントするんだからな!」

ペトラ「私だって、オルオよりもっともっと綺麗な雑巾をプレゼントするんだから!」

オルオ「いっとくがあれから俺は裁縫を練習しまくったからな。だから今年のは一味違うぜ」

ペトラ「私だって練習したわよ。今年は奮発して2枚作る!!」

リヴァイ(…外から丸聞こえだぞ)

ハンジ「雑巾のことで何熱くなってんのあの2人wwwウケるwwwww」

ハンジ「そもそも今年はどうするかまだ決めてないのにね~」

ハンジ「いや~リヴァイ、愛されてるねぇ、いい部下を持ったね!」ポンポン

リヴァイ「…」

ハンジ「さて私は失礼するよ。あ~楽しかった!またやるんだったら呼んでね、じゃ!」



リヴァイ「さて、次で最後だ。>>311を呼んで>>313の部屋を掃除する」

ペトラ

ハンジ

リヴァイ「…ハンジの部屋を掃除してやる…」ニヤニヤ

リヴァイ「俺の部屋を笑ったお返しだ、あいつの部屋クソ汚ぇだろうな…ぞくぞくする」

ペトラ「兵長!只今参りました!」

リヴァイ「ペトラか。今からハンジの部屋を掃除する。ついてこい」

ペトラ「はい!」

ペトラ(ハンジ分隊長の部屋か…何だろう、ちょっと寒気がするかも)


ハンジの部屋の状況 >>316 >>318 >>320 >>322

自筆のソニビン本

ハンジさんの部屋か…




気を付けてください兵長

エレンの私服

出所の分からない悪臭

ペトラ「…うっ!」ハナツマミ

リヴァイ「…ッ!」ハナツマミ

リヴァイ(何だ…この匂いは…)

ペトラ(覚悟はしてたけど…まさかこんなに匂うなんて…!)

リヴァイ(あのクソメガネのことだ…部屋のどこかにとんでもねえものがありそうだ)

リヴァイ(怪しい薬は…まだマシな方かもな。きっと虫の卵だらけの食器とか、髪の毛の油を貯めた瓶とかあるかもな…)

ペトラ「へ…へいちょー…」ナミダメ

リヴァイ「…とりあえず、こいつを装備しろ」つ【ガスマスク】

(ガスマスクを装備)

ペトラ「は、はあ…やっと息できる…」

リヴァイ「ああ、本当に酷い悪臭だ、何だよこれ」

ペトラ「部屋の中もぐっちゃぐちゃですね…書類とか服が乱雑していて、足の踏み場もないです…」

リヴァイ「期待以上の汚さだ…まあフィナーレには相応しいな。ここを一掃してやるぞ、ペトラ」

ペトラ「はい、兵長!」

リヴァイ「俺は書籍類を片付ける。お前は衣類を頼む」

ペトラ「は、はい!」

リヴァイ「ったく、よくこんな汚い部屋で過ごせるな…まあ奇行種だしな、巨人みてえにどこでも生きていけるんだろ」

ペトラ「うわ~、いかにも服脱いでそのままって感じだな…こっちはよくわからないシミだらけだし…」

ペトラ「とりあえず1つずつハンガーにかけておこう…」

ペトラ「ん?このでっかい布は何?…ソニー…ビーン…?」バサッ

リヴァイ「何だその変な布は」

ペトラ「わかりません…あ、いえ…これもしかして…ヨダレかけでしょうか」

リヴァイ「確かにそれっぽいな。…巨人用ってとこか」

ペトラ「ええ、きっとこの前倒された巨人たちのものだと思います…。密かに作っていらっしゃったんですね、分隊長」

ペトラ「あ、ここにも大きいのが…こ、これって…パンツ?」

リヴァイ「はあ?巨人の下着だと?」

ペトラ「だってこの形!どうみても…その…」

ペトラ「そしてこれは多分靴下…」

リヴァイ「何巨人に服作ってんだあのクソメガネ。そんな暇あったらシャワーでも浴びとけよ…」

ペトラ「? こ、これは…男用の服…?」

ペトラ「分隊長のじゃない気がするけど…これは…」

リヴァイ「…その服、エレンのじゃねえか?」

ペトラ「え…?」

リヴァイ「この前エレンが着ていたのと似ている」

ペトラ「あ、そういえばエレンがこういうの着てた記憶が…」

ペトラ「で、でも、何でこんなところにエレンの服が…?エレンはこの部屋に来たことあるのでしょうか」

リヴァイ「…あるいは、ハンジ自身が盗んだとかな」

ペトラ「そ、そんな!何故分隊長が…」

リヴァイ「さあな」

ペトラ「も…もしかして分隊長、実はショタコンだったりするの…?!まさかそんなことは…うう…」

ペトラ「…って、そんなことよりこれエレンに返してあげなきゃ。ちゃんと洗濯してから返そう。ということでこれ持っていきますね」ヒョイ

リヴァイ「そうだな。こんなところに置いといたら腐っちまう」

ペトラ「ついでに分隊長の服も全部洗濯します。何かもう本当…見ていられなくて」

リヴァイ「流石は俺の部下だ、気がきくな」

ペトラ「有難うございます。それでは、これ全部洗濯してきますね」スタタ

リヴァイ「…それにしても、この悪臭…一体何なんだ?」

リヴァイ「部屋は大分片付いたがまだ匂うなんてな…やはりどこかにとんでもねえのがあるかもな…」

リヴァイ「…風呂場からか」

リヴァイ「…何だこのバケツ、中に何かあるな…ウッ!!」

リヴァイ「何だよこの塊…つか臭え。悪臭の原因はこいつだな」

リヴァイ「…何となく巨人の匂いがする。恐らく巨人の垢だな」

リヴァイ「マジ臭えしイライラするから捨てる」ヒョイ

リヴァイ「~ッくっせえ…マジくせえ…!とっとと部屋から出してやる」スタスタ・・・

ペトラ「洗濯してきました、兵長!って…あれ?兵長?」

ペトラ「…いない?どこかに行っちゃったのかな…」

ペトラ「うわあ、流石兵長、あんなに汚かった部屋が見違えるほど綺麗に…!」

ペトラ「あとは机の上だけか…これくらいなら私できるかも」

ペトラ「本とかいっぱいだな…あれ、何だろうこれ…」

ペトラ「ま、漫画?…やだ、何この2人のイケメン…っていうか分隊長絵が上手すぎじゃないですか…」

ペトラ「ちょっと読んでみよう。このイケメンたち分隊長のオリキャラかな?」

ソニー『ビーン、会いたかったよ、ビーン!』

ビーン『僕もだよソニー…!何か酷いことされてない…?』

ペトラ「なっ…何これ…ソニーとビーンって…もしかして…」

ソニー『昨日目をやられた…けど、明日ビーンに会えるんだって思って我慢したんだ!それに、すぐ再生されるしね!』

ビーン『そうか…僕も昨日足を切断された…けど、ソニーに会いたいから頑張って耐えたんだ…』

ペトラ「捉えられた巨人…ソニーとビーンはお互いを愛し合ってたのに隔離され、人間達からの拷問に耐えながら、いつか2人一緒に暮らせる日を信じていた…」

リヴァイ『オラオラクソ巨人がァ!目ん玉かっさらってやるよォ!』グリグリ

ビーン『いっ痛い…!痛いよぉ!!助けてソニー!』

リヴァイ『フハハハ痛がってるなクソ巨人が!苦しめ苦しめ!フハハハハハ!』

ペトラ「え…これ兵長?すごい悪人面なんだけど…」

ビーン『ううっ…痛いよぉ、怖いよぉ…もう嫌だよこんなの…』

ビーン『…辛いよう…寂しいよう…うっ…うううっ』ポロポロ

ソニー『…ビーン』

ビーン『え?!ソニー?!どうしてこんなところに…?』

ソニー『どうしてって、ビーンに会いたかったからに決まってるだろう?』

ビーン『でっでも!見つかったら大変なことに…!』

ソニー『今は大丈夫だよ。それより大丈夫かい…また目をやられたのかい?』

ビーン『うっうん…ソニーこそ、また何かされなかった…?』

ソニー『今度は腕を切断されたよ…。でも大丈夫。ほら、もうすぐ元通りになるよ』

ビーン『そっか、良かったぁ…』

ビーン『…ねえソニー』

ビーン『巨人に生まれてきたってだけで、何で僕たち、こんな辛い目に遭わないといけないの…』

ソニー『…』

ビーン『僕もう辛いよ、このまま死んでしまいたい…』

ソニー『だ、ダメだよビーン!諦めちゃダメだ!』

ソニー『獣のおじさんだって言ってたじゃないか、夢を信じて諦めなければ、いつか道は開けるって…!』

ソニー『それにもし君に何かあったら、絶対僕が助ける』

ソニー『…だから、僕を信じて』ギュッ

ビーン『ソニー…ッ』ギュ…

ペトラ「…」ジワ…

リヴァイ『フハハハハクソ巨人喜べ!今日はお前のうなじを削いでやるよォ!!』シャキン

リヴァイ『だが安心しな、死なねえ程度に削いでやる、本当に死んでもらっちゃ困るんでなァ?』

リヴァイ『折角捉えた実験体だ、これからもお前らはここで俺たちと付き合ってもらうからなァ!!』

ビーン『い…嫌だ…殺される!もうソニーに会えなくなっちゃう!そんなの嫌だ…!』

ビーン『嫌だ、僕はソニーと共にここを離れて、2人で一緒に暮らすんだ!』

リヴァイ『抵抗しても無駄だぜェ、この状態じゃお前は動けねえからなァ!』

ビーン『ううッ…ソニー…!』

リヴァイ『ウラアアアア!!!!』ザッ

ビーン『…さよなら…!ソニーーーッッッ!!!』

ザシュッ!

ビーン『…!』

リヴァイ『…なっ…!』

ソニー『…ビーンッ…』

ビーン『…そ…ソニー?!』

リヴァイ『なっ何だと…もう1体の実験体が邪魔した…?』

ビーン『そ、そんな…!ソニー?!』

ソニー『…言っただろ?僕が君を助けるって』シュウウウウウ…

ビーン『そ…ソニー…』

ソニー『…だから、君は、生きて…』

ソニー『僕の分まで…幸せに…生きて…』

ビーン『いっ嫌だぁ!ソニーのいない世界なんて!ソニーのいない世界で生きたって!!』

ビーン『僕はソニーと2人で幸せに暮らしたかったのに!』

ソニー『…ビーン…僕は…いつまでも…』

ビーン『待って、ソニー!行かないで!』

ソニー『…君のこと、愛してた、カラ…』シュウウウウ…

ビーン『僕を…置いていかないで!!』

ソニー『…』シュウウウウ…

ペトラ「…ううっ…」ジワジワ

リヴァイ「ふう、何とか処分できた…ん、ペトラ戻ってたのか」

ペトラ「…兵長」

リヴァイ「何だ」

ペトラ「人間って、残酷で、醜い生き物ですね…!」グズグズ

リヴァイ「ど、どうしたペトラ?」

ペトラ「ソニーとビーン、こんなに愛し合ってるのに、どうしてこうならなければいけなかったんですかー!」グズグズ

リヴァイ「…あ?何だこれは。こいつら誰だ」

リヴァイ「…ソニーにビーン?アホか…美化しすぎてどう見ても巨人に見えねーよ」ペラペラ

リヴァイ「つかあのクソメガネ、忙しいって煩えくせにこんなもん描いてたのかよ…」

リヴァイ「あのミーナとかいう奴の部屋のあったのと同じような絵柄だな。最近流行ってるのかよこういうの…」

リヴァイ「…あと、これ俺か…?」

ハンジ「うわあああー!!ちょ、ビックリしたー!!!」

ペトラ「ぶ、分隊長?!」

ハンジ「そっかー、私のところまで来ちゃったかー、まあ仕方ないよねーってそうじゃなくて!」

ハンジ「あーっ風呂場の巨人の垢!!なくなってるー!!!」

リヴァイ「ああ、臭えから捨てた」

ハンジ「何てことしたんだよ!!あれ全身に塗ったら巨人化できるかもしれないから試してみようとしたのに!」

リヴァイ「やめろ。想像しただけで気持ちわりぃ」

ペトラ「ええっ…巨人の垢なんてとってあったんですか…」

ハンジ「愛しのソニーとビーンの垢だよ!!毎日ブラッシングしてとれたやつだよ!!」

リヴァイ「何で巨人は毎日手入れしてお前自身はしねえんだよ…っとこれは何だ?」

ハンジ「あーそれ、今度のイベントで出すソニビン本だよ!あとエピローグ描いて入稿するだけなんだけど~」

ハンジ「あ、リヴァイ勝手に出しちゃったけど許してね。いや~いい悪役がいなくってさ~」

リヴァイ「俺はこんな悪人面じゃねえ」

ハンジ「ちょっと影入れすぎちゃったかな~でも悪役ってムードないとね!モデルになってくれたお礼に1冊タダであげるよ?」

リヴァイ「いらねえよ」

ペトラ「あっあの…私、欲しいです…」

リヴァイ「ペトラ?」

ペトラ「だ、だってこれ…すごく切なくて…お話もですけど、分隊長の描かれるタッチ…すごく優しくて、その、愛が籠ってるというか…」グズッ

ハンジ「マジで?!も~~~ペトラ良い目してんじゃん!嬉しいよ~!!よし、印刷できたらペトラに1冊あげるね!!」

リヴァイ「つかお前には巨人はこんな風に見えてたんだな」

ハンジ「いや~、たまにはイケメン巨人がいてもいいじゃん?今回は純愛と悲恋をテーマに描いたんだけど、今度はディフォルメ化してほのぼの日常系を描くつもりなんだ」

ハンジ「あ、その時はリヴァイはもっとマシな役で出してあげるよ、そーだなー、ソニー達に食べられる役とか」

リヴァイ「人をダシに使うんじゃねえ。という訳でこの原稿とやらも俺のところは全部消せ」

ハンジ「えーもう描いちゃったじゃん!どうすればいいんだよお!!」

リヴァイ「ミカサからもらったゲスミン画像がある。俺の顔の代わりにこいつを貼っとけ」

ハンジ「うひょおお!これはいいゲスっぷりだね!じゃあこれを使わせてもらうよ!」

リヴァイ「足りなかったらいくらでもコピーすればいい。そうすれば文句言わねえ」

ハンジ「うん、じゃあリヴァイんとこ全部ゲスミンにするよ!ありがとう!!」

ペトラ「うーん…一応アルミンって子本人にも許可とるべきじゃないかなぁ…」

ハンジ「ところで私の服は?あとエレンの服…」

ペトラ「それなら私が全部洗濯しました。外に干してありますよ」

ハンジ「あー、気が効くね~助かったわ~!」

ペトラ「あと何でエレンの服が分隊長の部屋にあったんですか?あんな汚な…いえ、あの部屋にエレンが…?」

ハンジ「あ~、あれね。…ほら、エレンの体ってさ…いい感じに引き締まってるじゃない…?私我慢できなくなっちゃってさ…」

ハンジ『さあおいで、エレン。ほら、中入ってよ…』

エレン『えっと…ただの健康診断って聞いて来たのに、何でハンジさんの部屋でやるんですか…?』

ハンジ『細かいことは気にしなくていいんだよ、ほら、服脱いで…』

エレン『は…はい…』ヌギヌギ

ハンジ『ああ…そそる…そそるよその体…』ブルブル

エレン『ハ…ハンジさん…?!』ソワッ

ハンジ『ふふっエレンの体いいねぇ…ああもう我慢できなくなってきた!』ガバッ

エレン『ハンジさんどうし…う、うわぁ!』

ハンジ『ふふっその表情…実にそそるよ…へへへ…』ヨダレタラタラ

エレン『やっやめて下さい…ッ!やめ…!』

ハンジ『ああ~触り心地最高…さあもっと喘いでよ…フッへへへへ…』ハァハァ

エレン『…ううっ…ハンジさん…ッ…そこは…だめ…!』

ペトラ「うわあああああもうやめてええええええ!!!!」

ハンジ「なーんていうのは嘘だけどねー!…あれ、ペトラ?」

ペトラ「ウウッ…ハンジブンタイチョウガ・・・ソンナシュミヲオモチダッタナンテ・・・ウウッ・・・」モンゼツ

ハンジ「あらー、刺激的すぎちゃったー?だっははー、ペトラってピュアだなぁもう!」ハハハ

リヴァイ「で、結局のところは」ギロ

ハンジ「あー、この前のエレンの健康診断でエレンが忘れていったんだよ~。あ、もちろんここじゃなくてちゃ~んと医務室でやりましたー。変なことしてませーん」

リヴァイ「…だそうだ。ペトラ」

ペトラ「もう!分隊長のせいで変な想像しちゃったじゃないですか…」

ハンジ「しっかし見事あの汚い部屋を片付けたね!まるで私の部屋じゃないみたーい!」

リヴァイ「正直旧本部より大変だったぞ。これからはこの状態をキープしろ」

ハンジ「いや~どうなるかな~汚くなっちゃったらまた掃除しに来てよー」

リヴァイ「もうこいつに部屋与えるのやめた方がいいだろ…」




リヴァイ「最後が難関だったが、大分満足した。そろそろ城に戻るぞ、ペトラ」

ペトラ「はい、兵長!」

ペトラ(昨日私の部屋を掃除したのって、やっぱり兵長…)

ペトラ(ってことはあの写真集!うわ~兵長に見られちゃったってことか…)

ペトラ(…まあいいか。兵長と一緒に掃除できて、楽しかったな)

リヴァイ「…万能キー、盗んだのバレる前に戻しておかねぇとな…」



~おわり~

以上で2周目終わりです。
かなり待たせてしまった上、前よりグダグダになってしまって恐縮ですが、けそれなりに楽しんで書ました。
ネタ切れてきたので3周目はありません。

安価された方、コメントして下さった方ありがとうございました!

「けそれなり」→「それなり」です。最後までミスすみません…

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年04月10日 (木) 03:46:28   ID: Jt7atFXD

ゲスミン画像が地味に活躍しててくっそふいたw
これは良いSS

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