【ネタバレ】小説版、「壁マリアに接近を許した巨人」についての考察(8)

【ネタバレ】考察、伏線について語り合うスレ総合 3【考察】に書こうと思いましたが、内容が薄い割には長文、でも少し重要?らしいものがあったのでスレ立てました。
いくつかに分けて投稿します。
予め言っておきますが、考察は初めてなので「あーこいつはダメだ」って思ったらスルーしてください
ちなみに小説版1「進撃の巨人 Before the fall」と漫画の方を掛け合わせた考察です
小説版を読んだことがある人の方が理解しやすいかもしれません。

前置きが長くなりましたが、次のレスから始めます

学校の図書室に「進撃の巨人 Before the fall」という小説版が入ったのを友達から聞いて、すぐに借りに行きました。

「進撃の巨人 Before the fall」。一回読むと、「立体起動ってこうやってできたんだ!アンヘルちゃんすげー!」
っていう内容なのですが、私にはどうも、それだけではないように思います。
漫画の方と関係がある、伏線が隠されているような気がするのです...

まず、今回の考察で重要になる人(巨人)を紹介します。
この考察に必要な情報を書き出していきます。

獣(猿)の巨人
・ウォールローゼ内に巨人を発生させた犯人と思われる巨人。
・壁内の言語を使うことができる。
・「岩を投げる」などの方法で人間を攻撃したりする。
・ユミル曰く「目的は威力偵察ってところかな」

ユミル
・104期生。巨人に変身することができる。
・60年間壁外を彷徨っていた記憶アリ。「終わらない悪夢を見ているようだったよ」
・獣巨人が威力偵察をしている可能性があるということをなぜか察することができた。

そしてここから小説版の出来事の説明です。

・この小説の時代は「巨人発生後から三十年あまり」(P32参照)
以下、時系列順

・"頭上で雷鳴にも似た爆音が轟いた。"(P18)

・"「今の砲撃は?」「たぶん威嚇射撃」"(P19)

・"苦笑した直後、十発目の砲撃音が炸裂するが、それを最後に砲撃はぴたりとやんだ。"(P19)

・"巨人が地鳴りを引き連れて近づいてくる。一歩、また一歩。歩みは牛のような鈍さだが、巨人との距離は少しずつ、しかし着実に縮まっている。壁に行く手を阻まれたのか、不意に足音はやんだ。"(P21)

・"アンヘルの視界に黒い球体のような何かが写りこんだ。
「鳥・・・・・・?」
だがアンヘルは即座に考えを改めた。球体の鳥など存在しないからだ。
「よけろっ!!」
突然、頭上から降ってきた叫び声に、アンヘルは身を固くする。声を張り上げたのは壁上にいる駐屯兵団の兵だ。"(P23)

・"「頭・・・・・・なのか・・・・・・」ほとんど原型をとどめていないが、よくよく確認するまでもなくそれと分かる。"(P24)

・"「調査兵団をおっていた巨人は十体って話だ。そのうち『ウォール・マリア』への接近を許したのは一体だけだ」
「十体も!?」
「おめえの大砲は巨人の大半を蹴散らしたってわけだ。充分すぎる結果じゃねえか」"(P43)

・巨人を崇める宗教の信者の人が"「開門を! そして巨人様のもとへ!!」"(P109)

・"「信者の切なる願いが天に届いたのか、門が轟音とともに開き始める」"(P112)

・"正門から現れたのは、そこいらを歩いているような中年の男性である。外見に限れば驚くに値しない穏やかな用紙だが、それでいて決定的に異なっていた。
「化物・・・・・・」
そんな言葉がしっくりくるほど男は巨大だった。"(P116)

この考察で重要になる部分を引っこ抜くとこんな感じです。簡単にまとめると
・調査兵団を追っていた10体の巨人のうち9体が主人公に作った大砲に足止めされ、1体がウォールマリアへの接近を許す。
・なぜか空から人間の頭部が降ってくる。
・巨人教の方々が開門を訴え、開門されて一体の巨人の侵入を許してしまう。
また、文章を引っこ抜くのを忘れたので今は文章確認できませんが、巨人教の方々は開門する直前、貴族と思われるデブの首を切ってました。

このあとは主人公が巨人を壁外におびき寄せてなんとか閉門。んで立体起動作って~...
って感じになります。

先ほど書いた出来事の中で一際目立つのが「アンヘルの視界に黒い球体のような何かが写りこんだ。」
ですね。この時の状況から考えて、恐らく「巨人が投げた」のでしょう。
この時は巨人に対して無知だったため、巨人が何か物を投げてきても不思議ではないと思ったのでしょうが、漫画内で物を投げる巨人は"獣の巨人"しかいません。そもそも、知性が無く、「人間を食べる」という本能のみで動いているなら、「壁内に頭部を投げる」なんてことをするわけがありません。
ここで、「ウォール・マリアに接近を許した巨人」は「知性巨人」だという事がほぼ確定します。

大砲で巨人の大半を蹴散らした、ってのも疑わしい話ですね。
例え蹴散らしたとしてもすぐ再生しますし、足止めは30秒も持たないと思います。
僕は恐らく、先ほど話した「知性巨人」が殺したのだと思います。
巨人は殺してもすぐにすべて蒸発するわけではありませんから、駐屯兵団は倒れた巨人を見て、「やった!足止めできた!」的な感じでいたのではないでしょうか。

次にこの「知性巨人」は何をするでしょうか。壁内に人間の頭部を投げて嫌がらせすることが目的でしょうか?まさか、そんなくだらない理由でここまで遠出してくるとは思えません。
恐らく、兵団の視線が壁内に集中している間に急いで巨人から脱出し、調査兵団の中に紛れ込んだのでしょう。
調査兵団の服は、壁外調査をしている兵から奪ったのでしょう。急所もまだ発見されていない頃ですから、調査兵一人を殺し、服を奪うことなど容易いでしょう。

ここで「知性巨人の中身」は壁内に侵入したことになります。
では次になにをするでしょうか?ここでは、獣の巨人と同じ「威力偵察」が仮定だとします。

獣の巨人は威力偵察をするために何をしたでしょうか?そう、「巨人を壁内に発生」させました。
ここでも巨人を発生させれば、と思いますが、恐らくこの「知性巨人の中身」さんは巨人を発生させる能力はないと思われます。
そこで知性巨人の中身さんは思いつきました。「発生させれないのなら、壁外から巨人を入れればいい!」と。

そして、知性巨人の中身さんは巨人教を利用しようと考えます。
恐らく、「貴族の生贄を捧げれば門は開く」とでも言ったのでしょう。元々頭が逝っちゃっている巨人教の皆さんはそれを鵜呑みにし、実行します。
ここで知性巨人の中身さんが同じタイミングで開門したとすればどうでしょう。
巨人教の人たちは嬉しさのあまり壁外に飛び出し、他の住人や兵団たちは「巨人教の人たちが門を開けた」と思い込むでしょう。

そして知性巨人の中身さんの思惑通り巨人が壁内に入ります。恐らく30秒も経たずに知性巨人の中身さんは壁内人類に全く戦闘力がないことを察したでしょう。パニックになっている間に壁内から脱出したのだと思います。

つまり、この時代の時点で、「知性巨人化する技術」を持った勢力が壁外に存在するということになります。

本当はここで考察で終わりなのですが、あることに気づきました。
これは本当にほとんど推測なのですが、この「知性巨人の中身さん」は「ユミル」ではないでしょうか?
本当に超大型巨人が出現した時が、巨人が発生してから100年後ならば、「ほぼ」つじつまが合う気がします。

この小説版の時代は先ほど述べたように「巨人発生から30年あまり」です。
そしてユミルが無知性巨人として壁外を彷徨っていたのが「60年間ぐらい」です

これを足せば「ほぼ」100年になります(笑)
もしくは、この30年と60年の間に、何かしらの出来事があったと考えてもいいかもしれません。

そして、ユミルの目的が本当に「威力偵察」であれば、獣の巨人の目的を察することができたのも納得がいきます。

ここから導き出される情報
・巨人発生後30年時点で既に壁外勢力は知性巨人化の技術を持ち、壁内の威力偵察を行っていた。
・ユミルはその時代に威力偵察のために壁内に来て、巨人を侵入させたいた可能性がある。

てな感じです。
結構長く書いてしまいましたが、見ていてくださった方ありがとうございます!
自分はつじつまが合ってるように見えますが、合ってないところなどあればぜひ教えてください!

ごめんなさい。自分で立てておいてなんだが、これは流石に長すぎた。
ほんとすいません。

読むの面倒な人のために結論を三行で

ユミル
巨人発生30年後
壁内に参上

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