勇者「ぼっちなのでモンスターしか仲間がいません」(407)

エミリー「勇者さん、飯できたっすよ」

勇者「サンキュー」

ピエール「今日の晩御飯はなんですか?」

エミリー「兎の肉が手に入ったんで、煮てスープにしたっす」

スラリン「ピーッ!」

勇者「(モンスターで人型の牝はいないのかなぁ)」

エミリー「ため息なんてついてどうしたんすか、勇者さん」

ピエール「お体の具合でも悪いのですか?」

勇者「ピエールってさ、実は女だろ?」

ピエール「いえ…自分は男ですが…」

勇者「兜を取ると中から超絶美少女が!」

ピエール「兜取るのは死活問題なのでやめていただきたい」

勇者「やっぱり女の子なんだ!必死なところが怪しいし」

ピエール「取ったら死んじゃうからですよ!」

勇者「エリミーも女の子だよね」

エミリー「どう見ても男じゃないっすか。こんなムキムキな女なんていませんよ」

勇者「あれだろ?筋肉スーツ」

エミリー「きんに…え…?」

勇者「布で顔隠してるのも怪しいし、何よりエミリーって女の子の愛称じゃん?」

エミリー「はぁ…」

勇者「実は女の子でした!って言われても俺気にしないからさ、俺の前では本来の姿でいろよ」

エミリー「…あっす」

スラりん「ぴー!ぴぴー!」

勇者「スラりんは…」

スラりん「?」

勇者「男だな」

スラりん「!!」

勇者「ご飯食べようか」

エミリー「うっす」

ピエール「そ、そうですね」

エミリーは種族何?

>>13
エリミネーター
特技は皆殺し

勇者「お、このスープうまいなぁ」

ピエール「料理が得意なんて、意外ですよね」

勇者「特技は皆殺ししかないと思ってたもんな」

エミリー「ちょ、ひどいっすよ、勇者さーんwww」

ピエール「あはは」

勇者「いやー、エミリーちゃんはいいお嫁さんになるわー」

エミリー「……」

ピエール「……」

スラりん「ぴぴっー!」

勇者「スラりんおかわりだってさ」

エミリー「うっす…」

勇者「じゃ、俺もそろそろ寝るから」

エミリー「おやすみなさいっす」

ピエール「おやすみなさい」

勇者「ピエールちゃん、一緒に寝る?」

ピエール「ね、寝ないですよ!」

勇者「ツンデレかぁ…悪くないなぁ…」

スラりん「ぴー!」

勇者「スラりんはみんなと寝てね」

スラりん「……」

勇者「おやすみー」

エミリー「勇者さん、朝っすよ、起きて下さいっす」

勇者「ううん…あと5分…」

エミリー「勇者さんの5分は5時間でしょ!さっさと起きるっす!」

勇者「…毛布取るなよ、寒いだろー」

エミリー「いつまでも起きないとお仕置きしちゃうっすよ?」

勇者「み、皆殺しだけは許してください!!」

エミリー「やっと起きたっすね。おはよございまっす」

勇者「……」

エミリー「どうしたんすか?」

勇者「君だれ?」

エミリー「まだ寝ぼけてるんすね。ガツンとやっときますか?」

勇者「ひっ!許してください!(え?なんでこんなかわいい女の子が…え?え?ん?)」

勇者「その、ずいぶんと露出度の高い服をきてらっしゃいますね」

エミリー「そっすか?てかいつもこの格好じゃないっすか」

勇者「おっぱい見えそう」

エミリー「勇者さんは相変らずエッチっすねー」

勇者「でへへ」

エミリー「さ、ご飯食べましょう」

勇者「あい(なんだろうこれ。エミリーが本当に女の子になってるなんて)」

ピエール「おはようございます、勇者さん」

勇者「ピエールまで!?」

ピエール「はい?」

勇者「(エミリーはワイルドでたくましい女の子。ピエールはお嬢様のような気品漂う淑女か…)」

ピエール「熱でもあるのですか?」ピトッ

勇者「(おでこピトっきたー!)」

エミリー「あはは、勇者さん顔真っ赤じゃないっすか。また熱上がっちゃいましたね」

ピエール「え?え?」

エミリー「ピエールちゃんがおでこピトってするからっすよ。照れてんですよね」

勇者「ち、ちがっ!」

ピエール「そ、そうでしたか。失礼しました」

勇者「いやいやいや!ピエールは心配してくれただけだから!気にしないで!」

エミリー「なーんかいい雰囲気っすねー。俺嫉妬しちゃうなー」

勇者「えっ!?」

エミリー「冗談っす。さ、飯にしめしょー」

勇者「(そういえばスラりんがいないな。あいつはどうなってんだろ…)」

勇者「(…玉ねぎ頭の女の子しか想像できないぞ)」

勇者「(そして火系の技に弱そうだな)」

エミリー「お、スラりんもようやく起きたっすね。今日はスラりんがビリっすよ」

勇者「(さぁ、どうだ!!)」

スラりん「ぴー!」

勇者「いつも通りだね」

スラりん「?」

エミリー「したらピエールちゃん慌てちゃって、敵にホイミしちゃったんすよねー」

ピエール「そ、その話は忘れてください…」

エミリー「あはは、ピエールちゃんはからかいがいがあるなぁ。ね、勇者さん」

勇者「そ、そうだな」

ピエール「勇者さんまで…ひどいです…」

勇者「ご、ごめん」

エミリー「謝るのはやっ!あはは」

勇者「でへへ」

勇者「(やべぇ…やべぇよ…)」

ピエール「エミリーちゃんだってこないだ戦闘のとき…」

エミリー「あー!聞こえないっすー!あー!あー!」

勇者「(女の子と話すの超たのすぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!)」

まほうつかい「貴様らが勇者一行か!」

スラりん「ぴぴっ!」

エミリー「っと、モンスターのお出ましっすよ!」

ピエール「勇者さん!」

勇者「お、俺にまかふぇろ!」

エミリー「あはは、勇者さん噛んでる」

勇者「俺に任せろ!」

ピエール「はい!」

まほうつかい「返り討ちにしてくれるわー!」

勇者「(今なら魔王だって倒せる気分だ!)」

勇者「せぇい!!」

まほうつかい「きゃっ!」

勇者「…え?」

まほうつかい「…あたた」

勇者「(フードで見えなかったけど、よくみるとかわいい幼女じゃないか)」

まほうつかい「ぬぅ、よくもやってくれたな!勇者!」

勇者「えいっ」ポカッ

まほうつかい「ぎゃっ!」

勇者「(弱いな)」

まほうつかい「うぅ!お、おかぁさんにも…ぶ、ぶたれたことないのにー!」ビェエエ

エミリー「あーあ、泣かしちゃった」

ピエール「さ、さすがにかわいそうかと」

勇者「お、俺が悪いの?」

まほうつかい「ビェエエエ!」

勇者「だ、大丈夫?」

まほうつかい「…ぐすん」

勇者「もういじめないから。立てるかな?」

まほうつかい「……うん」

勇者「名前は?」

まほうつかい「マーリン」

勇者「マーリンか。いいお名前だね」

まほうつかい「ほんと!?」

勇者「うん、とってもかわいいと思うよ」

まほうつかい「私もね、このお名前好きなの!えへへ♪」ギュッ

勇者「ど、どうしたのかな?」

まおうつかい「勇者っていいやつなんだね!私好きになっちゃった」

ピエール「…っ」ピクッ

エミリー「……」

エミリー「つまりそれは俺らの仲間になりたいってことっすか?」

マーリン「うん!いいよね、勇者?」

勇者「お、俺はいいと思う…けど…」チラッ

ピエール「勇者さんがいいのでしたら…」

エミリー「ま、俺もどっちでもいいっすけどー」

勇者「……怒ってる?」

エミリー「怒ってないっすよ」

マーリン「きっとね、勇者と私がラブラブだから焼きもちやいてんだよ!」

ピエール「そ、そんなことありません!」

エミリー「…さて」

勇者「え、エミリー?斧なんて持ってどうしたの?」

エミリー「勇者さん、どいてくださいっす。そいつ皆殺しできない」

マーリン「やっばーん!」

エミリー「もう我慢ならねーっす!」

勇者「お、落ち着いてー!!」

誤字脱字が多いのは眠いから

眠いからなのー☆

そういえば、元々女性型の魔物少ない上に仲間になるやつっていうと…
8のアレはスカウトできたっけ?

>>43
ドラクエで女性型の魔物っていたっけ?
記憶にないんだけど。とりあえず仲間になる魔物で女性型はいなかった気がする




エミリー「っべ、まじっべーよ!」

ピエール「落ち着け!ここは私たちだけで切り抜けるしかない!」

スラりん「ぴー!」

エミリー「勇者さんまほうつかいのラリホーで眠っちゃうなんて…」

エミリー「ピエール、おまえ勇者さん起こす呪文とか覚えてねーのかよ!?」

ピエール「覚えていたらとっくにやっている!」

まほうつかい「そろそろ仕舞いにするかのぉ、ヒヒヒヒ」

エミリー「まほうつかいの爺さんつえー!!」

勇者「俺のために喧嘩はだめだよぉ…でへへ…zzz」

勇者「あ、あれ?」

エミリー「あ、勇者さーん、起きんの遅いっすよーwww」

勇者「エミリー?」

エミリー「なんすか?変な顔して」

勇者「……なんで筋肉ムキムキなの?」

エミリー「いつも通りじゃないっすか」

ピエール「どこか痛いところはありませんか、勇者さん」

勇者「ピエール……」

ピエール「回復魔法をかけましょうか?」

勇者「え?夢?」

マーリン「ほっほっほ、勇者様はやっとお目覚めですか」

勇者「誰だこの爺」

エミリー「さっきのまほうつかいっすよ。仲間になりたいそうで」

マーリン「ワシの魔法の力、是非勇者様のために使っていただきたい」

勇者「嫌」

ピエール「ちょ、勇者さん!」

マーリン「ほっほっほ、これは手厳しい」

ピエール「マーリンさんの魔法の力が強いのはさっきの戦闘で分かったじゃないですか!」

エミリー「勇者さん爆睡してたじゃねーかwww」

ピエール「と、とにかく強かったんですよ!是非仲間になったいただくべきです!」

勇者「……」

勇者「マーリンって女の子?」

マーリン「ワシは男ですが…」

勇者「そのシワクチャの顔はお面で、フード取るとかわいい幼女が…」

マーリン「よ、ようじょ?」

勇者「……ないよな。いや、なんでもない。これからよろしく、マーリン」

マーリン「こちらこそよろしくお願いいたしますじゃ」


 マーリンが仲間に加わった!

勇者「今日はここで野宿するか」

エミリー「了解っす」

ピエール「私は焚き火にくべる枝を探してきましょう」

マーリン「ワシは山菜でもないか見てくるとするかのぉ」

スラりん「ぴー!」

マーリン「ほっほっほ、お主も来たいと?よしよし、ついといで」

エミリー「俺は料理の準備しちゃいますね」

勇者「頼むよ」

勇者B「あっれー?勇者じゃんwwwおひさーwww」

勇者「あ、勇者B…」

勇者B「噂で聞いたけどおまえマジでモンスターと旅してんだwwwウケルwww」

勇者B「人間の仲間もパーティに入れろよwww

僧侶「勇者さんはお友達いないからしょーがないでしょwww」

勇者B「あ、そうだったwwwメンゴスメンゴスwww」

魔法使い「何それwww面白くないんだけどwww」

勇者B「笑ってんじゃねーかwww」

勇者「……(女の子ばっかりで羨ましいなぁ)」

勇者B「やっぱ女の子いないとさー、華がないっしょ?www」

勇者「まぁ…」

勇者B「あ、魔法使いとか勇者んとこのパーティなんとかどうよ?」

魔法使い「無理無理無理!マジ勘弁」

勇者B「ちょwww素で否定すんなやwww傷つくだろうがwww」

勇者「あ、あはは…」

勇者B「だからさ、おまえもモンスターとはお別れして…」

エミリー「ちーっす、勇者さんにお世話になってるモンスターでーっす」

勇者B「…が、ガタイいいなwwwあ、あははww」

僧侶「……」ビクビク

魔法使い「ちょ、勇者B、なんか怖い」

勇者B「ば、大丈夫だってwww勇者が調教してんだろ?www」

勇者「調教っていうか。…友達かな」

勇者B「モンスターと友達っておまえwww」

エミリー「えー、特技は皆殺しっす」

勇者B「……」

エミリー「せっかくなんでお見せしまっす」ゴゴ

魔法使い「ひっ!!」

勇者B「あ!俺用事思い出したわ!またなっ!」

魔法使い「ちょ、勇者B待ってよ!」

僧侶「置いてかないでー!」

勇者「帰っちゃった…」

エミリー「ちゃったっすね」

勇者「……」

エミリー「さてと、俺は料理に戻るっす」

勇者「エミリー」

エミリー「なんすか?」

勇者「ありがとな」

エミリー「俺はなんもしてねーっす」

勇者「……うん」

勇者「実は俺のことを慕うぶっきらぼうな女の子なんだろ?」

エミリー「えーっと…」

勇者「…あ、いや、なんでもないんだ。忘れてくれ」

エミリー「うっす」

勇者「さっきはありがとな。嬉しかった」

勇者「眠くなってきたから少し寝るよ。ご飯ができたら起こして」

エミリー「了解っす」

勇者「……zzz」

エミリー「……」

エミリー「友達って言ってくれて、俺も嬉しかったっすよ、勇者さん」

マーリン「勇者起きろー!いつまで寝てる気なのだー!」

勇者「…うん?」

マーリン「起きるのおーそーい!もう出発の時間だぞー!」

ピエール「マーリンちゃん、勇者さんの上に乗っちゃだめだよ。勇者さん困ってるよ?」

マーリン「そーなの?」

勇者「そうでもないけど…(またあの夢…)」

マーリン「勇者やっさしー!」ギュー

ピエール「ま、マーリンちゃん!勇者さんに抱きついちゃだめ!」

マーリン「うらやましーでしょー?」

ピエール「うらやましくなんか…」

マリーン「えへへ、勇者ー好きー」

ピエール「だ、だめぇ!」

ネル(`;ω;´)

すみませんすみません

勇者「(本当はこっちが現実なんじゃ…)」

勇者「そうだったらいいな。でへへ」

エミリー「……」ピシッ

勇者「いたっ!」

エミリー「あ、すんませんっす。羽虫がおでこについてたんで」

勇者「そ、そうなんだ」

マーリン「勇者は私のお嫁さんになるのだー!」

ピエール「な、ならないよ!勇者さんは私の旦那さんになるんだもん!」

勇者「…で、でへへ」

エミリー「勇者さん、また鼻の下伸びてるっすよ」

勇者「っ!!」

勇者「(女の子が身近にいる日常かぁ。いいな…)」

エミリー「最近勇者さんぼーっとしてるっすね」ヒソヒソ

ピエール「何かあったのでしょうか…」ヒソヒソ

マーリン「たぶん私のこと考えてるんだよ」ヒソヒソ

エミリー「んなわけねーだろ!」

勇者「どうしたの?」

エミリー「あ、いや…なんでもねーっす…」

勇者「そっか。もうちょっとで村があるみたいだから、今日はそこに泊まろうか」

マーリン「さんせー!」

勇者「あいたっ!」コケッ

勇者「(つつ…木の根につまずいて転んじゃったよ。かっこわりぃなぁ…)」

ピエール「ゆ、勇者さん!大丈夫ですか!?」

エミリー「勇者さんも案外ドジっすね。さ、手を」

勇者「ありがとう」

マーリン「あ!手から血が出てるよ!」

勇者「転んだときに擦りむいたみたい」

エミリー「んなのツバとけときゃ治るっす。手を貸してくださいっす」

ピエール「わ、私最近べホイミ覚えたんですよ、勇者さん!」

マーリン「私のマヒャドで冷やしたげるよー!」

勇者「(す、すげぇ。ただ転んだだけなのにこの心配よう。すげぇよ!)」

勇者「(いつもだったら…)」

勇者「あいたっ!」コケッ

勇者B「うはwwwこけてんじゃねーよwww」

僧侶「からかっちゃかわいそうでしょwww」

魔法使い「wwww」

勇者「あはは…」

勇者B「うお!メタスラ発見!行くぜ!」

僧侶「はーい」

魔法使い「私の毒針が火を吹くぜwww」

勇者「(…と、いう感じで俺を放っておいて行っちゃうし、こうして待ってくれたことなんてなかったなぁ)」

ピエール「今べホイミをしますから」

マーリン「えー!私がマヒャドで冷やすのー!」

エミリー「んなことしたら凍死しちまうだろーが!」

マーリン「魔力抑えるから平気だもーん」

エミリー「とにかくだめっす」

マーリン「皆殺ししか特技ないくせにー」

エミリー「お望みなら今ここで見せてやるっすよ?」

マーリン「きゃー!エミリー怖いよ、勇者ー」ダキッ

勇者「おっとと」

ピエール「ま、マーリンちゃん!今治療中だよ!」

マリーン「えへへ♪」スリスリ

ピエール「勇者さんから離れて!はーなーれーてー!」

勇者「(今俺最強!間違いなく最強!)」

勇者「(ふぅ、今日中に宿屋に泊まれてよかった)」

勇者「(それにしても宿屋なんて久しぶりだ。いつもモンスターお断り!とか言われて追い出されるからな)」

勇者「ベッドきもちえー」モフモフ

 コンコン

ピエール「勇者さん、起きてますか?」

勇者「(ぴ、ピエールきたー!これはまさか、まさかなの?まさかまさかのまさかなの!?)」

ピエール「…寝てるのかな」

勇者「お、起きてる!入っていいよ」

ピエール「は、はい…」ガチャ

勇者「どうしたの?こんな時間に」

ピエール「あ、はい…あの…」

勇者「ん?」

ピエール「傷は…転んだときの傷は平気ですか…?」

勇者「うん、ピエールのお陰でね。それに、もともとかすり傷だったし」

ピエール「そ、そうですか……」

ピエール「…それでは失礼しますね。夜分にすみませんでした」

勇者「もう行っちゃうの?」

ピエール「ご迷惑ではないですか?」

勇者「そんなことないよ。良かったら少し話さない?」

ピエール「は、はいっ!」

勇者「もう遅いから、小さい声で話そうね」

ピエール「すみません…」

ピエール「……」モジモジ

勇者「……」オドオド

勇者「(くそっ!いつも普通に話してるのに、なぜか緊張するぞ!)」

勇者「(何か話さねば!何か…)」

勇者「あの」

ピエール「ゆうしゃ…あ、お先にどうぞ…」

勇者「え?ピエールから言ってよ」

ピエール「いえ、勇者さんから」

勇者「レディファーストで」

ピエール「こういう場面でレディファーストはどうかと思いますよ?」

勇者「……面目ないです」

ピエール「…ふふ」

ピエール「私、勇者さんと一緒にいるだけですごく楽しいんです」

勇者「そ、そうなんだ」

ピエール「勇者さん…」スッ

勇者「は、はひ?(僕の手にピエールの手が!手が今重ねられたぁあ!!)」

ピエール「お慕いしております」

勇者「(目を閉じて…ちゅーしちゃっていいのかな…いい、よな…)」ドキドキ

 ガチャッ

エミリー「うーっす、酒場でいい酒手に入ったんで、一緒にのも……」

ピエール「え、エミリー…」

エミリー「…お邪魔みたいっすね。一人で飲んできまっす」バタン

勇者「エミリー!」

ピエール「行かないでください!」

勇者「…え?」

ピエール「行かないで…」

勇者「(修羅場なのにすげーわくわくしてきたぞぉおおおお!)」




勇者「で、でへへ、まいったなぁ。でへへ」

エミリー「勇者さんやべぇwwwキメすぎwww」

ピエール「笑っている場合か!勇者さん、しっかりしてください!」

マーリン「あれほどメダパニ茸には気をつけろと言ったじゃろ!」

スラりん「ぴぃ…」

エミリー「っべぇwwwトリップしまくっとるwww」

ピエール「本当に命に別状じゃないんでしょうね!?」

マーリン「心配するでない。死にはせん」

勇者「……」

エミリー「呼吸が止まったみたいなんすけど」

マーリン「……」

ピエール「じ、人工呼吸ー!!」

勇者B「あーあ、なんかここらへんブラつくのも飽きたな」

僧侶「先進む?」

魔法使い「レベル無駄にあげまくったからこの先行ってもよゆーだし、いいんじゃない?」

勇者B「うし、んじゃ次行くかー」

賢者「すまないが…」

勇者B「あ?…っ!(っべwwwちょーキレーなお姉さんキタワwww)」

勇者B「はい、なんっすかね?www」

賢者「この辺りに勇者がいると聞いたんだ。何か知らないか?」

勇者B「あ、自分勇者っすwwwしかも高レベルwww」

賢者「君が?」

勇者B「うっすwww」

賢者「噂ではモンスターの仲間を引き連れていると聞いたぞ」

魔法使い「あー…それって勇者のことじゃね?」

僧侶「デコボコパーティね」

賢者「デコボコ?」

勇者B「あいつ俺の知り合いなんすよwwwモンスターと友達とか言ってwwwwマジ笑えますよねwww」

賢者「……」

勇者B「それよりうちのパーティにどっすか?www見たところお姉さん賢者さんっすよね?www」

賢者「そうだが」

勇者B「あいつよりぜってー俺のがいいっすよwwwレベル高いしwww」

賢者「そうだな」

勇者B「ヒュー!wwwさっすがお姉さんwww分かってるーwww」

勇者B「モンスター引き連れてるパーティなんてダサイっすもんねwww」

賢者「そうだ、忘れていたが私にも一人仲間がいてな」

勇者B「まじっすか!www女武道家?www女戦士もいいっすねwww」

魔法使い「勇者がっつきすぎ」

賢者「紹介しよう、ホイミスライムのホイミンだ」

ホイミン「どうも…」

勇者B「…賢者さんもモンスターの仲間を連れてたんすね」

賢者「ああ。彼は優秀だぞ?そんじょそこらのアホパーティと違ってな」

僧侶「……っ」

賢者「君の誘いはお断りさせていただこう。失礼する」スタスタ

勇者B「…チッ」

魔法使い「フラれてやんの」

勇者B「っせーな、先行くぞ」

魔法使い「はいはい」

ピエール「宿屋に、ですか?」

勇者「うん」

エミリー「いいっすけど、俺たちいると泊めてくれないんじゃないっすかね?」

勇者「誤魔化せばなんとかいけるって」

マーリン「ワシとピエール、エミリーは大丈夫としても、問題はスラりんじゃろうな」

勇者「ぬいぐるみで押し通す」

スラりん「ぴっ!!」

ピエール「私の乗っているスライムは…」

勇者「ぬいぐるみ!」

ピエール「…了解です」

ピエール「しかし、どうしてそこまで宿屋に泊まりたいのですか?」

勇者「宿屋のベッドってフッカフカでさ、気持ちいーんだ」

エミリー「なら勇者さんだけ泊まってくればいいじゃないっすか」

ピエール「そうですよ、私たちは野宿で十分です」

勇者「悪いじゃん。それにベッドで寝たことないだろ?」

エミリー「たしかにねっすけど…」

勇者「だろ?せっかくだからみんなで泊まろう」

ピエール「勇者さんはお優しいのですね」

勇者「…そうでもないよ」

マーリン「ワシがモシャスを使えれば良かったんじゃがのぉ」

勇者「気にするなって。じゃ、行こうか」

スラりん「ぴっ!」

賢者「…お、村があったぞ、ホイミン」

ホイミン「そうですね」

賢者「さてと、今回はどの方法で宿屋に泊まるか」

ホイミン「ぬいぐるみ作戦はもうコリゴリですよ?」

賢者「子供に大人気だったな」

ホイミン「つねられたり、叩かれたり、たまったもんじゃなかったです」

賢者「となると…」

ホイミン「いい案があるんですか?」

賢者「おまえは私の乳になってもらう」

ホイミン「…は?」

宿屋主「……」

賢者「何か?」

宿屋主「いえ、その…」

賢者「ああ、私の胸が気になるのですね。私の巨乳が」

宿屋主「はぁ…(たしかにでかくて気になるけど、何か違うような)」

賢者「男性なら仕方ありますまい。ですが、ジロジロ見るのもどうかと思いますよ?」

宿屋主「…今胸が動きませんでしたか?」

賢者「気のせいでしょう。それに、ほら、私は見ての通り巨乳ですし。揺れたのですよ」

宿屋主「はぁ…」

賢者「部屋はここにします。よろしいですね?」

宿屋主「はぁ…」

賢者「失礼します」

ホイミン「ぷはっ!く、苦しかった」モゾモゾ

賢者「おや、もうちょっと楽しみたのかったの間違いだろう?」

ホイミン「かわかわないでくださいよ」

賢者「はは、すまない」

ホイミン「にしても僕を胸に押し込むなんて思い切ったことをしましたね」

賢者「私は貧乳だからな、あれくらい余裕だ」

ホイミン「はぁ…(胸を張っていうことじゃないのに)」

賢者「しかし、巨乳というのは案外窮屈なものだな」

ホイミン「それは僕が入ってたからでしょう」

賢者「そういうものなのか?」

ホイミン「たぶん…」

賢者「ふむ…ま、私は今のままでいいな、ナイチチのままで。はは」

ホイミン「(開き直ってるなぁ。それとも啓いちゃってるのかな…)」

宿屋主「えー、4名様?」

勇者「は、はひ」

ピエール「そうです」

宿屋主「そ、そうですか(また変な客がきた)」

宿屋主「そちらの方は…」

エミリー「俺っすか?」

宿屋主「どうして布を被っているんですかね」

エミリー「趣味っす」

宿屋主「はぁ…(なんかやばそう)」

勇者「そ、そいじゃ、お、俺たちはこの部屋でお願いしまっす!」

宿屋主「勇者様が抱えているのは、もしやスライムでは?」

勇者「はへ?」

ピエール「これはぬいぐるみなんですよ」

宿屋主「へぇ…」

ピエール「よくできているでしょう?」

宿屋主「まるで本物のようですね」

スラりん「ぴー!」

ピエール「本人もぬいぐるみだと言っていますし」

宿屋主「そうですね」

ピエール「それでは…」

宿屋主「お引取りください」

勇者「追い出されてしまった…」

エミリー「スラりんがあそこで余計なこと言うからっす」

スラりん「ぴぃ…」

マーリン「ま、過ぎたことじゃ。仕方なかろう」

勇者「そうだな。村で買い物を済ませたら、また野宿するか」

ピエール「了解しました」

エミリー「俺は食材買ってきまっす」

マーリン「ワシは本でも見てこようかのう」

勇者「みんなお金ある?」

ピエール「十分過ぎるほどいただいてるので、大丈夫ですよ」

マーリン「この歳になってお小遣いをもらうなぞ、思いもしなかったわい。ほっほっほ」

スラりん「ぴー!」

勇者「スラりんにはまた魔物の餌買ってあげるから」

スラりん「ぴっ!」

勇者「食べた食べたー」

ピエール「勇者さん、食べ過ぎるとお腹壊しますよ?」

勇者「だってうまいんだから仕方ないじゃん」

エミリー「そう言ってくれると嬉しいっすね」

マーリン「ほっほっほ、たしかにエミリーの作る料理は絶品じゃのう」

スラりん「ぴぴっ!」

マーリン「うむ、人間のコックにも負けておらんな」

エミリー「褒めても何もでないっすよー?」

勇者「ほんと、いいお嫁さんに……」

エミリー「……」

勇者「なんでもない。悪いけど、先に寝るよ。おやすみ」

勇者「(今夜もあの夢が見られるかな…)」

エミリー「勇者さん、最近なんだかおかしいっす」ヒソヒソ

マーリン「おかしいとは?」

エミリー「俺のことを女だとか、いい嫁になるとか」

マーリン「ふむぅ、ワシも初めて会ったときにそんなことを言われたのぉ」

ピエール「勇者さんは…心を病んでおられるのだ…」

エミリー「うちはモンスターばっかのパーティっすからねぇ」

マーリン「同属の人間が恋しいのかもしれんな」

ピエール「我々ではどうすることもできないのだろうか」

エミリー「俺らでルイーダさんとこに頼みに行くのはどっすかね?」

マーリン「人間ならまだしも、モンスターのワシらは取り合ってくれんじゃろ」

ピエール「…なんとかしてあげたいな」

エミリー「そっすね…」

勇者「…zzz」

エミリー「勇者さん、朝っすよ、起きて下さいっす」

勇者「ううん…あと5分…」

エミリー「勇者さんの5分は5時間でしょ!さっさと起きるっす!」

勇者「…毛布取るなよ、寒いだろー」

エミリー「いつまでも起きないとお仕置きしちゃうっすよ?」

勇者「み、皆殺しだけは許してください!!」

エミリー「やっと起きたっすね。おはよございまっす」

勇者「……」

エミリー「どうしたんすか?」

勇者「筋肉ムキムキだね」

エミリー「いつも通りじゃないっすか」

勇者「(夢は見れなかったなぁ…)」

巻き戻った

ピエール「勇者さん、おはようございます」

勇者「おはよう。ピエールは今日もイケメンだね」

ピエール「あはは、勇者さんはお世辞がうまいですね」

マーリン「おお、勇者様おはようございます。こないだは変な物を食べさせてしまって申し訳ない」

勇者「気にしてないよ」

マーリン「変わりに今日はワシが朝食を作りました。山菜とキノコ尽くしのスープですじゃ」

勇者「いい匂いだ」

スラりん「ぴぴっ!」

マーリン「そうそう、スラりんも山菜とキノコ採集に協力してくれましてのぉ」

スラりん「ぴー!」

勇者「そっか、ありがとね。スラりん、マーリン」

マーリン「冷めないうちに、ささどうぞ」

勇者「うん、うまい」

マーリン「ほっほっほ、そう言っていただければ作った甲斐があったというものですじゃ」

ピエール「マーリンも料理が得意だったんだな」

マーリン「歳の功じゃわい」

エミリー「…たしかにうまいっす」

ピエール「料理当番はマーリンと交代かな」

エミリー「まだまだ負けてねーっすよ!」

マーリン「ほっほっほ、それはどうかのぉ?」

スラりん「ぴぴぴっ!」

エミリー「スラりんまで!」

勇者「……」

勇者「(女の子もいいけど、このパーティも悪くない。むしろ俺には十分過ぎるくらいだよなぁ)」

勇者「(人間の友達はいないけど、こうして一緒にいてくれる仲間がいるし…)」

マーリン「おや、勇者様はもう平らげてしまったようですな。どれ、おかわりを盛りましょう」

勇者「ん、ありがとう」

ピエール「私もいただこう」

エミリー「…お、俺も」

マーリン「ほっほっほ、ワシたちの料理は大人気じゃのうぉ」

スラりん「ぴー!」

勇者「(これ以上望むのは贅沢ってもんだ)」

勇者「後片付けも終わったし、そろそろ行こうか」

マーリン「そうですな」

ピエール「少し食べ過ぎてしまいましたね」

エミリー「は、腹が苦しいっす」

 ガサガサ…

勇者「っ!?」

 茂みからメタルスライム×6が現れた!

エミリー「メタルスライムが6匹も!これはうめーっす!」

ピエール「勇者さん!」

勇者「戦闘だー!」

スラりん「ぴー!」

エミリー「ここは俺の皆殺しの出番っすね!任せてくださいっす!」

マーリン「ほっほっほ、若いというのはいいのぉ」

スラりん「ぴぴっ!」

ピエール「振り向かないこと?スラりんは何を言ってるんだ?」

スラりん「ぴー!」

ピエール「そ、そうか」

エミリー「いきまっす!俺の皆殺…うっぷ…腹が…」スカッ

勇者「おぎゃっ!!」

 エミリーの皆殺し!勇者に改心の一撃!勇者は倒れた!

エミリー「……あ」

ピエール「あ、じゃないだろう!」

マーリン「……幸い命に別状はないようじゃ。ピエール、べホイミを」

ピエール「了解した!」

 メタルスライム×6は逃げ出した!

エミリー「勇者さん大丈夫っすよね?ね?」

ピエール「この分なら平気だろう。しかし、間違えて勇者さんに皆殺しを当てるの何回目だ?」

エミリー「10回ぐらい?」

ピエール「11回目だ!いつ追い出されても文句言えないぞ」

エミリー「面目ねーっす…」

勇者「ううん…」

マーリン「うなされておるのぉ」

スラりん「ぴー!」

ピエール「勇者さん、起きて下さい。勇者さん!」

勇者「ん…俺は…」

ピエール「やった!やりましたね!勇者さん!」

勇者「へ?」

エミリー「ついに魔王を倒したんすよ!」

マーリン「私のサポートのお陰だよねー」

勇者「(魔王を倒した?どうなって…)」

姫(スラりん)「勇者様…」

勇者「お、お姫様!?」

エミリー「魔王の呪いでスライムに姿を変えられてたそうっす。スラりんはお姫様だったんすよ」

姫(スラりん)「助けていただき、真にありがとうございます」ニコッ

勇者「(あ、夢か…)」

姫「つ、つきましては私とけ、けつ、けつっこ…結婚を…」モジモジ

ピエール「だ、だめです!勇者さんはこれからも忙しいんです!」

エミリー「そっす!魔王が倒されても、悪いモンスターはまだ世界にいっぱいいるっすからね!」

マーリン「それに勇者と結婚するのは私だぞー?」

ピエール「あなたじゃないもん!」

エミリー「俺っす!」

勇者「もうしばらく旅を続けるつもりだから、今すぐ結婚ってのは無理かな」

姫「ならば私もご一緒します」

勇者「ええ!?」

姫「わ、私は勇者様を愛しております。ですが、その前に大切な旅の仲間でもあります」

勇者「そう、だね…(さりげなく告白された)」

姫「ならばよいはずです」

姫「お、お風呂だって…一緒に入った中ですし…」

エミリー「いつ入ったんすか!?」

ピエール「勇者さんのエッチ!」

マーリン「私も入りたかったなー」

勇者「スライムだったときの話だよ!!」

姫「これからもよろしくお願いしますね、勇者様♪」

勇者「…はい」




賢者「む…」

ホイミン「どうしました?」

賢者「あれを見てみろ」

ホイミン「まほうつかいに、エリミネーターにスライムナイトがいますね」

賢者「スライムもいるな。そして中央で寝ているのは…」

ホイミン「あ、人間ですよ。賢者さんが探してた勇者というのはあの方かもしれませんね」

賢者「そうだな。いや、間違いないだろう。くっくっく、あんな面白いパーティは見たことがないぞ」

ホイミン「僕たちも似たり寄ったりですけどね」

賢者「ははは、違いない」

賢者「どうしました?」

ピエール「あなたは…」

賢者「なに、通りすがりの賢者ですよ。こっちは仲間のホイミン」

ホイミン「どうも」

エミリー「うっす…」

ピエール「あなたもモンスターを仲間に…」

賢者「ええ。それよりどうしたのです?彼は何処か具合でも悪いのですか?」

エミリー「実は俺の皆殺しが勇者さんに当たっちまって」

賢者「くっくっく、それはツイてない」

マーリン「幸い怪我は治ったのですが、目を覚まさないのですじゃ」

スラりん「ぴー!」

賢者「ふむ、眠り姫ならぬ、眠り勇者ですか。はは、それは面白い」」

ホイミン「賢者さん、失礼ですよ」

賢者「失礼。これも何かの縁です。私が彼を起こしましょう」

賢者「先日古文書に目覚めの呪文が書いてあったな。たしかあれは…ザラキ…だったか?」

ピエール「死の呪文じゃないですか!」

賢者「冗談です。たしか、ザメハだったか」

エミリー「それって試したことはあるんすか?安全っすよね?」

賢者「彼が初めてだな」

マーリン「そんな呪文は聞いたことがないのぉ」

ピエール「大丈夫なんでしょうね」

賢者「ま、なんとかなるでしょう」

スラりん「ピー!」

賢者「死ぬようなことは絶対にないさ。しかし、この人は本当に好かれているのだな…」

勇者「……zzz」

賢者「起きろ。皆心配しているぞ?」

勇者「ううん…あと5分…」

賢者「君の5分は5時間間だろう」

勇者「…毛布取るなよ、寒いだろー」

賢者「いつまでも起きないのが悪い。そろそろ起きないと…」

勇者「み、皆殺しだけは許してください!!」

賢者「やっと起きたか。おはよう」

勇者「……」

賢者「どうした?私の顔に何かついているか?」

勇者「(また夢か…今度は何のモンスターが女の子になったんだ…)」

賢者「起きたところ早速で悪いんだがな、話がある」

勇者「(で、また愛の告白だろ。早く目が覚めないかなぁ)」

賢者「私を仲間にしてくれないか?」

勇者「……え?」

おしまい

誤字脱字多過ぎて泣きたい
ご支援、保守ありがとうございました

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  . |(●),   、(●)、.:|  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|< >>1、あなたの働きぶりだけれど・・・・
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   \  `ニニ´  .:::::/
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| (●), 、(●)、 |    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |  < 全く褒められたものではないわ
|   ,;‐=‐ヽ   .:::::|    \____________
\  `ニニ´  .:::/
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エミリー「勇者さん、俺もうガマンできないっす!」
勇者「ンアッー!」

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