一夏「おい、シャルー」シャル「なに~?」(176)

一夏(シャルイカくさっ!)

シャル「一夏、どうしたの?」

一夏「あっ、いや何でもない」

ぇ…
シャルは処女…シャルは処女…

一夏「おい、シャルー」

シャルロッテ「?」

シャル「そう?変な一夏」ニコッ

一夏「すっ、すまん。」

シャル「いいよ、一夏とお話出来たしね」

一夏(これって間違いなくあれの匂いだよな…何でシャルから…?)

一夏「なんでシャルがイカ臭いんだろう・・・」

鈴「シャルロットがなんだって?」

一夏「おわっ、鈴!?」

鈴「何よー、ちょっと驚きすぎじゃないの?」

一夏「わ、悪い悪い。ちょっと考え事してたもんで」

鈴「ふーん。で、シャルロットがどうしたの?」

一夏「あー、いや、お前には関係ない事だよ」

鈴「むっ・・・気になるわね。詳しく教えなさいよ」

一夏「え・・・(い、イカ臭いなんて言えるかよ)」

鈴「怪しい」ジトー

一夏「あっ、千冬姉!」

鈴「えっ!?」ビクッ

一夏「今だっ!」ダッ

鈴「・・・いないじゃな・・・あっ!?」コラマチナサーイ

あ、ごめん
続いてたのね

いや任せる

そう仰らず

暇潰しにと立てたんたが、携帯打ちづらすぎ
>>11に任せる

着地点が見えないし、俺も遅筆だぜ?

一向にかまわん

一夏「・・・ふう、なんとか撒いたかな」

箒「どうした一夏、そんなに息を切らせて」

一夏「ああ、箒か。いや、なんでもないよ」

箒「普通、なんでもないのに呼吸が荒くなったりしないものだぞ」

一夏「そ、そうだな、鍛錬が足りないよな、ははは・・・」

箒「・・・うむ、そうだな。確かに一夏には鍛錬が必要だ」

一夏「ん?」

箒「よし、今から私と2人っきりで鍛錬しよう、それが良いそうしよう」

一夏「い、今から?」

箒「そうだ。善は急げと言うだろう?」

一夏「そ、そうだな・・・(断りづらいし、仕方ないか)」

一夏「じゃ、じゃあ、どこ行く?」

箒「そうだな・・・余計な邪魔が入らないところが良いな」

一夏「余計な邪魔?」

箒「そ、そそそれはどうでも良いんだ! よ、よし! 屋上にしよう!」

一夏「屋上~? なんであんなところで鍛錬するんだよ」

箒「この時間、あそこはほとんど人が来ない事は調査済みだ」

一夏「いや、別に人が来ても・・・」

箒「なんか言ったか?」

一夏「・・・い、いや・・・」

箒「よし、それではいざ屋上へ行こうではないか!」

セシリア「あら、一夏さんを独占なさるおつもりですの?」

箒「!?」

箒「い、いや、これはその・・・ははは」

セシリア「抜け駆けですの?」

箒「そ、そんな事はないぞ!? 一夏が私と2人で鍛錬したいと」

セシリア「そ、そうなんですの!?」

一夏「いや? それは箒が言っただけだが」

箒(空気を読めぇぇぇぇぇ!!)

セシリア「・・・篠ノ之箒さん。ちょっと話を伺う必要があるようですわね」

箒「うぐっ・・・あっ、あぁぁ、引きずるなぁぁっ、い、いちかぁぁぁ」

一夏「・・・行ってしまった・・・やれやれ、なんだったんだよもう・・・」

一夏「なんか疲れたし今日はもう部屋に戻ろうか・・・?」

千冬「こら、織斑」

一夏「千冬姉?」

千冬「学校では織斑先生と呼べ、と言っているのにいつになったらお前は・・・」

一夏「2人きりだとつい緩んじゃうんだよな・・・」

千冬「・・・ったく・・・」ペシッ

一夏「いて」

千冬「痛い訳あるか」

一夏「まぁ、気分的なもんだよ」

千冬「ふん。それより、織斑。まだ陽は高いのにもう帰る気か?」

一夏「いや、ちょっとドタバタして疲れてさ・・・」

千冬「フッ、またアイツらに振り回されたか」

一夏「そ、そんなんじゃないけどさ・・・」

千冬「男子たるもの、女に振り回されてへばっているようでは情けないぞ」

一夏「返す言葉もない・・・」

千冬「そら、ため息をついている暇があればISの訓練に励め。専用機持ちの中ではお前が技術的に最下位だぞ」

一夏「うぐっ・・・それを言われると辛い・・・まぁ、頑張ってくるよ」

千冬「シャンとしろ。まだまだお前には強くなってもらわねば困るぞ、一夏」

一夏「え、今一夏って・・・」

千冬「・・・ふん、さっさと行け」クルッ

一夏「さて、練習に来たは良いけど・・・誰か相手してくれそうなのは・・・」

ラウラ『嫁』

一夏「おっ、ラウラか」

ラウラ『訓練に来たのか?』

一夏「あぁ、ちふ・・・織斑先生にケツ叩かれてな」

ラウラ『そうか・・・大変だったな・・・』

一夏「えっ?」

ラウラ『私もドイツにいた頃、よく教官に尻を叩かれ、蹴られ、殴られ、ムチ打たれたものだ』

一夏「・・・」

一夏「・・・ラウラも大変だったな・・・」

ラウラ『フッ、まぁな。当時は辛くて仕方なかったが、あの日々があったからこそ今の私がある』

一夏「・・・」

ラウラ『あれも教官なりの愛情表現だったと今では感謝しているくらいだ』

一夏(・・・調教されている)

ラウラ『おっと、過去の話に興じるのは後にしよう。訓練中は寸暇を惜しむからな』

一夏「・・・ははっ」

ラウラ『どうした?』

一夏「いや、織斑先生と同じ事言うんだなと思ってな・・・じゃいっちょ付き合ってもらうぜ、ラウラ!」

ラウラ『あぁ来い、嫁!』

ラウラ「ふう」

一夏「今日は2勝3敗1分けか・・・くっそー」

ラウラ「いや、さすが嫁だ。最初の3戦は調子が良くなかったようだが後半アジャストしてきたな」

一夏「まぁそれくらいできないとな・・・」

ラウラ「嫁はイグニッションブーストの使い方をもう少し模索した方が良いな」

一夏「色々考えてはいるんだけどなぁ・・・なかなか・・・」

鈴『こぉら、一夏ぁぁぁぁぁぁ!!』

一夏「げえっ、鈴!」

鈴「あの後散々探したのに、なんでこんなとこでのうのうと訓練に精出してんのよ!」

一夏「い、いやぁ、織斑先生に捕まってな・・・」

鈴「むぅぅ~~・・・」

ラウラ「なんだ、何か嫁に用なのか? 今は夫婦の語らい中なのだ。用件がなければ・・・」

鈴「用件ならあるわよ」

ラウラ「ふむ」

鈴「ちょっと一夏、アンタ、シャルロットと何かあった訳?」

一夏「うっ」

ラウラ「・・・シャルロットと・・・? その話、詳しく聞かせてもらおうか」

一夏「い、いや、別に本当に大したことないんだよ」

鈴「・・・」

ラウラ「・・・嫁よ、隠すとためにならんぞ」

一夏「・・・わ、わかったよ・・・で、でもこれ他のみんなには内緒な」

鈴「・・・割とシリアス系?」

ラウラ「約束しよう」

一夏「実はその、今日、シャル、ロットとすれ違った時にさ」

鈴「うん」

一夏「なんか、その、イカ臭かった」

ラウラ「・・・?」

鈴「!?」

ラウラ「イカ?」

一夏「あ、あぁ」

鈴「そ、それって・・・?」

一夏「いや、その、男特有のだな・・・」

鈴「!! ば・・・バッカじゃないの!? 変態変態変態!!!」

一夏「うわばか何す・・・蹴るな蹴るな! 見えちまうぞ!」

鈴「ぎゃんっ! エッチ! ヘンタイ! バカ! 一夏!」

一夏「最後の悪口かよ!?」

ラウラ「で、シャルロットがイカ臭くて何が問題なんだ?」

一夏「な・・・に・・・?」

一夏「お、おい、鈴・・・まさかラウラは・・・」

鈴「うん・・・知らない、のかも・・・」

一夏「・・・っていうかお前はなんで知ってるんだ? もしかしてもう経kごふっ」

鈴「・・・次言ったらマジで殺す。そ、その、アレがそういう匂いがするって事くらいは知識として知ってるわよ」

一夏「そ、そう、か・・・」

ラウラ「おい、さっきから何を2人で話している?」

鈴「えっ、えぇっと・・・」

一夏「そ、それよりラウラ、ラウラはシャルロットと同じ部屋だろ、何か今日のシャルロットに違和感なかったか?」

ラウラ「・・・今日と言っても、夜中には嫁の部屋に侵入していたからな・・・」

一夏「夜中から来てたのかよ・・・」

鈴「いや、あの、今さらりと問題発言あったんだけど? ねぇねぇ、どゆこと?」

ラウラ「今日シャルロットに最初に会ったのは食堂だが・・・別に気にならなかったぞ」

一夏「食堂はいろんな匂いがあるから気づかなかった可能性あるな」

ラウラ「ふむ・・・イカか・・・シャルロットの今日の朝食は鮭のムニエルだったな」

一夏「鮭か」

ラウラ「あぁ、だからその匂いを嫁がイカと勘違いしたのではないか?」

一夏「・・・うーん、そういう生臭さじゃなかったんだが・・・」

鈴「無視しないでよ・・・」

鈴「ねぇ一夏、ホントにアレの匂いだったの?」

一夏「・・・だと思うんだけどなぁ」

鈴「でも、この学園には男はアンタしかいないわよ?」

一夏「・・・そうなんだよなぁ・・・でも心当たりないぜ?」

鈴「ホントでしょうねえ?」

一夏「・・・多分・・・」

鈴「多分て何よ」

ラウラ「ふむ・・・なんなら今から3人でシャルロットの匂いを嗅ぎに行くか?」

一夏「・・・それもアリだな」

鈴「・・・って、早くしないとシャルロット、お風呂入っちゃうんじゃないの!?」

一夏「し、しまった!」

ラウラ「任せろ、私が電話をかけて時間を稼ぐ!」

一夏「頼む!」

鈴「急ぐわよ!」

一夏「ああ!」

ラウラ「うむ・・・もしもし、シャルロットか? 私だ」



千冬「廊下を走るな、バカども」

一夏「怒られました」

ラウラ「ただいま戻ったぞ」

一夏「お邪魔しまーす」

鈴「お邪魔しまーっす」

シャル「あ、ラウラに一夏に鈴。おかえり~。珍しいね」

一夏「たまには良いだろ?」

シャル「うん♪」

鈴「で、どうなのよ、一夏?」

一夏「・・・この距離じゃちょっと分からん・・・」

ラウラ「まだ少し遠いか」

シャル「? 3人とも、どうしたの?」

やっと登場

一夏「な、なぁ、シャル」

シャル「ん?」

一夏(って・・・なんて聞けば良いんだよ!? まさか直球では聞けないぜ!?)

一夏「え、えーとだな・・・」

ラウラ「・・・ていっ」ドカッ

一夏「どわっ!?」

シャル「わっ!?」

鈴「!!」

シャル(い、一夏に抱きつかれちゃった!? ど、どどどうしよう!?)

鈴「ちょ、ちょっと、アンタ何してんのよ!?」ヒソヒソ

ラウラ「足が滑った」シレッ

鈴「嘘つけ!!」ヒソヒソ

一夏(シャルってやわらかいな・・・って、違う!)

一夏「わ、わわ、悪い、シャル!」

シャル「う、うううううん! ぼ、僕なら大丈夫だから! ほら、ここベッドだし!」

鈴「意味わかんないわよ」

シャル(うう、ちょっと錯乱しちゃったよ・・・)

ラウラ「で、シャルロットの匂いは嗅げたのか?」

一夏「あ、あぁ、それはバッチリだ」

シャル「え・・・? え? えっ? 僕の匂い? 僕、臭いの!?」

鈴「それで、どうだったのよ?」

一夏「・・・俺の経験的に、やっぱり間違いない」

鈴「ということは・・・」

一夏「ああ・・・」

ラウラ「・・・?」

シャル「? ? ?」

匂いはどうなの
wktk

シャル「い、一夏? それに鈴もラウラも・・・どうしたの? ていうか僕臭いの? うう、早くシャワーに・・・」ソソクサ

鈴「ま、待ちなさい、シャルロットー!」ガバッ

シャル「鈴!?」ドサッ

鈴(う、シャルってやわらかい・・・なんかふかふかしてる・・・)

シャル「ちょ、ちょちょ、鈴! 何してるの!?」

鈴「大丈夫! ここベッドだから!」スーハー

シャル「い、意味が分からないよ!」

鈴(これが・・・あ、アレの匂いなの・・・? 確かにちょっとイカ臭いような・・・)

ラウラ「ええい、私にも嗅がせろ!」トゥッ

おっきっき

シャル「ら、ラウラまで・・・ちょ・・・だ、ダメだよぉ・・・僕、く、くさ・・・」

鈴「臭くない! むしろ良い匂いだから!」

一夏「な、なにぃ!?」

鈴「あっ、ちが・・・あっ、あぅぅ」スリスリ

シャル「や、ちょ、だめ、鈴・・・!」

ラウラ「ふむふむ。確かに抱きついてみると少し匂うな・・・初めて嗅ぐ匂いだ」

シャル「わぁぁぁ! やっぱり僕臭いの!? 臭いんだぁぁぁ」

一夏(なんか大変なことになってきたな)

乱交

一夏「しゃ、シャル!」

シャル「な、なぁに? い、いちか・・・」ポロポロ

一夏「な、泣いてる!?」

シャル「だ、だって・・・ぼく、ぼく・・・くさいって・・・こ、こんなんじゃ・・・きっと・・・うっ、い、いちかにも・・・」

ラウラ「シャルロット・・・」

シャル「お、おんなのこが、く、くさいなんて・・・げんめつ・・・され、ちゃうよぅ・・・ひっく・・・うえぇぇ」

鈴「う、ちょ、ちょっとアタシたちが騒ぎすぎたせいで必要以上に気にしちゃってるわね」

一夏「シャル、大丈夫だから、大丈夫だから!」

シャル「ほんとぉ・・・?」グスッ

3人「ズキューン」

鈴「わ、悪いのは一夏だかんね!」

一夏「俺ぇ!?」

ラウラ「うむ、今回は嫁が悪いな」

一夏「ラウラまで!?」

鈴「そもそも、女の子に匂いがどうこうとかデリカシーなさすぎ」

ラウラ「うんうん(あんまりよく分かってないが)」

一夏「う・・・ご、ゴメン、シャルロット・・・」

シャル「・・・?」グスッ

一夏「その、な。実は、シャルの匂いがちょっと気になってだな・・・」

シャル「僕が臭いから・・・?」ジワッ

一夏「ち、違う違う! 臭いんじゃない!」

シャル「じゃあなんでぇ・・・?」

一夏「そ、その、シャルの匂いが・・・その、アレみたいな匂いだったんだよ!」

シャル「アレ?」

鈴「一夏、そこはハッキリ言わないとシャルロットが可哀想よ」

一夏「わ、わかった・・・その、つまり、せ、精液の匂いだ」

シャル「せ・・・? ・・・? ・・・・・・・・・・・・!?」ボンッ

ラウラ「せーえき・・・?」

腰が止まらん

一夏「そ、それで、学園には男は俺しかいないし、その、なんでかな、と・・・」

シャル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

鈴「・・・」

ラウラ「あぁ、クラリッサか。ちょっとせーえk」

鈴「こら」

ラウラ「あっ、切るな! 凰鈴音!」

一夏「で、でも俺はその見に覚えがなくて・・・」

箒「そこまでだ」バンッ

セシリア「話は聞かせてもらいましたわよ!」ドンッ

ラウラ「!?」

鈴「!?」

見に → 身に ね

シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ

箒「その質問には私が答えよう」

セシリア「昨晩の事ですわ」

箒「スルー!?」

セシリア「一夏さんは山田先生に呼び出されたのですわ」

鈴「どこに?」

セシリア「山田先生の部屋です」

ラウラ「ほう?」

一夏「・・・そうだっけ?」

箒「一夏が覚えてないのもムリはない」

鈴「山田先生はなんで一夏を呼んだのよ?」

箒「織斑先生が山田先生の部屋で酔い潰れてしまったからだ」

ラウラ「教官がか? 俄かには信じがたいが・・・」

セシリア「山田先生も珍しいと仰っていましたわね」

鈴「ていうかなんでアンタたちがその話を知っている訳?」

箒「話は最後まで聞け」

鈴「む・・・」

箒「まず山田先生は一夏だけを呼び出した。無論、織斑先生の後始末のためにな」

セシリア「ですが、本当の恐怖はそれからだったのですわ・・・」

千冬「んー、なーんで一夏がここにいるんだー、あぁん?」

一夏「ち、千冬姉・・・? な、なんちゅー有様だよ・・・」

千冬「ガッコーではー、おーりーむーらーせーんーせーいーだろうがぁ! はっはっはっは」

一夏「・・・」

山田「うう・・・織斑くん・・・な、なんとかしてください・・・」

千冬「山田先生、まだ飲み足りないんじゃないですかぁー!? ほらほら!!」トクトクトク

山田「こ、これ以上飲めな」

千冬「・・・私の酒が飲めないと? ほう?」

山田「い、いただきまぁっす!」ングング

千冬「良い飲みっぷりだ! はっはっはっはー!」

一夏(お、俺の千冬姉が・・・)

山田「ううっ・・・げふっ・・・も、もう、ホントに・・・」

一夏「や、山田先生、大丈夫ですか?」

山田「正直もう限界が・・・」

一夏「千冬姉は山田先生と飲む時はいつもこんなんなんですか?」

山田「い、いえ、こんなに酔っているのは初めてで・・・」

千冬「こぉらぁぁぁ! なーに2人でこそこそ話しとるかー!」

一夏(か、絡み酒・・・! タチわりぃよ、千冬姉!)

千冬「ほれ、一夏も飲め!」

一夏「お、俺は未成年だから!」

千冬「なーにを言っとるか!」ポカッ

千冬「ここは天下のIS学園! 日本の法律なぞ知ったことではない!」

一夏「!?」

千冬「という訳だ。ほら飲め飲め!」ズイッ

一夏「(ここは断れなさそうだな・・・)」

一夏「わ、わかったよ・・・んっ・・・」ゴキュゴキュ

一夏「ぷっ・・・はぁ・・・」

千冬「はっはっは! 我が弟ながら良い飲みっぷりだ! ほら飲めどんどん飲め!」

一夏「え、えぇぇい、こうなりゃヤケだ! ちっくしょぉぉぉぉ!!」

山田(だ、ダメだわ・・・このままでは織斑くんまで潰されちゃう・・・!)

山田「も、もしもし、篠ノ之さん?」

セシリア「こんな時間に電話なんて珍しいですわね、どなたからですの?」

箒「山田先生だ。どうやら一夏がピンチらしい」

セシリア「一夏さんが!? わ、私も参りますわ!」

箒「・・・辛いかもしれんぞ」

セシリア「・・・一夏さんのためなら、耐えてみせますわ!」

箒「ふっ・・・ならば何も言うまい・・・行くぞ!」

セシリア「ええ!」

酔ってシャルにぶっかけたんだな

箒「なんて酷い景色だ・・・」

セシリア「ええ・・・」

一夏「あっはっはっは! そーれそーれ!」

千冬「良いぞ一夏! もっとやれ!」

山田「うう、なんでこんな事に・・・」

千冬「おっ、篠ノ之にオルコットか」

箒「ち、千冬さん! これ以上はもう・・・」

千冬「無礼講だ無礼講! お前たちも飲め飲め!」

一夏「そうだぞ、2人とも一緒に飲もうぜ!」

セシリア「い、一緒に・・・」

箒「う、う・・・しかし・・・」

山田(せ、戦力が足りない!)

箒「・・・そこで山田先生は、戦線が崩壊する前に、早めの援軍を要請した」

セシリア「それが、デュノアさんですわ」

一夏「そ、そうなのか? シャル?」

シャル「うん・・・僕が着いた時は・・・まだ箒とセシリアの2人が持ちこたえていた、んだと思う」

鈴「思う・・・?」

箒「その認識は半分正しいが、半分間違っているな」

セシリア「深みにはまっていく地獄を、私たちは食い止められなかった・・・」

ラウラ「何があったと言うのだ・・・?」

箒「・・・ここからは、私にも頭の痛い話になる・・・」

千冬「そう言えばお前ら、コイツはまだ落とせんのかぁ?」

一夏「おい、千冬姉~、やーめーろーよー、もうやーめーろーってばー」

箒「わ、私は・・・そ、その・・・」

セシリア「・・・日々精進しているつもりなのですけど・・・」

千冬「不甲斐ないぞ、2人ともぉ!!」ビシッ

セシリア「ひっ!?」

箒「うっ!?」

千冬「男なんてのはな、2つ袋を握れば良いんだ。知ってるか?」

箒「ふ、袋?(まさか、な)」

セシリア「な、何の事ですの・・・?(ま、まさか)」

千冬「胃袋と玉袋だ!!」キリッ

3人「ブーーーーーーッ」

一夏「おいぃぃぃ、千冬姉! エロ話厳禁!!」

千冬「とか言いながらちょっと興奮してるぞ弟」

一夏「いやーん、えっちー」

千冬「可愛くないわ!!」バグシャッ

一夏「あっはっはっはっは」ダラダラダラ

箒「ひぃぃぃぃ!!」

セシリア(血が!血が!血が!!)

山田(で、でも近づけない! 怖い! 織斑くんはドーパミンでも出てるのかしら!?)

千冬「ほら見ろ。お前たち、まだ見たことないんだろ?」カチャカチャ

3人「な、ちょっ、まっ・・・」

一夏「もうお嫁にいけない・・・きゃっ」ボロン

千冬「ほう、いっちょ前にズル剥けか」ニヤニヤ

一夏「そりゃまぁねぇ!」

千冬「フン、ちょっと見ない間にデカくなったのは背だけじゃなかったようだな」

一夏「あっ、ちょ・・・千冬ね・・・そ、それ・・・」

千冬「ん? なんだ? こんな雑なのが気持ち良いのか?」

一夏「あ、うっ・・・くぅっ・・・」

千冬「はっはっは! ぴくぴく反応してるぞ、一夏」

箒「あ、あぅあぅ・・・」

セシリア「・・・」ポカーン

山田「・・・あ、あれが織斑くんの・・・」ジー

千冬「な? 男なんて簡単なもんだ。こんなんで勝手に気持ちよくなるんだぞ?」

箒「い、いや・・・」

セシリア「あう・・・」

千冬「ほう、これが我慢汁という奴か・・・? どっから出てくるんだ?」

一夏「うっ、や、やば・・・き、きもちよすぎるよ、千冬姉の手・・・」

千冬「ふん、ならばここで果ててみせろ、一夏、そらっ」

一夏「ら、らめぇぇぇえぇえ!!」

シャル「遅くなりました、山田せん・・・え・・・?」ピシャッ

箒「」

セシリア「」

山田「」

何故シャルの記憶がない?

シャル「な・・・なに・・・これ・・・?」

シャル(目の前には下半身裸の一夏と、一夏の・・・アレを握ってる織斑先生)

シャル「ま、まさか・・・」ヒクッ

セシリア「いやぁぁぁぁぁあ!!」

千冬「わっはっはっはっは! ナイスタイミングだぞデュノア!! 身体を張ったギャグにもほどがあるだろう!!」

山田「ティッシュティッシュ~~~~~!!」

箒「・・・って、一夏! おい、一夏!?」ペチンペチン

一夏「」



箒「という事があってな」

3人「」

鈴「・・・それで、どうしたのよ・・・」ゲッソリ

箒「はっきり言って、私たちの手に余る状態だった・・・だから、使いたくはなかったが、最後の手段だ」

セシリア「できる事なら避けて通りたかった道でしたが」

一夏「・・・束さん、か?」

箒「正解だ」

鈴「げ・・・」

セシリア「ラウラさんや鈴さんをお呼びしてもあの惨状では意味がないと判断したのですわ」

鈴「ま、まぁ確かに呼ばれなかったのはラッキーだったかもね、それ・・・」

ラウラ「死地へ向かうとはこの事か」

セシリア「は、早く、お電話を・・・」

箒「わ、分かっている・・・分かってはいるんだが・・・通話ボタンが押せない・・・!」

セシリア「一夏さんに続き、デュノアさんまで倒れた今、迷っている暇はないんですのよ!」

箒「くっ、そおおおおおおおおおおお!!」ポチッ

prrrrr

山田「あ、あれ? 随分近くて着信音が・・・押入れの中・・・?」

束「はーい、箒ちゃーん、束さんだよー! 何の用かなー?」

箒「そこにいたんですかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

セシリア(あ、相変わらずの意味不明神出鬼没っぷりですわ)

風邪引くぜ…

束「まぁ正直この状況は束さんでも手に余るものがあるよ」

箒「ね、姉さんでもか!?」

束「普段はそこまで酒癖悪くないんだけどねえ・・・年に1回くらい、こうなるんだよね」

箒「そうなのか・・・」

束「これが怖くて身を隠したっていうのもあるんだよねー」

箒「そうなのか!?」

束「多分ちーちゃんは明日には忘れてると思うよ」

箒「タチ悪っ!!」

束「でも、周りはそうはいかないしねえ。今回も束さんのメカで解決しちゃおうか」ゴソゴソ

箒「で、一応織斑先生本人と、織斑先生の進退に関わる山田先生」

セシリア「そして今回の事を覚えてたら自殺しかねない一夏さん」

箒「この3人の昨夜の記憶を削除&上書きし、それぞれ部屋に連れて行ったのだ」

鈴「・・・ちなみにそれ、何時頃?」

箒「山田先生の部屋から出たのは日付が変わるくらいだったか・・・?」

セシリア「昨日のことは記憶操作されていない私たちですら曖昧ですから」

鈴「じゃあ時間的にも辻褄があうわね・・・」

ラウラ「私が嫁の部屋に忍び込む前だな」ウンウン

2人「え?」

鈴「じゃあシャルからその、アレの匂いがしたってのは・・・」

シャル「う、うん、一応寝る前と、念のために朝シャワーしたんだけど・・・」

箒「・・・けっこう粘度が高そうだったからな・・・」

鈴「ね、粘度?!」

セシリア「生々しいですわー! いやですわー!!」

箒「わ、私は悪くないだろうが!」

ラウラ「・・・一夏?」

一夏「・・・お、俺はそんな事をしちまったのか・・・」

シャル「あ、そ、そうだよ、昨日の事を話したら、記憶操作した意味が・・・」

箒「あ」

箒「てへぺろ☆」

セシリア「」イラッ

シャル「で、でもね、一夏、ぼ、僕は気にしてないから大丈夫だからね!?」

一夏「うう・・・本当にごめんな・・・」

シャル「僕のことなら、その、気にしないで良いから、ね? あれは事故みたいなもので・・・」

一夏「お、おう・・・」

一夏「ていうか箒とセシリアにも、その、迷惑かけたな」

箒「あ、あぁ、別に、私もどうって事はないさ」

セシリア「ええ、困った時はお互い様ですから」

一夏「・・・ヘンなもの見せちまって・・・」

箒「ば、バカ! 思い出させるな!」

一夏「うわ、ご、ごめん!」

鈴「ま、これで一件落着か・・・・・・ん・・・?」

鈴(なんだろ・・・セシリアからも、アレみたいな匂いが・・・? 気のせい?)

千冬「コラ、貴様ら、そろそろ消灯時間だぞ、部屋に戻れー」ガラッ

みんな「はーい」

鈴(ま、いっか・・・もしかしたらシャルロットの匂いを勘違いしただけかもしんないし)

そう、鈴は知らなかったのです。

昨日、織斑千冬を部屋に運んだのは束と箒で

織斑一夏を部屋に運んだのはセシリアと意識が戻ったシャルロットだった事を・・・

夜の12時から、ラウラが侵入する2時頃までの2時間の空白に

一夏の部屋で何が起きたのか・・・それは貴方の想像にお任せします


エヴァ見るし、おわり

時空が歪んだか・・・さすが束さんやで!

乙でした!

なんか迷走しながら書いたしエロ書かなかったしごめんね

大分楽しめたよ

ちなみに箒ちゃんとセシリアちゃんが顔を真っ青にしたり真っ赤にしたり
顔を伏せてチラチラとアイコンタクトを試みながら千冬さんの手コキについて説明してくれました

ラウラ「今日も一夏の部屋に忍び込むとするか」

ガタガタ…

ラウラ「物音がしている?」



千冬「…一夏、この程度で果てるようならこれからやっていけんぞ?」シコシコ…

ラウラ(きょ…教官!?何故ここに!)


一夏「千冬ねえ…激し過ぎ……気持ちいい」

ラウラ(なっ…何をやっているだ)


エヴァ見るので途中退席するかも

頑張れ

一夏「千冬ねえ……もう無理だっ!」どぴゅっぅ!!!

千冬「ははw元気がいいな。まだピクピクしてるぞ」

ラウラ(ピクピク?何の話をしているのだ。)

ラウラ(なんか臭ってきたぞ…)




ごめんエヴァ見る

どういうことなの・・・

アスカアアアアアアアアアアアアアアア

うわああああああああああああああああああああああああ
来年の秋かよ・・・orz
遠すぎんだろ・・・いつ完結するんだよ捕手

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