【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 咲「……超変身」 18クール目【ライダー】 (1000)

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 │ これは――「呪い」を解く物語。   ..│
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 ――この物語に奇跡なんてない。

 ――あるのは人々が作り上げた、必然である。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1381032725


このスレのテーマは、実にありふれたこと――人間讃歌です

たとえ短い命だとしても精一杯生きる。その中で満足していく。覚悟を胸に前に進む
まっすぐ胸を張って立つ。正しいと信じる道をいく。納得する、感謝する
勇気を強く抱き締めて、運命に負けずに路を切り開いていく。希望の火を絶やさない
終わりなく受け継がれていくものがある……それが『大切』なんじゃあないだろうか

『結果』じゃあない。『過程』が重要なんだ……
長く生きるのではなく、どう生きるかが問題なのだ

尚、シナリオは荒木飛呂彦と藤田和日郎をリスペクトしつつ井上敏樹と虚淵玄風味で進む模様


前スレ:【咲安価】 京太郎「……変、身」 一太「変ンンン、身ッ!」16クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364061428/)
14スレ目::【咲安価】京太郎「……変、身ッ!」 憧「……変身」 14クール目【仮面ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363381466/)
15スレ目:【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363615339/)


①空気雑用こと須賀京太郎が主人公です。場合によっては死にます

②R-15程度の残酷な描写があります。青年雑誌漫画程。大体酷くて異形の花々程度です

③咲のキャラクターが傷付いたり死ぬ場合もあります。消滅したり改造されたりします

④裏切り合いや足の引っ張り合いなども存在する可能性があります。乾巧って奴の仕業です

⑤コンマと戦術で闘うTRPGです。難易度はそこそこ、皆が楽しんでやれるのが一番です。所詮は遊びなので
  「おまかせあれ」で失敗しても、和やかに「クロチャーw」「やク糞」「これはおしおきやろなぁ……」「(腹パン)」などの声をかけてあげましょう

⑥遊びと言っても人の積み上げたジェンガを崩すような行為はご遠慮ください

⑦原則的にリトライ不能です。敗北しても川落ちしたり、仲間が駆けつけたり、仲間が死んだり、守ろうとした人が死んだり、浚われて改造されたりします

⑧登場する仮面ライダーは原則的に平成ライダーが主体です

⑨登場予定のライダーは以下の通り
 クウガ、アギト(アギト・ギルス・G3・アナザーアギト)、龍騎(龍騎・ナイト・ゾルダ・王蛇・タイガ・ベルデ・王蛇・リュウガ・オーディン・オルタナティブ)、
 555(ファイズ・カイザ・デルタ・サイガ・オーガ)、剣(ブレイド・ギャレン・レンゲル・カリス)、
 響鬼(響鬼・威吹鬼・斬鬼・裁鬼)、カブト(カブト・ガタック・ザビー・サソード・ドレイク・キック・パンチ・ダークカブト・ヘラクス・ケタロス・コーカサス)、
 電王(電王・ゼロノス・New電王)、キバ(キバ・ダークキバ・イクサ)、ディケイド(ディケイド・ディエンド・クウガ)
 W(W・アクセル・スカル・ナスカ)、オーズ(オーズ・バース)

⑩モブとして他作品のキャラがでても、元ネタの話で盛り上がる程度にしてください。本編に影響を及ぼす予定はありません

⑪咲キャラとしては登場校は以下の通り
  清澄・龍門渕・鶴賀・風越・姫松・宮守・永水・阿知賀・白糸台・千里山・新道寺・その他(荒川憩、小走やえ等)

⑫ライダーの原作キャラは、一部を除いて登場しません。咲キャラがライダーに変身します

⑬ハーレム?  そんなもの、ウチにはないよ

⑭地の文はよく読もう。地雷が埋まってるよ

⑮バッドエンド? あはは、それは違うよ。希望は……絶望には負けないんじゃないかな……?

⑯世界中の子供たちに愛と勇気をね! 与えてあげる前提で、まず怖がらせるだけ怖がらせてあげちゃうよーん!! 一生残る恐怖と衝撃で、一生残る愛と勇気をね!!


・ストーリールート
→願いを叶える戦いとそれを巡るカードの話(龍騎/剣)
→生徒を襲う謎の仮面の男と怪物(アギト/555)
→願いを叶えるという怪物の話(電王/W/オーズ)
→ドッペルゲンガー、吸血鬼、妖怪のうわさ(響鬼/カブト/キバ)

以上の中から選択。それにより、登場ライダーが変化
ルート中には別ルートに行けず、他のストーリーではライダーだったものが一般人、怪人となったりする


基本的に日常パートは以下の通り
・朝
 誰かと登校したりもできますが、今のところその好感度の人間は存在しません
 あえて指名可能なのはカザリ。学校をサボるか否かの選択も出来ます
 条件を満たしているとイベントが発生します
・昼
 コンマ判定です。一定コンマで、まだ出会った事のない人間に出会えます。
 そうでなければ、これまでの交友関係から指名して会話を行います
 時々イベントが発生します。
・放課後
 コンマ判定でイベントが発生します。まだ出会った事のない人間に出会えます
 また、特定人物に連絡を取る事も可能ですし、特訓なども可能です
 条件を満たしていると、イベントが発生します


【戦闘システム】
・ステータス
基礎戦闘技能値
01~09:おおよそ戦いには向かないレベル(良太郎)
10~40:一般人(城戸真司)
41~60:ある程度の格闘経験有(たっくん)
61~80:格闘技や武道経験者(天道総司・草加雅人など)
81~90:軍人・プロの格闘家クラス(黒崎一誠など)
91~00:トップアスリートというか最早超人(一文字隼人など)

10~80までは、戦闘能力値は1戦闘または1鍛錬に於いて1上昇
01~09は戦闘での残り体力値/30(端数切り上げ) 上昇
80~00は特訓により上昇
ボーナス:ライダー同士での戦闘は、(相手との技能差+戦闘での残りHP)/5 分上昇

HP=30+(戦闘能力&取得時コンマ)/5+特殊補正
スタミナ=30+(戦闘能力&取得時コンマ)/5+特殊補正
気力=30+取得時コンマ+特殊補正
※ただし気力の取得コンマが20以下の場合は20として設定


・戦闘計算式
戦闘判定=戦闘経験+コンマ+特殊補正 VS 戦闘経験+GMコンマ+特殊補正
ダメージ=勝利者の秒数の合計+戦闘判定差/5+攻撃者ATK-防御者DEF
スタミナ消費=出したコンマの10の位

HPゼロにて死亡または変身解除、スタミナゼロにて変身解除
気力ゼロにて、気力の最大値/4のマイナス補正を戦闘判定に与える

ファンブル=01~04 強制失敗(問答無用で戦闘計算敗北。コンマ値は0として計算)
確定クリティカル=00(判定値は100)
クリティカル=100-戦闘能力値/10(端数切り上げ)以上の値を出す事。
(つまり戦闘能力値91なら90以上、戦闘能力値40なら96以上がクリティカルとなる)
クリティカル時、全てコンマは100として計算。与ダメージが2倍。被ダメージは半減

※判定/方針安価に雑談や安価下が当たった場合、原則的にコンマも行動もその下のものを利用します
※戦闘判定が同値の場合、相打ちとして互いのダメージ計算を行う
※敵味方がそれぞれHPゼロとスタミナゼロとなって戦闘終了の場合、スタミナゼロの勝利とする
※双方ともに次ターンで戦闘不能という状態になったら、ラストターンボーナス(気力回復・気力最大値上昇)
※秒数合計=0は基本的に0とする。故に01は1。ただし00は10
※コンマ合計=0は基本的に0とする。故に01は1。ただし00は20
※クリティカル時のスタミナ消費半減、ファンブル時は1消費

・レンジの概念
レンジを超える相手に対しては、同レンジ対象の武器を持たない場合、攻撃は不可能
戦闘判定勝利にて『距離を詰める』(ダメージ計算なし)となる
また、撤退と追撃と奇襲に際し以下の補正が加わる
奇襲の場合は、奇襲を行う側に加えられる

距離=至近距離/近距離/中距離/遠距離/超遠距離
(追撃)  +20/+15 /+10 / +5  /±0
(撤退)  ±0 /+5  /+10 /+15 /+20
(奇襲) -20/ -10 / ±0 /+10 /+20

・撤退(追撃)判定
 残スタミナ+コンマ+気力消費+特殊補正+距離補正 VS 残スタミナ+コンマ+気力消費+特殊補正+距離補正

※撤退失敗の場合、双方ともにコンマ10の位のスタミナを消費
※また、撤退失敗側にはこの判定の差分値/5のダメージを与える

・奇襲判定
(奇襲判定)=技能値+コンマ+特殊補正+距離補正 VS 技能値+コンマ+特殊補正+距離補正
(ダメージ判定)=秒数合計+奇襲判定差分/5+勝利者ATK-敗北者DEF

※既に戦闘が起きている場所に駆けつけた際に、奇襲を選択する事で判定が行われる
※奇襲を仕掛ける側は己の攻撃レンジに相当する距離補正を受ける
※高速の場合は超遠距離となり、攻撃後は自分の適性レンジになる
※判定に勝利する事で相手にダメージを与えられる
※被奇襲側は勝利する事で自分の攻撃レンジ内なら相手にダメージを与えられる


・戦闘方針
戦闘時に、【通常戦闘】【攻撃重視】【防御重視】【温存重視】【撤退重視】などの方針の選択が可能。なお、ターンごとに随時変更が可能
1:【通常戦闘】の場合、特殊効果は存在しない
2:【攻撃重視】の場合、与ダメージ及び被ダメージ2倍。選択中スタミナ消費2倍
3:【防御重視】の場合、与ダメージ及び被ダメージを半減。選択中スタミナ消費2倍
4:【温存重視】の場合、与ダメージ及びスタミナ消費半減
5:【撤退重視】の場合、戦闘判定コンマ勝利にて撤退判定に派生

※尚、【攻撃重視】及び【防御重視】でも、固定HPダメージの増減は不可能
※戦闘方針は一度に一つのみが使用可能
※記述されない場合、前ターンの戦闘方針を引き継ぐ


・戦闘中のコマンド
 【フォームチェンジ】=戦闘判定時の書き込みにより、フォームチェンジ。その判定から適用する
 【能力使用】=戦闘判定時の書き込みにより、能力を使用。その判定から適用する。
           記号が同じ能力の同時使用は不可能。『・』は常時発動
 【距離を取る】=判定で勝利した場合、ダメージ処理を行わず距離を1つずらす
           必殺技に当たる技との併用は不可能

※なお、必殺技に当たる技(技名記載)は同フォームにおいて1戦闘に1使用まで
※不発はこれに含めない

・精神コマンド
 【沈着】=気力値を15消費する事で、戦闘判定時のコンマを【50】という固定値として扱う。スタミナは5消費
 【集中】=気力消費値と等量を、戦闘判定時の値に加算する。10なら10。50なら50。これによりスタミナ消費値は変動しない
 【爆発】=そのターンのスタミナ消費値を2倍とする事で、次のターンの気力値に20回復させる(上限値を超えない)。
       戦闘判定の結果如何に寄らず気力が加算される
※精神コマンドの併用は不可能


・状態
 怪我=戦闘時のコンマが偶数ゾロ目、戦闘判定勝利にて、その時の判定値の差が40以上で発現。以後の相手の戦闘判定-10。
 昏倒=戦闘時のコンマが奇数ゾロ目、戦闘判定勝利にて。その時の判定値の差が40以上で発現。相手の変身解除
 高速=高速を持たない相手は撤退に対する追撃が不可能。持たない相手との戦闘判定勝利にて、レンジ差に関わらず攻撃が可能。
     距離を離す場合、任意のレンジまで移動が可能。
 飛行=飛行を持たない相手の戦闘・撤退・追撃判定-5。戦闘判定勝利にて、詰められた/離されたレンジを2レンジまでの範囲内でリセットする。
     能動的に距離を詰める/離す場合、通常通り1レンジ。
 暴走=戦闘中、一切の行動指示(作戦変更やフォームチェンジ等)が不可能
 属性相性=ダメージ判定において、秒数合計が、(秒数合計)×1.5に変化。マスクドデータだが、メズールにラトラーター、ウヴァに対する炎みたいなもの


日常行動に関して(補足)

【昼】
・見知った人間との会話
 →連絡先を交換している/交遊関係のライダー関係者
 →その話で怪人フラグがありお互い名前を知っている/それ以前に仲がいい
・誰かと出会う
 →指定なし。予めの怪人フラグは確定でイベント
 →そうじゃないのはコンマで怪人フラグ。なりやすさあり
・イベント
 →原則的にヒロインライダー絡みのイベント
 →怪人フラグが立っている場合は何か/余所で怪人が出て呼び出し/他
・遭遇ゾロ目
 →怪人フラグ設定者と遭遇/他グリードなどからの接触/他

【放課後】
・何事もない
 →何事もない。帰宅。好感度の高い人物と一緒に帰ったり
・誰かに出会う
 →ライダー関係者などに関わらず出会える
 →怪人フラグ設定者ならそれ関連の何か
 →そうでないものはただ出会って会話。互いのコミュ力により会話変化ただ会うだけも
・イベント発生
 →名前が書かれた人物に怪人フラグが立っていないで、それがライダー関係者でない
 →その人物に既に怪人絡みのイベントが起きてない場合は怪人に襲われる
 →ただし、ドーパント・イマジンの契約者・ヤミーの親で一般に被害を出している場合は別
 →既に怪人に絡んでいても復讐として襲われる場合がある
 →ライダー関係者の場合、指名人物に関わらないライダー関係者イベント
 →怪人登場フラグが立っている場合(コンマで怪人フラグ有りやカザリからの警告)は怪人関係の何かが起きる
・特殊イベント
 →出会っていないライダーVS怪人
 →ミュージアム関連&グリードからの接触・勧誘や襲撃
 →クローズドで設定された怪人絡みになりやすい人物に関するイベント
 →咲キャラ以外が契約したイマジン・変身したドーパント・親になったヤミーとの戦闘イベント
 →ヒロインとイチャイチャしたり、噂を聞いたりその他

【夜】
・好感度の高い人物と会話したり、怪人と戦ったり

【ヒロイン強度】
ライダーである咲キャラ(&グリード)
>>怪人に襲われていた咲キャラ・交遊関係のライダー関係者の咲キャラ(一般人でも可)
>>>仲の良い一般人咲キャラ(現状なし)・怪人絡みの咲キャラ
>>>>ただの一般人咲キャラ・教師・敵

【怪人フラグ】
……カザリやモモタロス、哩姫やセーラからの警告(モブ怪人やグリード・幹部ドーパント)
……コンマの値によって怪人絡みになってしまったキャラクターとの接触
……予め原作の設定から鑑みるにイマジン・ドーパント・グリードに付け込まれそうなキャラクターとの接触

※尚、原作からの怪人絡み確定勢も一応、コンマで判定
※逆にこれの値によっては怪人絡みを外す事もある。襲われないの確定は不憫
※逆に、設定されてないものに関してはコンマ次第で怪人絡みか否か決まる
※ただしこれは確定ではない
※例えば一般人と判定されても、その後友人や家族が襲われたりすれば変わる
※逆にイベントが起きなければ、未登場のライダーが解決したり、問題や悩みが解決する事も

※同一IDによる、連続での同一人物安価については安価が下か上にずれる

【オーズ タトバコンボ】 須賀京太郎
技能:59
HP:53/53
スタミナ:52/52
気力:82/82
ATK:40
DEF:40

(レンジ:至近距離~近距離)
・タトバコンボ:タトバコンボ時、スタミナ消費半減。
・欲望の王:戦闘ダメージゾロ目にて、グリードよりコアメダルを奪取
・メダジャリバー:レンジを近距離に変更。DEFが40以下の相手に対する与ダメージ+2
・メダガブリュー:『至近距離~近距離』にて、与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする。ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)
           コンマゾロ目時、コアメダルを砕く
★カンドロイド:カンドロイドの使用が可能。複数のカンドロイドを同時に使用する事も
★オーズバッシュ:使用時の判定成功にて、レンジを『~超遠距離』に変更したうえで敵すべてに固定HPダメージ20。DEFを無視する。セルメダルを3枚消費
★王を統べる力:戦闘時【王を統べる力】を選択にて戦闘・撤退・追撃・奇襲判定+10。コンボ以外でのメダルを使用
           また、持つメダルによって、レンジも変更される。(至近~遠距離)
★コンボチェンジ:使用宣言時、次ターンより発動。
           メダルが揃っているとき、以下のコンボを使用可能。コンボチェンジの度にスタミナを固有値10消費
★スキャニングチャージ:使用宣言時、戦闘判定-10。
                判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
★グランド・オブ・レイジ:使用宣言時、戦闘判定-10。
               宣言時の判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計+コンマ(大)』の固定HPダメージ
               ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)が、コアメダルを砕く。DEFにて減衰可能。セルメダルを1~4枚消費
               セルメダルの消費枚数分、戦闘判定からマイナスの代わりにダメージ増加(最大+3)。全てのフォームで使用可能


《タジャドルコンボ》
 ATK:50 DEF:50
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近~遠距離
・大空の王:戦闘・追撃・撤退判定+15。飛行を得る
★ギガスキャン:使用時の戦闘判定-13。判定成功にて手持ちのコンボ中の最大値のATK分固定HPダメージを与える。DEFによる減衰が不可能
          その際、その戦闘判定に於いては使用されたメダルの効果を発生させる。(現在ここでプトティラを構成するメダルの使用は不可能)
★プロミネンスドロップ:使用宣言時、戦闘判定-10。
                判定成功にて、『ATK+15+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能

《プトティラコンボ》
 ATK:55 DEF:55
・レンジ:至近~遠距離
・恐竜の王:戦闘判定+15。飛行を得る
・欲望の破壊者:コンマゾロ目時、またはダメージゾロ目時に相手のコアメダルを破壊する
・メダガブリュー:与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする
★ブラスティングフリーザ:使用宣言時、戦闘判定-10。判定成功にて、『ATK+15+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
★ストレインドゥーム:使用時の戦闘判定-10。判定成功にて90の固定HPダメージを相手に与える。DEFによる減衰が可能
              使用時にセルメダルを1枚使用。最大で4枚使用可。
              使用数の上昇につき、使用時の戦闘判定のマイナス値を増加(最大3)。また、増加枚数×3威力を上昇させる(最大99)

《ブラカワニコンボ》
 ATK:45 DEF:45
・レンジ:至近~中距離
・爬虫類の王:毎ターンHPが一割回復。変身時から、戦闘コンマでの毎ターンのスタミナ消費、及びコンボ使用によるスタミナ消費が起こらない。
         毒・電撃・炎などの属性のダメージの秒数合計を半減し、毒などの記述を持つテキストの効果を無効化する。
★ワーニングライド:使用宣言時、戦闘判定-10。判定成功にて、『ATK+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
              更に、判定値差分/10の追加ダメージ

※タトバ以外からでもスタートできます
※メダジャリバーは胴体がトラ・パンダメダルの場合のみ使用可能
※メダガブリューは、カンガルーが胴体の場合、グローブにて持てない事で使用不可能


タカ(頭部):偶数ゾロ目コンマ及びクリティカルでコアメダル奪取。(トラと組み合わせる事で全てのゾロ目時奪取)
       グリード以外に対しては偶奇問わずゾロ目コンマの数値(66なら6、00なら10)ダメージを追加。この効果は重複しない
       タジャドルコンボにて使用されるタカヘッドブレイブでは、飛行を持たない者への補正を-10へと変更する
クジャク(胴体):レンジを遠距離に変更。複数の敵に一度にダメージを与えられる
           このメダルの使用時、タジャスピナー(ギガスキャン)の使用が可能
★タジャスピナー:使用した『メダル枚数(最大7)×(コアなら5・セルなら4)』の固定HPダメージ。DEFにて減衰不可能
            使用宣言時、『5+メダルの使用枚数』分のマイナス補正を受ける。
            コアを使用した場合、次ターンにてそのメダルを使用したフォーム・コンボチェンジが不可能となる
            その際、その戦闘判定に於いては使用されたメダルの効果を発生させる。
コンドル(脚部):与ダメージを1.1倍する

ライオン(頭部):ライオネルフラッシュ。自身のコンマ値の合計またはコンマの1・10位の数字(大きいもの)を相手判定値から差し引く
          ただしゾロ目を除いて、2ケタには達しない
トラ(胴体):奇数ゾロ目コンマでコアメダル奪取。(タカと組み合わせる事で全てのゾロ目時奪取)
       グリード以外に対しては偶奇問わずゾロ目コンマの数値(33なら3、99なら9)ダメージを追加。この効果は重複しない
チーター(脚部):高速を得る。高速との戦闘で戦闘判定+10

クワガタ(頭部):レンジを【中距離】に変更。全体に攻撃。奇襲判定+10
カマキリ(胴体):レンジを【近距離】に変更。レンジ:至近距離~近距離での戦闘判定+4。最終的な与ダメージ+2
バッタ(脚部):戦闘判定に勝利した場合、飛行の効果によって離された/詰められたレンジを2レンジまでリセットする。これは攻撃と同時に行える
         また、戦闘判定で飛行属性を持つ相手に勝利した場合、その判定で更に+10の補正を得る

シャチ(頭部):水流によりレンジを【中距離】に変更。撤退・奇襲判定+10
ウナギ(胴体):レンジを【中距離】に変更。与えたダメージの1/10相手のHPとスタミナを更に減衰させる
タコ(脚部):距離を詰める、距離を取るで2レンジ移動可能。1レンジまでなら攻撃しながら距離を詰める/取る事が可能

サイ(頭部):他コアの持つパワーを増加。あらゆる数字に+2を加える。ゾウと組み合わせる事で、奇襲判定+10
ゴリラ(胴体):レンジを【超遠距離】に変更。飛行に対して+5の戦闘補正を得る。最終的な与ダメージ+3。
ゾウ(脚部):通常の攻撃での最終的な与ダメージ+1。サイと組み合わせる事で、奇襲判定+10

プテラ(頭部):このメダルはプトティラでしか使用不可能。飛行を持つ相手との戦闘判定+5。飛行を持たない相手の戦闘判定を-10に変更
トリケラ(胴体):このメダルはプトティラでしか使用不可能。レンジ『~中距離』までの相手の距離を詰める/距離を取るを、戦闘判定差が10以内の場合無効
ティラノ(脚部):このメダルはプトティラでしか使用不可能。戦闘判定差5以内の相手行動を無視する(オーズ敗北の場合ドローとする)。

コブラ(頭部):レンジを【中距離】に変更。追撃・奇襲判定+10
カメ(胴体):(レンジ:~至近距離)。攻撃方針の相手から受けるダメージを半減させ、防御方針時の半減後の最終ダメージ-5
ワニ(脚部):レンジ『~至近距離』までの相手への最終ダメージ+5。1レンジまでなら攻撃しながら移動可能

パンダ(胴体):(レンジ:~至近距離)。ATK+2。防御方針の相手への最終的な(半減後の)与ダメージ+4
カンガルー(胴体/脚部):(レンジ~:至近距離)。胴体として使用した場合、ATK+2。攻撃方針の相手への最終的な与ダメージ+3
                脚部として使用した場合、2レンジ以上先からの、判定値差分が20以下の攻撃のダメージを受けない

※サイコアについて……
  減衰の場合は、減衰値を増加。ダメージ追加の場合ダメージを増加
  ただし、倍数については1.1倍を1.3倍に変更する

※1:ライドベンダーに乗って移動したとき以外、街中以外の野外などでのカンドロイド購入は不可能
※2:カンドロイド購入中は誰か1人はダメージを与える事ができない。ただし、ゴリラカンを1つでも使用していれば別


【タカ・カンドロイド】
 ヤミーやイマジンの契約者・ドーパントの監視や追尾を行う
 ほとんどフレーバー程度の存在だが、探索時にはセルメダルを消費する事で判定を有利にできる

【バッタ・カンドロイド】
 偵察等の諜報活動や通信等の支援活動を行うカンドロイド
 ほとんどフレーバー程度の存在だが、探索時にはセルメダルを消費する事で判定を有利にできる

【タコ・カンドロイド】
 戦闘開始時または使用宣言の次のターンから発動。
 発動ターン含めた2ターンの間、『このカンドロイドの数』×『+1』の補正をオーズに与える。これが『+15』を超える事はない。
 使用数が30を超えた場合、相手の飛行による効果を打消し、また、被ダメージを『-5』する。

 戦闘中に使用する場合、使用宣言時のターンに『このカンドロイドの数』×『-1』の補正をオーズに与える。
 ただし複数のライダーと組んで戦闘している、または協力者がいる場合、このマイナス補正を受ける事はない。

【トラ・カンドロイド】
 メダルを投入する事で巨大化し、ライドベンダーと合一してトライドベンダーと化す。
 トライドベンダーの操作は同族性のラトラーターコンボのみが可能となる。

・トライドベンダー:飛行。オーズの射程距離を『~中距離』に変更。
            ライオディアスの使用が不可能となる代わりに、スタミナの余分消費(+5)を解消
            距離の移動が3レンジに変化し、また、2レンジまでなら攻撃しながら距離を詰める/距離を取る事が可能となる

【電気ウナギ・カンドロイド】
 戦闘開始時または使用宣言の次のターンから発動。
 発動ターン含めた2ターンの間、、『このカンドロイドの数』×『-1』の補正を相手1体に与える。これが『-15』を超える事はない。

 戦闘中に使用する場合、使用宣言時のターンに『このカンドロイドの数』×『-1』の補正をオーズに与える。
 ただし複数のライダーと組んで戦闘している、または協力者がいる場合、このマイナス補正を受ける事はない。

【クジャク・カンドロイド】
 戦闘開始時または使用宣言の次のターンから発動。
 発動ターン含めた2ターンの間、戦闘判定勝利時にはダメージ計算にて最終的に『このカンドロイドの数』×『+1』のダメージを与え、
 戦闘判定敗北時にはダメージ計算にて最終的に『このカンドロイドの数』×『-1』のダメージ減衰を行う。これが『±10』を超える事はない。

 戦闘中に使用する場合、使用宣言時のターンに『このカンドロイドの数』×『-1』の補正をオーズに与える。
 ただし複数のライダーと組んで戦闘している、または協力者がいる場合、このマイナス補正を受ける事はない。

【ゴリラ・カンドロイド】
 ヤミーの探知や、メダルの投入などを行うカンドロイド。
 戦闘開始時または使用宣言の次のターンから発動。
 必殺技を除く、セルメダルを使用する技術に関してのマイナス補正を、『このカンドロイドの数』×『+3』分打ち消す
 具体的に言うと【カンドロイド】関連

 戦闘中に使用する場合、使用宣言時のターンに『このカンドロイドの数』×『-1』の補正をオーズに与える。
 ただし複数のライダーと組んで戦闘している、または協力者がいる場合、このマイナス補正を受ける事はない。

その他、変身可能なライダー

【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎
汚染値:10
適合値:95
技能:78(59)
HP:57/57
スタミナ:54/54
気力:82/82
ATK:40
DEF:35

(レンジ:至近距離~遠距離)
・【汚染値】:汚染値が50を超えている場合、その差分/5を技能にプラスする。超えていない場合、技能は通常のものを用いる (+0)
・【適合値】:適合値/5を技能に追加する (+19)
・気象の記憶:あらゆる敵に対して与えるダメージの秒数合計を5割り増し(端数切り上げ)する。判定勝利にて全体に攻撃
・気象の記憶:飛行を持つ相手に対して戦闘判定+5
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲に際して、コンマ20以下とコンマ差5以下の相手の行動を阻害する
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲判定+15。ただし、高速を持つ相手に対してはこの補正を得られない。
※戦闘終了の度に汚染値増加判定を行う。コンマの10の位と1の位の合計分汚染値上昇


【仮面ライダーウェザー】 須賀京太郎
技能:59
HP:56/56
スタミナ:56/56
気力:82/82
ATK:40
DEF:40

(レンジ:至近距離~遠距離)
・気象の記憶:あらゆる敵に対して与えるダメージの秒数合計を5割り増し(端数切り上げ)する。判定勝利にて全体に攻撃
・気象の記憶:飛行を持つ相手に対して戦闘判定+5
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲に際して、判定差10以内の相手の行動を阻害する
・気象の記憶:戦闘・追撃・撤退・奇襲判定+15
★マキシマムドライブ:使用宣言時の戦闘判定-10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能

・須賀京太郎
 主人公。漆黒の殺意。コアメダルを砕く!
 片岡優希に辛辣な言葉をかけてしまった事、宮永咲におざなりに接してしまった事、自分が両親にディナーをプレゼントした事
 それら全ての後に、全員が行方不明・死亡した事に対して後悔を抱いている
 それから極力人と関わらないように生きてきたが、カザリと出会った事・オーズとなった事により転機を迎える
 大星淡と結ばれた。が、肉体からは五感が奪われ始めている
 「絶対にこの手は離さないし……もう今更、嫌だなんて言わせねーからな、淡!」

・カザリ
 800年前に封印されたグリードの1体。猫科の王
 コアメダル3枚であり、グリードから狙われているために、自分を庇った京太郎を仕方なくオーズに
 プライドが高くて臆病で寂しがり屋でツンデレ
 裏切ったけど、一言も京太郎を殺すとは言ってないんだよね。淡と小蒔を殺しかけたけど
 「今の一撃、ひょっとして僕を殺す気だった?」

・アンク
 800年前に封印されたグリードの1体。鳥の王。原作での相棒ポジ
 コアメダルは少なく、現在ミギー状態。アイスとりんごが好物。ガワは佐倉杏子(まどマギ)。それも松実玄って奴の仕業なんだ
 現代に蘇ってから自分を拾ってくれた佐倉杏子の妹の影響でりんごを食べる
 なお、当人は父親の無理心中によって死亡。佐倉杏子はアンクをヤミーから庇って重症。それで憑依
 裏切ったけど、あまり積極的に京太郎を攻撃する気が無いようにも見える
 「……ふん。俺たちはグリード、こいつはオーズ」

・神代小蒔
 グリードと戦う京太郎を助けに来た人。おもち。天使
 九面を下ろすという性質に特異点であることが合わさり、イマジンズと契約を交わして電王として戦う
 一緒にトレーニングする京太郎の精神面をガリガリ削り、弾道を上げる人
 京太郎にアクシデントから胸を触られて悶々としている。やっぱり出番が少ないと思っていたか? ぐう聖お姉さんだ
 京太郎にとっては頼りになる姉のような存在である。言うなれば小学生の近所に住んでる知り合いや親戚のお姉さんだろうか
 精神耐性あり。多分この人獣の槍を使えたりもする感じの、精神的なイケメン。女だけど
 また出番が……
 「ま、だ……まだ、ですよ……!」

・江口セーラ
 小走やえがクインビー・ドーパントになった場面に駆けつけ速攻マキシマムドライブ。誤爆。次週へ続く
 行間でウヴァさんをボコボコにして、追い払った人。でもマキシマムドライブは決まらない。かわいい
 T・Sさんによって最近カップリング本が作られてるとかなんとか。京太郎の事は守ってやらなきゃなーという感じ。膝枕してあげたり
 仮面ライダースカルからエンジンブレードとアクセルメモリ・ドライバーを貰ってアクセルになる
 トライアルを手に入れようとしたが、岩に敗北。岩強い、超強い。
 トライアルマキシマムドライブを以って、テラー・ドラゴンを撃破。超強い
 トライアルマキシマムドライブを以って、ナスカヤミーを撃破。超強い
 「俺が、京太郎を残して死ぬわけないやろ」

・大星淡
 仮面ライダーゼロノスとしてライダーを護るために戦っている。麻雀を諦めなきゃならないのもあって不満だらけだった
 デネブはいない両親代わり。多分一番不幸と思ってたけどまだその下が居たよ
 シイタケ、ニンジン、ピーマン、セロリが嫌い。京太郎が居る時は押し付ける
 カザリたちにボコボコにされて、ウヴァさんから「こんな奴に梃子摺っていたとはな……」と背中を踏みつけられた
 京太郎とエターナルメモリを優希からNTR。脅威の適合率100%。コンマを操作する程度の能力の持ち主
 ルート確定。ヒロインになりました。
 「あなたが私を忘れたとしても――ずっとずっと、大好きだよっ きょーたろー!」

・新子憧
 鴻上ファウンデーションまで須賀京太郎を案内した人。正直もうケーキ食べたくない
 仮面ライダーバースに変身して、やたらと中二病全開なスタイリッシュな戦いをする。
 男が苦手というか奥手で純情というか最早むっつりスケベ。虐めるのはやめよう
 エロス方面にエロイ。多分貢いでくれる
 ブラカワニを貢いでくれた。きっとこの先も貢いでくれるだろう。いいおんな
 バースの鎧には爆弾が仕掛けられている
 「さあ――ショータイムよ」

・白水哩&鶴田姫子
 お前ミュージアムだろ? なあ、首ば折る! 首ば折るぞ! なあ! 首ば折ってやる!
 復讐鬼。とりあえず新道寺はミュージアムのせいで大変な事になった。
 生き残りの二人。拉致からの脳改造直前に部員を置いて逃げ出した事を悔やんでいる
 復讐鬼じゃなくなったよ。早いのは大体原作での照井竜のせい
 自分たちを助けてくれてテラー・ドーパントに破れた、先代のWからドライバーを受け継いだ
 見事、トリガー・フルバーストで己たちの仇を討つ。ぽんこつとサドマゾのコンビ
 復讐のためではなく、京太郎のために改めてライダーとして戦うことを決意する
「本当に戦いが終わる日まで……その先まで……」
「私たちは、相乗りし続けるとです」

【登場人物紹介2】

・宮永咲
 故人。仮面ライダークウガ。京太郎に片思いをしていた。
 アルティメットとなり、ン・ダグバ・ゼバと相打ち。
 京太郎の両親が死ぬところを目撃。
 自分がちゃんと戦えていたら、京太郎の両親が死ななかった――という自責の念でアルティメットに
 京太郎にお別れは言えました
 尚、劇場版ではダグバ撃破後に黒目で暴れまわり、多数の死者を生み出してしまった模様。
「あなたが誰かを殺すって……笑顔を奪うって言うんなら……。私は、戦う……」

・染谷まこ
 仮面ライダースカル。
 未確認生命体による襲撃のあの日、混乱に乗じて逃げ出した南浦数絵と出会う事でライダーとして戦う事に。
 その時、自分と共にいた片岡優希が仮面ライダーWのボディサイドとなる。
 そして、優希はテラーとの戦いで廃人同然となってしまった。その事に後悔を抱えている。

・片岡優希
 先代の仮面ライダーW。タコス。
 持ち前の気丈さと、未確認などの脅威から両親や友人、部活の仲間を護りたくて仮面ライダーに。
 片思い相手だった須賀京太郎に自らの生存を隠してもなお、戦う事を選んだ。
 現在廃人同然。京太郎の名前を呼びながら部屋の隅で毛布をかぶって怯えている
 でもテラーを倒した事で戻ったけど……遅すぎる……。既に淡が……
 エターナルメモリと京太郎を淡にNTRされた。不憫


・鴻上光生
 欲望は素晴らしい! ハッピーバースデイ!
 グリードの封印を解いたすべての元凶。この学園の出資企業の一人

・伊達明
 いい男、以上
 原作にて登場した回ではテレビの前の皆に「誰この人」「嫌いじゃないわ!」などの声を生み出したガチムチ
 保健室に居る

・イマジンズ(モモタロス・ウラタロス・キンタロス・リュウタロス)
 いるだけで雰囲気が明るくなる
 マジ清涼剤

・ウヴァさん
 800年の眠りから覚めた、恐ろしいグリードの一体の筈が……。
 メダル銀行。マジ癒し系
 コンマ神(ドS)に京太郎よりも虐められているのか、それとも笑いの神に好かれているのか
 Dr.もこにメダルを砕かれた。最初の犠牲者。ありがとウヴァ

・南浦琉兵衛(南浦プロ)
 ミュージアムの首領、テラー・ドーパント。
 孫の南浦数絵が《地球の本棚》の持ち主、先代の仮面ライダーWの片方。
 その目的はガイアンパクト。バトルファイトによる人類滅亡の回避。
 須賀京太郎&江口セーラに敗れる

・内木一太
 清澄の学生議会副会長から、スマートブレイン学園の副会長に。ナスカ。漆黒の殺意
 ライダーを捕える事を目的とする、ミュージアムの処刑人。生徒の事を思っている。
 その後悔の源は未確認生命体襲撃時に、一人の少女を助けられなかった事。
 己が踏み込めていれば死なずに済んだと思っている。或いは、トドメを指してあげるべきだったと
 ガイアメモリの中毒性によって、余命はごく僅か。新道寺の攫われた部員を助けるために、残りの命を使うつもり
 財団Xにさらわれた少女を助けに、ホッパー・ゼロ・スミロドン・アームズと一人で戦闘
 決死の戦いの末に三体を撃破し、R・ナスカ(RIDERナスカ)となり、ゼロを倒す
 少女を救い出して、仮面ライダーについての憧れを抱かせて、男は風になった。ライスピ時空の住人
「運命は――――僕が! 斬り、拓くッ!」

・対木もこ
 おそろしい勢いでチョロインと化したヤンデレメンヘララスボス少女。
 カンドロイドなどの技術を開発するドクター。虐待の過去を持つ、紫のメダルのもう一人の持ち主。
 でも攻略できないよ。いや、出来るけどな。闇堕ちルートで。
 ウヴァさんというスレッドの癒しを殺した悪鬼
 ついでにナスカを使って、京太郎の精神を破壊して自分と同じに目覚めさせようと目論む
 女版フェイスレスに白面の者をミックスしたノリ
 淡と京太郎が結ばれたシーンを見て軽く発狂気味
「わたしがたすけてあげる」

【本編以外】
・Interlude 「アンクと少女と無理心中」

・Interlude 「虚無と少女と紫のコア」

・If 「少女と笑顔と為せない約束」

・TRAILER「過去と現在といずれの未来」

・「もしもウヴァさんが俺のパートナーだったら」
【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363615339/33-56)

・「狭いとこが落ち着くのってなんだろうねあれって言葉があるけど
 そう言えば温泉とかプールも落ち着く方だよね。つまり……」
【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363615339/90-154)

・「サイガルートIF」
【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363615339/592)

・「もしもメズールが俺のパートナーだったら」
【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363615339/596-603)

・「国広一 IF」
【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363615339/608-616)

・「龍騎&剣編 トレイラー」
【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363615339/619-647)

・「アギト&555編 トレイラー」
【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363615339/674-692)

・「響鬼&カブト&キバ編 トレイラー」
【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363615339/696-713)

・「ディケイド&FIRST&NEXT編 トレイラー」
【咲安価】姫子「変!」 哩「身ッ!」 京太郎「俺は!?」 15クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363615339/722-728)

・「仮面ライダー京 もし二人がWだったら」
【咲安価】 京太郎「……変、身」 一太「変ンンン、身ッ!」16クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364061428/145-165)

・「劇場版 仮面ライダー京 MOVIE大戦 終末の黙示録」
【咲安価】 京太郎「……変、身」 一太「変ンンン、身ッ!」16クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364061428/442-452)
【咲安価】 京太郎「……変、身」 一太「変ンンン、身ッ!」16クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364061428/474-475)
【咲安価】 京太郎「……変、身」 一太「変ンンン、身ッ!」16クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364061428/490-501)
【咲安価】 京太郎「……変、身」 一太「変ンンン、身ッ!」16クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364061428/512-515)
【咲安価】 京太郎「……変、身」 一太「変ンンン、身ッ!」16クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364061428/566-572)
【咲安価】 京太郎「……変、身」 一太「変ンンン、身ッ!」16クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364061428/589-593)
【咲安価】 京太郎「……変、身」 一太「変ンンン、身ッ!」16クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364061428/615-622)
【咲安価】 京太郎「……変、身」 一太「変ンンン、身ッ!」16クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364061428/649-660)
【咲安価】 京太郎「……変、身」 一太「変ンンン、身ッ!」16クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364061428/675-689)

・Interlude「神代小蒔の現在――いかにして彼女はイマジンたちと出会い、戦うようになったか。そしてその後」
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 良子「出番をプリーズ」 17クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376310543/229-231)
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 良子「出番をプリーズ」 17クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376310543/238-242)

・Interlude「The people with no name」
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 良子「出番をプリーズ」 17クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376310543/269-282)

・Interlude「ある世界線の記憶」
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 良子「出番をプリーズ」 17クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376310543/301-310)

・Interlude「憧のお・し・ご・と」
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 良子「出番をプリーズ」 17クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376310543/333-345)

・Interlude「変身学生 江口セーラ」
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 良子「出番をプリーズ」 17クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376310543/358-364)

・Interlude「今にも押し潰されそうな灰色の空の下で」
【咲安価】 京太郎「……変、身ッ」 良子「出番をプリーズ」 17クール目【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376310543/374-380)

さあ、始めようか

アコチャーはエロイ。はっきりわかんだね


京太郎「……憧か?」

京太郎「どうした? グリードか、それともイマジンか?」


 すぐにでも走り出せるように両足に力をこめて。
 受話器の向こうの、新子憧の息遣いを伺う。

 だが、京太郎が想像していた風ではない。
 どこか落ち着いた声色の、新子憧がそこにはいた。


憧『……ん、いやさ』

憧『ちょっと声が聞きたくなっちゃっただけ』


 あっけらかんと、彼女は笑った。

 いつも通りと言えばいつも通り。
 だけれども――どこか、その穏やかさに違和感を感じるのもまた事実。

 それが、ただの杞憂であればいいと考えながら、言葉を紡ぐ。


京太郎「そうか」

京太郎「ま、俺は構わないぜ?」

京太郎「いつも、お前には世話になってるしよ」

憧『……うん、ありがと』


 自分の中の勇気や笑顔は――。

 前に進もうとする気持ちは、誰かから受け継いだものだ。
 一人きりでは届かなかったものを、みなが少しづつ与えてくれた。

 大げさかもしれないが。
 誰かが困っているのなら――今度は自分が、それを届けてやりたいと思う。


憧『傷、大丈夫?』

京太郎「んー?」

京太郎「まあ、痛いな。ふつーに痛てーよ」

京太郎「でも、死ぬほどのことじゃないし……あんまり無理しなきゃそれで大丈夫だ」

憧『無理しなきゃ、か』

京太郎「そう、無理しなきゃだ」

憧『……』


京太郎「――ま、大丈夫だろ?」

憧『なんで?』

京太郎「だってほら、お前がいるしさ」

京太郎「みんなが居てくれるから……みんなが助けてくれるから……」

京太郎「だから、俺一人でどうにかしようなんて思いはしねーって」

京太郎「頼りにしてるんだぜ、憧?」


 茶化すように、笑いかける。

 しかし、返答はこない。
 わずかに息を呑むような気配と、訪れる沈黙だけ。

 少し勇気付けようと思った。
 こういう風な、タフなジョークじみたやり取りが好きかと思った。
 だけれどもどうやら、外してしまったらしい。


京太郎「……ま、まあさ」

京太郎「手元に今、赤のコアメダルがあるんだ」

京太郎「まだグリードは完全体になれない」

京太郎「だから、そこまで悪いことにはなってねーって!」

京太郎「あんまり、悪いほうに考えんなよ! な!」


憧『……そっか』

憧『京太郎は、強いのね』

京太郎「まあな」

京太郎「いつまでも、お前らに迷惑かけられないしさ」

京太郎「だから、最強になってやるよ!」


 なんでもないんだって、苦境を笑い飛ばす。
 そんな、タフな男になりたかった。

 憧は憧で、今後の戦いに対する不安を抱えているらしい。
 ならば自分が、弱弱しい態度など見せるわけにはいかないのだ。
 精一杯、自分の中のその手の部分を前面に押し出す。

 自分自身の不安を押し殺すように。
 誰かの絶望を噛み砕くように。


憧『……はぁ』

憧『言うに事欠いて、最強って……』

京太郎「いいだろ、最強」

京太郎「その分、俺の手が届くとこは広がるんだぞ?」

京太郎「電話越しに、お前のことを抱きしめられるかもな――なんてさ」

ネット回線が切れよりました
少々お待ちを


憧『……』


 自分はこんなの柄じゃないけど、憧と居るときは大抵が気障な言葉の応酬だ。
 彼女の様子がおかしいからこそ。
 なおのこと、普段以上に格好をつけた言葉を繰り出して、笑ってみる。

 でもそんな風におどけてみても、結果は変わらない。
 やはり憧は、どこか気落ちしていた。
 彼女とてそういう日はあるだろうが――少なくとも。

 京太郎が知り合ってから、憧のそういう面を見ることはなかった。


憧『ねえ……これから、会えない』

京太郎「これから?」

憧『……そう。これから、すぐにさ』

憧『生で……』

憧『生でその、あんたの能天気な声を聞きたいって思ったのよ』

憧『あんたの、馬鹿な顔を見ながら……さ』

憧『だめかな?』


 確かに、電話だけではコミュニケーションとしては片手落ちだ。
 だから、直接顔を合わせて……というほうが好ましいのもよくわかる。

 よくはわからないが、憧は何かしら、ショックを受けることでもあったのか。


憧『もし……時間があるなら』

憧『これから、あたしが言うところに一人で来てほしいんだけど……』

憧『駄目かな?』



>【重要な選択肢が入ります】

それじゃあ、1700まで相談タイムでー

あ、ごめん選択肢出してなかったわ
こりゃ相談とかクソもねーっすね



1:憧の呼び出した場所に1人で向かう
2:憧の呼び出しに応じない (ただし、別イベントが挿入という形で中断)


1710まででー

1:憧の呼び出した場所に1人で向かう
2:憧の呼び出しに応じない (ただし、別イベントが挿入という形で中断)


↓5


京太郎「なんでそんなに遠慮がちに聞いてるんだよ」

京太郎「俺とお前の仲だし、もっと気安くいこうぜ」


 軽く笑いを零す。
 少しでも憧の心理的な不安が和らげばよいと、そう願う。

 自分を呼び出すというのはきっと……それに関係していることであろう。
 頼りにされているというのが、うれしい。

 思えば彼女には、数多く助けられた。

 ライドベンダーやカンドロイドの件もそう。
 カザリたちに襲撃されたときもそうであったし、
 ミュージアムとの戦いでは、オレンジ色のコアメダルを京太郎に渡してくれた。
 あれがなければ今こうして、気楽な冗談のひとつも飛ばせなかっただろう。

 幻影の中の咲との再会のときでも、そうだ。


 須賀京太郎は、新子憧に並々ならぬ恩がある。

 また――そんな恩など抜きにしても。

 誰かに頼られたら力になりたいと思うことも、
 仲間の助けに少しでもなってやりたいと思うことも、どちらも自然であろう。


憧『……ありがと』

京太郎「んじゃ、ちょっと待っててくれよ」


 言って、通話を切る。


淡「どしたの、きょーたろー」


 淡が首をかしげてこちらを見る。

 そのさまが可愛らしくて、頭に手を置いた。


淡「うみゅ」

京太郎「ちょっと、呼び出されたから行ってくる。いい子にしてろよ?」

淡「……ん」

淡「きょーたろー、一人で平気? 危なくない?」

京太郎「心配すんなって」

京太郎「憧に会いに行くだけだから、多分平気だよ」

京太郎「あいつと一緒なら、いざってときも逃げられるしな」

淡「ふーん」


淡「……危なくなったら、私を呼ぶこと!」

京太郎「お前こそ、危なくなったら俺を呼べよ?」

淡「今のきょーたろーとなら、私の方が強いしさ」

京太郎「言ってろよ、バカ」

淡「……」

京太郎「……」

淡「きょーたろーならすぐに来てくれるって、信じてるよ?」

京太郎「俺も、お前のこと……頼りにしてるぜ?」

淡「うん」


淡「それじゃあ、行ってらっしゃい!」

京太郎「おう、行ってくる!」


 背中越しに手を掲げて、淡に笑いかける。

 念のために、小蒔とデンライナーに逃げこめるようにも伝えておく。
 やはりお互い、何があるか分からないからだ。

 京太郎とて、本来ならデンライナーを使用するべきなのだろうが……。
 やはり、連絡が取れなくなるというのは痛いのだ。

 染谷まこから、あの三人の状態に関する連絡が入るかもしれないし……。


淡「……あ」

淡「おでかけのキスとか欲しい?」

京太郎「言ったら、してくれんのかよ」

淡「……っぅふ」

淡「し、して欲しいならしてあげるけど?」

京太郎「……うぐ」

京太郎「ま、まあ……そういうのはいいかな」

淡「そ、そだね……人も居るしさ」

京太郎「あ、ああ」


小蒔(……あ。私が居ることはちゃんと考えてるんですね)

小蒔(……)

小蒔(目に毒ですよね……これ)



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     , ´   /  .' / .'  '        | l  | l |  |          |  タコス食うか?    |
   /    / '   |  | | l|  |    l | ,  } l |  |           乂_________ノ
 _/    イ /   l|  |_,∧_{  :.   ,-|-}-/、 ,  |  {   _   ___,-、 __    
  ̄ ´   / /    {  |、{ l∧  {、   | }/イ/},イ /  l_、  { Y´ /  '   }- 、
      {〃   r∧ |ィ斧ミ从 、Ⅵ , イ斧ミ、 } /l|  l、r  ̄ {   {  |  / _ }、
      /    /{ 从{、 Vzリ  \Ⅵ/ Vzり /イ } / |   乂_人_/、_/   / \
       /   //从 l∧\       ,\        | /イ/   }==   ̄ ̄ ̄ ー く
     /  イ'  {/l∧ ∧      、        ,イ/j'  /             \
    ̄ ̄        ー∧         _,     从    ,                 \  
               ヽ 、    ` ¨  ̄   ィ }/    /     / '          
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                  |/ ̄}}          |////|_ |                     γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
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憧「……いらない」

京太郎「そっか」


 にべもなく、断られた。
 その様子を見るに、やはり重症だ。

 深刻そうな話題だと、素直に確信する。


京太郎「これ食ってもいいかな?」

京太郎「なんか色々あって、腹減っちゃってさ」

憧「……好きにしたら?」


 ベンチの隣に腰掛けて、包みを広げる。

 どうにも身近に居た人間の影響で、タコス屋があると目に入ってしまう。
 出掛けに、タコスの屋台販売の車を見かけたため、こうして手に取っていた。
 なかなかに、うまそうだったのだ。

 手土産になればと思ったが、どうにもお気に召さなかったらしい。

 残念だなと、タコスを持ち上げる。
 香ばしい香りが、鼻腔をくすぐる。なんとも食欲が刺激される。


 ……と。

 ぐう、と。

 お腹の音が鳴った。

 もちろん自分のものではない。確かに腹は減っていたが、そこまででもない。
 となると、意味するところは一つである。


憧「ふきゅ」


 その音の主は、自分以外のもう一人。
 この場には二人しか居ないので、必然的に絞られる。

 つまり――隣で頬を赤くする、新子憧である。


京太郎「なんだ、腹減ってんじゃんか」

憧「う、うるさいっ!」


 自然と笑いが零れた。
 どこか張り詰めていた様子の憧も、ちょっと素が出たらしい。
 笑いかけながら、タコスを差し出す。


京太郎「喰うか?」

憧「い、いらない……!」

京太郎「だってお前、腹減ってるんじゃ……」

憧「ダイエット中なの! 言わせないでよ!」


 つんと、顔を背ける新子憧。

 やっぱり……なんというか。
 変に沈んでいる空気よりも、こうして強気で居るほうが彼女には合っている。
 そんな気がする。


京太郎「いいから、食っとけよ」

京太郎「別にお前……ダイエットとか、必要ないだろ?」

憧「いるのよ……これでも努力して、体型維持してるの」

京太郎「ふーん」


 大星淡は特に、そんな様子でもなかった。

 食うだけ好きなものを食べる。
 寝たいときに眠る。

 そんな風にしているのが、彼女だ。

 ……まあ。
 すべての女が同じだとは思わないほうがいいのだろう。
 というかあれは、かなり例外側みたいだ。


憧「……な、なによ」

憧「あ、あんまりジロジロ……見ないでってば」

京太郎(……スタイル的には、似たようなもんなのにな)


京太郎「……ま、なんにしてもさ」

京太郎「食っとかなきゃ、もたないだろ?」

京太郎「いつ食えなくなるのか分からないし、食っとけって」


 これでもし彼女がいないのなら。
 憧相手にならば、食わなきゃ「あーん」するぞと詰め寄れたかもしれない。
 でも流石にそれはご法度である。

 淡、一筋なのだから。


憧「……そうする」

京太郎「素直でよろしい」


 憧に手渡す。

 そのまま彼女が、口回りを気にしながら啄ばむように食べるのを眺めつつ、
 豪快に齧り付いていく。

 租借する音が、静かな公園に木霊する。


京太郎「……なあ」

京太郎「何が、あったんだ?」

憧「……んぐっ」

憧「分かる?」

京太郎「そりゃ、判らないような付き合いはしてねーって」

京太郎(どっかで……聞いて欲しそうな顔してるし)


京太郎「言いにくいことなら、いいんだけどさ」

憧「……」

憧「……そうね」

憧「京太郎」

京太郎「なんだ?」



.      |: : : : : i: : : : : : : :λ : : : :,: : |.、 |: : :|         ,  ,.'::lil| : : |\: : \     γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
.      |: : : : :! : : : : : : /: :, : : : : ,:┤ ヽ. : :!    __     / : : i| : : |   、 : ヽ    | ……あのさ  |
.      |: : : : : | : : : : : : : :_:_V: : : ∧ヽ | : i   ´ ´   .イ: : : :il| : : |   i: : : }    乂______ノ
.      |: : : : : |: : : : :ィ'´   V: : : ∧ 丶: : :|ゝ- . . : ≦|イ‐-ヽ:! : : |    : : : :|
.      |: : : : : i: : : / /´`ゝ。. V: : : ∧  |: : :! ヽ V: : : : |レヽ  ´i: :|   : : : :!
.     /:|: : : : : ,: / /ー -- .、V: : : ∧ ヽ:|   ∨ : :λ     .'ハ: :!   : : :|
    /: : ,: : : ∧/ /       ', V: : : ∧   ∧-‐-|\: : ∧  ,.<ヽ |  /: : /
.   / : : : \: : : : \          V: : : ∧ 、 ∧ | 》, { ィ'´\   ハ  /: : /
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        /   / /7´:.:./ {:.:.:.:{\    〉      ,:.|{:/八: |    | あたしのこと――   |
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  |: |      i| i!: :. :.|: |:.:ヽ.      __       イ:.|: |. : . : . :|: |        |.|    | 抱いて――くれる?  |
  | :|      l|:.:| : . : | :|: .|: > .  ´ `   イ:.:..!.:|: | . : . : . |: |         |.::|     乂_________ノ
  |: |     l|: . !.: . :..|: :i:.:|: . : r‐|`  -‐ ´ |入.:.|:.| :|. : . : . : l: |         !: |
  | :|       l|: : |: : . : !_ l:_| _/ \    /   \j :!: . : . : . :|: |       |:|
  |: |     |: : ,:|. : . : |ヽ{ |     /`Yバ      ノ/|. : . : . : . l: :|        ! :|
  | :|    |:, イl: . : . .|   ヽr──ミ、__彡──y'  |. : . : . : :/ヽ:!     |:|
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              ⌒> ´  ´  ヽ  `ヽ、
                _,.   ´  ,  , 、   | 、 、 ヽ
                ̄7  / / 从  、 |  |  |  :.
                 /イ / /l/  | | | l}从}  |   {
               _/_ { 从ヽ、 { | |/ イ´∨}  :  (オレェ?)
                 ̄´ {∧ { ○ 从{  ○ }'⌒}、{
                 {从         r-く| \
                     叭   __   八}イ
                   、 └―┘ ィ/∨
                  「¨>-- rく「 ̄ }

             , ------ ∨_」   :, ∨]/|ィ¨7ー-- 、
               ////////「//| ー- 」 }ヽ// ///////}
                {/{////// \∧ r'  ヽ }' {///////
                |l∧////////Ⅵ,〈      | |///////|
                |/∧/////////|l∧     ,l |///////|
                |//∧/////////() \//∧}///////
                |////}////////// 「/////∧/////{
                |////|///////////∨()////\/// |
                |////|////////////\///// ∧/ /
                |////|//////////////\//////,イ
                |////|//////// ()/////|:.\////:.|


京太郎(ちょっと待ってくれ……)

京太郎(確かに俺も何度かそういうムードに淡となったが)

京太郎(流石にそれ、高一の言っていい言葉じゃないだろ!?)

京太郎(確かに、お前は可愛いから今の台詞にぐっと来るものはあったけど……)

京太郎(でも俺には、淡がいるから……!)


 いくらなんでも、その申し出は予想外すぎた。

 どんな不安かと思って向かったら、まさかの交尾宣言である。
 交際を二足跳びにした交尾要求。
 いくらオーズの力を使い、数々の化け物と戦ってきた京太郎とて、
 あまりに斜め四十五度で宇宙までぶっ飛んだこの発言には、硬直した。


憧「……っ!」


 そして京太郎の返事を待たずに、憧が飛びついてきた。

 ふわりと香る、柔らかな女性ものの香水。
 自分の肩に埋められた、憧の鼻先。
 広がった髪から香るシャンプーの匂いと柔らかさに、ますます京太郎の体は混乱に囚われた。

 本来ならばここは、頑として断るべき場面であろうが。
 なんとも、動けずに居た。


憧「……ごめん」

憧「あたし……不安で、どうしようもなくて……」

憧「言うにも、勇気が必要で……」

憧「こうして、抱いてて欲しいの」


 憧の体は、震えていた。

 ああ、性的な意味ではないのか。
 そう安心しながらも、どちらにしてもこれはグレーゾーンであるな。
 いや限りなくブラックである。というか、ブラックRXである。

 などと頭は、現実逃避を図る。


憧「……あたしは」

憧「裏切り者――なの」

というわけで、今週はここまで

なぜかアコチャーがエロくなった。訴訟


ヒント:メズール
ヒント:色仕掛け
ヒント:ギャルゲーってルート入った後に色々あるよね

まあ、どれになるかはこの後次第です

本日、深夜、始めます

すまぬ……っ

すまぬ……っ


またしても戦闘に入らない……
ちょっと、安価出させて貰いますわ


京太郎「……裏切りもの、って」


 新子憧の言葉を聞いたものの、聴けてはいなかった。

 故に京太郎は訊いた。

 確かに彼女は戦いの最中、歌劇や諧謔めいた言葉を好んで使用するが――。
 伊達や酔狂で、京太郎目掛けて彼女がこんな発言を行うなど、到底思えない。

 また……。

 それ以前の憧の様子を鑑みるに、何か尋常ならざる事態が起きていると――。
 そう判断するには、十分であろう。
 これで気付けぬ人間がいたら、そいつは人間ではない。

 背中に回された手が、学生服を握り締めるのを感じつつも、
 両肩を掴んで引き剥がし、真っ直ぐに憧の瞳を見やる。


京太郎「どういうことなんだ?」

京太郎「憧……お前に、何が起きてるんだ?」

憧「――」



【重要な選択肢が入ります】


1:「……ごめん。言いたくない」

2:「……あたしは、あんたたちとは違う理由でライダーをやってる」

3:「……こういうことよ」

23:50に、安価を出しますので
どれを選んでも戦う敵は変わらんので


1:「……ごめん。言いたくない」

2:「……あたしは、あんたたちとは違う理由でライダーをやってる」

3:「……こういうことよ」


↓5


1:「……ごめん。言いたくない」
 → 淡い乙女心(どっかの金髪とは関係ない)を抱く憧
    別れたあと、憧へメズールがメダルを投じる

2:「……あたしは、あんたたちとは違う理由でライダーをやってる」

3:「……こういうことよ」
 → 奪われるドライバー。憧は取引を持ち掛けられていた
    更に憧は騙されており、そこへメズールが襲撃をかける
    ドライバーは弾き飛ばされてしまったため、ウェザー&バース


憧「……あたしは、あんたたちと違う理由でライダーをやってるのよ」

京太郎「理由?」

憧「そ、お金」


 つまり、ボランティアじゃなくてお仕事なのだと、憧は笑う。

 鴻上ファウンデーションに雇われて、ある条件と引き換えにライダーとして戦う。

 正義とか悪とか、平和とか希望とか……そういう話ではなく、

 ただのギブアンドテイクで、ビジネスであるのだ――と、憧は言った。


京太郎「……」

憧「あんたたちみたいに、誰かを守ろうとか……助けようとか……」

憧「やらなきゃいけないとか、他に代わりがいないとか……」

憧「力があるからとか、後悔したくないからとか……」

憧「そんな大それた理由なんてなくて、ただあたしは戦う」

憧「お金を稼ぐ為には、こうやって体を張るしかないから……」

憧「あたしは、やりたくもないことを嫌々やってる」

憧「……ねえ」

憧「あたしを、軽蔑する?」



1:「……軽蔑して欲しいって言うなら、そうしてやる」
2:「……いや、なんで?」
3:「……なんかお前、俺のこと誤解してないか?」
4:「嫌々でも、体を使わなきゃいけない理由がある……ってことか」

↓5


京太郎「つまりは……」

京太郎「嫌々でも、体を使わなきゃいけない理由がある……ってことか」


 裏返して言うなら、そういうことだ。

 「裏切り者」とか「軽蔑」とか――。

 他の言葉のインパクトが大きいが故にそちらに目が行きがちであるが、

 さらりと流されたそこが、最も重要だ。

 
憧「ふきゅっ!?」

憧「か、体を使うとか……へ、変な言い方はやめなさいよ!」

京太郎「……あ、ああ。わ、悪い」


 似たような言い回しをしたのは、そっちだろう。

 そんな風に言いたくなったが、なるほど確かに誤解を招く言い方である。

 多感な時期の少女にとっては、売春婦ともとれる表され方をするのは喜ばしくないだろう。


憧「……」

憧「……本当、あんたって変なとこは勘がいいのね」


 あ、仕切り直した。


京太郎「……逆に、さ」

京太郎「そんだけはっきり言われたら、気付かない方がおかしい」

京太郎「お前の様子も変だし……」

京太郎「事情があるって考えても、間違いないみたいだな」


憧「……別に」

憧「あたしは、ただお金が欲しくて……」

憧「それで、ライダーとして戦ってる。バースとして……」

憧「お金の為に、嫌なこと我慢するのって普通でしょ?」

憧「それが、仕事ってもんだからさ」

憧「――なんて言っても、もう通じないか」


 やれやれと、息を漏らした。
 それから憧は京太郎に向き直り、言う。

 彼女の――戦う理由を。



憧「――って、ワケよ」

憧「あんたたちが、誰かの為に戦っている間にも……」

憧「あたしは、自分の家の借金の為に戦ってるの」

憧「こんな感じ」

京太郎「……」


 なるほど、大体判った。


京太郎「……まず、お前はなんか思い違いをしてるけどさ」

憧「……思い違い?」

京太郎「咲や小蒔さんやセーラさんはともかく……いや、他の人はともかく」

京太郎「少なくとも俺は、自分の為に戦ってる」

京太郎「誰かや何かの為じゃなくて、誰よりも俺自身の為に戦ってる」

京太郎「目の前で襲われてる誰かを見捨てたら、寝覚めが悪いだろ?」

京太郎「そんな感じで……」

憧「……」

京太郎「……あとは」

京太郎「カザリとアンク……家族を連れ戻す為に、戦ってるんだよ」

京太郎「世の為、人の為って理由で戦えるほど……俺は強くないよ」


憧「……」

憧「……そうは言ってもさ」

憧「あんたは、目の前で誰かが襲われてたら絶対に放っておけない」

憧「自分の体をどれだけ危険にさらそうと、人助けをしようとする」

憧「それはやっぱり――誰かの為に戦ってるって言っても、言い過ぎじゃない」

京太郎「……それは」

憧「今回の怪我だって、そんな風にできたんでしょ?」

京太郎「……」

京太郎「俺がドジっただけだし……」

京太郎「あとは、さ」

京太郎「心の傷より、体の傷の方がマシってだけだよ。治りやすいから」

憧「……」

憧「あたしには……そうは思えない」

憧「怪我とか、絶対したくないし……自分の命が一番大事」

憧「友達や知り合いが襲われてる……って言うなら判るけど」

憧「見ず知らずの他人の為に、そこまでしてやる気にはなれない」

憧「だから、あたしはあんたたちと――違う」


 違う、という部分を強調して。

 距離を取るように、新子憧は漏らした。

 ――何か反論を。

 そう考えた。が、答えるよりも先に、憧が言葉を続けた。


憧「そういう話は置いといてさ」

憧「実際問題、あたしにはメダルが必要だから……」

憧「その辺りで、あんたと意見が食い違うときも来るかもしれない」

憧「だからやっぱり」

憧「あたしとあんたたちは……違うわ。きっと」

寝落ちしてたわ。すまんち

憧の発言に(意味深)を付けるのはやめるのです僕達!

京太郎VS憧を期待していたんですがね。

1530あたりから開始しますー
なお戦闘がある模様



>>117
(ニッコリ)

忘れ物するし、デモに絡まれるし実に憑いてないですよ

1615から始めます
バトル入るけど、果たして時間までに終わるのか……

再開します


京太郎「でもよ……」

京太郎「そう言っておきながら、お前はメダルを使ってくれようとしただろ」


 思い返すのは、財団Xやミュージアムとの戦いの時。

 彼女は、メダル1枚分の得もないというのに京太郎に協力した。
 そのときの奥の手とやらも、バースである以上メダルがらみであろう。
 そして、普段から。

 彼女はこちらの呼びかけに応じて――共に戦ってくれていた。

 そんな人間が、メダル欲しさに裏切る。
 なんてことは、とてもではないが思えなかった。


憧「あれは、会長の方から補填がされるからよ」

京太郎「……そうなのか?」

憧「そうよ」


 彼女の顔を眺めてみるも、それが真実なのか否かは判別がつかない。


憧「それに……あのときまでの戦いには、ほかにグリードもいたからね」

憧「あんたに協力しておけば、メダルを手に入れるチャンスもあると思ったのよ」

憧「でも、そうもいかなくなった」

憧「……」

憧「あんたは、家族を連れ戻したいと言っていたけど……」

憧「あたしはその、邪魔をするかもしれない」

憧「グリードを倒したり、あるいは逆に生き延びさせてヤミーを作らせたり」

憧「そういうことだって、ありえない話じゃない」

憧「だから――あたしは裏切り者なのよ」


京太郎「……なんで、そんなことをわざわざ俺に?」

憧「知らない仲じゃないしね」

憧「いきなり後ろから撃たれたり、急に裏切られるのも困るでしょ」

憧「だから、言わせて貰ったのよ。あらかじめ」


 ――なんだかフェアじゃないから。

 そう、憧は小さく呟いた。

 実に彼女らしいと、思う。
 現実的でありながら、どこか理想主義的で潔癖な部分。
 京太郎ならば――今はともかく以前なら――こんな状況すら利用して、宣言なく裏切っただろう。
 だけれども、彼女はそれを由とはしなかった。

 そういう部分が、やはり、ヒーロー気質であると思う。

 自分などよりも、よほど。


京太郎「俺が邪魔をするとは、考えなかったのか?」

憧「すればいいでしょ。そこは、お互い様よ」

憧「ただ、それでもあたしは譲らない。譲れないものがある」

憧「容赦はしないわよ……状況によっては」

京太郎「……なるほど、な」


 ある種、絶縁宣言にも等しいものであったが……。

 どこか、奇妙な爽やかさがそこにはあった。
 戦友が故の連帯感というものだろうか。
 奇妙な友情が、ここにはあるのだ。自分と憧の間に。

 ……だとしても。

 この状況、彼女は知らないのかもしれない。
 二体のグリードの復活について。


京太郎「……そういやさ」

京太郎「お前に、伝えてないことがあった」

憧「伝えてないこと?」

京太郎「てっきり、ドクターあたりから聞いてるかとも思ったんだけどな」

京太郎「実は――」
 


                        >::i
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          ヽ;;;:::::::::ハ:::::/   /:::::::::{彡:::;; =--― '' ´
            `y' !::::{   ノ::::::; ィ,´ ̄`ヽ               会いたかったわ……ボウヤ
               トo!::::::!0イ::::/  {    ヽ{
             ';::::::::::::::::::::/   ハ   /iト.ー- .、
              t-、:::::::::::::}__ ,..イ   /::{/}    ヽ
            人__>ー '´ -‐=ニ三/:::::V⌒ヽ  ',
           ハ. `ヾィ′   -=≠ニ,'::::::ノ   .}  }
          ム  /iY´>.ニニ=≠/:;:イ  /   ,ト、
             ,!  //:::::',  ≧=≦    .. イ   ,' , .リ ヽ
            ノ ! .//:::ノ::::`y´,.:r-- = i::´::::::::::ヽ.. / ,' /   \    __  ,.-ォ
        ノ  | 〃:/:r‐' { {γ⌒ヽ `ー-、::::::∨ / ,{      \r:.、i:::::Y:::::/
       /   |Y:レ':::乂oヽ ヽ、__ ノ  O ノ:::::::::V / !   {:::ヽ ';::::ヽ. {:::::{
       }    |レ'::::::::::::)  \\      ゝ:::::::::::V/ !   ゝ::::ヽ\::\:::::',
         ,.    |!.{::::::(´O   ノ  }     O`):::::::ト、 ゝ。(´:ヽ\::\:::::::::::::ヽ
      /   ..|! i::::::::)   ( oノ       ,r':::::::::ム ゝミ、  \::::ヾ:、::::::,r-' {
       /     .|!人:::{ O.   `.´!    O }::::::::::人..__ー-..、 {、`r-- '´  ,イ
     ./   ,'  ノノ::/>、 __   人   __,.く:-=イヘ:::::::::::`:ヽ /:::`ー-=≦! \
    /  ノ , //::/  }:::>。゚ /  ヽ ̄ ゚ 。ヽ::::{ ハ:::::::::r=ソ::::::::::::::::::::::::!   \


憧「――えっ」

憧「あれは、あんたが倒したはずじゃ……!」

京太郎「……の、つもりだったんだけどな」

京太郎「お前のとこのドクターの手違いで、蘇っちまったんだよ」


 メズールに正対しながら、構えを取る。
 カザリやアンク、また、ガメルはいないらしい。

 メズール1体。

 その状態で京太郎の前に現れるということは、よほど切羽詰っているか、かなりの自信があるということ。
 メズールは慎重な性質である。
 彼女が京太郎の前に現れるとしたら、理由は後者であるはずだ。

 完全体とは思えないが……。

 かなり、メダルを所持しているはずだ。


京太郎「……狙いは、俺の赤のコアメダルか?」

メズール「ええ。おとなしく渡してもらえるかしら?」


 翻って言うのであれば――。

 メズールが、カザリやアンクと接触したのは疑わざる事実であるということだ。


京太郎「嫌だね」

京太郎「お前には、渡さない」

メズール「……そう」

メズール「交渉は決裂ね」

【オーズ タトバコンボ】 須賀京太郎
技能:59
HP:53/53
スタミナ:52/52
気力:82/82
ATK:40
DEF:40

(レンジ:至近距離~近距離)
・タトバコンボ:タトバコンボ時、スタミナ消費半減。
・欲望の王:戦闘ダメージゾロ目にて、グリードよりコアメダルを奪取
・メダジャリバー:レンジを近距離に変更。DEFが40以下の相手に対する与ダメージ+2
・メダガブリュー:『至近距離~近距離』にて、与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする。ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)
           コンマゾロ目時、コアメダルを砕く
★カンドロイド:カンドロイドの使用が可能。複数のカンドロイドを同時に使用する事も
★オーズバッシュ:使用時の判定成功にて、レンジを『~超遠距離』に変更したうえで敵すべてに固定HPダメージ20。DEFを無視する。セルメダルを3枚消費
★王を統べる力:戦闘時【王を統べる力】を選択にて戦闘・撤退・追撃・奇襲判定+10。コンボ以外でのメダルを使用
           また、持つメダルによって、レンジも変更される。(至近~遠距離)
★コンボチェンジ:使用宣言時、次ターンより発動。
           メダルが揃っているとき、以下のコンボを使用可能。コンボチェンジの度にスタミナを固有値10消費
★スキャニングチャージ:使用宣言時、戦闘判定-10。
                判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
★グランド・オブ・レイジ:使用宣言時、戦闘判定-10。
               宣言時の判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計+コンマ(大)』の固定HPダメージ
               ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)が、コアメダルを砕く。DEFにて減衰可能。セルメダルを1~4枚消費
               セルメダルの消費枚数分、戦闘判定からマイナスの代わりにダメージ増加(最大+3)。全てのフォームで使用可能


《タジャドルコンボ》
 ATK:50 DEF:50
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近~遠距離
・大空の王:戦闘・追撃・撤退判定+15。飛行を得る
★ギガスキャン:使用時の戦闘判定-13。判定成功にて手持ちのコンボ中の最大値のATK分固定HPダメージを与える。DEFによる減衰が不可能
          その際、その戦闘判定に於いては使用されたメダルの効果を発生させる。(現在ここでプトティラを構成するメダルの使用は不可能)
★プロミネンスドロップ:使用宣言時、戦闘判定-10。
                判定成功にて、『ATK+15+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能

《プトティラコンボ》
 ATK:55 DEF:55
・レンジ:至近~遠距離
・恐竜の王:戦闘判定+15。飛行を得る
・欲望の破壊者:コンマゾロ目時、またはダメージゾロ目時に相手のコアメダルを破壊する
・メダガブリュー:与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする
★ブラスティングフリーザ:使用宣言時、戦闘判定-10。判定成功にて、『ATK+15+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
★ストレインドゥーム:使用時の戦闘判定-10。判定成功にて90の固定HPダメージを相手に与える。DEFによる減衰が可能
              使用時にセルメダルを1枚使用。最大で4枚使用可。
              使用数の上昇につき、使用時の戦闘判定のマイナス値を増加(最大3)。また、増加枚数×3威力を上昇させる(最大99)


※タトバ以外からでもスタートできます
※メダジャリバーは胴体がトラ・パンダメダルの場合のみ使用可能
※メダガブリューは、カンガルーが胴体の場合、グローブにて持てない事で使用不可能

※現在の所持メダル タカ×1、クジャク×1、コンドル×1
              プテラノドン×2、トリケラトプス×2、ティラノザウルス×1、パンダ×1、カンガルー×1

属性特効システム生きてるんだっけか?


            &


【バース】 新子憧
技能:40
HP:49/49
スタミナ:53/53
気力:90/90
ATK:40
DEF:40

(レンジ:至近距離~遠距離)
☆クレーンアーム:戦闘判定+5。己の与えるダメージの秒数合計が8以下の場合、それを8として扱う。
☆ドリルアーム:与ダメージ+3。対ヤミー、対グリードの場合更に+2
☆キャタピラレッグ:戦闘判定+5。【距離を詰める】【距離をあける】で一度に2つのレンジを移動。1レンジまでなら距離を詰めながら攻撃可能
☆ブレストキャノン:【チャージ】が選択可能となる。【チャージ中】は攻撃が不可能。
            判定値も固定値:70で計算し、相手が戦闘判定に敗北していたとしても、判定値差を0としてダメージ処理に移行する。
            【発射】選択の戦闘判定-10。勝利後、【チャージ】を選択したターン数×20の固定HPダメージ。DEFでの減衰不可能
☆ショベルアーム:ATK+5。与ダメージ+2
☆カッターウィング:戦闘判定+5。飛行を得る
★セルバースト:判定勝利にて発動。通常のダメージ処理を行った後に、更に10+(セルメダル使用枚数)×3の追加ダメージ。
          戦闘判定にはセルメダル使用枚数×3のマイナス補正を受ける。
☆CLAW'Sサソリ:所持セルメダル枚数が1000枚である事が条件。戦闘判定+25。戦闘での与ダメージを2倍する
※ただしバースは例外的に、1ターンに☆二つまでの選択が可能となる
※いずれの行動にも、セルメダルを1枚消費する
※全ての装備をしている場合、セルバーストの効果が以下に変動する
  ★セルバースト:戦闘判定-10。判定勝利にて発動。通常のダメージ処理を行った後に、更に10+20の追加ダメージ
※現在の所持メダル枚数、1110枚
※新子憧の恐怖耐性値(25)


                   VS


【メズール】
コアメダル:7枚(シャチ×3、ウナギ×2、タコ×2)
状態:《セルメダル多分状態》
技能:60
HP:60/60(55)
スタミナ:60/60(55)
気力:60/60
ATK:50(45)
DEF:50(45)

(レンジ:至近距離~中距離)
・グリード:コアメダルの枚数によって技能値及びHP・スタミナ・ATK・DEFが変動
      コアメダル1枚時、技能・HP・スタミナの基礎値を25、ATK・DEF基礎値を20として、以後コアメダル1枚につき+5
      これらの補正に関して、他者のコアメダルを使用した場合、+3
・グリード:セルメダルの枚数によってHP・スタミナ・ATK・DEFが変動
      戦闘中受けたダメージの分セルメダルを落とす。ダメージの5分の1、HPとスタミナの上限値を低下させる。(5ダメージ毎にカウント)
 《セルメダル不足状態》:上記の効能により、基礎HP値から10分の1以上のHP・スタミナの上限値が減衰する事で発動
                ATK・DEF-5
 《セルメダル十分状態》:HP・スタミナ・ATK・DEFを基礎値として運用する
 《セルメダル多分状態》:HP・スタミナの基礎値から5以上HP・スタミナの上限値が増加する事で発動
                ATK・DEF・戦闘判定+5。以降、基礎値の上昇1に対してATK・DEF・戦闘判定+1ずつ上昇させる
・水棲の王:技能+5・戦闘判定+10。ATK・DEFの最大値-5。防御方針時のスタミナ消費量を変化させない
       コアメダルが一定数に達する事で、レンジを遠距離に変更し、自分の戦闘判定勝利時に全体に攻撃を与える
・完全体:???


>須賀京太郎は『タトバコンボ』の使用が不可能です
>コンボを使用しない場合
>タカ・クジャク・コンドル・パンダ・カンガルーから使用するメダルを選択してください

>須賀京太郎は『ウェザーメモリ』の使用が可能です

>>131 生きていますね



>レンジを判定します

1~3:近距離
4~6:中距離
7~9:遠距離
0:超遠距離

>↓3

とりあえずレンジ

>>139の判定:0(超遠距離)




……で、どうするー?


このまま、戦闘に突入する?
それとも相談タイム欲しい? 相談タイム中は質問受け付けるけど

今日はあんまり時間がないから、相談タイムを設けた場合「また次回」になってしまうけど……
なんもかんもデモが悪い

じゃあ、戦闘に行こうか


>須賀京太郎のスタートフォームを設定してください

>現在、タカ・クジャク・コンドル・パンダ・カンガルーから選択する亜種
>タジャドル、プトティラコンボ
>ウェザードーパントから設定可能です

>↓5


                 ┌───────────────────────────────────┐

                 │   /     ,     /   /   / /             |   |  :.   .   :.          │
                 │       /     /   /    '    |   |     |   |  i|   |    .        │
                 │     イ        '   /|    /|  l   |   |     |   |  l|   |    |         ..│
                 │   // /      |   | {   ' :.     |   |     }   |  l|   |   {       .....│
                 │    ' 〃         |   |  | |   ト,  :     /| /| /|    '  ∧|         . │
                 │   / / .'   ,:  ' Ⅵ |_'. |  | |   | l   |     ' }/ }/ :  /  .イ `\  .    ...│
                 │   {/ /   / /  / {  |  Ⅵ≧!、,|   | 、 |   _/ム斗七    /:. / }'       .. │
                 │    '   ,イ / | { 从 | イ  {::しメ∧   l  Ⅵ   イ {::し刈 `ヽ'  ' }/       .      │
                 │   '  / /イ Ⅵ :.  Ⅵ    Vzり \  、 }  /  Vzり   }/  /  .  γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 └───────────────────────────── l     来いッ――

                                                             ヽ、_______________
                                   | ̄|.
                                   |  |
                                ____,|  Lニ= ┐

                                |___  __..  |  「 / rー;
                                   |  |  | |  |/ |/ /\
                                    | |   ||     /.. -''"
                                    V   |/     /'"

                 ┌─────────────────────────────────────┐
                 │   .ヽヽヽヽ、              ./7 ,,ヾヽ          ,,,,-‐‐''''''二二'''‐-,_    ......│
                 │    ヽヽヽ.ヽ、            // /./ j ヽ        /´ ,-/ニ──-ヽ ヽ iヽ    .│

                 │     ヽヽ.ヽ ヽ           / / ///./_j .ヽ       ヽヽミ─-二二─ 二イ    ....│
                 │      ヽヽ.ヽ ヽ         .//// // / .j ヽ /、      ヽ_ ̄''''''''''''''''_,/    ......│
                 │       ヽ ヽ ヽ .ヽ       // / /./ /  j  ∨ ヽ      ヽ ̄''''''''''''''''´フ       .│
                 │        ヽ ヽ ヽ .ヽ     ,-//// / /   j    ヽ      ヽ ̄二_'''''''/       ..│
     |\     /\     / |   //  /.ヽ ヽ  ヽ .ヽ  .// // //    .j ∧   ヽ      j二__二/       . .│
   _|  \/\/   \/\/ |∧/ ///  ヽ ヽ  ヽ ヽ ////./ ///      i .j.ヽ   ヽ     jヽ_,,,/         ....│
   \                     /   ヽ ヽ  ヽヽ// / / / /      `''  i   ヽ    /`-‐'´           .│
   ∠    ――《WEATHER》ッ!   >   .ヽ .ヽヽ/_/// / /./          ヽ   ヽ  /、` フ´              ..│
   /_                 _ \     ヽ .〉 /// // /           ヽ   ヽ/ヽ、`i            ....│
    ̄ / /∨| /W\  /\|\  .|  ̄     ヽ/  /,/ /,/            ヽ____ヽ_j                .│
     //   |/     \/     \|.──────────────────────────────────┘



          . :´ . : . : . : .`: .

        /: . : . : . : . : . : . :\
       /: . : . : . : . : . : . :ヽ: . \
      /: . : . : . : . : . : . : . :‘。: . ノ:。
     .′ : . : / : . : . : . :ト : . :‘./-‐゚。
     |__: . : . : .i: .|: . : . : .|: . : . : .| ゚,:}ヽ/:.‘。 :  ぃ         γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
   /:.┼{ ―--..|:._|__ : //八: . : . :| 匕 }: . }: ゚: . }リ         |   よくわからないけどさ――     |
 /: イ: .|∧ ミ . : |: .|: //フ7¬ }: . /| ィi爪㍉}:.:|:ハ /           乂______________ノ
/: ./ | : |: ∧\ : |: .|厶斗=ミ /イ 丿 |:il刈  :.:l/}/
 :./  : ..|: . ∧ . : |: .|斤:i:i:(_,      弋''ツ  |: |: .i  ( \    -‐ 、
: /  | : |: . : ∧: .ハ:卞::i:lil刈             |: |: .|   ヽ у´   ___}_
/    : . l: . : . ‘:,⌒!ム ゞ…″     `    .|: |: .|   │ r  ̄     }
    |: . 。: . : . :∧ い         -┐   }: |i:∧    |    ――‐{
    | : ..。 . : . : ∧、vハ      ゝ __ ノ  / : |i: .‘    |       ー―{
   /: . : ゚: . : . : . ∧:vハ`   ..,,      /   } |i: . :;  ′     -- ′
.  /: . : . : 。: . : . : .:∧vハ__     ̄{ ̄: .|   }/}: . :.。 /\    }、
  ′: . : . : .。: . : . : . : .ⅵ\>―‐n: . :.{   / l: . : ∨/ / \  /:.入
 /: . : . : . : ./\: . : . : . : \: \   |{x=xハ    乂: .:// / / / `¨¨´:.:}




                        ,,-‐‐‐ - 、
                      /      ` ヽ、

  ,,= 、                 ,'/           ヽ、
 〈 ヽ.`ヽ、              j j             ゙ヽ
  ヾイヽ  ヽ、              ', ',              ヽ
   ヾ"ゝ、  ヽ                ',∧              ',     __ ゝ<辷辷-、
    \-'ゝ、  \            ∨ヾ             j  ,,< ,,>-''''  ̄   ̄`ヽ、
     ゝ、 ゝ、  \           .\,,\          ,ノ<、-''´           ゙ヽ
       ヽ/ゝ、 .ヽ           ゝヽ、`ヽ、__     イ、 /                ヽ
         \イ,,ゝ,ィ             ゙ヽヽ_∠フ辷-イ、/                  ',
           `-"                         / //                   i

                         .        ,、    <フ    ,、  ./ 7 / 7
                               <二、ニ>     / /  /_/ /_/
                         .      <二、 ニ>  <二_/  <> <>
                                `┘


                                ト、//                    .,'
                                    i i                       ,'
                               i`j                        /
                                 ',,j                   ,/
                                    ヾ、                /
                                 ヽ              ,,-"
                                    \、        ,,,-‐'"
                                         `'''''‐---‐'''"





     _____           /  〃                      ヽ 、  '>、  `ヽ
     /´       ヽ        〃  ,;/                      ハ,  ',   ヘ\\  \                  、  ,ィヽ _,,,
   /         r ─ 、 __   /:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::::}:::::::::  ',:∧ \  ヽ            ,    / i_/ //  /
  Y          {   ,}(__.)o /:::::::::/,′:/::::::::::::::::/:::::::::::::://:::::::::::::::/:::|::::::::::::|:::::::: |::::::|::::::::::: :::::ハ   ∨:::∧         /l  , '" _,/ // ./
. |  |  そ   ゝ-イ´   /::::::::://:::::/::::::::::::::::/::::::::::::::/〃::::::::::::/:::: |::::::::::::|:::::::: |::::::|::::::::::::: ::::::: l   ∨:斗--,       l iー二-ォ '7 ///.ィ
. |  |  ん     }'    /::::::: //:::::/::::::::::::::::/::::::::::::::/:∥:::::::::::/::: :: |:::::::::::从!: : |::::::|:::::::::::::: ::,::斗ム-''゙´  r '       l ! /,,.ァ .i7/  /´/
. |  |  で       {    /::::::: //:::::ム:::_:::::/∥::::::: /l:::″::::::::〃::∧イ:::::::::从:|::::八::::斗--<   ,{'  ,rァ'゙´:ヘ,        !./( く,_l l     / i  ,..ァ
. |     ェ     }   〃:::/〃:::::/:::::::::::::7>{:イ::::/ j:::l|:::::::::::/ !:/ |l !:::::::/ !:ハ::ノ <   {     l!_∠ レ,‐-,、       レ  `''ー- '′  .〈  'ー'"/
. |            j' /:://:/::::/l!::::::::::::/,_从::!|::〃 |::ハ:::::::::/ ,j/´.|!_!::::/,斗 ´      |     li  `\ ,,ノ:::\              ヽ,__,/ ,r'"`ヽ
. |           }/::::/:::::::: /::::〃|:::: ::::::∧≧=ヘ:::{≠,' |::::: //´   <              lト--、 人::::::::::                   ‐''´ヽノ
.  乂             ノ:/:::::::斗':′〃::|::::从::::|  ∨:::Y::リYノ<´   /             |     l!__. `フ  \::::
    ー─────/ ´ ̄   ̄ ̄` ー──+─ゝ='/     /              l     ヘ`'-〈
::´>--<´                           /     /                 乂     入、 \
´ / /´ /                      ノ     /                  \, <::ヘ  乂__.)
 /  / ,/                  -── ´                         /::::::::::::∧     γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                                                                  | ――変、身!   |
                                                                   乂_______ノ

【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎                  【メズール】
技能:78(59)                               技能:60
HP:57/57                                 HP:60/60(55)
スタミナ:54/54                   VS         スタミナ:60/60(55)
気力:82/82                                気力:60/60
ATK:40                                  ATK:50(45)
DEF:35                                  DEF:50(45)

  &

【仮面ライダーバース】 新子憧
技能:40
HP:49/49
スタミナ:53/53
気力:90/90
ATK:40
DEF:40


>須賀京太郎の戦闘方針は【通常方針】です
>新子憧の戦闘方針は【通常方針】です

>須賀京太郎とメズールのレンジは【超遠距離】です
>新子憧とメズールのレンジは【超遠距離】です

 ウェザー:78+コンマ+15+気力  VS  メズール:60+コンマ+15+気力
 バース:40+コンマ+気力



                           /:::::::::::::::::::::::::::,、::::::::::::::::::::::::::::::::\
                             /:::::::::::::::::::::::::川i|ii,,:::::::::::::::::::::::::::::: ∧
                         /::::::::::::::::::::::::::川'`i|il:::::::::::::::::::::::::::::: ∧

                           /:::::::::::::::::::::::::::ゝ┤├ 、::::::::::::::::::::::::::::: ∧
                             /::: ::::::::::::::::::::/:::: '   ::::::ヽ:::::::::::::::::::::   ∧
                         /:: ::::::::::::::::::::;::    、,,,、  ,::::::::::::::::::     i
                 ゝ‐-    _ 〈 ::   :::::::::::ノ、/,、ゝ,) (ヽi:|、 /、:::::::::::::::::   /_  -‐、‐、
                 / 人二‐‐、‐-:∨   ::::::::|i i {:i 〉 ヽ〈人∧i |i:::::::::::    /´二==='ヽi
                  ∨、´     ゝ==∨   ::::::::`i、 "、ヽ /::/ i´:::::::::::     /       //      γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                 ∨`       ∨   イ::i i、 ヽ∨::/' /i i::i\::__/      ノ/       |   さあ――     |
                、    ゝ-、   `ヽ彡 ´ヽヽ \ヽ:://ノ i \__/  __       /         乂_______ノ
                 ヽ   、 -、  /∧    ├ミ、‐-二-‐彡'┤    }::i | '  :ヽ  /
                     \ ´ ヽヽ':/::::〉、  ノ  ヽゝ-、-/  、:_ イ:::::i ゝ='、 人
                  / ∧ヽ=' //::::::i  ´ 〈 ̄〉 ヽ/ 〈 ̄〉    /::::::i 、ヽ__,/ヽ ヽ
                   / / iノ、二彡':::::::.、    ̄   |i   ̄   /、:::::::ゝ==‐'::::::ゝ、∧
                 i /ノ´:::::::::::::::/´ヽiヽ    o.  |i  o    /i i:::/ \:::::::::::::::::::コ'ヽ
                /┐:::::::::::::::::/  ∨ヽヽ    ノ` 、   / i //   ヽ、:::::::::::::i┌'┘‐、
              /i_└ i_:::::::::::::/     ∨ヽ 〉/7´/  ̄ヽ`´、∧ノ  /      ゝ、‐'┌ i´〉/:::> .
                 /ヽ二i i iゝ::/     ∨ミ//--、   ノ ̄ ∨''  /          `</-' /::::::::::::::::`::‐-、 _
          .<::└i  i-- > ´       ,-=-、'ヽ/ ̄|i´ \ }i  ノヽ           ̄ ‐- ::::::::::::::::i‐ ゝ二、、
       .<:::::::::::::::::::::i> ´          彡三∧ ヽ \|i/ イ<彡彡<               ` ‐-〉` /  ゝ-、二)
   / ̄>、 /_::::::::::> ´             /:::::::ヽ三≡、ゝ、 彡彡彡´::::::::ヽ                  ̄ヽ ∧ヽ ヽ
   / /‐-、´ヽ > ´                /_>‐‐-\ 、 ゝ-'/ /‐-‐==‐- \                 i/ ゝ'ゝ'
   7/i iヽ i-‐´                 /       〉-=二=-´、          ∧ ̄、ヽ
   ´ i」 {_」              _ イ´  /       /::::i   i:::::人        ∧  ヽヽ
                     /     /        /   >‐<`´ /\       ヽ ∨、     ゝ-=-、
            / ̄>、   i    /       /:::::、ヽヽ  // /:::::::::> .     ∧ ∨、 .<     \
             /      \ i    /     イ´:::::::::::::\ヽ / /:::::::::::::::::::i >、   ∧  /        .<⌒ ヽ
          /        ヽ /   /:::::i:::::::::::::::::::::::ヽ、/:::::::::::::::::::::::::i::::::::::ヽ   \       .<       i
       ゝ-──-、       /     /:::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::\    ヽ  .<        ∧
      /       ヽ-===-´    /::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::∨   ヽ´           /


                           |\
             /l      _     i三:ヽ
             /ニ!  .  ´    `ヽ/三三ヽ
             ,'三ヽ'         i三三三/
            i 三 i         ,'三三ニ/
            !三ニヽニ二二二二 フ三三 イ                 γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
            ヽ三三ヽニ二二二ニ'三 ./ニ|                 |  ――ショータイムよ!   |
             }三三三三三三三/三 /                   乂___________ノ
             iニ`丶三三 三ニ/三三,'

             ヽ三r-―Y-― ´フ三三!        /::}
              ヽ∧-―!-―‐/! 三 /         }ニ!
               `ヽ\-i― / /三ニ!、        {ニ:|
                 }-――‐'三三三=、, -‐ 、,rニヽ!ニ:}

                r-'!三三/´, - ―一 ´_ - r´ヽニニニ》ニ}ヽ、
        _  _    ノ、`i}三/'      `/ /〈ニヽニニ/'ニ.,'  > 、
      //三/三ニ='ニニ='´         \ヽニヽニニ/ニニ/、. /   ヽ

     / /三/ニニニ「´./ /     -―-     ‘,,.{ニニ´ニニ }i } :!_  -‐':}
    ,-}  |三:!ニニニ :| | |   ./     ヽ    i }「`ー- 一'='ヽ ゝニニ/
    !/   !三|ニニニニ| | !   iニニ二ニニ!:   / :/ヽ    ∧ ‘ ∨ :{
     }  /三 |ニニニニ| ヽ.ヽ.  ヽ.ニ二ニ/  //三 「三ニ/ ‘, ‘ ∨ /
     i /三ニiニ二二ニ‘ー=ニ ヽ  ` = ´ , ' \三三ヽ三∧  , ‘ ∨
    |/三_/!ニ二二二二二ニヽ‘ー- 、      o`ヽ、三∨ニ∧  , ‘,ヽ
     ‘ー '!三:\二二二二/三三三\ヽ     / フ¨ ∨三}  /二ニニ 、
       /三三∧三三三三三三三三\ヽ o/  /  /三/ /二二二二 〉
       /三三三∧三三三「三三三ヽ.三\、/  / /i三:i  :|二二二ニ ' !
      ,'三三三三 ヽ/三三三三三三三三!ー ' 、 / /ヽニヽ ヽ     , '|
    _∧三三三 / i三三三三三三三三三 |三二ニニ{ ¨´ `ヽ ヽ ‘ -―、' ,'

   //三三三三 〉 !:三三三三三三三三三|三三三ニ|     \ヽ、   \ヽ’
  ./ ./‐- 三三三/ ∨三三三三三三三三ニ|三三ニニ|      `¨ ̄ ̄
 / ./三三 `ニ=-'、  }三ノ三三ヽ、__ _ニ、ニ!/三三ニ./

 ! `,‐- 、三三 /_r'´三/二三ヽ`i` ! i、 _} |三-‐ '三!

 | ,/三三三三/,  i ,' /-!ニ, ´ `ヽ | r'r'  !三三}三三i
.././三三三三/ !  | i :! |ニ!    :!i ! | _」.三_/三三〈



【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎                  【メズール】
技能:78(59)                               技能:60
HP:57/57                                 HP:60/60(55)
スタミナ:54/54                   VS         スタミナ:60/60(55)
気力:82/82                                気力:60/60
ATK:40                                  ATK:50(45)
DEF:35                                  DEF:50(45)

  &

【仮面ライダーバース】 新子憧
技能:40
HP:49/49
スタミナ:53/53
気力:90/90
ATK:40
DEF:40


>須賀京太郎の戦闘方針は【通常方針】です
>新子憧の戦闘方針は【通常方針】です

>須賀京太郎とメズールのレンジは【超遠距離】です
>新子憧とメズールのレンジは【超遠距離】です

 ウェザー:78+コンマ+15+気力  VS  メズール:60+コンマ+15+気力
 バース:40+コンマ+気力


>このレスのコンマにて、メズールのコンマを判定
>直後にて、バースのコンマを判定

>↓5 須賀京太郎のコンマ・戦闘方針・コマンド、および新子憧の戦闘方針・コマンドをお願いします

>※オーズ: バース: のような形で

京太郎
温存
距離を詰める


温存
キャタピラレッグ
カッターウィング
距離を詰める:1レンジ

オーズ:温存
距離を詰める

バース:温存
キャタピラレッグ
カッターウィング
距離を詰める:1レンジ

>>160の判定:51 >>161の判定:49 >>165の判定:88
>#距離を詰める温存方針メズール
>距離を詰める、温存方針

ウェザー:78+88+15= 181
バース:40+49+5+5=99
メズール:60+51+15-5=121

>ウェザー、バースは距離を詰めました

>ウェザーはスタミナを5消費! バースはスタミナを3消費!
>メズールはスタミナを3消費!

>新子憧はセルメダルを2枚消費!
>現在のメダル枚数、1098枚!


【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎                  【メズール】
技能:78(59)                               技能:60
HP:57/57                                 HP:60/60(55)
スタミナ:49/54                   VS         スタミナ:57/60(55)
気力:82/82                                気力:60/60
ATK:40                                  ATK:50(45)
DEF:35                                  DEF:50(45)

  &

【仮面ライダーバース】 新子憧
技能:40
HP:49/49
スタミナ:50/50
気力:90/90
ATK:40
DEF:40

☆キャタピラレッグ
☆カッターウィング


>須賀京太郎の戦闘方針は【温存方針】です
>新子憧の戦闘方針は【温存方針】です

>須賀京太郎とメズールのレンジは【遠距離】です
>新子憧とメズールのレンジは【遠距離】です



>オーズじゃなかったわ、そういえば



 吹き荒れる暴風が、京太郎と憧を彩る。

 翻るマントと、体を覆う鋼鉄の鎧。

 仮面ライダーバース、そしてウェザードーパントの姿がそこにはあった。


京太郎「……おまえ、それ好きな」

憧「悪い?」

京太郎「いや、悪くない」

京太郎「なんつーか、スゲーしっくりくるんだよ。前世の因縁とかありそうなレベルで」

憧「なにそれ?」

京太郎「さあな。とりあえず、やる気が出るってことだよ」


 笑いかけながら、憧がメダルを投じるのを認識しつつ、駆け出す。

 ここでコンボを使用して、万一にも攻撃を受けようものならば、それですべてが終わってしまう。

 メズールが果たして単独行動をするかという、疑問があった。
 あのときのナスカヤミーのように、何か妨害が入ることもありえるかもしれない。

 そうなった場合、メダルが零れ落ちることはすなわち敗北を意味する。


京太郎「さて――」

京太郎「一丁……行きますかね、団長?」

憧「稼ぎ時だから、目一杯サービスしてやるわよ」

憧「地獄まで一直線な、ご奉仕をね」

京太郎「ご奉仕って……二重の意味で冥土の土産だな」

【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎                  【メズール】
技能:78(59)                               技能:60
HP:57/57                                 HP:60/60(55)
スタミナ:49/54                   VS         スタミナ:57/60(55)
気力:82/82                                気力:60/60
ATK:40                                  ATK:50(45)
DEF:35                                  DEF:50(45)

  &

【仮面ライダーバース】 新子憧
技能:40
HP:49/49
スタミナ:50/50
気力:90/90
ATK:40
DEF:40

☆キャタピラレッグ
☆カッターウィング


>須賀京太郎の戦闘方針は【温存方針】です
>新子憧の戦闘方針は【温存方針】です

>須賀京太郎とメズールのレンジは【遠距離】です
>新子憧とメズールのレンジは【遠距離】です

 ウェザー:78+コンマ+15+気力  VS  メズール:60+コンマ+15-5+気力
 バース:40+コンマ+10+気力

>このレスのコンマにて、メズールのコンマを判定
>直後にて、バースのコンマを判定

>↓5 須賀京太郎のコンマ・戦闘方針・コマンド、および新子憧の戦闘方針・コマンドをお願いします

>※ウェザー: バース: のような形で

コンマたっけえ!

ウェザー
防御
集中30

バース
防御
カッターウィング

ウェザー
防御
集中30

バース
通常
カッターウィング
CLAW'Sサソリ
集中60

>>170の判定:86 >>171の判定:72 >>175の判定:91
>#攻撃方針気力60全体攻撃
>攻撃方針、集中60、全体攻撃

 ウェザー:78+91+15+30=214
 バース:40+72+25+10+60=207
 メズール:60+86+15-5+60=216

>ウェザーメモリの特殊効果により、判定差5以下のコマンドを無視
>メズールが判定に勝利しているために、京太郎&憧は行動ができません
>ノーゲーム

>京太郎はスタミナを18消費! 気力を30消費!
>憧はスタミナを7消費! 気力を60消費! セルメダルを1000枚消費!
>メズールはスタミナを16消費! 気力を60消費!



【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎                  【メズール】
技能:78(59)                               技能:60
HP:57/57                                 HP:60/60(55)
スタミナ:30/54                   VS         スタミナ:39/60(55)
気力:52/82                                気力:0/60
ATK:40                                  ATK:50(45)
DEF:35                                  DEF:50(45)

  &

【仮面ライダーバース】 新子憧
技能:40
HP:49/49
スタミナ:40/50
気力:30/90
ATK:40
DEF:40

☆キャタピラレッグ
☆カッターウィング
☆CLAW'Sサソリ

>須賀京太郎の戦闘方針は【防御方針】です
>新子憧の戦闘方針は【通常方針】です

>須賀京太郎とメズールのレンジは【遠距離】です
>新子憧とメズールのレンジは【遠距離】です

>一旦、中断します



すまんが、リミットが来てしまったみたいですわ
携帯からで遅くなるけど、戦闘を一応続けられたらなーと
だめでも、地の分核でなー


それにしても、裏切るとか言ってるくせに1000枚使っちゃう憧ちゃんまじ貢ぐ女

10分後から始めるでー
すまんち、バトルは無理やねん


メズール「遊んであげるわ、オーズの坊や!」


 気合一閃、滝がごとき水流が押し寄せる。

 荒れ狂う水の龍。
 襲いかかる流れの顎。
 雪崩れ込む渦の触腕。

 全てが必殺であるそれは――まさに、瀑布。

 咄嗟にウェザーメモリの力を全開で発動。
 竜巻の防壁/熱線の外壁/冷気の防壁にて防御を試み――


京太郎「な……っ」


 ――全てが失敗に終わった。

 牙が如き回転を纏った激流は、質量で劣る風を押し退ける。
 熱線により蒸発した水は霧となり、続く水流の壁となる。
 凍結されても流れは止まらず、渦で巻き込み/噛み砕き――京太郎の元を一身に目指す。


憧「舌、噛まないでよ」

京太郎「え!?」

憧「黙ってろってのよ」


 しかし、咄嗟に飛行体勢に移行した新子憧により、掬い上げられ事なきを得た。

 ウェザーの力で、飛行を加速。
 辛うじて追撃の渦流を脱する。


憧「なにあれ……滅茶苦茶じゃない」

京太郎「完全体は、あれよりヤバイぜ」

憧「……嫌んなるわね、もう」


 手近な建造物の影に隠れて、溜め息を漏らす憧。
 近付こうにも近付けない、恐るべき水の嵐だ。
 様子を窺えば、悠々と歩き出すメズールの姿。


憧「……その姿はさ」

憧「オーズと違うみたいだけど……必殺技とかで、貫通できないの」

京太郎「無理だ。必殺技自体が、ない」

憧「それって、まさか……」

京太郎「……ドーパントだよ、今の俺は」


 「あちゃあ」と憧が額に手をやる。
 ここまで馬鹿だとは思わなかったという呟きも漏れた。

 そりゃあ、そうだろうな。

 などと他人事のように考えてみるものの、なるほど確かに状況が悪い。
 今の京太郎には、決定打がないのだから。


憧「……頭、おかしくはなってないわよね?」

京太郎「今のところは、制御できてるな」

憧「……馬鹿男」


 強大な力。
 精神を舐め回す多幸感と、全能感。
 それは少しずつ、京太郎の心を犯していく。

 強く心を持っていなければ、すぐさまにでも飲み込まれるほどのパワー。


憧「それで、勝てそう?」

京太郎「……防御に専念されて、持久戦に持ち込まれたらどうしようもない」

憧「……なんでそれに変身したのよ」

京太郎「オーズよりも、色々できるからな」


 オーズの持ち味であるメダル交換は今、
 大半のメダルを失ってしまっているが故に、殆どその意味をなさない。

 淡との約束もあり、紫のメダルは使えない。
 鳥のコンボは炎であるが故に、メズールとの相性は良いとは言えない。

 となれば、ウェザーを使用するのは、半ば必然であった。


憧「……あー」

憧「もー!」


 突然叫びを上げた憧が、バースバスターを京太郎に投げ渡す。

 何か、と窺うよりも先に突き付けられる言葉と指。


憧「京太郎、時間を稼ぎなさい」

京太郎「そ、それはいいけど……どうするんだ?」

憧「あたしが、火力ならどうにかしてやるわよ!」


 ありがたい。

 だけど、それよりも先に思ったのは――。


京太郎「お前、まさか奥の手を?」

憧「そうするしか、ないでしょ!」

憧「あたしはこんなところで死にたくないし、死ぬ予定もつもりもないわ」

京太郎「でもお前、メダルが……」

憧「その分、あいつから巻き上げればいいだけよ」


京太郎「いや……」

京太郎「倒せるとも限らないし、消費と供給が釣り合うとも」

憧「うるさい」

憧「あんまりうるさいと、舌入れたキスして黙らせるわよ?」


 胸部への一撃と共に、浴びせられる言葉。
 どうやら憧の中では、既に結論は決められているらしい。

 これ以上言い争っても、無駄か。

 バースバスターを握り締め、京太郎も頷く。


京太郎「……無茶すんなよ」

憧「そっちこそ」

憧「あたしがいるのに、浮気なんて考えないでよね」

京太郎「いくらスタイルよかろうが……流石に、あんな蛸脚に縛られる趣味はねーよ」


 軽口を叩きあう。

 これが、須賀京太郎と新子憧のいつものスタイル。

 スタイリッシュに、パンキッシュに。
 小粋に、小洒落た、軽口と諧謔を交えて。
 ジョークとウィットで、エスプリをスマートに着飾って。

 タフでクールに、何もかもが悪ふざけだと笑い飛ばす。

 だからこその、ショータイムだ。


京太郎「どっかのお人好しを守るために、がんばりますかね」

憧「どっかのお人好しを死なせない為にも、体張ってやるわよ」

ここまでで


AAが使えないからなのか何でかわからんけど、携帯からだとライダー進まんねん
年内完結を目処に行きたいですわ

555/アギトは、もうちょいシステム簡略化するか
それともカブトさんとこみたいに、基本読み物時々選択肢になるかも

1030から、あっちで咲ちゃんの誕生日ネタをやった後から始めますんでー

お待たせー

ウィザードはともかく、フォーゼはちょっと……
スイッチの数が多すぎんよ、あいつ


京太郎「――ッ、ふッ!」


 向けた手のひらから電撃を発する。
 相手が水ならば、これが効果的だと考えたが――。

 水の防壁に散り散りになる、紫電の嵐。

 その透過率、伝導率がゆえに電撃が散らされしまっているらしい。


京太郎「面白ェ――」


 ならばこれしか手段はないと、両手を鳴らして突撃する。
 背中に暴風を受けて、更なる加速。

 そのまま、高熱を纏った拳を叩き付けにかかるが――。


メズール「甘いわよ、坊や」


 蛇が如くうねる水の鞭により、インターセプト。
 水蒸気爆発を起こして、鞭が爆ぜた。

 変わりに受ける、水圧のカッター。

 咄嗟に身を捻って、事なきを得る。否、肩を掠める。


メズール「もう一人はどうしたの?」

京太郎「気を利かせて、二人っきりにしてくれたよ」

メズール「あら、そう?」


 なら、楽しみましょう――と唸りを上げる水の槍。
 周囲の小石や破片を巻き込み、電動鋸のごとき振動音を上げた。

 雲の盾、悪魔の虹、熱波のカーテン、冷気のマフラー。

 すべての特殊能力を全開で発揮して、狂った竜の牙を――防ぎきる/捌き尽くす/凌ぎ逸らす/受け流す。


京太郎(……これで、完全体じゃねーのかよ)

京太郎(やべえな……防ぐだけで、かなり辛い)


京太郎「ゥオ、ラ――――!」


 両手に集極した電気の刃。

 上空目掛けて解き放つそれは、矢となって降り注ぐが――。


メズール「ウヴァの方が、よっぽど強いわよ?」


 水のドームを伝って、方々へと流される。

 だが、それは囮。
 強力な閃光の影に隠した、本命の氷柱が――。


メズール「そんなにヤワだと、満足できないわね」


 またしても、粉々に砕かれる。

 ウェザー・メモリは強力なメモリではあるが……。
 完全に程近いグリードの相手をするには、火力が不足していた。
 さらに言うなら、防御力の方に不安が出る。

 一撃でも受けてしまったのなら、京太郎の体はほとんど瀕死に追い込まれる。

 本来ならば、こうしてメズールと戦うべきではないのだろうが……。


京太郎(憧がいる)

京太郎(あいつが、居てくれる……)

京太郎(だから俺は、絶望なんて感じずに戦える)

京太郎(思えば、いつだってそうだ)

京太郎(あいつと戦うときはいつだって、タフにクールなジョークを言って戦える)

京太郎(それぐらいの心の余裕が、俺にはできる)


 奥の手とやらの準備を進める新子憧がこの場に居てくれるからこそ、

 京太郎はこうして不安なく、時間稼ぎに集中できる。


京太郎(……そろそろ)

京太郎(だけど、どうしたもんか……)

京太郎(この水溜りも、操作できるとしたら――厄介なこと極まりない)


 相手の真の能力がどの程度のものか。

 神ならぬ京太郎には把握できない。
 ゆえに、不確かな状態だとしても、決断をする他ない。

 腰のウェザーマインを抜き取って、地を蹴った。

 電撃が逸らされてしまうというのであれば、こいつを直接叩き込んでやればいい。
 それこそ、メズールの身体を構成している、デンキウナギのように。


京太郎「『天候情報(ウェザー・リポート)』――」

メズール「甘いわよ、坊や」


 上段から抜き放つウェザーマインの一撃を弾き、返す刀が一閃。

 強力な圧力で持って噴射された水流のカッターが、容易く京太郎の身体を両断せしめる。
 そのまま背後のビルの一角までもを、切断する。 


京太郎「――今日の天気は、雷のち蜃気楼だ」


 が、そこに須賀京太郎の姿はなく。

 先ほど捌かれた像から僅かに横にいたそいつは、咄嗟の出来事に困惑するグリードへと、蹴撃を叩き込む。

 そして――。


憧「――のち、サソリよ」


 巨大なサソリ型の機械を引き連れた憧が、コンクリートを砕いて姿を現した。


【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎                  【メズール】
技能:78(59)                               技能:60
HP:57/57                                 HP:60/60(55)
スタミナ:30/54                   VS         スタミナ:39/60(55)
気力:52/82                                気力:0/60
ATK:40                                  ATK:50(45)
DEF:35                                  DEF:50(45)

  &

【仮面ライダーバース】 新子憧
技能:40
HP:49/49
スタミナ:40/50
気力:30/90
ATK:40
DEF:40

☆キャタピラレッグ
☆カッターウィング
☆CLAW'Sサソリ

>須賀京太郎の戦闘方針は【防御方針】です
>新子憧の戦闘方針は【通常方針】です

>須賀京太郎とメズールのレンジは【遠距離】です
>新子憧とメズールのレンジは【遠距離】です

>気力ゼロにて、マイナス補正発生
>メズールに気力の1/4のマイナス補正


 ウェザー:78+コンマ+15+気力    VS  メズール:60+コンマ+15-5-15+気力
 バース:40+コンマ+10+25+気力

>このレスのコンマにて、メズールのコンマを判定
>直後にて、バースのコンマを判定

>↓5 須賀京太郎のコンマ・戦闘方針・コマンド、および新子憧の戦闘方針・コマンドをお願いします

>※ウェザー: バース: のような形で

バース
温存
クレーンアーム
ショベルアーム
爆発

ウェザー
温存
爆発

>>216の判定:68 >>217の判定:21 >>221の判定:69
>#防御爆発距離をとる
>防御、爆発、距離をとる

ウェザー:78+69+15=152
バース:40+21+10+25+5=101
メズール:60+68+15-5-15=128

ダメージ:(5+9)×1.5+24/5+40-50=18

>温存方針にて半減! CLAW'Sサソリの効果にて倍化! 防御方針にて半減!

>メズールに9のダメージ

>京太郎はスタミナを6消費、気力を20回復!
>憧はスタミナを2消費、気力を20回復!
>メズールはスタミナを12消費、気力を20回復! 最大HPを1減。

>メダルを9枚手に入れた!


【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎                  【メズール】
技能:78(59)                               技能:60
HP:57/57                                 HP:51/59(55)
スタミナ:24/54                   VS         スタミナ:51/59(55)
気力:72/82                                気力:20/60
ATK:40                                  ATK:50(45)
DEF:35                                  DEF:50(45)

  &

【仮面ライダーバース】 新子憧
技能:40
HP:49/49
スタミナ:38/50
気力:50/90
ATK:45
DEF:40

☆クレーンアーム
☆ショベルアーム
☆キャタピラレッグ
☆カッターウィング
☆CLAW'Sサソリ


京太郎「憧、合わせてくれよ」

憧「言われなくても、そうするわよ」


 蠍を前面に並べたバースが、地を蹴った。

 繰り出す拳と連動する蠍の前腕鋏が、水圧の山を貫き穿つ。
 飛びしきる水しぶきに紛れての、水の鞭。

 蠍の腕を掻い潜り、その操縦者たるバースを磔刑に処さんと殺到しむるが――


京太郎「させねえよ」


 天候を統べる怪物の前に、敗退を余儀なくされた。

 熱をその身に湛え、冷気を繰り出し、風を纏うウェザードーパント=京太郎。
 天象で防ぎきれないものにあたっては、その身を差し出し盾となす。


京太郎「今だ、行け!」 

憧「了――解!」

メズール「――ッ」


 気合一拍。

 メズールを守る水の膜を根こそぎ蹴散らす、蠍の尾。
 砕かれて水滴と化したそこへを、ただひた駆ける一筋の線。

 水の粒を足場にして、紫電が奔る。
 伝導率が高いが故にそれは、抵抗の強い空気の層の中にあって、雷撃を導く道しるべとなる。

 ショックに身体をひるませるメズールであるが……。

 京太郎は、待たない。
 むしろここからが本番であった。


京太郎「そんで――」


 先駆放電――ステップトリーダと呼ばれるそれが、巨大な雷のための道を作る。

 電位差を生み出し、空気を裂き――ここが一番通りやすい道であると、雷に示すのだ。
 そして当然、次に襲い掛かるのは……。


京太郎「――よしッ!」

京太郎「協力して上げた、ダメージ1ってとこか」


 指を一本立てたそこから、迸った放電の束。

 主雷撃が、メズールの身体を攻め立てた。


メズールのスタミナミスった


【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎                  【メズール】
技能:78(59)                               技能:60
HP:57/57                                 HP:51/59(55)
スタミナ:24/54                   VS         スタミナ:27/59(55)
気力:72/82                                気力:20/60
ATK:40                                  ATK:50(45)
DEF:35                                  DEF:50(45)

  &

【仮面ライダーバース】 新子憧
技能:40
HP:49/49
スタミナ:38/50
気力:50/90
ATK:45
DEF:40

☆クレーンアーム
☆ショベルアーム
☆キャタピラレッグ
☆カッターウィング
☆CLAW'Sサソリ

【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎                  【メズール】
技能:78(59)                               技能:60
HP:57/57                                 HP:51/59(55)
スタミナ:24/54                   VS         スタミナ:27/59(55)
気力:72/82                                気力:20/60
ATK:40                                  ATK:50(45)
DEF:35                                  DEF:50(45)

  &

【仮面ライダーバース】 新子憧
技能:40
HP:49/49
スタミナ:38/50
気力:50/90
ATK:45
DEF:40

☆クレーンアーム
☆ショベルアーム
☆キャタピラレッグ
☆カッターウィング
☆CLAW'Sサソリ


>須賀京太郎の戦闘方針は【温存方針】です
>新子憧の戦闘方針は【温存方針】です

>須賀京太郎とメズールのレンジは【遠距離】です
>新子憧とメズールのレンジは【遠距離】です

 ウェザー:78+コンマ+15+気力    VS  メズール:60+コンマ+15-5+気力
 バース:40+コンマ+15+25+気力

>このレスのコンマにて、メズールのコンマを判定
>直後にて、バースのコンマを判定

>↓5 須賀京太郎のコンマ・戦闘方針・コマンド、および新子憧の戦闘方針・コマンドをお願いします

>※ウェザー: バース: のような形で

ウェザー
通常

バース
通常
ドリルアーム

ウェザー
攻撃 気力72
バース
通常
ドリルアーム

競うような低コンマ
今更だけど、CLOWSとサソリ同時展開しちゃっていいんだろうか…

>>240
ハッ


あ、あれや。ドクターがきっと予備のセットも作ってくれてたんだよ

>>225の判定:11 >>226の判定:6 >>228の判定:2(ファンブル)
>#防御爆発メズール
>防御、爆発

 ウェザー:78+2+15+72=167
 バース:40+6+15+25=86
 メズール:60+11+15-5=81

>須賀京太郎は、ファンブルにて強制敗北!

>ウェザーメモリの効果にて、メズールは行動をキャンセル!
>精神コマンドの使用が不可能!

ダメージ:(クレーンにより8)+5/5+45-50+3+2+2=11

>CLAW'Sサソリの効果により、ダメージ2倍! 防御方針にて半減!

>メダルを11枚手に入れた!


>須賀京太郎はスタミナを2消費! 気力を72消費!
>気力ゼロにて、次の判定に72/4=18のマイナス補正!
>新子憧は、スタミナを1消費!
>メズールはスタミナを1消費!


【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎                  【メズール】
技能:78(59)                               技能:60
HP:57/57                                 HP:40/56(55)
スタミナ:22/54                   VS         スタミナ:26/56(55)
気力:00/82                                気力:20/60
ATK:40                                  ATK:50(45)
DEF:35                                  DEF:50(45)

  &

【仮面ライダーバース】 新子憧
技能:40
HP:49/49
スタミナ:32/50
気力:50/90
ATK:45
DEF:40

☆クレーンアーム
☆ショベルアーム
☆キャタピラレッグ
☆カッターウィング
☆ドリルアーム
☆CLAW'Sサソリ


>須賀京太郎の戦闘方針は【攻撃方針】です
>新子憧の戦闘方針は【通常方針】です

>須賀京太郎とメズールのレンジは【遠距離】です
>新子憧とメズールのレンジは【遠距離】です


京太郎(ここ、で――)


 確かに、ウェザードーパントにはシステム的な意味での必殺技はない。

 メモリの力を最大限に引き出すマキシマムドライブや、
 メダルの力を限度まで振り絞るスキャニングチャージのような、
 そんな、用意された必殺技というのは存在しない。


 ……だが。


京太郎(勝手が違うが、来い……!)


 ウェザードーパントのバイザーが、紫に輝く。
 メダルを砕く力は使わない/使えない。

 だが、その身の内に宿す紫のコアメダルの持つ特性と、ウェザーメモリのそれは奇しくも相性が良い。

 即ち、冷気。


京太郎(このまま――ブチ、込むッ!)


 ウェザーメモリの持つ冷気の記憶に、コアメダルの持つ凍土の力を上乗せする。

 まさしく全てを永久凍土の元に導き、殴り砕くための必殺の拳。
 大気が静かに泣いた。
 あまりの冷気に、拳の周囲の酸素が固体に変化し始めているのだ。

 そして踏み込み、そのまま拳を――。


京太郎(――ッ!?)


 ここで想定外だったことは。

 紫のコアの力は、ガイアメモリにも及ぶということ。
 以前、宮永咲の記憶を纏った幻影――江崎仁美との戦いにおいて、京太郎はそのメモリを破壊した。


 欲望を破壊するのが、紫のコアの力。

 純粋に記憶であるものを砕けはしないが――。

 身体に打ち込んだものを、狂わせる力をガイアメモリは持つ。
 そして彼らに、破壊への欲求/力への渇望を与える。


 その一点を持って、紫のメダルはガイアメモリを欲望の産物であると否定し、破壊した。


 “これ”は自分のものだ。

 “これ”は自分を必要としてくれるものだ。

 “これ”は自分とともにあるべきものだ。

 “これ”を壊させない。

 “これ”を穢させない。

 “これ”を蝕ませない。

 お前は、“ここ”から出て行け――。


 今も自分を求めてくれた。

 自分の力を必要とした。

 自分を呼んだ。

 “だから”――お前は、邪魔だ。



 “これ”が求めているのは自分だ。お前じゃない。

 “これ”が頼りにしているのは自分だ。お前じゃない。

 “これ”は自分を必要としてくれている。自分じゃなきゃ戦えない。お前じゃない。

 “だから”――お前は、邪魔だ。



 邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。

 邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。

 邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。

 邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。

 邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。邪魔だ。


 邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ。

 邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ。

 邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ。

 邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ。

 邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ。


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 邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ。


 だから――“砕く”。


 そして今、紫のコアメダルは……。
 着実に京太郎の精神を蝕みつつある、ウェザーメモリへと牙を剥いた。

 そんなものは、一片たりとも許さない。

 粉々に、砕き散らしてやる――と。


京太郎(違う! 待て……!)


 それを、尋常ならざる集中力で抑え殺す。

 このメモリがここで砕かれたら、京太郎は死ぬ。
 そうなればきっと、憧にも及ぶし、小蒔にも、セーラにも、哩にも、姫子にも、まこにも、優希にも及ぶ。

 咲の守った世界を守ると、あの小さな背中に誓った。

 淡を二度と泣かせはしないと、彼女の肩を抱いて紡いだ。

 だからそれは、決して起きてはならない。


京太郎(――収まっ、たか?)


 時間にすれば、本当に……本当に僅かなものであり。
 通常ならば、歯牙にもかけられないホンの少しの硬直。

 だが、それを見逃すメズールではなく――


憧「させるか、ってのよ!」


 ――仲間のそんな隙を突かせる、憧ではなかった。


憧「なにやってんのよ、突っ込んで」

京太郎「悪、りぃ」

京太郎「お前、本当にいい女だよな……」

憧「……」

憧「……そういう歯の浮くような台詞は、戦いが終わってからにしてもらえる?」

憧「奥歯噛み締められなきゃ、戦えないでしょ」

京太郎「……違いない」

【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎                  【メズール】
技能:78(59)                               技能:60
HP:57/57                                 HP:40/56(55)
スタミナ:22/54                   VS         スタミナ:26/56(55)
気力:00/82                                気力:20/60
ATK:40                                  ATK:50(45)
DEF:35                                  DEF:50(45)

  &

【仮面ライダーバース】 新子憧
技能:40
HP:49/49
スタミナ:32/50
気力:50/90
ATK:45
DEF:40

☆クレーンアーム
☆ショベルアーム
☆キャタピラレッグ
☆カッターウィング
☆ドリルアーム
☆CLAW'Sサソリ


>須賀京太郎の戦闘方針は【攻撃方針】です
>新子憧の戦闘方針は【通常方針】です

>須賀京太郎とメズールのレンジは【遠距離】です
>新子憧とメズールのレンジは【遠距離】です


>気力ゼロにて、マイナス補正発生
>京太郎にに気力の1/4のマイナス補正

 ウェザー:78+コンマ+15-18        VS  メズール:60+コンマ+15-5+気力
 バース:40+コンマ+10+25+気力

>このレスのコンマにて、メズールのコンマを判定
>直後にて、バースのコンマを判定

>↓5 須賀京太郎のコンマ・戦闘方針・コマンド、および新子憧の戦闘方針・コマンドをお願いします

>※ウェザー: バース: のような形で

コンマ

>>257

>>255の判定:65 >>256の判定:47 >>260の判定:73
>#攻撃集中19メズール
>攻撃方針、集中19

 ウェザー:78+73+15-18=148
 バース:40+47+10+25=122
 メズール:60+65+15-5+19=154

>メズールの全体攻撃!

ダメージ(ウェザー):(5+0)+6/5+50-35=21
ダメージ(バース):(5+0)+32/5+50-40=22

>攻撃方針にて、ダメージ2倍!

>ウェザーに42のダメージ! バースに44のダメージ!


>京太郎はスタミナを7消費、気力を20回復!
>憧はスタミナを4消費!
>メズールはスタミナを12消費、気力を19消費!


【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎                  【メズール】
技能:78(59)                               技能:60
HP:15/57                                 HP:40/56(55)
スタミナ:15/54                   VS         スタミナ:14/56(55)
気力:20/82                                気力:01/60
ATK:40                                  ATK:50(45)
DEF:35                                  DEF:50(45)

  &

【仮面ライダーバース】 新子憧
技能:40
HP:5/49
スタミナ:28/50
気力:50/90
ATK:45
DEF:40

☆クレーンアーム
☆ショベルアーム
☆キャタピラレッグ
☆カッターウィング
☆ドリルアーム
☆CLAW'Sサソリ

>須賀京太郎の戦闘方針は【温存方針】です
>新子憧の戦闘方針は【通常方針】です

>須賀京太郎とメズールのレンジは【遠距離】です
>新子憧とメズールのレンジは【遠距離】です



>【新子憧への一定値以上のダメージにより】

>【特殊イベントが発生します】


っと、ダメージ処理の一部ミス
京太郎にも44ダメージだ


【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎                  【メズール】
技能:78(59)                               技能:60
HP:13/57                                 HP:40/56(55)
スタミナ:15/54                   VS         スタミナ:14/56(55)
気力:20/82                                気力:01/60
ATK:40                                  ATK:50(45)
DEF:35                                  DEF:50(45)

  &

【仮面ライダーバース】 新子憧
技能:40
HP:5/49
スタミナ:28/50
気力:50/90
ATK:45
DEF:40

☆クレーンアーム
☆ショベルアーム
☆キャタピラレッグ
☆カッターウィング
☆ドリルアーム
☆CLAW'Sサソリ

>須賀京太郎の戦闘方針は【温存方針】です
>新子憧の戦闘方針は【通常方針】です

>須賀京太郎とメズールのレンジは【遠距離】です
>新子憧とメズールのレンジは【遠距離】です


>【特殊判定を行います】

>反転コンマ90以上
>またはゾロ目の数により、程度が変化

>ただし、77が存在した場合……

>↓6

>ぞろ目数2つにより

>新子憧、後遺症なし
>新子憧、復帰可能

>に、イベント内容が変化しました

BGM:http://www.youtube.com/watch?v=rB_KJIBZqck




 それは――。


 それは、装着者である新子憧にも知らされていないものであった……。


 勝手な。

 実に、勝手な。


 その装置は――。



憧(……あれ、あたし、どうして)

憧(寒い……)


 気がついたら自分は、空を眺めていた。

 そして、覗き込む少年の顔。


憧(……なに、泣きそうな顔をしてんのよ)

憧(この、馬鹿男)


 正確に言えばそれは、顔ではない。

 仮面だ。
 少年は、ドーパントという怪物の面をつけている。

 だが、怪物が泣くものか。

 ここにいるのは、少年だ。
 須賀京太郎という、どこにでもいる少年だ。

 その身に、普通でない因縁を背負わされてしまった以外、至って普通な少年だ。


憧(しゃきっとしなさいよ)

憧(あたしは――あんたが笑ってる顔の方が、好きなんだから)


 少年は。

 その純白の鎧を朱に染めて、泣いていた。


 “その装置”は。


 グリードに奪われないように対策するというよりは……。

 只、単に。

 『少年の心を傷つけるため』の、ものだった。


……というところで、今週はここまでや

ヤンデレって実際怖いね

お待たせしました

2330から始めます
安価が入るので、よろしゅう


 ――それは、予兆であった。

 纏わり付くような、粘り気のある気配。
 以前、どこかで受けた覚えのあるおどろおどろしい、視線。
 須賀京太郎の一切を支配せんと欲する、無形の腕(かいな)。

 何が、と思考するよりも先に――


メズール「さようなら、坊やたち」


 瀑布が二人に、襲いかかった。

 常人なら、立つことすらままならない――否、接触だけで四肢がもぎ取られてもおかしくない潮流。

 それを正面から受けつつ、屈しまいと、膝も折らずに耐え抜く二人。
 己が潰えたその時は、隣の――少女が/少年が、死することを意味する。

 だから二人は、耐えた。


 守りたかった/死なせたくなかった/笑っていて欲しかった――純粋な願いで。


 そして二人は、耐えきった。

 迫り来る怒濤の波頭を押さえ込み――衝撃に震える体を/折れようとする心を抑え込み。

 少年は、少女の為に。少女は、少年の為に。

 襲いかかる死を呼ぶ蒼き竜を、防ぎ止めた。


京太郎「ハハ――」

京太郎「こんなところで、憧を死なせるか」


 だけども。

 運命は――破滅は――。

 そんな純粋な“欲望(ねがい)”を、“希望(いのり)”を。


 砕き散らした。


 メズールの攻撃により、火花を散らすバースの鎧。
 生身が変化し外骨格を形成するウェザードーパントは、身体中に裂傷を負う。
 だが、己の肉体を変化させたドーパントの方が……。

 この場に限っては、いくらかマシだった。


 火花が広がる。

 バースの身体が、痙攣するように跳ねた。

 意識してか知らずか、蹈鞴を踏む新子憧。


京太郎「――――は?」


 目の前で起きるそれを、理解はできない。
 しかし、明らかな異常事態とは――言葉ではなく、識った。
 何が理由かは定かではないが……新子憧の身に、災いが降りかかろうとしていると。

 京太郎は察した。

 そして、そこからの行動は速かった。


京太郎「――――ッ」


 今、ここで――改めて宣言しよう。


 この物語に、奇跡はない。

 これは、希望が溢れる物語ではないからだ。

 理不尽を打ち砕く勇者はなく、不条理を吹き飛ばす英雄はいない。

 神憑り的な運命は、彼には味方しない。


 これは、呪いを解く物語だ。

 マイナスから、ゼロへと向かう物語だ。

 その過程は畢竟、正へと向かいながらも負である。


 ――ただし。

 ――奇跡はなくとも、必然はある。


京太郎(装着――機械――故障――)

京太郎(バースを、破壊――)


 故にこれは、必然であった。


 対木もこが、京太郎の心を壊すために行われたのが、今回のそれだ。

 赤のメダルを集めると、他の者には役割があるとメズールを誘い出した。
 狙いは新子憧の命。
 方法は、惨たらしく殺害すること。

 対木もこは、須賀京太郎の心を砕こうとしている。
 彼を、己と同じ虚無へと追いやりたいがためだ。
 そうして、二人で愛し合いたいから。二人で世界の破滅を見たいから。
 彼女は、最後のその瞬間までは京太郎を裏切らない。

 だから彼女は、今回はこう意図した。
 メズールの攻撃によりバースの鎧が破損し、それが故に新子憧は死亡する――と。
 攻撃による破損を、待ちわびた。

 これが――第一の要因。


 攻撃により、鎧は破損した。
 もこの思惑通り、京太郎は鎧の暴走だと考えた。
 故に京太郎は、バースの破壊を決意した。


 破損したその箇所から、流し込まれる空気の壁/新たなる鎧。

 天候を統べるウェザーメモリと、強烈に引き合うからこそ行える精密動作。
 別世界のメモリの持ち主は、破壊を願ったが故に強大な出力を手にしたが……。
 その繊細さが故に呪いを背負う少年は、精密動作を会得する。

 新子憧を傷付けずに、バースを内側から砕かんとする暴風の鎧――第二の要因。


 対木もこがバースに仕掛けたのは、爆破装置だけではない。

 より惨たらしく殺そうと考えた結果、彼女はバースの関節モーターを逆転させようと思った。
 装着者の動きを察知し稼働することで、思い通りに動きながらも本来以上の力を発揮する人工機械筋肉。
 それを暴走され、新子憧の関節という関節を逆折りにしようと考策/工作した。

 憧へと与える無惨な死――それが第三の要因。


 京太郎を愛するが故に対木もこは彼を破滅に導かんと欲し――。

 それが故に新子憧は狙われ――。

 だからこうして、バースは彼女に死をもたらした。

 “誕生(バース)”が進んだ先にあるのは、死と破滅であるという意味を込めて。


 京太郎を愛するが故に対木もこは彼を破滅に導かんと欲し――。

 それが最後に行われるべきと考えたが故に、彼女は自分の存在を隠匿しようと考え――。

 故にもこは、バースの暴走という体を以て時限装置を作動させた。


 バースの暴走という体を以たが故に、京太郎はバースの破壊を決意した。

 バースの暴走という体を以たが故に、破損したその箇所から、吹き入れられた暴風。

 そして、機械が暴走したのならば、その制御装置を破壊しようと京太郎は考えた。


京太郎(――ッ)


 ――EMP(ElectroMagnetic Pulse)という言葉がある。

 短時間に急激な振幅変化をする――パルス状――この電磁波は、
 アンテナやケーブルに触れることで電流へと変換され、
 そして、回路の持つ限度以上の大電流となり流れることで、半導体や電子回路に損傷を与える。

 電子機器の無力化を目的とした軍事兵器として研究が進められるこれは、
 現在ある三つの現象により、強烈な効果をもたらすとされている。


 一つは、超新星爆発や恒星活動に伴うガンマ線異常。
 このガンマ線が高高度の大気に接触することで、電磁パルスは発生する。

 二つ目は、高高度の核爆発。
 最初のそれと同じく、放射線が高高度大気とぶつかることで、電磁パルスが発生。

 そして――三つ目は。
 最も身近で、最も恐ろしい驚異。


京太郎(待ってろ、今――助ける!)


 そう。

 雷である。


 かつての授業中。
 やたらと爆弾作りが大好きな、軍事オタクの物理の教師に教えられてはいた。
 ただし、その時は流し聞き。

 ならばなぜ、それを使えたのか。


 ――それは可能だから。

 ――自分を信じて。

 ――貴方の役に立ちたいの。

 ――お願い。

 ――まかせて。


 と、誰かが京太郎に呼びかけたのだ。


 内なる声。
 聞き覚えのある、運命を告げた声。
 懐かしさすら覚える、唸りを上げる雷鳴にして、吹き荒ぶ嵐の咆哮にして、天候を纏う竜の鳴き声。

 それは今、己の半身にして、己自身であった。


 京太郎の運命のメモリ。

 一番強くはないけれど、一番最初に惹かれたメモリ。

 その名を――


京太郎(頼む、ウェザー――――ッ!)


 ――ウェザーメモリと、言った。


 おまかせあれと、メモリが応える。
 聞こえはしないが、メモリがそう答えた気がしたのだ。

 発せられた電磁パルスが、新子憧の四肢をもぎ取らんと稼働する装置の、電子回路を破壊。
 見事沈黙させた。


 須賀京太郎から大星淡を引き剥がそうと、対木もこは考えた。

 それが故に彼女は、京太郎に眠るメダルを強制的に呼び起こし、侵食を顕在させる。
 あとは上手く、自分が彼に頼られる位置に入ればいいと思った。
 それでこそ、彼の破滅を最高に彩れると。

 しかし――。

 紫のメダルが京太郎の内なる侵食を速めれば、京太郎は危機感を抱く。

 愛する男の急変に気付かぬ大星淡ではなく、
 大星淡は己がライダーとして戦う原因となった未来の自分から、
 紫色のコアメダルがもたらす悲劇について、聞き及んでいた。

 更に――。

 京太郎を窮地に追い詰めんともこは、コアメダルを奪うことを画策した。
 そして、彼に紫の力を使うことを余儀なくさせて、
 更には、完全体と化した彼の家族と彼に、殺し合いを演じさせようとした。

 だけれども、多彩な力を持つメダルを奪われて失うことで、
 京太郎は、多彩さを持つウェザーメモリの使用を決意した。

 勿論、決め手にかけると彼は考えてはいるが――。

 それは、共に戦う少女――新子憧のおかげで、飲み込まれた。


 つまりは全て、必然だった。


 自分の存在を隠したいから、グリードの力により破損した、バースの暴走という形を装う。
 ――その鎧が破損して、対パルス装備に傷が入っていたが故に、EMPは効果を現した。

 京太郎の心を追い詰めたいが故に、彼からメダルを奪い尽くした。
 ――だから、彼はウェザーメモリを使わざるを得なかった。

 新子憧を目の前で無惨に殺して、京太郎の心を墜落させようとした。
 ――新子憧がいたからこそ、京太郎はウェザーメモリの使用を決断した。


 だからこれは、必然だった。


 しかし、EMPにも弱点――というよりも、通用しない場合が存在する。

 それは、あまりにも単純な装置。
 EMP対策を除くなら、過剰電流等により焼き付く複雑さがない装置。
 それに対しては、通用しない。


 ――ただ、起爆出来れば良かった。


 複雑な感知センサーや、奇怪なトラップや、精密なタイマーは必要ない。

 単純に、起爆すればよかった。
 雷管が、爆発を誘導すればよかった。
 爆風を、新子憧にぶつけられればよかった。


京太郎(――ッ)


 内側からバースを砕かんと入り込んだ暴風の膜と、内側へ向かう爆風の刺が激突する。

 結果として、バースの鎧は弾け飛んだ。

 新子憧は、爆発により然したる外傷を負いはしなかったが……。


京太郎「あ、こ……?」

京太郎「なあ、あこ……?」

京太郎「な、あ…………嘘だろ、憧……?」

京太郎「返事、してくれよ……」

京太郎「なあ、目、開けて……いつもみたいに、軽口、叩いてくれよ……」

京太郎「憧……! 憧……!」


 爆発と暴風の衝撃による、共鳴現象で――。


京太郎「なん、で……だよ」


 ――新子憧の心臓は、停止していた。








 ――だからこれは、必然である。


 今この場に、四つの道があった。


 戦いで少なくない消耗をしたウェザーメモリの力を用いて、新子憧を蘇生するのか。

 彼女を抱えて、速やかにその場を離脱し医療機関へと向かうのか。

 彼女を奪われた悲しみに血涙を流し、目の前のグリードを殺害せしめるのか。

 そして――最後は彼も知らない、言うも憚られる方法である。


 この道に至るのも、少年が選択を迫られるのも……。

 全ては、必然である。

……ということでここまで
ウェザーちゃんマジ良妻


夜も遅くなったので、選択肢はなし
次回、選択肢から始めます

一応言っておくと、どれを選んでも憧は死にませんので
まあ、ウェザー手放したりそんなん

おやすみー

1530から始めます

お待たせー


ちょっと今日はパソコンまで行き着けなかったので、戦闘は入らない(といいな)ですー



【重要な選択肢が入ります】



1:「まだだ……! ウェザー、頼む……!」
2:「――ッ、病院に……!」
3:何かが切れる音がした。決定的な何かが
4:「あ、憧……! なあ、嘘だろ……! 憧……憧ぉ……!」


>次に安価が入ります


1:「まだだ……! ウェザー、頼む……!」
2:「――ッ、病院に……!」
3:何かが切れる音がした。決定的な何かが
4:「あ、憧……! なあ、嘘だろ……! 憧……憧ぉ……!」


>↓3~5 多数決


>選択肢2により、ウェザーメモリは継続されます

>ルート「破壊者の慟哭」が選択されました



京太郎「――――ッ」


 ただ、叫んだ。

 果たしてそれが声になっていたのかは知らないが、あらんかぎりの力で喉を震わせた。

 天が呼応した。

 立ち込める暗雲と、降り注ぐ大粒の雨。
 同時に顕現した太陽が端から水分を蒸発させ、千度を超える水蒸気が暴風を形成する。
 強烈な寒気に、雨粒が刃の形をなした雹となり、雷を纏って降り注ぐ。
 触れたものを炸裂する悪魔の虹が檻を作り、立ち込める蜃気楼が二人の身体を無数に増やす。

 射程距離内の全てが死に絶えた。
 無機物、有機物の区別なく――有象無象の区分なく、破壊の渦に巻き込まれる。


 熱波に膨張したそばから、冷気で収縮されて破損。
 乾きを上げるそこへ雪崩れ込む水流に砕かれて損壊。

 暴風の渦、蒼雷の嵐、虹色の刃。

 近寄るなと告げていた。近寄ったものから、全てを殺すと――。
 

京太郎(――憧)

京太郎(――憧)

京太郎(――憧)


 その身体を抱えて、京太郎は飛び出した。

 心停止した人間の限界は六分。
 それまでに、蘇生を試みなければ生存率は著しく低下するのだ。
 そのリミットまでに、病院に担ぎ込む。

 絶対にこの少女を殺させはしないと、京太郎は猛り狂った。




>須賀京太郎の汚染度を判定します


>コンマの10の位と1の位の合計分上昇します

>↓5


>汚染値が10上昇しました
>汚染値が一定以上に達した場合、紫のコアメダルがメモリを破壊します

>戦闘技能が、1上昇しました

>ステータスが以下のように更新されました


【ウェザー・ドーパント】 須賀京太郎
汚染値:20
適合値:95
技能:79(60)
HP:57/57
スタミナ:54/54
気力:82/82
ATK:40
DEF:35




       第15話「命と破滅と願いの形」




                           B-Part 終了

←To be continued...



                                            ,.ー-‐.、
                                          ヽ、   ヽ  __
                                          /,..-ニ‐- '"_,..)
                                          ' ´/  , _ 、´
      .:_______.: . . . . . . . . . . . . . : '          ,. ''" ,. -‐/ _  ̄\
    .:/ / r─‐'‐ァ r─‐'ニニニニ7:.,ィ─ァ‐===‐‐二/   , ',. -一' ./..'/     .}
   .:/ /'  = フ'¨,r ュ,rフ/二二フ/  7´' ∠/ ∠¨_ / ,. '′  ,..,.  ,/    ./
   7 / /ク r'/ / 三/ /´//ー‐/ /-'´//─‐,≠/ /    {  \ヽ      i'
  /─'ー‐‐^ー―――^ー―´   '==='  'ー‐´       ー'´        `´\ ヽヽ   !
 /K A M E N  R I D E R _   _ .           ,.'⌒   `,. l   !  ー"ヽ  ヽ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l l  //.          ! ゝ-‐'´ /l  .!  `ー-、   }
                         | |//         __. \  /  }  .}    ヽ/
                               l  、 ヽ   、-、 ,.-, ,' r‐、ヽ `ヽヽ  j  ノ
              ._______| |ヽ ヽ_ヽ.∨ /__.ゝ ー’ノ___゙、`'   / ___
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉 ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ }   ./  ̄ ̄ ̄
                                  / ./.               ヽノ
                                     ̄




       第16話「家族と仲間と???」




                           A-Part 開始


1~20:「……殺す」
21~40:「……俺が、俺のせいで、憧が」
41~70:「……憧」
71~99:「きょーたろー、寝ないともたないよ?」
ゾロ目:???
77:もこ「ひとつだけ、彼女を元通りにする方法がある」


↓5


京太郎「……殺す」


 呟いてみたそれは、いやにしっくり来た。

 その後、最寄りの病院へと向かった京太郎ことウェザードーパントは、
 その騒動が故に混乱を巻き起こし、警察に拘留されていた。
 医師の手へと新子憧を手渡し、事態に驚愕しながらも彼らの手により、新子憧が集中治療室まで運び込まれる場面は確認した。

 その後、駆けつけた警官により拘束。

 ウェザーメモリも何もかもを没収されて、ここにいた。


セーラ「……京太郎」

京太郎「……」

セーラ「すまん。流石に、すぐには出られへん」


 当然だと思った。

 あれだけの騒動を巻き起こしてしまったのだから、警察としても問題なしでは片付けられまい。
 手を回しているから待っていて欲しいと、セーラは言った。


セーラ「新子のことなんやけど……」

京太郎「……ッ、憧……!」

セーラ「医者の話やと、命に別状はない。おそらく、障害も残らん」

セーラ「ただ……意識が戻らへん」


 生きていてくれた――。

 そのことに安堵して、壁に崩れかかる。
 あとは、意識さえ戻れば――と楽観はできない。

 グリードへ、そして何より――不甲斐ない自分自身への殺意が募っていく。


セーラ「無理言って、これは返して貰ったわ」


 格子の隙間から差し出された、赤のコアとオーズドライバー。
 手を伸ばそうとして、やめる。

 今の自分に、それを掴む権利などなかった。
 手に取ったのならば……ともすれば即座に変身し、牢を破壊して、メズールを殺しにかかるだろう。


セーラ「皆、心配しとった……特に大星は酷かった」

セーラ「なんか、伝えることはあるか?」

京太郎「……」


 何も、言えない。

 今の自分は、誰にも顔向けできないのだから。


京太郎「……いいえ。何も」

セーラ「……そか」

セーラ「なら、もう少し待っとれよ。俺が必ず、何とかする」



京太郎(……落ち着け)

京太郎(メズールは、危険だ。コアメダルは破壊しなくてはならない)

京太郎(そのためにも今は、落ち着け)


 衝動に任せて壁に拳を叩き付けようとする自分を抑える。

 喚くだけなら誰でもできるし、不幸に酔うことだって、実に容易い。

 だからこそ、冷静にならなければいけないのだ。


京太郎(あてがない今、ここを無理矢理に突破しても仕方がない)

京太郎(何かあるか、何かの決定打があるまでは……徒に脱獄しても意味がない)

京太郎(イマジンが現れたり、ヤミーやグリードが現れたり)

京太郎(あいつらの居場所が判る証拠が来るまでは、俺は、耐えるしかない)

京太郎(耐えて――考えるしか)


 資格だ、権力だの話はいい。

 今、襲われたとき。今、何かが起きたときに頼れるものは自分しかいない。
 戦うための武器が、必要だった。

 静かに、メダルとドライバーへと手を伸ばす。
 気持ちが沈んでいようといまいと、これを手放してはならない。
 戦うためにも、守るためにも。


京太郎(……考えろ)

京太郎(この先、起こるかもしれないことと……そのとき俺がどうするかを)


判定
1~20:セーラ『京太郎、新子が――!』
21~70:姫子『きょーたろ君、ちょっとよか?』
71~99:淡『……きょーたろー』

偶数ゾロ目:まこ『京太郎、話がある』
奇数ゾロ目:もこ『落ち着いて聞いて欲しい――』

↓5

うん、知ってた

知ってた



 そこまで、考えているそのときだった。

 鉄格子から侵入する、タカカンドロイドとバッタカンドロイド。
 何かが起きたのかと、ベルトを手に立ち上がる。

 次は、確実にこの手で奴を――――!


淡『……きょーたろー』

京太郎「淡か?」

京太郎「グリードか!? ヤミーか!? それとも、イマジンか!?」


 ドライバーを握り締めている自分に気付いた。

 とにかく今は、この力のぶつける先が欲しかった。
 こうして一人でいると、昔を思い出して仕方がないのだ。

 両親を失ってしまった、あの日のことを――。


淡『……』

淡『んーとさ、違うよ』

京太郎「……そう、か」


 だからこそ、淡のそんな言葉を聞いてしまったそのときに、力を失ってその場に腰を下ろした。

 立ち上がろうとした気力が萎える。
 ぬか喜びだったと思い――そして、戦いの知らせに喜んでいる自分がいたことに驚愕した。

 自己嫌悪が生まれた。

 一体、いつから自分はこんなに好戦的な人間になってしまっていたのだろう。


京太郎「……じゃあ、何の用だよ」

淡『きょーたろーが、心配で……』

京太郎「……見ての通り、なんともねーよ。じゃあな」


 言って、カンドロイドに背を向けた。

 今の自分がどんな顔をしているか、鏡がないから判らないが――。
 きっと、ひどい顔をしていることであろう。

 それを淡には見せたくなかった。見られたくはなかった。


淡『嘘』

京太郎「嘘じゃねーよ」

淡『嘘だ』

京太郎「嘘じゃねーって」


 嘘の訳が、あるものか。

 何故、バースがあのような爆発を起こしたのか。誤作動を起こしたのかは知りはしない。
 まず間違いなく、メズールの攻撃により引き起こされたものだろうが――。

 その原因は、他でもない須賀京太郎だ。

 京太郎が、ウェザーメモリではなくプトティラのコンボを使用して戦っていたのならば。
 憧は、決定力の役割で戦わなくてもよかった。
 本来のように、後方支援をしていればよかったのだ。

 なまじ前に出てしまったからこそ、あのように、命の危機に瀕した。


 ……憧の犠牲と引き換えに、自分は無事を拾った。

 だから、嘘の筈がなかった。


淡『絶対、嘘』

淡『今、きょーたろーは――自分だけが生き残っちまった、とか』

淡『憧をああしたのは自分だとか』

淡『いや……それだけじゃない』


淡『誰かを犠牲してでも自分だけはいつも生き残っちゃう疫病神だ――――』


淡『そんなことまで、考えてるよね。きっとさ』


京太郎「……んなことねーよ」

淡『嘘。絶対思ってる』

京太郎「……嘘じゃねーっつってんだろ」

淡『じゃあ、なんでこっち向かないの?』

淡『顔、見せてよ』


 それは、できるわけがなかった。

 いつからだろうか。嘘が、下手くそになったのは。
 前は違った筈だ。
 両親が死んで、咲が消えて、優希がいなくなって――。

 何もかもを失うのが怖くなってしまって、誰かと関わりたくなくなってしまったとき。

 自分は、嘘や誤魔化しが上手くなった。
 笑いながらそつなく、付かず離れずの関係を維持する。
 誰かの事情に踏み込みもせず、誰かをこちらに立ち入らせもしない。

 そんな人間関係を作り上げていた。
 作り上げるだけの、技量はあった筈なのだ。

 なのに――。


京太郎「……」

京太郎「……とにかく、話がないならこれでやめにしてくれよ」

京太郎「考えなきゃいけないことが、あるから」

淡『……そっか』


 なんでこうなってしまったのだろう――。


淡『どうしても、見せるつもりはないんだ』


 きっと――。

 きっと、こいつらが――。


淡『わかった。なら私にも、考えがある』


 こいつらと一緒にいるのが、あまりにも楽しすぎて――。


淡『――変身』

京太郎「……は?」

京太郎「お前、なんで変身して……!」


 居心地が良すぎて、そういうことを忘れてしまったのだ。


淡『単純だよ?』

淡『これで暴れたら、通報されてきょーたろーと同じところに連れてかれるでしょ?』

淡『顔見せてくれないなら、見に行くしかないよねー』


京太郎「ば、お前……っ」

京太郎「んな、馬鹿なことして……どうなるのか分かってんのか!?」

京太郎「それ、下手したら――」

淡『――別にいいよ』

淡『懲役くらい、前科くらいくれてやる』


 静かな声色に、気圧された。

 星の光を反射して静謐に光を纏う、刃物がごとき静けさを含んでいたのだ。

 有り体に言うのであれば――。
 やるといったらやる、そんな凄みがあったのだ。そこには。


淡『永遠の、その先まで一緒って言ったでしょ?』

淡『きょーたろーが辛いなら、傷付いてるなら私は傍にいる』

淡『絶対、絶っっっ対に手を放さない』

淡『私は――本気だよ?』


 つまり、大星淡は今――。

 自分の将来を引き替えに、須賀京太郎を脅迫していた。
 顔を見せろと――いや、それ以上に――。


京太郎「……負けだ」

京太郎「悪かった。俺の負けだ」

京太郎「お前の言う通りだよ。俺は、俺が疫病神だと思ってた」

京太郎「俺に関わるから、俺が近寄るから……だから憧はああなったと思ってた」

京太郎「正解だよ。……これでいいか?」

淡『……いいよ。私の勝ちだね』

淡『まさか、ほんとーにそんなことするわけないじゃん』

淡『流石にそんなことやったらきょーたろーに嫌われるし、テルやセーラたちに顔向けできないしさ』


 冷えきった声はどこへやら。
 大星淡は、いつも通りの子供らしい弾むように惚けた無邪気な声に戻っていた。


淡『……でも、きょーたろーが辛いときに傍にいたいのは本当』


京太郎「……」


 そう言ってくれるからこそ、辛いのだ。

 前に進みたいと、進めると思っていた。
 自分は、先を目指したい――目指しても良いのだと思いたかった。
 いつしか、思わなくても自然と……前に進もうと歩き出すようになっていた。

 そこで、これだ。


 運命が、自分を許さないのだと思った。
 やはり自分は、あの日から一歩も進めていないで……。
 ゆっくりと時間をかけて追い詰められているのだと思った。

 きっと、水面に上がるその瞬間を狙われるように――。

 マイナスからゼロに向かい出して、上っていったところで、また落とされるのだ。


淡『でも、私はきょーたろーのところにはいかない』

淡『ぎゅってしてあげたいし、キスもしてあげたいし、隣に居てあげたいのは本当だけど……』

淡『私は、いかない』

淡『きょーたろーに、理由が判る?』


 ……さっぱりだった。

 いや、淡なら――淡ならば。
 こちらが、疫病神ということを気にしていて、誰かとの関わりを避けたく思っているということを察して、
 それが故に、距離を置いてくれるというのもあるかもしれないが……。


淡『きょーたろーがいない間、みんなを守るためだよ』

淡『きょーたろーは、自分に関わった人がいなくなるのが怖いんでしょ?』

淡『だからまた、一人になろうとした』

淡『私がそれを許さない。私がそれを否定してあげる』

淡『もしもふざけた運命なんてものがあったとして……それがきょーたろーから幸せを奪うのなら』

淡『そいつがきょーたろーを泣かせようとしているんなら……』


淡『私が絶対に、絶っっっ対に! 何度でも、そんなことは無いって言ってやる!』

淡『私が、きょーたろーじゃ拾えないものを拾ってやる!』

淡『私が、きょーたろーを一人にはしない! 絶対にしない!』


淡『――そんな運命は、私が壊してやる!』


京太郎「……」

淡『きょーたろーは、ここまで女の子に言わせて情けないと思わない?』


 思う。

 思うに、決まっていた。

 自分は“男根主義者(マッチョ)”でも、“英雄志願者(ヒーロー)”でもない。
 それでも意地はあったし……。

 何よりも、恐れることはあったとしても――怯えることはあったとしても。

 戦わなかったり、逃げ出したりしたことは、ないのだ。


淡『皆、自分達なりに……自分達のできることをしてる』

淡『自分一人で背負いこんでも、ただ重くて……スッとろくなるだけだよ?』

淡『だからきょーたろーも……落ち着いて、ちゃんと自分にできることを考えて』

京太郎「……そうだな」

淡『あと……信じて』

京太郎「何をだ?」

淡『あの娘の強さを――人間の強さを』

淡『きっと、目を覚ます。絶対に、やられっぱなしで終わる筈はない』

淡『それを、信じたげて?』


 いつだって怖いし、いつだって恐ろしい。

 きっとそれは、誰だって一緒の筈だ。

 さっきは口には出さなかったが、江口セーラも――。
 神代小蒔も、白水哩も鶴田姫子も、染谷まこも、片岡優希も、彼女の部活の仲間も――。
 誰もが、失ってしまうことを恐れてる。

 だけども皆、歯を食い縛って前に進もうとしている。やれることをしようとしている。

 なら、自分一人が不幸面を晒して、ここで逸っていても仕方がないだろう。


京太郎「……淡」

淡『なーにー?』

京太郎「ありがとう。愛してる」

淡『ふえっ!?』

淡『……わ、私もきょーたろーのことが、大好きだよ?』

京太郎「愛してるは?」

淡『……いじわる』


淡『私は! 大星淡は! 須賀京太郎のことが大好きで、愛してます!』

淡『――以上! きょーたろー、大好き!』


【悲報】主人公投獄

京太郎の持つ主人公補正:異能生存体

2番を選んだ結果は、また追々。大方、メタ読みであってるんだけどね
鎧武のように、テンポよくサクサク進めたいんだけどねぇ……

淡の台詞、書き終わったあとどこかで見たなと思ったら、別時空のオカルトをころころしたりころころされる残イケの台詞やった


それじゃあ、今週は以上でー

1300あたりから始めますー

おまたせー

金がなくてあまり進められんけどはじめるでー


京太郎「……こうして、一人になると意外にできることがねーな」

京太郎「なんつーか、久しぶりだな」


 呟いてみても、返答はない。

 ほかに交流されているものもいやしないのだ。
 それだけ、この街が平和ということであろうか。実によいことだと思う。

 目を閉じてみる――。

 この街に来てからのたった数ヶ月の間に、本当に色々なことがあった。
 来る前にしても、そうだ。
 中学のころには、自分が今こうしているなどともまるで想像をしていなかったであろう。投獄も含めて。

 どこで違ってしまったのだろうか、自分の人生は。周囲の運命は。

 問いかけても答えなぞ出るはずもない。
 それも道理であろう。誰にだって、未来を知ることはできないのだから。

 ただ、今ではこの生活も悪くないと――思えてはいた。思えるようにはなっていた。

 そんな油断もあったのかもしれない。
 新子憧が、自分の仲間が傷ついてしまったということには。


京太郎「……淡にも言われたし、沈み込みはしねーけどよ」

京太郎「それでも、メズール……お前だけは許さない」

京太郎「お前は――この手で」


 コアメダルを――砕く。

 改めて、決意を胸にする。
 それは自分がやらねばならないこと。自分の持つ、紫色のメダルだけがそれを可能とするのだ。

 あと何度その力が使えるかはわからないが、使うべき場面では躊躇ってはならない。
 そう、胸に刻み付ける。

 戦うことが罪だとしても――自分は戦わねばならないのだ。


京太郎「……ん?」


 やけに闖入者が多い日だな、と思った。

 先ほどは飛蝗であったが、今度は蝙蝠だ。
 バットマンには気が早いし、それならさしずめ今の自分はなんだろうか。
 元々ヒーローものなんていうのに興味はなかったので、あまり詳しくはない。


京太郎「……もしもし?」

哩『京太郎か?』

京太郎「ああ、はい。俺ですよ」

姫子『きょーたろ君と?』

京太郎「はい、だから俺です。俺ですって」


 これではまるで、俺俺詐欺で拘留された犯罪者ではないか。

 なんて笑いそうになりつつも、続きを促す。


哩『京太郎。姫子んことば、説得しちくれんか?』

哩『こいつは、きょーたろ君ば助けに行きとーって、止められん』

哩『こんままだと、警察署に殴りこみぞ』

姫子『そいをゆーたら、部長もやけん!』

姫子『きょうたろ君を助けに行こーゆーたら、部長のほうこそ乗り気やっと!』

姫子『そいぎ、武器ば揃えなかとゆーとったやないですか!』

哩『言(ゆ)ーとらん』

姫子『ゆーとっと!』

哩『ゆーとらん!』

姫子『ゆっとっと!』

姫子『きょーたろ君の前だからって、格好ばつけすぎよ!』

姫子『ぶちょーの、そーゆーところば好かんと!』

哩『そいをゆーたら、自分こそ京太郎の前ではおねーさんぶっとるけん!』

哩『普段はだらしないっちゃけん、もっとそのまま入ればよかと!』

姫子『ぶちょーみたいな、ぽんこつん人に言われとーなかよ!』


 わかんねーよう。日本語喋れよう。


哩『京太郎も、そげん思うとね?』

姫子『きょーたろ君は、うちの味方よね?』

京太郎「……何しにきたんですか、あなたたちは」


姫子『とにかく、答え!』

哩『京太郎はどげん風に考えとっとよ!』

京太郎「いや、ちょっと日本語以外では……」


 というかそもそも、何の用事なのか。

 まさか、二人の痴話喧嘩を電話越しに聞かせようとしたとかではないだろう。
 そうだったら、今すぐこのバットショットを砕くが。


姫子『きょーたろ君の答えば聞きとーとよ!』

哩『やけん、早よ。早よ』

京太郎「……あー」

京太郎「二人とも俺の命の恩人で、俺の大切な――頼りになる仲間です」

京太郎「こんなのじゃ駄目ですか?」

哩『……』

姫子『……』

哩『そげん態度が一番よくかなとよ!』

姫子『そうと! そうとね!』

京太郎「……真面目に日本語で喋ってくれよ」


 頼むからさ。本当に。

 なんて言っても、収まらないだろう。多分。きっと。おそらく。

 というかこの二人は、地獄の底まで相乗りするぐらいに絆で結ばれてるんじゃなかったのだろうか。
 なんで喧嘩してるんだよ。
 絆ってこんなにもろかったんですね。失望しました。


京太郎「姫子さんは、哩さんに従っている風でいて、自分でもよく考えてるおねーさんです」

京太郎「哩さんは、しっかりしてそうでどこか親しみやすくて、でも決めるところは決めてくれるおねーさんです」

京太郎「格好よくて、頼りになる人たちです」

京太郎「最高です」


 ざ☆ぼうよみ。


姫子『ま、そんな話ば置いちって』

哩『京太郎、本題に入るけん』

京太郎「……なんでこっちが変な風な発言したみてーな流れになってるんだよ」


 なんなんだよ、この緊張感のかけらもないやり取りは……。


姫子『きょーたろ君が、沈んどらんか心配しとったとよ?』

哩『そん顔見るに……ちいとでも、気が晴れたんならよか』

京太郎「……」


 なるほど。つまりはまんまと、この人たちの手のひらの上で弄ばれた……と。

 先ほどの淡といい、この人たちといい、どこまで強かで強いのだろうか。

 女というものの恐ろしさを感じるし、先輩というものの怖さを感じる。
 きっとこのまま、なんのかんのと上手を行かれそうである。
 そこらへんは、流石に人生経験の差があるといわざるを得ない。


哩『新子んことは聞いた』

京太郎「――っ」

姫子『そいで、そっからの話。うちん麻雀部ん話よ』

姫子『きょーたろ君、うちんとこの花田たちば助けるのにメダルばくれたとね?』

京太郎「ああ、はい」

京太郎「正確に言うなら……俺のメダルじゃないですけどね」


 あれは――――あれは。

 新子憧が、自分に貸してくれたメダルだ。自分のために渡してくれたメダルだ。


姫子『そいはどーでもよかよ』

姫子『あんメダルんことやけど、あいばきょーたろ君の所に戻せそーよ』

京太郎「本当ですか!?」

姫子『まこさんの話じゃ、花田達ん状態は良かして返しきるってゆーとったけん』


哩『まだ、目ば覚めんけど……だいぶよくなっとるけん』

哩『京太郎に、メダルば返してもよかって』

京太郎「それは……本当に、よかった」


 理不尽に虐げられた人々が、助かる。

 間接的にとは言え自分の力で……憧が貸してくれたあの力で、人を助けられた。
 泣いている誰かの涙を拭うことができた。
 伸ばした手は、しっかりと相手の手を掴むことができた。

 そのことが……たまらなく嬉しい。


京太郎「じゃあ、二人はもう――こっちの戦いには」

哩『待て』

京太郎「へ?」

哩『そんことなんやけど、二人でだいぶん考えとった』

哩『京太郎なら、きっとうちらんことば心配して、そいで、日常に戻れって言ーち決まっとると』

京太郎「そりゃあ……」


 戦わずに済むのならば、きっとそれが一番いい。

 自分の命をさらして、わざわざ矢面に立たなくても良いのだ。
 彼女達は年頃の女性であるし、何よりも、せっかく仲間が戻ってきたのだ。これたのだ。
 ならば、戦いをやめるのは至極当然のことだろう。

 寂しいというのもあるし、現実問題穴が出てしまうというのは困りものだ。

 だけれどもそれよりも、彼女達の人生を全うしてほしい。
 つけられたマイナスをゼロに戻せたのなら、あとはプラスの日々を進むだけだ。

 ドライバーについては、まあ、身の安全のために持っていたいと思っていてもいいだろうが……。


哩『そんで、決めた』

哩『やめん。うちらはこげん半端なところでは、降りん』

京太郎「――ッ、何……で! だよ!」

京太郎「仲間、戻ってきたんだろ!? 日常に帰れるんだろ!? 仇は取れたんだろ!?」

京太郎「だッ、たら……どうして戻らねーんだよ!」


哩『降りても、今度は人手が足りんくなるやろ』

京太郎「確かに、そうっすよ! そうだけどよ!」

京太郎「でも……相手はグリードだ! 結局何人いても、最終的には俺のメダルの力が決めるんだ!」


 砕くのは自分しかできない。

 自分ひとりで背負い込むつもりもない。勝手な口約束で淡やセーラ、小蒔の負担も増やせない。
 だとしても、事実としてそれがある。
 自分ひとりの力は至極ちっぽけで、一人だと殺されかけて、誰かを守ることもかなわなくて……。

 でも、決着をつけられるのは紫のメダルだけ。

 その意味だと――ほかに誰がいても、変わらないのだ。代わりがないのだ。


京太郎「だったら、せめて……せめてあなた達二人は!」

京太郎「ここまで背負わされて、攻め立てられて、苦しさを押し付けられたあなた達は……!」

京太郎「やっと、幸せになれるんだ! だったら、そこに戻ってもいいでしょう!」

哩『……』

京太郎「遠慮とか、変な義務感とかは要らない! そんなものは犬にでも食わせておけばいい!」

京太郎「あなた達は……これまで背負わされすぎたんだ。だからここで休んでも、幸せになっても誰も文句なんて言わない!」

京太郎「だから、無理して戦わないでくれよ……!」


 自分には戦う理由があった。力もあった。

 だったら、日常へと戻る資格を手に入れた二人の分までついでに背負ってもいい。
 その程度が――今の自分に、憧一人守れなかった自分に果たしてできるかはわからない。
 だけれども、幸せになって欲しかった。

 過去に何かあった人間が幸せになれないなら、この世は不幸だらけだ。

 そんなのは、あんまりだった。
 だからせめてチケットを手にした二人には、ここでそちらの道に乗りついで欲しい。
 残ったものは、残らなきゃならない奴の仕事だ。

 また現実として、グリードの存在に終止符を打てるのは京太郎だけだ。
 だったら、この二人が抜けても――確かに自由戦力の低下は痛いが――最終的には変わらない。

 変わらないのだ。


哩『……いや』

姫子『こんままじゃ、幸せにはなれんよ。うちも……部長も』

京太郎「どうして……!」




哩『仲間をまだ一人、助けられとらんけん』

京太郎「――ッ」

京太郎「まだ、居たんですか!? なんでそれを先に言ってくれなかったんです!?」

京太郎「その人は、どうなってるんですか!? 相手は、ミュージアムですか!?」

姫子『……』

哩『……』


 それは迂闊であった。その可能性は、考慮していなかった。
 なるほど確かに、戻れないはずだ。
 日常に戻るためのキップに不備があるのならそれも仕方ない。

 しかし、いったい誰が。

 そしてなぜ、今の今まで知らせてはくれなかったのか。

 やはり、そこまで自分たちには気を許してはくれなかったのか。

 瞬間的に、頭の中をいくつもの言葉が駆け巡る。
 ここに来て、新たな問題が発生したのだ。
 果たしてそれを解決できるのかという焦燥感が、首筋を駆け上がる。


姫子『やっぱ、一番はきょーたろ君やね』

哩『こいつが一番、ぽんこつぞ』

京太郎「何がですか!?」

京太郎「そんなことより、その仲間の話を――」


姫子『きょーたろ君』


京太郎「なんですか!?」

京太郎「もしかして、その仲間ってのは……俺も知っている人ですか!?」

京太郎「とりあえず、なにか情報を――」


哩『京太郎』


京太郎「だから、なんなんですか!?」

京太郎「早く本題に入ってくださいよ! それによって、こっちの対応も決めなきゃいけない!」

京太郎「確かに、お二人の言うようにそうなったら人手が足りなくなりますよ!」

京太郎「グリードだけじゃなくて、そっちの対処もしなきゃいけなくなるから!」

京太郎「だから、早く……!」

姫子『……やけん、きょーたろ君やってゆーとっと』

哩『確かに、良く知っとる奴よ。京太郎が』

京太郎「オレェ?」


京太郎「いや、オレェ……?」


 なんというか、流石に予想外だった。
 予想外すぎると言っていい。
 確かにこっちは、向こうを仲間だとは思っていた。最低でも協力者だとは。

 だが――あの、向こうが。

 最初にいきなり首の骨を折りに来た、あの二人が?


姫子『きょーたろ君はお節介でよわっちかった』

哩『よせばよかに、背負わんでもよかことまで背負う』

京太郎「……いや、俺は」

姫子『なんのかんの自分のためってゆーても、結局は他人んために行動する』

哩『わざわざ、こっちんこと助けるためにメダルば差し出す』

京太郎「それは別に……ただ、自分のためで」


 ここで見捨ててしまったなら、きっと後に胸を張れないから。

 そうなってしまったら、ゼロに戻ることもできなくなるから。
 戻った後に、決してプラスに進むことができないから。

 だから――だから、自分のために助けた。自分のために誰かを守った。

 これは義務感でもなければ、強制でもない。
 恩義なんてのとは無縁だし、矜持とは程遠い。
 命令もされてなければ、懇願もされてはいない。

 あくまでもすべてが自分自身のために、自分がやろうとしてやっていることだ。

 だから――こんな自分に対して変な恩など感じなくてもいい。

 こちらのことを考えるのであれば――ああ、それこそ考えてくれるのであれば。
 日常に生きて、笑顔になって、青春を謳歌して――。
 それで、自分達は幸せになれたと。幸せであると言ってくれればそれでいいのだ。

 なのに――。


哩『やけん、うちらも自分のためぞ』

哩『変な義務感なんてなか。ただ、やりとーてやっとる。やるつもりやけん』

姫子『ここまでしてくれとった、きょーたろ君はもううちらん仲間よ』

姫子『それどころか、正直家族よ。きょーたろ君とは、それぐらい秘密も分けあっとると思っとーと』

京太郎「俺は……」

哩『うちらにも、ライダーの力を手放す機会ばくれたのは本当に嬉しい』

姫子『やけん、うちらは今度は自分の意思で……自分が守りたい人んためにライダーになると』



                   ,. : :´           `: : 、         /:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
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              / /         |  |            ,x==ニ二 ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.Y  乂______________ノ
                厶ニ| i     l   |  |        /    /:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:/メ、//:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.i.:.:.:}
            「 ̄ | l     ト,| |  |        ∥    /:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.://:./\:./:.:.:.:.:.:.:.:/.:j:.:.:!.:.:.i
              i   | |   _,以 || 「二ニ=‐-  {{    //:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.//:./ __ ̄  //l:.:.:.:.:.:.:./.:/l:.:.:!:.:.:l
               |   l,斗<  .| i |`|├-       \  / j/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:癶{:.:{/-=斧ミx メ /:.:.:.:.://:/ j:.:.j.:.:.:l    γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                |  ∧ | j云ニL」ノ .|├=Y⌒ヽ    ./:./.:.:.:.:.:.:./   Ⅵ ∥(::::(,八∠ -‐''" //~`ト、j==    | ――きょーたろ君に、相乗りしたかよ? |
            从  .从 jI八::rⅱ || ヾ    }    ∥{:.{:.:.:.:.:.:./ヽ_   -气,,,少       _メ   j:./:.:.:.:ト、   乂_________________ノ
             ヾ:、  ハ   ,)ヅ ||   ;   /    { い:.:{:.:/:.:.:.:.:八               斧f,汽Xノ/:.:.:.:.:l:.ヘ
                    `ト己   .:::::: ノイ    ,.イ    `ヽ  乂从ト:.:.:.:.:.:.:.::}            〈(;;ン゙ ///.:.:.:.:.:.:lヽ:゙、
                   | .ノ           :' 从       \  jI斗┐:∧:./      r-   ` `Y/ノ/ l.:.:.:.:.:.:l }:.}
                   | ,心、             `ヽ   ___(   |:/ ̄>x \   乂 _)>    /:.:.:.:/  i.:.:.:.:.:.:l ノ:ノ
                  ||| 心r_;          ,.厶=孑ヘ\ ├ヘ,,_/-―-、  ` \ __  /:./:./   i:.:.:.:.:.:l/
                || |!.心、  ,.。o心,  ´    _,,.⊥、L| /       ヽ   メ、ノ:.:_:./ノ    }:.:.j:.:.l
                   ! |[レ' `i´  rく    /      `ヽ/         Y O {/メ ̄     、_ /:.ノ }.:j
                ! ;||     r 1 :|   /        ∨        l\ノ\}         ̄  ノノ
                   ! 小|    ,ハ|| /          ∨          ヾ::L             /
                    ! |     _|///|/             ∨           〈::::::}
                     !|     /  / /              ____V       / /  ヾ┤
                      弋   厶イ/             //////∀=ミx/ //    ヾx、
                    / //            /////////V/// /         V゙、
                       / ./         \////////// ∨/ /          V゙、
                   / ./         ヽ   \'//////    '(               }::ハ



京太郎「――」

哩『ま、京太郎が何ち言ーてん、うちらは戦うけん』

姫子『自分のために戦いばすんなら、きょーたろ君と同じやけん、文句はなかよね?』

京太郎「……」

京太郎「……もう、勝手にしてくれよ」

哩『……京太郎』

姫子『……きょーたろ君』

京太郎「……」


 なんで、誰も彼もが戦うのだ。

 自分からイマジンたちに協力を申し出たという神代小蒔も。
 特筆する事情がなくても、戦いに望む江口セーラも。
 未来からの自分に背負わされたのに、今は恋人である京太郎のそばにいると戦う大星淡も。
 法外な借金を、素直に戦いで返そうとする新子憧も。

 この二人も――。


京太郎「あんたら全員、馬鹿だよ。大馬鹿だ」

京太郎「後悔するときには、絶対に遅い。やめとけばよかったって、思うかも知れない」

京太郎「これから、戦いはますます激しくなる……これまで以上に……」

京太郎「なのに……本当に馬鹿だ。大馬鹿だ」

哩『……』

姫子『……』

京太郎「でも……」

京太郎「……」

京太郎「……ありがとうございます」

京太郎「そう言ってくれて、そんなに思ってくれて……俺は嬉しい」


 そう、自分のことを仲間だと――家族だと――。

 言ってくれたことは、素直に嬉しかった。心底、嬉しかったのだ。




姫子『賭けは私ん勝ちですよ、ぶちょー!』

哩『ありがとうは予測しとっても……嬉しいとまで言うとは、思っとらんかったよ』

姫子『きょーたろ君は、以外に素直だからこういう言葉には弱かよー』

京太郎「感動を返せ! やっぱりあんたら、戦うのやめろ!」


>白水哩と鶴田姫子は【精神コマンド:リザベーション】を入手しました


 【リザベーション】

 気力を20消費する。
 前の行動でのコンマ値が50以下の場合、リザベーション使用時のコンマをその値の2倍として適用する。
 このコマンドは、ほかの精神コマンドと併用ができない。


【W】 白水哩&鶴田姫子
技能:40
HP:50/50
スタミナ:50/50
気力:70/70
ATK:35
DEF:35

☆フォームチェンジ:以下のメモリの組み合わせで戦闘可能
 《ボディサイド》
 ●ジョーカー:『~至近距離』。戦闘判定+5  ●メタル:『~近距離』。DEF+10  ●トリガー:『~遠距離』。奇襲判定+10。ATK+5
 《ソウルサイド》
 ○サイクロン:戦闘・追撃・撤退判定+5  ○ヒート:ATK+10、戦闘判定+5  ○ルナ:戦闘適正を全距離に変更。戦闘判定+5。飛行によるマイナス補正を受けない
・正しい組み合わせ:サイクロンジョーカー、ヒートメタル、ルナトリガーの場合、戦闘判定+5
★マキシマムドライブ:使用宣言時の戦闘判定-10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能
◇マシン・ハードボイルダー
 ・スタートダッシュモード:1ターンの間、高速を得る。追撃・撤退判定+20。戦闘判定+15
                4レンジまで、攻撃しながら距離を詰める/距離を取る事が可能
 ・ハードタービュラー:『~遠距離』。飛行を得る。飛行に対して、+5の戦闘判定を得る。
                2レンジまで、攻撃しながら距離を詰める/距離を取る事が可能
 ・ハードスプラッシャー:『~遠距離』。水上での戦闘判定+10。2レンジまで、攻撃しながら距離を詰める/距離を取る事が可能
◆リザベーション:精神コマンド。気力を20消費する。前の行動でのコンマ値が50以下の場合、リザベーション使用時のコンマをその値の2倍として適用する。
            このコマンドは、ほかの精神コマンドと併用ができない。

※本来のWならばリボルギャリーにて戦闘中の換装が可能となっているが
※このWはリボルギャリーを自在に使えない為、準備が可能な状況ならば、事前にどれか一つをセットしていく事が可能
※テキストの効果はそのように変更される

☆ファングジョーカー
 ・ATK:45 DEF:45
 ・牙の記憶:『~至近距離』。戦闘判定+15。高速との戦闘にて、戦闘判定更に+5
 ・牙の記憶:鶴田姫子が変身者となり、この状態では他のフォームにハーフチェンジする事が不可能
 ★牙の記憶(アームファング):『~近距離』。近距離まででの戦闘判定・与ダメージ+5
 ★牙の記憶(ショルダーファング):『~中距離』。中距離まででの与ダメージ+5
 ★牙の記憶(ファングストライザー):使用宣言時の戦闘判定-10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能
 ・牙の記憶:この戦闘形態時、防御方針と温存方針を取る事が不可能
        制御の際、その値が115を超える事で上記テキストは無効となる
        一度制御したのちも、変身の度にこの制御判定を行う事が可能(ただしその場合暴走はしない)

※初変身時には、暴走判定を行う
※戦闘技能+コンマ=100になれば制御完了。制御不可能な場合、暴走に至る
※制御不可能となった場合、次回以降にそのコンマ値の10分の1を判定値に上乗せする
※鶴田姫子がその場におり、仮面ライダーWが戦闘不能となった場合、こちらの変身判定に移行する
※ただし、上記の効果は初回に限る
※通常のWからのフォームチェンジでは、宣言のターンはWを生身に変え、次ターンからこのフォームを適用する
※なお、鶴田姫子が戦闘現場に居ない場合、こちらへのフォームチェンジは不可能

というわけで、哩姫コンビとのコミュMAXによるスキルを

最近の様子を見るに、京太郎が強すぎて仲間にできることがないので打開策として
今後のラス敵は強くなっていきますんで


淡? もうもっとるやろ

そいぎ、一旦中断でー

こん後ん話や電話ん理由とか、後で続けます
舞姫コンビはどっちでも書いてて一番楽しいかもしれない

お待たせー

始めますー


京太郎「……で、メダルが俺に返ってくるってことですね」

哩『ん』

京太郎「マジにありがたいです……本当に、よかった」


 これで、手元のコンボの数が増える。
 グリードたちに対抗する手段も、格段に増したのだ。
 今まででは、使用を極力控えねばならない紫のコンボか、或いは奪われてはならない赤のコンボだけだった。
 勿論、破れないに越したことはないし、奪われてよいという訳ではないが――。

 橙のコンボがあるのとないのでは、大きく差が出る。


哩『そいと、もうひとつ』

京太郎「なんですか?」

姫子『昔――確かきょーたろ君は、グリードん奴らを家族だから連れ戻したいゆーとったけど』

姫子『そいは、今も変わらんと?』

京太郎「……勿論です」

京太郎「あいつらがまだ、連れ戻せる場所にいるなら……俺は……!」


 これ以上、家族や大切な人を喪いたくはなかった。

 全世界を敵に回しても――などと、独善的なことは言えない。
 京太郎はそこまでのエゴイストではなく、また、それをする覚悟はなかった。
 自分を信じてくれた全ての存在を裏切ってまでも、我を押し通すほど強くはないのだ。

 だから、誓っていた。

 そうなって、カザリたちが引き返せなくなったのならば――その最期は、自分が決めると。


姫子『ん、ならよかよ』

哩『お前ん助けばするって、決めとったけん……そいに付き合うよ』

姫子『ただし、ちゃーんと助けること! こいが、きょーたろ君に協力する条件やけん!』

京太郎「――言われなくても、そのつもりっすよ!」




京太郎「……あ」


 そういえば、確か――先代のW、南浦数絵だっただろうか。

 彼女は確か、《地球の本棚》と呼ばれる全知のデータベースにアクセスできると聞いた。
 ひょっとして彼女ならば、カザリやアンクが満たされない状態であることからの解決法を、知れるのではないだろうか。
 今は、どんな手段でも欲しい。

 いや、これこそがもっとも確実な手段に思えた。

 懸念材料は、彼女の祖父を獄中へと送った自分と、果たして顔を合わせてくれるかということだが――。


哩『ん、多分よか』

姫子『悪かなんとゆーとったら、私がブッ飛ばしたるけん……だいじょーぶ、だいじょーぶ』

京太郎「それなんも解決になってないですよね」

姫子『もー、きょーたろ君は頭が固かね。固とーんは、あっちだけで――』

京太郎「言わせねーよ!」

哩『こほん……ひ、姫子』


 やっぱりこの人を仲間にしたのは失敗だったかもしれない。

 わりとマジに。


京太郎「それじゃあ、俺がこっから出たらそちらに向かわせて下さい」

哩『ん、判った』

姫子『そいまでは、臭か飯ば食っとってねー』


 笑えない。

 というか刑務所と違って拘置所は飯が出ない。全額普通に自腹だった。


京太郎「……二人とも、ありがとうございました」

京太郎「二人のおかげで、俺……」

哩『ん』

姫子『そい以上にきょーたろ君にはお世話になっとるけん、気にせんでよかよー』

京太郎「それじゃあ、また……」

姫子『うちらでえっちな夢みたら、駄目やけんねー』

哩『ひ、姫子!?』

京太郎「……ありがとうを撤回してーよ、これ」


 この人、こんなキャラだっけ。
 ひょっとしたら、戦闘のし過ぎで壊れてしまったのかもしれない。
 或いは、実は元々こういう性格だったか……戦闘に於いて自分と憧が振る舞うそれのように、
 彼女は日常生活においてそう振る舞っているのか。

 ……まあ、なんでも良かった。


京太郎(カザリ……アンク……)

京太郎(お前たちが、引き返せる場所にいるなら……俺はお前らを助けられるかもしれない)

京太郎(だから……!)


 瞼を下ろして、静かに祈った。

 自分が戦いを志し、そして、白水哩と鶴田姫子の復讐を手助けし、
 ミュージアムを、財団Xの加頭を倒して――新道寺の部員を助けたから、この蜘蛛の糸に辿り着いた。
 それも、橙のメダル――新子憧のお陰というのが大きい。

 ここまで積み重なった必然たる結果を。

 そして新子憧の無事を願い、須賀京太郎は目を閉じた。





  ◇ ◆ ◇




 だからこそ――。

 そう、だからこそ――。


セーラ『京太郎か!? 新子が、憧が――』


 翌日の電話は、信じたくなかった。

 信じられなかった。



 新子憧の失踪。

 それを、江口セーラから電話越しに伝えられた。
 病院の関係者や目撃者からの情報を鑑みるに新子憧は、自分の足で病院を後にしたらしい。

 不可解な、突然の失踪であった。


京太郎「書き置きか何かは、ないんですか?」

セーラ『行くところがあるから、放っておいてくれ――なんてのはない』

セーラ『本当に急に居なくなったそうや……目覚めるなり、自分の足で』

京太郎「……記憶が混乱してるとかは、ないよな」


 憧ならば、ちゃんと病院関係者に話を通す筈である。
 そんな常識は心得ているだろう。いくら昏睡状態で、前後不覚に陥ってしまったとは言え。
 それが、書き置きひとつも残さずに居なくなるものなのか。

 そもそも、先ほどまで意識がなかった人間は、そうも容易く出歩けるのだろうか。

 ――どうにも嫌な予感がした。
 コールタールがごとき悪意が、静かに這い寄ってくるような。
 そんな、悪寒を伴ったそれである。


セーラ『ひょっとしたらあいつに、うちらに隠しても行動しなけりゃアカン理由があるかもしれへんけど』

セーラ『京太郎、お前になんか心当たりはあるか?』

京太郎「……」

京太郎「……いや、ありません」

セーラ『そうか……』

セーラ『とりあえず、こっちで数集めて探してみる! なんか合ったら連絡するわ!』


 京太郎の釈放については、根回し中。
 鴻上ファウンデーションからも働きかけているそうだが、結果は芳しくない。
 下手をしたら、10日限度まで留め置かれるかもしれないが――それは全力で避ける方向で行く、そうだ。

 確かに自分は、現行犯逮捕された。

 しかしそれにしても――ガイアメモリ関連であり、警察の協力者という形なのに。
 何故、このように上手く進まないのだろう。

 今すぐ――そう、今すぐにでも。

 こんなチャチな檻など破壊して、新子憧を助けに行きたいというのに――。


 拳を握り締めて、やるせない気持ちで床を打つ。
 鈍い音と共に、拳の皮が剥がれた。

 自分には何もできない。

 ここで囚われてしまった――己の手では、何も掴めないのだ。
 檻の隙間を抜ける長い手などなく、こんなちっぽけな鉄の格子すら砕けない。
 抜け出すことが、出来やしない。

 変身すれば、それは可能だ。
 ただし、何か不穏な動きが見られる以上そんな行為は、京太郎をより追い詰めてしまう。
 辛抱していろと、セーラは言った。


京太郎「クソッ!」


 ガシンと、鉄格子が音を立てる。

 なんて――なんて無力なのだ、自分は。

 世話になった女の子を。
 助けてくれた少女を。
 守れなかった女を。

 ――またも見過ごすしかできないなんて。


 昨日の気持ちは、どこへやら。
 京太郎の心は、虚無へと転がり始めていた。
 黙って待つ。外にいる仲間を信じて待つ。それが、これほどまでに辛いとは――。

 仲間を信じようにも、今現在起きている事件がなんなのか判らない。
 であるからこそ、余計に不安に感じていた。


京太郎「……落ち着け」

京太郎「セーラさんを……仲間を、信じるんだ……!」


 それから五分経ち、十分経ち、三十分経ち、一時間経ち――。

 その間も京太郎は、拳を握り締めていた。
 指先が白く色を失い、ただただ冷たくなる。
 それと対照的に心の方は、熱く煮えたぎっていた。


「なーに、眉間に皺を寄せちゃってるのよ! 京太郎?」


 その声が聞こえたとき、初めは幻聴かと思った。

 だけれども、違った。

 鉄格子の外、その場所に――覗き混むように新子憧は立っていた。
 その手には、檻の鍵。


京太郎「――ッ、憧か!?」

憧「そうそう、ご指名された憧ちゃんでーす♪」

京太郎「ご指名って……憧ちゃんって……お前……」

京太郎「お前、なんでこんなところにいるんだよ! いきなり居なくなって、何考えてんだよ!」

京太郎「皆……皆、心配したんだぞ!」

憧「京太郎も?」

京太郎「ああ、俺もしたに決まってんだろうが!」


 怒鳴り付けてもどこ吹く風。
 新子憧は、薄ら笑いを浮かべていた。


憧「ま、そんなことはいいとしてさ」

京太郎「いいとしてって、お前……!」

憧「さっさとそんな檻から出ちゃおうよ」

憧「それで――」



.      |: : : : : i: : : : : : : :λ : : : :,: : |.、 |: : :|         ,  ,.'::lil| : : |\: : \     γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
.      |: : : : :! : : : : : : /: :, : : : : ,:┤ ヽ. : :!    __     / : : i| : : |   、 : ヽ    | ……あのさ  |
.      |: : : : : | : : : : : : : :_:_V: : : ∧ヽ | : i   ´ ´   .イ: : : :il| : : |   i: : : }    乂______ノ
.      |: : : : : |: : : : :ィ'´   V: : : ∧ 丶: : :|ゝ- . . : ≦|イ‐-ヽ:! : : |    : : : :|
.      |: : : : : i: : : / /´`ゝ。. V: : : ∧  |: : :! ヽ V: : : : |レヽ  ´i: :|   : : : :!
.     /:|: : : : : ,: / /ー -- .、V: : : ∧ ヽ:|   ∨ : :λ     .'ハ: :!   : : :|
    /: : ,: : : ∧/ /       ', V: : : ∧   ∧-‐-|\: : ∧  ,.<ヽ |  /: : /
.   / : : : \: : : : \          V: : : ∧ 、 ∧ | 》, { ィ'´\   ハ  /: : /
  ,. : : : : : : :\: : : : 丶         V: : : ∧ \.∧. |  / λ ヽ ヽ   ',/: /
. / : : : : : : : : : :\: : : :|       i :/\ :|  \   /   》        ∧'
., : : : : : : : : : : : : :| ヽ :|     \ |:    リー -- ヽ'   ィ|        ∧





         |: |  |: |从     _   |:| /: : l| : : l|:.:.:.|  |: :| |
         |: |  |: | l込、 ´     |:| `1.:リ : : リ: :.:.l   |: :| |
         |: |  |: | |: : : 〕iト ... イノ'____|/: : :./:|: : :.l  :|: :|ノ:
         |: | 八{└‐ ┴v'´ ̄`丶_/:./: /: :| : : :|  |: :|: :|
         |: | /   ==/====    ∨:./ ̄ \ : | :|: :|: :|
         |: /   ===/===        ∨ / ̄ ̄ ':.l :!: :!: :!
         |/   ===/>┬┬ァ      ∨/    l:| l: : : :|
       / く>‐=チ:.:./「/人      {/      l:| /:/}:.:.|    γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
        /   / /7´:.:./ {:.:.:.:{\    〉      ,:.|{:/八: |    | あたしと一緒に―― |
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      /   / /   l /  ̄|    ,/       /: : l    }:|
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    |     i    {     |    |   l   /: : |: :|
    |     |    {     |    l    \{: : : |: :|
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    /:/     !:| | :i . :!:.∧.斗匕 圦 : . ト : | ヽ`{:十t}: } :|: !: i |        ヽ: . :i
.   /:/     |:!|:| . |.:|:{x示㍉xミヽ\:{ ヽ{xテヤ示xV!: :!,'.: .| |        ヽ:.|
  ,' :i      {! .|∧: :! 圦 {トイ_刈`    ´{トイ_刈 灯:.:| : . :| |         |.::|
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  |: |      i| i!: :. :.|: |:.:ヽ.      __       イ:.|: |. : . : . :|: |        |.|    | 子供――作らない? |
  | :|      l|:.:| : . : | :|: .|: > .  ´ `   イ:.:..!.:|: | . : . : . |: |         |.::|     乂_________ノ
  |: |     l|: . !.: . :..|: :i:.:|: . : r‐|`  -‐ ´ |入.:.|:.| :|. : . : . : l: |         !: |
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                 /イ / /l/  | | | l}从}  |   {
               _/_ { 从ヽ、 { | |/ イ´∨}  :  (オレェ? 子供ォ?)
                 ̄´ {∧ { ○ 从{  ○ }'⌒}、{
                 {从         r-く| \
                     叭   __   八}イ
                   、 └―┘ ィ/∨
                  「¨>-- rく「 ̄ }

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という訳で、今週は以上です

最近鬱が書けなくなって辛いよ

先週はすまなかった。ゴルフ中継のようなものだったんだ


1300あたりから始めます
憧ちゃん子作り編ですのだ

1330開始で

戦闘、入ります

それじゃあ、開始します


憧「ね、駄目?」


 小首を傾げながら、憧が鍵を捻った。
 がちゃりと音を立てて、牢獄は意味を無くす。

 ――やってしまった。起きてしまった。

 果たしてこれで、須賀京太郎には脱獄の容疑が追加された。
 いや、容疑などというチャチなものでは断じてない。
 実際にこうして、牢獄が開かれてしまったのだから――これは歴然とした事実だ。

 笑いかけながら檻の中に侵入する新子憧からは、かつてないほど妖艶な雰囲気。
 直視できずに、視線が泳ぐほど。


京太郎「子供ってお前……俺ら、学生だろ」

京太郎「それに、この歳じゃ俺も責任なんてとれねえし……」


 違う。言いたいことはそれではない。
 言葉だけが上滑りしていく。思考とまるで噛み合っていない。

 新子憧の失踪。
 そして出現。
 さらには、これだ。

 混乱も収まらぬ京太郎の脳裏はすでに、オーバーフローを起こしていた。

 降って沸いた突然の事態に、京太郎の思考は停止寸前だった。


憧「別にいいわよ。あたしが育てるからさ」

憧「そう――あたしは、欲しいのよ。愛が……子供が……」

憧「京太郎だって……あたしの身体を見て、そういうことは思わない?」


 にじり寄ってくる憧に、身じろぎをして後ずさる京太郎。
 だがここは、野外ではない。逃げようとしてもそれを封じるための壁が、背中を打った。

 唐突な非日常。
 突然の異常事態。
 突発的な交尾宣言。

 そのどれもに、ただ冷や汗を流すしかない。


京太郎「い、いや……俺はだな……」

京太郎「俺には……その、淡って恋人がいてだな……」

憧「……」

憧「そんなの、構わないわよ」

憧「あたしは――子供が欲しくて、欲しくてしょうがないの」


                _. .-. . . . ̄. .゙. . . 、
             , '´: . . . . /. . . . . . . . . .ヽ

            /:;ィ´: : : : :/: : : : : : . . . .ヽ. .\
        _,-─tァヽゝL:_/_:,': : : : : :|: : : : . . .゙ . . ヽ
      ,〃,r‐'7ハ: レ!__,'_ : ;イ | : : : /!!: : : : : ヽ. l . . .、

      /:〃  l: ト、|:.|: ハ Tハ!:|: : : :{ ||: : : :.|: |:゙. .!_l |ミヽ、
     ,':./   !: |: :|::LL_ヽ| !:||: : : ! |'T:‐:-|、: :|: ト、 !| \:ヽ

     ,':/    .|:.:|: :| ハチ≧ト、|ハ: : :!土_ヽ: :|: |: !:.|. .ヽ!!  ヾ.、
    ,'/     λ:.r=|: |.{:;;::Cヾ  ヽ|チ不≧!/! |: !. ./,'|    ヾ:、
    |l     ハ: | (!: !`ー''     { {゚:;;:C |>|:.!:.|,:'./|j     ヽl
    ||    |: :|ヽト、!:.!"""   '   ` ー'' ,イハ|: |:/.:l      ||       γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
    |:!.    |N:l:.ミト、!:.|  、     """ /ノノ !:.|: _;|      |:!       | だいじょーぶよ、京太郎  |
    |:l  r、 .N:.ト {ヽ: !、    ー    ,イf.l´.:.:|:.j//ハ      l:.|       乂___________ノ
     i!:|  \\:|:゙、| |:ヽ:|:>、_ .... -≦|:.:.:.| !:.:.:.|,.'/:.:∧      .|:.|
.    从!   l\\:| |: :l: !:|      |ヽ|: !:.:.:.| |: :/ ,イ|:゙、:ヘ      !:.|
    ハ:ト:l   Lf~ヽ `_ヽ_:!|ヽ    ||、-、ヽ:_L`_r"∠!: :!:∧    |:.:!
   ,' :|::!ミ、 | >、ゝ.|´ヽ ヽヽ:ヽ-、 ,.r!::>‐'{ | |ノ|ノ7: |:.:.ヘ.   ,':.:|!
   |,' |!| ヾ,へ.ヽハノ、/ ̄`ヽヾ´ ̄`|::::\_ヽ_!__! .| /|: :.!:.: ∧ ./:.:.:!i!

   |i| !:|  |\,ゝ       |: :ヽ  |::::/´   /` ̄ヽ: |:.: :.∧/:.:.:.:||i!



                . .--―‐--ミ

             : : ´: : : : : : : : : : : : \
             /: : : : : : : : : : : : : : : : : rf‐ 、
          _/: : : : : : : : : : : : : : : : \:/ゝ‐:、\
.        //: : : : :.:i: : : : : : : |: : : : : : ∨:|ハ: \\
       /:〃: : : : : .:|: : | : : : : l: : : : : : : ∨:.:i : i ヽ ヽ
.      /: / i: :| : : |: | : :| : : : : l: : : : : : : l:|: : |: :ハ ゙: ハ
      i: :ハ.:i : | : : |: |: 八: : : : ヽ : /: : :l:|: : |: :|:ハ i: :i    γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
      |i :| |:i : | : : |: l:┼-\\: : 斗≠示レヘ|: :l: :i |: :|    |  一緒に、気持ちよくなるだけだから…… |
      |i :| |:i : ト、八:|x===ミ \\乂zソ ||{リ!: :!:.:| |: :|    乂_________________ノ
      |i :| |八:|/\:小乂zソ  , :::::::::: ||_/i : l: :ト |: :l
.       Vハ /二二| :i|人:::::::::::   __   || : | : ハ: ∨:/
.      Vハ 二二| 八 : ト .  ー┴'  イ:_!!_:/ /_:.∨:∧

        V !ニニ≠≪ヽ:∨/≧r- < ト,リ'/ ///7 ∧ハ
       i|:i|'二/   ∨i: ∨/「|     У/ /'//イ:.「ヽ',|
        ||:i|ニ/\ }  Ⅵ: |/∧>‐<//'{: {/// |: |ー{ヘ                              γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
         ||:リニ}  ノ  人|:i|//∧  ///'|: |/ /|: |  }∧                             | ……ね?  |
.         /:/ /  {/  ノノト 、/∧/'//>|: | \{ |: |  }: :∧                             乂_____ノ
        /ィ'rく   ゚Y  /   _>‐=7-=彡:(  }|: l 人 : ∧
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      {:{人  /゚ア'´ {      └‐┐ ‐=ニ二〈 八   (: : : ∧
.     У xイ  八 ∧ _    ニ7⌒\  < }=-‐  {: : : : ∧
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ | い、いや…… |

                                    乂______ノ

                               γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                               | その、だな…… |
                                乂_______ノ



        /イ , 八   ,...、    '   /ムイ,'∧ |
      /\ /  、 〈- 、\__     ム/ /   \
>----イ///\   .  `  ー '  イ/从
////////\///    、   .  ´
//////////\{    /`¨¨ 、              γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
////////////>、  {、     〉            | 俺は……!  |
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/> ´   --、 ∨ム  //////////////}
     ´¨¨ヽ\〉 ∧///,イ/////////// |
        - \///{/イ//r- 、///////∧


 たくし上げられる制服の裾と、スカート。

 露になった憧の臍周りには余分な肉などなく、年頃の少女らしい丸みとどこまでも白い肌が覗いている。
 痛々しいのは、その腹部についた打撲の痕。
 赤黒く、時には青黒くなって……ミルクめいた肌に、不自然な彩を生んでいた。

 ふっくらとしたそれは羽毛のようで、同時に、呼吸に合わせて上下するそのさまはどこか、別の生物のようである。
 女性特有のやわらかさの中に、野生じみたしなやかさを併せ持つ。
 彫刻というには扇情的で、肉体というには神秘的過ぎた。

 腹に刻まれた鬱血はキスマークのようで、痛々しさと同時に、少女の中の娼婦性を際立たせる。
 純粋無垢で穢れなき様を連想させながらも、どこかそれは肉感的であった。
 堕ちた天使とも言うべきで、その穢れがあることが却って、少女の身体を触れがたきものから惑わせるものへと変貌させる。
 

 徐々にその姿を現す太ももは、まるで白木から削り上げて、職人が丁寧に磨きをかけた芸術品。
 象牙を磨き上げたなら、こうもなろうか。
 しかしこの丸みは再現できない。ふっくらと柔らかげなそれは、指先で押せば僅かに沈んで押し返すであろう。

 思わず舌を這わせて、頬を刷り込ませたい衝動に駆られる白磁の肌。

 そこだけが、生きていた。
 新子憧の肉体の一部であるというのに、その部分には命があるのだ。
 足が二本生えているというよりは、そこにはまた別の何か魔的な生物がいて、それらすべてが相俟って、新子憧を形作っている。

 憧の身体がそうなったのではなく、元々、完成したひとつの生命体が作り出されて、しかる後に“組み立てられた”。
 そうとまで錯覚するほど、あまりにそれは蟲惑的な有様である。


憧「ね、どう……?」

憧「今なら、したいこと……みーんなしてあげるわよ?」


 ちろりと、赤い舌が蠢いた。
 ぬるぬると、てらりと湿り気を帯びるそこには自然と目が奪われざるを得ない。
 それだけで、あまりにも性的な強調がなされているのだ。

 自然と喉が鳴る。

 気を良くしたように憧は目を細めると、婀娜めいた動きで京太郎の胸元近くまで収まった。
 そして、手が伸ばされる。

 僅かに曲がった指先は、カーディガンの端から顔を覗かせていて、その全容は知れない。
 螺鈿を散りばめた、桜貝のごとき爪が妖艶な火を放つ。
 見ているだけで、それになぞられた感触でも浮かぶかのごときの――白魚の腹めいた指先。

 これまでの戦闘でついたのであろう、僅かながらの切り傷が、むしろそれさえ魅惑的であった。



 憧の指先が、京太郎の頬に触れるその瞬間――


京太郎「てめえ、何者だ」


 射程距離に収まった新子憧――の姿をとった何かの首に、伸びる京太郎の腕。

 蠕動を繰り返すのど笛に、右手の顎が牙を立てる。
 何かあればすぐにでもその指に力が篭もり、目の前の対象を沈黙せしめる。
 その程度の有無を言わさぬ殺気が、そこにはあった。


京太郎「答えろ……憧をどこにやった」

京太郎「答えなきゃ、首を――折る」


 京太郎の瞳が、紫色に染まる。

 しかしそれはこの場では、何よりも雄弁に京太郎の当惑を物語っていた。

 本気で殺すつもりならば、近寄った瞬間に有無を言わせずに殴りつけているであろうし、
 尋問をするつもりであるのならば、ここまで懐に入れさせはしない。

 答えなければ首の骨を砕いてしまうというのは、脅しのようで、その実、逆に京太郎が追い詰められている証左。


憧「あたしのこと……殺すの?」


 そして、新子憧から飛び出したそんな一言は、京太郎の動きを停止させるには十分。

 かつての記憶が、フラッシュバックする。

 焼け焦げた携帯電話。一部となり帰宅した両親の亡骸。
 炎の海に消えた宮永咲の幻影。
 姿を変貌させて殺し合いを演じる咲。そして、彼女の命を終わらせるに足る自分の一撃。

 喉が、ひゅうと鳴った。
 憧の首に回した手が、握力を失い小刻みに震える。


 その瞬間、憧が動いた。

 身を捻って、京太郎の手から抜け出す。
 そのまま、片目を閉じて――嗤った。


憧「やっぱり、判っちゃうかしら?」

        ・ ・ ・ ・ ・ ・
憧「ねえ、オーズの坊や」


 声色が変わった。
 否、声そのものが変わったのだ。明確に変貌した。

 これは新子憧ではない。憧の皮を被った別人。


京太郎「……ああ、判ってた」

京太郎「あの憧がそんなことを言うはずがないってのと――」


 新子憧は、恥ずかしがりやな性質がある。

 どことなく男というものに苦手意識を持っているのかしらないが、最初は京太郎も若干避けられていた。
 今でこそ、普通に会話が成り立ってはいるものの、
 最初のころはそれこそ、会話に加わる無言の拒絶と恐怖が、居心地の悪さを生み出していたのだ。

 そんな憧がおいそれと、まさか売女じみた言葉を口にするはずがない。


京太郎「お前が、よっぽどメダルを砕いて欲しいと思ってるってことはな……!」


 オーズドライバーを、腰にセットして構えを取る。

 もはや、許せん。
 元より許す気などかけらも存在していなかったが、ここに来てこれだ。

 己の手で瀕死まで追い込んだ憧を、その人物を穢すような侮辱行為。
 挑発だと理解していながらも、京太郎は奥歯をかみ締め睨み付けた。


京太郎「なあ、メズール……!」


 ――砕く。

 一分一秒たりとも、生かしてはおかない。

 ここでその四肢を引き千切り、しかる後、コアメダルを粉砕してやる。
 京太郎は、憤怒と憎悪にまみれた視線を――憧の姿を模したグリードへ、向けた。



 悪趣味を通り越して、不快であった。

 この力を、誰かを守るために使う。
 あの日を繰り返さないために、己の中の後悔に決着をつけるために戦う。
 家族を取り戻すために、あの誇らしい仲間たちと肩を並べるために用いる。

 そう誓っていなければ、この場で、殺意に身を任せて五体を切り裂いていた。


京太郎「てめーが憧を浚った。そんで、俺を殺して、赤のメダルを奪いに来た……」

京太郎「そういうことで、いいんだよな?」


 伺いながらも、全身に纏う殺気は色を増していく。

 返答次第では――いや、返答にかかわらずここで決着を付ける。
 そう言わんばかりの、充実した怒気。
 放たれたなら止まらない、紅蓮の弓矢。

 激怒の炎が、京太郎の中の殺意の黒煙を強めていく。

 獰猛さを感じる表情。見るものが見たのならば、道を明けていくであろう怒りの顔色。
 今の京太郎は、ひとつの灼熱であった。


メズール「違うわよ、坊や」


 だからこそ、そんな風に張り詰めていたからこそ――。

 メズールの口から飛び出したそんな言葉に、須賀京太郎は僅かながらに停止した。
 それは明確に隙であった。

 が、メズールはその隙を突かない。ただ、言葉を投げかけるだけだ。


メズール「私は、愛が欲しいのよ……人間が持つような、母性愛が」

メズール「だから、子供を欲しいって言うのは本当よ?」


 白々しい。笑わせる。

 侮蔑的、あるいは差別的な要素はともかくとしても彼女たちはメダルの塊だ。
 それがどうして、子を生せるというのか。
 冗談にしてもあまりにも馬鹿げている、ただの戯言だ。


メズール「別に、坊やのことを殺そうとなんて思っていないわよ」

メズール「さっきも言ったように……坊やの子供を生んでもいいってぐらいには」

メズール「おとなしくメダルを差し出してくれるんなら、今までのことは忘れて……あなたを愛してあげるわ」


京太郎「……随分と上から目線で言ってくれるけどな」

京太郎「俺のほうからお断りだっつーんだよ、メズール」


 だから、どうした。

 笑わせるな。


京太郎「それよりも、砕かれる前にさっさと吐けよ」

京太郎「お前、憧をどこにやった? 憧をどうした?」


 もしも彼女の身に何かがあったというのならば……。

 一切の呵責なく、コアメダルを砕き潰す。青色のメダルを、この地上のすべてから。
 存在そのものを、抹消してやる――。
 その瞬間に京太郎は、良心や正義を捨てて、ただ復讐のために刃を取る。

 悪びれるつもりもなければ、綺麗ごとを言うつもりもない。

 憧から何かを奪ったというのであれば、そいつからは――絶望と死以外の総てを奪いつくしてやる。


メズール「ふふふ、あはははは……!」

京太郎「嗤うな! 俺の質問に答えろ!」


 怒りに満ちた頭の中で、冷静な部分が声をあげた。


 ――メズールの、この余裕は何だ?

 ――どうしてこいつは、子供を作ろうだなんて言い出した?

 ――自分の足で、憧がいなくなったという言葉の意味は?

 ――不自然さはともかく、なぜ憧の口調を真似することができた?


メズール「あの娘は、今あなたの目の前にいるわよ?」

京太郎「ふざけるのも、大概にしろ……!」

メズール「ふざけてなんてないわよ?」

メズール「私は……新子憧の身体と記憶を使わせて貰ってるの」

メズール「ほら、見なさい?」


 ぷつりと、憧の姿をとったメズールが指の端を噛んだ。
 そこから流れる、赤い血。
 メダルの塊などではなく――血液。


京太郎「――ッ」

京太郎「お前、それ以上憧の身体におかしなことをするんじゃねえ! 殺すぞ!」


 言って、気付いた。

 自分は今認めていた。認めてしまっていた。
 目の前にいるメズールが――否、その身体が――。

 新子憧のものである、ということを。


メズール「そうよ、坊や」

メズール「ここにいるのは紛れもなく、坊やのお友達の新子憧」

メズール「私が……それを使わせてもらっているだけ」


 確かめるように、その胸に手を当てるメズール。
 指先が波を打った。
 カーディガンの下の、決して小さいとはいえない憧の乳房が波紋を広げる。

 歯を食いしばり、壁を殴りつける。


京太郎「だから、おかしな真似をするなって――」

メズール「――したら、どうするのかしら」

メズール「この娘の身体ごと、私のことを殺してみる……とでも言うつもり?」

メズール「ねえ、坊や」


 ギリと、歯噛みをする。

 殺意を口にすればするだけ、追い詰められてしまっているのは自分の方。
 まさか、憧の身体を使用しているというのはハッタリではあるまい。
 あの余裕と、こちらを見下す笑いは――明らかなる自信に満ち溢れているのだから。

 グリードには、そんな芸当まで可能であるというのか。
 それを聞いてはいなかった。そんな事実は知らなかった。

 だが――頷けることも、あった。

 セルメダルが人体に挿入され、数を増すことは知っていた。
 また、紫色のメダルが――ほかでもない自分自身の身体の内に眠っている。
 しばしばそいつは、虚無の意思とも呼べる牙を剥く。

 ならば――意識あるコアが、グリードが。
 人間の身体の内に入り込んでいるとしても、それはまた道理ではないか。


メズール「さっきも言ったように、私は子供が欲しいのよ。愛を知りたいの」

メズール「だから別に何も、坊やのことを殺そうとなんて思っていないわ」

メズール「あなたが私に協力してくれるというのなら――私はあなたを、殺しはしない」

メズール「世界が滅ぶとしても……あなたのことを守ってあげるわ。それが、愛するってことなんでしょう?」



京太郎「ふざ、けんな……!」


 拒絶を口にしてみたものの、あまりにも弱い。
 これから領主に組み伏せられようとしている、農奴の生娘がごときそれ。
 努めて冷静に、頭の中の一部分は解決法を探っている。
 だが、困惑を隠しきれないのもまた事実だ。


 ――憧の身体は? 影響は?

 ――どれほどまでに支配が及んでいる?

 ――この状況で、コアメダルを砕くことはできるのか?

 ――戦いになったら、憧はどれだけ負担を強いられる?

 ――コアメダルを破壊したその後の、憧はどうなる?

 ――彼女の意識はどうなっている?

 ――呼び戻すことは可能か?


 ただ、思考だけが空回る。
 なんとか、なんとか時間を稼がなくてはならない。
 ただそれだけを思い、そうするしか方法が見出せない。


京太郎「……」

京太郎「……愛って、子供を作るって、そういうことじゃねーだろ」

メズール「そうかしら?」

メズール「私は、坊やよりもよっぽど人間の愛について詳しいわよ」

メズール「この身体を好きにできるって……坊やにとっても悪いことじゃないと思うけど」

京太郎「……そういう話じゃない、つってんだろ」

京太郎「お前が子供を欲しいとか、そういうのはともかくとして……憧の気持ちはどうなる? 俺の気持ちは?」


 弱弱しい、いささか戦いそのものとは論点がズレた京太郎の言葉を、
 しかしメズールは鼻で笑う。
 意味深な、何かを含んだような笑い。むせ返る悪女の香り。


メズール「なら別に、坊やが相手じゃなくてもいいわ」

メズール「私としても不満だけど……この娘の身体なら、悦ぶ男もきっと多いはずだから」

京太郎「……ッ」

メズール「それに……この娘の気持ちがどうと言うんなら――」









                       γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                       |  あんたは頼りになって…… |
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                                                         |  やさしくて…… |
                                                         乂_______ノ

    γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
    |  すごく……かっこいいわ |
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                                       |  あんたがいたから、あたしは戦ってられる…… |
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                 |  一緒にいると心強いし……  |
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                         |  あんたとなら、戦うのも怖くない……頑張れる  |
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      γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
      |  あんたには……幸せになって欲しいって――  |
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γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
|  幸せにしてあげたいって…… |
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                                                                 乂_________________ノ



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                                                                           乂_________ノ




                             γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ

                             |  格好付けるのも、あんたの前だから……  |
                              乂__________________ノ

          γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
          |  あんたの負担になりたくないから……  |
          乂_________________ノ
                 γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ

                 |  だからあたしは、そうしてるのよ……?   |
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                                                          γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ

                                                          |  本当は……怖いの  |
                                                           乂_________ノ
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                                                                   |  戦いなんて……怖くて、怖くて仕方がない  |
                                                                    乂__________________ノ
                γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                |  でもそれじゃあ……京太郎の力になれないから……  |
                乂_______________________ノ







       γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ

       |  ねえ、気付いてよ…… |
        乂__________ノ
                                                                         γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ

                                                                         |  あたし……余裕ぶってても、女の子なのよ? |
                                              / _: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :.\            乂___________________ノ
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                                       /: : :_: ‐:/Tヽ: : : : :/: : /: : : : : : : : :.| : : : : : : ヽ
                                      / ;>イ: : :/: :|\: : : :/: : /: : : : : : : : :./.: : :|: : |: : : 、    γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
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            | だから……  | .     /: :/!: :ヽ: : : : .      ∨八: | \ 、 }j 八     ハ/
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                       γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ

                       |  だからあたしは……踏ん張れたのよ? |
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             γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ

             | ねえ……  |                                          γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
              乂_____ノ                                         | 1億円なんて、本当に稼げるの……?  |
                               /. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : .\               乂_________________ノ
                             /. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : .ヽ        γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
 γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ                / : . / : . : . : . ,. : . : . : .i. : . : . : . : .ヽ . : ',       | いや……!  |
 | いやよ……  |             , 'ニ/. : .:,'. : . : . : . :i . : . : . : |. : . : . : . :、. :! : ._{_}ミ ヽ    乂______ノ
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     | 助けて……  |.   /:/     |:!|:| . |.:|:{x示㍉xミヽ\:{ ヽ{xテヤ示xV!: :!,'.: .| |        ヽ:.|  | 稼げなかったら、あたしどうなっちゃうの……? |
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                                                        | 助けて……! |
                                                         乂______ノ




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      /// /  ./   ト、 ヽ   ./ /    / /|    i .ハ    1  ヽ
     ./  / ./  ./    |ヾ  ヽ / /i-、,_  /j ./ |    .ル.j |   .|1.   1
     ./  ./ ./  ./    .| ヾ  ヽj /.i  .>ト,/ j    /i j .|.ハ  | |.   |
    /  / j  i     |  ヾ /j j | / ./ '、` j   /ノ/ .|.j |  .j .|   .i |
    ./  / .|  .|    | |  >'´i |rt== ミ、 、 ./ / /' r t/'ー-/ |   .| |
   ./  .| .j  .|    | | V´  | .| .ク心:::::ミヾ ' '´   '  - ' j /j |   ルj
   j   .| .j  .|    .| |    | .| 毛:::::::ゝ       r==ミ,tノ/j j i  .从'     γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
   /   .| /  .|    | |   | .| ヾ:::::リ'       .ク:::C }./イ .|.j //' 1     |   あんたのこと、大切に思ってるわ  |
   |  | .| /   .|     i. |   | .| ,,,,,         .レ:::リ './ iイ i/ノ |'  ,1     乂_______________ノ
   |  1 .|./   |     ヽ.ト   | .|           ''ヾ / |'j j´  |  |1
  .|  1 |'    .1ヽ    ヽ》、  | .|         '  ,,,,, /  |j /   .|  |.|
  .|   、|    ヽ、ト    ヽ \| .|    ヽ、       /  .j ./    1 |.|
  .|   ,V     ゝ 、、    \ i .|、      ´    ノ   /./    .| | |
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  .|   .1ヽ    / `ー-ヽ、、_   ゝi、./ `ヽ- j ' ´  .i   ./.イ      |.j .|                      | だから――  |
  .|   1.ヽ  ./       ` ゝ 、 ` \'  ./ i   1  // 1|     .|.j  |                       乂______ノ



                             γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                             |  あたしのこと、ぎゅってして欲しいの……  |
                             乂__________________ノ



                /. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : .\
               /. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : .ヽ
            / : . / : . : . : . ,. : . : . : .i. : . : . : . : .ヽ . : ',
          , 'ニ/. : .:,'. : . : . : . :i . : . : . : |. : . : . : . :、. :! : ._{_}ミ ヽ
         // /. : . :i: .,' . : . ,':/! . : . : . : |. : . : . : . :.:i .|: イ:|  \: \
.      //  .,' /: . :| :| ./: . |/ | |:ノ: .ヽ、 |: . : . : . : .:.|: |r:{: .|   \: \
.    /:, '    /:/! : .:.| .|/| :|: | ,|イ : . : . : ト:、{ :i:.:| : i: |: |/| : |     \: `. 、
    /:/     !:| | :i . :!:.∧.斗匕 圦 : . ト : | ヽ`{:十t}: } :|: !: i |        ヽ: . :i
.   /:/     |:!|:| . |.:|:{x示㍉xミヽ\:{ ヽ{xテヤ示xV!: :!,'.: .| |        ヽ:.|
  ,' :i      {! .|∧: :! 圦 {トイ_刈`    ´{トイ_刈 灯:.:| : . :| |         |.::|
  | :|       |:i :ヾ|: :{c乂こソ      乂こソっ|: :!|. : . :l |          !: |  
  | :|        |.| . : |:从 :xx //////xx  | :|ノ . : . |:.|        |.::|    γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
  | :|       |l.|: . : |:.{ム "゙    '     ""゙  | :|: . : . : |: |      |:|    |  だめ……?  |
  |: |      i| i!: :. :.|: |:.:ヽ.      __       イ:.|: |. : . : . :|: |        |.|    乂______ノ
  | :|      l|:.:| : . : | :|: .|: > .  ´ `   イ:.:..!.:|: | . : . : . |: |         |.::|
  |: |     l|: . !.: . :..|: :i:.:|: . : r‐|`  -‐ ´ |入.:.|:.| :|. : . : . : l: |         !: |
  | :|       l|: : |: : . : !_ l:_| _/ \    /   \j :!: . : . : . :|: |       |:|
  |: |     |: : ,:|. : . : |ヽ{ |     /`Yバ      ノ/|. : . : . : . l: :|        ! :|
  | :|    |:, イl: . : . .|   ヽr──ミ、__彡──y'  |. : . : . : :/ヽ:!     |:|
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【重要な選択肢が入ります】





1:「……ああ、判ったよ。待ってろ……今、助ける」  タカ! クジャク! コンドル!

2:「黙れよ、メズール。これ以上、憧を穢すな」   プテラ! トリケラ! ティラノ!

3:「俺は……! 俺、は……」


>次、1730ほどに選択肢が入ります

>それぞれ、タジャドルコンボを使用、プトティラコンボを使用、他ヒロインからの救援となります
>ただし最後の選択肢については、コンマ判定で京太郎の気力減分を測定します
>要するに、即断できなくなるくらいに気の迷いが生まれたという形になりますね

>救済に来るヒロインについて、安価で判定となりますが
>現状、戦力的な意味で最強は大星淡となります

1では水VS炎なので、ダメージの秒数値が半減します
3は気力がコンマ判定、救済は普通に安価で決定ですね


そいじゃあ、30分になったら決めますんで


>安価判定を行います


1:「……ああ、判ったよ。待ってろ……今、助ける」  タカ! クジャク! コンドル!

2:「黙れよ、メズール。これ以上、憧を穢すな」   プテラ! トリケラ! ティラノ!

3:「俺は……! 俺、は……」


>↓5



京太郎「――れよ」

メズール「ね? この娘も、坊やのことを悪く思ってなんかないわ」

メズール「だから、後は坊やさえ――」


京太郎「――黙れよ」


 京太郎の心を埋め尽くしたのは、絶対零度の殺意。

 そんな圧力に押し負けて、メズールは口を閉ざした。

 獄室の中に、シンと……水を打ったような静寂が訪れる。
 止まった言葉。凍りついた会話。
 それまでの熱気や怒気はどこへやら。部屋全体の温度が、低下しているようであった。


京太郎「あいつが、なんて思ってたかなんて……そんなのは、あいつの心だ」

京太郎「あいつの持ってる、大切なあいつだけの部分だ」

京太郎「そこに――土足で入りこむような真似を、してんじゃねえ」


 ――否。

 事実として、下がっているのだ。気温が。


京太郎「あいつが俺のことをそう思ってたとしても……それは、あいつは打ち明けようとはしなかった」

京太郎「打ち明けるにしても、あいつが……あいつの意思ですべき事だった」

京太郎「それを……」

京太郎「それをお前は……穢した。土足で踏みにじった。あいつの心を、台無しにした」

京太郎「お前は、絶対に愛を知れない。お前に愛はわからない」

京太郎「そんなことをする……そんなことをできる奴なんかに、一生愛が理解できるわけがない」


 その源は、須賀京太郎。
 彼の殺気に呼応した冷気が、その周辺を凍りつかせているのだった。


 凍土の中に押し込められた古の竜が――。

 暴虐と破壊でかつて地上を支配した王者が――。

 嘆きの元に、滅びの運命を背負わされた大いなる怪物が――。


京太郎「――変、身」


 今、少年の怒りとともに――目を覚ました。




/        | 从   |            \ ∨/        ,  /        ……お前は、愛を得ることなんてできない
       _∨∧ :.             ` \           ,:_ノ> 、_
 ,  <//////{/{{`∧         、              /  }}//////> 、
´//////////// l| ,∧             _    ∧  ||///////////>
/////////////从 {   、         _  ィ -vノ    ' } /'/////////////
/////////////{/∧   l\   ー=≦__ ,   ´   /' / イ∧/////////////
/////////////|//∧  :. \               / / /'////}/////////////



/     ,     /   /   / /             |   |  :.   .   :.
    /     /   /    '    |   |     |   |  i|   |    .
  イ        '   /|    /|  l   |   |     |   |  l|   |    |
// /      |   | {   ' :.     |   |     }   |  l|   |   {
 ' 〃         |   |  | |   ト,  :     /| /| /|    '  ∧|
/ / .'   ,:  ' Ⅵ |_'. |  | |   | l   |     ' }/ }/ :  /  .イ `\   そのまま――ここで凍り付け、メズール……!
{/ /   / /  / {  |  Ⅵ≧!、,|   | 、 |   _/ム斗七    /:. / }'
 '   ,イ / | { 从 | イ  {::しメ∧   l  Ⅵ   イ {::し刈 `ヽ'  ' }/
'  / /イ Ⅵ :.  Ⅵ    Vzり \  、 }  /  Vzり   }/  /
/        | 从   |            \ ∨/        ,  /
       _∨∧ :.             ` \           ,:_ノ> 、_





              _.。ャぁて丕刀フ7ゎ。._                   _.。ャぁて丕刀フ7ゎ。._                   _.。ャぁて丕刀フ7ゎ。._
           ,.ィ炙ヲ㌍≠┴⇒弍j込ス>。              ,.ィ炙ヲ㌍≠┴⇒弍j込ス>。              ,.ィ炙ヲ㌍≠┴⇒弍j込ス>。
.        ,ィ升ヲナ,´'´´ /  /´゙..ヽ<弖心、   .        ,ィ升ヲナ'´   i ̄ ̄'‐ 、_.、<弖心、   .        ,ィ升ヲナ'´,,-‐'''''‐-,,,,, ..`゙'<弖心、
.        ;夕フア  j  ,',ヶ,  /    ,/  \ホi心.  .        ;夕フア       .j__     .\\ホi心.  .        ;夕フア ,,‐ニ‐_‐,,,__    ヽ  . \ホi心.
       んfiУ ,、 /  /_,,- ,, |.    ゝ,-、.▽ij∧       んfiУ_,,,,,,,,--‐‐、ヽーー、ヽ、  .\ ▽ij∧       んfiУ∠_  ヽヽニヾ  //‐, ,,, ...▽ij∧
       从j'Y /ヽ/‐ニ‐ニ/ ヽ、 ,,‐、 //ヽ . ∨iハ      从j'Y /____    | |   ヽヽ. ..´ヽ∨iハ      从j'Y ,,,、__  ヽ   ̄ 7/// ..\.∨iハ
.       斤W / .ヽゝニヽ´    ゙´,,‐ 、 j  j . ㌣い .       斤W __   ヽ ,,/,,!    ヽヽ  ..j.㌣い .       斤W /   `ヽ ニ‐'/ニ‐-,  ̄    ヽヽ..㌣い


              ヽ -─|i──li|i──|i-/         ヽ -─|i-──li───|i-/       ヽ -─|i──li──|i──|i-/
              il    Ptera!     ,li        il    Tricera!    ,li        il   Tyranno!     ,li
              /ー|i──l|─l|───|iヽ'─────/ー|i────l|───|iヽ'──── /ー|i──l|──l|───|iヽ'

                 │   /     ,     /   /   / /             |   |  :.   .   :.          │
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                 │   / / .'   ,:  ' Ⅵ |_'. |  | |   | l   |     ' }/ }/ :  /  .イ `\  .    ...│
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                 │   '  / /イ Ⅵ :.  Ⅵ    Vzり \  、 }  /  Vzり   }/  /  .  )
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     |友カ l  ゙''´  `i i    i i  ゙‐'  i . }ソ川      |友カ ヽ ヽ__゙/,,-'´l     l l  |..}ソ川      |友カ 二‐‐、 ヽヽ‐-_,‐ - 、__    ヽ,,j}ソ川
.       い叭 ヽ /ヽ   ヾ  .//   ,,!\ /....仄ガ .       い叭  \_,,-'´/ /,、く´    /./  j.仄ガ .       い叭ヽ ゙゙゙゙゙jヽ ヽ    // /ゝ'''ニ‐-i 仄ガ
.     Wi从 ゙、゙、  \i ii/  ヽii'i、/  /  .从ノリ. .     Wi从 .,,-'''ニ'‐i  ´ ヽ───'/  ._/从ノリ. .     Wi从 ニニニ‐'  \ヽ7 ,,,、 ''´,, // ...从ノリ.
.      ∀t△ ヽヽ、 ''/,,‐、 ,j、ヽ'  // ∧fリ/ .      ∀t△ヽ //´      ̄ ̄´l l  /..∧fリ/ .      ∀t△ヽ__    \ヽ' // ´  ..∧fリ/
       ゙マじへ ヽ| / |  ゙'   | \ .| '.../リiУ        ゙マじへ\ ,,--‐─‐ 、   j j ゝ'´リiУ        ゙マじへ、‐‐ヽヽ、   \゙‐´   ./リiУ
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         `マ才i「≧ェ。   。っ夭テ少'゚              `マ才i「≧ェ。   。っ夭テ少'゚              `マ才i「≧ェ。 ゙一'''っ夭テ少'゚
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  \、    >、      /: : : 〉、  ,': : `\} ゝ__ノ}/: : : :} /: : : : : :j、  ,イ====〈 /                ___,,...-=≠=x、_
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   .  !      !    !   |:>イイ匚匚匚匚匚匚匸77、: : : : : :|.    \  丶  \j!       
   .f-、     !   .|   jレレ≦≠ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄≧ミ、j! ]\:/ |、     ! |`丶\/イ       
   ゝし´ ̄\ /´ヽ   ノ  / /\ー====ヘ______/≠ /__>x/ ∨| .\    | | r─‐く        
 ,ィ─<    〉' /:::::rヘ..==V  {\  ̄7 ス   Z_ >/─ァ、/}::レへ\// \  ヽ─ 、     
イ    >、  ゝ===彡'´⌒ラ───-、 _==- ー==>/─リ V─=、_)─< ̄`ヽ、  リ ̄j ヽ__  
、___}___ヽ , ヘ l==〉  /:/\:Yノゝ__::ヽ___r───<ノ <::::::::l:::::::::::::\ ヽj}─〉ー' ̄>、\    __,...-=≠=_,...-=≠=,...-=≠=,...-=≠=,,...,...-=≠=-,...-=≠==≠,...-=≠==x、_
イ       〈─/   |レ:|::::〉':::::::く、´  ¨´_____フ /__/  `¨¨\:::r 7::::}\_!  / _───‐ 〉  /´ ̄        ¨                                                     ̄¨ハ
   ≠´ __ノ|`¨    ∨!:'::::〉、'::::::}ゝ_≧_____二ニ===ニ彡' / ノ、≦ゝ─=丶へj:::::|-|イ  | ヽ   /   |I    おおぉオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォ――――――!    I|
     〈 / |   ィ´¨¨¨ヽ:へ、:::} ¨¨へ( (__)≧====≦─彡'へ<}:::::::/ ̄  /ー:/::`:|:::|リ  L__j  |      ゞx、_     __,,..     __,,..    __,,..    __,,..        __,,..    __,,.. _   __,,.._,,...ィⅣ
─ァイ  ー―' ̄ ̄〕<¨...:::ゝ':::::`:::::::::ノ>ー='八______)((___))==] j::::::::\__j、:/!::::ノ:::/   |   く       ` =≠彳⌒¨ヾ=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨ー=≠=≠彳⌒¨=≠彳⌒¨彳=≠彳⌒¨⌒¨ ̄
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 >─7=彡|__ /::::::r´  ̄     \丶、  \         /, ' 丶、::ヘ::::::::::::::::\/ヘ  \ゝ=ヘ
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タイムアップや……戦闘まで辿り着かんかった
久々に全開のフェチ描写とかできて楽しかったです

次回は、VSメズールinアコチャーです。気張ってねー

0930あたりから始めます

鎧武のテンポいいよね

0930とはなんだったのか……
実にすみません。はじめますゆえ

須賀京太郎 182
対木もこ 135

この身長差でバトルとか犯罪にしかなんねーなこれ

【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎
技能:60
HP:53/53
スタミナ:52/52
気力:82/82
ATK:55
DEF:55

(レンジ:至近距離~遠距離)
・恐竜の王:戦闘判定+15。飛行を得る
・欲望の破壊者:コンマゾロ目時、またはダメージゾロ目時に相手のコアメダルを破壊する
・メダガブリュー:与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする
・メダジャリバー:レンジを近距離に変更。DEFが40以下の相手に対する与ダメージ+2
・メダガブリュー:『至近距離~近距離』にて、与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする。ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)
           コンマゾロ目時、コアメダルを砕く
★カンドロイド:カンドロイドの使用が可能。複数のカンドロイドを同時に使用する事も
★オーズバッシュ:使用時の判定成功にて、レンジを『~超遠距離』に変更したうえで敵すべてに固定HPダメージ20。DEFを無視する。セルメダルを3枚消費
★王を統べる力:戦闘時【王を統べる力】を選択にて戦闘・撤退・追撃・奇襲判定+10。コンボ以外でのメダルを使用
           また、持つメダルによって、レンジも変更される。(至近~遠距離)
★コンボチェンジ:使用宣言時、次ターンより発動。
           メダルが揃っているとき、以下のコンボを使用可能。コンボチェンジの度にスタミナを固有値10消費
★スキャニングチャージ:使用宣言時、戦闘判定-10。
                判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
★グランド・オブ・レイジ:使用宣言時、戦闘判定-10。
               宣言時の判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計+コンマ(大)』の固定HPダメージ
               ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)が、コアメダルを砕く。DEFにて減衰可能。セルメダルを1~4枚消費
               セルメダルの消費枚数分、戦闘判定からマイナスの代わりにダメージ増加(最大+3)。全てのフォームで使用可能
★ブラスティングフリーザ:使用宣言時、戦闘判定-10。判定成功にて、『ATK+15+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
★ストレインドゥーム:使用時の戦闘判定-10。判定成功にて90の固定HPダメージを相手に与える。DEFによる減衰が可能
              使用時にセルメダルを1枚使用。最大で4枚使用可。
              使用数の上昇につき、使用時の戦闘判定のマイナス値を増加(最大3)。また、増加枚数×3威力を上昇させる(最大99)


《タジャドルコンボ》
 ATK:50 DEF:50
・毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近~遠距離
・大空の王:戦闘・追撃・撤退判定+15。飛行を得る
★ギガスキャン:使用時の戦闘判定-13。判定成功にて手持ちのコンボ中の最大値のATK分固定HPダメージを与える。DEFによる減衰が不可能
          その際、その戦闘判定に於いては使用されたメダルの効果を発生させる。(現在ここでプトティラを構成するメダルの使用は不可能)
★プロミネンスドロップ:使用宣言時、戦闘判定-10。
                判定成功にて、『ATK+15+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能


                   VS


【メズール in 新子憧】
コアメダル:7枚(シャチ×3、ウナギ×2、タコ×2)
状態:《セルメダル多分状態》
技能:65
HP:61/61(60)
スタミナ:61/61(60)
気力:85/85
ATK:55(50)
DEF:55(50)

(レンジ:至近距離~中距離)
・グリード:コアメダルの枚数によって技能値及びHP・スタミナ・ATK・DEFが変動
      コアメダル1枚時、技能・HP・スタミナの基礎値を25、ATK・DEF基礎値を20として、以後コアメダル1枚につき+5
      これらの補正に関して、他者のコアメダルを使用した場合、+3
・グリード:セルメダルの枚数によってHP・スタミナ・ATK・DEFが変動
      戦闘中受けたダメージの分セルメダルを落とす。ダメージの5分の1、HPとスタミナの上限値を低下させる。(5ダメージ毎にカウント)
 《セルメダル不足状態》:上記の効能により、基礎HP値から10分の1以上のHP・スタミナの上限値が減衰する事で発動
                ATK・DEF-5
 《セルメダル十分状態》:HP・スタミナ・ATK・DEFを基礎値として運用する
 《セルメダル多分状態》:HP・スタミナの基礎値から5以上HP・スタミナの上限値が増加する事で発動
                ATK・DEF・戦闘判定+5。以降、基礎値の上昇1に対してATK・DEF・戦闘判定+1ずつ上昇させる
・水棲の王:技能+5・戦闘判定+10。ATK・DEFの最大値-5。防御方針時のスタミナ消費量を変化させない
       コアメダルが一定数に達する事で、レンジを遠距離に変更し、自分の戦闘判定勝利時に全体に攻撃を与える
・人間という器:気力の最大値+25。全ての基礎値+5。《セルメダル不足状態》でも能力値が下がらない。他コアを用いても完全体となる事が可能 ★New!
・完全体:???


>戦闘開始レンジを判定します

>スタートが屋内であるため、超遠距離は除外されます



1~2:至近距離
3~5:近距離
6~8:中距離
9~0:遠距離

>↓3


京太郎「還して……」

京太郎「還して、もらうぞ……!」

京太郎「その“肉体(からだ)”も……! “精神(おもい)”も……! 全部ッ、まとめて!」


 翠の双眸が、メズールを見やる。
 その下にあるのは、闘志を超えた殺意。絶対零度よりもなお低く、全てを氷の下に追いやる憤怒。
 地面を砕いて取り出された戦斧――メダガブリューが、妖しい輝きで牢獄を彩った。

 このメダルの力が、欲望を、夢を砕くものだというのであれば――。

 今の須賀京太郎は、誰かの夢に欲望を砕く破壊者であった。


メズール「交渉は決裂ね、坊や」


 新子憧の肉体が銀色のメダルに覆われる。
 すぐさま入れ替わるように露になる怪人態。メズールが戦闘に望む姿。

 その力は未だ完全体には及ばぬものの……。

 新子憧という欲望の器を得て、かつてないほどの昂ぶりを見せていた。
 本来の“芯(コアメダル)”の代替として、新子憧の肉体を核として用いているのだ。


【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎              【メズール in 新子憧】
技能:60                                技能:65
HP:53/53                               HP:61/61(60)
スタミナ:52/52                    VS      スタミナ:61/61(60)
気力:82/82                              気力:85/85
ATK:55                                ATK:55(50)
DEF:55                                DEF:55(50)


 オーズ:60+15+コンマ+気力   VS  メズール:65+10+コンマ+気力-10

>須賀京太郎の戦闘方針は【通常方針】です
>須賀京太郎とメズールのレンジは【近距離】です

>このレスのコンマにて、メズールのコンマを判定

>↓5 須賀京太郎のコンマ・戦闘方針・コマンド、および新子憧の戦闘方針・コマンドをお願いします


>>539

>>538の判定:63 >>543の判定:72
>#攻撃方針集中30メズール
>攻撃方針、集中30

オーズ:60+15+72=147
メズール:65+10+63+30-10=158

ダメージ:(1+1)+11/5+55-55=5ダメージ!

>攻撃方針にて2倍! 須賀京太郎に10のダメージ!


>オーズはスタミナを4消費!
>メズールはスタミナを12消費! 気力を30消費!


【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎              【メズール in 新子憧】
技能:60                                技能:65
HP:43/53                               HP:61/61(60)
スタミナ:48/52                    VS      スタミナ:49/61(60)
気力:82/82                              気力:55/85
ATK:55                                ATK:55(50)
DEF:55                                DEF:55(50)


>須賀京太郎の戦闘方針は【温存方針】です
>須賀京太郎とメズールのレンジは【近距離】です


京太郎「――ッ」


 メダガブリューを振りかぶり、メズールへと突撃する。
 吹き荒ぶ爆風を伴う水流を斧で切り開きつつ、そのまま、メズールの首元へと殺到。


 ――砕くのだ。砕かねばならない。砕いてしまわねば。


憧『――その先、言うの必要はないわよ』

憧『あんたと、因縁あるんでしょ? 正直よくわからないから顔を突っ込む気になんないわ』

憧『だから――あたしはこっちの相手をしてあげる』

憧『その間、ちゃんと決着をつけてきなよ』


 何故だろう。

 こんなときになってハッキリと、こうも新子憧の顔が思い浮かぶなんて――。


メズール「甘いわよ、坊や」

京太郎「――が、ぁ、ッ」


 メズールからの痛烈なカウンター。
 その一撃のまま、京太郎は蹈鞴を踏んだ。

 おぼつかない足取りで壁に触れると、突き飛ばして大上段。
 振りかぶったメダガブリューでそのまま、切りかかる――。


憧『今この場にはあたししかいなくて……ヒーローは後から登場するって事よね』

憧『分かった。絶対、宥姉に手は出させない。宥姉を護る』

憧『ただ――任せてもいい? あたしの分の、怖さもさ』


 その切っ先を、紙一重で躱される。側面に避けたメズール。
 手首の辺りを払われた。同時に蛸がごとく回りこんでくる左手。京太郎の肘間接を曲げ、ロック。
 折られぬために、咄嗟に身体を捻った。

 そのタイミングに合わせて、メズールが力を込めた。
 伊達や酔狂などではなく、文字通り、京太郎の身体は宙を舞った。

 背中から、叩きつけられる。肺から空気が噴き出し、衝撃に脳が揺れる。
 この技、明らかに何らかの格闘技のそれ。あるいは逮捕術か、はたまた護身術か。
 なんにせよ、メズールが知りえるものではない。事実、今までそれを見せられた事はないのだから。

 つまり――。


京太郎「――――ッ!」









【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎              【メズール in 新子憧】
技能:60                                技能:65
HP:43/53                               HP:61/61(60)
スタミナ:48/52                    VS      スタミナ:49/61(60)
気力:82/82                              気力:55/85
ATK:55                                ATK:55(50)
DEF:55                                DEF:55(50)


>須賀京太郎の戦闘方針は【温存方針】です
>須賀京太郎とメズールのレンジは【近距離】です
>このレスのコンマにて、メズールのコンマを判定

 オーズ:60+15+コンマ+気力   VS  メズール:65+10+コンマ+気力-10

>↓5 須賀京太郎のコンマ・戦闘方針・コマンド、および新子憧の戦闘方針・コマンドをお願いします

>>547

>>546の判定:47 >>551の判定:14
>#攻撃方針集中40メズール
>攻撃方針、集中40

オーズ:60+15+14+40-10=119
メズール:65+10+47+40-10=152

ダメージ:(3+5)+33/5+55-55=15


>攻撃方針にて2倍! 30のダメージ!

>須賀京太郎はスタミナを1消費! 気力を40消費!
>メズールはスタミナを9消費! 気力を40消費!



【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎              【メズール in 新子憧】
技能:60                                技能:65
HP:13/53                               HP:61/61(60)
スタミナ:47/52                    VS      スタミナ:40/61(60)
気力:42/82                              気力:15/85
ATK:55                                ATK:55(50)
DEF:55                                DEF:55(50)


>須賀京太郎の戦闘方針は【温存方針】です
>須賀京太郎とメズールのレンジは【近距離】です


京太郎「う……」

京太郎「ああああああぁぁぁぁああぁあぁあああぁあああああぁああぁあぁぁぁぁ――――――!!!」


 起き上がり、戦斧を振り回す。

 しかし、僅かにすらあたらない。全ての切っ先が虚空を薙ぐばかりで、ただの一合すら切り結べない。
 攻め続けることに、空振りをすることに、ただただ疲労が増していく。

 反面、高まる殺意。急速に増していく虚無への欲望。

 身体の動きとは対照的に、どこまでも心が凍てついていく。
 何もかもが、虚無に導かれていく。全てが――そう、全てが。


京太郎「――――――――ッ!」


 音はもはや、その意味を為してはいなかった。
 全てが……そう、何もかも全てが。

 視えない。聴こえない。感じられない。判らない。

 ただただ、落ちていく。真っ逆様の暗闇目掛けて投じられていく。
 何もかもが。すべて、何もかもが。


京太郎「――――――――――――――ッ!」


【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎              【メズール in 新子憧】
技能:60                                技能:65
HP:13/53                               HP:61/61(60)
スタミナ:47/52                    VS      スタミナ:40/61(60)
気力:42/82                              気力:15/85
ATK:55                                ATK:55(50)
DEF:55                                DEF:55(50)


>須賀京太郎の戦闘方針は【温存方針】です
>須賀京太郎とメズールのレンジは【近距離】です

>このレスのコンマにて、メズールのコンマを判定

 オーズ:60+15+コンマ+気力   VS  メズール:65+10+コンマ+気力-10

>↓5 須賀京太郎のコンマ・戦闘方針・コマンドをお願いします


防御
グランド・オブ・レイジ
集中11
セルメダル1枚

>>554の判定:49 >>559の判定:70
>#防御方針爆発メズール
>防御方針、爆発

オーズ:60+15+70+11-11=145
メズール:65+10+49-10=114

>オーズのグランド・オブ・レイジ発動!

 55+15+(5+8)+7+7+1-55=43のダメージ!


>オーズは気力を11消費、スタミナを14消費、セルメダルを1枚消費
>メズールは気力を20回復、スタミナを9消費!


【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎              【メズール in 新子憧】
技能:60                                技能:65
HP:13/53                               HP:18/60
スタミナ:34/52                    VS      スタミナ:40/60
気力:31/82                              気力:35/85
ATK:55                                ATK:50
DEF:55                                DEF:50


>須賀京太郎の戦闘方針は【防御方針】です
>須賀京太郎とメズールのレンジは【近距離】です



京太郎「――――――――ッ!」


 視界が歪む。音が罅割れる。熱も、寒さも、痛みも何も伴わない。

 虚無がどこまでも膨れ上がり、京太郎の心を飲み込んでいく。

 もう、取り返しがつかないところまできてしまった。これ以上はどこへもいけない、そんな場所へ。


京太郎(憧を……! 憧を……!!)

京太郎(憧を、取り返す……! 取り、返す……ッ!)

京太郎(取り――返す、んだッ!)


 メズールから、さらに一撃受けた。弾かれた勢いそのままに、鉄格子が歪んだ。
 身体のどこかを痛めたのかもしれない。だけれども、構わない。
 メダガブリューに、セルメダルを飲ませた。


 ――《           》!


 音、もう判らない。それが鳴っているのか、いないのかさえも。何も。

 ただ、身を任せた。虚無に引き込まれた。
 そうしなければ、守れない。そうしなければ、掴めない。そうしなければ、取り返せない。

 プトティラのシルエットが、ぶれた。

 だけれども構わない。そのまま、メズールに刃を叩き込む。
 欲望を破壊する、紫の戦斧。これを使えば、憧の中の、メダルだけを砕けると思った。

 でも、届かない。どうしたって、紙一重のところで砕けなかった。

 そのまま一撃、受けた。仕切りなおしのように、距離をとられる。


【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎              【メズール in 新子憧】
技能:60                                技能:65
HP:13/53                               HP:18/60
スタミナ:34/52                    VS      スタミナ:40/60
気力:31/82                              気力:35/85
ATK:55                                ATK:50
DEF:55                                DEF:50


>須賀京太郎の戦闘方針は【防御方針】です
>須賀京太郎とメズールのレンジは【近距離】です

 オーズ:60+15+コンマ+気力   VS  メズール:65+10+コンマ+気力-10

>↓5 須賀京太郎のコンマ・戦闘方針・コマンドをお願いします


>>563

>>562の判定:43 >>567の判定:38
>#攻撃方針気力34メズール
>攻撃方針、集中34


オーズ:60+15+38+30=143
メズール:65+10+43+34-10=142


>オーズバッシュ発動! メズールに20の固定HPダメージ!


>須賀京太郎はスタミナを7消費! 気力を30消費!
>メズールはスタミナを8消費! 気力を34消費!


【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎              【メズール in 新子憧】
技能:60                                技能:65
HP:13/53                               HP:0/60
スタミナ:27/52                    VS      スタミナ:32/60
気力:01/82                              気力:01/85
ATK:55                                ATK:50
DEF:55                                DEF:50



>京太郎は戦闘に勝利した!



>戦闘終了につき、グリード化数値上昇判定を行います
>現在値は以下

【須賀京太郎のグリード化数値:54】


>戦闘での被ダメージ40にて、須賀京太郎のグリード化数値が40上昇!

>次、コンマによる増減を行います


>コンマの合計値分、グリード化数値が上昇します


>↓5

おまかせあれ!

>>577の判定にて、+15


 54  +  40  +15   =





 あははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ!


 あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ!




 目覚めた。目覚めた。目覚めた。目覚めた。目覚めた。目覚めた。目覚めた。目覚めた。目覚めた。目覚めた。目覚めた。目覚めた。目覚めた。目覚めた。目覚めた。目覚めた。目覚めた。


 
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 来てくれた……!


 あなたは、こっちに来てくれた……!


 あなたは、私を選んでくれた……!

 あなたは、私と一緒にいるって誓ってくれた……!

 あなたは、自分の中の虚無を目覚めさせた……!


 あなたは、怪物であることを思い出した……!

 あの炎の日に、生まれた怪物……!


 あなたも、私と一緒のモンスター……!


 あなただけが、私のことを理解してくれる……!

 あなただけが、私のことを受け入れてくれる……!

 あなただけが、私のことを好きになってくれる……! 


 それと同じくらい、私はあなたのことを愛するから……!

 全身全霊で、身体も心も全部使って、あなたのことを抱きしめるから……!

 この身体はあなたと一緒で、あなたのもの……! 私を全部上げるから……!


 だから、私を壊して……!
                     アイシアイ
 この世界の終焉で、私と一緒に殺し合いましょう!

 二人で一緒に、世界を殺しながら死んでいくの……!



 あなたに……ああ、そんなあなたに……!




 ――会いたかったよ、京太郎っ!








       第16話「家族と仲間と抱きしめる虚無」




                           A-Part 終了

←To be continued...

【悲報】大星淡、京太郎をNTRれる


というわけで、今日はタイムアップです

大きく物語が動いた感じですっていうか、最近ジェットコースター気味に加速していくね
なんもかんも冬生まれの金髪が悪い
冬生まれは親からクリスマスプレゼントと誕生日プレゼント一緒にされてて、というか親がいなくて、恋人から別にプレゼント貰った後にNTRれるんだからしゃーない


ではでは、また来週ー



それじゃあ、前回の続きから
こっちの時間が許す限りやろうか


京太郎(守るんだ――俺は)


 抜いた、メダジャリバーとメダガブリューの二刀流。

 メズールの攻撃が体を苛むが、気にせず――切り上げる/振り下ろす/薙ぎ払う/叩き割る/殴り付ける/突き入れる。
 その度に起こる火花。蹈鞴を踏むメズール。

 よろけたところに、追い討ちを加える。
 その衝撃で、留置所の壁がひび割れた。ぱらぱらと、破片が舞う。
 だけど、構わない。

 このまま――切る/切る/切る/切る/切る/切る/切る/切る――――砕くッ! その、コアメダルをッ!


京太郎(護るんだ……俺が……! 俺が!)


 体をふらつかせるメズールが、それでも構えを取って向かってくる。

 それを、阻止。
 メダガブリューを投擲して、マントを壁に縫いとめる。

 なんとしても、こいつはここで倒さなければならない。ここで殺さなければならない。ここで――砕かなければならない。


 ――《     !              !》


 メダジャリバーに、メダルを飲ませた。

 そのまま、憧ごと――空間ごと、切り払った。


メズール「――ぁ」


 直後、収束する世界。そして、巻き起こる爆発。

 狙った対象だけを――有象無象の区別なく屠り尽くす、オーズバッシュの力である。
 今回は、新子憧のうちに根付くメズールだけを、切りつけた。
 爆発とともに、大量のメダルが床を打つ。

 だけど……。


メズール「こ、こんなところで……!」


 足りない。まだ、足りない。

 おぼつかない足取りのメズール。その足元に倒れる――眠る少女。


京太郎(逃が、さない……!)


 メダジャリバーを投げつけた。
 貫かれて、そのまま壁ごと、メズールが外へと放り出される。


 メズールを、追って飛び出した。

 腹部を貫かれたメズールから、刀を引き抜く。
 抜いた勢いで反転して、叩きつける。

 力の限り、ただ、ただ叩きつける。


京太郎(――砕く! 砕く……ッ! 砕くッ!)


 いつしか、刀身が曲がっていた。
 それを投げ捨てる。これではもう、使い物にならない。

 あとは――使えるのは、この拳だ。


メズール「こ、の――!」


 その瞬間、瀑布が襲い掛かった。
 胸元で、何かが弾け飛ぶ。

 宙を舞った体が、強かに地面に打ち付けられた。

 少なくない衝撃に、体は緩慢さを覚えた。
 だけれども、痛みというのが薄れていた。音や光や思い出とともに、ただ遠くに向かっていく。

 そのまま、走り出した。

 砕けていくアスファルト。ひび割れるコンクリート。
 一歩ごとに、体が変化していくようであった。


京太郎(こいつは――こいつ、だけは……!)


 こいつを逃がしたら、また誰かが犠牲になる。
 こいつを放っておいたら、もっと凄まじいことが引き起こされる。
 こいつだけは、生かしては置けない。殺さなければならない。砕け散らさなければならない。

 拳を握った。

 迫りくる水流を、体から放つ波動で打ち消して走り寄る。
 なんとか、射程に収めなければならない。

 しかし果たして、それはすぐに達成された。



 そのまま、殴りつけた。

 メズールの体が跳ねる。

 跳ねとんだメズールの元に、歩み寄る。

 それから、また殴る。

 何かが砕ける音を聞いたような気がしたが、すでに世界の音はどこも砕けている。


 さらに殴り付ける。

 倒れるメズールの首を掴んで引き起こし、また殴る。

 どこかの壁に激突して、地面に崩れ落ちた。

 その体を、蹴り上げる。


 また、殴った。

 地面とメズールとの間に、陥没ができた。

 だけど、違う。

 砕くのはこっちではなく、メズールのメダルでなくてはならない。


 そのまま、馬乗りになった。

 接触していないと、世界中の何もかもがそこにあるのか分からない。

 拳を叩きつける。振り上げる。また、叩きつける。


 殴る。

 殴る。

 殴る。

 殴る。

 殴る。


 左の頬を打ったら、右の頬を打つ。
 右の頬を打ったら、真ん中を打つ。
 真ん中を打ったら、額を打つ。
 額を打ったら、顎先を打つ。

 頭を打ったら、胴体を打つ。
 腹を打つ。今度は胸を打つ。
 庇おうとした腕を打つ。肩を打つ。
 鎖骨を打つ。肋骨を打つ。


 その度に、何かが砕ける音を聞いた。

 いつしか自分の両手は、人のそれを――やめていた。

 それでも、殴りつけた。


 支えるものがなくなって、尻餅を付いた。

 そこで漸く自分は、メズールを構成するコアを砕ききったということに思い至る。

 感覚のほとんどが不完全なるこの体でも、今の感触は残った。
 あれほど叩きつけたのだから、無理もあるまい。
 残響となった痛みは――それは、返り血を思わせた。


京太郎(俺は――、俺……は……)


 のろのろと、体を起こして。

 ふと、先ほどまで自分がいた方向を振り返ってみると――そこには。


憧「……ぁ」

憧「――――う、なの?」

憧「その――は、一体、ど――――?」


 砕けた壁に凭れ掛かりながら、こちらに視線を向ける少女。
 その瞳には戸惑いと、恐怖が刻まれていた。

 もう一度、自分の両手を見た。

 そこにあった。そして、足元にもあった。
 たった今、自分が――一つの命を終わらせたという証拠が。


 その瞬間、京太郎は身を翻す。

 この場には――ここには、留まりたくなかった。


 ◇ ◆ ◇


セーラ「……すまん」


 留置所破壊事件から、やや置いて。
 この街に集う仮面ライダーである少女たちは全て、一同に介していた。


 仮面ライダー電王――神代小蒔。

 仮面ライダーアクセル――江口セーラ。

 仮面ライダーゼロノス――大星淡。

 仮面ライダーW――白水哩と鶴田姫子。

 そして、今回の事件の当事者である……仮面ライダーバース――新子憧。

 オブザーバーとして、片岡優希と染谷まこも。

 もちろん、イマジンもいる。デネブなんかは、全員分のお茶を用意してた。


小蒔「京太郎くんが、グリードに……」


 何が起きたのかを話し合ったあとに、少女たちの間に溢れたのはなんとも居たたまれない空気だ。

 まず、新子憧と須賀京太郎がメズールに襲われたこと。
 それから、新子憧が危篤状態に陥ったこと。
 須賀京太郎はウェザードーパントとして、警察に拘留されたこと。

 病院で眠る新子憧が、メズールの依代として利用されたこと。
 そこでおそらく、須賀京太郎とメズールの戦いがあったこと。
 結果として京太郎は単身限界までの戦いを挑み――あまつさえ、グリードになってしまったこと。

 なぜ京太郎がグリードになったのか、大星淡がなぜライダーとして戦っているのかも、全て。


憧「あたしのせいで……本当に、ごめん」


 居ても立っても居られなくて、新子憧は頭を下げた。
 自分の甘さが、この惨状を引き起こしてしまったのだ。

 紛れもなく自分は、須賀京太郎を追い詰めるのに一役買ってしまっただろう。

 そのことを考えると――身を引きちぎられんばかりで、この場に立っていることさえ困難だ。
 首を括れば京太郎が元通りになるというのなら、それすらも考えてしまうほどに。


哩「……新子。気ば、病むな」

憧「えっ……?」

哩「お前が居たせいで、こげんことになった訳じゃなか。誰が居ても、遅かれ早かれそうはなっとった」

哩「そいよりは……実際に、こん後をどうしたらいいのか考える方がよっぽどよかと」


 あまり話したことがなかった人間からの言葉なだけに、憧は面食らった。

 思わず顔を跳ね上げたら、そこには腕を組んで平然と立つ白水哩の姿があった。
 ただの慰めかどうなのかは、その仏頂面からは伺えない。


姫子「まーた部長は、適当なこと言いよって格好付けるけん」

哩「ひ、姫子……!?」

姫子「実際のところ、きょーたろ君がこーなっとるんはそこん新子にも原因はあるとです」

哩「う……」

憧「……」


 真実をついた言葉が、そのまま憧の胸を抉る。

 が――。


姫子「ただし、原因があることと責任があることはこん場合はまったく別」

姫子「変に気を揉むもんじゃ、なかとよ?」

タイムアップやけん

しばし中断でー

お待たせしました

あー、京玄とか京穏とか京灼とか京マホとか書きたい


セーラ「……ま」

セーラ「確かに、鶴田の言う通りやんな」

セーラ「あんま、気ィ張って背負いすぎても……動きが悪くなるだけやから」

セーラ「あいつを助け出す為にも、フットワークは軽くしとこーか」

セーラ「な!」

憧「ふきゅ」

セーラ「ん?」

憧「な、なんでもない」


 肩に手を回されて、顔を付き合わせて囁かれる。

 その瞳はどこまでも真っ直ぐでいて、余計な重さなんてなくても、一本筋の通った光。
 きっとヒーローというのは、こんな人を言うのであろう。
 事情があろうがなかろうが、他人の為にごく自然に手を差し伸べられるタイプの人間だ。


小蒔「……そうです」

小蒔「誰かの為に戦っていた人が、こんな理不尽を受けるなんて理由はないでしょう」

小蒔「どんなことがあったとしても……」

小蒔「誰が、なんて言ったって……私たちで――京太郎くんを助ける」

小蒔「大事なのは、そこです。その一点です!」


 こちらの女性は、セーラと違って明らかな母性を湛える体つきだ。
 二人には悪いが、闘争などというのとは無縁に思える。
 その慇懃さや、物腰の柔らかさや柔和な雰囲気は、彼女の人のよさを表している。

 だけれども、いい人と人がいいというのは違う。

 同じくらい――。
 優しさと甘さは異なり、優しさというのは弱さとは同意義ではない。


モモタロス「アイツは……あのバカは、そんなにヤワなタマじゃねえ!」

モモタロス「こういうときこそ、俺たちの出番だろ!」

ウラタロス「いや、先輩にバカ呼ばわりされるのは流石に彼も不本意だし、あり得ないと思うけどさ……」

モモタロス「そうそう……って、オイ! 亀公、テメー!」

ウラタロス「京太郎くんを助けたいってのには、僕も同意して置こうかな」

キンタロス「まあ、京の字を助けへんと時間が壊れるしなぁ」

リュウタロス「京太郎、恐竜になってるんでしょ? だったら、僕の出番かなーって」

リュウタロス「京太郎のとは違うかも知れないけど……頭の中の声なら、知ってるし」


 バンバンと、人指し指の拳銃を作って見せるリュウタロス。


リュウタロス「それに……」

リュウタロス「こんな形でお別れとか、そんなのヤだよ」

小蒔「……はい」


モモタロス「なーに、辛気臭い面してやがんだよ!」

モモタロス「だから、俺らで助けるんだろうが!」

キンタロス「ああ、モモの字の言う通りや」

キンタロス「京太郎の強さは俺が保証したる。こんなところで、終わる訳がない」

リュウタロス「そうだよね……僕たちで助けちゃえばいいんだよね」

リュウタロス「京太郎を助けるけどいいよね? 答えは、絶対絶っ対、聞かないけど!」


 そこにいる三人は、どこまでもいつも通りだった。

 元の世界でも、きっとこうして困難を蹴り飛ばしてきたのであろう。
 確信がなくとも、何とかするという気概を持ち、人をそれに巻き込む輝きを見せていた。


ウラタロス「……はぁ」

ウラタロス「流石に僕は先輩たちみたいに楽観視はしないけど」

ウラタロス「まあ、原因があるってことは理由が判るってことだから……なんとかする方法も、その辺りにあるんじゃないのかな?」


 一人、やや冷静な青いイマジン――ウラタロスは。

 そんな風に、頷きやすい言葉で憧を慰めた。


優希「折角、やっとこうして会えたんだから……今さら、こんなオチなんて認めない!」

優希「京太郎が私を助けてくれたみたいに、今度は私が京太郎を助ける番だ!」

優希「数絵ちゃんの力があれば、きっと京太郎を助ける方法もみつかるじぇ!」


 子供の頃の自分によく似た少女は、そんな風に憧へと笑いかける。

 それは、絶望を知った目だった。
 絶望を知りながらも戦い続け、己の限界まで恐怖に抗った瞳であった。


まこ「まぁ、まだ何とも言えんが……」


 そこで一旦言葉を区切り、瞳を閉じる染谷まこ。

 一体、どれだけの苦労を重ねてきたのだろうか。
 同じ女として、眉間に刻まれたその皺に、痛々しさを感じずにはいられない。
 よく見れば、目元にある隈取りも濃い。

 それでも、染谷まこは――。


まこ「これ以上、仲間を――失ってたまるか」


 ただ、そうとだけ言い切った。

 そして、皆が静かに大星淡を見る。
 彼女の事情についての説明も、デネブが全て担っていたのだ。
 終始、淡は無言を保ち続けていた。

 そんな彼女が、漸く、口を開いたのだ。


淡「私は別に、あんまり楽観も悲観もしてない」

淡「ただ……あいつ、未来の私が騒ぎだしてないってことはさ」

淡「まだ……どーにかできるって、そんな余地があるってことだよね」


 だから、と少女は笑った。

 落ち着いていながらも、その実、視線には打ち立ての鋼がごとき灼熱の意志が灯る。
 須賀京太郎を助けることへの、その過程で立ちはだかる困難などへの、躊躇など欠片も存在しない。
 静かで激しい、慕情の灯りだ。


デネブ「須賀は、淡の友達……いや、恋人だからな」

デネブ「きっといずれ二人は、幸せな夫婦になるんだ。それを、俺は応援したい」

デネブ「だから、俺も須賀を助けるのに協力するぞ! 頑張る!」

淡「……」

淡「デネブー!」

淡「まだ、きょーたろーと結婚して子供作って幸せになるだなんて言ってない!」

淡「それにそもそも、付き合ってるって勝手にバラさないでよ! もう!」

デネブ「す、すまん! 淡!」

デネブ「てっきり俺は、もう皆に打ち明けて、応援してもらってると思ってたんだ!」

デネブ「悪かった! すまなかった! 謝る! この通りだ!」


ウラタロス「……」

キンタロス「……」

モモタロス「あん?」

リュウタロス「え? なに? なになに」

ウラタロス「……この世界でもおデブちゃんはやっぱりおデブちゃんか」

キンタロス「どこの世界でも、変わらんもんがあるって訳やな……。泣けるで」



哩「……そいけん、先ずは京太郎に起きとることの原因ばしっかりと突き止めんと」

姫子「で、並行して居場所の捜索ばすっと」

セーラ「元に戻せるっちゅー、方法もちゃんとやらな」

小蒔「暴走に近いなら……私たちで止めないと!」

優希「残りの恐竜コンボのメダルがどこにいるのかも、気になるじぇ」

まこ「まだイマジンもドーパントも残っとるけえ、そっちの対応も必要じゃな」

淡「……やることやって、きょーたろーを取り返す。絶対に」


 誰一人として、諦めてはいなかった。

 恐怖はあるだろうし、不安もあるだろう。

 しかしそれでも、立ち上がることを止めない不屈の輝きがあった。

 人はそれを――覚悟とか、希望と呼ぶのだろう。


憧「……」


 それは多分、相手が須賀京太郎であるからであろうが……。
 きっと、ここの皆は、新子憧が京太郎の立場であったとしても、変わらず立ち上がるに違いない。
 そんな、人間で……そんな耀きなのだ。

 対して、自分は……。


セーラ「なーに、一人でマイナス入っとるんや」

憧「……っ。で、でも……」

セーラ「なんでも別にいいし、俺も強制するつもりはないねんけど……」

セーラ「やられっぱなしで、悔しくないか?」

セーラ「それとも、そこで泣き寝入りするタマなんか?」

セーラ「助けられて、それっきりなんか?」


 ……。

 そう、言われたら――。


憧「……上ー等じゃない!」

憧「さっさとアイツを助けて、今までの分も纏めてお礼参りしてやるから!」

セーラ「……お礼参りってゆーと、なんか別モンやけど」

セーラ「ハハ――ま、その意気やな!」


憧「だから――」

セーラ「なら――」

憧「――そっこーで、決める!」

セーラ「――キッチリ、取り戻すで!」



【一時的に、プレイアブルキャラクターが変更されました】

という訳で、操作キャラが変更。獣の槍暴走編みたいなモンです
次回からは、それぞれが動いて動かしてって形になります

イマジンズ、マジ清涼剤


寝オチしてすまんかったけど、また来週ー

(555)
デルタ
量産型カイザ
G4
ライオトルーパー

と、なりますかね
世界観事態に関わる大まかなプロットが2つあって、一つだと開幕555だけど

形式については、各話のボス格で今までのような戦闘
雑魚などは自動消化または簡易形式になるかもです
ある程度は考えるから運要素が取り除かれつつ、今までのよりも気軽に(1の手間も少ない)簡易形式を用意しときます
ガンバライド方式が一番楽かもしれないけど

後は、戦闘はもう副会長のときのようにこっちで書いて、ルート安価だけにするか

ちょっと、試しにどんな文章形式スタイルになるか

一例だしてみますね


「空気さん、空気さん」

「……ん。もう、放課後だったっけ?」

「いや、普通に教室移動っすね。……どれだけ寝過ごすつもりだったんですか?」


 口調からは今にも押し出されんばかりのフランクさが感じられるが、全体的な雰囲気としてはどこか陰りのある黒髪の少女――、

 東横桃子の問いかけに、欠伸を噛み殺して応じる男子生徒。

 伸びをして、首を捻りながら頭を掻く。金髪がくしゃりと揺れる。

 それからまた気だるそうに、数学の教科書――一限目のものだ――を、机に戻す。


 桃子は知っていた。

 彼は、金髪の少年は――須賀京太郎は、教科書の殆どを学校に置き去りにしていると。


「ほら、イケメンさん。行くっすよ」

「……呼び方、安定しないのな」

「須賀くんが、敬愛と親密と三分の一の純情な感情を込めて私を下の名前で呼んでくれたら考えてやるっすけど」

「……どんな風にだ?」

「んー、仲良しっぽく『京さん』とか『京ちゃん』とか!」


 軽く期待を込めた桃子の視線を、「じゃあパスで」と手のひらで払う京太郎。

 おおよそ頭一つ分違う彼の目許にはその実、万物に対する拘りというものが感じられない。

 どこか遠くを――ここではないどこかを、それだけを捉えている。


 はあ、と溜め息を漏らす。

 ある事件があってから――この手の瞳をするものは、少なくないのだ。

 今も隣にいるこの少年がその内の一人だとしても、無理はなかった。


「あと、須賀くんってのもやめて貰えるか?」

「はいはい。まあ、空気キャラのよしみで受け入れてやるっすけど」

「……悪いな。ありがとう、東横」 


 東横桃子は――影が薄いという次元を通り越して、影そのものとなってしまったような少女だ。

 顔は整っている。スタイルもいい。

 性格は暗すぎず、むしろ、ある種フレンドリーと言ってもよい。

 本来なら人の輪の中心に入っていてもおかしくない気軽さと、決して悪くはない気楽さがある。


 それでも彼女は、友達が少ない。


 苛められているとか疎まれているとかではなく、彼女の体質とも言える問題によって――桃子は人と関われない。

 よほど大きな音を立てたり、派手な動きでもしない限り――。

 東横桃子は、“他人に認識されない”。


 否。正しく言うとすれば、認識されても意識されないのだ。

 そこにいると、思われない。姿形も、発生すらも。


「……同級生にこんな運命の人みたいな人がいるのに、碌に友達らしいこともできないとかつまらないっす」

「何か言ったか?」

「なんでも……。……って、耳はいいって言ってましたよね? 知ってるっすよ!」

「そっか。俺は知らないんだよなぁ」

「うんうん、自分のことは意外と自分自身知らないものだ…………って、んな訳ないっす!」

「東横さん、うるさい」

「うわーん、他人行儀になったーっ! しかも、やっぱり耳がいいじゃないっすかぁー!」


 その、数少ない友人。

 それがこの――須賀京太郎である。


 東横桃子の先程の体質にも関わらず、とても恥ずかしい告白をブチかましてくれたとある先輩がいる以上、

 過度に須賀京太郎へとベタつきはしないが……。

 それでも、自分のことを認識できる人間というのは実に貴重である。


 というか、初めてだ。

 正確に自分の姿を見ることができる――そんな人は。

 これが同じ学年で、同じクラスで、隣の席であると言ったらもう運命と言っても過言ではない。


 出会いは、こうだ。


 我がスマートブレイン学園の――普通の高校とは違う、季節外れの入学式。

 生まれ故郷を離れなくてはならないことへの不満と不安と、

 どうせ場所が変わってもクラスに友人なんてできないんだろうなーという諦観から、

 ホームルームをサボろうと思って、目的なく明後日の方向へ、廊下を歩いていたそのときだ。


「なあ、同じクラスだったよな? そっち、教室とは真逆だけどいいのか?」


 方向音痴なのか、と笑いかける金髪の少年。

 見覚えはあった。少年の言うように、自分と彼とは同じクラスであった。

 だが……。


「そ、それ……私に……? 私に、言ってる……? まさか……? 本当に、っすか……?」

「そのサボり方は……新しいなぁ」

「さ、触っていいっすか!? これ何本に見えます!? 私綺麗っすか!? ポマードポマードっす!」

「へっ?」

「な、名前! 名前を教えて欲しいっす! うわー、キョドっちゃうっす! うわーっ! うわーっ!」

「……そっか、そういえば保健室はあっちだったっけ。お大事にな」

「ご丁寧にどうもどうも……って、違う! 逃がさないっすよ!」

「い゛っ!?」

「乙女座の私としてはセンチメンタリズムな運命を感じずにはいられないっす! 獅子座っすけど!」


 それから、冷や汗を浮かべて距離を取ろうとする彼に食らい付き、なんとか自己紹介をした。

 それこそ例の、自分を求めて恥ずかしい告白をした先輩――彼女のような、ド恥ずかしい告白だ。

 何しろ、舞い上がっていた。

 自分のことを完全に認識できるがいるなど、まさに瓢箪から駒だ。

 詳しく聞いたところ、彼――須賀京太郎も長野出身であると言う。

 これは正しく、運命であろう。

 友人になるべくして、自分たちは出会ったのだ。少しはこの学園のことが好きになれそうだった。


「……で、ノッポさん」

「どうした、東横さん」

「他人行儀な呼び方は本気で傷付くのでやめて欲しいっす……。で、こんな噂聞いたことあります?」

「どんな噂なんだ?」

「まあ、ぼっちであるぼっちさんが知るわけないっすよねー」

「……そうだな、東横桃子さん」

「ちょ、ちょっとした冗談じゃないっすか! そんな怖い顔しないで欲しいっす!」


 東横桃子が体質的にひとりぼっちだとしたら、須賀京太郎は実質的にひとりぼっちだ。

 意図的に気配を消して、人の輪からそれとなく遠ざかり、無気力さで無責任さを表して頼られなくしている。

 そんな須賀京太郎に、何でもないことで話しかけるのは、桃子を含めて数人か。

 それ以外の人間に対しては至って普通に接するのに――桃子たちに対しては、やけにぶっきらぼうだ。


 まあ、美少女に話しかけられて照れているのかもしれない。あはは。

 それか、そういうお年頃なんだろうか。あとはデレツンとか。


「……で、どんなのなんだ?」

「んー、と」


 この学園で、真しやかに囁かれるいくつかの噂。都市伝説の一つ。

 それは――。


「『灰色の怪物と、生徒を襲う仮面の男』っすよ!」

「――――」

「あのー、どうかしたっすか?」

「……ん? 何が、どうかしたのか?」

「んー、何でもないっす。あはは、あはは」

みたいな

①基本小説形式で展開。要所で今のシステム戦闘
②基本小説形式で展開。要所で選択肢。戦闘も選択肢
③上とは違って、基本今まで通り。バトルに簡易形式導入


まあ、今のルートの先だから今話しても意味ないんですがね

1930~2000あたりから開始します

っしゃあ、始めるでー


セーラ「それで、どーするのかっちゅー話やけど……」

姫子「きょーたろ君がどこに行ったんか判らん限りはどーしようもなかとですね」

セーラ「そっちの方は、俺が警察と一緒に探す」

セーラ「さっさと見つけんと、――京太郎に限ってんなことないって言いたいけど――何か起きるかもしれへんしな」

哩「姫子。うちらも、京太郎ば探すぞ」

姫子「りょーかいです、部長!」


 もしも彼がその心までを一時的に紫のメダルに支配されているとしたら――。

 そう、早急に見付け出さなければならない。

 彼を都合のいいヒーローとして、キリストが如く磔刑にするというのは以ての外であるが……。
 それ以上に、これまで彼自身が積み上げたものを破壊するような真似をさせてはならない。


優希「染谷先輩。私たちは……」

まこ「おう。地球の本棚で、グリードを人間に戻す方法を探す!」

優希「地球の本棚に、数絵ちゃん不可能はないじぇ!」


 そして、見付け出した須賀京太郎を取り戻すためのすべを見付ける。

 彼の体の中の、恐ろしき竜の齎す虚無の力を止めなければならない。
 それがなければ、取り戻したところでいずれ元に戻ってしまうのだから。


憧「あたしは……まあ、会長の方に探ってみる」

憧「バースも壊れちゃったし、こういうときどうなるのか……キッチリ契約書と照らし合わせてやるから!」


 瞳に光を取り戻した新子憧は、強く拳を握った。

 同時にちゃっかり、バースが破壊されるとは聞いていないので、そのあたりの責任からいくらか巻き上げてやろうと考える。
 転んでも、ただで起きてはやるものか。

×優希「地球の本棚に、数絵ちゃん不可能はないじぇ!」
○優希「地球の本棚に、数絵ちゃんに不可能はないじぇ!」

失礼。噛みました


小蒔「私たちは……」

モモタロス「――っ、オイ! イマジンの匂いだ!」

キンタロス「……何もこんな時やなくてもええやないか」

ウラタロス「こんな時、だからかもしれないよ?」

リュウタロス「どういうこと?」

ウラタロス「あのイマジンたちの目指す時間は、彼がグリードになってしまった世界だから……」

小蒔「その未来を確定させるために、妨害を図る……ということですか?」

ウラタロス「うん。つまりはそういうことだけど――」

モモタロス「――だったらまだ、未来は決まってねーってことだな!」

キンタロス「京の字が戻れることも、全然あり得るっちゅー話やな」

リュウタロス「邪魔するなら、倒しちゃってもいいよね?」


 須賀京太郎はまだ、人間に戻ることができる――。

 イマジンの妨害というのは、その何よりの証左であった。
 一同が、顔を見合わせる。そして、拳を打ち鳴らした。


デネブ「淡」

デネブ「俺たちは――」

淡「アイツに会う。そんで、あっちのきょーたろーがどうなったのかを聞く」

淡「あとは……」

淡「残りの紫のメダルを見付けてぶっ壊しちゃうのと、あの鳥と猫を牽制する!」


 手の内のカードと、永遠の記憶を握りしめる。

 彼とは、永遠の――さらにその先を誓った。
 記憶が失われて消えていくとしても、その向こうまで――さらに先まで、彼の共にいると。

 その言葉が、どれほど嬉しかったかは彼は知るまい。

 ただ今は、立場が逆転した。自分が彼に寄り添う番だ。置いてなど行かれないように。独りぼっちになどしないように。
 愛おしさが、込み上げてくる。
 彼が例え怪物に成り果てたとしても、絶対に引き戻してみせる。須賀京太郎を、人間以外になんてしてやるものか。


淡(辛いのに堪えて、弱虫なのに立ち上がったきょーたろーに、そんな結末なんて許さない)

淡(そんな運命があるなら、絶対絶対――絶っっっ対に、壊してやる!)

淡(私が、きょーたろーの家族になるんだから!)



  ◇ ◆ ◇


もこ「あはっ、あはははははははははは!」

もこ「あはは! あははははははははははははは!」


 突然、唐突な笑い声をあげた対木もこに、カザリとアンクは視線を送る。

 ――壊れている。

 そう、メズールはこの少女を称していた。
 実際目にするまでは半信半疑であったが、なるほど確かに、どうしてこの少女は壊れている。
 常人が上げられる声ではなかった。

 濁った瞳で、狂った挙動で、イカれた笑顔で彼女は踊る。

 部屋の隅で、「メズール」と呟き続けるガメルも含めて辟易とした様子のアンクは、少女に問いかけた。


アンク「……何がおかしい」

もこ「え? おかしい? おかしい訳ないでしょ? だって、わたし、最高に嬉しいんだもん」

もこ「やっと――やっとわたしと、同じ方に来てくれたんだね」

もこ「嬉しい……っ! 嬉しいよぉ……! だってわたし、独りぼっちじゃないんだから……!」

もこ「あはは、あははははっ!」

もこ「信じてたわ! あなたは、わたしを選んでくれるって……わたしとおんなじ“怪物(モンスター)”だって……!」

もこ「好き……好きなの……! 大好きぃ……!」


 陶酔した様子で自らの体を抱きしめる対木もこに、正気の要素など一つもない。

 ただ、虚空に向かって語り掛ける/謳い上げる。
 アンクやカザリやガメルを視界に収めながらも、その実、何も見えてはいない。
 ……見る気もないのだろう。
 それぐらい少女は、舞い上がっていた。恋に燃えていた。

 或いは、彼女の視界には――その“誰か”しか映っていないのだろうか。


もこ「あなたが……どんなことになったとしても――」


もこ「――わたしがゆるしてあげる」

もこ「――わたしがうけいれてあげる」

もこ「――わたしがこわしてあげる」

もこ「――わたしがくるわせてあげる」

もこ「――わたしがしんじてあげる」

もこ「――わたしがまもってあげる」

もこ「――わたしがころしてあげる」

もこ「――わたしがすくってあげる」

もこ「――わたしがよろこんであげる」

もこ「――わたしがだきしめてあげる」

もこ「――わたしがてつだってあげる」

もこ「――わたしがいっしょにいてあげる」

もこ「――わたしがあいしてあげる」

もこ「――わたしがかみしめてあげる」

もこ「――わたしがのみこんであげる」

もこ「――わたしがよろこばせてあげる」

もこ「――わたしがおこしてあげる」

もこ「――わたしがわらってあげる」

もこ「――わたしがとなりにいてあげる」

もこ「――わたしがほろぼしてあげる」

もこ「――わたしがつみあげてあげる」

もこ「――わたしがめざめさせてあげる」

もこ「――わたしがてをとってあげる」

もこ「――わたしがかわいがってあげる」

もこ「――わたしがささえになってあげる」

もこ「――わたしがめちゃくちゃにしてあげる」

もこ「――わたしがおこってあげる」

もこ「――わたしがおしえてあげる」

もこ「――わたしがたすけてあげる」


もこ「だって……あなたにはわたししかいなくて、わたしにはあなたしかいないんだからっ!」


アンク「……」

カザリ「……」


 気が狂っている。

 かつて、カザリとアンクは様々な人間の欲望を――そして醜悪さを垣間見た。
 だが、その中に……これほどまでに悍ましい怪物は存在しただろうか?

 こいつは、どこまでも純粋だ。
 それこそ、絵本の中の王子に憧れる少女と何ら変わりない。
 彼女はどこまでも真剣に、須賀京太郎を愛している。彼しか、仲間はいないと思っている。

 彼に恋焦がれているのは真実だろう。
 抱きしめたいとも思っているし、真剣に支えになりたいとも思っている。
 きっと、他の男女がするような睦み事や逢瀬を重ねたいとも思っている。

 本気で、須賀京太郎のことを愛おしく思っているのだ――。


もこ「はぁ……んふ、んふふ、あはっ、あははははぁ」

もこ「会いたい……会いたいよぉ……!」


 だけれども、それと同じほどに須賀京太郎を穢したいと思っている。
 彼をこの手で引き裂き、そしてその臓物を口に食み、光を失った眼孔と視線を通わせて、物言わぬ唇を奪いたいと思っているのだ。
 愛しているから、粉々に破壊したい。

 誰かに奪われるのが怖いという気持ちもあるだろう。
 そうして、自分の中で掛け替えがないものにしたいという気持ちもあるだろう。
 単純に、何かを支配するというのも好きなのだろう。

 死体が好きな訳でもない。
 壊すことに痛みを感じない訳でもない。
 他人が是とすることを、否としか感じられない訳でもない。


もこ「あぁ……は、ぁ……はぁ……ん、んふっ」

もこ「大好き……っ、ぁ、大好きぃ……!」


 彼女は感性を人とともにしながらも、同時に、異常な部分を有している。
 根本から狂った異物などではなく、正常な形に“何か”が加えられて歪んでしまった“怪物(モンスター)”
 須賀京太郎は思い人であり、英雄であり、偶像であり、儀礼的存在なのだ。

 それまで与えられた多くの痛みを忘れるために、京太郎を破壊するという破瓜の痛みをもって――。
 それだけが彼女の中の唯一絶対の痛みであり、この世で最も尊く愛すべきものだとして――。
 愛おしいものをこの手で壊すという最大の不幸をもって、今までの不幸を塗りつぶし――。

 これまでの自分の人生を、価値のあるものに変えようとしている。


もこ「ぁ、は、ぁ、んっ、好きっ、大好きっ、京太郎……! きょうたろぉ……!」

もこ「わたしの、わたしの一部になって……! あなたの、あなただけのものになってあげるからぁ……!」

もこ「わたしを全部あげるから、あなたを全部頂戴っ!」


 京太郎への思いだけで、自ら抱きしめたその小さな体を高めていく。
 対木もこは、今まで感じたことがないほどの、濃密な生と死の気配を感じていた。
 これほどまでに――須賀京太郎が愛おしい。


 この少女は――。

 対木もこは――。


もこ「これで――世界にあるのは、あなたと、わたしだけ……!」


 京太郎に恋をしながらも、その実、自己愛の怪物だった。


カザリ「……はぁ」

カザリ「なんでもいいけどさ、オーズに何があったのか説明してくれないかな?」

カザリ「それと、メズールに入れ知恵してたことも」

カザリ「君はこれから、何をどうするつもりなの?」


 静かに背中を弓なりに逸らした少女を、実に興味なさげに眺めながらもカザリは問いかける。

 本当に気にしていないのか。
 それとも、そうしないように振る舞っているのかは――長い付き合いでもあるアンクにも窺えない。
 ただ、対木もこは気が違っているというのだけは、判った。

 こいつはグリードと同じだ。

 アンクやカザリ、ウヴァやガメル、メズールと同一の存在だ。

 胎の中に、どうしても満たされない渇望を抱えている。
 彼女の行動原理はすべてそこであり、そして、その欲望以外はすべてがどうでもいい。
 なるほどどうして、自分たちと同じではないか。

 ただし――異なるとすれば。

 アンクたちはそれの穴を埋めようとしているのに対し、この少女は育てようとしているのだ。
 そして膨れ上がった虚無という爆弾を破裂させる。
 自分ごと、この世界の何もかもを巻き込んで終焉を迎えようとしているのである。


もこ「……ああ、そうね」


 汗で額に張り付いた前髪を拭いながら、対木もこが顔を上げる。

 この小さな体に、抑えきれないほどの欲望。
 すべてを引き込み消滅する、小型のブラックホール。


もこ「あの人が――わたしたちと同じ、グリードになったの」

もこ「メズールはたぶん、彼に殺されたんじゃないかしら? きっと……」

ちょい中断

ヤンデレ苦手なんだけど、もこたんはなんか楽しいなこれ

おまたせ。再開します

実際このもこたんを可愛いと思える人はいるんだろうか
いるなら、描写に失敗している感じなんやけどな

このスレレベル高すぎィ!

なんだ。ヤンデレも書けるじゃないか……


カザリ「……ふーん」

アンク「……ッ、メズールが?」

ガメル「メズール? メズールぅ!」


 三者三様の反応を見せる中、対木もこはうっとりと微笑んだ。
 上気した頬と、恍惚とした表情。
 彼女はこの状況に対する危機感なんてものが、一切ない。

 仮に本当に、京太郎がメズールのコアを砕いていたとしても――。

 彼女にとってそれは、なんら危機となり得ないのだ。


アンク「……どういうことだ! 説明しろッ!」


 今にも詰め寄らんばかりのアンクを眺めながらも、もこの余裕は変わらない。

 彼女にとって大事なのは須賀京太郎ただ一人で。
 そして、如何に須賀京太郎を虚無に導くかが、彼女の最優先事項であった。

 つまりは――。


もこ「そのままの意味よ?」

もこ「わたしは、あの魚さんに……穏便にメダルを取ってこれる方法を提案したんだけど」

もこ「あの人は、それ以上だったみたい。ふふ、こんなに目覚めが速いだなんて……本当に、素敵」

アンク「……お前、俺たちを完全体にするって話はどうした!」

もこ「ああ。大丈夫。それもちゃーんと大事なことだから、忘れてないわよ?」

もこ「だって、そうじゃなきゃ彼……喜んでくれないもの」


 やはり当初の懸念通り、アンクたちは当て馬程度にしか考えていなかった。
 それも、京太郎の心を破壊するために。
 あの馬鹿なお人よしを、ただ追いつめるためだけに。

 判ってはいたが、本当の意味で理解はしていなかったのだ。対木もこが抱える闇を。


アンク「……」

もこ「それで質問は終わり?」

ガメル「メズールぅぅ……! メズールぅぅぅ……!」

もこ「ね。ただ殺すなんて、いくらなんでもひどすぎるわよね?」

もこ「だから、わたしと一緒に……メズールを取り戻す方法を、探そっか」

ガメル「メズールを……?」


 何か、醜悪な喜劇の舞台に上げられたとさえ錯覚する。

 自分はグリードだ。
 どこまで行っても生命体などではなく、今は五感を得てはいるが、所詮はただのメダルにしか過ぎないと判っている。
 しかし、それでも――。


 ――狂っているのは、この俺の方なのか。


 そう思えるような茶番じみた言葉運びで、対木もこはガメルを丸め込んでいく。


アンク「――ッ」


 ガメルは元々、メズールにしか執着していない。
 時たま何かに興味を抱いて自身にメダルを投じてヤミーを生み出すだけの、子供と同じような精神。
 そういう意味では……この対木もこに等しいだろう。

 だから、理解してはいない。

 一目見れば判る、対木もこの異常性も。
 彼女がメズールを虚無に導いたという、その事実も。
 きっと、メズールという言葉が出るまでは、もこの言葉を認識もしていなかったはずだ。


アンク「……おい、ガメル!」

アンク「メズールをやったのは、その女の方だ!」


 何故自分は叫び出していたのか、アンクには判らなかった。

 この対木もこが、グリードである自分からしても悍ましい怪物だからだろうか。
 それとも、不甲斐なく騙されるガメルに苛立ったからか。あるいは、実に馬鹿馬鹿しいが――仲間意識からか。
 もしくは、ここで協力して対木もこを制圧しなければならないと自らの身を案じたからか。

 それとも、別の何かのためなのかは――判らないが。


ガメル「メズールを……?」

もこ「そんなわけないよね? だって、鳥さんも象さんもわたしが助けてあげたんだから」

もこ「わたしの技術なら、メズールを戻すことだってできるのにね」

もこ「メズール、戻ってきてほしいよね?」


 もことの会話の後に、メズールがここを飛び出していったというのはガメルの頭にもある。

 だからそういう意味で、アンクの言葉にガメルは揺れた。
 だけれども、ガメルから見たこれまでのもこは、少なくとも協力的であったし……。
 何よりも、当のメズールが――


メズール『いい、ガメル? ドクターと協力して、完全体に戻るのよ?』


 利用ではなく協力としたのは、ガメルが難しいことを考えるのを苦手としていたため。
 たったそれだけの違いであるが、その違いはあまりにも大きい。
 故に、もこへと考えるところがありながらも……。
 ガメルは、メズールの言葉に――メズールに従うことを、最終的に決めたのだ。


ガメル「俺、ドクター信じる! メズールを守る!」

もこ「ふふ、象さんはいい子だね……♪」


アンク「……ッ」


 苛立ちを噛み締める。
 この、気が狂ったような二人を見ているのはこちらまで毒されそうであった。

 完全体という言葉が揺れる。

 だが、それに拘っている自分は――それこそこいつらと、何の違いもないのではないだろうか。
 ひどく滑稽で、侮辱された気分になる。
 この狂人と自分は、ある目的に執着しているという点では同一であるのだ。


アンク(……何を、馬鹿な)


 完全体。

 それだけではない筈だ。自分が求めていたのは。
 そこはあくまでも通過点に過ぎない。それ以上に、望むものがある。
 たとえこの女がイカレていたとしても、自分はそれを利用して、再び高く羽ばたくべきではないのか?

 そう、その先にあるものを手に入れるために――。



京太郎『ンな事、許せるわけがねえだろうが……』

京太郎『自分の勝手で……誰かを、誰かを傷付けてる――そんな王が』

京太郎『俺は、心底許せない……!』


京太郎『ごめんな……悪かったよな。辛かったよな』

京太郎『俺じゃないって言っても……人間のせいで、そんな事になって……』

京太郎『本当に……悪い』


京太郎『……ああ、俺じゃあどうにもできない』

京太郎『だから……何とかする』

京太郎『何とか、お前らがそんな苦しみを味わわないでいい方法を……少しでも和らげられる方法を……』

京太郎『そんな方法を……俺が、探す』



アンク「……」

アンク(何を、馬鹿なことを……)


 静かに、腕を組んだカザリを見る。
 やはり興味なさげにしていながら、何かを考え込むように、押し黙っていた。
 奴は一体、何を考えているのだろうか――。


もこ「ね、だから、みんなで協力しましょう?」

もこ「完全体に――なってほしいのはわたしも一緒。あなたたちも一緒」

もこ「ほら、わたしたち、手を取り合えるでしょ?」

カザリ「……」

カザリ「まあ、確かにそうだね。ギブ・アンド・テイクでも、僕たちにも利益がある」

カザリ「それに――僕たちグリードには利害関係しかない。だから、メズールがどうなっても僕たちが完全体になれるのならそれでいい」

カザリ「そうでしょ、アンク?」


アンク「……フン」


 確かに、カザリの言い分は真実であった。

 自分たちが壊されないように上手く立ち回りさえすれば、完全体に戻ることができる。
 己の欲望に忠実な存在。
 それが――それこそが、グリードである。

 だからこれは――。



京太郎『お前らを作った王ってのは――どこまで身勝手な野郎なんだよ!』

京太郎『お前らがグリード――人間じゃないって言っても、メダルで体ができてるって言っても』

京太郎『俺と話せる! 考えられる! 感じられるって言うのに……!』

京太郎『なんで、そんなふざけた真似ができるんだよ!』

京太郎『そりゃあ、辛いだろ……苦しいだろ……』

京太郎『おんなじように考えられるのに……感情があるのに』

京太郎『それが……永遠に満たされないなんて、そんな……』

京太郎『そんなお前らに、なんで永遠に欲さなきゃいけないような仕掛け作ってんだよ……!』



 これは――。


カザリ「たださぁ……」

カザリ「君のこと、信用できないんだよね」

もこ「……? どういう意味?」

カザリ「君には嘘が多すぎるってことだよ。協力するにしても、僕たちが危ないくらいに」

カザリ「……」

カザリ「……少なくとも、その程度の信用もできない相手と僕は組みたくない」


 アンクは瞠目する。

 瞬間、カザリの姿が変化したのだ。
 人間態を捨て、グリードの本来の姿である、怪物の方に。
 つまりそれは、戦闘を意味していた。


カザリ「悪いけど、一緒に組むなら……馬鹿だけど、嘘は吐かない奴の方がいい」

カザリ「君とは、ここで終わりだ」

カザリ「僕は――僕なりに、完全体にならせてもらうからさ」


 爪を出したカザリの言葉に、もこが停止する。

 乾いた、張り付いたような笑み。地獄から覗く亡者の瞳。
 狂気と執着に彩られた紫色の目が、カザリを見据えた。


アンク「……バカが」


 ――らしくない。

 アンクはそう思った。
 本来のカザリならばきっと、そんなことを言う前に攻撃を仕掛けているだろうし……。
 そもそも、こうやって事を荒立てはすまい。
 相手の策を受け入れながら、その中で、自分のやりたいようにやる。自分の利益を掠め取るのだ。


もこ「……どうしようかしら」

もこ「その爪で引き裂かれたら……わたし、きっと痛くて何も手に付かないよ?」

もこ「メズールを助けることだって、きっとできなくなるし……」

もこ「あなたたちが完全体になることに、協力できなくなっちゃう」


 体を保ったまま、首だけグルリとアンクとガメルへ視線を寄越す。

 こうなるのはきっと、カザリにも判っていた筈だ。
 対木もこに逆らえば、戦闘になる。あの、京太郎の力と同種を持つ――虚無の紫と。
 そうなればメダルを砕かれる。
 そうしたら、何もかもが終了する。完全体どころか、この体さえも維持できまい。

 また、そうでなくとも……。
 もことの協力を拒絶した時点で、完全体になるのは殆ど困難になるだろう。
 アンクがカザリのメダルを抑えているのだ。
 そして、おそらく残りのメダルは――メズールたちの復活のどさくさで京太郎から奪った、もこの手に握られている。


カザリ「……はぁ」

カザリ「今更、京太郎の元にも戻れないから僕なりにやらせて貰うけど……」

カザリ「それでも、京太郎は僕のメダルを集めてくれるって言ってたんだよね」

カザリ「あいつが壊れたら、僕のメダルが戻らないじゃないか」

カザリ「……とりあえず、僕の協力者にふざけた真似をしてくれたケジメは取ってもらうから」


 同時に、ガメルの姿が変わる。
 アンクの姿も変貌する。

 そして、少女。対木もこも――



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        }: ∧: :|i!i!ハ\!Y    ヽ'     .Y}レクゝ'!: /        |I  自分で出来ないのは残念だろうけど……仕方ないよね、わたしが壊しちゃってもっ! I|
        ∨: :Y:!i!i!、: ゝ____,、        .ヘ_彡'リi!| {7        ゞx、_     __,,..     __,,..    __,,..    __,,..        __,,..    __,,.. _   __,,.._,,...ィⅣ
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> ミ、   丶、.、  しへ: : : : :f`ゝ' ,ィ==Vミ、  `¨ ///´ヘ./      / ̄ ̄ ̄ノ   (\
      X  \丶、ヘ: : :い: : ∨ //´r==、 ゝ)  ノ!: : :∧'   /≠\/    //    7イス                                  ___,,...-=≠=x、_
丶、 ノ   ノ   \ \: j: :、: :弋__ X__r-、_ノヽ_/: : : /===ヘ' ,===、 \ /≠、=--/ /                                 /´ ̄¨           ̄¨ハ
   丶、 '     へ: :: :\: : 、: : :f: : :/\: : |: : :/::::::::::::::::::レ_  \__ X   >’   /ヘ、                                |I あはっ、ごめんね? I|
\    丶、     ',:::::::::::丶、: }: イ /\ 丶:/:::::::::::::::::/´   ヽ  ノ> ’     /L_≠                                ゞx、_         __,,...ィⅣ
  X       ─≠',::::::::::::::::\./>< 丶∨::::::::::::/   > ’      ,  '   / \、__                                `ヾー=≠彳⌒¨ ̄
_  \__    ',    ',::::::::::::::::::::\:::::::::::::,=、::::::::::/  >’       ,  '     |     二ニニ>



遂に露わとなった、グリードとしての少女。
 紫のメダルが引き起こした、醜悪な怪物への変貌。


カザリ「……ッ」

カザリ「京太郎に行ってるメダルの方が、多いと思ったんだけどな」


 その圧力は、かのプトティラコンボを凌駕する。
 単純にそれは、抱えた欲望の――虚無の差だ。
 須賀京太郎は紫のメダルの持つ力を、自分自身の欲望を受け止めてはいるが……。

 虚無には、身を任せてはいない。

 つまり、こちらこそが本来の紫のグリード。
 あらゆる欲望を破壊し、全てを凍土の下へと追いやる虚無の化身である。


もこ「……」

もこ「鳥さん、なんのつもり?」


 しかしそのことを理解しながらも――。


アンク「カザリの奴と一緒だ」

アンク「狂った怪物と使える馬鹿なら、俺は使える馬鹿を選ぶ」


 アンクは、対木もこ目掛けて炎弾を撃ち込んでいた。

 大した効果などない。
 ただ、廃墟で爆発が生まれただけである。
 それほどまでに、彼我の戦力差というのは絶対的であった。

 メダルの枚数なら、アンクの方が上だとしても……。


カザリ「君までどういうつもりなの?」

カザリ「また、そうやって僕の後からきて……僕から掠め取るつもり?」

アンク「……フン。さあな」

アンク「ただ、こいつは気に入らない」


 気高き、地を駆けるものの王。
 神々しき、空を往くものの王。

 二人は、虚無と絶望の主へと――反旗を翻した。


もこ「あははは、あははははっ」

もこ「予定とは違う形になっちゃったけど……あなたたちが壊れたら、きっと彼はショックでショックでショックで――絶望するわっ」

もこ「だから、彼のためにもあなたたちを壊してあげるからっ!」



  ◇ ◆ ◇


 その少年の名前を――仮に呼ぶなら、広川大地とでもしておこうか。

 彼は今まさに、絶望していた。
 突如現れた、異形の存在。見知った人間が、怪物へと変化するさまを目の当たりにしていた。
 そう、あれは確か……森永幸平だった。自分の知っている。

 札付きの悪と呼ぶには中途半端な跳ね返りで、同じような人間と群をなして、反社会的な行動をとっている。
 大地はそのことに、眉を顰めていた。
 森永へとお節介を焼く気にはなれないし、さりとて完全に排除しようとは思わない。

 だけれども、見ていて気分の良いものではないため、幾度か注意したことがあった。
 それは例えば森永が集団で恐喝をしていたり、或いは女子生徒に絡んでいたりしたときだ。

 器物損壊や窃盗や恐喝。

 紛れもない犯罪であるが――世の中では何故か、それほどまでに重大視されないいくつか。
 もちろん、大地としてもそうである。
 よくないことであるし、自分は絶対にやる気にはならないが、目くじらを立てて呼びつけたり警察に通報したりはしない。

 ただ、馬鹿なことをやっていると。
 さすがにいい加減にしたらどうかと。
 目の前でされるんなら、見過ごしはしないと――思っていた。


 だから、それが自分の目の前でやられた時は止めた。

 別に腕っぷしに自信があった訳でもなければ、他に後ろ盾があった訳でもない。
 ただ、目の前で行われるそれを見過ごせなかったから、止めた。
 それだけだ。

 いくらか文句と挑発を述べたのちに、幸平は去った。
 大地が明るくスポーツマンで、皆から一目置かれているというのも理由かもしれないが、
 幸平に単に意気地がなかったかもしれないし、ことを荒立てるのも面倒だと思ったのかもしれない。

 その場はひとまず、収まった。


幸平「お前、ムカつくんだよ。てめーが少しモテるからって、運動ができるからって、勉強ができるからっていい気になりやがって」

幸平「判るかよ、オイ」

幸平「この世にはな、お前なんかが知らないことがあるんだよ。お前みたいのじゃどうしようもないことがあるんだよ」

幸平「いい気になって、俺を見下しやがって……クソッ」


 それから幾日か経過したのち。
 突如、幸平が訪れて、大地にそう言った。

 目が正気ではなかった。薬か何かでも、やっているのかもしれない。
 ポケットを探る幸平を前に、刃物でも隠し持っているのかと身を固くした大地は――。
 その数瞬ご、それ以上に驚くべきものを目撃した。

 長方形の、USBメモリを拡大化したようなメモリを――幸平がタップ。
 何かの囁きとともに、幸平が姿を変えたのだ。化け物に。


幸平「はは、どうだよ。オラ、謝れよ」

幸平「お前なんかじゃ、俺には勝てないんだよ……勝てませんって、言えよ」


 そして今、怪物は大地を見下す。
 何発か攻撃を受けて、立ち上がることがままならなくなった大地を。


 それはあまりにも絶望的だった。

 今までサッカーの試合で、派手な接触をした瞬間に、天地が裏返って音が遠くなった覚えがある。
 そんなこれまでの経験を上回る回数を、この数分のうちに幾度もさせられた。
 身体の痺れとともに訪れる、思考の痺れ。

 漠然と自分は、ここでこいつに殺されるのだろうと――そう考える。

 楽になってしまってもいいんじゃないかと、瞼が力を手放しそうになった。
 痛さはもうすでに通り越して、ただ体が重い。
 それでも呼吸のたびに呼び覚まされ、鋭く背筋に電流が走る。

 そのことを考えれば、これから自分の身に起こることが何よりも憂鬱である――。


大地「……嫌、だ」

幸平「は?」

大地「とにかく、絶対に……嫌だ。誰が……謝るってやるか」

幸平「――――ッ」

幸平「舐めやがって! クソッ!」


 蹴り上げられた。

 それこそ普段自分が部活で扱うボールのように宙を舞い、段ボールの山に叩き付けられる。
 背中で、フルーツが潰れた。
 ごほごほと咽るたびに、電撃を流された刃物のような痛みが、体中を苛んだ。


幸平「ったく、人が殺さねーように手加減してやれば、調子に乗りやがってよぉ……!」

幸平「決まったぜ。てめーは、ボコボコにしてゴミ箱に捨てて殺してやる」

幸平「そんで、次はお前の家族だ。ははっ、確か、大学生の姉貴がいたよなァ?」

幸平「全部……まとめてズタズタにして、遊びながら殺してやるぜ」


 その言葉に、落ちそうになる瞼に力が戻る。
 頭への熱で、痛みを忘れた。
 何度よろけながらも、それでも何とか立ち上がる。


大地「ふざ、けんなよ……!」

大地「そんなこと、絶対にさせねえ……! 絶対に、許さねえ……!」

大地「俺が……俺が、やらせねえ……!」


 家族を護るのだ。

 ここまで転がり倒せれることへ、苦痛と困惑を覚えても憤怒は覚えなかった。
 やられることが、悔しい訳ではない。殴られるそのことが、辛い訳ではない。
 こうまで言われて――立ち上がれないことの方が、よほど辛かった。


幸平「てめえ、なにちょーしこいてンだよ!」

幸平「やらせねーって、どうするつもりだ? なあ、オイ!」


 方法などは、知らない。
 ただここで、立ち上がらないことは、許せなかった。
 どうしようもできないことに、心が絶望に飲まれそうになる――。

 怖い。嫌だ。やめてくれ。

 心は悲鳴を上げたし、気付けば、泣き出しそうになる。
 それでも、座り込んでいたくはなかった。

 そこへ――。


京太郎「――逃げてください!」


 叫び声とともに、その怪物の腰のあたりにタックル。
 金髪の少年。歳は自分と同じか、それよりも下。
 僅かに幼さの残る面てを、必死な表情に変えて、怪物へと喰らいついていた。


京太郎「はやく――うぉッ!?」

幸平「ウゼエんだよッ!」


 跳ね飛ばされた体が、レンガの壁に叩き付けられる。
 大きく胸を開いて、仰け反った。
 何度も苦しそうに息を漏らしながら、少年は再び怪物へと立ち向かっていく。


京太郎「早く! 逃げてください! 逃げてくれ! ――うあっ」


 少年が、また、舞った。
 少年の声に急かされるように体が動いた。身を起こして、怪物を見やる。
 彼一人では無理だ。
 自分も――自分が入っても何もできないかもしれないけど、彼を助けなければならない。

 大地が、足に力を込める。
 それを――少年が、睨み付けた。


京太郎「俺のことはいいから、逃げてくれ! 早く!」

幸平「――ッ。なんなんだよ、てめえは!」


 繰り出された怪物の左腕が、容易く少年を跳ね飛ばす。
 再び、レンガへ。
 今度は少年が立ち上がるよりも先に、化け物へと姿を変えた森永が、詰め寄って拳を繰り出した。

 かろうじて避ける少年と、砕けるレンガ壁。
 あれを受けてしまったら、生身の人間ではひとたまりもあるまい。

 やはり、置いてはいけない――。

 大地が身を固くするのと、森永が地に倒されるのとは同時であった。
 バランスを崩して、森永の両足を跳ね上げたのだ。
 何が起こったのかはわからない様子の森永と、肩で息をする金髪の少年。


京太郎「今のうちに、早く!」

大地「だったら、君も――!」

京太郎「俺は後から逃げます! 大丈夫ですから、あなたが逃げてください!」


 鬼気迫る少年の瞳に気圧されるように、大地はその場に背を向けた。
 彼を置き去りにすること、彼を巻き込んでしまったことに止め処ない呵責が生まれるが――。
 それよりも、警察でもなんでも、応援を呼ばなければならない。


大地(頼む――無事でいてくれっ!)


 挫けそうになる力なきその足に喝を入れながら、広川大地は必死に駆け出した。

パソコンがフリーズしました
ちょいタンマ

お待たせ


 それからややおいて、森永幸平は身を起こす。

 獲物を取り逃がしてしまったこと。
 こんなちっぽけな少年が邪魔に入ったこと。
 そして何より、絶対的なこの力をそんなものに――馬鹿にされたこと。

 すべての苛立ちを込めて、少年の頭部へと拳を叩き付ける。
 今度は躱せずに、真芯で捉えた。壁に叩き付けられた後頭部。
 レンガ壁にめり込んだ。何かに罅が入るような、嫌な音が体を伝わった。

 だが構わず、拳を構えなおす。


幸平「どうした! てめえ、生意気なんだよ、オイ! オラァ!」

幸平「調子にのってるんじゃねえ」

幸平「なあ! オラ! おい! てめえ、なんか言えよ! オラ!」


 そのまま、何度も何度も何度も何度も拳を繰り出した。
 重たい音が響く。
 少年は碌な抵抗もできずに、嬲られ続けている。

 壁に亀裂が入り始めていた。
 ひょっとしたら、もう、とっくのとうに死んでいるのかもしれない。
 だが、構わなかった。このまま砕いてやる。砕いて、磨り潰してやる。


京太郎「あんた、もう――」

幸平「うるせえ! 聞こえねえぞ!」


 この自分を見下したのが悪いのだ。
 自分のことを、大したことがないと、侮辱したのだ。
 だから、砕けても仕方がない。壊してしまえばいいのだ。こうやって。


 勿論――。

 本来の森永幸平は、これほどまでに暴力的な人間ではない。
 思春期によくある、何かに対して憤りを抱いており、とにかく何かに対してもその小さな牙を剥くだけ。
 跳ね返っているが、流れや雰囲気がなければ、実際その牙で何かに噛みつくことはできない。

 それがここまでも害意を露わにして、憤怒に合わせて拳を叩き付ける。
 それは偏に、彼が購入したガイアメモリの毒素に他ならない。
 当然ながら、もともと少なからずそのような素質があるとして――であるが。


幸平(うぜえんだよ! お前も、何もかも! 俺のことを見下しやがって!)

幸平(全部、ごちゃごちゃしてて、ややこしいんだよ! クソッ! 舐めやがって!)

幸平(訳が判らないんだよ! 畜生! 何が何だかわからないけど、それ全部、壊れちまえよ! クソッ!)


 そして――ついに。

 ごしゃりと、砕け散った。
 彼の望み通り。何かを破壊することに成功したのだ。
 社会や仕組み、周囲の環境。自分自身。何もかも。
 何がわからないけど、とにかく何かに鬱憤をぶつけたかったという欲望通りに。

 ただし――。


幸平「う、で――?」

幸平「おれの、うで――」


 ――砕けたのは、欲望に身を任せる彼の身体の方であるが。


 そこで彼は――森永幸平は気付いた。

 キラキラと辺りを舞う、ガラス片。
 鏡のようなものが、光を乱反射させて輝いていた。
 そして、白く染まる少年の息。

 これは――。


京太郎「……」


 極低温。

 少年のその周囲が白く凍り付いていた。
 そんな低温の物体目掛けて叩き付けていた拳は、言わずもがな。
 絶対零度の低温というのは、全ての物体の運動を停止させるのだ。

 罅が入ったのは己の指。
 壊されたのは自分の手。
 砕けていたのは自分自身の欲望だった。

 ――否。


京太郎「……あんた、さ」

京太郎「人を……傷つけるんだよな……?」

京太郎「そうやって……」

京太郎「誰かから、何かを奪うって言うんだよな……?」


 砕いたのは、目の前の少年だ。

 めり込んだ壁から、少年が体を起こす。
 いや、違うのだ。その姿はもう少年などと呼んでいいものではない。
 重なる、異形の影。
 レンガについたその手は、人間のそれとは異なるものになっていた。


京太郎「そんなのは……!

京太郎「そんなのは……俺が……!」

京太郎「俺が――俺が、許さないッ!」


 正気であると思っていたその目は実際茫洋として、心ここにあらずといった様子。
 少年はきっと、状況を理解してはいなかった。
 夢心地のまま、この場に訪れたのだ。そうして、この場に割って入って人を助けた。

 今の彼には現実を理解できていない。
 ただそんな状況であっても、朦朧としていても、彼は人助けを選んだ。
 本質として穏やかで、人のことを思いやり、そして正しき正義を胸に宿しているからこその行動。

 だが、しかし――。


京太郎「だから――砕けろッ!」


 そんな状況で彼に、手加減や思いやりというのをしろというのは、不可能な話であった。


 広川大地が警官を連れてその場に戻った時、そこにあった光景は――。

 隈を浮かべて倒れ伏す森永幸平。
 粉々に砕け散った、ガイアメモリ。
 自分を逃がしてくれたはずの少年の血痕。

 そして何よりも――まるで恐竜か何かが暴れまわったような、壮絶な破壊の傷跡。


大地(なんだよ……これ)

大地(一体、誰が……なにを、どうしたらこうなるんだよ……!)


 あの怪物に姿を変えた森永幸平を、何者かが鎮圧したのだろう。それだけは理解できた。

 頭の中に浮かぶのは、仮面の戦士。
 この街でまことしやかに囁かれる、仮面ライダーという正義の都市伝説。
 それが、怪物を倒し、あの少年を助けたのだろうか。

 だが――その様というのはむしろ。


大地(これは……正義のヒーローっていうよりは……)

大地(何か、凄まじい化け物が……ここに居たって……)

大地(そんな……感じだ)


 何かもっと恐ろしい、唾棄すべき、語ることも憚れる怪物がそこにいたような……。

 そんな――禍々しさが、存在していた。

というわけで、今日はここまで

明日の夜の更新はないんでよろしゅうなー

明日の日中更新がある……かも。そん時はアナウンスするんで

結構話も佳境になってきました。そろそろ、終わりやね
何気にやっとカザリさんが「京太郎」呼びしましたわ


おやすみー

変な時間に目覚めたので、クリスマス用の短編を


 アーキタイプ――「ドイツ語:Archetyp」「ユングが提唱した分析心理学の用語」「原型を意味する」。


 原型とは、人類の普遍的な観念の深層に内包される概念。
 精神に作用し、夢や空想の中に「典型的なイメージ」として発露する。
 過去未来問わず、様々な民族や集団において語り継がれる伝承。現れる伝説。

 つまり――


「……魔法? キマイラ? ファントム?」


 ――アーキタイプというのは、一つではない。

 それはあらゆる時代で、そして、あらゆる場所で存在するが故の原型。

 それが日本に存在していても――。
 それがこの時代に存在していても――。
 そして異なる世界に存在していても――。


「絶望と……ゲート……?」


 ――なんら、不思議ではない。

 これは語られるべきではなく、語られてはならない物語。
 どこかの世界、どこかの時代の物語。
 本来の原型とはかけ離れてしまった物語。

 これは、とある獣の異聞である。



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                      V: : : :}Y f: : : : : : : : : : : :}_  -‐≦ 7__ .7             l:i:i:i:i:i|ヽ}!.|!l」.l!:{l/|i:i:i:i:i:l       /イ      { ⌒\ {   、 Vj ∨、  \
                     V: : :} ! .{: : : : : : : : : : :/-――  7__ イ               Tミ/:¨:..、 V , . :ハィ'T       八       、   \       ヽ  ̄
                       .V: :j {  込、: : : : : :/―――― j__,,x7              〔i:i〕|! : : : Y Y : : : |!〔i:i〕        Ⅵ        ,ー、         ,:'
                 r‐ ミ`r≪-‐‐ ≫‐‐=ニ二二二二 7__/                .|彡、:_:_ノ: 弋_:_:ノミ|          ヾ\    / ∧         -,
              _.r‐‐.|  |rf⌒|r‐-- ヘ , イ≧=-  _ 7ア{                .ィ―‐ < v ~ v > ―‐、            ヽ /{/     、       '
             ,,x*「 :|  :i!   || !  !、__ト、 / \ /_/ニニニム                |i:i:i:i:i:i| Y 三 Y |i:i:i:i:i:i|           _从/____ >  __ノ
            ,x''  γ‐ !  V  }7  jヘ__}____7、\∠ /ニニニニニ ム―┤ ̄ ≧ ミ       >== ̄ ー  ̄==<           |///////////l :l//|
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      /     .! :!  .‘,  }F.Q(}[ 八二二ニV≦ニニニニ=‐  ̄__|       ̄   、  \        く                /////////// ∧ :./|
    /, ┐   j{ ‘,  ‘, ー=== Y´  }ニニニニニニニ| rヤ”ニニム              \           >           , <////////////////\l/、
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  /\人    77 ./|  .|           /\___,,x*''”  ,,x*'' ´  ./ ,,x*''”  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄          |
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                                                              く
                                                             |



「なんだこの、指輪……もしかして、なんか価値があるものなのか?」


 夏の某日。


「おーい、父さん! 父さーん! なんか見つけたんだけどさー!」


 長野県のある遺跡から出土した金色の指輪。
 父の手伝いで遺跡に顔を出していた少年、須賀京太郎は――その指輪を手にしてしまう。
 持ちかけられる契約。明らかになる世界の真実。

 この世界“にも”存在する、ファントムという怪人。
 ゲートと呼ばれる魔力を持つ人々の希望を奪い去り、代わりに絶望と破壊を齎し、同族を生む現代の吸血鬼。
 それと戦えるのはただ一人。指輪の魔法使いだけ。

 突如の事態に、少年は混乱した。
 喧嘩など碌にしたこともない。仕合などは以ての外で、闘争などともほとんど無縁。
 彼は穏やかで優しいだけの、年相応の少年だった。

 所属する麻雀部は今、佳境を迎えていた。
 全国高校生選手権――所謂インターハイ。予選を終えて、高校生の頂点を目指して全国から少年少女が鎬を削る戦いの舞台。
 少年は初心者が故にその大会へと駒を進めることはできなかったが、彼の仲間たちは、見事その大会への切符を手に入れた。

 人々の希望を絶望に変えるからこそ、ファントムは生まれる。
 ならば全国規模の祭りであるインターハイは、その格好の餌場であった。

 少年は一つ、決意をした。

 そして少年の元に舞い降りたのは――戦う力と、絶望との戦い。


「ちょっと!? どうしたの、京ちゃん!?」

「……ん? いや、悪い……昨日ちょっと緊張して眠れなくてさ」

「もう……大丈夫?」

「ハハ、悪いな。別に俺がインターハイに出るわけでもないのに」

「そんなこと言わないでよ。私が、京ちゃんの分まで戦うから」

「……おう」

「元気ないなぁ……どうしたの、ちょっと変だよ?」

「んー。まあな。ちょっとらしくもなく色々考えて、暗くなっちゃってな」

「だったら――私がほら、京ちゃんの分も希望になってあげるから! ……なんちゃって」

「……」

「あれ、駄目……?」

「ばーか」

「……ちょっと、酷くない? 京ちゃんがらしくないから、私もらしくないこと言ったのに……」

「いや……。ありがとな、咲」


 ――彼がその力を受け入れたのは、ただ一つ。


 守りたかった少女がいた。支えたかった少女がいた。
 その少女に魔の手を及ばせない。
 ただそのためだけに少年は、血塗られた獣を身に宿した。

 平穏に暮らして欲しかった。平和に過ごして欲しかった。
 争いとは無縁でいて欲しかったのだ。
 その為だけに似合わぬ戦いに身を投じ、握りたくもない拳を握った。

 人を殴る感触の吐き気に耐えて、死と絶望と隣り合わせの戦いに堪えた。


 全ては――ただ一人の少女を、守るために。


「この姿なら……麻雀という競技なら、他者を絶望させるのは容易い。懸けるものが多ければ多いほど、絶望に惹かれる」

「お前が……ファントム……ッ」

「なんなの、京ちゃん……? なんで、お姉ちゃんが……! これは、どうして……?」


 しかし、その願いは儚くも吹き散らされた。
 少女の心を絶望に導かんがために仕組まれた運命の罠。
 波濤が如く押し寄せる、怒涛の進展。

 少年は戦士というにはあまりにも優しすぎて、そして未熟だった。
 その穏やかなる心は誰かを傷付けることもできず、ただその身を晒して盾となるばかり。
 人を護るために消費される魔力。
 釣り合わない支出と収入。逃れられぬエントロピーの渦。


「……う、ぁ」

「京ちゃん! しっかりしてよ、京ちゃん!」


 少年の身を蝕む、キマイラの呪い。
 戦う力と引き換えに与えられた代償。
 絶望を払いのけること、希望を取り戻すことへの対価。

 十分な魔力を、獲物を確保できない少年の命は破滅へと導かれる。


「私、今まで京ちゃんに助けられてばっかりだったから……いいよ。京ちゃんの為なら、ファントムになってあげる」

「よせ……! なあ、よせよ……!」

「これで、今までの分も……京ちゃんにお返しできるなら、怖くはない……かな?」

「頼む……やめてくれ。やめてくれよ、咲。それじゃあ俺、何のために……!」

「……ばいばい、京ちゃん」

「やめろぉぉぉぉぉ――――――っ!」



                                            ,.ー-‐.、
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                                          ' ´/  , _ 、´
      .:_______.: . . . . . . . . . . . . . : '          ,. ''" ,. -‐/ _  ̄\
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   .:/ /'  = フ'¨,r ュ,rフ/二二フ/  7´' ∠/ ∠¨_ / ,. '′  ,..,.  ,/    ./
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 /K A M E N  R I D E R _   _ .           ,.'⌒   `,. l   !  ー"ヽ  ヽ
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                         | |//         __. \  /  }  .}    ヽ/
                               l  、 ヽ   、-、 ,.-, ,' r‐、ヽ `ヽヽ  j  ノ
              ._______| |ヽ ヽ_ヽ.∨ /__.ゝ ー’ノ___゙、`'   / ___
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉 ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ }   ./  ̄ ̄ ̄
                                  / ./.               ヽノ
                                     ̄                  異聞/THE BEAST




「おい、諦めるな。魔法使いってのはな、諦めが悪いんだ」

「俺は……魔法使いなんかじゃないんだ……。守りたかった奴に、逆に守られることになって……」

「……じゃあ、ライダーだ。どの世界であっても、人類の自由と希望の為に戦う……な」

「あなたは……?」

「――ウィザード。……諦めが悪い、魔法使いさ」


 ――その爪は、誰かの希望を護るために。

 ――その咢は、誰かの絶望を喰らうために。

 ――その身は、誰かの願望を背負うために。


 少年は今、獣となる。
 高貴と光輝を顕す、金色の守護獣に。


「だったら、俺が……! 俺が、アイツの……! 咲の、最後の――希望になってやる!」


 清澄高校一年、須賀京太郎。

 仮面ライダービースト/アナザービースト。

 これは――あるひと夏に起こった、少年と少女の、希望と絶望に纏わる異聞である。

ウィザードはカテゴライズするとしたら電王/W/オーズルートなんで、まあ、もう入れようがないかなと

明日の夕方か夜から、再開します

2200から開始します
戦闘となるのでよろしくお願いします

開始します


 ◇ ◆ ◇


優希「数絵ちゃん、検索してもらえるか?」

数絵「……はい。ワードを」

優希「『グリード』『メダル』『欲望』」


 地下坑道を抜けた先にある、かつての仮面ライダーWのアジト。
 そこへと戻った優希とまこは、さっそく地球の本棚による検索を開始した。

 ほとんど全知と呼んでもいいほどの、万能のアーカイブス。
 地球そのものに刻み込まれた記憶を閲覧し、その情報を収集するデータバンク。
 もちろん、本棚というのはイメージであり仮想の形である。
 しかしながら数絵は目を閉じて自分自身の意識を没頭させることで、そのイメージの本棚を現実として、地球の持つ情報を閲覧できるのだ。


数絵「『グリード――“力を求める王の元で錬金術によって生み出された人工生命体”』」

数絵「『しかし生命体と言っても、完全である10枚のメダルから1枚を摘出される形であるために、生命としては不完全』」

数絵「『メダルを欠いた状態では感覚や感情等が通常の生命体のそれには及ばず――』」

数絵「『完全体となっても、欲望の渦から生み出されているために、その欲望が消えることがはない』」


 数絵の言葉に、優希が拳を握りしめた。
 つまり須賀京太郎は今、そんな存在となってしまっているのである。

 片岡優希は、南浦数絵に出会って――ドーパントとミュージアムという存在を知って――孤独に戦ってきた。
 孤独と言っても勿論、南浦数絵と染谷まこという心強い仲間はいた。
 彼女たちがいなければ、当に挫けていただろう。
 それでもやはり、同年代の少女たちのようにかつての生活を送ることができず、両親や知人には自分の死を偽装することは負担であった。

 それでも彼女は戦った。

 仮面ライダーWとして。
 南浦数絵の相棒として。
 平和を愛する、一人の人間として。

 ……その中には、隠れた慕情を向ける相手を護りたかったというのも、あるけれど。


 だから、そうやって戦ってきたからこそ優希には判る。

 須賀京太郎がその心中に抱えた孤独が。その痛みが。
 帰るべき家もなく、愛するべき家族とも会えず、暮らすべき守護する日常には入れない。
 ライダーとして戦うことは即ち、自分の平和を捨てることと同意義であった。

 だとしても優希は納得した。

 守ることができないよりは守れる力がある方がいいし――。
 自分ひとりの悲しさだけで済まなくなるよりは、自分ひとりの寂しさで終わった方がいい。
 ライダーになったことへの、後悔はなかった。


 だけれども、これはなんだ。

 痛みを隠し、己を欺き、笑顔を護り、闘争に身を投じたその末に――。
 自らが、その平和を破壊する存在へと変えられてしまうとは。

 あんまりにも、救いがない話であるのだ。

色々過去ログ見返しながらやっとったら時間かかるんや。たぶん今日戦闘まで行けない。すまん

完全体になったら感覚が戻ると思ってたけど、過去ログ見るにどうにも違う感じやし
どっちだったけな。昔のことだから、ちょっと記憶が曖昧になってる

いや、完全体になっても欲望は満たされないからアンクはその先を目指してるんだったか
ちょっと、上の文章修正します

優希「数絵ちゃん、検索してもらえるか?」

数絵「……はい。ワードを」

優希「『グリード』『メダル』『欲望』」


 地下坑道を抜けた先にある、かつての仮面ライダーWのアジト。
 そこへと戻った優希とまこは、さっそく地球の本棚による検索を開始した。

 ほとんど全知と呼んでもいいほどの、万能のアーカイブス。
 地球そのものに刻み込まれた記憶を閲覧し、その情報を収集するデータバンク。
 もちろん、本棚というのはイメージであり仮想の形である。
 しかしながら数絵は目を閉じて自分自身の意識を没頭させることで、そのイメージの本棚を現実として、地球の持つ情報を閲覧できるのだ。


数絵「『グリード――“力を求める王の元で錬金術によって生み出された人工生命体”』」

数絵「『しかし生命体と言っても、完全である10枚のメダルから1枚を摘出される形であるために、生命としては不完全』」

数絵「『メダルを欠いた状態では感覚や感情等が通常の生命体のそれには及ばず――』」

数絵「『完全体となっても、欲望の渦から生み出されているおり、さらに元来からは足りないがためにその欲望は決して消えることがない』」


 数絵の言葉に、優希が拳を握りしめた。
 つまり須賀京太郎は今、そんな存在となってしまっているのである。

 片岡優希は、南浦数絵に出会って――ドーパントとミュージアムという存在を知って――孤独に戦ってきた。
 孤独と言っても勿論、南浦数絵と染谷まこという心強い仲間はいた。
 彼女たちがいなければ、当に挫けていただろう。
 それでもやはり、同年代の少女たちのようにかつての生活を送ることができず、両親や知人には自分の死を偽装することは負担であった。

 それでも彼女は戦った。

 仮面ライダーWとして。
 南浦数絵の相棒として。
 平和を愛する、一人の人間として。

 ……その中には、隠れた慕情を向ける相手を護りたかったというのも、あるけれど。


 だから、そうやって戦ってきたからこそ優希には判る。

 須賀京太郎がその心中に抱えた孤独が。その痛みが。
 帰るべき家もなく、愛するべき家族とも会えず、暮らすべき守護する日常には入れない。
 ライダーとして戦うことは即ち、自分の平和を捨てることと同意義であった。

 だとしても優希は納得した。

 守ることができないよりは守れる力がある方がいいし――。
 自分ひとりの悲しさだけで済まなくなるよりは、自分ひとりの寂しさで終わった方がいい。
 ライダーになったことへの、後悔はなかった。


 だけれども、これはなんだ。

 痛みを隠し、己を欺き、笑顔を護り、闘争に身を投じたその末に――。
 自らが、その平和を破壊する存在へと変えられてしまうとは。

 あんまりにも、救いがない話であるのだ。


数絵「『意思を持つコアメダル1枚が核となり、十分な量のセルメダルと合一することでグリードを形作る』」

数絵「『そもそもが命を持たないが故に不死身であり、セルメダルすべてを引き剥がされてコアメダルとなっても、死ぬことはない』」

数絵「『コア1枚となったグリードは、永遠に満たされない欲望の夢を見る』」


 数絵の言葉を聞きつつ、優希は瞳を閉じた。

 満たされない欲望。それこそがグリードの証。
 ならば、逆にいうならば――その欲望が満たされてしまえばよいのではないだろうか。
 須賀京太郎自身の欲望を知り、そして、その欲望を満たす。

 ……解決法というには、些か難点がありすぎるものだが、心に留めておいてもよいだろう。


優希「……人間に混ざる方法とか書いてないか?」

数絵「えっと、ちょっと待ってて……あった」

数絵「『グリードは人間を器として使用すること――憑依ができる』」

数絵「『その際は、その人間の感覚器官を利用することで、完全なる形で世界の知覚が可能』」

数絵「『また、欲望の源泉である人間との親和性はよく、その体を核として代替することで、完全体となることができる』」

優希「……」


 つまりは、誰か人間を一人犠牲にすれば、グリードを完全にすることができるというわけだ。

 知っても、どうすることもできないが。

 聞く話によれば、須賀京太郎はグリードを完全体にすることと引き換えにオーズという戦う力を得る約束を交わしていたらしいが、
 そんな怪人のために誰かを犠牲にするというのは以ての外であるし――また、グリードを怪人と考えていない京太郎とて、
 そのように、誰かの犠牲を元に解決する方法などを喜ばないであろう。

 また、この言葉で判ったこともある。

 人間である須賀京太郎を核にしていることから、彼は、完全体にほど近いグリードとなっているだろうということ。
 戦うにしては、相当なる苦戦を強いられることは確実だ。
 そして、人間という器を持てば「通常の感覚」が得られるのに対し、今の須賀京太郎は――大星淡の話によれば――グリードと同じ感覚となってしまっていること。

 この、人間を利用するという方法では、解決できない。


優希(どっちにしても、メダルが人間に取り憑いてることには変わりない)

優希(でも京太郎の五感が退化してしまっているってことは――違いがあるってこと)

優希(これは、紫のメダルだから違うのか?)

優希「……数絵ちゃん」

優希「今度は、紫色のコアメダルについて調べてもらっていいか?」


優希「検索ワードは――『紫色のコアメダル』『恐竜のコンボ』『欲望の破壊』で」


 呟いてから再び、思考に没頭する。

 須賀京太郎を助ける方法というのが、見付からない。
 それ以外というのはいくらでも出てくるが、彼に関してのことだけが、出てこない。
 いくつか思い付きはしたものの、所詮思い付きの範疇を出ない。

 こうなれば直接、あのメダルを引き剥がす他ないだろう。
 戦力的には大損だが――こちらには、幸いにして仲間も多い。
 皆が皆、相当な戦士。手を取り合えば、倒せない訳がない――はずだ。


数絵「『作成された紫色のコアメダルは、あらゆる欲望を破壊するために存在する』」

数絵「『その能力は力への欲望を齎す効果(禁断症状)のある、ガイアメモリにも及ぶものである』」

数絵「『また、欲望とはつまり意思であるため、紫色のコアメダルはそれ自身の意思を半ば否定してしまうため……』」

数絵「『ある程度の自立意思を持ちこそはすれ、このコアメダルとセルメダルが揃ったとしても、グリードとはならない』」

数絵「『その為に、人間を器とすることでグリードに姿を変える』」

数絵「『メダルそれ自体が持つ意味は「虚無」であり、それ故に欲望の空虚や空白と強く引き合う』」


 つまり――。

 須賀京太郎の欲望を空虚なものでなくすことに成功したのならば、このコアメダルは離れるかもしれないのだ。
 尤も、そんな御伽噺じみた都合よく幸福な結末など、訪れはしまいだろうが……。
 それにしても、これは一つの材料である。

 いや、それよりも――。

 それよりも今、引っかかったことがある――。


優希「私たちは今、何と戦っているんだ?」

数絵「えっ」

優希「財団Xは撤退させた。ミュージアム――数絵ちゃんのおじいちゃんはその……警察に捕まった」

優希「後はあの、イマジンってのは……京太郎が暴走さえしなければどうにかなる」

優希「それで、グリードが三体。カザリとアンク、それにガメル」

優希「じゃあ、残りのコアメダルは? あの、襲い掛かってきたナスカそっくりのヤミーは?」

数絵「それは……」

優希「数絵ちゃん、至急、検索をかけてくれ!」

優希「京太郎の行方も気になるし、戻し方もそうだけど――」

優希「残りの紫のコアがどこにあるのか、そして、あのヤミーを作ったのが誰なのかハッキリさせないと!」



 ◇ ◆ ◇


リュウタロス『ねー、おねーちゃん』

小蒔「どうしました?」

リュウタロス『そう言えば、前にこんなことがあったんだけどさー』


 暴れ回るイマジンを撃破して、そしてその被害者を解放したのちに、ふとリュウタロスが呟いた。
 勿論、小蒔の脳内である。
 彼は今しがた戦いを終えたために、デンライナーの内にて待機しているのだから。


リュウタロス『前にモモタロスが京太郎に取り憑こうとしたときに……バーンって、弾かれたんだよね』

小蒔「『弾かれた』……ですか?」

リュウタロス『うん。すっごい感じで、モモタロスがバカみたいだった』

モモタロス『そーそー、そうなんだよ……ってオイ! ハナタレ小僧! 誰がバカだ、誰が!』

リュウタロス『モモタロス』

モモタロス『そうだな、バカは俺……って、コラ! てめえ、ハナタレ小僧!』

リュウタロス『やーい、やーい! モモタロスのばーか!』

モモタロス『~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ』

モモタロス『このクソガキ……!』


 頭の中で暴れ回る二体のイマジンに、神代小蒔は溜息を漏らした。

 こんな時まで、彼らは相変わらずだ。

 ……或らは彼らも、判っていてこんなことをしているのかもしれない。
 共に戦ってきた仲間である京太郎が、グリードという怪物に変貌してしまう。
 何とかそれを取り戻さなければならないけど、手掛かりは自分たちでは掴むことができない。

 その上に、大星淡から聞かされた時間の危機。
 須賀京太郎の存在が、彼が暴走してしまった世界へと接続することが、イマジンの目的であるということ。
 だからこうして、努めて平常を保とうとしているのだろうか。


ウラタロス『ちょっと、センパイ! リュウタ! デンライナーが壊れるから!』

キンタロス『……泣けるでぇ』


 ……保とうとしているん、だよね?


ウラタロス『はぁ、全く……』


 脳内で、ウラタロスが盛大に溜飲を下げた。
 肩で息をしている風であるから、どうやら本当にあの二人は暴れ回っていたらしい。
 お小言は自分の領分じゃないけど、あとで何か言っておかないとな……と思う。


ウラタロス『ところでさ、小蒔ちゃん』

小蒔「なんでしょうか?」

ウラタロス『あの時は気付かなかったけど……京太郎の体内には、例のコアメダルがあるんだよね?』

小蒔「はい。そう、聞きましたけど……」

ウラタロス『……』

小蒔「ウラタロスさん?」

ウラタロス『実際に試してないから判らないけど、僕たちはグリードに憑依ができるのかな……って思ってさ』

小蒔「グリードに……?」

小蒔「でもそれに一体、どんな意味が……」

ウラタロス『いや、ただ単に僕もちょっと思いついただけなんだけど』


 と、ウラタロスが一旦言葉を区切る。


ウラタロス『グリード――つまりコアメダルがあるものに、僕たちが憑依出来ないなら仕方がない』

ウラタロス『理由としては……まあ、僕たちイマジンが「願い」を代償に動くことと、コアメダルが「欲望」の化身だから』

小蒔「どちらも、似た者ですね」

ウラタロス『うん。だから、それで反発しちゃうんなら仕方がないんだけど――』


 もしも、と。

 そう呟くウラタロスの語勢が一瞬、硬質の響きを含んだ。
 どうとも変化する水のような言葉のうちに、彼なりの、物事への真意を感じ本質を釣り上げる力が覗いている。


ウラタロス『もしもそれが、紫色のメダル限定だって言うんなら……』

ウラタロス『これってもしかして、京太郎を助けることの手掛かりになるんじゃないかな?』

ウラタロス『なんてね』


 ひょっとしたらこれはただの思い込みで、何の関係もないことかもしれないが――。

 少なくとも、小蒔の心の内では、何かが動いた気がした。



 ◇ ◆ ◇


哩「なあ、姫子」

姫子「どげんしとっとですか、部長?」


 地道に、足を頼りに探し回る。
 並走して、バットショットなどのガジェットを用いた捜索を。

 途中、横流しされたガイアメモリを使用したであろうドーパントが起こした騒ぎを一件鎮圧。

 それ以外は見つからない。何の進展もない。
 彼女たちが求める、須賀京太郎に関する手掛かりは。


哩「京太郎は、味覚ばおかしかなっとるって言ーとったな?」

姫子「はい。大星の奴の話によるなら、そいなっとる感じですけど」

哩「……」

姫子「どげんしましたか、部長?」

哩「感覚が薄れるっちゆーんは、うちでも判る」

姫子「……部長」


 かつて行われた肉体と精神の分離と融合の実験。
 そこで白水哩には、鶴田姫子という異なる魂を憑依させる容れ物とされるべく――様々な拷問じみた手術が施された。

 異なる肉体への異なる精神の搭載。
 一つの肉体に二つの精神があるという矛盾。
 その“拒絶反応(リジェクション)”を薄めるべくして行われた、施術である。

 本来のWであるなら、搭載されるソウルサイドがすでに地球の本棚と接続してしまっているデータ人間であるので、
 ボディサイド及びソウルサイドにそんな負担はかからない。
 ダブルドライバーを装着すれば、話はそこで終わり、仮面ライダーWが誕生する。

 しかしながらこの二人は本来ではないため、そんな悪魔じみた施術が行われたのだ。


 尤も、白水哩と鶴田姫子が持つ――麻雀上の――特性がために、Wとして、精神と肉体の融合者として選ばれた面がある。
 それ故に、過度に白水哩の精神を削りきらない程度に、施術は抑えられていたが……。
 ……なお余談であるが、ある時空のボディサイドはこの特性を有しないがために、人を人とも思わぬ所業を行われている。

 その内で、五感が薄れていくというものがあった。


哩「そいは、脳が認識できんくなるち言ーことなんか? そいとん、感覚器官が、神経が壊れるち言ーことなんか?」

姫子「……何が言いたいとですか、部長?」

哩「……」

哩「他のグリードのことが判らんけん、何とも言いようがないが……」

哩「うちは、京太郎の身体そのものがどーこーなるというより、あいつの精神の方が狂ってしまうんじゃなかかち思う」


 コアメダルは欲望の体現。
 欲望というのは、即ち意思である。

 であるがゆえに――。


 ……元々が不完全であるグリードは、人口生命体であるグリードは、感覚が人と異なっていてもおかしくない。
 だけれども何故、もともとが人間である京太郎が変容してしまうのか。
 メダルを取り除いたあとに、その状態が回復しないというのなら実際に肉体が変わってしまっているのだろう。

 だが、そうでないのなら。

 それはつまり――。


姫子「京太郎の精神の回復が、状態の回復に繋がるち言ーことですか?」

哩「……ああ。仮説にしかすぎんが」

姫子「……」


 そして、哩のそのどこか悲痛さを孕んだ顔を見て、姫子は察した。

 哩はきっと、言うつもりはない。それを姫子に求めてはいない。
 だけれども、きっとその考えは頭によぎったのだ。
 京太郎の精神に対しての影響が、彼のグリードとなることに密接に関わっているというのならば――。


姫子「いざってときは、うちが、きょーたろ君の中に入ればよかとですね」

哩「ひ、姫子!?」

姫子「二人分の精神があったら、きょーたろ君ばグリードにせんで済むかもしれんとです」

哩「……そいは」

哩「そいは、判っとる! 判っとっと!」

哩「ばってん……、うちと姫子でさえ、こげん手術が必要やったけん」

哩「なんもしとらん京太郎と変身なんてしたら……!」


 そもそも、ダブルドライバーでボディサイドだけを替えた変身が可能なのか。
 そういう問題がある。
 もしそれが可能だとしても、実行したらどうなるのか……。


姫子「きょーたろ君は、グリードみたく体が丈夫になっとるんなら、“拒絶反応”ば耐えきるんやなかかち思っとります」

哩「京太郎が耐えられるとしても、姫子は……。お前は……!」

姫子「……」


姫子「部長」

哩「何ぞ?」

姫子「うちは、思ったんです。復讐ば、無事に終えることができて……」

哩「……」

姫子「あんとき、きょーたろ君が倒れよったアイツにトドメば刺す前に止めてくれよって、本当によかったって」

姫子「きっとあんときアイツば、虫けらば踏みにじるように殺してたら……今のうちらはないんじゃなかとですかね?」

姫子「昨日に囚われたまま、あの日に囚われたまま……うちらはどこにも行けなくなる」

哩「……」

姫子「やけん……きょーたろ君にはいくら感謝しても、足りなかって思っとっとです」

姫子「きっと、きょーたろ君は『二人が幸せになってくれるなら何よりです』とか『それだけで俺が一緒に戦った意味がある』とか」

姫子「そげんこと、言ーんじゃなかかって思いますけど」


 彼は本質的には争いを好まない。弱虫と言ってもいい。
 だからこそ、そんな自分を戦いに奮い立たせるために……時にはあのような、残虐非道の態度をとる。
 そう振る舞わなければ、戦いそのものに及ぶことができないのだろう。

 姫子は、そう思っていた。


 彼は弱虫だ。

 そして穏やかで、優しい心根の持ち主だ。
 哩と姫子と同様に、彼もその在り方を歪められるほどの過去を背負ってしまったが故に、時には狂信的とまで呼べるほどの献身を見せる。
 それは呪いであった。

 だけれども、呪いが全てではない。

 彼自身の性格――つまりは他人の痛みに共に泣き、他人の喜びを我がことのように喜べる心があるからこそ、
 彼の行動は、そのような形で表れているのだろう。

 だから――。


姫子「今度は、うちらが体ば張ってやる番じゃなかとですかね?」

姫子「過去を悔やまないで今を生きる――そいば、きょーたろ君にさせてやるヒーローになってもよかとですかね?」

哩「……」

姫子「そげん顔、せんで下さいよ。部長」

姫子「危険は重々承知しとるし……元々こげんことは、部長が言い出したことやなかとですか?」

哩「ばってん……そいでん、うちは……」

姫子「……大丈夫」

姫子「私は一人になんか、ならんとです」

姫子「部長を一人になんか、せんとです」

姫子「だって……今も昔も、部長の相棒はうちだけ。うちら、二人で一人の仮面ライダーやなかとですか?」

哩「……」

×姫子「部長を一人になんか、せんとです」
○姫子「部長ば一人になんか、せんとです」


哩「……ああ」

哩「うちから、京太郎の力になってやると、言い出しよったんやな」

姫子「そうです」

哩「やったら、部長として……先輩として……」

哩「後輩の前で、いいとこ見せんといかんな」


 前言を撤回するなんて……。

 姫子の身の惜しさに――自分が姫子を失いたくないばっかりに。
 安穏を貪る豚が如く、恩を踏みにじるというのは、何とも格好がつかなすぎる。
 そんな姿を、自分に憧れてくれていた後輩の前では、見せられない。


哩「……姫子」

哩「もしもの時は、京太郎の精神について……アイツの心について」

哩「お前に任せても……よかと?」


 静かに息を区切って、目を閉じる。
 それから開いて、言った。

 相棒とは何を顕すか。

 それは信頼である。
 どちらかがどちらかに頼り切ることなどではない。寄りかかることではない。
 お互いのことを信じて、支え合う。
 そして、困難に立ち向かうというのが――それが相棒だ。


姫子「もちろんです、部長!」

姫子「うちが、きょーたろ君の――最後の希望になってやるとです!」


 だからこうして、遠回しにとは姫子を死地へと向かわせることへの後悔はない。

 勿論、躊躇いはある。疑いもある。恐れもある。
 それでも彼女ならやってくれると――そう、信じるのだ。


哩「任せるけん、相棒」

姫子「任されるけん、相棒」

とりあえず、今日はここまで
読み返してたら時間がかかって戦闘までに行きつけなかったのは、本当に申し訳ない

フラグ整理の為とはいえ、ほとんど安価出さない読み物スレになってるけど楽しんでもらえてるのかが本当に心配です

戦闘があと2回か3回ほどで、電王/オーズ/Wルートは終わります
始めたのが今年の2月だったけど、実にここまでが長かったと思う
淡がほぼヒロイン確定したのとカザリアンクが裏切ったのが、10スレ以上前で、およそ10か月前とか長かった


そいぎ、おやすみー

1930から始めます
この土日に終わらせたいところやけど……

例によってすまんち
始めます


淡「……いるんでしょ?」


 金髪を靡かせて、かつての天文台に立つ大星淡。
 彼女の呼びかけに対して、コートをはためかせた女性が降り立つ。
 それもまた、大星淡である。

 ただし――未来のという言葉がつくが。

 消えてしまった時間の唯一の生存者。
 本来の仮面ライダーゼロノスでありながら、本来は仮面ライダーではなかった女。
 守られている自分を、守るための自分に変えた放浪者。


淡『……どうしたの?』

淡「言わなくても、判るでしょ」

淡「きょーたろーが……。きょーたろーが……!」

淡「グリードに、なっちゃったってことぐらい」


 それは新子憧からの伝聞でしかない。
 しかしながら、京太郎がメズールとの戦いの果てに、自分自身を削りきり、グリードとなってしまったことは確実であった。
 神ならぬ大星淡には、なぜ須賀京太郎がグリードとなったのかの根本的な原因を、理屈を、知らない。

 ただ、目の前の女から――紫のメダルを使いすぎることは、人間性の乖離と繋がるということ。
 その結果として現れる数々の身体面での異常。

 それについて、聞いていただけだ。


淡「……答えてよ」

淡「どうして、京太郎がグリードになっちゃったのか」

淡「どうやったら、京太郎は人間に戻れるのか」

淡「そういうのを、全部……っ!」


 歯を食いしばって、拳を固く握りしめる淡の視線は鋭い。
 だけれども、それと同じくらい、危うかった。
 その方法を聞き出すためには手段を択ばないという苛烈さを孕みながらも、今にも縋り付いて泣き出しそうな、そんな顔。

 事実淡は、今が一刻を争う状況でなければ泣き出していただろう。
 髪を振り乱し、怒りを瞳に浮かべて、叫び上げていたはずだ。
 神というものがいるのならば、なぜ須賀京太郎にばかりこんな困難を強いるのか――と。


淡『……彼が、か』


淡「そう。仮面ライダーオーズ……そっちの世界でも、そうだったんだよね?」

淡『……ええ』

淡「で、そっちのきょーたろーはグリードになりかけても、ならなかったんでしょ?」

淡「だって、だから京太郎がグリードになっちゃった世界からイマジンが来たんだから」


 未来の大星淡の世界の須賀京太郎もまた、オーズであった。
 ただ、その世界にはゼロノスも電王も存在しない。勿論、イマジンも。
 すべてはその戦いが終わった後。
 須賀京太郎がグリードとならなかったことにより、グリードになってしまった未来――選ばれなかった時間軸から、イマジンが訪れた。

 そうして、未来の大星淡の世界は破壊された。

 その世界の須賀京太郎は、大星淡を護ってしんだ。
 もう一度出会うという約束を果たさぬまま、イマジンの大群と刺し違えたのだ。


淡「だったらさ……判るよね?」

淡「きょーたろーが、グリードにならないで済む方法。グリードから人間に戻れる方法」

淡「知らないなんて……絶対に、言わせないから」


 もしも自分が京太郎と結ばれたなら――いや、すでに結ばれているのだけれども――京太郎がそんな危機にあったと知ったら、
 その質問が彼の心を抉りはしない限り、どんなことだったのかは聞くだろう。
 また、聞かずとも、判るはずだ。

 仲間として交流をしていたのならば――。
 何が京太郎を追いつめたのか。何が京太郎の身に起こっていたのか。どうして彼は助かったのか。
 それらを知らぬはずがない。

 そこまで、よくも知らない男と、交流もしていない男と恋仲になるぐらいに、自分は惚れっぽい女ではない。


淡『……判った。けど、その前に一つ聞かせて』

淡「質問してんのは、こっちなんだけど?」

淡『……』

淡『もしも、京太郎が戻れないとしたら――あなたはどうするの?』


 大星淡の言葉を黙殺して、未来の大星淡は言った。

判定
1~20:「例え時を壊すことになっても……きょーたろーを助ける」
21~40:「そん時は、きょーたろーを殺して私も死ぬ」
41~70:「……そんなの、考えたくもない」
71~99:「そんなもしもなんて起こさないために、私は行動してるんだよ」

ゾロ目:スキル【コネクト】取得

↓5

ほい

>>762

淡「その時は……」

淡「例え時を壊すことになっても……きょーたろーを、助ける」


 大星淡の危うさを孕んだ瞳に、未来の淡は嘆息した。

 時をかけても、守りたい仲間がいた。
 時をかけても、守りたい約束があった。
 時をかけても、守りたい日常があった。

 その思いは自分とて同じである。同じであるのだが――。


淡『……』

淡『今の私に、ゼロライナーを預けるわけには行かない』

淡『そこで眠ってなさい。あとは私が、どうにかする』


 時をかけても、助けたい仲間がいた。
 時をかけても、助けたい約束があった。
 時をかけても、助けたい少年がいた。

 こちらの世界の大星淡も、そんな淡と同じ気持ちである。
 しかし、違うのだ。同じ“時をかける”でも大きく違いすぎる。


 ――“駆ける/懸ける”のと、“賭ける”のには大きな違いがあるのだ。


 こちらの淡は、須賀京太郎以外とは碌に交流をしていない。
 彼と同等に重く見られているのは、かつての古巣であった麻雀部の宮永照ぐらいか。
 あるいは須賀京太郎への思いは、それを凌駕しているかもしれない。

 かつて守られていた未来の大星淡。
 その中で育んだ親交がある。友情がある。
 だから、この世界の彼女たち――自分の世界に繋がらないとしても、あの時の彼女たち――を助けたかった。
 陰ながらそれを為していたし、何かあったのなら、すぐにその身を盾にすべきだと考えていた。


 だが、この淡は。

 自分とは、違うのだ。

 須賀京太郎の為ならば、時間を破壊すること――つまり、過去を覆すことさえ行うと言い切った。


 それが新子憧や江口セーラたちへの裏切りであると判っていながらも、彼女はきっと行える。

 悔やみもするし悩みもするだろうが、それを行える瞳であった。


淡(……失敗した)

淡(この頃の私を……甘く見ていた)

淡(この頃の私にライダーの力を与えてしまって……そして、その中での一番ができてしまったのなら)

淡(麻雀のときと同じように、私は、容易くその力を使えるんだ)

淡(大切な人以外を蹂躙することになっても……きっと、できる)


 麻雀が、ライダーの戦いに挿げ変わったに過ぎない。

 この自分は、まだ子供すぎたのだ。
 恋するという感情、誰かを護ろうとする感情、人を愛するという感情を知っても――。
 それは、特定の誰かを対象にするに過ぎない。

 逆に守られる側となって、ライダーの戦いを見ることしかできなかった自分とは違う。
 そういう意味で、無力さを噛み締めた自分とは違う。
 麻雀とは違って、自分に何もできないのだと知った自分とは違う。

 戦う力を手に入れ、そして実力者であってしまった彼女にとって――。

 所詮、これは麻雀の延長線上にしか過ぎないのだ。


淡「……どーいうつもり?」

淡「私は、きょーたろーを助けなくちゃいけない」

淡「あんな風にボロボロになっても皆を護って……自分を騙して過激に振る舞って……」

淡「それで、化け物になっちゃうなんてのは……酷すぎる」

淡「だから……私が、きょーたろーを助けなきゃ……!」

淡『……その必要はない』

淡『こっちの世界の須賀京太郎を助けるのは私がやる』

淡『どちらにしても、絶対にあなたからはゼロライナーを取り返さなきゃいけない』

淡『……ここで眠っていなさい。邪魔なのよ、あなたは』


 ゼロノスカードを取り出し、フリーエネルギーが形成したベルトを腰に装着。
 それを眺めるこの世界の大星淡は、悔しそうに歯を噛み締めた。
 その目に涙を浮かべながら。


淡「こんなことしてる場合じゃないって!」

淡「早く……きょーたろーを助けないと……。きょーたろーが、手遅れになるっ」

淡「だからっ!」

淡『だったら、黙ってみてればいい』

淡『今のあなたは……ライダー全てに対しての、害にしかならないんだから』


淡「何、わけわかんないこと言ってんのよ!」

淡「争ってたら、きょーたろーがどうなるのか判ってるの!?」

淡「ねえ!」

淡『……』

淡『……変、身』


 ――《ALTAIR FORM》!



淡「――ッ」

淡「こんの、分からず屋っ!」

淡「変身っ!」


 ――《ETERNAL》! ――《ETERNAL》!



 夏の大三角形、わし座のα星を顕すベガフォーム。
 それは牽牛。
 その逢瀬すらも時によって支配される、恋人の片割れを意味する星。

 もう一方は、永遠の記憶。
 大いなる宇宙を顕す漆黒の外套に、穢すことが叶わぬ絶対を意味する純白。
 永遠を見据える黄色の双眸と、静かなる決意の発露である高温の蒼き焔。

 未来の大星淡、現在の大星淡――ともに護りたいものは同一である。

 だが……。


淡『あなたを倒して、京太郎のところに向かう』

淡「あんたを黙らせて、きょーたろーのことを聞き出す!」


 果たしてそれは、大星淡の真意だったのだろうか。或いは言葉の綾だったのだろうか。
 現実にその場面に辿り着いたときに、真実彼女は時を破壊してでも須賀京太郎を助けるというのか。
 それは当人にしか判らず――また今が時ではないため、当人にすら判らない。

 抱えた思いは同じく、余人には介在できないもの。

 二人の大星淡は、互いに焦燥に歯噛みしながら、ここにて刃を交える道を選んだ。



 ◇ ◆ ◇


憧「……はぁ」

憧「実際どうしようかしら、あたし」


 なんて呟いてみても、誰が答えてくれる訳でもない。
 お守役のの伊達明は、一足先に鴻上会長の元に向かっている。
 こういうときに、格好をつけながら励ましてくれる男は――二人ともいない。

 自分が不甲斐ないから。

 メズールなんかに致命的な攻撃を受けて、挙句意識不明に陥って、その末に体を乗っ取られた。
 それが原因で、須賀京太郎はグリードになるほどにオーズの力を使用しなければならなくなった。
 これは、自分の責任だろう。

 ……というか。

 色々恥ずかしい。恥ずかしすぎるセリフをブチ撒いた気がする。
 意識の殆どはメズールに乗っ取られていたが、それはそれは恥ずかしいセリフを。


 いや。
 だってさ、しょうがないじゃないか。
 自分の近くにいる男と言ったら、あれしかいないのだから。

 伊達明は頼りになるし格好いいしかなり男らしくタフでジョークもイカしているが、年上すぎる。
 ……まあ、憧れがないと言ったらウソになる。憧だけに。
 戦闘中、常に余裕をもって振る舞おうとするのは、彼の影響によるところが大きい。

 二人目、鴻上光生。
 言うまでもない。論外。マジ論外。

 三人目。それが須賀京太郎である。


 まあ、まずあいつは運が悪い。非常についてない。
 で、馬鹿だ。トンデモナイ大馬鹿である。そんなに死にたいのかといいぐらい、馬鹿だ。
 それから、格好つけしいである。
 自分と一緒に戦っているときもそうだし、あの魔王アピール(花田煌の件でのあれ)もたぶんそうだろう。
 色々拗らせた結果、ああなったとしか思えない。

 それなのにまあ、その、一応頼りになる。
 あとは、その、格好いいとも言えなくもなくもない。それなりには。
 で、優しい。他人のためになんだかんだと体を張れるのは、優しいと言っても過言ではないんだろう。

 で、だ。

 そんなのとこう、一緒に戦ってたのだ。吊り橋効果がバンバンである。
 おまけに命を預け合うなんてのは、普通はまずすることがないこと。とんだロマンスである。映画か。
 で、須賀京太郎が思わせぶりなのが悪い。
 「愛してる」とか「お前の為にも死ねない」とか言ってくれて、実にしょうもない奴だ。


 ……。


 そのさ……。

 あのさ……。

 だからさ……。

 だってさぁ……。


憧(仕方ないでしょ! そーゆー経験がないんだから、ちょっとトキメいちゃっても!)


 あたしは悪くない。なんもかんも、状況が悪い。


憧(で、おまけに恋人がいるってどういうことよ! そうだって言ってたらこうはならなかったから!)

憧(あーもー、ムカつくわねアイツ。うん、ほんっとムカつく)

憧(乙女の純情を弄んでくれちゃって……絶対このことは言わない! 永遠の秘密! 黒歴史決定!)

憧(あ、あんなのが……あたしの初こ――なしなしなしなしなしなしなしなしっ! 違う!)

憧(これはただ一時のトキメキであって別にあたりはあんな奴とかに恋とかしれない!)

憧(そこらへん、勘違いすんなっ!)

憧(……)

憧(……よし、勝った!)


 何に勝ったかとかは、聞かれても困る。つーか聞くな。

 何て百面相をしていたのには理由がある。そう、ちゃんとした理由が。
 別に一人だけギャグ時空を展開して清涼剤になっていたとか、ここで敢えてのヒロインルートに潜り込もうなんて話じゃない。
 そう、立派な理由があるのだ。理由だ。


憧「あ、もしもしー?」

憧「はい、はい、はーい。了解です♪」

憧「片岡さん、それじゃあ南浦さんにもよろしく言っておいてくださいね」

憧「それじゃあ、失礼しまーす♪」


 電話を待っていたのだ。
 これから行う交渉の為にも、何とも不可欠な調査結果の報告を。
 汚いし狡いかもしれないが、これは自分にとっても大事なことである。

 なまじ、ちゃんと稼げるのかどうか不安になっていたから、須賀京太郎に縋りそうになった(ギャグではなく)。
 あんな醜態を晒して、しかもそれを元にメズールなんぞに興味を持たれたのだ。
 だから、後顧の憂いはキチンと断っておかねばなるまい。

 転んでもただでは起きない。
 そこらへんの損得勘定はしっかりするのが、個人的にはデキる女の条件だ。
 ……いや、恋人はできないけど。

 過ちを過ちのままで終わらせてなるものか。
 過ちをお得に変えてこその損得勘定であり、マイナスをプラスにするというと実にヒーローっぽい。


憧「……さーて」

憧「あの思わせぶりな格好つけ野郎をブン殴るためにも、連れ戻さないとね!」

憧「頑張れ、あたしっ!」


 頬っぺたをパチンと張る。
 これから会う相手というのは、ある意味グリードよりも厄介な相手だから。

×憧(これはただ一時のトキメキであって別にあたりはあんな奴とかに恋とかしれない!)
○憧(これはただ一時のトキメキであって別にあたしはあんな奴とかに恋とかしてない!)

  あたり  → あたし
 しれない → してない

淡がコンマ神から見捨てられた好きに、噛んで猛烈にアピールとか円光少女はあざとい


光生「――なるほど、それで君の話というのは」

憧「ええ。これは、重大な契約違反じゃないかって」

憧「『バースの鎧に爆弾が仕掛けられている』なんて……そんなのは、あたしは聞いてないですから」

憧「あたしの身体については……そーゆー危険については、承知してますけど」

憧「でもこのあたりのって、また別問題じゃないですかね?」


 片岡優希に依頼したのは、バースの鎧の爆発理由。

 不可解だった。

 誤作動というのは、どんな機械にもあり得るであろう。
 そのことは、新子憧も承知している。機械である以上、それとは逃れられないと。
 だが、だとしても……。
 果たして、白兵戦を行う――要するにダメージを負うことが前提の装備で、そんなことが易々とあり得るのだろうか。

 あり得たとしても、もっと、安全装置があってもしかるべきではないか。


 憧は頭が良いと言っても、専門家ではない。
 だからマニュアルを読めても、設計図を完全に理解できるわけではない。

 だから、片岡優希に頼んだのは実に単純。

 南浦数絵の力で、実際のバースの鎧の“見取り図”を作成。製作段階の“設計図”と照らし合わせた。
 その結果――あるはずのない装置が見つかったのだ。
 そして、それをメモして、再度検索をかける。今度はその装置の持つ機能について。

 結果は――あれは起爆/暴走装置であったのだ。


光生「なるほど、それが君の言い分か」

光生「それで――新子憧くん、君は何を望むのかね!」

憧「……ちょっとちょっと、まだ待ってよ」

憧「あんまり早すぎる男って、嫌われるわよ?」

光生「……なるほど」


 そんなことが可能なのは、ただ一人しかいない。

 即ち製作者であり――オーバーホールを行った、対木もこ。


憧「一つ」

憧「対木もこの居場所について」

憧「二つ」

憧「紫色のコアメダル――グリード化の直し方」

憧「三つ」

憧「えーっと……」


 言ってみたものの、果たして本当に告げていいものか迷う。
 思えば、場違いな気もするし……。
 だけどここで言っておかねば、後々撤回するチャンスはなくなってしまうのだ。

 だから――。

 これは仕方のないものである。そう、仕方がないことだ。仕方ないことなのだ。
 後々まで、よくないものを引きずらないために。このピンチをチャンスに変えるために。
 ただ悪いままで終わらせないために。その後に生かすために。


 だから――。


憧「あとは……」

憧「まあ、そのー……」

憧「殺されかけた分の契約違反であたしの借金分をチャラにして欲しいなーって」

憧「言っちゃったりして……ハハハ」


 言ってしまってみた。一応。
 こういう時、吹っかけるだけ吹っかけといたほうがお得って言うし。
 貰えるものは病気以外なんでも貰うって言うし。

 だから……そう、仕方がないのだ。うん。


光生「なるほど……それが君の欲望か! 素晴らしい!」

光生「新しい欲望の誕生だ! ハッピーバースデイ!」

光生「いいだろう! 君の真に欲する欲望の誕生を祝おうじゃないか! 祝福しよう!」

憧「あ、ど、どうも……」


光生「まずはDr.もこの居場所についてだが!」

憧「……っ」

光生「これは私にも判らない!」

憧「この流れの第一声がそれってどうなのよ! おかしいでしょ!」

光生「ただし、彼女から通牒はあったがね。『世界の終末を彼と楽しむ』――という」

憧「世界の終末……? それに、彼って……!」

光生「その通り! 須賀京太郎君のことだろう!」

光生「愛する者と愛する景色を見たい! 実に素晴らしい欲望じゃないか!」


 手を叩いて大声を上げる鴻上光生。

 彼は本当に祝福しているのだろう。
 長い付き合いとは言えないが、バースの鎧が開発されるまでの間、秘書の真似事のようなことをしていた憧には判る。
 よく言えば懐が深く、悪く言えば不気味で得体のしれない男なのだ。
 鴻上光生という人間は……。


光生「ただ、世界の終末はいただけないね」

光生「欲望が大きいのは実に素晴らしい! それは祝福すべきものだ!」

光生「だが、欲望が世界を救うことはあっても……滅ぼすことはあってはならないのだよ、新子憧くん!」

憧「……」

憧「欲望が世界を救おうが何しようが知ったことじゃないし……」

憧「――って、ああ、世界の終末については後でメールで纏めてください」

憧「なんでそんな危険人物を雇ったのかも……まあ、置いとく」


 どうせ、優秀だからとか。
 現実問題として世界の終末に発展するまでは、対木もこの考えもまた面白いとかで放置していたんだろう。
 それのせいで殺されかけた身としてはムカつくことこの上ないが……まあ、置いておく。


憧「あたしが一番聞きたいのは、二番目の質問よ」

憧「どうしたら――須賀京太郎は、グリードにならなくて済むのか」

憧「それを教えなさい……教えてください」


光生「二つ目は実に簡単だ」

光生「彼が自分自身の欲望をちゃんと理解して――」

光生「そして、満たされればいい! その欲望で!」

憧「……満たされる?」

光生「オーズの力というのは、欲望の結晶であるコアメダルを使用していることにある」

光生「生半可な欲望と器では、これを使いこなすことができずに溢れ出てしまう。これが――暴走だ」


 光生がワイングラスを用意した。
 そこへと並々と注がれる赤ワイン。初めは、少し。
 そこに取り出されたのが、セルメダル。
 投じられるたびに、ワインはその水嵩を増していく。


光生「器が大きくなければそもそもコアメダルを受け入れることができないし――」

光生「受け入れることができても、そこに欲望が重なっていくことでいずれその欲望は零れ出て、周囲を巻き込み石化する!」

光生「そう! 800年前の王のようにね」

憧「……」

光生「――いつか君に言ったように、須賀京太郎君はその欲望の源に気付いていない!」

光生「いつも恐怖している! そして、恐怖から目を逸らすこともなく、見続けても折れることがない!」

光生「やがて克服するが! 克服する傍から、また恐怖が訪れる! 彼の恐怖に終わりはない!」

光生「恐怖を克服することで彼自身の器は成長を遂げるが、彼の欲望はいつまでも満たされない!」

光生「彼が、その恐怖の本質に気付いていないから! 元々の欲望が満たされない! だから彼はいつまでも器が空いている!」

憧「……だから今回、恐竜のコアメダルに魅入られたってことですか?」

光生「そうだ! その空虚さに、恐竜のコアメダルが侵入したのだ!」


 侵入したコアメダルは須賀京太郎の空虚――虚無の欲望に適合した。
 そして、その空虚が満たされないから京太郎は負の方向に暴走してしまっている。
 その結論が、グリード化だ。

 彼は差し当たっての欲望を、力の方向性を与えて、恐竜のコアメダルを制御した。

 しかしそれでも、本質を認識できていない。
 だから、コアメダルの表面的な暴走を止めていたとしても器の成長を止めることができず、空虚が増すばかり。
 そして、膨れ上がった空虚さに――恐竜のコアメダルは益々根ざす。


憧「欲望を理解すれば……これ以上、その器が広がることはない」

憧「それで……満たすことができれば、恐竜のコアメダルは付け入る隙がなくなる」


憧(アイツの欲望……か)


 顎に手を当てて、考えてみる。
 須賀京太郎の本質を為す欲望とは――なんだろうか。

 パッと見た感じは、誰かを助けたい。そんなところ。

 なんのかんのと言いながらも結局、目の前の人間を見捨てずに動く。
 自分の身体をどれだけ危険にさらそうとも、他人を助けに行こうとする。
 本人は――「自分の手の及ぶ範囲で誰かを見捨てるのが怖い」「あの日を繰り返したくない」と言っていた。

 つまりは、後悔だろうか。


憧(でも……)


 今の彼の目的は、あのグリード二人を連れ戻すことだと言っていた。
 殴ってちゃんと連れ戻す――のが、目的なんだと。
 京太郎が現在それに重きを置いているのなら、それもまた京太郎の欲望だろうか。

 だけれども――鴻上光生の口ぶりでは、これらは本質的な恐怖や欲望とは異なるのだろう。

 だって、京太郎は“気付いていない”と言うのだ。
 これら二つは彼も自覚している。だから、彼の本質の欲望でもなければ恐怖でもない。
 では、なんなのか。

 ……この二つとも、あながち無関係ではないと思えるが。


憧「……まあ、大体判りました」

光生「そうかね? それは素晴らしい!」

憧「で、三つめの件なんですけど――、それは――」


 まあ、何かずっこい気がするけど。
 どうせなら、貰える分まで貰っておきたい所存だ。
 この、若い身空で一億円の借金をするとか本当に勘弁してほしい。どうやって返せというのだ。
 返せなかったらどうなるか、本当に怖い。


光生「それが本当に君の欲望なら――確かに今回の件は、契約と異なった部分がある」

光生「だから、私も相応の対応をせざるを得ないが……」

憧「“が……”、なんですか?」

光生「それは本当に君の欲望なのかね?」

憧「……」

光生「君がそれを望むのなら、仕方がないとも思うが――」

光生「ここで一つ、私は独り言を言うことにしよう。あくまでも、独り言だ!」

憧「……なによ」

光生「Dr.もこがかつて作ったバースのプロトタイプというものが存在している」

光生「須賀京太郎君が現れる前のものだったので……こちらにはおそらく、爆弾が仕掛けられてはいない」


 プロトタイプの――バース。

 つまりは、プロトバースか。敢えてその名を呼ぶとしたら。
 だけれでもプロトタイプと言うからには、そのあとの正式版に比べていくらか不完全であることを意味する。
 試作機の方が強いのは、それこそロボットアニメの中だけ。
 
 瀟洒になり切れないデザイン。オミットされていない余計な機能。調整されていない部分部分。
 実際に戦力として配られたバースよりも、いくらか劣っているのは確実だ。

 だけれども――戦う力であることには変わりない。


光生「勿論、本来のバースに比べていくつか使用できない機能がある」

光生「それでも、もしもこれを君が望むというのであれば――君の借金を完全清算はできないが……新子憧くん、君にプロトバースを預けよう!」

光生「さて、君はどうするかね?」

憧「……随分と、長い独り言ね」


 戦いは怖い。痛いのは怖い。
 借金を返済できないことが怖い。
 自分は、自分の為だけに戦ってきた。他の皆と違って、真の意味で自分自身のために。

 今だってこうして、小狡くちゃっかりと、少しでも有利に働けばいいと自分の利益を考えている。

 だから――。


光生「さあ、新子憧くん! 君の欲望を聞こう!」

憧「あた、し……は」

憧「あたしは――」




 ◇ ◆ ◇

ここに来て憧ちゃんまさかのヒロインフラグ
もう淡はカード使い切って消滅するんじゃないですかね

翌日(本日?)、VS須賀京太郎が入ります。最終回に向けての第一歩です
それができたら、まあ、その次で戦いも終局でしょうか

長々とここまで付き合わせてしまいましたが、いよいよ終わりそうです
何卒戦闘へのおつきあいをー


おやすみー

1730あたりから始めます
戦闘が入りますのでよろしくお願いします

お待たせしました。始めます

すまん
なんかに当たったのか冷えたのか判らんけど、猛烈に腹がアレだった
再開しっす


セーラ「ん、なんや? 笛吹さん?」

セーラ「ドーパント……は確かに大事やけど、俺たち今それどころじゃ……」

セーラ「……京太郎が!?」

セーラ「判った! ありがとう、すぐ行く!」


 江口セーラの元に届けられたのはドーパント事件の発生記録。
 高校生が一名、ミュージアム崩壊以前に売られていたものか、それとも横流し品を利用して変身。
 そして、同級生に襲い掛かった――というものだ。

 この手の犯罪がなくならないことには、辟易する。
 ……が、ひとまずそこは置いておこう。

 大事なのは、このドーパント事件の被害者と思しきもののなかに、須賀京太郎らしき人物が居たということ。

 単身ドーパントに立ち向かい、そして、その場に残った。
 被害者が警官を連れて戻ったそのときには須賀京太郎の姿はとうになく、その場には血痕と破壊痕が残されていたらしい。
 他には、メモリを砕かれた加害者。

 これを行えるとしたら――それこそ仮面ライダーに他ならない。


セーラ「んな風になってまで人助けするなんて、ホンマ難儀な奴やな……京太郎!」

セーラ「待ってろ、今、助けたるからな!」


 それから、取り急ぎ連絡を。

 神代小蒔、新子憧、白水哩、鶴田姫子、片岡優希、染谷まこ――全員を集合させる。
 しかしながら……。


セーラ「大星、なんで出んのや!?」


 大星淡だけは、音信不通。
 幾度コールしても、他の者は2コールで出たというのに、まるで一切通話が繋がる気配がない。
 苛立ち、メールに切り替える。今すぐ出られない事情があるのかもしれない。


セーラ(負傷しとるってことは……まだ、そんなに遠くには行っとらんはずや)

セーラ(そんな格好で出歩けば、大なり小なり人の目に付くし……そんだけ警察に連絡される可能性が増える)

セーラ(アイツはそんなに、出歩いとらん! きっと、その筈や!)

セーラ(んで、人目に付かんとこってなると――限られてくるで!)


哩「こっちや、江口!」

セーラ「おう!」

セーラ「京太郎は? あいつ、どこにおる?」

姫子「街中の方ば探してみとったけど、いませんでした」

セーラ「ちゅうことは……どっか、人気のない場所であいつの行きそうな場所……思いつくか?」

哩「……」

姫子「部長、あれはどうです? アイツが前に、大星と一緒にいた――あん場所は!」


 かつて花田煌に狙われて、須賀京太郎が退避した場所。
 郊外の森。あたりに人気もない、そんな場所だ。
 須賀京太郎はそこで――メズールとガメルを下したのだと言う。

 なるほど、確かにこういうときに行きつきそうな場所である。


まこ「すまん、待たせた!」

セーラ「おう! そっちは、京太郎を元に戻す方法は見つかったか?」

優希「それもそうだけど……このままだと、まずいじぇ」

哩「何があっと?」

優希「もう一人の紫色のコアメダルの持ち主――そいつは、こっちの身内に居た」

姫子「身内、ですか?」

まこ「ああ。新子があんな風になったんも……それんせいでメズールが新子をコアにしたんも……全部はそいつの仕込みじゃけぇ」

セーラ「つまり、どういうことや!」

まこ「新子の使っていたバースには、内部に爆弾が仕掛けられちょった」

まこ「これが意味することは――」


 そこに合流する、一台のバイク。ライドベンダー。


憧「――対木もこ」

憧「そいつが、カンドロイドやバースの作成者で……紫色のメダルの持ち主」

憧「つまりは……あたしたちの、敵よ!」


セーラ「なるほどなぁ」

セーラ「確かに、おかしいと思っとったんや。そんな都合よく、新子の病室が判るかって」

セーラ「そもそも不注意で、コアメダルとセルメダルを合わせることも変や」

セーラ「サポートするなら、そこんとこに気ぃ配っとくのが普通やろ……って」

姫子「……江口先輩」

セーラ「なんや?」

姫子「ミステリーで種明かしの終わった後に、『こいつが最初から怪しかった。そう思ってた』って……そげん部長みたかこつ言わんで下さい」

哩「ひ、姫子!?」

姫子「そいよい……今はこんさき、どうするか考える方が建設的です」

セーラ「……ハハ、その通りやな」


 笑いながら、スロットルを開く。
 エグゾートノイズが高らかに唸りをあげたその合間合間に、ギアをチェンジしていく。


セーラ「それで、具体的に京太郎をどうすれば助けられるんや?」

憧「原因がどうなのか、今どうなってるのかはあたしがちゃんと聞いたわ!」

哩「……うちに、考えのあっと」

姫子「部長、うちやのうてうちらですけん」

優希「神代さんの方にも、ちゃんと案があるって言ってたじぇ!」

まこ「なんにしても――こんだけライダーが居て、できんことなんて早々ないわ!」


 追従する皆の瞳には、確かに希望の光がある。
 須賀京太郎の中の闇を切り裂き、光を齎す――そんな種火が。
 セーラは小さく、笑いを零す。

 皆それぞれ、事情はあったライダーたち。
 きっとそのままなら、こうして手を取り合って肩を並べることなどありえなかった。
 それを可能にしたのは――そんな絆を作ったのは、須賀京太郎だ。

 彼が、呪われた過去を振り切ったから――彼が誰かの希望となったから。
 だから今こうして、彼を助けるために皆が手を取った。


セーラ「……ハハ」

セーラ「だから、今度はお前が――呪われた過去を振り切る番や」

セーラ「うちらがお前の希望になる。お前に希望を取り戻したる」

セーラ「さあ――こっからが、希望が絶望を吹き飛ばすショータイムや!」






憧「……あたしの台詞パクらないでよ」

セーラ「ケチケチすんなや!」




 ◇ ◆ ◇



小蒔「これは……」


 その場所――かつて須賀京太郎が、大星淡と共に星を見た場所。
 仲間を護るために、誰かを殺す決意をした場所。
 家族に裏切られて、大切なものと袂を分かったその場所。

 そこに――須賀京太郎は居た。


京太郎「――――――」


 ただし、既に人の姿を失っていた。

 あたりに転がるのは、京太郎に挑んだイマジンの残骸。
 それらの四肢が氷漬けにされ、砕かれ、引きちぎられている。
 死体――とはならないが――、呻きを上げるその上に座して、セーラたちを見た。

 その瞳にすでに、正気の色はなかった。

 紫色のコアメダルを使用させ、その肉体/精神とコアメダルの親和性を上げる。
 そのために彼らイマジンは、京太郎に戦いを挑んだのだろう。
 そして戦いの果てに須賀京太郎はついに、その姿だけではなく――心までをも恐竜に変えた。


憧「酷い……」


 赤い瞳が、憧を見据えた。

 翼竜と骸骨が合一したような白色の頭部。
 ケープやマントが如く身体を覆う、衝角竜の頭部。胸から突き出した突角。
 尻尾こそないものの、明らかに恐竜の意匠が見て取れる下半身。

 どこをどう見ても――彼は、人間ではなかった。


セーラ「ま、あんま見てても気持ちのええもんやないし……」

セーラ「さっさと片ァ付けるで? ――変身!」


 ――《ACCEL》! 《ACCEL》!



セーラ「で、実際問題京太郎のことをどうするんや?」

優希「とりあえず……京太郎を、正気に戻すんだ」

優希「今の京太郎は、暴走状態と一緒だから――なんとかして戻さないと」

セーラ「何とかって言っても……まあ、結局は力づくしかないな」

セーラ「そーゆーの、判り易くてええけど――なッ!」


【須賀京太郎/恐竜グリード】
欲望値:55
コアメダル:5枚(プテラノドン×2、トリケラトプス×2、ティラノザウルス×1)
技能:65
HP:55/55
スタミナ:55/55
気力:107/107
ATK:60
DEF:60

(レンジ:至近距離~中距離)
・グリード:コアメダルの枚数によって技能値及びHP・スタミナ・ATK・DEFが変動
      何もない状態での技能・HP・スタミナの基礎値を25、ATK・DEF基礎値を20として、以後コアメダル1枚につき+5
・虚無の欲望:クリティカルまたは戦闘相手との判定差が20以上、ダメージが20以上、コンマゾロ目時、ダメージゾロ目の場合、
         欲望から生まれた技術や方法により変身するライダーの、変身を解除する(ガイアメモリを含む)
・虚無の欲望:このグリードは、欲望の結晶の力(通常のコアメダルの力)により撃破されない
・恐竜の王:技能+10。ATK・DEF+10。飛行を持つ相手との戦闘判定+5、飛行を持たない敵へのマイナス判定を-10に変更。
        攻撃方針時、敵から与えられるダメージを倍加しない。自分の戦闘判定勝利時に複数に攻撃を与える
・人間という器:気力の最大値+25。全ての基礎値+5
・欲望の器:自身の欲望値/5を戦闘判定に加える
・???:???
・無自覚の欲望:欲望の器、???の効果を使用できない


まこ「京太郎は今、ほとんど暴走に近い……意識も碌に持てとらん」

まこ「原因は――たぶん」


 本来の欲望と異なる欲望か、或いは近いが別のもの。

 そんな欲望を紫色のコアメダルの餌にして、その力を使っているから。
 そのギャップで、精神が異常を来す。
 欲望を喰らい暴れ回る紫のコアが、元々京太郎が持ち合わせていた――あるいは彼が望んでいるものと違う形で衝突する。

 その影響か、はたまた紫色のコアメダルが彼の欲望を「虚無の欲望」に変化させているのかは知らないが。
 どちらにしても、正気ではなくなっている。
 このまま行けば――真の意味で暴走、グリードと化すだろう。


憧「つまり、力付くでも呼びかけて正気に戻させろってこと?」

まこ「……ああ」

まこ「そうせんと、皆で考えた……アイツから紫のコアを引き剥がす策も使えん」

哩「……大体判った。江口の言う通り、シンプルに力付くやな」


哩「姫子、用意は?」

姫子「いつでんオッケーとですよ、部長」

哩「こっちの相乗りしたるっちゅーのに、こんなとこで一人だけ途中下車なんか許さん」

姫子「女は怖いんだってことば……しっかりと体に叩き込んだりましょう、部長」


哩「変――」

姫子「――――身ッ!」



憧「……ああ。あたし、なんでこんなことしてるのかなぁ」

憧「高校行って麻雀で全国行って、和と会って……で高校生らしく普通に過ごせると思ったのに。……恋とか」

憧「あー、もう! いいわよ! 覚悟決めたろうじゃないの!」


憧「――変っ身!」



小蒔「……京太郎君」

小蒔「いつか貴方が年相応に笑える日が来たらいい……それが私の“欲望(願い)”です」

小蒔「この思いは、あなたには――絶対に砕かせない」


小蒔「――――変、身っ!」




 【須賀京太郎との、戦闘が開始されます】


 【この戦いは、特殊形式の戦闘です】



>戦闘は基本的に1対1で行います
>それを各人ごとに連戦という形で行います
>その戦闘に於いて、一人につき10ダメージを与えることが、勝利条件となります

>勝利条件を満たしたライダーは交代されます
>その際の須賀京太郎/恐竜グリードのHP・スタミナ・気力などの各ステータスは引き継がれます

>勝利条件以前に、誰かのHPが0になることで特殊イベントが発生
>また、全員が勝利条件を満たすことでイベントが発生します


>各員のステータス表示ののちに、戦闘が開始されます

>その際の、戦う順番。そして、使用するフォームを選択してください


【仮面ライダーW】 白水哩&鶴田姫子
技能:40
HP:50/50
スタミナ:50/50
気力:70/70
ATK:35
DEF:35

☆フォームチェンジ:以下のメモリの組み合わせで戦闘可能
 《ボディサイド》
 ●ジョーカー:『~至近距離』。戦闘判定+5  ●メタル:『~近距離』。DEF+10  ●トリガー:『~遠距離』。奇襲判定+10。ATK+5
 《ソウルサイド》
 ○サイクロン:戦闘・追撃・撤退判定+5  ○ヒート:ATK+10、戦闘判定+5  ○ルナ:戦闘適正を全距離に変更。戦闘判定+5。飛行によるマイナス補正を受けない
・正しい組み合わせ:サイクロンジョーカー、ヒートメタル、ルナトリガーの場合、戦闘判定+5
★マキシマムドライブ:使用宣言時の戦闘判定-10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能
◇マシン・ハードボイルダー
 ・スタートダッシュモード:1ターンの間、高速を得る。追撃・撤退判定+20。戦闘判定+15
                4レンジまで、攻撃しながら距離を詰める/距離を取る事が可能
 ・ハードタービュラー:『~遠距離』。飛行を得る。飛行に対して、+5の戦闘判定を得る。
                2レンジまで、攻撃しながら距離を詰める/距離を取る事が可能
 ・ハードスプラッシャー:『~遠距離』。水上での戦闘判定+10。2レンジまで、攻撃しながら距離を詰める/距離を取る事が可能
◆リザベーション:精神コマンド。気力を20消費する。前の行動でのコンマ値が50以下の場合、リザベーション使用時のコンマをその値の2倍として適用する。
            このコマンドは、ほかの精神コマンドと併用ができない。

※本来のWならばリボルギャリーにて戦闘中の換装が可能となっているが
※このWはリボルギャリーを自在に使えない為、準備が可能な状況ならば、事前にどれか一つをセットしていく事が可能
※テキストの効果はそのように変更される

☆ファングジョーカー
 ・ATK:45 DEF:45
 ・牙の記憶:『~至近距離』。戦闘判定+15。高速との戦闘にて、戦闘判定更に+5
 ・牙の記憶:鶴田姫子が変身者となり、この状態では他のフォームにハーフチェンジする事が不可能
 ★牙の記憶(アームファング):『~近距離』。近距離まででの戦闘判定・与ダメージ+5
 ★牙の記憶(ショルダーファング):『~中距離』。中距離まででの与ダメージ+5
 ★牙の記憶(ファングストライザー):使用宣言時の戦闘判定-10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能
 ・牙の記憶:この戦闘形態時、防御方針と温存方針を取る事が不可能
        制御の際、その値が115を超える事で上記テキストは無効となる
        一度制御したのちも、変身の度にこの制御判定を行う事が可能(ただしその場合暴走はしない)

※初変身時には、暴走判定を行う
※戦闘技能+コンマ=100になれば制御完了。制御不可能な場合、暴走に至る
※制御不可能となった場合、次回以降にそのコンマ値の10分の1を判定値に上乗せする
※鶴田姫子がその場におり、仮面ライダーWが戦闘不能となった場合、こちらの変身判定に移行する
※ただし、上記の効果は初回に限る
※通常のWからのフォームチェンジでは、宣言のターンはWを生身に変え、次ターンからこのフォームを適用する
※なお、鶴田姫子が戦闘現場に居ない場合、こちらへのフォームチェンジは不可能

【アクセル】 江口セーラ
技能:45
HP:55/55
スタミナ:55/55
気力:70/70
ATK:40
DEF:40

(レンジ:至近距離)
・エンジンブレード:戦闘・撤退判定+5、相手へのダメージ+3。所持時、レンジを~中距離に変更
☆変形:追撃・撤退判定+20。【距離を詰める】【距離をあける】で一度に2つのレンジを移動し攻撃が可能。変形時、この効果を仲間に与える事も可能
☆マキシマムドライブ:使用宣言時の戦闘判定-10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能
☆フォームチェンジ
・《アクセルトライアル》
 ATK:35 DEF35
・『レンジ:至近距離』
・挑戦の記憶:戦闘・撤退・追撃・奇襲判定+25。高速を得る。エンジンブレードを使用した場合、補正を+15(ブレード込で戦闘・撤退+20)に変化させる
・挑戦の記憶:速度の上昇に対するパワーの犠牲。与ダメージ-8。ただしこれで1未満にはならない。
☆マキシマムドライブ:使用宣言時の戦闘判定+15。
              判定勝利且つ相手との【双方のライダーの能力補正を除いた判定値差分】が10以上にて発動。
              (ATK-相手DEF)×(判定値差分+コンマ合計+秒数合計)の固定HPダメージ。DEFにて減衰不能
              ただしこの際の、(ATK-相手DEF)は最低でも1とする
              判定勝利できなかった場合、または【双方のライダーの能力補正を除いた判定値差分】が10未満であった場合、相手を倒しきれなかった場合。
              (100-自身コンマ)/5の固定HPダメージを自分自身に与え、変身を解除する。
              エンジンブレード使用の場合、最終ダメージに+3する

【仮面ライダーバース・プロトタイプ】 新子憧
技能:40
HP:49/49
スタミナ:53/53
気力:90/90
ATK:40
DEF:40

(レンジ:至近距離~遠距離)
☆クレーンアーム:戦闘判定+5。己の与えるダメージの秒数合計が8以下の場合、それを8として扱う。
☆ブレストキャノン:【チャージ】が選択可能となる。【チャージ中】は攻撃が不可能。
            判定値も固定値:70で計算し、相手が戦闘判定に敗北していたとしても、判定値差を0としてダメージ処理に移行する。
            【発射】選択の戦闘判定-10。勝利後、【チャージ】を選択したターン数×20の固定HPダメージ。DEFでの減衰不可能
★セルバースト:判定勝利にて発動。通常のダメージ処理を行った後に、更に10+(セルメダル使用枚数)×3の追加ダメージ。
          戦闘判定にはセルメダル使用枚数×3のマイナス補正を受ける。
※ただしバースは例外的に、1ターンに☆二つまでの選択が可能となる
※いずれの行動にも、セルメダルを1枚消費する


【仮面ライダー電王】 神代小蒔
技能:5
HP:31/31
スタミナ:31/31
気力:85/85
ATK:20
DEF:20

(レンジ:至近)
・イマジンズ:以下のフォームにおける場合、小蒔の戦闘技能+40。HP・スタミナ+10
 《ソードフォーム》=(レンジ:~近距離)。ATK+20・DEF+20。戦闘・追撃判定+10。初期のみ気力+30
 《ロッドフォーム》=(レンジ:~中距離)。ATK+15・DEF+20。戦闘判定+5、撤退・追撃・奇襲判定+15。相手の気力を毎ターン-10
 《アックスフォーム》=(レンジ:~近距離)。ATK+25・DEF+25。初期のみ気力+20
 《ガンフォーム》=(レンジ:~遠距離)。ATK+25・DEF+20。戦闘・奇襲判定+10。追撃・撤退判定-10。ダメージを受ける度に気力-10
 《ウィングフォーム》=(レンジ:~中距離)、ATK+25、DEF+15。戦闘判定+10
 《クライマックスフォーム》=(レンジ:~遠距離)、ATK+25・DEF+25。戦闘・撤退・追撃・奇襲判定+10
★フルチャージ:戦闘判定-10。『自分ATK-相手DEF』+『気力消費分/4』の固定HPダメージ。DEFによる減衰不能


>訂正:10ダメージではなく5ダメージ

>補足:須賀京太郎のHPを0にしてもペナルティはない
>補足:ただし、全員でダメージを与えなければならない
>補正:須賀京太郎はHPゼロ時、気力消費により体力を回復させることが可能

>戦闘中のキャラクターを途中で交代可能
>交代したキャラクターは、スタミナの消費なく、1ターンにつき気力を20回復させる
>ただし、与えたダメージはキャラクターごとにカウントされる

>2255から開始します

>各キャラクターの使用フォーム、オーダーについてご相談ください

あ、すまんち
ウィングフォームは無理なんや。ジーク居ないから



>最初に戦うキャラクター、その変身フォームをどうぞ



↓5



>ソードフォームの選択により、開始レンジは近距離に設定されます


セーラ「ま、ここは4人? いや、5人で仲良くフクロにしてやって……」

まこ「大星の奴が居れば、もうちっとマシじゃったやろうが」


 嘆いてもしょうがない。
 いない人間は、いないのだ。もうどうしようもない。
 今いる皆で、この、強大な力を持つ須賀京太郎を抑え込めば――。


モモタロス『小蒔、イマジンの気配だ!』

小蒔「……こんなときに!」

モモタロス『しかも――ひとつやふたつできかねぇぞ、コレ!』


 辺りを見回せば――周囲に人垣。イマジンの群。
 意地でも、須賀京太郎をグリードに変えようとしているらしい。
 十や二十ではない。それ以上、あまりにも多すぎる。


セーラ「あー」

セーラ「アイツらの対処もしなきゃいけないっちゅーことか」


 参ったなと、セーラが笑う。
 京太郎との戦いだけではなく、更に、イマジンとの戦いもしなければならない。
 全員で京太郎の相手をすることは、不可能となった。

 精々、入れ替わり立ち代わり――という形となるだろう。


憧「……いいじゃない。望むところよ、こんなの」

憧「観客が多い方が、ショーは盛り上がるんだからね」


 肩に担いだバースバスターで、迫りくるイマジンを薙ぎ払う新子憧。
 その声に最早怯えも戸惑いもない。あるのは、ただ一つの強固な意思であった。
 すなわち、須賀京太郎を取り戻す――という。


憧「伊達さん、サポートお願い!」

明「了解了解」

明「任せときな、若いもんの為に働くのは大人の特権ってもんだからさ」


 バースバスターを構えた伊達明と、新子憧がイマジンに向かう。
 自分の出番まで、こちらには近づかせないと仮面の下で笑いかけた。
 彼女も京太郎と同じく、いざ戦いとなったら腹を括る人種なのかもしれない。


セーラ「じゃあ、誰から――」

小蒔「――私が行きます」





 γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ                                          ノ|
 l 強くなるって約束…  l                                              〈::」__
 ヽ、________,/                                            ≦/| |:.:.:|. . .`ヽ.
                  ___                                //// r: :ォ:.| |.. . . {≧ .   /7
               <: : : : : : : : >. . .                               〃⌒}//{: : {:.:| |. . . ..|//∧  //
            . : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ                             /ヽ. . ∨/ : : Ⅵ.|. . . ..|/// ∨ヽi
          /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .                       . . . . / : : : : Ⅵ..|へ.|/// / : /

.          ,: : : : : : : : : : : /}ハ: : :|: : : : : : : : : : : :.                       { ⌒У: : : ∧: : }. }| /|/ /: : :′
         /: : : :/|: : : : : : :{T} |: : ト}: : : : : : : : : : : :.                      {  }: : : : 〈/∧: Ⅳ.Y. ./: : : : ′
        ,: : : : {斗: : : : : : lノ / : ノ ハ: : : : : : : : : :∧                       _《ヽ∨:: : : :∨/〉:} . . .// : : : : :
        : : : :从_乂: :_:_: (ィ斧芋ミ、|: : : : : : : : / :∧        .          ////ヾ \ : : : ∨:/ . . /: ノ}: : : /
         ,: : : : :{.芹ハ`¨゙   {r': :リ }〉: : : : : : : : : /: :|               /( ///  }\ ` ー=ニ7(._///: :/_
.       {: : : : :} 弋ノ     `¨´  ノ:: : : : : : : : : : : !                /`  ̄ 〕 } ヽ ー=7、 マ≦廴: :7〔 /
          |l : : : :|   '        ム:イ⌒Y: : : : : : !              人      `ヽ\〔ヽY三/: //
.       {ハ: : /{              } .リ: : : : : ハ{        .    / 三ニ==ニ7__  \≧=ニ7_/ く )                ..: -=ニ7
.       | ∨: :、   r ,         イ: : : : : / :l}        .   /    二ニ/: : : :\   ̄ヽ///\ー=ニ二 _         /:::    /
.        乂. ∨: \          イ: : : : : : : /  ノ          {二ニ=-  ≦三.`ヽ : : :\    \///}   ヽ: : : : }   __/:::    /
           `ヾ: : : .      <   ト : : : ::/              》   ィ ≦三. . . . . \: : : :ー=ニ} '⌒ヽ     \: : ヽ三≦ニi   /
             >: :`: :≦:}    //: : :{               〃 ///|. .三. . . . . . ./\:/  /: ⌒≧. へ.   {: //`ヽ三ニ=/_
         _ 。r≦: : : : : :r´ .ノ  .//: : : : ∧               `////|. 三二. . .///// \乂\: : : 三/: : : : : :/     \三‐'
      ,r≦: : : : : : : >'´ // .//: : : : : :/ }!、               `ヽ./∧三. . //////////\: /: : : {三ニ=-`ヽ       >{
     ,イ /: : : > 7´  ィ////: : : : : :/  .リ \           .     ∨/ ヽ.//////////////ヽ三二=      _\≦三 ィ:.ノ
.    /  {: : /  / < /// / : : : : /  /    Y                ∨///≧x/////////////:.       _ .. イ/{
    l{   !: :{  //   / /   {: : /{: { <               .       ∨///// \////////:.    . : : :〕三〃:/{
    ゝ_ゝ:乂 /  /   乂  |: / .乂         |                 ∨/////∧ ̄ ヽ ̄:.:.:.: . . 7: : : : : /三/: : ∨}
  /   - ‐アイ. /       ゞ   |        |                  `ト、///{\  |/: :ー : /: : : : ::/三/ : : /
. /   ´-っ ././             }!                 .           ∨///ヽ: :\} : : : : /: : : : : /=/: :イ
../   ィ7  /               ノ     r ミ  ハ                    ∨////\: : : : : /: : : : : //:/: : }
   /,' {.  {               ∨    /  ∨  〉       .             ∨///// }: : : /: : :/^ ⌒ヽ. :/}

                                                                γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ

                                                                | 忘れたなんて、言わせませんから……!   |
                                                                 乂__________________ノ

【仮面ライダー電王 SF】 神代小蒔               【須賀京太郎/恐竜グリード】
技能:45                               技能:65
HP:41/41                             HP:55/55

スタミナ:41/41                  VS       スタミナ:55/55
気力:115/115                           気力:107/107
ATK:40                               ATK:60

DEF:40                               DEF:60


>神代小蒔の方針は【通常方針】です
>須賀京太郎の方針は【通常方針】です。暴走状態にて方針の変更・精神コマンドの使用が不可能です

>神代小蒔と須賀京太郎のレンジは【近距離】です

 電王:45+コンマ+気力+10-10  VS  京太郎:65+コンマ+気力

>このレスにて京太郎のコンマを判定
>直後、電王のコンマ判定

>↓5 神代小蒔の方針・精神コマンドをお願いします

通常方針
気力50消費

>>842の判定:11、>>843の判定:24
>#(通常トリップ)
>暴走状態につき、精神コマンド使用不可能

電王:45+24+80+10-10=149
京太郎:65+11=76

ダメージ:(5+8)+73/5+40-60=8

>攻撃方針にてダメージ倍加! 須賀京太郎に16のダメージ!

>須賀京太郎はスタミナを1消費
>神代小蒔はスタミナを4消費、気力を80消費


【仮面ライダー電王 SF】 神代小蒔               【須賀京太郎/恐竜グリード】
技能:45                               技能:65
HP:41/41                             HP:39/55

スタミナ:37/41                  VS       スタミナ:54/55
気力:35/115                            気力:107/107
ATK:40                               ATK:60

DEF:40                               DEF:60


>神代小蒔の方針は【通常方針】です
>須賀京太郎の方針は【通常方針】です。暴走状態にて方針の変更・精神コマンドの使用が不可能です

>神代小蒔と須賀京太郎のレンジは【近距離】です




モモタロス『いくぜ、いくぜ、いくぜ――!』


 刀――デンガッシャーを腰だめに構えた電王が、グリードと化した須賀京太郎目掛けて疾走する。
 全員が一斉に、それぞれイマジンと、取り戻すべき戦友目掛けて。
 倒すのではなく、助ける。勝つのではなく、守るのだ。


京太郎「――――ッ」


 須賀京太郎――恐竜グリードが、掌から紫色の虚無の波動を放つ。
 だが、さすがは電王。
 デンガッシャーを地に突き刺し制動をかけると同時に、地面を切り払い破片を舞い上げる。
 更には、そのまま横に跳び――波動を回避。


小蒔(私と……一緒に、強くなると約束しましたよね)

小蒔(その強さは……こんな強さでは、無かった筈)

小蒔(なんで強くなりたいのか――それを)


 煙に紛れて、即座に跳んだ。

 飛び上がろうとする恐竜グリードを、許さない。
 勢いに任せて、その装甲目掛けてデンガッシャーを袈裟懸け。
 しかし、流石の装甲。おそらくは最強クラスであるグリードは、容易く刃を通さない。

 そのまま刃を当てて、睨み合う。
 お互い、力での押し合いだ。くるくると――その場で回る。

 小蒔は京太郎に距離を空けられてはならないが、距離を取らねば斬撃ができない。
 一方の京太郎は、もっと楽だ。
 ただ力を以て、この邪魔な刀を跳ね飛ばせばよいのだ。そうすれば距離に係わりなく、電王に攻撃できる。
 だから双方、押す。
 ただし小蒔はある程度の目論見があって――それにそぐわねばならない。


モモタロス『オイ、どうしたんだよ京太郎……!』

モモタロス『てめー、こんなに弱っちくはなかっただろ!』

モモタロス『どんだけやられても立ち上がって、そんで、何とか頭使ってこっちとやり合ってたんだよ!』


 力に押されつつも、モモタロスは牙を剥く。

 明らかに分が悪い。最強のグリードと、力でやり合うというのは無謀の一言。
 そうしている間にも、電王の身体は反っていく。
 無理やりな圧力に、屈せようと言うのだが――


小蒔「それを――思い出してください!」

モモタロス『それを――思い出しやがれ!』


 瞬間、片腕の力を抜いた。

 つんのめる、恐竜のグリード。刃の片側だけが押されて、電王の背後に流れる。
 図らずとも、拘束が緩んだ。
 伸びきった片腕と、縮まった片腕。予期せぬ事態に京太郎の体勢は崩れて、重心が泳いだ。

 電王は、そこを見逃さない。
 再び刀に力を込めて――滑らせるように、刀を走らせ胴を抜く。


小蒔「京太郎君は……そんなに、弱くない」


>次のキャラクターと、使用フォームを選択してください

>↓5



 気力を懸けた一撃に、踏鞴を踏むグリード。
 通じたかと、電王は刃を止める――その瞬間。


モモタロス『――ッ』


 発せられる波動が、電王ソードフォームに襲い掛かり――間一髪、バイクと化した仮面ライダーアクセルに助け出される。
 そのまま、スイッチ。
 アクセルの背中を蹴って、電王が飛ぶ。勢いのまま切り伏せられるイマジン。


セーラ「さて――俺の出番やな」


 エンジンブレードの切っ先を向けて、ニヤリと微笑むセーラ。
 思えばこうして彼と戦うのは、三度目だろうか。

 一度目はドーパントと間違えて、マキシマムドライブを叩き込んだ。
 二度目は強くなりたいという彼の希望によって、模擬戦を試みた。
 そして今、三度目である。


セーラ「本当は、こんな形は嫌やっちゅーとこやねんけどなぁ」

セーラ「やけどな、京太郎……俺は嬉しいねん」

セーラ「俺にこうして――お前を助ける機会が、与えられてな」


 お姫様なんてのは、似合わない。
 だから助けられるのは真逆でいい。自分が彼を助けていい。
 そういう関係だって、それはそれで格好いいのではないだろうか。


セーラ「あんときお前は……俺の修行にも付き合ってくれた」

セーラ「実はな、何度も挫けそうになったんやで? こんな俺でも」

セーラ「でも……お前の声が聞こえてた。呼びかけてるお前の声が」

セーラ「『セーラさん』『セーラさん』って……なんちゅーか、あんまりにも煩くてなぁ……」

セーラ「そうやって呼ばれてると、俺も寝てられんねん」


: : : : : : : : : : : : : : : : : :  |: : : : : : : / }: :/ |: : : : : : : :}i: : : : :  ゚。: : :ト :_:_:
`  …‐- :_:_: : : : : : : : : ト .,_ : :  ̄ `ヽ/: /   : : : : : : : :ハ: : : : :  |: : :゚。
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          ィニニニ∧      、    `ー--  .,,__        /.|  ヽ ∨: : /    γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
     /二ニニニニ∧       \             >=} } } ∧ 乂/     |   だから――     ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
.   /ニニニニニニ=∧       丶         <二二//    ∧       ヽ_______   今度は、俺がお前の名前を呼んだるわ  }
.  /二二二ニニニニニ∧       / > -- <二二二二//     \                 入__________________ノ
/ニニニニニニニニニニ∧         / }ニニニニニニ//        |               /
 <二二ニニニニニニニニ∧__    /   |二二二ニニ//   /     |
ニ>  <ニニニニニニニニ∧   `   /|ニニニニ/イ  /      \


                                       /!

                                       , |
                                   __,'  !
                  r==、___        _,ィ '/ !   |、! |    r=、
                  ',='´ゝt='',       / ! |  ;  ゝ、  i,' !\ /`='ゝr=、
 γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ     ',: : :: : : ::',      j  、、 {   丶| ,i! |V: : : : : :ゝ'/
 |  さあ……   |     / ̄ 丶.: : : ::'.,   / ̄| ∧、 \   / ,i!_ノ/: : :: : : /
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                   / / /       \_j: : : ', ',、: :  :'´ `ヽー'´,: ::/ /ゝ─‐、   `丶.         ....::,ィⅸィⅹ   ≫イ
              / '─-、         ヽ.:/ヘ', ヽ.、:、:.、 ノォ|:..': :/ /´    ヽ    ト.  ......::,ィⅹⅩ孚      ≫イ
             {_r──-、 丶         f::::Y、、 `=='ィ^^ゝ=' ,イヽ.      !,ィ≪Ⅸ孚イ           ≫イ
            八 f ̄ ̄``丶.      . :: ::::::::|丶、く、___7__レ'、: : ノ,ィⅸⅹⅩ¨¨           ≫≠¨

             / ̄ ̄7\ \\r=、. .. : :: ::::::::::ゝ_ノ ハ:::,ィⅸⅹ孚℡            ≫≠¨
            {==イ´\_ヽ. >イ孚℡二アミヽ__}孚Ⅹヲイ===ニニ≠    ≫=× '| |
           / ̄ ̄`ヽ.ヽ,ィイ孚≧㌻㌣イ(㌶ノノノく≦≫イ≠     ≫イ、::::::|   |_ノヽ]
          Y´〃 ̄ヽ=、孚瓰Ⅷ㌣㌣㌧㌻≪(C  ヽ.    ≫イ |    \ノヽ.   ノ              γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
         --ァ{/Y^Y´ヽ}´r' 、レイ∠==彡'´ ̄ ¨ヽ.彡'  ≫イ |: :::|  !    ,':::::::/¨ \               |  振り――  ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
    /≪孚イ7イ| ',__,',_r、|ヽ.__j:::/ r'tKⅨ孚迢= >ⅹ≫イ.  ||___!: :::|、、j、_ ,.':::::::/ f´ `ヽ.               ヽ______  ――切るで!     }
    ∧≫イ≪≫'ゝ、ィゝ、} |::::{、_!ノノ㌣℡㍗イ   \   _,ィ´7!! |--{  /!  Y::::::::/.  |!  }、  `丶.                   入________ノ
   ∨≪≫イ    ゝ=='、jjjニニ彡'    ',ゝ、ノ\   ̄  ノィ===!_!==!!=、__/:::::::,ヘ. j!  | {    >、   、
    ∨イ          `¨¨¨´      ∨∧', `¨¨`ーイ キユ=====i!ユミ /::::::/    丶.ノノ    }}  /:::::丶
    ¨                     ∨∧',    ',シ! キユ=====i!ユミ,:::::::/      `ー―――、_/:::::::::/\
                          \∧',   ',シi キユ=====i!リシ::::/              7::::::::/:::::::::ヘ
                            \ゝ──',シ! キユ====='ミ/:::/               ー‐^{:::::r、:::::、
                            /  ̄ ̄ ',´ ̄ ≧==≦ \]                 |::::| {ヽ::、

                           _7 ` 丶 、====[|_]二二[|]=、───‐ii、            し'  U 、)
                           ス/ rk孚韮韮}} K ̄ ̄ ̄¨フソ──‐''='

【仮面ライダーアクセル】 江口セーラ              【須賀京太郎/恐竜グリード】
技能:45                               技能:65
HP:55/55                             HP:39/55

スタミナ:55/55                  VS       スタミナ:54/55
気力:70/70                             気力:107/107
ATK:40                               ATK:60

DEF:40                               DEF:60


>江口セーラの方針は【通常方針】です
>須賀京太郎の方針は【通常方針】です。暴走状態にて方針の変更が不可能です

>江口セーラと須賀京太郎のレンジは【近距離】です

 アクセル:45+コンマ+気力+5-10  VS  京太郎:65+コンマ+(×気力)

>このレスにて京太郎のコンマを判定
>直後、アクセルのコンマ判定

>↓4 江口セーラの方針・精神コマンドをお願いします

>>864の判定:79 >>865の判定:77
>#(通常トリップ)
>暴走状態につき、精神コマンド使用不可能

アクセル:45+77+60+5-10-10=167
京太郎:65+79=144

>アクセルのマキシマムドライブ発動! 恐竜グリードに40の固定HPダメージ!

>恐竜グリードのHPがゼロ
>気力消費により復活! HPは55に!

>江口セーラはスタミナを14消費! 気力を60消費!
>須賀京太郎はスタミナを7消費! 気力を55消費!


【仮面ライダーアクセル】 江口セーラ              【須賀京太郎/恐竜グリード】
技能:45                               技能:65
HP:55/55                             HP:55/55

スタミナ:41/55                  VS       スタミナ:47/55
気力:10/70                             気力:52/107
ATK:40                               ATK:60

DEF:40                               DEF:60


>江口セーラの方針は【防御方針】です
>須賀京太郎の方針は【通常方針】です。暴走状態にて方針の変更が不可能です

>江口セーラと須賀京太郎のレンジは【近距離】です

ちょい確認
沈着→次ターンリザベでコンマ100判定?

>>871
可能やでー


セーラ「……ッ」

セーラ「いつかとは、立場が真逆やなぁ……ほんまに」


 繰り出される恐竜グリードの拳が、アクセルの装甲で火花を散らす。
 力のままに繰り出された、暴虐の一撃。
 そこには一切の技も心も存在していない。ただ、強欲な体のみを研き果てた姿。

 受け流そうとしたエンジンブレードが軋みを上げた。
 何とか、受け切った。
 その、距離を離されてしまったところに――。


セーラ「ッ」

セーラ「させるへんッ!」


 ――《JET》!


 例の波動が放たれるその前に、エンジンブレードを振りかぶる。
 巻き起こる土煙。
 京太郎の腕に弾かれて、地を抉る。ただそれだけだが、京太郎の行動を阻害はできた。

 直後。


 ――《STEAM》!


 発せられたのは高熱高温の蒸気。
 あの化け物の装甲相手には碌なダメージとはなり得ないが、それでも目隠しくらいにはなる。
 両足の車輪を回転。そのまま、直立前転。
 両手をバネが如く跳ね回り、大上段に京太郎目掛けてエンジンブレードを叩き付ける。


セーラ「喰らえや、京太郎ッ!」


 ――《ELECTRIC》!


セーラ(これで――)


 エンジンブレードの攻撃は本命に非ず。
 これが防御されるのは織り込みずみ。むしろ、止められるためにやった。
 受け止めてくれなければ意味がないのだ。

 その刃から迸るのは電撃。
 かつての再現が如く、今度はグリードに姿を変えた京太郎の身体を蝕むのだ。


京太郎「――ッ!」


 だが、果たして。

 極至近距離。完全なる密着状態から放たれた電撃を、京太郎は耐えきった。
 そのまま、返す刀で一撃。アクセルの胸部で火花が跳ねた。

 踏鞴を踏むセーラ。

 そこに追撃として襲い掛かる、恐竜グリードの連撃。
 捌ききれず、何度も火花を散らしながら、木の葉が如く弾き続けられるアクセル。


セーラ(あぁ――そうやった)

セーラ(お前はあんときもそうやったなぁ)

セーラ(俺の攻撃に耐えて、逆にやり返してきとったなぁ)


 ――だったら。


セーラ「京太郎」

セーラ「こういうチマチマしたんのは、よく考えたら俺には合わんわ」

セーラ「だから――お前と出会ったときらしく、行くで?」


 ――《ACCEL》! 《MAXIMUM DRIVE》!


セーラ「さあ、気張れよ……京太郎」

セーラ「お前のゴールを――絶望なんかに、してやらへんからな!」

>次のキャラクターと、使用フォームを選択してください

>↓4


憧「――じゃあ、次はあたしの番ね」


 駆け寄りながら、バースバスターを発射。そのままダブルタップ。トリプルタップ。
 未だに立ち上がる須賀京太郎を牽制する。
 江口セーラ=仮面ライダーアクセルのマキシマムドライブを受けても、多少の影響しか見られない。
 改めて化け物である。化け物にしか見えない。


憧(……でも、あんたは前からそうだった)

憧(そう……あたしが最初に変身して戦ったあのときにも――あんたはボロボロでも立ち上がった)


 思い返すのはバースの初変身。
 カマキリヤミーとの戦い。奴の攻撃を受けて、血を流して倒れる須賀京太郎。
 恐怖を噛み殺して立ち向かう憧に代わり、須賀京太郎は立ち上がった。

 あの時の彼には――きっと彼の事情があったのだろうが。
 それが、どれほどまでに有り難かったは余人には知れないだろう。
 少なくともあのとき、同時に恐れも抱いたが――須賀京太郎は新子憧の救世主であった。

 次に戦う機会があったのは、松実宥を助けるとき。
 イマジンに目の前で浚われた彼女を救出しなければ、ならなかった。知っているライダーは一人しかいない。
 そんなときに頼った。須賀京太郎を。

 彼は――憧に言った。


京太郎『俺もまだまだだし、やっぱり怖がりだけど――臆病者の分さ、そいつとは長い付き合いなんだ』

京太郎『〝恐怖(そいつ)〟相手なら、慣れたもんだぜ』

京太郎『お前の恐怖には俺も戦う。お前の敵には俺も戦う。一人分にも二人で立ち向かう』

京太郎『だから、安心しといてくれって。二人でやれば多分まあ、どうにかなる』


憧「そんな風に言っといて……今、あたしのことを一人にしてんじゃないわよ!」

憧「すっごく怖いのよ! 怖いんだってば、今も!」

憧「だから……さっさと戻ってきなさい! こっちの舞台に!」

憧「あんたがグリードになって独りぼっちなんて悲劇は――このあたしが許さない!」



.             xァ′ /       |                ヽ {__j__
           '   /   ′       / |     |      .         :, `丶 \
      /  / /    i |    i  | |     |     i |  i     :,    \ \
      /  /         | |  ‐-L_ | |     | j |i  | |  |         \ \
   .         |    |:八  人j ト八      i |斗匕|「 | |  |   l: .,        ヽ
      /     |    |  Ⅳj]xぅ妝斥 \    i/≫ぅ妝ミxV|  |   |: .′       ,
.      ′     八  :{  |  |坏´_)「:::ハ   \ ∨  _)「:::ハⅥ  |   |: .        ′
  ;           \乂_|  |八 rヘしi::::}     \   rヘしi::::} オ |  . .|: . i           ;
  |   i        l .⌒|  |   乂__/ソ          乂__/ソ |  |  . .|: . |       i   |
  |   |          | . . .|  |    ,,,      ,      ,,,   |  |  . .|: . |       |   |
  |   |         /:| . . .|  |\i                 |  |  . .|: . |       |   |  γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
  |   |          | . . .|  |:::八     r'ア ̄`ヽ       /::|  |  . .|: . |       |   |   |  こっからは、あんたを取り戻すハッピーエンドの物語! |
  |   |       i | . . :|  {::::::个:...   ∨     ノ    イ:::::}  |  . .|: . |       |   |   乂_______________________ノ
  |   |       | | . .八  V斗ri:i:i:〕ト       ィ:〔:i:i:iTV  八   .|: . |       |   |
  |   |       | | . . . :\ Vi:i:i:i:i:i:i:|. : j>--<. : .{: |:i:i:i:iV //   廴_|       |   |
  |   |     r七i| . . . . : |\i:i:i:i:i:i:i:|: . : . : . : . : . : . :|:i:i:i:/i:i/    // /i:\       |   |   \__人_人从_人_人从/
  |   |     ∧ Ⅵ. . . . . :|:i:i:\i:i:i:i:|─-. : . : . : .-─|:/i:i:i:/    // /:i:i:i:i∧    |   |   _)                (__
                                                         )  そんな舞台だから! (
                                                        ̄ ̄)              ( ̄ ̄
                                                         /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\





                                    |\

                        /l      _     i三:ヽ
                        /ニ!  .  ´    `ヽ/三三ヽ
                       ,'三ヽ'         i三三三/
                       i 三 i         ,'三三ニ/
                       !三ニヽニ二二二二 フ三三 イ
                       ヽ三三ヽニ二二二ニ'三 ./ニ|
     γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄γ        }三三三三三三三/三 /

     l  ……さぁ   l         iニ`丶三三 三ニ/三三,'
     ヽ、_____,/         ヽ三r-―Y-― ´フ三三!        /::}
                         ヽ∧-―!-―‐/! 三 /         }ニ!
                          `ヽ\-i― / /三ニ!、        {ニ:|
                            }-――‐'三三三=、, -‐ 、,rニヽ!ニ:}

                           r-'!三三/´, - ―一 ´_ - r´ヽニニニ》ニ}ヽ、
                   _  _    ノ、`i}三/'      `/ /〈ニヽニニ/'ニ.,'  > 、
                 //三/三ニ='ニニ='´         \ヽニヽニニ/ニニ/、. /   ヽ

                / /三/ニニニ「´./ /     -―-     ‘,,.{ニニ´ニニ }i } :!_  -‐':}
               ,-}  |三:!ニニニ :| | |   ./     ヽ    i }「`ー- 一'='ヽ ゝニニ/      γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
               !/   !三|ニニニニ| | !   iニニ二ニニ!:   / :/ヽ    ∧ ‘ ∨ :{      |  ――ショータイムよ!   |
               }  /三 |ニニニニ| ヽ.ヽ.  ヽ.ニ二ニ/  //三 「三ニ/ ‘, ‘ ∨ /       乂___________ノ
               i /三ニiニ二二ニ‘ー=ニ ヽ  ` = ´ , ' \三三ヽ三∧  , ‘ ∨

               |/三_/!ニ二二二二二ニヽ‘ー- 、      o`ヽ、三∨ニ∧  , ‘,ヽ
               ‘ー '!三:\二二二二/三三三\ヽ     / フ¨ ∨三}  /二ニニ 、
                 /三三∧三三三三三三三三\ヽ o/  /  /三/ /二二二二 〉

                 /三三三∧三三三「三三三ヽ.三\、/  / /i三:i  :|二二二ニ ' !
                ,'三三三三 ヽ/三三三三三三三三!ー ' 、 / /ヽニヽ ヽ     , '|
               _∧三三三 / i三三三三三三三三三 |三二ニニ{ ¨´ `ヽ ヽ ‘ -―、' ,'

              //三三三三 〉 !:三三三三三三三三三|三三三ニ|     \ヽ、   \ヽ’
             ./ ./‐- 三三三/ ∨三三三三三三三三ニ|三三ニニ|      `¨ ̄ ̄
            / ./三三 `ニ=-'、  }三ノ三三ヽ、__ _ニ、ニ!/三三ニ./

            ! `,‐- 、三三 /_r'´三/二三ヽ`i` ! i、 _} |三-‐ '三!

            | ,/三三三三/,  i ,' /-!ニ, ´ `ヽ | r'r'  !三三}三三i
           .././三三三三/ !  | i :! |ニ!    :!i ! | _」.三_/三三〈
           /./`三三三 /  `ー- `_-ニニゝ - '}! | |(><),_, -――'´:!



【仮面ライダーバース・プロトタイプ】 新子憧          【須賀京太郎/恐竜グリード】
技能:40                               技能:65
HP:49/49                             HP:55/55

スタミナ:53/53                  VS       スタミナ:47/55
気力:90/90                             気力:52/107
ATK:40                               ATK:60

DEF:40                               DEF:60


>新子憧の方針は【通常方針】です
>須賀京太郎の方針は【通常方針】です。暴走状態にて方針の変更が不可能です

>新子憧と須賀京太郎のレンジは【近距離】です

 プロトバース:40+コンマ+気力-10  VS  京太郎:65+コンマ+(×気力)

>このレスにて京太郎のコンマを判定
>直後、プロトバースのコンマ判定

>↓4 新子憧の方針・精神コマンドをお願いします

>>884の判定:91 >>885の判定:9
>#(通常トリップ)
>暴走状態につき、精神コマンド使用不可能

 プロトバース:(ブレストキャノンのチャージ効果により固定値)70 
 京太郎:65+91=156

ダメージ:(4+5)+86/5+60-40=47のダメージ! 防御にて半減! 24のダメージ!

>新子憧はスタミナを2消費!
>須賀京太郎はスタミナを9消費!


【仮面ライダーバース・プロトタイプ】 新子憧          【須賀京太郎/恐竜グリード】
技能:40                               技能:65
HP:25/49                             HP:55/55

スタミナ:51/53                  VS       スタミナ:36/55
気力:90/90                             気力:52/107
ATK:40                               ATK:60

DEF:40                               DEF:60


>新子憧の方針は【防御方針】です
>須賀京太郎の方針は【通常方針】です。暴走状態にて方針の変更が不可能です

>新子憧と須賀京太郎のレンジは【近距離】です



憧「……ぁ、あっ」


 握りしめた恐竜グリードの拳が、バースの身体を打った。
 恐怖に体が竦みそうになる。自分が殺されかけた、あの時のことをどうしても思い出してしまう。
 そのままよろける憧目掛けて、繰り出される拳。


憧「う、ぁ……っ」

憧「ぐ、ぅ! っ、ぁ!」


 そのまま、打たれた。体勢を立て直す間も与えずに、襲いくる連撃。
 バースバスターを向ける――が、撃てない。
 こんな姿となった須賀京太郎目掛けて引き金を引くこと、それすらも躊躇われた。

 だって彼は――自分のせいで、こうなってしまったのだから。

 自分がしくじりさえしなければ、きっと彼は今頃、軽口を叩いて憧の隣で戦っていただろう。
 それを……台無しにしたのだ。自分自身で。


憧(余計なこと……考えるなっ)

憧(ここであたしが怪我したら――ここであたしに怪我させたなんて思ったら、京太郎が一番傷付く!)

憧(だから! 余計なことを思わずに……あたしは! 平然と! こいつを取り戻すのよ!)

憧(それを――やるしかないんだ!)


 ――《CRANE ARM》!


 発現させたクレーンアームを盾に、京太郎の攻撃を受け止める。
 これ以上彼を、化け物にしてはいけない。化け物とさせてはならない。
 速やかに――彼を、魔法が如く解放しなければならない。

 根拠のないハッタリでいい。思いっきり、格好をつけてやれ。
 どんな絶望的なものを前にしようが、絶対にもうあきらめず、一撃を――この声を届けてやる。
 逃げ出してなるものか。
 覚悟を決めて――思いっきり、無茶してやる。


憧「来なさい! あんたの絶望なんて……一瞬で、吹き飛ばしてやるから――!」


 ――《BREAST CANNON》!

【仮面ライダーバース・プロトタイプ】 新子憧          【須賀京太郎/恐竜グリード】
技能:40                               技能:65
HP:25/49                             HP:55/55

スタミナ:51/53                  VS       スタミナ:36/55
気力:90/90                             気力:52/107
ATK:40                               ATK:60

DEF:40                               DEF:60


>新子憧の方針は【防御方針】です
>須賀京太郎の方針は【通常方針】です。暴走状態にて方針の変更が不可能です

>新子憧と須賀京太郎のレンジは【近距離】です

 プロトバース:40+5+コンマ+気力-10  VS  京太郎:65+コンマ+(×気力)

>このレスにて京太郎のコンマを判定
>直後、プロトバースのコンマ判定

>↓4 新子憧の方針・精神コマンドをお願いします

ほい

>>893の判定:14 >>894の判定:98(クリティカル)
>#(通常トリップ)
>暴走状態につき、精神コマンド使用不可能

プロトバース:40+5+100-10-10=125
京太郎:65+14=79

>ブレストキャノンシュート発動
>チャージターン×20により、須賀京太郎に20の固定HPダメージ!

>新子憧はスタミナを10消費!
>須賀京太郎はスタミナを1消費!


【仮面ライダーバース・プロトタイプ】 新子憧          【須賀京太郎/恐竜グリード】
技能:40                               技能:65
HP:25/49                             HP:35/55

スタミナ:41/53                  VS       スタミナ:35/55
気力:90/90                             気力:52/107
ATK:40                               ATK:60

DEF:40                               DEF:60



 紫色のグリードが放つ攻撃に、プロトバースの鎧が悲鳴を上げる。

 だが憧は、ベルトにメダルを入れることをやめない。
 生半可な一撃では通じない。彼の目を覚まさせるためには、生半可な言葉では届かない。
 この体の中の――彼を、希望を救い出すためには。


憧「こっから先に……トリックなんてないわよ?」


 クレーンを伸ばして、木を引き寄せる。
 そのまま京太郎の背面に叩き付け――まるで動じず、片手で砕かれる。
 逆にワイヤーの部分を握られて、須賀京太郎目掛けて引き寄せられた。

 だがこれは、憧の策。

 ブレストキャノンを装着してしまったバースは、その行動を大きく制限される。
 巨大な砲塔。バースの肉体は、それを支える砲台である。
 これが戦車であるならば、その後相手に照準を合わせて攻撃できるだろうが……。
 生憎と、胴体に括りつけられているため砲身だけを稼働させることは不可能。必然的に、動きは重くなる。

 だからこそ――新子憧は、こうした。

 須賀京太郎がワイヤーを掴んで引き寄せるということは即ち、ブレストキャノンの銃口がそちらを向くということ。
 そして、何の苦労もなく、対象の元まで自分の身体を運ぶことができる。
 もし京太郎に理性があったのなら、直に憧の企みに気付けたであろうが――生憎と今は、理性なき獣。
 その最後の瞬間まで、憧の狙いが判らない。


憧「フィナーレよ、京太郎!」


 抱きしめるほどの至近距離。重なる二つの影。その衝撃。
 新子憧は、須賀京太郎の目前に降り立った。
 引かれるのは、絶望を吹き飛ばす強烈な一撃。

 やりすぎだと言われるかもしれないが、構わない。
 フルパワー。掛け値なしの一撃である。


憧「ブレストキャノン、シュート!」


>最終キャラクターは白水哩&鶴田姫子に決定されます
>使用フォームを選択してください

>↓4


哩「……んで、うちらの番か」

姫子『いやー、トリば貰えるなんてツイとっとねー』


 ブレストキャノンの最大限の一撃により、吹き飛ばされた恐竜グリード。
 その先に立っていたのは、ルナトリガーでイマジンの群を翻弄する仮面ライダーW=白水哩と鶴田姫子。
 飄々と笑う姫子と、沈着冷静な哩。


哩「うちらのことば、思い出させてやるけん」

姫子『あげんことばうちらにしといて……知らぬ存ぜぬなんて、そげん美味か話なんてなかとよ?』


 ――《HEAT》!

 ――《METAL》!

 ――《HEAT》! 《METAL》!


哩「思えば最初はお前の首ば折るって話からやったな」

姫子『よわっちくて、生意気な男やと思っとったよ』

哩「ばってん、お前は弱か男やのうて……誰よりも優しか男やったとね」

姫子『首ば折ろうとしてきた相手に対して、協力できるなんて言えるのは相当のバカやけん』

哩「そんでお前は勇敢で――正しか心ば持っていた、そんな男ぞ」


 メタルシャフトを振り回して、恐竜のグリードに躍りかかる。

 自分を――自分たちを人間に戻してくれたのは、目の前の須賀京太郎だ。
 その男が――そんな男が、今や化け物に身を窶しているなんてのが、許せる筈がない。
 闘志を焔に変えて、叩き付ける。


哩「やけん、許さん」

姫子『そげんきょーたろ君は、うちらが許さんとね!』

                                   ', , ,ィ'´`ヽ',ヽ、
                                   ヽ,':::::::::::::i i  i
           _,..-‐…‐-‐-、._                 i:::::::::::::ノ.,' .i
     _,..-ー''"´          ~``''=ー-~``''=ー-、..,,_.  ',::,:'´| |`ヽ,

_,..-ー''"             __ _            ~``''=ーィ','~``'``‐-、-‐ー-、
             _,..-ー''"´    ~``''=ー-ー-、_--‐-ー''"´i .i:: :: :: :: :: ::iゝ、:: :: ヽ
      ,ィ'´``ー''"´                 ,ィ'::::::::ノi:::::::::::::::i .i` 、_,. ィ'´:: i彡ゝ、_:ノ
   ,ィ'´~`                       ゝ、ノミi:::::ゝィ'´i .i:: :: :: :: :: :: i',:: :: ∧

 ',,ィ'´                           ,:':::::::::ヽ‐-、.,ィ'', ',-、..,_,..-ィ' ',:: :: :∧
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                _________ノ
             ;γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ \____________________
              ||  ……きょーたろ君  ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ\
               ヽヽ_______  お前に数える罪はない……ただ、ブン殴られてもらう }三}
                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヾゝ______________________ノ /
                             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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                         ∠::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..    ∠........<\........./.........................
                        ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.  ∠...............\>................./....................
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                  .   l::::::::::ィ弋::::{ }/Y:}===ー:::::::ゝ:イ/.................メ乂/ ア⌒ミ〈_//....../廴 }.._}
                  .   l::::::::::{\斗z气!'\_Y⌒ヽ::::::::(..................f′   ん///ヾ〈__/ /' /.. ̄}
                      ゞ、:::::::Y Vン l|     /:::::::::::)ノ..............乂_  ⌒¨^′    ァ=ミx/../......!、
                       `ト:::::)    リ    ィ::::::::\::::\从............〉          (//丿.../........ト.ヽ
                  .      l:::く            \:::::::::\:::厂乂从/  、  ┌ 、  `/....爪..........l }..!
                  .      l:::::ヽっ           `==、ーォ[__]/__,≧o丶   ー ′_ イ..../  }.......ル'ノ
                  .      l::::::::::\  _ ィ、,,。<´  ∨ノ }/ ,  `ヽ ≧=7毛彡}/  }........}'
                  .     l:::::::::::::::厂 _rf´  ,/ ̄ ̄ \/  /    ハ、 }}冫        八/
                         l:::::::ル'~  ( }  /        ゚:.        \刈
                        l::::/    /_)'7/           ゚:.      l   厂}
                  ..     l:/     厂>/´          ___ヽ   ,  /,  乂_}
                          ′   仁/^       /i:i:i:i:i:i:i:i:∨/ /     ゚%,
                  .           /::/   :. \  /i:i:i:i:i:i:i/ ̄∨ /        ゚%,
                         /:::::/    ::.  `〈i:i:i:i:i:i:i/    ∨/       }i%,

【仮面ライダーW HM】 白水哩&鶴田姫子          【須賀京太郎/恐竜グリード】
技能:40                               技能:65
HP:50/50                             HP:35/55

スタミナ:50/50                  VS       スタミナ:35/55
気力:70/70                             気力:52/107
ATK:45                               ATK:60

DEF:45                               DEF:60


>白水哩&鶴田姫子の方針は【通常方針】です
>須賀京太郎の方針は【通常方針】です。暴走状態にて方針の変更が不可能です

>白水哩&鶴田姫子と須賀京太郎のレンジは【近距離】です

 W:40+10+コンマ+気力-10  VS  京太郎:65+コンマ+(×気力)

>このレスにて京太郎のコンマを判定
>直後、Wのコンマ判定

>↓4 白水哩&鶴田姫子の方針・精神コマンドをお願いします


ほい

>>908の判定:58 >>909の判定:82
>#(通常トリップ)
>暴走状態につき、精神コマンド使用不可能

 W:40+10+82+65-10=187
 京太郎:65+58=123

ダメージ:(5+3)+64/5+45-60=6

>攻撃方針にて、12のダメージ!

>白水哩&鶴田姫子はスタミナを16消費! 気力を65消費!
>須賀京太郎はスタミナを5消費!


【仮面ライダーW HM】 白水哩&鶴田姫子          【須賀京太郎/恐竜グリード】
技能:40                               技能:65
HP:50/50                             HP:23/55

スタミナ:34/50                  VS       スタミナ:30/55
気力:05/70                             気力:52/107
ATK:45                               ATK:60

DEF:45                               DEF:60





>【神代小蒔によるダメージ――16!】

>【江口セーラによるダメージ――40!】

>【新子憧によるダメージ――20!】

>【白水哩&鶴田姫子によるダメージ――12!】

>【勝利条件を達成!】


>【勝利条件クリアにて、特殊イベントが挿入されます】


哩「思い出せ、京太郎!」

哩「お前は、何のために戦っとった! 何がしたくて、その力を手に入れた!」

哩「そこまで立っとったのは、何のためぞ! どうして、オーズの力ば使い続けた!」


 炎を纏う錫杖が、恐竜のグリードの身体を痛めつける。
 しかし、その心を壊すつもりなどはない。
 むしろ、かつてないほどの熱量で――彼と共に送った灼熱の記憶で、その凍土を壊し、彼の心を呼び覚まさせるのが目的。

 その眠れる氷の下の、彼の闘志を――欲望を呼び起こすのだ。


姫子『うちらは、仲間ば取り返すために戦った! あの日のうちらば取り戻す為に戦っとった!』

姫子『きょーたろ君は何のために戦っとっと! 何の欲しくて! 何の嫌かて! 何ば守るために!』

哩「いつものお前のように――」

姫子『――うちらの質問に、答えろっ!』


 胴体に打ち込まれた強烈な一撃に、胸を開ける恐竜のグリード。
 そして、その動きが止まった。
 佇む、グリード。その動きはどこか朦朧としていて、果たして正気を取り戻しているのかは判らない。

 だが……。


京太郎「……俺は」


 ようやくそこには、須賀京太郎の精神が取り戻されたのだ。


京太郎「俺は……これ以上後悔を背負いたくなかった……失いたくなかった……」

京太郎「違う……」

京太郎「俺は……家族が欲しかった。仲間が欲しかった」

京太郎「……」

京太郎「……いや、そうじゃない。そうじゃないんだ」

京太郎「俺は――――俺は、誰かの傍に居たかった! 独りぼっちが嫌だった!」

京太郎「一人になんか、してほしくなかった! 置いていかないで欲しかった!」

京太郎「俺は、誰かの傍に居たい! 俺の知らないところで……いや、もう、死ぬこと自体嫌だ!」

京太郎「俺は、傍に居たい! そして――俺が、傍で守りたい!」

京太郎「これが……これが、俺の願いだった! 俺が、本当に欲しいものだった……!」


 そして、須賀京太郎の姿が変わる。


京太郎「護るための力が……失わないための力が……」

京太郎「この力が――俺には、必要なんだ!」


 醜悪なグリードの姿を捨て、そして、オーズへ――。
 恐竜のコンボへ、須賀京太郎は姿を変貌させた。

【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎
技能:62
HP:23/53
スタミナ:30/52
気力:82/82
ATK:55
DEF:55

(レンジ:至近距離~遠距離)
・恐竜の王:戦闘判定+15。飛行を得る
・欲望の破壊者:コンマゾロ目時、またはダメージゾロ目時に相手のコアメダルを破壊する
・メダガブリュー:与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする
・メダジャリバー:レンジを近距離に変更。DEFが40以下の相手に対する与ダメージ+2
・メダガブリュー:『至近距離~近距離』にて、与える全てのダメージに秒数のどちらか大きい方を上乗せする。ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)
           コンマゾロ目時、コアメダルを砕く
★グランド・オブ・レイジ:使用宣言時、戦闘判定-10。
               宣言時の判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計+コンマ(大)』の固定HPダメージ
               ゾロ目の場合は両方を加える(33なら6。00なら20)が、コアメダルを砕く。DEFにて減衰可能。セルメダルを1~4枚消費
               セルメダルの消費枚数分、戦闘判定からマイナスの代わりにダメージ増加(最大+3)。全てのフォームで使用可能
★ブラスティングフリーザ:使用宣言時、戦闘判定-10。判定成功にて、『ATK+15+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
★ストレインドゥーム:使用時の戦闘判定-10。判定成功にて90の固定HPダメージを相手に与える。DEFによる減衰が可能
              使用時にセルメダルを1枚使用。最大で4枚使用可。
              使用数の上昇につき、使用時の戦闘判定のマイナス値を増加(最大3)。また、増加枚数×3威力を上昇させる(最大99)

プテラ(頭部):このメダルはプトティラでしか使用不可能。飛行を持つ相手との戦闘判定+5。飛行を持たない相手の戦闘判定を-10に変更
トリケラ(胴体):このメダルはプトティラでしか使用不可能。レンジ『~中距離』までの相手の距離を詰める/距離を取るを、戦闘判定差が10以内の場合無効
ティラノ(脚部):このメダルはプトティラでしか使用不可能。戦闘判定差5以内の相手行動を無視する(オーズ敗北の場合ドローとする)。


哩「……姫子、こいは正気?」

姫子『意識は戻っとるけど……まだ、混乱中やないかと』


 暴走して、ただその身の野生に身を任せる訳ではない。
 須賀京太郎は、須賀京太郎として――そのオーズの力を行使する。
 ただ、その濁ってしまった……壊れてしまった瞳には、仲間の姿が映らないだけだ。

 構えられたメダガブリューが、振り下ろされる。
 辛うじてメタルシャフトで受け止めるそこに、左の裏拳。
 怯んで、後退。
 そこに襲い来る、強烈な足払い。救われた足元を、棒を支えに辛うじて留まる。

 更に、追撃。
 強烈な尾撃が仮面ライダーWの身体を跳ね飛ばした。


哩「……厄介な奴ぞ」

姫子『まあ、もう少しで元に戻るって考ゆっぎ――悪かないんじゃなかか、と』


 身体を起こす二人。
 しかし、その不利は承知している。今までの暴走状態とはまるで異なる。
 これは須賀京太郎だ。
 未だ虚無の幻想から戻らないだけで――今まで哩たちが戦ってきた、須賀京太郎そのもの。

 先ほどまでとは比べ物にならないほどの強敵だと、察して余りある。


哩「……はぁ。うちらも、損な役回りやね」

姫子『ま、そんな男に惚れた代償――っちゅー奴やなかかですかね?』

哩「洒落? それに、惚れたって……」

姫子『まあ、一番は部長に決まっとるけん……安心してください』

哩「……洒落?」

姫子『しつこかよ、部長!』






                      γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                      |  ……しょーがないなぁ   |
                       乂___________ノ





                γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
                 |  ほんっと甲斐性ないよねー   ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                  ヽ____________   きょーたろーのばーかっ ばかきょーたろー   }
                                   入____________________ノ
                                  /





淡「護らせてあげるのは、無理かもしんないけどさー」

淡「私が、傍にいてやるーって言ってんじゃん。ばか」


 現れたのは、金髪を棚引かせる大星淡。
 その目には、静かな怒りがある。
 よく見れば口の端などが切れていて、その腕にも痣が浮かぶ。


淡「それとも、誰も彼も皆の傍に居たいって奴なの?」

淡「この、浮気者。さいってー男。ばーか。ばかばーか」

淡「あの女に変な誤解されて絡まれてムカついてんのに……きょーたろーのばーか!」


 手近なイマジンを殴り飛ばし、降り立つ大星淡。
 その腰にはロストドライバー。
 その手には、永遠の記憶を内包するガイアメモリ。


姫子『大星!』

哩「……遅か。遅かよ。こん、大馬鹿」

哩「馬鹿同士、ちょうどいいカップルやけんね」


 迫りくるイマジンを弾き飛ばす。
 首をコキリと回した。
 何をいまさら、主役のつもりか。遅れて登場なんてしやがってからに。


淡「……ご、ごめんなさい」

淡「そのー、ちょっと道が混んでてー」

哩「……知らん。あほか」


 申し訳なさそうに手を合わせる大星淡のそんな様子に、いよいよ白水哩は嘆息した。

 ……まあ。なんというか。
 実に悔しいことではあるが――悔しいことではあるが。
 事実として、本気の須賀京太郎を相手にするには――まさしく大星淡が主役級であるのだから、仕方ない。

 気力を費やして、それでようやく削り切れる化け物。
 しかもそれは、状況判断能力を失った状態でしかない。
 それこそファングジョーカーでも使用しない限りは、哩と姫子だけでは荷が重いのだ。


哩「……まあ、場は整えてやったけん」

姫子『さっさと決めろ、大星淡!』

淡「――りょーかいっ」




             .      ,  ´            ` 、
                /                 \
                //: ..::              ....:.:ヽ
               //:.:.:.:/.:.            ..:.:.:.:.:.∧
            //  :.:.:´:.:.:.:.:....:.:.:   ...  .......:.:.:.:.:.:.:.:、: ',
        .1}   } .:./  .: ::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト;.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:. ', .',
.         7ミニ彡 .:/:.:.:// /  ://}.:.:/ ,' .ヽ:.:. .',.:. 、.:.: |..:.∧
    __  { ,'.|   /}/:.:.://:/:.:.:.:.:..´/. ./ ./ /   V...ノ:.:.:.',.:.:|.:.:|:∧
.  /7}  ヽ{| ./.ノ.:.:.:./:/.:.:.:.:.:./  メ;..':.:/.     .V.;.:.:.:.:.}:::|.:.:|:.トヘ          γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
.    {人_ .ヽ_ミx´,:.:.:./:/:.:.:.:ーx_  //ァ/    ./イ:.:.:.:.:.|.:.|.:.:|:.:ヽ.ヽ         |  ……きょーたろー   |
.   ゝ   ̄...:.:.:., |:.:./:.:':.:.:./  _≧≦_.´    ._x≠キ":.:.:.|.:.|.:.:|:.:.:.:》 〉          乂__________ノ
   __`''ーt―r ' ./.:.,:.{:.l.:.:イ ',.〈丁≧ァ`    k´r‐=≠、.:.:.:.!.:.:.:.:!;/,_'_
r''´,-=、::`''ー==≧:.:.:.{{::';|:/ ゝ_,  r';_; }.    ./ 5、_/;}lノ:.:.:.|.:.:.:.:|.// ,Xァ
.` .≧=-`''-、_.:.:.:.:.:.:.:r<ヘ:.|.  ヘ ``'''.        ヾソ-'./.:.:./|.:.:.:.:|/ /  `、
         ̄´ /´.ヘ V   :ヘ      ,      /:.:.:/:/:.:ノノ /:::   .∧
        ト ./   ヘ ,ヘ   ::::> _  __ __   ,/イノ::::レ'/ /:::l:::    ∧
        |:`,'    :ヘ ヘ   ::::::::::::>.、 _, =r<:.,'.:.:.:.://// :/:::      ` ー、
          八_}    .:::.ヘ ヘ  ::::::::∧‐-   ./:/.:.:.:.:/::.//イ .l.::: .:::::::::::     }
        ,イ   .. ::::::::.ヘ .ヘ   ::::::∧`''ー.〈_:ゝ、:.:∧//:/:  |::::::::::::;:': .::::::  /



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                  _| |ト、 /||/ i}         /<二三!
                      {({ γ´\o{/f       /<二三三!
                   r《二込.__, イ ト、丿     /<二二三三ト、              γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
              ___,ノヽ≧==ミ、-ミ, 、,ノ二》___/<二二三三三「 }ー‐ェァ           | ……待ってて    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
           /二二癶、二二二≧====彡》三三三三三三≧ーノ ′辷} \           ヽ_______  今、助けるから……!  }
          ' 二二二二≫─irェェェ二二≧'ミ_ ー==ミ三三三三《 \ >┘三ヽ                   入___________ノ

           /二二二二/∧  〕///≧ュ 》{_/V∧  }三三三/.\_》ニニ二三}
         /二二二二//  '. 《//}_》}{i三i}{_//》/∧v丶 __ /. : : :/=ニ二三三{
       /ニ二二二/v'__v《//}_》i|i| ̄V{_/》 `ー′  )YV: : /-=ニ二三三ミ
.      /ニニ二二7///////《/》 ̄「i「\__Ⅶ》≧=-   イ_ノムイ ー=ニニ二三三\
     /二二二二/三{!///彡i⌒゙  |i|!   i ̄ 三三三 ̄三三三≧=-=ニニニ三三\
.    /_,二二二/三三 }ニ=- 「`ー‐ ´|i|!`ー彳三三三二ニニ=‐ -=ニニ二三三三三三{

    ,/ 二二7|i三三三 |=-. ヘ 、_/∧_/三三三二ニニ=-  -=ニニ二三三三三三7
   〃 二二7/ _!三三三{二〕X \ェェェミ __|三三三二ニニ=-   -=ニニ二三三三三三{
  /ニニニ/圧匹}三三 /ニニ《_\(o仙〕ニ}三三二ニニ=-   -=ニニ二三三三三三7
. /二二 '二}_r‐ミ 三7′   ヽ{i/\}ニニ}三三二ニニ=-   -=ニニ二三三三三三{
 '二二/三 {  \_ノ 7        i 丁   |三三二ニニ=-    -=ニニ二三三三三三!
/二二,生三ゞ==彡  {         | |   |三三二ニニ=-     -=ニ二二三三三三7




【仮面ライダーエターナル】 大星淡
技能:67(47)
HP:54/54
スタミナ:54/54
気力:80/80
ATK:45
DEF:45

(レンジ:至近距離)
・私はかーなーり強い:毎ターン、気力+10
・脅威の適合率100%:技能+20、気力+20
・永遠の記憶(ブルーフレア):レンジを『~遠距離』に変更。与ダメージ+2。
・永遠の記憶(エターナルエッジ):至近距離での与ダメージ+3
・永遠の記憶(エターナルローブ):判定値差が25以内の、あらゆる攻撃によるダメージを受けない。
                     また、『飛行などによらない自身の判定への-補正』や『自動で発動するダメージ』など、一部の能力等のテキストを無効化する
                     (アイズメモリの眼球の記憶等)
・永遠の記憶(コンバットベルト):任意の純正ガイアメモリを使用し、そのメモリを利用したマキシマムドライブの発動が可能
★エターナルレクイエム:戦闘判定-10。相対した敵のメモリによるテキストを全て無効化
               変身を解除させ相手を半ば生身として上で、通常のダメージ処理を行う。なおその際、『相手DEF-生身分DEF』/2の追撃ダメージ
★スカルパニッシャー:使用宣言時の戦闘判定-10。使用判定勝利にて、敵にATK分の固定HPダメージ。DEFによる減衰不可能
※純正スカルメモリを所持
※出力の関係から、エターナルレクイエムを発動させた戦闘終了時に判定を行い、失敗する事で破損





       第16話「家族と仲間と本当の気持ち」




                           A-Part 終了
←To be continued...

地獄を楽しみな(結婚は地獄的な意味で)

一応ここでセーブして終わって、明日続きって形にもできますけどどうしますかね?
12/30~1/2までちょっと福岡の方に消えてしまうんですが

続行すれば、明日中に終わる……か、まあ、新年跨いだぐらいで終わりますが

まあ、普通に眠いよね
じゃあ、今日はここまででー。お付き合いありがとうなー
おやすみー

エピローグ含めて、あと3回で終わりやなー

2130から始めます

ウィザードが開始時点で終わってたら出せたんだけどねぇ……

それじゃあ、始めます


>【戦闘が開始されます】

>【須賀京太郎のHPまたはスタミナを0にすることが勝利条件です】

>【須賀京太郎はHPがゼロになった場合、気力復活を行います】

>【紫メダルの特殊効果は対ガイアメモリにも適用されるので注意してください】

>【大星淡のHPがゼロになった場合、特殊イベントが発生します】

フォーゼはちょっとうまく絡ませるのが浮かばない(カブトルートぐらい)のと
あと、数が多すぎるんだ。スイッチの


>大星淡のスキル【私はかーなーり強い】で

>毎ターンの気力+10を、オートで戦闘判定補正+10に変換して使用しますか?

>↓5 Y/N


淡「……きょーたろー」

京太郎「俺は……独りだけ置いて行かれたくない」


 叫びと共に、繰り出されるメダガブリュー。
 翻したエターナルエッジが須賀京太郎の攻撃を何とか受け止める。
 京太郎に刃を向けたことも、向けられたことも一度もない。

 愛する人を、この手の力で切り刻まなければならないという真実。
 愛する人に、その攻撃の矛先を向けられるという事実。
 愛する人と、刃を交えなくてはならないという現実。

 そのどれもが――辛い。
 胸が痛んで、泣きそうになる。
 可能ならば、こんな力で彼に一撃を入れるよりも、ただ抱きしめてやりたいというのに。


淡「きょーたろー」

京太郎「俺はもう、失いたくない……ッ」

淡「ぁ……ッ」

京太郎「これ以上、誰も失いたくないんだ……俺は!」


 横薙ぎにされたメダガブリューが、淡の身体を跳ね飛ばした。
 エターナルローブ。
 不可侵を顕すその力が、淡の肉体を護るが……その心には、痛みとして残る。

 彼には自分が見えていない。

 それが悲しい。
 自分じゃ、彼の一番にはなれていないというそのことが。
 たまらなく悲しい。

 今は立ち直ろうとして歩き出していて、きっと彼は立ち直りつつあったのだろうけど。
 それでも彼は、まだ、呪われたままだ。
 その身に咎と呪いを受けたまま――須賀京太郎は、罪人の如く歩き続けている。


淡「きょーたろーっ」

京太郎「俺は……守りたい……!」

京太郎「俺の傍にいて欲しい……俺が、傍に居たい!」

京太郎「俺は傍で……守りたい……!」


 呼びかけても、帰ってくるのは刃の嵐。
 慣れないナイフだが――自身とメモリの適合率が、恰もそれが本来の形であるように、その手に馴染ませる。
 だからきっと、こうして一方的にやられてしまうというのは。
 自分自身が、こうして須賀京太郎と戦うことを「よし」とできないから。


 淡『どうにもならない時は……私自身の手で、須賀京太郎を殺さなければならない』


 あの女は――未来の自分とやらは。
 須賀京太郎と結ばれて、そして彼に護られた自分とやらは――そう言っていた。


淡(うる、さい……!)

淡(きょーたろーを殺させない……! きょーたろーにも、殺させない……!)

淡(きょーたろーを殺すなんて……そんなの、絶対ありえるもんか!)

淡(私は、諦めないから……! きょーたろーを、取り戻すことを……!)


京太郎「俺には……そうだ、俺には……!」

京太郎「この力が……いる。力が……欲しい」

京太郎「もう誰も失わないで済むこの力が……! 護れる、この力が……!」


 そんな理屈、ふざけている。
 時を護るため――それは判っている。そういう名目で、淡だって力を与えられた。
 だけど別に、淡は時なんてものを護るつもりはなかった。
 心から望んだのは、自分の大切な人々を護ることだけだ。

 だからって、時を破壊することを厭わない訳ではない。
 それをやってしまったらきっと――これまでの須賀京太郎に対する裏切りになるだろうし。
 また、宮永照などの、自分自身の大切な人をも切り捨ててしまうことになる。
 たった一人の為に他を切り捨てるという行為を是とできるほど、淡には判断ができる訳ではない。

 でも――。


 京太郎『死ぬのもさ……辛くて苦しいと思う。なった事がねーからわかんねぇけど』

 京太郎『でもさぁ……いつまでも、どこまでも』

 京太郎『過去に縛られ続けるのも――相当、怖いんだよ』


 ――あの日の彼は、こう言った。


 京太郎『だからな、俺は決めたんだ』

 京太郎『あの日の事は戻さないけど……戻らないけど』

 京太郎『前に進むために――足に纏わりつくそれを飲み込むためにも』

 京太郎『過去を変えようとするんじゃなくて――今を自分で変えて、これ以上の後悔を重ねずに、過去に決着をつけようって』


 たぶん、時を壊して京太郎を護ったとしても、いずれ訪れるのは後悔だろう。
 自分はそこまで、身を割かれるほどの後悔を味わったことはないけど……。
 あの口ぶりでは、それはとても恐ろしいことだと思えた。

 だから淡は、時を壊さない。そんな手段は択ばない。

 だけれどもきっと、それを無しで乗り切るというのは――たぶん、それを行ってしまうのと同じくらい困難なのだろう。
 だから、どうした。
 なら、それ以上の覚悟を持ってやる。
 時を壊すこと以上に――絶対にあきらめない気持ちのまま、須賀京太郎を助けぬく。

 絶対にここで、京太郎を取り戻すことを諦めてやるものか。


淡「きょーたろー!」

【仮面ライダーエターナル】 大星淡              【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎
技能:67(47)                          技能:62

HP:54/54                            HP:23/53
スタミナ:54/54                 VS      スタミナ:30/52
気力:80/80                           気力:82/82
ATK:45                             ATK:55

DEF:45                             DEF:55


>大星淡の方針は【通常方針】です
>須賀京太郎の方針は【通常方針】です

>大星淡と須賀京太郎のレンジは【近距離】です

  淡:67+コンマ+気力+10-10   VS  京太郎:62+コンマ+気力+15

>このレスにて京太郎のコンマを判定
>直後、エターナルのコンマ判定

>↓4 大星淡の方針・精神コマンドをお願いします



とりあえずコンマ

>>953の判定:11 >>954の判定:95(クリティカル)
>1#温存気力20グランドオブレイジ発動
>温存方針、集中20、グランド・オブ・レイジ使用

  淡:67+100+20+10-10=187
  京太郎:62+11+20+15=108

 ダメージ:(5+8)+79/5+45-55=20

>攻撃方針にて倍加! クリティカルにて倍加!
>須賀京太郎に、80のダメージ!

>須賀京太郎は気力を20消費して復活!


>大星淡はスタミナを9消費、気力を20消費!
>須賀京太郎はスタミナを1消費、気力を40消費!


【仮面ライダーエターナル】 大星淡              【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎
技能:67(47)                          技能:62

HP:54/54                            HP:20/53
スタミナ:45/54                 VS      スタミナ:29/52
気力:60/80                           気力:42/82
ATK:45                             ATK:55

DEF:45                             DEF:55


>大星淡の方針は【通常方針】です
>須賀京太郎の方針は【通常方針】です

>大星淡と須賀京太郎のレンジは【近距離】です


淡「はぁッ!」


 マントを翻し、須賀京太郎=プトティラコンボの繰り出す攻撃を避ける。
 あの、紫色のメダルは危険だ。
 伝聞でしかないが――あれは、ガイアメモリすら容易く砕き散らすらしい。

 その一撃を受けてはならない。

 切り結ぶエターナルエッジと、メダガブリュー。
 このエターナルローブを貫いて、メダガブリューの攻撃が通ることはない。
 だから、落ち着いてこの刃に対処すれば――。


淡(――ッ)

淡(手が、凍――!?)


 しかし、戦斧と切り結ぶその手はエターナルローブからはみ出していた。
 そこを、狙われた。猛烈な冷気が、淡の右腕を封じ込めたのだ。
 こちらの戸惑いに乗じて、プトティラコンボが切りかかって――。


淡「こんっ、なの……! だからどうした――!」


 立ち上る、静かな激情を顕すブルーフレアが氷を蒸発させる。
 そしてそのまま、カウンター。
 駆け寄る、開いた須賀京太郎の胸に一撃、弾き飛ばす。

 強烈な逆襲に――胸を空けて、倒れ伏すプトティラコンボ。


淡(……きょーたろー)

淡(お願いだから、立たないで……?)

淡(きょー、たろー)


 しかし――淡の願いも虚しく。

 地に蹲るプトティラコンボは、斧を支えに立ち上がった。
 仮面のその奥の、須賀京太郎の瞳が見える。
 頑固で意固地で、諦めの悪いそんな瞳が。


京太郎「俺が……護るんだ……」

京太郎「父さんと……母さんを……」

京太郎「カザリを……アンクを……」

京太郎「咲を……! 淡を……!」

京太郎「小蒔さんを……セーラさんを……憧を……」

京太郎「哩さんを……姫子さんを……優希を……染谷先輩を……」

京太郎「皆を……! 皆、を……!」

京太郎「俺が……守る、んだ……ッ! 誰も、失わせない……! もう誰も、奪わせない……!」

京太郎「未確認みたいな奴に……! イマジンや、ドーパントや、ヤミーみたいな奴に……!」

京太郎「あんな奴らに……! これ以上……誰一人、絶対に……殺、させない……ッ!」


 血反吐を吐きながらも、彼は立ち上がる。


淡(ああ――そうだったよね)

淡(きょーたろーは、そうだった)

淡(いいよ? だったら私が……きょーたろーが立ち上がらなくて済むように、してあげるから)

【仮面ライダーエターナル】 大星淡              【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎
技能:67(47)                          技能:62

HP:54/54                            HP:20/53
スタミナ:45/54                 VS      スタミナ:29/52
気力:60/80                           気力:42/82
ATK:45                             ATK:55

DEF:45                             DEF:55


>大星淡の方針は【攻撃方針】です
>須賀京太郎の方針は【通常方針】です

>大星淡と須賀京太郎のレンジは【近距離】です

  淡:67+コンマ+気力+10-10   VS  京太郎:62+コンマ+気力+15

>このレスにて京太郎のコンマを判定
>直後、エターナルのコンマ判定

>↓4 大星淡の方針・精神コマンドをお願いします

とりまコンマ

>>964の判定:57 >>965の判定:68
>1#温存、集中42、グランド・オブ・レイジ追加3
>温存方針、集中42、グランド・オブ・レイジ、セルメダル4枚使用

  淡:67+68+15+10-10=150
  京太郎:62+57+42+15-10-3=163

>グランド・オブ・レイジ:55+15+13+12+7+3=105
>DEFにて減衰、大星淡に60のダメージ

>エターナルローブの効果発動! 判定値差25以内の攻撃によるダメージを無効化!
>大星淡のダメージは0!


>大星淡はスタミナを7消費! 気力を15消費!
>須賀京太郎はスタミナを3消費! 気力を42消費!



【仮面ライダーエターナル】 大星淡              【オーズ プトティラコンボ】 須賀京太郎
技能:67(47)                          技能:62

HP:54/54                            HP:20/53
スタミナ:38/54                 VS      スタミナ:26/52
気力:60/80                           気力:00/82
ATK:45                             ATK:55

DEF:45                             DEF:55


>大星淡の方針は【通常方針】です
>須賀京太郎の方針は【通常方針】です

>大星淡と須賀京太郎のレンジは【近距離】です


京太郎「俺は……護るんだ……!」

京太郎「この力で……! この、力で――――!」


 ――《Gokkun》! 《Gokkun》! 《Gokkun》! 《Gokkun》!

 ――《PuToTyra》!!


 膝立ちで、オーズがセルメダルを飲ませる。
 最大枚数。メダガブリューに飲み込まれる4枚セルメダル。
 稼働する恐竜の大顎を思わせるクランチガルバイダーは、エネルギーを圧縮。
 実に三倍もの高率で、そのエネルギーを、セルメダルから解放する。

 不完全な状態でも――メダジャリバーでも、空間を切断するという途方もないエネルギーを生み出すセルメダル。

 それが振り下ろされればいかなることとなるかは最早、論ずるまでもない。
 すべてを噛み砕かんと、妖しく光る超高硬度の結晶刃:フラグメントリーパーを携えて、プトティラコンボは疾走する。

 対する、大星淡は――。


淡「いいよ……」

淡「私の命ぐらい、くれてやる」


 一切の構えを取らない。
 ただ佇み、断頭台の刃がごとき戦斧の尖端を静かに待つ。
 ナイフも下し、静かに京太郎を見据えた。

 頭部から攻撃を受けたら――きっと自分は死ぬだろう。

 仲間が叫ぶ声が聞こえた。
 京太郎にはやめろと――淡には逃げろと告げていた。
 だが、無言で待つ。


京太郎「――、――」

京太郎「うあぁぁぁあァァァァ――――――ッ!」


 そしてその刃が、振り下ろされた。


 だけれども――。


淡「大丈夫だよ、きょーたろー」

京太郎「あ、わい……?」


 寸前で僅かに動きの鈍ったその刃は――。
 淡の頭部ではなく、胴体に吸い込まれた。

 永遠の記憶、仮面ライダーエターナルの持つエターナルローブは――。
 あらゆる打撃を、熱を、冷気を、電撃を――。


淡「私はね、それくらいじゃ死なないから」


 ――無効化するのだ。


淡「きょーたろーが心配しなくても、みんなは死なないよ」

淡「きょーたろーが傍に居なくても、大丈夫」

淡「きょーたろーがね、そうやって頑張ってるから……皆勇気づけられてね」

淡「きょーたろーが思ってるより、皆、強くなってるから」

京太郎「あ、わい……?」


 そして、淡はそれを防御の為ではなく――。

 須賀京太郎を、抱きしめるために使った。


淡「きょーたろー、気付いてないかもしれないけどさ……」

淡「どんなことがあっても諦めないで、立ち向かっていくきょーたろーは……ヒーローなんだよ」

淡「ヒーローってのは、誰かを護るだけじゃなくて……」

淡「誰かを、強くしてあげられる。誰かの、心の支えになってあげられる」


 メダガブリューの一撃を受けた淡は。
 それからそのまま、須賀京太郎を抱きしめた。


淡「だから、きょーたろー一人が頑張らなくていい」

淡「そうやって、きょーたろーが顕した強さは……皆に見せた強さは……」

淡「ちゃんと――きょーたろーの守りたい誰かには、受け継がれてるんだから」


 永遠の記憶はこのために。
 あの時自分と引き合ったのは――きっと、この為の必然だったのだろう。
 運命というものがあるとするならば。
 この時こうして、須賀京太郎を抱きしめるために……永遠の記憶は淡の手元に訪れた。


淡「だからもう、無理しなくていいよ」

淡「きょーたろーが、全部を護ろうとなんてしなくていい」

淡「そんなのなくったって、きょーたろーの強さは人を護ることができる」

淡「そんなのなくったって、きょーたろーの傍にいたいって人はいる」

淡「そんなのなくったって、きょーたろーは独りぼっちじゃない」

京太郎「俺、は……」

淡「今まできょーたろーがやってきたことが――絶対にあなたを一人になんてさせないから」


 背中に回された手が、恐竜の姿を模した須賀京太郎を強く握る。


淡「きょーたろーが誰かを護ろうとしたから……」

淡「痛くても強くても立ち上がったから……」

淡「それだけできょーたろーはもう、人を護ることができてるんだって」


 永遠の記憶――。

 大星淡の場合のそれはまさしく、永遠に誓う愛の形であった。


淡「多分そうやって、誰かの強さは受け継がれてく」

淡「きょーたろーの強さは、きょーたろーの勇気は……誰かがきっと、受け取ってくれるから」

淡「無理なんてしなくても、きょーたろーは一人じゃない」

京太郎「……」

京太郎「……俺ってもう、手に入れてたんだな」

京太郎「皆に会って……それで……たぶんあの日、護ろうとして一歩前に出ただけで……」

京太郎「本当に欲しかったものは……あの日の一歩で……ほとんど、手に入れてたんだ……」

京太郎「カザリに会って……アンクに会って……お前に会って……」

京太郎「俺は……もう、持ってたんだ……気付かなかっただけで……」

淡「うん」

淡「っていうかさ、ほんっとーにきょーたろーはそーゆーとこニブチンだよね」

京太郎「うっ……」

淡「まあ――」



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          j .|  ∨/    / |/ ヽ  |  ァT丁l   | |
         ノ i|  V    j 抖竿ミ    ノ ノ ,ノイjノ   | i
___ ____彡' , i|  i| j   八|:x:x:    /ィ竿ミ 刈    | }
 ̄¨ え≠  / 八 i|/l   |  |        :x:x:/ ノ    | ′   γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
 /  -‐ '    ハ  八  ト、  ヘ.__ `  厶 イ   ノ      |  ――そーゆーとこもぜーんぶ、大好きなんだけどっ    |
/    __,.斗‐=≠衣  ヽ八\ 丶.__ソ  . イ(⌒ソ  イく       乂_______________________ノ
     jア¨¨^\   \   \ >-=≦廴_  ア /ノヘ\
  斗ァ'′     \   \   ヾ. \___ ⌒ヾく<,_ `ヽ )ノ
/圦 |       、\   ヽ   、∨tl  `ヽ . ∨ V\ i
 { `|           Vi:\  ハ  i } |    } i }  ∨,} }
≧=- |         辻_V\`i}  i } |  /} iハ}   辻ノ
   ノ          ¨〕V//リ  iノ ////V〔    ¨〕



次スレ立ててきます
読み勝ってエターナルローブ効果でキャンセルしたため、ヒロイン度倍増

昨日の戦う順番が出会った順(変身を見た順)だったことといい、君たち実にすごいね

【咲安価】 京太郎「これが俺の、最後の……変身ッ!」  最終話【ライダー】
【咲安価】 京太郎「これが俺の、最後の……変身ッ!」  最終話【ライダー】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388329933/)

ほい、おまたせー
あとは埋めちってください

あっちの淡さんはもうこっちで結ばれてるんで諦めてよぉ……