ほむら「その……契約しないでほしいの」まどか「えー」(562)

ほむら「魔法少女になるのはやめてくれないかしら?」

まどか「なんでほむらちゃんにそんなこと言う権利があるのさ、ほむらちゃんだって魔法少女になって願いかなえたんじゃん」

ほむら「それは……その……」

まどか(シュンってしてるほむらちゃんかわいい!もっといじめたい)

ほむら「じゃ、じゃああなたの願いを私が叶えるわ!だから……」

まどか「ほむらちゃんじゃ無理だよ」

まどか(必死に止めようとしてくれるほむらちゃんにきゅんきゅんしちゃうよ)

ほむら「そ、そんなことないわ!何でも言って!」

まどか「じゃあほむらちゃんが性転換して魔法少年になること」

まどか(叶わなくてもいじれるし、叶ったらほむらちゃんと結婚できる!)

ほむら「ま、待ってて、調べてくるわ!」

まどか「走って行っちゃった……」

まどか「はぁ、かわいいなぁほむらちゃん……実は私がほむらちゃんの事全て知ってるなんて思ってないんだろうなぁ」

まどか「私どころかマミさんもさやかちゃんも杏子ちゃんも知ってるけど、ほむらちゃんをいぢめたくて知らないふりをしてるのに」

ほむっほむっ

まどか「結婚してよほむらちゃん!」

ほむら「女の子同士じゃ無理よ、それに愛し合う人じゃなきゃ結婚は……」

まどか「……嫌いなの? 私の事」

ほむら「そんな事は……」

ほむ~

ほむっ

早く早く~

これどう展開したらいいの?

まどほむと見せかけてほむまどでも夢オチでも何でも良いから書こう

ほむ!

ほむら「ごめんなさい、その、完全な性転換というものは……」

まどか「えーじゃあ契約するしかないよ」

まどか(額に汗を浮かべながら息を切らせてるのを悟られないようにしてるほむらちゃん……たまらないなぁ)

ほむら「その、よかったら私を男にしたかった理由を教えてほしいの、そこから解決できるかもしれないから」

まどか「なんでって、そんなのほむらちゃんって体系が男の子みたいだからにきまってるじゃん」

ほむら「……」

まどか(胸をぺたぺた触るほむらちゃんかわいいよおおおおおおお今すぐ揉んで大きくしてあげたい)

まどか「だからほむらちゃんにとって男の子になったほうが幸せだと思ったから契約しようって思ったの」

ほむら「その、気づかいは嬉しいけれど、そんなことをする必要はないわ、私の事を考えてくれてありがとうまどか」

まどか(どう考えてもけなされてるのに、ありがとうとかいっちゃうほむほむをほむほむしたい!)

まどか「あーでもやっぱり契約したいなー別の願い事もあるし」

ほむら「な、何でも言って!次こそ頑張るわ!」

まどか(ほむらちゃんが私の言葉を待ってる、何を言われても頑張って叶えようって……ああもうかわいいなぁ)

まどか「えっとね、ペットがほしいの」

ほむら「ペット?どんなペットかしら?」

まどか(ほむらちゃんみたいなペットだよウェヒヒヒヒ)

まどか「私って犬とか猫とかほむらちゃんとかハムスターとか小さい動物が大好きなの」

ほむら「あなたの家は一軒家だったと思うから飼えると思うのだけど、お金が足りないってことかしら?」メモメモ

まどか(メモに私のほしいペットって自分の名前を書いてるのに気がついてないほむらちゃんかわいいや)

まどか「お父さんが犬アレルギーでお母さんが猫アレルギー、タツヤがハムスターアレルギーで……」

ほむら「つまり、あなたの家族のアレルギーを治せればいいのね!調べてくるわ!次こそは必ずあなたの願いをかなえるから!」

まどか(一生懸命だけどちょっとずれちゃってるほむらちゃんもいいなぁ)

まどか「また走って行っちゃった……」

まどか「残ったペットならいいのねって言う流れになると思ったんだけどなぁ」

マミ「あら、鹿目さん、何をしているの?」

まどか「いつもみたいにほむらちゃんをいじめてるんです、見てるだけでぞくぞくしますよ」

マミ「私もまぜてもらってもいいかしら?」

まどか「ウェヒヒヒヒマミさんもほむらちゃんファンクラブですもんね」

ティロティロ

ほむら「ごめんなさい、アレルギーは治せないみたいなの……かわりにあなたのいうほむらちゃんというペットをと思ったけどわからなくて……」

まどか「えーまたー?さっきもほむらちゃん願いをかなえるみたいに言っといて叶えれてないじゃん、QBなら一発だよ?」

ほむら「返す言葉もないわ……でも、契約だけは……」

まどか(ああもうなでたい、なでたいよほむらちゃん)

マミ魔法少女になろうって子の契約を止めたりしたら駄目よ暁美さん、だいたいどうして止めるのよ」

ほむら「巴マミ……それは……」

マミ(過去に私に殺されそうになったトラウマから言うに言えないって表情もいいわぁ……)

まどか「ほむらちゃんなら私の家族のアレルギーなんとかしてくれるって期待してたのに……」

マミ「期待させておいてできなかったなんて、あなた鹿目さんがかわいそうって思わないの?」

ほむら「ごめん……なさい……でも……契約だけはしてほしく……ないの……」

まどか(涙目ほむらちゃんきたあああああああああああああああ)

マミ(心のフィルムが潤うわね)

まどか「理由も言わないでそうしてほしくないって勝手じゃないかなほむらちゃん……」

マミ「そうねぇ、期待させたぶん、それ相応の誠意ってものを見せてあげないと鹿目さんがかわいそうよ」

ほむら「ど、どうしたら許してくれるのかしら?」

まどか「そうだ、ほむらちゃんのソウルジェム没収!」

ほむら「そ、それは駄目よ!」

マミ「暁美さん、あなた許してもらうつもりがあるの?ソウルジェムがなくても魔法が使えないだけで生きていけるでしょう?」

ほむら「ソウルジェムは……それは……その……」

まどか(ウェヒヒヒヒ、ほむらちゃんが真実言えなくて困ってる、マミさんがいるとこういうネタでいじめられていいなぁ)

マミ(すごく困ってる、涙目で真実を言うべきか言わないべきかすごく困ってる暁美さん……抱きしめたいわ)

まどか「ほむらちゃん、願いを叶えてあげるって言って叶えられないって詐欺だよね?」

まどか「だからほむらちゃんのソウルジェムを誠意ってことで没収したのに返せって……」

まどか「ほむらちゃんを信じてたのにがっかりだよ……」

ほむら「ごめん……なさい……」ポロポロ

マミ(涙ペロペロしたいいいいいいいいいいいいい)

まどか「やっぱり契約しよっと」

ほむら「だ、駄目!それだけは駄目なの!お願いまどか!」

まどか「願いは叶えてくれない、誠意も見せてくれないのにどうしてそうやって自分の願いだけ聞かせようとするの!」

まどか(ああもう泣きながら必死なほむらちゃんほむほむ!)

まどか「はぁ、ほむらちゃんだから特別だよ、はいソウルジェム返すね」

まどか「私の願い、まだあるから聞いてくれる?」

ほむら「私に……チャンスをくれるの?」

まどか「ほむらちゃんだから特別にだよ」

マミ「鹿目さんはやさしいわね」

ほむら「ありがとう……ありがとうまどか……」

マミ(鹿目さんといるときの暁美さんってやっぱりいいわぁ、絶望から希望への移り変わった瞬間の泣きながらの笑顔とか最高)

まどか(この表情の移り変わりが最高だね)

まどか「私ね、さやかちゃんが実は好きなの……でも、女の子同士だし、さやかちゃんには好きな人がいて……」

ほむら「……わかったわ……さやかとあなたが付き合えるようにしたらいいのね……」

まどか(ウェヒヒヒヒ、本当はこんな願い叶えたくないのに頑張ろうとするほむらちゃんかわいい)

ほむら「さっそくさやかがあなたをどう思っているかを調べて、今後を考えるわ」タタタ


まどか「走ってっちゃった、さてと……あ、もしもしさやかちゃん?これからほむらちゃんがそっちに行くと思うから私の事をぼろくそに言っといて」

マミ「ぬかりがないわねぇ」

まどか「そうそう、そのあとほむらちゃんについてきて私のところに怒りながら来て、ほむらちゃんのかわいい顔がみれるよ、会員No2のさやかちゃん」

さやか「だいたいどうして私がまどかを好きなのかとか聞くのさ!まどかとかどうでもいいよ」

まどか「グス……ひどいよほむらちゃん……叶えるどころか……こんなことするなんてあんまりだよ……」

ほむら「わ、私は……こんなつもりじゃ……その……ご、ごめ……」

マミ「謝って済む問題じゃないでしょう、鹿目さんは勇気を出してあなたにあんなお願いをしたのよ?」

マミ「2回も願いを叶えられなかったあなたを信じて……それなのにこんな仕打ちって、あなた最低じゃないの?」

ほむら「わた……グス……私は……」

さやか(クールぶってるほむらの泣き顔、来てよかった……写真とりたい)

さやか「最悪だよ、まどかが私をそんな目で見てたなんて、レズとか気持ち悪い」

まどか「さやかちゃん……グス……うわああああああん」

さやか「明日にはまどかのレズの噂とか流しといてあげるよ」

ほむら「さ、さやか、やめて……まどかにそんなことしないで!」

さやか「何?ほむらそいつをかばうの?あんたもレズ?気持ち悪い」

ほむら「グス……私が冗談で、まどかがあなたを好きってことにしてあなたに冗談をいっただけなの!だからまどかはレズじゃないわ!」ポロポロ

さやか「はぁ?なにそれ、そんな冗談考えるやつが身近にいたなんて最悪だよ」

まどか(私の噂をながされないように必死に説得するほむらちゃんもいい!)

まどか「……さやかちゃんに嫌われちゃった……最初から……どうでもいい存在だったんだ……私……」

ほむら「ま、まどか、その……」

まどか「私、帰るね……もう契約しないからそれでいいでしょ……ばいばいほむらちゃん……」

ほむら「ま、まってまどか!」

マミ「待ちなさい、これ以上鹿目さんをくるしめようっていうの?」

ほむら「で、でも……私の……私のせいで……」

マミ「ええ、あなたのせいよ、本当に最低ね……」

マミ「私も帰るわ」

ほむら「あ……」


ほむら「私のせいでまどかを悲しませて……グス……うぅ……」

ほむら「どうして、どうしてうまくいかないの、なんで私は!なんでいつも私は……グス……」

―盗撮映像鑑賞室―

まどか「膝ついてわんわん泣いてるほむらちゃん最高だね」

マミ「まって、自分の手が傷つくのも気にせず地面をたたき続けてる点もいいわよ」

さやか「いやいや、普段きれいな髪を乱して泣き叫んでるところも高評価ですよ」

ほむら「どうして魔女にならないんだろう……やっぱりまどかがふられたからかな」

ほむら「最低って言われて当然だよね、だってまどかがふられて嬉しいって思っちゃったんだもん」

ほむら「まどかに嫌われたのに、さやかや巴マミにも嫌われたのに……」

ほむら「まどかがさやかと付き合わないことのほうが嬉しいって……最低だよ……」


―盗撮映像鑑賞室―

まどか「いやいやほむらちゃんは最低じゃなくて最高だよ」

さやか「泣きやんでも自分を責めて、魔女化しない自分を戒める、やっぱりいいねほむらは」

マミ「できることなら今すぐ抱きしめてあげたいわね」

まどか「さて、そろそろ例のあれを実行しましょう」

マミ「そうね、会員No4を呼び出せばきっとやってくれるわ」

まどか「むしろ私がやりたいけどしょうがないね」

さやか「私はほむらのいろんな表情がみれたら満足かも」

ほむら「……どうすれば、元に戻れるんだろう……」

QB「やぁ、暁美ほむら」

ほむら「……何かしら」

QB「まどかやさやかと喧嘩したって聞いてね、チャンスだとおもったのさ」

ほむら「……私が契約させると思っているの?」

QB「たやすくはない、でもさやかやまどかの前にさえ出てしまえば、君は喧嘩の原因、簡単には止められないだろう?」

ほむら「……憎まれようと、どうなろうとさせない……マミも杏子も魔女にさせたりしないわ」

―盗撮映像鑑賞室―

さやか「あの腐れ宇宙人カメラの前じんどるんじゃないよ!」

まどか「そうだよ!ほむらちゃんが喧嘩してたって憎まれてたって私たちを守るって最高にかっこいいシーンなのに!」

マミ「ティロフィナりにいきたいわ!」

まどか「はやく、杏子ちゃん!早く!」

さやか「あと3cmでいいからずれろ宇宙人!!」

マミ「も、もう我慢の限界よ、私は行くわ!QBをつぶしに行くわ!」

QB「暁美ほむら、感情がないはずの僕も、君が絶望した時のエネルギーがどんなものか気になるんだ」

QB「これが楽しみという感情かな?」

ほむら「私が絶望するときなんてないわ、その答えがわかる日は来ないわね」ファサ

―盗撮映像鑑賞室―

まどか「今絶対ファサってやったよ!絶対やった!」

さやか「間違いなくやったよ!決めゼリフだったもん!」

マミ「それをQBのせいで!!ソウルジェムが濁っていくわ」


―屋上―

QB「やれやれ、きm……」

ほむら「杏子……」

杏子「よう、ほむら、どうしたんだよ浮かない顔して」

―盗撮映像鑑賞室―

まどか「唯一ほむらちゃんの事情をほむらちゃんの生声で聞かされている杏子ちゃん、いいなぁうらやましいよ」

マミ「でも、それだとつらそうな表情を見るのが難しくなるわよ?」

ほむら「……自分の無力さを痛感していただけよ」

杏子「またマミとかとこじれたか」

ほむら「……巴マミだけならまだよかったけど……」

ほむら「いつになったらあなたと私と巴マミの3人で協力できるのかしら……」

ほむら「そしてまどかとさやかが契約せずに……」

杏子「ほれ、ロッキー、くうかい?」

ほむら「……いただくわ」

―盗撮映像鑑賞室―

まどか「杏子ちゃんのこと、私たちは知らないってことになってるもんね」

さやか「杏子は魔法少女らしい魔法少女、マミさんは正義の魔法少女を目指しているって感じになってるね」

マミ「暁美さんと背中を預けあって戦いたいわ……」

まどか「そろそろ準備もしないとね」

マミ「じゃあ待機にはいるから、あとでこれ以降の映像、見せてね?」

さやか「お願いしますマミさん」

杏子「私たちの魂がこんなものにされちまったなんて簡単にはいえないって」

ほむら「……えぇ……」

杏子「お前のソウルジェム、濁ってるじゃねぇか、ほれかしてみろって」

ほむら「あっちょっと杏子」

杏子「ちゃんと穢れは取っとけよな」シュウウ

ほむら「最近あなたは変わったわね」

杏子「そうだな、やっぱり真実聞いてQBにひと泡吹かせてやりたいって思ったからかな」

杏子「さて、うおあらぁ!!」

ほむら「あ、あなた! 私のソウルジェムをなg……」バタン


マミ「回収完了」

まどか「杏子ちゃん、急いでほむらちゃんを家につれていくよ!」

杏子「おう!」

さやか「ソウルジェムを近づけて目が覚めたあとはどうするの?」

まどか「私をかばって魔女にやられてずっと悪夢でうなされてたってことにするよ、次はほむらちゃんの自然な笑顔の映像を集めたいもん」

さやか「何度も繰り返してるから突然皆が変わってても夢で記憶がって事にすればいいわけだね」

―ほむホーム―

ほむら「ん……あれ?」

まどか「ほむらちゃん!よかった!目が覚めたんだね!」

杏子「ったく心配させやがって、大丈夫か?」

さやか「ほむら?もしかしてまだ具合悪いの?」

マミ「傷は全部治せていると思うのだけど、どこか痛いところはないかしら?」

ほむら「えっと……ごめんなさい、記憶が混濁しているみたいで……」

まどか「ほむらちゃんが私を魔女からまもって攻撃を受けちゃって、ずっとうなされてたんだよ」

ほむら「そ、そう……杏子とあなた達は知り合いだったかしら?」

杏子「何言ってるんだよ、マミと私とお前でいつも一緒に戦ってるじゃん」

マミ「ほ、本当に大丈夫?」

まどか(ウェヒヒヒヒ、混乱してるほむらちゃんもいいね)

さやか(?マークが頭上にいっぱいでてそうな感じがたまりませんな)

杏子(いままで私以外に冷たくされてたのにどうしてって感じの表情、いままでのつらそうだけど負けないって感じじゃなくていいな)

マミ(この設定ならこれからは暁美さんと一緒に戦える、楽しみだわ)

ほむら「えっと……まどかとさやかは契約は……」

まどか「するわけないよ、だってほむらちゃんがしちゃダメだって教えてくれたんだよ?」

さやか「あんたが教えてくれなかったらって思うと、今でもちょっと怖いよ」

ほむら「え?あ、そのソウルジェムの秘密とか……」

マミ「全部あなたが教えてくれたんじゃない」

杏子「絶望しそうな私たちに魔女になるのは今じゃない、もっと多くの人を助けてから一緒に死のうなんて言っちゃってさ」

ほむら「そ、そうなの……ごめんなさい、本当に記憶が混濁しているみたいで……」

まどか「ほむらちゃんは私を守るために攻撃を受けたんだよ、謝るなら私だよ……ごめんねほむらちゃん」

さやか「いや、3人がいくなら私たちもなんて軽い気持ちでついていった私のせいだよ、ごめん……」

杏子「私も守れる力があったはずなのに、間に合わなかった、本当に悪かったよ」

マミ「私も、鹿目さんへの攻撃に気がつけなくて……本当にごめんなさい……」

ほむら「え?え?あ、あの頭を下げたりしなくていいわ」

まどか(うれしいけどやったおぼえがなくてどんな顔をしたらいいかわからないって感じのほむらちゃん、予想通り最高だよ)

ほむら「その、覚えてないけど……皆が私なんかのために集まってくれてるなんてすごくうれしいわ」

まどか(満面の笑みはいりましたああああああああああああああああああ)

さやか(これは反則の威力!!!!)

杏子(しかもちょっと泣きはらしてるだけに威力増加!)

マミ(も、持っていかれる!!!)

まどか「ほむらちゃん、寝てる時に泣いてたけど、怖い夢でもみてたの?」

ほむら「……そうね、私がふがいないせいで私が皆の仲をばらばらに引き裂いてしまう、そんな夢だったわ……」

まどか(ほむらちゃん悪くないのに自分のせいにしちゃったよ、抱きしめたいなでたい! よく考えたら今の設定ならなでても不自然じゃ)

さやか「やな夢だったんだねほむら」ナデナデ

ほむら「なんだかこっちが夢のようだわ……」

まどか(先越された……)

マミ「暁美さんのおかげで私たちは皆集まれているのよ?」

杏子「おまえがいなかったらマミとなんてまだ喧嘩してただろうしな」

ほむら「ふふっ嬉しくてなんだか涙が……」

まどか(嬉し涙きたああああああああああああああああああああああ)

まどか「ほむらちゃん」ギュウ

ほむら「ま、まどか!」

まどか「よっぽど怖い夢を見せられてたんだね、いつも私を助けてくれるほむらちゃんを私も助けたいよ」

ほむら「ありがとう、しばらくこうしてもらっていてもいいかしら……」

マミ(照れ顔隠しで顔をうずめているが耳まで真っ赤、たまらないわ)

さやか「ほむらは甘えん坊だなぁ」

ほむら「きょ、今日だけよ!」

杏子(この強がりもなかなか……)

QB「やぁ、また暁美ほむらをおいつめるようなこt……」

マミ(目配せ)「QBの死体は私が処理しておくわ」

ほむら「今QBの声が……」

まどか「きのせいだよほむらちゃん、疲れてるんだね、私の膝で寝る?」

ほむら「じゃ、じゃあそのおねがいしてもいいかしら///」

さやか(膝枕の権利いいなぁ)


ごめん眠い

何故残ってるのか
わけがわからないよ

まどか「ほら、ほむらちゃん、ずっと頭をなでてあげるね」

ほむら「ありがとう……まどか」

まどか「良い夢がきっと見れるよ」

ほむら「えぇ」

―――――
―――

ほむら「すぅ……すぅ……」

まどか(あぁ、この寝顔、安心しきった寝顔……いいよぉ)

マミ「助けに来たわよ暁美さん」ボソ

ほむら「あり……とう……巴先輩……すぅ……すぅ……」

杏子「あ、マミずりいぞおまえ」

マミ(巴先輩きた!先輩呼び!暁美さんの先輩呼び!!!)

まどか「ほむらちゃん、初めてだからやさしくしてあげるね」ボソ

ほむら「そんな……まどか……私たちには……はや……すぅ……すぅ……」

まどか(あ、あぶないよ、今ほむらちゃんファンクラブ鉄の掟の一線越えちゃいそうだったよ)

さやか「まどかずるいよ!」

まどか「ほむらちゃんでもっと遊びたいところだろうけど、皆やることやらないと」

杏子「さっさと終わらせればいいんだろ」

マミ「1日交代よ、暁美さんの日記の内容を考えるのは1日単位で交代よ」

まどか「順番はさっき決めた順番で、私、さやかちゃん、マミさん、杏子ちゃんだよ、あとほむらちゃんの筆跡は皆真似できるよね?」

さやか「一人交換日記(相手は妄想ほむら)はファンクラブ必須科目じゃん、余裕余裕」

まどか「ほむらちゃんが転校してきた日から改ざんしていくからね」

杏子「あと、自分の考える内容では、自分とほむらがいちゃつくみたいな内容は禁止だったな」

まどか「うん、そうじゃないとほむらちゃんが4股かけてるみたいになっちゃうからね」

さやか「自分を前に押し出せない以上、全員一緒にっていうのが多くなるってことだね」

マミ「といっても私と佐倉さんはまず暁美さんと日記の中で出会わないと」

杏子「4番目ってなると待ってる時間が暇だな……」

ほむら「すぅ……すぅ……」

杏子「……くうかい?」ボソ

ほむら「……りんご……いただくわ……」

杏子(私のリンゴを夢の中で食べた!!!)

ほむら「あ……えっと……どうして皆そんなまじまじと私を見ているの?」

まどか「ほむらちゃんがいろいろと寝言で言ってたからどんな夢見てるのか気になって」

さやか「そうそう、どんな夢みてたのさ」

ほむら「え、そうね……巴マミに助けられたり、杏子にりんごをもらったり……まどかと///」

まどか「私と?」

ほむら「な、なんでもないです!」

まどか(赤面しながら首をブンブンふってるほむらちゃんかわいい)

杏子「目をつぶってるところがたまらない」

さやか(過去の口調に戻ってるほむらかわいい)

まどか「えーおしえてよー」

ほむら「む、無理です、絶対に言えないです」

マミ(メガネかけてあげたい)

まどか「あ、そういえばほむらちゃん、記憶は大丈夫?」

ほむら「えっと……ごめんなさい、やっぱり記憶が混濁しているみたいで」

さやか「日記とかはないの?」

ほむら「あ、そっちの棚にあるけど……」

マミ「これね、はい」

ほむら「ありがとう」

杏子「読んで思い出せるといいな」

ほむら「えぇ」

ほむら「……あの……そ、そんなのぞきこまれると恥ずかしいのだけど……」

まどか(恥ずかしがるほむらちゃんがみたいんだもん)

さやか(日記を開こうとするけど見られたくなくてまわりをキョロキョロしてるほむらはたまらないなぁ)

杏子(日記を抱え込むように抱きこむほむらもなかなか)

マミ

マミ「あの抱きかかえられている位置にわたしのぬいぐるみを持たせたい」


間違えて書きこむ押しちった

まどか「日記は読み終わったのほむらちゃん」

ほむら「えぇ……」

まどか「どう?思い出した?」

ほむら「……えぇ、だ、大丈夫よ」

まどか(心配させないように思い出したっていっちゃうほむらちゃんかわいい)

ほむら「えっと、思い出せない部分があって……」

ほむら「ま、まどかとキスしたとか、さやかに頼んで膝枕されたとか、マミに頼んで添い寝したとか、杏子が私の家に住んでいるとか」

ほむら「お、思い出せなくてその……」

さやか(やられた、私とマミさんが隠れて取引して、お互いを押しだす作戦……同じ事をまどかと杏子に!)

マミ(しかもあの子たちの内容は私たちよりも過激じゃない!)

まどか(甘い、甘いよさやかちゃん、マミさん……)

杏子(ファーストキスをまどかということにはせざるをえなかったが、私はほむらの家に住める、今後のチャンスは大きい!)

まどか「そっか、私とキスしたこと……わすれちゃったんだ……」

ほむら「あ、えっと……まどかと私ってそういう関係だったの……かしら?」

さやか「そ、そんなわけ」

まどか「そうだよ!」

マミ(やられた!このまま一気に付き合うつもりね鹿目さん、でも鉄の掟があるかぎり……)

杏子(鉄の掟、自分からほむらに告白はしない……これはアウトなんじゃ)

ほむら「そ、そうなのね、それなのに忘れるなんてごめんなさい……」

まどか「でも……ほむらちゃんが忘れちゃったのなら、しょうがないよ」

まどか「またほむらちゃんが私の事を好きって言ってくれるように頑張るね!」

ほむら「あ……まどか……」

さやか(これで付き合っていないことにしてそしてほむらに告白させようってことか!)

まどか(ウェヒヒヒヒ、さやかちゃんとマミさんは大したことがない内容だった)

まどか(杏子ちゃんは自分のチャンスの大きさに食いついたけど、それじゃあ遅いよ)

まどか(ほむらちゃんいじめの時点でほむらちゃんが私に好意をもっているのはあきらかだったんだから!)

ほむら「わ、私は……まどかが……」

マミ(告白しようっていう勇気を振り絞った暁美さんの表情、いいわぁってそんな場合じゃないわ)

マミ「暁美さん、前に添い寝した時、私と一緒にQBに騙される人を減らすために二人で旅に出ようって話もわすれたのかしら?」

まどか(マミさん、ほむらちゃんの幸せを願うならそのまま私に告白させるべきだよ!)

ほむら「え?」

マミ「私もあなたも魔法少女、だからこそ犠牲者を減らせるんじゃないかって、私に話してくれたわよね」

ほむら「ご、ごめんなさい……それも覚えてなくて……」

マミ「私、その言葉にすごく感動したのよ、あなたのおかげで私は絶望せずに戦えている……」

マミ(苦しいかしら……でも告白を止めないと!)

マミ「その約束も忘れてしまったのね……残念だわ……」

ほむら「ご、ごめんなさい巴マミ……」

さやか(まずい、まずいよ!私が一番出遅れてる!)

杏子(くそ、何か私も約束を考えないと)

杏子「お前が私をこの家に住ませてくれるって言ったときのことも忘れちまったのか」

ほむら「えぇ……」

マミ(クッ邪魔を!)

杏子「お前が私に家がないこととか、悪い事して生きてるってことを叱ってくれたんだ」

杏子「そんな住むところがないなら私の家にこいって……」

杏子「そしたらお前、私に何をさせたと思う?」

ほむら「え?な、何かしたの私」

杏子「家事を全部やらせやがったんだ、それに対して私が文句を言ったら」

杏子「住ませてあげてる私、家事をこなすあなた、あなたは私がいないと家がない、私はあなたがいないと家事が困る」

杏子「これも一種の支え合い、対等な関係でしょ?って言ったんだ」

杏子(やばい、意味がわからないことを言ってる気がする……でも押し通すしか)

ほむら「そうだったの……」

杏子「情けだとかそういうのじゃないってわかったらなんか逆に楽になってさ、うれしかったよ」

さやか(やばいやばい私だけまだ何もないやばいよやばい)

まどっちとほむほむがいちゃらぶしてて
あんこちゃんとさやかちゃんが憎まれ口を叩きあって喧嘩しちゃったりするけどいつも一緒にいる本音で言い合える仲で
マミさんがその4人を包み込むような感じ
これが理想郷

さやか「そ、そうそう、私が膝枕してあげた時の話なんだけどさ」

杏子(さやかまででてきやがったか)

さやか「私が魔女化するっておしえてくれたのがその時なんだよね」

ほむら「そうだったのね」

さやか「その時あんたが言った言葉もわすれちゃったんだね……」

ほむら「ごめんなさい……」

さやか「いいよ、ただあんたのおかげで勇気づけられたの」

さやか「私が失恋から魔女になるって教えてくれて、そのあと……」

さやか「失恋したって次の恋を探せばいいってほ、ほむらが私の膝の上から微笑みかけてくれて」

さやか「そ、その笑顔を見た時すっごくその……えっと……な、なんでもないや、あはははは」

さやか(あくまでほむらを意識してるって感じだけをみせて奥ゆかしさを……ほかのみんなにはない部分を見せる)

さやか(すでに出遅れている以上、その出遅れている部分を武器にする!)

さやか(鉄の掟は破ってない、これなら問題はないはず……)

さやか「あ、あはははご、ごめん覚えてないし大した話じゃないもん覚えてるわけないよね」

ほむら「本当にごめんなさい……覚えていなくて……」

ほむら「……」

まどか(困ってるほむらちゃんペロペロしたいよ)

マミ(記憶にあるわけないのに必死に思い出そうとする暁美さんがたまらないわ)

杏子(頭をぽりぽりってかいちまうほむらは最高だな)

さやか(抱きしめたい)

ほむら「えっと……巴マミの約束は、ワルプルギスの後ってことでいいのかしら?」

マミ「えぇ、そうなるわね」

ほむら「杏子は対等な関係で家に住むのがよかったのよね」

杏子「え?あ、そうだな」

ほむら「まどかは私とそういう関係だった……」

まどか「うん」

ほむら「さやかは私の事を親友というようなぐらいに大切に思ってくれているってことかしら?」

さやか「ある意味では間違ってないかな」

ほむら「……」

ほむら「そ、その……よかったらだけど……」

ほむら「ワルプルギスの夜を退治した後の旅は皆で行かない?」

マミ「え?」

ほむら「私はまだ中学2年生、あなたは中学3年生、高校にもいかないのはよくないわ」

ほむら「皆で行ける範囲でQBの邪魔をしてやりましょう」

ほむら「でもそれには資金が必要、だからマミか私の家に杏子と私とマミで暮らしましょう」

ほむら「家賃も食費も安くできるはずだし」

マミ(人が増えてしまったけど一緒に暮らせるのはチャンスね……)

ほむら「さやかはクラスメイトとして、今後も仲良くしてほしいわ……」

さやか(クッ一人暮らしが憎い)

ほむら「あとはまどかだけど……」

まどか「うんうん!」

ほむら「私はまどかが好き、でも……まどかとの思い出を思い出さずに付き合ってほしいなんて言えない」

ほむら「だから、思い出すまで待っていてほしいの、きっと思い出して見せるから!」

まどか(お、思い出せるわけないよほむらちゃん!全部空想の話、本当は今日もほむらちゃんをいじめてたんだよ!)

まどか(もう一度夢だったってことに……駄目だ、マミさんと杏子ちゃんはメリットがない……)

まどか(で、でもほむらちゃんはきっと思い出すまでずっと誰とも付き合わない……)

まどか(だったら夢だったってことにしてこの発言もなかったことにしたほうがマミさんや杏子ちゃんもお得なんじゃ)

QB「やっと戻ってこれたよ」

ほむら「QB……」

QB「暁美ほむら、君は騙されているんだよ」

ほむら「どういうこと……」

QB「君の記憶は何一つおかしくないということさ」

マミ(今殺したらそのことを肯定したことに……)

さやか(油断した、全員の好感度が絶望的に……)

まどか(主犯格は私……どうしよう……愛しすぎたとか言い訳したほうが……)

杏子(ソウルジェムを投げたのは命令されたとか言えば……)

QB「君は僕が嘘をつかないことはしっているだろう?」

ほむら「そうね、確かにあなた以上にある意味信頼できる存在はいないわ」

QB「つまり君はずっといじめられていた、転校してきてからずっと、この4人によってね」

QB「君が鹿目まどかが契約してほしくない事をわかっていたこの4人はそれを利用していた」

QB「そして今日、突然全てを夢ということにして君に優しくなった」

ほむら「……あなたが私の夢の内容を知っている時点で、それは正しいのね……」

まどか(土下座したら許してもらえないかな……いや、もう契約してほむらちゃんが私のものになるように……)

さやか(転校してきた時からずっといじめてたからなぁ、どうしよう……)

杏子(いじめに加担してないはずだけど、マミと対立することでほむらを追い詰めてたんだよねぇ)

マミ(いじめに加担、佐倉さんと対立、トラウマを持たれてる、やばいわ、私が一番地に落ちそう……)

ほむら「……」

タァン

QB「」

まどか「ほ、ほむらちゃん……」

ほむら「どうしてこんなことをしたのかは知らないわ……」

さやか「えっと……」

ほむら「私をいじめる弱みを握るためだとか、からかうためにこんなことをしたのかもしれない」

杏子「いや、その……」

ほむら「今日だって皆の仲を私のせいでひきさいてしまった、本当に悲しかったわ」

マミ「その……ね?」

ほむら「だから、目が覚めた時、私は……嬉しかったわ……あなた達が仲良くしてくれて……」

ほむら「私のせいでまどかを悲しませ、さやかとの仲を悪くしてしまったのは夢だったんだって本当に思えた」

ほむら「私を仲良しみたいに扱ってくれて本当にうれしかった、ひと時でも夢を見させてもらえたわ……」

まどか(ふざけないでとか言ってくれた方がずっと気分が楽だよ……)

マミ(でもこの無理やり作った笑顔もたまらない)

いい加減マミさんがデブだっていう扱いやめろ
作画崩壊といつもケーキ食べてるイメージあるからってデブさんが可哀想だろ

デブさん→屋上もいい加減飽きた

>>439
ぬるぽ→ガッ みたいなもんだ

ほむあんが至高

そもそもデブさんの元ネタってなに?
ケーキ食ってるから?作画崩壊?愛故に?

>>465
2話の作画崩壊といっつもケーキ食ってるイメージとおっぱい

ぬかしてんじゃねえぞコラ
るすにするなら書き終われってんだ
ぽっかり心に穴が空いたような気分になるだろうガッ

>>475

ぬるぽ

杏仁だとこんなのしか思い浮かばぬ


杏子「…お前が志筑仁美か?」

仁美「ええ、そうですけど貴方とはこれが初対面ですわよね?」

杏子「さやかは… お前のせいで苦しんで… 魔女になったんだぞ!!」

仁美「上条くんのことは… 悪いと思ってますわ。でもあれは…」

杏子「うるせえ!!」ガッシ!ボカ!

仁美「>>495ガッ!」

なんというかごめんなさい

ほむら「だから、ありがとう」

まどか(この流れ魔女化コースなきがするよ……)

ほむら「どうして皆が私の過去を知っているのかわからないけど」

ほむら「私の過去を知っているなら、まどかとさやかは契約すべきじゃない事をわかるわよね」

まどか「あ、うん……」

さやか「うん……」

ほむら「巴マミと杏子も、何が危ないのかわかるわよね……」

マミ「えぇ……」

杏子「あ、あぁ……」

ほむら「よかった……じゃあ私は行くわね」

マミ「あ、消え……」

まどか「ここがほむらちゃんの家なのに……どこに……」

さやか「探して謝ったほうがいいんじゃない?」

杏子「全員で謝って許してほしいって言うべきだろうな」

マミ「そうね、探しに行きましょう」

まどか(一番に見つけたらチャンスかも)

マミ(一番に暁美さんを見つければ、かけおちみたいに……)

杏子(一番に見つけられれば、もしかすると……)

さやか(一番に見つけて、そのまま一気に……)

まどか(ほむらちゃんが行くとしたら……)

さやか(間違いない……)

マミ(あそこね……)

杏子(多分全員場所は気がついてる……ってことは)

全員「じゃあ私、学校のほう探してくる!」

\オッカエリーン/

―学校屋上―

ほむら「……いままでの時間軸と全員が違う気はしていたけど……」

ほむら「私の過去を知っているなら、嫌って当然よね……」

ほむら「皆を何度も見殺しにして、ううん、私が実際に殺した事だって……」

ほむら「でも、皆が仲良しでよかった……その中に私は……いないけど」

ほむら「魔法少女として、私はワルプルギスの後は足手まといでしかない……」

ほむら「元々ワルプルギスを退治した後は私は町を去るつもりだったし」

ほむら「……学校はもう行かなくてもいいわよね……ワルプルギスを倒すために道具をそろえないと」

ほむら「今日だけ……今日だけここで……1日だけ幸せな気分に浸っててもいいわよね……」

ほむら「まどかに膝枕されたり……さやかに撫でられたり……まどかと恋人関係だったって言われたり……」

ほむら「マミも杏子も絶望せずに私を手伝おうってしてくれたり……」

ほむら「私がもっと皆を信頼して全てを話していたら、そんな時間軸もあったのかな……」

ほむら「……ふふっよく考えたら元々人に好かれた事ってないわね……」

ほむら「いつもと同じ……いえ、むしろまどかやさやかが契約をしないぶんずっといい……」

―通学路―

まどか「あっちを探しなよさやかちゃん!学校は私が探すよ!」

さやか「いやいや、まどかがあっちの病院のほうとか探したほうがいいって!」

マミ「悪いけど、魔法少女の私にあなた達は勝てないわ!」

杏子「脚力を上げれば学校はすぐだ!」

まどか(元々私はさやかちゃんより足は遅い、ほかの二人も勝ち目はない、ここまでなの……)

QB「やぁ、まどか、君が契約すれば暁美ほむらの心を得るのも1番に学校に行くのも簡単だよ」

まどか「QB……いいところに」

QB「やっと決心してくれたんだね、まどか」

―――――
―――

―学校屋上―

マミ「いない!そんな、暁美さんがここにいないわけ!」

杏子「ぜ、絶対にここだって……」

さやか「そんな、私たちが間違えるなんてありえない!」

―公園―

ほむら「ここ……かしら……」

まどか「きてくれたんだね、ほむらちゃん」

ほむら「こないと契約するなんてテレパシーで言うから……」

まどか「ウェヒヒ、どうしてもほむらちゃんとお話したくて」

ほむら「それで、今度は私は何をしたらいいのかしら……」

まどか「ほむらちゃんが転校してくる前日に、皆ほむらちゃんの過去を夢に見たんだ」

ほむら「え?」

まどか「ううん、正確にはほむらちゃんの過去とその時の私達の記憶」

まどか「その日、マミさんの家を訪ねたらマミさんと杏子ちゃん、さやかちゃんがいて……」

まどか「まださやかちゃん以外の二人は出会った事がないはずなのに私の名前も知ってて……」

まどか「皆、どうしてほむらちゃんをもっと信じてあげなかったのかとか悲しんでた」

ほむら「……」

まどか「だから、ほむらちゃんに嫌われようって皆で計画したの」

まどか「皆で嫌われれば、ほむらちゃんは自分のために生きられるって……それが始まり」

まどか「でも、ほむらちゃんはそんなのにめげずに、自分が悪いって……私達のいいなりになった」

まどか「もっとエスカレートしていった、嫌われようって、それでも嫌ってくれなかった」

まどか「数日してから皆、ほむらちゃんをいじめた時の表情とか、ほむらちゃんの笑った顔とか全部見たいって考えちゃった」

まどか「それからはほむらちゃんに嫌われるというより、困らせるようないじめばかりをしてたの」

まどか「でも、やっぱりほむらちゃんの喜ぶ表情のほうをもっと見たい、皆がそう思ったの」

まどか「結局嫌ってもらえない、それならいっそほむらちゃんが喜ばせたい、でも私たちはいじめをしていた……」

まどか「それで、夢だった事にする計画を実行したのが今日……」

ほむら「そう……」

まどか「ほむらちゃんに許してなんて言えないかもしれない、それでも言わせて」

まどか「ごめんなさい……」

ほむら「あなた達は誰も悪くないわ、私が相談する勇気がなかった……それがダメだったのよ」

ほむら「まどかは……まどかは、私を許してくれる?」

ほむら「何度も何度も繰り返して、それでも助けられず、マミやさやか、杏子を何度も見殺しにした私を……」

ほむら「そのうえ結局一番守りたい人を守れない……そんな私を許してくれるの?」

まどか「許すも何も……皆ほむらちゃんに感謝してるよ……」

ほむら「じゃあ……皆が良かったら……私と……仲良くしてもらえないかしら……」

まどか「え?」

ほむら「優しくて、人を思いやれる……4人とも私からしたら皆眩しい存在……」

ほむら「でも、だからこそ魔法少女なんてものに振り回されてしまう……」

ほむら「でも、私にとって友達になりたいのはあなた達だけなの……」

ほむら「見殺しにしたり、時には殺した、それでもあなた達と私は友達になりたいって思ってた」

ほむら「駄目……かしら……」

まどか「駄目なわけないよ……」

まどか「ほむらちゃん、私たちがほむらちゃんの日記を偽装して書いた内容覚えてる?」

ほむら「えぇ、皆仲良くしていて、こんな世界の記憶を忘れるなんてって読んだときは悲しくなったわ」

まどか「あれね、皆がほむらちゃんとこういう関係になりたいって妄想を書いたの」

ほむら「そう……」

まどか「だから、私は……ほむらちゃんと恋人になりたいって……」

まどか「ごめんね、図々しいよね……」

ほむら「本当に……」

まどか「……」

ほむら「こんなに幸せでいいのかしら……こんな私なんかで……いいのかしら」ポロポロ

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「ご、ごめんなさい、う、嬉しくて……」

ほむら「そ、その……こんな私でいいなら……恋人に……」

さやか「あーあ、結局まどかにとられちゃった」

マミ「まぁ、勝ち目が薄い戦いだったのだししょうがないわよね」

杏子「鉄の掟、結局破りやがって」

さやか「さて、まぁほむらが幸せなら水を差さずにのぞきますか」

マミ「そうね」

さやか「鉄の掟を破った罰はまた今度考えよ」

杏子「そうだな」

QB「やれやれ、テレパシー送ったら契約したくなるかもなんていわれたのに」

QB「テレパシーを送った途端に殺されるなんて」

さやか「邪魔」

QB「」

さやか(それにしても、告白するほむらの表情いいなぁ)

杏子(あの表情たまんねぇ)

マミ(私に向けてもらえないのが残念だわ)

―翌日―

さやか「はい、ほむらあーん!」

ほむら「あ、あーん」

杏子「こっちもくうかい」

ほむら「え、えぇ」

マミ「これもどうぞ暁美さん」

ほむら「ありがとう」

まどか「み、みんな誰かが付き合うことになったら素直に身を引くって鉄の掟は!」

マミ「自分から告白しないって鉄の掟を破った罰として私たちはあきらめないことにしたのよ」

ほむら「鉄の掟?」

杏子「きにすんなよ、ほらもっと食えって」

さやか「ほらほら、こっちももっと食べなよ」

まどか「ほむらちゃんは私の恋人なのに、こんなのってないよ!」

まどか「ほむらちゃん、キスしよ!見せつけちゃお!」

ほむら「え、えええええ!」

さやか(あ、今の驚いた顔いい)

まどか「ね、ほむらちゃん、いいよね!」

ほむら「あ、その……えっと///」

マミ(とまどう暁美さん、いいわねぇ)

まどか「んー」

ほむら「あ、うぅ……ん、んー」

杏子(目を閉じてキスをびくびくしながら受け入れようとするほむらもいいな)

まどか「ん……ぷはぁ……」

ほむら「あ、えと///」

まどか(キスをした後私の顔を直視できなくてそむけるほむらちゃんかわいい)

暁美ほむらファンクラブ

会員 1.鹿目まどか 2.美樹さやか 3.巴マミ 4.佐倉杏子

鉄の掟

その1 自分からの告白を禁ずる

その2 暁美ほむらが告白し、成功した場合は素直に応援すること

その3 盗撮および盗聴は各4台までとする

その4 暁美ほむらの写真、映像、音声は皆の宝、分け合うこと

その5 QBをみかけたら用がない時は殺すこと

その6 契約の禁止、すでに契約済みは含まない

その7 1日10回、暁美ほむら(ぬいぐるみ)に祈りをささげる



オワレ

無駄に保守されたのに微妙でごめんなさい
というかこんなに保守されると思わなかったよ……

小説やっと届いたのはいいけど
下巻のラストのほむほむの3つの絵だけで泣きそう

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