ジロー「スバルを無視し続けたらどうなるか」(356)

朝…
スバル「………」コンコン

スバル(今日は一時間も早く来たけど…ジロー起きてるかな)

スバル(起きてたとしても…怒るかな?いや、大丈夫だろう、あのジローだ)

スバル(朝の散歩ぐらい、付き合ってくれるはずだ!うん!)

ジロー「………」ガチャ・・・

スバル「あっ!ジローおはよう!きょ、今日はさ……あ、あることに付き合ってもらいたくて早く来ちゃったんだけ


バタン

スバル「………」

スバル「え?」

ああスバルじゃなくて近衛だった

吊ってくる

スバル「………ジ、ジロー…」コンコン

スバル「や、やっぱり怒ってるのか…ジローの奴…」

スバル「………挨拶ぐらいはしてくれたっていいじゃないか」

スバル「………」

一時間後…

ジロー「行ってきまーす」

スバル「あっ……ジ、ジロー」

ジロー「………」テクテク

スバル「お、おはよう…」

ジロー「………」テクテク

スバル「………」テクテク

スバル「はは、ジローが挨拶してくれないから僕二回も挨拶しちゃったじゃないか……ははは」

ジロー「………」テクテク

スバル「……はは」

ジロー「………」テクテク

スバル「な、なぁジロー?」

ジロー「………」テクテク

スバル「朝早く来てしまったことを怒っているのか?」

ジロー「………」テクテク

スバル「それだったら僕に非がある……すまなかった、ジロー」

ジロー「………ふわぁ…」テクテク

スバル「………」

スバル「ジ、ジロー!」

ジロー「………」テクテク

スバル「いい加減何か喋ってくれ!僕が何かしたなら謝る!だからっ!」

ジロー「………」テクテク

スバル「だから………喋ってくれ……何でもいいから………」

ジロー「………」テクテク

スバル「ねぇ…ジロー…」

ジロー「おっ」

スバル「!!!」

ジロー「涼月じゃねぇか?今日は歩きなのか?」

スバル「あっ…」

奏「ええ、たまには運動しとかないと私の美貌に傷がついちゃうからね」

ジロー「はいはい、そうですね」

奏「そうなの~、ま、そういうあなたも私の執事を朝からたぶらかしちゃって♪見せ付けてくれるわぁ~♪」

ジロー「は?何のことだよ?」

スバル「えっ…?」

ジロー「俺は今日は一人で来たはずだが……違うのか?」

スバル「ジ、ジロー…」

奏「ふぅ~ん……」ジロ・・・

スバル「お、お嬢様…」

奏「ふふ♪確かに一人のようね、私ったらどうかしてたわ?笑って構わないわよ、ジロー君」

ジロー「笑わねぇよ、俺だってたまにはそういうことがある、妹にフルボッコされた後は特にな…」

奏「あらぁ~♪世間では妹にお仕置きされる=ご褒美じゃなかったかしら確か」

ジロー「はぁ、アレのどこがご褒美だっつーの」

涼月「あら?結構嬉々としながら受けを楽しんでた様に見えたけど…」

ジロー「………はぁ…お前の目には世界はどう映ってるんだろうな…」

奏「あら知りたい?なら一つになってみる?が・っ・た・いする?」

ジロー「遠慮するわボケ」

奏「いやぁん♪ジロー君のいけずぅ~」

ワイワイ・・・

スバル「………ジロー…お嬢様…」

昼休み…
ジロー「さて、昼メシとするか」

スバル「………」モジモジ

スバル(ジローをお昼ご飯に誘ってもいいのだろうか?)

スバル(………)

スバル(だ、大丈夫だ!いつも一緒に食べているんだから!)

スバル「そうだ……大丈夫だ…僕はお嬢様の執事なんだ………このくらいで………」

プルプル・・・

スバル「このくらいで………震えるな……僕…」

スバル「ジ、ジロー!」

ジロー「今日は何のパンにするか…」

スバル「早くお昼ごはんを済ませよう!ジロー!」

ジロー「今月はジュース代もキツイからな……カレーはパスとするか…」

スバル「ほ、ほら僕があらかじめ買っておいたぞ!ど、どうだ!ほら!ジロー!好きなの取っていいぞ!ほら!」

ジロー「うぅ~ん…ならコロネ辺りを攻めるとするか」

スバル「………コロネならあるぞ……だから早く…」

ジロー「あっ!そういうや今日、マサムネが弁当作ってくれるって言ってたっけか…」

スバル「ジ、ジロー……コロ…」

ジロー「よし!マサムネん所いくか!」ガタッ!

パサ・・・

スバル「あっ……コロネ…」

ジロー「あいつクラスに居るのか…?」タッタッタ・・・

スバル「………コロネ…埃付いちゃったな」

放課後…
ジロー「やっべ……今日は早く帰って買出し行かないと紅羽の奴が冷蔵庫にある大量のニンニクで…」

ジロー「………うげ」

ジロー「よし、早く帰ろう…」

スバル「………」

スバル(ジロー……帰るようだ…)

スバル(昨日までは一緒に帰ってたはずなのに…)

スバル(あっ…そういえば、昨日はジローと一緒にたいやき屋さんに行ったな)

スバル(ジローの奴、近くにいた猫に自分のたいやき取られてたな…)

スバル(はは、どんくさい奴だな…ジローは)

スバル(その後、僕のを半分にして……分けてあげたっけ…)

スバル(ジローの奴、今月のお小遣い厳しいらしかったからな)

スバル(新しいの買えなかったらしいから、仕方なく僕のを分けようか?って提案したときのジローの顔といったら…)

スバル「ははっ…」

スバル「………」

スバル「………帰ろう」

夜…
スバル「………お嬢様」

奏「あらスバルじゃない?どうしたの?眠れないの?」

スバル「………ジローのことで」

奏「ジロー君?……ジロー君がどうしたの?」

スバル「………僕を無視するんです」

奏「へぇ~、それはそれは」

スバル「………何かご存知ですか?お嬢様」

奏「さぁ~ねぇ~」

スバル「………そうですか」

奏「………ほら、もう休みなさい、明日に響くわ」

スバル「………分かりました、おやすみなさい、奏お嬢様」ギィィ・・・バタン・・・

奏「………」


奏「おもしろいことになったわね♪ふふ♪」

朝…
スバル「………んっ…朝…」

スバル「…行きたくないな……学校」

スバル「…会いたくないな………」

スバル「ジローに」

スバル「………いや、違うな」

スバル「ジローのほうが………僕に会いたくないんだ」

スバル「………」

スバル「……着替えようかな」

スバル「………」テクテク

スバル「………」テクテク・・・



ジロー「……ふぁぁああぁ…」テクテク

スバル「ジ、ジロー!」

ジロー「………」テクテク

スバル(………)

ジロー「………」テクテク

スバル「………ごめん…離れて歩くね…」

ジロー「………」テクテク

スバル「………」テクテク

ジロー「………」テクテク

スバル(もう……ダメなのかな…)


ジロー「………近衛」

スバル「!!!」

スバル「ジ、ジロー!」

ジロー「………」

スバル「い、今!ジロー!なぁ!ジロー!」ユサユサ

ジロー「………」

スバル「今僕の名前言ったよね!ねぇ!言ったよね!ジロー!」

ジロー「………」

スバル「ねぇ!ジロー!もうこんなことやめ


ジロー「近衛ぇー!スバルゥゥゥゥゥゥ!!!」


ジロー「……はぁ…今さっきからうるさいぞ、涼月」

涼月「あら?バレてた?」オンセイロクオンキ

スバル「………え?」

ジロー「朝から何してるんだお前は?」

奏「なぁにぃよぉ~、ちょっと寂しいのかなぁ~と思って」チラ

スバル「ッ!」ビクッゥ・・・

ジロー「はぁ?意味分かんねぇぞ………つか、それより…」



ジロー「コノエとかスバルとか、何のこと言ってるんだよお前」




スバル「………え?」

奏「………」

ジロー「………はぁ……ほら涼月、一緒に行くなら早く行くぞ」

奏「………ジロー君」ギロ・・・

ジロー「ん?何だよ?」

奏「………」

ジロー「………」

奏「………」

ジロー「………」

奏「………はぁ…なら頑張りなさい」

ジロー「………何のことだよ、ほら行くぞ」

奏「………ええ」


スバル「………」

スバル「………」



スバル「嘘だよ」

スバル「だって僕とジローは親友なんだから」

スバル「おもしろい冗談だよね、お嬢様も乗ってるし」

スバル「ははははは」

スバル「僕はこんなに楽しくないのに、早く気付いて欲しいな」

スバル「………」

スバル「どうしよう、立てない」

スバル「これじゃあ学校に行けない」

スバル「ジローに会えない」

スバル「………」


スバル「やだよ…」

スバル「やだ!もうやめてよぉ!」

スバル「何でこんなことするんだよ!ジロー!」

スバル「もうやだよぉ!」

スバル「僕はただジローと一緒に居たいだけなんだ!」

スバル「ご飯を食べたい!一緒に歩きたい!遊びたい!」

スバル「一緒に………笑いたいだけ………なんだ」

スバル「………」

スバル「学校………休もう………」

俺も………休もう………

つかネタ切れだ、ちょい思考練ってくる

ジロー「………」

奏「あら?私の可愛い執事の姿が見えないわ」

ジロー「………」

奏「何故かしらねぇ~」

ジロー「………」

奏「あは♪私も標的にされちゃったぁ?いやぁぁぁん♪ぞくぞくしちゃうぅぅ♪」

ジロー「………」プルプル・・・

奏「………どういうつもりかしらないけど、これは覚えててジロー君………」

ジロー「………」プルプル・・・

奏「私の執事がどうにかなった時は………覚悟しなさい」

奏「それだけよ、またねジロー君」

ジロー「………って」


ジロー「おまえのせいだろおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

奏「あら?何のことかしら?」

ジロー「何のことって!お前しらばっくれるなっ!!!」

三日前…夜…
ジロー「何だよ、こんな時間に呼び出しやがって」

奏「何だか……一人の夜………寂しいのっ…ジロー君…」ハァハァ

ジロー「うっ…ば、馬鹿!…それで一体何の用なんだ?」

奏「今日は寝つきが良くないのでジローちゃんとイチャコラウフフしようかなぁ~なんて」

ジロー「………」

奏「もう♪その引いてるときの私を蔑む目………脇が蒸れちゃうワ…///」ムレムレ

ジロー「何でだ………はぁ…もう帰るぞ」

奏「ああん♪待って♪」ガシッ

ジロー「うっ」タラ・・・

奏「眠くないのはホント、ねぇ遊びましょ?ジロー君」

ジロー「………はぁ…30分だけだぞ?」

奏「ホントっ!やった!ありがとっ!ジロー君!」ギュッ

ジロー「………ややややややめひぇ!涼月しゃん!」タラタラ

奏「じゃ、入りましょう?




    子羊ちゃん♪




            」

ジロー「で、何するんだよ?涼月」

奏「こぉぉぉぉぉれ♪」

ジロー「……くじ?」

奏「そ、くじ」

ジロー「………これで何するんだよ」

奏「何って決まってるじゃない」




奏「女王様ゲームよ」

奏「じゃ、私から引くわねー!あっ、赤よぉ!ついでに言うと、赤が当たりで先に引くのは私だけよ」

ジロー「………」

奏「そ・れ・じゃ・あ…」

ジロー「………俺が出来る範囲でやってくれ」

奏「私のこと、か・な・でって呼んで♪」

ジロー「………」

奏「?どうかした?」

ジロー「いや、奏にしては少し優しすぎると思ってな」

奏「へ!?って今奏って………うぅ…つ、次行くわよ!ジロー君!」

ジロー「お、おお…」

奏「も、もう……じゃ引くわね…はい、二回目も私」

ジロー「なぁ、それって二本とも赤d

奏「じゃああ~かなちゃん次はぁ~………
  
  ジロー君に愛の告白されたいなぁ~」

ジロー「は、はぁ!?」

奏「ダメェ~?」

ジロー「…今日のお前、おかしいんじゃないのか?」

奏「あら、私の心配するほどの余裕があるの?舐めてくれるじゃ…」

ジロー「奏」

奏「ひゃっ……な、何よ」

ジロー「ほんとに大丈夫か?お前自身が前にこういう成り行きの告白はダメって言ったじゃねぇか………忘れたのか?」

奏「……い、いいからしなさいよ…女王様の命令よ…」

ジロー「……はぁ…こんな夜中で悪いと思うけど、近衛呼んでくるわ」

奏「!…スバルは関係ないでしょ、ジロー君」

ジロー「馬鹿、今のお前をどうにかできんのはアイツぐらいしかいないだろ?」

奏「……やめてよ…」

ジロー「よし……呼んでくるから、おとなしくしと…」

奏「やめてよっ!!!」

ジロー「っ…!」

奏「今あの子は関係ないじゃない!あなたが一緒にいるのは私よ!涼月奏よ!」

ジロー「……奏」

奏「っ……いいから!今あなたは私だけを見て!今は私が女王様なの!」

ジロー「………」

奏「もうスバルばっかりはやめてよっ!!!」

ジロー「………」

奏「ハァ……ハァ……」

ジロー「奏…」

もう疲れた
かなちゃん書いたら満足した途端、何だこの駄文と我に返ってしまったお
さらには原作知らんしアニメも食い入るように見てないからキャラどう書けばいいのか分からんのだが
もう寝るわ、残ってたら深夜のテンションで終わらす

         「\     __    __

         │ト、l、 /´, '`⌒'´ `ヽ: : .
          ヾヽ!lV/ / ,/ /  ,' ハ、: .
       ,ィニ≧ゝレ' / /  ,./   / , ハ : : .
      く<-‐7´ _」] l l/_,∠/   / / / い : : .
        ̄ノ/: :f r'l l /レ'/、_/‐ト'、/l| li l : : : : .
      . : {ハ : :|{(l|y==ミ   _ノ、/ソリ ll | : : : : :   ちょっぴり地味だけど

      : : : :ヽヽ: :|、lハl、゙      ⌒ヾlノリ ll l : : : : : :  ご主人様のために
      : : : : : : : : V\ヽ、 `ー  ゛ノルんイリノ : : : : : :  素直ないい娘で
      : : : : : : : : : ,.--、_ハ`-r=ニ--、′ノ. : : : : : : :   いたいと思います☆
      : : : : : : : : /  /-ョロ'ヲ´   i l : : : : : : : : : :
      : : : : : : : 〈  ,ハフ'兀「     ! } : : : : : : : : :
      : : : : : : : : ヽ,   ト{‐lハ. ヽ ' ノ : : : : : : : :
        : : : : : : : 〈 ,  !{ソ   ヽl/|、: : : : : : : :   ,r-、
       : : : : : : `ヽ  V     j _ノ ,スヘ_ノ7---イ∧〈
          : : : : : : : { /     ,ハ、  _//く 〈 ___ r'九〈ハ.}
          : : : : : : :レ'    ' ,ハヘニイヽ_厂 、ノソト}〈V´
            : :_ノ-- 、'  {∧ トヘ_「    {Y: :仔 之_
            〈l ̄>-、_ 丶レ^ヽ厂`    上l_:/Z/ソ‐′
        r个y'⌒ll_,/‐、;_,、ト、__ト、  ` ー/「>,、 └トf‐′
      {_Y^lヽ、,ど , ,  〈__j,ハ、) 、_イソ´`ヽヘ、ノ、lフ

      ヽ>ゝハ 〈ノ{ l! ハ_j人lJ  /ソ: : : . ノフく_.イ

       〉 〈、ソ´ UU     、ノ入 : :__rクー<__〉
      ∠__, 〈_⊥、′  i  _,rくソヽ√ヽフ
         j__ルく_/T'┬_ヒス⊥イ \ノ 
            ヽ√ \丿 ヽ/

暇つぶしに建てたssスレがいつのまにか保守スレになってたでござる
つか、こんなに保守されてるとは夢にも思ってなかったわ
ありがとう、お前ら

寝起きだけど書くわ

奏「………ごめんなさい…私が悪かったわ、怒鳴ってごめんなさいジロー君」

ジロー「あっ、ああ…俺こそ悪かった…」

奏「ふふ……いいこと思いついたぁ…」

ジロー「…いきなりどうした?」

奏「新しいお願い事が決まっちゃったってことよ♪」

ジロー「………言ってみろ」

奏「えぇ~っとぉ………


  三日間スバルを完璧無視して頂戴♪


                    」

ジロー「………は?」

すまん、寝起きで文章が突飛すぎてる部分があるが、気にしないでくれ

奏「そう!これにしましょう!」

ジロー「……かな………涼月、お前何言ってるか自分でも分かってるのか?」

奏「あら、女王様のご命令よ?背くの?ただの一介の鶏の分際で」

ジロー「おい、おふざけもいい加減にしろ、俺が近衛を無視して何になるってんだよ涼月」

奏「う~ん………ジロー君を独占できるかも♪」


バンッ!

まさか前にあったSSと同じようにかなちゃんルートかよ…!

>>245よく覚えてるな、それも俺

ジロー「………いい加減にしろ、涼月」グッ・・・

奏「あら、ジロー君とは思えないほど大胆ね……でもチキンがクイーンを押し倒してただで済むと思ってるの?ふふ♪」

ジロー「うるせぇ…」

奏「………」

ジロー「なぁ涼月、俺はお前の本心が聞きたい……こんなこと提案したのもただの冗談なんだろ?いつもの様に俺を虐めたいだけなんだろ?」

奏「………」

ジロー「………」



奏「いいえ………違うわ」

ジロー「ッ!」

奏「今さっき言った通り、私はただジロー君を独占したいだけ」

ジロー「はぁ……涼月」

奏「だから、三日間でいいわ、三日間、スバルは置いといて私と…」

ジロー「そういういつものタチの悪い冗談を言うのはやめてくれ涼月」

奏「ッ!………わよ…」

ジロー「今なら許してやるから…



奏「冗談なんかじゃないわよっ!!!」

ジロー「ッ!?………涼月」

奏「何?まさかジロー君、私はあなたがいじりがいのある様な人だと思ったからこんなにしつこいと思ってるの!?」グッ

ジロー「………そうじゃねぇのか?」

奏「ッ………ふざけないでよっ!!!」

ジロー「………」

すまん、塩焼きそば食う

奏「分かってよ!どうして分かってくれないのよ!私はここまでしてるのに!どうして…」

ジロー「………」

奏「私はジロー君だけなのっ!もう止められないのっ!冗談でもおふざけでもないっ!」

ジロー「………」

奏「私は………本当なの…ジロー君」

ジロー「………涼月」

奏「………どうして奏じゃないのよ、忘れたの?女王様の命令よ…」

ジロー「………奏」

奏「ッ……ふふ…察しなさいよ、馬鹿ジロー君」

ジロー「……ごめんな」ギュ・・・

奏「………ばかぁ」ギュ・・・

ジロー「落ち着いたか?涼月?」

奏「もう!かなちゃんでしょ!でも、ええ…もう十分だわ」

ジロー「そっか、んじゃもう離れてもいいか?かなちゃん?」

奏「あら♪ジロー君は私から離れたいの?寂しいなぁ~」

ジロー「………お前分かっててやってるだろ」ダラダラ

奏「まぁ♪綺麗な赤い鼻血ぃ~」

ジロー「………はぁ…んじゃ俺はもう帰る、こんなとこに居ると気が狂うからな」

奏「ええ!?帰っちゃうのぉー!?」

ジロー「当たり前だろ、つかもう時間的に朝に近いぞ…」

奏「………そっか」

ジロー「じゃあな、かなちゃん」

奏「………ああ…でもジロー君」

ジロー「ん?」

奏「命令はちゃんと守ってね♪」

ジロー「」

ジロー「お前っ……まだそんなこと言ってるのかよ」

奏「まだ?何のこと?いつこの命令が終わったっていうの?」

ジロー「……はぁ…とにかく俺はそんなこと近衛に対してできねぇよ」

奏「なぁんだ、つまんないのー………でもね、ジロー君…これ見てよ」ガサガサ

ジロー「はぁ?物で脅したって俺は


月間男装美少女 9月号


ジロー「………なぜ持っている?」

奏「嫉妬しちゃったなぁ…」

ジロー「か、返せっ!」

奏「もう、趣味がアブノーマルすぎよ?ジロー君、部屋中どこを探してもお嬢様本は無かったし…じゃなくて、何でこんな趣味をジロー君が持ってるのかしらぁ?」

ジロー「………」

奏「あっ!まさかジロー君、私の執事をそういう目で見ちゃってるのぉ?」

ジロー「っ!ち、ちがっ!それは!ほら!俺の親友の黒瀬から借りてっ!」

奏「ふぅ~ん、ならこの本の山は何かしらね」

ドサッ

ジロー「」

奏「買い始めたのは丁度、ジローがスバルの秘密を知った頃…それに、いくら親友だからってこんな真新しい本を渡して、こんな山になるまで放置するなんておかしいわよね?お人よしすぎるわ」

ジロー「」

奏「それにもし借りたっていうことが本当でも、男装の女の子には興味があるっていうことになるわよね?ジロー君?」

ジロー「もうやめて」

奏「さて、哀れな哀れなジロー君?」

ジロー「…はい」

奏「私の執事にこのことを知られたくなかったら………分かってるわね?」

ジロー「はい、奏お嬢様」

奏「うふ♪いい子よ………あ、後」


奏「この本の山は学園の男子たちに無料配布することにしたから♪良かったわね♪ジロー君♪」


ジロー「鬼畜ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」ポロポロ

やったねジロー君!同じ趣味の子が増えるよ!

すまん、用事思い出した
今から済ませたいんで空けるわ
そいじゃ

すまん今帰ってきた、保守あんがと
それよりもう一時間しか猶予がない
これ逃したら三日は戻って来れないから今から全力で終わらす
支援ヨロ

ジロー「はぁ……もう三日目だ、満足だろ?」

奏「ん~、どうでしょうねぇ~」

ジロー「ッ!どうでしょうねって!お前!」ガタンッ

奏「ふふ♪大丈夫、もうやめるわよ……こんな事」

ジロー「…はぁ……そっか」

奏「ええ、最初はノリノリだったんだけどね………あの子の辛そうな顔見ちゃうと、私も罪悪感でいっぱいになったわ…」

ジロー「………それを始める時点で気付いて欲しかったな」

奏「何その言い方!ジロー君だって気付いてなかったじゃない!?」

ジロー「はぁ……馬鹿、俺はとっくに気付いてたっつーの………友達から疎外されていい気分になる奴なんかいねぇだろ?」

奏「………まぁ…そうね」

ジロー「だろ?」

奏「こんなことで喜ぶのはドMのジロー君ぐらいだものね♪」

ジロー「ドMじゃねーわっ!」

ジロー「…はぁ、それじゃあ涼月、とっとと近衛に謝りに行くぞ?」

奏「もうダメでしょジロー君」

ジロー「は?何がだよ一体?」

奏「ちゃんとか・な・でって呼んでよ」

ジロー「なっ!まだその命令続いてたのかよ!」

奏「当たり前でしょ、みんなの前で呼ばせないだけありがたいと思いなさいな」

ジロー「だ、だれがそんなの今更呼べるかー!」

奏「呼んでよぉ~……あの熱い夜のときみたいにぃ~」

ジロー「その表現は誤解を招くだろっ!訂正しなおせぇ!」

奏「やぁーだっ♪」
ワイワイガヤガヤ・・・

ガラ・・・


スバル「お楽しみの中恐縮ですが、お嬢様、お帰りの時間です」

ジロー「!」

奏「………スバル」

奏「あなた……今日学校に来てなかったじゃない…」

スバル「………帰りましょう、お嬢様」

奏「………ごめんなさい…今回の件であなたを深く悲しませたのは私の責任よ………ごめんなさい」

スバル「………帰りましょう、お嬢様」

奏「ジ、ジロー君もほら」

ジロー「あ、あぁ…」

ジロー「す、すまん近衛……ほんの悪ふざけだったんだ………って言い訳してもしょうがないか…」

スバル「………」

ジロー「ホントにごめん…近衛……もうお前を今後一切無視なんてゲスなことは


スバル「………さい」




スバル「うるさぁい!!!」

スバル「うるさい!うるさい!うるさい!」

ジロー「ス、スバル…」

奏「………」

スバル「僕のこと嫌いなら嫌いってはっきり言ってよ!」

ジロー「!ち、違っ」

スバル「そっちのほうが……まだいいよ………だって…」

ジロー「ち、違うんだ!近衛!」

スバル「だって………嫌いなら嫌いって……言ってくれるんだもん…」



スバル「好きな人が僕に言ってくれるんだもん…」ポロポロ・・・

ジロー「………近衛」

奏「………」

展開がいきなりでもキにするな!

スバル「ジローが笑ってくれるだけでいい……」

ジロー「………」

スバル「ジローが話しかけてくれるだけでいい……」

奏「………」

スバル「ジローが隣に居てくれるだけでいい……」


スバル「………それだけで僕はいいのに…」ポロポロ・・・

ジロー「近衛……」

奏「ジロー君」ポン・・・

ジロー「っ!……涼月」

奏「言ってあげて」

ジロー「………ああ」

スバル「ひっぐ……うぐっ……」

ジロー「近衛………いや!スバル!」

スバル「え」



ギュッ!

スバル「じ、じろー?」

ジロー「言ってほしいなら言ってやるよ、スバル」

スバル「………」

ジロー「俺は………」スゥー・・・



ジロー「お前を無視して虐めたいくらいお前が大好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁ!!!」

スバル「ジ、ジロー…」

奏「……はぁ…フラれちゃった」

スバル「ほ、ホント……ジロー?」

ジロー「ああ」

スバル「………も、もう!バカ!バカ!ジローのバカ!」ドスドス!

ジロー「うっ……ちょ…まっ…」

スバル「バカ!バカ!バカ!………ジロー、僕からも言わせて…」

ジロー「………ん?何をだよ…」

スバル「こ、これからは………」


スバル「無視できないくらい、僕のこと好きになってもらうからな!」



終わって

最後までありがと!
ちょっと急だったけど、時間ないんでゴメンネ
今度は奏ちゃんメインでいくから
そのときもよろしく!

         「\     __    __

         │ト、l、 /´, '`⌒'´ `ヽ: : .
          ヾヽ!lV/ / ,/ /  ,' ハ、: .
       ,ィニ≧ゝレ' / /  ,./   / , ハ : : .
      く<-‐7´ _」] l l/_,∠/   / / / い : : .
        ̄ノ/: :f r'l l /レ'/、_/‐ト'、/l| li l : : : : .
      . : {ハ : :|{(l|y==ミ   _ノ、/ソリ ll | : : : : :   ちょっぴり地味だけど

      : : : :ヽヽ: :|、lハl、゙      ⌒ヾlノリ ll l : : : : : :  ご主人様のために
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      : : : : : : : : : ,.--、_ハ`-r=ニ--、′ノ. : : : : : : :   いたいと思います☆
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            〈l ̄>-、_ 丶レ^ヽ厂`    上l_:/Z/ソ‐′
        r个y'⌒ll_,/‐、;_,、ト、__ト、  ` ー/「>,、 └トf‐′
      {_Y^lヽ、,ど , ,  〈__j,ハ、) 、_イソ´`ヽヘ、ノ、lフ

      ヽ>ゝハ 〈ノ{ l! ハ_j人lJ  /ソ: : : . ノフく_.イ

       〉 〈、ソ´ UU     、ノ入 : :__rクー<__〉
      ∠__, 〈_⊥、′  i  _,rくソヽ√ヽフ
         j__ルく_/T'┬_ヒス⊥イ \ノ 
            ヽ√ \丿 ヽ/

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