マミ「昇龍拳をやぶらぬかぎりお前に勝ち目はない」(193)

敗因は昇竜コマンドの出しにくさ

このままSS書いたら読む?

まどか「マミさん、病院にグリーフシードが!」

マミ「なんですって! わかったわ、すぐに向かいましょう」


ほむら「今日の獲物は私が狩る。もちろん結界内の二人の安全は保証する」

マミ「だから手を退けって? 信用すると思うの?」ヒュパッ

ほむら「なっ、こんなことしてる場合じゃ!」

マミ「あまり暴れると怪我するわよ。行きましょう鹿目さん」


まどか「マミさん、魔法少女になろうと思います。わたしも一緒に戦っていいですか?」

マミ「ありがとう…、もちろんよ」

まどか「魔法少女コンビ、結成だね!」

マミ(もう何も怖くない!)

キュゥべえ「孵化が始まった、魔女が出てくるよ」

さやか「マミさん急いでえええ!」

マミ「おまたせ!」

シャル「」クシクシ

マミ「お出ましのところ悪いけど、一気に片付けてあげるわ!!」パシッ

シャル「?」

マミ「ティロ……」ジャキ

マミ「フィナーレ!」

ドーン!

さやか「やった!」

シャル「」モゴモゴ

シャル「」クパァ

中身「」ズルッ

まどか「あぶな…!」

マミ「……え?」

中身「」ガバァッ!



ほむら「いたっ」ドサッ

ほむら「魔法が解けた…、まさかまた…!」ダッ

バキ、ボキ……ゴキリ

まどか「あ…、あぁ…」

グチャッ

ほむら「まどか、助けに…? こ、これは!」

ドゴォッ

マミ「はああああああ! 滅・波動拳!」

中身・シャル「「GYAAAAAA!!」」


 マミ「昇竜拳をやぶらぬかぎりお前に勝ち目はない」デデーン

ほむら「これは一体…!」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「まどか、一体何があったの?」

まどか「うんとね、魔女の中から魔女が出てきてマミさんが食べられそうになったんだけど」

ほむら(よくあるパターンね)

まどか「昇竜拳で返り討ちにしたの!」

ほむら「そう……えっ?」

まどか「だから昇竜拳だよ、ほむらちゃん」

まどか「上昇中は無敵の対空技、もしかして知らない?」

ほむら「…知ってるわ」

まどか「そこからコンボをつないで魔女をボッコボコにして」

まどか「最後に滅・波動拳でトドメを差したんだよ!」


さやか「マミさーん!かっこよかったです!」

キュゥべえ「さすがはマミだね」

マミ「ありがとう、昇竜拳は得意なのよ、私」

これどうしたら終わるんだろう・・・
シャル倒したからハッピーエンドでいいか

私は私よりより強い魔女に会いに行く!

>>23
それだ

>>25
クーゲルシュライバー!

ほむら「……」ポカーン

マミ「あら、暁美さん」

さやか「むっ、なんで転校生がここにいるのよ」

ほむら「……」

マミ「さっき倒した魔女のグリーフシード、よかったらあげるわよ?」

マミ「大して強くなかったし、魔力もあまり使ってないし」

さやか「マミさーん、転校生なんかに優しくしてやる必要ないですよー」

>>26
シャーリク


ほむら(巴マミが自力でここの魔女を倒すなんて初めてのことよ…)

ほむら「巴マミ、少しいいかしら。話があるわ」

さやか「体育館裏に先輩を呼びだそうとするなんて!」

まどか「ダメだよ、ほむらちゃん!」

ほむら「そんなこと言ってないでしょう。ただ話があるだけよ、なんなら二人も付いてきていいわ」

マミ「わかったわ。それじゃあ、近くのカフェにでも行きましょう」

まどカフェ――。

ほむら「三週間後、ワルプルギスの夜が現れるわ」

マミ「っ! …どうしてそんなことがわかるの?」

ほむら「秘密。でもこれは事実よ」

さやか「秘密ってあんたねぇ、胡散臭すぎるわ」

まどか「マミさん、ワルプルギスの夜ってなんなんですか?」

マミ「史上最悪、最強の魔女と呼ばれているわ」

まどか「最強の魔女…」ゴクリ

マミ「仮にそれが本当のことだとしましょう」

マミ「暁美さん、あなたは私にどうして欲しいのかしら?」

ほむら「一緒に戦って欲しい」

マミ「あら、以外ね」

ほむら「ワルプルギスの夜を相手に一人では勝てない」

ほむら「この街を守るため、利害は一致してると思うけど」

マミ「残念だけど、その話断らせてもらうわ」

ほむら「!!」

ほむら「なぜ!? 信用できないから?」

マミ「確かに信用はできないけど、それは関係ないわ」

マミ「戦いは一対一が基本、多勢に無勢なんて私のスタイルに反するわ」

ほむら「なんですって!?」

マミ「私は私より強い魔女に会いに行く。それだけよ」

さやか「ひゃー、マミさんかっけー! どこまでもついてきます!」

マミ「それにあなたが手を貸してくれなくても、鹿目さんが手伝ってくれるわ」

ほむら「まどかっ! あなた…!」

まどか「ほむらちゃん。わたし、マミさんと一緒に戦うって決めたの」

ほむら「馬鹿な真似はやめなさい、家族や友だちを悲しませたいの!?」

マミ「そういえば、鹿目さんは願いは決まったの?」

マミ「私が魔女を倒すまでに決まらなかったらケーキをお願いしてパーティ開くって約束だったわよね」

ほむら「願いでケーキ!? あなたたちはどこまで愚かなの!?」

まどか「マミさん魔女を倒すの早すぎですよ。願い決める暇なんてなかったですって」

まどか「あっ、ほむらちゃんも一緒に食べる? ケーキって何個くらい出てくるのかなー」

ほむら「待ちなさい、ケーキなら私が買ってあげるから!」

さやか「転校生落ちつきなよ、周りの人が見てるって」

ほむら「これが落ちついていられるわけないでしょう!?」

さやか「もー、転校生が五月蠅くするから追い出されちゃったじゃん」

ほむら「悪かったわ。けれどお願いだから考えなおして、まどか」

まどか「どうしてほむらちゃんはそんなに必死なの? グリーフシードの取り合う相手が増えるから?」

ほむら「それは……」

まどか「答えられないことなの?」

ほむら(魔法少女の秘密を話せばマミは魔女になってしまう…)

ほむら(けど、ソウルジェムが魂だってことだけなら…)

ほむら「わかったわ、話しましょう」

ほむら「巴マミ、あなたはキュゥべえにソウルジェムがどんなものだと教えられているかしら」

マミ「? 魔法少女の魔力の源だから大事にしなさいって」

ほむら「それはあなたの魂そのものだと言ったら、あなたは信じるかしら」

マミ「えっ…?」

まどか「魂?」

ほむら「キュゥべえに聞いてみればいいわ」

ほむら「あいつは聞かなければ答えないけど、聞かれれば嘘偽りのない真実を話すわ」

マミ「……」

マミ『キュゥべえ、聞こえる? 近くにいるなら私たちのところにきてくれないかしら』

キュゥべえ『わかったよマミ、すぐ行くから待っててね』

キュゥべえ「暁美ほむらも一緒なんだね。それで、僕に何の用だい、マミ」

マミ「暁美さんがソウルジェムは私の魂だってそれは本当なの?」

キュゥべえ「本当だよ」

マミ「…ッ!」

まどか「そんな…」

さやか「ちょっとちょっと、そんな話聞いてないって!」

キュゥべえ「聞かれなかったからね。もしかして言っておいて欲しかったのかい?」

さやか「当たり前でしょ、そんなの聞かされたら契約なんかしないわよ!」

キュゥべえ「魂の在り処なんて大した問題じゃないと思うんだけどなぁ」

まどか「マミさんは元の身体には戻れないの?」

キュゥべえ「無理だね。もし戻れても魔法少女として戦っていくためにはそっちの方が便利なはずさ」

キュゥべえ「心臓が破れてもありったけの血を抜かれても魔力で修理すればまた戦えるんだから」

キュゥべえ「壊れやすい人間の身体のままじゃ逆に不便とさえ言えるよ」

マミ「確かに、そう考えるとそっちの方が便利ね」

ほむら「えっ?」

さやか「えっ?」

まどか「えっ?」

マミ「えっ???」

ほむら(ずいぶんと軽い反応ね…予想外だわ)

ほむら「とにかく。これでわかったでしょう、まどか」

ほむら「魔法少女は人の形をしていても、もはや人ではないのよ」

まどか「ほむらちゃん、そんな言い方…」

ほむら「美樹さやかも、上条恭介に化物と呼ばれて嫌われたくなければ魔法少女にはならないことね」

さやか「うぐっ…。ってなんであんた恭介のこと知ってんのよ!?」

マミ「……」

まどか「ま、マミさん…」

マミ「鹿目さん、やっぱり私は一人で頑張るわ」

まどか「! でも、その…」

マミ「気にしなくていいわ。私があなたに魔法少女になって欲しくないの」

マミ「ね、わかって?」

まどか「……ごめ、ごめんなさっ…」グスッ

マミ「泣かなくていいのよ」ヨシヨシ

ほむら(ちょっ、うらやまっ! 私と代わりなさい巴マミ!!!)ギリリ

さやか「なんであんたが恭介のこと知ってんのよ、答えろ転校生ー!」

キュゥべえ「僕はもう帰っていいかい?」

あれから数日、マミさんの魔女狩りについて行かなくなったわたしは
マミさんやキュゥべえとも全く会わなくなりました。

まどか(顔は合わせづらいけど、もう二度と会わないのは悲しいよね)

まどか(マミさん、何してるのかな…って魔女狩りだよね、きっと)

まどか「あれ? 仁美ちゃん?」

仁美「……」

まどか「どうしたの仁美ちゃん、今日のお稽古事は…!?」

仁美◇「……」

まどか(これって…、魔女の刻印!)

仁美◇「あらごきげんよう、鹿目さん」

まどか「仁美ちゃん、どうしちゃったの? どこに行こうとしてたの?」

仁美◇「どこってここよりもずっと良い場所ですのよ」

仁美◇「そうですわ、鹿目さんもぜひご一緒に…」

ザッザッザッ……!

工場長「俺は駄目だ…、小さな町工場一つ守り切れなかった」ブツブツ

サラリーマン「今の時代に俺の居場所なんてないんだ」ブツブツ

まどか「ひっ!? もしかして周りにいる人みんな…!」

まどか(マミさんかほむらちゃんに連絡しないと…)

まどか(あぁ、でも二人の携帯番号わからないし、どうしよう…!)

工場跡――。

まどか(どうすることもできずここまでついてきちゃった…)

まどか(隣町だなんて、まずマミさんもほむらちゃんも助けに来てくれないよ…)

がさがさっ。

  サンポール ( ゚д゚)  ドメスト
     \/| y |\/

まどか「えっ、洗剤……?」

回想の父「いいかいまどか、小五とロリじゃただの犯罪かもしれない」

回想の父「けどね、合わせれば…ほら!」

回想の父「なんと悟リが開けちゃ」

回想の母「何の話だー!」ゴスッ

回想の父「ぬわー!?」


まどか「とりあえず直感で混ぜちゃいけないような気がする…!」

まどか「だめ! そんなことしちゃいけない!」

仁美◇「邪魔してはいけませんわ!」

仁美◇「あれは神聖な儀式ですのよ。私たちはこれから素晴らしい世界へ旅に出ますの」

仁美◇「それがどんなに素敵なことか」

まどか「はなしてッ!!」ダッ

まどか「こんなもの…」ガシッ

工場長「な、何をする気だ…」

まどか「そぉーい!!」

ガシャーン!

まどか「ハァハァ…、これでひとまず安心…」

ギロリ…!

まどか「…じゃない?」

まどか(逃げた方がよさそう…)

まどか「この部屋に…!」ガチャ

バタン、ガチッ。

ドンドンドン!

まどか「で、出口出口…!」

まどか「ってここって物置!? どうしよ…」

ザザ、ザザザッ

ブワッ!

まどか「魔女の、結界…」

カタカタカタ…

まどか(あ…、わたし死ぬんだ…)

まどか(きっとこれはマミさんを裏切って、一人で戦わせ続けた罰なんだ)

まどか(だから、仕方な)

「ソニックブゥー!!」ザシュッ

まどか「え?」

「ソニックブゥー!ソニックブゥー!」ザシュザシュ

カタカt…

まどか「誰っ!?」

「とどめだ! サマーソルト・エクスプロージョン!」

ドゴーン! コロコロ…

「ソウルジェムゲットっと。アンタ運が良かったね」

まどか(知らない子だ…)

まどか「あ、ありがとう!助けてくれて…。あなたも魔法少女なんだよね?」

「ん? 同業者…なら倒してるか、契約前か」

「礼はいらないよ。アタシは魔女を倒しただけ、アンタは勝手に助かっただけ。それだけさ」

まどか「けど…。あの名前聞いていい?」

杏子「別にかまわないよ。杏子、佐倉杏子だ。呼ぶんなら下の名前でいいよ」

まどか「杏子ちゃん、ありがとう」

杏子「だから礼はいいって」

杏子「アンタ、魔法少女を知ってるってことはキュゥべえに契約の話、聞いたんだよね?」

まどか「う、うん…」

杏子「契約するつもりかい?」

まどか「それは…、その」

杏子「悩んでるならやめといた方がいい」

杏子「魔法少女なんて、他に選択肢がない奴がやるもんさ」

まどか「杏子ちゃん…、ありがとう…」

杏子「あん? なんでそこで礼を言うんだよ、わけわかんない奴だな」

杏子「じゃあな、アタシは帰るから」スタッ

まどか「うん、バイバイ」フリフリ

まどか「杏子ちゃん…、あの子も優しい子みたい」

ガチャッ、ガチャッ!

まどか「うぇひっ!?」

まどか「どうして!? 魔女は杏子ちゃんが倒したのに…」

パン!パン! ガコッ!

まどか「ひっ…」

ほむら「まどか! 無事!?」ハァハァ

まどか「ほ、ほむらちゃん!?」

まどか「わたしは無事だよ、ほむらちゃん助けに来てくれたの?」

ほむら「ぐ、偶然近くを通りかかっただけよ。魔女の気配がしたからそれで…」

まどか(わたしの名前を呼んで飛び込んできたのに?)

ほむら「それより、魔女はどうしたの? 気配も結界も消えているけど」

まどか「他の魔法少女が倒してくれたよ。杏子ちゃんっていうの」

ほむら「佐倉杏子が…。そういえばここは隣町、佐倉杏子のテリトリーだったわね」

まどか「ほむらちゃん知ってるんだ?」

ほむら「あっ…えぇ、まぁ、私が一方的に知ってるだけだけど」

まどか「そうだ、仁美ちゃんたちは…!」

ほむら「魔女に操られていた人たちなら刻印も消えて気を失っているわ」

まどか「そっか…よかった」

ほむら「もう夜も遅いわ、仁美たちは私に任せてあなたは家に帰りなさい」

まどか「いいの…? ありがとう、ほむらちゃん」

よければ8時まで保守お願いします

翌日――。

まどか「――それでね、颯爽と現れた杏子ちゃんが私を助けてくれたの」

さやか「ふーん…」

まどか「ふーんって、さやかちゃん聞いてる?」

さやか「そうなんだー…」

まどか「ていっ!」

さやか「あいたっ。何するのさ、まどか!?」

まどか「さやかちゃんぼーっとしてて昨日の仁美ちゃんみたいだったから、魔女に操られてるのかと」

さやか「えっ、何? 仁美魔女に操られてたの!?」

まどか「うん、最初から全く聞いてなかったんだね…」

さやか「ほへー、昨日別れた後でそんなことが…」

まどか「わたしもうだめかと思っちゃったよ」

さやか「それで今日は仁美がお休みなのか。その杏子って子に感謝しないとだね」

まどか「昨日思ったんだけど、ほむらちゃんとマミさんと電話番号交換しといたほうがいいかなって」

さやか「そうだね、学校に着いたら頼んでみようか」

まどか「うん、でも…」

さやか「あー、マミさんの方? まどかもあれから話してなかったりするの?」

まどか「うん…、なんとなく話し辛くなっちゃって。学年も違うし廊下ですれ違ったりもしないし」

さやか「マミさんにはあたしも別のことで用事があるんだよねぇ…」ブツブツ

さやか「勇気を出してお昼にでも会いに行ってみますか」

ほむら「電話番号? 別に構わないわ、昨日のようなことがあってもいけないし」

まどか「ありがとう、ほむらちゃん」

ほむら「はい、これで完了と。美樹さやか、あなたはいいのかしら?」

さやか「……」

まどか「さやかちゃん?」

さやか「へ? あぁ、ごめんごめん、携帯だね」ゴソゴソ

ほむら(上条恭介がらみね…。けど美樹さやかは魔法少女の真実を知っている…)

ほむら(放っておいても大丈夫でしょう)

さやか「あの、すみません。巴先輩呼んでもらっていいですか?」

3年生「いいわよ。巴さーん、下級生が呼んでるよー」

マミ「えっ?」

さやか「にはは…」フリフリ

マミ「あら…」


マミ「二人とも久しぶりね、あの日以来かしら」

まどか「はい…」

さやか「すみません、マミさん。少しお話があって…」

マミ「話? 何かしら?」

さやか「一つ目なんですけど、まずあたしたちと携帯電話の番号を交換して欲しいんです」

さやか「昨日、まどかが街で魔女に操られてる友達を見つけて大変な目に遭って…」

マミ「そんなことがあったの…。鹿目さん怪我とかしてなかった?」

まどか「はい、昨日は他の魔法少女が助けてくれたので」

マミ「それはよかったわ。けど、操られている人や魔女の結界を見かけたら放っておけないわよね」

マミ「いいわ。携帯番号、交換しましょう?」

まどか「ありがとうございます、マミさん」

さやか「ありがとうございます」

さやか「それともう一つお願いがあるんですけど…」

マミ「なぁに? 私にできることなら協力するわ」

さやか「その…、マミさんって魔法で治療ってできますよね」

さやか「魔法で幼馴染の、恭介の腕を治して欲しいんです! お願いします!」

マミ「美樹さんの幼馴染って確か事故で腕を怪我したっていう…」

さやか「恭介…もうバイオリンは弾けないって…、もう動かないんだって…」

まどか「そんな! 上条君の腕、治らないの!?」

さやか「お医者さんが言うには現代の医学じゃどうにもならないって…」グスッ

マミ「そう……」

マミ「美樹さん…」

さやか「はい」

マミ「ごめんなさい、きっと私では治せないわ…」

さやか「ど、どうしてですか!?」

マミ「私の魔法はね、本人の治癒力を高める魔法なの」

マミ「治るのに一週間かかる怪我をぱっと治すことはできても、医学的に治らないものは…」

さやか「…そう、ですか」

マミ「ごめんなさい…、力になれなくて」

さやか「謝らないで下さいよ、マミさんが悪いわけじゃないですって」

さやか「しばらく会ってなかったのにこんな時だけなんて都合よすぎですよね、あたし」

さやか「携帯番号、交換してくれてありがとうございました。それじゃあ…行こうまどか」

まどか「あっ、待ってさやかちゃん!」

惰性で続けてるけどストリートファイター設定全く活かせてねぇ・・・なんだこれ・・・

先生「じゃあ、皆さん気を付けて帰って下さいね」

生徒「先生さよならー」


さやか(今日一日、授業とかまったく頭に入ってこなかったなぁ…ってそれはいつものことか)

さやか「あっ、メール着てる…なになに」

さやか「ん…?」

まどか「さやかちゃん、一緒に帰ろ」

さやか「あ、まどか…。ごめん、今日は用事があるんだ」

まどか「? 上条君のところ?」

さやか「違うけど…、ごめんね、あたし先帰るから」

まどか「あ…、行っちゃった…」

うん、言っちゃなんだけど、俺あんまり格ゲーとか詳しくないんだ…
技だけググってプレイはスト2で止まってるから(汗



店員「いらっしゃっせー」

さやか「学校は休んだのに出てきていいの? ……仁美」

仁美「ええ、休んだのも母が強く言うものなので」

仁美「それでも一日じっとしているのは退屈で出てきてしまいました」

さやか「まぁ、健康そのものみたいだし、大丈夫そうだね」

仁美「はい、むしろ元気が有り余っているくらいですわ」

さやか「そっか……、それであたしに話って言うのは…?」

仁美「…前からさやかさんに秘密にしていたことがあるんです」

仁美「私、ずっと前から上条恭介君のことをお慕いしていましたのよ」

さやか「……そ、そーなんだ! そっかぁ、恭介も隅に置けないなぁ」

仁美「さやかさんは、上条君とは幼馴染でしたわよね」

さやか「んー、腐れ縁って言った方が正確かなぁなんて」

仁美「本当にそれだけ?」

さやか「…!」

仁美「私もう自分に嘘はつかないって決めたんです」

仁美「さやかさんはどうですか? 本当の気持ちと向き合えますか?」

さやか「な、何の話をしてるのさ…」

仁美「さやかさんほどではありませんが、私も何度かお見舞いに行ったりもしていました」

仁美「あなたは大切なお友だちですから…」

仁美「抜け駆けも横取りするようなこともしたくないんですの」

仁美「ですから、一日だけお待ちしようと思いますの」

仁美「明日の放課後、病院へお見舞いに行った時に告白しようと思います」

仁美「それまでに後悔しないよう決めて下さい。上条君に気持ちを伝えるかどうか」

さやか「……」

仁美「それでは、失礼します」カタン

さやか「…恭介」ポツリ

さやか「仁美が恭介をねぇ…知らなかったなぁ」フラフラ

さやか「よりもよってこんなタイミングでなんて」

――――――――

恭介「さやかは僕のことをいじめてるのかい?」

さやか「え……? 恭介、音楽好きでしょ…?」

恭介「もう聴きたくないんだよ! 自分で弾けもしない曲なんて!」ガシャン!

ぽた…ぽたり…

さやか「やめて、恭介! 手から血が…」

恭介「お医者さんに言われたんだ。もう僕の腕は動かない、奇跡や魔法でもない限り…」

さやか「っ……」

――――――――

さやか「奇跡や魔法、か…」

さやか「って、あれ? ここどこだろ…」

さやか「ぼーっと歩いてたらなんか見慣れない場所に…」

ブワッ!

さやか「ッ! やばっ、魔女の結界!?」

ゆら…ゆら…

さやか「影が浮き上がって…、あれが魔女? とにかく助けを呼ばないと」ゴソゴソ

さやか「……ってここどこ!? どこにいるかわからないのに助けも糞もないじゃん!」

ゆらーゆらー

さやか「あ、あはは…、これは本気で死んだかなぁ…」

さやか(恭介に告白もできずこのまま…)

今さらだが>>65で杏子ちゃんソウルジェムゲットしとるで・・・
グリーフシードだろjk



さやか(最後にもう一度恭介のバイオリン、聞きたかったなぁ…)

ゆり…ゆらら…

杏子「ソニックブゥー!」スパーン

さやか「えっ!?」

杏子「ソニックブゥー!スピニングバックナックル!ダブルサマーソルト!」ドガガバキグシャ

杏子「サマーソルトエクスプロージョン!」ズドーン

杏子「天に還るんだな、お前にも家族がいるだろう…」

さやか「助かった…?」

杏子「グリーフシードゲーット」フンフーン

杏子「マミの管轄だけど人が襲われてたって言えばアイツも文句言わねえよな」ヘヘッ

さやか「ねぇ、あんたもしかして佐倉杏子?」

杏子「あん? なんでアタシの名前知ってんだよ」

さやか「昨日、まどかを助けてくれたでしょ? あたしあの子の友達でさやかっていうの」

杏子「まどか…? あぁ、昨日のピンク髪。アイツまどかっていうのか」

さやか「あれ、名前知らなかったの?」

杏子「聞いてないな、別にどうでもよかったし」

さやか「とりあえずありがとう、あたしと…それとまどかを助けてくれて」

杏子「別に。アタシはグリーフシードが欲しかっただけだから」

杏子「じゃあな、アタシは自分のエリアに帰るから」

さやか「ぁ、ちょっと待った!」ガシッ

杏子「な、なんだよ…?」ガクン

さやか「その…、そう! お礼! お礼になんか奢るからさ! もう少し付き合ってよ」

杏子「いや、別にいいって」

さやか「あたしを助けると思って! お願い!」

杏子「どういうことだよ…、ちっ。わかったよ、お礼されてやるから離せって」

さやか「ありがとう、杏子!」

杏子「わけわかんない奴だな…」

さやか(路地裏から出たら普通に知ってる道だね、ここ)

さやか「今日はあっちの公園で鯛焼き売ってるんだ」

さやか「鯛焼き嫌いじゃないよね?」

杏子「ん、あぁ。どっちかって言えば好きかな」

さやか「じゃあそれで」


さやか「おじさーん、鯛焼きアンコとアンズとクリーム2個ずつ」

おじさん「あいよ、まいどー」


さやか「はい、どうぞ。全部食べていいよ」

杏子「全部って…多くないか?」

さやか「じゃあ好きなだけ。食べられなかった分はあたしが食べるから」

杏子「お、うまいなここの鯛焼き」パク、モグ

さやか「でしょ。…食べながらでいいから聞いて欲しいんだけどさ」

杏子「うぐぅ?」

さやか「友達を助けるために契約するって、…どう思う?」

杏子「あぁ?」ピタ

さやか「友達に怪我で苦しんでる奴がいるんだ、そいつの怪我を治すことを願いに契約しようかな、なんて」

杏子「……。そのままだとそいつは死んじまうのか?」

さやか「ううん、左腕が動かないだけで命に別条はないよ」

杏子「腕が治らないとお前は死んじまうのか?」

さやか「へ? いやいや、そんなことあるわけじゃないじゃん」

杏子「それがアタシの答えだ」パク、モグ

さやか「それは、契約しない方がいいってこと?」

杏子「他人のための願いなんて絶対に後悔する、それだけは確かだよ」パク、モグ

杏子「まして誰かの命が危ないわけでもない」パク、モグ

杏子「奇跡ってのはタダじゃない、奇跡を祈った分だけ同等の絶望がまき散らされると思いな」パク、モグ

杏子「そうやって差し引きゼロにして世の中は成り立ってるんだから」ゴクン

さやか「そっか…。助けてもらった上に悩み相談まで聞いてもらって悪かったね」

杏子「まったくだよ。今度こそアタシは自分のエリアに帰るから、それじゃあね」

さやか「機会があったらまたおごってあげるよ、バイバイ」

さやか宅――。

さやか「他人のための願いは絶対に後悔する、か…」

さやか「マミさんも同じようなこと言ってたっけ」

さやか「その人の夢を叶えたいのか、それとも夢を叶えた恩人になりたいのか、だったかな」

さやか「ほむらは、恭介に化物って呼ばれて嫌われたくなければ、なんて言ったね」

さやか「はぁ…、こういう気分が落ち込んだ時は音楽でも聞いて気分転換っと」ガチャガチャ

さやか「なにか良い曲ないかなぁっと…ん? このCDは確か…」カチ、ウィーン

~♪

さやか「やっぱり。これ恭介の演奏だ…」

さやかはダンのポジション

~♪

さやか「……」

さやか「…………」

さやか「ぐすっ……なんだ、気付けば簡単なことじゃん…」

さやか「結局、あたしのわがままだったんだ」

さやか「恭介のためでもなんでもなかった、あたしってホント馬鹿だ…」

さやか「ごめん、ごめんなさい…みんな」

翌日――。

まどか「昨日は仁美ちゃんだったけど、今日はさやかちゃんがお休みかぁ」

仁美「さやかさんどうかしたんですか?」

まどか「メール着てない? さやかちゃん風邪だって」

仁美「…携帯、家に忘れてきてしまって」

まどか「そうなんだ。さやかちゃん、早くよくなるといいね」

仁美「そうですわね」

仁美(さやかさん…これは敵前逃亡と考えてよろしいのでしょうか)

仁美(それでも、私は私の気持ちに真っすぐに向き合うだけです)

放課後、病院――。

さやか「おっす、仁美」

仁美「さやかさん…、学校はお休みして上条君のお見舞いですか?」

さやか「うん、まぁそんなとこ」

仁美「それではさやかさんは上条君にお伝えしたんですね、さやかさん自身のお気持ちを」

さやか「んー、伝えたには伝えたけど、仁美が思ってるようなことは言ってないかな」

仁美「? それはどういう…」

さやか「ねぇ、仁美。もしもの話だけどさ…」

仁美「はい」

さやか「もし恭介が二度とバイオリンが弾けないってなったらどうする?」

仁美「…そう上条君がおっしゃっていたのですか?」

さやか「違うよ、ただの例え話。それで仁美はどうする?」

仁美「どうする、と言われましても…、私には何もできませんし…」

仁美「きっと上条君は落ち込んでしまうでしょうから元気付けるくらいのことしか」

さやか「そっか。ごめんね、変なこと聞いて」

仁美「いえ…」

さやか「じゃあ、今度は仁美の番。恭介に気持ち伝えておいでよ」

仁美「言われずともまいりますわ」

さやか「あたしは帰るから、また明日」

仁美「はい、また明日」

仁美「ごきげんよう、上条君。おかげんの方は…あら、その手は…!」

上条「やぁ志筑さん。この包帯は、ちょっと八つ当たりをしてしまってね…」

上条「でも、大したことないんだよ。それどころか、ほら」グッ、パー

上条「この通り、昨日までが嘘みたいに自由に動くんだ」

仁美「それはよかったですわ。これなら直に退院できそうですわね」

上条「あぁ」

仁美「ところで、今日は上条君にお話があるんですの」

上条「話? なんだい?」



さやか「仁美、恭介を頼むね…」

何事もなく時は流れてワルプルギルの夜――。

ほむら「結局、巴マミは一対一の戦いを望んで、協力は得られたのは佐倉杏子だけ」

ほむら「一対一対二で戦わなければならない…そう思っていたら」

ほむら「これはどういうことかしら、美樹さやか!?」

さやか「え? 何がよ?」

杏子「馬鹿だねアンタ、結局契約したんだ?」

さやか「二週間ぐらい前にね」

ほむら「そんなにも前に…、まどかはこのこと知っているの?」

さやか「これはあたしのわがままだし、まどかには秘密にしてる」

さやか「契約してからずっとマミさんと一緒に魔女を狩ってたんだけど、誤魔化すの大変だったよ」アハハ

マミ「美樹さんが変身して『契約しちゃいました(テヘペロ』とか言って現れた時は思わず滅・波動拳喰らわせちゃったわ」

さやか「その後、願いの内容を話したら滅・波動拳5連発でさすがに死ぬかと思いましたよ」

ほむら「よく生きてたわね、あなた…」

さやか「癒しの祈りで契約してなかったら危なかったわ」

杏子「癒しの祈りってことは、あの時言ってた友達の腕を治したのか。せっかく忠告してやったのに」

さやか「ちゃんと忠告は聞いたよ。誰かのためじゃない、あたしのための祈り」

杏子「あん? その友達の腕を治したのなら他人のための祈りだろうが、何言ってんだ?」

さやか「ううん、誰が何と言おうとこれはあたしのための祈りだよ」

さやか「あたしは恭介の恩人になりたかったんじゃないし、感謝して欲しかったわけでもない」

さやか「ただ、もう一度恭介の演奏が聴きたかった、人間をやめることになったとしてもどうしても聴きたかったんだ」

杏子「なんだよそれ、筋金入りの馬鹿じゃねえか」

さやか「その通り、さやかちゃんは筋金入りの馬鹿なのさー」キャルン

杏子「アタシには馬鹿げた祈りにしか聞こえないけど、さやかが納得してるならいいんじゃねえか?」

さやか「サンキュー、杏子」

ズゴゴゴゴゴ!!

マミ「この気配…、そろそろワルプルギスの夜が現れるわ」

⑤……、④……、 ②……、①……

ワルプル「キャハ、キャハハハ!」

杏子「でけぇ…!」

さやか「でも逆さ向いてるし、なんか弱そうじゃない?」

ほむら「冗談、油断してたら一瞬でやられるわよ」

さやか「あんなのマミさんが出るまでもないですよ、あたし一人で十分です!」シュタッ

ほむら「あの子はどこまで愚かなの…、自ら死にに行くようなものじゃない」

さやか「ラウンドワン、ファーイ!」ドリャー

ワルプル「スピニングバードキック!」

さやか「ぐほっああああぁ!!!」

どーん。

杏子「さやかー!」

ほむら「スピニング…え? どういうこと?」

マミ「やっぱり美樹さんには荷が重かったみたいね」

マミ「さぁ、ワルプルギスの夜、今度は私が相手よ。私を楽しませて頂戴!」

>>ワルプル「スピニングバードキック!」

>>さやか「ぐほっああああぁ!!!」

クソ吹いたwwwwwwwwwwwwww

ほむら「美樹さやかは馬鹿だけど魔法少女よ、それが一撃でやられたのよ!?」

ほむら「それでもまだ一対一にこだわるの!?」

マミ「当然よ、それが武道家だった父の唯一の教え!」

ほむら「ここにきて突然の父親武道家設定!?」

マミ「ラウンドツー、ファーイ!」テヤァー

ワルプル「スピニングバードキック!」

マミ「予測済みよ、昇竜拳!」ガキィン

さやか「ふっふっふ、マミさんの昇竜拳は上昇中は無敵、まいったかワルプルギスの夜め!」

杏子「さやか、無事だったか…」

さやか「癒しの祈りで契約してなかったら死んでたわ」

マミ「波動拳!波動拳!昇竜拳!波動拳!真空波動拳!」

ワルプル「キャハ、キャハ!」

ほむら「一人なのにワルプルギスの夜と互角だなんて…」

マミ「あなたの十八番、奪わせてもらおうかしら。空中竜巻旋風脚!」ズガガ

さやか「その技は…! 駄目ですマミさん!」

ほむら「一体何がいけないというの、美樹さやか。互角どころか巴マミが優勢よ」

さやか「あの技を使うと、マミさんは…マミさんは…」

杏子「」ゴクリ

さやか「マミさんは、可愛らしい自作のキュゥべえがプリントされたパンツが丸見えになってしまう!」

マミ「いやん!」サッ

ほむら「ちょっ、何をやっているの巴マミ! スカートなんか気にしてる場合じゃ!」

さやか「危ない、マミさん!」

ワルプル「百列脚!千列脚!鳳扇華!!!」

マミ「きゃああああああ!!」

どんがらがっしゃーん!

さやか「マミさーん!」

ほむら「何よあれ…、今まで繰り返してきたワルプルギスの夜が使い魔と思えるほどの強さ…」

ほむら「佐倉杏子、あれに勝つ自信はある…?」

杏子「セビキャンをうまく使ってウルコンを連続で決めても2割か3割…」

ほむら「よくわからないけど、限界を超えた全力を出したとしてもかなり確率が低いということね」

ワルプル「ハッハッハ、ヤッター!」

さやか「マミさんのかたきー!」トーゥ

ワルプル「気功拳!」

さやか「」ボシュッ

杏子「さやかー!」

杏子「馬鹿野郎…お前みたいな新人が一人で勝てるわけねぇだろ…」

ほむら「こうなったら私たち二人であれを何とかするしかないわ」

さやか「待って、あれを見て!」

ほむら「今完全に灰になってたでしょう! なんで生きてるのよ!」

さやか「癒しの祈りで契約したからだって言ってるじゃんか!」

さやか「それより、あれを見なよ転校生」

ほむら「あれあれって一体どれ……え?」

マミ「……」

ほむら「巴マミ…さっきの攻撃を受けて、無事なの?」

マミ「ガアアァアアッアアア!!」

ほむら「っ!?」

杏子「無事だったのはいいがまずいな…。マミの奴、殺意の波動に目覚めてやがる…!」

ほむら「魔法少女の衣装が全身黒く…、って私と被ってるじゃない!」

ほむら「それよりも殺意の波動って一体何なの?」

杏子「殺意の波動に目覚めた者は強大な力を手に入れる反面、制御は困難で強い破壊衝動に駆られ…」

杏子「強者を求めて彷徨う修羅と化してしまうんだ」※格ゲー用語辞典より

マミ「ガアァアアァアァッ!!」

さやか「あ! あれは、灼熱波動拳! しかもそれを片手で!」

杏子「なっ…! さらにもう片方の手で真空波動拳だと!」

ワルプル「キャハ、キャ、ギ、ギエエエエ!」

マミ「ガアァアアァア!!」

さやか「阿修羅閃空! 竜爪脚だ!」

杏子「あのでけぇ魔女からダウンを奪ったぞ!」

ほむら「な、何が何だか…わからないわ…」

マミ「ぬうぅぅあぁぁぁっ! 消し飛べぇっ!! 滅殺豪昇龍!!!」ドドドド!!

ワルプル「ギャボーッ!!」バキグシャメキ

さやか「決まったー! マミさんの完全勝利だ!」

ほむら「嘘でしょう…? あのワルプルギスの夜を一人で、それも格闘戦で倒すなんて…」

杏子「マミ…やっぱりアイツはとんでもない奴だ…」ゴクリ

さやか「マミさーん、やりましたねー!」タタタッ

杏子「馬鹿っ! さやか、今のマミに近づくんじゃない!」

さやか「えっ?」

マミ「ガアァアアアアァッ!!」ヒュン

さやか「ちょっ、真空竜ま、へぶぅっ!?」

さやか「ごふっ」

ほむら「巴マミ、美樹さやかはあなたの仲間でしょう!?」

杏子「無駄だ、ほむら。今のマミは強者を求めて彷徨う修羅と化している」

杏子「アタシらのことを認識できていないんだ」

ほむら「そんな…、一体どうすれば元に戻せるの?」

杏子「倒すんだ…」

ほむら「えっ…」

杏子「殺意の波動を消すには敗北を与えるしかない」

ほむら「あのワルプルギスの夜を一人で圧倒した相手を倒すですって!?」

杏子「じゃなきゃマミは永遠に破壊衝動に支配され続け、この地球そのものを壊すまで止まらない…」

ほむら「そんな…」

ほむら「もうダメ、耐えられない…」

杏子「お、おい」

ほむら「せっかくワルプルギスの夜を倒しても、さらに強い巴マミが敵にまわってしまっては意味がないわ」

ほむら「もうこんな世界まっぴらよ、砂時計をひっくり返して過去に…」

マミ「グルルル…」シュン

ほむら「えっ、いつの間に…!」

マミ「ガァッ!」

ほむら「きゃあー!」バキリ

ズドーン!

ほむら「げほっ、げほっ…あ、あぁ…砂時計が、粉々に…」

杏子「逃げろ、ほむらー!」

がしっ。

ほむら「あ…、ぐっ…」ギリギリ

マミ「ガルルルル…!」

杏子「ほむらを放しやがれ! ソニックブゥー!ソニックブゥー! くそっ、全然効いてねえ!」

ほむら(ごめんなさいまどか…、長かった永遠の迷路がこんな形で終わるだなんて…)

ほむら(無力な私を許して…さようなら)

マミ「瞬獄殺!!」

ゴン!

ゴン!

ほむら「……」

ほむら「痛い…。ここは…、私の部屋?」

ほむら「ベッドから落ちて頭を打ったのね…」サスリサスリ

ほむら「なんだか変な夢を見ていた気がするけど…思い出せないわ」

ほむら「今日は…25日、転校初日」

ほむら「今度こそまどかを救って見せる…、さぁ朝食にしましょう」


     /END?

正直すまんかった。やったこともないゲームで続けるの限界だった
元はと言えば、初っ端でリュウの技検索して滅波動拳使わせたのが失敗だった気がする、スト2までしかやってねえだろ俺ぇorz
初めて最後まで書き切ったSSが夢落ちとかほんとひどいな・・・
あとは好きに罵って下さい、それではノシ

殺意マミ「私は魔法少女極めし者…己が無力さ、その体で味わいなさい!」

殺意マミ「一 瞬 千 ティロ ! 瞬獄殺!」

胸熱だな

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