デュバル「ヅダは最強っと」カタカタッターン (13)

デュバル「ふっ……ヅダに叶うはずはないのだよ」

『いやでもザクに負けたゴミじゃん』

デュバル「」プチッ

デュバル「ヅダはゴミではない!最高の機体だ!」カタカタッターン

『ヅダはゴミではない!最高の機体だ!』

『デュバルさんちーっす』

『デュバル乙』

デュバル「ぐぬぬ」

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デュバル「……何をムキになっているんだ私は……」カタカタッ

デュバル「……この世にヅダ好きは私しかいないのか……」カチャカチャ

ヅダ好きな奴ちょっと来い

デュバル「……」カチッ

『ヅダ最高杉』

『ヅダは歴史の影に隠れたモビルスーツだからこそいいんだ』

『ヅダもいいがオッゴもいいだろ』

デュバル「……」ニコニコ

デュバル「だよなwwwwwwヅダは最強だよなっと」


『いやでもザクに負けたですしおすし……』

『諦めろヅダ好き』

『ヅダ爆弾みたいな物だろ』

デュバル「……」カチャカチャ

『ザクにも欠点はあるはずだ!』

『いやないですしwwwwww』

『必死すなあwwwwww』

デュバル「ヅダは爆弾だと……」カタカタッ

『上層部は黙ってヅダ使えばよかったんだ』

『宇宙で花火が出来るねwwwwww』

?「……赤いヅダなんてされたら私が死ぬ」カタカタッ

デュバル「はあ……」

デュバル「ヅダのプラモをまた買いに行くか……」



カミーユ「いらしゃせー」

デュバル「あ、あのこ、これをく、下さい……」

カミーユ「あはい……(またこの人か……)」

デュバル「……」

デュバル「ヅダよりまず私の生活を考えるべきかもしれんな……」

デュバル「コミュ症でコンビニで働いている私は……」

プル「なにあのおっさんキンモー」

プルツー「ヅダなんて買ってるー」

デュバル「……」

デュバル「ネットでヅダと私は馬鹿にされ現実でもヅダと私は馬鹿され……」

デュバル「……もう駄目かもしれん」

?「あの人まさか、デュバル少佐ですか?」

デュバル「そうだが」

マイ「私ですよオリウァーマイですよ」

デュバル「おお懐かしいな……ヨーツンヘイム以来会ってないな」

マイ「でもデュバル少佐はあの時死んだのでは?」

デュバル「あの時奇跡的に生きていたのだよ」

マイ「へえーデュバル少佐は現在お仕事は何を?」

デュバル「……コンビニのバイトを……」

マイ「……マシな方ですね……私なんか彼女に捨てられてニートですよ」

デュバル「」

デュバル「その彼女というのはまさか……彼女では」

マイ「はいそのまさかですよ……」

デュバル「捨てられた原因はなんだ?」

マイ「お恥ずかしい話ですがパチンコで借金を作ってしまいました……」

デュバル「」

デュバル「それはともかくマイ君はどこへ?」

マイ「面接ですよ」

デュバル「受かるといいな」

マイ「はい……」

マイ「では私は面接に行くのでまた会えたら光栄です」

デュバル「ああ気をつけたまえ」

デュバル「……マイ君は面接か……私も行きたいが今の歳で面接なんて無茶苦茶だな……」

デュバル「変わったな……マイ君も……」

デュバル「私も何かしなければな……」

自宅

デュバル「……私は何が出来るんだ今この歳で」カチャカチャ

デュバル「ヅダのプラモを作りながら考えるのはやめよう……」バキッ

デュバル「……」

デュバル「私は……誰とも必要とされてないんだ……」ポロポロ

デュバル「私があんな馬鹿でなければまだ面接に間に合ったはずだ……なのに何故私は……」ポロポロ

ピンポーン

デュバル「……誰か来たようだ」

「ヅダ愛好家の者なんですがデュバル少佐はいますか?」

デュバル「何ッ!デュバル少佐なら私だ!」

「ほらやっぱり本当にいるぞ!」「デュバル少佐がいるのは本当だったんだ!」

デュバル「私になんの用かね」

ヅダファン「デュバル少佐に寄付金を届けに来ました!」

デュバル「寄付金だと!?」

ヅダファン2「我々は貴方がこんな生活をしていると知り応援に来ました!」

デュバル「なんと……これは夢か?」

ヅダファン全員「デュバル少佐に敬礼!」

デュバル「ふっ……いい敬礼だ」

ヅダファン4「今度ヅダについて語りましょう!」

ヅダファン3「おいずるいぞ俺もデュバル少佐と話してえよ」

デュバル「(神よ感謝する……)」

デュバル「全員来ても構わんぞ!」

ヅダファン1「わーい」

デュバル「(やはり私は必要とされてるな)」ニヤニヤ

おわり

なんかちょっとデュバル少佐がおかしくなったけど
デュバル少佐に敬礼!

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