岡部「助手のデレ度を測る……リーディング・ジョシュタイナー?」(1000)

紅莉栖『そう。それがたった今……アンタに宿った能力よ』

紅莉栖『私が今話しかけている携帯電話を通じてね』

岡部「ちょっ、ちょおっと待てぇっ! わけがわからん! お前は助手なんだよな!?」

紅莉栖『だから助手じゃないって言っとろー……いえ、ややこしくなるわね。そうよ助手よ』

岡部「ぎゃっ、ギャグじゃないのか? 助手ならではの陰湿なイタズラ電話では?」

紅莉栖『ひどいわね。そんなことしたことないでしょ。にしてもうろたえてる岡部かわいい」 

岡部「えぇいうるさい! じゃあ、さっきお前の言ったことを信じるとするなら……」

岡部「今、俺にこうして話しかけているお前は……」

岡部「十年後の未来から来た……」

岡部「そういうことか?」

紅莉栖『…………――


――未来クリス『ええ、そうよ』

岡部「…………」

未来クリス『…………』

岡部「嘘はついてなさそうだな……」

未来クリス『信じてくれた? ふふ、岡部ってなんだかんだいってそういうところ優しいのよね』

未来クリス『だから好き』

岡部「ぬぐぅっ!! う、うるさいっ、そういうことをあんまり口にするでない!」

未来クリス『あらどうして? 好き、大好きよ岡部。もうベタ惚れなの』

岡部「ぬわぁぁぁぁあああああああ何なのだお前はぁあああああああ!!!!」

未来クリス『顔真っ赤でしょ今? ふふ、岡部ってホントかわいい。たまんない』

岡部「タッ、タイムマシンか! タイムマシンで来たのだな!?」

未来クリス『ぶぶー。そこまではいかないわ。未来から直接電話してるの』

未来クリス『十年後の未来からね』

岡部「……一応信じてやる。今のお前と電話口のお前はキャラが違いすぎるからな……」

岡部「にしても……未来からの電話か。進歩するものだな……Dテレフォン? 違うか」

未来クリス『まだ実験段階だけどね。でもやっぱり私は正しかった。この技術は本物よ』

岡部「で……その未来クリスが十年前の俺に何の用だ?」

岡部「リーディング・ジョシュタイナーとか言っていたな。いったい何なのだそれは」

未来クリス『岡部だいすき』

岡部「とぉっ! 突然何の脈絡もなくそういうことを言うなぁっ!!」

未来クリス『だって、岡部の声聞くの久しぶりなんだもん。はぁ~~~やっぱいいなぁ///』

岡部「久しぶりぃ? そっちじゃどうなっているのだ俺は」

未来クリス『ねっ、ねっ、そっちはどうなの? 私の声どう聞こえてる?』

岡部「む、どうって……そう訊かれたらまぁ若干低く聞こえないこともないが……」

未来クリス『二十八歳のおねえさんだよ~~? ふふっ、愛してるおかべぇ……///」

岡部「のわぁぁぁああああっ!! さっ、ささやくように言うなぁあっっ!!」

未来クリス『あぁん、かわいい~~~/// 照れてる岡部をぎゅってしてちゅっちゅしたい』

岡部(……何だこの紅莉栖はっ……強烈すぎるっ、これが十年の重みか)

岡部「というかさっきから話が進んでいない! 何の用だこの電話はっ!」

未来クリス『ヴァージンで悪いか!』

岡部「急に何をキレだしたんだお前は! 知らんわお前の貞操など!」

岡部(まだヴァージンだったのか……おいたわしや)

未来クリス『はいはい目的でしょ? イチャイチャコール……じゃなくて、ええと……そうね」

岡部「あとリーディング・ジョシュタイナーだ。これもさっぱりだぞ」

未来クリス『そうね……一度直接見てもらったほうが早そうだわ』

未来クリス『ということで、いったん電話切るわよ』

岡部「はぁ!?」

未来クリス『時間的に、そろそろ私がラボに来る頃合いでしょ?』

岡部「? ……まぁ、そうだが」

岡部「十年前のお前が関係あるのか?」

未来クリス『見てのお楽しみよ。じゃあまたね。あとで掛け直すわ』

未来クリス『あ・い・し・て・る……チュッ』

岡部「~~~~!!」

未来クリス『ふふ、またね?』


ブツン


岡部「…………」

岡部「…………」

岡部「切れた……」

神スレすぐる

岡部「本当に何だったのだ……いろいろと信じられん」

岡部「セレセブならぬセレサー、いやもはやアラサーか」

岡部「なんだか別人のようだったな。助手っぽくなかった」

岡部「……だが、助手だ」


AD.2010.09.01.10:23:14:56


岡部「ふぅむ……そろそろ現在の紅莉栖が来るころか……」

岡部「今のアイツはアイツで、わけがわからんからなぁ。突然日本での滞在を延ばして」

岡部「どっちのクリスも何を考えているのか……まあいい、今日もラボを始動しようではないか!」

岡部「この俺っ……狂気のムゥアッドサイエンティスッ!! ふぉぉうおぉういん――」

紅莉栖「どう見ても厨二病です、本当にありがとうございました」ガチャッ

岡部「……ぬ」

紅莉栖「はろー」

マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

岡部「何だ助手か。驚かせるでない」

紅莉栖「誰が助手か。あとクリスティーナでもないからな先に言っとくけど」

岡部「フゥ~~~まったく小生意気になったものどぅあぁ。昔は『助手』と呼べばすぐに」

岡部「『なんですか鳳凰院センパイっ』」

岡部「と、一も二もなく返事していたというに」

紅莉栖「どーーーいう設定だそれは。いろいろごっちゃすぎるわ」

岡部「助手部だ」

紅莉栖「それじゃあアンタも助手ということになるがいいのか」

岡部「俺は助手ではない。お前だけが助手だ」

紅莉栖「どういう助手部だそれは! っていうか助手部って何よ! ああんもう、時間のムダ!」

ボスン

岡部「すっかりそのソファが定位置になったな。今日は何を読むんだ、ん、アレか、ん?」

紅莉栖「べっつにアンタには関係ないでしょ。私が何を読んだって」

保守

岡部「そんなことはないぞ。ラボメンが普段から何を読み、何を知るか」

岡部「そして何を食べ、何を出すか、把握するのがこの俺の務めだ」

紅莉栖「最後のはどう考えてもセクハラですぅ! ホントこのHENTAIどうしようもない」

岡部「で、何を読んでいるのだ、ん、アレか、BLか、ん?」

紅莉栖「違うわ! だから関係ないって言ってるでしょ! アンタにはぜっったい教えないから」

岡部「何をそんな躍起になっているのだ。ダルなんかはすぐ教えてくれるぞ」

紅莉栖「どうせエロ本の類でしょそれ。ああもう、青臭いHENTAIの群れが私を攻める」

岡部「……まぁいい。では俺も未来ガジェットの開発にいそしむとするか」

紅莉栖「……ふん」

岡部「…………」

紅莉栖「…………」

岡部「…………」

紅莉栖「…………」ペラ

岡部「……なあ、助手よ」

ドキドキ

紅莉栖「…………」

紅莉栖「助手ではないが何?」

岡部「いや……」

紅莉栖「何よ気持ち悪い」

岡部「……ああ。まあ、お前の選択だから、とやかく言うつもりはないのだが……」

紅莉栖「……」

岡部「日本に残ってよかったのか?」

紅莉栖「……」

紅莉栖「……はぁ」

紅莉栖「その解釈には誤謬がある。別に日本に残ったつもりはないわよ」

紅莉栖「延長しただけ。いろいろ都合があってね」

岡部「……そうか、そうだったな」

紅莉栖「質問はそれだけ? 私これ読むのに忙しいんだけど」

岡部「……ん、あぁ……邪魔して悪かった」

紅莉栖「…………」

岡部「…………」

紅莉栖「…………」

紅莉栖「……おかべのばか」

岡部「? 何か言っ……」


0.000023


岡部「!!??」

岡部「ぬぅうううううっ……!!」

紅莉栖「!?」

紅莉栖「ちょっ……岡部!? 何よ急に! どうしたの!?」

岡部「ぐぅううっ……ぅあああああっ……!!」

紅莉栖「ねぇっ、ちょっとっ、大丈夫なの!?」

岡部「ぐ、う……」

岡部「っぁあ……大丈夫だっ……頭痛と……立ちくらみが」

岡部「すまん……もう大丈夫のようだ。心配をかけてしまったな」

紅莉栖「驚かせないでよまったく。……本当に大丈夫なの?」

岡部「フ」

岡部「フゥーーハハハハハ! しつこいぞクリスティーナよ! この俺ぇっ、狂気のムァアァッド」

紅莉栖「……はぁ。私ちょっとコンビニ行ってくる」

岡部「へ?」

紅莉栖「まゆりも橋田も来てないみたいだし、ブランチ買って来るから」

岡部「そ……そうか」

紅莉栖「あぁ、あと」

紅莉栖「バファリンでいい?」

岡部「ふぇ?」

紅莉栖「『ふぇ』じゃないわよ気持ち悪い。頭痛薬よバファリンでいいの?」

岡部「あ、ああ……なら金を……」

紅莉栖「いいわよそんなはした金。じゃあ買って来るから大人しく待ってなさいよ」

岡部「あぁ……さすがセレブセブン」

紅莉栖「」ギロリ

岡部「行ってらっしゃいませご主人様お早いご帰還をお待ちしておりますぅ~~~」

紅莉栖「それでいいのよ」

バタン


岡部「…………」

岡部「はぁ……いったいなん」

ブゥーーーーーーーン

岡部「なんどわぁああぁっ何だ携帯かぁっ」

ブゥーーーーーーーン

岡部「……まさか」

岡部「もしもし」

未来クリス『はろー。さみしかったよぉぉ~~~~~だぁりぃぃ~~~~~ん///」

岡部「」ピッ

ブゥーーーーーーーン

岡部「…………」

岡部「……もしもし」

未来クリス『ちょっ、いきなり切るとかひどいんじゃない!? このいけず! いけず岡部!』

岡部「お前がヘンなことを言い出すからだろ!」

未来クリス『でもそういう素直じゃないところも好き。ふふっ、おかべぇ~~///』

岡部「」

未来クリス『待って切らないでごめんなさい許して!』

岡部「それでいい」

未来クリス『もう。これじゃ全然イチャイチャできないじゃない、バカ岡部』

岡部「なぜ俺がののしられているのだ……というか」

岡部「さっきのがリーディング・ジョシュタイナーか?」

未来クリス『正解。ちゃんと発現したみたいね』

岡部「何か数字のようなものが見えたが……」

未来クリス『ふふ……それが、それこそ私のデレ度よ』

岡部「デレ度? ツンデレの『デレ』か。それがダイバージェンスのように数値化されたと……?」

未来クリス『そう。それで端的に言うとね……私がアンタに課すミッションは』

未来クリス『デレ度1%越えよ』

岡部「何……?」

未来クリス『そうすれば私は……私はっ……』

未来クリス『岡部とけっこんできるっ!』

岡部「」

未来クリス『岡部との結婚式でヴァージンロードを歩けるっ!』

未来クリス『ヴァージンで悪いか!』

岡部「なっ、何も言ってない!」

未来クリス『早く処女もらってよ岡部』

岡部「…………」

岡部「なあ助手よ、そろそろ教えてくれないか? 未来でお前に何があった?」

未来クリス『…………』

未来クリス『そんな複雑な経緯なんてないわよ』

未来クリス『十年前、私はアンタとケンカ別れをしてアメリカに帰ってきたの』

岡部「ケンカだと……? 十年前ということは今か?」

未来クリス『主に岡部のせいでね』

岡部「なぬぅっ……お、俺の?」

未来クリス『そうよアンタが悪い。アンタが鈍感で唐変木で女心のわからない厨二病だからよ』

岡部「ぐ……ひ、否定はできん。しかし十年ものあいだとは……」

未来クリス『岡部、私のこと好きでしょ』

岡部「ぬぐぅうっ!!」

未来クリス『ちゃんと言って?』

岡部「…………」

未来クリス『…………』

岡部「…………」

岡部「……す」

岡部「好きだ、くりすっ……」

未来クリス『…………』

未来クリス『……えへへ///』

未来クリス『そ、その調子よ岡部。そうやって十年前の私をデレさせていけばおk』

未来クリス『デレ度が1%を越えれば、今私がいる未来は再構成されるはずよ』

未来クリス『岡部と私のらぶらぶちゅっちゅな世界に!』

岡部「そうか……しかしノリノリなところ悪いが」

岡部「さっき見えた数値……とんでもなく低かったぞ? 大変なミッションになりそうだが」

未来クリス『大丈夫よ岡部なら。それに岡部だって私とらぶらぶちゅっちゅしたいでしょ?』

岡部「は……?」

未来クリス『したくないの?』

岡部「え……いや」

未来クリス『どうなの?』

岡部「…………」

岡部「……」

岡部「し……したい……///」

未来クリス『えへへ/// えらいえらい、よく言えたね? ふふっ///』

岡部「ぐぬぬぬぬぬぅっっ!! 子ども扱いするな助手の分際でぇえっ!!」

未来クリス『あぁ~岡部かわいいよぉ~~~/// なでなでしてちゅっちゅしたい』

未来クリス『一時間くらいちゅっちゅしたあとに一緒にお風呂に入って洗いっこして』

未来クリス『湯船に入ったあとも抱き合いながらちゅっちゅしてそのままのぼせたい』

岡部(これが三十路手前の処女か……)

岡部(この調子で未来の俺にアプローチすればよかろう、と思わんでもないが……)

岡部「まあ……お前の目的と状況はよぅくわかった。俺も協力しようではないか」

未来クリス『ホント!? さすが岡部っ、そこにシビれ……もぅ大好きぃっ』

岡部「最後まで言えちゃんと!」

岡部「……それでだ。そのデレ度とやらが変化する条件はあるのか?」

未来クリス『それはもちろん岡部の行動次第よ。リーディング・ジョシュタイナーを駆使しなさい』

岡部「で、できればこう……電話しながらサポートを求めるような感じのことを……」

未来クリス『HETARE』

岡部「ぬぐぅううっっ!!」

岡部「し……仕方ないだろう。俺がそういう方面に明るくないことはお前も知ってるはずだっ」

未来クリス『ま、童貞だもんね~』

岡部「わ、悪かったなっ……」

未来クリス『あぁん、もういじけないで岡部ぇ~/// キュンキュンしちゃうよぅ///』

岡部「キュンキュンするな調子が狂う!」

未来クリス『……サポートはしてあげるけど、電話しながらっていうのは無理かも』

岡部「む、そうなのか?」

未来クリス『実験段階って言ったでしょ? そこまで長時間の使用に耐えられるかわからない』

未来クリス『こうやって電話してるのだって、いちいち座標軸とか時間軸合わせるの大変なのよ?』

岡部「そうか……わかった。俺だけでがんばってみる。こっちからリダイヤルは……」

未来クリス『ごめんなさい、それも無理。ごめんね……力になれなくて』

岡部「いや、お前が気に病むことはない。ケンカ別れの件にしろ、俺にも責任があるのだろう」

未来クリス『そ、その代わりらぶらぶパワーを送ってあげる! 岡部だいすきっ///」

岡部(コイツ……十年の時を経てアホになってないか?)

岡部(そう、いろいろな意味で。十年前の俺よりも十年前の紅莉栖に電話すれば……)

岡部(いや。いやいやヘタれるな。俺が積極的に動けばいい)

未来クリス『おかべっ……おかべぇっ……///』

岡部「む……?」

♪「ジュ~シィフェイリスにゃんにゃにゃ~ん、ふぉぅっ!」

岡部「マズい……ダルが来たか。いったん切るぞ?」

未来クリス『ふぇっ!?』

岡部「お前だって知られたくはなかろう。俺との仲がうまくいかなくて未来から電話などと」

岡部「さっきも言った通り、このミッションはなんとかこっちでやり遂げてみせるさ」

岡部「たまには甲斐性を披露させてくれ」

未来クリス『岡部……』

岡部「では、切るぞ?」

未来クリス『う、うん。じゃあそっちから切って……』

岡部「オペレーション・ヴァナディース、開始だ」

未来クリス『なんだか照れるね……恋人どうしみたい///』

岡部「エル・プサイ・コングルゥッ……」

未来クリス『ちゃんと……そっちから切ってよね……?///』

ダル「みんな~~」ガチャ

未来クリス『も、もうっ、早く切りな』

岡部「おおダル」


ブツン

ダル「あれ? 牧瀬氏まだ来てないん?」

岡部「あ、いや……ヤツはコンビニに行った。それよりダル、なにやら機嫌がよさそうではないか」

ダル「今日はフェイリス杯が開催される日だお。マジ胸が熱くなりすぎて宇宙がヤバいっつーか」

ダル「……まゆ氏もいないん?」

岡部「ん、ああ……そういえば」

まゆり「と見せかけてトゥットゥル~」

岡部「のわっ、まゆり!?」

まゆり「えっへへ~~。『フェイントゥットゥルー』だよ~」

まゆり「『フェイントゥットゥルー』っていうのは、フェイントとトゥットゥルーを合わせた」

岡部(ラボメン幹部の二人がそろったか……今は紅莉栖もいない)

まゆり「まゆしぃ大勝利の新技なんだよ~~オカリン聞いてた?」

岡部(この際言っておくべきか……そうだな、むしろこの二人の協力が必要かもしれん)

まゆり「もういっかい言うよ~? 『フェイントゥットゥルー』っていうのは、フェイントと」

ダル「無限ループって怖くね?」

岡部「ちょっと聞いてくれ二人とも。話があるんだ」

まゆり「えぇ~~、今まゆしぃがお話してたのにぃ」

岡部「大事な話なんだ。俺の話がゲルバナだとするとお前の話なんてゲルひじきだ」

ダル「おぉ……オカリンがまゆ氏のことをディスるなんて……にしても例えヘタすぎワロス」

まゆり「なになに~何の話かな~?」

ダル「また設定の話っすか? シュタインなんたらがゲートシュタインでズゲート!みたいな」

岡部「俺は紅莉栖が好きだ」

ダル「でもタシュトートがシュタズンズンでタインタインみたいな……うぇ?」

まゆり「ん~?」

岡部「…………」

ダル「な、なんか今オカリン、サクっと核爆弾投下していかなかった? こう、スナック感覚で」

まゆり「えっと、オカリン?」

岡部「紅莉栖が好きだ、俺は」

ダル「と、倒置法……マ、マジなん? マジでガチする五秒前なん?」

岡部「マジだ。もう二秒前くらいだ。俺はこんな話で嘘をついたりはしない」

まゆり「それじゃあ……」

ダル「うぇええええええええマジよぉおおおおおおおおお……っつーかまぁ知ってたわけだけどさ」

まゆり「えっへへ~。オカリンはやっぱりクリスちゃんのことが好きだったんだね~」

岡部「ぬぐ……もしやバレバレだったのか?」

ダル「バレバレっつーか、でも、もしかしたらまゆ氏のことが好きなのかもとは思ってたけど」

岡部「え……」

まゆり「え、まゆしぃ?」

岡部「いや……まゆりは……」

まゆり「オカリンが、まゆしぃのこと? でっ、でもクリスちゃんは? 今すきって」

岡部「いやぁっ、ま、まゆりのことは好きだがっ……だがそれは妹に向けるようなそれであってっ」

まゆり「う、うん、そうだよね、えっへへ~~急にびっくりしたよぉ~」

まゆり「オカリン……///」

ダル「まんざらでもなさそうな件について」

岡部「ダルっ! 今俺は紅莉栖の話をしているっ! そして話というのはほかでもない……」

岡部「アドバイスがほしいのだ。女子代表のまゆりと、三択恋愛代表のお前から!」

ダル「僕の肩書き身もフタもなさすぎだろ常考」

岡部「今こそお前の力が必要なのだ。女という女を一息に口説き落としてきた百戦錬磨の腕が」

まゆり「二次元の女の子たちだね~」

ダル「フッ……まかせろよ」

まゆり「な、なに~? なにが起きたの~?」

岡部「しぃっ、静かに」

ダル「オカリンわかってんだろうな? お前今、すげえの呼び覚ましちまったぜ?」

岡部「あ、ああ……」


ダル「僕を前にすればありとあらゆるメスが股をおっぴろげる! 『歩く濡れ場』とはこの僕のこと!」

ダル「『人生の 修正パッチは まだですか』……橋田至、心の一句っ!!!」

まゆり「ダルくんだいじょうぶかな~?」

岡部「大丈夫だ。今は変なスイッチが入ってるだけだ。しかしなんとなく頼もしいではないか」

ダル「オカリン……お前のメス、牧瀬紅莉栖とかいったな?」

岡部「げ……」

ダル「3クリックだ……3クリックで終わらせてやる」


紅莉栖「どぅぁれが3クリックだとぉ~~?」

ダル「」

岡部「いやっ、いやいやいや今のは3クリックではなく『サントゥクリニーク』と言ったのであり」

岡部「これは今は失われし古代シュメール語で『それは今年から燃えるゴミだよ』という意味で」

紅莉栖「アンタもよ岡部えぇえ~~~だぁれがアンタのメスですってぇえ~~~?」

ダル「!」

岡部「あ、いや……はい……」

紅莉栖「…………」

岡部「さ……さっせんした……」

紅莉栖「…………」

まゆり「クリスちゃん……」

紅莉栖「……ハァ。もう怒る気も失せたわよ。ほら、どきなさい岡部」

岡部「おぅふ」

紅莉栖「これ、バファリン置いとくわよ? 橋田もちょっとそこどきなさいよ。私そこでご飯食べるから」

ダル「な、なにおぅ! そのパソコンの前は僕のサンクチュアリ……」

紅莉栖「」ギロリ

ダル「だった時期が僕にもありました~はい。今は別にそんなでもないですフヒヒ」

岡部「追い出されてしまったな……」

ダル「牧瀬氏の暴君っぷりは異常。あぁ~~~外あっつぃよぉお~~」

岡部「しかしアレを……デレ度1%越えか。やはり骨が折れるな」

まゆり「? でれど?」

岡部「何でもない。というかまゆり、何もお前までついて来なくてもよかったのではないか?」

まゆり「何言ってるの~オカリン。まゆしぃからの大勝利アドバイスが必要なんでしょ?」

まゆり「……オカリン?」


0.000012


岡部「ぐっ……うぅううううう」

ダル「ちょっ、オカリン?」

まゆり「オカリン!? 大丈夫!?」

岡部「あぁ……大丈夫だ……少し風邪気味でな……心配するな」

岡部(下がっとる)

ダル「……なぁオカリン、さっきのは失敗だったんじゃん?」

岡部「何だ急に。何かマズかったか?」

ダル「『俺のメスとはほかでもない、助手、キサマのことだーーっ!』」

ダル「チャンスだったんだからこれくらいは言っとかないとマズかったと思われ」

岡部「そ、そんなにか?」

ダル「ましてやオカリンの返答はナシだわ。もうダメ。ダメダメだお。あーオワタ。オ・ワ・タ」

岡部「しっ、しかし……そんなことを言われてアイツは喜ぶのか?」

ダル「オカリィイイイイイイイイイン!」

まゆり「ふわわっ」

ダル「ぜんっぜんワカッてないお! オカリンは全然わかってないお! もうぜんっぜんだお!」

岡部「わ、わかったわかった!」

ダル「いやぜんっぜんわかってないお! あの手のツンデレは押しの一手に限る!」

岡部「っ……そうなのか?」

ダル「自分が言えない分、相手からはストレートな言葉と態度を求めてるんだお!」

ダル「直球あるのみ! オカリンの気持ちが固まってるならグイグイ押して損はないし」

ダル「今さら押されて困るようならあっちもラボメンやってないお! 押すしか道はないのだぜ!」

岡部「ふむ……なるほど、押しの一手か」

まゆり「オカリン。まゆしぃもそう思うな~」

まゆり「きっとクリスちゃんはね~、オカリンがグイグイきたらイチコロなはずなのです!」

岡部「そうそう上手くいくか?」

ダル「人間は演じる生き物……表面から読み取れることは実は少ない」

ダル「結局最後に命運を分けるのは、『相手はきっと自分を好きだ』と信じる心なのだよ」

岡部「ろ……老師! ダル老師!」

ダル「はばたいてゆけ……どこまでも」

まゆり「なんだか今日は入りづらいのです」

まゆり「でも……がんばってオカリン。まゆしぃはちょっとおでかけしてくるからね~」

岡部「む?」

ダル「僕もフェイリス杯があるからこれで。オカリン、迷ったら『押せ押せ』なのだぜ」

岡部「ちょっ……お前たち?」

ブゥーーーーーーーン

岡部「のわぁあっ携帯!?」

まゆり「えっへへ~クリスちゃんからじゃない?」

岡部「まさかそれは……」

ダル「いいから出てみるべき。じゃ、オカリンまた明日な~牧瀬氏によろしくー」

まゆり「ばいば~い!」

岡部「おぉい! お前た」

ブゥーーーーーーーン

岡部「っ、クソぅ。少しお膳立てが露骨すぎやしないか」

岡部「紅莉栖が好きなことは確かだが、ラボメンたちとの交流も……えぇいもしもし?」

未来クリス『もう破ったかしら処女膜は』

岡部(クリスはクリスでも下の方のクリスだった)

岡部(年齢は上だが)

未来クリス『ちょっと聞いてる? アンタのエクスカリバーは私の』

岡部「聞いとるわ! 周りに聞こえたらひどいことになるから自重せんか!」

未来クリス『あん、怒らないで……あぁ、でもちょっとこれいいかも……ゾクゾクきちゃった///』

岡部「今から現在の紅莉栖に仕掛けるぞ。ラボメンたちの力ももらった。もう迷いはない」

未来クリス『いよいよってわけね……ゴムは?』

岡部「ない。いらん」

未来クリス『そ……そうよねっ、私たちがつながるのにそんな隔たりいらないわよね///』

岡部「そんなジェットコースター展開にはならんという意味だ。あとお前の記憶力はどうなっている」

未来クリス『へいへい自重しますよーってか』

岡部「まあすぐに1%は無理だろうが、0.1%くらいは目指すつもりだ」

未来クリス『すごい堅実に刻んでいくのね……意外だわ」

岡部「何しろわからんことだらけだからな。お前からは何かアドバイスはあるか」

未来クリス『ふむん、そうね……本とパソコン』

岡部「は? 何の暗号だそれは。本とパソコン?」

岡部「おいクリス?」

岡部「……切れとる」

岡部「うーむ、本当に安定していないのだなこのガジェットは」


ガチャ

すまん。寝落ちします。投下速度遅くてごめんね
明日残ってたらまた書きまする。

とか言いつつもいいところで切れたなと思って自分でニヤニヤしてる

みなさんの保守に感謝。
書きためつつ保守がてら投下になってしまうのでしばらくはまた遅いかも。
がんばって書くよ

ルカ子「エサ ウマイ コングルグゥ?」

ってタイトルは思い付いたんだけど内容とデタラメ料理が思い付けないからお蔵入りでやんす

岡部「ただいま帰還したぞ。この狂気のムァアアアッドサイエンティスッ、ふぉおおおうおぉおういん」

紅莉栖「あーはいはい聞こえてるから早く閉めなさいよドアを」

岡部「ぬんぐぐっ……この狂気のマッサッふぉっきょっに指図するとはっ……」

紅莉栖「言わせてもらえないからって略しすぎでしょ。全く原型とどめてないわけだが」

岡部「助手のくせに細かいぞっ……と」

岡部「えぇとそうだ、何だったか……本とパソコン?」

紅莉栖「ふぇっ!?」

岡部「本とパソコン……本とパソコン……本と……」

紅莉栖「…………」

岡部「…………」

紅莉栖「なによっ」

岡部「本を持ってパソコンの前に座っているクリスティーナ」

紅莉栖「み、見せないわよっ、見せないからな!」

紅莉栖「ぜっっったいに見せないんだからね!」

岡部(……フリか? フリなのか?)

岡部(何にしても見てほしくなさそうだしな……ここは引いておくべきか)

紅莉栖「ちょっ……岡部、顔近いっ、ねぇっ」

岡部「っと……すまん」

岡部(引いて……)

岡部「…………」

岡部「……いや」

ググッ

紅莉栖「ふぇえっ、ちょっ、何で近づいてくるのよ! ち、近いって言ってるでしょぉっ!」

岡部「やめてほしいとは聞いていないがぁ」

紅莉栖「屁理屈言うな! あぁんもうっ、何なのよいったい、何に目覚めたのアンタはぁっ!」

岡部(――そう、俺は目覚めたのだ! 運命石の扉は開かれたのだ!)

岡部(最初からクライマックス! なんだかんだいってもうこれしかあるまい!)

岡部(相手の目を見据えるっ、まっすぐ見る、そしてっ)

紅莉栖「…………な、なによぅ」

岡部「フフッ、助手よぉ、やはりやめてほしいわけではないのか?」

紅莉栖「そんなわけあるかそんなわけあるか! 大事なことだから二回」

岡部「じーーーー」 

紅莉栖「じ、じろじろ見るなぁ!」

紅莉栖「何よなによ、何なのよぉっ!」

岡部「じーーーー」

紅莉栖「調子に、乗るなよっ、もう、ちょっ、やめ……」

岡部(そしてぇっっ!!)

岡部「紅莉栖」

紅莉栖「やめなさいよおか……」

紅莉栖「べ……今、」

紅莉栖「……アンタ、……」

岡部「…………」

紅莉栖「名前で……私のこと、初めて」


岡部「好きだ」

★壁殴り代行始めました★
ムカついたけど壁を殴る筋肉が無い、壁を殴りたいけど殴る壁が無い、そんなときに!
壁殴りで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を殴ってくれます!
モチロン壁を用意する必要もありません!スタッフが青鬼主の家の近くの家の壁を無差別に殴りまくります!
1時間\1200~ 24時間営業 年中無休!
                   _
√ λ       ,,.ィ'''フ''''=、r'"~(´・ω・`)゛'''''", `ヽr''"`ヽ、 壁殴り代行では同時にスタッフも募集しています

       ,r'"´ ノ"    )=、 ̄ ̄,,..ィ'"´i       ヽ、筋肉に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
       (       ノ  ´ ̄ `Y"´            i 壁を殴るだけの簡単なお仕事です!
         )     __,,..         レ      _,,,,、       j、、
      r''ヽ. ,.ィ'''i"        J   ,,.ィ'"~  `'ヲ''ー-、ノ、 ヽ、
     / ,,.イ')'"  人        ,,l、        ノt   ) `ヽヽ
    /   /   / `ゝ、       人       ,,イ  jt、 ヽ    i
   f ,   ノ   /、   `ー--;::-ニ"_,ゝ=---‐''"    ノ ヽ、 ヽ  t、、
   )'  f   ノ ヽ、 r  、 f"   `i´ ̄` Y  `ヽ /   ゝ-,ヲ'''   )
.   ( ,.ィ''ーr"~    ヽj  ミi      !    j'   | /       ,r"    ft
   ノ、,ノ   ヽ,     `i  、〉、.__,人,___,..イ、,i" j''       (   ,ノ j
  ( t、    l      i  ヽf     Y    ,j,.  ,/      ) ,.イ´ ノ
  fヽ ヽ、   l      l ヽ、    .|   ノ ,. /     ,.イ '"ノ   ノ
  t i   l、.  t      l  、j`ー‐‐'`ー="レ' j'     // / ,/

紅莉栖「」

岡部「お前のことが好きだ、紅莉栖」

岡部「俺の、その……彼女になってくれないか」

紅莉栖「へっ」

岡部「……」

――ダル『オカリン、迷ったら『押せ押せ』なのだぜ。フヒヒヒヒッフッヒヒヒッヒッヒッフー』

岡部(我が老師の言葉……最後のほうは適当だが)

岡部(今こそ押しの一手っ!!)

岡部「好きだ紅莉栖。どぁいすきだ。どれくらい好きかというと…………好きだっ!」

紅莉栖「へ…………」

岡部「うむ、好きだ」

紅莉栖「……………………」

紅莉栖「…………」

紅莉栖「……」

紅莉栖「~~~~~~~//////」

岡部(うわ、真っ赤)

スイーツ(笑)処女だからな

        ※    ドドド・・・


       \●/
         ● X ●   ドドドドドド・・・・・
       /●\


      \. .●. ./
       \  /
      ●   X   ●   ┣¨┣¨┣¨┣¨・・・
       /  \
      /. .●. .\

岡部(かく言う俺も真っ赤になっているやもしれん……)

紅莉栖「~~~っ、~~……」

紅莉栖「……その」

岡部「む」

紅莉栖「…………」

紅莉栖「……冗談、」

紅莉栖「とかじゃ、なくて……?」

岡部「…………」

岡部「……はぁあ!?」

紅莉栖「うわぁわっ、ごめんなさ、おっきな声出さないでぇっ!」

岡部「どいつもこいつもラボメンはっ、俺をなぁあああんだと思っているのだっ!!」 

岡部「伊達や酔狂でこんなことを言うか! 最後の一回だぞ! よく聞けいっ!!」

岡部「紅莉栖、好きだっっっっっつつつ!!!!」

紅莉栖「――――」

えんだああああああ

助手可愛いよ助手

紅莉栖「…………」

岡部「ぜぇっ……ぜぇっ……はぁっ……」

紅莉栖「…………ほんと?」

岡部「……ああ」

紅莉栖「ほんとにほんと?」

岡部「ああっ」

紅莉栖「ほんとにほんとに……ほんと?」

岡部「しつこいっ、好きだっ」

岡部「……って、言ってしまったではないかクソぅ」


紅莉栖「~~~~……」

紅莉栖「はぅ」

岡部(How?)

紅莉栖「…………あの、」

紅莉栖「~~~//////、そのっ」

紅莉栖「おかべ」

岡部「なんだ」

紅莉栖「顔……近い」

岡部「…………」

岡部「わかった。離れよう。うむ、そうだな。近くてはしゃべれんな」

紅莉栖「…………」

岡部「紅莉栖?」

紅莉栖「…………ちょっと考えさせて」

岡部「え?」

紅莉栖「返事、するから……考えさせてっていったの」

岡部「え?」

紅莉栖「ちょっと考えてくるっ!!」

岡部「ちょ」


バタンッ

岡部「ちょ……」

岡部「…………」

岡部「……オワタ……のか、これは……いや、考えると言っていたし……」

岡部「どうなんだ? 分からん……ぬぅううううクソぉおおおおわからんわからんっ!!!!」

ボフッ

岡部「……はぁ」

岡部「……妙な気分だ……不安なような明るいような……やっぱり不安なような」

岡部「なんだか……未来クリスだのデレ度だの押しの一手だの」

岡部「いろいろ振り回されてきたがぁ……っ」

岡部「正解だったのか? 告白したのは」

岡部「……はぁ」

ゴロン


――――――――――――――

――――――――――

―――

ブゥーーーーーーーン



岡部「…………」

岡部「……む」

岡部「くぁ……寝へしまったのか……中途半端に寝ると頭が痛いのぁ」

岡部「あぁん? メール……ダルか」

from ダル
sub

オカリン牧瀬氏とうまくいったんかー?
というか今はズッコンバッコ(ry ですね。わかります

岡部「なわけあるか。ったく」

岡部「……未来クリスと似てるなコイツ。ふわぁああ」ノビッ

岡部「っ」

岡部「った! たたたたたたた!」

岡部「いたいぃひ!」ガバァッ

岡部「んぁ? 何だコレは……って助手の奴め、ソファに置きっぱなしではないか自分の本を」

岡部「本、を……」

岡部「…………」

岡部(これは、しおりか? いや)

岡部「返却期限……9月14日」

岡部『日本に残ってよかったのか?』

紅莉栖『その解釈には誤謬がある。別に日本に残ったつもりはないわよ』

紅莉栖『延長しただけ。いろいろ都合があってね――


――岡部「……延長……都合……」

岡部「延長、したのか……この本」

ペラッ

岡部「ぶっ」

岡部「……何だこれは」

岡部「『サルでもわからないようでわかる恋愛マニュアル』」

岡部「クリスティーナ……何を読んでいるのだアイツは」

岡部「というかわかるのかわからないのか」


岡部『何しろわからんことだらけだからな。お前からは何かアドバイスはあるか』

未来クリス『ふむん、そうね……本とパソコン』


岡部「……ということは」

             '´  ̄  ̄ ` ヽ、
          、__/ : : : : : )ノ: :ヾ: : : \
.        `7: (: : : : : : : : : : : : :} :)ヽ

         {: : ト; ;ハ,リノ;Y川 } : ノ: : i|

         i::小●    ● ノリル: ; j
          从l⊃ 、_,、_, ⊂⊃从ッ》 <失敗した失敗した♪
        /⌒ヽ、|ヘ   ゝ._)   j /⌒i   
      \ 〃::(y;)>,、 __, イァ/、__/

.        \:(y;ノ:::::::::}}::::::::(y;/::::::/
         .ルリゞ::::::((:::::::ルリゞ::::/

リーディング・ジョシュタイナーが発動してないってことは
助手は動揺しつつも態度に明確な変化はまだ、無いということか…

岡部「パソコンはおろかブラウザが開きっぱなし……」カチカチ

岡部「まぁ…当然、履歴も消してはいないのだろう……やはりな」

岡部「なになに……『サルでもわからないようでわかる恋愛マニュアル』がわかる徹底解説サイト」

岡部「やはりわからんのではないか……それにえぇと……『恋愛コラム~ザ・らぶちゅっちゅ』」

岡部「『モテる女になるためのたった100つの冴えたやり方』」

岡部「『モテる女は電気羊の夢を見るか』……『恋愛診断』『相性チェッカー』『本音チェッカー』」

岡部「エトセトラエトセトラエトセトラ」

岡部「…………」

岡部「わかりやすっ」

岡部「わっっかりやすぅ……助手わかりやすすぎだろ……」

岡部「……パソコンといいこの本といい……奴もまた一人のスイーツだったというわけか」ヒラヒラ

岡部「む、この返却期限の紙」

岡部(裏に……何か)

俺がメイドインヘブンを使ってやろう

岡部「っ……な!」


『夜8時 公園』


岡部「これ……は」


『ちゃんと来なさいよ』

『来なかったら許さない』

『バカ岡部』「バカ岡部……って」


岡部「こんなものっ! わかるわけがなかろう! アホかアイツは! わかるかぁ!!」

岡部「こんな妙ちきりんなトリック……どうせこのヘンテコなマニュアルの入れ知恵だろう!」


紅莉栖『み、見せないわよっ、見せないからな!』

紅莉栖『ぜっっったいに見せないんだからね!』


岡部「……まさか本当にフリだったとは……もしやわざとか? わざと置いていったのか?」

岡部「なぁぜ素直に口で言わんっ……妙なとこでひねくれおってっ……」

岡部「いや……」

岡部「素直じゃないのは俺も同じかっ……」


AD.2010.09.01.07:56:12:33

最後まちがえったー

AD.2010.09.01.19:56:12:33 

だな

岡部「ハッ……ハッ……ハァッ……」

岡部「まに……あうかっ……ブハッ……いやっ……間に合わせねばっ……」

岡部(――この9月はおそらく……俺たちにとってのターニングポイントだった……)

岡部(助手のあの仕掛けも、賭けと言えば賭けだったのだろう……)

岡部(あの紙に気づくまでもなく、俺が紅莉栖に告白すれば万々歳)

岡部(あの紙に気づいてカップルになればそれも万歳)

岡部(あの紙に気づかず告白もしなければ……それはバッドエンドだ)

岡部「ゼェッ……ハアッ……ハッ……ハァッ……」

岡部(そして……未来クリスの経験においてはバッドエンドだったのだろう)

岡部(煮え切らない俺とフラストレーションの溜まった紅莉栖……衝突は免れん)

岡部(別れの日が来てもその状態は変わらなかった……っ)

岡部(お互い気持ちは同じだったというのに……どうしてこうっ……)


紅莉栖「…………」


岡部「! ……紅莉栖っ!」

ここからまゆしぃ☆大活躍か

紅莉栖「……!」

紅莉栖「おか……べ」

紅莉栖「本当に……来ちゃった……」

岡部「はぁっ!? ハァッ……おまえっ、おまえなぁっ、」

岡部「……やり口が汚いぞ!」

紅莉栖「き、汚いって何がよ。あの本に書いてあったんだからっ」

岡部「あんなの気づかんぞ普通っ……というかやっぱりラボで返事をくれれば済むものを!」

紅莉栖「アンタ気づいてるじゃない! ……あんな薄汚いラボで返事なんてしませんー!」 

岡部「薄汚いだとぅー!? 我が魂の住処だぞラボはぁっ!」

紅莉栖「あんなとこロマンの欠片もないじゃない! こっちの粋の計らいなんだから感謝してよね!」

岡部「だぁれが粋だキサマなどただのHENTAI少女ではないかっ!!」

紅莉栖「HENTAIはアンタでしょ!? 鳳凰院☆HENTAI☆凶真!!」

岡部「ふぐっ……ぬぬぬぬぬぬ」

紅莉栖「うぬぬぬぬぬぬぬぬ」

紅莉栖「…………」

岡部「…………」

紅莉栖「……アホらし」

岡部「……まったくだ」

紅莉栖「ぷふっ……即答しないでよ。普段からこうだから仕方ないのかもしれないけど」

岡部「お前……ずっと待ってたのか。ここで、何日も」

紅莉栖「まっさか。今日が最初よ」

紅莉栖「まぁでも……そうね。今日来てくれなかったら……ずっと待ってたかも」

岡部(今日が最初……か。未来クリスはそのタイミングで電話を……)

岡部「俺が気づけたのは、俺だけの力ではない。ラボメンたちや……」

岡部(とある『未来人』のおかげだ)

岡部「いや、うむ……本題に入ろう。返事は聞かせてもらえるんだろうな?」

紅莉栖「…………」

紅莉栖「……ええ、もちろん」


紅莉栖「ふふっ……」

紅莉栖「え……えいっ」


ギュゥッ


岡部「のわっわっ、紅莉栖……?」

紅莉栖「だいすき」

紅莉栖「おかべ……好きだよ」

岡部「っ……え」

紅莉栖「なに鳩がドクペ強噴射食らったみたいな顔してんのよ」

紅莉栖「すき、って言ったの」

紅莉栖「わ、私も岡部のことが好き。……待たせちゃってごめんね」

岡部「…………は」

岡部「ああ……そうだな」

紅莉栖「そうだなって何がよもうっ……ふふっ、アンタ緊張しすぎじゃない?」

紅莉栖「や、やめてよね。こっちまで……へんな気分に、なってくるじゃない……///」

ラブ度ではなくデレ度が重要だからな
人前で甘々になるくらいじゃ、1%越えは果たせまい

まゆしぃ「トゥットゥルー☆ルカくんは言いました
"NTR好きの被虐豚(マゾブタ)に神はいない"、と」

岡部(きたあああああああああああああああああ……ってダルか俺はああああああああああ)

岡部「し……仕方なかろうー……俺はっ……こういう、の初めてなんだっ……」

紅莉栖「どーてーだもんね?」

岡部「うるさいぞ処女っ」

紅莉栖「いいもん。そのうちしょっ……」

紅莉栖「処女じゃなくなるし……」

岡部「」

岡部「ぇ……うぇっ!?」

紅莉栖「ふふ……おかべぇー///」スリスリ

岡部「なんっ、今」

紅莉栖「うるさい聞くな。……なんか、なによこれ」

紅莉栖「おかべの匂いがする……///」

岡部「は、あ、走ってきたからっ……」

紅莉栖「うるさい。もっと、ぎゅってしなさいよ……///」

岡部「…………」

岡部(……未来クリスよ)

岡部(これ、もういったんじゃないか?)

「だがざんねん!
すくなくともあとじゅーねんは処女なのですっ」
って言ってやれ

岡部(いっただろ。これもういっただろう。まさかここまでうまく行くとは思わなかったぞ!)

岡部(今日のうちにカップルになれるとは……0.1%なんて堅実な目標を立てていたのが嘘のようだ)

岡部(なんか興奮してきたぞっ……リーディング・ジョシュタイナー! 応答せよリーディング・ジョシュタイナー!)

紅莉栖「……おかべ?」

岡部「っ……すまん、考えごとを」

紅莉栖「何よそれ。ひどいんじゃないの? か、彼女が目の前にいるのにっ///」

岡部「恥ずかしいなら言わねばよかろう……」

紅莉栖「うるさいっ。黙ってなさいよ」スリスリ

岡部「……す、すまん」

紅莉栖「空気読みなさいよ、バカ岡部」スリスリ

岡部「マ……マッドサイエンティストだからな。空気は読まないのだ」

紅莉栖「」グニッ

岡部「ふぬぅっ! ほっ、ほっへをふかふなぁっ!!」

紅莉栖「何言ってるかわからないー。ふふっ、なんかかわいいかも」

岡部「ひょっ、ひょひゅのふへひははひひはほっ!!」

紅莉栖「助手のくせに生意気? そんなことを言ったのはこの口かしらね~」グイイ

岡部(聞こえているではないかあっ)

スッ

岡部「っ、」

岡部(開放されっ……)

紅莉栖「そんな……生意気なこと言う口は……」

紅莉栖「ふさがないとね……そう、ふさがないとだめよ……」

岡部(まさか)

紅莉栖「そ、そうよね岡部っ!? ふさないとだめよねっ!?」

岡部「そっ……そうだな! ふさがないとだ!」

紅莉栖「そうよね……ふさがないとダメよね……///」

地獄メイドの登場かと思った。

紅莉栖「…………」

岡部「…………」

岡部(こ……れ、は)

紅莉栖「…………」

紅莉栖「……おかべぇ」

岡部(うぐっ……そんな甘ったるい声を出すなぁっ)

岡部「紅莉栖っ」

岡部「い……いいのか?」

紅莉栖「…………」

紅莉栖「いいも悪いも……」

紅莉栖「私には……最初からアンタしかいないんだから……///」

岡部「紅莉っ……」

紅莉栖「おかべぇっ……んぅっ!」

岡部「っ! ……」

紅莉栖「おかべぇっ……ちゅ、ちゅっ……すきっ……すきぃ」

岡部「ああ……俺も」

紅莉栖「すきなのっ……すきぃ、ちゅぅっ、だいすきっ……」

岡部「俺もだ、紅莉栖……好きだ」

紅莉栖「すきっ、ちゅむっ、すきっ、おかべっ、おかべすきぃっ……」

紅莉栖「ちゅうっ……好きすぎて、おかしくなりそう……んっ、おかべぇ、ちゅぱっ」

岡部「……紅莉栖」

紅莉栖「ちゅっ、ん、んぅっ……っ……ふふ……だいすき岡部」

岡部「お、俺もだ」

紅莉栖「そんなに何度も言わなくてもいいのよ?」

岡部「こっちの台詞だそれは」

紅莉栖「ふふっ……すきっ、すーきっ」スリスリ

岡部「俺も、だ」

紅莉栖「私のほうが好きだもん」スリスリ

岡部「そうか? 俺もなかなかだぞ?」

死にたくなってきた。

……すまん、今日は弱音を吐きたくなる昼下がりだな。続き書くわ。

紅莉栖「いーや。ぜっっっったい私のほうが好きよ」

岡部「ハハ……わかった。じゃあそれでいい」

紅莉栖「なによっ、もうちょっと食い下がりなさいよぅ……ばか岡部」

紅莉栖「ばか岡部……あほ岡部……」

岡部「ふむ、なら別れるか?」

紅莉栖「…………やだ。すき」

岡部「っ」

岡部(――……あぶない、変な声が出そうになったぞ! 未来クリスで耐性つけといてよかったっ……)

紅莉栖「おかべ……もういっかい、その」

紅莉栖「キス……ちゅー、しよ?」

岡部「ああ、わかっ……んむっ!」

紅莉栖「ちゅっ、ちゅるっ、ちゅうっ……ずっと、こうしたかったんだからっ……ちゅぱっ」

HENTAIスイーツ(笑)処女だからなwww

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    ヽ :: \  '、 ミ         / 、 ゙l:::       ゙ll ゙ll:',ヽ  ゙' 、, ゙{  jl,,,,/,z'ノノ/∧´・ω・)  ',.:.:.:.>.:.:.:_,,=-'ゝ、.:.:.:',ニ)_`i´.:_ノ、_)ー'/   /,r'.:.:.,,/.:)
     ヽ :::  ミ  '、 ミ        |:::  ヾ:::::       ゙ll ゙l|l::::゙、  {  |`"´  ,r=‐'"ノ /ノ >‐个Y´`ー=-‐'゙      `ヽ i、ヽ_ノ´.:.:.`ii´.:.:.ノ リ     j'.:./:/.:ノ
     ヽ:::::              リl|l|:::  ',         ゙ll: |::::::゙、人|; / , r='´ー-=',,_lゝ `ー‐',=-、{ {o ゚ ..,(⌒) 。゚ } ',ヽヽ_)ー-‐< }ー'ノ ,' /`ヽ、/,,;''/
      ゙l ゙ミ          /:l. :レ'::} ',         ノ、;;;;;;;ヽ l|/ヽ//´ ̄  / `ー-=x'´   ヽ' , o  `゙´。 o../ .}、 \}、_ノノ_ノi,/八`ヽ、 .`<
       |`-、ミ        /:::::::|   } |:::......    ,,、 '",、、゙゙''ー''´  ',Y    /      ヾ   ノゝ, ゚ _,r/.lヽ='../\\l.:.:.:.`.:´.:/_lr='´"`ヽ\ ヽ
       |゙、::::`' 、,_    _/:::::::/   :} /::::::::::::,,、-''" {○ ゙ll`' 、 ゙l|:  | `tチ"´`ヽ,,     ,ノゝ=='/ { `r/.// ノ7/_ ノハ `ー-=-‐' リ/,r/:.:.ノー='"
       | `'' 、:::::::::: ̄ ̄:::::::::::::/ :::   /:,、-''"   /  ヽ ゙ll ゙'、,,,,,、リ='´   /、 てー='<´_,,,,)、,,ノ、 >、..`ー‐'",/´" /l/`Y`ー=‐'´/l、ゝ'_//´
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岡部「なら……やはりラボで返事をくれれば、よかったではないか……」

紅莉栖「そうじゃないっ……もっと、ずっと前からよぅ……ばか岡部っ、ちゅっ、ちゅむっ」

紅莉栖「ちゃんと……せ、責任、とりなさいよね……っ///」

岡部「……ふんぐっ!」

岡部(出てしまった)

紅莉栖「おかべっ……キス、もっとぉ……」

岡部「ああ……紅莉栖、好き」


0. 000056


岡部「―――だ……っ」

岡部「がっ、あ、あ……」

紅莉栖「おかべ……岡部っ、岡部!?」

岡部「あ、あ……あ……あ…………」

岡部(あ……)

岡部(あっれえええええええええええええええええええええええええええ!!??)

5万分の1だと?

岡部(低っ!! 低い!!! あれ? あれ? おかしいぞ? おかしいぞっ!?)

岡部(リーディング・ジョシュタイナーが……おかしくなったのか?)

岡部(いや、いやいや未来クリスを信じたい……ところではあるがしかし、だがっ)

紅莉栖「岡部……やっぱり今日、調子よくないのよね? ……そうだ、そうだわ、それに」

紅莉栖「だって私が、無理させちゃったんだもんね…………おかべぇ」

岡部「フ、フハッ、らしくないぞ助手よ。俺は大丈夫だ。大したことはない。お前はもっと小生意気に笑っていればいい」

紅莉栖「ほんと? 無理しないでよね?」スリスリ

岡部「ああ。それに、これでカップルが終わりというわけではないのだ。今日のところは送っていこう」

紅莉栖「ふぇっ!?」

岡部「ん?」

紅莉栖「わ……私の、ホテルに、く……くるの?///」

岡部(なぜわざわざそういう言い方をするのだっっっ!!)

岡部「送るだけだ。妙な想像をするな、HENTAI処女めが」

紅莉栖「し、してないっ!」

岡部「そんな気概があったらこちとら童貞はやっていない。ほら行くぞ」

あ…2万か

紅莉栖「……いい」

岡部「は?」

紅莉栖「岡部……具合悪いみたいだし、大丈夫、私一人で帰れるから」

岡部「おお……そうか。すまないな。では俺もラボに帰って休むとしよう」

紅莉栖「おかべ」

岡部「ん?」

チュッ

岡部「…………な」

紅莉栖「~~~~//////」

紅莉栖「す、好きだからねっ、お、おやすみっ」

岡部「……あ、ああ……おやしゅみ…………」

タッタッタッ…

岡部「…………」

岡部(寝れないだろこれ……)

――――――――――――――

――――――――――

―――

ブゥーーーーーーーン


岡部「…………」

岡部(案の定一睡もできませんでした本当にありがとうございました)

岡部(これが恋の病というやつか。目を閉じると紅莉栖のあの上目遣いが浮かんできてしまう……)

岡部(俺もすっかり俗物に成り下がったな……だが、嫌いじゃない)

岡部「……はふぅ……紅莉栖……ぬおー」

ブゥーーーーーーーン

岡部「はい、もしもし?」

未来クリス『ちゃ・く・しょう! ちゃ・く・しょう!』

岡部「」ピッ

岡部(断じてこっちの紅莉栖ではない……俺が惚れたのは)

岡部「もしもし」

未来クリス『グッモーニンだぁ~~りぃぃ~~~ん/// 今日も朝からつれないのねっ」

岡部「ぬおー……耳元で騒ぐなキャンキャンと」

未来クリス『でもいいのよ……時には甘えたって。おねえさんがやさし~く甘やかしてあげるよ?///」

未来クリス『とろっとろの……あまっあまに……ね?』

岡部「どわぁぁぁっだからささやくように言うなぁああああっ!!」

未来クリス『ふふっ……おかべぇ』

岡部「未来クリスに変化はない……やはりあの数値は本物なのか?)

岡部「まったく。朝っぱらから『着床コール』をかましてくるお前が末おそろし……いやもう三十路手前か」

未来クリス『……はぁ』

岡部「え、あ、いや……」

岡部(じ、地雷を踏んだか?)

未来クリス『女性に年のことを言うなんてアンタ何? バカなの? 死ぬの?』

岡部「う……す、すまなかった」

未来クリス『もっと女性を繊細に扱いなさいよ。そんなだからこっちだって苦労させられるのよ』

岡部「わ、悪かったよ……さすがに無神経だった」

未来クリス『ホントアンタってつくづくそういう奴よね……信じらんない。がっかりだわ』

岡部「……す、すまん…………クリス」

未来クリス『…………』

岡部「ク、クリス?」

未来クリス『…………』

未来クリス『………ぃぃ……』

未来クリス『かわいいよぉおおお~~~~おかべぇええ~~~~~~~~/////////』

岡部「」

未来クリス『ごめんね? いじめちゃってごめんね? でも岡部がかわいいからいけないのよ?』

未来クリス『岡部が……『う……すまなかった』って……もうたまんないよぉ~~~~~///』

岡部「」

未来クリス『あぁん、もうどうしてそんな女心をくすぐる声出すの? だからついいじめたくちゃうのよぅ』

未来クリス『そう、岡部がいけないのよ。そんな甘えるような声だして……かわいすぎて死んじゃうわよ』

未来クリス『はぁっ……岡部のかわいい声聞くだけで……頭がぽーっとして、胸がキュンキュンして……』

未来クリス『涙目になった岡部を膝枕で優しく慰めてあげながらちゅっちゅしたいよぉ~~~///』

未来クリス『…………はっ! そういえば昨日はどうだったの? ちゅっちゅした?』

岡部「……した」

未来クリス『しっ、したの!? カップルになれたの!?』

岡部「なれたが……まったく予想外の出来事が起きた」

未来クリス『え?』

岡部「リーディング・ジョシュタイナーがっ……デレ度が0. 000044%しか上がっていないのだ!」

岡部「これはどういうことなのだ未来クリスティーナよ! 俺はしくじったのか!?」

未来クリス『…………』

岡部「おい。クリス、ティーナ……まさかっ」

未来クリス『逆じゃないかしら?』

岡部「な、なぬ?」

未来クリス『……そうね。私も説明不足だったわ。ごめんなさい……けどこっちも慣れてないし勘弁してよね』

岡部「どういう……ことだ?」

未来クリス『岡部は根本的な勘違いをしてる』 

岡部「こんぽん!?」

未来クリス『いわゆる好感度とデレ度は違う。似て非なるものよ』

未来クリス『好感度は文字通り相手に対する好感の度合い……だけどデレ度はその好感を』

未来クリス『どれだけ明け透けに相手に好感をぶつけているかの度合い。態度や、言葉でね』

岡部「つまり……極端に言えば好感度はMAXだが……」

未来クリス『デレ度は0、あるいはそれに近い数値……ということもありえるわね」

岡部「待て……待て……うわぁは……鳥肌が立ってきたぞ……」

岡部「つまり今の仮定を今の紅莉栖に当てはめるとだな……」

未来クリス『な、なにをハメるって!?』

岡部「黙れ、いいか……俺はやはり、お前の言うようにとんでもない思い違いをしていたようだぞ」

岡部「デレ度1%越え……楽なミッションではないと思っていた。確かにそれは事実だ」

岡部「だが、重要なのはそこではなくて」

岡部「昨夜の……あのデレっぷり。あのデレっぷりがたったの0. 000056%だと?」

岡部「それはつまり……牧瀬紅莉栖という女は俺に対して」

岡部「超ウルトラCドレッドノート級にヘァンパないデレっぷりを秘めているということでは?」

未来クリス『…………』

岡部「…………」

未来クリス『そうね』

岡部「ぬわーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」

オカリンもデレなきゃいかんのだろうな
相乗効果でデレデレデレデレ…
いつかは1%の壁を…

まゆりやルカ子の精神が大変なことになりそうだが。

未来クリスのあけすけな下トークはデレ度いくらくらいなのだ

岡部「待て……待て待て待て待てぇっ……あのっ、あの昨夜のっ、あれでも俺は限界だったんだぞ!」

未来クリス『そうなの?』

岡部「ああ……顔からブレストファイアが出そうなくらいで死にそうだった……だがあの時はっ」

岡部「あの時はもうてっきり1%を超えていたと思っていたんだっ……なのにあれ以上だとっ、人外の境地だろ!」

岡部「お……おおうぐぅっ、想像しただけで胸焼けがしそうだぁあああっ……!!」

未来クリス『がんばってねー』

岡部「無理! ムリムリムリムリ! 死ぬだろもはや! 助手のデレに滅殺されるだろもう!!」

岡部「俺はこれ以上は望んじゃいないぞ! これ以上はもうバカップルってレベルじゃないぞ!」

岡部「そのうえお前まで相手にするとなるとっ……」

未来クリス『私はしばらくドロンするわ』

岡部「へ……?」

未来クリス『そろそろ十年前の私が来る時間でしょ?』

岡部「あ……」

紅莉栖「はろー」ガチャ

岡部「ああ……」

すんまそ。しばらく書きためてきます
残りレス数的にもわりと一気に投下していかないとやばいと思った
このスレで終わらなかったらどうしよう。ホント遅くて申し訳ない

孤独の執筆者してくる


保守

保守

原作の入浴シーンの助手は胸を偽装してるよね

>>682
してないと思う
彼女はDカップあるんじゃない?

岡部「もしもし……もしもしっ……クソぅっ、切れてる」

岡部(本当に1%を超えねばならないのか……恨むぞ未来クリスっ!)

紅莉栖「…………」

岡部(覚悟を決めろということか……いいだろう、この狂気のマッドサイエンティストが相手をしてやるっ!)

岡部「く、クリスティーナよ。今日も定時どおりだな……フハッ、フハッ、昨晩はぐっすり寝れたのか?」

紅莉栖「…………」

岡部「紅莉栖?」


0. 000246 ――ドクンッ


岡部「え?」

うお
いきなり10倍デレか

紅莉栖「…………」

0. 000698 ――ドクンッ

0. 001249 ――ドクンッ

ドクンッ

岡部(え……な、んで……なんでだよ……お、俺は何もしてない、何もしていないぞっ!?)

0. 003435

岡部(ま、まだ上がるというのか!? 異常だ……なんでっ、なんで!)

岡部(コイツの身にいったい何が起きて……)

0. 007938

紅莉栖「…………」

岡部「ま、さか……」

0. 012983 ――ドクンッ

岡部「デレ度の、自己修練……だと?」

岡部(ひ……ひぃいいい……もはや俺が何をしなくても、コイツは今この場で成長していくのかっ……)

岡部(昨日までのコイツとは……デレ度が大人しかった紅莉栖とはもう違うっ)

岡部(カップルになった途端……リミッターが外れたように……っ)

0. 045466

岡部(ば、化け物か……)

紅莉栖「おかべぇ……」

岡部「なっ、なんだかなぁ~~~クリッティーナ!?」

岡部(緊張しすぎだろぉっ! デレ度が上がろうと助手は助手ではないか! 平常心だぞ岡部倫太郎ぅ!!)

紅莉栖「はぅ……おかべ……おかべだぁっ……」

紅莉栖「すごく……さみしかった」ギュウウッ

岡部「あ、ああーっ、俺もだぞ紅莉栖……って」

チュッ

岡部「な」

紅莉栖「えへへ……おはようのちゅー……///」


岡部「」

インフレktkr

紅莉栖「こ、これからは『おはようのちゅー』を義務づけるからねっ。絶対にしないとダメなんだから」

岡部「ああ……そうだな……」

紅莉栖「あ、あと……『ただいまのちゅー』と『ばいばいのちゅー』もよ?」

岡部「ああ……いや、それはっ」

紅莉栖「だめ……? だめなの? だって……好きなんだもん。大好きなんだもん。岡部とちゅーしたいよ」ウルウル

岡部(その上目遣いをやめんかぁあっ)

岡部「あ、あんまりキスをするとだなっ、そうだ、か、価値が薄れていくのではないかーっ!?」

紅莉栖「……うん、わかった。岡部が言うならそうする……」

岡部「そ、そうか……」

岡部「よかっ、んむぅ!!?」

紅莉栖「だから今、いっぱいするね……んっ、おかべぇっ……おかべっ、すきぃ///」

岡部「ぉふっ、俺も好きだぞクリスティーナァーっ!」

紅莉栖「私もすきぃ……だいすき……ちゅっ、ちゅる……ね、岡部も、私にしてほしいことがあったら何でも言ってね……」

紅莉栖「わ、私は岡部だけのものなんだから///」

岡部(助けてくれ……誰か……デレ殺される前に……)

紅莉栖「えへへ。ずっとちゅーしてたいな……岡部と恋人どうしになれたらしたいこと、いっぱい考えてたのよ?」

岡部「そうか……それはすごいことだ……なぁあああふっ!!」

紅莉栖「ちゅっ、ちゅぱっ……ふふ、岡部首すじ弱いんだ? じゃあいっぱいちゅぱちゅぱしてあげる……ふふっ///」

岡部「いやっ……待てぇ……そ、そこはダメだろひゃあぁふ!」

紅莉栖「やだ……そんな声出さないで……我慢できなくなっちゃうよ……かわいいぃ……」

岡部「ふぁっ、だっ、だったらそれ、やめればいいのではないかぁー!?」

紅莉栖「だぁめ、やめてあげない。ちゅぅっ、ちゅぱ……岡部がとけちゃうまでちゅーしちゃうから。ちゅむっ」

岡部「もっ、もうっ、もう溶けてる! もう溶けてるから紅莉栖さん、いや紅莉栖さま!」

紅莉栖「うぅん、全然よ? ちゅるっ、ふやけるまでちゅーしてあげるからね……いい子だからがまんしようねー? ふふっ///」

紅莉栖「岡部の首……しょっぱいね……ちゅっ、ちゅぱ……汗の味がする。おいし……」

岡部「おいしくないだろおいしくないのでは!? くっ、紅莉栖ぅ、首はっ、首は勘弁してくれぇっ!」

紅莉栖「じゃあ耳は? ちゅぅっ……耳の穴の中……」

岡部「ふぁあああっ! んっんぅうううう……そこもだべだぁっ……」

紅莉栖「鼻……ちゅっ、ちゅ……まぶたも……ふふ、岡部すきよ……ぜんぶにちゅーしちゃうんだから///」


ダル「ふぃいいいいい……外あっつぃいお、何なんこの殺人的なあつ……さ……」

ダルは未来の嫁と出会ってるのか?

ダル「…………」

岡部「…………」

紅莉栖「…………」

ダル「オカリン何してたん……牧瀬氏も」

岡部「い、いやーこ、今度社交ダンスの大会に出ようと思ってな! フ、フハッ、助手よ練習は終わりだ配置に戻れぇっ!」

紅莉栖「そ、そーねっ……あぁ暑っつい、練習きびしくてー……うふふふふふっ」

岡部(む……これは)

ダル「……オカリン?」ヒソヒソ

岡部「あーいや、その……なんだ」

岡部「お、お前たちのおかげだっ……感謝している」ヒソヒソ

ダル「ああ……マジでそういうこと……ああそう……そうなん……クソ、壁殴っちまった……」

岡部「なんというか……殴るなとは言わんが、ほどほどにしてくれ。Mr.ブラウンに怒鳴られてしまう」

ダル「えぇ~別に怒鳴られればいいんじゃね別にぃ。怒鳴られても牧瀬氏がなぐさめてくれんじゃね、リア充は爆死しろ~」

岡部「いやっ……ダル……おい……」

紅莉栖「ちょっと橋田ぁっ!!??」

岡部「な」

ダル「に……え、ぼ、僕?」

紅莉栖「聞いてたわよ……アンタねぇ、私のことを悪く言うのはいいけど、岡部のことを悪く言うのは許さないんだからねっ!」

ダル「ひぇっ……あ、は、はいぃ」

紅莉栖「岡部は私の大事な……」

紅莉栖「大好きな、彼氏なんだからっっ!///」

ダル「…………」

岡部「…………」

ダル「しょ……正直すまんかった……に、似合ってると思うお」

紅莉栖「え? や、やだっ///……何言ってんのよ橋田ったら、似合ってるなんて、そりゃ、大好きだもんおかべのこと……///」

岡部「ぐふっ」

ダル「……オカリン、これ体力持つん? うすうす感づいてはいたけど、牧瀬氏のデレが超次元の件について」

岡部「言うな……胃がもたれる……」

まゆり「トゥットゥルー! すごいね~外はすごい暑さだよ~~………?」

まゆり「みんなどうしたの~? なんだかクリスちゃん以外ぐったりしてるよ~?」

岡部「……というわけだ」

まゆり「ほんとにー!? えっへへ~よかったねオカリン! クリスちゃんと恋人どうしになれて~」

紅莉栖「まゆり……私たちのこと祝福してくれるのね……なんていい子なの、どこかの誰かとは違って」ギロリ

ダル「うひぃっ、オ、オカリン、ラボメンたちのことも忘れないでください」

岡部「む、むろんだ。……おい紅莉栖、あんまり言ってやるなよ。ダルは俺の親友でもあるのだからな」

紅莉栖「……ご、ごめんなさい……岡部がそう言うなら……///」

ダル「壁殴り代行きてくれぇええええ!」

まゆり「クリスちゃんはオカリンとらぶらぶなんだねぇ~。まゆしぃまでうれしくなってきちゃうよ~」

紅莉栖「や、やだっ……らぶらぶっていうか……でも、岡部のことは好きよ……うん、大好き……」

まゆり「どれくらい~?」

紅莉栖「う、宇宙一くらいかな///」

まゆり「だって~~オカリン……オカリン?」

岡部「…………」

岡部(俺一人に対するデレと……周囲に人がいるときではかなり落差があるな)

岡部(うぐ……何かの予兆としか思えん……間接的にフラグが立っている……)

まゆり「あっ、そうだ! ジューシーからあげナンバーワンを買ってきてたんだった~忘れてたよ~」

岡部「む……そういえば俺もメシがまだだったな」

紅莉栖「あっ、岡部。二人で買いに行かない? 私も朝ごはんまだなのよ」

岡部「そうか……では、買いにいくか?」

紅莉栖「う、うん///」

ダル「行ってら~。もうそのままハネムーンに行っちまえよチクショウ」

まゆり「行ってらっしゃい~」

バタン

岡部「…………」

岡部「ふぅ……」

岡部「どうなることかと思ったが……二人が歓迎してくれてよかったな。いい仲間を持ったものだ」

岡部「……紅莉栖?」

0. 063489

岡部(こぉっ……これはっ……)

岡部(カップル公認によるデレ度上昇かぁああっ、せ、先手を打たねばぁあっ!!)

岡部「さ、さあさあーっ! コンビニでも行こうではないかコンビニ! コンビニはいいぞぉ~何せいろいろ便利なものが」

紅莉栖「おかべぇっ」ギュゥウウウウ

岡部(先手オワタ)

紅莉栖「おかべっ……おかべぇっ……私だめぇ、我慢できない……岡部とずっとぎゅってしてたいよ……」ムギュッ

岡部「は、早く買ってこないと二人が待っているぅ紅莉栖!」

紅莉栖「ちょ、ちょっとだけ! ちょっとだけだから! おかべぇ……お願い」スリスリ

岡部「……くぅ」

紅莉栖「おかべ……」ウルウル スリスリ 

岡部「……わ、わかった。ちょっとだけだぞ! ちょっとだんむぅうっ!」

紅莉栖「ちゅっ、ちゅぷぅっ、ちゅううっ……はぅっ、おかべぇ……好きなの岡部……」

岡部「知っている……紅莉栖っ、俺も……、んぅっ……」

紅莉栖「大好き……あぁ、おかべのにおいがするよぅ……ちゅるぅっ」

岡部「だからっ首筋はぁあっ! ううっ! んくぅんっ! 紅莉栖ぅっ……」

紅莉栖「ふふっ、岡部……ホントここ弱いね……もっとかわいい声出していいよ……耳も、ちゅぷん、ちゅるるっ」

岡部「くっ……うぅうっ!」

>>763
死ね

>>764
空気悪くすんな黙れ

岡部「…………」

紅莉栖「……おかべ、おかべぇ……」スリスリ

岡部「……おさまったか?」

紅莉栖「も……もうちょっと。ごめんね岡部……」

岡部「いや、謝ることはないぞ。か、彼氏なのだからな」

紅莉栖「うん……そっか、そうだよね……岡部が、彼氏……///」

紅莉栖「じゃ……じゃあ、もうちょっと強くぎゅってして……///」スリスリ

岡部「こうか?」ギューッ

紅莉栖「ふぁっ……/// う、うん。これ、すごいっ……あぁ、おかべっ、おかべっ///」

岡部「おさまったか?」

紅莉栖「あ、あの……ね。……ぎゅってしながら、なでなでもしてくれるとうれしいかも……」

岡部「む……こうか?」ナデナデ

紅莉栖「ふわぁっ……そ、そうっ……岡部ぇ……はぅう、好きだよぉおかべぇ……///」スリスリ

岡部「も……もうおさまっただろ?」

紅莉栖「岡部……ちゅ……ちゅーしたい……」

ペシッ

紅莉栖「あいたっ……」

岡部「い、いい加減メシを買いに行くぞ! 長すぎては二人に怪しまれるだろっ!」

紅莉栖「ご、ごめんなさいっ。あぁんでもっ……さ、最後! 最後に一回だけ!」

紅莉栖「な……なでなでしながらぎゅーってして……ちゅーしてほしいの……///」

岡部「…………」

紅莉栖「おねがい……」ウルウル

岡部「それで最後だな? 本当に最後なのだな?」

紅莉栖「うん……最後」

岡部(クソぉっ……なぜそんなさびしそうな顔をするのだっ……)

岡部「こうか?」ナデナデ ギューッ

紅莉栖「ふぁんっ……はぅうう……すごい、しあわせぇっ/// ……あ、あとそれで、」

岡部「こうだろっ……んっ!」

紅莉栖「んむぅっ!? ……ひゃふっ、おかっ、し、舌……入れてっ……あむぅっ!?」

岡部(こうかこうかこれでいいのだろっ!)

バタン

紅莉栖「…………」

岡部「た……ただいま」

ダル「…………」

まゆり「おかえり~、遅かったね~大丈夫だった?」

ダル「……コンビニに行ったはずの友人がキスマークだらけで帰ってきた件について」
 
岡部「ぬぐううっ!!」

紅莉栖「…………」ポーッ

まゆり「? クリスちゃん大丈夫~? なんだかぼうっとしちゃっているのです」

岡部「あ……ああ大丈夫だっ、な、なぁ紅莉栖……」

紅莉栖「…………」

紅莉栖「……はぅ///」

まゆり「はう?」

岡部(ダメだコイツ……早く何とかしないとっ……!)

ダル「まさかマジでハネムーン行ってくるとは……バカップル乙!」

カタカタ…カタカタッ…ターン!

ペラ……ペラ……

ダル「…………」カタカタ

まゆり「…………」ペラッ

紅莉栖「…………」ポーッ

岡部「…………」

ダル「…………」

まゆり「…………」

まゆり「……あ、ダルくーん、これ見て~」

ダル「んー……なになに」

ダル「むおおおっ!! これはブラチューのセドナコスでないですかお! このレイヤーたんかわゆすなぁ」ハァハァ

まゆり「ほんとだね~かわいいよ~……コミマ楽しかったなぁ……また新しいコス作りの日々が始まるのです」

ダル「大好評だったじゃんまゆ氏のコス。僕も何枚か恩恵にあずからせてもらったのだぜ」

クイクイ

岡部「……?」

紅莉栖「…………」

岡部「紅莉栖? どうした……?」

まゆり「そう言ってくれるとうれしいな~。ダルくんいっぱい写真とってたもんね。よおし、次のコミマも頑張っちゃうのです!」

ダル「ブラチュー三期決まったからまた盛り上がりそうだお、薄い本もたくさん……胸が熱くなるな」

紅莉栖「…………」

岡部「……紅莉栖?」

紅莉栖「………たぃ」

岡部「へ?」

紅莉栖「キスしたい……岡部ぇ…」

岡部「」

ダル「なぁなぁオカリンも見てみろよこれっ、うっひょー何なんこのコス、犯罪的な露出度だろ常考!」

岡部「うぇっ? ……い、いやっ! ちょっと待て! 今はっ……」

ダル「ああ、牧瀬氏と話してるん? 言わせんな恥ずかしいってことですねわかります」

岡部「っ……そ、そういうことだっ、フハハーハハーハー……」

紅莉栖「おかべっ……んー……」

岡部「ってどさくさにまぎれて何をやっているのだお前はぁっ」ヒソヒソ

紅莉栖「お……おかべの顔を見てたら、我慢できなくなっちゃったんだもん……」

岡部「我慢しろよっ、そこは我慢しておけよっ」ヒソヒソ

紅莉栖「岡部がっ……岡部がかっこいいのがいけないのよ……ねぇ、んーっ……」

岡部「こらこらどう考えても今は無理だろ自重しろっ」ヒソヒソ

紅莉栖「お、奥にいけば大丈夫だと思う……ね、奥いこ? ね?」クイクイ

岡部「紅莉栖っ……」

まゆり「オカリーン? どうしたの~? オカリンもこっちに見においでよ~」

ダル「ちょっ、まゆ氏今はっ……」

紅莉栖「おかべぇっ……」

0. 123578

まゆり「んー?」

岡部「…………っ」


ガタッ!!

まゆり「ふわわっ……オカリン?」

ダル「え、オカリン……どうしたん?」

紅莉栖「おか、べ……?」

岡部「…………いや」

岡部「何か見せてくれるのだろう? 誰のコスだ?」

まゆり「あ、うんーそうそう。この雑誌のねぇ~……」

ダル「ちょ……オカリン牧瀬氏はいいん?」

紅莉栖「…………」

岡部「……ああ」

ダル「そ……そうなん……?」

岡部「大丈夫だ。話は終わったからな。そんなに気を使わなくてもいいぞ」

まゆり「じゃあオカリンはこっちね~」

岡部「あ、ああ……」

紅莉栖「…………」

紅莉栖「……おか、べ……」

――――――――――――――

――――――――――

―――

まゆり「ばいばいオカリン、また明日~」

ダル「お邪魔虫は退散だお。牧瀬氏によろしくー」

岡部「ああ……また明日な。気をつけて帰れよ」


バタン


岡部「…………」

岡部(ふぅ……さて……)

岡部(…………話すしかないな)

紅莉栖「…………」

岡部「紅莉栖……その、」

岡部「……すまん」

紅莉栖「っ」

紅莉栖「どうして……どうして岡部が謝るの……?」

岡部「いや……もう少しやりようがあったはずだ……お前を傷つけるような形になってしまった」

岡部「すまん」

紅莉栖「…………」

岡部「別に、その……お前になつかれるのがイヤというわけではないのだ」

岡部「ただ……お前にも、悪いところがなかったわけではなかろう」

紅莉栖「…………」

岡部「お互い、反省をして……」

紅莉栖「やさしいね岡部は……」

岡部「っ」

紅莉栖「悪いのは私だよ……ごめんね……迷惑かけちゃったよね」

岡部「いや、迷惑などとはっ」

紅莉栖「ううん、いいの」

岡部「紅莉栖! 俺はっ……」

紅莉栖「迷惑……かけたよ。いっぱい、自分勝手なことして……わがままを言っちゃった」

岡部「紅莉、栖?」

紅莉栖「岡部を……岡部に……いっぱい、迷惑をっ……」

岡部「…………」

岡部(何だ、この不安定さは……)

紅莉栖「岡部にっ……岡部にっ……」

岡部(こんな、ここまで責めるつもりではっ……ここまで気に病む必要などっ」

紅莉栖「…………帰るね」

岡部「は?」

紅莉栖「今日は……帰る。また明日ね」

岡部「っ……紅莉栖! おいっ! ちょっと」



バタン


岡部「待てよ……」

岡部「……………」

岡部「……クソっ、……なんで」

――――――――――――――

――――――――――

―――

岡部(どうなってるんだ……これは……どうしてこんなことに)

岡部(いや……どうする。どうする……どうすれば)

岡部(メールか? 追いかけるか? だが何と声をかければっ……)

岡部「……クソ! クソォっ!!」

岡部「俺はっ……まだ、こんな……性根のヘタれたっ……」

――――――――――――――

――――――――――

―――

岡部「…………」


ブゥーーーーーーーン


岡部「………」

岡部「……もしもし」

岡部「…………」

岡部「おい、誰だ?」

未来クリス『…………はろー』

岡部「おまっ……クリス!? というか、お前しばらく電話してこないとか言ってなかったか!?」

未来クリス『言ったかも』

岡部「かもではない、言っていたぞ! まあいい、どうした?」

未来クリス『……今、大丈夫なの?』

岡部「……っ」

岡部「いや……」

岡部「実はそんなに大丈夫ではないのだが……大丈夫なことにしておこう。で、何の用だ?」

未来クリス『…………』

岡部「おい……だからといって時間があるわけではないのだ、用があるなら早く」

未来クリス『いいの? 用を言っても』

岡部「はぁ? 変な奴だな……まあ、お前も今の紅莉栖と同じく、大切な仲間だからな」

岡部「話は聞いてやらんでもないぞ?」

未来クリス『…………っ』

岡部「さぁ、さっさと……」

未来クリス『ごめんねっ……』

岡部「え?」

未来クリス『ごめんなさいっ……ごめんなさいっ……やっぱり、こんなことするんじゃなかったっ……」

未来クリス『していいはずがなかったのよっ……!』

岡部「待て……何の話をしているのだ? 俺にはさっぱり……」

未来クリス『作戦は失敗。……失敗だから」

岡部「なっ」

未来クリス『もう……自由よ、岡部は。デレ度とか、リーディング・ジョシュタイナーとか、気にしなくていいの』

岡部「何を言っている! クリス! 俺が今までどれだけっ」

未来クリス『だからっ! 今までさんざん、迷惑かけちゃったからっ……!』

岡部「っ!!」

岡部「お前……それ」

未来クリス『迷惑……かけちゃったでしょ……? 私が振り回しちゃったせいで……私がっ、こんなことしたからっ…』

未来クリス『こんな……『未来からやって来たクリス』だなんてっ……フザけたマネをしたからっ……!』


岡部「クリス……まさか」

岡部「まさかっ……お前」

未来クリス『…………――



岡部「紅莉栖……なのか?」



――紅莉栖『…………』

岡部「…………」

紅莉栖『…………』

紅莉栖『……そうよ。ウソ。全部ウソよ』

岡部「な……」

紅莉栖『十年後の私も……リーディング・ジョシュタイナーも……未来からの電話も……全部ウソ』

紅莉栖『全部私の演技よ……ずっと岡部をだましていたの』

岡部「…………」

紅莉栖『ひどい女でしょ? なんかあれよね……夢オチの映画を見させられた気分でしょ?』

紅莉栖『それでも岡部は……ずっと信じてくれてたのにね……っ」

岡部「お前、今どこにいる?」

紅莉栖『っ、何? 何なのよ!』

紅莉栖『来ないで……来ないでよっ! これ以上私に優しくしないでよ岡部ぇっ!』

岡部「うるさいぞ処女。周りに聞こえるのではないか?」 

紅莉栖『なぁっ……!』

紅莉栖『ア、アンタねえっ……こういう時にそういうこと言うんだ!?』

紅莉栖『そりゃ私だって悪いと思ってるけどっ……岡部の無神経さもたいがいよね!?』

紅莉栖『私があの電話をしなかったらっ、ど、どうせ告白してくれなかったくせにっ!』

紅莉栖『私がどうして滞在を延長したのか、気づいてなかったくせにっ!!』

岡部「だぁからキャンキャンうるさいのだ処女めが。この処女が。ア・ラ・サー処女めがぁっ!」

紅莉栖『なっっ……アンタだって童貞のくせに! この童貞! ヘタレ童貞!!』

岡部「ヘタレではない。お前こそひねくれきった手段を取ってからに……性根がネジくれているのだなきっと」

紅莉栖『ネジくれてなんかない! アンタに言われたくない! 厨二病こじらせたマッド・サイエンティストが!」

岡部「周りに聞こえると言っているだろうが……鈍感処女めが」

紅莉栖『うるさいわよ鈍感童貞! ……って』


クイッ


紅莉栖「っひゃあっ……そこつかむなぁっ――……!?」

紅莉栖「なっ……あっ……」


岡部「やはりこの公園にいたか。……鈍感処女めが」

紅莉栖「なっ……あっ……どっ……どう、してっ……」

岡部「なに鳩がドクペ強噴射食らったみたいな顔しているのだ。あれだけ叫んでいれば気づくに決まっているだろう」

岡部「公園にいることはわかっていたしな」

紅莉栖「っ! ~~~~~~//////」

岡部「まあ……ほかにもいろいろとわかったぞ。お前の浅知恵は全てっ、この鳳凰院凶真がお見通しなのだぁっ!!」

岡部「フゥーーーーーーッハッハッハッハッハァッ!!」

紅莉栖「……浅知恵って」

岡部「フゥン、しかしさすがの天才少女だ。なるほどお前のVR技術があれば……」

岡部「適当な時間に……適当な視覚情報を流すよう……俺の脳に指令を送ることも簡単だったはずだろう」

岡部「あの最初の電話のギミックだけは真実で……会話の内容は全てウソ」

岡部「リーディング・ジョシュタイナーか……上手いこと設定を考えつくものだ。素質があるのではないか?」

紅莉栖「……皮肉のつもり?」

岡部「そしてその目的は……俺に助手へ積極的にアプローチ……ひいては告白するよう仕向けるため、というわけか」

岡部「何ともまあ遠回りでひねくれきったやり口だ……フフッ、嫌いではないがな」

紅莉栖「……んでよ……」

岡部「あぁん?」

紅莉栖「何でよ……どうして怒らないのよ……っ、そこまでわかっててどうしてっ……!!」

紅莉栖「こんな……岡部に迎えにきてもらってまで……悪態をつくようなひどい女なのよ?」

紅莉栖「岡部に振り向いてほしいからって……さんざんアンタを振り回してきたっ、ひどい女なのよ!?」

岡部「…………」

紅莉栖「……ねえ岡部……私、アンタの気持ちが少しわかった」

紅莉栖「鳳凰院凶真……私の場合は『未来クリス』。そういう設定を自分にかぶせると」

紅莉栖「まるで別人みたいになれた気がして……岡部にもすごい気軽に話せて」

紅莉栖「でも……どんどん岡部とそうやってやり取りするうちに」

紅莉栖「自分の気持ちが抑えられなくなって……怖くなって」

紅莉栖「バカだよね……私」

紅莉栖「おかべ……怒ってるでしょ……おこっていいんだよ……ねえっ……」

紅莉栖「これ以上っ……優しくされたらっ……わたしっ」

紅莉栖「もう……壊れちゃうよ……」

岡部「…………」

岡部「ふぅむ」

岡部「……まぁ、正直言って怒っていないわけではない」

紅莉栖「っ」

岡部「お前の言うとおり、お前には振り回されっぱなしだった」

岡部「手のひらの上で操られていたわけだからな。俺も人間だ。頭に来たさ。正直言ってな」

岡部「しかし……これまたお前の言う通り、俺にも悪い部分はあった」

岡部「何より惚れた弱みというやつだ。怒るに怒れん。俺はお前が好きなのだからな」

紅莉栖「…………!」

岡部「一つだけ言わせてくれ」

岡部「あまり俺をナメてくれるな助手よ」

岡部「俺を振り回した? ひどい女? お前がひどい女など最初から知っている」

岡部「そんな半端な覚悟でお前と付き合っていると思ったのか?」

岡部「俺はお前が好きだ」

紅莉栖「っ……」

岡部「俺はお前の彼氏だぞ? こっちが嫌だろうとどんどん好きなだけ振り回すがいい。好きなだけ振り回されてやるから」

岡部「まぁ……次はもっとうまく振り回してくれることを望むがな」

紅莉栖「おかべ……おかべ……私……いいの?」

岡部「ああ」

紅莉栖「こんな私でも、いいの……?」

紅莉栖「こんな……ひどい、私でも」

岡部「お前でなければ駄目だ」

岡部「俺にはお前しかいない」

紅莉栖「う………」

紅莉栖「っ………」

紅莉栖「~~~~~っ」

岡部「泣いているのか?」

紅莉栖「うう……ぐすっ……ううう……ばかっ、岡部のばかぁっ……」

岡部「こっちへ来い。お前の好きなナデナデをしてやろうではないか」

紅莉栖「うるさいばかっ、ばかっ! ばかばかばかっ!」スリスリ

岡部「いててっ、さわぐな処女! 大人しくナデナデされていろ」

岡部「お前はこの鳳凰院凶真の胸のうちにいるのだからな! フハハハハ!!」

紅莉栖「ホント……うるさいっ……バカ岡部」

岡部「なら別れるか?」

紅莉栖「ううん、好き……」

岡部「ああ、そうだな……」

紅莉栖「今度は……もっと凝った設定にしてやるんだから、覚悟しなさいよね……バカ岡部」

岡部「ああ……」


岡部「望むところだ」



                             おしまい

読んでくださった方々ありがとうございました。
こんなにたくさんの人に支援してもらえると思っていなかったので、感激と動揺で終始テンパりまくりでした。

なんとかスレ内に、今日中に終わらせたいと思って、最後はやっぱりあせってしまった。
投稿スピードとか作品の内容とか、悔い改める部分はいっぱいありますが、
なんとか終わらせられてよかった。

とにかく楽しんでもらえたなら幸いです

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