岡部「急げまゆり!尺が足りない!」(461)

まゆり「え?」

岡部「頼む!早く走ってくれ!」

まゆり「う・・・うん」

岡部(このままだと続きはBDで!とかになってしまう!)

岡部(だから各イベント出来るだけ短縮して・・・)

岡部(ついでにドラマCDとかのかっこいい俺もぜひ視聴者に見ていただきたい)

岡部(とりあえずエンドレスまゆ死をささっと消化するか)

岡部(一回目のタイムリープ・・・ってことは)

岡部「まゆり!こっちだ!こっちに萌郁がいる!」

まゆり「え?萌郁さんがいるの?どうし」


キキ―!!!!!!!

ズギャシャ!!!


岡部(うむ)

岡部「うわあああ、まゆりぃ(棒」

萌郁「死んだのは椎名まゆりです。岡部君は・・・」

岡部「くそおおおお。」

岡部「殺させない。絶対にまゆりは殺させないからなぁ。」

萌郁「ま、待って!」

岡部「えぇい!俺は今急いでるんだ!急いで尺を」

萌郁「乗って。ラボまで送ってくから・・・」

岡部「何だと?」

岡部「はっ!こんなところに超長い尺があるじゃないか」

Mrブラウン「俺のアゴがどうしたって・・・?」

岡部「と、とりあえず乗せてくれ!話してる時間も惜しい!」

萌郁「う、うん」



岡部「で、なんで俺に協力してくれるのだ?」

萌郁「そ・・・それは・・・」

岡部「あ、メールはやめてくれ。時間がもったいない」

萌郁「・・・」

萌郁「岡部君がトゥルーEDまで行ってくれないと私も・・・困る」

萌郁編も1話で終わる

岡部「なるほどな・・・確かに」

萌郁「だから・・・」

岡部「任せろ。必ずトゥルーまでいってみせる」

萌郁「ありがとう。私も・・・協力する」

岡部「頼りにしてるぞ。車があると非常に助かる」

岡部「よし!もうラボに着いたぞ!ありがとう萌郁!」

萌郁「それより早く・・・」

岡部「あぁ」

岡部「次は地下鉄か・・・まゆり探すのめんどくさいし・・・」

岡部「直前にタイムリープしとくか」





綯「まゆりおねえちゃ・・・」ドンッ

まゆり「え?」


グモッチュィィィィィィン!!!!!!!!!!


綯「私・・・まゆりおねえちゃんを・・・」

岡部「びっくりさせようとしたのにつまずいちゃったんだよな!俺は分かっているぞ!」

綯「え?」

萌郁「岡部君早く!渋滞に巻き込まれる!」

岡部「おっと。じゃな。これはなかったことにしてやるから気にするな」

綯「え?あ、うん・・・」

この早さなら萌郁は絶対Dメール送ってないな

岡部「これでまゆりの死の演出は十分だろ。世界線の収束を表現できたはずだ」

ピロリン

岡部「ん?メール?おい萌郁メールはよせと」

萌郁「この演出はあったほうがいいと思うから・・・」

岡部「これは・・・ゲル化まゆり・・・でかしたぞ!」

岡部「さすが我が右腕だ!」

萌郁「・・・///」

岡部「よし。次は鈴羽未来人発覚イベントだ」

岡部(果たしてこれは順調なのだろうか・・・)

岡部(何か・・・何か嫌な予感がする・・・)

岡部(く、しっかりしろ岡部倫太郎!思考してる時間ももったいないではないか!)

岡部(跳ぶぞ・・・!)


バリバリバリ

岡部(よし。11日まで戻ってきた)

岡部(ここで一気に鈴羽未来人発覚→タイムマシン修理イベントをこなす)

岡部(きっかけは俺と紅莉栖の会話を鈴羽が盗み聞きする、だったな)

岡部(出来るだけ大声でしゃべり確実に下でバイトしてる鈴羽に聞こえるようにしないとな)

岡部「クリスティーナぁぁぁぁぁ!!!!」

紅莉栖「きゃっ!何よ急に大きい声だして!」

岡部「俺は未来からきたぁぁぁぁぁぁ!!!」

紅莉栖「はぁ?」

岡部「このままだとまゆりがSERNに殺されてしまうんだぁぁうぉぉぉぉぉ!!!」


岡部(どうだ・・・鈴羽は・・・?)

紅莉栖「ちょっと岡部!」

岡部(あれ・・・?自転車がない?)

紅莉栖「さっきの冗談は何よ!」

岡部(しまった!あいつバイトが暇でサイクリングに行ったのか!)

紅莉栖「無視するな!」

岡部(そもそも盗み聞きイベントは13日に起るはずだった・・・)

紅莉栖「ねぇったら!」

岡部(あれを飛ばしてきたのはまずかったのか?いや、そんなはずは・・・)

紅莉栖「岡部・・・ねぇ」

岡部(とりあえず鈴羽が帰ってくるのを待つしかない・・・)

紅莉栖「無視しないでよ・・・」

岡部(くそ・・・せっかく尺を確保したのに・・・)

紅莉栖「お、岡部が未来から来たっての信じるから!」

岡部(早く帰ってきてくれ鈴羽)

紅莉栖「だから・・・ね?機嫌直して?」



ガチャ

岡部「!?」

萌郁「岡部君・・・!」

岡部「萌郁!なぜお前が」

萌郁「これ・・・」

岡部「これは・・・拡声器!」

岡部(そうか。これを使い大声で叫べば近くにいるであろう鈴羽に・・・)

岡部「でかしたぞ萌郁!」

萌郁「うん・・・///」

紅莉栖「その女何何何なの?ん?え?お?」

岡部「ではさっそく」

紅莉栖「だからさっきの女はなんなのよ!」

岡部『まゆりがSERNに殺されてしまったんだぁぁぁぁ!!』キィィィィン

紅莉栖「ちょっと!近所迷惑よ!やめなさい!」

岡部『うるさいぞ!クリトリス!』

紅莉栖「く・・・クリスティーナだ!このHENTAI!」

岡部『邪魔をするなと言っているのだ!クリトリス!』

紅莉栖「だからやめろって!HENTAI!」

岡部『クリトリスクリトリスクリトリスクリトリスクリトリスクリトリス!!!!!!』

>>27
これは逮捕されるだろwwwwww

ガチャ

ダル「ちょ・・・何やってんのさオカリン・・・」

紅莉栖「橋田!こいつを止めて!」

ダル「メイクイーンまで聞こえてきて大パニックだったお・・・」

ダル「大声であんなこと叫ぶなんてさすがの僕でも引くわ・・・」

岡部『ダル!お前まで邪魔をするのか!』


パッパー!!


岡部(ん?クラクション?)

鈴羽「は、離せ!SERNか!?」

岡部『鈴羽!』

萌郁「連れてきた」

岡部『お前はどうしてそんなに有能なんだ!素晴らしすぎるぞ!』

萌郁「///」

岡部『さすが俺の助手だ!すぐ下に行く!』

紅莉栖「助手は私だ!」

岡部「鈴羽!」

鈴羽「どうして岡部倫太郎がその女と・・・」

岡部「聞け!鈴羽!俺は未来から来た!」

鈴羽「み、未来から?」

岡部「このままだとまゆりは13日に死んでしまうんだ!」








まゆり「え?」

岡部「あ」

まゆりに聞かれたwwwww
ざまぁwwwwwwww
でもどうせ過去に戻るから大丈夫なんですけどねwwww

まゆり「オカリン・・・まゆしぃ死んじゃうの・・・?」

岡部「あ、いや・・・せ、設定に決まってるだろフゥーハハハ」

まゆり「オカリンはそういう設定は言わないよ・・・」

まゆり「だってまゆしぃは人質だから」

まゆり「それにね、まゆしぃはオカリンとずっと一緒だったから分かるのです」

まゆり「オカリンは嘘ついてないって」

岡部(なぜこういう時だけ鋭いんだ・・・)

岡部(どうすればいい・・・まゆりにバレるイベントなんてなかったぞ)

萌郁「椎名まゆりは必要ない」

岡部「え?」

萌郁「」ジャキ

鈴羽「な!」

まゆり「萌郁さん・・・冗談・・・だよね?」

岡部「おいおいおいおいおいおいおいおいヴぉい!!」

鈴羽「や、やめろ!」

萌郁「動かないで」ジャキ

鈴羽「く・・・丸腰じゃどうしようもないよ・・・」

まゆり「萌郁・・・さん・・・?」

岡部「やめろ・・・いくらなんでも早すぎる・・・」

萌郁「」ググ

岡部「やめてくれ・・・世界線収束設定はどうするんだ・・・」

萌郁「FBのためFBのためFBFBFB・・・」

岡部「やめろおおおおおおおおおお!!!!」


パンッ

こうしてハッピーエンドを迎えた
椎名まゆり以外は

まゆり「あっ」ドシュ

岡部「まゆりぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」

鈴羽「そ・・・そんな・・・」

萌郁「・・・」

鈴羽「くそっ!!」タタタ

岡部「待て鈴羽!このことは口外しないでくれ!」

岡部「で・・・どうするんだ萌郁!もう設定も場面もめちゃくちゃだ!」

萌郁「FBの指令だから・・・」

岡部「FBだと!?」

萌郁「FBの命令は絶対」

岡部「FBはあいつだろ!なんでそんな奴のいうこと」

萌郁「FBは・・・未来の岡部君・・・」

岡部「は?」

岡部「それはどういうことなのだ?」

萌郁「これ・・・」

岡部「これは・・・俺のアドレスだ・・・日付は・・・」

岡部「13日・・・?」

萌郁「Dメール」

岡部「で、内容は!」

萌郁「・・・」

岡部「まゆりを殺せ。その時間軸はもう捨てろ・・・だと・・・?」

萌郁「どういう・・・ことかな・・・」

岡部「・・・」

岡部(きっと未来の俺にとってまゆりに聞かれたのは不都合だったんだ)

岡部(だからDメールで過去を変えようとしてるんだ)

岡部(じゃあ後半の内容は・・・)

岡部「その時間軸はもう捨てろ・・・」

萌郁「?」

岡部「時間軸・・・そうか!」

萌郁「わ、分かったの?」

岡部「タイムリープだ!!!」

岡部(タイムリープしてなかったことにしろということか!)

岡部(だったらまゆりを殺す必要はないんじゃないか?)

岡部(とにかくタイムリープだ!今の俺にはそれしかない!)

岡部「クリスティーナ!タイムリープマシンはどこだ!」

紅莉栖「は?」

岡部「だからタイムリープマシンだ!今すぐ実験をするぞ!」

ダル「なに言ってんだよオカリン」

紅莉栖「タイムリープマシンはまだ完成してないでしょ」

岡部「」

岡部(おいおいおいおいもうまゆり殺しちゃったぞ!)

岡部『萌郁!まゆりを連れてとりあえず逃げろ!』

萌郁「わ、分かった」

紅莉栖「どうしたのよ。あんたいつも以上に変よ」

ダル「それよりさっき外で銃声したけどなんなん?」

岡部(これじゃ俺はただの殺人犯だぞ・・・)

岡部(どうすればいい・・・どうすれば・・・)

紅莉栖「もういいわ。こんな奴放っておいてタイムリープマシン完成させましょう」

ダル「そだね」

岡部(そうか・・・何もしなくていいんだ)

岡部(紅莉栖らがタイムリープマシンを完成させるのを待ってればいいんだ)

岡部(簡単なことではないか!!!)

岡部「フーハハハ!!焦ったぁ!!」

紅莉栖「岡部うるさい!」

岡部「フゥ~ハハハハ!!!!」

ダル「お?うるさいといえば何か聞こえてくるお?」


ファンファンファンファン


紅莉栖「パトカーのサイレンね。しかもラボの前で止まったみたい」

ダル「なんかあったのかな」

岡部「」

岡部(待て待て!ここで捕まったらやばくないか!?)

岡部(逮捕されたらタイムリープマシンが使えない!)

岡部(いやそういう問題ではない!)

岡部(社会的に死ぬ!)

岡部(この不景気に前科なんてついたら就職もできないぞ・・・!)

岡部(全力でごまかしてやる・・・!)

岡部(世界を騙せ・・・警察を・・・騙せ・・・!)

コンコン

警官「あの~すいませ~んちょっといいかな~」

もえいくが殺人犯なのに
なぜ岡部が罪をかぶろうとしてうぃるんだろう

岡部「はいはい何ですか?」

警官「実は周辺住民から通報があってですね」

岡部「そんなの知りません!俺じゃない!」

警官「いや~しかし」

岡部「やったのは萌郁です!桐生萌郁!」

警官「はい?」

岡部「俺は何にも知りません!命令もしてない!無実です!」

警官「何を言ってるんだ君は」

岡部「え?まゆりのことじゃ・・・」

警官「まゆり?誰だねそれは」

岡部「あれ?じゃあなんでここに・・・」

警官「いやね、この辺で拡声器を使って卑猥なことを叫んでる若者がいるって通報があってね」

岡部「あ」

警官「それに以前からこの暑い中白衣を着た変な男が駅前をうろついてるともあってね」

岡部「」

警官「ちょっと署までいいかな」

クリス(知り合いが警察に連れていかれたwww)

クリス(これでスレたてれば300レスは固い)

警官「はい、今パトカーで容疑者を連行してます」

岡部(終わった・・・完全に終わった・・・)

岡部(これじゃ物語自体が進行しない・・・)

岡部(それどころか本当に社会的死ぬ・・・)

岡部(俺はただ、俺のドラマCDをねじ込みたいだけだったのに・・・)

岡部(いや・・・まだだ・・・まだ終わっちゃいない・・・)

岡部(車が止まった瞬間・・・逃げるぞ・・・)

キキー

岡部(今だ!)

岡部「うおおおおおおおおお!!!」

警官「着いたよ」

岡部「おおお・・・お・・・」

岡部(オワタ)

岡部(結局取調室に・・・)

警官「で、なんで君は・・・その・・・あんな卑猥なことを?」

岡部「あれは俺の助手のニックネームみたいなもんです」

警官「そんなニックネームあるかね」

岡部「あいつHENTAIなんです。むしろあいつを逮捕すべきです」

警官「HENTAIねぇ・・・」

警官「とりあえず今日はここでゆっくりしていきなさい」

岡部「留置所・・・」

警官「あぁ」

岡部「あぁ!?きゅうようおもいだいたぞお」

警官「あ?」

岡部「ということで僕は帰ります」

警官「何を言って・・・」

岡部「モアッドスネぇぇぇぇぇぇクっ!!!!」プシュー

警官「おい!」

警官「捕まえろ!容疑者が逃げた!」

岡部「はぁ・・・はぁ・・・」

警官「待てぇぇ!」

岡部(はぁ・・・体力が・・・持たない・・・)

警官「止まれ!」

岡部(ダメだ・・・捕ま―――




0.337187→0.141421356

岡部(っ!)

岡部(なんだ今のは・・・)

岡部(リーディング・・・シュタイナー・・・か?)

岡部(だが何故・・・)

岡部(そしてここはどこだ)

岡部(電気が消えてる・・・真っ暗で何も見えない)

岡部(さらに・・・くっ)

岡部(拘束されてる・・・まさかSERNに)

   「目が覚めた?」

岡部「お前は・・・!」

鈴羽「おっはー」

岡部「鈴羽!なんなんだこれは!」

鈴羽「君、SERNだったんだね」

岡部「なんのことだ?」

鈴羽「とぼけたってだめ。君はラウンダーの女を俺の助手って言ってた」

岡部「あ、いや、あれは・・・」

鈴羽「そして椎名まゆりを殺した」

岡部「まさか・・・お前あの後に・・・」

鈴羽「あたしはその事実を知ってすぐタイムマシンに乗りこんだんだ」

岡部「そしてまゆりが死ぬ前に俺を拘束したというわけか・・・」

岡部(だからリーディングシュタイナーが発動したのか・・・)

岡部「待ってくれ鈴羽!俺はSERNじゃない!」

鈴羽「じゃあなんでSERNの女に加担したの?それはSERNだから」

岡部「早くトゥルーEDに行くためだ・・・!」

鈴羽「トゥルーED?」

岡部「俺は何度もまゆりの死を見てきた・・・」

鈴羽「・・・」

岡部「俺はそんなまゆりを見て心を痛めた・・・」

岡部「俺はまゆりをそんな地獄から早く救ってやりたくて・・・ウッ」

岡部「憎きSERNに・・・手を貸したのだ・・・グスッ」

鈴羽「そうだったんだ・・・」

岡部「それにトゥルーEDではSERNによるディストピアはない!」

岡部「お前の目的も達成される!」

鈴羽「あたしの目的?」

岡部「お前は父の意思を継ぎ世界を救いにきた!その目的も達成されると言ってるのだ!」

鈴羽「いやだなぁ、確かにそれもあるけどあたしの一番の目的は違うよ」

岡部「はっ?」

鈴羽「あたしの目的は物語を鈴羽ルートに分岐させることだよ」

岡部「なん・・・だと・・・」

鈴羽「君を拘束した主な理由は別にSERNかもしれないからじゃない」

岡部「まさか・・・」

鈴羽「一緒に1975年に行ってもらうためだよ」

岡部「だ、だめだろそれは!それにタイムマシンは壊れて・・・あれ」

岡部「なんでお前記憶が・・・タイムトラベルに成功してるんだ・・・」

鈴羽「タイムマシンは壊れてないよ」

岡部「なん・・・だと・・・」

鈴羽「だから記憶喪失はないし未来にも帰れる」

岡部「じゃ、じゃああの失敗したって手紙はなんだったんだ!」

鈴羽「やだなぁ。演技に決まってるじゃん」

岡部「演・・・技・・・?記憶喪失の?何故?」

鈴羽「その方が好感度あがるかなって思ってさ~」

岡部「お前のために涙した視聴者に謝れ・・・」

岡部「とにかく俺がSERNじゃないと分かったろ・・・拘束を解いてくれ」

鈴羽「残念だけどそれは無理だね」

岡部「何故だ!」

鈴羽「君はSERNじゃないけどあたしの敵だから」

岡部「それはどういう・・・」

鈴羽「さっき言ったでしょ?あたしの目的」

岡部「・・・」

鈴羽「トゥルーEDには行かせないよ」

岡部「か、考え直せ鈴羽!世界を救うんだろ!」

鈴羽「そうだね。だから君と1975年に行ってIBNを手に入れないとね」

岡部「いや、俺は必要ないだろ!」

鈴羽「さて、タイムマシン設定してくるから待ってて」

岡部(ダメだ・・・聞く耳を持たない・・・)

鈴羽「えぇと1975年っと」カタカタ

岡部(設定が終わる前に何か策を考えねば・・・)

鈴羽「♪」カタカタ

岡部(身動きが取れないから助けを呼べないし逃走も出来ない・・・)

岡部(ラボメンも頼りにならん・・・)

岡部(となると鈴羽を説得するしかないわけだ)

岡部「す、鈴羽」

鈴羽「ん~?」カタカタ

岡部「トゥルーEDはいいぞぉ?」

鈴羽「なにがぁ?」カタカタ

岡部「な、なんていうか気持ちいいというか清々しいというか」

鈴羽「ふぅ~ん」カタカタ

岡部「あと・・・お・・・お・・・」

鈴羽「はい設定終わり!さ、乗って岡部倫太郎!」

岡部「お、おぅ」

鈴羽「よいしょっと。ごめんね~向こうに着いたら拘束解くから」

岡部(まだだ・・・まだ何かあるはずだ・・・)

鈴羽「後は起動させるだけだね」

岡部(く・・・考えてる暇はない・・・)

鈴羽「起動スイッチはっと」

岡部(ダメ元でいい・・・何でもいい・・・)

鈴羽「あれ?スイッチどこだっけ暗くて見えないよ」

岡部(何か言え・・・)

鈴羽「あ、あったあった」

岡部(言っちまえ!)

鈴羽「よし、じゃあ」

岡部「俺はまだ!」

鈴羽「え?」

岡部「俺はまだ!サイクリングに行ってない!!!」

鈴羽「サイクリング?」

岡部「鈴羽!鈴羽ルートに行く前、俺達はサイクリングに行くはずだ!」

鈴羽「そういえば・・・」

岡部「あれはお前にとって大事なシーンではないか!?」

鈴羽「・・・」

岡部「いや、お前の好感度にとって・・・だ!」

鈴羽「・・・」

岡部「俺の異常に気付き、そして俺を気遣う優しさ!」

鈴羽「・・・」

岡部「それをばっさりカットしていいのか!?」

鈴羽「・・・」

岡部「・・・」

鈴羽「そう・・・だね」

岡部「(゚∀゚)」

鈴羽「やっぱりサイクリングはやっときたい」

岡部「そうだ!その通りだ!」

鈴羽「でもサイクリングしてる尺はもうないよ?」

岡部「それなら俺に任せろ!いい考えがあるぞ!」

鈴羽「いい考えって?」

岡部「12話に戻る」

鈴羽「どういうこと?」

岡部「正確に言えば8月13日のまゆり死亡前にタイムトラベルするんだ」

鈴羽「それに何の意味があるのさ」

岡部「まだ分からんか!編集してこれまでのことをなかったことにするのだ!」

鈴羽「あ」

岡部「そうすれば十二分に尺が余る。8回くらいサイクリング回にしても問題ないくらいにな!」

鈴羽「なるほど・・・」

鈴羽「でもそこには今の岡部倫太郎と12話の岡部倫太郎がいることになるよ?」

岡部「ククク・・・それがこの作戦のポイントだ」

鈴羽「・・・?」

岡部「お前は1975年に俺と行かなきゃならないんだよな?」

鈴羽「そうだよ」

岡部「だったら・・・12話の俺を好きにするがよい・・・」

鈴羽「え?」

岡部「もう一人の俺を連れて行けと言っているのだ!俺にはなんの関係もない!」

鈴羽「君が本当にマッドサイエンティストに見えてきたよ・・・」

岡部「フゥ~ハハハハハ!!!!」

鈴羽「分かったよ。君の言うとおりにするよ」

岡部「ククク・・・それでいい・・・」

岡部(それでいいぞ鈴羽・・・お前は俺の罠に落ちた・・・)

岡部(この話の主人公はこの『俺』だ・・・12話の俺じゃない)

岡部(12話の俺を連れて話を分岐させようったって無駄だ)

岡部(せいぜいBDの未放送エピソードとして収録されるのが関の山・・・)

岡部(全ては計画通・・・おっとフラグになる。これはやめておこう)

鈴羽「じゃあ、8月13日に行くよ」

岡部「あぁ、頼む」

岡部(行くぞ・・・新世界へ・・・)

8月13日


岡部「着いたのか?」

鈴羽「うん。バッチシ」

岡部「よし!それでは手分けして12話の俺を探そう!」

鈴羽「分かった」タタタ

岡部「・・・」

岡部「クク・・・行ったか・・・」

岡部「では俺は42ブラウン管をつけてラボ襲撃に備えるとするか・・・」




prrrrrrrrrrrrr


岡部「おっと電話だ。もしもし」

鈴羽「走って!」

岡部「走れだと?」

鈴羽「ごめん!ちょっと遅い時間にタイムトラベルしちゃったみたい!」

岡部「なんだと!?」

鈴羽「だから急いで!」

岡部「く、俺は運動が苦手だと言うのにっ!」ダッ

岡部(はぁ・・・はぁ・・・やっと着いた・・・)

岡部「ラボの主が帰ったぞぉ!」

岡部「誰もいない・・・」

岡部「!」

岡部「そういえば今何時だ!?」




岡部「22時・・・だと・・・」

岡部「ラボ襲撃が終わってるではないか!」

岡部「鈴羽め・・・結局タイムトラベルに失敗してるではないか・・・」

岡部「まぁいい。この時間ならタイムリープマシンが使える」

岡部「時間は19時でいいか・・・」

岡部「よし・・・」

岡部「跳べ―――


   「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


岡部「よぉぉぉぉぉくぁzwsぇdcrfvtgbyhぬjみk、おl。p」









0.141421356→:●◆<£〒;@、・

岡部「が、!はぁ!おが!が!」

紅莉栖「ちょっと!いきなりどうしたのよ岡部!」

ダル「どうせ厨二病だろJK」

まゆり「オカリン大丈夫?」

岡部(なんだ・・・今のは・・・)

岡部(リーディングシュタイナー?いやタイムリープでは世界線変動は・・・)

ダル「お?アキバでテロ予告だってお」

まゆり「えぇ?まゆしぃ帰れないよぉ」

紅莉栖「あ~あ、予告した奴完全にAUTOだな」

岡部(そうだ・・・このあと襲撃されるんだ)

岡部(それでまゆりは殺され、俺はそれを防ぐためタイムリープするんだ)

岡部(そして>>1に戻る。戻って全てなかったことにしてやり直す)

岡部(何も問題ない・・・全ては計画通り・・・)


ガチャ!


ラウンダーA「動くな!手を挙げろ!」ジャキ

岡部(きた・・・)

ダル「ちょ・・・なに・・・これ・・・」

紅莉栖「だ、誰?何でこんな・・・」

岡部(そして萌郁の登場だ・・・)

まゆり「萌郁・・・さん」

萌郁「タイムマシンはSERNが回収する」

紅莉栖「SERN?どういうこと・・・」

萌郁「・・・」ジャキ

岡部(順調だ・・・だがなんだこの胸騒ぎは・・・)

萌郁「椎名まゆりは必要ない」

岡部(おっと。俺も演技せねば)

岡部「やめろ・・・やめてくれ・・・」


パン


まゆり「う!!」バシュ

岡部「まゆりいいいいいいいいいいいい!!!!」

岡部(よし後はタイムリープするだけだ)

岡部(だが・・・なんだ・・・これは)


ダル「あ~あ、僕知~らない」

岡部(ダル・・・何だその反応は・・・)

紅莉栖「馬鹿!あんた達早く逃げなさい!」

岡部(紅莉栖・・・何故ラウンダーに向かって叫んでいるのだ?俺はこっちに)













まゆり「トゥッ・・・トゥルー・・・」

       _
     σ   λ
     ~~~~ 
    / ´・ω・)   <ラウンダーさん♪ラウンダーさん♪

 _, ‐'´  \  / `ー、_ あそこにゲルバナがあるでしょ~?
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/



       _
     σ   λ
     ~~~~ 
    /´・ω・ )   <数分後の貴様の姿だ

 _, ‐'´  \  / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/


岡部「」

ラウンダーA「う、撃て!!」

ラウンダーB「なんだこいつ急に!」

ラウンダーC「なんだよこれ・・・なんだよこr」

まゆり「トゥットゥルー!!!」

ラウンダーC「え」ゲルッ

ラウンダーAB「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」

まゆり「まゆしぃでっす!!!」ゴォッ

ラウンダーAB「」ゲルッ

岡部「ナニガナンダカワカラナイオカシイオカシイワケガワカラナイヨカンベンシテクレユメダヨナフヒヒ」

岡部「なんだよこれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」

萌郁「そんな・・・」

まゆり「ふぅ。ちょっと疲れたのです」

萌郁「く・・・来るな・・・」

まゆり「だから早く終わらせたいのです」

岡部「やめろまゆり!!」

まゆり「どうして?この人達はまゆしぃを殺したんだよ?」

岡部「事情が変わったんだ!こいつらがいないと俺達はトゥルーに間に合わ・・・」

まゆり「よいしょ」グシャ

萌郁「あぁぁぁぁぁぁ!!!」

岡部「萌郁!!」

萌郁「う・・・」

岡部「しっかりしろ萌郁!」

萌郁「岡部君・・・ごめんね・・・」

岡部「謝るな!!!今救急車を・・・」

萌郁「自業自得・・・だよ・・・私が椎名まゆりを何回も・・・」

岡部「トゥルーに行けば全てなかったことになる!!」

萌郁「だからあなたに協力してた・・・少しでも罪を償いたくて・・・」

岡部「だったら死ぬな!まだお前には役目が・・・」

萌郁「ごめんね・・・役に立てなくて・・・ごめ・・・」

岡部「萌郁ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

もえいくさん好きすぎだろ

                                                   _
                                                  σ   λ
                        _                        ~~~~
      , ''二=-― -、          σ   λ                      (´・ω・`)_.. ッ". -'''" ̄ ̄^ニv..........,、
    /,'"      )'ー、       ~~~~                 ,.. -―'''';;]_,゙二二__,,/  _..-''" ゙゙゙̄''ー     `'-、
  / /''ー '    /'"`` ' 、      ( ・ω・.:.`)        ,,-'"゙゙,゙ニ=ー''''"゙゙シ'"_,゙,゙,,,,,,,_     `'''T゛           _    \
 /:  /    ヽー'ノ::::....  )-、,,   /:::゙' 、.    ヽ      /_..-'"″  '''^゙>'''"゛     ´               σ   λ `!、
 l゙::: /     リ:/   ::: ノ::::.... ヽー 、:::: :::: ::     ','' ー 、 _イ- ''""" '' 、,,,,,,,、-ーZ ''''''''ー、- 、、,    ,r‐-、_      ~~~~   .l
  ', | /   l|//     /::"  ::/ ̄ヽヽ、、、,,,::::  |  ',:::::  `'ー、,、-''"´    /     ヽ ヽ `'' 、/.:.:.:ヘ7ノ       (・ω・:.:.`)ハ=ー-、
  ',ノ,'' イ'  ::/ ィ   /    :/ ゙''':::::| ヽ;;;;; `゙;;'''';;ーi、,,、- '''''"彡゙ll|ソ , '" /  /   i l |ゝl|.__i´.:.:.:./-'       /:.`ニニ´彳`` _,,='"´.: ̄`ヽ
   { | l| /,,;イ   /    /   ::| ::」``ヽ;;;;;  ,、;;;ヽ、ヽ;; 、,,,ッ   ,、 '"ノ  / ノ  ,j lリ  j{=ー---‐' }    ,r'´ ̄`ヽ‐-=,_ゝY´.:.:.:.:.`゙ー-、,,.:.:}.::`ー、_
   ヽ  リ '"  }  /ノ l|  /     :|" 三三`' 、( );;  ヾ'、○}   {  r'  /  j  ,  |,,、_ `ー---‐'、 ,r='´`ー='"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'',,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ'´`ヽゝ、ハ
   ヽ  ヽ" :l    l l| /     :}、:::::     `' 、;;; ;;; ', ゙''、   j 、|.  y'  }. / /σ   λ:.:.:.:.:.:.Y.:.:.:.:.:.:.r'´.:>、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノヽ、,,_,,/ハ.:.:.:.:.:`i.:.:`ヽ、
    ヽ  ヽ    {    " /  | リ:: ヽ:::      '' 、从 ',、 ミヽ  ゙' 、.|  ||.  ノ / /~~~~ .',.:.:.:.:ノハ,,='"´.:.:.::i´.:`ーt――"´-'ー--'彡/リ`ー=_ノ、.:.:.:)ヘ
    ヽ :: \  '、 ミ         / 、 ゙l:::       ゙ll ゙ll:',ヽ  ゙' 、, ゙{  jl,,,,/,z'ノノ/∧´・ω・)  ',.:.:.:.>.:.:.:_,,=-'ゝ、.:.:.:',ニ)_`i´.:_ノ、_)ー'/   /,r'.:.:.,,/.:)
     ヽ :::  ミ  '、 ミ        |:::  ヾ:::::       ゙ll ゙l|l::::゙、  {  |`"´  ,r=‐'"ノ /ノ >‐个Y´`ー=-‐'゙      `ヽ i、ヽ_ノ´.:.:.`ii´.:.:.ノ リ     j'.:./:/.:ノ
     ヽ:::::              リl|l|:::  ',         ゙ll: |::::::゙、人|; / , r='´ー-=',,_lゝ `ー‐',=-、{ {o ゚ ..,(⌒) 。゚ } ',ヽヽ_)ー-‐< }ー'ノ ,' /`ヽ、/,,;''/
      ゙l ゙ミ          /:l. :レ'::} ',         ノ、;;;;;;;ヽ l|/ヽ//´ ̄  / `ー-=x'´   ヽ' , o  `゙´。 o../ .}、 \}、_ノノ_ノi,/八`ヽ、 .`<
       |`-、ミ        /:::::::|   } |:::......    ,,、 '",、、゙゙''ー''´  ',Y    /      ヾ   ノゝ, ゚ _,r/.lヽ='../\\l.:.:.:.`.:´.:/_lr='´"`ヽ\ ヽ
       |゙、::::`' 、,_    _/:::::::/   :} /::::::::::::,,、-''" {○ ゙ll`' 、 ゙l|:  | `tチ"´`ヽ,,     ,ノゝ=='/ { `r/.// ノ7/_ ノハ `ー-=-‐' リ/,r/:.:.ノー='"
       | `'' 、:::::::::: ̄ ̄:::::::::::::/ :::   /:,、-''"   /  ヽ ゙ll ゙'、,,,,,、リ='´   /、 てー='<´_,,,,)、,,ノ、 >、..`ー‐'",/´" /l/`Y`ー=‐'´/l、ゝ'_//´

岡部「なんで・・・なんでこんなことに・・・」

まゆり「ふひゅ~」プシュー

岡部「戻った・・・まゆりが・・・」

紅莉栖「あ~あ、床が緑まみれ・・・掃除大変ね・・・」

ダル「やれやれ・・・早くエロゲやりたいお・・・」

紅莉栖「ラボでするなってのこのHENTAI」

岡部「お前達!何故そんな平然としていられrのだ」

紅莉栖「むしろ岡部が落着け」

岡部「だって!萌郁が死んだんだぞ!しかもまゆりがまっちょに!」

ダル「それに何か問題があるん?」

岡部「え?」

紅莉栖「まゆりがああなるのは当然じゃない」

岡部「と、当然って!」

岡部「まっちょしぃは何回も殺されるまゆりがかわいそうだから作られたネタキャラだぞ!」

紅莉栖「ネタキャラ?どうしたのよ岡部あんたさっきから変よ」

岡部(なんだ・・・この世界は・・・)

岡部(おかしい・・・おかしいおかしいおかしいおかしいおかしい)

岡部「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

    あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
    あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

紅莉栖「ちょっと岡部!あんたなにしようとしてんの!」

ダル「ちょ、タイムリープ実験はしないんじゃないん?」

岡部「トべええええええええええええええええええ!!!!!」

バチバチ

岡部「!」

紅莉栖「どうしたの?誰からの電話?」

岡部「まゆりは!まゆりはどこだ!」

ダル「ルカ氏のとこ行ったんじゃね」

岡部「そうだった!いいかお前ら今すぐラボから離れろ!」ダダ

紅莉栖「急に何よ・・・電話がかかってきたと思ったら・・・電話?」


岡部(もうすぐラボが襲撃される・・・そうしたらまゆりが・・・まゆりが・・・)

岡部(まっちょしぃになってしまう!!)

岡部「フーハハハ!こっちだSERNめ!」

ラウンダー「追え!逃がすな!」

岡部(俺がアキバから離れればラウンダーもラボを襲うことはないはずだ)

岡部(そうすればまゆりも・・・)

ラウンダー「周り込め!」

岡部(はぁ・・・はぁ・・・くそ体力が・・・)

ラウンダー「今だ捕まえろ!!」

岡部「これまでか・・・」





まゆり「オカ・・・リン・・・?」

岡部「まゆ・・・り・・・」

ラウンダー「ちっ、ターゲットDに見つかった」

岡部「頼む!見逃してくれ!まゆりには何もするな!」

ラウンダー「上からは消してもかまわないといわれている。やるぞ」ジャキ

まゆり「ふぇ?」

岡部「逃げろ!早く逃げろ!」

ラウンダー「逃がすものか」

岡部「早く逃げてくれラウンダぁぁぁぁ!」

ラウンダー「え」


       _
     σ   λ
     ~~~~     <オカリンをいじめる人は許さないのです
    / ´・ω・)   
 _, ‐'´  \  / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ

{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/

ラウンダー「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

まゆり「トゥットゥルー!!!」

岡部「くそぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」タタタ



岡部(どうなっているんだこれは・・・)

岡部(何故まゆりが・・・)

岡部(こんな未来は変えないといけない・・・)

岡部(跳べええええええええ!!!)

ラウンダー「ターゲットを確保した。今車で護送中だ」

岡部「く・・・」

岡部(これでいい・・・俺を早くSERNの施設へ連れて行け・・・)

岡部(そしてさっさとアキバを離れろ・・・)


ゴンゴン


ラウンダー「なんだ?」







       _
     σ   λ
     ~~~~ 
    /´・ω・ )   
 _, ‐'´  \  / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ

{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/

ラウンダーさん・・・

岡部「!」

紅莉栖「どうしたの?誰からの電話?」

岡部「まゆりは!まゆりはどこだ!」

ダル「ルカ氏のとこ行ったんじゃね」

岡部「そうだったな・・・ちょっと行ってくる・・・」

紅莉栖「何よ・・・電話かかってきたと思ったら急に・・・電話?」


岡部(もうだめだ・・・ラウンダーとまゆりの接触は避けられない)

岡部(そしてそうなるとまゆりは急変してまっちょに・・・)

岡部(させない・・・それはさせないぞ・・・)

岡部(そんなまゆりを見るくらいならもう・・・やるしかない・・・)

まゆり「オカリンと旅行なんてまゆしぃなんだかとってもドキドキなのです☆」

岡部「俺もなんかドキドキしてるよ・・・」


   『間もなく一番線に~』


まゆり「やっと来たねぇ」

岡部(すまんまゆり・・・お前を救うにはもうこれしか・・・)

岡部「すまん!!」ドン!






       _
     σ   λ
     ~~~~ 
    /´・ω・ )   <オカリンくすぐったいよ

 _, ‐'´  \  / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/

岡部(とんでとんでとんでとんでとんでとんでとんでとんでとんで
    まわってまわってまわってまわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!)









岡部「ダメだ・・・何やってもだめだ・・・」

岡部「どうしてこうなったんだ・・・」

岡部「俺はただ早くトゥルーEDに行きたかっただけなのに・・・」

ラウンダー「岡部倫太郎だな」

岡部「・・・」

ラウンダー「一緒に来てもらおうか」

岡部「・・・けて・・・れ・・・」

ラウンダー「ん?」

岡部「助けて・・・くれ・・・」

ラウンダー「・・・」

ラウンダー「何があった?」

ラウンダーA「そんなことが・・・信じられん・・・」

岡部「事実だ・・・まゆりは・・・お前らは・・・」

ラウンダーB「なにか策はないのか?」

岡部「何をやってもダメだった・・・世界がまゆりをまっちょにするんだ・・・」

岡部「早くトゥルーEDに行きたいなんて思わなければよかった・・・」

岡部「イベント短縮しようなんて思わなければよかった・・・」

岡部「ドラマCDまでアニメ化したいなんて思わなければよかった・・・」

ラウンダーC「岡部倫太郎・・・」

岡部「これじゃあ物語は進まない・・・ウッ・・・」

ラウンダーD「要するによぉ」

岡部「?」

ラウンダーD「椎名まゆりをぶっ倒せばいいんだろ?」

ラウンダーと結託するなやw

岡部「何を言っている!俺の話を聞いてたのか!?」

ラウンダーD「あぁ。俺達が椎名まゆりに勝てないと決めつけているってとこまでな」

岡部「だから俺は何度も!」

ラウンダーD「どうせそれは不意打ちみたいなもんだったろ?だが今は違う」

ラウンダーD「これから起こることが分かっていれば対策が打てる」

ラウンダーC「お前・・・まさかやるつもりか?」

ラウンダーD「たりめえだろ。目の前で主人公が泣いてるってのに何もしねえわけにゃいかねえだろ」

ラウンダーA「ふん・・・調子に乗りおって・・・」

ラウンダーB「ったく・・・俺達も付き合えってことじゃないか」

ラウンダーD「くく、分かってんじゃねえか。世界にひと泡吹かせてやろうぜ!!」

ラウンダーD「おぅ、というわけでどいてくれ岡部倫太郎」

岡部「ダメだ・・・!行かせるわけにはいかない・・・!」

ラウンダーA「何故だ」

岡部「大切な仲間だからだ・・・」

ラウンダーB「C、こいつを抑えてろ」

ラウンダーC「・・・」ガシッ

岡部「うわ!離せ!!」

ラウンダーD「安心しろ。俺たちは死なん」

岡部「ダメだ!行くな!!」

ラウンダーD「トゥルーED行ったら一緒に酒でも飲もう。未成年とか関係ねぇ」

岡部「行くなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ラウンダーA「行くぞ・・・!!!」

岡部「・・・」

ラウンダーC「・・・」

岡部「どれくらい時間が経った・・・?」

ラウンダーC「30分だ・・・」

岡部「何故・・・連絡が来ない・・・!!」

ラウンダーC「安心しろ。あいつらは必ず戻ってくる」

岡部「・・・」

ラウンダーC「がならず・・・もどっで・・・ぐる・・・」グスッ

岡部「く、くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」ダッ

ラウンダーC「ま、待て!!!」

ここでスカイクラッドが流れるな

岡部(はぁ・・・ラボに着いた・・・やけに静かだ・・・)

岡部(大丈夫だ・・・きっと制圧して暇を弄んでいるのだろう・・・)

岡部(連絡忘れて何やってんだって説教してやるか・・・)

岡部(大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫
    大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈
        夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫
     大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大
    丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫)


岡部「行くぞ・・・」

ガチャ!!

岡部「おい!連絡もよこさないでなにやって・・・」

岡部「・・・」




   
岡部「あああああ緑ああああああああああ緑あああああああああああ

    ああああああ緑緑ああああああああああ緑緑ああああああああああ
    ああああああああ緑緑あああああ緑あああああああああ緑緑ああああ
    あああああ緑緑あああああああああああああああああああああ緑!!!!!!!」

       _
     σ   λ
     ~~~~ 
    / ´・ω・)   <オカリン♪オカリン♪

 _, ‐'´  \  / `ー、_ あそこにゲルバナがあるでしょ~?
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/



       _
     σ   λ
     ~~~~ 
    /´・ω・ )   <30分前までラウンダーDだったものだ

 _, ‐'´  \  / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/

岡部「・・・」

紅莉栖「おい。そこのDQN大学生」

岡部「・・・」

紅莉栖「あんたタイムリープ・・・岡部?」

岡部「ミドリ・・・ミドリ・・・ミド・・・」ブツブツ

紅莉栖「ちょっと!どうしたのよ!」

岡部「ミミミミミミミミミミミミミミドドドドドドドドドリリリリリリリリリリ」ブツブツ

紅莉栖「おい!しっかりしろ!何があった!」

紅莉栖「まゆりが?信じられない・・・」

岡部「事実だ・・・ってかお前はまゆりの変化を当たり前のように受け入れていたが・・・」

紅莉栖「知らないわ・・・そんなの・・・」

岡部「世界がおかしくなってしまったんだ・・・俺が捻じ曲げてしまった・・・」

岡部「そのせいでラウンダーや萌郁が・・・くそっ!!」

紅莉栖「ラウンダーって敵じゃないの・・・?」

岡部「違う!仲間だ!!」

紅莉栖「と、とにかく何してこんなことになったのか説明しろ!」

岡部「というわけだ・・・おかしいところはあるか?」

紅莉栖「ん~・・・色々おかしいけど・・・一点だけ特に気になる」

岡部「な、何がだ!」

紅莉栖「何であんたタイムトラベルしてきてタイムリープしちゃったのよ」

岡部「あ・・・」

紅莉栖「今のあんたの体と記憶、別物よ?」

岡部「く・・・そうか・・・俺はなんてことを・・・」

紅莉栖「世界がおかしくなったとしたらそのせいね・・・根拠はないけど」

岡部「あぁ・・・それしかない・・・バタフライなんとかだ」

紅莉栖「で、あんたはどうしたいの?」

岡部「俺は・・・世界を元に戻したい。そしてやり直したい」

紅莉栖「ま~だそんなこと考えてるの?イベント短縮なんて」

岡部「違う。やり直して皆の見せ場を作ってやりたい」

紅莉栖「見せ場?」

岡部「俺、分かったんだ。シュタインズゲートは俺一人の作品じゃないって」

紅莉栖「・・・」

岡部「それをラウンダーに教えてもらった・・・」

岡部「あいつらは作品のために立派に敵キャラをやってくれた」

岡部「あいつらだけじゃない・・・それこそ通行人だって・・・」

岡部「シュタインズゲートに到達するためには何一つ欠けちゃいけなかった」

岡部「カットなんてしちゃいけなかったんだ」

良い話しにまとめようとすんなw

紅莉栖「合格」

岡部「え?」

紅莉栖「元に戻す方法教えてあげるって言ってんのよ」

岡部「本当か!?分かったのか!?」

紅莉栖「簡単ってか単純なことよ」

紅莉栖「タイムトラベルしてきた岡部のタイムリープを阻止すればいい」

岡部「何?」

紅莉栖「タイムリープでは世界線は変わらない。今は壊れちゃってはいるようだけどね」

岡部「そうか・・・世界線が変わってないなら俺はこの先必ずタイムトラベルしてくる!」

岡部「それを止めれば世界は元に戻るのか!」

紅莉栖「そゆこと」

岡部「ありがとう紅莉栖。また助けてもらった」

紅莉栖「別にあんたのためじゃない。トゥルーEDのためよ」

岡部「ツンデレじゃなくて本音か・・・ククク、マッドサイエンティストの素質あるな」

紅莉栖「もう!からかってないで早く行きなさい!」

岡部「分かっている!」

紅莉栖「岡部」

岡部「なんだ」

紅莉栖「トゥルーEDで待ってる」

岡部「待っていろ・・・必ず行く」

岡部(たしか俺がタイムリープしたのは22時だ)

岡部(それまでにもう一人の俺を探さないと・・・!)




岡部「くそ・・・俺はこの時間どこにいた・・・」

岡部(見つからない・・・)

岡部(いや落着け。タイムリープするってことはラボで待ち伏せすればいいではないか)

岡部(よし・・・ちょっと早いがラボに着いた)

岡部(後はタイムトラベルしてきた俺が来るのを待つだけだ)

岡部(だがなんだこの胸騒ぎは・・・)

岡部(以前にもこんな・・・)













鈴羽「うぃ~っす」

岡部「鈴羽!何でお前がここに!」

鈴羽「なにさぁ~。あたしがいちゃいけないのぉ?」

岡部「いや・・・そういうわけでは・・・」

鈴羽「何してんの?」

岡部「今ちょっと忙しいのだ。後にしてくれ」

鈴羽「ふぅん。んじゃさっさと用事済ませちゃうかな」

岡部「だから後に・・・あ・・・れ・・・?」

岡部(待て。何故鈴羽がここにいる?)

岡部(それは俺と一緒にタイムトラベルしてきたからだ)

岡部(何のために?)

岡部(12話の俺を1975年に連れていくためだ)

岡部(じゃあ12話の俺って誰だ?)

岡部( お れ だ )

岡部「鈴羽…お前の用事って…」

鈴羽「ん~?」

岡部「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

岡部(待て。何故鈴羽がここにいる?)

岡部(それは俺と一緒にタイムトラベルしてきたからだ)

岡部(何のために?)

岡部(12話の俺を1975年に連れていくためだ)

岡部(じゃあ12話の俺って誰だ?)

岡部(お れ だ )

岡部「鈴羽・・・お前の用事って・・・」

鈴羽「ん~?」

岡部「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ごめん規制された
この後も微妙に続くからもう寝るまでには間に合わい
ごめん失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した

成功した!!!!!

鈴羽「ちょっと!!」

岡部(しまった!タイムリープのせいで本来の俺と12話の俺が入れ替わってるんだった!)

鈴羽「待ってよ~!」

岡部(このままだと1975年に拉致される!)

鈴羽「お~い!」

岡部(運動神経では敵わない・・・何かないか何かないか!)

岡部(あんなところに自転車が!!)

岡部「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」キコキコキコ

頑張れ

岡部「はぁ・・・はぁ・・・」

岡部「さすがの鈴羽も自転車には追いつけまい・・・」

岡部「遠回りして再びラボで待ち伏せだ」

岡部(ん?前から何か近づいてく・・・る・・・)

鈴羽「お~い!!」シャー

岡部「鈴羽!!しかもMTBに乗っているだと!?」

鈴羽「逃げないでよ~」シャー

岡部「くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」キコキコ

岡部「はぁ・・・はぁ・・・」キコキコ

鈴羽「あはは、やっぱり自転車は楽しいね~」シャー

岡部「く・・・」キコキコキコ

鈴羽「あたしさ、自転車乗ったの初めてだったんだ」シャー

岡部「あ・・・う・・・」キコキコキコ

鈴羽「バイクは結構乗ってたんだけどね~」シャー

岡部「こ・・・これじゃあ・・・」キコキコキコ


岡部(これじゃあまるで鈴羽とサイクリングしてるみたいじゃないか・・!!)

鈴羽「ん~。風が気持ちいいな~」シャー

岡部(まずい・・・完全に鈴羽EDのフラグが立ってるぞ・・・)

鈴羽「あれ?岡部倫太郎顔色悪いよ?大丈夫?」シャー

岡部(俺の異常に気付き、そして俺を気遣う優しさ・・・)

岡部(以前俺が言ったことを実行してる・・・)

岡部(確実にフラグを立てているぞ・・・)

岡部(このままじゃ・・・拉致される・・・)

岡部「うわあああ!!!くらえ自転車捨て身タックル!!!」ガシャァァン!!

鈴羽「うわっ!!」スッテンコロリン

岡部「すまん鈴羽!!」タタタ

鈴羽「・・・」

岡部(チャリは捨ててしまったが十分鈴羽の足どめを出来たはずだ)

岡部(あとはタイムトラベルしてきた俺を止めるだけだ!)





岡部『・・・』スタスタ

岡部「い・・・た・・・」ゼェゼェ

岡部『・・・』スタスタ

岡部「ま・・・て・・・」ゼェゼェ

岡部『・・・』スタスタ

岡部「待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


prrrrrrrrrrrrrr

岡部「え?」

岡部『おっと電話だ。もしもし』

岡部「そうだ・・・あの時鈴羽から電話が・・・」

岡部『走れだと?』

岡部「!?」

岡部『く、俺は運動が苦手だと言うのにっ!』ダッ

岡部「ま、待て!待ってく・・・れ・・・ゲホッ」ゼェゼェ

岡部「待・・・ゲホッゲホッ!!」

岡部(くそ・・・体力の限界だ・・・)


バチバチ


岡部(ラボで放電現象が・・・間に合わない・・・!)




岡部「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

岡部「・・・」

鈴羽「お~。どうやら間に合わなかったみたいだね」

岡部「・・・」

鈴羽「ごめんね~。42ブラウン管の電源は切らせてもらったよ」

岡部「ラボ襲撃後にタイムトラベルしたのも作戦の内か・・・」

鈴羽「そだよ。君が二人いるのはやっぱり困るしね」

岡部「いつからだ・・・いつからお前は・・・」

鈴羽「本格的に動こうと思ったのは椎名まゆりが桐生萌郁に殺された時かな」

岡部「まさか!萌郁にDメールを送ったのはお前か!?俺の携帯で!?」

鈴羽「そうかもね~。といってもあたしにはその記憶がないんだけど」

岡部(今思えばおかしくなったのはあのメールからだ・・・)

岡部(そしてあれを未来の鈴羽が過去改変のために送ったのだとしたら・・・)

岡部(俺は・・・ずっと鈴羽の手のひらで踊り続けていたというのか・・・)

岡部(ダメだ・・・勝てない・・・何もかもが見透かされている・・・)

岡部(未来人には・・・絶対に勝てない・・・)

鈴羽「さてと、岡部倫太郎。お願いがあるんだけど」

岡部「行くよ」

鈴羽「え?」

岡部「1975年に・・・行く・・・」

鈴羽「本当!?」

岡部「あぁ」

鈴羽「やったぁぁぁぁぁ!!!」

岡部(すまんみんな・・・俺は・・・こいつに勝てない)

鈴羽「じゃちょっと待ってて!すぐに設定するから!」

岡部(やけに嬉しそうだな・・・そんなに自分EDになるのが嬉しいのか)

岡部「なぁ鈴羽。何でそんなに鈴羽EDにこだわるんだ?」

鈴羽「え・・・」

岡部「だって俺まで行く必要ないだろう」

鈴羽「そんなことないよ!!!」

岡部「あ・・・」

鈴羽「ごめん・・・急に」

岡部「いや俺もなんかすまん」

鈴羽「・・・」

岡部「・・・」

鈴羽「一人で行くのは・・・寂しい・・・から・・・」

岡部「え」

鈴羽「ご、ごめん!あはは!急いで設定しないとね!」

岡部(鈴羽・・・)

鈴羽「何日に行こうかな~」

岡部(そうだよな・・・一人で35年間生きるなんて・・・辛すぎるよな・・・)

岡部(それなのに俺は自分のことばかり・・・)

鈴羽「ねぇ岡部倫太郎は何日に・・・」

岡部「安心しろ。俺がついてる」ギュ

鈴羽「ちょ・・・岡部倫太郎///」

岡部「えっと・・・一人ぼっちは寂しいもんな」

鈴羽「え?」

岡部「すまん一回言ってみたかった」

鈴羽「照れ隠しかぁ!岡部倫太郎はかわいいね~」

岡部「て、照れ隠しなどではない!勘違いするな!」

鈴羽「おまけにツンデレだぁ♪」

岡部「ぐぬぬ・・・調子に乗りおって・・・」

鈴羽「そういやあたしも一度言ってみたかった言葉があるんだけど」

岡部「え?」

鈴羽「いいかな」

岡部(これは・・・フラグか!?)

岡部(鈴羽はダルの娘だぞ!?いいのか!?)

鈴羽「倫太郎?」

岡部(うっ、上目遣い!)

岡部「い、いいぞ」

鈴羽「えへへ、じゃあお言葉に甘えて」

岡部「・・・」

鈴羽「・・・」ムニュ

岡部「へ?」

鈴羽「あててんのよ」

岡部「予想斜め上か!!!!」

鈴羽「そろそろ行こうか・・・でも本当にいいの?」

岡部「何がだ」

鈴羽「トゥルーED・・・」

岡部「何を言っているのだ鈴羽!俺はお前と1975年に行き、そしてトゥルーにも行く!」

鈴羽「でも・・・」

岡部「要はIBNさえあればトゥルーEDに行けるのだ!俺が過去に行こうが関係ない!」

鈴羽「でもそれじゃあ尺が足りないよ!」

岡部「足りないなら増やせばいい!それこそ24クールぐらいやってやる!」

鈴羽「不可能だよ!」

岡部「不可能ではない!何故なら俺は鳳凰院凶真であり、そして!」

岡部「シュタインズゲートの主人公だからだ!」

岡部「俺は約束したんだ」


萌郁『だからあなたに協力してた・・・少しでも罪を償いたくて・・・』

ラウンダーD『トゥルーED行ったら一緒に酒でも飲もう。未成年とか関係ねぇ』

紅莉栖『トゥルーEDで待ってる』



岡部「トゥルーEDに行く。そして」

岡部「皆の見せ場も作ると」

岡部「だから鈴羽。俺も1975年に連れて行ってくれ」

鈴羽「うん・・・」

岡部「お前の見せ場も作らせてくれ」

鈴羽「うん!」

鈴羽「じゃあ・・・行くよ?」

岡部「あぁ」

岡部(すまん皆。ちょっくら寄り道してくる)

岡部(だが絶対にトゥルーEDに到達する)

岡部(それまで待っていてくれ)

鈴羽「じゃあ出発ぅぅぅぅぅぅ!!!」


ブォォォォォォォォォォォォォォン


紅莉栖「ふん・・・かっこつけやがって・・・ばか」


パシュ


:●◆<£〒;@、・→0.409431

岡部「う・・・」

岡部「・・・着いた・・・のか?」

鈴羽「どうやらそうみたいだね」

岡部「ククク・・・これから大変になるぞ!」

鈴羽「そうだね!早いとこIBNを手に入れないと!」

岡部「その前に住むところだろ。野宿は嫌だぞ」

鈴羽「あたしは別にかまわないけど」

岡部「俺は構う!住所不定無職とか絶対嫌だからな!」

鈴羽「えぇ~?なんかかっこいいじゃん住所不定無職」

岡部「かっこよくない・・・」

鈴羽「あれ?なんかあそこすごい行列が出来てるよ」

岡部「ん?本当だ」

鈴羽「何だろうね。ゲームの発売日かな」

岡部「ゲームか・・・1975年といえばテレビテニスの発売年だな」

鈴羽「テレビテニス?」

岡部「あぁ。点と線だけの画期的なゲームだ」

鈴羽「画期的なの?」

岡部「IBNの金余ったら買おう。俺はああいうしょぼいのが大好きなんだ」

鈴羽「でも行列の先は電気屋さんじゃないみたいだよ」

岡部「そ、そうか!今年はきのこの山発売年だ!」

鈴羽「そうなんだ」

岡部「この時代から戦争は始まっていたのか・・・恐ろしい・・・」

鈴羽「確かに行列の先はスーパーだね」

岡部「やはりか!よし我らも参戦だ!」

鈴羽「ええぇ!?」

岡部「きのこの山の常勝無敗伝説はここから始まるのだ!」

岡部「買い占めて人気を煽るぞ!」

鈴羽「IBN買うお金なくなっちゃうよ!」

岡部「・・・」

鈴羽「・・・」

岡部「・・・」

鈴羽「いや~皆トイレットペーパーたくさん買ってるねぇ~」

岡部「・・・」

鈴羽「と、当時の人はトイレットペーパーが好きなんだね、あはは」

岡部「違ぁぁぁぁぁぁぁう!!!どう見てもこれはオイルショックだ!」

鈴羽「へ、へぇ~」

岡部「これは1973年の出来事だぞ!どういうことだ!」

鈴羽「えっと・・・」

岡部「俺達は1975年に来たのではないのか!?」

鈴羽「失敗した」

岡部「やかましいわ!」


終わり

ここまで読んでくれてありがとう

誰か続き書いてもうダメ



伏線回収見事だった

ここまで伏線含めて面白く組んであっただけに投げっぱなしジャーマン酷過ぎワロタ
これがVIPということだから仕方がない

>>275
でもこれ以上どうすればいいのさ
後はひたすらオカリンと鈴羽のちゅっちゅを書くしかないじゃん

マジか・・・
とりあえずもう寝る
昼まで残ってたら書くかもしれない
でも書けないかもしれないからその時は誰か乗っ取ってくれたらうれしいのです

鈴羽「岡部、醤油取って」

岡部「ああ」

鈴羽「そろそろトレットペーパー切れるね」

岡部「ああ」

鈴羽「目玉焼きはやっぱり半熟だよねぇ」

岡部「ああ」

鈴羽「岡部は私にぞっこんだよね」

岡部「……そうかもしれないな」

鈴羽「馬鹿……ちゃんと聞いてるなら真面目に答えてよね、あと食事中に新聞読まないで」

岡部「すまない……」


妄想保守

岡部(あれから俺達は住居を確保することに成功したわけだが)



岡部「Zzzz」

鈴羽「岡部倫太郎」

岡部「Zzz」

鈴羽「倫太郎?」

岡部「Zzz」

鈴羽「倫ちゃん」

岡部「うひゃああ!」

鈴羽「おっはー!」

岡部「き・・・気色の悪い呼び方をするな・・・」

本当にオカリンと鈴羽のちゅっちゅ書くことしかできないぞ
しかもエロいのも書けない
それでもいいなら飯食ってから書きます
せっかく保守してもらったから

鈴羽「気色悪いだなんてひどいなぁ。せっかく起こしてあげたのに」

岡部「あぁ。すまんな」

鈴羽「へへ!はい!朝ごはん!」

岡部「おぉ。気がきく・・・な・・・」

鈴羽「♪」ニコニコ

岡部「何だ。これは」

鈴羽「カップラーメン!」

岡部(この時代に来てまでカップ麺を食うのか・・・)

鈴羽「テレビでも見よっか」ポチ

岡部「おぉ。この時代のテレビか」

鈴羽「なんとカラーテレビだよ!」

岡部「この時代はもうすでにカラーテレビであったか!暇しないで済みそうだ」

鈴羽「・・・」

岡部「・・・」

鈴羽「何この赤いの」

岡部「ムックだ」

鈴羽「いや~面白かったねぇ~」

岡部「まさかポンキッキがもう放送されているとは・・・」

鈴羽「・・・」

岡部「・・・」

鈴羽「・・・」

岡部「・・・」

鈴羽「暇だね・・・」

岡部「IBN発売まで2年もあるからな」

鈴羽「ごめん」

岡部「別に責めているわけではない」

鈴羽「そうだ。ゲームでもしよっかぁ」

岡部「ゲームあるのか?」

鈴羽「じゃーん!」パンパカパーン

岡部「これは・・・!」

鈴羽「テレビテニスだよっ!」

岡部「す・・・鈴羽ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ギュゥゥ

鈴羽「うわっ!」

岡部「ありがとう鈴羽!俺はこれがやりたくてやりたくて・・・ウッ」

鈴羽「そ、そんなにやりたかったんだね・・・うん」

岡部「やりたかった・・・グス」

鈴羽「よしよし」ナデナデ

岡部「テレビテニスは二人で出来る!一緒にやるぞ鈴羽!」

鈴羽「うん!」


岡部「そっちか!」ポコン

鈴羽「・・・」ポコン

岡部「甘いぞ鈴羽!」ポコン

鈴羽「・・・」ポコン

岡部「くぅ~!やられた!やるな鈴羽!」

鈴羽「あのさぁ倫太郎」

岡部「なんだ!?」キラキラ

鈴羽「これ・・・面白い・・・?」

岡部「え・・・?」

鈴羽「それにこれテニスというより・・・」

岡部「・・・」

鈴羽「ゲームセンタにあるエアホッケーみたいだし」

岡部「・・・い・・・ないか・・・」

鈴羽「え?」

岡部「面白いではないかぁぁぁ!!!(泣)」

鈴羽「ちょっと岡部倫太郎!」

岡部「面白いではないか面白いではないか面白いでは」ブツブツ

鈴羽「分かった!面白い!超エキサイチングだよ!」



岡部「・・・」

鈴羽「倫太郎?」

岡部「・・・」

鈴羽「倫ちゃ~ん」

岡部「・・・」ツーン

鈴羽「すねちゃったよ・・・」

岡部「・・・」フン ドーセオレナンテ

鈴羽「まいったなぁ・・・」

岡部「・・・」ドーテーデ チューニビョーデ

鈴羽「そうだ!どこかに遊びに行こうよ!」

岡部「え?」

鈴羽「まだこの時代観光してないし!」

岡部「そ・・・それもそうだな」

鈴羽「わぁぁ!ここが若者の街渋谷かぁ!」

岡部「以前までは若者の街といえば新宿だったんだがな」

鈴羽「そうなの?」

岡部「この時代、渋谷にPARCOが開店してな」

鈴羽「ふむふむ」

岡部「そこから若者文化が新宿から渋谷に移り変わっていくのだ」

鈴羽「へぇ!岡部倫太郎は何でも知ってるね!」

岡部「そ、そうか?」

鈴羽「博識だね!尊敬しちゃうな」

岡部「そうかそうか!尊敬しろ!フゥ~ハハハ!!!」

鈴羽(よし。機嫌直すの成功した)

鈴羽「じゃああれは何?」

岡部「ほう。1975年と言えば確か第一次ディスコブームがあったな」

鈴羽「ディスコ?」

岡部「知らないのか?」

鈴羽「ちょっと知らないなぁ・・・それがこの時代で流行っていたの?」

岡部「そうだ。当時の若者はディスコでフィバっていたものだ」

鈴羽「そうなんだ・・・詳しいね」

岡部「何しろ俺は鳳凰院凶真だからな・・・ククク・・・」

鈴羽「あたし達もディスコでフィバろうよ!」

岡部「え?」

鈴羽「いやぁ~なかなか楽しかったねぇ!」

岡部「ゼェゼェ・・・」

鈴羽「あ!あれは何かな!」

岡部「ちょっと休憩・・・を」

鈴羽「さぁ行こう!はぐれないように手つないで!」グイッ

岡部「ちょ・・・待」

鈴羽「楽しいな楽しいな~!」

岡部「この娘積極的過ぎる・・・げほっ」

岡部「はぁはぁ・・・」

鈴羽「疲れたね~」

岡部「とてもそうは見えないが・・・」

鈴羽「楽しくって!」

岡部「それより本当に休憩しよう・・・喫茶店にでも入ってさ・・・」

鈴羽「いや~そのことなんだけどさ~・・・」

岡部「なんだ・・・俺はもうクッタクタで・・・」

鈴羽「お金・・・無くなっちゃった」

岡部「」

岡部「冗談・・・だよな・・・」

鈴羽「冗談ならいいんだけど・・・」

岡部「ならしょうがない・・・もう帰ろう・・・」

鈴羽「あの・・・ちゃんと意味分かってる?」

岡部「何がだ」

鈴羽「全財産使いきっちゃった・・・」

岡部「( ゚Д゚)」

岡部「何故だ!未来からたくさん金持ってきたのではないのか!?」

鈴羽「持ってきたんだけど・・・」

岡部「鈴羽。あのテレビテニスはいくらだ」

鈴羽「2万円くらい・・・かな」

岡部「ではあのカラーテレビはいくらだ」

鈴羽「5万円くらい」

岡部「・・・」

鈴羽「結構いいやつだからさぁ・・・あはは」

岡部「では鈴羽」

鈴羽「はい」

岡部「俺はずっとおかしいと思ってたんだが」

鈴羽「はい」

岡部「あまりにもおかしすぎて逆に大丈夫だろうと思ってしまっていたのだが」

鈴羽「はい」

岡部「俺達の住んでる家はいくらだ」

鈴羽「5千万」

岡部「このアホンダラゲ!!!!!」

鈴羽「落着いてよ倫太郎!」

岡部「落着いていられるか!」

鈴羽「待って!ちょっと言いたいことがあるの!」

岡部「なんだ!」

鈴羽「あたしの今一番欲しいものは・・・」

岡部「・・・」

鈴羽「マイホーム」

岡部「やかましいわ!!」

鈴羽「ご、ごめんね?」

岡部「お前が金遣い荒いのは分かっていたが・・・ここまでとは」

鈴羽「だって・・・倫太郎と一緒だから舞い上がっちゃって・・・」

岡部「・・・」

鈴羽「それに倫太郎と良い生活したかったから」

岡部「・・・」

鈴羽「ごめん・・・ごめんね・・・これじゃあIBN買えないよ・・・」

岡部「まだ・・・2年ある」

鈴羽「え?」

岡部「それまでに金を貯めれば問題ない」

鈴羽「・・・」

岡部「二人で・・・頑張って金貯めよう」

鈴羽「ふぇ~岡部倫太郎ぉぉぉぉ」ダキッ

岡部「鈴羽」ギュゥゥゥ

鈴羽「ウッ・・・ヒック・・・」

岡部「鈴羽」





岡部「嘘泣きはやめろ」

鈴羽「てへ♪」

岡部「とにかく明日からバイト探すぞ」

鈴羽「うん」

岡部「なるべく節約してどんどんお金を貯める」

鈴羽「うん」

岡部「よし。とりあえず今日は寝よう」

鈴羽「そうだね」

岡部「で、鈴羽よ」

鈴羽「何?」

岡部「何故布団が一つしかないのだ?」

鈴羽「何言ってるのさ。前から布団は一つしかなかったよ」

岡部「おい待て!じゃあお前はどこで」

鈴羽「この布団で寝てたよ」

岡部「俺は?」

鈴羽「この布団」

岡部「アホみたいに金使ってた癖になぜ布団は一つしか買ってないのだ!」

鈴羽「まま、細かいことは気にしない気にしない。んじゃおやすみ~」

岡部「ったく・・・」

岡部「・・・」

岡部(眠れない・・・)

鈴羽「ん~・・・」

岡部(なんか良い匂いがする・・・)

鈴羽「んにゃ・・・」ゴロ

岡部(うわ!抱きつくな抱き抱き)

鈴羽「あててんのよぅ・・・」

岡部「どんな夢だ!!」

岡部(だがまずい・・・理性が持たない・・・)

岡部(よしこういう時はダルを数えよう)

岡部(ダルが一匹ダルが二匹ダルが三匹・・・)



岡部「オェェェェェ」

岡部(そんなわけで俺はさっそくバイトを始めたわけだが)



岡部「ふぅ・・・今日も疲れた・・・」

岡部「よっと」ガチャ

鈴羽「あ!おかえりんこ」

岡部「ただいまん・・・」

鈴羽「ん~?」ニヤニヤ

岡部「く・・・くだらないことをするな!」

鈴羽「倫太郎顔真っ赤~!!」ケラケラ

岡部「ったく・・・」

鈴羽「あ!ご飯できてるよ」

岡部「どうせカップ麺だろう・・・」

鈴羽「ところがどっこい!手作りだよ!」

岡部「お!それは楽しみだな」

鈴羽「どうぞ~召し上がれ♪」

岡部「・・・」

鈴羽「♪」ニコニコ

岡部「なんだ・・・これは」

鈴羽「雑草のサラダにスズメバチ丼」

岡部「」

岡部「ふざけるな!こんなもの食えるか!」

鈴羽「えぇ~おいしいのに~節約にもなるし」

岡部「俺は肉食だ!」

鈴羽「その割には一緒の布団で寝ても何にもしてこないけど」

岡部「それは草食系男子だ!意味が違う!」

鈴羽「そうかのぉ?」

岡部「とにかく肉だ・・・肉を食わせてくれ・・・」

鈴羽「じゃあ倫太郎が肉食系男子になったら考えてあげる」

岡部「・・・え?」

岡部「じゃあ乳首ダブルクリックしちゃうぞー^^」

鈴羽「やぁ\\\」

岡部「ただいま」

鈴羽「おかえり~」

岡部(俺は肉食系になったんだ・・・今日こそ肉を)

鈴羽「ご飯出来てるよ~」

岡部(きたか!)

岡部「・・・」

鈴羽「♪」ニコニコ

岡部「なんだ・・・これは」

鈴羽「ザリガニ丼」

岡部「お、俺は肉がいいと!」

鈴羽「肉だよ」

岡部「しかもとりあえずご飯に乗っけとくかみたいなのはよせ!」

鈴羽「丼楽だからさぁ。それに肉だよ」

岡部「そうだけど!でも違う!肉食系だぞ俺は!」

鈴羽「キスくらいで何言ってんのさ」

岡部「う・・・」

鈴羽「それじゃあせいぜい魚類系男子だな~」

岡部「ザリガニ・・・いただきます」

岡部(こんなアホなことをしながらとうとうその時がやってきた)


鈴羽「2年間・・・長かったね」

岡部「あぁ。でもとうとう明日IBNが手に入る」

鈴羽「うん・・・」

岡部「どうした浮かない顔して!」

鈴羽「な、なんでもないよ!」

岡部「まさかまた金を使い込んだとかじゃなかろうな?」

鈴羽「もう!あたしはそんなアホの子じゃないよ!」

岡部「どうだか!!」フゥーハハハ

岡部「さて、寝るか」

鈴羽「ねぇ・・・一緒に寝てもいいかな」

岡部「な、何故だ!ちゃんと別々の布団を買ったではないか!」

鈴羽「お願い」

岡部「鈴羽・・・?」

鈴羽「だってもう一緒にいられるの最後になるかもしれないから」

岡部「何を言っている?」

鈴羽「あたし達は35年後にIBNを託さなきゃならない」

岡部「そうだ。だからまだ」

鈴羽「倫太郎は・・・35年間生きられるのかな」

岡部「当たり前だ!この世界線で俺が死ぬのは2025年だぞ!」

鈴羽「それはもしかしたら約34年間生きる、という収束かもしれない」

岡部「え?」

鈴羽「そうだとしたら倫太郎は35年間生きられない」

岡部「か、仮にそうだとしても俺はこれから34年生きなければ・・・」

鈴羽「リーディングシュタイナー・・・だっけ」

岡部「それが・・・どうしたのだ」

鈴羽「その能力はさ、君の主観だからさ」

岡部「・・・」

鈴羽「34年後の死は観測されないと思うんだ。だって死んだらそこで主観が終るから」

岡部「何が言いたい」

鈴羽「つまり・・・世界線が変動するとするなら」

岡部「・・・」

鈴羽「倫太郎がIBNを手に入れた瞬間だよ」

岡部「・・・」

鈴羽「そしたらもうお別れ。君は2010年に戻って」

岡部「・・・」

鈴羽「その時あたしは・・・死んでる」

岡部「だ、だがそれは仮定の話だ!」

鈴羽「そうだね。でも真実かもしれない」

岡部「そんなこと・・・考えても無駄だ」

鈴羽「うん・・・でも・・・だから」

鈴羽「今日くらい・・・いいよね」

岡部「あぁ」

鈴羽「さぁ朝だよ!起きて!」

岡部「う・・・もうちょっと・・・」

鈴羽「もう!忘れたの!?今日IBN買いに行くんでしょ!」

岡部「そ、そうだった・・・な」

鈴羽「もう・・・早く服着て着替えて!」

岡部「・・・」

鈴羽「世界を救う第一歩だってんのに!」

岡部(鈴羽・・・)

鈴羽「IBNはどこに売ってるんだろうね~」

岡部「きっとこの辺に売っているはずだ」

鈴羽「そっか!相変わらず倫太郎は詳しいね!」

岡部「・・・」

鈴羽「どっこかなどっこかな」

岡部(無理しやがって・・・)

鈴羽「あった!あれだよ!」

岡部「そうか・・・」

鈴羽「も~!せっかく見つけたのになんだよその反応!」プンスカ

岡部「いや・・・」

鈴羽「・・・」

岡部「・・・」

鈴羽「ありがとね。一緒に来てくれて」

岡部「え?」

鈴羽「楽しかったよ。すっごく楽しかった」

岡部「・・・」

鈴羽「一緒にカップラーメン食べたり」

鈴羽「一緒にテレビ見たり」

鈴羽「一緒に渋谷行ったり」

鈴羽「一緒にテレビテニスしたり」

岡部「あれはつまらないと言ってたではないか」

鈴羽「まだ根に持ってたの?」クス

岡部「当たり前だ!俺がどれほどあのゲームが好きかわかるだろ!」

鈴羽「あはは!そうだったね!」ケラケラ

岡部「ったく・・・」

岡部「だが・・・俺も楽しかった」

鈴羽「うん」

岡部「この2年間お前といれて本当に良かった」

鈴羽「うん・・・」

岡部「俺は・・・」

鈴羽「もうやめて!」

岡部「?」

鈴羽「泣きたく・・・なっちゃうから」

岡部「・・・」ギュ

鈴羽「グスッ・・・」

鈴羽「でも・・・」

岡部「俺は必ずトゥルーEDに行く」

鈴羽「でも!そこには・・・あたしはいない・・・タイムトラベルしてこない」

岡部「だったら!」

鈴羽「え?」

岡部「だったら、未来で待っててくれ」

鈴羽「!」

岡部「すぐに行くから・・・待っててくれ」

鈴羽「約束・・・だよ・・・」





0.409431→0.571046

0.571024→1.130212


岡部(その後色々あって最初の世界線まできた)

ダル「あ~あ、もったいね。本当に電話レンジ壊しちゃうん?」

岡部「あぁ」

まゆり「ちょっと待ってよぉ!最後にから揚げ温めさせてぇ」

ダル「あ、まゆ氏。僕も一個」

岡部「さっさとしろよ。俺はちょっと風に当たってくる」

岡部「ふぅ・・・良い風だ」

岡部「そろそろ・・・か」


prrrrrr


岡部「もしもし」

ダル「あ!?オカリン!?何か電話が」

岡部「分かっている。もうラジ館だ」

ダル「え?ちょそれどういう」


プツ


岡部「鈴羽。おかえり」

鈴羽「ただいま」

鈴羽「久しぶりだね」

岡部「俺にとってはたいして時間経ってないけどな」

鈴羽「ふふ、そっか。それもそうだね」

鈴羽「あたしは結構前にこの記憶思い出したから」

岡部「そうか。鈴h」

prrrrrrr

鈴羽「誰?」

岡部「ダルか?・・・空気読んでくれよ・・・」プツ

岡部「よし気を取り直して。鈴h」

prrrrrrrr

岡部「くそぅ・・・しつこい奴め」

鈴羽「とりあえずメールででも説明しとけば?」

岡部「そうだな・・・」

岡部「詳細は後で話す・・・と」

岡部「送信―――





1.130212→0.571024

岡部「・・・」

鈴羽「・・・」

岡部「・・・」

鈴羽「ねぇ。一ついいかな」

岡部「はい」

鈴羽「ちゃんと電話レンジ壊してきた?」

岡部「いえ・・・まゆりがから揚げ作るって・・・」

鈴羽「どうすんのさ!どう見ても放電中にメール送っちゃってるよ!」

鈴羽「DメールがSERNのエシュロンに捕まってるよ!」

岡部「鈴羽」

鈴羽「・・・」

岡部「もう一回1975年にIBNを買いに行こう」

鈴羽「ばかぁ!」


終わり

改めて読んでくれてありがとう
保守してくれてありがとう
トゥルーやりたいけどネタバレになるんで自重します

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