アルミン「結婚」ミカサ「する」(33)


エレン「………」

アルミン「………」

ミカサ「………」

エレン「……は?」

アルミン「結婚」

ミカサ「する」


エレン「おいおい待て待てちょっと待て」

アルミン「うん」

ミカサ「待とう」

エレン「………」

アルミン「………」

ミカサ「………」

エレン「よし、何て?」

アルミン「結婚」

ミカサ「する」

エレン「いやいや待て待てちょっと待て!!」


アルミン「もう、何?」

エレン「待てよ?待てよ?」

ミカサ「待とう」

エレン「結婚?」

アルミン「そうだね」

エレン「アルミンと?」

ミカサ「そう」

エレン「ミカサが?」

アルミン「そうだね」

エレン「なんっでだよぉおお!!」


アルミン「え?何で?」

エレン「お前がミカサ好きだって初めて聞いたぞ!!」

アルミン「言ったことないからね」

エレン「ミカサも!アルミンが好きだったのか?!!」

ミカサ「アルミンは、普通に好き」

エレン「普通に好きで結婚するのか!!」

ミカサ「うん」

エレン「ダメだろ!ダメだろそれ!!」

ミカサ「そう?」

エレン「そう!ダメ!!」


エレン「大体ミカサは俺の家族だろ?!!」

ミカサ「そう、家族」

エレン「じゃあ何でアルミンと結婚するんだよ!!」

ミカサ「エレンは、家族」

ミカサ「でも、アルミンとは家族でない、ので」

ミカサ「結婚すれば、三人で家族」

アルミン「宜しくね!お義父さん!!」

エレン「許してねぇぇええ!!」


ミカサ「アルミンではいけないの?」

エレン「他の奴でもダメ!!」

アルミン「どうして?お義父さん」

エレン「呼ぶな!その名前で呼ぶな!!」

ミカサ「私は一生結婚出来ないのだろうか」

アルミン「こんな舅じゃね…」

エレン「待て待て!!それ可笑しいだろ!!」


エレン「何で俺がミカサのお父さんなんだよ!」

アルミン「だって家族でしょ?」

エレン「そうだけど!そうだけど!!」

ミカサ「じゃあ、お兄さん?」

エレン「それも違う!!」

アルミン「じゃあ、弟さん?」

エレン「それは断じて違う!!」

ミカサ「じゃあ…エレンは私を家族だと思ってないの…?」


エレン「違う…!そうじゃないんだ…!!」

アルミン「これだけ反対するんだ、納得いくように話して?」

エレン「俺は…」

ミカサ「うん」

エレン「ミカサを家族と、思ってる」

ミカサ「うん」

エレン「けど…それには前提があって…」

アルミン「前提」

エレン「ミカサが、将来」

ミカサ「うん」

エレン「俺の、お嫁さんになると思ったから…」


エレン「………」

アルミン「………」

ミカサ「………」

エレン「……だから、もう」

アルミン「あー、待って待って」

エレン「…なんだよ」グスン

アルミン「ミカサに、いつもキツいこと言ってるよね」

エレン「そ、そうだったけど…」

アルミン「どうして?」

エレン「俺が、ミカサを守りたいのに…」

エレン「いつも、ミカサの方が上だから……」


アルミン「それで、苛立ってたの?」

エレン「うん…ごめん、ミカサ」

ミカサ「い、いえ、気にしてない」

アルミン「もっと包容力持たないと」

エレン「だよな…それなのに俺、勝手にミカサを嫁にするつもりだったなんて…」

ミカサ「エレン…」

アルミン「わかった、じゃあ後は二人で話して」

エレン「え?」

アルミン「じゃ」スタスタ


エレン「待てよアルミン!お前もミカサ好きなんじゃ…!」

ミカサ「待ってエレン!」

エレン「なんだよ?!」

ミカサ「私は、聞いていない」

エレン「え?」

ミカサ「私は、超能力者じゃない」

ミカサ「ので、エレンの心は、話してくれないとわからない」

ミカサ「エレン、私に言う事はない?」


エレン「………」

ミカサ「………」

エレン「………」

ミカサ「………」

エレン「……俺の」

ミカサ「……うん」

エレン「……嫁に」

ミカサ「……うん」

エレン「……なってくれませんか?」


ミカサ「うん///」

エレン「………」

ミカサ「……///」テレテレ

エレン「え?」


パンパッカパーン!!


エレン「ひぇっ?!!」ビクッ!!


サシャ「おっめでとうございますお二人さーーん!!」パチパチ!!

エレン「え?え??」

クリスタ「はいっ!ミカサ!ヴェール!」

ミカサ「…ありがとう///」

エレン「え?え??」

アニ「はい、ブーケ」

ミカサ「ありがとう///」

エレン「え?え??」


コニー「うぉぉおおおお!!」ガリガリガリ!!

ジャン「くそぉぉおおお!!」ガリガリガリ!!

エレン「え?え??」

コニー「よし!そこからここまでがヴァージンロード!!」

ジャン「くそぉぉおおお!!」ウワーーン!!

エレン「え?え??」

マルコ「さ、エレンはこっちに来て」

エレン「え?え??」


ベルトルト「パパパパーン」

ライナー「パパパパーン」

ベルライ「パパパパンパパパパンパパパパン!パパパパン!!」

サシャ「始まりますね!」

クリスタ「ドキドキするっ!」

アニ「しっ、静かに」

エレン「え?え??」


コニー「おおお!俺らが書いたヴァージンロードからミカサとアルミンが入場するぞ!」

エレン「え?え??」

ジャン「くそぉぉおおお!!ミカサ綺麗だぁぁああ!!」ウワーーン!!

エレン「え?え??」


マルコ「さ、エレン」

エレン「え?え??」

アルミン「エレン、ミカサを宜しくね」

エレン「え?え??」

ミカサ「…ありがとう、アルミン」

アルミン「幸せにね!」

エレン「え?え??」

ミカサ「行こう、エレン」グイッ

エレン「え?え??」


ユミル「健やかなるときもー、誓いますかー?」

ミカサ「誓います///」

エレン「………」ポカーン

ユミル「よーし、じゃあ誓いのキスだー」

ミカサ「…はいっ///」

エレン「………」ポカーン


キース!キース!!


ミカサ「……///」

エレン「え、するの?」

ユミル「当然だろ」

ミカサ「…///」

エレン「………」チラッ


アルミン「キース!キース!」パチパチ

エレン「……え?」

アルミン「キース!キース!」パチパチ

エレン「……え?」

アルミン「キース…ほら、早く!」パチパチ

エレン「え、待てアルミン」

アルミン「なんだい?」

エレン「お前、ミカサが好きなんじゃ…」

アルミン「言ったことないよ?」ニコッ

エレン「………」

アルミン「ほら、早く!」ニコニコ

エレン「………」


エレン「……アルミン」

アルミン「うん、なんだい?」

エレン「……お前」

アルミン「うん」ニコニコ

エレン「謀ったなぁあああ!!」



─ おわり ─

短いけど終わりです

読んでくれてありがとうございました!

ナマケモノの人!!!

乙、感想有り難うです!
嬉しいです!

キース、自分でも書きながらキース教官を想像しましたw

>>28さん
そうです!
前作に引き続き読んでくれてありがとうございます!

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