ハルヒ「キョン!キョンはアスカとレイどっちが好き!?」(131)

キョン「アスカとレイ?」

ハルヒ「うん、どっち!?」

長門「・・・」

キョン「なんで突然そんなことを」

ハルヒ「いいから答えるの!10秒以内!いーちにーさーん」

キョン「まったくわけのわからん」

長門「ご・・・ろく・・・」

キョン「長門まで!?どういうことか説明してくれ古泉!」

古泉「好きなほうを答えたらよろしいかと。ちなみに僕はカヲルくんが」

キョン「そもそもアスカとレイって、エバンゲリオンか?」

ハルヒ「きゅー、じゅうっ!!さあキョン!今夜のご注文は!?」

長門「どっち」

キョン「地味に懐かしいな・・・すまん、答えられん」

ハルヒ「だめです!答えないと帰れません!」

長門「ここは通さない」

キョン「んなこと言ったって・・・そもそも俺はエバンゲリオンを見たことがない」

ハルヒ「えっ・・・あんたアニメとかラノベ好きなんじゃないの?」

キョン「俺がいつそんなことを言った」

ハルヒ「ナチュラルにそんな喋り方だったんだ・・・ハルヒびっくり」

長門「・・・」

キョン「やれやれ失礼なやつだな、俺はごく一般的などこにでもいる普通の高校生だ」

ハルヒ「普通の高校生はそんな喋り方しないけど・・・まあいいわ、エヴァ見たことないのね?」

キョン「あぁ、一度もな」

長門「綾波レイが1番可愛い。あなたは必ず気に入るはず」

ハルヒ「ちょっと有希!そういうずっこいのは駄目よ!フェアにいきましょうフェアに!」

キョン「なんの話だなんの」

ハルヒ「まずはキョンにエヴァを見せないとね・・・そうだキョン!TSUTAYAで借りて、あたしの家でエヴァかんしょう」

長門「わたしの家はホームシアターと映画館並のサウンド設備がある。もちろんエヴァもテレビ版、映画版全て揃えている」

長門「あなたはわたしの家で見るべき」ジィッ

キョン「すごいなそりゃ、今度DVD持ってくから黒澤映画の観賞会やろうぜ」

長門「いつでも構わない。今夜でも構わない」

ハルヒ「ちょっと待った!今はエヴァの話でしょ?」

みくる「えばってなんですかぁ?」

ハルヒ「いたのねみくるちゃん」

ハルヒ「エヴァは、まあちょっとしたブームになったアニメよ」

みくる「面白いんですか?」

古泉「15年以上たった今も人気を維持している素晴らしい作品ですよ」

キョン「へぇ」

みくる「わたしも見てみたいなぁ」

キョン「なら長門の家で観賞会やりましょうよ。俺も見てみたいし」

みくる「わぁーいいですね!お邪魔してもいいですか長門さん」

長門「断る」

みくる「ふぇっ」

長門「断る。断るったら断る」

キョン「な、長門?」

ハルヒ「勝手に話を進めるんじゃない!」

キョン「いいじゃないか観賞会、どうしても駄目か?長門」

長門「わたしは一向に構わない」

みくる「えっ」

ハルヒ「ちょっと!ちょっとちょっと!だから団長を差し置いて話しちゃ駄目だっての!もう!」

キョン「面白いんだろう?ならみんなで今度の休みにでも観ようぜ。どうだ団長」

ハルヒ「仕方ないわね・・・有希、いい?決着はそのあとつけましょう!」

有希「構わない」

ハルヒ「じゃあ今度の土日は有希の家でエヴァ観賞会!決定!」

みくる「楽しみですねー」

長門宅

ピンポーン

ハルヒ「海!」

『・・・』

ガチャッ

ハルヒ「さあ入った入った!」

キョン「・・・今のはなんだ」

ハルヒ「合言葉だけど?」

キョン「合言葉って、長門は完全に反応してなかったろ」

ハルヒ「あたしが来たってわかればいいの!さあ早くエレベーターのんなさい!」

ガチャッ

長門「入って」

みくる「お邪魔しまーす」

古泉「お邪魔します」

キョン「お邪魔します」



ハルヒ「すごい!ホームシアターってこんな大きいのね」

キョン「こりゃすごいな」

ハルヒ「じゃあ早速テレビ版から、お願いね有希!」



『ざーんーこーくーな』

律「ムギもエヴァ知らないのかよ?まさかエヴァを知らない奴がけいおんぶに二人も…。
  エヴァってのは、まあちょっとしたブームになったアニメだよ」

紬「へぇー私も見てみたいわ。私、一度でいいから、アニメみたいな、庶民の視覚文化に触れてみたかったのー」

律「えっ、ムギって、エヴァどころかアニメを見たこと無いのかよ」

紬「えぇ、私、一度もアニメを見たことがないの」

律「えぇ…まさか、そんな奴がいるとは…。唯は流石にアニメ自体は見たことあるだろ?」

唯「朝やってるアンパンマンは録画予約して見てるよー」

律「だよなー。アニメを見たことない分けないよな普通。
  アニメを見たこと無いなんて、さすがはムギだ…。
  ムギはテレビとか見ないのか?」

紬「うーんあんまり見ないわ。最近は本ばかり…」

律「本?」

紬「最近は、ピエール・ドリュ=ラ=ロシェルやロベール・ブラジヤックや
  それにリュシアン・ルバテの本なんかをフランスから取り寄せて読んでるわ」

唯「さすがムギちゃん。外国の本を読むとは…」

律「私たちとは住む世界が違うぜ…。
  これは、ムギにもエヴァについて教育する必要があるな…。
  じゃあ今度の土日は梓の家でエヴァ観賞会しようぜ!」

やべ

10話あたり

みくる「あ、あのぉー」

ハルヒ「なに?みくるちゃん」

みくる「休憩しませんか?目が疲れちゃって」

キョン「ふぁーあ・・・そうだな、流石に疲れた」

ハルヒ「そうね、まだ2/3以上あるし一旦休憩しましょうか」

みくる「さ、2/3以上ですか?」

ハルヒ「うん」

みくる「もう夕方なんですけど」

ハルヒ「徹夜で見るに決まってるじゃない、変なみくるちゃん」

みくる「徹夜!?」

ハルヒ「当たり前じゃない、大丈夫よ朝には終わるから」

みくる「キョンくぅーん・・・」

キョン「流石に徹夜は厳しいですけど、こうなったらハルヒは止められない・・・諦めましょう」

20話あたり

みくる「うぅ・・・目がチカチカする・・・」

キョン「なあハルヒ、腹減ったし夕飯にしないか」

ハルヒ「そういえばお腹空いたわね。じゃあ適当になんか作ろっか、材料ある?有希」

長門「夕飯ならば用意してある。少し待って欲しい」

ハルヒ「流石!気が利くわね」



長門「できた」

キョン「この匂い・・・ラーメン?」

長門「ニンニクラーメンチャーシュー抜き」

ハルヒ「なるほど・・・やるわね有希」

キョン「チャーシューないのか?ラーメンにはチャーシューがあってほしいもんだが」

長門「肉、食べられないの」

キョン「そうだったか?カレーやらハンバーグやらもっしゃもっしゃ食ってた記憶が」

ハルヒ「細かいことはいいのよ!伸びないうちに食べましょ」

キョン「いただきます」


ハルヒ「さて、腹ごしらえもすんだし一気にテレビ版終わらせるわよ!」

23話終わって

古泉「んふっ・・・んふふっ」

キョン「なんだ古泉・・・いつもの8倍気持ち悪いぞ」

古泉「ついに彼の出番かと思うと」

みくる「彼?」

古泉「見ていてください。 たった一話しか出ていないのに我々の組合のトップに君臨する彼の勇姿を」

キョン「組合?」



『ふんふんふんふん ふんふんふーん♪』

『歌はいいね』

古泉「きたあぁああああああああ!!!エビバディセーイ!国崎最高っ!」ガタタン
キョン「な、なんだおい」

みくる「古泉くんがこわれた・・・」

ハルヒ「気持ちはわかるけど気持ち悪い古泉くん」

長門「気持ちが悪い」

古泉「・・・取り乱しました」

グシャッ ボチャン

古泉「おぅふ・・・見事な死に様でした」

キョン「なんというか・・・濃いキャラクターだったな」

古泉「たまらないですね本当に・・・んふふふふっ」

みくる「・・・古泉くんが気持ち悪いです・・・」


最終話終わって

キョン「終わりか?これで?」

みくる「はふぅー、疲れましたぁー・・・やっと眠れますぅ」

ハルヒ「なに言ってんのよ、劇場版いくわよ劇場版」

みくる「ま、まだあるんですか?」

キョン「休憩させてくれ頼む」

ハルヒ「軟弱ね二人とも。仕方ない、ここで休憩取ってあとは最後まで通していくからね!」

ハルヒ「くぁーーっ・・・有希、シャワー借りていい?ちょっとスッキリしたいわ」

長門「風呂なら沸いている」

ハルヒ「気が利くわね!せっかくだし有希も入る?」

長門「わたしは」

ハルヒ「お風呂で出来るバストアップ方法ってのをテレビでみたのよ」

長門「入る」

ハルヒ「みくるちゃんは?」

みくる「わたしは大丈夫です」

長門「・・・」ジィッ

みくる「な、なんですかぁ?」

長門「5年もすれば垂れる」

みくる「なっ」

みくる「うぅ眠い・・・」ゴシゴシ

キョン「少し仮眠を取ったらどうですか?」

みくる「今寝たら起きられなくなりそうだし・・・」

キョン「その時は俺が起こしますから。それに最悪起きなくっても」

みくる「そういうわけには・・・うぅ・・・」

キョン「無理はよくないですよ」

みくる「じゃあちょっと・・・だけ・・・ぐぅ・・・すぅ・・・」

キョン「落ちるのはやっ」

古泉「照明を落としましょうか」

パチッ

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