男子A「銭湯久しぶりだね」やよい「あっ」男子B「高槻!?」 (62)

やよい「男子Aくんに、Bくん。Cくんも。偶然だねー」

男子A「た、高槻さん」

男子C「高槻じゃん。こんなところで会うとはな」

浩司「やよいねーちゃん、このひとたちは?」

やよい「お姉ちゃんの友達だよ。ほら、挨拶しなさい、浩司」

浩司「こんにちはー」

男子A「こ、こんにちは」

男子B「高槻、普段からこの銭湯きてんの? 会ったことないけど」

やよい「ううん、今日は特別なの」

男子C「ふーん。弟の世話なんて大変だな」

やよい「お姉さんだもん」

男子B「ははは、なんか、高槻みたいな小さい子がお姉さんとか、違和感あるな」

やよい「ええー、ひどいよー!」

男子A「失礼だよBくん」

男子C「気にすんなよ、高槻」

やよい「あはは、ありがとう。それじゃあ、わたしはお風呂に弟入れてくるから。じゃあねー!」

浩司「じゃあねー」

男子A「あ、うん……」

男子B「おう」

男子C「じゃあなー、高槻ー」

男子B「……びっくりしたな。いきなり高槻に遭遇するとか」

男子C「今日は特別とか言ってたな」

男子A「家のお風呂が壊れたとか、そういうことなのかもね」

男子C「ふーん」

男子B「でもさ、高槻って確かすげー兄弟多かっただろ」

男子A「確か、6人兄弟だったと思うよ」

男子C「6人ってすげーな」

男子B「6人もいるなら、なんであの浩司くんだけ連れてくるんだ?」

男子A「うーん……一番小さい子で、一人じゃお風呂に入れないからとかじゃない?」

男子B「それならなおさら全員来るだろ」

男子C「どうでもいいから、俺らも早く入ろうぜ。部活上がりで汗かいてんだし」

男子B「――うーん、49キロか。ちょっと太ったな」

男子A「身長高いからでしょ。十分細いよ」

男子B「お前は?」

男子A「えっと――――41キロ。変わんないなー」

男子B「身長低いもんな」

男子A「うるさいなあー……」

男子C「そういや最近体重量ってねえや――――56キロか」

男子B「お前太ってんな」

男子C「そうか?」

男子A「筋肉あるからでしょ。筋肉って脂肪より重いらしいよ」

男子B「あー、筋肉ダルマだもんな」

男子C「どうでもいいよ。早く入ろうぜ」

男子B「――――あー、すぐに飛び込みてえ」

男子A「ちゃんとかけ湯しないとダメだよ」

男子B「わぁーってるよ」

男子C「俺はシャワー浴びるわ」

男子A「それなら僕も」

男子B「あー……じゃあ俺も」


男子A「うわっ、目にシャンプー入った」

男子B「バカだなお前、ほらっ」シャワー

男子A「ふー、サンキュ」

男子C「お前2回に1回ぐらいそれやるよな」

男子A「まつげ結構長いのに、なんでかな」

男子B「関係あんのか? それ」

男子B「そういや、さっき高槻会ったじゃん」

男子A「え?」

男子B「いや、弟にも今みたいな世話してんのかなって」

男子A「僕が世話かかるって言いたいの?」

男子B「かけてんだろ」

男子A「かけてるけどさ」

男子C「高槻に世話されるとか、羨ましい奴だなお前」

男子A「なに、何いってんのさ」

男子B「まああいつアイドルだしな。この前TV出てたぞ」

男子C「ふーん、結構有名なんだな」

男子A「最近になって出番増えたみたいだよ」

男子C「お前らよく知ってんな」

男子B「同級生がTV出てるとか、見るだろ普通」

男子A「そうだよね」

男子C「ふーん。まあ高槻可愛いしな」

男子B「……まあ、可愛いよな」

男子A「た、高槻さん、裏表ないしね。そういうところいいよね」

男子B「わからんぞ。ああいう奴に限って案外裏でタバコをプカプカと……」

男子A「そんなわけないだろ」


「あっ、こら浩司! まだ身体洗えてないでしょ!」

「お風呂ー!」


男子A「!」

男子B「!」

男子C「!」

「もうっ! お姉ちゃん困らせないでよ…………」


男子A「……た、高槻さんか」

男子B「なんか、本当にお姉さんしてるんだな。妹っぽいのに」

男子C「…………」

男子B「ん? どうしたんだよ」

男子C「……いや、ちょっと不覚にもそそるものがあるよな」

男子A「え?」

男子B「なにが」

男子C「考えてもみろよ――――――今、この壁のすぐ向こうに、裸の高槻がいるんだぜ?」

男子B「……」

男子A「……!」

男子A「い、いきなり何言ってんのさ!」

男子B「――いや、そうだな。そういやそうだ」

男子A「えっ」

男子C「だろ? 普段から顔を合わせてるクラスメイトが、この薄壁一枚の向こうで全裸でシャワー浴びてんだぞ?」

男子B「いや、薄壁っていうほど薄くねえけどな。上がちょっと開いてるだけで」

男子A「……あ、あのさ、そういう話ってあんまりよくないんじゃない?」

男子B「ばっか、何言ってんだお前。こういう話で盛り上がれなくて男かよ」

男子A「男湯にいるだろ」

男子C「あーくそ、急にムラムラしてきた」

男子B「落ち着けよ」

男子A「む、ムラムラって」

男子C「くそ……この壁、気合い入れたら透視ぐらいできねえかな」

男子B「気合いでどうにかなるなら苦労しねえよ」

男子A「苦労するのは警察だよね、その場合」

男子C「じゃあどうすんだよ。物理的に乗り越えて直接見るか?」

男子A「さすがにもう登れないでしょ。小学生なら笑ってすむかも知れないけど」

男子B「小学生の頃に登ったことがあるみたいな口ぶりだな」

男子A「友達がだよ!」

男子B「はいはい」

男子C「じゃあもうあれか。直接会いにいくか」

男子B「番台の南無子バアさんにとめられて終わりだろ」

男子A「あのおばあさん怖いよね……」

男子B「つーかさ、お前、そこまでして高槻の裸みたいのかよ」

男子C「視たいに決まってんだろ。むしろなんで視たがらない。お前ホモか?」

男子B「んなわけねーだろ。いや、だって高槻って、別に胸大きいわけでもねーじゃん。顔可愛いだけで」

男子C「はー、お前何もわかってねえな。スタイルなんてどうでもいいんだよ」

男子B「ハア?」

男子C「この場合重要なのはな、相手が自分のクラスメイトだっていう、その事実だけなんだよ」

男子C「普段は普通に服を着て接している女子が、壁越しとはいえ、裸で同じ空間を共有してる」

男子C「そのちょっとした非日常感と、なんとも言えない背徳感が興奮を高めるんだろ。つまりそういうことなんだよ」

男子B「…………」

男子C「なっ。俺の言いたいことわかってきただろ?」

男子B「お、おう……確かに」

男子A「というかさ、仮にその理論が正しかったとしても、高槻さんなら別に視たくない、ってなるのはおかしいよね」

男子B「ん?」

男子C「ほう」

男子A「まずさ。高槻さんは別に胸小さくないよ」

男子A「そりゃバストは73だけどさ。けど身長がまず小さいし、身体だってすごく細いよね」

男子A「そうして考えたらさ。数字だけ見てペチャパイとか、そういう決めつけは愚かだってわかるよね?」

男子A「正確にわかるわけじゃないけど、少なくともBは確実にあるよ。もう少し経てばすぐにCにもいきそうだし」

男子A「だいたい、僕らと同じで、まだ中学二年生だ。これから一番成長する時期が来る。高槻さんはこれからもっと綺麗になるよ」

男子A「綺麗といえば、スタイルだけじゃないよ。顔の造形もすごく整ってる。身体が小さいし普段から元気で笑顔だからちょっとわかりづらいけど、」

男子A「よーく観察してみると、鼻が高くて、目もくりっとしてて彫りが深い顔立ちなんだよ。笑っても、憂いていても、どんな表情でも絵になるような子なんだ」

男子A「それで、その表情が、これまたコロコロとよく変わるんだよ。感受性が強いのかな、とにかく話していても、見ていても飽きない。物事の受け止め方がすごく素直なんだ」

男子A「普通、僕らぐらいの年だったら、ちょっとワルぶったり、斜に構えたりしそうだけどさ。高槻さんはそういうところが全然ないよね。いつも一生懸命で、どこまでも頑張り屋。素敵だよ」

男子A「そんな、天使みたいな高槻さんなんだよ? 今この場において、一番大事なのがシチュエーションだとしても、そこで『対象が高槻さん』という要素が一切関係ないなんて、そんなことはありえないと思うんだけど、」

男子A「どうかな?」

男子B「お、おう」

男子C「はい」

男子A「…………」

男子B「…………」

男子C「お前、高槻のこと好きすぎだろ」

男子A「す、好きとか! そういうのじゃないよ!」

男子B「いやわかりやすすぎだろ。ベタ惚れじゃねえか」

男子A「う、うう……い、いや、好きとかそういうのじゃなくて……」

男子C「だいたいお前、高槻のこと観察しすぎだろ。バストが73とか、そんなん知らねえよ」

男子B「まさか目測なのか」

男子A「そ、そんなのできないよ。普通に写真集に載ってただけだよ」

男子B「こ、公表されてんのか、スリーサイズ……」

男子C「まあ、確かに高槻は可愛い」

男子A「でしょ? でしょ?」

男子B「まあな。……確かに、子供っぽい奴みたいな印象しかなかったけど、そう言われてみれば可愛いよな」

男子A「可愛いよね? 中学二年生になって、ツインテールが普通に似合いなんて、そうとう可愛いっていう証拠だよね?」

男子B「あー……確かに、あんな髪型は、クラスの他の誰がやっても違和感しかこねえだろうな」

男子C「高槻はふしぎと違和感ないな。いや、ふしぎでもないのか」

男子A「それでさ、高槻さん、たまになんだけど、ツインテールじゃなくて、一つにまとめてる時があるんだよ」

男子B「あったか?」

男子A「身体検査のときだよ」

男子B「……ああ! やってた! そういややってたわ。その日はずっとそのままだったような」

男子A「そう! 一つに纏めてるとき、急にすっごく大人っぽくなって、滅茶苦茶可愛かったよ。お姉さんっぽかった」

男子C「よく覚えてないな」

男子B「あー……なんか、そう言われると、改めて見てみたいな……大人っぽい高槻」

男子C「で、その可愛い高槻が、裸で壁の向こうにいるわけか」

男子A「は、話をそこに戻さないでよ……」

男子B「いや、重要なのはそこだろ。今」

男子C「間違いない」

男子A「もう」

男子B「高槻、今弟の身体を洗ってやってるんだよな」

男子C「もう忘れかけたけど、あー、浩司くんだっけ、羨ましいな」

男子A「高槻さんに身体を洗って貰えるんだもんね……」

男子B「俺らに可能性があるとすれば、高槻が働いてるそういう店にいくしかねえよな」

男子A「高槻さんはそんなところで働かないよ」

男子C「まあ、フツーに背中流して貰えるだけでも相当嬉しいわな」

男子B「すげー癒されそうだよな」

男子A「確かに、高槻さんはまさに癒し系だよね」

男子B「個人的には、癒し系からもう一歩進んだ、『元気にさせる系』だと思う」

男子C「語呂悪いな。わかるけど」

男子B「ホイミというよりは、バイキルトって感じ」

男子A「あー」

男子C「高槻に応援されたら、確かに普段以上の力が出そうだ」

男子A「高槻さん、うちの部のマネージャーとかして欲しいなあ」

男子B「まあ妄想は自由だけど、無理だろ。本人のほうがよっぽど忙しそうだし」

男子A「そうなんだけど……」

男子C「いや、しかしそれはいいな。想像するだけでいろいろと捗る」

男子B「だなー」

男子B「練習が一区切りついてさあ。皆があー疲れたなーとか言い合ってると、そこに高槻マネージャーがやってくるわけよ」

男子B「『お疲れさま! はいこれ、タイル!』って、差し出してくれるわけ」

男子B「でも、よく視ると、高槻自身もすげー汗かいてるわけ。部室で縫い物したり、整理したり、タオル渡して走り回ってるから」

男子B「そこでタオルを受け取って、言ってやるわけだよ。『ありがとう高槻。でも、お前のほうが汗すごいぞ。ほら』って、さっと高槻の汗をぬぐってやる」

男子A「おおー」

男子B「『あっ……き、気づいてなかったです。えへへ、ありがとうー』と、はにかむように笑って、また別の奴にタオルを渡しに駆けていく高槻。そんな日々」

男子A「いいね……すごくいい……」

男子C「そして、練習終わりの夕暮れ、鍵のかかった部室で高槻は『だ、ダメだよ、こんなところで――」

男子B「あのなあ、お前、すぐそういう方向に持っていくのやめろよ」

男子A「そうだよ」

男子C「なんでだよ。むしろそういう方向に持っていってこそ、だろ」

男子B「……いや、他の女子の話題なら、それもそうなんだが……」

男子A「高槻さんは、そういう対象じゃなくない? なんか、すごく罪悪感を覚えることない?」

男子C「罪悪感だあ?」

男子B「いや、高槻って、イメージほど幼くないけど、でも見た目はどうしても幼いだろ。小学生って言って通じるぞ」

男子B「下手すると、この銭湯にも小学生料金で入浴してかねない」

男子A「高槻さんが幼いかどうかはまた後で議論するけど、やっぱりそういう目で見る対象じゃないよ」

男子A「元気いっぱい、笑顔で活力を振りまくロケットガール、正統派アイドルなんだよ」

男子C「アイドルならグラビアだって出すだろ」

男子A「出てるけどさ」

男子B「買ったのかよ」

男子A「正直に言って、普段着なれてない水着を着させられてる感があって、よかった」

男子C「ほれみろ」

男子A「いや! でもやっぱり違うんだよ!」

男子A「確かに、僕らから見て、高槻さんは魅力的。ひょっとしたら、まあ、性的にも魅力的かも知れない」

男子A「けど!」

男子B「けど、なんだ」

男子A「けど、高槻さん自身は、まだそういうことを知らない! と、思う!」

男子B「あー」

男子C「知らないって……おまえ、流石にそりゃないだろ」

男子B「でもなー。常識的に考えればそうなんだけど。『高槻ならもしかしたら……』って考えちゃうところ、あるんだよな」

男子A「そうだよね。というかそうだよ」

男子C「いやいや…………希望を打ち砕くようで悪いが、それはないな」

男子B「なんでだよ」

男子A「納得できるだけの根拠と一緒に提示して欲しいね」

男子C「だって、さっきお前が言ってただろ。『高槻は6人兄弟の長女』だって」

男子A「言ったけど……それが?」

男子C「だから、つまりよお……」


男子C「絶対見たことあるだろ、両親の情事」


男子A「じょ、じょ……!?」

男子B「…………」

男子C「6人兄弟なんだろ? あの浩司くんが一番下なのか、それともまだ下がいるのかは知らんが、少なくともかなり年の離れた兄妹はいるよな」

男子A「いや、確かに、そうだけど!」

男子C「ということは、仮にあの浩司くんが3歳ぐらいだとして、高槻は今14歳。だから、だいたい10歳かそこらのときに目撃チャンスがある」

男子C「もしさらに下の弟なり妹がいるとしたら、11歳、12歳、13歳……完全に性教育を受けてる年齢で、目撃もありえる」

男子C「というか、6人兄妹とか。ひょっとしたらこの勢いで7人目もありえる数字じゃないか。ならもう、まさに最近にだって――――」

男子A「待って! 待って!」

男子C「ああん?」

男子A「やめよう! そういう生々しい推測は!」

男子B「でもなあ。確かにそう言われてみりゃ、ありえるよな」

男子A「やめようってば! 高槻さんはまだHなこと知らないんだ! 優しい高槻さんで変なこと考えちゃダメなんだ!」

男子C「認めろよー、お前。どんなに両親が配慮しても事故は起こるもんだから」

男子B「だよなあ。俺も見たことあるわ。正直キツかった。見なかったことにしたけど」

男子A「あくまで推測でしょ!」

男子C「ここで街角アンケートだ。両親のアレを目撃したことがありますか? 俺はある」

男子B「俺もある。で、お前は?」

男子A「……っ、ある……!」

男子C「ほらな。これで決まりだ! 高槻は、すでに性に目覚めているんだよ!!!」

男子A「暴論だよッ!!!」

男子B「いや、決まった。なんせ100%だからな! これはもう確定と言っていい数字!」

男子A「だからぁー! 偶然だろ! たった3人だけで何がわかるんだよ!!」

男子C「まどろっこしいな! だいたい、お前だって想像してみたらそそるだろうが! 高槻のエロいところ!」

男子B「そうだ! 両親の情事を目撃して、その普段見ない異常な光景に自覚なく興奮してしまって夜ひとりで布団を濡らす高槻をー!」

男子C「想像してみろォー!!」

男子A「イヤだぁー! 僕は信じないぞぉー!」

男子C「小さな身体でいっちょまえにビクビクする高槻!」

男子A「やめろぉ!」

男子B「弟たちが起きないよう必死に声を抑える高槻!」

男子A「やめろぉぉぉッ!!」

男子B「やめんわ! ひょっとしたら今だってシャワーをどこか気持ちイイところに当ててるかも知れんなぁー! フゥーハハハァー!」

男子A「うわああああああああああああああああああああああああああ!!!」

―――
――


男子A「――――……はぁ」

男子B「…………なんか疲れたな」

男子C「疲れてムラムラしてきた」

男子A「しっぱなしじゃん」

男子C「どこ見てんだよ」

男子A「そう言うなら隠すぐらいしなよ」

男子B「はー、高槻いいな。なんかいいな」

男子A「そこだけはわかってくれたようで何よりだよ」

男子C「……まあ、もう出るか。正直、のぼせそうだ」

男子B「賛成……」

男子A「フラフラしてきたよ……」

男子B「――プハァー! コーヒー牛乳うめぇー!」

男子A「僕はフルーツ牛乳派」

男子C「俺が何度蕎麦茶を奨めても、お前らホント飲まねえな」

男子A「あれちょっとクセあるからやだ」

男子B「あー、なんかもうちょっと時間潰してえな。高槻出てくるかもだし」

男子C「ああ」

男子A「こ、こう、銭湯の出口で待ち合わせするってロマンだよねえ」

男子B「夏ならいいけど、冬にそんなことしちゃ冷え込むよな、実際」

男子C「神田川だな」

男子A「なにそれ?」

男子B「でもよ、ひょっとしたらもう、高槻のほうが先に出てるっていう可能性もあるんじゃね?」

男子A「あ、そっか」

男子C「意味なく待ちぼうけとか間抜けすぎるしな……」


やよい「あ……」


男子A「ッ! 高槻さん!」

男子B「お、おい……」ヒソヒソ

男子C「高槻、風呂上りで髪降ろしてるな……!」

男子B「グッと印象変わるな……大人っぽいわ」

男子C「普段が普段だから、ギャップもデカいな。確かに美人の鱗片を感じる……」

男子B「濡れた髪がエロい」

男子C「グッとくるな……」

男子A「た、高槻さんも同じころにあがったんだね」

やよい「う、うん……あ、あの、三人とも…………」

男子A「え?」

男子B「ん?」

男子C「お?」


やよい「ぁ、ああいう話を大声でするのって、よっ、よっ、よくないんじゃないかなーって!!!」


男子A「………!!」

男子B「………!?」

男子C「……………」

やよい「そ、それだけですっ! 行こうっ、浩司っ!」

浩司「……? はぁ~い」

浩司「おにいちゃんたち、またね~」

男子B「ま、まて高槻! 違う! 誤解だ!」

男子C「待ってくれ! 話し合おう! ほらお前も何か――」

男子A「」

男子C「ダメだ固まってやがる! ああっ、高槻がもう店を出るぞ!」

男子B「待て! 待ってくれ! 本当に! 俺たちはわかりあえる!!!」

男子C「話せばわかる! 話せばわかる!」

追いかけろ! いやでもこいつ……! 馬鹿っ、こんなときに…… ああもう出て行く…… ヤイノヤイノ......


やよい(ぷ、プロデューサーに相談してみようかな……)

終わりですよ
やよいのロリボディには不思議な興奮を覚えるだけの魅力があるよって言いたかっただけです

こういうの続けていきたいんですがそれぞれのアイドルが居そう、行きそうな場所とかないですかね

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