まどか「ほむらの胸わたしより小さいワロタwwwwww」(135)

まどか「そんな・・・・・・こんなのってないよ、あんまりだよ」

QB「君が契約をぐずった結果だ。その結果暁美ほむらはワルプルギスの夜に敗北し、命を落とした。
そして間もなく、この街の住人の命、いや、この街さえ命を失うことだろう」

QB「だけどまどか、君なら、この逆境を一気に転覆することが出来る。君には、その力が備わっているんだ」

QB「だから僕と契約して、魔法少女になってよ!」

まどか「・・・・・・」

まどか「・・・・・・ねぇ、QB」

QB「なんだい?あまり話している時間の余裕はないけれど、願い事が決められないのかい?」

まどか「それもあるけど・・・・・・ねぇ、どうしてほむらちゃんはこんなになっちゃうまで苦しみ続けたの?
どうして、ほむらちゃんはこんなになるまで、わたしの契約を阻んでいたの?どうしてほむらちゃんは、わたしを
護ってくれようとしたのかな?」

QB「さぁ?結果として、彼女を守護する約束を反故にして命を落としたのだから、その謎には黙すしかないと思うけれど」

まどか「・・・・・・ほむらちゃんになれば、その謎が解けるのかな?」

QB「どうだろうね。暁美ほむらの魂は失われ、自由意志は消え失せた。それでも、蓄積した神経細胞は今も尚そこに君臨し続けている。
或いは君が暁美ほむらになれば君の憂いは一瞬で晴れることだろう。尤も、彼女が一つ一つの事柄に抱いた情感は伴わないけれど」

まどか「・・・・・・わたし、魔法少女になる」

QB「そうか――君ならば、誰よりも強力な魔法少女になるだろう。あのワルプルギスの夜だって敵じゃ――」

まどか「そんなことどうでも良い。・・・・・・ただ、こんなになるまでわたしにお節介を焼いてくれた人が救われないのは、絶対おかしい!
だからわたしは――ほむらちゃんになる!そして、ほむらちゃんがどうしてわたしを命を賭けてまで護ろうとしてくれた理由を知りたい!
そしてわたしが――ほむらちゃんを救いたい!!わたしは誰よりも強い素質を持っているんだよね、QB!なら、ほむらちゃんが乗り越えられなかった
逆境だって、わたしなら、乗り越えられるんだよね!?」

QB「造作もないだろうね」

まどか「なら、わたしはほむらちゃんになりたい!!そして、ほむらちゃんを助けたい!!わたしがどうなろうと良い、わたしの存在が消えてしまっても良い!!
ただ、命を落としてまでわたしを護ろうとしてくれたほむらちゃんが救われない世界は、絶対におかしいから!!!」

まどか「だからQB、わたしの願い事を叶えて――わたしはほむらちゃんになりたい!そしてほむらちゃんの全てを知りたい!!
そして――ほむらちゃんを救いたい!!!」

QB「解かった――君の祈りはエントロピーを凌駕した――解き放ってごらん、それが君の新しい力だ」

早乙女「それでは、転校生を紹介します」

さやか「そっちが後回しかよ!!」


ほむら「あ、・・・・・・暁美ほむらです。皆さんよろしくお願いします」


さやか「うわー、すげぇ美人」

まどか「うん・・・・・・そうだね。あんな美人さん、見た事ないよ・・・・・・」

ほむら「・・・・・・」ギッ

まどか「!?」ビクッ

さやか「まどか、あんた今ガン飛ばされなかった?」

まどか「え、あ、う、えっと、わ、解かんない・・・・・・」

さやか「知り合いとか?」

まどか「ううん!全く知らないよ・・・・・」

ほむら「・・・・・・」

さやか「凄いねぇ、転校生の人気・・・・・・」

仁美「まぁ、惹かれる気持ちも解かりますわ。あれほど麗しい方はあまりお目に掛かれませんもの・・・・・・」

さやか「うぅん?もしかして仁美ぃ、もしかしてそっちの気があったりぃ?」

仁美「はいはい。それよりもまどかさん、先ほど・・・・・・」

まどか「あ、うん。仁美ちゃんも気付いてたんだ・・・・・・でも、全然知らない人なんだよね・・・・・・」

仁美「まどかさんは他人に恨みを買うような人ではありませんから、そういうのならあの方の思い入れなのでしょう・・・・・・」

さやか「まどかに人目惚れとか?」

まどか「ウェヒヒ・・・・・・それはないと思うけど・・・・・・」

仁美「それはとてもすばらしいことだとわたくしは考えます」キラキラ

さやか「あれ、なんか変なスイッチ押しちゃった?」

まどか「ひ、仁美ちゃん?」

仁美「数多の運命の中で天文学的な確率の中巡りあった運命の二人――素敵なことだと思いませんか!?」キラキラ

さやか「自分がそっちの気はなくても他人がそれだと喜ぶ人種かこいつ・・・・・・」

まどか「ウェヒヒ・・・・・・」

さやか「だけどまぁ、強ち間違ってもいなかったり――うぅむけしからん!
あたしの嫁を横取りしようとする女狐め、成敗して信じぜよう!」

まどか「ってさやかちゃん、何処に行くの!?」

さやか「なぁに、ちょっと話を聞きに行くだけだよ。あたしの可愛い嫁に色目を使った――とおっと」ドン

ほむら「・・・・・・大丈夫?」

さやか「あ、えっと・・・・・・」

ほむら「・・・・・・ごめんなさい」スイッ

さやか「あ、あたしも・・・・・・」

ほむら「・・・・・・鹿目まどかさん。貴方がこのクラスの保健係よね?」

まどか「あ、うん」

ほむら「ちょっと気分が悪くなってきたの・・・・・・連れて行ってくれるかしら?保健室」

まどか「えっと・・・・・・」チラッ

ほむら「良いかしら?」

さやか「あっ、ならあたしたちも――」ガシッ

仁美「若いお二人の邪魔をしてはいけませんわ、さやかさん。さぁ、まどかさん、連れて行って差し上げて下さい」

さやか「ちょっ、仁美!?は、離せよぉ」

仁美「まぁまぁ」

さやか「まぁまぁじゃねーって!」

まどか「あ・・・・・・それじゃぁ、行こっか」

ほむら「ありがとう」

さやか「あっ、まどかー!」

仁美「・・・・・・運命に引き裂かれる竹馬の友である二人・・・・・・これはこれであり・・・・・・?」

さやか「ねーよっ!!」

まどか「暁美・・・・・・さん?」

ほむら「・・・・・・ほむらで良いわ」

まどか「ほむら・・・・・・ちゃん」

ほむら「・・・・・・何かしら?」

まどか「か、変わった名前だよね!?」

まどか「あ、えっと、変な意味じゃなくてね!?」

ほむら「・・・・・・」

まどか「・・・・・・あぁはは・・・・・・」

まどか「・・・・・・あれ?あの、ほむらちゃん、えと、保健室は此処で・・・・・・」

ほむら「知っているわ。でも、生憎保健室に用はないの。何処か、ゆっくり話が出来る場所に移動しましょう」

まどか「え?」

ほむら「屋上なんかが、良いかしら?」

まどか「だ・・・・・・誰も居ないね」

ほむら「もうすぐ、授業が始まる時間だから当然よ」

まどか「そ、そうだよね、ははっ」

ほむら「それじゃぁ、ベンチにでも座りましょうか」

まどか「えっと、あの授業は・・・・・・」

ほむら「そんなこと、どうでも良いわ」ギロッ

まどか「あ・・・・・・うん」


まどか「・・・・・・」チラッ

ほむら「・・・・・・」

まどか「・・・・・・」チラッ

ほむら「鹿目まどか」

まどか「は、はいっ!?」ビクッ

ほむら「貴方はいつも、自分に不満を持っていたわよね。得意な学科は何もなくて、鈍臭くてなんの取りえもない。
そんな自分がどうしようもなく嫌だと・・・・・・」

まどか「え、あ、た、確かに、そうだけど、え?ど、どうしてほむらちゃんが?」

ほむら「例えば貴方のその怠惰が一人の人間の命を蝕み、殺すことになると教えてたら、貴方はどうする?」

まどか「・・・・・・は?」

まどか「な、何言ってるの、ほむらちゃん?」

ほむら「事実よ・・・・・・この、人殺し」

まどか「え・・・・・・?」

まどか「ぐあっ!?」ギュゥ

ほむら「憎たらしいよ、あなた・・・・・・そうして、薄ら笑い浮かべて周囲に融和して、その癖虚栄心は人一倍強くて・・・・・・
それが!たった一人の女の子の人生に滅茶苦茶にしたのよ!!どうして、彼女は傷付かなければいけなかったの!?どうして、
裏切られて、誰も信用出来なくなるまで心をずたずたにされなければいけなかったの――どうして!!鹿目まどかはそんなにも弱いの!!」ギュウギュウ

まどか「ぐっ・・・・・・ぐるじぃっ・・・・・・」パッ

まどか「あっ――はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」

ほむら「どうしてあなたの劣等感をわたしが理解していたか解からないよね?このままじゃほむらちゃんが異常者扱いされるから教えてあげるよ・・・・・・
こんなわたしでも、ほむらちゃんにとっては大切な・・・・・・友達・・・・・・!」ギリッ

まどか「なっ・・・・・・何を言ってるの?ほ、ほむらちゃんはあなたじゃ――」

ほむら「違うよ・・・・・・わたしはほむらちゃんじゃない。ほむらちゃんになって、彼女の人生を修正しようとしている」

ほむら「鹿目まどか、だよ」

まどか「え、は・・・・・・え?」

ほむら「信じられないよね、それは仕方がないと思う――QB」

QB「なんだい、まどか?」

まどか「何・・・・・・兎?猫?」

QB「やぁこの世界の鹿目まどか!僕の名前はQB!!」

QB「それにしても、君はまどかほどの素質はないんだね、同じ人間だろうにびっくりだ!!
ならば、これまでのまどかの資質は暁美ほむらの時間遡行に因果があると見て良いだろうね!
君に付いて来たのは正解だった!」

まどか「素質・・・・・・?時間遡行・・・・・・?付いて、来た・・・・・・?」

まどか「意味・・・・・・解かんないよ・・・・・・!!」

ほむら「この世界には魔法少女という存在が跋扈している・・・・・・わたしはその力で過去に遡った未来の鹿目まどか・・・・・・
そしてこいつらは、奇跡を売り歩いている悪魔」

QB「悪魔とは人聞きが悪いな。やれやれ、体が暁美ほむらになり、知識さえも暁美ほむらと同化すると、
段々君が暁美ほむら本人かと錯覚してしまうよ」

ほむら「QBの御託は良い・・・・・・理解出来た?」

まどか「訳解かんないよ!!」

まどか「未来のわたしとか、魔法少女とか!何言ってるの!?あなた、頭おかしいよっ!!
変なことに、わたしを巻き込まないでよ!!」

ほむら「・・・・・・そうやって、自分が活躍する場を願っていながら、いざ苦境に立たされると一目散逃亡・・・・・・
本当、鹿目まどかって、醜い」

まどか「五月蝿い!!もう知らない、これ以上わたしに干渉してこないで!!」ダッ

ほむら「・・・・・・」

QB「・・・・・・行ってしまったね。しかし、どうするんだい?暁美ほむらの望みはまどかとの平和な日々だろうに。
これじゃぁ彼女の人生を修正するなんて無理じゃないか。寧ろ、悪化させているとしか思えないな」

ほむら「・・・・・・うぅん。そんなことないよ。確かに、あれを見ていると虫唾が走ってつい情的になってしまったけれど・・・・・・」

ほむら「・・・・・・それでも、自分のことは誰より一番、わかっているつもりだから」

QB「・・・・・・そうかい。折角付いて来たんだ、では僕はその事の顛末を見届けようじゃないか」

ほむら「・・・・・・ふん」

QB「・・・・・・やれやれ」

飯食ってくる

まどか「(意味解かんない・・・・・・魔法少女とか、QBとか未来から来たわたしとか・・・・・・!!)」

ほむら『違うよ・・・・・・わたしはほむらちゃんじゃない。ほむらちゃんになって、彼女の人生を修正しようとしている』

ほむら『鹿目まどか、だよ』

まどか「(首・・・・・・痛いよぉ・・・・・・)」

ほむら『憎たらしいよ、あなた・・・・・・そうして、薄ら笑い浮かべて周囲に融和して、その癖虚栄心は人一倍強くて・・・・・・
それが!たった一人の女の子の人生に滅茶苦茶にしたのよ!!どうして、彼女は傷付かなければいけなかったの!?どうして、
裏切られて、誰も信用出来なくなるまで心をずたずたにされなければいけなかったの――どうして!!鹿目まどかはそんなにも弱いの!!』

まどか「わたし・・・・・・そんなの知らないもん・・・・・・!」

ほむら『・・・・・・そうやって、自分が活躍する場を願っていながら、いざ苦境に立たされると一目散逃亡・・・・・・
本当、鹿目まどかって、醜い』

まどか「・・・・・・もぅ・・・・・・やだぁ・・・・・・!」


まどか「あ・・・・・・そっか。一時間目、体育だったよね・・・・・・」

まどか「・・・・・・」

まどか「・・・・・・帰っちゃおっかなぁ・・・・・・」

まどか「・・・・・・さぼっちゃった。こんなの初めて・・・・・・」

まどか「こんなことして・・・・・・わたし、馬鹿みたい・・・・・・」グスッ

――ならいっそ・・・・・・死んじゃえばいいんだよぉ♪

まどか「――え?」

まどか「な――何、此処!?」

まどか「わ、わたし、今まで道路歩いていたのに――な、何、あれ、門?」

まどか「な、何か来る、い、嫌!!来ないでよぉ!!来ないで!!」

まどか「誰か、誰か助けてぇ!!」

シュン――

まどか「やだよぉ死にたくないよぉ!!」ジョワァ

ほむら「命乞いだけは――立派なものだね」

まどか「えっ――」

まどか「あ・・・・・・」

QB「もう大丈夫だよ、鹿目まどか!魔女はまどかが退治したからね」

ほむら「情けない・・・・・・膝を屈して頭を抱えて必死で誰かに助けを乞いて挙句の果てにおもらし?
救いようがないよ・・・・・・貴方・・・・・・」

まどか「あっ・・・あっ・・・ど、どうして、あなたが・・・・・・」

QB「彼女は魔法少女だからね!こうして魔女を狩るのが、彼女の宿命さ!」

まどか「ま、魔女ぉ?魔法少女ぅ・・・・・・?」

ほむら「それにしても、わたしの武器は弓なんだね。ほむらちゃんの記憶の中ではわたしは確かに弓を使っていたけど。
でも、わたしはほむらちゃんなのに」

QB「正直、魔法少女は条理を覆す存在だ。その希望がどのような奇跡を齎すのか、僕にさえ計り知れないよ」

ほむら「そして絶望もどのような破滅を齎すのかも――僕ら、インキュベータにさえ、でしょ?」

QB「全く、暁美ほむらとは、厄介な存在だね」

まどか「ねぇ、あの!」

ほむら「何?おしっこ臭いから、早く帰った方が良いと思うよ?わたしも、わたしがそんな無様だと、
また屠りたくなってくるから」ギロッ

まどか「ひっ!」ビクッ

まどか「あ、あっ、あの」

QB「そんなに威嚇することもないだろう、まどか」

ほむら「・・・・・・ふん」クルッ

まどか「待って!!」

ほむら「・・・・・・何?」

まどか「あ、あのっ」

まどか「さ、さっきのって」

ほむら「QBの言った通りだよ。魔法少女のわたしは人間を襲う魔女を駆除した。それだけ」

まどか「ど、どうして!・・・・・・どうして、わたしを助けてくれたの?・・・・・・わたしのこと、
嫌いだって、醜いって、憎いって言ってたのに・・・・・・」

まどか「ど・・・・・・どうして?」

ほむら「・・・・・・」

ほむら「・・・・・・それでも、あなたはほむらちゃんの大事な鹿目まどかだから」

まどか「え・・・・・・?」

ほむら「ほむらちゃんの人生には鹿目まどかが必要なの。だから、あなたを決してわたし以外の誰にも
傷付けさせはしない」

ほむら「絶対にね」

まどか「・・・・・・!」

QB「君は傷つけるんだね」

ほむら「黙って。行くよ、QB」

QB「やれやれ」

まどか「・・・・・・」

ほむら「・・・・・・」スタスタ

まどか「・・・・・・」トボトボ

ほむら「・・・・・・」スタスタ

まどか「・・・・・・」トボトボ

QB「鹿目まどかは、君に何か用があるんじゃないのかい?」

ほむら「・・・・・・ちっ」クルッ

ほむら「・・・・・・他に、何か用なの?」

まどか「あっ!あ、あ、あ、あのっ」

ほむら「一々怯えないで。その仕草、とても腹が立つから」

まどか「ご、ごめん」

ほむら「だからそれが!!」

まどか「ひっ!!」ビクッ

QB「埒が開かないね。鹿目まどか、一体どうしたんだい?殺気立った彼女より。僕の方が、話し易いだろう?」

まどか「え、あ」

QB「どうして僕らの後を附いて来るんだい?」

まどか「あ・・・・・・あの」

QB「うん?」

まどか「あ、あの、もっと・・・・・・教えて、ほしいなって?」

QB「何をだい?」

まどか「えっと・・・・・・魔法少女、とか。魔女とか、出来れば、もっと詳しく教えてもらえたらなって・・・・・・」

ほむら「時期が来れば、それを説明してくれる人や、この世界のQBが貴方を唆しに来る・・・・・・首を洗って待ってなよ、噛み易いようにさ」

QB「そんな言い方することもないだろう、まどか。全く、ほむらになってからというもの、君は攻撃的になったね」

ほむら「・・・・・・当たり前でしょう。あなたたちや・・・・・・わたしたちがほむらちゃんにしてきたことを知れば、誰だって、こうなるよ」

ほむら「感情のないQBには無理かもしれないけどね」

QB「やれやれ・・・・・・」

まどか「それでも!」

ほむら「何?」ギロッ

まどか「そっ・・・・・・!それでも、教えてって言ったら、駄目、かな?わたし、あなたから、知りたい!」

ほむら「どうして?」

まどか「た、助けてくれたのは、あなただし・・・・・・」

ほむら「・・・・・・『頭おかしいよ!』『干渉してこないで!』」

まどか「!」ビクッ

ほむら「そう言ったのは、あなただよね?それともなに、自分の言葉に責任持てないの?
本当、駄目な子」

まどか「ご、ごめん・・・・・・」グス

QB「説明くらい良いじゃないか。鹿目まどかにはまどかほどではないけれど、素質はあるんだ。聞く権利はあるはずだよ?」

ほむら「なら、QBが話してあげれば良いじゃない・・・・・・わたしは、好きにさせてもらうから」スタスタ

まどか「あっ・・・・・・」

QB「やれやれ・・・・・・まったく君はどうかしてるよ、まどか」

ほむら「・・・・・・」スタスタ

QB「まぁ良いか。お許しは出たんだ。それじゃぁ、魔女と魔法少女、そして君が質問する中で僕が答えられることだけを返答させてもらうかな」

まどか「あ・・・・・・うん」

QB「僕だけじゃ不服だろうけれど、許してね?」

まどか「うぅん・・・・・・そんな・・・・・・」

QB「よしそれじゃぁ――」

まどか「あ、待って!・・・・・・これから、わたしのお家に行って、それからで、良いかな?」

QB「うん?まぁ、僕は構わないよ?」

まどか「ありがとう・・・・・・」

QB「――とまぁ、魔法少女と魔女についてはこれくらいかな」

まどか「そんなことが・・・・・・今まで、全然気が付かなかった・・・・・・」

QB「そういうものだからね」

まどか「ふぅん・・・・・・」

まどか「・・・・・・ねぇ、QB」

QB「なんだい?」

まどか「わたしも、魔法少女になれるんだよね」

QB「そうだよ!君には素質があるからね。尤も、凡百は避けられないけれど」

まどか「それでも、誰かの役に立つことが出来るんだ・・・・・・」

QB「そうとも考えられるね」

まどか「・・・・・・わたしも、魔法少女になりたいな」

QB「それは僕ではなく、この世界のQBに頼むよ。僕は彼らとは別個の存在だ。この世界に僕の意義はないからね」

まどか「うぅん・・・・・むつかしいこと、よく解かんないや」

QB「それでこそ、まどかだよ」

まどか「え・・・・・・?」

QB「い、いや・・・・・・なんでもない

まどか「・・・・・・そう」

QB「しかし君が魔法少女になると言えば・・・・・・彼女が黙っていないだろうけれどね?」

まどか「・・・・・・もう一人のわたし?」

QB「違うよ」

まどか「・・・・・・え?」

QB「暁美ほむらさ」

まどか「え・・・・・・えっと、だからそれはもう一人のわたしで」

QB「違うよ。彼女は暁美ほむらを器にした未来の君だと、言っていたじゃないか。
全く、頭はあまり良くないんだね、君」

まどか「うぅ・・・・・・酷いよぉQB・・・・・・」

まどか「・・・・・・暁美ほむら、ちゃん」

まどか「・・・・・・ねぇ、QB」

QB「なんだい?」

まどか「・・・・・・あの、もう一人のわたしじゃなくて、そのほむらちゃんって・・・・・・一体、どういう人なの?」

QB「華麗なる君の守護者さ」

まどか「・・・・・・何それ」プッ

QB「そのままの意味だよ。彼女は常に僕から君を引き剥がし、君と僕の契約を妨害してきた。
そしてたった一人でワルプルギスの夜に挑み、死んだ」

まどか「死んじゃった・・・・・・?」

QB「うん。尤も、それは先刻まどかが君に言ったはずだけれど」

まどか「・・・・・・」

ほむら『例えば貴方のその怠惰が一人の人間の命を蝕み、殺すことになると教えてたら、貴方はどうする?』

まどか「あ・・・・・・」

QB「思い出したかい?」

まどか「・・・・・・でも、それってさ」

QB「なんだい?」

まどか「・・・・・・わたしは、悪くないよね」

QB「僕には解からない。それは君の独断でも良いと思うし、多数決するのも正しいのかな?
とにかく、君達の善悪を解さない僕らには、訳が解からないよ」

まどか「・・・・・・」

QB「否定して欲しかったのかい?」

まどか「・・・・・・だって、訳が解からないんだもん・・・・・・」グス

まどか「いきなり未来から来たわたしだとか、暁美ほむらちゃんはもう死んでいるとか、それもわたしが殺したとか言われて・・・・・・
わけわかんないよぉ・・・・・・」グス



バイト行ってきます
落として良いよ

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内


新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

一応こんなだが、夏休みだからなぁ

ほむ

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