遊戯(25歳)「いらっしゃいませー・・・」(399)

僕は武藤遊戯。かつて伝説のデュエリストと言われた男だ。

高校を卒業した僕は就職先が見つからず、爺ちゃんの経営するカードショップの店員として働いている。

遊戯「・・・」

子供「ねーねー変な髪型のおじちゃん、ストラクチャーデッキある?」

遊戯「おじ・・!・・・はい、ありますよ」スッ

子供「わー!これだよママ、買って買って~」

母親「はいはい、仕方ないわねえ」

遊戯「1050円になりまーす・・・」

遊戯「(はぁ・・・何やってんだろ僕・・・)」

かつての仲間、城之内くんや海馬くんたちがいま何をしてるかは知らない。

ああ、海馬くんはデュエルモンスターズの制作会社の社長としてテレビにでてたっけ・・・

デュエリストキングダム・・・バトルシティ・・・もう一人の僕・・・またあの日に戻りたいなぁ・・・

そんなある日のことだった。

カランカラン

遊戯「しゃーせー・・・」

?いつもならカードを買いに来た子どもの声が真っ先に響くはず・・・

遊戯「・・・?」

遊戯「・・・!!」

そこに立っていたのはなんと・・・

海馬くんだった。

海馬「・・・・」

遊戯「え・・・あ・・・う・・・」

海馬「久しぶりだな遊戯」

あ然とする僕に整ったスーツ姿でツカツカと歩み寄ってくる。

店内に客はゼロ。昔、じいちゃんにブルーアイズを交渉しに来たときとは違った、遥かに大人びた風貌の海馬瀬人が遊戯の前にいた。

遊戯「ひ、久しぶりだね海馬くん・・・」

海馬「ああ、久しぶりだな」

そう言って海馬くんは近くにあったデュエル用パイプ椅子に目を止め、スッと腰掛ける。

海馬「ふぅん・・・」

海馬くんはまるで昔を想い出すかのように店内の様子をじろじろと見回す。

遊戯「・・・・」

あまりの突然に僕はしばらく情けなく立ちっ放しであった。

5分もした頃だろうか、部屋の奥からじいちゃんが出てきて、海馬くんに声をかけた時、ようやくその沈黙が途切れた。

双六「・・・?おい、まさか君は海馬瀬人君か?」

海馬「ん?・・・おや、遊戯のお祖父さんではないですか、ご無沙汰してます」

そう言って海馬くんは起立し、深々とおじぎする。

双六「ほほー!!こりゃまた懐かしい顔じゃのぅ!!何年ぶりじゃ?確か遊戯が高校生だった頃以来かね?」

海馬「ええ。昔はご無礼なことをして申し訳有りませんでした。あなたには一生頭が上がりません。」

双六「こりゃぁまぁ・・・あの海馬くんがそんなことをいうなんてのぅ・・・おとなになったもんじゃの」

海馬「はは。積もる話はまた今度にでも・・・それより遊戯、今日は君に用があってきたんだ」

遊戯「・・・え?」

しばらく二人の様子を観客の視線で見ていた僕は不意を突かれて吃る。

海馬「遊戯、もう一人の遊戯は本当にもういなくなったのか?」

遊戯「あ・・・・う、うん・・・エジプトで過ごしたあの日以来、一度も現れてないよ・・・千年パズルもね・・・」

海馬「ふぅん、そうだろうな」

遊戯「はは・・・」

海馬「・・・・」

海馬くんは僕に一切視線を合わせず、店内を見回しながら喋る。

海馬「・・・デュエリストは引退したのか」

遊戯「え・・・あ・・・まぁ・・・一応、社会人にもなったしね・・・デュエルする人もいないし・・・」

海馬「そうか」

気まずい沈黙が続く。

遊戯「・・・で、でも、一応まだデッキはあるよ!城之内くんとかが不意にデュエルしようって言ってくる可能性も否めないしね・・・はは」

遊戯「そ、そうだ、今デュエルしてみる?僕、今の環境にも一応ついていけてるよ なんたってカード店員だからね・・・あ、でももちろん海馬くんの方が凄いと思うけど!」

海馬「・・・・」

一気にまくし立てる僕。そういえば海馬くんとまともに話した記憶ってないや・・・

海馬「まだデュエルはできるんだな?」

遊戯「う、うん」

海馬「そうか。ならいい」

沈黙の後、海馬くんは二言だけの質問を投げかけ、立ち上がった。

海馬「遊戯、楽しみにしておけ。一週間後に面白いことを行う予定だ。」

海馬「俺の会社から通知が届くはずだ。かつての最強デュエリストのお前なら、必ずや惹かれる内容であろう」

海馬「俺が聞きたい、伝えたかったのはこれだけだ。じゃあな。」

海馬くんはそう言って風の様に店を去った。

遊戯「・・・」

双六「・・・一体なんじゃったじゃ?」

遊戯「わ、わかんないよ」

遊戯「で、でもあの海馬くんがわざわざ僕に会いに来て伝えたかったことって・・・まさか・・・」

バトルシティ。その単語が何度も頭の中で反芻する。

もう一度デュエルがしたい。あの熱い日々を味わいたい。

その感情が、彼が去って5分もしない内に、胸の中に沸き上がってきた。

そして、数日後のことである。

双六「おーい遊戯」

遊戯「なに?」

定休日ということもありパソコンの前で正座し、お菓子を食べていた僕にじいちゃんが声をかけてきた。

双六「電話じゃよー」

遊戯「?」

誰だろう?僕に電話をかけてくる人なんて数年ぶりだ。クレカの引き落としかな?今月は使い過ぎたからかな・・・

そんな不安を一瞬で覆したのは、かつての最強で最高の友人の声であった。

『あーあー。聞こえてますか―?遊戯さん?』

「?ど、どちらさまですか」

『どちら様ですかだってよー杏子!お前俺の声も忘れちまったのかよー』

「え・・・?」

記憶が蘇ってくる。まさか・・・

「城之内くん?」

『よーーーやく思い出したか遊戯!!俺達の間には0.5秒もかからないはずだって杏子とアイス賭けてたんだけどなー負けちまったぜ!』

「ど、どうしたの!?本当に久しぶりだね城之内くん!今何してるの?今どこ?僕今暇なんだ!」

『まーまー、そうあせんなって遊戯。俺も色々忙しくってよー、最近ようやく落ち着いてきたからこうやって電話できたんだぜ』

「杏子もそこにいるの?本田くんは?獏良くんは?僕も会いたい!」

『だから落ち着けって!wあとで会いに行くからよー、遊戯んちだよな?みんな遊戯に会いたいって言ってるぜ』

「そ、そうなんだ・・・うん・・・城之内くん、ありがとう・・・」

一人ぼっちだった不安と、何年たっても昔と同じ調子の城之内くんの声に、なぜか声が潤む。

『おいおい、泣いてんのか遊戯?相変わらずだな~』

「え、えへへ」

『今大丈夫か聞きたかったんだけどよー、ヒマみたいでよかった!今からみんなといくから待ってな』

「うん」

『話ってのはその後で☆んじゃあとでな~!』ガチャ

ツー・・・ツー・・・

数十分後。

そこには高校時代の、僕の親友と言える人々が、僕の前に立っていた。

城之内「よっ!遊戯!」

杏子「遊戯~!久しぶりね!!!」

バクラ「やあ遊戯くん・・・昔とあまり変わってないね・・」

本田「城之内が電車の駅間違えやがってよー!!本当ならあと15分は早く来れたんだがなー」

城之内「うるせー!!」

遊戯「み、みんな・・・!!」

仕事のせいか、かなり日焼けして髪も黒くなった城之内くん、

ますます豊満な体になった杏子、

昔より少し背が伸びた本田君、

髪をバッサリ切って男っぽくなった獏良くんが、そこにいた。

城之内「さっそくですまねえが、すまんかった遊戯!!」

遊戯「ええっ!?」

いきなり頭を地面に擦り付ける城之内くん。

本田「あちゃー・・・ほんとにやりやがった」

城之内「高校卒業してからほんっとうに忙しくてよ・・・!就職先が3回変わるわ、静香が大学に合格するわで全国飛び回ってて・・・!」

杏子「私はつい先月日本に帰ってきたばかりなんだけど・・・ほんと城之内ったら連絡もとれやしないの。この集まりだって決まったの3日前よ?ほんとびっくり」

城之内「だがお前のことは片時も忘れちゃいなかった!こうしてお前に再び会えたこと、本当に嬉しく思ってる!」

ガシッ。

熱い抱擁で僕を抱きしめる城之内くん。

遊戯「ちょ、ちょっと城之内くん・・・ぼ、僕は別に気にしてないよ、本当にみんな変わった・・・んだね」



みんな変わった・・・変わってないのは僕だけ・・・

遊戯「・・・でもうれしいよ、本当に。みんな、今日はなんで僕に会いに来てくれたの?」

城之内「おう!そのことなんだがよ」

杏子「あんたはバカなんだから黙ってて!あたしが説明するから」

城之内「にゃんだとぅ!?」

杏子「はぁ・・・。遊戯、この前海馬くんに会ったでしょう?」

遊戯「え?う、うん・・・でもどうしてそれを?」

食って掛かる城之内くんを抑える本田君と獏良くんを眺めながら、返答する僕。

杏子「実はね、あたしたちのとこにも海馬くんが来たのよ。ほんとびっくりしたわ・・・海馬くんと二人で話すなんて、一生考えられない出来事だったもの」

杏子「でね、かつてのデュエリストと今の若い子たちとで、バトルシティみたいな大会を開くそうなのよ。」

遊戯「バトルシティ!?」

杏子「あ、そのままじゃないんだけど。今回はひとつの場所に集まって、デュエルするんだって。参加者はごく一部だけらしいわ」

杏子「でね、今日はその作戦会議にきたってわけ。」

遊戯「や、やっぱり・・・!僕も予想はしてたんだ・・・うん!みんな、僕の部屋に上がってよ!」

面接官「特技はかっとビングとありますが?」

ゆうま 「はい。かっとビングです。」

ミホは原作とアニメじゃ大分性格違うな
城之内「今度の土日さー休みに皆でどっか行こうぜー」
ミホ「ハワイハワイ~」 本田「ミホちゃんさすがにそれは」ミホ「えへーwww」
とかって会話を下校のときにしてたな

バクラの妹ってどうなったんだよ

みんなを部屋に上げ、話を詳しく聞く僕。

杏子によると、マリクさんやリシドさんや、舞さんらも来るそうだ。

会場は海馬くんの会社の船で行く、KC所有の私有島らしい。

説明の最中、杏子以外のみんなは楽しそうに僕の部屋を物色していた。

城之内「おい、コレ懐かしいカードだなぁ!「鎖付きブーメラン」だって」

本田「あ、それお前が持ってたやつじゃねえか!」

城之内「そうだったっけ?いやいや俺のデッキは魂のレッドアイズギャンブルデッキ・・・」

獏良「そういや、城之内くんってよくあのデッキでバトルシティで勝てたよねw」

城之内「うるせーな!でも確かにお前とあたってたら負けてたっぽいわ・・・」

本田「でもあのマリクじゃない方のマリクに実質勝ってたよな、お前。本当の決勝は遊戯とお前だったんだよなー」

城之内「そのとおりだぜ本田!今の俺ならあの業火でも普通に耐えられたんだがよーあの頃はひ弱だった!」

>>175
妹の天音ちゃんはすでに死んでるらしいぞ
6巻で死人に手紙書いてたらしいぞwww

そんな会話を微笑ましく思いながら、会話を続ける僕。

遊戯「で、今日は現環境がよくわからないみんなに僕がレクチャーして、デッキを組もう!ってことなんだね?」

杏子「そういうこと。さっすが遊戯♪」

遊戯「うん、任せてよ!今も実はデッキだけは持っててさ・・・」

ごそごそ、とカード棚を漁る僕。

遊戯「これとこれと・・・これもだったかな」

城之内「・・・すげーな遊戯、全部お前のか?」

遊戯「あ、ま、まぁね・・・結構、強いカードのパックとかサーチして中抜きとかしてるし・・・」

本田「意外に黒い遊戯、新発見」

獏良「僕も参加しようかな~」

城之内「お、おい遊戯。最近のは生け贄召喚じゃなくなってたり、シンクロ?だとかあるらしいんだが俺らでも大丈夫?」

遊戯「え。うん、大丈夫、あれはすぐ覚えられるよ。じゃあ今から始めようか」

遊戯「伝説のデュエリスト達の復活を!」

酷いクズ店員である

ザザーン・・・・ザザーン・・・・

海馬「皆さん、今回は揃ってお集まりいただき、誠にありがとうございます」

海馬「KC代表戸締役社長として、心から感謝申し上げます。」

1ヶ月後。集合場所の埠頭に集まったデュエリスト達は、真剣な面持ちで海馬くんの声に耳を傾けていた。

海馬「今から行うことは言うまでもありません。皆さんの魂宿るデッキで、本当の最強を決めようと言う大会です」

海馬「場所は船で移動しながら行います。なお、この大会は普通の大会ではありません。かつてバトルシティと言われた大会があったことをご存知でしょうか」

海馬「今日はその大会での優勝者、準優勝者などの伝説のデュエリスト達も参加しています」

ざわめく会場。

海馬「そして、当然のごとくバトルシティ3位であるこの私も、大会に参加します。どうぞ、デュエルアカデミアの皆さんも、かつても猛者の皆さんも、100%の力で参加してください。」

遊戯「とうとう始まるんだね・・・あの時よりも更に強くなったデュエリスト達との死闘が!」

海馬「それでは出航致します。ブルーアイズ・ホワイトシップ、出航!!!」

花咲「」
鯨田「」
騒象寺「」
孤蔵野「」
御伽「」
牛尾さん「」
鉄板アイスホッケー「」
イレバージ「」
囚人No.777「」

今の遊戯王

遊馬(主人公)「ガガガマジシャンとゴゴゴゴーレムでオーバーレイネットワークを構築!
         エクシーズ召喚!No.39 希望皇ホープ!」

シャーク(ライバルその1)「諦めないって言葉は…イラッとくるぜ!」

カイト(ライバルその2)「狩らせてもらおうか、貴様のナンバーズを!光の化身、いま降臨!
               現れろ!銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズフォトンドラゴン)!」

カイト「(赤外線ワイヤーを相手に腕に巻きつけて)
    このデュエルアンカーがある限りデュエルから逃げることはできない」

カイト「俺がナンバーズを狩るとき、相手の魂ごと抜き取るのさ」
遊馬「じゃあ抜き取られた魂はどうなるんだよ!?」
カイト「知らん、そんなことは俺の管轄外だ」

カイト「行け!銀河眼の光子竜!破滅のフォトンス……
    (弟が倒れたと知って)このデュエルは預けた!」

第1部終わりです

デュエル編はまたスレ立ててやろうと思ってます、それと皆さんに質問ですがこのキャラはこんなデッキを使って欲しいなどの要望はありますか?
あれば安価で教えてください、それを元にストーリーを書き溜めてこようかと思います
ご精読ありがとうございました

風紀委員牛尾さん最強デッキにしてください

遊戯王5D's

・もちろん中盤以降はデュエルのダメージがリアルダメージに
・場合によってはデュエルに負けると死ぬ
・未来の世界ではエネルギー機関が暴走して人類滅亡
・生き残った人類数名がタイムトラベルして主人公達の時空に来る
・未来が滅びたのはシンクロ召喚のせいでエネルギー機関が暴走したから。
 だから主人公たちの住む街ごとエネルギー機関を破壊して世界を救う
・未来人のひとりはシンクロモンスターを吸収するサクリファイスみたいなモンスター使う
・だからシンクロ進化させます
・アクセルシンクロ(進化したシンクロ)の方法:明鏡止水の境地に立ってバイクで超スピードを出す
・最終的にはリミットオーバーアクセルシンクロとか言って宇宙空間の中で黄金に輝きながらアクセルシンクロ
・ラスボスは未来の主人公
・と見せかけて主人公の記憶をインストールした別人
・(最終話にて)「走り続けようぜみんな!人生という名のライディングデュエルを!」

城之内「俺のターン!ドロー!」
城之内「エクゾディアが揃ったぜ!」

遊戯は代償ガジェエクシーズだな

Sin サイバー・エンド・ドラゴン

簡単に言うと融合デッキから特定のモンスターを除外するだけで手札から特殊召喚できる
攻撃力4000のモンスター

ただしデメリットとしてSinと名の付くモンスターは1体しか存在できない、
このモンスター以外のモンスターは攻撃できない、
フィールド魔法が存在しなければ破壊される

こんなもんがある時代に城之内とか…

それより牛尾さんて風紀委員と5dsと同一人物なのか

>>316
放送前のブイジャンプの特集ページでは同一人物って言ってたけど
だとしたら時系列の設定がめんどくさいから困る

5D'sの牛尾さんは外見的には年食っててせいぜい40台程度
だがゼロリバースは17年前に起こった
もちろんゼロリバース以前にもGXの時代が…

牛尾さん善人なの?

>>324
最初は権力を振りかざす警察キャラだったけど後々改心

http://www.ka-nabell.com/img/card/card1002488_1.jpg
ゴヨウは禁止カードですがセキュリティ特権で何も問題ありません

刑務所編が終わるまでは正直アレだったけど
ダークシグナー編からはかなり面白いよな

俺の記憶が正しければ
遊戯王原作の遊戯の部屋のカレンダーが97年の日付で
アニメGXで十代が書き込みしてた掲示板の日付が05/○○/○○だったから
初代とGXは8年くらいの差があると思われ

>>337
そんな年になって「世界中を旅している」とか爺ちゃんに言われてる遊戯って

5Dsでインフレしまくったからかゼアルになってからは自重したカードしか出てないからな

上級コンマイ語

・調整中
ユーザーからカードの処理についての質問をされた時によくわからない、よく考えてない時に言う便利な言葉

・非公開
この先も含めてどうしても説明できない質問をされた時に言う魔法の言葉

>>351
ヴォルカ「まったくだな」

ダークシグナーとの戦いに勝利できたのも…
イリアステルから未来を勝ち取ることができたのも…

全部ソニックウォリアーがいたからじゃないか…!

>>356
知らないのか?遊戯王においてアニメの効果など実際の効果の参考にすらならないことを…!

ラーはどうしてああなった

>>363
1ターンに1度、バーンなし、効果を使ったら攻撃できない
ぐらいはありそうだよね

ちゃんと闇遊戯はこじつけでもいいので出してね

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