エレン「わかった」(55)

ライナー「エレン、話があるんだが」

エレン「?」

ミカサ(……)

ライナー「俺達は5年前…壁を破壊して人類への攻撃を始めた」

エレン「まじかよ」

ライナー「……」

ライナー「……俺が鎧の巨人で、こいつが超大型巨人ってやつだ」

ベルトルト(ライナー……!)

ミカサ(……)


エレン「まじかよ」

ライナー「……」

ライナー「俺達の目的は、この人類全てに消えてもらうことだったんだ」

エレン「まじかよ」

ミカサ(……)

ライナー「……」

ベルトルト(……)

ライナー「だが…そうする必要はなくなった…」

エレン「まじかよ」

ライナー「……」

ミカサ(……)

ベルトルト(……)

ライナー「……」

ライナー「エレン…お前が俺達と一緒に来てくれるなら、俺達はもう壁を壊したりしなくていいんだ」

エレン「まじかよ」

ライナー「……」

ベルトルト(……)

ミカサ(……)

ライナー「だから……俺達と一緒に来てほしいんだが……」

エレン「わかった」

ベルトルト(……)

ミカサ「……エレン?」

ライナー「いや……あの、本当に分かってるか……?」

エレン「おう」

ミカサ「エレン……それにライナー、なにを言っているの?」

ベルトルト(!……まずいミカサに気づかれた……)

エレン「ミカサ。俺ちょっとライナー達と一緒に行ってくる」

ミカサ「エレン!?」

ライナー「……」

エレン「ライナー達と一緒に行けば、もう壁壊されないらしい」

ミカサ「エレン……!?」

エレン「ちょっと行ってくる」

ミカサ「エレン!なにを言っているの?駄目に決まってる!」

ライナー「……ミカ「まじかよ」

ライナー「……」

エレン「ごめんライナー」


エレン「駄目だって」

ライナー「」

ベルトルト()

ライナー「いや……あのなエレン……」

エレン「ごめんな」

ミカサ「ライナー……あなたどういうつもり?さっきの話は……」

エレン「ベルトルトもごめんな」

ベルトルト「え、あ、ああ……」

ライナー「……」

ライナー「エレン!」

エレン「?」

ライナー「いいか?よく考えてくれ……」

エレン「おう」

ライナー「お前が俺達と来てさえくれれば、人類が危険に晒されなくて済むんだ」

エレン「まじかよ」

ライナー「……」

ライナー「ああ、悪い話じゃないだろ?な?」

エレン「おう」

ベルトルト(……)

ライナー「……だから、やっぱり一緒に来てくれないか?」

エレン「わかった」

ミカサ「エレン!?」

エレン「ミカサ、俺やっぱ行ってくる」

ミカサ「……エレン、ちょっとだけ黙ってて」

エレン「?」

エレン「わかった」

ミカサ「ライナー……あなたがさっき言ってたことは本当なの?」

ライナー「……ああ、信じられないのはわかる。だがもう時間がないんだ」

ミカサ「こ、の……!」ジャキン

ベルトルト「ライナー!」

ライナー「ミカサ……」

ミカサ「エレンを、どこに連れていくつもりだ」

ライナー「そりゃ言えん……だが……まあ、俺達の故郷ってやつだな」

エレン「まじかよ」

ライナー「……」

ミカサ「……」

ライナー「だからエレン、俺達と来てくれ。急な話ですまんが今からだ」

エレン「わかった」

ミカサ「エレン!」

エレン「?」

ミカサ「エレン……こいつらの言ってることが本当ならば」

ミカサ「こいつらは人類の敵……そしてお母さんの仇よ」

エレン「まじかよ」

ミカサ「……」

ライナー「……」

ベルトルト「……」

ミカサ「エレンあなたは巨人を駆逐するんでしょう……?」

エレン「おう」

ライナー「エレン……」

ミカサ「なら今すぐこいつらを捕えなきゃだめ。わかる……?」

エレン「わかった」

ライナー「」

ベルトルト「」

エレン「ライナー、捕らえなきゃ駄目だって。ごめんな」

ライナー「……だ、だからな?エレンよ……」

エレン「?」

ミカサ「エレン!耳を貸しては駄目!あなたは巨人を駆逐するんでしょう!?」

エレン「わかった」

エレン「ごめんなライナー、聞いちゃ駄目だって」

ライナー「」

ベルトルト「」

ライナー「わ、わかった!じゃあこうしよう!」

ライナー「故郷に行く途中に巨人いっぱいいるから!そいつらみんな殺していいから!」

ベルトルト(ライナー……君は疲れてるのか……?)

ミカサ「貴様……その口を今すぐ「まじかよ」

ミカサ「」

ベルトルト()

ライナー「あ……ああ!いくらでも狩っていいから!」

エレン「まじかよ」

ライナー「俺とエレンとベルトルトで誰が一番狩れるから競争しよう!な?」

エレン「わかった」

ミカサ「エレン!?」

ベルトルト(こんな馬鹿に……人類の命運を……)

エレン「ミカサ、俺やっぱ行ってくる」

ミカサ「なにを考えてるの!?」&

エレン「巨人いっぱいいるって」

ミカサ「なんて馬鹿なの!?」

ライナー「エレン!ミカサの言葉に惑わされるな!巨人狩は楽しいぞ!」

エレン「わかった」

ミカサ「なんて馬鹿なの!?」

ミカサ「巨人なら調査兵団で好きなだけ狩ればいいでしょう!?」

ライナー「いや、さっきエレンが巨人を殺したとき、先輩に怒られただろ!?俺達と来れば好きなだけ殺せるんだ!」

エレン「まじかよ」

ミカサ「エレン!」

エレン「好きなだけ殺せるって」

ミカサ「馬鹿!もう……すごい馬鹿!」

ミカサ「エレン!いい!?よく聞いて!」

エレン「?」

ライナー「耳を貸すな!エレン!」

ミカサ「そいつらは人類の敵!あなたのお母さんの仇!」

エレン「まじかよ」

ミカサ「まじかよじゃないでしょ!さっきも言ったでしょ!!」

ミカサ「わかった……そんなに巨人を殺したいなら私が調査兵団に掛け合うから!」

エレン「まじかよ」

ミカサ「エレンが好きなときに壁外調査に行けるようにしてみせる!ね!?これでいいでしょう!?」

エレン「わかった」

ライナー「エレン!?」

ベルトルト()

エレン「ごめんライナー。やっぱ駄目だって」

ライナー「エレン!」

エレン「ごめんな」

ミカサ「これ以上エレンが惑わされる前に貴様らを……削ぐ!」

エレン「削ぐって」

ライナー「」

ライナー「糞……こうなったら「エレン!」

ライナー「……ベルトルト?」

ベルトルト「今僕達と一緒に来れば……その……」

ベルトルト「や、焼そば奢ってあげるよ!」

ライナー「」

ミカサ「」


エレン「まじかよ」

ライナー「!?」

ミカサ「!?!!?」

ベルトルト「あ、ああ……そうだ!しかも大盛りだ!」

エレン「まじかよ」

ミカサ「!?!?!!?」

エレン「ミカサ、俺やっぱ「馬鹿!」

ミカサ「もう馬鹿!馬鹿!進撃の馬鹿!」

ミカサ「エレンに焼そば好きなんて設定なかったでしょ!?なんなの!?」

ライナー「あ、ああ!エレンはチーハン好きだったなそういや!よし、なら俺はチーハン奢ってやるよ!」

エレン「まじかよ」

ミカサ「馬鹿!ひたすら馬鹿!」

エレン「チーハンも奢ってくれるって」

ミカサ「サシャなの!?死ぬの!!?」

ミカサ「チーハンも焼そばも街で食べればいいでしょ!?その位の稼ぎはあるでしょ!?」

エレン「おう」

エレン「ごめんなライナー、やっぱ駄目だって」

ライナー「」

ベルトルト「」

ライナー「じゃ、じゃああれだ、あの……」

ライナー「故郷には、可愛い女の子いっぱいいるぞ!なあベルトルト!」

ベルトルト「え?あ、ああそうだ!いっぱいいる!うじゃうじゃいる!」

ミカサ「やめて!もうこの子を惑わさないで!!」

エレン「まじかよ」

ミカサ「あああああああああああああ!!」

ミカサ「なんなの!?それこそ女好きの真逆みたいな設定だったでしょ!?巨人にしか興味ないみたいな!そんな子だったでしょ!?」

ミカサ「なんでこのタイミングで女に興味を持つの!?」

ライナー「エレンも男だったってことだよ!なあエレン!」

エレン「おう」

ベルトルト「僕達と一緒に合コンしようね!兵士はモテるよ!!」

エレン「まじかよ」

ミカサ「あああああああああああああ!!!」

ライナー「エレンの容姿なら100人斬りも夢じゃないぞ!」

エレン「まじかよ」

ミカサ「あああああああああああああ!!」

ミカサ「わかった!!もうわかった!!」

ミカサ「エレン!!」

エレン「?」

ミカサ「エレン!私の体を好きにする権利をあげる!!」

ミカサ「エレンの好きな時に!好きな場所で!好きなだけセックスする権利をあげる!!」

ミカサ「ね!?これでいいでしょう!?ね!?ね!?」


エレン「……」

ミカサ「うわあああああああああああああ!!!」

ライナー「ハハハ!そういうことだよミカサ!さあここからは大人の時間だ!!」

ベルトルト「早く行こうエレン!メスが君を待ってるよ!!」

エレン「まじかよ」

ミカサ「うわあああああああああああああ!!あああああああああああああ!!!」


「おーいエレーン!」

「「「!?」」」

エレン「?」

アルミン「なに話てるのー?みんなもう行っちゃうよー?」

エレン「まじかよ」

アルミン「早く帰るよー」

エレン「おう」

タッタッタッタッタッ

ライナー「」

ベルトルト「」

ミカサ「」

ライナー「……」

ベルトルト「……」

ミカサ「……」


Fin

以上です

ありがとうございました

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月18日 (水) 11:32:05   ID: ivbnCwd7

【結果】アルミンの勝利

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