ゾンビ「おおおおお・・・お?あれ?アレ?人間いなくね?」(1000)

ゾンビA「あ、あれ?な・・・なあ」

ゾンビB「おおーーーおおお・・・なんだよ、うるせーな」

ゾンビA「なぁ・・・まさかとは思うんだけどさ、もう皆ゾンビになってるんじゃね?」

ゾンビB「まさかww    おおーーおおーーー」

ゾンビA「だよな・・・ おおおおお・・・おおおお・・・」

ゾンビC「なあなあなあ!今言ってたのマジ!?人間居なくなったの?!」

A「いや、そんな気がしただけで・・・確証は」

C「おおーーい!みんなーー人間いなくなったってよーー!!」

A「おい、声でかいって・・・」

大勢「なんだなんだ」

C「みんなゾンビになったんだってよーー!!」

大勢 ざわざわ

           ____
         __,,/  _, ----`ヽ  :.
     :.  / _     ___   、\

       / /   i      \   \\ :.
     :. ,'./       i  ヽ:.   ヽ:.:.. ヽ.ヽ
      ,'/    / .ハ ヽ ヽ:.:.:.:. ヽ::.. ヽヽ :.
     :. |i .i i  .i /  ヽ ト 、 \、:.:.:. ',:.',:.:.lヽ}
       |i .i l  :N_, -弋 \弌弋ナ:}:.:}
    :. |i∧ ', :{ ,ィjモト \  イjミトイイV :.  な…
       .|  :メヽ.', `ozZ}      izN。ハ::{     なんなんですか?
      :. |  :ヾ_! ゝ "゙゙    '  `゙ ハ.:', :.   ここ、どこですか?
      |  :.:_イ .:.ヽ.   (二フ , イ :.:.:!:.ヽ     なんであたし
   :.  / rィイ | :.:.ヽ: >r/`<ノ .:.::.}ヽ、\:.   貼られたんですか?
      / ∧l;l ! :.:.:.://{二 ̄ .} ..:..::リ//ハ.:\
 :.  / .{. ',ヾ、ヽi .:.:.{ /(^`  |.:.:.:.//: : :.}: . ヽ.:.
   / /  ) ヽ ヾ、ヽ:.ハ ヤ{   ∧/.-‐'": : |:.:. i ',
  ./ .,イ .:..} : :\ヾレ'ハ ∧__ノノハヾ、  : : : l:.:.: .ハ ',
  { /| .:.:ハ : : :i Y {ヾ`Yヽニン'ノ}: : } : : : :/:.:.:/ }:.}
  V | .:.:/:.:|_,ィ' ̄  ヽ三{ `ー-ノ : イ : : :/:.:i.:{  リ
    ヽ:.:{、.:.V     : : ヘ     : : {: : :/:.::∧|
     ヽ! )人    : : :人      : : : / \! :.
      "  ヽ : : : : :/イ{     :.ノ: : : :.\ :.
       :.  \__///: :\______/: : : : : : : ヽ
           / //: : :|;|: : : : : : i: : : __: : : : ',

       :.     / 、 {;{   |;|   . : i/. : : : : : :|
          / `Y;{. . . .|;|. : : : /i: : : : : : : : :l

この時、一人のゾンビの発言により ゾンビ達の世界は変革を迎えた

20XX年
ゾンビが出現してから世界は大崩壊へと向かっていった
ゾンビにかまれた人間はゾンビへと感染していく
そしてゾンビになった人間は、もう人間に戻ることは出来ず
永遠に血肉を求め彷徨うのだった

それから2世紀

人間が居なくなってから50年の歳月が流れていた

D「はい皆さん、お疲れ様でしたー」

E「ふぅ~、ステレオタイプなゾンビの演技って意外と疲れますねー」

ゾンビA「これからどうしよう・・・」

彼が気づいてしまったせいで、他のゾンビたちも人間が居なくなったことに気づいてしまった
途方にくれる青年ゾンビを尻目に 他のゾンビたちはそれぞれゾンビとしての役割を放棄しだした

ある者は、とりあえず前世の記憶を頼りに自分の住んでいた家を目指し歩き出す
ある者は、どうしていいかわからず とりあえず 「おおーーおおーー」唸りながら少し前のゾンビになるが
他のゾンビから「もう別にそんなのしなくていいんだぜwww」と諭され とりあえず他のゾンビについていく者
公園に集まり これからどうしようか話し合う者
前からやってみたかったスケボーをやりだす者 そしてコケて足が取れてしまう者

ゾンビ達は混乱していた 

人間がいなくなったという噂は瞬く間にゾンビの世界に広まった

人間の血肉をさまよい人を襲うという本能で動いていた彼らだったが
2世紀半というゾンビの仕事から解放され 彼らは呆然としていた

それから1ヶ月の時が流れた


ゾンビたちは生前の記憶を頼りに、とりあえず自分の住んでいた場所に戻り
本を読んだり 音楽を聞いたりして過ごしていた

ゾンビに寿命はない 人間でなくなった彼らは永遠の生命を人を襲うことに使っていたが
その役目を終えた彼らは、永遠の命をどう使っていくかに悩んでいた


とりあえず、彼らは暇だった・・・ 人間だった頃は街には電気が通っており、TVが放送されており
スイッチひとつでくだらない娯楽は手に入っていたが、人間が居なくなった世界では
夜はとことん暗い 月明かりだけの世界だった そして  途方もなく暇だった

ゾンビは昼間は本を読んで時間をつぶし、夜は、仲間と集まってくだらない話で盛り上がったが
それは3週間くらいしか続かなかった。毎晩毎晩話し続けると大体3週間で話題が尽きてしまった

ゾンビは 寝ることも 飯を食うことも(人間が居ないので) 疲れることも 苦しむこともない

ゾンビ達はここに来て 退屈 という苦しみを味わうことになった

ゾンビ達が 人間が居なくなったと気づいてから1ヶ月たったある夜

街に明かりが点った


ゾンビたちは歓喜した 電気が通ったことで、今まで出来なかった娯楽の一部が
再び復活したのだった

あるゾンビはTVのスイッチを着けた TVには懐かしい砂嵐が映っていた。そ砂嵐を楽しむように日長一日楽しむ者
また、あるゾンビは夜でも本が読めるとベットに寝転がり読書に没頭した
そして、オーディオプレイヤーが動き出すことで ゾンビの街は騒がしくなった だが彼らはウキウキしていた
醜くくずれた彼らの顔に 笑顔が戻った

なぜ、電気が戻ったのか?これは、退屈に耐え切れなくなったゾンビが
前世の記憶を頼りに、発電所の動かし方を思いだし、試行錯誤の上
なんとか発電所を動かしたのだった

この事によりゾンビの暮らしは一新する
電気が戻ったことで、ラジオ局が復活した。前世はおしゃべりなDJをしていたゾンビは
ラジオ局に向かい、かつての名曲と呼ばれた音楽と その音楽にまつわるエピソードを
24時間ずっと語りだした  おしゃべりゾンビが喋ることがなくなると また別のおしゃべりゾンビがDJを努め
ラジオ局は活気にあふれた

そして、ラジオ局が復活してから1週間後に テレビも復活した

記念すべき テレビ放送再開の第1号の番組は お昼のバラエティー番組だった
12時丁度に テレビを着けたゾンビたち そして街中でテレビ番組のテーマが流れだした

「お昼休みはウキウキウォッチンあちこちそちこち いいとも~♪」
テーマ曲に合わせて、スリラー張りのダンスを披露するゾンビ青年隊
そして 番組の司会者が出てきた  TVを見ていたアジアの島国のゾンビたちはその姿に
懐かしさを感じた

マイクを持ったサングラスのゾンビがスーツ姿で現れると
自分はゾンビになってもやる気はあんましない ということをアピールすると
メガネの禿げたゾンビに 「アンタは生前からそんなちょうしやなー」と突っ込まれていた

お茶の間は大爆笑だった

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ゾンビ文化とかwww

テレビ、ラジオ、音楽、読書  ゾンビたちの娯楽はある程度揃った

しかし、ゾンビたちは貪欲だった 今ある娯楽も気がつくと飽きていた
ゾンビたちは新しい娯楽を求めた

あるゾンビは、有り余った時間を、芸術に使おうと 世界中の美術館を見てまわるという旅に出た
またあるゾンビは、音楽を勉強して 自分を楽しますだけの究極の音楽を作ろうと意欲する
彼らは 寝ることも食べることもしなくていいので、趣味や習い事に全力を注ぐことができた
だが、食べなくてもいいといことで、グルメを気取っていたゾンビたちは少し歯がゆい思いをしていた

ゾンビたちはより文化的な事を好むようになった

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ゾンビ「2chとかwww」

ゾンビたちが地球の支配者になってから数年の月日が流れた


たった数年で街は物凄く清潔になり、活気にあふれていた
ゾンビたちの流行とまではいかないが、自分たちが腐っていて、触れるものを汚してしまうから
住んでるところは掃除して綺麗にしよう という考え方が芽生えていた
特に、読書趣味としていたゾンビたちがこの清潔に気を使っていた
自分の血や体液で大事な本を汚してしまうのを恐れたのだった

そして、今日。ゾンビアップルからiPadが再版され。ついにネット書籍の時代が到来したのだった
ちなみにインターネットは結構前に再開していた

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ゾンビ「さて2chやるか・・・」

ゾンビたちは音楽を好んだ

彼らの孤独を癒してくれるのはスピーカーから流れる 多種多様のメロディだった
激しい曲を聞けば気分が高揚し、落ち着いたしっとりしたメロディを聞けば、優しい気持ちになれた
彼らは音楽をより一層楽しむことができた 

音楽はここ数年でかなり変わっていた
特に、歌詞がきれいな言葉で溢れている曲が人気だった
なぜかというと、世界がゾンビの物になってから 主教の概念が全部覆されてしまったからだ
救世主は現れなかったし、死後の世界なんてないというか 地獄と現世の違いなんて誰も分かんなかったからだ
皮肉で「ゾンビの世界は地獄だぜ」なんて言う奴はいるが、皆ジョークの一つ程度に捉えている

この事により、今まで反社会的な歌詞やファックやキルなどの単語は ゾンビの世界を味わったものには
特に胸に響かない、共感しない言葉へとかわっていった

なのでデスメタルは ものすごい激しい曲の 讃美歌へと 変わっていくことになった

死ぬことのない彼らにとって 病とは無縁になったが
病院はそれなりに機能していた

病死はないが、怪我で死ぬことはあったのだ
ゾンビは腕が取れても死ぬことはないが、取れた腕は取れたままであった
数年前にスケボーでコケて足を失ったゾンビは 義足のメンテナンスのために
1ヶ月に1度は通院していた

怪我で体の一部を失うということもあってか 義足や義手といった技術はかなり向上した
そして、今日は新しい義足を試す日

片足のゾンビは スケルトンのハイテク機器が見える義足を装着すると
さっそく 病院内を走りまわっていた

自分勝手に好きなことをするゾンビたちが多い中
集団をまとめるゾンビたちもいた

ここ数年で、ようやく国家という概念が復活しだしていた
ゾンビたちは政治に興味はない なぜなら、生活の保証をそんなに気にしなくてすむようになったからだ
ゾンビが気にするのは電気が通っててTVとラジオが動けば大体生活できる
生活というより、暇つぶしが出来ればいいというのがゾンビたちの住む場所を選ぶ条件だった

だが、ゾンビも集団になれば色々と問題が起きる
ケンカを始めれば、死ぬことはないのでどちらかがバラバラになるまでやりだしてしまうのだ
そしてケンカも暇つぶしの一つなので暴れるのを楽しみにする奴もいた

色々と問題が出てきたため、やはり集団をまとめる存在が必要だという考えが出てきた
と言っても、彼らは選挙なんかには行かない ので 以前大統領をやっていたことがあるという理由で
大体の国家元首は続投になっていた

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でもみんな腐っていてキモ過ぎるだろwww

ここで気になるのは、ゾンビの世界の仕事というのはなんなのかである
仕事というのは成功報酬があるから大体の人はやっていると思うのだが
ゾンビの世界での成功報酬とはなにか?

ゾンビは衣食住困らない 食費は0 寝ることはない ちょっとした娯楽があればいいというか
娯楽に全力を注ぐ

なので、生活費というのは殆どかからない

しかし、病院や、テレビ局、ミュージシャン、国家 などが動いている以上
そこで働く職員のゾンビが居ることになるが。彼らは何を報酬に貰っているのだろうか?
答えは 何も貰っていない  無報酬だ

彼らは言うならば社会貢献 ボランティアの精神で動いている。

そして、大半のゾンビは   暇なので仕事をする  いわば、働くことが娯楽になっていた

ゾンビが出現してから3世紀半
人間が居なくなってから1世紀半
ゾンビが人間居なくなったと気づいてから1世紀の月日が流れた

世界は物凄く発達していた
街は清潔感に溢れ、インフラは整備され 自然と人工物の調和が見事に取れた 美しい街に
ゾンビは住んでいた

彼らは文化的なことに力を注いだことにより美的センスは格段に良くなったが
彼らの中にコンプレックスを生んだ

「なんでこんな醜い姿なのだろうか・・・」

ゾンビたちはそのただれた顔を 自然と隠すようになった
昔は、みんな腐った顔をしているのがたり前だったが
いつしか、それを恥じるようになった

ある者はマスクをしてその顔を隠し
またあるものはメイクをしてその顔を隠すようになった  レディ・ゾゾなるゾンビ界のカリスマモデルなども現れる

だが、それでも自分は醜い姿を”隠している”という後ろめたさがあり
より素顔に関して みんなはデリケートになっていった


そんなある日   とある病院から男女のゾンビが出てきた

その姿は、かつてこの星に溢れており、自分たちの前世でもある人間の姿をしていた

ゾンビたちはぎょっとした

人間が生きていたのか!?と驚いたが どうも自分達のセンサーに反応しない
こいつは人間に似ているが人間じゃないぞ?

この人間の姿にかぎりなく近い男女は ゾンビである ただ
皮膚を人工皮膚に総とっかえした 整形ゾンビである


ゾンビたちは歓喜した この整形技術で自分達の醜い姿を美しい姿にすることが出来る 
ゾンビに再生能力はないのでいくらかメンテナンスのため通院が必要だが
それでもゾンビたちはその全身整形に殺到した


それから、ゾンビの街には醜い腐った死体は消え 美しい皮膚と
きれいな香水の臭いで腐臭を隠した 美しい男女だけの世界になっていた

腐った死体が消えてから20年の月日が経った

街はあいかわらず綺麗で清潔感に溢れ 自然と調和の取れた街をしていた
そしてその町の住民は

美しい男女と ガタイのいい超合金のロボットとショッカー大幹部を名乗れそうなモンスターがいた

何故こうなったのかというと ここ1世紀半で というかかなり早い段階で
サブカルチャーが ちゃんとした文化になっているということが 街をここまで変えている


アニメや漫画といった娯楽は ゾンビたちの間では早い段階で受け入れられており
整形革命以前の段階で 義手や義足は 漫画にでてくるロボットの腕をモチーフにしたものが既に出回っていた
なぜ全身整形が簡単に受け入れられたかといのも、すでにコスプレという文化が かなりメジャーになっていたというのが
大きな理由である。 キグルミという文化は ファッション誌の一面を飾る一つのファッションとして確立していたのである

ここは アジアの島国の  サウザントリーフ県  ここは毎年8月と12月になると
1ヶ月間 その県の住民が 県全体を開放し、 創作意欲に飛んだゾンビ達が自分たちの
自作の漫画やアニメやフィギュアなどを販売する
この期間中は町の住民は コスプレをして過ごす
そして街中の至る所で 即売会が起きており 県全体がコミケ会場という自体になっている

まさに、その筋のゾンビたちにとって 聖地 とよばれている

そのせいもあってか、アニメや漫画のキャラになりたいと願うゾンビは多く
全身整形技術を人間に近づけないで ロボットや怪獣に近づける者も多い

実は私も イナズマンの姿でいたいと思っているが内緒だ 

そんなこんなで、ゾンビの街は おもちゃ箱をひっくり返したような状況になっていた
そして、また幾年かの時間が流れると

赤道周辺に 天をも貫くような巨大な建造物が完成した

軌道エレベーター

人類が到達し得なかった夢を ゾンビたちは成し遂げたのである

自らの身体をサイボーグにした技術者ゾンビたちは、自分が見た漫画やアニメに出てくる
宇宙要塞を作りたいなぁ という気持ちが強くなっていた
そして有志を募り 長い時間を自分の趣味に捧げた結果


完成したのである    ゾンビたちは夢と浪漫で生きている そしてそれに全力を注げる存在であった

色々と探索できる範囲は広がった

宇宙、深海 ゾンビたちの探究心はどんどん上がっていったが
別に、財産を増やしたいとかそういう気持ちはなかった
なので、探検した新発見を発表はするが それをどうこうしたいという考えは薄い

知識は広がるが 生活水準が一定を超えているため ゾンビの生活が豊かになることは
実感できる範囲では 向上しなかったというか 誰も困らなかった


どのくらいの月日が経ったのだろうか
地球を取り巻く 人工リングが完成してから10周年
月と地球の行き来が3日でできる時代に

タイムホールが開いたのだ

最初は、空にマンホールのふたが飛んでる 位にしか思わなかったが
なんとそれが 時空間を超えたタイムホールであることが インテリゾンビによって判明した
とは言っても、マンホールの蓋が空に浮かんでいるだけで 自分たちで
同行できるものでもなかった

最初は、恐竜の時代に行って恐竜を見ようという意見もあったが
過去の名作 ジュラシックパークをなんども見たゾンビたちから それは危険だからやめよう
と反対意見があり タイムホールに関しては こちらからは触らない方向でというのが
ゾンビ連邦政府の見解だった

タイムホールが開いてから 3日目
タイムホールが唸りを揚げ出した ゴゴゴゴゴ
黒い電気が走りだしたかと思うと ホールは少し大きくなった

いよいよもって この世の終わりか思われたが  ホールから 黒球体が飛びてたかと思うと
その球体は 地面にゆっくりと下りてきた  そして タイムホールはいつの間にか消えていた

ゾンビたちはその球体に興味津々だった
この世の終わりか、それとも未来からのメッセージか 様々な憶測が飛び交ったが
とりあえず触ってみようという意見になった

さっそく、連邦政府から 専門家とサイボーグ兵士の部隊で球体を取り囲んだ
専門家はこの球体は安定している 触っても大丈夫だと意見した
サイボーグ兵士は 旧時代の文化である 胸で十字を切るしぐさをして
球体に触った


触れた瞬間  黒い球体はカラスが砕けたようにバラバラになった

専門家と兵士はビビったが
壊れた球体の中から 誰か倒れているのに気づいた

ゾンビ「お、おい・・・あれ・・・もしかして 人間じゃないか!!?!?!」

球体の中にいたのは  中学生くらいの少女が倒れていた

取り囲んでいたゾンビたちはどうすればいいのか分からなかったが
とりあえず保護した

少女はさっそく最新鋭の病院へと運ばれた

連邦政府のお偉いさんは大騒ぎだった
人間は滅んだと思っていたのに、まさか人間が出てくるなんて
とりあえず少女が目を覚ましたらどうしようか話し合ったが

一人のゾンビが ひとつの不安を漏らした
「もし、あの少女が目を覚ましたら・・・我々は、文化に興じ知的に過ごしてきた時代を捨てて」
「また、醜く血肉をさまよう時代に逆戻りするではないだろうか・・・」

連邦政府の議会は 急に静まり返った

「なかった事にするべきだ!!!あの少女を消そう!!」
恐怖に駆られた議員がそう叫ぶと 同じく被害妄想に取り付かれた議員もその意見に賛同した

「まて、まつんだ・・・!我々はここ何世紀の間に人間では到達し得なかった領域にまで進化した
文明は発展し、我々はより知的になった。それに、彼女を発見した専門家たちの理性は保たれている」

ああだこうだ、色々と話し合った
ゾンビの世界にとってこれほどまでに政治家が議論したことはない
彼らが議論している間に、球体から人間の少女が出てきたということがマスコミに伝わり
そのニュースは全世界に 月にまで伝わった

そして 世界はかつてないほどの混乱を迎えた

A「どうするんだよ!俺たちまたゾンビに逆戻りか!?」

B「逆戻りも何も、俺達は今でもゾンビだろ?」

A「それとも、あの少女が俺たちを襲いだして、俺達は理性を失った状態に感染させられるんじゃ」

いつの時代もネットの噂はくだらない風評ばっかだった
どんなに進化した世界にもかかわらず 情弱 という言葉はあり
ゾンビッターなるつぶやきを発信するサイトには、人々を不安にする噂がリツイートされていた


世界中が混乱している中
ついに少女が目を覚ました

「ううっ・・・ここは・・・」

病室の照明に眩しさを感じ 少女は目元を抑えながら ベットの中で寝返りを打った
その様子を別室のモニターで見ていた 医師たちと専門家や研究者
彼らの代表が マイクを使い 病室の少女に話しかける

「目が、覚めたようだね・・・あまり動かない方法が良い」
病室のスピーカーから医師の声が響くと 少女は突然叫びだした

「いやあああああああああ!!助けてくれ!たすけて!!」

医師たちは錯乱する少女をなだめるように

「落ち着いてくれ、君みは病院にいる。ここは安全だ、だからあまり暴れないでくれ」
ゆっくりとなだめるように医師はそう呼びつづけたが 少女はかえって恐怖に暴れまわった

それもそのはず、少女の耳には医師の優しい言葉は聞こえていなかった
少女に聞こえるのは 自分の家族を殺し 自分を食い殺すそうとしていた ゾンビの唸り声だったのだ


               +   + +     +   +

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 -=≡ /. \ヽ/\\_( (0゚・∀・) (0゚・∀・) (0゚・∀・)   +         ( (0゚・∀・) テカテカ

    /    ヽ⌒)==ヽ_)=∧つ⊂) ∧つ⊂) ∧つ⊂)        ∧_∧ oノ∧つ⊂)  +
-=   / /⌒\.\ ||  ||(0゚・∀・)(0゚・∀・)(0゚・∀・)ワクワクテカテカ( ´・ω・)  (0゚・∀・) ワクワクテカテカ
  / /    > )| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|     /ヽ○==○ (0゚∪ ∪    +
 / /     / / .|______________| -=≡ /  ||_ ||_ と__)__)

 し'     (_つ  ̄(_)) ̄ (.)) ̄ ̄ ̄ ̄ (_)) ̄(.)) ̄    し' ̄(_)) ̄ ̄ ̄ ̄(_)) ̄(_))

ゾンビたちの世界には戦争は起きなかった
軍隊はあるがあくまで趣味程度の漫画の読み過ぎで 宇宙人が来たときに
戦うための地球防衛軍は存在するが 国同士の戦争をする軍隊は存在しない
それはなぜかというと

ゾンビになったことでの言語統一により 意思の疎通が物凄くしやすくなったのだ
そしてゾンビ故 三大欲求もないので 国家単位での略奪も起きなかった
人種により差別はない なぜなら皆 醜いゾンビだったからだ

そんなこともあり長年平和を維持してきた


とりあえず、このままでは埒があかないので 医師たちはとりあえず数人で
少女の病室に入ることにした

少女を怖がらせてはいけないという配慮から 病室に入る医師は
皆、人間の姿に似た者だけで入ることにした
イカデビルのような姿の医師は 今回ばかりはホッとしたような残念なような気持ちだった

病室に入る 医師たちを見て 少女は毛布をつかみながら
医師たちを怯えるような目で見た

医者「こんにちは」

医者が挨拶をすると 少女は泣き叫び 病室の角に逃げた 

少女「たすけてーーー ころされるうう・・・」

医者は何故 少女が怖がっているのか分からなかったが
病室の外で様子を見ていたイカデビルがあることに気づいた
「もしかして・・・言葉通じないんじゃないか?」

急遽、紙とペンを用意して こんにちわ を文字にして少女に見せた
しかし、英語で書いたため 少女はよく分からなかった

「この子、アジアの島国人っぽいから・・・ほら、あの、漫画に出てくる文字を使ったらいいんじゃないか?」

とりあえず日本語で こんにちわを書いたら 少女はようやく 目の前のゾンビみたいな声を出す医者は
自分を襲ってこないことを 理解した


医者「わたしたちわ あやしいものじゃない いしゃ です」

少女「お医者さんなの?なんでゾンビみたいな声なの?」

医者「それわ わたしたち ぞんび だから です」

少女「いやああああああああああああああああああああああああああ」

医者たちは少女が怖がる理由は 自分たちがゾンビだからという
すごく初歩的な問題に気がついた

「そう言えば、俺達って人間襲ってたんだよな・・・」
かつて自分が自分が逃げ惑う人々を 手を前にして 「おーーあーーー」と唸りながら
追い回していたことを思い出した
なんとも昔の懐かしい記憶だが
医者は特に少女に噛み付こうとか そんな気持ちにはならなかった

というのも、ゾンビ返りをを恐れた政府の人間により
歯は全部 人工の柔らかいスポンジのようなもの取り替えられ 
顎にはリミッターがついており 一定の圧力しか出ないようになっており
全身をサイボーグ手術により、脳みそくらいしか 元のパーツがないくらい
徹底して 人工物に変えられていたのだ

例え間違いが起きても大丈夫なように

少女との接触(運搬するとき直接触れてる)やここでの会話で過去を思いだしたが
医師たちは特に、ゾンビに逆戻りという事はなかった
どうやら杞憂だったようだ


「あんしん して わたしたわ ぞんびですが あなたを おそわない」

少女にそう告げると 少女は怯えながら 医師たちの優しい笑顔を見て
とりあえず信じてみようという気になった



それから、少女は ゾンビ 地球連邦政府に迎え入れられることになった
最初はマスコミがこぞって来たが、少女のプライバシーを守るために報道規制がされ
少女は今どうなっているのかは徹底して守られた

いつしかしか、少女のことは世間から忘れ去られていくことになる

「私が 町長です」

少女「え?」

「あっ、失礼、大統領の キドと申します」

少女は政府の最高責任者と面会した
少女はここしばらくの生活で、世界がどうなったのかというのを勉強した
人間は皆ゾンビになり、人っ子ひとりいなくなってしまった事と
その事に気づき、ゾンビたちが新しく世界を再建したということを

少女「色々な本を見ました、この国の歴史など・・・」

少女は大統領と会話できていた
少女が、ゾンビになったからではない 大統領が人口声帯を取り付け 人間の言語を話せるようにしたのだ

大統領「色々と大変だったでしょう」

少女「はい、食事が大変でした・・・」

ゾンビの世界になってからという物 食文化は一気に衰退した
飯を食わなくてすむようになったので 飯を作る必要もなくなったのだ
そんな中、少女の食事をどうするかが問題になった

ここ何世紀も 自分の唾液くらいしか飲んだことのない(場合によっては唾液もない)
生活ばかりの人々だったので、食事を調達するということが物凄く困難だった
マンションはだいたい3LD としか表示されない

とりあえず、かつてはシェフだったという ブルドーザーにトランスフォームできる現場親方と
人工衛生の廃品を掃除する スペースバトルシップの艦長務める 料理研究家を呼び寄せ
動物園の バッファローや 植物園の キャベツなどを取り寄せ なんとか食事を作ったのだ
かつては栄養士をしていたことのある 人気漫画家などの意見を聞きながら少女の食事を作った

結果  物凄くまずいものができた
理由は  彼らに 味見ができなかったからだ

味付けをすることも出来ない状況だった 理由は食品業界が存在しないため
調味料各種を作ることができなかったのだ

少女の食事を作ることがここしばらくでもっとも大変だった
そして、医療技術は 成形技術や人工筋肉などに特化してても
医薬品の技術は止まったままであり、点滴一つ打つことすら出来ない状況
義手をあっというまにとりつけることができても、腕の血管に針を通すことができない医者ばかりだった

彼女の体調が心配されたが、水に関しては問題なかった
ゾンビたちは 人間が消滅した後の地球を 特に汚染しないように生活していたため
自然環境の保護には取り組んでいた 大方の理由は観光地を増やしたいというのもあったが
綺麗な 空気と緑 を大事にし、水の水質に関しては問題なかった

色々と試行錯誤の上 少女は生活してきた

大統領「なるほどね・・・」

少女「大統領、お聞きしたいのですが」

大統領「なんだね?」

少女「今後私は、どうなるのでしょうか?」

少女の疑問はもっともだ
食事を取ることさえままならず、水道は公園の花に水を上げるようのしか無いような世界で
少女が生きていくにはとても大変だった

少女「それに・・・、私は、やっぱり皆さんが怖いです」

少女は、ゾンビが地球に溢れ出したころからタイムスリップしてきた

夏休み前の事だった。新聞には謎の奇病により暴動が発生と書かれており
連日連夜テレビのニュースで報道されていた
少女は世界中が混乱しているというのは分かっていたが、それは一刻の物
自分が住む街には関係の無い物 と思っていた

しかし、その日学校に行くと様子がおかしかった
一人の子が体調不慮を訴えると 突然先生に噛み付いたのだ
先生は喉元を食いちぎられ 倒れたが、すぐに起き上がると
今度は生徒を襲いだした

学校は大混乱になり 少女は自分の家に逃げ帰った

家の近所まで来たときのこと ご近所さんの様子がおかしかった
悲鳴が方方から聞こえると、ガラスの割れる音と 「おおおーーおおおお」という唸り声
何かを食べる音などが聞こえた

家の鍵を開け自宅に入ると 窓が割られていた
恐る恐るリビングに入ると 血だらけカーペットの上に 口から血を流した
お母さんが立っていた

少女を見つけると お母さんは 寄生をあげながら少女を追い回した
2階の自室に立てこもり部活で使うスパイクを履き 2回の窓から飛び降りた

少女は 悲鳴が聞こえる街を走り続けた
やがて自衛隊に保護されるも わずか3日で自衛隊は壊滅 そして避難民は
またゾンビに襲われていた

火の手の上がる避難キャンプから逃げ出した少女は
自分の住む街に戻っていた

行くあてもない、何処に逃げてもゾンビだらけ
少女は、自分の家から少し離れた場所にある 父親の働く研究所に居た

研究所のガラスは割られ、中にはゾンビもいたが
外にいるゾンビと比べたら まだ数は少ない

少女は父親に会いたかった どうせ会ってもゾンビになっているだろうが
せめて 死ぬのなら、家族に・・・と思っていた


大統領「うううう、ごめんなぁ・・・ごめんなぁ・・・」

研究所の中のオフィスに父の写真を見つけた 家族の写真も飾ってあり
机の中の持ち物に書かれている名前から 父のものだとわかった

オフィスにはゾンビは居ない
父はここに居ないと思い オフィスを出ようとしたその時だった
不意に足を掴まれて 転倒した 少女は叫ぼうとしたが
口を抑えられた  

必死に抵抗しようとしたが ゾンビは少女を襲わなかった
いや、ゾンビじゃなかった  父だった

「どうしてここに!?母さんは無事か!?」
久しぶりの父の声に少女は泣いた

「ここはあぶない、こっちに来るんだ」
父に連れられ、少女はオフィスの下の隠し通路を歩く

付いた先は よく分からないが 白いベットと
それを取り囲むように 何かの装置が取り付けられており 一見、なにに使うのかは分からなかった


「一か八かだ、お前に全てを託すぞ」
父は少女をベットに寝かせると 何かの装置を起動させた

「いいか、お前はこれから一人で生きて行くことになる。そこには世界を滅ぼした悪魔がいるかも知れない」
「だが、そこでお前は生きて行くんだ、生き残りがいるかも知れないし、居ないかもしれない」
「お前は、私にとっての希望だ・・・この私の、最愛の」

父はそこまで言うと 悲鳴を上げた
父の後ろから 排気口を通ってゾンビが侵入していた 

「うわああああああああああ」
父の断末魔が聞こえなくなったあたりで 装置は大きな音を立てて 少女の周りに黒いガスを噴射した
そして 装置の爆発と共に 少女と少女を包む靄は 3世紀半の長い旅に出ることになった

大統領「君の父親は、本当にすごい人物だ・・・今の我々にすらそんな装置を作ることは出来ないだろう」

少女「・・・・・実は先日、新聞で私の友達を見ました」

大統領「なに!それは本当かね!」

少女「姿は昔のままでしたが、今では宇宙船の開拓員になっていました・・・」

大統領「そうか・・・ん、ということは、君の家族も」

少女「もし、できるのなら・・・会ってみたい・・・でも、・・・・・怖いんです・・・血だらけで私を追いかけてきた母に会うのが」
    「父がこちらに居たとしても、父と母はあの時とは違うと思う・・・ うう、うわああああ・・・・」

少女は泣き崩れた

少女と大統領が対談をしていたとき   とある施設の とある研究室で ついに長い間謎だったことが解明された

ゾンビA「こ、これだったのか・・・・これが!俺たちを!」

研究室で白衣を着た青年ゾンビ 彼は三世紀半前に 人間が居なくなったということを発見した最初のゾンビである
そして、今度はある事を発見した

ゾンビA「我々がゾンビになった原因は この細菌によるものだったんだ」

長年の謎である なぜゾンビが生まれたのか
この疑問は誰にも分からないだろうとされていたが、このゾンビは生前、軍でゾンビの対処法を研究していた
職員であり、3世紀半かけて、趣味のセパタクロウと兼用してゾンビの謎の解明をしていた

どうやら、彼の発見した細菌により、生物の突然変異で凶暴性が増し 人間はゾンビになったようだが
地球の 酸素と反応すると 再び突然変異を起こすらしく ゾンビが急に知性を持ち出すようになった
しかし、この知性をもつと一つだけ欠点があり、周りの目を気にしてしまうという心理状態になるという
その状態になると 周りが「うーうー」唸ってる状態で 人間の血肉を求めてさまよってると
なんか自分も 同じ事しなきゃいけないんじゃないかな?という気になり 大体50年くらい 周りと合わせちゃう
ようになるそうだ

しかし、他の動物に寄生して突然変異を起こすのかというとどうやら違うみたいだ
どうも、人間の脳の部分にこの細菌が入ると、突然変異が起こるのだが、現段階では
人間の脳に入るの部分は分かっていない

あくまで神の視点で言うと 人間の脳に入ると変化が起きるが 動物の脳ではダメなのだ


しかし、それでも大発見だった
なぜこれを発見できたのかは偶然の産物であるが この謎が発見できただけでもゾンビにとって大きな進歩だった
さっそく、この事が大統領に報告された

少女もその話を聞き、複雑な気持ちになったが
あの惨劇の原因が分かっただけ 少し胸のつっかえが取れた

大統領と少女の会談からしばらくして
少女の両親を探し出すことに成功したが

母親は見つかったものの、父親はどうやら少女の話を頼りに探した
研究施設跡のクレーターから 過去に相当大きな爆発があり
もし、少女がタイムスリップした時にできたものだとしたら、父親は爆発の衝撃で
消滅しているだろうと判断された

なお、少女には、父親は行方不明とだけ伝えた 

少女と少女の母親が 今、3世紀半ぶりに再開する

少女は、母親と会うことに緊張と、恐怖と、期待とかが胸いっぱいに渦巻いていた

「どうぞ、部屋にお入りください」
少女はドアノブを握り、ゆっくりと押した
部屋には仲介人の男性と イスに座った女性が居た

仲介人「我々、必死に探しました。あなたの情報を頼りに 必死で探しました そしたらね」

     「お母さん  見つかりました」


生前はモノマネ界の天才と言われたゾンビも 今では人探しをしている
そしてそのおかげで、母親に会えたのだが 少女はコージーゾンビの「うーうー」という唸り声を無視して
生前の母親にそっくりな女性に抱きついた

「おかあさん・・・・」少女は泣きじゃくった

母ゾンビ「・・・まさか、あなたに会えるなんてね」 母親の喉には人口声帯が付けられており 
少女との会話はできていた

少女のとの会話の中で母親は色々と生前のことを思い出した
どれも懐かしい記憶で、自分の経験した記憶だった

ゾンビになったあの日、母親の人生は変わったのだ
どの人間にも言えることだが、ゾンビになったものは自分がゾンビと認識したあの日を境に
ある程度の知識はあるが 新しい自分になり、過去のしがらみから解放されて
漠然とただ、ぼーっとしたような感覚になり なんとなくで生きていくことになる
ただ、苦痛などはなく、退屈にさえ気がつかなければ ぼーっとしたまま生きて行くこともできる

そうして、あんまし過去のことを考えないで 生きてきたゾンビたちは
今いきている瞬間を大事にして 今体験していることを後世に残したいなと感じるようになる

なので、生前のことはゾンビニとってはどうでもいいことなのだが
今日は、久しぶりに自分の娘に会えたということに なんとも懐かしい 遠い日に亡くした
人としての もうひとつの自分の気持ちで 胸を満たした

母親「これからあなたはどうするの?」
母親としての子供を案ずる気持ちから出た言葉だった

少女「もし、お母さんが・・・一緒に、暮らしてくれるのなら・・・」

少女はがそう言うと

母親「当たり前じゃない、一緒に暮らしましょう」


少女は母親の優しに安心し、母親の胸で泣いた
母親と少女を包むように 光が部屋を満たした

コージーはその光景に涙を拭ったが

やがて光と共に衝撃が走り 少女と、母親がいる部屋は 爆風によって吹き飛んだのだ


少女の居た街に    隕石が落ちた  それは  作為的な物であると判明するのは 隕石落下から3時間後のことである

ゾンビが恐れることは 死 である
死から解放されてると入れ、脳を破壊されるなどの事をされると
流石に死んでしまうの

よって彼らは、物理的な怪我を恐れた

それが致命傷になるものであればあるほど、彼らは怪我や災害を恐れた


大統領「なんということだ・・・あの隕石が誰かの手によって作為的に落とされたものだというのか」

隕石の突入角度、隕石の物質、どこから発射されたものかなどが 地球を取り巻いている衛生リングの
観測所からの調べで分かった

島国小国に落ちた隕石は 街を一瞬で吹き飛ばし、ゾンビたちに深刻な被害をもたらした
そして、大統領は、地球にただ一人生き残った少女が その街にいたということを知ると
深い悲しみに襲われた

大統領「一体誰がこんな事をしたんだ!!!」

補佐官「大統領、実は・・・・・信じられないかもしれませんが、お気を確かに聞いてください」

大統領「一体なんだ!」

補佐官「なんと呼んでいいものか分かりませんが、一応仮の名称として、インベーダーと呼ぶことにしましょう」


大統領は、そんなSF小説みたいなこと起きるわけ無いだろうと悪態を付いたが
補佐官と、国務長官 科学技術長官 破壊大帝 と、各官僚の表情から これが嘘ではないということが分かった

補佐官の説明によると
地球から離れた場所に存在していた直径100mの石の塊が 突如として姿を消し
それが急に地球のすぐ近くまで現れたという そのまま地球の引力に引かれ 隕石は島国に落下したという

補佐官「突如現れた隕石の進入角度は計算されたスペースシャトルの様に綺麗に地球に侵入したとのことです」

大統領「・・・・・・・・それで、インベーダーから犯行予告でも来たのか?」

補佐官「実は、2日前に、天体観測所がそれらしい電波を捉えたと言う情報があります」

大統領「ならなぜ!!」
 大統領は机を叩いた

補佐官「・・・イタズラだと、勝手に判断したようです」


大統領は自分たちの怠慢さに怒りを顕にした
側近の破壊大帝が口を開いた

「大統領!!!我々はどうすればいい!!!」

「だれか・・・助けて・・・」

隕石が落下した跡地、瓦礫が散乱し、かつては大きなビルだったものが
今ではゴミの山である
そして、その中から小さく、今にも消えそうな声がする


サイボーグゾンビ「おーい!大丈夫か!!トランスフォーム!」

体を機械に改造したゾンビはショベルカーに変形すると
すぐに瓦礫の撤去に移った

ゾンビ「おい!被災者を見つけたぞ・・・あれ?こいつどこかで?」

少女「たすけて・・・」

トランスフォームかっけ

大統領が全世界へ向けて演説をしようとしてる最中
補佐官から大統領に吉報が入る

補佐官「あの少女が見つかったそうです、大怪我ですが生きているそうです」

大統領「何!?それは本当か・・・!よかった」

大統領は少女の安否に胸をなでおろした
そして


「皆さん、こんにちは、私は地球連邦政府大統領のキドです」
「今日皆さんにお知らせしなければいけないことがあります・・・」


「地球は 狙われている」

ロンリウェーイ

大統領の声明に世界は大混乱に陥った
まさか、自分たちがテレビや漫画でみていたような空想世界の出来事が
今まさに、目の前のこととして起ころうとしているのだ

しかし、彼らが分かっていることは
インベーダーが居ること
インベーダーに狙われていること
彼らは遠くの石を隕石爆弾として正確な角度で地球に落としてくることだった


一体どうやって隕石を防げばいいんだよと世界中は混乱した
インベーダーを迎え撃つにもやつらは何処にいて どうやって攻撃すればいいのか?
インターネットは風評とデマでうずまき
ゾンビたちはいつ死ぬかもしれないという恐怖に ガクガクふるえていた


少女「うう、・・・・うう・・・」

医者「気がついたようだな」

>>1乙支援

少女「わたしは・・・?」

医者「いいかい、よく聞くんだ・・・君の体は、ビルに下敷きにされて、風前の灯火だ」

少女「わたし、死ぬのね」

医者「死なせはしない、私は医者だ、それに、君の体は我々の技術でより強固なものにできる」

少女「死なせて・・・ゾンビになってまで生きたくない」

医者「ふざけるな!!!君のお母さんは生きたくても生きれなかったんだぞ!!」

少女「!?」

医者「君が生きていられたのは、君の頭をかばうようにお母さんがうまく覆いかぶさっていてくれたからだ」
   「そして、君のお母さんは頭を負傷し、今、死んでしまった」

少女「・・・・・・・お母さん」

医者「だが、安心しろ、君の体は、君のお母さんの体を使う、幸い・・・君たちが親子だというのが今回もっとも大きい奇跡だよ」

ガレキの解体は任せろ!

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  {∧    /. ─┘Ⅵ             j/__ _.  \{   「ヽ r''´  人
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        {∧  ./  |__ Ⅵ      ヽ: : / | |     //  .| |    / /   /: : : : /        \
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        \      {∧         Ⅵ |'  |          | |  |  ∧Ⅵ /    l       |

少女と少女の母親の亡骸が集中治療室に運ばれて 10時間が経過した
ゾンビなので汗はかかないが、治療室の熱気からか、集中治療室と待合室の気温差から
医者の肌に汗のように 湿気がつく


医者「手術は成功だ・・・ゾンビの体を改造するのとはわけが違うからね、正直抗体反応みたいなのが出ないか」
   「ヒヤヒヤしてるが・・・今は落ちついている・・・どうか、神がいるのなら救って欲しいと心から願うよ」

手術を終えた少女は 再びあの日の病室に運ばれた


連邦政府はとりあえず、今後の対策を練っていた
とりあえず隕石を発見した場合どうするか
そして、隕石から地球守るにはどうすればいいか

大統領「まさか、旧時代の忌まわしい産物を使うことになるとはな・・・」

ICBM

当時最先端のコンピューターでロケットを操作し、敵国めがけて 大爆発起こす爆弾を運搬する兵器
それを博物館から引っ張り出して 地球外周の衛生リングに配備して迎撃するという案が出た

しかし
ミサイルを発射しても、それが隕石を破壊できるかは正直微妙なところだった
地球に落とされた隕石は、実は特殊なコーティングがされていたことが分かり
地球落下の衝撃に耐えており、まだ、地面にそのままの形を残し埋まっていたのだ

大統領「どうすればいいのだ」

技術長官「エ、エネルギーシールドを地球に張って地球を護るというのはどうですかね?」

大統領「・・・できるのか?」

技術長官「あと、2年はかかります・・・」

          
                     ___ ________
                    /. __|\         `i
          . ___  . /  |´・ω:・| \_SHIELD   .|

          /__  \ /::::_ ヾ. ̄ ̄l   . )       |
     ,___, ./|・ω・`|   \:::::\\  .|  人ゝ-┃)    .|
    [l二二`ゞ`ー―.ー⌒´ . \::::.ゝ.二二つ/ .(_/┃     .| <やってやろうぜ兄弟
        t(__ノ; ̄´ ̄`     |:::    | 〈         . |
        .| ̄          |::    | 人 SHIELD   .|
      __.ゝ、        . /ゞ____|/_ \       .|

     .(  __ \_,、_i⌒ヽン _ノ    ー-.\ー――――´
      \ ヽ ̄ ̄   `\ \/        //
      _,ゝ \       ,>-.ヽ      / <_
      .ゝ──´       `─´      .'ー─`

破壊大帝「大統領!!我々は強固な宇宙艦隊を用意している!!それでインベーターと戦うのだ!」

大統領「大帝、あなたの言い分もわからなくはないが、一体何処にいるかも分からない連中とどう戦うんだ?」
    「我々は攻撃はされたが、彼らが何処に居るのかは分かっていない」


会議が難航している中、補佐官が飛び込んできた

補佐官「大統領!!インベーダーの本拠地が分かりました!!」

大統領「なんだと!!」

破壊大帝「デストロン軍団アターーーック!!!!」

さあ戦いだ と言いたくなったが

補佐官「敵の本拠地は、地球から4.5光年離れたアルファケンタリウスです」

彼らはつい最近宇宙に進出することはできたが
光の速度で移動するすべを持っていなかった、4.5光年 宇宙規模で考えれば物凄く近い場所だが
人類規模で考えたなら とてもとても 遠い場所だった

少女は夢を見ていた

夢のなかの世界には 母親と手をつないだ自分と あの日自分を逃がしてくれた白い装置を
父親がいじっている風景だった

まだ自分が幼く、小さい頃の思い出を回想していた
少女「お母さん、このきかいなーに?」
母親「これはね、お父さんの夢が詰まってるのよ・・・」


少女が目が覚めると あの時の病室だった
自分の体に痛みを感じない・・・しかし、意識はある
手を動かせば、手は動いたが、自分の見慣れ立ての感触ではなかった
いや、感触は今までと違う、なんというか電気信号のようなものを 手から感じてるようだった

少女「そういえば、昔はまだあそこに住んでなかったんだっけ・・・」

少女は夢の事を思い出した

大統領と 閣僚たちが 終わることのない議論に疲れだしたころ
連邦政府へ向けて インベーダーからの声明が発表された

インベーダー「我々は宇宙人だ」


「我々がかつて この星を見つけたときに 我々に 4.5光年を一瞬で旅する技術はなかった」
「なので、我々は長い距離を簡単に移動する技術を開発するしかなかったが、一足先に 君たちを」
「滅ぼすべく、ウィルス兵器を 転送したのだが  君たちは滅んでいなかった」
「それを ようやく観測することができた ここで ようやく 君たちを滅ぼす 最終段階に移行する」

インベーダーのギコチナイ声明が送られてきた そしてこれは完全なる宣戦布告でもあった

大統領「くっ・・・人類に逃げ場なし・・・」

破壊大帝「己!!卑怯者メガ!!」

医者「目が覚めたようだね」

少女「助けてくれたのね・・・」

医者「君の新しい体はどうだい?」

少女「お母さんが・・・私を守ってくれているみたい」

医者「そうさ、君の体は君のお母さんが守ってくれたものだ」

少女「そうじゃない・・・なんだか、まだ近くに居て私を抱きしめてくれているみたい」


少女は一体何があったのかを医者に聞いた
そして、今この星がかつてないほどの危機を迎えているということを
そして 少女は大統領の演説を聞くことになる

大統領「以上です。」

大統領は演説の中で、我々はインベーダーと戦うということを発表
しかし、インベーダーは遠い星に居て 彼らは我々に一方的に攻撃を加えられるということを話した

演説を聞いたゾンビたちは落胆した
もっと最悪の事態になっえしまったと嘆いた
しかし、どうせ死ぬんだったら好きなことして死ぬか と 楽天的な考えを持つものが多かった

中には 軍に志願し この星を守りたい!戦って死ぬ!!という者も多かったが
如何せん敵が遠い星にいてこちらからは出向くことが出来ない状況
歩兵がいても歩兵を運ぶ方法が無いのだ

医者「せっかく君を助けたのに・・・」
少女「・・・・・・アルファケンタリウス・・・」

少女は、アルファケンタリウスという言葉を聞き 何かを思い出した
それは、以前父が話していたことだった

父「今最も近くて、生物がいるんじゃないかと言われているのが、このアルファケンタリウスさ」

宇宙の地図に印をつけて 少女に語る父

少女「ここには宇宙人が居るの?」

父「居るんじゃないかって言われてるが父さんは、居ると信じてる・・・そして父さんはこのアルファケンタリウスに行くことが」
  「父さんの夢なんだ」

そう言えば、そんなことを言っていた気がする
その時、少女に電流が走る

そうだ、父の研究所は、もう1つあった

コナンかと思った

     ミ::::::、:::ト、lVヾ.i/        _
    .ミ:\、|ヽ!   | ,、   /  \  | 電 少 そ
〃}ハ「ヾ::::::ゞ     ∨ `ー '´       | 流 女 の
:::〈{::::|L__ミ       /     ,.u.-─ │ 走 に. 時
:::::::〉::: ̄:>     /`ヽ、  r'´     / る
:::〃::::::::三__      l== 、  _. ==== °
:::{[:::::::::::>      l ー゚-ノ  " ー゚-‐ '   |. |_.| |  |
v/∠::::∠_     l./   v      __  |.|_// │
  ≦::::::∠._      /  __-,  ij  j「   |し'   |
1ィトヽ::::::::/    ‘ー             /:l.   |
く:::::::::::∠ -ァ'´       l (二ニ二つ    /: l.   l
/::::::::::::::::::フ.ィ      l  __   u   /::  :l  ,'\
L_::::-:=-:三, ,.ィ     _」    ̄     /::   :l /: : :
√´::::::::::::://レL -‐'7¨ /l     u   /:::    :l/: : :/
_ゝVレ/∠ -‐:7: :/: :/: :/: :`ァ┬─‐::':::      /: : :/:
>:-‐:7: :/: :/: :/: :/: :/: : :/ : :|::::::::::::     /: : :/:

背中にジェットエンジンを搭載したゾンビに輸送してもらい
かつてブルーフォレストとよばれた場所へと向かう


医者「こんな、人類未開の地のような場所に何があるって言うんだ?」

少女「私の父の研究施設がある・・・はず」

かつてここは道路があったのだろうと思われる道は
すっかり、原生植物の ギガリンゴなる植物に道を覆われていたが
それでも、かつての研究施設をみつけることができた

医者「驚いた、本当にこんな場所が・・・」

少女「もし、ここに、父の残した物があるのであれば・・・」

研究施設をくまなく探してみるが
少女を未来に飛ばした装置は見つからなかった
落胆する少女に医者は
「君の目当てはなかったかもしれないが、君の思い出は見つかっただろ?」と
なんかうまいこと言おうとしていたので 少しイラついたが

タイムスリップする前に父親が自分の足を掴んで 地下廊下に連れて行かれたことを思い出す
そういえば・・・と オフィスの床を調べると どうやら秘密の通路が出てきた

その通路を歩くと あの日見た 白い装置を見つけた

医者「こ、これが・・・君の言っていたタイムマシン」

少女は父親の残してくれた最後の宝物に涙を流した

補佐官「大統領、お電話です・・・」

大統領「こんな時に・・・」

補佐官「あの少女からです」

大統領「おお、そうか・・・では気晴らしに話をすることにしよう」

大統領が電話に出ると 少女の口から自分を未来に運んだタイムマシンを見つけたと告げられた
大統領はすぐさま部隊を送り、技術者に装置を調べさせた

インベーダーの宣戦布告から10日目
地球と月の間に  かつて無いほどの大艦隊が集結していた
皆、趣味で作った宇宙艦隊であるが、どれも無駄に高性能だったりと
未来のオタクの技術力に呆れるやら なんとやら・・・

大統領
「君たちには、これから長い長い、旅路の果てに、我々に進化という奇跡を与えてくれた」
「ありがたい宇宙人に、恩返しをしてもらうことになる。彼らは驚くだろう」
「なぜなら、彼らは我々が遠路はるばるお土産を持って、彼らに会いに来るだなんて思ってもみないからだ」
「是非、サプライズをしかけてほしい!彼らの驚く顔をいち早く私に伝えてくれたまえ!!!!」


海兵隊員「おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

あの装置が解析されてからの行動は物凄く早かった
前世でその研究をしていたゾンビたちが幸いにも、今も研究者として研究を続けていたことが幸いだった
分野は違っていたが、タイムマシンはすぐさま巨大な転送装置へと姿を変えた
構造は複雑であったが 技術系ゾンビ達が100万人宇宙に上がれば 時間の問題だった

この日のために、海兵隊員は士気を高めるために統一されたデザインのロボットに姿を変えた
宇宙空間での戦闘ができるように飛行能力も着けた あとは武器の扱い方を移動中に覚えれば完璧である

大統領の演説が終わると、地球へと別れを告げ
アルファケンタリウス目指し 宇宙大艦隊が 宇宙空間で黒いガスに包まれ
そして その姿を消していった

彼らが現地につくまで こちらの時計で1日くらいだろうと予想される

衛星軌道上のこれまた趣味で作った宇宙要塞の展望室で艦隊式を眺めている少女
ちょうど演説を終えた大統領が展望室に入ってきた

「君のおかげで、地球は窮地からは脱出できるかもしれんな・・・」

少女は大統領に頭を下げると 今回のことで自分の心境を語った

少女「自分の父の発明で、地球が救われるのなら・・・とも思いましたが、複雑です」
   「これにより、宇宙人と戦争をすることになります・・・どちら被害は大きいでしょう・・・」
   「私の父の発明は確実に犠牲者を出します・・・」

大統領もその言葉には複雑な表情を示した
今まで、ごっこ遊びでの戦争くらいのことは考えていたが
いざ、宇宙人と星間戦争をするとなると やはり不安は拭えない

もちろん、大統領は復興のことも考えなくてはならないし
宇宙人とある程度折り合いをつけて戦争終結をしなければいけないと考えていた

「もちろん、犠牲者は出るだろう・・・だが、我々は生き残らなければならい」
「君が、この時代に飛ばされたように・・・君の父親によって我々は生きるチャンスをもらった」
「最後の希望に、協調性のなかった我々が、一丸となっている」

「ようやく・・・新しいステップに、ゾンビ、いや 人類は踏み出せそうだよ」

少女は大統領の言葉に納得したのか、納得してないのか分からない表情で窓の外を見た

「君はこれからどうするんだ?」 大統領の言葉に少女は答えた



少女 「宇宙人に会ってみようかと思います」  END

長々とお疲れ様でした

ヘルニアで座ってるのが辛いので 横になりますね  今まで読んでくれてありがとうございました

色々とあるとあると思いますが

一応  この世界 全人類がゾンビになってるので
人口は増えない設定です 彼らが減ることはあっても増えることはありません
なので、性欲を埋めるための 風俗産業はなくなっています

幼女ハァハァの文化はなぜか残ってるのは内緒だぞ

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