男「学校でホモだと思われてるんだが…」 (20)

女「あんたホモじゃなかったの?」

男「俺はノーマルだ!」

女「ふぅん、みんなあんたのことホモっていうからホモだと思ってた」

男「誰かがデマ流してるんだよ」

女「あんたカッコいいからホモだともったいないもんね」

男「え、かっこいい?」

女「いやっその…それより、あんた誰かに恨まれてたりするの?」

男「わからん、そういう自覚はないが」

女「誰かに告白されてそれ断ったとかない?」

男「後輩の女の子に告白されたな、話した事も無い子だったんで普通に断ったんだけど」

女「そいつじゃない?ちょっとまって、私が調べてみるから」

男「すまん」

女「…ねぇあんた」

後輩女子「はっはい、なんですか?」

女「あんた、私の学年の男って知ってるよね?」

後輩女子「はい、ホモの人ですよね、ホモって本当にいるんですね、びっくりしましたよ」

女「…ホモって噂流したのあんたじゃないの?」

後輩女子「ちっちがいますよ、どうして私がそんなことしないといけないんですか?」

女「以前あいつに告白してふられたんだろ?その腹いせにやったんじゃないの?」

後輩女子「そっそんなことするわけないです…だいたい、どうしてあなたがそんな事知りたがるんですか?」

女(何でだろ…)

後輩女子「もしかして、あなた男さんの事好きなんじゃないですか?だからこうやって男さんに気に入られようとしてるんでしょ」

女「うっうるせー!そんなことねーよ」

男「本当に調べてくれてるのかな…」

後輩男子「あっ…」

男「よう」

後輩男子「…」

男(こいつも俺の事ホモだと思ってるんだろうな)

後輩男子「あの…同性愛者って本当ですか?」

男「違うよ」

後輩男子「隠さなくていいですよ、実は僕もホモなんです」

男「え?」

後輩男子「前々から男さんの事、すてきだなと思ってました」

男「そっそうか、君も可愛いね」

後輩男子「本当ですか?」

男「うっ…うん」

後輩男子「あの、僕でよければ…その、こ…いえ、友達になってもらえませんか?」

男「友達なら別にいいけど…」

女「…」

男「お帰り、どうだった?」

女「別に…」

男「別にって、噂の原因を調べてくれたんじゃないのか?」

女「何で私がそんなことしなきゃならないんだよ、あほらしくなった」

男「そんな…」

後輩男子「…」

女「ん、なんだそいつ」

男「ああ、さっき友達になったんだ」

後輩男子「はっはじめまして」

女「ふぅん、可愛い顔してるけど、やっぱりお前ホモじゃねーの?こういう男の子が好きなんだろ?」

男「違うっていってるだろ!」

女「なら私と付き合えよ」

男「え?」

後輩男子「ええ?」

女「ホモじゃないんだろ、いいだろ?」

男「いや、そうじゃないけど…」

女「私と付き合えばホモじゃないってみんなわかるはずだろ」

男「そういえばそうだな」

後輩男子「はっ反対です!」

女「どうしてお前が反対するんだよ」

後輩男子「その…好きな人じゃないのに付き合うとかおかしいと思います」

女「私はこいつの事好きなんだよ」

男「何っ?」

女「お前はどうだ?いや、私と付き合ってるうちに好きになればいいだろ、ほらそのうち両想い」

男「…確かにそうだな、お前結構美人だし」

女「なっ何だよ突然!」

後輩男子「男さん…」

男「そんな顔で見るなよ、これが俺にとって最善の方法かもしれないんだぞ!」

後輩男子「それなら、僕が男さんと付き合います!」

女「なんだよ、お前ホモなのか?」

後輩男子「ホモです!」

女「何?」

男「どうやらそうらしいんだ」

女「そうなのか…だとしてもこいつがお前と付き合ったらホモって噂が本当の事になるだろ!」

後輩男子「ホモでもいいじゃないですか!僕は男さんの事ずっとずっと好きだったんです!」

女「こいつはノーマルだからお前なんかと付き合わないの!」

男「お前ら、とにかく場所を変えよう、人が聞いてる」

ヒソヒソ

男「とりあえず、体育倉庫にきたのだが」

後輩男子「あの…僕は今からでもOKです…」

女「なっ何いってやがる!」

男「何がOKなんだ?」

女「そりゃ…まぁ…わかるだろ!」

後輩男子「絶対僕と付き合った方がいいですよ!女さんはなかなかやらせてくれないと思いますよ」

女「何だと、私だって…そりゃ…」

男「何をやるんだ?」

女「本当にわからねーのか!?」

エルフの女騎士「お前らごちゃごちゃうるさい!昼寝もできんだろうが!」

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