エレン「俺が鈍いって風潮」(43)

エレン「いや、ミカサの好意ぐらい気づいてるし。」

アルミン「えっ!?」

エレン「あんな明白なの気づいていないわけがないだろ?」


アルミン「・・・つまり僕の胃痛は無駄だったてことかい?」


エレン「落ち着け、アルミン。」

アルミン「これが落ち着いてられることかい?
      エレンは僕がどれだけ胃痛で苦しんでいるのか
      わかった上での発言なんだろうね?」

エレン「とりあえず、そのブレードを降ろしてくれ。話を聞いて欲しい。」


アルミン「納得のいく説明をしてくれ、エレン。」


エレン「そういえば、アニも俺に気があるよな」


アルミン「・・・どうして君は!?何故そんな事に気付きながら」

エレン「だから落ち着いてほしい。少なくともミカノ好意に気づいている
     からこそアニの気持ちには答えれないという前提で話を進めたい。」


アルミン「はぁ、じゃあ話してみてよ。」


エレン「アルミン、ミカサは昔から俺のことが好きだったと思う。」


アルミン「話の腰を折って悪いけど、ミカサの好意に気づいたのは
      一体いつなんだい?」

エレン「ミカサと一緒に暮らし出して三日目くらいかな」


アルミン「・・・僕の胃痛が始まりだしたのと同じくらいだね、エレン」


エレン「なんかアイツ、やたらとベタベタするし、世話を焼きたがるからな。
     もしかしたらなって思ったんだ。」

アルミン「・・・」

エレン「まぁ、でも俺はアルミンと外の世界の話をするのが好きだったから///」


アルミン「///・・・いや、そんな事言って僕の長年の胃痛がチャラになる訳じゃ
      ないんだ」


エレン「あぁ、分かってる。アルミンが胃痛で苦しんでるってのも実は知っていた」


アルミン「!?」

エレン「もちろん、悪かったと思ってる。でも、どうしようもなかったんだ。」


アルミン「それのどこがどうしようもなかったんだよ!?」


エレン「最近さ、ミカサの奴が俺の私物を溜め込んでるってあったろ?」


アルミン「それは、エレンが鈍感すぎてミカサの欲求不満からの代償行為
      だって結論が出たじゃないか!?」

エレン「・・・」


アルミン「言いたくないけど、やっぱり鈍感なエレンが悪いと思ってたけど、
      気付いていたにもかかわらずミカサに何らかの答えを出さなかった
      なんてもっと質が悪いよ」

エレン「・・・あれが初めてじゃないんだ。」


アルミン「・・・え?」

エレン「最初に気づいたのは、ミカサが俺の家に来て一週間ぐらいの時だと思う」


アルミン「なにがあったんだい?」


エレン「あいつが俺の歯ブラシで歯を磨いていたんだ」


アルミン「それは何かの間違いだったんじゃないのかい?」

エレン「最初は俺もそう思った。間違ったのなら仕方がない。
     でも同じ間違いをしてはダメだなと思い、お互いの
     歯ブラシに名前を書いたんだ」


アルミン「対策を取ったんだね、偉いじゃないか」


エレン「・・・でも次の日、ミカサはまた俺の歯ブラシで歯を磨いていたんだ。
     俺は滅亡すると思った。」


アルミン「な、なんだって!?ΩΩΩ」

エレン「よそ様のお家芸の真似は良くないな」


アルミン「確かにね。年齢がバレるよ、エレン」


エレン「話はそれたが、俺は間違いに気づいたんだ。対策だけじゃダメだ。
     傾向と対策の二つを考えないと。」


アルミン「確かにね。傾向と対策は大事だよ。」

エレン「だから、おれはミカサに俺と歯ブラシと色違いのを買ってやったんだ。
     俺のはアルミンとお揃いの青でミカサのは珍しい色のドドメ色」


アルミン「そんなお揃いなんて///・・・ドドメ色?」


エレン「あぁ、これなら絶対に間違わないと思ってな。でも、ミカサの奴、
     俺がせっかく買ってやった歯ブラシ使わないんだ。」


アルミン「・・・まぁ、それは」

エレン「なんで使わないんだ?というか俺の歯ブラシを使うの辞めろよ
     開いちゃうだろ!て言ったんだ。そしたらアイツ、

(ミカサ)「これははずか・・・大切なもの。故に使いたくな・・・大切にしまっておく」

エレン「とか言いやがったんだ。」

アルミン「(流石のミカサもドドメ色の歯ブラシはね。それはそれで保管してそう
      だけど」

エレン「すまん。何度も話がそれて。書き溜め・・・じゃなくて少し混乱しているんだ」


アルミン「こんな時間だからね。仕方がないよ。」


エレン「話を戻すとだ、昔からあいつは俺の物を収集していたんだ。
     この前が初めてじゃないんだ。初めて見たときは驚いた。」


アルミン「ちなみに、いつごろの事なんだい?」


エレン「・・・アイツが俺の家にきて一ヶ月ぐらいだったと思う。」


アルミン「(最初からクライマックスや)」

エレン「そりゃあ、好きな人の物を集めたいって気持ちもわからなくもない」


アルミン「えっ!?」


エレン「えっ!?」



エレン「いや、あいつは度が過ぎているんだ。髪の毛とか爪とか。せめて
     セーフなのはパンツぐらいだろう?」


アルミン「・・・」


エレン「待ってくれ、アルミン。バレなきゃセーフだ。」


アルミン「はっはは、とりあえず考えるのをやめるよ。」

アルミン「と、とりあえず、話を元に戻そう。 そうしてエレンがミカサの行為、いや
      好意に気づいていたのに気づかない振りをしていたのかが問題だ」


エレン「行為も好意も気付いていたさ!最近あいつが言った言葉。」


(ミカサ)「赤ちゃんはコウノトリが運んでくるはず、故にエレンのエレンを
     私のタワシに進撃させても問題ない、はず、故に私のタワシを
     エレンのエレンに進撃させよう問題ない、はず。安心してほしい
     流石の私のタワシもエレンのエレンを駆逐はしないはず。
     故に、何も問題ない」

エレン「問題しかないじゃないか!!!」


アルミン「ま、まぁ、問題しかないね。」


エレン「アルミン、ミカサはそのセリフ、一緒に暮らし始めて半年後ぐらいから
     ずっと言ってるんだぞ」


アルミン「・・・うわぁ」


エレン「よそ様もびっくりなくらい最初からクライマックスだよ!!!」


アルミン「どちらかというとルナトリガーが最強だと思うよ」

エレン「はぁ?どう考えたってブラスターフォームだろ!?」


アルミン「敵の武器で戦うヒーローが何を言っているんだ!」


エレン「アルミン、それは言っちゃダメだろ?流石の俺かもばいきれないぞ」


アルミン「ご、ごめん。軽率だった。ただ僕はエレンと一緒にWになってみたかった
      て妄想してしまったんだ///」


エレン「アルミン///」


ジャン「俺は、体を避難させる役なんて嫌だからな!」

エレン「すまん。また話が逸れた。俺が何が言いたいかと言うと」


アルミン「乾巧って奴の仕業なんだ!」


エレアル「「ブルーレイ発売決定オメデトウ(^▽^)ゴザイマース」」

エレン「ど、どこからか毒電波が。読者様がいるんだ。今度こそ真面目にいくぞ。」


アルミン「そ、そうだね。素数を数えて、いや止めておこう。」


エレン「とりあず、ずっと前からミカサの奴は今と変わっていたいんだ。
     前から応えることが出来なかったミカサの欲求に応えるなんて。」


アルミン「・・・喰われるね。」


エレン「だろ?色々学んで今だからこそアルミンには話せるけど
     昔の幼い俺がそんなこと・・・」


アルミン「・・・ごめんね、エレン。僕はエレンのこと勘違いしていたよ」

アルミン「ミカサの好意に気づいていない鈍感野郎と思ってしまった。」


エレン「いや、アルミンは悪くないよ。」


アルミン「人間だと思っていたら巨人化しちゃうし」


エレン「そ、それは俺も驚いた。」


アルミン「巨人を一匹残らず駆逐してやる。とか言っといて裁判にかけられるし」


エレン「あんなの二度とゴメンだ」


アルミン「とか言ってたけど、討伐数はご覧の有様だよ。だし」


エレン「・・・アルミン?」

アルミン「エレン、討伐数いくつ?」


エレン「・・・です。」


アルミン「えっ!?ごめん聞こえない」


エレン「すんませんでした!!orz」


アルミン「僕が女型の正体暴いても結局取り逃すし」


エレン「ど、どうしたアルミン。いつになく辛辣じゃないか?」

アルミン「辛辣なんて言葉使えるなら、もっと僕に気を使って欲しいよ」


エレン「あ、あぁ。わかったって。」


アルミン「僕、思うんだ。エレン。いっそのことミカサがエレン役だったら
      いいんじゃないかって」


エレン「アルミン?」

アルミン「歴代兵士の中でも最強クラスのミカサ」


エレン「それは、まぁ確かにな。」


アルミン「立体起動のガスが無くなり超絶ピンチなエレン。
      世界に絶望するエレン。」


アルミン「だが、そこに颯爽と現れたミカサ。ミカサの立体起動のガスも
      残り少ない。そこでミカサの選んだ選択とは」


エレン「東洋の古の血が為せる技であるスーパーミカサ化!!」


アルミン「ジャンプ連載決定!!!」

アルミン「エレンの好意に全く気付かないミカサ」


アルミン「超短時間対象限定性難聴を患っているミカサ」


エレン「えっ?なんて言った?」


アルミン「そんなミカサが所属するのは影の組織、通称【調査兵団】」


アルミン「今日もミカサはエレンの平和を守るため、闇に暗躍する
      巨人達を駆逐する!」


アルミン「ラノベ化決定!!!」

アルミン「エレン?エレン?起きてる?」


エレン「あ、あぁ。すまん。ウトウトしていた。」


アルミン「時間も時間だからね。今日はこのぐらいにしよう。」


エレン「あぁ、そうだな。とりあえず俺が何を言いたいかというと
     まぁ、また今度にしておこう。」


アルミン「そうだね。おやすみ」

エレン「アルミン、やっぱりアクセルフォームは最高だよな。」


アルミン「唐突に始まって第一声がそれか。まぁ確かにあのギミックはいいね。」


エレン「時間制限があるってところがニクいよな。」


アルミン「確かに、格好良さを引き立てるツールだよね。でもいきなりどうしたんだい?」

エレン「俺なりに考えたんだ。ハッピーエンドってやつをさ。」


アルミン「気になるね。どんなハッピーエンドなんだい?」


エレン「いや、特別な話じゃないんだ。やっぱり俺はお前と外の世界を見たいんだ。
     で、そうするためにはどうすればいいかと。」

アルミン「どうすればいいか?」


エレン「少なくとも巨人は駆逐する。まぁ色んな謎とかの部類はアルミンに
     任せるとするだろ?」


アルミン「はっはは。(「あの討伐数で謎は僕に丸投げかい?」とか言ったら
      泣いちゃうかもしれないな」

エレン「で、問題は巨人を駆逐する~外の世界を旅するの間にどうすれば
     ミカサに食われないかという話になるんだ。」


アルミン「お、無理やり感がMAXだけど、タイトルっぽい話に戻る気になったんだね」


エレン「そうだ、そこで時間制限に繋がってくるんだ。」


アルミン「もう無理やり感しかないよ。」

エレン「無理やり感は否めないが、差し迫った時間制限はあると思うんだ。
     つまり、ここいらである程度のミカサのガス抜きをしようと思う。」


アルミン「あぁ、うん。取り敢えず胃薬を飲むね。」


エレン「すまんな。つまり、どの程度のことならミカサがガス抜きが出来て
     なおかつ俺が喰われない程度の事を考えなきゃいけないんだ。」


アルミン「成程ねぇ、でもいきなりどうしたんだい?」


エレン「朝起きたら、布団にミカサの匂いがしたんだ。」


アルミン「ミカサの匂い?エレン君はそんな事が分かるの・・・」


エレン「あの洗ってないマフラーの匂いなんて分かるだろ?」


アルミン「なんか色々アウトだね。」

エレン「ミカサの匂いがしたってことは、それまでそこにミカサがいたって事だろ?
     男子寮に侵入するミカサもアウトだし、洗ってないマフラーだって衛生的に
     アウトだし、ミカサに侵入される俺だってアウトじゃないか!?」


アルミン「少なくとも現状を理解しているのが救いだね。まぁ、そうなってくると
      確かにミカサのガス抜きは必要だね。早急に。」


エレン「だろ?刺激をさせない程度のガス抜きだ。」


アルミン「デートに誘うとかはどうだろう?」


エレン「・・・」


アルミン「ごめん、冗談だよ、冗談。」

エレン「一応俺なりに考えたんだけど、原作仕様にもっていけないかなと。」


アルミン「場を弁えなよ、エレン。それじゃダメだ。」


エレン「す、すまん。そんなつもりじゃないんだ。」


アルミン「エレンが本気で言ってるなんて僕は思ってないけど、そういう
      場を考えれない発言はしないでね。」

エレン「でも、そうなってくると、どうしていいかわからないんだ。」


アルミン「僕も、コメントがついたことに対してどう対応していいかわからない。」


エレン「ありがとう、でいいんじゃないかな?」


アルミン「感謝の正拳突き!!」

エレン「また古いネタだな。」


アルミン「何を言うんだ。そんな君なんて昴治とカズマのSSネタを考えていたじゃないか」


エレン「はいはい、そうですよ!どんなに頑張っても昴治がキョンとしか思えない
     キャラになっちゃって没になりました。」


アルミン「日和見主義なところは似ているよね。って言い訳で許されるんじゃないかな?」

エレン「箕条さんチートだよなぁ」


アルミン「遺伝子に語りかけるとか、いやだから古いし分からないんだよエレン」


エレン「そ、そんなこと無いだろ?青のインプルスとか現役だろ!?」


アルミン「 粉砕し、破砕し、爆砕し、塵芥と化せ!なんて分かる訳ないでしょ」

エレン「俺たちだって、有線じゃないか!!」


アルミン「ハッ!?」


エレン「有線の先輩である彼らを侮辱するなんて、いくらアルミンでも許せる事と
     許せないことだってあるんだぞ。」


アルミン「絶対に許さない!」


エレン「そこは許してあげようぜ」


アルミン「ハッ!?衝撃過ぎて意識がゲトルトの海に沈んでいたよ。確かに
      僕は失念していた。僕らも有線なのに何てことを言ってしまったんだ。」

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