エレン「アルミンの手紙」(268)

843年

幼エレン「…」(つまんねぇなぁ~…なんかシゲキテキなことないかなぁ~)トコトコ

「おい!異端者!!」「どうした?弱虫!やり返してみろよ?」ドカッドゴ!!

????「…うぅ……」

エレン「…」(いじめか…まぁ……どうでもいいや…俺には関係無い)トコトコ

「さっき言ったこともう一回言ってみろよ?異端者!!」

エレン「…」トコトコ

アルミン「…ああ…何度でも言うよ……人類はいつか『外の世界』に行くべきだ…!!」

エレン「…!!」(外の世界?)

ドクン…

「ははは!『外の世界』だってよ!笑えるぜ!」「やっちまえ!」

アルミン「…加えて何度目か分からないこの台詞も言わせてもらうよ…『僕の言ってることが正しいと分かってるから言い返せなくて殴ることしか出来ないんだろ?』」

ドクン…ドクン…

「な!?この屁理屈野郎!!」ブゥン

アルミン「…!!」グッ

エレン「やめろ!!」ダダダダ

「なんだこいつ!」「こいつもやっちまえ!!」「うわ!?こいつ強っ!?」

エレン「うおおお!!!」ドゴッバキッ

アルミン「…」ポカーン

………
……………
…………………

カラス「カァーカァー…」

エレン「…いてて……アイツラが三人じゃなくて二人なら勝てたのに…」

アルミン「…」ジィー

エレン「…なあ、お前…名前は?」

アルミン「………え!?うえぇ?僕?……ぁ…『アルミン・アルレルト』…君は?」

エレン「俺?俺はエレン・イエーガー」

アルミン「…イエーガー?イエーガーってあの街の英雄グリシャ・イエーガーのイエーガー?」

エレン「ん?父さんを知ってるのか?」

アルミン「ええ!?息子なの?というか彼はかつてこの街を謎の伝染病から救った医者だよ!?この街の人で彼を知らない人はいないよ…」

エレン「ふーん、父さんってすごかったんだな」

エレン「…なあ、それよりなんでお前いじめられてたんだ?」

アルミン「…『外の世界』に行きたいと思ってるからだよ」

エレン「あ!それそれ!!なあ『外の世界』って何だ!?ここより広いのか!?」

アルミン「…!!……君は異端者って言わないの?」

エレン「は?何で俺がそんなこと言うんだよ?それより『外の世界』!!」

アルミン「…うん!じゃあこれを見て!!」

エレン「うお!?何だこの本?」

アルミン「これは外の世界について書かれた本だよ、と言ってもほんの一部でもっと詳しい内容のモノはおじいちゃんが隠し持ってるんだけど…」

エレン「へぇえ…あ!早く見せてくれよ!」

アルミン「う、うん…」ペラッ

アルミン「まず、外の世界ってのは人類が巨人に攻められる前に住んでた世界のことなんだ」

エレン「どれくらい広いんだ!?」

アルミン「この壁の中の何倍も何十倍も広いんだ!!」

エレン「外の世界には何があるんだ!?」

アルミン「例えば」『ごぉーん…ごぉーん…』

アルミン「!!鐘だ…」

エレン「あ、やばい!!早く帰らないと母さんに怒られる!また明日ここに集合な!!『アルミン』!!」

アルミン「!!…うん!!」

エレン「うおお!!」ダダダダ

アルミン「…久しぶりに家族以外に名前で呼ばれた……『エレン』か…」

イエーガー家

エレン「ただいまー!母さんご飯!!」

カルラ「はいはいまずは手を洗って、それからテーブルに着きなさい」

エレン「はーい」バシャバシャ

グリシャ「エレン、今日はどこに行ってたんだ?」

エレン「今日も街を散歩したんだ」フキフキ

グリシャ「何か収穫はあったか? いただきます」

エレン「ああ!あったよ!いただきます」モグモグ

グリシャ「何があったんだ?」

エレン「友達が出来たんだ!」

カルラ「本当に?!本当なのエレン!!??!」

エレン「…え?う、うん…」

カルラ「ぁあ…良かった……ついにエレンにも友達が……」フラフラ

グリシャ「それで、その子の名前は?」

エレン「アルミン・アルレルトって言うんだ!明日も会うんだ!!」

カルラ「…ああ、神様…ありがとうございます…」

エレン「楽しみだな~」モグモグ

グリシャ「…エレン、初めてできた友達なんだ…大切にしなさい…友達になったからには衝突することも少なく無いだろう…そういうときはすぐに仲直りするよう努力するんだ。後で後悔しないようにな…」

エレン「?……うん、わかった」モグモグ

エレン「ごちそーさま!お風呂入ってくる!!」ダダダダ

カルラ「…あ!またネギ残してる!エレン!!」

グリシャ「……」

アルレルト家

アルミン「今日ね、友達が出来たんだ!」

おじいちゃん「本当か!?アルミン!!?」

アルミン「本当だよ!」

おじいちゃん「おぉ~…そうかそうか…アルミンにも友達が…して、その子の名前は?」

アルミン「エレン・イエーガー、グリシャ・イエーガーの息子だって」

おじいちゃん「な、なんじゃと!?その子も天才なのか!?」

アルミン「ううん…あ、でもエレンは外の世界について興味津々だったよ!」

おじいちゃん「…ほぉ~…アルミン、その子、大切にするんじゃよ」

アルミン「うん!!…それにしても、これを母さんと父さんに伝えたいなあ…今日もかえってこないのか」

おじいちゃん「……」

ガチ眠い…今回はここまで……

応援ありがとうございます…

ちょい再開

翌日

アルミン「…あ、エレン!!おはよう」

エレン「アルミン!!おはよう!昨日の続き続き!」

アルミン「うん!まず外の…」

エレン「どうした?…あ」

「お!異端者じゃねーか?」「昨日のおかしな奴も一緒か??」

エレン「あいつら!!」スクッ

アルミン「…行こうエレン」スクッ

エレン「え?」

アルミン「良いところがあるんだ」

………
…………
……………

小高い丘

エレン「こんなとこ来たことないな…」

アルミン「本を読んだり、考え事をするときはここにくるんだ…見て…この大きな樹、『桜』って言って外の世界の樹なんだ」

エレン「外の世界の?」

アルミン「うん、昔、人類は一ヶ所に固まらずバラバラの場所でそれぞれ住んでいたんだ。一日中、日が落ちない場所、ずっと大地が揺れ続ける場所、あらゆる場所に人類は住んでたんだ。
その場所の一つが『東洋』、その桜の樹は東洋にしか無かったらしいんだ」

エレン「そんなすげえ樹がどうしてここに?」

アルミン「この世界に巨人が現れたとき、ある国の王があらゆる国の王を召集し、壁を作り、その中に移り住んだとこの本には書いてある…
多分、その時に東洋の王がこの樹の種を持ち込んだんだよ」

エレン「へぇ~…でも葉っぱだけだ。花がねえぞ?」

アルミン「今は夏だからさ、春になると綺麗なピンク色の花を咲かすんだ」

エレン「へぇ…早く桜の花みてえーなぁ…」

アルミン「うん…見たいね」

桜「…」ザワザワ

エレン「お、揺れた」

アルミン「きっとエレンの発言に返事をしたんだよ」

エレン「はあ?樹が返事するわけないだろ?」

桜「…」ザワザワザワザワ

エレン「うお?!大きく揺れた!」

アルミン「ははは、怒ったんだよ!きっと…」

エレン「あんまりからかわないでくれよアルミン………あ、今度から毎日ここに来ようぜ?」

アルミン「…!!いいねそれ、桜の成長も見れるしね!」

エレン「ここが俺たちだけの場所だ!」

アルミン「うん!!」

そして…

アルミン「エレン!見て!外の世界の雪山を描いた絵だよ!」

エレン「なんだこれ!?でけえ!!」

僕らは来る日も…来る日も…

アルミン「やあ…エレン……」ボロボロ

エレン「な!?その怪我またあいつらか!!今日こそぶちのめしてやる!」ムキー

アルミン「ちょ、ちょっと!!?」ボロボロ

そと樹の下で…

アルミン「外の世界にいたころは人類は人類同士で争いあってたらしいよ…そして巨人が現れてから人類は人類同士で争ったことはないんだ…今の方が平和かも…」

エレン「…それでもその時人類は自由だったんだろ?家畜のように生きる偽物の平和なんて俺はいらない!」

夢を語り合った…

『それでは判決を下す!被告人、アルレルト夫妻は、外の世界に興味を持ち、書物を所持し、研究し続けた王政への明らかな反逆罪により!!」

『壁外へ永久に追放とする!!』

「……!!」

『大好きな外の世界で巨人に食われ死ぬといい…』

「ま、待ってください!!私たちには幼い息子が!!」

『ほう…そうか……ならば選べ、自分達だけ罰を受けるか…一家全員で罰を受けるか…」

「…っ!!」

「……あなた…」

「分かりました…私たちだけで罰を受けます!但し!子供には手を出さないでいただきたい!!」

『ふ…良かろう……これにて閉廷!!罪人には3日の猶予を与える!家族と最期の時間を過ごすといい…』

「………すまない…アルミン」

………
…………
……………
翌日

アルミン父&母「ただいま」

アルミン「あ!母さん!父さん!お帰り!」

アルミン父「見ないうちに少し大きくなったかアルミン?」

アルミン「えへへ?そうかなぁ?」

アルミン母「…ええ、とても大きく見えるわ……」

アルミン「ええ?照れるよ~…」

おじいちゃん「おお、お前たち、ちょうど夕食じゃ、一緒に食べよう」

アルミン母「父さん、手伝うわ」

おじいちゃん「…!!……いや、アルミンと話してきなさい…あの子はお前たちの帰りをずっと待っていた…」

アルミン母「…はい」

アルミン「僕ね、友達が出来たんだ!!エレンって言ってね!!」

アルミン父「うん、そうか…良かったな」

アルミン母「どんな子?」

アルミン「黒髪で…猪突猛進で…元気で…諦めが悪くて…勇気があるんだ!!……僕とは正反対だよ…」

アルミン父「アルミン、そんなことはない。お前はとても賢く度胸も勇気もある。お前に足りないのは『大切なモノを守る意思』だ」

アルミン「守る意思?」

アルミン父「…そうだ、それさえあればどんな敵にも立ち向かえるしどんな夢も叶えられる」

アルミン「守る意思…どうすれば身に付くの?」

アルミン父「まず訓練兵に志願して兵士になるんだ…そこにはたくさんの出会い、困難、別れがある。そうすればいつか答えがわかる」

アルミン「訓練兵…」

アルミン母「…あなた」

アルミン父「…アルミン、私たちは…明日外の世界へ行くんだ」

アルミン「ええ!?どうして?」

アルミン父「外の世界の調査に参加することになったんだ…長年の夢が叶うんだぞ?」

アルミン「おめでとう!父さん!母さん!」

アルミン母「……ッ!!……ええ…アルミン…私たちは夢が叶うのよ…」ポロポロ

アルミン父「…ああ!嬉しいなあ!」ポロポロ

アルミン「?…どうして泣いているの?」

アルミン父「これは嬉し泣きという奴だアルミン…」ポロポロ

アルミン「へえ…ごちそうさま……ん、ふあぁ……もう眠いや…」

アルミン母「…そう…もう寝なさい」

アルミン「うん、おやすみ…」トコトコ

アルミン父「アルミン」

アルミン「?」

アルミン父「愛してるぞ」

アルミン「…?うん…ありがとう…」トコトコ

ドア「バタン」

シィーン…

おじいちゃん「本当の事は言わんか…」

アルミン父「…はい……言えません」

アルミン母「壁外追放になったなんて…とても…」

おじいちゃん「…」

アルミン父「お父さん…アルミンをお願いします」

おじいちゃん「ああ、任せなさい」

アルミン母「…う…うぅ…ごめんねアルミン…ごめんね…」ポロポロ

アルミン父「……」

翌朝

アルミン「ん…おはようおじいちゃん……あれ、父さんと母さんは?」

おじいちゃん「…もう出発したぞ」

アルミン「ふぅん…そっか…」

おじいちゃん「さあ、朝ごはんにしよう…」

アルミン「……」

おじいちゃん「…アルミン?」

アルミン「え?ああ…いただきます」

その頃イエーガー家

グリシャ「おはよう、カルラ」

カルラ「おはよ、そこにご飯あるわよ。エレーン!起きなさい!!」

グリシャ「はは……!…カルラ、窓の外を見ろ」

カルラ「え?…何あの行列?黒フードの二人を駐屯兵が囲んで歩いてる?」

グリシャ「恐らく…『壁外追放』だ…死刑よりも重い罰だ」

カルラ「よほどの大罪人なのかしら…」

エレン「おはよ…ふあぁ…ねむ…」

カルラ「やっと起きたわね…早く食べなさい!そのあと薪拾い!!」

エレン「えぇ~…」

カルラ「薪拾いやらないとアルミン君とこ行かせないからね!」

エレン「えぇえぇええ~~……」

グリシャ「ごちそうさま、行ってくるよ」

カルラ「あ、いってらっしゃい」

エレン「あ!父さん!地下室!!」

グリシャ「……エレン、今度な」

ドア「バタン」

エレン「…ちぇ……気になるなあ…」

カルラ「そんなことより早く食べなさい」

エレン「はいはい」

カルラ「『はい』は一回!」

壁上

ヒュオオオオオォォォ…

ハンネス「今からお前たちをリフトで壁外に下ろす…そのあとは分かるな?」(はぁ~…俺、この仕事だけは嫌なんだよなぁあ~…これやったあと気分悪いし罪人が暴れ出したら止められる気しねえし…つーか毎回どんな罪を犯したのかどころかフードで顔も見えないのもこええなぁ…)

アルミン父「…」

ハンネス「な、なあ…あんたら…一体どんなことしたんだ?」

アルミン母「…」

アルミン父「…国に捨てられたのです」

ハンネス「なんか…誰かにはめられたのか?」

アルミン父「王政です…」

ハンネス「…なんとなく掴めてきたぜ」

アルミン母「あなたを誠実な兵士と見込んで頼みがあります…いいですか?」

ハンネス「ああ、なんでも言ってくれ」

アルミン母「息子の面倒は祖父がきているのですが…祖父に何かあった場合、息子の世話を頼めますか?」

ハンネス「…」

アルミン母「…ダメでしょうか?」

ハンネス「…息子の名前は?特徴は?」

アルミン父「『アルミン・アルレルト』です。8歳、金髪のボブカットでイエーガー医師の息子さんとよく遊んでます」

ハンネス「!!…イエーガー医師の息子!?エレンか…」

アルミン父「知っておられるのですか?」

ハンネス「エレンは恩人の息子、その息子の友達の世話ならやってやるぜ」

アルミン父「ほ、本当ですか?」

ハンネス「ああ、約束する!」

アルミン母「…ああ、神様…」

駐屯兵「ハンネス!リフトを下ろせ!」

ハンネス「…だ、そうだ……あとは任せろ…」

アルミン父「…あ、最期に名前を…」

ハンネス「同期には『飲んだくれのハンネス』って呼ばれてる」

ガチャン!


キリキリキリキリ…

アルレルト家

エレン「アルミーン!来たぞー!」ドンドン

アルミン「おはようエレン!今日はすごいモノがあるんだ!ちょっと川の所で待ってて!」

エレン「ん?樹の下じゃないのか?」

アルミン「重くて持ち運べないんだよ!」パアァァ!!

エレン「???」

………
…………

エレン「…」ポケー

アルミン「エレン!」

エレン「ん?なんだそれ?」

アルミン「外の世界について書かれた本だよ!これを見て!炎の水、氷の大地、砂の雪原、外の世界にはここにはないいろんはものがあるんだ!」

エレン「…すげえ……!…これは?」

アルミン「これは海だよ!」

エレン「海?」

アルミン「外の世界のほとんどは海っていう水で覆われてるんだ!しかも海は全部塩水なんだよ!」

エレン「塩水!!?す、すげえ…」

アルミン「…これ、おじいちゃんに他の人に言っちゃいけないって言われたんだけど…父さんと母さんは外の世界に行くんだ…」

エレン「ええ!?探検か!?」

アルミン「うん!帰ってきたら話を聞いてくるよ!」

エレン「ああ!待ってる!」

アルミン「エレン、僕達も外の世界に行きたいね…」

ああ、いつか…

ドスン…ドスン…

ドスン…ドスン!!

必ず…

ドスンドスンドスン!!!

外の世界へ…

バクッ グチャ…

………
…………
……………

おじいちゃん「………」

アルミン「…………え?」

アルミン「え?父さんと母さんが………死んだ?」

おじいちゃん「………」

アルミン「………そ…んな………」

小高い丘

エレン「…」スタスタ キョロキョロ

エレン「!!アルミーン!」

アルミン「…」

エレン「アルミン!さっきまたあいつらがお前の悪口言ってたから俺が成敗したぞ!」

アルミン「………」

エレン「…?……アルミン??」

エレン「どうした?」

アルミン「死んだって…」

エレン「え?」

アルミン「ぅうぐっ…ヒグ…父さんと…!…うぇえ…ぐっ…母さんが……ぁあ…死んだんだ!!」ポロポロ

エレン「…え?」

アルミン「うぐぅ…ひぐ…」ポロポロ

エレン「どうして悲しいんだ?」

アルミン「僕は…アグッ…知らなかった…うぅ…外の世界が…こんな…地獄だなんて…僕は本を読んだだけで外の世界を知った気になってた…!!」

エレン「アルミン…」

アルミン「エレン…僕は決めたよ……誰がなんと言おうと…僕は訓練兵に志願する…!!…そして三年間で生きる力を身に付け調査兵団に入る…!……外の世界を直接見て聞いて感じたいんだ!」

エレン「…調査兵団」

エレン「ああ…アルミン……俺も…俺もいくよ!外の世界!!そして死なずに帰ってくるんだ!必ず!!」

………
…………
……………

そして…845年

超大型巨人来襲……

エレン「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」

グシャ!!!

ミカサ「…ッ!」

エレン「あ…ああ……」

百年の平和の代償を支払ったその日

エレン「…駆逐してやる!!」

アルミン「…エレン」

エレン「この世から…一匹残らず!!

一つの希望を乗せた連絡船が…トロスト区へと出港した…

850

「貴様は何者だ!?」

「お主はやるのかやらんのか、どっちだ」

「どうしてエレンは外の世界に出たいと思ったの?」

「俺には分からない…ずっとそうだ…」

「私たちを…信じて」

「私が賭けたのはここからだから」

「仕方ないでしょ?世界は残酷なんだから」

「何かを変えることが出来る人間は、大切な何かを捨てることが出来る人だ、化け物を超える必要に迫られたのなら、人間性をも捨てられる人だ」

「気の毒だと思ったよ…」

「俺はこの世の全てを破壊する!俺は自由だ!!」

二年後 852

アニ(結晶)「…」

アルミン「それじゃアニ、また来るよ」

ドア「ガチャ」

アルミン「…!!」

エレン「よう…アルミン、また『石ころ』と話してたのか?」

アルミン「いつか目覚めるかも知れないからね…」

エレン「ふん…調査兵団に入って二年、同期はほとんど死んでも天下のアルミン様は仲間の死体よりそんな『石ころ』の方が大切だ」

アルミン「…あれは巨人が追い付きそうだったから仕方ないだろ…」

エレン「…流石、団長補佐となると発想がやや残酷だな…」スタスタ

アルミン「…」

アルミン「…何もわかってないくせに……」

今回はここまで

>>33 >>34は名前欄入れ忘れた。こ名前欄にその場面のタイトル入れる表現好きだからやるけど忘れちゃうんだよな…

再開

エレン「…」スタスタ

壁|カサ「…」ジィー

……………………………………………………

食堂

ジャン「最近エレンとアルミンの仲が悪い?」

ミカサ「…そう、この前の壁外調査のあと突然仲が悪くなった…ゆゆしき事態…」

ジャン「壁外調査以来…あー、ミカサは知らないのか…あの時の事を」

ミカサ「何!?教えてほしい!!!」ズイッ

ジャン「うぉ!?…おお///い、いいぞ…!」(ミカサの顔が近い!?もう死んでもいい…)

ジャン「…よし、壁外調査から撤退するときの出来事なんだが…」

新兵「ハンジ団長お願いします!アイツの…親友の遺体を取りに行かして下さい!!」

ハンジ(団長)「…ハア…アルミン、宜しく……他の者は回収した遺体を乗せたらすぐに出発する準備を!!」

新兵「アルレルトさん!お願いします!」

アルミン(団長補佐)「ダメだ、残念だが諦めるんだ。ミイラ取りがミイラになるなんてやめてくれよ…」

新兵「あ、アイツは今度結婚するフィアンセがいるんです!せめて遺体だけでも!」

ジャン「…」

アルミン「はあ…君、知ってるか?調査兵団の死因ランキング…一位は勿論『巨人に食われる』…二位は『仲間の遺体を取りに行って行方不明』だ…君はそんなにこのランキングの順位を入れ換えたいのか?」

新兵「~~ッ!」

アルミン「ちなみに三位は『馬から落馬』だ」

新兵「…くっ……」

アルミン「分かったら出発の準備だ」スタスタ

新兵「…あなたには…!『人間の心』というモノが無いのですか!?」

アルミン「……」ピタッ

アルミン「何処かに捨てたよ、そんなもの」

新兵「!!……ふざけやがって…」

ジャン「…新兵、出発の準備だ」

新兵「班長、……あの人は昔からあんななのですか?」

ジャン「……いや、昔は違った」

ジャン「だが、調査兵団に入ってから死線の連続、仲間の死、裏切り、様々な出来事がアイツを変えた。あんな『氷の心』にな…だがな」

新兵「…?」

ジャン「アイツは誇りを失ってはいない、常に人類の勝利と繁栄を願い、行動してる、だからあいつはああいう事が出来る…」

新兵「…人類の勝利のため…?……………納得出来ません……」

ジャン「そうか…まあ…いつか分かるだろ」スタスタ

新兵「………」

遺体の山「…」

エレン「…今回も同期が何人か死んだな」

コニー「…そうだな……俺たちはまた生き残っちまったがな…」

サシャ「そう…ですね……でも良かったじゃないですか…生きてたんですから」

コニー「…その台詞、死んだ奴に………いや、死んでんだから聞こえねえか…」

サシャ「クリスタを調査兵団から脱退させた団長の判断は正しかったですね…」

コニー「ブス女を牢獄に閉じ込めるのは同意できないけどな…」

エレン「………ん?アルミン?なにしてんだアイツ…」

アルミン「…」ブチッ…

エレン「自分の制服の胸ポケットのワッペンを外した?」

エレン「おい、アルミン!なにしてんだよ?」

アルミン「ああ、エレン…多分これは必要になるだろうからね…」

エレン「?」

ハンジ「出発するぞおお!!」

アルミン「あ、出発しなきゃ」タッタッタ…

エレン「あ、…まあいいか…」

ミカサ「エレン、はやく馬に乗って」

エレン「はいはい」

ミカサ「『はい』は一回」

………
…………
……………

調査兵「!!…7m級が…10体以上接近してきます!」パカラッパカラッ

ジャン「 …ん?あれは…新兵!?」パカラッカラッ

新兵「…くそ…クソ!」パカラッパカラッ

調査兵「遺体を背負ってるぞ!!」

巨人「…」ドドドドド

モブリット「団長!どうしましょう!」パカラッパカラッ

ハンジ「このまま逃げ切る!アルミン!後ろを何とかしてきてくれ!」パカラッパカラッ

アルミン「…了解!」パカラッパカラッパカラ

「は、速い!」「追い付かれるぞ!」「平地では立体起動が…!」「馬車を守れ!」

新兵「はぁ…はぁ…」パカラパカラ

巨人「うおお!!」ブゥン

新兵「ウワッ!?」パカラパカラ

遺体「…」ドサッ

新兵「ああ!?遺体が!」パカラパカラ

遺体「…」ゴロゴロ…

新兵「……ああ…」パカラパカラ

調査兵「馬車が重くて速く進めん!?


アルミン「…はあ……あの新兵、やると思ったよ…」パカラパカラ

調査兵「アルミンさん!どうすれば…」

アルミン「そんなの決まってる、その馬車に大量に乗せてある遺体を下ろすんだ。そうすれば馬車は軽くなる」

エレン「何だ?あっちの方が騒がしいな?」パカラッパカラッ

リヴァイ「…」パカラッパカラッ

遺体「…」ドサッ

エレン「え!?」パカラッパカラッ

遺体「…」ドサッ

ドサッ ドサッ ドサッ ドサッ

エレン「アルミン…何してるんだアイツ?遺体を捨ててる?」パカラッパカラッ

リヴァイ「ああやって馬車を軽くしてるんだろ…」パカラッパカラッ

エレン「…ハンジ団長の命令なのか…?……後で問いただそう…」

今日はここまで。

ちなみに二年後の世界はエルヴィンが引退してハンジさんが団長になり、ハンジさんがアルミンの頭脳を見込んで補佐に任命したという設定です。

ジャンは実力で班長に。リヴァイは現役

再開

カラネス区

「ハンジ団長になってから死人が前より少ないな…」「しかし死体が全く無いな…持ち帰らなかったのか?」ザワザワ

ハンジ「…」(アルミンを補佐にしてから壁外調査がスムーズだなぁ…最高…)

アルミン「…」

エレン「…」ジィー…

調査兵団本部

新兵「…」

アルミン「…」スタスタ

新兵「あ…アルレルトさん」

アルミン「…君のせいで持ち帰れるはずの遺体も持ち帰ることが出来なかった…」

新兵「……すいません」

アルミン「まあ、戻ってこれて良かったよ。これはあげよう」

新兵「…これは……ワッペン?」

アルミン「彼のだ」

新兵「…!!…ぅぐ……ヒグ……ありがとうございます……うぅ……」ポロポロ

アルミン「君は生きなきゃならない、彼の分も…それじゃ、僕は会議があるから」

新兵「…うう……」ポロポロ

アルミン「…」(今回も疲れたな…でもあと少しだ…あと少しなんだ…)スタスタ

エレン「アルミン!」

アルミン「エレン!?どうしたんだい?」

エレン「…お前、遺体捨てさせてたよな…あれはハンジ団長の指示なのか?」

アルミン「…ああ、あれは僕の判断だよ。巨人に追い付かれたらどうしようもないからね」

エレン「な?!…お前……!!」ガシッ

アルミン「どうしたの?エレン?胸ぐら掴まないで!痛い!」

エレン「…お前、どうしてあんなことができた!?」グググ

アルミン「…は?」

エレン「あの中の人達には皆、俺らと違って帰りを待つ家族がいるんだぞ!」

アルミン「…だから?」

エレン「何!?」

アルミン「…エレン、そんな理由で遺体を守ってたら…さらに犠牲者を増やしてしまってたよ?それに今まで持ち帰れなかった遺体はごまんとある…彼らだけが特別じゃないんだよ………僕の判断は正しかった筈だ」

エレン「くっ!?」

アルミン「さあ、手を離してくれよエレン…これから会議なんだよ」

エレン「…お前は……壁外調査で死んだ人達の命を……なんだと思ってるんだ?」

アルミン「…人類の勝利の礎だ……そして僕が捨てたのは命じゃなく『肉塊』だ…あれには何も宿っちゃいない……生きていたという証拠ならワッペンで事足りる」

エレン「…だからあの新兵に自分のワッペンを?」

アルミン「彼が欲しかったのは親友の遺体じゃなく親友の形見、生きていた証拠だ。それさえあれば彼は納得する。例えその証拠が偽物だろうと…」

エレン「でも、遺体が手元に戻らなきゃ…死を受け止めることが出来ないことだってある…俺もたまに母さんの夢を見る…」

アルミン「はあ…もう行くよ…いい加減離せよ」パシッ

エレン「……こんなの」

エレン「こんなの間違ってる…」

アルミン「これが現実だよ……エレンはつべこべ言わず人類のために巨人の力を行使し続ければいい」

エレン「……お前、変わったな」

アルミン「君が成長しないだけだ…何かを捨てなければ何も変えられないし変われない」スタスタ

エレン「………そうじゃ…ないだろ……クソヤロウ…」

アルミン「………ん」スタスタ

ジャン「よう…見てたぜ」

アルミン「それで?」

ジャン「ついに関係にヒビが入ったかと思った」

アルミン「ヒビ?」

ジャン「お前とアイツはいつも気持ち悪いほどに息ぴったりでアイツはお前の言うことに反対しないしお互いに信じあってた……だが…」

アルミン「…だが?」

ジャン「信じてたお前の性格が変わって行くのを間近で見てアイツは違和感を感じざるを得なかった、そして信じてたお前はいなくなりアイツは今のお前を見てイライラしてる。
お前はお前でウジウジうるさいアイツにイライラしてる、そんで今回それが爆発したってことだ…」

アルミン「はあ…気持ち悪いくらいに図星だよ…ジャン……そのスキルでミカサの心を読んでみたら?」

ジャン「いや、結果が怖いから考えないようにしてる」

アルミン「…ふふふ、ジャンらしいや…」

ジャン「で、どうすんだよ?お前らが仲悪いとこっちも変な気分だ」

アルミン「あ~…なんとかするよ…でも今から会議だし明日も明日で忙しいし…ほとぼりが冷めるのを待った方が良いかな…それじゃ…お疲れ」

ジャン「ああ…アルミンもな」

現在

ジャン「て、話だ」

ミカサ「全然ほとぼり冷めてなかったんだけど…」

ジャン「…まあ……元々仲良かったんだから仲直りの仕方知らないとかじゃね…?」

ミカサ「確かに今までエレンとアルミンが喧嘩してるところなど見たことがない…私も結構焦っている…」

ジャン「ああ、そ、そうか…」

ミカサ「ジャン!お願いがある!!」ガシッ

ジャン「ええ!?…お////えぅ?何だ///???」(ミカサが俺の手を!!!)

ミカサ「エレンとアルミンを仲直りさせたい!協力してほしい!」

ジャン「お、おう/////!!任せろ/////」

今回ここまで

再開

その日の夜 食堂

アルミン「…」スタスタ

ジャン「おいアルミン、飯だろ?一緒に食おうぜ?」

アルミン「……うん、いいよ」

ジャン「じゃあ俺がお前の分もとってきてやるよ、座っとけ」

アルミン「なんか今日はいやに優しいな…まあいいや」

ジャン「…」

回想

ミカサ「とりあえず私はエレンを、ジョンはアルミンを二人が仲直りするよう説得しよう」

ジャン「おう、シンプルにそれが一番だな」

回想終わり

ジャン「…」(しっかし説得なんてどうすりゃいいんだ?まあ、普段の俺の感じで行くしかないか…)

ジャン「はいよ、食おうぜ」

アルミン「うん、いただきます」

ジャン「最近どうなんだ?」

アルミン「ん?ああ、今の仕事は夜遅くまで会議とか装備の品入れのチェックとか色々大変だけど慣れてきたよ」

ジャン「いや、そうじゃねえ…エレンだよエ・レ・ン」

アルミン「…ああ、まあ…普通かなぁ…」ケホコホ

ジャン「普通って…全然普通じゃねえだろ…」

アルミン「今仲直りしたり遊んだりする時間は無いんだよ…心配しなくても僕はキチンと仕事に打ち込めるしエレンもそれだけで巨人の力が使えなくなるってことは無いだろうし」ケホ

ジャン「だ~か~ら!こっちがイライラするっつってんだろ!!いい加減仲直りしろ!!」

アルミン「ハア…おかしいとは思ってたけど…その為に僕を夜ご飯に誘ったんだね?ごちそうさま、僕はもういくよ」ガタッ スタスタ

ジャン「あ!おい待て!!」

ドア「バタン」

シィーーーン…

ジャン「…チッ…」

廊下

エレン「…」ボーー

ミカサ「エレン、夜ご飯を食べに行こう」

エレン「ん、ああ…」

食堂

ミカサ「はい、エレン」

エレン「ああ…いただきます」

エレン「…」モグモグ

ミカサ「…」

ミカサ「エレン…アルミンと仲直りをすべき」

エレン「はぁ?!いきなり何だよ!別に喧嘩なんかしてねえよ!」

ミカサ「さっきのエレンとアルミンのやり取りを見てた、それにさっき夕食に誘った時『アルミンは?』とか言わなかった、ので今エレンとアルミンは喧嘩をしている」

エレン「くっ!?さっきの見てたのかよ…………ああ、そうだよ俺とアルミンは今喧嘩してる」

ミカサ「すぐ仲直りしなさい」

ミカサ「私達三人は今までずっと助けあって生きてきた、それがバラバラになっては何が起きるか分からない」

エレン「…そう言うけどよ……俺は最近のアルミンに着いていけなくなってきちまった……仲間の遺体を躊躇せずに捨てる奴を親友とは呼べねえよ…」

ミカサ「その話はジャンから聞いた…でもそれはアルミンの判断は正しいと思う………それともエレンはそんなにアルミンのことが信じられないの?」

エレン「今はな…確かにアルミンの判断は正しいって事は分かってる…アイツの言うことやることはいつも正論だ……でもよ…」

ミカサ「でも?」

エレン「なんか…もやもやすんだよ……納得できない何かがあるんだ……分かってるつもりなんだ…戦いの中に道徳は無いなんてことは…アルミンは人類の勝利の為に非情な判断するってことも………でも…そうじゃない気がするんだ…アイツは俺に『何かを捨てなきゃ何も変えられない、化け物をも超えるなら、人間性をも捨てる、そうでなきゃ勝てない』って言った…でもそうやって人間性を捨てて仲間を捨てて化け物を超えた化け物になって勝利した所で…何が残るのか…虚しいだけだろ…」

ミカサ「…エレン」

エレン「アルミンは…もう…あのときのアルミンじゃない…俺が成長してないってだけかもしれねえけど…」

ミカサ「でも、それもアルミンでしょ?」

エレン「!」

ミカサ「アルミン・アルレルト、調査兵団所属、私達の幼馴染みで賢くて人類の勝利の為に非情になって戦うのもアルミン、笑顔が可愛いいけど結構根性があるのもアルミン、外の世界の本を目を輝かせて読むのもアルミン、あなたと喧嘩してるのもアルミン、全部アルミン…私達はアルミンの良いところも悪いところも認めてあげなきゃならない…それが『親友』というモノだと思う」

エレン「……」

エレン「…明日は……アルミンも誘って三人で朝ごはんを食べよう」

ミカサ「!!……ええ、そうするべき」

………………
……………
…………

ジャン「すまねえ…アルミンを引き留めることは出来なかった…」

ミカサ「大丈夫、エレンは明日アルミンと朝ごはんを食べると言っていた…その時仲直りをするはず」

ジャン「おお、すげえなミカサ…アイツを説得したのか…」

ミカサ「伊達に何年も家族やってない」ドヤッ

ジャン「…ま、まあとにかく明日には元通りになるな…」

ミカサ「そう、明日にはいつも通りの朝がやってくる、ジャン、協力ありがとう」

ジャン「お////おう!!!」

団長補佐室

アルミン「…」 カリカリ

ドア「ガタン」

モブリット「アルミン、ハンジさんが呼んでるぞ」

アルミン「え…あ、はい……すぐに行きます」

モブリット「…あ、後この部屋少しホコリだらけだから掃除した方がいいと思うぞ」

アルミン「え?そうですかね?…ゴホッ…」

モブリット「ほら、こんな所にいたら咳もでるさ、やはり後で掃除した方がいい。そういえば最近夜に兵舎に戻らないらしいけど、まさかここで寝てるのかい?」

アルミン「はい…もちろん」ケホコホ

モブリット「!?…君は働きすぎだ…鎧も超大型も倒したんだ…もう少しリラックスしたら…」

アルミン「休めません」

モブリット「…?」

アルミン「僕ら調査兵団がモタモタしてたら…人類は終わる…人類に残された時間がもう無いんです」

モブリット「それはどういう…?」

アルミン「…これ以上は止めときます…それでは」

ドア「バタン」

紙「パサッ」

モブリット「……どういうことだ?……ん?今アルミンが何かを書いてた紙が落ちた…今度の作戦についてか?」ヒョイ

モブリット「??!!……コレは!!??」

団長室

ハンジ「お!来たねアルミン」

アルミン「ハンジさん、何か用ですか?」

ハンジ「あぁ、今度の壁外調査は半年後にやろうと思う、その時に入ってくる新兵を交えて実験用の巨人の捕獲するつもりだから短い距離で行こうと思う。」

アルミン「半年後ですか…実験用の巨人の捕獲……新兵を交えて……」

ハンジ「どう思う?」

アルミン「いや、間に合いません」

ハンジ「は?間に合わない?」

アルミン「壁の中の巨人の話、覚えてますか?」

ハンジ「…!!まさか……」

アルミン「そう…このままだと壁は崩壊し、大量の超大型巨人が解放されるかもしれない…どの壁が最初に壊れるか?マリア?ローゼ?シーナ?」

ハンジ「……」ゴクリ

アルミン「もしマリアが最初に壊れるならエレンの家の地下室に行くことは不可能…ローゼなら大量の人間が死に、シーナが破壊されれば王都が滅亡し、この国は終わりです、どの壁破壊されても人類はそれこそ『詰み』です」

ハンジ「なら、どうするんだ?」

アルミン「決まってます」

……………………………………………………

モブリット「まさか!?アルミンは次の壁外調査でコレをやるつもりなのか!!!??」

……………………………………………………

アルミン「作戦の決行は1ヶ月後、作戦の内容は…」

ハンジ「…」(まさか…)

アルミン「ウォール・マリアの奪還です!!」

翌朝

アルミン「……」(あのあともハンジさんと話し込みすぎて全く寝てない…寝不足の時によくある理由の無いイライラがすごいな…久しぶりにベッドに寝に行こう…)スタスタ

壁|カサ『ほら、エレン早く」

壁|レン『いざ行こうと思うとなんか恥ずかしいんだよ!!ミカサ!お前が行け!』

壁|カサ『これはエレン自身がやらなくてはダメ、これは試練』

壁|ャン『ゴチャゴチャうるせえんだよこの死に急ぎ野郎が!食事に誘うだけだろうが!!さっさと行け!』

壁|カサ『ジャン、うるさい』

壁|ャン『……』

壁|カサ『エレン、アルミンと仲直りしたくないの?』

壁|レン『……うるせえな……いくよ!行けばいいんだろ!』

エレン「アルミ」コニー「お!アルミン!一緒に飯食おうぜ!」

アルミン「え?」

壁|カサ&ジャン(コ………コニー………)

アルミン「ごめんねコニー…今疲れてるからベッドで寝たいんだ…」

エレン「あ、アルミン!じゃあ俺と!!」

アルミン「え?何エレン?今僕の言ったこと聞いてなかったの?」イライラ

壁|カサ(エレンが予想外のコニーの乱入で混乱している…)

エレン「あ、いや…そうではなくてはな…」オロオロ

アルミン「はあ…もう行っていい?寝たいんだ…すごく…」イライライライラ

エレン「あ、じゃあ昼飯は!?」

アルミン「…」ブチッ

アルミン「もうほっといてくれ!!!!!!何度も言わせないでくれ!!寝たいんだ!!!!」

壁|カサ「」

壁|ャン(キレさせてどーすんだよ!?)

エレン「あ…なんか……ごめんな…」オロオロ

アルミン「もう僕の前に現れるな!!!」スタスタ

エレン「!!!………なんだよ…その言いぐさ……あああ!!!分かったよ!!!お前なんか友達でもなんでもねえよ!!!この頭デッカチが!!!!!」

壁|カサ&ジャン「」

アルミン「…」ピタッ

アルミン「…お前なんかに人類の命運がかかってるなんて…人類はついてないな…」

エレン「!!」

アルミン「…」スタスタ

ミカサ「ジャン…」

ジャン「流石にフォロー出来ない」

コニー「なんだ?」

今回はここまで

これの世界観は原作とはほぼ別のパラレルです。原作と重ねあわせようとすると訳わからなくなるかもしれません。ごめんなさい。

壁巨人のことはあんまり考えない方がいいです。この話にそこまで関係ないので。

再開だ。

寝室

アルミン「………」(やっと寝れる…ちゃんとベッドで寝るなんて久しぶりだな…)フラフラ

ベッド「ドサッ」

アルミン「ふぅー………」(なんだか熱っぽいし…やっぱり最近疲れてたんだな…昼くらいまで寝よう…)

『お前なんか友達でもなんでもねえよ!!!この頭デッカチが!!!!!』

アルミン「……」(確かに僕も言い過ぎたけどアレは無いだろ…話を聞かないエレンが悪い…エレンが…悪い……)

アルミン「……zzz」

その頃 エレン達 食堂

エレン「…チッ!」イライラムカムカ

ミカサ「…はあ……エレン……さっきのはダメ…昔からのことだけど短気すぎる…」

エレン「るっせえな!アレはアイツが悪いだろ!俺はもう知らねえ!!」

ジャン「…どっちもアホか……」

エレン「るっせえよ!この馬面が!!!」

ジャン「んだと!?テメエのゴタゴタを俺に押し付けてきたのはどこのどいつだ!?あん!?」

ミカサ「ジャン、それ私」

ジャン「…あ、すまん……とにかくだ!ミカサの言う通りお前は短気すぎるんだよ!!アソコは寝不足のアルミンを気遣うような事を言って諦めるべきだったろーが!!」

エレン「ああ!!もう!!!もういいんだよ!!あんなヤツは絶交だ!!!ごちそーさま!!!!訓練だ訓練!!!」ダダダダダ…

ジャン「おいこら!!!逃げんじゃねえよ!!」

ミカサ「…はあ…」

サシャ「見ましたか?コニー!そして聞きましたか!?コニー!」モグモグ

コニー「おう!見てたぜ!どうやらアルミンとエレンが絶交のようだな!」モグモグゴックン

サシャ「まだ絶交じゃありませんよ!喧嘩という奴ですよ!」モグモグパクパク

コニー「ん?そうなのか!で、どうする!?」パクパクモグモグパクパク

サシャ「二人を仲直りさせるしかありませんね!エレンはミカサ達に任せて私たちはアルミンをどうにかしましょう!」モグモグモグモグモグモグモグモグ

コニー「おう!でもどうやんだ!?」ムシャムシャムシャムシャゴックン

サシャ「これはあの方を呼ぶしかありません!コニー!私たちの班長に私は今日の訓練を休むと伝えといて下さい!」ゴックン!

コニー「おう!良いぜ!」モグモグパクパクモグモグムシャムシャ

サシャ「名付けて『アルミン説得エレンと仲直り作戦』です!」モグモグパクパクモグモグ ゴックン

コニー「うお!かっけえ!」ゴックン

サシャ&コニー「「ごちそうさま!!」」

今日の調査兵団の訓練 No,1「馬術」

エレン「うおおおおお!!!!」パシーンパシーン

馬「ブルルルル!!!」パカラッパカラッ

リヴァイ「オイ!クソガキ!!そんな乱暴にやって馬から落ちるなよ!!」

エレン「え!?何ですか??へいち『ドサッ!!』

リヴァイ「あ」

エレン「どわっ!!!??」ゴロゴロゴロゴロ

馬「フンッ!!」

エレン「」

No,2 「立体起動」

エレン「うおおおおお!!!!」ビューンビューン

ミカサ「エレン!そんなに沢山ガスを出したらすぐに尽きてしまう!」

エレン「うおあああ!!!!」ビューンビューン

ビュオオオオ プシュッ…

ミカサ「あ」

エレン「あ!?」ヒュウウウウ…

ガンッ!!ドサアアアア…

エレン「」

夕方

カラス「アホー」

医務室

エレン「」プシューー…

ジャン「…真性のバカだなコイツは…」

ミカサ「それは否定出来ない……」

エレン「…クソ……クソ!!今日は調子が悪い…なんでだ?」

ジャン「…さあな…」(分かりきったことを…)

ミカサ「はあ…」

『行ってくるわね…アルミン……』

アルミン「母さん…行かないで…行かないで!母さん!!外の世界になんて行っちゃダメだ!」

『長年の夢が叶うんだぞ?』

アルミン「父さん!本当は知ってるんだ!調査に参加するんじゃ無くて王政の与えた罰で外の世界に追放になってんでしょ?!僕、あの時まだ寝てなかったんだ!おじいちゃんとの会話聞いてたんだよ!」

『それじゃな…アルミン……』『愛してるわ…』

アルミン「行かないで!行かないでくれ!!!父さん!!!母さん!!!!!」

巨人「アァ~…ン……」ヒョイ

『ア…ルミン……』『ごめんね……』

アルミン「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

グチャ…

?????「アルミン!!」ユサユサ

アルミン「う…あぁ……やめろ……」

アルミン「行っちゃ…ダメだ………」

?????「アルミン!!」ユサユサ

アルミン「ハッ!?………夢…?」

?????「大丈夫?すごいうなされてたよ?」

アルミン「ハァ…ハァ…大丈夫……ありがとう……………………………………………………え?なんで?なんで君がここに???」

アルミン「クリスタ!!??」

ヒストリア「久しぶり!あ、私のことはヒストリアって呼んでって何度も言ったでしょ?」パァァアア…

今日はここまで 

40度くらいの風邪引いたときって高確率で悪夢見るよね。
俺は幼稚園児の時にインフルエンザにかかった時はでけえ海亀に襲われる夢を見た。今でも足を噛まれた感覚を覚えてる。

お前らも海亀には気をつけて寝ろよ。

エレンsageのアルミンageか
そして内容もくだらないときた
まあSSだし好きにオナニーするのは構いません

しかしそれがアンチを増やす事も考えて欲しいです

wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

ミカサとジャンがエレンとアルミンの心配してる感じ、すごくいいね!
何気にサシャとコニーにも期待してるwww

海亀はハワイでは幸運を呼ぶと言われる有りがたい動物
作者のインフルが無事治ったのもホヌ(海亀タソ)のおかげかもよ!?

>>100

なるほど。その悪夢の後も二日間悶え苦しんだけどそれは海亀のせいではないな。

>>97

貴重なアドバイスとして受け取っておきます

とにもかくにも再開。

アルミン「…で、でもどうしてここに???シーナにいるんじゃ…」

ヒストリア「えへへ、サシャが私を呼びに来たの!あ、アルミン!風邪は大丈夫!?」

アルミン「え?…」(確かに体がダルいし…ボーッとするな…ていうかここは寝室じゃなくて医務室じゃないか…)

アルミン「誰が僕を運んでくれたの?」

ヒストリア「私とサシャとコニーがアルミンの所にいったらアルミンがすごい熱でね、サシャがおんぶして運んだの!」

アルミン「あ、ありがとう…サシャとコニーは何処に?」(僕はサシャにおんぶされたのか…女の子に……)

ヒストリア「サシャとコニーは今、夕食を食べてるよ」

アルミン「そっか…心配かけたね…」

ヒストリア「ううん、気にしなくて良いよ!アルミンは頑張ってるから私達がサポートしてあげるのは当たり前でしょ?…あ、そうだ!はいこれ!」スッ

アルミン「これは……僕の制服の上着?」

ヒストリア「ワッペンが取れてたから着けておいたよ?」

アルミン「あ、本当だ…ありがとう…クリ……ヒストリア…」

ヒストリア「もう!間違えないでよ!」プンプン

アルミン「ごめんごめん…それにしてもサシャは何でヒストリアを?」

ヒストリア「…ねえ………アルミン…」

アルミン「何?」

ヒストリア「エレンと喧嘩してるって本当?」

アルミン「…!!」

アルミン「………」

アルミン「うん、本当だよ。サシャが君を読んだのは僕とエレンを仲直りさせるためなんだね?」

ヒストリア「そう、皆二人の事を心配してる、アルミン…エレンと仲直りをして。二人がギクシャクしてるとなんかこっちも元気無くなるよ?」

アルミン「…ごめん、ヒストリア……でも、これだけは譲れないんだよ…」

ヒストリア「どうして喧嘩になったの?」

アルミン「………」(ヒストリアだけになら教えてもいいかな…)

アルミン「…うん、ことの発端は………」


………
…………
……………

………………
……………
…………


アルミン「って事なんだ」

ヒストリア「むむむ、なんだか難しいね…巨人に追い付かれない為にアルミンの下した判断にエレンは納得できずに二人は衝突したってこと…?」

アルミン「まぁ、そんな感じだね…」

ヒストリア「アルミンは…」

ヒストリア「アルミンはエレンの考え方をどう思うの?」

アルミン「正直言うと…何も考えてないって思った。エレンは何も分かってないって…そう……思ったんだ…」

ヒストリア「どうして?」

アルミン「分からないんだ…遺体を持ち帰りたい気持ちは分かる。僕も小さい頃に両親を亡くして…次に奪還作戦で祖父を亡くした、大切な者を失う気持ちは痛いほど分かるよ……でも…」

アルミン「…あの時の僕の判断をどうして分かってくれないのか…分からないんだ……巨人に食べられてしまえば、遺体を持ち帰ることも出来ないのに…本末転倒だ…」

………………
……………
…………


アルミン「って事なんだ」

ヒストリア「むむむ、なんだか難しいね…巨人に追い付かれない為にアルミンの下した判断にエレンは納得できずに二人は衝突したってこと…?」

アルミン「まぁ、そんな感じだね…」

ヒストリア「アルミンは…」

ヒストリア「アルミンはエレンの考え方をどう思うの?」

アルミン「正直言うと…何も考えてないって思った。エレンは何も分かってないって…そう……思ったんだ…」

ヒストリア「どうして?」

アルミン「分からないんだ…遺体を持ち帰りたい気持ちは分かる。僕も小さい頃に両親を亡くして…次に奪還作戦で祖父を亡くした、大切な者を失う気持ちは痛いほど分かるよ……でも…」

アルミン「…あの時の僕の判断をどうして分かってくれないのか…分からないんだ……巨人に食べられてしまえば、遺体を持ち帰ることも出来ないのに…本末転倒だ…」

………………
……………
…………


アルミン「って事なんだ」

ヒストリア「むむむ、なんだか難しいね…巨人に追い付かれない為にアルミンの下した判断にエレンは納得できずに二人は衝突したってこと…?」

アルミン「まぁ、そんな感じだね…」

ヒストリア「アルミンは…」

ヒストリア「アルミンはエレンの考え方をどう思うの?」

アルミン「正直言うと…何も考えてないって思った。エレンは何も分かってないって…そう……思ったんだ…」

ヒストリア「どうして?」

アルミン「分からないんだ…遺体を持ち帰りたい気持ちは分かる。僕も小さい頃に両親を亡くして…次に奪還作戦で祖父を亡くした、大切な者を失う気持ちは痛いほど分かるよ……でも…」

アルミン「…あの時の僕の判断をどうして分かってくれないのか…分からないんだ……巨人に食べられてしまえば、遺体を持ち帰ることも出来ないのに…本末転倒だ…」

………………
……………
…………


アルミン「って事なんだ」

ヒストリア「むむむ、なんだか難しいね…巨人に追い付かれない為にアルミンの下した判断にエレンは納得できずに二人は衝突したってこと…?」

アルミン「まぁ、そんな感じだね…」

ヒストリア「アルミンは…」

ヒストリア「アルミンはエレンの考え方をどう思うの?」

アルミン「正直言うと…何も考えてないって思った。エレンは何も分かってないって…そう……思ったんだ…」

ヒストリア「どうして?」

アルミン「分からないんだ…遺体を持ち帰りたい気持ちは分かる。僕も小さい頃に両親を亡くして…次に奪還作戦で祖父を亡くした、大切な者を失う気持ちは痛いほど分かるよ……でも…」

アルミン「…あの時の僕の判断をどうして分かってくれないのか…分からないんだ……巨人に食べられてしまえば、遺体を持ち帰ることも出来ないのに…本末転倒だ…」

やべえ…エラーしまくった…ごめんなさい…

ヒストリア「分かった…エレンの言うこととアルミンの言ってることはどっちも正しいんだよ」

アルミン「え?」

ヒストリア「私はそう思うよ?だってどっちも言ってることは筋が通ってるもん」

アルミン「……それで?」

ヒストリア「今二人に必要なのはお互いを認めあうことなんだよ!お互いの意見を真正面からちゃんと見て!聞いて!考えて!最後にお互いに謝って握手!!これで喧嘩終了!!」

アルミン「…そ、そんなうまく行くかなあ?」

ヒストリア「できるよ!二人なら!ううん、ミカサもいる、ジャンもサシャコニーもいる、皆二人が仲直りして欲しいと思ってるから!いつかまた元通りの二人に戻るって…皆信じてるから」

アルミン「!!………そう……かな……」

ヒストリア「そうだよ!だから…アルミンもあの時の暖かい笑顔に戻って…」

アルミン「出来ない」

ヒストリア「え?」

アルミン「あの時のような暖かい笑顔…僕がそんなだとハンジ団長の威厳まで損なってしまうんだ…ただでさえ僕は討伐数も身体能力も低い、そんな奴が団長補佐になったことをあまり良く思ってない奴も必ずいる。だから今は…今はまだあの時には戻れないんだ…」

ヒストリア「…アルミン……」

アルミン「でも安心して欲しい…今度の壁外調査、実はウォール・マリアの奪還が目的なんだ」

ヒストリア「え!?ウォール・マリアの奪還!?」

アルミン「そう…その作戦が成功したら必ずあの時の関係を取り戻すよ…約束する」

ヒストリア「アルミン…うん、信じる」

アルミン「うん…絶対に……」

アルミン「……エレンと……」

アルミン「…zzzz…」

ヒストリア「寝ちゃった…」

ドア「ガチャ」

サシャ「アルミーン!!夕食持って来ましたよ!!」

コニー「熱下がったか?」

ヒストリア「シィーッ!」

サシャ&コニー「ん?」

アルミン「……zzz」

サシャ「寝てますね、仕方ないですからこの夕食は私が」ヒストリア「サシャ、アルミンの夕食はそこに置いといて」

サシャ「…はい」

コニー「あ!エレン達呼ぶか?!」

サシャ「あ!それ良いですね!!早速呼んできましょう!」

ヒストリア「ううん、呼ばなくていいよ…二人とも…」

サシャ「え?どうしてですか?」

ヒストリア「もう二人は私達が何かしなくても仲直りできるから…そうでしょ?アルミン?」

アルミン「……zzz」

その頃 シャワールーム

エレン「分かった……正直に言う!俺はアルミンのことが原因で訓練に集中できてない!」ジャバジャバ

ジャン「あっそ…」ザーッ

エレン「でもアイツが悪いのも確かだ!」ゴシゴシ

ジャン「はいはい…」ジャバジャバ

壁の向こう<エレンは謝るべき…

エレン「こっちの話盗み聞きすんじゃねえよ!!」ザーッ

ジャン「はー…で?てめぇはどうすんだよ?」ゴシゴシ

エレン「…決めたぞ…俺は決めた……」ジャバジャバジャバジャバ

ジャン「…あん?」ゴシゴシゴシゴシ

エレン「俺はアイツが謝るまでアイツと仲直りしない!!」ザバーーッ

ジャン「ガキかよ…」

エレン「るっせえ!!俺は本気だ!!」

壁の向こう<…はぁ……エレン……

そして…更に一週間後

ハンジ「今日、君達を集めたのは他でもない。今度の壁外調査『ウォール・マリア奪還作戦』についてだ…」

ザワザワザワザワ…

ハンジ「静かに…今回の目的は巨人になったエレンの硬化能力によりシガンシナ区に開いた穴を塞ぐ…私たちは穴が塞がるまでエレンを巨人から守ることだ…」

ザワザワザワザワ

アルミン「……」(エレン…)チラッ

エレン「……!!」チラッ

アルミン「…!」(あ、視線に気づいた…)

エレン「…ちっ…」プィッ

アルミン「………」

ハンジ「決行は二週間後!!作戦の詳しい説明については追い追い行う!!以上!!解散!!」

ザワザワザワザワザワザワザワザワ…

ハンジ「……」(これから更に忙しくなるな…)スタスタスタ

?????「ハンジ」

ハンジ「んん?」クルッ

ハンジ「エェ?エルヴィン!??」

エルヴィン「久しぶりだな、団長の仕事はどうだ?」

ハンジ「まあ、ぼちぼちかな…立ち話もなんだし応接室に行こう、コーヒーくらいだすよ」

エルヴィン「ああ、お願いする」

応接室

ハンジ「はい、紅茶」

エルヴィン「コーヒーは…?」

ハンジ「ごめんね~ 全部切らしてたんだよね…」

エルヴィン「ま、いいか…」

ハンジ「…それで……何かよう?」

エルヴィン「…奪還作戦を決行するらしいな…」ズズッ

ハンジ「ああ…やっとここまで来たよ」ズズッ

エルヴィン「ああ…ここまで、どれだけの部下を…仲間を死なせてきたか…そう言うことを考えると私は胸が…もう無いはずの右腕が痛むんだ…私は……結局……ここまで生き残ってしまった…」

ハンジ「…エルヴィン……あんたのせいじゃない…彼らだって調査兵団を選んだ所で覚悟はしてただろう…」

エルヴィン「………アルミンはどうだ?補佐にしたんだろ?」

ハンジ「ああ、よくやってくれるよ…ただ、笑顔が少なくなったかな…ふふ、ますますエルヴィンに似てきちゃつてさ…」

エルヴィン「アルミンは私によく似ている…だからこそアルミンを私にしたくは無い…彼には心を持ち続けて欲しい……そうでなければ、彼がいつか自分の人生の道を振り返ったとき…」

ハンジ「………」

エルヴィン「エルヴィンその道には………何も無い………私の様に…」

ハンジ「………」

エルヴィン「………」

ハンジ「……エルヴィン…道の後ろに何も無いのなら…横を見ればいいんじゃないかな?あんたの横にはいつも、頼れる仲間が着いてたはずでしょ?」

エルヴィン「!!」

ハンジ「センチになるなんてあんたらしくないぜ?誓ってもいいよ?アンタの今までの戦いは決して無意味じゃないし私がそうさせない」

ハンジ「あんたは今まで勝利への階段を築いてきた…後は私達が登りつつめるだけ…エルヴィンは壁内で紅茶でも飲んで待ってていいよ」

エルヴィン「……頼もしいな…今の調査兵団は…」

ドア「ガチャ」

ハンジ&エルヴィン「 ん??」

エルヴィン「エルヴィンその道には………何もない………私の様に…」
↓↓
エルヴィン「その道には何もない………私の様に…」

眠気がとてつもないときに書くもんでは無いな。

ダメだ…眠い

今回はここまでだ。

昨日は色々酷くてすみませんでした。誤字脱字は脳内補正でお願いします。
再開

リヴァイ「ここにいやがったかクソメがね…ん?てめぇ……なんでここにいるんだ?エルヴィン…」

エルヴィン「なに、なんだか来たくなっただけだ…さて、私は帰ろうかな…」スクッ

ハンジ「あれ?もう帰るの?エルヴィン」

エルヴィン「ああ、私も仕事があるからな…リヴァイ!私の紅茶飲んでいいぞ。お前の好きなアールグレイだ」

リヴァイ「バカ言え…誰が飲みかけなんて飲むかよ」

エルヴィン「…フ、俺が貧民街でお前を見つけた当初は俺の飲みかけの紅茶を喜んで飲んでたくせにな…ハッハッハッ!!」

リヴァイ「…あの時と一緒にすんじゃねえよ…」

ドア「ガチャ」

ハンジ「それでリヴァイ、なんか用があって来たんでしょ?」

リヴァイ「あのガキが硬化能力の練習してぇんだとよ」

ハンジ「え!?マジで!!?」

リヴァイ「今回はやる気まんまんみてえだな……あのガキ…」

ハンジ「それを早く言ってよリヴァイ!!行くぜぇぇえ!!!」ドドド

リヴァイ「……チッ…」

グラウンド 枯れ井戸の中

エレン「……」

『お前なんかに人類の命運がかかってるなんて………人類はついてないな…』

エレン「………」(くそ…わかってんだよ……大人にならなきゃいけねえことぐらい…何かを捨てなきゃ勝てない事くらい…)

エレン「………」(………いや、今度の奪還作戦を必ず成功させて…アルミンを納得させる…それで…あの時を取り戻す…この力を使って…)

ハンジ「エレン!準備はいい?硬化能力でこの井戸の中を固めるんだ!自分が出れる様にうなじの部分はあまり固めるなよ!!」

エレン「はい!!」

ハンジ「いい返事だね!合図を確認したら始めてくれ!!」

エレン「はい!!」

エレン「………」

エレン「…………」

パァン!!パシュゥゥウウ…

エレン「来た…」

エレン「………アルミンは…あのときの約束…忘れてないよな…」

ガリッ


アルミン「……」カリカリ…

アルミン「……」(よし、この陣形ならエレンと主力陣は確実にシガンシナ区までたどり着ける…他の兵士の命の保証は出来ないけど……)

『人の命を何だと思ってるんだ?』

アルミン「…………………………」(もっと改善出来る点があるな……誰も無駄死ににさせない様な完璧な陣形にしなきゃ…)カリカリ

アルミン「…必ず勝って…仲直りだ…それまでは…冷酷を演じよう…」

……………………………………………………

ハンジ「それでは!!作戦を発表する!!今回、出発は17:00、こちらで選んだ少数精鋭30名で夜が明ける前にシガンシナ区を目指す!!!」

ザワザワ…夜!?………ザワザワザワザワ

ハンジ「……シガンシナ区に入ったら直ぐにエレンが巨人となり壁を修復する!!私たちは終わるまでエレンを守る!!そしてあわよくばイェーガー宅の地下室を調べる!詳しくはこの用紙を見てくれ!」

ハンジ「作戦を全て頭に叩き込め!!少しでも漏らせば命はないと思え!!シガンシナは後ろも前も巨人しかいないぞ!!」

ハンジ「………今日はこれで解散だ…各自部屋に戻り『遺書』を書くといい、書くかどうかは自由だが書かなきゃ後悔するぞ…」

図書室

コニー「………」

サシャ「どうしたんですかコニー!!」

コニー「ん……ああ…実はよ…遺書を書く相手がいねえんだ…俺の家族…皆死んじまったから…」

サシャ「…!!………」

サシャ「………じゃあ…私に書いてください!!私も家族以外にもうひとつコニーに書きますから!」

コニー「…え?」

サシャ「それなら寂しくないでしょう?でも死んではいけませんよ?コニーが死んだら………誰が私を嫁にもらってくれるんです?」

コニー「…お、おう!そうだな!!お前に書けばいいのか!天才だなサシャ!!…………え…つーか最後なんて」

サシャ「あ、いやいやいや//////なんでもないですよ!!!さっさと書いてしまいましょう!!!!」アタフタ

コニー「いや、最後…」

サシャ「あー!!暑いですねコニー!!今日は暑いですねーー!!」

コニー「いや、今日は涼しいぞ…」

食堂

エレン「……俺は書かなくていいや…」

ミカサ「だめ、私はエレンとアルミンに書く、エレンは私とアルミンに書いて」

エレン「………ええ~…」

ミカサ「書いて」

エレン「………なあ」

エレン「ミカサは…俺が死んだら俺の遺書を読んで俺の死を認められるか?」

ミカサ「…それは…分からない…………でも…」

エレン「……?」

ミカサ「『さよなら』を言わずに永遠の別れをすることの寂しさは私たち三人が一番知ってるはずでしょ?」

エレン「…だな……ミカサ…紙とペンをくれ」

ミカサ「はい」

エレン「ん…ありがと…」カリカリ

ミカサ「エレン、そこの単語のつづりが間違っている」

エレン「る、るっせえ!!!」

……………
…………

エレン「…なぁ…」

ミカサ「何?」

エレン「アルミンは俺たちに遺書書いてくれるのかな?」

ミカサ「…やっぱりアルミンと仲直りしたいんでしょ?」

エレン「この作戦で俺を認めさせるんだよ…それより答えろよ」

ミカサ「…アルミンは私が何度も言っても今まで一度も遺書を書いたことは無い…」

エレン「…なんでだ?」

ミカサ「アルミン曰く…『これを書いてしまえば自分の中で【死んでも良い】っていう保険になってしまう…そしたら僕なんかは壁外で追い詰められたらすぐ諦めて死んでしまう…だから書きたくないんだ』…とのこと…それを聞いたらもう何も言えない」

ミカサ「…エレン……何か嫌な予感がする…寒い……」

エレン「大丈夫だ…俺は死なねえし、アルミンにはハンジ団長や強い先輩がついてるからな…お前こそ死ぬなよ…」

ミカサ「…うん……」

……………
…………

アルミン「………」カリカリ

ドア「ガチャ」

アルミン「……なんか用?ジャン…」

ジャン「…少し話がしたくてな…よっと…座らせてもらうぜ」

アルミン「……エレンとは…この作戦が終わったら仲直りするよ」

ジャン「…ああ、それはクリスタに聞いた」

アルミン「…彼女に名前を間違えないでって怒られなかった?」

ジャン「ああ、怒られたな」

アルミン「ははは…」

ジャン「…まあ、仲直りをするってんなら俺はもう何も言わねえよ…話したいってのは別のことだ」

アルミン「?」

ジャン「お前、遺書は書いたか?」

アルミン「…書いてないよ……ジャンは?」

ジャン「家族宛に書いた………俺はお前と違って自分が死んだあとが怖くてしかたねえからな…」

アルミン「僕だって怖くない訳じゃ無いよ…僕が怖いのは…エレンとミカサ…いや、ジャン…他のみんなも………全てが怖い…」

ジャン「どういうことだ?」

アルミン「トロスト区を巨人が襲った時、巨人に食べられそうになった僕を助けてエレンは巨人に食われた……ミカサとコニーも…ガスの無い僕を置いてくまいと巨人の中に突っ込もうとした…」

ジャン「………」

アルミン「怖いんだ!皆を失うのが…僕を助けようとして皆が死んでしまうのが……だから足手まといになるわけにはいかないんだ…遺書なんて書いてしまえば僕はすぐ巨人に捕まってしまう…そしたら誰が助けに来てしまう?………怖いんだよ…仲間を自分のせいで失うのは…」

ジャン「…そうか…まあ……精々そうならないように頑張ろうぜ…お互いにな…よっこらせ………久しぶりにお前と話した気がするぜ、じゃあな」

ドア「ガチャ」

アルミン「…そうだ、足手まといになるわけにはいかないんだ……」

そして…

ハンジ「ついにこの時が来た!!今まで人類は『マイナス』だった!!巨人に攻められるがままに領土を奪われ、反撃も出来ずにいた!!それも今回の作戦が成功すれば終わる!!人類は『ゼロ』になれる!!我々でこの『マイナス』の歴史を塗り替えるんだ!!!」

ウオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!

ハンジ「ウォール・マリア奪還作戦を開始する!!!!!」

エレン「……」グッ

ミカサ「……」

アルミン「……」チラッ

ジャン「……………」

サシャ「………」チラッ

コニー「ふわあぁ…」

ハンジ「前進せよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」

今回はここまで

また夜中に書くかも

昨日夜中に書こうと思ったら寝ちゃいました。

再開

すっかり日が落ち、月明かりと手に持つ松明の照らす少しの範囲以外は何も見えない闇の中を僕らは駆けてった。

ハンジさんの選んだ総勢50人が駆けていく途中、何度か巨人に遭遇したがそのほとんどが動けなかったり、動きが鈍かったりして、僕らは一人も死なずに目的の場所に辿りつくことが出来た。

七年前から時が止まった街、シガンシナ区へ…

風がふくたび埃と灰が舞い、人気どころかネズミも虫も何もいない灰の街へ僕らはたどり着いた。

ハンジ「作戦開始だ!!」

その合図で50人の精鋭は決められた陣形通りに散らばる。その中で一直線に破壊された開閉扉へと向かうのはエレンとリヴァイ兵士長、リヴァイ兵士長の選んだ班員4名、その中にはミカサの姿もあった。

馬を5班に任せた彼らは立体起動で朝もやと灰と埃を蹴散らしながら開閉扉目指して飛ぶ姿はハヤブサの様だった。

エレン「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」ガリッ

カッ!!!!!!!

もう何度も見たその閃光は、シガンシナを再び照らす朝日の様だった。

エレン巨人「ウオオオ…」ズン…

エレンは手を広げ開閉扉の左右に手をつけて穴を塞ぐ作業に取りかかった。

ビシッ…ビキビキビキ……

氷の入ったコップの中に水を入れた時のような音と光がエレン包み込んでいった。

少し明るくなってきた。日が登る。

彼らが目覚めた。

……………
…………
………

どれくらいたった?

もう…全部塞がったか…?

あぁ…疲れた…はぁ…はあ…

眠くなって…きた……

ダメだ…もう…

寝よう………

……………
…………
………

………
…………
……………
作戦開始から二時間 

「団長!!第5班全滅!!更に巨人が11体エレンに接近しています!!」

ハンジ「~~ッ!!速くエレンを回収して撤退だ!!!…クソ…何で出てこないんだよぉ?!エレン!!」

アルミン「…くっ……」(まさかまた自我を?こんなときに…?)パシュゥウウ…

ハンジ「アルミン!?」

アルミン「僕がエレンを!!撤退の準備が出来たモノからシガンシナの外、もしくは壁の上へ避難させて下さい!!」ギュゥウウイィィン…

ハンジ「…頼んだよ……!」

ハンジ「撤退できる者からシガンシナを出ろ!!少ししたところで集合だ!!」

…………
………
……

リヴァイ班A「うわああああ」

グチッ…

リヴァイ「…チッ」(これでこの班は俺とミカサだけか…さっさとエレンを回収してえが…)

巨人×10「…」ゾロゾロ

リヴァイ「骨が折れるぜ…」(刃が持ちそうにないな…ミカサの刃は…)

ミカサ「…はあ…はあ…キリがない…」

リヴァイ「……」(こいつも残りすくねえな…ならば…)チラッ

アルミン「エレン!!!」パシュゥゥウウ

リヴァイ「聞け、俺とお前であの巨人共をあのガキがエレンを回収するまで遠ざける…あまりガスと刃を使うなよ」パシュッ

ミカサ「…了解」パシュッ

ミカサ「…エレン……」

石像「……」

なんとかエレンの所までたどり着いた…エレンの入ってるうなじの部分はエレンがすぐ出られるようにここだけ硬化されていない。どうする?刃突き刺せばエレンは出てくるか?…迷ってる場合はない…

アルミン「…エレン……さっさと帰るぞ!!」チャキッ

ザクッ!!!



シィーーン…

アルミン「?!…何故?!!何故何も反応しない!??クソ!!エレン!!起きろ!!もう穴は塞がった!!帰るぞ!!!」

うなじの部分を殴り付けながら叫ぶそれでも反応が無い。

「うわああああああ」グシャアア
「イヤだあああ」ブチブチ

また人が死ぬ。何度見た光景だろうか。

サシャ「うぅ…」ガクガク

コニー「サシャ!!撤退すっぞ!!立て!!」

サシャ「……コニー……ガスが……ガスがもう…」

コニー「え?」

サシャ「ガスも無いんや!!うちを置いて逃げるんや!!」ガクガク

コニー「…な!?嘘だろ!??」キョロキョロ

コニー「……なんとかする!!落ち着け!!…」(近くに死体がねえ…俺のを少し分けるか…?……でもわかる…俺のも残りわずかだ…)

巨人「…」ニヤニヤ ズシン…ズシン…

サシャ「うええぇ…置いてけゆぅーてんのや!!…もういい!!!コニー!!アンタは生きてくれ!!!」ポロポロ

コニー「……よし」ガシッ

コニーはサシャを抱き抱える、サシャはただただ困惑した。

サシャ「……へ?」

巨人「……」ズシン…ズシン…ズシン

コニー「よ、よし、これで馬の所まで逃げるぞ」カタカタ…

サシャ「な、何いっとるんや!?うちをおいてけばコニーは助かるやろ??!どうして?!!」ポロポロ

コニー「約束したよな?お互い死なないって…約束は守ってもらうぞ…サシャ……絶対に死なせねえ…」

サシャ「…コ、コニー……」ポロポロ

巨人「……」ズシンズシンズシン

コニー「行くぞ!!!」パシュッ

ジャン「…何やってんだよエレン!!」

兵士A「班長!!馬の用意が出来ました!!撤退しましょう!!」

ジャン「命令だ!!先に撤退しろ!!俺はあっちを支援する!!」ヒョイ

馬「ブルルル!!」

兵士B「は、班長!!?」

ジャン「行けお前ら!!!Aが先導しろ!!」パカラッパカラッ

兵士A「くっ…いくぞ!!」パカラッパカラッ

兵士B「…幸運を!!」パカラッパカラッ

ジャン「……はぁ…はぁ…どうしてこうなっちまったんだろーな!?」パカラッパカラッ

巨人「…ゥオオ…」ブゥン

ジャン「うおっ!?アブねぇ!!」ヒョイ

ジャン「本当なら今ごろ内地でトランプやってワイン飲んでた筈なのによぉ!!」パカラッパカラッ

ジャン「はは…エレン、てめえのせいだぜ??こんな巨人だらけの街を馬で駆けることになるなんてよ!!全部てめえのせいだ!!俺の人生設計パァーだ!!」パカラッパカラッパカラッパカラッ

巨人×3「……」ゾロゾロ

ジャン「!!…でもよぉ…後悔はしてねえよ…俺の選択はこれでよかったんだよな?…………マルコ…」パカラッパカラッ

巨人×3「ウォ…ォゥオ…」ドタドタ

ジャン「うおおおお!!!邪魔すんじゃねえええええ!!!!」

巨人「…」ブゥン

ジャン「あ…」

ガンッ…

ズザァァアア…

ジャン「落馬……頭…打っちまった……立体起動に…」グググ…

カチッ…カチッカチカチカチ…

ジャン「はは…動かねえ……マジかよ……」

巨人「…」ズシン…ズシン…

ジャン「万事休す…かよ……」

……………………………………………………

アルミン「エレン!!!!出てきてくれよ!!クソ!!クソ!!!」ガンッガンッ

何度も叫んでも、拳から血が出るまで殴り付けてもエレンが出てくることは無かった。

アルミン「…何だよ?……君はまた眠るのか…?」ズキズキ

ミカサ「……!?」プシュ…

ミカサ「…なっ?!」(ガスが!?)ヒュゥウウ…ドサッ

リヴァイ「オイ!?嘘だろ!?」(俺もそろそろやべえ…)

巨人「…ニチッ」ズシッ…ズシッ…

ミカサ「…」(…動けない……気が…遠くなって…く………)

ミカサ「…」

……………………………………………………

ガシッ

サシャ「…あ……あああああ!!???コニーィィイイイ!!!!!」

コニー「あああ!?サシャ!!クソ!サシャを離せ糞巨人!!!」ギュイイイイン

……………………………………………………

アルミン「…はあ…はあ…」

アルミン「このままじゃ…」

ここまで。

昨日は寝落ちしちゃった。ごめんなさい。

………………
……………

カルラ「……」

グリシャ「………」

エレン「………」(あれ?ここは…俺の家…?……俺、さっきまで……何だろう?思い出せない……)

カルラ「エレン」

エレン「…何?母さん?」

カルラ「…あの子が呼んでるわ」

エレン「あの子?」

カルラ「あの子が呼んでるわ、エレン…外に出てあの子を助けてあげなさい」

エレン「え?」

ザァアアアアア…

エレンは窓から外を見た、外はもう真っ暗だし、酷い嵐だ。

エレン「…母さん、もう夜だし雨も風も強いよ?」

カルラ「それでもいくのよ」

エレン「…どうして?俺はその子のことなんか知らないよ、どうして名前も顔も知らない奴の為にこんな嵐の中を行かなきゃいけないの?」

カルラ「…それはね、エレン………」

ブチッ

アルミン「ーあああああああ!!??」

エレンに夢中で気づかなかった、自分のすぐ後ろに巨人がいたことに。

自分の右腕は巨人に噛まれている、制服の右袖が赤く滲む。

アルミン「ぐうあああっ!?あああああああああああ」

巨人の歯が自分の右腕をゴリゴリいわせる。今まで味わったことの無いような激痛だった、それでも…

アルミン「…はあはあ……ぐぅうう……お前に構ってる暇は無いんだ…!!」

巨人「…」ゴリゴリ…

アルミン「…はぁ…はぁ………僕の……僕達の!!…」グッ

左手の剣を強く握りしめる…そのまま剣を降りかざし…

アルミン「…ぐっ『夢』の…邪魔を…!!」

ブゥン

アルミン「するなあああああああああああああ!!!!!!!!!」

ズバッ

右腕を噛みながらアルミンの体を引っ張っていた巨人はバランスを崩して倒れた。なぜか?

右腕は切断されたからだ。

アルミン「はは…ははははははははははは!!!!!凄く痛いよ…涙も出てきた…こんなに痛いなんて……」

ジャン「はあ…はあ…くそ…来んじゃねえよぉ…」フラ…フラ…

巨人「…」ズシンズシン

「でも………」

サシャ「嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ!!!うああああ食べないで下さいいい!!」

ミカサ「」

巨人「…ぅ…う」ドシン…ドシン…

アルミン「もっとこの心を痛めるのは…」

リヴァイ「……」

アルミン「自分一人の力じゃ誰も守れない僕の非力さだ……!!」

アルミン「だから…エレン……」

アルミン「助けてくれ…」

……………
…………
………

カルラ「友達だからよ…エレン」

エレン「……え?」

カルラ「友達だから…心が通じ合ってるから…喧嘩して…助けあって……生きていくの…」

エレン「……母さん」

グリシャ「…エレン……その力はその気になればこの世の全てを破壊することも出来る力…しかしエレン…お前はこの力を『守る為に』使えると…信じている…」

エレン「父さん…」

カルラ「さぁ、エレン!友達が待ってるわ!!助けてあげて!巨人の力でなく…あなた自身の力で……父さんと母さんはここで見てるから…」

エレン「…ああ、行ってくるよ…母さん…父さん…」

ドア「ガチャ…」

エレン「この力、守る為に」

ブチブチブチッ!!!!!プシュウウウウ!!!!!

エレン「…アルミ…ン……ゼェ…ゼェ…」

アルミン「え、エレン!!!」

エレン「…ハア…ハア……マモ…ル…」

エレン「スゥゥウウウ……………アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」

『止まれ!!!』

巨人達「!!」ピタッ

サシャ「ああああ…え?」

コニー「…なんだ…?……いや、今のうちにサシャを…!!」パシュッ

ジャン「…はあはあ…止まった…?今のうちに馬を…」フラフラ

ミカサ「…エレン……」ググググ

エレン「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

『殺しあってろ!!!』

巨人「!!」ピクッ

ドドドドドドドドドド……グチャ!!バキッ!!!ドコッズガアァン…

アルミン「…これって……」

ジャン「巨人同士で殺しあって…る…?」

調査兵S「すぐにこの馬車に乗ってください!!」

調査兵T「はあはあ…やっと近づけた…A!B!怪我人を運べ!!」

エレン「…ゼェ…ハア……ハア………」

アルミン「…エレン……」

エレン「…ハア…………ハア………アル…ミ……ン…守ったぞ…」

アルミン「エレン…ありがとう…」


アルミン「…本当に…ありがとう……」ポロポロ

エレン「なにいってんだよ…『友達』だろーが…心が繋がってるから…喧嘩して…助けあって…生きていくんだ…」

エレン「…後は…『外の世界』だ…アルミン…」

アルミン「!!…うん!!」

こうして、ウォール・マリア奪還作戦は成功、人類はトロスト区以来、二度目の領土の奪還に成功した。

調査兵団の精鋭50人で作戦を遂行し、帰ってきたのは24人と死者も予想されたよりは少なくすんだ。

今回、この様な戦果を残した調査兵団14代団長『ハンジ・ゾエ』の他に、巨人の力を持って穴を塞いだ英雄『エレン・イエーガー』その他数名が王都に召還され、勝利の凱旋の式典に参加することが決定した。




アルミン「ジャン、ミカサ、エレンによろしく言っといてくれ」

…………
……………

エレン「…はっ!」

エレンが目覚めるとそこには今まで触ったことの無いようなフカフカのベッド、窓を見ればなんとなく華やかな町並み、シガンシナ区とは大違いだ。

ミカサ「…エレン、まだ横になってて…」

エレン「…え?いてて…なんだ?俺、体中傷だらけじゃん…再生してない…?………?!…ぐっ…頭が……」

ミカサ「エレン!大丈夫?」

エレン「…くっ…ああ…大丈夫だ……ミカサ…ここはどこだ?」

ミカサ「…ここは王都のお城の中…私たちはその働きを称えられ王都に召還された」

そうか、だからこの寝室は至るところに高級そうなモノが置いてあるのか…落ち着かない…。

あれ?

エレン「…なあ……ミカサ…」

ミカサ「…な…なに?…」

エレン「アルミンはどこだ?またハンジさんとこか?」

ミカサ「………エレン?」

エレン「あの時まだちゃんと仲直りしてないからな~…謝らないとなあ~…」

ミカサ「…エレン……」カタカタ

エレン「あ?なんだよミカサ」

ミカサ「お、覚えて無いの?」カタカタ

エレン「は?」

おい、なんでそんな震えてんだよ?変な奴だな。まるでアルミンがーー…

エレン「あ~!もしかしてアイツ!!このお城にビビってトイレいってんのか??!!ははははは!!!!」

ミカサ「…エレン」ガタガタ

エレン「アイツ昔から緊張しやすかったからな~!!訓練兵の入団式の時なんか集合時間ギリギリまでトイレにこもって…」

ミカサ「エレン!!!」

エレン「!!……な、なんだよ…急に大声出すなよ…ビックリするだろうが…」

ミカサ「エレン…アルミンは…アルミンは……」ポロポロ

おいおい、何で泣くんだよおかしいだろ…なんだってんだよ…まるでアルミンが本当に…

エレン「……わ…わかったもういいミカサ…」

ミカサ「ア…ルミ……ンは……」ポロポロ

エレン「…」

やめろ

ミカサ「…アルミンは!!」ポロポロ

止めてくれ

エレン「お、おい…ミカサ…」

ミカサ「エレン…アルミンは死んだ」ポロポロ

エレン「……え?」

あの時、初めてあったあの日の帰り道の夕日。大きくて紅い太陽、それと同じ夕日がこの美しい王の都を照らしていた。

何処かでカラスが鳴いていた。

今日はここまで。

ちょい再開

ミカサ「………」ポロポロ

エレン「…はは…は…ははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!」

ミカサ「…え?……エレン…?」

エレン「はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!」

エレン「ミカサ!!お前はジョークが下手だな!!お前とアルミンでそうやって俺を騙そうとしてんだな!?はははははは!!!!」

ミカサ「エレン!聞いて!!」

エレン「ははははははははははははははははははは!!!!!」

ジャン「…おい、エレン」

エレン「はははは……は…なんだよ…ジャン?お前もか?」

エレン「そうやって俺を騙そうったってそうはいか」『バキッ!!』

エレン「グフッ!?何すんだよジャン!!」

ジャン「……エレン!!てめえのその笑いは!!俺らじゃなく!!死んだアルミンを笑ってるんだぞ!!」

エレン「は?何訳わかんねえことを…」ガシッ

エレン「な?!離せよ!服が破けんだろーが!!」

ジャン「…いいか?昨日の事を覚えてねえならもう一度言うがな!!俺たちはな………俺たちはな…アルミンに救われたんだよ…!!」プルプル

エレン「………は…?…」

奪還作戦から帰還途中 馬車

エレン「…zzz」

ミカサ「……」

ジャン「ケッ!またコイツに救われたな…トロスト区で一回、ライナーとベルトルトとの戦い時に一回、三回目か?」

アルミン「ジャンは…そうだね……僕は数えきれないほどエレンとミカサに助けられてきた…」

ジャン「…おい、お前、右腕どうすんだよ?それ…もう前線ではやってけねえんじゃ…」

アルミン「…そう……だね………こんな僕にもできる役職を探さなきゃ…」

ミカサ「…大丈夫、私たちがアルミンの右腕になればいい」

アルミン「はは、気持ちだけ受け取っておくよ…」

そう言われ、切断した右腕の傷口をみた、今は他の兵士によって止血されてるが完成する前に水をこぼした絵画のようにこの腕が治ることは無いだろう。

アルミン「………」

そう思うと、今自分は何が出来るのか分からなくなる、いや、まず、今の僕には何も出来はしないだろう。

アルミン「…はぁ……」

そう思うと、寂しくなってくる。人は孤独と不安を覚えた時、無意識に他人の温もりを求める。気がつくと僕の左手は馬車に横になって寝ているエレンの手を握っていた。

パカラパカラ

アルミン「……」ニギッ

ジャン「…ん?………あ、あれは!!!??マジかよ!?こんなときに!!」

アルミン「え?」

そう叫ぶジャンの方向を見ると巨人の大群がその体を揺らしてこちらに全力で向かってくる。

少しずつ大群が近くなっくる。

まずい。

巨人の大群「……」ドドドドドドド

ミカサ「…仕方ない、私が戦って………………!!」ズキッ

ジャン「ミカサ座ってろ…頭を強く打ったんだ、他にもアバラが二本いってるぽいぜ」

ミカサ「…じゃあどうしろと!?」

アルミン「………」チラッ

エレン「…」zzz

アルミン「………」チラッ

巨人の大群「…」ドドドドドド

アルミン「…………そうか…」

ジャン「あ?どうした?アルミン?」

アルミン「ジャン…ミカサ…僕は…今まで、…いつも捨ててばかりで…大切なモノを捨てれば勝てると…そう…思っていた……それこそが…人類の勝利の近道だと思っていた」

アルミン「けど…違ったんだね…そうじゃないんだ…」

ミカサ「…どう……したの?まさかアルミン…諦めたの?ここで?」

アルミン「………違ったんだ、人類の勝利に近道なんて無いことを…まず…この戦いにご丁寧に道が用意されてる訳が無かったんだよ」

ミカサ「……」(どうゆうこと?何を言っている?)

アルミン「…人類が勝利するためには…この暗闇の中で必死にもがくことだったんだ…大切なモノを捨てるのは…『逃げ』なんだ、もがき苦しむことから逃げてたんだよ」

巨人の大群「…」ドドドドドドドドドドドドドドドド

調査兵「ひいぃ!?くそ!もっと速く走れ!!」

アルミン「もがき苦しんだその先に…光があるかどうかは分からない…でも……」

アルミン「エレンならたどり着けるんじゃないかな…ううん…絶対にたどり着けるよ…エレンなら」

ジャン「…はあ…」(クソ、アルミンもこの状況にはお手上げか…)

ジャン「死ぬ覚悟決めなきゃな…」ボソ

アルミン「ジャン」

ジャン「あ?さっきから何だよ?今、今までの人生を振り替えって…」

アルミン「諦めるな…こんなところで諦めるなんて君らしくないだろ?」

ジャン「…うるせえよ!!!こんな状況で諦めるな!!?ふざけるな!!こっちだってわかってたさ!いつかは無惨に死ぬ日が来るってことはよ!!」

アルミン「…そうだね……いつかはこんな日が来る…僕もわかってた………………!!……そうか…」

アルミン「そうだ…僕がここまで生きていられたのは…この為だったんだ」スクッ

ミカサ「…アルミン?…立ち上がると馬車から落ちてしまう…」

アルミン「…僕は皆を守りたい『守る意思』はもうあった、でも力が無かった…でも…今は違う…」

アルミン「きっと…今この時のために神様が貧弱な僕を生かしてくれたんだね…こればっかりは神様に感謝せざるを得ないなぁ…」

ジャン「………」

巨人の大群「……」ドシンドシンドシンドシンドシンドシン

アルミン「『意思』は人を生かし、『覚悟』は人に力を与える…」

アルミン「いままさにそうなんだ…今がそうなんだ…」

ヒュオオオオオオオ…

アルミン「………」

ミカサ「アルミン…まさか…」

ジャン「は?どういうことだよ?ミカサ?」

アルミン「ジャン、今からなにが起ころうとも馬車を止めさせないでくれ」

ジャン「は?」

アルミン「ミカサ」

ミカサ「…何?」

アルミン「初めて会った日を覚えてる?ほら、君は僕を見るとすぐにエレンの影に隠れてたよね…実はあの時、初恋というやつになりそうだったんだ…すぐに諦めたけどね…」

ミカサ「…アルミン」

アルミン「…ミカサ、エレンはあんな冷たいこと言ってるけど…本当はエレンはミカサのこと大好きなんだよ…『アイツを守りたいのにアイツより弱い自分が嫌だ』ってよくいってたよ」

ミカサ「………」

アルミン「ミカサ、エレンと幸せになってくれ」

ミカサ「……うん…」

ジャン「お前、まさかだとは思うがよ…まさか」

アルミン「ジャン…頼みがあるんだ」

ブチッ

ジャン「…!!」

アルミン「このワッペン…エレンに渡してくれないか…?」

ジャン「おい…なにいってんだ…おい!!アルミン!!」

巨人の大群「…」ドドドドドドドドドド

アルミン「二人とも…今までありがとう…今まで守られっぱなしだったけど…最後に君たちを守れることになって嬉しいよ」スタスタ

ジャン「面白くねえジョークはやめろ!!」

ミカサ「アルミン!バカなことはやめて!!」




ヒュオオオオォォォォ…


アルミン「ジャン、ミカサ、エレンによろしく言っといてくれ」

ミカサ「ア、アルミン!!」ダッ


アルミン「皆は生きてくれ」

ピョン

ミカサ「ーーーーーーー!!!」

ジャン「ーーーーーーーーーーーー!!!!!」

アルミン「……ッ!!」ドサァアア

巨人の大群「…!!」ピクッ

ダダダダダダダダ!!!!!

アルミンは馬車から飛び降りた。そして巨人の目についた。巨人達の動きが止まる。

そして這いつくばるアルミンめがけて一斉に走り出した。

アルミン「………バカが…」(やっぱり…普通、巨人は多く人間のいる方に行くが…それ以上に『目の前で動き回る人間』に引き付けられる…)

巨人「…ぅうお」ドシンドシンドシンドシン

アルミン「…」(よし、ほとんどの巨人が僕に釣られた…僕が食われるまでに馬車は相当遠くまで行けるだろう…これでいい…)

巨人「…」ヒョイ

7m級、黒髪が肩までかかる巨人がアルミンを掴み上げた。

つづいて他の巨人もアルミンを食おうとその巨人に引っ付き、腕を伸ばす。


調査兵「…な!?アルミン!!」

ジャン「戻るんじゃねえ!!!進め!!」

調査兵「し、しかし!!」

ジャン「進めっつってんだろーが!!!!前見てしっかり手綱握れ!!!」

ミカサ「ああああ!!!!アルミン!ンンンンンン!!!!」ダッ

ジャン「危ねえミカサ!!馬車さら落ちるぞ!!!!」ガシッ

ミカサ「離して!!離せ!!!アルミンが!!!アルミンがああああああああああ!!!!!!」ググググ




エレン「…zzz」

巨人「ァ…ーン」

アルミン「…汚い口内だな…」(これでいい)

巨人「……」ガシッ

アルミン「…君は左足が食いたいのか?」(結局…僕は『捨てる』ことしか出来なかったけど…)

巨人「ウン…ウン…」ギシッ

アルミン「はいはい、左腕ね…」(それでも…)

ググググググググググ……

アルミン「…さよなら、エレ

ブチイイイイイィィィィ!!!!!

ミカサ「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

ミカサ「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

ジャン「ーーーーーーーーー!!!」

巨人「…クチャ…グチャ…」


パカラッパカラッ…

ミカサ「ーーーーー!!!!ーーーーーーーー!!!!!!!」





アルミン「…」(皆が生きてるから…それでいい)ニコッ

今日はここまで。

再開します

…………
……………
………………

パカラッ…パカラッ…

エレン「………ここは…?」

ミカサ「……エレン…」

ジャン「……」

エレン「…勝ったんだな…俺たち…」グググ…

ジャン「…………」

ミカサ「…そう……私たちは勝った…」

エレン「ははは…これでアルミンも俺を見直す……」

ミカサ「………エレン…」

エレン「安心しろ、ミカサ…これで俺たちは元に戻る…そうだ…」

エレン「全部…元に戻る…」

ミカサ「……エレン…」

エレン「ん?…なんだよ…ミカサ…?」

ミカサ「………エレン…聞いて…」

エレン「…そういや…アルミンは何処だ?違う馬車に乗ってるのか…?」

ミカサ「!!……エレン…」

ジャン「………」

ミカサ「……聞いて…エレン」

エレン「…?」

ミカサ「アルミンは死んだ」

エレン「は?」

パカラッパカラッ…

エレン「…は?」

ミカサ「撤退するときに…巨人の大群に追いかけられて…追い付かれそうになって……そしたら…アルミンは…私達を守る為に…馬車から飛び降りて…自ら囮になって……」ポロポロ…

ミカサ「巨人に食べられた…」

エレン「……」

ジャン「…………」

エレン「………」

ジャン「…おいエレン…なんとか言え」『ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!』

ミカサ「え?」

エレン「あははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!」

ジャン「…おい…」

エレン「なんだよそれえええ!!??ふざけんなよこの貧弱チビがあああああああああああああああああ!!!!!!!!!

エレン「あああああああああああああああ!!!!!!!!」

エレン「なんだよ!??ふざけんなよ!!?!!!外の世界はどうしたんだよおおおおおおおおおお!!??」ジタバタ

ミカサ「エレン!動いちゃ駄目!!」

エレン「離せえええええええ!!!!!アルミンがああああ!!!アルミンがまだ乗ってねえだろおおおがああああああ!!!!!」ジタバタ

ジャン「エレン!!アルミンは死んだんだよ!いい加減にしろ!馬車から落ちるぞ!!」

エレン「ああああああああああああああああああああああああ!!!!!!離せよ!!!行かせてくれええええええええええ!!!!!おおおあああああああああああああああああ!!!!!!」ガリッ!…ガリッ!

エレン「なんで巨人になれねんだよ!?あああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!アルミンは死んでねえだろおおおおおがあああああああ!!!!」

ミカサ「エレン!!」

エレン「あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

ジャン「おい!落ち着け!!」

エレン「まだ…まだ…アルミンがああああああああああああああああああああ!!!!」

エレン「アアアアアアア!!!!…うっ…」ドサッ

ミカサ「エレン!!」

ジャン「エレンが落ちたぞ!馬車を止めろ!」

調査兵「は、はい!!」


エレン「…………アルミンが…」

エレン「…死んだ?……」

エレン「ふ……ざけん…なよ…」

エレン「まだ…仲直り…してねぇんだよ…」




こんなところで……

『どうした!?異端者!!』

アルミン「…くっ……」

エレン「止めろ!!」

『出たな!エレン!!』『また泣かしてやる!!』

アルミン「うぅ…」

エレン「うおおおお!!」ドカッ バキッ

『……!!』『おら!』『くらえ!』

エレン「…くっ!?」

アルミン「……エレン…」

……………
…………
………

…………
……………
………………

アルミン「…また…君に助けられてしまった…ごめん…」

エレン「いいっていいって!俺たち『友達』だろうが!!」

アルミン「…でも……僕は君に助けられてばかりで…君を助けた事なんて一度もない…なさけないよ」

エレン「アルミン…『友達』ってのは相手の為にどんなに傷ついても嫌にならないから『友達』なんだぞ!」

アルミン「……でも…」

エレン「じゃあいつか俺が傷ついたら…その時はアルミンが俺を助けてくれよ!」

アルミン「……うん!必ず!!」

エレン「よし!じゃあ今日は何して遊ぶ?」

アルミン「あ!今日はやりたいことがあるんだ!これ見て!」つ酒瓶

アルミン「ハンネスさんに貰ってきたんだ!もちろん洗ったよ!」

エレン「…?これで何すんだ?アイツらをこれでぶん殴るのか?」

アルミン「違うよ!これをね…」

……………………………………………………

現在

エレン「………そうか…この体の傷はその時に付いたのか…」

ミカサ「………そう…だからまだ動かないで…」

エレン「…ああ…」

エレン「なあ…ミカサ…」

ミカサ「なに?」

エレン「どうして俺は……何もできないんだろう…」

エレン「また大切なモノを失った…」

エレン「母さん…34班の仲間…リヴァイ班の先輩たち…ハンネスさん…」

エレン「俺はなんで…何も守れないんだろう…」

ミカサ「………」

エレン「何も救えないこの力は…何のための力なんだろう…」

エレン「俺は…また…何も守れなかった…」

ミカサ「エレン…」

エレン「母さんとは…最期まで下らない口喧嘩しかしてなかった…親孝行もまだ…」

エレン「あの時…先輩を置いていかずに戦っていれば…先輩たちは死ななかったかもしれない…」

エレン「ハンネスさんの時も…もっと早く巨人を操る力を身に付けていれば…」

エレン「何も失わなかったかもしれない…」

エレン「俺はまだ…仲直りもしてない…」

エレン「俺たちの夢もまだ叶えてない…これから…これからだってのに…」

エレン「…どうして……俺は…」

ミカサ「…エレン……」

エレン「なあ…ミカサ…」ダキッ

エレンはミカサに抱きついた。ミカサの胸に沈んだその頬からはとめどなく涙が流れ落ちた。

ミカサ「エレン…」

エレン「ごめん…俺…ちょっと泣くわ…」ポロポロ

ミカサ「……」サスサス

ミカサは何も言わずに黙ってエレンの頭を撫でた。そうすることでしか自分にはエレンを癒すことが出来なかった。

エレン「う…あああ…なんで…なんで…」ポロポロ

ミカサ「…エレン…聞いて……」サスサス…

ミカサ「アルミンは今まで…必死に生きていた…時には残酷な決断をする時もあった…遺書を書いたら死んでしまうからと言って…遺書も書かず…それだけアルミンは必死だった」

エレン「…う…ぅう」ポロポロ

ミカサ「何故だか分かる?それはエレンとの夢を叶えるため…夢を叶えるその時まで生きるため……それだけアルミンは外の世界にエレンと共に行くことに執着していた…」

ミカサ「そんなアルミンが囮となって死んだのは…夢を諦めたのではない…あなたに夢を託したの…」

ミカサ「これがその証拠…アルミンの生きた証」スッ

ミカサはポケットにいれてたアルミンの制服のワッペンをエレンに渡した。アルミンのであろう血がすこし付いていた。

エレン「…これは…」ポロポロ

ミカサ「…エレン……あなたは生きなければならない…今生きている私達の命はアルミンのくれた贈り物……その命が老いて朽ち果てるまで私達は戦い続けなければならない…」

ミカサ「それがアルミンの最後の願い」

エレン「…………」

エレン「………アルミンの…願い…」

ジャン「…………」

ドア「ガチャ」

調査兵「あの…ミカサさん、リヴァイ兵士長とハンジ団長が呼んでます…あ、ジャンさんもです」

ミカサ「わかった…すぐいく」スクッ

ジャン「じゃあなエレン…腐るんじゃねえぞ…まだ戦いは終わってねーんだ」スタスタ

エレン「……ああ」

ミカサ「それじゃ、エレン…また後で来る」

エレン「…ミカサ!」

ミカサ「なに?」

エレン「アルミンの最期は…どうだった?」

ミカサ「………」


『皆は生きてくれ』

ミカサ「あの時の様なかわいい笑顔で…それでいて目は真っ直ぐで…とてもこれから死のうとする人間の顔には見えない………」

ミカサ「今までで一番…カッコいいアルミンだった…」

ドア「ガチャ」


シィーン……


エレン「………そっか…」

リヴァイ「…おせえな…ガキドも…」

ハンジ「すぐ来るでしょ~」

リヴァイ「…お前は案外平気そうだな…補佐にするくらい気に入ってたろ?」

ハンジ「……………泣いてる時間もないからね…それにアルミンも泣いてる暇があるならさっさと地下室に行けとか言うんじゃない?」

リヴァイ「…ふん……」

ハンジ「まあ…私的にはエレンが心配だな…二人って幼馴染みだし…この件でスッカリ意気消沈!みたいなことになったら…」

リヴァイ「それはねえな」

ハンジ「へ?」

リヴァイ「アイツは本物のバケモンだ…こんなことではへこたれねえよ……俺が保証できる」

ハンジ「……へえ…」

リヴァイ「そうだ……人類が完全に勝利するまで…アイツは負けねえよ」

……………………………………………………

エレン「……墓を作ろう…あの桜の木の下に…アルミンの墓を…立派な墓を……」

エレン「そしてこのワッペンは持っていこう…外の世界へ…俺たちの夢の先へ…俺が死ぬまで持っていよう…」

エレン「二人の夢を叶えるその日まで」

今日はここまで。

所で原作でエレンが字を間違えるエピソードとかあったかね
そんなオリジナルを入れてまで馬鹿扱いした真意は何?

>>1です。最終更新します。

>>216 あの場面を気にさわったのならごめんなさい。彼処はエレンとミカサの仲が良い事を表すためにやりました。よってエレンがバカになる必要は全くもって無かったのですが、私の表現力が至らなく、あのような場面になってしまいました。すいませんでした。

それから数年後…人類は三回のシガンシナ遠征を経て地下室を調査し、巨人の正体、そして巨人を絶滅させる方法を得てそれを実行に移し、今では巨人の勢いはすっかり衰えていた。

そして…人類の英雄、エレン・イェーガーは…

シガンシナ区

小高い丘

桜の木「…」ザワ…ザワ…

エレン「……よし……作るか…」

エレンはシガンシナ区の復興作業が終わり、解禁されて最初にしたことは母と親友の墓を作ることだった。母の墓は母の良く行ってた花畑に…親友の墓は思い出の桜の木の下に作ると決めていた。

エレン「…さてと……」ザクッ…ザクッ…

ざくっざくっ

それから数年後…人類は三回のシガンシナ遠征を経て地下室を調査し、巨人の正体、そして巨人を絶滅させる方法を得てそれを実行に移し、今では巨人の勢いはすっかり衰えていた。

そして…人類の英雄、エレン・イェーガーは…

シガンシナ区

小高い丘

桜の木「…」ザワ…ザワ…

エレン「……よし……作るか…」

エレンはシガンシナ区の復興作業が終わり、解禁されて最初にしたことは母と親友の墓を作ることだった。母の墓は母の良く行ってた花畑に…親友の墓は思い出の桜の木の下に作ると決めていた。

エレン「…さてと……」ザクッ…ザクッ…

ざくっざくっ

久しぶりにやったらいきなり連投しちったーーっ!!ごめんなさい


風呂入ってくる

…………
……………
………………

墓石「…」

エレン「出来た…」

エレン「…まあ…この下にアルミンはいないけどな…」

エレン「……」

ごめんな…アルミン……俺があの時さっさと巨人体から出てきてれば巨人に追い付かれることも無かったかもしれない…アルミンが犠牲になる必要もなかった。

俺のせいでアルミンは死んだ。

なあ?アルミン…俺を恨んでるか?こうやって自分だけのうのうと生きてる俺を…お前の夢も俺が外の世界に持っていくって言ったって…こうやってお前のワッペンを肌身離さず持ってたって…俺がお前を死なせた事実は変わらない。

こんなんで…親友なんて言えねえや…こうやってお前の墓に懺悔したってお前はここにはいない。

今でも受け入れられないんだ。お前の死を…お前は俺たちの夢を叶えるまで死なないと勝手に思ってた。トロスト区での攻防戦や、度重なる壁外調査の中でも…お前とミカサは死なないと…死ぬわけがないと…そう…思ってた。

エレン「………くそ!!」ドンッ

エレンはもの言わぬ石の前で膝まずき、地面を殴り付けた。

この結果がこれだ。俺は何も出来なかった!!何が英雄だ!!何が神の使いだ!?親友一人救えない奴の何が英雄だ!!!俺は何も守れなかった…。

この力はなんのためにあるってんだ!?守る為の力?ふざけるな!!

エレン「俺は何もできない…」

桜の木は倒れこみ泣く青年を見下ろしていた。美しい花が満開に咲いていたこともうつむく青年には見えていなかった。

エレン「………ぅう……くそぉ…」

???「エレン」

エレン「……ミカサか…」

青年は振り向かずに言った。彼女に泣いてる所を見せるわけにはいかなかった。極力泣いてることがばれないように強い口調でエレンは彼女の名前を呼んだ。

ミカサ「…それがアルミンの?」

エレン「…ああ…母さんのはもう作ってきたよ…行ってきたか?」

ミカサ「…うん、おばさんの好きな花をお供えしてきた」

エレン「…そっか」

彼女の手には白い花が握られていた。エレンはその花の名前も花言葉も知らないがミカサがアルミンの為に選んだとてもいい花なんだろうと思った。

エレン「……アルミンは俺のせいで死んだ。俺はあいつのために何もできていない…」

ミカサ「………」

エレン「ガキのころだって…最初はアルミンが苛められてたからやり返してたが…俺があいつらの挑発にのって喧嘩する方が多かった……」

エレン「…………」

エレン「アイツに恨まれても文句いえな『パシッ!!』」

ブゥン!!ドサアアアア

突然の平手打ち。予想外すぎる。

エレンは平手打ちの衝撃で3m後方に吹っ飛ばされた。

エレン「…いっ……いってぇな…!!」

エレンはよろけながら顔をあげる。エレンはこの時初めて満開の桜に気づいた。

ミカサは桜を見つめるエレンに言った。

ミカサ「エレン、アルミンがあなたのせいで死んだと思ってるのならあなたは相当な大馬鹿者だ」

エレン「…なに…?!」

エレンはしばらく桜を見つめてたが不意に頬が熱くなってきた。

どんなパワーで平手打ちしたんだこいつは…。

激痛の頬を押さえるエレンを見つめてミカサは続けた。

ミカサ「…アルミンは自分で後悔無き選択をした。というより、アルミンはいつも自分が後悔しないような選択肢を選んできた。そして、アルミンは私達を救った。そんなアルミンがエレンを恨んでるわけがない。むしろ、今のエレンを見たらアルミンはガッカリするだろう」

エレン「……」

ミカサ「エレン、あなたがアルミンのために出来ることは生きること、戦い続けること…うつむいたってアルミンは帰ってこないし、歩き続けてもアルミンは帰ってこない」

エレン「…………」

ミカサ「…だから……私たちが死んだ時、胸を張ってアルミンに逢えるように…生きなければならない」

エレン「!!」

ミカサ「…エレン、この世界がどれだけ残酷でも…生きることを諦める理由は何処にもない…生きることを諦めるということは…必死に生きようと戦い続けた人を愚弄しているのと同義」

ミカサ「この世界は残酷だ…でもどんな人でも生きる理由がある。だからこの世界は美しい」

エレン「………」

ミカサ「…ので…えっと…」

エレン「…いや、ありがとう…ミカサ」

ミカサ「エレン…」

エレン「お前の言う通りだ…うつむいたってアルミンは帰ってこない…戦い続けてもな…そりゃそうだ…死んだんだからな…」

エレン「だからよ…外の世界を旅して…炎の水とか砂の雪原…氷の大地…日の落ちない国…桜の国…海…アルミンに教えてもらった場所もアルミンが知らなかった場所も全部見て聞いて自分の心に留めるんだ…」

エレン「そんでよ…俺らが死んだら天国のアルミンに今度は俺が教えるんだよ…」

ミカサ「ええ…アルミンも喜ぶ」

エレン「…この桜の木に誓うよ……絶対に外の世界を全て見て回る…全部見るまで死なないってな!!」

ミカサ「…うん…それがいい」

エレン「目が覚めたぜ…ありがとうなミカサ」

ミカサ「妻として当然」

エレン「…へっ…まだ籍もいれてねーだろ…」

ミカサ「すぐに入れることになる…さあ…帰ろうエレン」

ミカサ「私達の家へ」

今日ここまで。終わらなかった。

ここできるのはキリが良いのとこれ以上続けたら睡魔に襲われて誤字脱字祭りになるからです。

明日か明後日あたりに完結。おやすみなさい。

私の今日のIDみて勘違いしてる人いるだろうけどこのssはR18じゃないよ。

これだけ言いたかった。改めてお休み。

更新だぜ。

……………
…………
………

小高い丘

桜「…」ザワザワ

アルミン「…咲いたね…桜…」

エレン「綺麗だな」

アルミン「東洋のとある島国には桜がたくさん咲いてるらしいよ」

エレン「島国?」

アルミン「この前も言ったろ?周りを海で囲まれてる国を島国と言うんだ」

エレン「…船が無きゃいけねーな…」

アルミン「行けるよ、昔の人はここまで来れたんだし」

エレン「それもそうだな」

ザワ…ザワ…

アルミン「…綺麗だな」

エレン「…さあ、昨日いってたことやろーぜアルミン」

アルミン「あ、うん。手紙書いてきた?」

エレン「ああ、未来の自分に書くってのは変な気分だな、はいよ」

アルミン「…うん、エレンのと僕のをハンネスさんにもらった酒瓶にいれて…よし!タイムカプセル完成!!」

エレン「アルミンは未来の自分になんて書いたんだ?」

アルミン「今話したらつまらないだろ?後でのお楽しみだよ」

エレン「でもよ、それいつ開くんだ?五年後?十年後?百年後?」

アルミン「ああ!それは…決めてなかった…」

エレン「えぇ~…」

エレン「う~~~ん…」

アルミン「う~…ん…」

エレン&アルミン「「う~ん…」」

『………………』

『!!』

エレン&アルミン「「そーだ!!」」

アルミン「あ、同じこと考えてる?」

エレン「同時に言おうぜ!」

「「せーの!!」」

エレン&アルミン「「初めて外の世界を探検して帰ってきた時に開けよう!!」」

エレン「普通に考えたら…12歳で訓練兵になって3年…えーと…あと7年?」

アルミン「まあ、それくらいだね…でも何があるか分からない…10年とか20年とかかかるかも…でも…それでも…」

エレン「いつか必ず二人で手紙を読もうぜ…アルミン!!」

アルミン「うん!!」

エレン「う~~~ん…」

アルミン「う~…ん…」

エレン&アルミン「「う~ん…」」

『………………』

『!!』

エレン&アルミン「「そーだ!!」」

アルミン「あ、同じこと考えてる?」

エレン「同時に言おうぜ!」

「「せーの!!」」

エレン&アルミン「「初めて外の世界を探検して帰ってきた時に開けよう!!」」

エレン「普通に考えたら…12歳で訓練兵になって3年…えーと…あと7年?」

アルミン「まあ、それくらいだね…でも何があるか分からない…10年とか20年とかかかるかも…でも…それでも…」

エレン「いつか必ず二人で手紙を読もうぜ…アルミン!!」

アルミン「うん!!」

深夜で一番連投が多いの俺じゃないかと思ってる。本当に申し訳ない。

…………
………

カラス「かぁー…かぁあ~…」

エレン「ふう~…誰かに見つかったら大変だからな…こんぐらい掘らなきゃな~…」

アルミン「これ、僕一人分の深さはあるよ…疲れた……」

エレン「よし、いれよーぜ」

ポイッ ドサ

アルミン「取り出すとき大変だね」

エレン「その時は俺らもでかくなってるだろ、埋めるぞ」

ザクッ…ザクッ…

アルミン「これでよし!」

エレン「楽しみだな~」

???「……エレン…」

エレン「ん?ああ…ミカサか?どうした?」

ミカサ「…おばさんがもうそろそろ帰ってこいって…」

エレン「あ?もうそんな時間か…?あ、こいつがアルミンな!この前話したろ?」

アルミン「こんにちはミカサ」

ミカサ「……」

ミカサ「………エレンは嘘つきだ…」

エレン「は?」

ミカサ「エレンはアルミンを男だといった…でも…どうみてもこれは…女の子」

アルミン「…………ごめん、男です…」

ミカサ「………………」

ミカサ「…………ごめんなさい」

アルミン「い、いいよいいよ!?謝らなくて!!」

エレン「ぷ…ははははは!!」

アルミン「…ふふ…ははは…あはははは!!!」

ミカサ「…本当にごめん…フフ…なさい…フフフ…あははは!!」

…………
………

アルミン「それでね、外の世界にはこの壁の中にはいない動物もたくさんいてね」ドキドキ

ミカサ「ふむふむ」

エレン「なあ…ミカサ、もう夕暮れだぞ…母さんに怒られるって…」

ミカサ「エレンもう少し」

エレン「お前をあんまりつれ回すと母さんにすげーおこられるんだよーー!!」

ミカサ「大丈夫大丈夫」

アルミン「じゃ、じゃあミカサ!!明日!明日また話そう!!ね?」

ミカサ「…わかった」

エレン「ミカサ帰るぞ!!じゃあなアルミン!!」ニギッ

ミカサ「!!…また明日」ドキッ

アルミン「うん…また明日」

アルミン「また明日…」

アルミン「……」

アルミン「そうだ…明日も…明後日も…いつでも会える…」

アルミン「それこそ世界が終わらない限り、誰も死なない限り…」

アルミン「この桜の花に誓うよ、エレン…僕は約束の時まで絶対に死なない!!死んでたまるか!!」

アルミン「そしたら、今は言えないけれど、その時にエレンに伝えよう…」

桜「……」ザワ…ザワ……

アルミン「 ーーーーーーってね」

アルミン「その時まで…」

ごめん。寝落ちした。

最終更新

8??

エレン「それじゃ、行ってくるよ」

ミカサ「ええ、気をつけて」

エレン「あの子はまだ寝てるのか?」

ミカサ「まだ四時、三歳児には起きられない」

エレン「そっか…」

ミカサ「帰ったら思いきり可愛がればいい」

エレン「ま、そうだな」

ミカサ「…エレン、死なないで」

エレン「死なねーよ、夢にまで見た外の世界だ…初めて……檻の中から出られるんだ…死ぬわけにはいかねーよ」

エレン「あいつと約束したからな」

エレン「二人で絶対に外の世界に行くって…」

エレン「もう…あいつはいねーけど…それでもいかなきゃならねぇ…ここで俺がおじけついたら、あいつにガッカリされる」

ミカサ「うん、もとより止める気はない」

ミカサ「思う存分、外の世界を旅するといい…何度でも」

ミカサ「寂しくなったらいつでもこの家に来るといい、あの子も私もいる」

エレン「…はっ…あと少しでまた家族が増えるんだろ?」

ミカサ「ふふ…そのとおり」ニコッ

そういってミカサは自身のお腹を手で撫でた。そこには小さな胎動が眠っている。

エレン「次は男がいいな~…」

ミカサ「どちらでもいい、ただ健やかに育ってくれればそれでいい」

エレン「そうだな」

エレン「じゃ、もういくよ」

ミカサ「どれくらい調査するの?」

エレン「3日だ、まぁ巨人も少なくなってきたしそんなもんだろ?」

ミカサ「でも気をつけて」

エレン「分かってるって!じゃあな」

娘「おとーしゃん!」

エレン「おま!?起きてきたのか!?」

娘「頑張った!!ねえねえ!おとーしゃん!」

エレン「ん?」

娘「頑張ってね!!」

エレン「ああ!!帰ったら色々話してやるよ!!」

娘「やったー!私おとーしゃんの外の世界の話大好き!!」

エレン「ああ…」ナデナデ

娘「えへへ」

ミカサ「エレン…」

エレン「ああ?」

…………
………
……


『調査兵団はやめた方がいい』

『外の世界に行きたいって気持ちは…変わった?』

『エレンは兵士に向いてない』

『私はあなたを守る!!』

『仕方ないでしょ?この世界は残酷なんだから』

『エレン!!逃げて!!』

『私に生き方を教えてくれてありがとう…私にマフラーを巻いてくれて……ありがとう』

『エレン…』


ミカサ「いってらっしゃい」

エレン「……」

エレン「あぁ、いってきます」

………………………
……………………
…………………

「団長!!門が開きます!!」

「………すぅー…」

ジャン「進めぇええ!!!!」

ジャン「第一回!!外界調査を開始する!!!」

ジャン「我々は今!!まさに今!!第一歩を踏み出した!!【プラス】だ!!人類はやっと第一歩を踏み出した!!!」

ジャン「前進せよおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

パカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッ!!!

ビュオオオオオ……!!!

エレン「…」(…アルミン、…俺はあの手紙を読む気はない、何故ならもう、約束は破れたからな。過去の俺は今の俺に手紙を書いた、そして過去のお前も今のお前に書いただろう。そんなものを読んだところでなんの価値もない…空しくなるだけだ。



パカラッパカラッ…

だから、前だけ見る。

お前はあの酒瓶の中にはいない。お前は空にいる。

俺はまだそっちにいく気はねーから、気長に待っててくれ。いつか外の世界の全てを見て、死んだ時にお前に教えてやる。お前に教えてもらった外の世界を…今度は俺がお前に教えてやる。

だから

待ってろ!!

アルミン!!!

馬「ブルルヒヒイィィンン!!!!」

エレン「うおおおおお!!!!」

…………………
………………
……………

アルミン「う~ん、未来の自分への手紙……う~ん…」

アルミン「だめだ~!書けない!!」

アルミン「はぁ~…言い出しっぺの僕が詰まっててどーするんだよ~…」

アルミン「エレンはもう書いたのかな~…まいったな…」

おじいちゃん「どうした?アルミン?」

アルミン「あ、おじいちゃん!あのね!エレンと未来に向けて手紙を書こうって約束したんだ!……でも…未来の自分に手紙を書くって以外と難しいんだね…思い知ったよ…」

おじいちゃん「……ふむ………」

おじいちゃん「未来の自分じゃなくて未来のエレン君に書いてみたらどうじゃ?」

アルミン「え?」

おじいちゃん「今は恥ずかしくて言えないことも手紙にすれば伝えやすいじゃろて」

アルミン「……今は言えないこと……」

アルミン「…うん!ありがとう!!おじいちゃん!!!」

おじいちゃん「ほっほ…良いってことよ」

アルミン「よーし!書くぞ!!」

アルミン「……」(エレンへ…)カリカリ

エレンへ

エレン、あのとき、僕を助けてくれた時、僕は狼のようにあいつらに噛みつく君のことが少し怖かった。

でも、嬉しかった。

はじめて家族以外の人に名前で呼ばれたから。君の『アルミン』って声が暖かかった。すごく泣きそうだったよ。

君といる日々がとても楽しい。こんな日がいつまでも続いたら…なんて思う。

君が羨ましかった。どんなに不利な戦いでも果敢に挑む君の勇気が、こんな僕にも優しくしてくれる暖かさが、羨ましくて、嬉しかった。

エレン、本当に本当に…僕の友達になってくれて…僕の名前を呼んでくれて…僕に外の世界にいく勇気をくれて……ありがとう。

本当にありがとう。これ以上の言葉が見つからない。

今は恥ずかしくて言えないけれど…君と出会えて本当に良かった。


ありがとう、エレン。

???

桜の木「……」ザワザワ

「………」

「…………こんなの…ずるいぞ…アルミン…」

「未来の自分に向けて手紙を書こうって言ったじゃないか…」

「お前のこの手紙を読むのに…もう…何十年も無駄にした…」

「見ろ、俺はもう…こんなにヨボヨボになった…」

「ジャン達やミカサとはもう会ったか?ミカサが先に逝くとは思わなかったろ?」

「…俺には分かる、俺ももうすぐお迎えが来る……もう、昔の知り合いは全員お前の所にいっちまったからな…もう…孫の成長も見れたし、外の世界の調査報告書は部屋を埋め尽くすほどだ」

「…………海って想像以上に……ああ、この話はあっちでするか…」

娘「父さん!また勝手に出歩いて!!」

息子「お医者さんがもう出歩くなって言ってただろ?はい、車イス」

「ああ…悪いなお前達…」

「よっこいしょっと…もう、杖でここに来るのも駄目だな…」

「………」カラカラカラ…

「……ありがとうな…お前たち…」

娘&息子「!!……いいって別に///…」

「…………」

『エレン』

「……!!」クルッ

娘「どうしたの?」

「…いや、なんでもない…ただの風だ」

「…帰ろう、わしらの家に」

桜の木「……」ザワ…ザワ…

ザワ……ザワ…

春の暖かい風が、老人の頬を撫でていった。老人は泣いていたのか、笑っていたのか、知るのは桜の木だけである。


~fin~

これで終わり。誤字脱字、連投などすいませんでした。

今後とも精進していきます。

アルミン信者の妄想でつまらなかった

あと、そっとじとかほざく方に言いたいです
そんなルール知りません((ローカルに書いてるなら従うかも笑)
文句言うのは俺の勝手です(読んだ後なら批判OKなはず笑)
以上ですはい

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年10月16日 (水) 08:05:50   ID: mTmb-jet

泣いちゃう

2 :  SS好きの774さん   2013年11月12日 (火) 20:01:27   ID: cfCZRB_D

批判があるのはわかるがまとめに載せなくても…

3 :  SS好きの774さん   2014年04月20日 (日) 14:14:58   ID: 32EBfgeF

う〜ん…ヘタクソだねこれ
不快感しか残らんじゃないか

4 :  SS好きの774さん   2014年06月01日 (日) 17:17:49   ID: kjNh9AgK

泣ける( ノД`)…


5 :  SS好きの774さん   2014年09月05日 (金) 15:08:49   ID: wlC5ilgB

ミカサがアルミンのことも大切にしてることがわかるSSでよかった。
あとまとめに批判はいらない。

6 :  なぎ   2014年09月26日 (金) 18:42:11   ID: h5QesREk

乙!よかった(`;ω;´)

7 :  SS好きの774さん   2014年11月24日 (月) 16:56:18   ID: h7lohJEF

最低だ

8 :  SS好きの774さん   2015年03月31日 (火) 01:03:15   ID: c5Bkf4nI

泣ける話

9 :  SS好きの774さん   2015年04月06日 (月) 02:58:57   ID: JUff3cnU

感動した

10 :  SS好きの774さん   2016年06月22日 (水) 17:24:44   ID: lr4SacDC

アルミンってそんな優秀か?

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