桜高軽音部の憂鬱 (92)

※設定確認
時系列…唯澪律紬梓和1年次4月
都合により梓は唯と同学年とする
憂純は中3

あと学年変わってるけど梓の口調は原作通りにします


梓「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら私のところに来なさい。以上」


唯「あずにゃーん」

梓「…」

唯「あずにゃん?」

梓「何か用ですか」

唯「さっきのあれ、どこまで本気だったの?」

梓「さっきのあれって?」

唯「なんか宇宙人がどうとか」

梓「宇宙人なんですか?」

唯「いや、違うけど」

梓「じゃあ何なんですか」

唯「えっと…何でもない」

梓「何でもないなら話しかけないでください!時間の無駄です!」

唯「…」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1380721993

和「唯…」

唯「のどかちゃーん!」

和「やっちゃったわね」

唯「何が?」

和「梓、あれ本気だから」

唯「…え?」

和「東中では結構有名よ」

唯「あずにゃんが?」

和「新聞に載ったことあるくらいだから」

唯「新聞?すごーい」

和「校庭に変な絵を書いたって」

唯「え」

和「○○新聞(全国紙)の社会面に」

唯「…」

初回ここまで

和は唯と同中です

またけいおん×ハルヒ?
相変わらず非日常系とのクロスを好む人がいるのね。

>>4人数が同じだからやりやすいんじゃない?



5月上旬


唯「あずにゃーん」

梓「…」

唯「あずにゃんってさ、何でいつも猫耳付けてるの?」

梓「はい?」

唯「宇宙人対策?」

梓「まあ…そうですけど」

唯「すごーい!宇宙人に会ったことあるの?」

梓「いや無いから探してるんですけど」

唯「見つけたら教えて!」

梓「…わかりました」

和「唯…」

唯「和ちゃん」

和「なんであんなに喋れるのかしら?」

唯「何の話?」

和「梓」

和「あんなに喋ってるの見たこと無いわ」

唯「そうだっけ?」

和「私が話しかけても答えてくれないのよ」

唯「へー」

和「でもまあ…唯だから」

唯「ほえ?」

翌日

唯「あずにゃーん」ギューッ

梓「わっ」

梓「やめてくださいよ唯さん」←二人称これで行きます

唯「あずにゃん、部活どうするの?」

梓「部活ですか?」

唯「いい部活見つからなくてー」スリスリ

梓「スキンシップ好きですね…」

唯「あずにゃんはどうするの?」

梓「実は私もどうしようか迷ってるんです」

梓「思ってるような部活が無くて」

唯「へー…どんな部活?」

梓「宇宙人や未来人や異世界人や超能力者を探すような部活です」

唯「面白そーっ!」ギューッ

梓「うわっ!だからやめてくださいよ!」

今回はここまで

翌日

梓「唯さん」

唯「何?あずにゃん」スリスリ

梓「作りませんか?」

唯「何を?」

梓「部活です。宇宙人や未来人や異世界人や超能力者を探す部活です」

唯「面白そーっ!」ギューッ

梓「うわっ」

唯「やるーっ!」

梓「わかったから手を離してください!」

今回はここまで

※学校名は桜ヶ丘です


文芸部前

梓「唯さん、着きました」

唯「ここどこ?」

梓「私たちの部室です」

唯「文芸部って書いてあるけど…」

梓「許可は取ってあります。文芸部も生徒会も」ガラガラ

唯「ふーん…あれ?誰か居るよ?」

梓「文芸部の秋山澪さんです」

澪「…」

唯「澪ちゃーん」

澪「…」

唯「澪ちゃん?」

澪「ひゃっ!」

唯「どしたの?」

澪「だだだ誰ですか!」

梓「さっき話したSOS団の平沢唯さんですよ」

唯「さっき話したって?」

梓「昼休みにここ使わせてくださいってお願いに来たんですよ」

唯「あずにゃんやるーっ!」ギューッ

梓「うわっ!離れてください!」

梓「というわけで、今日からここが私たちの部室です」

唯「了解しました、隊長!」

梓「部長です」

澪「というか、何をする部活なんだ?」

梓「宇宙人や未来人や異世界人や超能力者を探す部活です」

澪「ふーん…」

梓「興味無さそうな顔ですね…」

澪「だっているわけないだろ?宇宙人や未来人や」

梓「それを言ったら終わりですよ」

唯「宇宙人っていうのは!いると信じてる人の前に現れるんだよ!」

澪「それどこ情報?」

唯「あずにゃん情報」

澪「信憑性低いな…」

今回はここまで

ガラガラ

律「澪ーっ」

澪「あっ」

律「帰るぞー」

澪「ごめんな梓、今日はこれで帰る」

梓「あの…」

律「ん?」

梓「部活…入りませんか?」

律「部活?何の?」

梓「SOS団、世界を大いに盛り上げるための桜ヶ丘の団」

律「えっと…」

唯「宇宙人や未来人や異世界人や超能力者を探す部活です!」

律「なにその部活」

梓「駄目ですか?」

律「…まあいいけどさ。どうせ既て

唯「確保ーーーっ!」

律「ギャーーーーッ」

翌朝

梓「はー…」

唯「どしたのあずにゃん?」

梓「転校生来ないかなー…」

唯「転校生?」

梓「だってこの時期に転校とかそれだけで不思議じゃないですか」

唯「そうかな?」

梓「とにかく、転校生が来たら直ちにSOS団に入部させましょう」

唯「了解!あずにゃん部長!」

唯「和ちゃーん」

和「ん?」

唯「転校生来ないかな?」

和「転校生?」

唯「あずにゃんがSOS団に入れたいって」

和「へー…」

唯「…」

和「えっとね…来ないことはないんだけど」

唯「ほんと?」ギューッ

和「離れなさい」

唯「なんて名前なの?」

和「琴吹紬さんだって」

唯「つむぎ…ムギちゃん?」

和「え?」

唯「転校生のあだ名はムギちゃんに決定です!」

和「いや勝手に決めないでよ」

今回はここまで

※部活の最低人数は5人(北高仕様)とします


放課後

梓「転校生連れてきました」

紬「こんにちはー」

唯「ムギちゃーん!」ギューッ

紬「うわっ」

梓「唯さん…」

澪「ほんと抱きつくの好きだな…」

唯「えへへー」スリスリ

律「えっと…」

紬「琴吹紬です。よろしくお願いします」

唯「よろしくー」スリスリ

澪「さてと、全員揃ったことだし」

澪「活動始めるか」

梓「そうですね」

律「活動って?」

梓「第1回不思議探索パトロールです」

紬「不思議探索…」

律「パトロール?」

唯「面白そーっ!」ギューッ

梓「うわっ」

今回はここまで

>>16の前に2レス追加



梓「あと1人…」

唯「どうしたのあずにゃん?」

梓「部活って5人いないと作れないんですよ」

唯「そうなの?」

梓「知らなかったんですか?」

唯「…ごめん」

唯「和ちゃーん」

和「唯?」

唯「部員どうしよーう」

和「部員…ああSOS団ね」

唯「あと1人入らないと廃部になっちゃうんだよー」

和「廃部っていうのはちょっと違う気がするけど」

唯「和ちゃん入ってくれない?」

和「…ごめん、やめとく」

唯「そっかー…」

追加分ここまで

梓「それじゃ、明日朝9時に駅前集合でお願いします」

一同「はーい」



澪「唯!」

唯「ん?」

澪「あの…」

唯「?」

澪「…」

唯「…」

澪「」プルプルプル

唯「澪ちゃん?」

澪「ごめん、なんでもない」ピューッ

唯「何だったんだろ…」

翌日

梓「全員揃ってますか?」

一同「はーい」

梓「それじゃ班分けをします」

唯「班分け?」

梓「5人で回っても人数多すぎるので」

梓「3人と2人に分けたいと思います」

唯「了解」

梓「ではちゃっちゃと引いちゃって下さい」


班分け結果
1 唯・澪・律
2 梓・紬

今回はここまで

河川敷付近

唯「澪ちゃーん!面白い花があるよ!」

澪「…」

唯「澪ちゃん?」

澪「…」

律「澪ーっ」

唯「…」

澪「唯」

唯「ん?」

澪「大事な話がある。聞いて」

唯「うん」

澪「…」

唯「…」

澪「…」

唯「澪ちゃん?」

澪「」プルプルプル

唯「澪ちゃーん!」

律「澪ーーーっ!」

澪「だだだだだだってここここんなことゆゆゆ唯にいいい言えるわけなな無いじゃん

律「宇宙人が震えてどうすんだよ!」パシッ

唯「宇宙人?」

律「ああ。澪は宇宙人なんだ」

澪「嘘つけ」パシーン

律「本当だろうが!」

今回はここまで

唯「澪ちゃん宇宙人なの?すごーい」ギューッ

澪「うわっ」

律「正確には情報統合思念体ってやつなんだけどな」

唯「情報統合思念体?何それ?」

律「澪、後は頼んだ」ピューッ

澪「律ーーーっ!」

唯「えっと、要するにあずにゃんがすごい力持ってて、それを捕まえて何かしようとしてるの?」

澪「捕まえてって言い方はちょっと違う気がするが…まあそんな感じだ」

唯「澪ちゃんすごーい!」ギューッ

澪「律ーーー!助けてーーーーーーーーーっ!」

今回はここまで

律「ついでに言うと私も未来人なんだけどな」

唯「りっちゃんすごーい」ギューッ

律「うわっ」

澪「助かった…」

梓「何やってるんですか」

唯「あ、あずにゃーん」ギューッ

律「お前は誰でもいいのか」

唯「そんなことないよー、あずにゃんが一番だよー」スリスリ

澪「2番目であれか…」

唯「あずにゃんは何かないの?」スリスリ

梓「何かって何ですか?」

唯「宇宙人とか未来人とか」スリスリ

梓「ないから探してるんじゃないですか」

唯「そっかー…ムギちゃんは?」

紬「えっと…後で話すわ」

今回はここまで

翌日

唯「やっほーあずにゃーん」ギューッ

梓「ギャーーーーッ」

和「相変わらず元気ね」

唯「元気だよー」スリスリ

梓「そろそろ離れてください」

和「あ、そうだ唯」

唯「ん?」

和「今日部活終わったら、教室来て」

唯「ふも?」

部室

澪「放課後?」

律「教室で?」

紬「和さん?」

唯「うん」スリスリ

澪「なんか嫌な予感が…」

唯「ほえ?」スリスリ

梓「みなさん何の話ですか?」

律「澪!一緒に行ってやれよ!」

澪「嫌だ!」

唯「別に一人で行けるよ?」

律「いや、えっと澪宇宙人だし

澪「わーーーーーーーー!」

今回はここまで

教室

和「…」

唯「…」

和「…あれ?澪は?」

唯「あ、澪ちゃんなら廊下でプルプルしてる」

和「そう。ならちょうどいいわ」

唯「?」

和「あなたを殺して中野梓の出方を見る」トン

唯「」バターン

今回はここまで

和「澪ー」

和「何やってんの?」

澪「」プルプルプルプル

和「早くしないと唯死んじゃうよ?」

澪「」プルプルプルプル

律「さっさと入れ」ドン

澪「うわっ」

<ピシャン

澪「うわーーーーっ」

和「せっかくだしドア消しとくね」

澪「うわーーーーーーーーーーーーっ」

今回はここまで

澪「◇△■○●◎□▼◆◇」

唯「…ん?澪ちゃん?」

和「あ、起きた」

唯「…ここどこ?」

和「」ピト

唯「?」

和「┤┌┬├┘┌┐├┼」

唯「」ガタッ

唯「のののののののの和ちゃん」

和「思い出した?」

唯「わわわわわわわ私をころ殺そうと」

和「」ニコッ

唯「ふぇーーーーーーん」ギューッ

澪「うわっ抱きつくな」

今回はここまで

唯「」プルプルプルプル

和「プルプルしてる唯可愛いわね」

和「│├┤┌┘─┴┤」

唯「」金縛り

和「これでプルプルできなくなったはずよ」

澪「の、のどか」

和「それじゃ改めて…」

和「あなたを殺して中野梓の出方を

澪「うわーーーーーーーーー▲●◯◎◆○◇●■▲◇」

和「…ふふっ」

和「殺さないわよ、唯」

澪「へ?」

和「だって親友だもの┌┼─┐├┐┴┼┤」

唯「ふぇーーーーーーーーーーん」

唯「のどかちゃーーーーーーーん」ギューッ

和「唯…ごめんね」

今回はここまで

翌日 HR

唯「和ちゃーん」

和「唯?」

唯「下駄箱にこんなの入ってたんだけど」

和「昼休みに部室に来い…田井中律?」

唯「りっちゃんだよね?何か知らない?」

和「知らないわね…」

唯「あずにゃーん」

梓「何ですか」

唯「こんなの入ってたんだけど」つ

梓「…律さん?昼休み?」

唯「どうしたらいいと思う?」

梓「さあ?本人に聞いたらどうなんですか?」

今回はここまで

昼休み 部室(文芸部室です。軽音部ではありません)


唯「やっほー…」

律(大)「おっす」

唯「あれ?りっちゃん何してんの?」

律(大)「あー…いや…」

唯「もしかしてこれと関係ある?」つさっきの手紙

律(大)「関係あるっつーか…」

唯「りっちゃんが書いたんだよね?」

律(大)「…まさかここまでスルーされるとは」

唯「スルー?」

1レス投下です

律(大)「私はこの時代の私よりさらに未来から来たんだが」

唯「?」

律(大)「この時代の私はこの時代から【禁則事項】年先の世界から来たんだが」

律(大)「私はこの時代から【禁則事項】年先の…うがーーーーーーーーーー!」

唯「りっちゃん!?」

律(大)「禁則事項多すぎてまともに説明できねーーーーーーーーーー!」

律(大)「誰か代わりに説明してくれーーーーーーーーーー!」

唯「り、りっちゃん」

澪「何してんだ」バシッ

律(大)「澪!ちょっと来てくれ!」

澪「あー例の話か」

唯「澪ちゃん何か知ってるの?」

澪「唯」

澪「唯が知ってる律は、今15歳」

澪「この律は25歳だ」

唯「ふーん…ん?」

澪「つまり10年後の世界から来たってことだな」

唯「10年後…?」

律(大)「どした?」

唯「10年たっても胸小さいんだね」

律(大)「うがーーーーーーーーーー!」

今回はここまで

唯「帰っちゃった…」

澪「ったく白雪姫も忘れて何やってんだか」

唯「白雪姫?」

澪「一応今後のヒントみたいな感じなんだが」

澪「律が言うはずだったのに忘れやがった」

唯「りっちゃんwwww」

澪「じゃ、私そろそろ行くぞ」

放課後

梓「…それじゃ、今日はここまでにしましょう」

唯「はーい」

澪「よし、帰ろう」

梓「なかなか見つかりませんね…」

律「何が?」

梓「宇宙人です」

澪「…」

律「…」

唯「宇宙人なんて本当にいるのかな?」

梓「…唯さんだけは信じてると思ってました」

唯「ほえ?」

梓「宇宙人は!いると思ってる人の前に!現れるんです!」

唯「」

律「あーそーいやいつか言ってたなそんなこと」

紬「特に根拠は無いみたいだけど…」

梓「…」

梓「帰りましょう」

帰宅後

憂「お姉ちゃん、お客さん来てるよ」

唯「ほえ?」

紬「こんばんは」

唯「ムギちゃん?」

紬「えっと…前言ってたと思うんだけど」

紬「私、超能力者なの」

唯「へー」

紬「それで、今から私の能力を見せようと思うの」

唯「見せてー」スリスリ

紬「とりあえず車に乗ってくれる?」

唯「うん」

紬「着いたわ」

唯「降りていい?」

紬「どうぞ」

唯「暗いね」

紬「閉鎖空間よ」

唯「へーさ?」

紬「梓ちゃんの深層心理が作り出した空間」

唯「ふーん…」

今回はここまで

紬「そろそろ出るかしら?」

唯「何が?」

紬「あ、出たわね」

神人「」

唯「何、あれ」

紬「神人ね。梓ちゃんのストレスの発散とか

唯「かわいいね」

紬「ほえ?」

唯「しんじーん」ギューッ

紬「唯ちゃん…」

紬「何やってるの?」

唯「だってかわいいじゃん」ギューッ

紬「…」

紬「唯ちゃん、そろそろ離れてくれない?」

唯「え?なんで?」

紬「神人って、放っておくと破壊行動するのよ」

唯「ほえ?」

紬「で、それを止めるには神人を倒すしかなくて」

唯「こんなにかわいいのに?」

紬「かわいいの?」

唯「かわいいよー」スリスリ

今回はここまで

皆様、私が更新できないばかりにイラつかせてしまってすみませんです

とりあえず生存報告だけでも

純を幸せにするまでは書きつづけるから

紬「終わったわね」

唯「ムギちゃんすごーい」ギューッ

紬「さっきまで神人に抱きついてた気がするんだけど…」

唯「さっきの赤いやつがムギちゃんの超能力なの?」

紬「そうね」

唯「すごーい」ギューッ

紬「…」

紬「帰ってきたわ」

唯「ほんとだ、私の家の前だ」

紬「それじゃ、また明日」

唯「バイバイ」



梓「唯さん」

唯「あずにゃん?」

梓「ちょっと話がしたいんですが、いいですか?」

唯「いいよー上がってー」

梓「いや、できれば人がいないところで」

唯「ほえ?」

梓「公園とか行きませんか?」

今回はここまで
>>72ニワカ乙

公園に到着


梓「東京ドームって知ってますか?」

唯「うん」

梓「小6の時だったと思うんですけど、東京ドームに行ったんですよ」

唯「あずにゃんって野球好きだったんだ」

梓「いや野球じゃなくてライブなんですけど」

唯「え?東京ドームって野球場じゃないの?」

梓「野球場ですけどライブとかもできるんですよ」

唯「ベースの上で歌うの?」

梓「ベースの上?…ああそういうことですか」

梓「ベースとかマウンドとかは全部外して、ステージ作るんです」

唯「?」

梓「話進まないんで先行っていいですか?」

唯「…うん」

梓「それで、家に帰って調べてみたんですけど」

梓「東京ドームの収容人数って、5万人くらいなんですよ」

梓「日本の人口が1億人くらいですから」

梓「大体2000分の1っていう計算です」

梓「そこではっと気がついたんです。気がついてしまったんです」

梓「あの時東京ドームに集まっていた人たち」

梓「あの人たちでさえ、日本の人口の2000分の1に過ぎないんだって」

梓「それだったら、あの中にいた1人でしかない私なんて、かなりちっぽけな存在でしかないんだって」

唯「…」

梓「ついて来れてますか?」

唯「さっぱりわかりません」

今回はここまで

梓「とりあえず、自分はちっぽけな存在だってことに気づいた」

梓「そういうことです」

唯「はーい」

梓「それまで、自分はどこか特別な存在なんだと思ってたんです」

梓「でも実際は違った」

梓「自分なんて、2000分の1の中の、さらにごく一部でしかなかったんです」

梓「だったら、なんとか頑張って特別な存在になろう」

梓「そう考えるようになりました」

梓「それが、私が宇宙人や未来人や異世界人や超能力者を探し始めた理由です」

唯「…」

梓「わからなかったら和さんか澪さんにでも聞いてください」

唯「はーい」

帰宅


憂「お姉ちゃん、どこ行ってたの?」

唯「あずにゃんとお散歩してた」

憂「へー」

唯「憂」

憂「何?お姉ちゃん」

唯「憂は、自分がちっぽけな存在だって思ったことある?」

憂「お姉ちゃんどしたの?知恵熱?」

唯「違うよー」

憂「…私にはお姉ちゃんがいるから」

唯「?」

憂「もし私が日本の中でちっぽけな存在だとしても」

憂「お姉ちゃんにとっては特別な存在だから」

唯「?」

憂「わかんなかったら和さんか澪さんに聞いて」

唯「はーい」

その日の夜

「…さん」

唯「…」

「…唯さん!」

唯「?」

梓「唯さん!起きてください!」

唯「あずにゃん?なんで私の家にいるの?」

梓「学校ですよ」

唯「ああ学校か…学校?」

梓「なんで唯さん学校で寝てたんですか?」

唯「学校でなんか寝ないよー」

唯「確か憂と一緒にご飯食べて、テレビ見て、ギー太弾いて、それから寝たんだよ」

唯「ちゃんと布団で寝たよ?」

唯「あずにゃんは?」

梓「私は1人でご飯食べて、すぐ寝ました」

唯「1人で?」

梓「私一人っ子ですし、親も共働きなんで」←オリジナル設定

唯「そっかー」

梓「とりあえず学校出ません?」

唯「うん、憂が待ってるしね」

梓「なんで出られないんですか…」

唯「なんでだろうね?」

梓「唯さんは気楽でいいですね…」

唯「ほえ?」

梓「私たちこのまま死んじゃうかもしれないんですよ?」

唯「それは嫌だ」

梓「じゃあ頑張って脱出しましょう」

唯「うん」

梓「…唯さん」

唯「ん?」

梓「なんかすごい音してませんか?」

唯「…してるね」

神人「」

梓「…なんかすごいの出てきたんですけど」

唯「かわいいね」

梓「はい?」

唯「しんじーん」ギューッ

梓「ちょっ、唯さん!?」

神人「」

唯「うわっ」

梓「なんか校舎壊し始めましたよ!」

唯「あずにゃーん!」ギューッ



唯「ほわっ」

唯「ここどこ?」

唯「…私の家だ」

唯「もしかして今のって夢だったの?」

唯「…」

唯「…あずにゃーん」

翌日

澪「唯!」

唯「澪ちゃん?」

澪「無事だったか!」

唯「え?何の話?」

澪「昨日の夜11時頃から2時頃まで、この世界から消えてたんだぞ?」

唯「ほえ?」

律「ああ、なんか禁則事項だったな」

唯「さっぱりわかりません」

紬「閉鎖空間の中にいたのよ」

唯「ふーん…え?閉鎖空間?」

唯「もしかして、夢オチじゃなかったってこと?」

紬「そういうこと」

律「まあとりあえず、無事でよかったな」

澪「そうだな」

紬「唯ちゃんのギューッも見れたことだし」

律「ん?」

唯「見てたの?」

紬「あ…今のは忘れて」

梓「何やってるんですかー?」

唯「あ、あずにゃん」

梓「今日の活動始めますよー」

唯「はーい」

翌土曜日、桜ヶ丘駅前

唯「あずにゃんお待たせー」

梓「あれ?唯さんだけですか?」

唯「うん。みんな来れないって」

梓「そうですか」

唯「そうだ、あずにゃん」

梓「唯さん?」

唯「あずにゃんって、宇宙人と未来人と超能力者を探してるんだよね」

梓「あと異世界人ですね」

唯「実は澪ちゃんが宇宙人で、りっちゃんが未来人で、ムギちゃんが超能力者なんだけど」

梓「ほえ?」



以上で完結です。
ご静聴ありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom