神裂「上条当麻の許婚、神裂火織と申します」 御坂「」(283)

 

御坂「ちょっと!どういうことなのよ!」

上条「いやー、どういうことと言われましても?そのまんまですよ?」

御坂「許嫁って、あんたまだ高校生じゃない」

御坂「それをこんなオバサンと!!」

美琴「……え?ええ!?」

美琴「ちょちょちょ、まじですか」

美琴「ええ~~!」

火織「(…………どうしよう)」

>>25
死ね

わかった

火織「(本当にそうかわかんないのに勢いで言っちゃった)」

火織「(いやいやいや、きっとそうです、そうに違いありません!)」

火織「(だって将来の約束をしましたからね!)」

美琴「(嘘…!?じゃ、じゃああれは嘘だったの!?)」

~~~

火織『いろいろと決着が着いてから、もう3ヵ月になりますね』

当麻『ああ、そうだな。いろんな人に世話になった』

火織『これから、どうなっていくのでしょうか…』

当麻『さあな。確かなことはいえないけど、俺は大して何もかわらないと思う』

火織『でしょうか。私達、これからも一緒にいられますか?』

当麻『当然だ、そのために戦ってきたんだろ』

~~~
火織「(……ええ、そうです、そうですとも!あれは将来の約束に違いありません!)」

火織「はい。私は確かに上条当麻と将来を誓いました」

美琴「なっなななな、本当?本当に!?」

火織「ええ、聖人の名にかけて、嘘は言いません」

美琴「(聖人……?)」

美琴「(でも、私この前!)」

~~~
美琴「ちょっとあんた、遊園地に行かない?」

当麻「遊園地?」

美琴「ちっちがうのよ!?たまたま優待券貰えただけで、」

当麻「おお、面白そうだな、さんきゅー」

美琴「う、うん!」

・・・ゆーえんち

美琴「(やっぱり言いたい、いいえ、言わなきゃ)」

美琴「ね、ねえとうま?」

当麻「はい?(急に名前?)」

美琴「すっすっすっ、すすすすすすす…………」

美琴「……………」

美琴「き」ボソッ

美琴「…………ね?」

当麻「そうだな!(何が?)」

~~~

美琴「でもでも!私は当麻と愛を語らったのよ!?好き合っているのよ!?」

火織「そ、そんなはずは・・・」

美琴「でっ、デートしたときの記念だって、ほら」

美琴「(あいつにはデートって言ってはないけど)」

火織「携帯電話の写真・・・」

火織「し、しかしですね、私は彼と一緒の部屋で夜を明かしたこともあります!」

火織「(土御門やステイルも一緒でしたけど)」

火織「ですから、」

美琴「私とは遊びだったって言うの・・・」

火織「残念ながら、」

美琴「そんな・・・」

イン「あーっ、火織、こんなところにいた」

イン「あれ、短髪もいる」

あんたとかじゃないの

イン「火織、とーまが探してたよ」

火織「ああ、それはすいませんでした、すぐ行きます」

美琴「!?」

火織「…」フフン

美琴「そ、そんな……」

火織「ではこれで」

美琴「ちょ、ちょっと白いの、待って!」

インテル「なに?おいしいご飯が待ってるんだよ、よそ事してる暇は無いんだよ!」

美琴「ちょっとだけお願い!」

イン「仕方がないんだよ、すぐ終わらせてね」

美琴「この人、神裂さん?があいつと一晩過ごしたって本当なの?」

イン「えーと、ああ、そうだよ、先週のことだったんだよ!」

火織「インデックス、そのことはもういいから、早く行きましょう」

イン「土御門もねー、ステイルもいてね、ちょっと狭かったけど楽しい夜だったよ」

美琴「え・・・?二人きりじゃなかったの?」

イン「んーん、5人だったよ。さまそもインデックスがいるから二人なんて有り得ないよ」

火織「い、インデックス・・・」

美琴「」

講義が始まってしまったな

火織「じゃ、じゃあインデックス、この女性が上条当麻とデートしたたというのは本当なのですか?」

イン「でーと?」

火織「遊園地にいったとか」

イン「ゆーえんち・・・、ああ、確かにとーまは短髪と行ったんだよ」

火織「なっなっな」

イン「カエルのなんかのキャンペーンあったってとーま言ってたよ!あとその日の晩はすき焼きだったよ!こもえにお肉もらってたんだって」

火織「(キャンペーン・・・?すき、焼き・・・すき?)」

火織「」

火織・美琴「嘘つき!!」

火織・美琴「なっ、何を言う!」

イン「?」

火織「一緒にいたことは本当のことです!嘘つき呼ばわりされる筋合いはありません」

美琴「そんなこといったら、私だって楽しく遊んだわよ!」

イン「どうでもいいけどお腹空いたんだよ!早くいこうよ」

美琴「ちょっと待って、私あいつに聞きたいことあるの、ちょっと会わせて!」

インテル「ええ~」

美琴「お願い」

イン「む~、まあいいんだよ、心が広いインデックスに感謝してね!」

火織「(しかしやはり、というか当然障害は沢山ありますね。早いうちに除去しておくべきなのでしょうか)」ブツブツ

美琴「(あいつの周りには女の子ばかり・・・。少なくなればもっとみて貰えるのかな・・・)」ブツブツ

イン「?」

・・・

イン「ただいまなんだよ!」

当麻「おうおかえり、あれ?ビリビリ?」

美琴「ビリビリ言うな!私の名前は御坂み」

当麻「はいはいみことみこと。で、どうした、何か用事か」

美琴「あっ、えっと、ちょっと聞きたいことがあって、」

当麻「?」

??「あら、お客さんでございますか?」

火織・美琴「えっ」

当麻「ああ、なにか用事らしい」

オル「そうですか、中へ入って貰ったらいかがでしょうか」

当麻「そうだな、ビリビリ、はいれよ」

美琴「う、うん」

イン「(あれ、インデックスさんのセリフさん少なくね?)」

アニェ「なんですか、騒々しいですね」

美琴「(また増えた?)」

当麻「客、まあ客だよ」

オル「そうでございますか」

当麻「で、何の用事だビリビリ」

美琴「……」 スッ

当麻「?」

美琴「誰?」

当麻「ローマ教のシスターのオルソラとアニェーゼだ」

美琴「ローマ教・・・?」

当麻「友人だ」

美琴「そう、」

火織「どうしてオルソラがここに?」

オルソラ「ちょっと当麻さまのお手伝いでございます」

火織「手伝い?」

イン「そうなんだよ!よくきて料理も作ってくれるんだよ!」

火織「よく来てる?」

オル「ええ、大変お世話になったので、これくらいのことはと思いまして」

オル「月に2度ほど、お邪魔させていただいてございます」


講議だな

火織「(月に2回も?聞いてない・・・)」

火織「(はっ!まさか)」

~~~

火織『あれ、オルソラは?』

シェリー『どうした?』

火織『今日はオルソラが当番のはずなんだが、朝から姿が見えない』

シェリー『そういえばそうだな』

ルチア『オルソラなら出掛けてますよ』

火織『なんだって?』

ルチア『昨晩からいません、何でも乙女の用事だとかで』

火織『(乙女の用事・・・?一体)』

シェリー『乙女って年なのか・・・?』

ルチア『とにかく内緒にしたいということなのでしょう。明日には帰ってくるといってました』

ルチア『当番は私が代わりです』

~~~

火織「(あの時、あの時間、そういうことか!)」

火織「(こう着々とポイントを稼いでいたのか?)」

火織「(油断していた!つまりこいつも上条当麻狙い・・・?)」

美琴「(毎月のようにですって?)」

美琴「(甲斐甲斐しく家事炊事を?これじゃまるで)」

火織・美琴「通い婚か!!」

当麻「どっ、どうした二人とも、急に何を」

火織「い、いえ、お気になさらず。・・、それで、オルソラはわかりました。アニェーゼはなぜここに?」

オル「ああ、それはですね~」

アニェ「あっ」

オル「アニェーゼさんも何か当麻さまのお役に立ちたいとのことだそうで」

オル「炊事を教えて差し上げましたので、そのお披露目ということでございます」

アニェ「よっ余計なことは言う必要ねぇです!ちちち、ちがいますらね!」

オル「照れなくても良いのですよ。人へ何かをなさるというのは、尊いことのですから」

アニェ「あっもっちがっ」

当麻「やっぱ教える人がいいからか美味しかったしな」

オル「いいえ、やはり、アニェーゼさんの強い気持ちが実ったのでございますよ」

アニェ「ああうう」

オル「可愛いですわ」

当麻「そうだな!」

美琴「(な、なによこれ!まるで新婚家庭みたいじゃないの・・・!毎度毎度!私の見てないところでこんな・・・!)」

火織「(この雰囲気・・・!この神裂火織、一生の不覚!ローマの人間をイギリスに入れるべきではなかったか・・・!)」

火織・美琴「婚姻し子供をもうけたと言わんばかりの既成事実か・・・!」

当麻「ひっ!?」ゾクッ

火織・美琴「(いや・・・まだだ、まだ挽回の余地はあるはず・・・やはりここはストレートにいくべきか・・・)」

当麻「(悪寒・・?なんか不幸が近づいてきた気がする・・・)」



電池が切れそうなんだね、わかるよー

わかーるわかるよきみのきもちー

美琴「ねっ、ねえ!」

当麻「なんだ?」

美琴「あんた、そこの、オルソラさん、好きなの?」

当麻「ああ」

美琴「」火織「」

オル「あらまあ」

アニェ「あにぇえ」

当麻「大切な友人だからな!」

美琴「えっ、えーと?あ、ならわた火織「じゃあ私はどうだ?好きか?」

当麻「当然だ、知り合いを大事にしないのはよくありませんよ」

美琴「あっ、そういえば!」

美琴「この人と将来を約束したってどういうこと!」

当麻「将来?」

美琴「ちょっと前にこれからについて話したって言うんだけど」

当麻「約束したってなぁ、なんかあったっけ?」

火織「しました、しましたでしょう!全てが終わってから3ヵ月くらいのときに!」

当麻「3ヶ月くらい・・・あ、ああ、ずっと一緒にいられるといいって言ったっけ」

美琴「!?」

当麻「やっぱり知り合いとは一緒にいたいだろ、別れるのはごめんだからな!」

美琴「」火織「」

美琴「ね、じゃあ私は?」

当麻「…………」

美琴「えっ、そんな」

当麻「冗談だ。そんなわけないだろ、でももう少しお嬢様らしくですね」

当麻「ところでなんで急にこんなこと聞くんだ?用事があるんだろ?それを先に・・・」

美琴「あっ、そう、用事!私、アンタに聞きたいかとが」

当麻「聞きたいこと?」

美琴「あ、あのね?あ、あああ、アンタが、私のこと、どう思っているか、友人としてじゃなくて、その、男とおん火織「上条当麻!ちょっといいですか!」

美琴「なっ」

火織「思うのですが、貴方の周りには女性が多過ぎます。これはちょっと、男性としてですね、節操というか、その美琴「私が話してるの!邪魔しないで!」

火織「ぐっ」

ほんとな、こんな口調変なの誰が書いてるって話だよな!
顔が見てみたいよな!


家に帰ってきたからPCに移る

みさかみことはクズすなぁ

ちがう、トリは♯じゃないか
よく考えたらいらない気もする

火織「もともとは上条当麻との予定があったのは私の方ですよ!」

美琴「でも、先に話しかけたのは私でしょ!」

火織・美琴「ぐぬぬ」

火織・美琴「(やはり最大の障害はこいつ……なら!)」

火織・美琴「(とはいうものの、ここでガチにやりあうわけにもいかない……)」

火織・美琴「(しかし優劣を決めたほうが後々には……さてどうしたものか)」


元春「じゃあ」

舞夏「勝負しましょう!」

火織「土御門!?どうしてここに…」

元春「どうしてもこうしてもないぜい。上やんの隣室には誰がいると思ってるんだい」

美琴「舞夏、アンタどうして?」

舞夏「となりで面白いことが起こりそうな気配があったかなー、来てみた」

美琴「面白そうて……」

元春「上やんモテモテだにゃー、さすがのフラグ体質、ちっとも羨ましくなんだからね!だぜい」

火織「勝負、とは」

元春「上やんはいろんな女の子に好かれている!羨ましい!」

元春「じゃなくて、上やんが女の子と付き合う!愛をはぐくむ!夫婦の契りを交わす!」

舞夏「とすれば、嫁としての素質が問われるのは当然」

元春「であるからして」

舞夏「二人のそれを競えばいいー」

元春「というわけで、勝負だぜい」

火織・美琴「」

舞夏「あれー?やらない?嫁になりたくない?」

火織「そ、そんな訳はありません!」

美琴「むしろ望むところ!」

元春「OKOK、じゃあ準備するからちょっと待ってるんだにゃー」

舞夏「準備できたよー」

元春「上やんの嫁はどっちだ!嫁力対決!開催を宣言するぜい!」

舞夏「司会はわたし土御門舞夏とー」

最愛「超中学生の私!絹旗最愛の超解説で超お送りします」

舞夏「審査員はオルソラ・アニェーゼと、兄貴と、浜面仕上と、ステイルさんじゅうよんさいだー」

浜面「なんで俺がここにいんだよ!」

元春「拉致ったからだにゃー?」

浜面「関係ない事に巻き込むなぁああ!」

舞夏「さて、最初の」

最愛「さーて!超最初の種目は!超選択ぅうううう!!!」

舞夏「ちょ、司会はちょ」

最愛「ルールは超簡単!用意された衣類をより速く!より綺麗にした方の勝ち!速さと綺麗さは総合的に判断されます!」

舞夏「まあいーかー」

最愛「それで、司会兼実況の土御門さん、この種目の超ポイントと優勢は?」

舞夏「えーとー、とりあえず何よりも出来の綺麗さが大事かなー、まずはそこ」

最愛「超なるほど!」

舞夏「それとー、美琴はどうだろ?選択肢たことあるのかなー?」

最愛「これは女子寮での超当番がある神裂選手が有利か!?」

火織「(洗濯、それなら得意です!なにせこの間全自動の洗濯機、譲っていただいた奴使いこなせるようになりましたからね!)」

美琴「(う、洗濯、下着と靴下ぐらいしかやったことない……同じでいいのかな)」

火織「(相手さんは不慣れなようですね、この勝負頂きました!)」

秋沙「はい。審判の姫神です。よーい。どん」

火織「いざ!」


火織「………!?」



火織「寮のと、形が違う……」

最愛「ああーっと!?神裂選手、超いったいどうしたのでしょうか?洗濯機の前で微動だにしません!」

元春「これは……」

最愛「なんでしょう土御門さん!」

元春「イギリス清教に送られた奴とはモデルが違うんだぜい、だからねーちんは使い方が分からないんだにゃー」

最愛「なんと!思わぬハプニング!神裂選手超ピンチか!?」

美琴「どうしよう、使い方なんて分からない」

火織「(どうしましょうか。寮のと同じように使いますか、いや、スイッチの類からして異なるということは)」

美琴「(家政科の授業でもまだやってない!せめて、来週だったら……)」

火織「(あちらさんもまだ取り掛かっていないようですね、ならビハインドはない!)」

最愛「なんと!神裂選手!洗濯機を使っていません!」

舞夏「あれはー洗濯板?」

火織「(用意されていて助かりました、そうです、もともとはこれでやっていたんです)」

最愛「なんという超手際の良さ!シャツ共が次々と超真っ白に!」

火織「(これで、これでいいのです。科学などに頼らなくとも、私は彼を射止めてみせます!!)」

美琴「えっ?」

美琴「(洗濯板?なにそれ!もっとわかんない!なんで電気一つで動くこの簡単な……)」

美琴「電気だ!」

火織「!?」

美琴「(そうよ、私は超電磁砲!常盤台の電気使いじゃない!)」

最愛「御坂選手、超どうしたのでしょうか、なんとすべての衣類を洗濯機に押し込みました!!」

舞夏「これはー」

最愛「なんでしょう?」

元春「御坂美琴は、学園都市位置の電気使いだにゃー。よくよく考えれば、洗濯機程度の家電なんか操作も楽なんだぜい」

舞夏「ちょ、兄貴ー」

最愛「なんと御坂選手!自分だけの現実を超利用して、逆転の攻勢を仕掛けます!!」

火織「(くっ、卑怯な、ですがその程度、負けるわけには行きません!!)」

最愛「ああー!凄い!超すごいです!御坂選手の猛追を見た神裂選手、こちらも超スピードアップだー!」

舞夏「すごいねー動きが早すぎて手元が見えないよ」

火織「(鍛え上げた!この体!それはこの時のために!)」

最愛「これは超分からなくなってきました!万能科学の申し子、最強の身体聖人!」

最愛「両者、超一歩も譲りません!」

美琴「(な、なんて速さなの…。でも、負けたくない。絶対に負けたくないのよ!)」

美琴「(もっと!もっと速く!)」

最愛「一体何が起きているのでしょう!!御坂選手の洗濯機が超轟音を上げています!」

理后「流す電流が増えている」

最愛「あ、滝壷さん」

理后「おはようきぬはた、今日もかわいいよ」

最愛「増えているとはどういう事でしょうか?」

理后「つまり、定格以上の給電により、定格以上の働きをさせている」

最愛「両者ますますデッドヒート!超勝負の行方は!?」

火織・美琴「(もっと・・・!もっと速さを!!!)」

美琴「あっ」

ーーーーーー カッ

美琴「えっ」

最愛「ここで超アクシデントぉおお!!御坂選手、洗濯機が超爆発!!!」

舞夏「流石にやりすぎ。機械のほうが耐えられなかったなー」

最愛「最強の電気に洗濯機は耐えられなかったーー!!御坂選手、全ての洗濯物を超焦がしてしまったぁ!!」

美琴「そ、そんな」

火織「(ふふふ、これは頂きました!これが最後のシャツです!)」

最愛「そぉしてぇえ!!神裂選手、最後の一枚を超手に取るぅ!」

舞夏「人間とは信じられない速さだねー、あたしが洗濯機使うのよりも早いよー?」

最愛「神裂選手、シャツを盥から超引き上げるぅううう!最後の一枚もちょう終わったぁあああ!」

秋沙「はい。おわり。」

・・・・・しんさちゅう

最愛「それでは審査員、手元の札を超上げてください!まずは御坂選手!」

オルアニェ[0] つっちー[0] 浜面[0] ステイル[0]

最愛「続いて神裂選手!」

オルアニェ[0] つっちー[1] 浜面[0] ステイル[0]

最愛「0対1!美も湯ながらも差がつく超結果となりました!!」



火織「力かけすぎて破けた・・・」

最愛「さて、初戦のこの結果、超どう受け止めますか?」

舞夏「うん、二人とも、勝負というところにばっかり目がいって肝腎なところ見てないかなー」

最愛「なるほど、なんか超深いお言葉。では!次の種目に移りましょう!」

舞夏「続いての競技はー」

最愛「特攻!上条当麻の晩ご飯!!!」

舞夏「シンプルに、彼にご飯を食べてもらうという物だー」

最愛「リードしている神裂選手が超先攻です!」

最愛「どうでしょう、続いてもやはり神裂選手が超有利?」

舞夏「どうだろ、美琴もまぁ料理はしてるみたいだけどー?」

最愛「今回も、いろいろと総合的に判断して採点されます!」

火織「今度こそ、気を引き締めていきますよ!」

最愛「さー、神裂選手、一体どのような料理を作るのでしょうか」

火織「(ちょっと前に聞いた話があります、そう、彼の好みについて)」

火織「今度こそ、この勝負頂きます!」



火織「これ、コンロ……?」

最愛「ああっとお!?神裂選手、またしても立ち止まるー!超一体何が!」

元春「これは、IHクッキングヒーターだぜい」

最愛「? どういう事でしょう」

元春「今回用意されたのは、ガス式のコンロではなく電気を使うIHコンロだにゃー。ねーちんは初めて使うんだにゃー」

最愛「超不幸!神裂選手、再び状況振りに追い込まれました!超挽回の手はあるのでしょうか」

火織「(おのれ科学…、いえ、いけません。自分の至らなさをほかのせいにするなどもっての外です)」

火織「私は、自分などに負けません!」

火織「(結局の要領は、同じはずです・・・!)」

洗濯:洗濯機と洗濯板用意
料理:クッキングヒーター用意、ガスコンロ無し

偏ってますね…
なんですかこのいんちき勝負は
ちゃんと条件揃えてくださいよ

めしだ すまんの

最愛「神裂選手、超一瞬の逡巡はあったものの、それからは軽快に手を動かしています!」

火織「(落ち着いて、落ち着くのです。自分の基本を忘れてはなりません)」

舞夏「おー、うちの学校でもなかなか見れない手さばきかー」

最愛「神裂選手、作っているのは和食でしょうか?」

舞夏「まあ日本人だし?得意なんじゃないかー」

最愛「超なるほど!さしずめ蛙の子は超蛙、ということでしょうか!1品、また1品と並んでいきます」

舞夏「ちがうとおもう」

最愛「焼き鮭、お味噌汁、煮物、おひたし、どちらかというと、晩よりも朝のような超気がしますが!」

沈利「鮭?」

最愛「それでもこの出来には簡単を超隠しようがありません!」

舞夏「煮物も、このト短時間でかー」

最愛「そこら辺は学園都市の謎の科学が手っ取り早くやってくれました!!」

最愛「神裂選手の料理が超出来上がりました!!!」

秋沙「はい。終了」



秋沙「(あっ。始めの合図。忘れてた)」

最愛「それでは、早速上条さんに賞味頂きましょう!!どうぞ」

火織「それじゃあ、食べてもらえますか」

当麻「あ、ああ」

当麻「(久しぶりのセリフだ)」

パク モグモグ

火織「ど、どうでしょうか・・・?」

当麻「……う」

火織「う?」

当麻「うまい!」

火織「!!」

当麻「特にこの煮物!汁たっぷりでご飯に滲み込むと最高だ」

火織「!!」

火織「(やはり!前もって調べておいたのは正解でした!)」

最愛「これは高い評価が超出そうだー!!上条さんも絶賛です!」

美琴「………」

最愛「さあ!御坂選手、これにどう立ち向かうか!」

美琴「(でも。負けるわけにはいかない)」

秋沙「はじめ。」

最愛「後攻、御坂美琴選手スタートです!!」

最愛「さて!先程の神裂選手とは超打って変わって、御坂選手の品数は少なそうです!」

舞夏「用意された皿が一つかー。それより、あのエプロン……」

元春「この格好・・・まさか・・・」

最愛「御坂選手、科学の申し子だけあってか、流石にIHクッキングヒーターには慣れています!!」

美琴「(上手にできるのは、まえ授業でやったこれだけ。だからこそ!これに全てをかける!)」

最愛「御坂選手のフライパンに乗るは!真っ赤に染まるチキンライス!!超美味しそうです」

舞夏「チキンライスときたら、あれしかないねー」

最愛「御坂選手、チキンライスを皿に上げます、そして超続いて取り出すは、黄金色の溶き卵ー!!」

美琴「(ここから!生でもなく火を通しきるわけでもなく!)」

最愛「フライパンから気持ちのいい音が超響くー!!」

舞夏「ひっくり返す、タイミングが重要だー」

美琴「よしっ!できた!」

最愛「さあ!フライパンがコンロから引き上げられます!そして!チキンライスの上に!!」

美琴「(あとは、包丁で・・・!)」

美琴「完成よ!」

秋沙「はい。」

最愛「御坂選手のとろふわオムライス出来上がりましたー!!早速上条さんのところへー!」

上条「(本当はちょっとお腹いっぱいなんだけど)」

最愛「どうしたのでしょうか?御坂選手、エプロンを取りません!?テーブルに付いて、あーっとケチャップを取り出したーー!」

最愛「そして・・・?なんとぉおお!!」

最愛「御坂選手!オムライスの上にケッチャップでハートマークをあしらうー!!」

元春「これは……とっても甘酸っぱいにゃー」

最愛「御坂選手、超手を止めません!超続いて!」

美琴「とととっ当麻、あ、あ、あ、あーん」

当麻「」

最愛「なんとなんとなんと!食べさせてあげるところまできたああああ!!!」

最愛「甘い!!超甘あああい!甘酸っぱすぎて胸焼けが起きるううう!!」

美琴「ほ、ほら・・・!あーんして?」

当麻「」

最愛「御坂選手!!顔が真っ赤っか!茹で上がったたこのような超赤さです!!これは見てるこっちも恥ずかしい!!」

元春「ひゅーーー!!」 浜面「ひゅううう!!」 ステイル「えっ?」

最愛「超五月蝿いです!」

当麻「お腹一杯だからいらねーわ」

火織「なっなっな、何をしているんですか!!」

美琴「(……そう。もしかすると、これは卑怯なことかもしれない)」

美琴「(あっちの料理の腕とには、とても大きな差があることはわかってる)」

美琴「(でも。それでも私は止まるわけにはいかないのよ!)」

美琴「(何かを得るためには、それと同等の代価を払わなければいけない)」

イザード「当然」

美琴「(大切なものを得るために、犠牲を払うことを私は厭わない!!恥だって何だって!支払って見せる!)」

火織「卑怯、卑怯ではないですか!?料理で、正々堂々料理で勝負してください!こんな!ジャッジ!」

最愛「いえ!これは超全く問題ありません!」

火織「何故ですか!」

最愛「この競技のルールでは、いろいろなことが総合的に超判断されます!嫁っぽい、事であれば総合的に判断に超含まれるんです!!」

美琴「どう、美味しい?」

上条「あ、これもなかなか……ん?」

美琴「な!なに!?」

上条「塩と砂糖が違う」

美琴「えっ」

最愛「えっ」

舞夏「えっ」

上条「いえですね、上条さんのオムライスでは卵に塩を入れるんですよ、砂糖ではなく」

美琴「」

最愛「なんとおお!御坂選手、まさかの読み間違え!上条選手の好みを外したあああ!」

>舞夏「シンプルに、彼にご飯を食べてもらうという物だー」

>最愛「この競技のルールでは、いろいろなことが総合的に超判断されます!嫁っぽい、事であれば総合的に判断に超含まれるんです!!」

おかしくないか?
ルール説明せずに競わせるって

ゴミサカざまああああああああああああああああああああああwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

美琴「なんでっ!?普通、オムライスの卵は砂糖入れるんじゃないの?」

上条「なんでっていっても、ケチャップを節約したいんだよ」

美琴「」

上条「いやでも、美味しかったぞ?ちょっと違うかなーって気がするだけで」

最愛「さーて御坂選手、超ふりふりのエプロンで挑んだところですが!思ったほどの効果は出なかったところでしょうか!」

舞夏「ある意味、捨て身」

最愛「さあ!審査員の判断は!まずは先攻の神裂選手!」

オルアニェ[10] つっちー[6] 浜面[7] ステイル[8]

最愛「御坂選手!」

オルアニェ[7] つっちー[9] 浜面[8] ステイル[7]

最愛「第2競技はまさかの同点!ここまでの合計は31対32!」

火織「土御門!?私の得点の方が下というのはどういう事ですか!?」

元春「ちっちっち、甘いぜい、ねーちん」

火織「なっ」

元春「この競技は上やんに食べてもらうことが大事なのぜい」

元春「ねーちんには、その食べてもらうという姿勢が比べると足りなかったにゃー」

火織「そ、そんな理屈がありますか!」

元春「そもそもオレねーちんの料理食べてないから判断できないところが多いんだにゃー」

火織「くうっ……」

元春「まーいいじゃんいいじゃん、リードしてるんだし」

元春「それに最終競技はねーちんの方が有利なんじゃないかにゃー?」

火織「?」

元春「あれは……中学生にはとてもじゃないが真似できないあれなら……」

最愛「さあ!本対決も超とうとう最終競技となりました!」

舞夏「私が考えたんだぜー」

最愛「最終競技!超床力!!!」

最愛「夫婦たる物!昼間だけが順調、それではいけません!」

最愛「やはり!あっちのほうd……超なんなんですかこのカンペぇえええ!?」

舞夏「私プレゼンツ!」

最愛「いやいやいや、キリじゃないですから!!」

最愛「こんなこと競技にならないでしょう!」

舞夏「……」 スッ

最愛「これは…!まさかあの幻のC級映画の…!わかりました!やりましょう!この学園都市がレベル4!絹旗最愛、やり遂げてみせます!」

最愛「と、いうわけでして、ルールは簡単、上条さんをその気にさせた方の勝ちです!!」

火織・美琴「」

最愛「ステージにはベッドとそれに縛り付けられた超上条さんが用意されています!」

美琴「ちょっとちょっと!これどういうこと!」

舞夏「だからー、説明の通りなんだってー」

美琴「そそそ、その気って、それ、よね?」

舞夏「そうだよ?」

美琴「できない、出来るわけないじゃない!」

舞夏「そうかなー?私で元春「にゃー!」

元春「なんでもないにゃー!好きにするにゃー!」

美琴「そ、そんなことって…」

最愛「あーっと!一度ステージから姿を消していた神裂選手が!超もどってきました!こ、この格好はーーー!?」

・・・

火織『最終競技、確かにこれは私のほうが有利に見えます』

火織『しかしながら、相手がどのような手に出てくるか分からないところもあります』

火織『磐石に、必ず勝ちを取りに行きたい、しかしどうすれば?』

火織『先程の彼女のような、強烈に掴みにいく何か……』

火織『……! まさか、土御門はこのことを?』

・・・

最愛「その大きさをを強調するようにばっさり開いた胸元!
      見えるか見えないかの狭間をさまよう丈まわり!
          安らぎと癒しを与える純白の羽根!
             頭上にらんらんと輝く、超黄金の環!」


元春「堕天使!エロメイドだぁあああああああああああ!!!!!」

最愛「誰が!誰がこの登場を予想していたでしょうか!神裂選手、まさかの大攻勢!!!超天使が超ここに超降臨です!!!」

美琴「…………」

美琴「……なに、あのカッコ...」

火織「(そう、私は彼女から学んだ)」

火織「(欲しい物を得るためには、本当に欲しい物を得るためには、全てを投げ打ってでもいいという覚悟が必要!)」

火織「(何かを得るためには、それと同等の代価を払わなければいけない)」

イザード「必然」

火織「(己を捨てる。そして、勝つ!)」

当麻「」

最愛「神裂選手、超ゆっくりとベッドへ向かいます!!」

浜面「…………」

理后「ダメ!はまづら、ダメ!」

美琴「……無理よ。あんなの、私にはできっこない、あそこまでなんて…」

美琴「(負ける……?私が、負けるの?………)」

??「御坂さん!!」

美琴「えっ?」

光貴「御坂さん!!」

美琴「あ、あんたは」

光貴「それでいいんですか、御坂さん!!」

美琴「な、何がわかるって言うのよ!」

光貴「わかるって、貴女の事ならなんでもわかりま、じゃなくって、そうやって、勝負を捨てていいんですか!?」

美琴「だって、あんなの、あんなの私、できない!」

光貴「全てを投げ打ってでも勝ちを目指すんじゃなかったんですか!!」

光貴「欲しい物があるから!!それを得るために、どんなものを失ってもいい!!」

光貴「そう、誓ったんじゃなかったんですか!!」

美琴「!」

光貴「見たくありません!戦わずして、逃げる貴女なんて、みたくないんです!戦って、戦ってください!」

美琴「で、でもっ!あれっ、あんなの!あんな格好に勝てっこないじゃない!!」

一方「それはどうかなァ」

美琴「!?」

一方「確かにあれは、お前にゃ無理だなァ。だが、勝負ってのはそれだけでするもンか?」

美琴「……」

一方「違うだろォ?そう、お前にも、お前だけの、相手には無い武器ってもンがある」

美琴「!!」
                          レベル5
一方「戦えよ。そして勝て。それが俺たち超能力だ」

美琴「行ってくる」

一方「おゥ」

美琴「ありがと」

一方「礼ならあいつに言っとくんだなァ」

・・・

美琴「(思えば私は……、いつも一人じゃなかった。親はずっと見守っていてくれたし、そして今は沢山の妹たちと共にいる)」

美琴「(私の今までの全てが、私の力となっている。だから、その思いにかけて、負けるわけにはいかない)」

美琴「(ネットワークから、すべての情報を呼び出す!アイツと出会ったことのある”妹”と心を重ねあわせる!!)」


最愛「さぁ!ステージには神裂選手のみ!ゆっくりとベッドにあがります!!」

当麻「なんだ、なんですか、なんなんですか!上条さんはなぜ目隠しをさせられているのでせうか・・・」

火織「上条当麻。」

当麻「はっはいぃ!」

火織「いえ、今は、あなた、と呼ばせていただきます」

当麻「なんでせうか・・・」

火織「あなた、今夜は激しくしても、いいのよ?」

当麻「」

最愛「神裂選手超仕掛けてきたああ!!上条さんには見えないかもしれませんが、超怪しい雰囲気です!」

火織「あなたの思うままに、わたしを使って、いいのよ?」

当麻「」

下条さん「」

最愛「ああ!!ここで、ここで御坂選手も超登場だああ!!」

最愛「しかし!御坂選手、見た目はいつもと変わりません!!これは一体!?」

元春「いや、ちがうのぜい!!」

最愛「えっ・・・?」

最愛「ああっ!まさか、まさかまさかまさか!!」

一方「ふっ」

最愛「短パンが、短パンがない!御坂選手、いつもの短パンを、超履いておりませんんん!!!」

当麻「!」

下条さん「!」

火織「な、何が、それ程度が、何になるというのですか!」

火織「……目隠し、もういりませんよね」

火織「目を開けて、そして私を、私だけを見て下さい」

火織「私は、貴方が好きです。貴方を愛しています」

火織「狂おしい位に、好き、この想いは絶対に揺るがない」

火織「貴方に、私だけを見ていて欲しい。貴方を私だけのものにしたい!」

火織「そのためでしたら、なんだってします。してみせます!」

美琴「とうま!お願い、聞いて」

美琴「私は、アンタが好き。いつだって、どんな時だって考えてるくらい、どうしようもない位に好き」

美琴「ずっとずっと、アンタのことを想ってた。アンタが危ないことに顔を出すたび、胸が張り裂けそうに痛かった」

美琴「だから、私は当麻、アンタが欲しい。ずっとずっと、そばにいて、私を見ていて欲しい、私のそばから居なくならないで欲しい」

美琴「何だってしてあげる、今はできなくても、絶対に覚えて、出来るようになって……」


火織・美琴「だから・・・!」

最愛「両選手、上条さんに超密着ぅう!」

最愛「これが!これが!愛だというのでしょうか!」

最愛「両者、一歩も譲らず!!上条さんの身体に猛攻を!!!」

最愛「だだ、ダメです!これ以上は見ていられません私にはシゲキが超強すぎます!!」

最愛「アニェーゼさんにもオルソラさんが目隠しなほどの刺激!!」

アニェ「?」

オル「…」 ダーメ

最愛「残念ですが、ここからは音声のみとさせていただきます!!」

理后「はまづら!だめ、はまづらダメ!!」


ココ?ココガイイノ?エ、コッチ?
ア、コラ!ジットシテ!ジャナイトデキナイ
ド、ドウデスカ、ワタシノ、キモチイイデスカ?
ア、ヤァン、ソンナトコロ、サワッタラ・・・

当麻「」

アッ、モウ、ゲンキナンダカラァ
コンドハワタシガ、ワタシニサセテクダサイ
ン、クゥ、

 †
下条さん「」

当麻「(いや、いやいやいやいや)」

当麻「(駄目だろ駄目だろ駄目だろ)」

当麻「(あろうことか中学生まで……)」

当麻「(ぐぬぬぬぬ)」

当麻「(感じるな!考えろ!)」

ジャ、ジャア、ゼンブアゲル、ネ?

当麻「!!??」

当麻「(違う!上条さんは紳士、そう紳士!)」

当麻「(負けない、上条さんはぁ!)」


当麻「(俺は紳士ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ)」


        カッ


当麻「てめぇら!ずっと!待ってたんだろ!」

火織・美琴「!?」

当麻「ずっと待ってたんだろ!何をも失わなくても済む、誰かの敵にならなくても済む・・・
   そんな誰もが笑って、誰もが望む最高なハッピーエンドってやつを。
   今まで待ち焦がれてたんだろ?こんな展開を・・・何のためにここまで歯を食いしばってきたんだ!?
   てめぇのその手で他の何をも失わずに手に入れて見せるって誓ったんじゃねえのかよ?
   お前らだって味方の方がいいだろ!?誰かの適役になることに安寧してんじゃねぇ
   命を懸けてたった全てを守り、全てを手に入れてぇんじゃねいのかよ!?
   だったら、それは全然終わってねぇ、始まってすらいねぇ・・・
   ちょっとくらい長いプロローグで絶望してんじゃねぇよ!
    手を伸ばせば届くんだ!いい加減に始めようぜ、みんな!!」

         イマジンブレイカー
当麻「俺のこの幻想殺しは、全ての異能を打ち消してしまう」


当麻「お前が何かを得るために、それと同等の何かを失わなきゃならないって言うんなら!」
    まずは


             そのふざけた
                幻想を
                  ぶち殺す

最愛「な、何が起きたというのでしょうか!!」

ステイル「(もう聞き飽きた)」

最愛「轟くような声が超したかと想ったら、一転して静けさに包まれています!」

最愛「まさか、決着が超ついとというのでしょうか!?」

最愛「…」チラッ


最愛「これは、一体どういう事でしょうか……」

最愛「今までの異様な雰囲気、そして、両選手の今までの格好が、いつもと同じものに変わっています!」

最愛「まるで・・・、まるで、夢のような幻想のようなものから覚めたみたいな気分です!!」


浜面「(これが……幻想殺し……)」 ゴクリ

秋沙「(終わりでいいのかな。)」

当麻「こんな俺を、そこまで想っていてくれて、ありがとうな」

当麻「けど、俺はまだ高校生で、何の力もない」

当麻「だから、今の俺には誰かを選ぶなんて出来ない」

当麻「けれどもいつか、出来るようになったら、そのときは自分から、言う」

当麻「それまで、待っていて欲しい」

火織・美琴「……」

火織「そう、ですね。きっとそれがいいのでしょう」

美琴「……」

火織「此度の私は、いささか節制がかけていました」

火織「たくさんの迷惑をおかけしました。ここまで大事になってしまって、申し訳ありません」

火織「ですが、それはそれ程に想っているからです。それだけは、どうか覚えていてください」

当麻「ああ、もちろんだ」

美琴「わ、私も!私も、待ってるんだからね!」

最愛「さて!超すっかり置いてきぼりの私たちです」

最愛「お片づけ中です。なにやらいい雰囲気のあちらが羨ましいです」

理后「きぬはた、余計なこといってないで手伝って」

最愛「あ、ごめんなさい」

理后「それとはまづら、あとでお仕置きだから」

沈利「だから」

浜面「そんな・・・!」



オル「さぁ、帰りましょうか」

アニェ「…」 コク

秋沙「終わった。かな」

秋沙「上条君。次の休みは空いてる?」

当麻「あー?ああ、そうだな」

秋沙「そう。じゃあ。いっしょに水族館に行こう」

火織・美琴「」

秋沙「私も。上条君が好き。大好き」

秋沙「だから。私も一歩ずつ。前に進む」

秋沙「ふふふ」

当麻「」


・・・

イン「とーまぁ。ご飯まだなのぉー。もうお腹ぺこぺこなんだよー」

                 _.. -――- ._ 
              ./  ,―――‐- ._` .
             /)  ./  /  /  ``\
           ///)ィ7T.フ厂 ̄`フi ‐-_ |〉. _人人人人人人人人人人人人人_

          /,.=゙''"/  フl/_×// |ハハl .ト、.>    ┼ヽ  -|r‐、. -|r‐、     <
   /     i f ,.r='"-‐'つイ._T_i`   .r≦lハ!|`` >    d⌒) ./| _ノ /|  し    <
  /      /   _,.-‐'~| |'弋..!ノ     i'+!l |   ^^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
    /   ,i   ,二ニ⊃l |' ' '  ,‐- ..__゙ー' .!l .|
   /    ノ    i l゙フ..,!l .ト、  l  `,!   .ハ.!  
      ,イ「ト、  ,! ,!|.../_| |l: > .ヽ.. ィ <l   l|   
     / iトヾヽ_/ ィ"\. | | \ \ー'/ ./ ,,;:`:;'゙ .

そんなもの聞こえないんだよ!

やめろっ表紙につられて買った俺の傷跡をえぐるなっ

 さぁ もりあがって
 まいりました
  _

  ||   … /⌒彡
  /_丶  __/冫、 )
 ∥真| / |` /)

_∥露|(_つ   \\
\∥ | ̄ ̄ ̄ ̄\⌒_)
∥\ ̄  (キムチ) \
∥\∥ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∥~
  ∥ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∥
('A) … 〃∩ ∧_∧ …
/(ヘ)ヘ  ⊂⌒( ・ω・)
  ___ \_o⌒/⌒o
… /,'3 ヽーっ ⌒⌒

 |  ⊃ ⌒_つ
  `ー――′

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