【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第15位【アラフォーマーズ】 (1000)

・京太郎主人公

・安価スレ

・某掲示板ネタ

・本編の数年後。京太郎はプロになってる

・基本ギャグ仕立て時々しんみりシリアス

・でも腹パンとか川落ちとか関係ない

・京太郎は麻雀ガチ勢(ランキング13位)

・でもドラマに出たり(松実宥とゲスト同士共演)、料理番組を持ってたり

・異名は「オカルトスレイヤー」。堅実な技術を持つオールラウンダー。闘牌時は非常に獰猛

・でも上位のオカルト持ちと打つと、ミンチより酷い状態になる

・高校生の頃の恋人は高鴨穏乃。少なくとも玄は知らない

・進学などの関係により、破局している

・大学時代、晴絵に息抜きとして連れていかれた先で鷺森灼と出会い、そして恋仲になる。

・なお、関係は切れている。灼が京太郎をフッた(身を退いた)

・弘世菫、小走やえと同じチーム

・同じ大学(T大)なのは、江崎仁美・辻垣内智葉・弘世菫・小瀬川白望(2年上級生)
 鹿倉胡桃(浪人)・臼沢塞(浪人)・荒川憩(1年上級生)、原村和・新子憧(同級生)

・カリス……ではなく、一とは高校時代に一緒にゲーセン行ったり、夏祭り行ったり、バッセン行く程度の仲

・脚力がヤバイ。女子サッカー日本代表にPK対決で勝利

・オカルトスレイヤーの愛称は、出演ドラマから
 超能力ヒーロー学園ものドラマ。超能力者に対抗する、唯一の魔法使い(物理)

・戦闘スタイルは完全にシャコさん

・大学2年時に、オカルトを暴走させた夢乃マホと対局し、敗北

・カピバラとは死別


   須賀 京太郎 日本

  2X歳 ♂ 高い 標準
 『麻雀ランキング』13位
  M.O.手術 〝昆虫型″
    ━リオック━


※有志の方のありがたいまとめwiki

http://www54.atwiki.jp/ocltslyrkyo/pages/1.html

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1380710309

※前スレ
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.12【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第13位【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第14位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第14位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1380299491/)

・安価を出して、安価先の内容を基に、
 そういう「そういう事があった」「そういうトピックのスレッドが立ってる」としてそれに絡めた話を書きます
 例えば安価先が【小鍛治健夜結婚】なら


引用元:【リアルババ抜き】 小鍛治健夜、結婚 【ターンエンド】

1 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ソースはブログ。すこやんが男の手料理を食べたとかなんとか

2 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
すこやんみたいな干物が手料理をごちそうになる……これは結婚ですなぁ

3 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
やっとすこやんにも春が来たんだね……遅すぎるとしても

4 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
釣りかと思ったらマジだった

5 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
【悲報】ついに人柱がささげられる

6 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
勇者ありがとう。お似合いだよ……どんな人かはしらんけど

7 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
おめでとうすこやん!これで俺も安心できる

8 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なんだこれは……たまげたなぁ

9 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
しつぼうしました。うえのさんのふぁんになります

10 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ん、でもこれさ……この背景……スッガが出てる料理番組じゃないか……?

11 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
糸冬 了

12 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
やっぱりそんな都合がいい話がすこやんにあるはずがなかった


・と言う感じで、これならその番組ですこやんで絡んだシーンとか

・開始時の人間関係はフラットです。安価で人間関係が決まります

・いちゃいちゃとかルートとかコンマで闘牌とか今のところ予定はない。今のところ

一応のルールとか

【見出し系】
・基本、恋愛&マイナス結果確定系はNG
 状況なら確定系は可。
 例えば、『須賀プロ、○○プロと路上で口論』。
 但し、『須賀プロ、○○プロと路上で口論。その後、暴行』はNG
 同様に『○○プロ、須賀プロと共演。須賀プロを激怒させる』

・状況確定系でも恋愛関係確定はNG
 『恋人の○○と~』は駄目。
 『恋人と噂される○○と~』はギリOK
 あんまり恋人と噂が多いとなんか悪いこと起こるかもね

・順位確定系もアウト
 『須賀京太郎、M.A.R.S.ランキング2位に』みたいのは駄目

・暴行&下衆&鬱&エログロネタはNG
 AVデビューとかいじめ、強姦被害とか自殺とか薬物中毒とか元風俗嬢など。
 不良に絡まれたとかならまあよし

【ファンスレッド系】
・「○○プロ応援スレ」など
・一般人についてはNG

【質問、目撃スレ】
・「スッガと話したけど質問ある?」のような
・恋愛関係確定系はNG(彼女・元彼女など)


これ+同一IDの連続取得については最安価とします
なお、ズレて取得になった場合もこれにカウント

好感度

★5
ハギヨシ
大星淡

★4
弘世菫
宮永照

★2
松実玄
赤土晴絵
亦野誠子
国広一
片岡優希
小走やえ
東横桃子
龍門渕透華

★1
佐々野いちご
瑞原はやり
小鍛治健夜
松実宥
姉帯豊音
対木もこ
辻垣内智葉
愛宕洋榎
愛宕絹恵
野依理沙
三尋木咏
渋谷尭深
竹井久
夢乃マホ
原村和
宮永咲
染谷まこ
花田煌
加治木ゆみ
小瀬川白望
新免那岐
福路美穂子
白水哩
鶴田姫子

13位「オカルトスレイヤー」 須賀 京太郎
ベーススタイル:『技術昇華』

攻撃力:40/40 防御力:40/40 速度:40/40
技術:60/60 幸運:10/10 気力:60/60

★麻雀スキル
・『情報(0)』
・『分析(0)』
・『対策(0)』
・【六欲天】『他化自在天(10)』
 オカルトに由来する能力を逆手にとり、己の読みの材料とする。
 他化自在天の表す魔から生まれた言葉の意味に、男性・障害・破棄・殺者がある。
・【六欲天】『楽変化天(10)』
 手牌読み・捨て牌カウンティングによる王牌読みの極致。
 自ら作り出す快楽。カンドラ爆撃。
・【六欲天】『兜率陀天(10)』
 手牌読み・捨て牌カウンティングによる山読みの極致。
 弥勒の慧眼。一発ツモ和了。
 大津の園城寺にて、弥勒菩薩を本尊として修する法会があり、それを竜華会と呼ぶ。
・【六欲天】『須夜摩天(10)』
 手牌読み・捨て牌カウンティング・山読み・王牌読みによる一点読みの極致。
 夜摩とは閻魔に通じ、閻魔はヤマに通ずる。
 ヤマは牛頭天王に通じ、牛頭天王は本地して建速須佐之男命となる。
・【六欲天】『三十三天(10)』
 帝釈天、即ちインドラの矢。手牌読みによる高精度の狙撃。
・【六欲天】『四大王衆天(10)』

☆スキル
>『爽やかな笑顔』
>女性キャラと(ゲーム的には初登場)遭遇時の判定について
>内容や判定に正の補正が加わります

>『プロ並のシュートセンス』
>スポーツや運動関連の判定について
>内容や判定への正の補正が加わります

>『愚行権』
>彼は本当の意味での凡人だ
>運があろうが実力があろうが、とにかく分かりやすい華はない
>因縁めいた偶然なんて存在しない
>物語の補正なんてのは、ない
>だからこそ、普通と違う誰かには、もの珍しく映ったり……
>【……思考が常識離れしている相手の好感度に影響】

>『反響定位』
>舌打ち音の反響により、無視界でも通常通りの活動が可能
>音感関連の判定や『反響定位』が活用可能な判定について
>内容や判定への正の補正が加わります

>『マッハ!!!!!』
>大学時代限度ギリギリまで打ち込んだ古式ムエタイの成果
>立っている人間の肩を足場に走れる、肘でヘルメットを割れる等々……
>タイってスゲー。仏像や象さんに手を出すのはやめよう
>格闘やアクション判定について
>内容や判定に正の補正が加わります

その他、ランカーステータス
※安価内容を闘牌系にする際の参考に


?位 「???」 宮永 照
ベーススタイル:『技術昇華+運+オカルト』

攻撃力:30+?/60 防御力:30+?/60 速度:30+?/60
技術:45/60 幸運:30+?/60 気力:60/60

・『照魔鏡(0)』
・『黄金回転の連続和了(0)』
・『黄金回転の連続和了Act.2(10)』
・『連続和了Act.3(10)』
・『連続和了Act.4(10)』
・『神砂嵐(20)』


3位 「赤き腕を持つ帝王」 荒川 憩
ベーススタイル:『技術昇華+オカルト』

攻撃力:45/60 防御力:60/60 速度:35/60 
技術:45/60 幸運:50/60 気力:60/60
※(35+45)/2+50=90 コンマ10以上にて聴牌
※45×(50+45/2)=3240 これをコンマ一桁倍

・『赤き腕を持つ帝王(0)』
・『赤き腕を持つ帝王(10)』


9位 「悪魔の天敵」 辻垣内 智葉
ベーススタイル:『技術昇華+運』

攻撃力:40/60 防御力:40/60 速度:60/60
技術:50/60 幸運:40/60 気力:60/60
※(60+50)/2+40=95 コンマ5以上にて聴牌
※40×(40+50/2)=2600 これをコンマ一桁倍

・『悪魔の天敵(15)』
・『神速(0)』


12位「天上の荒武者」 弘世 菫
ベーススタイル:『技術昇華+運』

攻撃力:30/50 防御力:40/50 速度:40/50
技術:50/50 幸運:40/50 気力:60/60
※(40+50)/2+40=85 コンマ15以上にて聴牌
※30×(40+50/2)=1950 これをコンマ一桁倍

・『天上の荒武者(0)』
・『シャープシュート Mk.Ⅱ改 トランジスタ・スライダーICBM(5)』


13位「オカルトスレイヤー」 須賀 京太郎
ベーススタイル:『技術昇華』

攻撃力:40/40 防御力:40/40 速度:40/40
技術:60/60 幸運:10/10 気力:60/60
※(40+60)/2+10=60 コンマ40以上にて聴牌
※40×(10+60/2)=1600 これをコンマ一桁倍


44位「蒼い血の死神」 大星淡
ベーススタイル:『オカルト』
攻撃力:20/60 防御力:20/60 速度:30/60
技術:20/60 幸運:60/60 気力:60/60
※(30+20)/2+60=85 コンマ15以上にて聴牌
※20×(60+20/2)=1400 これをコンマ一桁倍

・『蒼い血の死神(0)』
・『蒼い血の死神(5)』

これは血の雨が降りますわ……

あ、1000はif小ネタとかもオッケーやけど
ヤンデレはクッソ苦手なんで、そこらへんは一応勘弁してください


京太郎「ドーモ、ヤンデレ=サン。ヤンデレスレイヤーです」


京太郎「……ん? いつもと違うなや」

京太郎「エコーロケーションなら、内容物も把握できるからな」

憧「えっ」

京太郎「これからは俺が料理を作る。毎日それを食えよ」

憧「京太郎……」


京太郎「監禁か……」

京太郎「両手が縛られても、これぐらいの高さから飛び降りるくらいワケないぜ」

玄「えっ」

京太郎「縛るなら、あなたの笑顔で俺の心を縛って下さい」

玄「京太郎くん……」


京太郎「素人の包丁なんてスッとろいし……」

宥「えっ」

京太郎「あなたには、包丁よりも花束が似合ってます」

宥「京太郎くん……」


京太郎「山では勝てなくても……」

京太郎「街なら、全部が俺の足場だ」

穏乃「えっ」

京太郎「そんで、お前は俺の翼だ」

穏乃「……京太郎」


京太郎「ボウリングって……」

京太郎「ボーリングマシーンは反則だろ! 発音違うし!」

灼「……」

京太郎「まあ、灼さんの可愛さはもっと反則だけど! 結婚しよう!」

灼「京太郎……」



駄目だ

ギャグにしかならん

あからさまな好意→京太郎も好意に気付く

監禁・殺傷等々→物理的にクソ強い

スレが基本ギャグ&1はヤンデレが苦手→鬱々しいヤンデレ地獄は生まれない


むしろヤンデレくらいストレートの方がさっさと結ばれるんじゃないだろうか

さあ、続き行こうか


菫「……市長か」

菫「忙しいんだろうな、色々」

智葉「……私がいる場に、呼んでもよかったのか?」

智葉「市長と、黒い繋がりだの……噂されなきゃいいんだけどな」

菫「……辻垣内」

菫「私たちは仲間だ。それ以上でも、以下でもない」

菫「そういう言い方は、よせ」

智葉「……そうだな」

智葉「私らしく、なかったか」

菫「ああ」

菫「お前がプロとしてやれてる時点で、そこらへんは大丈夫だろ」

智葉「……そうだな」


菫「もしも……」

菫「私たちの友人関係に……」

菫「ハイエナじみた外野風情がどーのこーの言うなら、叩き潰す」

菫「物理的にも、社会的にもな」

菫「それだけの話だ」

智葉「……」

智葉「ときどき、頼りになるな。弘世は」

菫「そりゃあ……曲者だらけの麻雀部で、仮にも部長だったからな」


白望「よ、PAD長」

智葉「かっこいいぞ、PAD長」

白望「やるときゃやる、PAD長」

智葉「たまにはクールな、PAD長」

菫「いい加減にしろォ――――!」



憧「仲いいわね、あの人たち」

和「本当……相変わらずですね」



 ◇  ◆  ◇


京太郎「……つーわけで、悪いな」

淡「むー」

照「……残念」

京太郎「今度、埋め合わせするから許してくれよ。なっ?」

淡「……埋め合わせ次第。高級ホテルのディナーとか」

照「千疋屋のメロン」

京太郎「なんでそこまで俺がしなきゃならないんですかね」

京太郎「前からの予定を優先しただけだからな」

京太郎「何もなかったら行ったけどさ……しゃーねーだろ」

淡「……いや、流石に冗談だってば」

照「モロゾフのプリンで妥協する」


誠子「ごめんな……うちのアレげな二人が」

尭深「……ごめんね?」

京太郎「いや、いいんですって」

京太郎「俺も皆さんと飲むの楽しいですし、ワン欠けなら他に誰か誘いたいと思うの……当然っすから」

誠子「あー、そう言ってくれると助かるよ」

誠子「あの二人も喜ぶし、常識人増えるしさ」

京太郎「誠子さんは喜んでくれないんで?」

誠子「普通に嬉しいよ? じゃなきゃ、誘わないから」

京太郎「ま、そっすよねー」


尭深「よく考えたら、弘世先輩が同窓会って言ってたら……」

誠子「須賀も、同窓会だよな」

京太郎「まあ、俺も皆さんと一緒であの人の後輩ですから」

尭深「……縁が、あるね」

京太郎「ありますよねー……って」

照「……」

京太郎「どうしたんすか、照さん」

照「私は後輩じゃない。同級生」

照「私も京ちゃんより年上。麻雀プロ界の先輩」

淡「私もプロとして先輩だよね! 100シーズンくらいさ!」

京太郎「……そうっすね」


京太郎「ま、それじゃ」

誠子「悪い、ありがとうな」

尭深「よかったら……今度、また」

淡「いってら、きょーたろー」

照「菫に、楽しんできてって伝えて」

京太郎「うぃーっす」



京太郎「同窓会かぁ……」

京太郎(いつも顔を合わせてる人たちはともかく、中々会ってない人たちも多いからなぁ)

京太郎(誰が来るんだろ)

京太郎(弘世先輩、シロさん、辻垣内先輩は鉄板)

京太郎(江崎先輩はどうなんだろ……? 忙しいか?)

京太郎(塞さんと胡桃さんは、学部一緒だったな。懐かしい)

京太郎(塞さん、お姉さんお姉さんしてて頼りになったよなぁ……)

京太郎(それでときどき見せる天然さが、可愛いっつーか)

京太郎(ぶっちゃけ、あの腰スゲー艶かしいんだよなぁ……)


京太郎(……)

京太郎(胡桃さんも、お姉さんお姉さん“しようと”してて……微笑ましかったな)

京太郎(でもあの人、なりはちっちゃいけど……しっかりしてるから、色々頼りになったっけ)

京太郎(講義のとりやすさとかは言わないけど、過去問回してくれたもんな)

京太郎(正直、充電は困ったけど……)

京太郎(……色々、思い出すし。そのせいで、ヤバイし)

胡桃「当たってるんだけど?」
京太郎「当ててるんですよ」

京太郎のため少しでもPADでおもちを増やす菫さん...ありだな

>>76
なお


京太郎(……いや俺、ロリコンじゃないけど)

京太郎(普通におっぱい大好きだけど。いっぱいおっぱいで元気になるけど)

京太郎(いっぱいってのは、数的な意味でも……量的な意味でもな)

京太郎(それに、穏乃はロリっていうか……ちんまいだけだし)

京太郎(あいつをロリっていうのは、なんか違う気がする)


京太郎(灼……さんは、うーん)

京太郎(どうなるんだろうなぁ……)

京太郎(……ロリじゃねーよな。ロリじゃねーよ)

京太郎(だって、歳上だし……頼りになったし……)

京太郎(無愛想そうに見えて優しいし……実は色々、表情あって可愛いし)


京太郎(……いや)

京太郎(俺は、ロリコンじゃねーからな!)

京太郎(その証拠に、プールで大星相手にちゃんと勃ったから!)

京太郎(あいつの胸、正直感動したから!)

京太郎(それまでほとんど、無いのしか触ってなかったから、スゲー感動だった!)

京太郎(……)

京太郎(……相手大星なのに、なに考えてんだ、俺)

京太郎(死にたい……死なないけど)


京太郎(とにかく俺は、ロリコンじゃない)

京太郎(ロリコンじゃねーからな)

京太郎(性格重視だった、だけだからな!)


京太郎(……憩さん、来るのかな)

京太郎(あれから……俺の相談に、乗ってくれてたよな)

京太郎(自分も忙しいのにさ……)

京太郎(あの人も……エロいよなぁ)

京太郎(マッサージのとき、上裸の俺にナース服で股がってたもんな)

京太郎(スゲー、気持ちいいし……あとエロいよ)


京太郎(だって、俺の胸筋マッサージするのに……上に股がるんだぜ?)

京太郎(それで『張ってる』とか『がっしりしてる』とか)

京太郎(『固くなってる』とか『逞しい』とか『やっぱり男の子』とか!)

京太郎(正直、勃つし……襲っちまうっつーの!)

京太郎(本当、危ないって……すっごく、お世話になってる先輩じゃなかったら押し倒してるからな!)

京太郎(シロさんといい、マジ無防備な人多すぎるって……ったく)


京太郎(……あー)

京太郎(実はフラグ立ってたりして)

京太郎(大学生で、ハーレムルートとかあったりして)

京太郎(『俺がモテモテなのはどう考えても高学歴イケメンだから仕方ない!』とかあったりして)

京太郎(ははは、ははははは)

京太郎(……ははは)

京太郎(あるわけねーだろ。現実見ろ)

京太郎(あんだけ距離近いやえさんにアピールしても、顔一つ赤くしてくんないんだから……)

京太郎(俺にそんな魅力はねーんだって)

京太郎(気付けよ)

京太郎(玄さんも……俺のこと、まったく男だと見なしてないもんなぁ)


京太郎(あかん、ムラムラしてきた)

京太郎(落ち着け、俺……)

京太郎(……)

京太郎(象の頸を折るッ!)

京太郎(ハヌマーン!)

京太郎(灯火を消す!)

京太郎(……やっぱりムエタイってスゲー。改めてそう思った)


京太郎(ムエ・ボーランをものにできたのも、憩さんのおかげだよな)

京太郎(ハギヨシさんと一緒にやったとき、最低限、型は身に染み付かせたけど……)

京太郎(それ以上、強くなれると思えなかったもんな)

京太郎(憩さんが、俺の筋肉を矯正して……アドバイスしてくれたから)

京太郎(それなりに、ものにできたんだし)

京太郎(あの喧嘩のときと違って……一撃も喰らわずに)

京太郎(憧を守れたのも、憩さんのおかげだよ……ホントさ)


京太郎(……麻雀でも、優しくしてくれたらなぁ)

京太郎(……)

京太郎(いや、嘘だけど)

京太郎(強けりゃ強いほど……固けりゃ固いほど……)

京太郎(丸裸にしたくなるもんな)

京太郎(ガードが固い方が、燃えるんだよ……麻雀ってのは、さ)


京太郎(……あ)

京太郎(やえさん、呼んでみようかな?)

京太郎(あの人が3年までとはいえ、部外枠で顔を出してたんだよなー)

京太郎(そんときはあんまり話す機会はなかったけど、幾つかアドバイスくれたよなぁ)

京太郎(縁ってあるよな)

京太郎(……)

京太郎(正直、やえさんと結婚したい。かなり本気でしたい)

京太郎(付き合うっつーと、どうかは判んないけど……結婚するならやえさんだよなぁ)

京太郎(……はぁ)

京太郎(でも、まるで脈ないし……おもちないし……)

京太郎(……はぁ)


京太郎(……)

京太郎(……メールしてみよ)

京太郎(『急ですけど、T大麻雀組で同窓会っぽいのがあります』)

京太郎(『よかったら、やえさんもどうですか?』

京太郎(『来てくれると、俺は凄く嬉しいです』

京太郎(『やえさんと一緒にお酒飲みたいです。一緒に居たいです』)

京太郎(『親愛なる貴方の相棒、須賀京太郎』)

京太郎(送信)

京太郎(……)

京太郎(脈あるなら、これで来てくれるはず……)



京太郎(……)

京太郎(『どした? 酔ってんの?』)

京太郎(ひでえ……まだ素面なのに)

普段から軽口叩いてるからそうなるんだよスッガ


京太郎(あの人、俺のことなんだと思ってんだ……)

京太郎(っと)

京太郎(『まだ飲んでません。酔ってません』)

京太郎(『急ですけど、どうかなーって』)

京太郎(送信)


京太郎(『そう? じゃあ、なんか悪いことでもあった?』)

京太郎(……)

京太郎(巧みに話題に触れようとしないんだけど)

京太郎(なんか嫌われるのか? 避けられてるのか?)

京太郎(いやいや、まさかさ……)

京太郎(……)

京太郎(『ないです。安心して下さい』)

京太郎(『やえさんが来てくれたら……』)

京太郎(『悪いことどころか、もっといいことになるんだけどなー』)

京太郎(……送信)


京太郎(えっと……)

京太郎(『気遣いはありがたいけど、気にしなさんな』)

京太郎(『あんまり飲み過ぎないように』)

京太郎(『あとで後悔すんのあんたよ』

京太郎(……はぁ)

京太郎(駄目かぁ……駄目かぁ……)

寝乙


京太郎(……)

京太郎(脈がないよな……知ってた)

京太郎(……い、いや)

京太郎(でもさ……これ)

京太郎(意外にあの人、人見知りする人だし……そーいうことかも)

京太郎(……)

京太郎(今回もそうだ。そうだと思いたい)


京太郎(……ふう)

京太郎(シロさんの家とか久しぶりだな)

京太郎(さっきメールでわかったけど、あの人も相変わらずだ)

京太郎(相変わらず……ってことは)

京太郎(少なくとも、ある程度は普通に自活してくれてたってことだよな)

京太郎(早く、顔が見たいぜ)

京太郎(あー、みんなに会いたい)

京太郎(先に始めてるって話だけど……)

京太郎(まだそんなにひどくなってないよな?)

京太郎(流石に)

京太郎(いくらなんでも)

京太郎(……多分)

京太郎(……きっと)

すまんち
寝落ち

他所と違って、公然と酒が飲める年齢なのよね
夜からは酔っぱらい編だ

アコチャーは聖職者だし大丈夫だよね

アコチャーがプロになってたら元ネタはチョウセンアサガオが選ばれてたんだろうか

>>134
行列のできる法律相談所 ゲスト出演:須賀プロ

>>135
のどっちがあんな茶番に付き合うかと言うと

ここの京太郎の事だから弁護士免許位持ってるんじゃ

元ネタのランクが判明しないとどうしようもないからねー

流石に麻雀とムエタイやってて、予備試験通過とか人間やめすぎやで
のどっちは滑り込みで旧司合格やねんけど

んじゃあ、始めようか


菫「だからなぁ……」

菫「あのなぁ……」

白望「………………」

白望「………………ダル」


憧「ふふふ」

憧「あー、なんか熱くなってきちゃったなー」

和「……」

和「……鍋なんだから、当然です」


智葉「……須賀」

智葉「早く来てくれ。手に負えん」


 ドアを開くとまず、寒いと思った。

 設定温度がいかほどか。強烈に冷房が稼働している。扇風機付きで。

 確か、気温が体温以下の場合は風速分、体感温度が下降して、

 体温以上の場合、風速分上昇するんだよなー……なんて現実逃避してみる。

 極寒の室内に、何故かテーブルの真ん中に置かれた鍋。

 そして酒。

 空気が籠っているせいかは判らないが、やけに酸素が薄い気がする。


 いつもの如く、愚痴っぽくなった弘世菫。

 その横で顔色一つ変えず――いや、少し赤くなってる――机に突っ伏す小瀬川白望。

 どことなく婀娜っぽく笑う、上気した表情の新子憧。

 頬を朱に染めて、半眼を向ける原村和。

 頭を押さえているのは、アルコールの為じゃなかろう、いつも通りの辻垣内智葉。


 カオスである。


京太郎(……シン、古市、陽介)

京太郎(助けてくれ)


 大学時代つるんでた男友達の名を読んでみる。

 返答はない。


 シンならこう言うだろう。

 「なにやってんだよ、あんたたちは!」


 古市は……。

 知将モードなら頼りになるけど、恥将や痴将なら頼りにならんというか、もっとカオスになる。

 しかし、何かと親近感の湧く奴である。

 ロリコンやホモ呼ばわりされるようになって尚更、あいつの気持ちが判る。

 「須賀……。なあ、オレも混ざっていい? いや……いいですか?」


 陽介は……王様ゲームを提案するかも知れない。

 いや、やらないだろう。あいつノリ軽いけど察しがいいし。

 「ジライヤって……つーか、地雷屋敷じゃねーか!?」


 あ、声聞こえたわ。

 ビバ友情。聞こえても何にもならないけど。


京太郎(ここは――)


 >話なら俺が聞きますよ、弘世先輩。

 >眠いなら、ベットに運びますよ。シロさん。

 >おい憧、水飲むか?

 >の、和……。隣いいか?

 >お疲れさまです……辻垣内先輩。

 >そっとしておこう。


京太郎(そっとして――)


 気配を消して、ドアをゆっくりと閉めようとするが……。


智葉「――遅いぞ、須賀」


 二重の意味を込めた言葉と共に、ドアに待ったをかけられた。

 速い。麻雀以外でも速いよ。


京太郎(ですよねー)


 この人は間がいい。そして、勘というか察知能力が凄まじい。

 だから虚を突かれて、神速のごとき接近を許す。

 宮永プロに正面から対抗できる――ともすれば上回れるのは――伊達じゃない。

 流石、『悪魔の天敵』である。


京太郎「は、はい……」

智葉「まぁなんだ……座れ」

智葉「ゆっくり、酒でも飲んで話をしようじゃないか」

京太郎「はい……」


 ガシッと、肩に置かれた手が怖い。

 なんか、蜘蛛にホールドさるた気分だ。アシダカグモとかに。

 あと、首筋にドス突き付けられてる気がするどすえ。

 ドスだけに。なんちゃって。

 ……松実プロの悲鳴が聞こえた気がする。幻聴だろう。


菫「お前、こんな日でも仕事か……」

菫「熱心なのは判るが、ちゃんと休養しないとなぁ……」


 説教+愚痴。


白望「京太郎」

白望「膝空けて」


 ボディタッチが増える。


憧「んふふ……♪」

憧「先に、盛り上がっちゃってるわよ?」


 動きがなんかエロいというか、性的。


和「遅いですよ、須賀くん」

和「折角の同窓会で、しかも前から判っているなら――」


 お説教モード。


菫「休日ってのは何のためにある?」

菫「休んで、平日に頑張るためだろ?」

菫「その休日に仕事を入れてどうするんだよ、なぁ……」

京太郎「は……ひゃいぃ!?」

菫「ひゃい?」

京太郎「しっ、失……礼、噛みまっ! 噛みぃ……っ、ま、したっ……!」

菫「……そうか?」

憧「……」

憧「んふふ♪」

京太郎(足を爪先でなぞるのはやめろよ! 変な声出るだろ!)


菫「まあ、いいか……」

菫「いや、よくない。よくないぞ」

京太郎「なっ、に……がぁ……! ですっ……?」

菫「……」

菫「お前、酔ってるのか?」

京太郎「いィイ、いや、ましゃか……ッ!」

京太郎「まさか、皆と、にょ、にょむ前にぃ……!」

京太郎「しゃ、さ、酒なんひぇっ……! 飲み、ま、せんっよ!」

菫「……」

菫「いやお前、酔ってるだろ」

菫「呂律が回ってないぞ……?」


京太郎(憧ぉぉぉぉお!)

京太郎(普段のお前はどうしたんだよ! 男苦手なお前はどこにいったんだよ!)

京太郎(どうして……どうしてこんな(性的な意味で)動物みたいな真似するんだよ……!)

京太郎(や、やめっ)


菫「……須賀」

菫「あくまで酔ってないと、そう主張するのか?」

京太郎「そ、そうぅぅ……です……っ」

菫「……」

菫「……おい、シロ」

白望「既に」

菫「……速いな、おい」

菫「まあいい……須賀の体温を測れ」

白望「言われなくても」


京太郎「へっ……?」

白望「京、動かないで」

京太郎「おうふ」

京太郎(せ、せせせせ背中にぃ! 背中にぃ!)

京太郎(おも、おもおもおも……おもちがっ!)

京太郎(や、やめろ憧ぉ!? ふ、太股はらめぇ……!)

菫「……どうだ?」

白望「体温は……高いなぁ」

白望「少し、息切れしてる……?」

京太郎(背中に擦りつけないでくれぇ!)

京太郎(た、勃っちゃう……! 足と背中の刺激で勃っちまうから……!)


憧(あはっ)

憧(京太郎のこういう顔見ると……なんかゾクゾクする)

憧(可愛いわね……ふふっ♪)

憧(いつもの頼りがい京太郎が、こんな風に慌てるなんて……さ)


京太郎(~~~~~~~~~~~ッッッ)

京太郎(なんなんだよ……前に酔ったときはここまで酷くなかっただろ)

京太郎(なんなんだよぉ……!)

京太郎(助けてくれ、シン……! 古市……! 陽介……!)

京太郎(このままじゃ、俺は……ぁっ!)


 シンが諦めた表情で首を振った。

 古市は呆れた顔をして、親指を下に向けた。

 陽介は、乾いた笑いを浮かべて後ずさった。

 味方は居なかった。


菫「なあ、原村和裁判長」

菫「須賀のこれを、どう思う?」

和「なんでフルネーム呼びなんですか……?」

和「それに私は裁判官じゃありません」

菫「いいから、いいから」

菫「須賀のこれどう思う?」

和「これ、とは……?」

菫「どう見ても体調異常なところだ」

和「ああ……」


白望「京太郎……」

白望「辛いなら、暖めてあげるから」

京太郎「んひぇっ」

白望「……ん? 冷える?」

白望「よし」

京太郎「ふきゅぅぅぅう!?」


京太郎(抱きつかないで! 抱きつかないで!)

京太郎(それ逆効果っすから! 逆効果っすから!)

京太郎(やめろ、憧ぉぉぉぉお!)

京太郎(和が見てるのぉ! 先輩たちが見てるのぉ!)

京太郎(あとでなんでもするから、この手のからかいはやめてくれよぉ!)


菫「私は、体調管理はプロとしての責務だと思うんだ」

菫「万全の体調じゃないと、よいパフォーマンスを発揮できない」

菫「そりゃあ、人間どうにもならない体調ってのはある」

菫「だとしても、万全になるように努力するべきなんじゃないか?」

和「仰有る通りです」

和「学生とは違いますから、もっと社会人としての責任感を身につけないと」

和「そんな状態になるまで仕事を入れるのは、どうかと思います」

和「いえ……言語道断。プロ失格です」

菫「だろう? そう思うだろう?」

和「はい。そう思います」


京太郎(学級裁判してる場合かよぉぉお――――!)

京太郎(今っ! ここにッ! 猥褻犯がいるから!)

京太郎(現行犯逮捕しろよ! 猥褻犯逮捕しろよッ!)

京太郎(なん! でッ、だよ!)


白望「そんなに辛い?」

白望「よしよし、京太郎」

京太郎「ひゅぃぃい!?」


京太郎(後ろから手を回して、頭撫でられると……)

京太郎(ちか、近いっ……! 首筋に息かかるんだよぉ……!)

京太郎(や、やめ……助けて……)

京太郎(やえさん! 穏乃! 灼!)

京太郎(は、ハギヨシさん――――――!)



智葉「――須賀、ちょっと手伝え」



京太郎(辻垣内さん――!)

京太郎(流石9位! 流石悪魔の天敵! 流石俺の師匠!)

京太郎(もうやだ! 抱いて!)


 闖入者に停止した憧の足から、その隙に逃れる。

 白望についてはとりあえずおぶったまま立ち上がり、近場に下ろす。

 瞬時に察して手を回してくるあたり、伊達におぶられなれてないなと思った。


菫「……おい」

菫「須賀はオフなんだぞ。休ませてやれ」

和「それに、体調が優れないようですから……」


 あんたらの中ならそうなんだよな。

 そう言えたら、どれだけいいだろうか。

 ならなんで、息を荒らげていたと言われたら、非常に困る。


智葉「体調不良?」

智葉「こいつ、ここまで走ってきたから……それだろう」

智葉「だよな、須賀」

京太郎「はい」

京太郎「待たせたら悪いと思って、全力でカッ飛ばしてきました」


菫「……そうだったのか」

菫「それならなんで、そう言わない」

智葉「……言わせる暇をやってなかっただろ」

智葉「呼吸ぐらい、整えさせてやれ」

菫「そうか……」

菫「悪かった、須賀」


和「いや……」

和「……タクシー使えばよかったんじゃ」

京太郎「走った方が速いからな、俺の場合」

京太郎「今、休みだからって道が混雑してるし」

和「……ああ、なるほど」

和「ならまあ……判りました」


京太郎(流石、空気の流れを把握するのにかけては超々一流の辻垣内先輩だ!)

京太郎(見事にピンチを脱せたぜ!)

京太郎(……)

京太郎(……にしても)

京太郎(タクシーより速いってどう思われてんの、俺!?)

京太郎(確かにさ、路が超混んでるならフリーランできる俺の方が速いけど!)

お待たせ。ちょい呼び出し

さて、聞きたいが……
誰からがいい?

ピンクってこれ、憧か……?
まあいいや。始めようか


京太郎「いやー、ありがとうございました」

京太郎「助かりましたよ、本当」

智葉「……それならいいが」

智葉「シロの奴は、酔うとああなるからな」

智葉「男としちゃ、気が気でないだろ」

京太郎「ええ、まあ……」

京太郎「役得っちゃ、役得なんですけどね」

智葉「……外ではそういう事言うなよ?」

京太郎「勿論っすよ!」


京太郎(憧との方は、気付かれてない――)

智葉(――とでも思っているのか。私は面倒そうだから踏み込まないんだ)

京太郎(――ぐらいは思ってるだろうな)

智葉(――なんてとこまで、須賀の方も察してるだろう)

京太郎(……うん)

智葉(……ああ)

京太郎(本当にそうかは……)

智葉(わからないけどな……)

京太郎(触れてこないってことは、つまり……)

智葉(言い出す気がないってことは、要するに……)

京太郎(この話題は出す必要がない)

智葉(わざわざ、聞く必要もない)



京太郎(こういうとこ、本当に辻垣内先輩は凄いよな)

京太郎(姉御オーラっつうのか、なんなのか)

京太郎(懐の深さを感じる)

京太郎(辻垣内先輩といると、まるで隆慶一郎作品の登場キャラになった気分だ)

京太郎(ちょうど俺、煙管持ってるし)


智葉「……須賀」

京太郎「はい、なんですか?」

智葉「吸うなら、換気扇回してキッチンか……ベランダにしろ」

京太郎「うっす」

京太郎「つーか、吸っていいんスかね?」

京太郎「今日、吸わないつもりで来ましたけど」

智葉「アルコール入ると吸いたくならないのか?」

京太郎「なりますけど……」

智葉「……なんだ?」

京太郎「いや……」


京太郎「シロさんに彼氏いたら、嫌がると思うんですよね」

京太郎「煙草らしい煙草の匂いしませんし……」

京太郎「いても、吸わないタイプじゃないっすか?」

智葉「……ああ」

京太郎「で、彼女の部屋に来て……吸わない煙草の匂いがしたら」

京太郎「大変なことになるかなーって」

智葉「なるほどな」

京太郎「だから俺、吸うにしても……基本自宅のベランダでしか吸わないんすよ」

京太郎「外では吸えないし、相手に匂い付けるわけにはいきませんし……」

智葉「あとで消臭剤じゃ駄目なのか?」

京太郎「いやー、やっぱ違和感残りますよ」


智葉(気遣いの男は流石だな)

智葉(……でも、肝心なとこでズレてるのな。須賀の奴は)


京太郎(弘世先輩は……なんていうか、開拓者)

京太郎(暗闇の荒野に、進むべき道を切り開くタイプ)

京太郎(だから、リーダー向きなんだよな)

京太郎(ただ……)

京太郎(その分、リミット以上に深入りしちまうこともあるんだ)

京太郎(『どちらか判らないから』)

京太郎(『念のため』『先に活かすために』)

京太郎(『もう一歩、踏み出しておこう』)

京太郎(……ってな具合に、さ)


京太郎(辻垣内先輩は……対応者っていうかな)

京太郎(ある出来事が押し寄せてくるのに、立ち向かって対応する人なんだよな)

京太郎(勿論、自分からもいくけど……)

京太郎(基本、調整役というか……アクティブなカウンタータイプだ)

京太郎(だから、副部長だったんだよな)

京太郎(『どちらか判らないから』)

京太郎(『念のため』『先に生きるために』)

京太郎(『ここは、踏みとどまっておこう』)

京太郎(……ってな具合で)


京太郎(弘世先輩が行きすぎるときは、辻垣内先輩がブレーキになって)

京太郎(辻垣内先輩が慎重すぎるときは、弘世先輩がアクセルになる)

京太郎(で、シロさんは二人の緩衝材っていうか……シフトレバーか?)

京太郎(本当にこの人たち、バランスいいんだよなぁ……)

京太郎(江崎先輩は、エンジンかね?)

京太郎(この人たちに、新しい刺激とか情報とか持ってきて火ぃ着けて、スタートさせる感じの)

京太郎(先輩たち、やっぱすげーよ)


智葉「……なあ」

京太郎「はい」

智葉「この間のアレ、よかったぞ」

京太郎「あれっていうと……」


智葉「『悪魔の手のひら』宮永照」

智葉「『赤き腕を持つ帝王』荒川憩」

智葉「『悪魔の天敵』辻垣内智葉」

智葉「『オカルトスレイヤー』須賀京太郎」


智葉「――あの、対局だよ」

智葉「因縁の、な」

京太郎「因縁、っすか……?」

智葉「因縁だろう?」

智葉「私と、宮永照と、憩はある年のインターハイ1・2・3位で……」

智葉「私と、憩と、須賀は麻雀部の1・2・3年だった」

京太郎「あー、なるほど」

京太郎「というか俺、改めてそんな恐ろしい卓に放り込まれたんすね」

智葉「まあ、プロならそういう事もあるだろ?」


智葉「だからこそ、見事だったな」

智葉「あの場でも絶望せず、自棄にならず、対応しようとしていたお前の撃ち方は」

京太郎「……誉められる、ほどのもんじゃないっすよ」

智葉「まあ、お前としては悔しいだろうな」

京太郎「ええ」

ガチアラフォーになったすこやんがネットでどんな二つ名を付けられてるのか気になる
鉄の処女とか


智葉「……」

京太郎「な、なんスか?」

京太郎「そんなに、俺のことジロジロ見ちゃって……」

京太郎「俺でも照れますよ、流石に」

智葉「……いや」

智葉「顔付き、変わったなと思ったんだよ」

京太郎「イケメンになった?」

智葉「元々、外見だけはいいだろ」

智葉「内面も悪くはないけど」

京太郎「マジっすか? どっちも悪くない?」

京太郎「俺、本気に――」

智葉「――そういう残念さを除けば、だが」


智葉「顔付きは変わったが……」

智葉「照れ隠しが下手なのは、相変わらずだったな」

京太郎「下手っすか?」

智葉「下手だな」

智葉「誉められなれてなかったんだな……と思う」

智葉「だから、道化を演じようとする」

京太郎「……」


智葉「……っと」

智葉「思ってはいたが、言うつもりはなかった」

智葉「すまん。言い過ぎた」

智葉「私も酔ってはいるんだ。悪かった」

京太郎「いいっすよ、別に」

京太郎「やっぱそういうのって、バレてるんだなー……って思っただけで」

智葉「歳上だから、多少はな」


京太郎「ま、あと……」

京太郎「俺のこと、そこまで判って貰えてるのって嬉しいっす」

京太郎「あと、流石だと思います。マジに」

智葉「……」

智葉「……本心みたいだな」

京太郎「本心っすよ。本心」

智葉「知られたことも、気にしてないな」

京太郎「気にしてないっす」

京太郎「いや、ちょっとは恥ずかしいですけどね」

京太郎「まあ、俺ってそーいう面あるよな……とは思ってるんで」


京太郎「なんつーか」

京太郎「すぐに直るものじゃないから、どうしようもないっすけど」

京太郎「それはそれで、俺なんだなーって」

智葉「……吹っ切れた顔、してるな」

京太郎「あー」

京太郎「前に麻雀教室したときに……色々あって、吹っ切れたんですよね」

京太郎「別に無理して笑う必要もないし、変に顰めっ面するのも良くないな……って」

京太郎「……社会人として必要な場面はあるけど」

京太郎「なんつーか、そんな仮面に引き摺られるのも面倒だなって」


智葉「麻雀、強くなったのもそれが理由か?」

京太郎「強くなりました?」

京太郎「正直かなり、自分的には限界極めてるとこあるんじゃないかな」

京太郎「なんて、思ってますけど……」

智葉「まあ、技術は対して変化してないが……」

智葉「思いきりと度胸が、もっと良くなったんじゃないか?」

羊先輩に頑張ってもらってハーレム作れるようにしよう


京太郎「あとは――そうっすね」

智葉「なんだ?」


京太郎「俺は、オカルトスレイヤーなんですよ」

京太郎「身一つで、人間の……自分の限界を極めて、立ち向かう」

京太郎「実際の俺も、滅茶滅茶強くもないし、色々馬鹿だけど……」

京太郎「それでも、麻雀プロなんです。オカルトスレイヤーなんです」


京太郎「オカルトスレイヤーは……ただひとつ、オカルトを――魔法を使えるんです」

京太郎「誰かを笑顔にする魔法。誰かを勇気づける魔法。誰かの涙を拭う魔法」

京太郎「そんな魔法使いの――オカルトスレイヤーの俺が」

京太郎「俺自身が辛そうにばっかりして、笑ってなかったら……」

京太郎「なんつーか、滅茶苦茶ダッセーじゃないですか」

京太郎「俺、カッコ悪い奴になりたくないんです。格好つけ野郎なんです」

京太郎「だから、くっだらない事でウジウジ悩まないで……笑顔でいようって決めました」


智葉「……」

京太郎「ほら、笑顔ならもっと俺の格好良さが強調されるから……」

智葉「そういうのは、いい」

京太郎「アッ、ハイ」


智葉「……それ、ドラマの話じゃないのか?」

京太郎「ドラマっすけど」

京太郎「ドラマとかって、影響されるもんでしょう?」

智葉「……」

智葉「いい歳した大人がな……」

京太郎「弘世先輩」

智葉「……」

京太郎「弘世先輩」

智葉「……」

京太郎「弘世先輩」

智葉「やめてやれ。冗談でも、やめてやれ」

京太郎「うっす」


智葉「まあ、お前がそれでいいなら構わないが……」

智葉「そういう、タレント方面も無駄じゃなかったってことか」

京太郎「そうっすね」

京太郎「俺にとっての近道ってのは、遠回りだったんです」

京太郎「廻り道こそが、最短の道だったんですよ」

智葉「……そうか」


智葉「まあ、どんな心境の変化があっても別にいい」

京太郎「別にいい、って……」

京太郎「そんなどうでもいい風に、言われたら悲しいっすよ」

智葉「どうでもいいからな。理由なんて」

京太郎「……」

智葉「そう」

智葉「なんにしても――」


智葉「私の弟子が強くなって、余計いい男になったんだ」


智葉「なら、理由なんて野暮なものは聞かなくても十分だ」

智葉「“侠(おとこ)”ってのはそういうもので……」

智葉「女ってのは、侠のそういうところに、目を瞑るものだからな」

京太郎「――」

京太郎と花山は対極にあるからそれはなさそう


京太郎「姐さん! 一生着いてきます!」

京太郎「寧ろ着いていかせて下さい!」

智葉「断る」

京太郎「即答っすか!?」


智葉「一生なんて、着いてこなくてもいい。というか、早く横に並べ」

智葉「それで、追い越せ」

智葉「師匠ってのは、弟子に追い抜かれるのを心待ちにしてるんだ」

京太郎「んな、無茶な……」

智葉「うちの親爺と親子盃交わせって言うよりは、無茶じゃないだろう?」

京太郎「アッ、ハイ」


京太郎「こういうとこ……優しそうで手厳しいんだよなぁ」

智葉「厳しそうで優しいのは、弘世の立ち位置だからな」

智葉「私には、私のやり方がある」

京太郎「……そうっすよね」




京太郎「……ところで」

京太郎「ドラマに影響されるとか、いい大人がするもんじゃないって」

京太郎「そう言ってましたけど……」

京太郎「結構さっき、ノリノリで二つ名言ってましたよね?」

京太郎「これって、もしかして……」


智葉「ん?」

智葉「こっちの世界、そういうのが多いんだ」

智葉「“素手喧嘩(ステゴロ)”○○とか、“○○の龍”とか」

智葉「“狂犬”○○とか、“親分殺し”の○○とか、“白鞘”の○○とか」

智葉「“解体屋○○”、“自殺屋○○”、“押し屋○○”……」

智葉「だから、私は気にはならないんだよ。こういうの」

京太郎「アッハイ、ドーモ」

何故かしんみりした
仕方ないね、この人ほぼ素面だし

まだ、ヒロイン度強化イベなかったし……

・一
・やえ
・ハギヨシ
・照
・咲
・優希
・憧
・和
・穏乃

ここらはヒロイン度強化イベされてるからな

和はね、尊敬できる最高の友人っていったやん?

あれで好感度カンストレベルの強化だから

まあ、やえさんはこのスレの発端だったし……多少はね?






さて……エロチャー行こうか


このスレのアコチャーは京憧スレという名の京穏スレの意外に大胆な耳年増でもな
ければ

阿知賀という名の阿太中スレの避妊さえすればオッケーな、
江迎ちゃん的な狂気を感じるほどの生乳アコチャーじゃないから

あんまエロくはならんねん

一応、判定したるわ


エロチャー
1~89:普通に1がギャグを書く
90~99:ifでのエロあり版(あんまエロくない)書いてやるよ
ゾロ目:酔った勢いで……

↓7 やな

こわい

こわいよ

なんで1の書き込みもゾロ目なの?
こわいよこれ

範囲内で一人重複してるからひとつ下かな?(ゲス顔

いい歳こいた大人だから、やってもおかしくねーよな


まあ、本番ものはどっかでifとしてやるとして……
ゾロ目の分だけ、アコチャーのビッチ度とヒロイン度を上昇させたるわ

>>298
なんで1人で、2回もゾロ目出してる人いるんですかね



ヒロイン度強化イベじゃおらー!


智葉「それじゃあ、私は戻る」

京太郎「もう少し、話しませんか?」

智葉「あの酔っ払いを放っとけるか?」

京太郎「……ああ」


京太郎「じゃあ、俺も……」

智葉「お前はこっちにいろ」

京太郎「えっ」

京太郎「俺と一緒に戻るのが恥ずかしいんですか!?」

智葉「そういう言葉を口から出せる後輩がいることの方が、恥ずかしい」

京太郎「……はい」

智葉「冗談だからな?」

京太郎「はいっ!」

智葉「……犬か、お前は」


智葉「まあ、須賀の料理を楽しみにしている奴がいるんだ」

智葉「勿論、私も含めて」

智葉「悪いと思うが、作ってくれ」

京太郎「いや! むしろありがたいっす!」

京太郎「料理してると、心が癒されますからね」

智葉「……」

智葉「今度、知り合いの板前のところに連れてってやる」

智葉「な?」

京太郎「えっ……あ、はい」


   ・
   ・
   ・


京太郎「~♪」

京太郎「ま・いーたけー、ま・いーたけー!」

京太郎「まいーたけの株よー、モルダウよー!」

京太郎「ニンジン! オレンジになり続ける! 一本、届けたい根の栄養!」

京太郎「ココニオチル! カカロット、落とす! トング! トング! トング! Ready Go!!」

京太郎「……ああ」

京太郎「……やっぱり、最高だよな」


 エプロンを締めて、キッチンに立つ。

 まだこのエプロンが残されているとは思わなかった。嬉しい。

 歌を口ずさんでいる、そんな時だ。


憧「何が、最高なの?」


 キッチンに、新子憧か顔を出した。ワイシャツ姿の。

 ……念のためだが、ちゃんとスカートは履いている。ちゃんと。

 どうでもいいけど、女の子のワイシャツ姿って……そこはかとなくエロいよね。

 どうでもいいけど。


京太郎「……あ、憧」

京太郎「お前っ……」

憧「……そんなに怯えなくてもいいでしょ」

憧「何も、とって喰おうとしてるワケじゃないからさ……」

京太郎「お、お前……よくさっきみたいなことをして」

京太郎「そんな変な言い訳を言えたもんだな――ぃぃい、くぁっ!?」


すまんち。眠い。寝る

続きは明日(今日?)なー

蛸に触手でだいしゅきホールドされるリオックと

蟹に騎乗位カニバサミされるリオックと

アシダカグモにドスで刺されるリオックと

オウギワシに握撃喰らうリオックのどれがいい?

蟹さんで

君たち、アシダカさん大好きやね


一応、判らない人の為に(今後の出番はないだろうが)友人解説
他大生だったり、フットサル通じて知り合ったり、合コンとかで仲良くなったり
とにかく、友人枠


シン・アスカ(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)

第3位(テロップ位置的な意味で)
家族死亡で天涯孤独。初恋の女の子は死に、育ての親を自ら殺害
本人の性格も子供っぽく激昂しやすいと問題あるが、上司があまりにアレすぎた為……
主人公の座を追いやられた
ツッコミ(?)


古市孝之(べるぜバブ)

知将。恥将。痴将。
主人公の友人ポジなんだけど、戦闘絡みでは腕っぷしがないのであんまり活躍できなかったり……
でも付き合いはいい。あと最近戦闘能力手に入れた
至ってノーマルなのにロリとフラグ立てたり、マッチョのおっさんとフラグ立てたり
でも最近巨乳の人ともフラグ立ってよかったね
心臓(魂)抉られて分割された

基本ツッコミ、わりとボケ、常識人


花村陽介(ペルソナ4)

面倒見いいし、空気も読めるし、陽気だし、色々と熱いいい奴なんだが……一言多くて地雷踏む
喋らなければイケメン。ガッカリ王子
初恋の人がぬっ殺されたりした
ペルソナという特殊能力をもっており、その名も「スサノオ」ってなったり
主人公の相棒やねん
アニメ版はヒロインと言っても過言じゃないんでしょうかね

基本ツッコミ、ときどきボケ、常識人

シンの原作での扱いは流石にかわいそうだと思った(小並感)

チーム残念とかチームがっかりみたいに仲良くしてたんじゃないですかね
海とか山とか遊びに行ったり

なるたけ相性よさそうな連中集めたけど、
他作品なんで(誠子さんときのイワンくんとアレキサンダー先輩くらいにしか)基本出番はない


さあ……エロチャーによる 捕 食 の 始 ま り だ


憧「言い訳かと思ってたけど……」

憧「走ってきたのは、本当みたいね」

京太郎「っひゅぅ!?」


 ふにゅっと、足の付け根を揉まれる。

 体質改善や肉体改造・トレーニングの末、筋肉に疲労を溜め込まない身体になったものの、

 やっぱり、全力を振り絞った直後ではこうなる。


京太郎「や、やめろ……」

憧「やーだ」

憧「これはお返しよ、お返し」


 後退りながら、コンロを止めて包丁をしまう。

 どうするにしても、どうなるにしても、流石に危ないからである。


京太郎「お返しって、一体なんの……」

京太郎「ふきゅぅぅう」

憧「あはっ……♪」

憧「可愛い声、出すわね」

憧「京太郎の癖に、生意気……!」

京太郎「――ッ」

京太郎「や、やめろ……それ以上近付くな……!」

京太郎「あんまりふざけたことするんじゃねーぞ、憧」

京太郎「早くやめねーと――」


憧「――『舌入れてキスする』?」

京太郎「『舌入れてキスする』ぞッ!」

京太郎「――ハッ」


憧「あたしは別に構わないけど」

憧「……ふーん」

憧「京太郎はそういうことをしたいのかぁ……あたしと」

京太郎「すみません嘘ですやめてください」


憧「……へぇ」

憧「あたしとは、したくないんだ」

憧「あたしってそんなに女として魅力ないの?」

憧「……傷付くなぁ」

京太郎「い、いや……それは」

憧「……」

京太郎「……憧?」

憧「――隙あり♪」

京太郎「うひゅぁぁぁああ」


 俯いてしまった憧に近付いたらこのザマだよ。

 やっぱり女は信用できない。

 改めてそう思う。


京太郎「や、やめろよ……」

京太郎「あんまりだ……酷すぎる……」

京太郎「こんなのって、ないだろ……」

京太郎「こんなの絶対おかしいだろ……」

憧「なーに?」

京太郎「うりぃぃぃぃぃい」


 艶っぽく笑いながら、太股を握られる。

 また変な声でた。

 なんなのこれ。どんなテクニシャンなの。


憧「んふ」

憧「不思議そうな顔してるから、教えたげるけど……」

憧「聞きたい?」

京太郎「いや……」

憧「ん?」

京太郎「いっひゃぁぁぁぁあ」

京太郎「も、やめ……っ」

憧「どっちなの?」

京太郎「き、聞きたいです。聞かせて下さい!」

憧「よろしい」


憧「そーゆー素直な方が可愛いし、モテるわよ?」

京太郎「可愛いって言われても嬉しくねーし、誰彼構わずモテたいとも――」

京太郎「だにぃぃぃぃぃいい」

憧「なにか言った?」

15スレやって喘いだの京太郎だけって書きながら変な笑い出てきた

テクニシャン(処女)


憧「あんた、前も部室でこんな声出してたよね?」

京太郎「前って……」

京太郎「もしかして、憩さんとの――」

憧「ふん」

京太郎「――ぅぉらっぁぁぁあ」


 このままだと、お嫁にいけない身体にされてしまう。

 沸点が判らないけど。

 とりあえず、口を開かなければ――


憧「……」

憧「京太郎の可愛い声」

憧「もっと、聞かせてよ」

京太郎「うあぁぁあああぁあ」


 どないせーっちゅうんじゃ!

 酔っ払いは実際コワイ。何をするのか、全然予想できない。

 折れた膝を支えるように、壁に腕をつく。

 すると――


憧「そこ、してほしいの?」

京太郎「ん、おおぁぁぁあっ!?」

憧「……ほんっと、可愛い声♪」

憧「あたし、変になっちゃいそう」

京太郎「いやもう、既にお前変……んにゅぁぁぁあ」

憧「なーに?」


 空いた脇腹に滑り込むように収まる憧の身体と。

 繰り出された指閃。

 ツッコミは禁止らしい。

 これほど思わせ振りな(ボケ的な意味で)行動をしておいて、

 入れる(ツッコミを)のは禁止とは、中々どうして辛いものがある。

 サドだ。いや、ドSだ。


憧「まぁ、とにかく……」

憧「あんた、憩にマッサージされてるときに……可愛い声出してたでしょ?」

憧「その場所、覚えてたの」

京太郎「なんで、んなこと……」

憧「……」

憧「い・や・が・ら・せ♪」

京太郎「ぃぃぃいぃいい゛」

憧「かーわいっ♪」

京太郎「や、め……えぇぇえええ!?」


憧「……ま」

憧「あたしのときの方が、いい声だけど」

京太郎「だってお前のマッサージじゃなく――」

憧「ん♪」

京太郎「や、らぁぁぁぁぁあ」


 なんだよこれ。なんなんだよ。

 太股舐めたとき、穏乃は顔真っ赤にしながら泣いてたけど……。

 こういうことだったんだね――えぇぇぇええ!?


憧「なに考えてたの?」

京太郎「な、何も……」

憧「うーそっ♪」

京太郎「うええぇぇえええい!?」

憧「うりゃ」

京太郎「なぜぇぇぇぇぇぇえい」

憧「可愛い顔……♪」

京太郎「み、見るな……!」

憧「やーだ♪」


 顔を背けようとしても、見られる。

 憧さんコワイ。助けてハギヨシさん。
 

憧「だって、久しぶりだからさ」

京太郎「ひ、久しぶりって……」

京太郎「だからって……こんなの、ないだろ」

京太郎「俺とお前は、仲間じゃ……」

憧「うるさい」

京太郎「うぇぇぇぇぇぇい」

おネンネ(物理)

>>380 ガイトさんにやったら酔い醒めきるまでひっぱたかれそうなんですが…


京太郎(流石に、これ以上は――)

京太郎(腰抜ける! そんで、いろんな意味でやばいッ!)

京太郎(飲み会に行って……)

京太郎(朝のOLや学生で賑わうコンビニでパンツ買わなきゃならんような惨めな思いは二度とゴメンだッ!)

京太郎(今の俺のテンションは、大学生時代に戻っている!)

京太郎(この須賀京太郎に、精神的動揺はないと思って貰うぜ……!)


 脇を指しに来た憧の手首を抑える。

 そのまま、もう片方もホールド。

 二度とふざけた真似ができんように、この手は放さない。


憧「え……ちょ」

京太郎「捕まえたぜ……やれやれ」

憧「や、ちょ……顔怖いって」

京太郎「そりゃあ、怒ってるからな」

憧「な、なんで……?」

京太郎「『なんで』ェ?」


京太郎「やれやれ……自覚なしっつーのか?」

京太郎「こいつは不味いよなぁ……?」

京太郎「実に、グレートだぜ……こいつは」

憧「や、近いよ……近いって」

京太郎「『覚悟』はいいか?」

京太郎「やっていいのは、やられる覚悟がある奴だけだぜ……レディ?」

憧「ひっ――」


憧「ふきぅぅぅぅぅぅう!?」

憧「ん、にゃ……ゃぁああああああ!」

憧「ちょ、耳……ぃぃぃぃいいいいい!」

憧「やめ……! も、これ以上は……あぁぁぁあああああ!?」

憧「ら、も、や、やら……や……ぁぁぁあああああ!?」

憧「あたっ、しぃ……! 耳、弱……っ」

憧「弱く、て――ぇぇええええ!?」

憧「ほんっ……本気、も、だめだから……あぁっ!」

憧「きょ、きょうたろ……ッ! 京太郎ぅぅぅぅう!?」

憧「本当に、これ以上……だ、だめだからぁ!」

阿知賀地雷スレです

ID被ったけど>>1では無いです

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 打ち上げられた魚のように肩を上下させて、

 両膝をペタンと広げて座り込む新子憧を見下ろしながら、溜め息を漏らす。

 京太郎の息も、絶え絶えだ。

 流石に、耳に向かってひたすら息を吐き続けるのは辛かった。

 前に『10分間息を吐き続けられるか』と、国広一と試してみた京太郎でもそうである。

 常人なら酸欠モードだ。

 ……ちなみに、どれだけ息を絞っても/搾っても1分半が限界だった。

 波紋の戦士ってやっぱりスゲー。改めてそう思った。


 立ち上がろうとして――


京太郎(勝ったッ!)

京太郎(……んで、勃った)


 立てなかった。

 たってるのに、たてないって何なんだろうね。


憧「ぅぅう」

憧「えぐっ……うぅ」

憧「ひっ……ううぅ」


 顔を近付けたら背ける憧の耳に、息を吹きかけ続けた。

 身体が跳ねようが、嫌々と首を振ろうが、必死に逃げようとしようが、

 構わず耳を空気責めしつづけた。

 ところどころ、吐息と一緒に言葉責めも混ぜた。


 『憧の声もっと聞きたい』とか『手が細くて色っぽい』とか、

 『その顔すごく可愛い』とか『もっと俺に色々見せろよ』とか、

 『泣きそうな憧の顔は堪らない』とか『いやらしい顔してるな』とか、

 仕返しのつもりだったが、いつのまにかちょっと愉しくなっていた。

 酒は飲んでないのに、軽く酔っているノリだった。場酔いか。


京太郎「あー」


 どうしよう。

 なんか、未経験の女の子陵辱したような罪悪感。 

今度は連投…
すまん大人しくしてるわ


京太郎「……その」


 はだけたワイシャツから、鎖骨が見えた。

 こういうとき、胸元ではなく鎖骨に注目してしまうあたり、我ながら罪深い。

 穢れてしまったんだろう。色々と。

 鎖骨付近にキスマーク付けたくなるのって、なんなんだろうねあれ。

 ……なに言ってんだろう。多分テンパってる。


京太郎「これはだな……あの」

京太郎「なんていうかさ……その」

京太郎「……」

京太郎「……」

京太郎「すみませんっしたぁぁあ――――――っ!」


 土下座しかない。

 責任取れと言われたら、全力で責任を取る所存だ。

 腹切り結納婿入り断髪エンコ詰め、なんでもござれである。


 正直、新子憧は美人である。水着姿も色っぽい。

 気が利くし、可愛いし、色々世話になってるし……。

 酒癖の悪さを除けば(前は悪ノリで唇を奪われた)、満点である。

 いや、胸は……もっと欲しいけど、ありである。

 責任取れって言われても、わりとメリットしかない気がする。

 どうかとも思うが。


憧「……いいよ、もう」

憧「元はと言えば……先にからかったの、あたしだから」

憧「頭、上げて」


京太郎「あ、ああ……」


 頭起こした瞬間になんかされるんじゃないか。

 そんな失礼なことを考えながら、顔を上げる。

 なんかしたのはこっちなのにね。おかしいね。


憧「……なーんて」

憧「ふぎゅ」

京太郎「そんなことだと思ったぜ」

京太郎「ムエタイ使い、ナメんな」


 人差し指と中指で、憧の唇を止める。

 やっぱりだった。

 謝ろうとしてたのが、馬鹿らしくなってくる。


憧「……たはは、バレた?」

京太郎「当たり前だろ」

京太郎「どんだけ長い付き合いだと思ってんだよ」

憧「だよね」

京太郎「……ああ」

京太郎「長い――――長い付き合いだよ」

京太郎「お前とはさ、本当」


京太郎「……本当」

京太郎「お前には、世話になりっぱなしだったよな」

京太郎「高校のときも……」

憧「……ッ」

京太郎「大学の、ときもさ」

憧「……」

憧「お相子でしょ?」

憧「あたしも大学のとき、あんたに色々助けて貰ったから」

京太郎「そうか?」

京太郎「それでも多分……お前からの恩の方が大きいよ」

憧「返してくれる?」

京太郎「返したいけどさ」

京太郎「どうだろうな……返しきれるかな」

京太郎「一生分って気がするしな」

憧「そっか」

京太郎「そうだよ」

京太郎「お前との大学生活なきゃ、今の俺はいないからな」

京太郎「そういう意味で……本当、一生分だよ。今の、俺のな」

憧「……ふーん」

京太郎「……」

憧「……」


京太郎「……」

憧「……」

京太郎「……さっきは悪い」

京太郎「彼氏でもない男が、やっていいことじゃなかった」

憧「別に……構わないわよ。そもそもあたしが悪いから」

憧「それとも……責任取って付き合えって言ったら、そうするの?」

京太郎「……お前さえ、よければ」

憧「……」


憧「……じゃあ、お断り」

憧「そんな、責任取るって付き合うのも――お互い、迷惑でしょ?」

憧「あたしも嫌よ、そんな関係」

憧「だからさっきのは、お互いさまってことにしよう?」

京太郎「そうだな」


憧「ねえ」

京太郎「なんだ?」

憧「……最近、忙しそうね」

憧「連絡、全然してくれないしさ」

京太郎「……悪いな」

京太郎「でもさ、あれはお前が原因だろ?」

京太郎「何度かメール、シカトしてくれたし……」

京太郎「『あー、連絡してくんなってことかなー』」

京太郎「なんて、思っちまうよ」

憧「うぐっ」

憧「だって、忙しかったから……」

京太郎「だよなー」

京太郎「社会人成り立てって、そんなもんだよ」

憧「そうなのよねー」

京太郎「俺ら、社会人なんだよな」

憧「……ね」

憧「あの頃は、もっと先の話だと思ってた」

京太郎「俺も、そうだったよ」


憧「……京太郎」

京太郎「なんだ?」

憧「改めて、プロになっておめでとう」

憧「仕事、順調そうだし……」

憧「よかったわね。本当に、さ」

京太郎「……ああ」

京太郎「ありがとうな、憧」

憧「……どう致しまして」


憧「……プロ、楽しい?」

憧「麻雀、楽しい?」

京太郎「ああ」

京太郎「ままならないことも多いけど……スッゲー楽しいよ」

憧「……そっか」

憧「ならよかった」

京太郎「……」

憧「……」


京太郎「……憧」

憧「なーに?」

京太郎「……」

京太郎「俺はさ――」

京太郎「俺は、お前らみたいになりたかったんだ」

憧「……どういうこと?」

京太郎「麻雀を通して、誰かと繋がりたかった」

京太郎「そういう人間に、なりたかったんだ」

憧「……」

京太郎「かっこいいんだよ、そういうの……なんつーか」

京太郎「皆と一緒に、大会に出たりさ」

京太郎「再会のために、麻雀打ったり……」

京太郎「そういうのが、凄く魅力的で……憧れてた」

憧「……そうなの?」

京太郎「そうなんだよ」


京太郎「中学の頃の俺、そういうのに縁がなくてさ」

憧「……聞いちゃいけない系?」

京太郎「いや?」

京太郎「普通に、チームプレー系に入ってなかったんだよ」

京太郎「自分のせいで迷惑かけるの、嫌でさ」

憧「あー」

憧「あんた、変にネガティブよね」

京太郎「そうか?」

憧「そうだって」


京太郎「あとは普通に……ダルかった」

京太郎「だってさ、人生一度っきりで……中学生活って一度っきりだろ?」

憧「そうね」

京太郎「なにが嬉しくて、部活の先輩にへーこらして」

京太郎「怖い顧問に怒鳴られて、髪の毛をクッソ短くして」

京太郎「放課後どころか、昼休みや朝とかも部活に出なきゃならないんだ」

京太郎「なんて風に思ってた」

憧「あー」

憧「中学生ねぇ……」

京太郎「中学生だったなぁ……」


京太郎「んで、高校に入ったときさ」

京太郎「誘われたんだよ。生徒会長的な人に」

憧「……学生議会長だっけ?」

京太郎「そうそう。清澄だと、そんな感じだった」


京太郎「『あなた……』」

京太郎「『そうそう! そこの君!』」

京太郎「『てぃんと来たわ!』」

京太郎「『部活入ってる? ん、入ってないか』」

京太郎「『見たところ人当たりもいいし、人脈広そうでオッケーね』」

京太郎「『私は竹井久。見たところ、悩んでるみたいね……一年生くん』」

京太郎「『あなたの悩み、私が解決してあげるわ!』」

京太郎「『怪しい?』」

京太郎「『ふふーん、ちゃんと考える力はあるみたいね。善きかな善きかな』」

京太郎「『……ねえ、灰色の学生生活を送るつもりなのかしら?』」

京太郎「『面倒臭いとか、つまらないって逃げてたら……本当につまらない人間になるわよ?』」

京太郎「『多分あれね。大体、4・5年もしたら後悔するわ』」

京太郎「『もっと、人と関わっておけばよかった……って』」

京太郎「『まあ、あなたもそう思ってるんでしょう?』」

京太郎「『だから、それとなーく部活を吟味してた』」

京太郎「『違うかしら?』」

京太郎「『……なるほど。やっぱり図星ね』」

京太郎「『そこであなたに、お勧めの部活があるわ!』」


京太郎「……ってな具合に」

憧「なるほどねー」

ホントよう口回るな部長(PADに非ず)


憧「京太郎の師匠だっけ?」

京太郎「ああ、俺に麻雀の楽しさを教えてくれた人」

京太郎「そんで、この世界で戦う……武器をくれた人だ」

憧「あー」

憧「あたしと戦ってたあの人、そんな人だったんだ」

京太郎「そんな人なんだよ」

憧「へー」

京太郎「んで、こう言われた」


京太郎「『最初に謝っておくわ』」

京太郎「『あなたには、麻雀以外でお願いがあるの』」

京太郎「『人脈、広いって言ってたのはそれなんだけど……』」

京太郎「『見ての通り、女子が大会の団体戦人数に足りないのよ』」

京太郎「『数合わせでもいいから、何人か女の子を連れてきて貰える?』」

京太郎「『初心者でもいいわ。最初は皆初めてだから』」

京太郎「『何か光るものあれば、嬉しいんだけどねー』」


京太郎「ってな具合に、人数集めを頼まれた」

京太郎「そっから何人か連れてったけど……あんまり麻雀には興味ない感じだったな」

京太郎「なんでそれなのに、麻雀部に顔だしたのかね?」

憧「あー」

憧(それ、あんたに釣られたからだから)

憧(その頃から鈍感だったのね……こいつ)

京太郎「ま、そんで最後に……咲を連れてって」

京太郎「そっからの結果は、憧も知ってるだろ?」

憧「モチのロンよ」

憧「争った相手のこと、忘れるわけないでしょ?」


憧「……で」

憧「その話が、どうしたの?」

憧(京太郎の口から……あんま、他の女の話聞きたくないし)

京太郎「んでさ……」

京太郎「そっから、放置プレイで雑用な訳よ」

憧「どういうこと?」

憧(今のあたしにされてるのも、放置プレイみたいなものだけど)

京太郎「文字通りだよ」

京太郎「教えてくれるって言った麻雀教えてくれねーし」

京太郎「なんかやたら、雑用係とか荷物持ちだし」

憧「あー」

憧「なら、阿知賀に来たらよかったのに」

京太郎「女子校じゃなかったらな」


京太郎「……でもさ」

京太郎「あれほど中学の頃、なんか嫌だなって思ってたことがさ」

京太郎「やってみたら、案外楽しかったんだ」

憧「楽しかった? 雑用が?」

京太郎「そうそう」

京太郎「皆が気持ちよく麻雀打つ為の、舞台を整えるってのも……悪くないなって」

京太郎「部長も、インターハイ終わったらちゃんと教えるって約束してくれたからな」

憧「ふーん」

京太郎「まあ、俺って恵まれてるなーって思った」

憧「なんで?」

京太郎「照さんから聞いたんだけどさ……」

京太郎「基本、麻雀ができる人間でも……最初はそういう雑用スタートらしいんだよ」

京太郎「淡みたいな、例外じゃないかぎりは」

憧(“照さん”……? “淡”……?)


京太郎「しかも、強豪ならレギュラーメンバーと会話すらできなかったりする」

憧「あたしらみたいな零細じゃあ、考えられないわね」

京太郎「麻雀打てるのに碌に打てないで……」

京太郎「自分がやってることがレギュラーの助けになってるか判らない」

京太郎「そういうところに比べたら、俺って幸せだったんだな……って」

憧「……強豪だからでしょ?」

京太郎「いや、普通はどこの部活もそんなもんだってさ……同級生が言ってた」

京太郎「だから俺、本当に恵まれてるんだなーって思った」

憧「へー」


京太郎「だからさ……」

京太郎「やってみなきゃ判らなかったけど、そういう風に人と繋がるのって……楽しいんだよ」

京太郎「それだけじゃない」

京太郎「麻雀に何かをかけたり、夢とか目標とか乗せるのって……なんつーか、いいんだ」

京太郎「上手くは言えないけど、スゲーんだ」

憧「……」

京太郎「そういう人間に……」

京太郎「お前らは――俺を人間にしてくれたんだ」

京太郎「特に夢とか目標とかなくて、色々漠然と適当に考えてるだけだったのに」

京太郎「今じゃ立派に俺、生きてる。スゲー、人生楽しんでる」

憧「……なにそれ」


京太郎「……ん、だからさ」

京太郎「俺は今――無理とかしてないんだ」

京太郎「心配、してくれてたんだろ?」

京太郎「お前には色々、弱っちいとこ見せちまったしさ」

京太郎「だから……テレビでの俺見て、ひょっとしたら心配かけちまってるかな」

京太郎「なんて、思ってた」

京太郎「……思っては、いたんだよ」

憧「……」


京太郎「だから、伝えたかったんだ。お前に会って」

京太郎「ありがとう」

京太郎「そんで俺、楽しんでるよ――って」


憧「……そっか」

憧「楽しめてる、んだ」

京太郎「ああ」

京太郎「色々、あったけどな」

京太郎「やっぱ麻雀、楽しいし――」

京太郎「麻雀を通じてできた縁も、人間関係も」

京太郎「全部ひっくるめて、大好きだよ」

京太郎「……照れ臭いし、色々と迷惑かけた手前、言えなかったけど」

京太郎「お前のことも、大好きだ」


京太郎「俺と出会ってくれてありがとう」

京太郎「俺のこと、支えてくれてありがとう」

京太郎「俺のこと心配してくれて、応援してくれて……ありがとう」

京太郎「ありがとうな――憧」


憧「ふきゅっ!?」



 ――この間。


憧(こここここここれ、プロポーズ!?)

憧(あ、あたし!? あたしに告白してるの!?)

憧(い、今髪とか乱れてるし汗すごいしお化粧もあんまりしてないしショーツ変えたいし)

憧(どどどどどどどどどどどどどうしよ!?)


 ――実に。


憧(しずに申し訳ないけどもう5年も経ってるから時効になるのかな)

憧(いやでもやっぱりそこらへんちゃんと話つけた方が京太郎らしいっていうかあたしも安心できるし)

憧(しずとはもう一回スタート位置からよーいドンしてフェアに始めたいっていうか)

憧(どうしよう人の家なのにあたしたちここでしちゃうんだ今日大丈夫な日だけど大丈夫じゃないよそれ)

憧(京太郎にすっごい攻められて腰とか抜けて恥ずかしい声だしてはしたない顔とかになっちゃって)


 ――〇.一秒の。


憧(それを京太郎に写真に撮られたりやだ録音されたりそれを理由にもっとエッチなこと強要されたり)

憧(目隠しされたり縛られたり服無理矢理脱がされたり一人でしろとか命令されたり)

憧(駄目って言ってるのに押しきられちゃったり色んなところにいっぱいキスマークつけられちゃったり)

憧(すごい色んな体勢とらされたり終わったあとの舐めろって掃除させられたり)

憧(裸エプロンとか裸ジャージとかメイド服とかチャイナドレスとか学生服とか水着とか)

憧(遊園地だったりプールだったり海だったり山だったりショッピングモールだったり学校だったり――)


京太郎「俺、お前と知り合えてよかったよ」

京太郎「お前と一緒の大学に来れてよかった」

京太郎「これからも応援して欲しいし――」

京太郎「連絡、とってくれよな」

京太郎「――親友!」


憧(――うん、知ってた!)


 ――早業である。



  ・
  ・
  ・


菫(……遅いな、あいつら)

菫(憧はトイレに離席するし)

菫(須賀は料理作ってるし……)

菫(……憧はいい。酔いすぎたのかも知れない)

菫(が、須賀だ)

菫(早くしろ。腹がペコちゃんなんだ)

菫(冷房のために締め切ってて、扇風機もクーラーも稼動音が煩いから……)

菫(どうなってるかまるで判らん)

菫(料理を急かすのはマナー違反だが……腹が減ったんだ)

菫(早くしてくれ)

菫(……ん?)

菫(この声、二人ともこっちにいたのか)

菫(さては、トイレから戻った憧と……雑談に華を咲かせてるとみた)

菫(けしからん)

菫(腹がペコちゃんなんだよ、私は)



菫「お――」


京太郎「だめ、や、やめろぉ……!」

京太郎「そこ、や、うぁあ……!」

京太郎「か、感じるぅぅう!」

京太郎「だめっ! 激しいっ! やさしくしてっ!」

憧「そんなこと言って……ここ(ふくらはぎ)、すっごく固くなってるわよ?」

憧「んふふ」

憧「口でなんて言ったって、身体は正直ね……(走行距離的な意味で)」

京太郎「や、やめぇ……! やめろぉ……!」

京太郎「く、ぁ……悔しい……っ」

京太郎「でも、感じちゃうっ!」

京太郎「あ、や、やめてくれよぉ……!」

憧「いやよ」

憧「あたしのこと……こんな風に(期待させてスカ)したんだから」

憧「ここまでお仕置き(物理的な意味で)されても、当然でしょ?」

京太郎「うぁぁぁあ」

京太郎「や、やさしくしてくれよぉぉお……!(マッサージ的な意味で)」


菫(――いィ!?)


菫「……」

菫「……」

菫「……」

菫(色々突っ込みたいが……)

菫(やっぱりこの二人、付き合ってるじゃないか!)

菫(私の目に狂いはなかった!)

菫(予想はあたっていたじゃないか、辻垣内の奴め!)

エロチャーとかいう憧
押せばいけるよ。しかたないよね

エロい短編は江崎先輩に挟み込まれてました

いや、書くけどね。書くよ。書くさ
だってコンマ操作されたんだからさ、仕方ないよね


ただ、斧か何かに上げる形になるけどいいよね?
wikiに直接ってのもいいけど、まあ、斧で許して欲しい

このスレは全年齢~少年誌ぐらいのラブコメギャグ時々しんみりスレだから

wikiとしてはパニキの意向汲んどきたいから確認だけど
適当にテキストファイルか何かにしてファイルであげといてOK?

>>462
いつもアザっす
それでオナシャッス


で、あとはヒロイン強化イベのシロと、ギャグの和・菫と、トリの羊先輩やな
菫さんはオチ要員として最強過ぎるんや……

んじゃあ、ちょっと明日はアクロあるんでここまででー

大学生:ディープキス+?

大丈夫、社会人が一番じゃないから


しずとのデート小ネタに使えそうなネタ集めてきたでー
安心してほのぼの京穏が書けるわ

なお憧もついてくる模様

取り合えず

瑞原はやり:クロカタゴキ


は確定なんや
地味にクロカタさん強いよね
慶次じゃなかったら(ミッシェルちゃんくらいしか)勝てんだろうから

明日はあっち進めるんでよろしくなー
こっちはまあ、20時前後やと思います

お待たせー


確かにサバクトビバッタやな
ツノゼミブースト(プロとしての華・運)がないから

・初心者=人間
・能力なし中級者=ジョージ
・インハイ参加者(能力・強運持ち)=ノーマルゴキ、バグズ勢
・オカ持ち上位(準魔物~魔物)=バグズゴキ(紐下位)~タンパンゴキ
・プロ=M.O.勢
・アラフォーマー=バグズゴキ(紐上位勢)

大体こんな強さの違いです


昆虫の能力を人間大にしたよやったねたえちゃん面白ェ……!

を、一部を除きものともしない完全に能力もそのまま人間大になった害虫の王

がいくら現れようが上位勢ならただの人間大ゴキブリならものともしないぜなM.O.手術勢を

ボコボコにしたり、ワンパンでミンチにしたりする別昆虫+ゴキブリやマッチョゴキブリ

すら完封できるほどの超強力な特性と技術を持ったトップランカーたち

の中でも最強クラスの2位を討ち取った知能の高い新世代ゴキブリ

を殺害した500年後の文明の利器ってスゲー、なお話やで


さて、しんみりとギャグの時間だ

か、買ってきた人がいたのか……

上のレスは見なかったことにしてくださいなんでもしますから


京太郎「お待たせしましたー」


京太郎(憧の奴、片付けをしてくれるとか……やっぱ優しいよなぁ)

京太郎(本当にいい奴だし、もう彼氏の一人や二人を捕まえててもおかしくないよな)

京太郎(いや、一人や二人は問題か)

京太郎(……でもさっきの感じだと、今はフリーなのか?)

京太郎(まあ、このままお互いフリーで何年かたったら……あっちさえよければ結婚したい)

京太郎(正直、憧、エロい)

京太郎(……)

京太郎(……にしても)

京太郎(なんで雑巾やウェットティッシュの場所を聞いてきたんだ?)

京太郎(食器とか使った鍋片付けるのに、雑巾とかはいらないだろ)

京太郎(……)

京太郎(あ、もしかして……)

京太郎(コンロや換気扇の汚れとかも落とそうとか思ってたのか?)

京太郎(俺があとでやろうと思ってたのにな)

京太郎(気が利くなー。流石憧だぜ)

ちくわ大明神(天然は色々とタチが悪い)


菫「……なあ、須賀」

京太郎「なんですか?」

菫「も、もういいのか?」

菫(相当盛り上がってたようだが……)

京太郎「なにがすか?」

京太郎(料理の数かな……?)

京太郎「結構、沢山(料理)したと思うんですけど……」

菫(沢山!?)

菫(人の家でそんなにしたのか……?)

菫(こ、こいつ……)


京太郎「これ以上だと、お腹一杯なりますよ?」

菫「!?」

菫(しかも、ゴムをつけてない……ッ!?)

菫(だ、大丈夫なのか……?)

菫(デキやしないか……?)

菫(い、いや……)

菫(他にも避妊の方々はあるし……)


京太郎「……でもまあ」

京太郎「なんなら、もっと作ってもいいですよ?」

京太郎「俺もスゲー楽しいですし、気持ちいいですし……(料理すると落ち着く的な意味で)」

京太郎「それで喜んでくれるなら……もっとやっても……」

菫(作る!?)

菫(まさか、避妊してないのか……!?)

菫(むしろ、その目的で……!?)

菫(そりゃあ、気持ちいいだろうな! ああ!)

菫(喜ぶって……憧の奴……!)

菫(プロがデキ婚とか、洒落にならんぞ!?)

ポンコツ度がうなぎ登りなのは酒のせいだよね(震え声)


菫(ここは……ちゃんと言っておいた方がいいのか)

菫(だが、人のそういう関係に口を出すのはどうかとも思う)

菫(仮に自分がされても、煩わしいと思うだろう……いや、判らないが)

菫(どうする?)

菫(正直、踏み込んでも面倒な話題なんだよなぁ……)

菫(うーん)

菫(我ながら、お節介だと思うが……一応)


菫「……須賀」

京太郎「はい、なんすか?」

菫「お前もプロだ……社会人だ」

菫「だから、ちゃんとその先の暮らしも送れるだけの蓄えはあるだろう」

京太郎(……なんで貯金の話?)

菫「色々、大変かもしれないが……」

菫「お前なら大丈夫だと思う。乗り切れるとも、思ってる」

京太郎(……え?)

京太郎(いや、何……? なんなの……?)

京太郎(その先が大変で、貯金の話題……)

京太郎(もしかして俺、クビになるの!? 戦力外通告されるの!?)

菫「私も、先輩として……フォローしてやりたいと思う」

京太郎(えっ)

京太郎(マジシリアスな話題なの!? そんな規模なのかよ!?)

ちくわ大明神(ダメだコイツら)


京太郎「……あの」

菫「なんだ?」

京太郎「俺……役立たずなんすか……?」

菫「は?」

菫(さっき、十分役に立ててただろ!)

菫(それを私に聞いて、どうするんだ……!?)

菫(なんて答えろって言うんだ、お前は!)

菫(このバカ……)


菫「……私に聞くな」

菫「自分の行動を、思い返せ」

菫「それで判るだろ」

京太郎「……はい」

京太郎(自分で考えろって……)

京太郎(俺に原因があるのか……?)

京太郎(思い当たるフシ……思い当たるフシ……)

京太郎(やっぱ……ちょいちょいミンチにされることか……?)

京太郎(でも13位だし、トータルの成績なら悪くない筈だ)

京太郎(やえさんと一緒に……タッグも勝ったし……)

京太郎(一応、タイトル持ちだし……)

京太郎(……なんなんだよ。俺が、何したって言うんだよ)


京太郎(……もしかして)

京太郎(淡との、プールの一件か?)

京太郎(暴力は一切振るってないけど……携帯のメモリー破壊したし……)

京太郎(それが、警察に……?)

京太郎(……)

京太郎(何でだよ……)

京太郎(やっと麻雀、純粋に楽しめるようになってきたのに……)

京太郎(どうして……こうなるんだよ……)


ポンコツが共鳴しとる


京太郎(……クソッ)

京太郎(メモリーじゃあなくて、あいつらの人を小馬鹿にした態度をブッ壊しておくべきだった……!)

京太郎(あまりに陳腐だって言っても……女にあんな脅しをかける奴だ)

京太郎(性根が腐ってたんだ……もっと気を付けるべきだった)

京太郎(……あー)

京太郎(クソッ!)


京太郎(……)

京太郎(でもまあ……もう、終わっちまったことだし……)

京太郎(淡の奴を助けられたんだから、それでいいか……)

京太郎(……いいぜ)

京太郎(残念だし、未練たらたらだし、割り切れないけど……)

京太郎(お前に……俺の人生、くれてやるよ)

京太郎(話してみたら悪い奴じゃないし、何だかんだ可愛いとこあるし……)

京太郎(お前にだったら、構わねえよ)


京太郎(……そうだな)

京太郎(雇って貰えるかわからねーけどさ)

京太郎(免許あるから、教師になって……)

京太郎(そんで、誰かに麻雀でも教えるかな)

京太郎(教え子とインターハイ目指すのも、悪くないかもな)

京太郎(……うん)

京太郎(前向きになれば、どこでも道はあるんだ)

京太郎(仕方ないし、そーゆーもんだと思うしかねーよな)

京太郎(……んで、プロじゃなくなったら気兼ねなく恋愛できるし)

京太郎(可愛い彼女見付けて、いずれ結婚して……)

京太郎(幸せな家庭を築こう)

ポンコツがネガティブになると、ろくな事にならんな
姐さんトメテー


京太郎(……でも)

京太郎(淡の奴は、大丈夫か?)

京太郎(あいつは俺みたいに、どっか団体に所属してるっていうよりも……)

京太郎(プロ連盟に入ってて、賞金ありの大会とかに顔出す形だけど)

京太郎(あいつの方にも、飛び火しないかな)

京太郎(……迷惑、かからないといいんだけどな)

京太郎(ごめんな、淡)

京太郎(俺が、もっとスマートにできてればよかったのに……)

京太郎(……ごめんな)


京太郎(あんな風に変なナンパ喰らって……)

京太郎(嫌な思いをしてるだろうにさ)

京太郎(そこにきて、これとか……)

京太郎(悪い。本当に悪い)

京太郎(お前まで、巻き込むつもりなかったんだ……)

京太郎(助けたいと思っただけなのにさ……)

京太郎(やり方、間違えちまった)


京太郎(俺の麻雀人生はお前にやるから……)

京太郎(お前は、俺の分まで麻雀頑張ってくれ)

京太郎(それを、テレビの前から応援してるよ)

京太郎(……んで)

京太郎(こいつに勝ったことあるんだって、自慢させてくれよ?)

京太郎(俺の、最高のライバルだったってさ……)



京太郎(……なんて)

京太郎(ここで、死ねるか――――――!)



京太郎(っざけんな!)

京太郎(納得できるか? いいや、俺にはできないね!)

京太郎(第一、お前らが悪いんだろうが……!)

京太郎(そりゃあ、俺も問題あったさ。無実なんて思わねーよ)

京太郎(刑法的にはグレーを通り越してブラックだろうよ)

京太郎(でもな……)

京太郎(だから、なんでふざけたナンパしてたテメーらに人生潰されなきゃいけねえんだよ)


京太郎(俺には約束があるんだよ)

京太郎(穏乃との……! 灼との……!)

京太郎(淡との再戦の約束もある! 辻垣内先輩の隣に並ぶって約束もある!)

京太郎(やえさんと、一緒に戦うって決めた! 一さんの、誇れる友人になるって誓った!)

京太郎(咲にリベンジするとも言った! 優希と交わした、あの言葉もある!)

京太郎(憧も、応援してくれてる! 和は、最高の友人だって言ってくれた!)

京太郎(俺は……俺自身が……)

京太郎(涙を拭うと、そんな自分であろうと願った!)

京太郎(オカルトスレイヤーになるって、自分自身で道を選んだ!)


京太郎(いいぜ、ゴキブリども……)

京太郎(そこに踏み込んだら、戦争だろうが……!)

京太郎(全面戦争だ)

京太郎(プロを――俺をナメんなよッ!)

京太郎(幸い、この場には法律相手の専門家もいるしな……!)



菫「……須賀」

菫「こんな事を言いたくはないが……」

菫「社会人だし、責任は取るんだよな……?」

菫「一生の問題なんだぞ……?」


菫(憧はあれでいて……しっかりしてる奴だ)

菫(ちゃっかりだったか? まあ、いいが)

菫(流石に、その先の事を考えてるだろう……)

菫(色々頭が軽そうな私の後輩と違って、人生プランも決めている筈だ)

菫(……当然)

菫(須賀との関係も、そういう風に成り立ってるだろう)

菫(……)

菫(須賀も、ところどころ視野狭窄になることもあるが……こいつは良く考えている)

菫(だから、ただ気持ちがいいからなんて理由で――)

菫(他人の家で、避妊もせずに、動物みたいな行為には耽らないに決まっている)

菫(……他人の家ではどのみちアウトだが)



京太郎「……責任?」

京太郎「何言ってるんですか、先輩」

菫「……へっ」

京太郎「確かに易々と乗っかった俺も悪いけど……」

京太郎「そもそも、ああいう言動をしたあっちが悪いんだ」

京太郎「確かに無理矢理過ぎたところはありますがね……」

京太郎「俺は絶対に認めませんよ」

菫「えっ」

京太郎「訴えてくるなら、くればいい」

京太郎「全面から相手になってやりますよ」

京太郎「いい弁護士もいますしね」

菫「……は?」


菫(乗っかった?)

菫(無理矢理? 認めない?)

菫(弁護士? 相手になる?)

菫(えっ)

菫(いや、えっ……?)

菫(えっ)


京太郎「俺は――今の生活が心地いいんだ」

京太郎「楽しいし、面白いし……色んな人との関係が、好きなんだ」

京太郎「咲に、照さんに、淡に……」

京太郎「やえさんに、辻垣内先輩に、豊音さんに……」

京太郎「松実プロに、松実さんに、憩さんに……」

京太郎「愛宕選手に、愛宕プロに、対木さんに……」

京太郎「もっと……数えきれないぐらい、皆との関係がある!」

京太郎「俺は……皆と、もっと繋がりたい!」

京太郎「こんなところで終わりなんて、絶対に嫌です!」


京太郎「だから……絶対に嫌です」

京太郎「今の生活を捨てるなんてゴメンだ」

京太郎「まだ若いのに……俺の人生長いのに、こんなところで台無しにしたくない」

京太郎「だから、認めません」

京太郎「責任なんて――とるのは、頭にない!」

菫「――」

菫(――)


菫(……)

菫(……)

菫(……)

菫(……)

菫(信頼してた後輩が、可愛い弟分が、愛弟子が……)

菫(クズだった)

菫(……)

菫(……)

菫(……)

菫(……)

菫(……私は、どうしたらいいんだ?)


菫(照も淡も、知っているのか……?)

菫(いや、あいつらは何だかんだ純情だ)

菫(知っていたら……常識的に考えて、それを認めるワケがない)

菫(というと……騙されたか、手籠めにされたか)

菫(照は……須賀になついている)

菫(本人はきっと、年上ぶっているつもりなんだろうが……端からみたら須賀が保護者だ)

菫(あいつだって、警戒心はある)

菫(前に、痴漢をしようとした奴に鉄球を叩き込んだと言っていた)

菫(だけどきっと、須賀に対しては警戒心を持っていない)

菫(そこにつけ込まれたのか?)


菫(淡は……どうだろうな)

菫(あいつは自分で主導権を握りたがる反面、押しに弱い)

菫(酔うとあんな感じに壊れるし……)

菫(ひょっとしたら須賀に、その勢いで押し倒されてしまい)

菫(それから断りきれず……いや、脅されて関係を強要されているのかもしれない)

菫(……最近)

菫(誠子――流石に付き合いが長いので亦野呼びはやめた――から、聞いた)

菫(淡がどこか物憂げであると……)

菫(ぽつりと、須賀の名前を漏らしていると……)

菫(……やはり)

菫(あいつも、須賀の毒牙に――?)


菫(……クソッ)

菫(弟子の本性を見誤り! 友人を守れず! 後輩を傷物にした!)

菫(私は……何をやっているんだ……?)

菫(なにが、天上の荒武者だ……)

菫(なにが、M.A.R.S.ランキング12位だ……)

菫(守りたいものを……守れやしなかった……!)

菫(……須賀)

菫(その命、神に返せ)


シロ「……」

シロ「……菫」

菫「……それどころじゃない」

シロ「菫」

菫「それどころじゃない……ッ」

シロ「ねえ、菫――」


菫「そ、れどころじゃない――っ」

菫「言っ、てん! だろ、殺すぞ!」


 今まで感じたことのない怒りのままに、白望の頭を押さえ付ける菫。

 そのまま、彼女の頭を地面に叩き付けんと、腕を動かす――


シロ「食べなって」


 筈であったが、そうはならなかった。

 そもそも、そんな言葉は出なかった。

 口に、玉子を詰め込まれたからである。

 だから、正確にはこうなる。



菫「ふぉ、へふぉふぉろふぁふぁひ――っ」

菫「ふっ、ふぇん! ふぁろ、ふぉふぉふふぉ!」


 玉子って凄い。


和「……バルタン星人ですか?」

智葉「……行儀が悪いぞ、お前」

京太郎「あの、食べながら喋るのはちょっと……」


 そして、向けられる憐れみの目。

 アンド――。


菫「熱ッッッッッッッッッッ」


 玉子が内に閉じ込めた、熱気である。

 猫舌の人間を殺すには飽きたらず、常人にすら猛威を奮う。

 そいつに触れることは死を意味する。

 それが――


京太郎「おでん、おかわり……まだありますよ?」


 ――玉子だッ!(おでんの)


憧「おまたせー」

京太郎「悪いな、憧」

京太郎「後片付け、ありがとな」

憧「いやー、別に?」

憧「床とか、拭かなきゃいけなかったし……」

京太郎「……床?」

憧「……あ」

憧「いや、ちょっと、お水溢しちゃって……」

憧「別に、それだけだからね」

京太郎「……?」

京太郎「あ、ああ……」


菫「……」


和「それにしても須賀くん」

和「さっきいきなり叫びだしたのは、なんだったんですか?」

京太郎「ん……いや」

京太郎「俺、もしかしたらクビになるかもって……」

京太郎「弘世先輩に言われてさ」

和「……なにをやったのか」

和「ちゃんと、教えてください」

京太郎「……あ、ああ」

京太郎「これから世話になるかもしれないし……そうだな」

京太郎「実はこの間、プールでばったりと大星プロに出会ってだな――」


菫「……」


京太郎「……って事があったんだよ」

京太郎「だから、それが原因でクビになるんじゃないかって……そう思って」

和「……」

和「……あー」

和「……それはともかく」

和「クビという単語は、どこから? クビになるって、本当に決まったんですか?」


菫「……」


京太郎「……いや」

京太郎「深刻そうな言い方だったから、そうなんじゃないのか?」

和「そうでしょうか?」

和「私には、ただの励ましにしか聞こえませんが……」

和「プロとしての……社会人としての心構えと言いますか……」

和「『責任を取る』とか『一生の問題』とか」

和「その辺りは、ちょっと判りませんが……」

京太郎「……うーん」


憧(京太郎とプールに行った水着見せた助けてもらった水着選んで貰った)

憧(あ、あたしなら……)

憧(……)

憧(……)

憧(……)

憧(……ふきゅう)


智葉「……」

智葉「……インハイ解説についてじゃないか?」

智葉「高校生にとってみれば一生の問題で……」

智葉「そういう意味なら……なにかあったら、責任を取らなくちゃいけない」

京太郎「あー」


菫「……」


京太郎「……でも」

京太郎「解説の俺が、なにか責任とることってあります?」

智葉「……」

智葉「それは、うっかりと誰かを貶める言動や……マイナスの発言をしないこと、だろ」

智葉「全国放送されるんだから……」

智葉「迂闊なことを言われたら、その高校生だって……落ち込むだろう?」

智葉「ひょっとしたら、その後の麻雀人生に影響するかもしれないからな」

智葉「特に……」

智葉「能力の欠点とか分析して、軽々しく話すのはやめておけよ?」

京太郎「うっす」


菫「……」


京太郎「いやー、流石は弘世先輩っすね」

京太郎「そんなところにも気を配れだなんて……」

京太郎「流石弘世先輩だなー」

京太郎「俺も、もっと精進しないと」


菫「……」


憧「無理じゃないの?」

憧「あんた、色々気遣いたりないし……」

憧「察し悪いしさ」

憧「肝心なとこでヘタレだし……」

憧「妙に視野狭いときあるし……」

憧「今みたいに、凄い勘違いして空回りするし……」

京太郎「……言うなぁ」


菫「……」


和「まあ、真面目で熱心だとは思いますよ」

和「気配りはできていますし、細かいことにも丁寧で……」

和「流石は、あのあと部長になっただけはあります」

京太郎「そ、そうか……?」

京太郎「いやー、和からそんな風に思われてたなんて嬉しいなぁ」

憧「……」

憧「でも、肝心なとこで詰めが甘いよね」

和「ケアレスミスが多いのは本当です」

智葉「足下がお留守なところがあるな」

白望「ヘタレ」

京太郎「手厳しいな、オイ!」


菫「……」


京太郎「その辺、弘世先輩は凄いよな」

京太郎「強いし、かっこいいし……」

京太郎「こんな曲者だらけの麻雀部、纏めてたし」

白望「かっこいい……?」

智葉「纏めてた……?」

京太郎「やっぱ、12位はちげーよ」

京太郎「流石、白糸台のシャープシューター! 流石、天上の荒武者だよ!」

憧「……あんた、先輩が大好きね」

京太郎「当然だろ!」

京太郎「みんな年上らしい年上で……頼りになるし」

京太郎「尊敬できる、俺の先輩だからな!」

憧「……はいはい」


菫「……」


京太郎「……つーかさ」

京太郎「やたらさっきから言うけどよぉ……」

京太郎「ヘタレはお前もじゃねえか、憧!」

憧「ひぇっ?」

京太郎「男と碌に会話できんし、すぐテンパるし」

京太郎「席隣に座られたり、挨拶されただけで自分に気があるんじゃないかって勘違いするし」

京太郎「予想外のことがあったらメチャクチャ慌てるし」

京太郎「しっかりしてそうでちゃっかりっつーか……」

京太郎「ちゃっかりしてそうで、うっかりっつーか」

京太郎「お前も大概ヘタレだろ!」

憧「……う、うぐ」


憧「うっさい!」

京太郎「ん、うぁぁぁぁあ――――!」

憧「この! この!」

京太郎「や、やめ……ぃぃぃぃいいい!」

憧「喰らえ!」

京太郎「さっきからそれ、駄目らっひぇぇぇぇえええ!」

京太郎「うえぇぇぇぇぇえい!」

和「……」

白望「……」

智葉「……」

京太郎「何故ぇ! 見てるん……でぃすかぁぁぁぁぁぁぁあ!」

京太郎「あんたらと俺は、仲間ぁぁぁぁあ!?」

京太郎「仲間じゃなかっ……うえぇぇぇぇぇぇえい!?」


和「……そういえば、こういう弱点ありましたね」

白望「以外に敏感」

智葉「まあ、憩と憧ぐらいじゃないか……できるのは」

和「どうしてでしょうか?」

智葉「いや……」

白望「……」

白望「試してみようかな、後で……」

菫「……」


菫(玉子で舌を火傷している間に、言い出せない空気になった)

菫(さっきのあれも、これか……)

菫(……もういっそ殺してくれ)



菫「……」

菫「――飲むぞっ!」

×白望「以外に敏感」
○白望「意外に敏感」

いやー
鎧武、相変わらずでしたね


最初からシリアスムード漂いまくりっていうか……
一話なのに激しくボコられてるっていうか……
変身以外のパートめっちゃ多いっていうか
必殺技凄い555っぽいっていうか、主役が主役なのか判らないっていうか


でも意外に動いたらかっこよくて、ベルトのアクションも面白かったし
敵は組織っぽいし、ゴローちゃんいるし、
主人公も、ちょっと事情あるけど普通の範囲内で、一般的に優しくて穏和
でも戦うぐらいの気概はあるってところは良かったっす

穏和って穏乃×和みたいやね

とりあえず、視聴者としての感想を自分のにフィードバックしようと思いました、まる
アギト&555の出だしは正統派特撮の爽快感で行きたいと思います


んじゃあ、11時ぐらいからあっち始めますー

ほのぼの書いてるとなんとなくシリアスも引っ張られるよね


あと、何故だがアコチャーには横恋慕や失恋やNTRが似合う気がするんだけどなんなんだろうね


憧「京太郎は、あたしの彼氏なのに……っ!」

玄「……ごめんね」

憧「謝って済む、問題じゃないでしょ!」

玄「……ごめん、なさい」

憧「なんで、ひとの彼氏を誘惑してるのよ……!」


憧「なんでなのよ……しず」

憧「あたしが、どれぐらい京太郎の事を好きか……知ってて……」

憧「どうしてなのよ……!」

穏乃「……」

憧「なにか、言いなさいよ!」

穏乃「……」

憧「……なにか、言ってよ」

憧「間違いだって……こんなの嘘だって……」

憧「言ってよぉ……しずぅ……」

穏乃「……」


憧「……宥姉相手じゃ、絶対勝てない」

憧「あたしの方が……先に京太郎と知り合ったのに……」

憧「あたしの方が……最初から、京太郎のことが好きだったのに……」

憧「宥姉、最初は京太郎のこと……避けてたのに……」

憧「なんで……」

憧「宥姉じゃ……勝てないよぉ……」

憧「京太郎ぉ……京太郎ぉ……」


どれもあり得そうでこわい(小学生並みの感想)

なんなんだろうね、こういうの
アコスとタコスって同じモードがあるからなのかもしんないけど


どうでもいいけど幼少期まこさん可愛すぎて、やっぱり結婚してくださいまこさん
バックグラウンドが明らかになるとだいぶ書きやすくなるよね

ちょっと風呂とか書類整理とかあるんで、2100あたりからでー

アラチャーは憧も何か仕方ないかで終わりそうな気がするんだ
アラチャーがデレたときには安定感しか感じないんだよ、何故か

「A seaman, a portwoman」やっけ、懐かしいな

鬼畜リョナもカニバリズムも風評被害です
基本合意した倒錯ばっかやからなー


まあ、このスレでは間違いなくそういうのはないんで

書類纏めるのに時間がかかったんだ。すまん
今日で終わらせるよ、同窓会は


何かで、ワインに一滴でも毒を垂らしたらそれはワインじゃなくて毒液って表現を見かけたけど
完全に解説スレでその事実を体感するわ

しゃあ、始めようか



  ・
  ・
  ・


京太郎(よほど誉められて恥ずかしからか……)

京太郎(あれから弘世先輩は浴びるように酒を飲みだした)

京太郎(正直、ハイペースすぎて大丈夫かとも思うけど……)

京太郎(和と辻垣内先輩がいるから多分、大丈夫だろう)

京太郎(憧のやつは、スースーするからと避難を開始していた)

京太郎(確かにアイツのスカートはやや短いし、仕方がないだろう)

京太郎(正直、生足を見てるとムラムラする。色々思い出して)

京太郎(……仕方ないよな、男だもの)

京太郎(俺は今、台所にいる)

京太郎(結構作ったと思うんだけど……酔っぱらいの胃袋をナメてたらしい)

京太郎(……んで)


京太郎「シロさん」

白望「……何?」

京太郎「そんなにジロジロ見られたら、集中できないんスけど」

白望「そっか」

京太郎「そうです」


白望「……」

京太郎「……」

白望「……」

京太郎「……」


京太郎「だからって、チラチラ見られてもおんなじっすからね!?」

白望「京太郎は、注文が多いなぁ……」


京太郎「……つーか」

京太郎「そんなに面白くないでしょ、人が料理するとこ見てても」

京太郎「悪いけど、あんま応対とかできないんですよ。こういうときは」

白望「テレビだとしてるのに?」

京太郎「ありゃあ……テレビ用です」

京太郎「仕事じゃないんですから、仕事みたいなことはさせないで下さいよ」

白望「……」

京太郎「……俺、シロさんとこまで」

京太郎「そういう、仕事モードを持ち込みたくないです」

白望「……どういう意味?」


京太郎「あー」

京太郎「なんていうかここ……落ち着ける場所であって欲しいんですよね」

京太郎「……いや、仕事は仕事で楽しいし」

京太郎「やってるときは自然で、無理とかしてないですけど」

京太郎「……なんつーか」

京太郎「やっぱり、オンとオフは分けたくなっちゃうんですよね」

京太郎「多分どっちもそのままで、イケるんだろうけど……」

京太郎「憩さんに『気付かない程度でもストレスがたまっていくのもあり得るし』」

京太郎「『オンとオフ、意識して分けてもええかもねー』って言われたんです」

京太郎「まあ、正直好きでやってるから……分けなくても大丈夫だとも、思うけど」

京太郎「実際、変に悩みっぽくなってたとこありますからね」


白望「んー……」

白望「まあ、なんでもいいけど」

白望「私は別に……ダルくない」

京太郎「……?」

京太郎「どういう意味っすか?」

白望「こうして、京太郎が料理してる音を聞くと……落ち着く」

白望「包丁の音が……京太郎の動く音が……」

白望「あの頃みたいで」

京太郎「あー」


京太郎「俺も、落ち着きますよ」

京太郎「シロさんが後ろにいるって思うと……」

京太郎「あの頃のこと、思い出して」

白望「……そうか」

京太郎「そうっすよ」

京太郎「色々ありましたよねー……あの頃」

京太郎「1ヶ月ぐらい経って、GW明けに」

京太郎「弘世先輩から『お前は信用できそうだからシロ係だ』って」

白望「あったあった」

京太郎「なんじゃそりゃと、思いましたよ」


京太郎「それまで、塞さんと胡桃さんがやってたんですよね」

白望「……高校の頃からの付き合いだったから」

京太郎「仲良し凸凹トリオって感じのあのムード、俺は好きでしたね」


 セーブ役に見えて意外と天然で抜けている塞。

 やや生真面目でツッコミ役ながらも、誰かを弄るくらいの遊び心のある胡桃。

 悪くない、友人たちだ。

 ……かけがえない親友とまで思っているが、間違いではないだろう。


白望「どこでも私はトリオか……」


 それでも、素直ではない言葉が飛び出した。

 自分はかなり直接的な質であるが、

 なんというかこういう……友情とか思いやりとか、そういう舞台にあげられると、

 柄ではないのではないかと、恥ずかしくて誤魔化してしまう。

 あまり表情に出ずに……また自分自身隠していることもあって、

 今のところ、それを誰かに気付かれてはいない。

 ……いない筈だ。


京太郎「それぐらい、シロさんに魅力があるってことじゃないっすかね」


 だから、続いた彼の言葉に、内心口から心臓が飛び出しそうになった。

 すぐさま聞き返せた自分を、偉いと誉めてやりたいぐらいだ。


白望「魅力?」

京太郎「なんていうかシロさん、悪いことしないじゃないですか」


白望「……どういう?」

京太郎「なんていうか、加減が絶妙なんですよ」

京太郎「誰かを苛立たせたり、煩わしく感じさせたりしない」

京太郎「面倒くさそうに色々やる気ないけど……」

京太郎「そのせいで誰かがシロさんに怒ることとか、苛々することってないですよね?」

京太郎「それでいて、時々気の利いたフォローをするんだから」

京太郎「なんていうか、正に絶妙っすね」


 人をそんなに、タラシのように言わないで欲しい。

 別に計算して、そういうことをしているわけではない。

 なんとなく、そうしているだけだ。

 誉めているつもりなのだろうが、須賀京太郎というのはどこかズレている。

 基準が判りやすい、“常識”だとか“仕事”なら無類の気配りを発揮するのだが、

 どうにも個人的なことになると、彼は正着に辿り着けなくなる。

 だから、一人一人感性の異なる恋愛は、彼が最も不得手とするところだろう。

 オールラウンダーであって、特化型ではないのが彼だ。


京太郎「……俺も」

京太郎「シロさんに、お世話になりましたからね」


白望「……性的な意味?」

京太郎「……それ、どんな答え求めてるんですかね」

白望「ムラムラした?」


 正直、スタイルには自信があった。

 塞のような見事なウェストやヒップラインをしてはいないが、

 バストの方は、かなりのものなのではないだろうか。

 須賀京太郎が、そういうものが好きだと聞いたときは、

 夜布団の中でガッツポーズをした――気分で眠った。

 一人で夜に布団の中でガッツポーズとか、不審者じゃあるまいか。正直、色々ダルい。


 さて、それだというのに彼と恋仲になることはなかったのである。

 「自分がいなきゃ駄目だ」「放っておけない」と思わせることが、

 上手く成り立つ男女のテクニックだと何かで見聞きした覚えがあるが、

 別に自分は、そんな計算をしているワケではない。面倒である。


 一体何が原因かと、自分の体には実は魅力はなかったのかと、

 そんな風に考えつつも口に出したつもりであったが――出てきた言葉はこれだ。

 やや恥ずかしかったし、色々悩むのが手間だったためにこうなったが、

 これでは却って恥ずかしい思いをする言葉である。


 ……まあ、いいか。

 こういう話題を振ったあとの彼は、可愛いのだから。


京太郎「……そーゆーのはやめてくださいよ」

京太郎「シロさんみたいな、女の人がしちゃいけない物言いです」


 知ってるよ。


 困ったように笑いながら、口を尖らせ説教を始める彼。

 なんというかこの、年下なのに背伸びをしようとしているところが、可愛い。

 それで失敗したり、空回りをしたりして、肩を落とすのも中々に微笑ましい。

 頼りがいがあるのは知っているが、どこか抜けている。

 何もかもを完璧に消化しそうでありながら、その実完璧には至らず、そつなくこなす器用貧乏。

 慣れた相手にはぶっきらぼうそうに振る舞いながら、その実非常に気にかけていて、

 軽薄そうな見た目だけど真面目で、

 穏和そうでありながら激情家で、

 天才肌に見せかけた努力家だ。


 そういうのを含めて、小瀬川白望は彼を好ましいと思っている。



京太郎「……まあ」

京太郎「どうせシロさんのことだから、判ってて悪ノリしてるんでしょうけど……」

白望「バレた…………?」

京太郎「あー、もー! やっぱり!」


 その、ちょっと不貞腐れた顔も中々、可愛らしいものがある。


京太郎「だぁー、もう」

京太郎「人が真面目な話をしてるんだから、茶化さんで下さいよ」

白望「ダルいからパスで」

京太郎「ひでぇっスよ!」


 だって本当に、ダルいのだからしょうがない。

 彼は――どういう理由か判らないが――自己評価が低い。

 どういう理由か判らないと言ったが、察しはつく。

 恐らく、一番努力を費やしたであろう麻雀で大成できなかったからだ。

 正直、若手13位では大成と言ってもいいだろう。

 世間では……ああいや、ネットはともかく……強い麻雀プロ。一握りの頂であるし。

 また、白望から見てもそうだ。

 だけど彼は、自分が凄いということを理解――いや、実感しようとしない。

 その理由は、判りきっていた。


 まず彼は、あの清澄高校の出身だ。

 強いというものがどういうものかという指標が、彼が初心者の内に刷り込まれた。

 そして己が努力をいくら積んでもそれに至れてないので、引け目やコンプレックスを感じているのだろう。


 判りやすい例えで言うなら。

 最初にカブトムシを見せる。

 固くて、力持ちで、華があって、かっこいい。

 そして次にゴキブリを見せて、これが貴方ですと言われたようなものだ。

 ゴキブリは、条件が揃えばカブトムシ並みに、自重に対する仕事量を発揮する。

 つまりは、カブトムシ並みの力持ちだ。

 そして、カブトムシにはない速度がある。

 仮に人間と同スケールだと換算すると、一歩目から時速300キロを超える瞬発力。

 さらには頭を切り落とされても活動し続ける生命力。

 昆虫なのに群を作り、子供を育てあうという、蜂や蟻のように高度なその社会性。

 驚異的な繁殖能力や、また、知能もある。


 つまり、実質的な種としての能力では――圧倒的にゴキブリが上をいく。

 性能の殆どは、ゴキブリはカブトムシを超えている。

 だけれども、ゴキブリはゴキブリなのだ。

 生まれながらのカブトムシと、努力してゴキブリになったもの。


 ……大抵の人はカブトムシを選ぶんじゃないだろうか。

 ゴキブリの方が強かったとしても。

 なんとなく気持ち悪いとか、取り合えず見かけたらブッ殺すとか、

 厚かましい生き物だな、さっさと死ねよとか……抜きでも。


 だから彼は、自分が強いと認識できないのだろう。

 イメージの中の、理想とする、自分の知っている――強者と己がかけ離れすぎていて。

 別に、そんな風に彼の心を清澄高校が歪めてしまったという話ではない。

 単純に、彼女たちの華に魅せられてしまったのだ。

 それはあまりに衝撃的で、最初の憧れとして彼の心の一番奥に灯された。

 ……自分はそうはなれないと言うのに。


 さながら、“花魁鳥(エトピリカ)”に憧れる“人鳥(ペンギン)”だろうか。彼は。

 どれほど地上を速く駆けられようが、どれだけ水中を自在に動けようが、

 いくら強力な膂力を身に付けようが――彼が欲しいのはそれではない。

 彼はただ、空を飛びたかったのだ。

 鳥といえば、飛ぶ鳥を思い浮かべるように――。

 強いといえば何かと、そんなイメージが出来上がっている。


 ……尚。

 今の彼は、脚力が発達しすぎた結果羽ばたきなしで離陸滑走と短距離滑空をしてる状態である。

 充分、凄い。むしろ怖い。


 なんというか。

 人鳥が頑張り過ぎたら、飛蝗の脚力を手にいれました……みたいな。

 でも、本来のフィールドではないので、自在に活動できません……みたいな。

 そんなのが、彼だ。


 白望からしたら、オカルトの方がまだ判る。

 自分自身、そういうツキとかジンクスを持っているから……。

 彼の打ち筋を理解はしているし、納得もしているが――常識を外れている。

 総てを分析し、吟味し、演算し、列挙し、勘定し、推理し、試行し、実行する。

 余程異常だ。頭の中は、どうなっているというのか。

 飛蝗の足を生やしたペンギンを想像して、ちょっと気持ち悪いと思った。


 オカルトやツキというのは、その生き物が生まれつき持った特性だ。

 だから、あっても……それはそういうものかと納得が行く。

 でも、彼のそれは違う。

 後発的に得た――――一切のツキとオカルトに寄らない、技術の極致。

 理論上は存在するが、可能かどうかまた別な努力の結晶。


 本来は持っていなかったのに……。

 必要だと、鍛練で“眼”を得て――。

 重要だと、錬成で“爪”を得た――。

 そんな、ペンギンである。


 鷹の瞳を持ち、虎の爪を持ち、飛蝗の脚を持つペンギン。

 それが彼だろうか。キモい。



 ……で、だ。

 そんな気持ち悪さは放っておこう。

 キメラ生物、オカルトスレイヤーは忘れよう。


 彼の心には、原風景としてそんな麻雀の強さのイメージが染み付いた。

 それが彼の夢であり、理想である。

 あくまでも彼は、上空を自在に飛び回りたかった。

 大空に悠然と翼を広げたかった。せめて耀く美しい羽が欲しかった。

 望むのは――羽ばたく鷹や、美しい翼を広げる孔雀や、大空へ飛翔する禿鷲だ。

 決して眼だけの鷹や、爪だけの虎や、脚だけの飛蝗ではない。


 そこに至れない自分に対して――本当に本当にどうしようもない無意識の底にて、彼は劣等感を抱く。

 でも、彼はそれに納得し始めた。

 そんなに歪でも、そこに至るための努力に価値を見出だした。

 それでも狩りができるからと――彼は顔を上げた。


 そして、粉々に砕かれた。


 あらゆる能力を理解し、完全に再現する。

 そこに、己の打ち手としての力は介されない。

 使い捨てのコピーカードの如く、オリジナルの正確無比なる複製を、湯水のように使い捨てる。

 そこに感傷は存在しない、静かなる激情の態。


 彼の後輩――夢乃マホだ。


 自らが、よかれと思って彼女を鍛えた。

 少しでも力になってやりたくて、頭を抱えて共に歩んだ。

 己を慕ってくれる純真な瞳に、一緒に笑い、彼女に“その先”を託した。

 京太郎にとっては初めての弟子で、麻雀部の後輩で、かつての自分より初心者な妹分。

 そんな彼女の羽化の為に、飛翔の為に――京太郎は努力をし、育成した。

 見事彼女は翼を広げて、


京太郎『……俺、悔しいです。情けないです』

京太郎『俺がしたことが、マホをあんな風にしちまった……』

京太郎『あんなに笑ってた奴から、笑顔を消しちまった……』

京太郎『麻雀を楽しまずに、ただ打つだけの魔物にしちまった……』

京太郎『そんで……』

京太郎『俺じゃあ、あいつの仮面を――砕くこともできなかった』

京太郎『俺の力じゃ、ただの人間じゃ……』

京太郎『あいつを止めてやるどころか……踏みとどまることもできなかった』

京太郎『俺……何もできない、自分が悔しい……!』


 人間性を、置き去りにした。


 恐らくそれが決定打となったのだろう。

 唯でさえあのときの彼は、眼精疲労を指摘され、視力低下に悩まされていた。

 そんな時期に、己が可愛がってた後輩を、己を理由に魔物としてしまったのだ。

 衝撃には十分過ぎた。

 夢乃マホの力は、それまで分析した総ての特性を保存し、自在に使用すること。

 一度使った能力を、同じ対局中に使用することはないが……。

 『オカルトを組み合わせて使うことができる』。

 京太郎は、「あいつの自意識を取り除いた分、もう一つ使うスペースができたのではないか」。

 そんな風に呟いていた。


 とにかく――彼は荒れた。

 正確に言うなら、折れて擂り潰されたというところか。

 まあ、唯でさえ身体的に限界でストレスが溜まっているところに、

 よかれと思った超裏目に、自分が増やした“手札(カード)”による蹂躙のコンボだ。

 耐えられなくても、仕方がないだろう。


 ちなみに、白望を含めて誰かを頼るという選択肢はなかったらしい。

 彼の最強の仲間、魔物級である宮永咲はプロであるが故、新人の多忙さで呼べず。

 生半可なオカルトでは、有利な特性を持つ手札を当てられる。

 臼沢塞は、最も彼が頼りたい相手だったろうが……。

 強力な能力を封じるとその代償として彼女に与えられる疲労を鑑みて、彼は塞には声をかけなかった。

 そして彼は、原村和と共に夢乃マホへと戦いを挑んだ。

 結果は、言うまでもないだろう。


 大学時代はともかく、今の3位――荒川憩ならどうにかできただろう。

 それほどまでに、ランキング3位は洒落にならない強さのプロだ。

 あのとき憩がそれほどまでに完成されていたら――結果は異なったかも知れない。

 言っても、せんのないことだが。

 


 ……まあ。

 彼には、色々あったのだ。

 辛いのなら……能力――つまりその記憶を思い出させてしまう自分は暫く近付かず、

 そっとしておいた方がいいかと思った自分とは対照的に、新子憧は彼の世話を焼いた。

 それから某かあった後に、憧の高校時代の教師――師匠――が、

 彼のリハビリに付き合った結果、須賀京太郎は立ち直ったらしい。


 実に色々あって……。

 一歩引いてしまった自分は、それに立ち会えなかったけど――。


京太郎「……? なんですか?」

京太郎「俺の顔に、何かついてます?」


 今はどうも、こうして立ち上がってくれているから、いいが。

 心なしか、笑顔が前より良くなった気がする。

 それほどまでに、何か良いことがあったというのか。

 嬉しいし、京太郎のこの顔は……なんとも実に、微笑ましい。

 実に様々な言葉を労したが――自分は彼の、快活な笑みが好きであった。


白望「いや……」

白望「あのときは、組み敷いてくれたな……って」

京太郎「……ブッ!?」

白望「いくら追い詰められてたとは言え……」

白望「京太郎が、女を押し倒すなんて……」

京太郎「……」

京太郎「……内緒にしてて下さいよぉ」


白望「あれは……本当に驚いたなぁ」

白望「『俺にもう、構わないでくれよ』」

白望「…………からの」

白望「それでも心配でちょっと引き留めたらまさかの…………」

白望「『今の俺は、何をするか自分でもわかんねーんだよ』」

白望「だから」

京太郎「……」

京太郎「あわあわあわあわあわあわあわわわわわ」

京太郎「あのときの俺はどうかしてたんですやめて許して下さいごめんなさい」


 おもいっきり床に、力付くで組み伏せられて。

 その、見たことない京太郎への恐怖から何か咄嗟に身を捻って逃げ出そうとしたら、

 まさかの、後ろから覆い被せられて、首筋に歯を立てられるとは。

 危うく排卵するところだった。

 シャツのボタンは外されるわ、首筋舐められるわ、鎖骨に顔を埋められるは……実に色々あった。



 まあ、結局は。

 それ以上は触れられず、顔面を蒼白にして、謝り倒しながら、転がるように逃げられたが。

 あのとき排卵して、おまけに行為に突入してたらどうなってたのか。

 ……確実に我が家に主夫が増えただろう。


京太郎「本当に許して下さい最低なことをしました俺は生まれついてのクズです」

京太郎「いっそ殺して下さいごめんなさいどうか本当にごめんなさいなんでもしますから」

白望「前に、水に流したのに……ダルいなぁ」


 余程その、レジェンドのリハビリ教室とやらの効能は灼かだったのだろう。

 心を“あらたに”、立ち上がった須賀京太郎。

 一皮も二皮も剥けた男になっていた。

 性的な意味じゃないが、性的な意味も含むかもしれない。

 なんか失恋とかして成長してそう。


 そんな、新生須賀京太郎。通称、スーパー須賀。

 で、その八百屋みたいな京太郎は。 

 戻ってくるや否や、直ぐにその膝が折れた。彼はいきなり膝をついた。

 そんで、謝罪の嵐。謝罪に次ぐ謝罪。

 エターナル謝罪。エターナルレクイエム謝罪。

 そりゃあもう、言えば腹切りでもエンコ詰めでもやりそうであった。


白望「ん……?」


 ちなみにその、謝り続ける京太郎を見て。

 ここで逆に押し倒したら、謝るのやめるのかなぁ……なんて思った。

 そのときの、謝っていた状態から間をおいて一変する須賀京太郎の、その顔を想像しだして、

 なんとも彼を組み敷いてみたいと考え初めていたのは内緒だ。

 こっちでは、排卵はしてなったらしい。どうでもいいが。


白望「……今」

白望「何でもするって言った…………?」

京太郎「……はい」


 まったく、可愛らしい奴だ。相も変わらず、そこだけは確か。

 だから――


白望「……それじゃあ」

白望「そうだなぁ……」



白望「――『一緒に料理を作ろう』か」


京太郎「……へっ」

白望「………………何……?」

京太郎「いや、そんなのでいいんですか……?」

白望「………………」

白望「…………それとも」

白望「……それ以上のことが…………したい?」

京太郎「……うっ」

京太郎「そ、そんなわけないじゃないですか!」

京太郎「俺は紳士なんだから!」

白望「……ふぅん」


 あら、残念だ。

 まあ、いいとしようか。

 だって、単純に嬉しいのだから。


白望「……“そんなん”、じゃないんだけどなぁ」

白望「京太郎が変わったみたいに…………私も変わった……」

白望「料理……つくれるようになったからさ」

白望「これでいい」

京太郎「そっすか」

白望「そう」


 あのときとは違って、こんな風に隣に立てるってのは――。

 まあ、悪くないんじゃないだろうか。

寝落ちしてた、すまん


マホっち激情態はオカルトの複合が可能となっております

優希+セーラで『東場での超高速超高打点』
慢+池田で『超大爆発』
淡+衣で『配牌5向聴&1向聴地獄』
灼+まこで『筒子九蓮』

みたいな

オカルトスレイヤー以前ではまあ、ミンチしかねえ
蟹さんならやりようがあるというあたり、蟹さんやばい

シャチの頭にモンハナシャコの目、デンキウナギの腕、サバクトビバッタの脚――

それが、京太郎だッ!(バオー風に)

大学生:タトバ
  ↓
プロ:シャウバ

ぐらいのレベルアップ
なお他のプロはアナザーアギトやアメマクウガ、王蛇やオーガ、イクサである模様


大学時代のお友達枠としては、追加で左右田和一(ダンロン2)かねー

そいじゃあ、ラストを始めようかー



【いとも容易く行われるえげつない行為】





京太郎「結構作りましたねー」

白望「沢山できた」

白望「………………共同作業かぁ」

京太郎「いいィ゛!?」

京太郎「き、聞こえ悪いこと言わないで下さいよ!」

白望「共同作業としか言ってないけど……」

白望「何を想像してたの?」

京太郎「……ぐっ」

京太郎「さ、さっきからシロさんがそういうイジリをするから……!」

白望「箸が転がっても卑猥な妄想に耽ってしまうようになった、と」

白望「ケダモノだな……京太郎は」

白望(ういやつ)

京太郎「……うぐっ」

京太郎「あ、あなたって人は……!」

白望「顔怖すぎ」

京太郎「誰がそうしてると……!」

白望「なるほどな。私の魅力がそうさせた……と」

白望「犯される?」

京太郎「やらねえよッ!」

白望「やらないけど、ヤる?」

京太郎「ヤりもしねえよッ!」


憧「ふきゅ!?」

和「どうしたんです、憧?」

憧「な、なんでもない……」

憧「……」

菫「……騒がしいな、あいつら」

智葉「いつも通りだろ?」

智葉「……って、ああ」

智葉「そういうことか」

菫「……おい。なぜ私から離れる」

菫「おい」

智葉「近寄るな」

菫「逃げるな」

智葉「近付くなよ、頼むから」

菫「逃がさないぞ……」


白望「そういえばさっき、トリオって言ってたけど」

白望「仁美は…………?」

京太郎「あー」

京太郎「江崎先輩は、トリオって言うより弘世先輩とつるんでる印象が強いんですよね」

京太郎「弘世先輩からかったり、逆に弘世先輩にツッコミ入れられたり」

白望「あと、京太郎とも良く話してなかったっけ…………?」

京太郎「そうっすねー」

京太郎「何にもない側として、何だかんだ良くしてもらいましたよ」

京太郎「結構、相談にも乗ってもらったり……」

白望「あー」


京太郎「『あいつらみたいに上手いこと教えられんけど……』」

京太郎「『やけん、できん側の気持ちは判る』」

京太郎「『挫折話なら任しとけ、後輩』って」

京太郎「いい人でしたね……」

白望「あー」

京太郎「かーなーり、適当な人でもあったけど」

白望「あー」

京太郎「いかにもな、大学の先輩って感じでしたね」

京太郎「色々過去問とか情報とか回してくれたりしますし」

京太郎「近場の遊び場紹介してくれたりも……」

京太郎「授業フケて遊びにつれてかれたりなんかも」


京太郎「色んな人がいましたね、麻雀部」


 生真面目熱血だけど時々どこか詰めが甘い人――弘世菫。

 冷静そうで割りと遊びに寛容な人――辻垣内智葉。

 面倒臭がりそうで肝心なとこを外さない人――小瀬川白望。

 良くも悪くも適当で力をかけたり抜いたりする人――江崎仁美。


 終始にこやかでおだやかな人(あとナース服エロい)――荒川憩。

 真面目に面倒見がいいんだけどどこか微笑ましい人(あと充電)――鹿倉胡桃。

 真面目というか苦労人で「頼りにしなさい」ってタイプのお姉さん(意外と天然)――臼沢塞。


 外面しっかり内輪ちゃっかりしてるんだけど、男に人見知りする――新子憧。

 穏やかと思えば熱血、冷静そうで天然――原村和。


白望「そうだなぁ……」

京太郎「本気で、あの大学に行って良かったと思いますよ」

白望「ああ」

白望「菫と智葉を目標に来たんだっけ」

京太郎「あとは、学外からの参加者の小走先輩っすね」

白望「あー」

白望「しかし、京太郎が来たときは驚いたなぁ……」

白望「入ってくるなり、『弟子にしてください』だもんな」

白望「何かと思ったよ……」

京太郎「……うぐっ」

ちょっと中断します

おまたせ
さあ、始めようかー


この菫さん、完全に日和のぶちょーやから、羊先輩とは相性いいよね


 生真面目でストレートなタイプの弘世菫のうっかりに、江崎仁美がツッコミを入れ、

 たまになあなあが過ぎたときの仁美の行動を、弘世菫がストップさせる。

 こう振り返ると、非常にいいコンビだったのだろう。

 案外、元々の江崎仁美はフォローする側というかツッコミタイプだったのかもしれない。

 やけに天然ボケした菫への追求に慣れていた。

 まあ、白水哩(と鶴田姫子)がどういう人間か知る今、彼女も大変だったんだろうと思い至る。

 花田煌は、ツッコミ以前にボケに圧倒されるタイプだろうし……。

 で、他にツッコミ役が生まれた大学にあって、彼女も肩の荷が降りたのだろう。

 大学生らしく、適度に適当になった……と。


 辻垣内智葉はあれで寛容というかシビアな部分があり、

 誰かに迷惑がかからないなら、適当にやっていることは当人の自由と責任だと目を瞑る。

 また、当人自身はあまりミスをしない。

 小瀬川白望に関しては言わずもがな。

 最終ラインのフォローや重大そうなところ以外は、我関せずである。

 こちらも同じく、うっかり何かをやらかすことはあまりない。

 然るにやはり、江崎仁美のコンビは弘世菫しかいないワケである。


京太郎「いいコンビなんだよなぁ」

仁美「何が?」

京太郎「江崎先輩と、弘世先輩のコンビっす……あ、お久しぶりです」

仁美「驚かんの……?」

京太郎「耳、いいんで。忍び寄ってるの、丸わかりっす」


白望「おひさ……しぶり」

仁美「どーも」

仁美「鍵あいとったけん、入ったけど……」

仁美「流石に、無用心ちゆーもんやなかかね」

京太郎「あー」

京太郎「まあ、アサルトライフルで武装した特殊部隊でも来ない限りは……」

京太郎「俺がどうにかできるんで」

仁美「……」

仁美「まーた、人間ばやめとるんか」

京太郎「やめてくれませんかね。人をそんな化け物みたいに言うのは」

京太郎「流石にツッコミ待ちだったんですけど」

仁美「面倒やけんね」


仁美「あの可愛かった後輩も、いつん間にか化け物になっとるし」

仁美「年月はわからんね」

京太郎「いや俺、人間っすよ」

仁美「人間は忍び足の探知ばせんやろ」

京太郎「いやー」

京太郎「なんかこう……息遣いとか、気配ってあるじゃないですか」

仁美「どういうん?」

京太郎「例えばアパートとか安ホテルとかで」

京太郎「しっかり聞こえるわけじゃないんだけど、誰かが階段を上がってるような気がする……みたいな」

仁美「あー」

京太郎「で、とりあえず気配っぽいのを感じた」

京太郎「あとはそんな方向からの音の反響を確かめて何かいるのかを……」

仁美「おかしい」


仁美「可愛かった後輩がどこにもおらんて」

仁美「須賀はツッコミ側やったんに、いつん間にかこげんぽんこつになって……」

京太郎「ぽんこつちゃいます」

京太郎「全部、ツッコミ待ちですから」

仁美「……」

仁美「……どうした、須賀」

京太郎「久しぶりに会えると思ったら……いやー、はしゃいじゃって」

京太郎「先輩、忙しそうだから多分中々会えねーんだろうなぁ……」

京太郎「なんて思ってたら会えたから、嬉しいんですよ!」

仁美「そ、そう……ああ、うん」


仁美「……なあ」

白望「何?」

仁美「須賀、こんなキャラやったっけ?」

白望「あー」

仁美「適当に先輩後輩で、乗っかるけどやや苦言ば呈する立ち居ちやっち……思っとるんやけど」

白望「あー」

白望「これ、甘えモード」

仁美「甘えモード?」

白望「ツッコミ待ちになる」

白望「……撫でられるのを待つ、犬みたいなんだ」

仁美「あー」


京太郎「あ、今先輩の分のグラスも持ってきますね!」

京太郎「夜とはいえ、外も暑かったでしょうから、リビング入っててください!」

仁美「……お、あ、ああ」

仁美「犬だな」

白望「犬でしょ」

仁美「新子相手には猫っぽかったっちゃけん、あれは……?」

白望「デレツンモード」

白望「なんのかんの言って相手を弄ったり、ぶっきらぼうに接したりしながら……」

白望「それを心地よく思ってる」

仁美「なんぞ、そいは」

白望「和曰く……」

白望「対等かかなり気安い関係相手に発揮するとか」

仁美「ほー」

仁美「今度は猫か」

白望「そうなる」


白望「判りやすそうで判りにくいし」

白望「判りにくそうで判りやすい」

白望「京太郎は、そんな感じにダルい…………」

白望(嫌なダルさ……じゃないけどさ)

仁美「すっかり変わり果てて……」

白望「…………因みに」

白望「私は…………甘えモードを受けたことがない……」

仁美「……ドンマイ」

白望「ダル……」

あ、デレツン(&ツンデレ)モードは咲優希に対してってのを、和が見てたってことやから

和に対してはカッコつけたり、遠慮したり、甘えモード(ツッコミ待ち)をしてるねんで


仁美「あー」

仁美「あいつがああなったんも、なんもかんも政治が悪い」

白望「ほほう」

白望「……政治家の問題発言か」

仁美「ジョークやけん。リークすんなよ」

仁美「2年はおらんの?」

白望「タイミング悪かったからね」

白望「……今日は、1年と3年勢で」

仁美「んー、了解」


仁美「久しぶりだな、弘…………世?」


智葉「お前、本当にそれ以上近寄るな」

智葉「それ以上近寄ったら、切るからな」

智葉「頼むから、本当に近寄るな」

菫「うるさい。私が何をしたっていうんだ」

菫「私だってな、寂しいんだよ」

菫「知らない間に誠子は淡のマネージャーになってるし……」

菫「みんなは違う学部だし……」

菫「淡と須賀は私に内緒でデートしてるし……」

菫「私が何をしたっていうんだ……!」


仁美「……あー」

仁美「あんぽんこつは……」

憧「あ、お久しぶりです……先輩」

和「お元気そうですね、江崎先輩」

仁美「どーも」

仁美「……あいつ、何杯飲んだ?」

憧「あ、えっと……」

和「ビール、瓶で12本ほどかと」

仁美「あー」


菫「それに……PAD、PADって……」

菫「私だってな、好きで入れてたんじゃないんだよ」

菫「高校の時……」

菫「照の奴のな、撮影に付き合うときに……」

菫「元々はあったのに、ちょっとダイエットしたら、減っちゃって……」

菫「女性のカメラマンから、もっとあった方がイメージに合うって……」

菫「多かれ少なかれ、誰だってやってるって……」

智葉「あ、ああ」

菫「それから私はな、そういうイメージに応える為に仕方なく……!」

菫「……いいじゃないか」

菫「私だって、普通にあるんだよ。谷間もできるんだ」

菫「ややおっきいが、凄くおっきいになっただけだろ……?」

菫「前は元々、この量だったんだ」

菫「それなのに、皆『PAD長』『PAD長』って……」

菫「好き勝手、呼びはじめて……!」


憧「スゴっ……」

憧「……智葉さんがたじろいでる」

和「いつもは、これほど酷くはないんですけどね……」

憧「精々、お説教みたいなアドバイスよね」

和「それでも筋は通っているんで、ありがたいです」

憧「そう?」

和「そうです」


仁美「……あー」

仁美「弘世がそこまで飲みすぎるって……なんば、あった?」

憧「んー」

憧「誉め殺しにした……とか?」

和「須賀くんが、凄い尊敬してますアピールをしたぐらいしか……」

仁美「……」

仁美「そげんことで、飲みすぎる奴やないけど……ま、まぁいい」

和「止めに行かれるんですか?」

憧「さっすが先輩! 適当そうに見えて、締めるところは締める人!」


仁美「……いや」

仁美「普通に逃げるよ」

和「へ?」

憧「え?」

仁美「ああなった弘世は、止まらんっちゃけん」

仁美「相手にせんで逃げ出すんがちょうどいい」



菫「――――ん?」

菫「んん?」

菫「んー?」

菫「んー」

菫「んー……」

菫「……んー」

菫「ん?」

菫「ん」

菫「……」

菫「やっと来たか、仁美ィ……!」

完全にロックされた……プラネット・ウェイブス級の特に理由のない暴力が江崎先輩を襲う!


仁美「いぃ゛!?」

仁美「み、見付かった……」

和「ひ……っ」

憧「きょ、きょうたろ……!」

菫「いやー」

菫「会いたかったんだぞ、お前にも……」

菫「4年になっても就職決まらず……」

菫「色々とフラフラしはじめて、法曹進むか企業に勤めるか判らなくて……」

菫「挙げ句、政治が悪いとか……政治家になるとか……」

菫「友人として、どうなることかと思ってたんだが……」

菫「まさか、最年少……25歳で市長になるなんてなぁ……」


仁美「お、おう」

仁美「そこらはゆっくりと話そうと思うっちゃけん、座っとってな」

仁美「そ、そっちに……い、行くけん」

菫「なに言ってるんだ……?」

菫「政治家先生に、そんな事させるわけにはいかないだろ」

菫「私がそっちに行くよ……ああ」

仁美「い、いや……来んでも」

仁美「てゆーか、来んでくれ……」

菫「遠慮するなよ」

菫「……あー」

菫「急に立ち上がると、来るなぁ」

菫「うぷっ、うぷぷ」

菫「……あー」

菫「大丈夫だぁ……気分がいいだけだ」


仁美(これは不味い)

仁美(限りなく不味い)

仁美(非常に不味い)

仁美(二日酔いなら多々あれ、飲んでる最中にっちゅーパターンはあんまなか)

仁美(ああ、これは不味い)

仁美(こいつ明らかに飲み過ぎた上に食い過ぎとる)

仁美(須賀の飯が美味かったっちゃけん、仕方なかちゆーのもあろうが)

仁美(これは不味い)


菫「――あっ」

菫「うぷ――」


仁美(しかも、勝手に躓いた!?)

仁美(口許押さえながら、こっちに――)

仁美(このままだと、不味いッ)

仁美(どうする――――)


京太郎「お待たせしましたー」

京太郎「いやー、台所に黒いアノアレが出て――」


仁美「――『D4C』」


 ドッジャァァァァア――――z____ン!


 ――『いともたやすく行われるえげつない行為(Dirty Deeds Done Dirt Cheap)』。


仁美(……弘世と須賀の間に挟むことで)

仁美(吐瀉物を消し去った)

仁美(そいが私の能力……『D4C』)

仁美(今ごろ、どこか別の世界の人間がおっ被っとるよ)

仁美(……)

仁美(……)

仁美(そんなん嘘ばい)

仁美(須賀を盾にした。おっ被ったのはどこでもなくここの須賀)

仁美(まあ……)

仁美(そげなとこにいた、お前が悪い)

仁美(恨むなら、弘世を恨め……)

仁美(……)

仁美(普通にすまん。悪かった、須賀)


京太郎「……」

菫「……」

智葉「……」

白望「……」

憧「……」

和「……」


仁美(ただ……流石だったのは)

仁美(咄嗟にその瞬間、懐からビニール袋を取り出したこと)

仁美(この家ば汚すことも、自分の服ば汚して弘世に罪悪感を与えることも)

仁美(そのどちらも、避けた)

仁美(気遣いの男は、伊達じゃなかと)

仁美(やはり須賀は、須賀だった)


京太郎「……間に合って良かった」

菫「わ、私は……」

菫「うっ……」

京太郎「ほら、無理しないで下さい」

京太郎「ゆっくりでいいんで、トイレに行きましょう」

京太郎「ね?」

菫「す、すまない……」

菫「こんなつもりじゃ……私は……」

京太郎「いいんですって」

京太郎「先輩、いっつも頑張ってるから飲みすぎちゃっても仕方ないんです」

京太郎「ほら、行きましょう?」

逆にBUKKAKEが決まってたら酔いの勢いも手伝って菫さんが責任を取るとか言い出しかねなかった。


京太郎(……白糸台のときの飲みで、翌日ああなってたし)

京太郎(念のためとは思ったけど、まさかそうなるとは……)

京太郎(やっぱ――予め知っとくっつーのは強いな)

京太郎(サンキュー、誠子さん。拡げ易い畳み方をありがとう)

京太郎(流石白糸台1の網使い――ビニール袋的な意味で――だ)

京太郎(……)

京太郎(疲れてたん、だろうなぁ……)

京太郎(ちょっとセーブしてあげればよかった)

京太郎(大学のときの飲みじゃ、こうはなってなかったもんな)


菫「ごめんな、須賀……」

菫「私は、こんなつもりじゃ……」

菫「ううっ……う、ぅ!?」

京太郎「大丈夫、俺がついてます」

京太郎「俺は先輩に、これ以上お世話になったんですから」

京太郎「気にしないで下さいよ」

京太郎「ね?」

菫「すまない……」

京太郎「そういうの、言いっこなしですよ……先輩」



憧(……トイレに連れ込んだ)

憧(ふきゅっ!?)


京太郎(……それもこれも)

京太郎(俺が弘世先輩がこうなる前に間に合わなかったのも……)

京太郎(全ては……悪い奴は、理由は判りきっている)

京太郎(そう……)

京太郎(この……!)

京太郎(“害虫(ゴキブリ)”どもが……!)

京太郎(お前らが余計な手間や時間をかけさせるから、弘世先輩のところに間に合えなかった)

京太郎(人の家の台所を我が物顔で闊歩しやがって……)

京太郎(厚かましい生き物だな。さっさと死ねよ)


京太郎(弘世先輩の名誉の仇……)

京太郎(味噌汁に使おうと思ってた玉葱の皮の仇……)

京太郎(お前らは、俺が許さねー)

京太郎(ゴキブリ殺すべし。慈悲はない)

京太郎(エコーロケーションもパルクールもムエタイも)

京太郎(何もかもを総動員して――)

京太郎(“お前ら(ゴキブリ)”を、叩き潰す)

京太郎(さあ、行くぞ――逃げんなよ)


京太郎(――ゴキブリ野郎ッ!)



須賀京太郎『オカルトスレイヤー』――→『休日返上でゴキブリを殺す』

辻垣内智葉『悪魔の天敵』――→『ゴキブリを駆除する』

弘世菫『天上の荒武者』――→『二日酔いでダウン』

原村和――→『ゴキブリは苦手なので白望を連れて退避』

小瀬川白望――→『なんでもいいけどまた京太郎の料理が食べれて嬉しい』

新子憧――→『目覚めたら自分がショーツを脱いでいることに悶々』

江崎仁美『D4C』――→『埋め合わせの約束をして仕事に向かう』


小瀬川家のゴキブリ――→『完全にとばっちりで全滅』『再起不能』


←To be continued...


【新子憧の好感度が上昇しました!】

【小瀬川白望の好感度が上昇しました!】

【弘世菫の好感度が上昇しました!】

【原村和の好感度が上昇しました!】

【辻垣内智葉の好感度が上昇しました!】

【江崎仁美の好感度が上昇しました!】

>新子憧――→『目覚めたら自分がショーツを脱いでいることに悶々』
――→『恐る恐る自分でチェックしてみたら膜があってホッとする反面がっかり』

こうですか分かりません。

好感度

★5
ハギヨシ
大星淡
弘世菫

★4
宮永照

★2
松実玄
赤土晴絵
亦野誠子
国広一
片岡優希
小走やえ
東横桃子
龍門渕透華
辻垣内智葉
小瀬川白望
原村和

★1
佐々野いちご
瑞原はやり
小鍛治健夜
松実宥
姉帯豊音
対木もこ
愛宕洋榎
愛宕絹恵
野依理沙
三尋木咏
渋谷尭深
竹井久
夢乃マホ
宮永咲
染谷まこ
花田煌
加治木ゆみ
新免那岐
福路美穂子
白水哩
鶴田姫子
新子憧
江崎仁美

菫さんとかいうオチ要員
なんでだろうね。可愛そうにね

憧はアレよ
酔ってる上に言葉攻めで何度もアレしたんだから仕方ないアルよ


あと

この1の書くスレにおいて、京太郎と和には絶対に恋愛的なフラグは立たないので安心して欲しい
酔った勢いでの間違いは、鬱シリアスがない以上はない

40近くなってお互いフリーで
「俺ら売れ残ったな」「……結婚しますか?」みたいなパターン以外はな!

お題


・智葉憩照相手に13位の意地を見せつける

・【血の雨が】SUGA'sキッチン特別編!須賀プロが執事体験!?ご主人様募集!【降る予感…!】

・シズ、アコチャー登場

・【栄光の】須賀氏、新作TVドラマにてスタントなしでのバイクアクションを披露【プロ雀士】

・大阪でセーラと漫がやってるローカル火力麻雀番組に京ちゃんとにわか先輩ゲスト出演して
負けたタッグには罰ゲーム有りで勝負

・キッチンで和菓子

・南の島に漂流

・須賀プロ、ボウリング大会で優勝
(天江衣、宮永咲、宮永照、姉帯豊音、愛宕洋榎、花田煌)

・宮永咲ファンスレッド

・オフの日に咲ちゃんと過ごしたりすることがあったりするんじゃないかな


多い(白目)
ちょっと纏めるから待っててくれ


①VS照、憩、智葉戦前。好感度上位陣の好感度アップイベ

②キッチンで和菓子。ゲストは安価。京穏のデート回想(憧を添えて)

③執事します。なお御主人様は安価にて

④京咲ほのぼの下さい。はよ

ちなみに②はほのぼのだからね

あと、①については……判定次第ではやえさんが来たりするかも


① 5票
② 3票
③ 3票
④ 7票

じゃあ、これを元に割合だしますんでお待ちを

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第16位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第16位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381164915/)

一応次スレをば

ああ、6票やね。同一IDやし
ありがとう


間違いなくセーラ&慢が一番掲示板ネタ向きなんだけど
ランキングを迷うからな……これ

判定
1~17:キッチンで和菓子(ゲスト安価)&京穏デート(憧添えて)
18~34:あくまで、執事ですので(対象募集)
35~64:VS照、憩、智葉戦前(好感度上位陣+やえイベント)
65~99:京咲&咲ちゃんスレ

ゾロ目:その範囲の内容についてボーナス(スキル、好感度など)

↓7

執事やな

じゃあ、誰に執事に行くか……対象を範囲募集するでー

※1は単行本派です
※ロリまこさんかわいかったです



↓3~8

じゃあ、あっちでこまかな判定しようかー
こっちは埋めて下さい


>>1000なら男友達との日常とかそういう

>>1000なら淡と星を見にいこう

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年10月03日 (木) 00:54:22   ID: EfycV13Q

微妙

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