マミ「中学デビュー失敗したわ…」(563)


先生「はい…次は巴さんね!どうぞ」

マミ「巴マミです…よろしくお願いします!」

パチパチ…




ゆっくり書いていきます

「巴さん!今日帰り何処かよってかない?」

マミ「えっ?あっ…行く…」

QB『マミ!また魔女が現れたみたいだ!』

マミ「いえ…やっぱり今日は用事があるから帰るわ…」

「そっかーまた明日ねー!」

マミ「ええ、明日ね…」

ターン!

マミ「ふぅ…やっと倒したわ…」

「なんだ、この街にはもう魔法少女がいるのか」

マミ「…!?誰っ!?」

「名乗る時は自分からって教わらなかったのかい?」

マミ「…私の名前は巴マミよ…貴方は?」

杏子「佐倉杏子だ…アンタと同じ魔法少女さ」

マミ「あらそうなの…?でも残念ね…その魔女なら私が倒してしまったわ?」

杏子「どうやらそうみたいだな…でも今は魔女なんてどうでもいい…」

マミ「?」

杏子「食べ物を…持って…」バターン!

マミ「ちょ…!大丈夫!?ちょっと!」


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トントントン…

杏子「う…うーん…ここは?」

マミ「あら、起きたのかしら…?」

杏子「誰だお前は!?」

マミ「えっ!?忘れたの!?」

杏子「?」

………。

杏子「あはは!そうだったな!てっきり忘れてたぜ!」

マミ「もう勘弁してよ…いきなり現れたと思ったら倒れるし…何か食べさせてあげようと思って連れて帰ってきたらいきなり誰だ!なんて…」

杏子「おい…お前今なんて言った?」

マミ「えっ!?」ビクッ

マミ「い、いきなり誰だなんてって…」

杏子「その前だよ!」

マミ「その前…?貴方が倒れたって事?」

杏子「それよりもうちょい後だ!」

マミ「貴方にご飯を食べさせようと…」

杏子「それだっ!!!」

マミ「!?」ビクッ!?

杏子「飯を食べさせようと…って事は…アタシに飯をくれるのか…?」

マミ「え、ええ…そのつもりよ?」

ガシッ!

マミ「!?」ビクッ!!

杏子「アンタいい奴だな!」

マミ「あ、ありがとう…」

マミ(私はちょっと…苦手かも…)クスン…



書き溜め終了
ゆっくりいきます

杏子「うめぇ…うめぇよ…!」

マミ「それはよかったわ…」

杏子「これアンタが作ったんか?」

マミ「ええ、そうだけど?」

杏子「アンタ天才だな!」

マミ(…ちょっと嬉しい)

杏子「ふぅ…ご馳走様!」

マミ「結構量あったのに全部食べたわね…」

杏子「残すのは勿体無いからな!」

マミ「まぁ…そうね」

マミ「それで…そろそろ説明してくれない?」

杏子「何をだ?」

マミ「何をって…なんであんなふらふらな状態で魔女の所にきたの?」

杏子「一昨日からなんも食べてないからなぁ…倒れるとは思ってなかったけどなぁ
」アハハ

マミ「な…馬鹿じゃないの!?そんな状態で魔女と戦おうとしたの?一歩間違えたら死ぬかもしれないのよ!?」

杏子「死ぬか…別にいいんだけどな…死んでも」

マミ「…っ!」パシーン!

杏子「!?」

杏子「な、何をするんだよ!」

マミ「死んでも良いなんて…そんな軽々しく言わないで!」

杏子「ちっ…飯ごちそーさんもう行くぜ…じゃあな」ガチャ

マミ「……」


マミ「死んでもいいなんて…私の願いを否定してるじゃない…」


マミ「ママ……パパ……」グスン

翌日


「巴さーん!今日皆でカラオケ行くんだけど行かないー?」

マミ「えっ…あ、うん!行く!行くわ!」

「じゃあ放課後◯◯前に集合ねー」

マミ「分かったわ!」

マミ(中学になって初めて友達ができるかもしれない…楽しみだなぁ)

放課後

マミ「◯◯…◯◯はっと…」

QB「マミ!こんな所にいたのかい!」

マミ「あら…何?キュゥべえ?」

QB「孵化しそうな魔女の卵があるんだ!早く行かないと大変な事になるよ!」

マミ「でも…今日は約束が…」

QB「死人が出てもいいのかい?」

マミ「……分かった、行くわ」

マミ(断りのメールを入れなきゃいけないわね…)


マミ「あっ…よく考えたらメールアドレス知らないじゃない…」


マミ「……明日謝ればいいよね?」

翌日


マミ「おはよう…」


「昨日のカラオケ楽しかったねー!」
「まさかあんな歌歌うなんて思ってなかったよー!」アハハ!


マミ「あっ…昨日は急に用事が出来て行けなくなっちゃったの…ごめんなさいね」


「あっ…巴さんそうだったんだー」
「まぁ別に来ても来なくても良かったけどねー」
「そういう言い方は酷いと思うよー」アハハー


マミ「……ごめんなさい」

一ヶ月後

先生「はい!じゃあ今週の週末は課外活動をグループで行くので5人組のグループを自由に作ってください!」

マミ「えっ…」


「ねぇねぇ一緒に組もう?」
「いいよー!楽しみだねー!」


マミ「あっ…あの…」


「グループっていう事は自由時間あるのかなー?」
「そしたら遊びに行こうねー!」


マミ「だっ…誰か…」

先生「あれ?巴さんにまだ入ってないのかな?何処か巴さんをグループに入れてあげてくださいー!」



「じゃあ…うちのグループでいいよ…?」

マミ「あっ…ありがとう…」

「「「………」」」」

マミ(あの日から遊びに誘われる事も無くなって会話する機会もめっきり減ったわ…)

マミ(いえ…正確に言えば喋りかけてくれる事もあった…でも…)


「巴さん!昨日のテレビ見た?」

マミ「いえ…見れなかったわ…」


「巴さんは好きな歌手いる?」

マミ「さ、最近の歌手はあんまり分からなくて…」


マミ(魔女退治が忙しいから最近の話題に疎くて全然話題についてけなかったわ…)


マミ(で今回のグループ分け…)

マミ(もうクラスの女の子は仲のいい子同士でグループを作ってしまって私がはいる余地が無かったわ…)

マミ(先生の気遣いが恨めしい…)


マミ「もう…学校に行きたくない…」クスン…

さやか「ぼっちだぼっちーwwぼっちフィナーレだーww」


マミ「……ダメよ!ママとパパは私にちゃんと学校に行って欲しいって思っているに決まっているわ…」


マミ「私…頑張るから見ててね?」


マミ「ママ…パパ…」

ある日教室で

「巴さん!付き合ってください!」



マミ「え、えっ!?」

マミ(なんで私告白されてるのかしら…)

マミ「き、気持ちは嬉しいけど…私貴方の事よく知らないから…ごめんなさい…」


「そうですか…すいませんでした…」

マミ「いえ…こちらこそ…」

「………」

「…なんであの子ばっかり持てるのよ!?」ヒソヒソ…

「私昨日彼に告白したら、好きな人がいるからって振られたの…」ヒソヒソ…

「何それひどーい!じゃあそれあの子のせいなの?」ヒソヒソ…

「どうせあの胸で男をたぶらかしてるのよ…」ヒソヒソ…

「なんか喋り方気持ち悪いしね…」ヒソヒソ…

「大体入学した時、私達がせっかく誘ったのに連絡一つよこさないで来ないなんて…生意気じゃない?」ヒソヒソ…

「いじめちゃおうか?」ヒソヒソ…

ヒソヒソ…ヒソヒソ…
ヒソヒソ…ヒソヒソ…

マミ(今日は何故か視線が痛いわ…)


翌日

マミ「私の上履きがない…?なんでかしら…」

マミ(仕方ない…職員室でスリッパ借りてきましょう…)

マミ「って机も無い…ねぇ?私の机知らない?」


「知らなーい?ねぇ?」

「知ってる訳ないよねー」アハハ!



マミ「そう…ごめんなさい…」


マミ(教科書に落書きもしてある…これってイジメよね…)

先生「巴さん!?その教科書どうしたの!?」

マミ(あっ……)

先生「ちょっと!こんな酷い事したの誰かしら?」

「………」

先生「犯人が名乗りでてくれるまで今日は授業をやりません!」

「えぇー!」
「私達関係無いのに…」
「巴さん自分でやったんじゃないの?」
「何それ笑えるー!」

マミ(………)


ご飯食べてきます
1時間以内にもどってきます

俺が友達になってやんよ!

先生「こら!静かにしなさい!やった人は正直に名乗り出なさい!先生怒らないから!」

マミ(そんなんで名乗り出る訳ないじゃない…)

先生「……分かりました、放課後まで待つのでやった人は正直に先生の所まで名乗り出るように!」

マミ(そうやって中途半端に投げ出すくらいなら話を大事にしないでよ……)

マミ(帰りたい……)

「次は体育の時間だねー!」

マミ「体操服も無い…」



先生「こら!巴さん!体操服忘れたの?」

マミ「いえ……はい、そうです…」

先生「はぁ…分かったわ…じゃあ見学してなさい…」

マミ「はい……」



クスクス…クスクス…

マミ「………」

マミさんをいじめてるやつは使い魔に襲われた時、助けに来た魔法少女が杏子であればいい

杏子「なんだ使い魔か…倒す意味ないからあんたエサになっちまえよ」

見捨てられて死ねwwww

マミ(保健室行って早退させてもらいましょ…)

マミ「すいません…具合が悪いので早退してもいいですか?」

先生「あら?症状は?」

マミ「吐き気や頭痛がします…(本当に…)」

先生「分かったわ…じゃあここにクラスと名前を書いて先生の所に持ってって許可もらってね?」

マミ「はい……」

マミ(とりあえず許可はもらったし…帰りましょ…)

マミ(あっ…カバンとって来なきゃ…)



マミ(これは…カバンの中身が全部出されてボロボロになってる…)

マミ「あっ…」

マミ(ママから買ってもらったシャーペンも折られてる…)

マミ「こんなの酷い…うぅ…」タタッ



「見た?最後泣いてたよねー!」
「ってゆーか早退とかマジウケるw」



マミ(死にたい…)

マミ「ちょっとした好奇心と愛は地球を救うことをお客様サポートセンターは保障いたしまするか?」

先生「え?」

マミ「わたしは魚を驚かさないといけないの。でもお母さんは衣替えしなきゃダメって」


QB「おや?今日は早かったねマミ?」

マミ「っ……今日は早帰りの日でね?」

QB「そうなのかい?ところでさっき使い魔の反応があったよ!」

マミ「分かった…行くわ…」

ドカーン!

マミ「くっ…!」

QB「マミ!」

グァァァ…!

マミ(ああ…このまま死ねばママとパパの所に行けるかな…)



ジャキーン!



杏子「おい…大丈夫か!」

クラスメイト食われろwwww
マミさんいじめる大悪党は使い魔に食われちまえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!

って美樹さやかが言ってた

マミ「貴方は…」

杏子「なんで使い魔如きにてこずってんだよ?」

マミ「………てよ」

杏子「あ?何だって?」

マミ「ほっといてって言ってんのよ!」

杏子「…はぁ?」

マミ「私はこのまま死にたかったのよ…だからほっといてよ!」

杏子「っ…!」パシーン!

マミ「!?」

杏子「てめぇ…人に『死んでもいいなんて軽々しく言わないで』だなんてご立派な事言ってたじゃねーか!」

マミ「あっ…あっ…」

杏子「それがなんだ?自分はいいってか?ふざけんじゃねぇ!」

マミ「………」


杏子「……あぁもう!このままじゃ埒があかねぇ…おい!話くらいなら聞いてやる!」

マミ「えっ……?」

杏子「お前ん家行くぞ!」

              .,-'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
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 ・   .人 | / ../ - "  ̄      ||  | 丿 /  ).  _,,..-─" ̄   ._,,,
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杏子「はぁ?虐められてもう人生が嫌になって?んな事ぐらいで死にたくなったってアホじゃねーの!?」

マミ「アホじゃないのって…酷いわ!貴方にはこの辛さが分からないのよ!」

杏子「ああ!そんなアホな辛さ頼まれても分かりたくは無いね!」

マミ「アホな辛さって…大体貴方だってこの間まで死にたいって言ってたのに…!それはどうしてよ!?」





杏子「………アタシのせいで家族が死んだからさ」

マミ「えっ…?」


杏子「アタシさ…実はこれでも神父の娘でさ…へへっ…似合わないだろ?」

杏子「まぁそんな訳でアタシの親父は神父でさ…優しすぎる人だったから教義にない事まで説教するようになったんだけどさ…」

杏子「そんな事したら胡散臭いって思うよな?世間もそうさ…誰も正しい事を言ってる親父のいう事に耳を貸さなかった…」

杏子「だからさ、キュゥべえに皆が親父の話を真面目に聞いてくれますようにって頼んだんだよ」

杏子「翌朝には親父の教会は押しかける人でごった返していた」

杏子「アタシもアタシで裏の世界を救うって馬鹿みたいに意気込んでたよ…この前までは…」

マミ「この前までは…?」



杏子「…カラクリが親父にバレたんだ」

杏子「そしたらさ…娘のアタシを人の心を惑わす魔女だって罵ってさ…」

杏子「結局堕ちるところまで落ちた後アタシ一人を置き去りにして無理心中したんだ…」

杏子「それでさ…これまで結構自分で自分の事強いと思ってたんだけどさ、ダメだった…死にたいと思っちまった」

マミ「佐倉さん……」

杏子「情けないよなぁ…アハハ…笑ってくれよ…」

マミあんマミあんマミあんあん

マミ「ごめんなさい…それを知らないで私…」

杏子「いいよ…それよりも…な?お前も笑えよ…この馬鹿な私を…アハハ」



マミ「もうやめて…泣いてもいいのよ…それ以上自分を傷つけないで!」

杏子「そんな…事言われたってさ…うぅぅ…うわあああああん!」



マミ(きっとこの子も私と同じなんだ…)

マミ(心が壊れて…立ち直れない…)


杏子「うぅ…ん?ここは…?」

マミ「目が覚めた?」

杏子「誰だおm」

マミ「はいはい、そのネタはもういいわ…それより貴方お腹空いてない?」

杏子「そういえば…」グゥゥゥ…

杏子「……空いてる///」

マミ「ふふふ…じゃあ食事にしましょ?」

ここでお風呂に入ってる間アンケート

3種類くらい終わり方考えてあるんだけどどれがいいかな?

1.グッド
2.トゥルー
3.バッド

3

全部

分かりました全部書きます
これからは順番のアンケートで
お願いします


それでは入ってきます(`・ω・´)

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杏子「やっぱりアンタの料理美味いなぁ…」

マミ「ふふふ…ありがとうね」

杏子「……さっきは恥ずかしい姿を見せたな」

マミ「ううん、恥ずかしくなんてない…私こそアホな事で相談したなって恥ずかしがってるところよ?」

杏子「くくく…そうは見えねーけどな?」

マミ「ふふふ…分かっちゃった?」

杏子「しかし食ったなぁ…このまま寝ちまいたいくらいだよ…」

マミ「ふふふ…別に構わないわよ?」

杏子「えっ…でもアンタの家族にも迷惑かかるだろ?」

マミ「私の家族はもう……」

杏子「……悪い事聞いたな」

マミ「ううん、気にしないで!それより気になったんだけど…」

杏子「なんだ?」

マミ「貴方今どこで寝泊まりしてるの?」

杏子「うーん…どこって事はないなぁ…毎日がその日暮らしみたいなもんだし…野宿する事もあるしな?」

マミ「……!?ダメよ!若い女の子が野宿だなんて!」

杏子「そうは言ってもなぁ…」

マミ「……そうだ!貴方、私の家に住まない?」

杏子「は?」

支援

マミ「そうね…それがいいわ!」

杏子「ちょ…人の話を…」

マミ「そうとなったらまずは日用品を買って来ないと…ちょっと待っててね!」ガチャン

杏子「ちょっ…!」

杏子「ったく…人の話を聞かないやつだな…」

杏子「でもたまにはこういうのも良いかもな…」フフッ…


杏子「Zzz…」

マミ「誰かと一緒に過ごす夜は久しぶりね…」

マミ「ママとパパが逢わせてくれたのかな…?」

マミ「何はともあれこれからも頑張っていこうと思います…だから…見守っててください」

杏子「んん…もう食えないよぉ…ムニャムニャ…」

マミ「ふふふ…おやすみなさい佐倉さん…」

翌朝

杏子「なぁ?本当に行くのか?昨日はああ言ったが嫌だったら休んでもいいんだぜ?」

マミ「ふふふ…大丈夫よ?家で待ってる人が居るって思えば頑張れるから!」

杏子「な…何言ってんだよ…!バカ…///」

マミ「じゃあ行ってくるわね?鍵は置いて行くから出かける時は鍵をかけてポストにいれといてね?」

杏子「ああ分かったよ…いってらっしゃい」

マミ「行ってきます!」

マミ「上履きが無くなってるけど対策は出来てるわ…」

マミ「もう一組予備の上履きを持ってるから!」

マミ「持ち物には全部鍵をかけて…もうこれで何も怖くない…!」




「ねぇ…なんであの子立ち直ってんの?」

「そんな事よりどうする…?持ち物に鍵をかけてるからイタズラは出来ないよ…?」

「こうなったら…直接やっちゃおうか…?」ニヤッ

ひどいよ…こんなのあんまりだよ…

マミさんいじめてるクラスメイトは使い魔に食われちまえばいいんだよwwww

魔女になったら杏子が狩ってくれるんだから安心だwwww

放課後

「ねぇ?巴さん?」

マミ「!?……何かしら?」

「貴方親居ないんでしょ?」

マミ「………ええ、それが何か?」

「じゃあお金持ってるんでしょ?」

マミ「………はい?」

「出しなよ…そのお金」

マミ「…………」

「ほら?お金出してくれるなら今までの事は水に流して仲良くしよ?」

「私達本当は巴さんと仲良くしたかったんだから」

「友達料って思えば安いでしょ?」







マミ「………遠慮させてもらうわ」

杏子颯爽登場!

しなかった…

「……!?」

「あのさぁ…こっちはそういう事聞きたい訳じゃないんだよねー」

「さっさと出せって話をしてるんだけど…巴さんは日本語分からないのかなぁ?」クスクス…

「仕方ないんじゃない?親も馬鹿なんでしょ?」アハハ…






マミ「馬鹿にするな…」ボソッ…

「え?なんだって?」クスクス

「ちゃんと日本語話してよー」アハハ!





マミ「私の親を……馬鹿にするなぁあああああああ!!」ボカッ!

「痛っ…!?」


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QB「巴マミ、魔女の結界内で殺れば死体は出ないよ」

マミ「私の事はいいっ…!どんなに馬鹿にされたって!我慢すればっ…!!」ドコッ!バキッ!

「痛いっ…!やめてっ…!」

「ちょ…皆で抑えなきゃ!」ガシッ

マミ「邪魔を……するなぁああああ!」ドカッ!

「痛っ…痛いよぉぉぉ!」

マミ「でも…ママとパパを馬鹿にするのは…許せない……許さない!」ボコッ!

「…………」

マミ「あっ……」


「ヤバイよ…逃げなきゃ!」

「ひいぃ!殺される!」タタッ…


マミ「……帰らなきゃ」

ざまぁwwwwww

ガチャッ…



杏子「おっ、おかえりー……ってお前!?その血はどうしたんだ!?」


マミ「杏子……私……人殺しちゃったかも……」


杏子「おい……どういうことだそれ…説明しろよ!」



杏子「なるほど…親の事を馬鹿にされて魔法少女の力を制御せずに殴ったってか…」


マミ「私最低だよね…人を守る力を傷つける力に使っただなんて…正義の味方失格だよね……」


杏子「…………」




杏子「何言ってんだ…お前?」

マミ「えっ…?」

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杏子「魔法少女はさ…正義の味方じゃないんだよ…所詮自分の利益のために魔女を倒してるんだ…」


マミ「でも……」


杏子「それが結果的に人を救う事になってるってだけさ」

マミ「……」


杏子「だからさ?割り切っちゃいなよ?な?」

マミ「……それでも私は助けられるなら全員助けたい…それが例え偽善って言われても…」

杏子「………ふぅ、そう言うと思ってたぜマミなら」


マミ「杏子……」

杏子「だってアンタは超がつくほどのお節介だからな!」

杏子「大丈夫なんとかなるさ…ならなくても私がなんとかする…」





杏子「だからマミは祈っててくれ…!」



翌日

マミ「今日は……休みたいな……」

杏子「ダメだ!ちゃんと行け!」

マミ「うぅ……いってきます…」


マミ(はぁ……人殺しちゃったかもしれないのに学校になんて行ける訳ないじゃない…)

マミ(でも杏子…佐倉さんは大丈夫って言ってたし……)

マミ(………)


マミ(最低ね…私ったら…佐倉さんに任せっきりな上に罪から逃げようだなんて…)

マミ「ちゃんと裁きは受けないとね…」

QB「魔女の結界って言う便利なものがあるのに使わないなんて…わけがわからないよ」

マミ「おはよう…」

「「「!?」」」

マミ「………」

「「「巴さん…ごめんなさい!」」」

マミ「………えっ?」

「私達どうにかしてたの…」

「中学校入ってうまく行かない事があったりしてその捌け口にイジメなんかりして…」

「巴さんの昨日姿を見て私達のやってることの愚かさに気付いたの…」

マミ「えっ…?」

マミ(おかしい…この反応は何かおかしい…!)

マミ「そ、そういえば昨日の私が殴っちゃった子は!?」


「全治一ヶ月だってさ…」

「まあいじめようって言ってた張本人だし仕方ないっちゃ仕方ないよねー」

「あれだよね…裁きってやつ?」


マミ「………」

マミ(昨日からの手の返しよう…まさか佐倉さんがやったの…?)


「だからさ…改めて仲直りってことでどっか行かない?」

「いいね!巴さんどう?」


マミ「悪いけど遠慮するわ…(貴方達みたいなのと付き合いたくもない…)」

マミ(それより佐倉さんに話を聞かないと…!)

一方その頃ほむほむとまどかは…全裸でイチャイチャ


杏子「久しぶりに幻術なんて使ったからすっかり魔力消費しちまったな…」


杏子「グリーフシード集めに行ってくるか…」


杏子「帰ってきてマミの奴に幻術の事伝えたらどう思うかな…?」

杏子「案外あいつの事だからズルして助けた事に怒るかもなぁ…あはは、怒る姿がカンタンに想像できる」

杏子「まぁあいつが救われてくれるならなんでもいいや…いってきます」

帰宅

マミ「あら?ポストに鍵が入ってる…?」

マミ「ただいま…佐倉さん?いないのかしら…?」

マミ「ん…?メモが…」

『ちょっくら魔力消費したから近くで反応してる魔女を倒してくる 遅くならない内に帰る 杏子
P.S.昼飯うまかったぜ』

マミ「魔女狩りに行ったのね…」

ゾクッ…

マミ「……!?なんか嫌な予感がしたわ…」

マミ「佐倉さん…」



マミ「うん…!探しに行きましょ!」

杏子「へへっ…思ってたより魔力の消費が激しかったみたいだな…!」

杏子「!?……血?目くらましか?しゃらくさいな」

バシッ

杏子「なっ(変化した!?)」

ジュウゥゥ…バツン!

杏子「四肢を切られた…!?」

杏子(まいったなこれ死ぬじゃん…しけた人生だったなぁ…)

杏子(まぁ最後にあいつの役に立てたしまあいいや…)








マミ「そうはさせない…!!」

杏子「マミ!?どうしてここに!?」

マミ「そんなのはどうでもいい!貴方は回復に専念して!」

杏子「わ、分かったよ…」




マミ「さぁ…私の友達を傷つけ罰…受けてもらうわよ?」

愛と怒りと憎しみのティロ・フィナァァァァァァレッ!!

ギャアァァァァ…

マミ「杏子!?大丈夫!?」

杏子「体の方はどうにかなりそうだけど…ソウルジェムが…」

マミ「このグリーフシードを使って!」

杏子「あ、ありがとう…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マミ「間に合って本当によかった…」

杏子「迷惑かけてすまねぇ…」

マミ「別にいいわ…貴方が助かった…それだけで私は嬉しいわ…」

杏子「マミ……」

マミ「さあ…湿っぽい空気は終わり!帰ったら事情聴取だから覚悟しててね!」

杏子「マミ……」

マミ「なるほど…幻術ね…」

杏子「うぅ…」

マミ「それで?なんで黙ってたの?」

杏子「それは……マミが怒ると思ったから……」シュン…

マミ(可愛い…)

マミ「ふふ…馬鹿ね…友達が自分の為にしてくれた事に怒る訳ないじゃない」

杏子「マミ…!」

イイハナシダナー

マミ「ううん…もう友達じゃない…」

杏子「えっ…」

マミ「だって…友達以上に大切な存在なんだもの…!」

杏子「マミ…!」

マミ「これからもよろしくね、杏子!」

杏子「ああ!」

GOOD END


                                     __
                              -‐ニ ┤
                       _  -‐ ´ /   }
                 __ /´        `ヽ、  j
             _ -‐二 ─ァ         (:.r:.) ヽノ

            く  ̄   /   (:.r:.)          ヽ\
                  \  / /         、_,    } ヽ   
                   ヽ/   {       ー´       ノ  ヽ
               /   ハ               イ     ヽ
               ,′   | ゝ           / l     ヽ_┐
          _    l    ├─`ー ┬-    l´   l     ヽ //
         \ヽミヽ/     !     l        !    l     /ヘ
   /⌒     ヽ\〃ミヽ、 j     ,'      l\  ∧_ // ゚ \
  /  (       `ノ    \、    l       \/レ-< 、 ゚、_ _ )
 /   \     /o      ノヽ\  ハ  i     ヾ、:..ヽ \゚`ヽ、  \
 {    r‐` ̄ / o  o / `ー┘ { {  |       `"ヽ `ヽ、_)`ー--'
 、    ゝ-/   /  /         ! 丶 {          ヽ
  \    'ー─/__ /       / l  ∨    /       }
    \     ´      _ -‐ ´    l  {   ∧       ノ
     ` ー─--  -─ ´       ((l,  H   ト、ゝ─ ´ /
                        〉 ハ / (r  , '´
                       ゝノ/ ノ   ̄'

>>203の続きから


マミ「おはよう…」

「「「!?」」」

マミ「………」

「「「巴さん…ごめんなさい!」」」

マミ「………えっ?」

「私達どうにかしてたの…」

「昨日皆で話し合ったら、なんで巴さんをいじめようって事になったか誰も思い出せなくて…」

「それなのに今まで私達がやってる事を考え直したら物凄く悪い事をしてるって気がついたの…」

マミ「えっ…?」

マミ(おかしい…この反応は何かおかしい…!)

マミ「そ、そういえば昨日の私が殴っちゃった子は!?」


「巴さん…誰それ?」

マミ「……えっ?」

「大体昨日巴さんは学校終わっちゃった後まっすぐ帰っちゃったじゃない?」

「あの姿を見てなんで私達いじめてるんだろって思って皆で話し合ったんだからねー」

「ねー?」


マミ「………」


マミ(昨日の事が無かった事に…いやそれどころじゃない…あの子の存在自体消されてる…まさか佐倉さんがやったの…?)



「だからさ…改めて仲直りってことでどっか行かない?」

「いいね!巴さんどう?」



マミ「悪いけど遠慮するわ…(貴方達みたいなのと付き合いたくもない…)」

マミ(それより佐倉さんに話を聞かないと…!)



杏子「久しぶりに幻術なんて使ったからすっかり魔力消費しちまったな…」

杏子「さてと…」














杏子「死体ヲショリシニイッテクルカ…」

死体処理\(^o^)/


杏子「帰ってきてマミの奴にこの事伝えたらどう思うかな…?」


杏子「あいつの事だからして殺した事に怒るかもなぁ…あはははははは!怒る姿がカンタンに想像できる!」


杏子「まぁあいつが救われてくれるならなんでもいいや…いってきます」

帰宅

マミ「あら?ポストに鍵が入ってる…?」

マミ「ただいま…佐倉さん?いないのかしら…?」

マミ「ん…?メモが…」

『ちょっくら色々あったから近くで反応してる魔女ん所にいってくる 遅くならない内に帰る 杏子
P.S.昼飯うまかったぜ』

マミ「魔女狩りに行ったのね…」

ゾクッ…

マミ「……!?なんか嫌な予感がしたわ…」

マミ「佐倉さん…」



マミ「ううん…祈っててていってたじゃない…信じて待たなきゃ」


杏子「ここら辺にこのクズを捨ててっと…」

杏子「へへっ…思ってたより魔力の消費が激しかったみたいだな…」

グオオオオ…

杏子「……!?ちっ!魔女に気づかれたか!?」

ガキィィィン!

杏子「く…これ以上魔力を消費すると…!」




杏子「消費スルトナンダッケ?」





杏子「ククク…今更なに保身的になってるんだっつーの?」

杏子「こんな人生いらねぇ!どうせもうアタシは家族から見捨てられた魔女なんだ…!!!」

杏子「だったら魔女は魔女らしく戦ってやるさ…!」

ピシッ…

ゴーン…ゴーン…

マミ「もう12時…佐倉さんはまだ帰って来ない…」

マミ「どこにいったのよ…今日は貴方の好きなハンバーグなのよ?」

マミ「貴方がいないともう何をしても生きてる気がしないのよ…」







マミ「探さなきゃ…」

>>マミ「貴方がいないともう何をしても生きてる気がしないのよ…」

ゾクッとした

マミ「魔女の結界はここね…」

マミ「あら?この麻袋なにかしら…?」



マミ「あの子の死体が入ってる…!」

マミ「やっぱり佐倉さんがやってくれたのね…うふふ…それで気まずくなって帰って来ないのかな?」


マミ「佐倉さーん!別に私は怒ってないから出ていらっしゃい!今日は貴方の好きなハンバーグを作ったのよー?」



マミ「あれ、あそこに見えるのは…」

マミ「やっぱり佐倉さんじゃない!」

杏子「」

マミ「もうこんな所で寝てたら風邪引くわよ?」

杏子「」

マミ「そういえばあの子の死体をさっき見つけたのよ?」

杏子「」

マミ「それで貴方にやってくれたって気がついたのよ?」

杏子「」

マミ「そういえば今日は貴方の好きなハンバーグを作ったのよ?」

杏子「」

マミ「今までより美味しいのが出来たから冷める前に食べないと美味しくないわよ?」

杏子「」

マミ「だから…お願い…目を…覚ましてよよ…?」

QB「それは無理な注文だと僕は思うよ?」

マミ「キュゥべえ!?……どういうことなの?

QB「彼女は魔力消費と呪いの溜め込みすぎで魔女になってしまった」

QB「そしてここの魔女に最後の一発を食らわせた後自身も消滅してしまったみたいなんだ」

QB「正直こういうケースは始めてだから僕も驚いてるよ」





マミ「何をいってるの?」

QB「ん?どういう事だい?」

マミ「佐倉さんは生きてるわ?だってここにいるじゃない?」

QB「……は?」

マミ「ね?佐倉さん?」

まどか「ごめんww家ないんだっけwww」か

QB「だからそれは彼女の抜け殻で…魂はすでに消滅して…」



マミ「少なくともこれは佐倉さんじゃない…うふふ…ねぇ?佐倉さん?いっそこのままここで暮らそうか?」

マミ「そういえば佐倉さんってどういう生活をしてたの?」

マミ「へーすごいわね!うふふ…今度私にも教えてね?」

マミ「もう…杏子ったら…///」



QB「どうやら巴マミ…君の心は壊れてしまったみたいだね?」

QB「でも魔女にならないで心だけ壊れるっていうのは初めてのケースだ!」

QB「これだから人間って訳が分からないよ?」

QB「まぁ…お幸せに?っていうのが正しいのかな?じゃあ僕は次の魔法少女の所にいくね!」




マミ「じゃあハンバーグ一緒に食べましょ?」

BAD END

>>203の続きから


マミ「おはよう…」

「「「!?」」」

マミ「………」

「「「………」」」

マミ(まあ…そりゃそうよね…普通あれだけ暴力をふるっておいて話しかけてきてくれる人なんて居ないよね…)


先生「はーい!席に着いてー!HR始めるよー!」


マミ(はぁ…いよいよ裁きの時か…)

先生「昨日○○さんが怪我で一ヶ月の重傷をおいました…」

マミ(はぁ…もうダメ……)

先生「それで原因を知ってる人がいたら教えてくれるかな?」

マミ(………えっ?)

先生「どうやら彼女…今回の事件のショックでなにがあったのか忘れてるそうなのよね……だから分かることがあったら何でも先生に教えてね?」

マミ(そんな都合よく忘れるものかしら…?)

マミ(……まさか杏子!?帰ったら確かめてみないと…)


杏子「久しぶりに幻術なんて使ったからちょっとだけだけど魔力消費しちまったな…」




杏子「しかし完全に改ざん出来なかったな…マミの奴に顔向けできねぇ…」


杏子「帰ってきてマミの奴にその事伝えたらどう思うかな…?」

杏子「あいつの事だからガッカリした所も微塵も見せず気持ちは嬉しいとかいってくれるんだろうな…くそっ、アタシの馬鹿野郎」

杏子「あいつ一人も救えないなら魔法なんてあったって意味ねーじゃん…!」

放課後

マミ(帰って佐倉さんと話さなきゃ…)

「あの…巴さん?」

マミ(何よこんな時に!)

マミ「……何?」

「い、いえ!ただ昨日を含めてこれまでの無礼を謝りたくて…」

マミ「ああ…そんな事…別にいいわ(そんな事より早く帰りたい」

「そんな事って…」
「巴さんって心が広いね…」
「とにかくこれまでごめんなさい」
「「ごめんなさい」」

「仲直りにどこか行きませんか…?」

マミ「いえ…遠慮しとくわ(貴方達みたいなのとは付き合いたくない…)」

「そ、そうですか!」

「ごめんなさい」

マミ(………うっとおしい)

帰宅

マミ「あら?ポストに鍵が入ってる…?」

マミ「ただいま…佐倉さん?いないのかしら…?」

マミ「ん…?メモが…」

『今まで世話になったな 杏子
P.S.昼飯うまかったぜ』

マミ「佐倉さん…!」







マミ「早く探さなきゃ…!」


マミ「もう9時になるわね…佐倉さん…どこへいったのかしら…?」

マミ「ママ…パパ…お願い…もう一度だけでいいから彼女に逢わせて…!」







マミ「……っ!あの髪の色は…!?」

マミ「佐倉さん…待って!」

杏子「っ…!?マミ!?どうしてここに来た!?」



マミ「何も言わずに居なくなるってずるいじゃないっ…!」

マミ「何があったか教えて…そして帰りましょ?」





杏子「………」

寝る前保守

お待たせいたしました
続き再開します

杏子「…無理だ」

マミ「……!?どうして!?」

杏子「なんせアタシは『大丈夫なんとかなるさ』って言っておいてマミを期待させたのにその期待を裏切った…許される事じゃねーよ」

マミ「だからって…だからって出ていく事ないじゃない!」

杏子「マミ…実はな?アタシ幻術なんて大層な物使えるんだ」

杏子「いや…正確には『使えてた』かな?ダメだったよ…あの過去を思い出すとどう頑張っても使えない…」

マミ「杏子……」

杏子「あはは、悪いな…やっぱりアタシは大切な人を守る事なんて出来ないんだよ…じゃあな」

マミ「ま、待って!じゃああの子が昨日の記憶を失くしてるのはどうして!?」

杏子「それは…さぁな?知らねーよ?じゃあもう行くわ…ここ何日間か楽しかったよ…」



マミ「杏子!待ってよ!」

マミ「私貴方がいれば他はどうなっても良いって思えて来たの…だからお願い…一緒にいて?」

杏子「………」タタッ

マミ「杏子!杏子……うぅぅ…」

マミ「……でそれ以来彼女に会ってないの…」

まどか「マミさんにそんな過去が…」

マミ「ふふふ…みっともないからあまり話したくない話だけどね?」

マミ「でも彼女のお陰で今の私があるから…感謝してもしきれないわ…」

まどか「やっぱり魔法少女って大変なんですね…」

マミ「大変だよ、怪我もするし、恋したり遊んだりしてる暇もなくなっちゃうよ?」


マミ「それでも本当に、これから私と一緒に戦ってくれるの?傍にいてくれるの?」

まどか「はい、私なんかでよかったら」

…………。

QB「まさか君が来るとはね!」

杏子「マミの奴がくたばったって聞いたからさぁ!わざわざ出向いてやったっていうのに」

杏子「何なのよっ!ちょっと話が違うんじゃない?」

QB「悪いけど、この土地にはもう新しい魔法少女がいるんだ。ついさっき契約したばかりだけどね」

杏子「何ソレ?超ムカつく」

杏子「でもさあ、こんな絶好の縄張り、みすみすルーキーのヒヨッ子にくれてやるってのも癪だよねぇ」

QB「どうするつもりだい? 杏子」

杏子「決まってんじゃん!要するに、ぶっ潰しちゃえばいいんでしょう?…その子」

QB「なるほどね?」

杏子「なんだ?もしかして邪魔する気?」

QB「いやいや…じゃあ僕は行くね」

杏子「………」

杏子「もうマミの奴の料理が食えなくなるなんて残念だな…」

杏子「しかし新人の面倒を見るなんて…お前のお節介は治ってないんだな…」フフッ…



杏子「なぁ…マミ?」










杏子「最期の瞬間…お前は幸せだったか?」

TURE END

という訳で全END完了です
途中で寝落ちしたという痛恨のミスをしたり誤字が酷かったり色々gdgdでしたが
支援や保守してくれた皆さんのお陰で無事終わる事が出来ました…ありがとうございます

さてこの後ですが夕方まで残ってたらGOODのマミ杏いちゃらぶ後日談でも書こうかなと思っています
まぁ落ちたら落ちたで別のネタを考えてるので落としてもらっても構いません

それではここまでお付き合い頂きありがとうございました

書いたもの一覧↓
・ほむら「未来は僕らの手の中」
・ほむら「絶望の城…」
・杏子「さやか!ゲーセンに行こうぜ!」
・マミ「中学デビュー失敗したわ…」

まさか終わりじゃないよね(マジキチスマイル)

帰宅したので片付けがすみ次第
再開します




マミ(杏子が友達以上の存在になってからもうすぐ一年……)




マミ(最近…すれ違う事が増えてきたわ…)





マミ(すれ違いを感じるようになったのは……やっぱり二ヶ月前のあの事件からよね……?)

二ヶ月前


杏子「なぁなぁ!今日の晩飯はなんだ?」

マミ「ふふ…今日はビーフシチューよ?」

杏子「よっしゃ!マミのビーフシチューは美味いからなぁ…おかわりしても大丈夫か?」

マミ「そういうと思って沢山作っておいたわよ?」

杏子「さすがマミ!」

………。

杏子「ふぅ…食った食った!やっぱりマミの料理は天下一品だな!」

マミ「ふふふ…そんなに褒めても食後のデザートしかでないわよ?」

杏子「なに…!?きょ、今日はデザートがあるのか!?」

マミ「ええ、美味しいケーキ屋でケーキを買ってきたのよ?今からお茶いれるからちょっと待っててね?」

杏子「ああ!いつまでも待ってるぜ!」

マミ「紅茶が入ったわよー!今日はケーキにあうようにアッサムを淹れてみたの…どう?」

杏子「そんな事よりケーキは?ケーキは!?」ピョンピョン!

マミ「はいはい、飛び跳ねない…はい!チョコレートケーキとショートケーキどっちがいい?」

杏子「うーん…チョコレートも好きだけどショートケーキも捨てがたいなぁ…うーん…」

マミ「じゃあ半分こしよっか?」

杏子「いいな!うん、それがいい!」

………。

杏子「ケーキ美味しかったな…ふう…満腹満腹……」

マミ「お茶の方はどうだった?」

杏子「アッサムだったっけ…?うーん…アタシはダージリンの方が好きかなぁ?」

マミ「あらそう?じゃあ今度からダージリンにするわね?」

杏子「そうしてくれるとありがたい…さてと、じゃあアタシが今日は片付けるよ」

マミ「あっ…杏子!一気にそんなに一杯運ぶと危ないわよ…!?」

杏子「大丈夫大丈夫!って…うわっ!」

ガラガラガッシャーン!

杏子「うわあああ!」

マミ「杏子!?大丈夫!?」

杏子「あぁ…アタシは大丈夫だけど…食器が割れちまったな…」

マミ「………物はいつか壊れるんだから気にしないで!それよりも貴方の方が大事なんだから…」

杏子「マミ………」

マミ「さぁ…片付けは私がしといてあげるから…杏子はお風呂に入っちゃいなさい?」

杏子「あ、あぁ…じゃあ入ってくる」


カチャカチャ…

マミ「ふふふ…この食器ママがよく大事にしてしてたなぁ…よくホットケーキ焼いてくれた時に使ってくれたよね…?」

カチャカチャ…

マミ「壊しちゃってごめんね?でも杏子は手伝ってくれようとして壊しちゃったの…だからママなら許してくれるよね…?」




杏子「…………」

杏子「上がったぞー…?」

マミ「あら?早かったのね?そういえば怪我は無かったかしら…?」

杏子「ああ…大丈夫だったよ…」

マミ「うふふ…それはよかった…片付けは終わってるからテレビでも見てゆっくりしててね?」

杏子「うん……」

マミ「どうしたの?食器を壊した事は気にしなくていいわよ?」

杏子「ああ…ありがとう…」

杏子「……はぁ気にしないでって言われても…あんな姿見たらそういう訳にいかないよなー…」

杏子「しかも第一にアタシの事を考えてくれてるなんて…」






杏子「ん?これは…?」


翌日

マミ「じゃあ学校に行ってくるわね!」

杏子「ああ…いってらっしゃい…」

マミ「あら?元気ないわね?どうしたの?」

杏子「い、いやなんでもない!いってらっしゃい!!」

マミ「……?いってくるわね?」ガチャン…




杏子「………」

学校

マミ(あの日の後周りのクラスメイトはそれまでとは打って変わったように私に優しくしてくれた…)

マミ(でも私ったら意固地になっていじめられた子とはなるべく関わらないようにしてきたわ…)

マミ(そして私が暴力を振るった子も怪我が治って学校にきた日…私に仲直りを申し込んできたのよね…)

マミ(形式上は仲直りしたけど私の中のわかだまりは消えなかった…)

マミ(そんなこんなで一年微妙な距離感を保ったまま一年生が終わったわ…)



マミ(そして学年が変わってクラスメイトも変わった…)

マミ「おはよう」

「あっ巴さんおはよー」

「おっはー今日は巴っち元気?」

マミ「ええ、すこぶる元気よ」

マミ(私の事をいじめていた子とは全員離れ、ようやく私にも少しずつ友達が出来ました)

「そういえば巴さん今日何処かでお茶しない?」

マミ「ええ、いいわよ?」

マミ(杏子に遅くなるって連絡入れなきゃね…)

「ん?巴っち何か考えごとかい?」

マミ「いえなんでもないわ、大丈夫よ」

「そっかーじゃあ放課後カフェに集合ねー」

マミ「ええ」

マミ(こうして遊ぶ事も少しずつですが増えてきました)

放課後


マミ「さてとカフェに向かいましょうか…あっ、その前に杏子に連絡を入れないと…」ピッポッパッ…


プルルルルル…
プルルルルル…


マミ「あれ?家にいないのかしら?」

マミ(まさかまた一人で魔女退治に…?)

マミ(…いいえ、それは無いわよね…あの日今後魔女は一緒に倒すって決めたし…まぁ多分用事があって出かけてるのよね…?)



マミ「って…!こんな時間!早くいかないと遅れちゃうわ!」


マミ「ふぅ……」

マミ(今日も皆でおしゃべり楽しかったなー…これも皆杏子のお陰ね……あっ!)

マミ「いけない…早く帰って晩ご飯の支度をしないと!」





マミ「ただいまーって杏子?居ないの?」

マミ(おかしいわね…いつもは出かけててもこの時間には家に居るのに…)

マミ(メモもなし…何かあったのかしら…)

マミ(とりあえず探しに…)


杏子「ただいまー」

マミ「あっ!」

マミ「杏子!遅かったわね?どこいってたの?」

杏子「あっ、いやその…」

マミ(ん…?いつもはちゃんと答えるのに今日は歯切れが悪いわね…)

マミ(でもまぁあんまり追及するのも悪いわね…)

マミ「言えないなら別にいいわよ?」

杏子「ああそうして貰えると助かる…でマミ!今日のご飯はなんだ!?」



マミ「あっ」

杏子「?」


杏子「おしゃべりに夢中で忘れるなんてマミらしいっちゃあマミらしいよなぁ…」

マミ「もう…だからゴメンなさいっていってるじゃない?」

杏子「まあこうして外食もできるんだし良いんだけどな?」

マミ「そう言ってもらえると助かるわ…それで?何処へ食べに行きたい?」

杏子「そうだなぁ…じゃあファミレスがいいな!」

マミ「じゃあ行きましょうか!」

杏子「しかしやっぱりマミの料理を食べた後だとファミレスの料理が見劣りするなぁ」

マミ「もう…お店に失礼よ?でもそう言ってもらえるのは嬉しいわ…///」

杏子「じゃあそろそろ帰るか?」

マミ「ええそうね」




杏子「あっと…今日は私の奢りでいいかな?」

マミ「えっ?ま、まぁいいけど大丈夫?」

杏子「へーきへーき!さぁいくぞ?」

マミ「……ええ」

マミ(ところであの日以来我が家で二つのルールを決めた)

マミ(一つは合鍵の所持、流石に一本だと私も杏子も不便だからって事でもう一本作ってプレゼントしたの)

マミ(そしてもうひとつのルールがお小遣い制)

マミ(これは杏子が昼間家に居る間家事をやってもらう代わりに私が出している…)

マミ(その制度を始める前にちょっと色々あったけどね…)

マミ「ねぇ杏子?いつも私が学校行ってる間にお手伝いしてくれるじゃない?」

杏子「ああそうだな…それがどうした?」

マミ「お小遣い…欲しくない?」

杏子「お小遣いって…ガキじゃないんだからいらないよ!第一手伝いだってこの家においてもらってる感謝のつもりでやってるんだし…」

マミ「でも年頃の女の子が好きな時に好きな物買えないと大変でしょ?」

杏子「まぁそうだけどさ…」

マミ「ね?だからお小遣い制にしましょうよ?」

杏子「でも…」

マミ「いいのいいの!受け取っておきなさい!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マミ(結局杏子は根負けしたのよね…)クスッ

マミ(でもそんなに貯めてたのかしら…?)

杏子「おーい?マミ?いくぞー?」

マミ「あっ…今いくわ!」




マミ(まぁ心配しなくても大丈夫…よね?)

翌日


マミ「ただいまーって今日も杏子が居ない…」

マミ「まぁ…食事の支度をして待ってましょ…」



杏子「ただいまぁ…」

マミ「あっ杏子!おかえり!今日も遅かったのね?」

杏子「ああ…」

マミ「今日はボルシチよ!」

杏子「それは楽しみだ…」

マミ(……?元気がないわね…?)

杏子「ご馳走さま…」

マミ「ねえ?疲れてるように見えるんだけど大丈夫?」

杏子「えっ!?そ、そうかな?アタシは今日も元気だけどなー?あはは…」

マミ(嘘が下手ね…でも嘘をつくぐらいなんだから多分話題に上げて欲しくないのよね?)


マミ「そう?ならいいわ?」

さらにそんな日が続き…


マミ(昨日もあんまり話さない内に杏子が寝ちゃった…)

マミ(一体私が居ない間なにしているのかしら…?)

「巴さん?なにか考え事?」

マミ「あ…うん…」

「何々?私たちに相談できる事があれば聞くよ?」

マミ「ありがとう…実はね……」

「ふむふむ…巴っちの友人の帰宅が毎日遅くなってしかも日に日にやつれている…とな?」

マミ「ええ…そうなのよ…」

「誰なのそれ?うちの学校の生徒?」

マミ「いえ、うちに住んで…よく遊びにくる子なのよ!」

「ふーん…遅くなってやつれるかぁ…」

「私…似たような事例聞いたことあるかも…」



マミ「何?教えてくれる?」

「あんまり気持ちのいい話じゃないからこんな事もあるんだーって気持ちで聞いてくれる?」

マミ「ええ、分かったわ」

「実はね私の友達の友達が貧乏な子でね…その子がグループで窃盗団を作って夜な夜な万引きしたり盗みを働いたりしたみたいなの…」

マミ「………」

「でも結局罪の意識に苛まれて日に日にやつれていってついにはご飯が入らなくなっていったのよ…」

マミ「……それでその子は?」

「結局最後は自宅で首を吊ってるのが見つかったんだって…」

マミ「………」

「あ、あくまでも私の友達の友達の話だから…巴さんの言ってる子は多分違うと思うよ?」

マミ「そうよね…あっ、相談に乗ってくれてありがとう」

「ううん…」

「巴っちも心配だったら直接聞いてみたらいいと思うよー?」

マミ「ふふ…分かった今日聞いてみるわ…」

まどか「デブさんはマミじゃない!・・・あっ」

さやか「ばっ」

マミ「ウッ、ウウッ、うわああああああああん!!」

マミ「かなめさん、しんじてたのにいいいうあああああああああん!!」

ほむら(カチッ)
マミ「わあああ」ピタッ

ほむら「もうだめね・・・」

妄想がすまん死んでくる

放課後

マミ「ただいまー…やっぱり今日もいない…」

マミ「まあ今日ちゃんと理由を聞けばいいのよね…」

マミ「先に晩ご飯だけ作っておきましょ…」

杏子「ただいま…」

マミ「あら?おかえり?今日はミートパイよ?」











杏子「すまねぇ…今日は悪いけどもう寝るわ…そのミートパイは冷蔵庫にいれてくれ明日食べるから…」

マミ「!?」

マミ(あの、人が食べ物を残すとものすごい剣幕で怒った挙句食いかけでも食べちゃう杏子が晩ご飯要らないだなんて…)



『結局罪の意識に苛まれて日に日にやつれていってついにはご飯が入らなくなっていったのよ…』

マミ「っ…!」

『……それでその子は?』

『結局最後は自宅で首を吊ってるのが見つかったんだって…』

マミ「」

マミ「や、やばいじゃない!」


マミ「きょ、杏子…」

杏子「うん?なんだマミ…?」

マミ「お小遣い足りたない?」

杏子「は…?いきなりなに言い出すんだ?」

マミ「欲しい物があるなら遠慮しないで言ってね…?」

杏子「あ、あぁ…分かったよ…?まぁもう寝ようぜ?」

マミ「ええ…」

翌日

マミ(結局杏子が気になって一睡も出来なかった…)

杏子「おい!マミ!」

マミ「……!?何?杏子?」

杏子「ちょっと今日は言いたい事があるんだ…だから早めに帰って来てくれないか?」



マミ(いよいよ来たわね…)

マミ「ええ、分かったわ…なるべく早く帰るわ…」

マミ「おはよう…」

「わっ!巴さん!目の下の隈すごいよ!?」

マミ「昨日一睡も出来なかったからね…」

「もしかして昨日のアレ?どうだった?」

マミ「うん…今日話が有るみたいで…」

「そっか…まぁ何はともあれファイト!」

マミ「ありがとう……」

放課後

マミ(ついにこの時が来てしまった…)

マミ「うぅ…家にはいるのが緊張する…」


マミ「ただいま……」

パーン!

マミ「!?」

杏子「えへへ!クラッカーだよ!」

マミ「へっ……?」




杏子「なんだよマミ忘れたのか?」

杏子「今日はお前の誕生日だろ?」





マミ「えっ…?」

マミ「あっ…そういえば…」

杏子「だからさ…はい!これプレゼント!




マミ「これって…ウェッジウッドの食器じゃない!?どうやってこれを!?」




杏子「ほらさ…最近アタシ帰ってくるの遅かったろ?」

マミ「あっ……」

杏子「実はさマミに頼まれた手伝いが終わった後にファミレスのバイトに行ってたんだよ…」

マミ「じゃあ最近遅く帰ってきて疲れてる様子だったのは…」

杏子「へへっ…思った以上にバイトがキツくてさ…帰ってきた頃にはもうヘトヘトだったんだ」

マミ「な、なんで最近ご飯も食べなかったの?」

杏子「賄いの量が増えて残すのがもったいなかったから全部食べたら入らなくてさ…ホントごめんな?」



マミ「よかった……」ヘナヘナ…

杏子「マミ!?」

杏子「アタシが自殺ぅ?あっはっは!それは最高のジョークだね!」

マミ「もう笑わないで…割と本気で心配したんだから…」

杏子「いやぁ、でもさ?今は絶対死ねないよ?」

マミ「……?なんで?」

杏子「なんでって…マミの悲しむ顔を…見たくないからに決まってるじゃん…///」

マミ「杏子……///」

マミ「あっ、でもなんでお皿だったの?」

杏子「ほら…ちょうど二ヶ月前くらいにさアタシがマミの大切にしてる食器割っちゃったじゃない?あれ凄く気にしててさ……」

マミ「なんだそんなことだったの…?」

杏子「そんな事って…大事にしてたんだろ?」

マミ「今は貴方が一番大切なんだから他のなんてどうでもいいわよ…///」

杏子「よ、よくそんな恥ずかしい事言えるな!」

マミ「さっきのお返しよ」フフフ…

マミ(ママ、パパ)

マミ(二人が死んでから辛い事、悲しい事が沢山ありました)

杏子「じゃあさ!さっそくそのお皿使ってみてよ!」

マミ(一度は死んでしまおうかと思ったこともありました)

マミ「じゃあホットケーキでも焼きましょうか?」

マミ(でも今はそんな事よりもっと素敵で大事な物を見つけました…)

杏子「いいねホットケーキ!楽しみに待っとくよ!だから早くね!」

マミ(それを見つけさせてくれた彼女とはもう少し一緒にいたいと思ってます)

マミ「はいはい…お茶はダージリンね?」




マミ(だからそちらにいくのはもう少し時間がかかりそうです)






おしまい

いちゃらぶ編終了です
あんまりいちゃらぶさせられなかったかな…?

このあとは誤字脱字の見直しでもしようかと思っています

という訳で長らくお付き合い頂きました
ありがとうございます


次はほむらカイジの3章か
さやかの安価SSでも立てようと思っているので見かけたらよろしくです

誰かこの後マミ杏でHシーン書いても私は一向に構わ(ry

それでは皆様おやすみなさいませ


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