シェリル「私は良い奥さんよね?ね?」アルト「も、もちろん・・・」(318)

~早乙女家~

  ガチャ


アルト「ただいま・・・・」

  し~ん

アルト「(出迎えは無しか・・・)」トコトコ


~早乙女家・リビング~

シェリル「ほっ、ていっ」カチカチ

ランカ「うわ、うわわ」カチカチ

 [1P WIN] チャラララ~ン

シェリル「やったわ!ランカちゃんに21連勝!」

ランカ「うぅ・・・・。シェリルさんひどいよ、ハメるなんて・・・」


アルト「ただいま・・・・(俺が仕事してる間、ランカを家に呼んでゲームしてたのか・・・)」

シェリル「あっ、おかえり。お腹空いちゃったから、早く夕食作って!」

アルト「あぁ、わかってるよ・・・・(疲れてるのに・・・・)」イソイソ

アルト「(バジュラとの戦いが終わって1年・・・。俺はシェリルと結婚した)」

アルト「(それからさらに2年経って・・・)」

アルト「(ハァ・・・・。2年前は良かったなぁ・・・)」


シェリル「アルト、ランカちゃんの分も作るのよ?」

アルト「わかってる・・・・」 トントン

ランカ「ごめんね~、いつも御馳走してもらっちゃって」

アルト「別にいいよ・・・(つーか慣れた)」


アルト「(ランカも始めは遠慮していたが、今じゃ当然のように夕食を食べて帰る)」

アルト「(そりゃ、そうか。最近シェリルとの会話も少なくなってきたし・・・)」


ランカ「ふふっ、相変わらずアルトくんはシェリルさんの尻にしかれてますね~」ヒソヒソ

シェリル「そりゃそうよ!だってアルトだし」ヒソヒソ

アルト「(ちくしょう・・・・稼ぎがいいからって・・・・)」 トントン

アルト「はぁ・・・・」

アルト「(シェリルは俺と結婚してから、仕事の量を1/4に減らした)」

アルト「(それでも毎日1日中働いてる俺の30倍くらい稼ぐからな・・・)」

アルト「(虚しい・・・・・)」


シェリル「あぁ~、お腹空いたわね~」

ランカ「アルトくぅ~ん、はぁ、やぁ、くぅ~!」

アルト「も、もう少しで出来るから。ちょっと待てって!」 アセアセ

アルト「(ランカに至っては現役で人気アイドルだからな・・・)」

アルト「(1日仕事しただけで俺の月収は軽く稼ぐ)」

アルト「(年収を比べたら・・・・。・・・考えたくない)」

アルト「(そのせいもあってか、最近ランカにも舐められてる気がする・・・)」


シェリル「アルトぉ~!お茶なくなっちゃったから淹れて~」

アルト「・・・・わかった」 コポコポ

ランカ「ふふっ」

アルト「(なに笑ってんだよ・・・・)」

~数分後~

アルト「ほらっ、夕食出来たぞ・・・」

シェリル「あっ、出来たって」

ランカ「相変わらず料理は凄いなぁ・・・」

アルト「・・・・・(『料理は』?)」 (夕食を机に並べ中・・・)


シェリル「いただきま~す」 パクパク

ランカ「いただきま~す」 パクパク

アルト「どうだ・・・?味の方は?」

シェリル「うん、美味しいわ」 モグモグ

ランカ「いつもと一緒で美味しいよ!」 モグモグ

アルト「ふふん、そうだろ?」

アルト「(最近の唯一の威張れる場所だからな)」

アルト「そういや、シェリル。次の仕事の日は?」

シェリル「明後日よ」

アルト「そうか。(ちゃんとメモしておかないと・・・・)」 カキカキ

~次の日・SMS~

ルカ「お疲れ様です!アルト先輩!」

アルト「あぁ、お疲れ」

後輩A「お先に失礼します!」

後輩B「失礼しま~す」

アルト「お疲れ」


アルト「あいつらも随分やるようになってきたな」

ルカ「先輩の教え方がいいんですよ」

ルカ「そういえばシェリルさんはまだ歌手を?」

アルト「あぁ、TVとかにもたまに出てる」

ルカ「僕はあまりTVを見ないので・・・・」

アルト「まぁ、そんなもんだよな」

ルカ「でも、それならアルト先輩は仕事しなくても良いでしょう?」

アルト「まぁな・・・」

アルト「でも・・・。やっぱ『飛ぶ』魅力があるからな」

アルト「それに、後輩もちゃんと育てないと」


ルカ「・・・・・」

アルト「・・・・ん?なんだよ?」

ルカ「先輩って、本当に結婚してから変わりましたよね」

ルカ「面倒見が良くなったというか・・・」

アルト「お前も結婚したらわかるよ」

ルカ「結婚・・・か・・・」

アルト「おっと、悪い。夕飯の買い物しなきゃいけないんで、先帰る」

~スーパー~

アルト「あれ?おっかしいなぁ・・・。人参がない・・・」キョロキョロ

店員「いらっしゃいませ~」

アルト「あっ!悪いんだけど、人参の場所を・・・」

店員「あぁ・・・、すみません、人参売り切れちゃったんですよ」

店員「今日の特売だったんで」

アルト「(マジかよ・・・!!人参切らしてるのに・・・)」

アルト「(ま、いっか。特売とか関係ないし、他の店で買えば)」

アルト「(あと、石鹸と歯ブラシ買わなきゃ・・・・)」

アルト「(この前歯ブラシの『かたい』のヤツ買っていったら、シェリルに怒られたからな)」

アルト「(『やわらかい』の買わないと・・・・)」


~数分後~

アルト「ふぅ・・・・。買い物終了・・・。時間もいい感じ・・・」

アルト「・・・って!!人参が無い!!」

アルト「人参がないと『あの味』は出せないんだ!早く別の店にいかないと!!」

~早乙女家~

  ガチャ

アルト「た、ただいま!!」

  し~ん

アルト「わ、悪い。遅くなって・・・」

  し~ん

アルト「(ヤバい・・・。シェリル怒ってんのか・・・?)」トコトコ


~早乙女家・リビング~

アルト「しぇ、シェリル・・・?」

アルト「って、あれ?いない・・・?」

アルト「手紙がある・・・・」

[アルトへ。遅すぎるから、ランカちゃんと外食することにしたから。]

[アルトは適当に食べてね。愛してる! シェリル]

アルト「(なんだよ・・・。急いで帰ってきたのに・・・・)」

アルト「まぁ、いいか。好きなTV見られるし」

~深夜1:00~

アルト「もうすぐ『時空合体バルキリオン』が始まるな」

アルト「いつもはこの時間、シェリルの相手しなきゃいけないからな」

アルト「わくわく」

  ぴんぽ~ん (インターホン)

アルト「誰だよ!こんな時間に・・・」

アルト「(って、あいつらしかいないか・・・)」

  ぴんぽ~ん

アルト「わかってる!出るって!!少しは待てよ!!」


    ガチャ

シェリル「おっす!アルトぉ~////」 フラフラ

シェリル「あなたのシェリルが帰ったわよぉ~////」

アルト「(滅茶苦茶酔ってる・・・。ま、酔いつぶれてくるよりはいいけど)」

ランカ「こ、こんばんは。アルトくん・・・」

アルト「いつも悪いな、ランカ」

シェリル「こらぁ!なにランカちゃん口説いてんだ!アルトのくせにぃ・・・///」 フラフラ

アルト「わかった、わかった・・・。ベッドに行こうな」

ランカ「大丈夫ですか・・・?シェリルさん・・・」

シェリル「んもぉ~、ランカちゃん優しいから好きぃ・・・///」ぎゅっ

ランカ「わぁっ!ちょ、ちょっと駄目ですよぉ!」

アルト「ほら・・・、ランカも抱き着かれて困ってるから。離れろ」

シェリル「あら?アルト・・・嫉妬ぉ?///」 フラフラ

アルト「明日仕事あるんだろ!」

シェリル「ん~?仕事はキャンセル!キャンセル!私はシェリルよ、キャンセルくらい・・・////」

アルト「駄目だ。新曲出すとかでハリきってたろ?」

シェリル「意地悪アルトぉ~むにゃむにゃ」

アルト「わかった、わかった。もう寝るんだな」

アルト「ランカ。悪いんだが、シェリルを寝室まで運ぶの手伝ってくれ」

ランカ「うん。シェリルさん、もう寝ましょう」

シェリル「う~ん、むにゃむにゃ」

~次の日 AM4:00~

シェリル「・・・・・」 スヤスヤ

アルト「・・・・・」 ムクッ

アルト「(ねむ・・・。でもシェリルの朝食作んなきゃ・・・)」

アルト「(確か6時に家出るとか言ってたな・・・)」

アルト「(急がないと・・・・)」


~AM5:00~

シェリル「・・・・・」 スヤスヤ

アルト「お~い」 ユサユサ

シェリル「う~ん・・・・」 ムニャムニャ

アルト「起きろ。時間だぞ!」 ユサユサ

シェリル「あと1時間・・・」 ムニャムニャ

アルト「1時間は駄目だ。せめて30分だな」

シェリル「30分・・・30分だけ・・・」 ムニャムニャ

アルト「(ったく・・・、しょうがねぇな・・・)」

~AM5:30~

アルト「おい、時間だぞ!」

シェリル「う~ん・・・今何時ぃ・・・?」 ムニャムニャ

アルト「いま5時30分だよ・・・起きなくていいのか?」

シェリル「ん~・・・・」 ムニャムニャ

シェリル「・・・・・・」

シェリル「って、もうそんな時間!?」 ガバッ

アルト「あぁ、そうだよ」

シェリル「なんでもっと早く起こしてくれなかったのよぉ!!」 ドタバタ

アルト「ちゃんと起こしただろ。文句あるのかよ?」

シェリル「アルトのくせに、私に口答え?」ギロッ

アルト「うっ・・・・。別にそういうつもりじゃ・・・」

アルト「(昔はここで口喧嘩になったもんだが・・・)」


シェリル「あぁ、もうギリギリじゃない!!」 ドタバタ

アルト「朝食、出来てるぞ」

シェリル「朝食・・・?」

[アルト特製和食の朝食] キラキラ

シェリル「何よコレ!?和食じゃない!」

アルト「朝と言えば和食だろ」

シェリル「もう!箸使うのは面倒だから、忙しい時はパンとかにしなさいよ!」

アルト「そ、それはシェリルが起きるの遅かったから・・・」

シェリル「気が利かないわね!」プイッ

アルト「(な、なんだよ・・・。俺のせいかよ・・・)」


~早乙女家・玄関~

シェリル「じゃあ、いってくるから」

アルト「おう。いってらっしゃい」

シェリル「あぁ、そうそう。今日あんた休みよね?」

アルト「(なんだよ。『浮気するな』とでも言うのか?)」

シェリル「今日私が帰ったら、久しぶりに御喋りでもしましょ?」

アルト「えっ・・・・?」

アルト「御喋りって・・・?」

シェリル「ふふっ。最近、2人で落ち着いて話なんかしてないでしょ?」

シェリル「だから、久しぶりに・・・。ね?」

アルト「しぇ、シェリル・・・・////」

シェリル「で、今日アルトは休み・・・」

シェリル「休みなんだから、良いお茶とか、お菓子とか、他色々」

シェリル「私のために用意できるわよね?」

アルト「も、もちろん!」

シェリル「アルトにしては良い返事ね」ニコッ


シェリル「じゃあいってくるから」

アルト「あぁ・・・・」

  ガチャ バタン

アルト「・・・・・」

アルト「(なんか、あぁやって畏まられると困るな・・・)」

アルト「(久しぶりだな・・・こんな緊張したの・・・)」

~フロンティアお菓子屋~

アルト「クソッ、悩むな・・・・」

アルト「(いつもシェリルとランカに出してるお茶菓子なら何でもいいけど、今日はな・・・)」

アルト「よし、これとあれとそれを包んでくれ」

店員「はいよー」

アルト「(あとは・・・・)」


ルカ「あれ?先輩。何やってるんです?」トコトコ

アルト「おう、ちょっとな」

ルカ「シェリルさんのお茶菓子の買い物ですか?」

アルト「・・・悪いかよ?」

ルカ「いえ、もう見慣れましたから」

アルト「お前こそ、何か用事か?」

ルカ「ミシェル先輩に報告してきたんですよ」

アルト「・・・ん?何を?」

ルカ「僕・・・、とうとう結婚することになりました!!」

アルト「なっ・・・・!?相手はナナセか?」

ルカ「ふふ、その通りです!」ニヤニヤ

アルト「おぉ~。おめでとう。心から祝福するよ」

アルト「(ざまぁ!!!)」

ルカ「先輩みたいに、仲睦まじい夫婦になろうと思います!」

アルト「(凄く嬉しそうな顔してんな・・・・)」

アルト「(ま、2年もしたらアウトだがな)」

ルカ「子供もたくさん欲しいな・・・」

アルト「!」

アルト「(子供・・・か。俺たちにも子供がいたら・・・・)」

アルト「(まぁ、ランカが子供みたいなもんか。なんだかんだシェリルに世話されてるし)」

アルト「(それに、今日の『御喋り』で良い感じの雰囲気になれば・・・)」

アルト「(また恋人の時のような気持ちになれるかもしれない)」

ルカ「・・・・アルト先輩?」

アルト「俺も・・・、久しぶりにミシェルのところに行くか・・・」

~ミシェルのお墓~


アルト「よう、久しぶりだな。ミシェル」

ミシェルの墓「・・・・・・」

アルト「おいおい、嫌そうな顔すんなよ。近況報告だ」

ミシェルの墓「・・・・・・」

アルト「聞いたと思うけど、ルカのヤツ結婚するんだってよ」

ミシェルの墓「・・・・・・」

アルト「ったく、笑えるよな。恋人の時が1番楽しいって散々忠告したのに」

ミシェルの墓「・・・・・・」

アルト「・・・え?俺?・・・・まぁ、上手くやってるよ」

ミシェルの墓「・・・・・・」

アルト「『その様子だと尻にしかれてるようだな?』って?・・・その通りだよ」

ミシェルの墓「・・・・・・」

アルト「この前『かたい』の歯ブラシをシェリルに買ったんだよ。そしたらさぁ・・・・」

ミシェルの墓「・・・・・・」

ミシェルの墓「・・・・・・」

アルト「今日の朝なんて、『和食じゃなくてパンにしろ!』とか言ってさ」

ミシェルの墓「・・・・・・」

アルト「わかってないよなぁ・・・」

ミシェルの墓「・・・・・・」

アルト「あ、でも今日の夜に久しぶりに話することになったんだよ」

ミシェルの墓「・・・・・・」

アルト「え?離婚話?・・・馬鹿!んなわけあるか!!」

アルト「ただ・・・、最近会話減ったな、ってことだよ」

ミシェルの墓「・・・・・・」

アルト「え?わかってるよ。結婚したらそうなることくらい」

アルト「でも、だからこそ・・・嬉しかったんだ。シェリルからそんなこと言ってもらえて」

ミシェルの墓「・・・・・・」

アルト「・・・・わかってる。シェリルは俺が護るよ・・・約束する」

ミシェルの墓「・・・・・・」

~早乙女家・リビング PM5:30~

アルト「ふぅ・・・・」

アルト「やっと準備出来た・・・。こういうのは雰囲気が大事だからな」

アルト「こういう風に話すのは久しぶりだよなぁ・・・本当・・・」

アルト「何を話せばいいんだろ・・・・」

アルト「あっ!」

アルト「身嗜みも整えておかないと・・・・」 サッサッ

アルト「・・・・うん、良し!」

アルト「もうそろそろ帰ってくるはずだが・・・」

アルト「・・・・・・」

携帯<シェリルからメール

アルト「!?」

アルト「なんだろう・・・・」ピッ

[ごめんね、アルト!今日久しぶりに話す約束してたけど、また今度で!]
[ランカちゃんの新曲について相談しなきゃいけなくなっちゃったの。ごめん!(顔文字)]

アルト「がーん」

アルト「マジかよ・・・・」 ガックシ

携帯<シェリルからメール

アルト「!?(まさか冗談だったとか!?)」

アルト「・・・・・」 ピッ

[あと、今日も遅くなるから。アルト愛してる!(顔文字)]

アルト「なんだよ・・・・」

アルト「せっかく楽しみにしてたのに・・・・」

アルト「『愛してる!』・・・じゃねーよ!!!」

アルト「クソッ・・・・・」

アルト「・・・・・」


アルト「こうなったら、俺も飲みに行くか・・・」

アルト「飲まなきゃやってらんないだろ・・・」

アルト「人生って・・・なんなんだろうな・・・・」

アルト「・・・・・」

   ガチャ バタン

~居酒屋~

アルト「・・・・・」

店員「いらっしゃい!おひとりで?」

アルト「あぁ・・・・」

アルト「(結構広いな。この店・・・)」

店員「じゃあこちらの席へどうぞ~」


~居酒屋の一席~

アルト「(今日は飲むぞ!)」

アルト「(仮にシェリルが飲んで帰ってきても知った事か!)」

アルト「(・・・・・・)」

アルト「(ランカがいるから何とかなるだろ・・・)」

店員「ご注文は?」

アルト「えっと・・・・、ビールと枝豆と・・・・」

アルト「あと、この甘エビの唐揚げってヤツ」

アルト「あと・・・・」

アルト「あと焼き鳥のセット」

店員「・・・了解」

アルト「・・・・?」ジーッ

アルト「・・・って、お前!?」

ブレラ(店員)「ん・・・・・?」

アルト「ブレラ・・・何やってんだよ、こんな所で・・・」

ブレラ「軍を辞めたからバイトだ」

アルト「辞めた!?その歳でバイトかよ・・・」

ブレラ「バイトでも十分暮らしていける」

アルト「はいはい・・・って、あれ・・・?」ポロポロ

ブレラ「・・・・?」

アルト「知り合いに会っただけで、なんでこんなに・・・涙が・・・」

ブレラ「さて・・・、仕事に戻るか・・・・」スッ

アルト「ま、待ってくれ!」

ブレラ「あ・・・?」

アルト「お、お前・・・、今日は何時まで仕事なんだ?」

ブレラ「あと30分ほどだ」

アルト「30分・・・・!・・・た、頼む、仕事が終わったら話を聞いてくれ・・・」ウルウル

ブレラ「何故お前の話なんか・・・!」

アルト「誰かに・・・・聞いて欲しいんだよ・・・!」

ブレラ「断る。俺の他にも相手はいるだろ」

アルト「お前なら、誰かに喋ったりしなさそうなんだよ・・・」

ブレラ「随分ハッキリ言うな・・・」

アルト「うるさい!お前に何がわかる!!今の俺の気持ちが!!」

ブレラ「(随分荒れてるな・・・・)」

アルト「頼む・・・・」ポロポロ

ブレラ「仕方ない・・・・」

アルト「・・・・・!!」

ブレラ「少し・・・待ってろ」

アルト「あ・・・、あぁ!」

~1時間後~

ブレラ「待たせたな・・・・」スッ

アルト「・・・30分とか言ってた癖に1時間かかってるぞ」

ブレラ「後片付けとかあるからな」

アルト「バイトは大変だなぁ~」

ブレラ「・・・・で」

アルト「・・・・?」

ブレラ「何があったんだ?それを話すために呼んだんだろう?」

アルト「そ・・・、それは・・・・・」ポロポロ

ブレラ「何故泣く・・・?」

アルト「くっそぉ!!・・・・」 グビグビ

アルト「ぷはっ!!店員さん、ビールおかわり!!」

ブレラ「・・・そんな一気飲みして大丈夫なのか?」

アルト「うるさい!!俺の話を聞けぇっ!!!」ガタッ

アルト「シェリルったらなぁ!俺のこと全然考えないんだよ!!」

ブレラ「そ、そうなのか・・・」

アルト「あいつよぉ、俺が買ってきた『かたい』の歯ブラシ使ってよぉ・・・」

アルト「『血だらけになっちゃったじゃない!どうしてくれんのよ!馬鹿アルト!!』」

アルト「とか言ってよぉ・・・。次の日、口もきいてくれなくてさぁ・・・・」ポロポロ

ブレラ「なんで『かたい』にしたんだ」

アルト「シェリルは力が無いと思ったんだよ!シェリルの為を・・・・想って・・・・」ウルウル

アルト「それなのに!!」ガタッ

ブレラ「わかった、わかった・・・。それはシェリルが悪いな」

アルト「だろ!?・・・他にもあるんだ、先週俺が休みの時なんだけど・・・」

ブレラ「・・・・・うん」

アルト「1人で出掛けたらさぁ・・・、女に話しかけられたんだよ・・・・しつこいヤツでさぁ・・・」ウルウル

アルト「なんとか振り払ったと思ったら、シェリルがその場面を見てたんだよ!!」

アルト「『何浮気してるの!!』とか騒ぎやがって!!!」

ブレラ「・・・大変だったな」

~2時間後~

アルト「くっそ~、シェリルのヤツ・・・・ちくしょう・・・」ポロポロ

ブレラ「(サイボーグになって、初めて『疲れ』を感じた気がする)」

アルト「おい、ブレラ・・・・。お前は結婚しなのかよ・・・・?」

ブレラ「いや・・・・そんな気はない」

アルト「お前も結婚したらこうなるんだぞ!覚悟しておけ!」

ブレラ「わ、わかった。覚えておこう・・・」

アルト「結婚当初はなぁ、凄く愛おしく思ってたのが・・・・」ポロポロ

アルト「今じゃあんなヤツ、ババァだ!ババァ!」

ブレラ「お、おい・・・そんなこと言っていいのか・・・?」

アルト「いいに決まってるだろ!!俺の嫁だぞ!!」

ブレラ「(完全に酔ってる・・・・)」

アルト「なんなら本当に浮気してやろうかな・・・」

ブレラ「お、おい・・・・」

アルト「うるさい!!」 ガタッ

ブレラ「ま、待て!一時の感情に惑わせれるな!」

アルト「うるさい!このヘソ出し野郎!ランカの実の兄だかなんだか知らないがなぁ!!」

ブレラ「(こ、こんなところをシェリルが見ていたら・・・・)」 キョロキョロ(索敵)


シェリル「・・・・・」

ブレラ「!?(アルトの後ろの席にシェリルが!?)」

アルト「あぁん?どうした、ブレラ?」

ブレラ「う・・・、後ろだ!アルト!」

アルト「後ろぉ・・・?」 クルッ

シェリル「・・・・・・」

アルト「・・・・・・・」 サーッ(酔いが冷める音)

ランカ「わ、私・・・、もう帰らないと・・・・」

ブレラ「俺も帰らないと・・・」

アルト「ま、待ってくれ!2人とも!!」

シェリル「アルトぉ・・・・?」

アルト「ひぃっ!!」

          ,      /〃ハヾ  / ∧∨〃、ヾ} l| :}ミ;l\
        /〃// / 〃l lヽ∨,〈ヾ、メ〈 }} ;l リ ハ l`!ヽ.

          //' /,'  ,' 〃 l l川/,ヘ丶\;;ヽ/:'/〃∧ l ト、:l !
         〃,'/ ;  ,l ,'' ,l| レ'/A、.`、\;;ヽ∨〃/,仆|│l }. |、
         i' ,'' l| ,l ' l. !| l∠ニ_‐\ヽ;\,//,イ| l | l ト/ λ!   、
.        l ;  :|| ,'i:/ l| |:|: |``'^‐`ヾ∨`゙//|斗,l ! | ,タ /l.| l  三__|__
       l ' l |」,' l' lハ |'Ν    ̄´ /` ,|l_=ミ|! ly' ,〈 :|| |  口 |
        |l .l H|i: l | ゙、| l        _.::: ,!: l厂`刈/ /!} :l|    ‐┬‐
        |! :l |)!| ! |  ヽ      '´ ’/'_,.   ノイ.〃/|!    │田│
        l|l |l 「゙|l |`{             ..   _   |}/,ハ l     ̄ ̄
       |!l |l、| !l :|.      ‘ー-‐==ニ=:、__j:)  l'|/|l リ    、 マ
ヽ ̄ニ‐、__.」乢!L!lヱL」__           ー、 `'''´   从「 /     了 用
 \ `ヽ\      /l |       / ̄´     //        '"`ー‐
.  ,、  l  ゙、    / ' |、      {        /l/         ,
   '}  l  ゙,    /   |:::\      }     ,.イ/          レ |
   l  l   l  ,.イ   l:::::::::\__   `'-‐::"// |′          ノ
   l   !   K ヽ,、 \「`''''''''"´:::::::;;:" //
.    l   l   ト、\( _.... ヽ  .:.::::::::;;″ /'       _

~次の日 早乙女家~

アルト「・・・・・」 ショボーン

シェリル「・・・・・」 ツーン

ランカ「(あらら・・・・まだ喧嘩してるんだ・・・)」

シェリル「アルト?お茶がないわよ?」

アルト「い、今淹れるから・・・」 コポコポ


ランカ「・・・・・」

シェリル「ったく・・・・」

ランカ「シェリルさん、昨日の事・・・、まだ許してないんですか・・・?」

シェリル「当然よ!私のこと『ババァ』って言ったり、『浮気する』とか言ってたし」

ランカ「昨日も言いましたけど、それはきっとアルトくんの本心じゃありませんよ・・・」

シェリル「・・・・・ふふっ」

ランカ「・・・・・?」

シェリル「わかってるわよ。そんなこと・・・・。ずっと一緒に生活してるのよ?」

シェリル「確かに、最近アルトに甘え過ぎてたかもしれないわね・・・・」

シェリル「アルトって口では嫌だって言うけど、なんだかんだ私のためにしてくれるのよ」

シェリル「だから何でも頼っちゃうのよね・・・」

シェリル「・・・これを機に、ちょっと改めようかな!」

ランカ「は、はいっ!それがいいですよ!シェリルさん!」

シェリル「ふふっ、ランカちゃんも頼りにしてるからね。よしよし」ナデナデ


アルト「ほ、ほらシェリル。お茶がはいったぞ・・・」スッ

シェリル「ん。ありがと」スッ

シェリル「・・・って、あっつい!!」

アルト「あっ、悪い!・・・熱かったか?」

シェリル「私が飲めるくらいに冷ましてね、っていつも言ってるでしょ!!」

アルト「・・・じ、自分で冷ませばいいだろ!フーフーしてさ!」

シェリル「何よ!私にやらせるって言うの!?アルトのくせに!!」

ランカ「(まぁ・・・、喧嘩するほど仲が良いって言うし、大丈夫かな・・・?)」

ランカ「ずずず・・・(・・・お茶が美味しい)」

~終わり~

ここまで見てくれてありがとう

この後どうなるかは想像に任せる

シェリルとラブラブか、ランカと浮気か・・・・

蛇足かもしれないけど、17時くらいまで書きます
書くの遅かったらすみません

~次の日・SMS~

アルト「はぁ・・・・」

ルカ「・・・?どうしたんですか?先輩?」

アルト「いや・・・一昨日にちょっとな・・・・」

ルカ「(一体何があったんだろう・・・・?)」

アルト「はぁ・・・シェリル・・・・」ボソッ

ルカ「!?」

ルカ「(いま・・・聞こえた!シェリルの名前を言った!)」

ルカ「(つまり、シェリルさん関係・・・?)」


ルカ「奥さんが・・・、どうかしたんですか?」

アルト「!?」ビクッ

アルト「な、なんでもない!何でもない・・・・」

ルカ「(この反応・・・!やっぱりシェリルさんに関係がある・・・)」

ルカ「(まさか・・・浮気!?・・・確かに結婚してからそれだけの時間は経ってる・・・)」

ルカ「(先輩には色々お世話になってるし、問題は解決してあげたいなぁ・・・)」

~次の日・早乙女家前~

ルカ「(僕は、浮気調査隊隊長ルカ・アンジェローニ!)」

ゴースト×3「きゅーん きゅーん」

ルカ「(このミニサイズゴースト達は調査隊の仲間!)」

ルカ「(盗撮、盗聴、追跡のエキスパートさ!)」

ルカ「(名前は、シモン、ヨハネ、ペテロ!よろしくね!)」

ルカ「(今日はシェリルさんが浮気してるか調査しに、先輩の家に来たんだ!)」

ルカ「(ん・・・・?)」


アルト「いってきまーす・・・・」 トボトボ

ルカ「(先輩が出てきた・・・出勤タイムだ・・・)」

アルト「シェリル・・・・」

ルカ「(やっぱりシェリルさんの事が心配みたいだ。自分が家にいない間、気になって仕方ないんだ)」

ヨハネ「きゅーん」

ルカ「わかってるよ。先輩がいない間、シェリルさんが誰かを家に連れ込んでるかも」

ルカ「みんな!索敵用意!」

~2時間後~

ルカ「あんぱんもぐもぐ」

ペテロ「きゅーん」

ルカ「どうしたんだい?」

ペテロ「きゅーん きゅーん」

ルカ「なんだって!?この家に向かってきている人物がいる!?」

ルカ「(宅配便じゃないとしたら・・・・浮気相手!?)」

ルカ「ペテロ!画像をこっちに!」


~画像~

ランカ「・・・・・」トコトコ

ランカ「ふんふ~ん♪」トコトコ

~画像~

ルカ「こ、これは・・・ランカさん!?」

ルカ「まさかランカさんが浮気相手!?」

ルカ「・・・って、そんなわけないか。取り越し苦労かな」

~早乙女家・玄関~

  ぴんぽ~ん

ランカ「ランカで~す!シェリルさん?」

  ガチャ

シェリル「あ、ランカちゃん!遅いわよ!暇だったんだから」

ランカ「えへへ~、すみません」

シェリル「さ、入って・・・」

ランカ「おじゃましま~す!」


ルカ「ランカさんが一緒なら、そう簡単に浮気できないはずだけど・・・」

シモン「きゅーん きゅーん」

ルカ「え?ランカさんが怪しいって?」

シモン「きゅーん・・・」

ルカ「何言ってるの。女の子?同士だし・・・あり得ないよ」

ヨハネ「きゅーん!きゅーん!」

ルカ「なんだよぉ・・・ヨハネまでぇ・・・」

~早乙女家・リビング~

シェリル「さ、ゲームでもしましょ」

ランカ「あ、お茶入れましょうか?」

シェリル「ありがとう。ランカちゃんは進んで色々やってくれるから嬉しいわ」

ランカ「アルトくんは?」

シェリル「アイツは渋々やるのよ」

ランカ「あはは!シェリルさんがやらないからですよ~」

シェリル「あっ!言ったわね~!」


~早乙女家・外~

ルカ「だからぁ・・・女の子?同士なんだから安心だって!」

ルカ「それに、先輩の事が好きな2人が、先輩を傷つけるような事をするはずないだろ?」

ペテロ「きゅーん・・・」

ルカ「え?だからこそ逆に怪しいって?」

ヨハネ「きゅーん!」

ルカ「わかったよ・・・。シモン、いってくれるかい?」

シモン「きゅーん」

ルカ「(シモンは盗撮のエキスパートなんだ!)」

シモン「・・・・・」ジジジ・・・・

ルカ「他の2人は、シモンが安心して盗撮できるようにカバーするんだ!」

ゴースト×2「きゅーん」


ルカ「(本当は盗撮なんかしたくないんだよなぁ・・・。プライバシーに関わるから)」

ルカ「(証拠を見つけてからにしたかったのに・・・)」

シモン「きゅーん」

ルカ「よし!シモンが家の内部に突入だ!」

ルカ「頼むぞ・・・・」

シモン「・・・・・」ジーッ

ルカ「・・・・!! 画像が送られてきた!」

ルカ「こ、これは・・・・・・?」 [画像]

ルカ「シェリルさんがランカさんを押し倒してる!?」

ルカ「(そ、そんな・・・。同性愛ってヤツ・・・?しかも浮気・・・?)」

シモン「きゅーん?」

ルカ「も、もういいよ。皆、戻ってきて!」

ゴースト×3「きゅーん きゅーん」

ルカ「はぁ・・・、現実って、悲しいな・・・」

ルカ「先輩を愛した2人が、先輩に隠れて浮気なんて・・・・」

ルカ「(これが・・・、結婚・・・・?)」

ヨハネ「きゅーん!」

ルカ「わかってる。先輩と相談しないとね・・・」


~早乙女家・リビング~

ランカ「ま、マウントはズルいですよ・・・////」

シェリル「うふふ・・・・」

シェリル「こうしてランカちゃんに乗って、ランカちゃんの腕を私の足で抑えれば・・・」ガシッ

シェリル「こちょこちょし放題!」 コチョコチョ

ランカ「きゃははは!やめれぇ!あはは!ら、らめれすぅ!!」ジタバタ

シェリル「やめろって言われると、やりたくなっちゃうのよねぇ・・・」ニヤニヤ コチョコチョ

~SMS~

アルト「これで良し・・・と」

アルト「お前ら、さっきのシミュレーションはクリアしたか?」

後輩A「はいっ!完璧です!」

後輩B「余裕ッスよ」

アルト「そうか、良くやったな。戻っていいぞ」


アルト「・・・・・」

アルト「(シェリルのヤツ・・・、まだ怒ってんのかな・・・)」

ルカ「アルトせんぱ~い!!」タッタッタ

アルト「ん?ルカ・・・?どうした、今日は非番じゃ・・・」

ルカ「た、大変なことが起きました・・・」

アルト「大変な事?」

ルカ「お、落ち着いて聞いてくださいね・・・?」

アルト「おう、なんだよ」

ルカ「シェリルさんが、ランカさんと浮気しています!!」

アルト「・・・・・え?」

ルカ「・・・・・」

アルト「き、聞き間違い・・・か?」

ルカ「いえ・・・、シェリルさんが、ランカさんと浮気しています・・・」

アルト「がーーーーーん!!」

ルカ「こ、心当たりはありますか・・・?」

アルト「(確かに・・・、シェリルは俺が家にいない日はいつもランカと遊んでた)」

アルト「(ランカも、スケジュール調整してまでシェリルと会っていた)」

アルト「(た、確かに、友人がする範疇を超えているかもしれない・・・!!)」


アルト「・・・・・・」

ルカ「こ、心当たりがあるんですね・・・?」

アルト「しょ、証拠はあるのかよ?」

ルカ「この写真を見てください」スッ [写真]

アルト「・・・・!?」

ルカ「ランカさんがシェリルさんに押し倒されています。しかも嬉しそうに顔を赤らめて・・・・」

アルト「ど、どうしてこんなことに・・・?」

ルカ「・・・・・」

ルカ「先輩とは長い付き合いだから、原因はなんとなくわかります」

アルト「!?」

ルカ「調べたんですが、シェリルさんはここ毎日のようにランカさんを家に呼んでいるらしいじゃないですか」

アルト「ら、ランカも大変だよな。シェリルに世話になってるからってさ・・・」

ルカ「違いますよ。ランカさんも寂しいんです」

アルト「え?」

ルカ「ランカさんは一途な人だから、結局アルト先輩しか男の人として見れないんですよ!」

アルト「で、でも・・・俺はシェリルを・・・・」

ルカ「そのシェリルさんとだって最近は仲が良いとは言えませんよね?」

アルト「ち、違う!・・・それはシェリルが・・・・」

ルカ「違う、じゃないですよ!!いい加減にしてください!!」

ルカ「僕は・・・先輩とシェリルさんの関係を始めから見てきました・・・。」

ルカ「以前の先輩は・・・、シェリルさんの全てを受け入れてましたよ・・・・?でも今は違う!」

アルト「違う・・・・?今の俺が・・・?」

ルカ「以前の先輩は、シェリルさんが何をしても受け入れて助けていました」

ルカ「シェリルさんだって、そんな先輩だからいつも頼ってるんです」

ルカ「そして・・・、アルト先輩もシェリルさんに頼ってたじゃないですか・・・!」

アルト「!!」

アルト「(そうだ・・・。昔は俺がシェリルに与えて、シェリルに与えられていた)」

アルト「(なのに・・・、今の俺は『与えられる』のを拒否している・・・)」

アルト「(何でも1人でやろうとしている・・・)」

アルト「(そのくせ『与える』のも嫌々だからな・・・・)」

アルト「(笑いあえるわけねーよな・・・。そんなんで・・・・)」


アルト「・・・・・・」

ルカ「先輩・・・・?」

アルト「俺はどうしたらいい・・・?」

ルカ「・・・戻ればいいんですよ。昔に・・・・」

アルト「昔・・・・か・・・」

アルト「・・・・・」

ルカ「先輩・・・?」

アルト「ありがとな、ルカ。今日の朝からあったモヤモヤが取れたよ」

ルカ「いえ、僕もこれから結婚するから・・・」

ルカ「『結婚なんてしなきゃ良かった』って思いたくないんです」

ルカ「だから、僕も先輩にお礼を言わなければなりません」

アルト「お礼・・・・?」

ルカ「色々・・・見させていただきましたから。妻帯者ってヤツを」

アルト「・・・フッ」

アルト「・・・・なら、おあいこだな!」


アルト「じゃあ俺は帰るから・・・・」

ルカ「はい、シェリルさんと仲良くしてください」

アルト「そういえば、ランカも寂しいとか言ってたな・・・」

ルカ「大丈夫です!そっちは僕がなんとかします!」

アルト「・・・・あとで・・・、なんか奢ってやるよ、ルカ」

~居酒屋~

店員「おつかれー」

ブレラ「・・・・・」トコトコ

  「ブレラ・スターンさん・・・ですね?」

ブレラ「!?」バッ

ルカ「怪しい者じゃありません」

ブレラ「お前は・・・ルカ・アンジェローニ・・・・?」

ルカ「今日はあなたにお話があるんです」

ブレラ「(最近懐かしいメンツと良く会うな・・・)」


ルカ「最近、軍をお辞めになったとか・・・」

ブレラ「それがどうかしたか・・・?」

ルカ「いえ・・・耳にしただけです。辞めた理由を聞くわけではありません・・・」

ブレラ「・・・・・」

ルカ「でも・・・、居酒屋のバイトとは・・・。あなたに合わないのではないかと・・・」

ブレラ「・・・・何が言いたい?」

ルカ「ランカさん・・・いま独り暮らしなんですよ」

ブレラ「オズマが結婚したからだろう・・・?」

ルカ「その通り」

ブレラ「それはオズマが『ランカは独立出来る』と判断したからだ」

ルカ「それも、その通りです。しかし・・・」

ルカ「いくら強くなっても、独りは虚しいものです。誰かに頼りたい・・・」

ルカ「誰かが傍に・・・・。ランカさんにもボディーガードがいるのではないかと・・・」

ブレラ「・・・それを俺にやれ、と?」

ルカ「ランカさんは、知らない人には周辺警護など頼みません」

ルカ「ですが・・・、元々ランカさんのボディーガードだったあなたなら・・・」

ルカ「実兄である、あなたなら・・・・」

ブレラ「・・・・・」

ルカ「こんな居酒屋でバイトしているよりは、彼女のためになるかと・・・」

ブレラ「・・・・・」

ルカ「(た、頼む!OKして・・・!)」ドキドキ

~ランカの家の前~

ランカ「ん・・・・?」

ブレラ「・・・・・」

ランカ「あっ、お兄ちゃん。どうかしたの?」

ブレラ「・・・・・家が無い」

ランカ「えっ!?」

ブレラ「金も無いんだ、ランカ」


(ルカ「いいですか?ブレラさん。とにかく、貧乏で無職なことをアピールしてください」)

(ルカ「そして、ランカさんの傍に常にいてください!そうすれば完璧です!」)

ブレラ「俺は貧乏で無職なんだ、ランカ」

ランカ「そ、そうなんだぁ・・・。じゃあウチに泊まっていく?」

ブレラ「いいのか?」

ランカ「うん、いいよ。お兄ちゃんだしね」

ブレラ「すまない・・・。代わりに、お前のことを護ってみせる」

ランカ「ふふっ、どうしたの・・・?急に。・・・昔みたい」

~早乙女家~

  ガチャ

アルト「ただいま~」

  し~ん

アルト「(っと、出迎えは無しか・・・)」

アルト「(だが、今の俺は今までの俺とは違う!)」トコトコ


~早乙女家・リビング~

アルト「ただいま~」

シェリル「おかえり、アルトぉ・・・っと、このっ」カチカチ

アルト「またゲームかぁ・・・?・・・ランカは帰ったみたいだな」

シェリル「何よ?ゲームしてて悪い?独りだと暇なのよ」カチカチ

アルト「なるほど・・・。じゃあ俺も参戦させてもらおうかな・・・」スッ

シェリル「・・・・?何よ、あんたがゲームやるなんて珍しいじゃない」

アルト「実戦のシミュレーションならいつもしてるからな・・・。シェリルじゃ相手にならないかも」 ニヤリ

シェリル「な、なんですって!?アルトのくせに・・・」ギリッ

シェリル「このっ、このっ!」カチカチ

アルト「くそっ、・・・ぐおっ!?」

  [1P WIN]チャラララ~ン

シェリル「やったわ!やっと勝てた!」

アルト「くっそ~、14連勝中だったのに・・・」

シェリル「ビックリしたわよ。上手過ぎて・・・」

アルト「へっ、ゲームなんて所詮遊びだからな」


シェリル「あぁ・・・、それにしてもお腹減ったわ・・・」

シェリル「アルト、夕食作って頂戴!」

アルト「・・・・」

シェリル「ん・・・?どうかした?」

アルト「久々に・・・出前でも取るか?」

シェリル「えっ・・・?『出前なんかより、俺の料理の方が美味い』っていつも言ってるじゃない」

アルト「いや、その・・・・///」

アルト「出前なら、来るまでの30分間・・・お前と話をしたり出来るだろ・・・・?」

シェリル「・・・・・」ぽかーん

アルト「な、なんだよ!その反応は・・・///」

シェリル「いや、凄い意外な理由だったから・・・」

シェリル「『疲れてるから』かと思ったもの」

アルト「う、うるさいな!とりあえず、注文してくるから・・・」

シェリル「じゃあ・・・。私はお茶でも淹れようかしら」

アルト「(シェリルが自分からお茶を!?)」

シェリル「え~っと・・・お湯お湯・・・」

アルト「お、おい・・・大丈夫か?」

シェリル「何よ?私がお茶のひとつも淹れられないと思ってるわけ?」

アルト「そうじゃなくて・・・。火傷とかしないか、って・・・」

シェリル「ばっ!////・・・馬鹿ねっ!するわけないでしょ!?この私が火傷なんて・・・・」

シェリル「(な、なによ・・・。なんで今日は優しいの・・・?)」ドキドキ

アルト「(出前取るなんて、もっと馬鹿にされるかと思ったけど・・・)」

アルト「(たまにはいいかもな・・・)」

シェリル「・・・・・」コポコポ

シェリル「ほらっ!・・・どう?上手くお茶淹れられたでしょう?」

アルト「あぁ、上手く出来てたよ」

シェリル「も、もしかしたら・・・・葉っぱ入れ過ぎたかも・・・?」

アルト「ん・・・ずずず」

シェリル「・・・・・・」ドキドキ

アルト「うん、ちょうど良いんじゃないか?」

シェリル「そ、そうでしょ!?流石わたし!」フフン

シェリル「じゃあ、私も一口・・・」

アルト「あ、待った」

シェリル「ん?・・・何よ?」

アルト「冷ましてやるから」ヒョイッ

シェリル「あっ、ちょっと待って!」

アルト「・・・なんだよ?いつもしてることだろ?」

シェリル「(何よ・・・、いつも息吹きかけて冷ましてたの・・・?それでも目の前でやるのは・・・///)」

アルト「ふぅー、ふぅー」

シェリル「・・・・・」ジーッ

アルト「あちち、まぁ、こんなもんか・・・」

アルト「ほら、冷めたぞ」

シェリル「ふっ・・・・、ふふっ・・・!」 ニヤニヤ

アルト「な、なんだよ・・・///何笑ってんだよ!」

シェリル「だって・・・、『ふぅーふぅー』って・・・・ふふっ!可笑しい!」

アルト「んだよ、冷まさなかったら冷まさなかったで怒るくせに・・・・」

シェリル「ねぇ、今のもう1回やって!」

アルト「なっ!もう冷めてるだろ!早く飲めよ!!」

シェリル「やってよぉ・・・アルトぉ・・・」

アルト「ぜっっったいにやらない!!」

シェリル「じゃあ次はいつやってくれるの?」

アルト「ん・・・?明日・・・かな。1日1回だ」

シェリル「うふふ、明日が楽しみ」

アルト「(ったく・・・、こんなこと目の前でやるなんて恥ずかしい)」

シェリル「ねぇ、アルトのお茶は熱くないの?」

アルト「そりゃ熱いさ。熱くないわけないだろ」

シェリル「じゃあ、私が冷ましてあげよっかぁ・・・?」

アルト「い、いいよ!お茶は熱い方が美味いんだよ!」

シェリル「そんなこと言わないで。あんたのお茶貸しなさいよ」ニヤニヤ

シェリル「ふぅー、ふぅー、してあげる♪」

アルト「だっ、だからぁ・・・・////」

   ぴんぽ~ん

アルト「あっ!出前来たみたいみたいだな。お金、お金・・・」タッタッタ


シェリル「(何よ。アルトったら恥ずかしがっちゃって・・・)」

シェリル「(でも・・・、久しぶりに昔に戻ったみたい・・・・。こういうのいいかも・・・)」

シェリル「(そういえばお茶一口も飲んでなかったわ)」

シェリル「ずずず・・・・にがっ!」

~終わり~

ここまで見てくれてありがとう

考えながらだったから、書くの遅くてすまん

あと、クランって出し辛いんだよな。嫌いなわけじゃないよ

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