さやか「なんかあたしだけ弱くね?」(510)

まどか「えっ? そ、そんなことないよ。ね、杏子ちゃん?」

杏子「いやいや、なんでそこであたしに振るんだよ。おかしいだろ」

ほむら「あなたたちは二人とも近接武器じゃない。比較対象になれるのはあなただけよ」

マミ「弓や銃を使う私たちより剣を使う自分が弱いだなんて考え方はナンセンスよ、美樹さん」

さやか「いやいや、これは武器がどうとかそんなレベルじゃないですよマミさん」

杏子「確かに武器は関係ないね。現にあたしとあんたを比べてもあんたが弱い」

さやか「そう、それなんだよ」

杏子「は?」

さやか「あんたの方が強いじゃん」

ほむら「あなたが何を言いたいのかわからないわ」

さやか「槍だよ、槍!」

杏子「槍がどうかした?」

さやか「その槍ずるいじゃん! 伸びるしなんか分裂するしさ!」

杏子「ずるいってなんだよ」

まどか「その文句の付け方はちょっとおかしいよさやかちゃん…」

さやか「まどかもだよ!」

まどか「ふぇ? 私?」

さやか「この前弓から一度にたくさん矢撃ってたじゃん! ずるくない?」

杏子「だからずるいってなんだよ」

さやか「マミさんなんていわずもがなだよ!」

マミ「何を言われるかだいたい想像がつくわ」

さやか「リボンも使うしマスケット銃はたくさん出すし、おまけに必殺技まであるだなんて、ずるすぎです!」

杏子「それはわかる」

まどか「マミさん凄いなぁ」

マミ(やっぱり必殺技は評価ポイントなのよね。ふふふ)

さやか「ほむらの時間停止とか四次元ポケットとかもうそれずるいとかそんなレベルじゃないよ!」

ほむら「四次元ポケットというのはやめなさい。どちらかというとあなたの方がドラえもんよ。配色的に」

まどか「じゃあ私はしずかちゃんかな?」

杏子「のび太のイメージカラーって黄色っぽいよな」

マミ「何よ?」

杏子「別に」

ほむら「それをいうならあなただって十分に『ずるい』と思うわよ」

まどか「そうだよさやかちゃん。ほら、仁美ちゃんを助けたときにやってたあれとか!あの青く光ながら飛び回る奴」

マミ(蒼き流星、ね)

さやか「あれも結局速く動いてるだけじゃんか」

杏子「そんなこと言い出したらあたしだって槍が伸びて分かれるだけだっての」

マミ「それだって十分にあなたの強みじゃない」

さやか「それはそうですけど、あたしにもなんか特殊能力が欲しいんですよ!」

ほむら「特殊能力?」

杏子「あんたは回復があるじゃん」

さやか「回復って地味じゃん。被弾前提だし」

まどか(わがままだなぁ…)

さやか「あーあ、あたしもほむらみたいに時間停止とか使えたらよかったのに」

マミ「あなたの魔法はあなたの祈りの体現なのよ、美樹さん。そういう風に言うのは感心しないわ」

さやか「うっ…す、すみません」

杏子「祈りの体現、ねぇ」

さやか「そういえば、杏子は何の魔法が使えるの? 使ってるとこ見たこと無いけど」

まどか「ちょっと、さやかちゃん!」

さやか「あっ…」

杏子「…ハッ。忘れちまったよ、そんなもん」

さやか「ご、ごめん…」

さやか(そういえばコイツ、願いが原因で家族がバラバラになっちゃったんだっけ…)

杏子「別にいいよ。つーか、あたしだって魔法ないんだからさやかも気にすること無いだろ。回復できるだけマシじゃん

さやか「いや、魔法なしで考えてもあたしより杏子の方が強いよ」

杏子「なんだよ、褒めても何も出ないぞ」

さやか「そうじゃなくて、ほら、槍」

杏子「またその話か」

さやか「ずるいよそれ! あたしのなんてただの剣じゃん!」

マミ「でも美樹さん、あなたいくつか剣を出して飛ばすことが出来たでしょう? 私のマスケット召喚を槍玉に挙げるなら、それも同じようなものだと思うんだけど」

さやか「あれは結構魔力食うからあんまり多用できないんですよ…。剣は消耗品じゃないですから」

ほむら「今までずっと聞いていたけど、別にあなたがわがままを言っているだけで、あなた自身が弱いというわけではないと思うわよ」

さやか「いや、でもやっぱりあたしだけ弱くない?」

まどか「そんなことないよ、さやかちゃん」

マミ「むしろそれだけ言い張れる根拠を知りたいわ」

杏子「結局自分の実力不足を棚に上げて才能のせいにしてるだけじゃねーの?」

さやか「ぐぬぬ…」

ほむら「確かにさやかが弱いというのは事実ではあると思うわ。もちろん才能の差ではなくね」

さやか「何よ、あたしが弱いって言いたいわけ?」

ほむら「経験不足ってことよ。才能がないわけじゃないから、経験を積めばきっと強くなるわ」

さやか「経験を積むって何すんのよ」

ほむら「魔女狩りに決まってるじゃない」

ほむら「最近ずっと考えていたのだけど、いつも五人で狩りというのは流石に効率が悪すぎる」

マミ「言われてみればそうね」

杏子「あー、それはあるわ。ぶっちゃけ、遠距離二人で使い魔倒してほむらが爆弾で魔女倒すからあたしあんまりやることなかったんだよね」

まどか「そういえば最近さやかちゃんが活躍する姿見てない気がする。回復以外で」

さやか「結局あたしは回復役かい」

ほむら「そこでどうかしら。このチームを2,3で分けるというのは」

マミ「それはいいアイデアかもしれないわね」

杏子「グリーフシードも集めやすくなるしな」

まどか「活躍の場が増えるよ、やったねさやかちゃん!」

さやか「あ、うん」

ほむら(よし、これでまどかと二人っきりに)

ほむら「まずまどかとマミは別れなさい」

まどか「えーっ、マミさんと一緒がいいよー」

ほむら「遠距離二人が同じチームにいるのはあまり効率が良いとはいえないわ」

マミ「確かに一理あるわね。じゃあ鹿目さんと私は別のチームにしましょう」

まどか「はーい」

ほむら「さやかはマミと同じチームね」

さやか「どうして?」

ほむら「ベテランのマミと組んだほうがいいでしょう。まどかもあなたよりは先輩とはいえ、まだまだ未熟だもの」

さやか「まあ、そりゃそうか。じゃああたしマミさんチームー。よろしくおねがいします、マミさん」

マミ「ええ、よろしく」

ほむら「で、杏子。あなたは」

杏子「あんたと同じチームだよな?」

ほむら「いや、マミのチームに」

杏子「なんでだよ? 同じポジションの奴が1チームに2人いるのは効率が悪いんだろ?」

ほむら「え、ええ…それはそうだけど…。さやかのフォローをマミ一人に任せるのは」

マミ「あら、暁美さん。それはちょっと失礼よ? 私にも美樹さんにもね」

ほむら(…くっ! もうちょっと言い訳を練って置けばよかった!」

杏子「後ろ半分聞こえてるぞ」

        |\           /|
        |\\       //|
       :  ,> `´ ̄`´ <  ′
.       V            V
.       i{ ●      ● }i 申し訳ないけどロリコンじゃない人は帰ってくれないかな!!
       八    、_,_,     八
.       / 个 . _  _ . 个 ',
   _/   il   ,'    '.  li  ',__

マミ「じゃあ私と美樹さんのチームと」

まどか「私、ほむらちゃん、杏子ちゃんチームだね」

杏子「ま、人数が減った分、いままでみたいに楽勝とはいかないだろうけど、頑張ろうぜ」

まどか「うん、よろしくね、杏子ちゃん」

ほむら(…まあまどかと同じチームになれただけマシよね)

   /i´Y´`ヽ 
   ハ7'´ ̄`ヽ. チッ
   l ,イl//`ヘヘ! またあいつ叩かれてやがる! 仕方なーなぁ
   リノ(! ゚ ヮ゚ノリ       
    /_}li:i} / ̄ ̄ ̄/__
      \/___/

    /i´Y´`ヽ カチャカチャッ
   ハ7'´ ̄`ヽ.
   l ,イl//`ヘヘ! さやかちゃんかわいいよ さやさや
   リノ(! ゚ ヮ゚ノリ       ターンッ
    /_ミつ / ̄ ̄ ̄/__
      \/___/

なにしてんの…
   あんた…
   __     /i´Y´`ヽ 
 . '´   ヽ  ハ7'´ ̄`ヽ.

 { i{ノハ从k}  l ,イl//`ヘヘ! ・・・。
 ヽ!l|.゚ ヮ゚ノリ  リノ(!;゚ ヮ゚ノリ       
  /_}li:i}     /_}li:i}/ ̄ ̄ ̄/__

      ̄ ̄ ̄ ̄\/___/

なんの経験も無いのにいきなり刀を使おうとするから弱いんだろ
例のマジカル鈍器で戦えばいいのに

チームマミさや

マミ「そういえば、なんで突然あんなことを言い出したの?」

さやか「あんなことってなんですか?」

マミ「あなたが弱い、って」

さやか「うーん…やっぱりアイツの言うとおりだったんですよね。実力が無いのを才能のせいにしちゃって。
    5人で魔女退治すると、あたしが何かする前に魔女を倒せちゃって、あたしっている意味あるのかなぁって」

マミ「…美樹さん」

さやか「あ、魔女の反応だ」

マミ「…こっちね。行きましょう、美樹さん」

さやか「はい!」

マミ「そういえば、二人っきりっていうのは初めてね」

さやか「あ、そういえばそうかも」

さやかマミさん相手だと素直だからアホみたいに強くなるんじゃねーの?

魔女の結界

マミ「銃と剣のコンビでお互いに好き勝手動くと効率が悪いし、何より危険だと思うわ」

さやか「じゃあどうすればいいかな?」

マミ「そうね…。私が敵を撃つ、美樹さんは私をフォローして、敵が寄ってきたところを斬る、っていうのでどうかしら」

さやか「なるほど! マミさんの隙をあたしがカバーするわけですね!」

マミ「ええ、そういうことよ」

さやか「わかりました!頑張ります!」

マミ「期待してるわ」

マミ(まあ別に私は近寄られたって平気なんだけど…美樹さんに花を持たせて上げましょう)

さやか「待てぇー! おりゃおりゃ!」ズバッズバッ!

使い魔「ギャー」

マミ(…敵を深追いしすぎね、全然狙撃手を守れてない。
   私ならともかく、鹿目さんとペアにさせたら危険ね。まあ、おいおい改善していけばいいわ)



マミ「ティロ・フィナーレ!」

魔女「ギャアアアア」

マミ「なんとか倒したわね。ありがとう、美樹さん。助かったわ」

さやか「あたし、役に立ちましたか?」

マミ「もちろんよ」

さやか「あたし、役に立ちましたか?」

マミ「もちろんよ(棒」

マミ「もちろんよ」

さやか「どうしてかな。ただ何となく分かっちゃうんだよね。あんたが嘘つきだって事」

マミ「どうだった?」

さやか「え? あ、いや。まあ、五人だと多すぎるけど、二人くらいだったら丁度いいかなぁ…って思いました」

マミ「ふふ、そうね。魔法少女はそもそもチームで活動することを前提としていないわ。
   だから元々魔法少女には、使い魔と魔女を一人で倒す程度の力は備わっているものなのよ」

さやか「あたしにもですか?」

マミ「もちろんよ。そしてそれは元々備わっている力なんだから、強くなろうと思えばもっと強くなれるはず。もちろんあなたもよ」

さやか「本当ですか!」

マミ「ええ、もちろん。だからこれからも頑張りなさい」

さやか「はい!頑張ります!」

さやかちゃんの戦いはこれからも続く! 完

眠いなら仕方ない

さやかちゃんのかっこいいところはマント

こういう題材でヤマもなく終わるって逆にすげえ

さやかちゃんが居合覚えたら、かっこいいだろうな

さやか「私、魔法少女っていうより魔法剣士じゃ…」

杏子「いやぁー私さぁ、実は三国志が好きでさぁー」

わざと負けて裏方で活躍するポジションっぽいよね

そして最後の戦いで主人公の窮地に現れるヒーロー

魂はあって、肉体もそのままなのに
どこがゾンビなんだろうかと思ったな

女心は繊細だな

あのままほむらちゃん爆走してたら
そのうち核爆弾とかつかいそうな勢いだったな

まぁあのおっぱいには叶わないな

まどかの願いがなんでもかなうなら
もっと幸せな未来もあったかもね

>>306
テメー、リンゴォ・ロードアゲインさんディスってんのかぁ?

しかも時間操作が究極扱い?精神操作の極致GERに真っ正面から瞬殺されてただろーが
もう一度全巻読み直してこい

>>314
そうかっかしなさんな

         ¬  L_      /::::::::::::::::::/             )     人       人
      か  ま   /  ></ハ;;;;;;;;;;;/'               ) ト、__/   ヽ、_,.人__/   ヽ、_,.イ
      け  ど  /  ノ   { ト、} ソУ            `ヽ    )          ¬  マ   ,イ
 ね   て  か  L_     八∨///     \:`ヽ、`ヽ、   \  )`Y)    な  . 円  ミ   (
  ぇ   る └‐   / |  _ゝo//  ト、  \\ \ \        )    ん  環  さ     〉 
  、   ん  と   / ! 〃⌒) /  i   l \   \\__\__:\       .)    で   の  |    /
 マ   .で   ¬  lノ   // / ,′l l   lj / 、 、\V/ハル'ヽ     )Y   す   理  |    /
 ミ    す  円  /  _人_/ト〃| !l .l ,ィ´ ///\\(´ .ィr´ソ「 ハ   l l   か  └‐  ん   {
 さ    か └‐ l_  ).   (| | !l l .从 rテ:〒 /////└=='´ |   l  l|)  |   っ / /   ヾ
 |   |  を _ゝ' | 教  |{ | !l从 ,ハ人 r'ソ ///////////  .!   リ  リ.) |   て  ゚ ゚  (⌒`
 |   ?      「 | え  {  从! ∧ 人 /////////////   _.ノ!  / く ) ?  /`Y⌒ヽ/⌒
 ん          ヽ く  て /   人 ハ ∧         /  ノ! ル'   )Y⌒Y⌒
 ?         「ヽ厂  |  く .|    \ \ \  `ー‐ '´  / ル' ノ丿´l ,r-―‐ヽ
         |      .|  だ .|   `ヾ \  > .    ./ , ニニ フ ィ´  __ _ r
         /       |  さ |     `   >≦_彡' て7^、_//___{_ ∧___ /   ヽヽ
ィ'!ヽ  /`Y´        |  い .|      //./::/  >´ YY `<    \_{__/ ̄ ̄ ヽ |:!
   )/          |  よ .|    //. /::/ /   /:|:\   \.      ヽ   |  レ′
              ) | .|

             ノ. ! (
              ̄`v-√

一週間後

さやか「というわけで!マミさんの指導のおかげで私もパワーアップしたよ!」エッヘン

杏子「あっそ」

さやか「何それ!もっとお祝いしてよ!」

まどか「まぁまぁさやかちゃん、私達まださやかちゃんが強くなったとこ見てないもん」

さやか「あ、それもそうね」

ほむら「本当に美樹さやかは腕を上げたの?」

マミ「まぁそれなりには……」

マミ(でも……)

食っちゃ寝してるあんこちゃんかわいい

杏子「んじゃ今日の魔女狩りはさやかに任せるってことで」

さやか「いいよいいよードンと来なさい」

まどか「大丈夫かなぁ」

QB「大丈夫だよ」

まどか「いたの?」

QB「いたよ」

QB「さやかの成長は僕から見ても目覚ましい。大物ならとにかく、そこらの魔女には負けないはずさ」

ほむら「本当に?」

QB「僕は嘘はつかないよ」

仁美「ふつうっていうなぁー!」

路地裏

マミ「この辺りから魔女の気配が……」キョロキョロ

さやか「でねでね、マミさんがピンチになったとこを私がかっこ良くズバーンと助けたわけよ!」

まどか「すごーい」

さやか「へへへ」

マミ(随分誇張してるわね……まぁいいけれど)

ほむら「ここね、一応私達も後ろに控えていましょう」

さやか「大丈夫だって」

ほむら「死なれちゃ困るのよ」

さやか「ん?なになに?さやかちゃんがいなくなったら寂しい?」

ほむら(まどかが絶望するからよ)

杏子「ねり梅うめぇ」

まどか「うまい棒美味しい」ボリボリ

杏子「うめぇうめぇ」ボリボリ

マミ「遠足じゃないのよ……じゃ、宜しくね美樹さん。危なくなったらすぐに呼ぶのよ」

さやか「はい!」

杏子「よく見たらこいつ美味そうだよな」

QB「えっ」

さやか「では行ってきまーす!変身!」

ほむら「……」

QB終わったな

魔女「モケケケケ」

杏子『雑魚じゃないけど大物でもない、丁度良いレベルだな』ガブガブ

QB『痛いよ。ねぇ、痛いよ』

マミ『私としてはあの変な鳴き声が気になるけど』

さやか「てぇーい!」スパーン

魔女「モキャー!」

ほむら『良い動きね、相手の未来位置に剣を置いてカウンターをとっている』

まどか『さやかちゃん頑張れー!』

マミ『私の指導の賜物ね』

さやか「よーし使い魔は倒した!あんたもボロボロ!止めだよ!」

あんこちゃんまじ食わず嫌いなし

さやか「はあぁ……」ギュインギュイン

ほむら『魔力を剣に集中させている?』

マミ『そ、美樹さんみたいなタイプはあれこれ考えるより大きな一発をと思ってね』

杏子『あいつスピード系だろ?相性悪くね?』ガブガブ

マミ『削って削って弱ったとこをドカンよ。美樹さんの回復力なら多少強引にもいけるし』

杏子『なるほど』ガブガブチィ

さやか「でえぇぇぇい!!」

まどか『おぉ!剣が大きくなった!』

さやか「我が剣よ!闇を照らす牙となれ!蒼・月・一・閃!!」スッパァァァァン

魔女「モキャーーン!!」

まどかほむら杏子『……』

マミ『こっちみないで』

さやか「蒼い世界で眠りなさい……」

ネーミングセンスさすがですね!!

さやか「ざっとこんなもんだよ!」ピース

QB「お疲れ様さやか。ところで僕のしっぽを回復してくれないかい」

杏子「師匠の教育方針がよくわかる戦い方だったなぁ」ニヤニヤモグモグ

マミ「言っておくけど、私が言わせたわけじゃないわよ!」

ほむら「怪しいものね」

さやか「またつまらぬ魔女を切ってしまった」

まどか「かっこいいー!」

ほむら「えっ」

杏子「もしかしてあたしら少数派?」

さやか「他にはねー、分身して敵をバラバラにぶったぎる蒼牙千閃って技もあるんだよー」

まどか「スゴいスゴーい!」

ほむら(私も何か考えるべきかしら……ほむらスペシャルとか……)

ほむらダイナマイツッ!とかどうかな

帰り道

杏子「まぁ強くなったのは確かだよな」

さやか「へっへーん」

マミ「後はもっと場数を踏んで磨きをかけることね」

さやか「えっ、マミさんもう教えてくれないんですか?」

マミ「基礎は叩き込んであげたでしょ?ここからは自分の道よ」

さやか「えー」

マミ「甘えないの。いつかは本当に私が頼るくらい強くなってね」

さやか「はーい」

QB「尻尾がないと歩きにくいよ」フラフラ

ほむら「……」ピーン

マミ「あら、また魔女かしら?」

まどか「今度は私がやるよ、私も強くなったとこ見せるもん」

ほむら「ダメよダメよダメよダメダメダメダメダメダメダメダメ!!」

杏子「うるせぇこれ食ってろ」

ほむら「もごご」

QB「あのね、僕はマシュマロでも饅頭でもないよ。ねぇちょっと歯が刺さってる歯が刺さってる」

マミ「一人で大丈夫?」

まどか「多分!」

さやか「自信あるのか無いのか……」

ほむらちゃんの八重歯ハァハァ

まどか「よし!いっくよー!」

ほむら『ほぉほぉふぁ!』

QB『あ、あ、あ』

さやか「まどかも必殺技作ったりしてたの?」

杏子『いんや、少なくともあたしは見てないな』

魔女「ヌフフフ」

マミ『大きい……』

さやか『や、やっぱり手伝うよまどか!』

まどか「大丈夫」スッ

さやか『棒立ち!?』

まどか「……そこだね」ヒュッ

魔女「ヌフーン!?」パシューン

さやか『へっ!?一発!?』

まどか「ティヒヒ、弱点って言うか崩れやすいとこを撃てば簡単に倒せるって解ったんだ」

さやか『いやいやいやいや』

マミ(思った通り……鹿目さんは美樹さんよりさらに先を行ってるわね)

まどかちゃん


もう達人レベルかよ

さやか「なにそれ!?反則!!ズルい!!」

まどか「ず、ズルくないよ~弱点見付けるのに時間かかるし、強い魔女だと狙えないし」

さやか「マミさん!私にもあれ教えてください!」

マミ「無理よ……ああいうのはセンスだし……それに得意分野が違うだけで、美樹さんより鹿目さんが強いって事じゃないわ」

さやか「嘘だー!うわぁーん!」

ほむら「はぁはぁがふぁどふぁへぇ」

QB「さすがまどかね、だってさ」

杏子「その代わりまどかは一発の威力が低いもんな?」

まどか「そうだよ」

さやか「でもぉ……」

さやか「まどかの方がカッコ良いし……必殺技なんて考えてた私がバカみたいじゃん」

ほむら「ほぉね」

QB「そうね」

杏子「いやもう取れよ」カポン

さやか「いつもそう、ちょっと良くなったと思ったら本当は全然ダメで……」ブツブツ

まどか「さ、さやかちゃ」

さやか「こんなのってないよ、まどかばっかり」

パシーン

マミ「いい加減にしなさい」

マミさんの愛のビンタ

最弱はワルプル戦後のほむらだから気にするな
四次元ポケットしかないんだぜ

>>476
ほむら「コバルト爆弾~~♪」

さやか「マミ……さん」

マミ「今の貴女なら解るはずよ、鹿目さんがあの技術を得るためにどれだけ努力したのか」

ほむら「そうでもな」

杏子「やっぱこれくわえとけ」スポン

QB「僕は道具じゃないよ」

ほむら(こいつに言われると百倍腹立たしいわね)

マミ「鹿目さんを妬む前に、もっと自分を高めなさい」

マミ「そしてもっと自分の力を大事にしなさい」

マミ「貴女が身をもって得た技は、そんなに悲観するものじゃないわ」

さやか「マ、マミさ……マミさぁん!」ギュー

マミ「よしよし」ナデナデ

師弟愛……それもまた美しい

数週間後

マミ「ティロ・フィナーレ!」

さやか「蒼・月・一・閃!」

まどか「シューティング・メテオ!」

杏子「燃えるマグマの!ファイヤースマァァァァッシュ!」

ほむら「ほむボム」

魔女ズ「ギャアアアア」

QB「訳が解らないよ」

さやか(こうして一つになった私たちは、この街を守るために戦い続けています)

さやか(杏子は相変わらず口悪いですが、楽しそうです)

さやか(転校生は最初嫌がってましたが、『この世界なら、運命を変えられるかもしれない』とか言ってました)

さやか(まどかはいつもいつも私の一歩先にいます。ボスみたいな魔女倒したりして、主人公かお前はって感じです)

さやか(マミさんは私たちのリーダーとして頑張ってくれています。お説教もされますが)

さやか(そうそう、QBですけど予定が狂っただの何だのブツブツ言ってます)

さやか(多分杏子と転校生に耳も食べられてウーパールーパーみたいになったのが悲しいのでしょう)

さやか(どんまい)

マミ「さぁ、時間よ」

杏子「よっしゃ!」

まどか「今日も頑張ろうね!」

さやか「また張り切って怪我しないでよまどか」

ほむら「今の私たちならワルプルギスの夜にだって勝てるはず」

QB「そうだ!頑張るんだ魔法少女達!」

さやか(やけっぱちなんだろうなぁ)

まどか「この日のために練習した合体技、マジカルビッグバン・ノヴァもあるし、絶対勝てるよ!」

マミ「行きましょう、この街を、この街の人々を守るために」

QB「魔法少女!出動だ!」

さやか「了解!あたし達強くね?」

まどか「うん!」


おしまい

まどか「桃色の流星!まどかピンク!」

ほむら「黒い深淵、ほむらブラック」

さやか「蒼い閃光!さやかブルー!」

杏子「真っ赤な根性!杏子レッド!」

マミ「輝く弾丸は乙女の祈り、マミイエロー」

まどか「人を守るは少女の使命!影と成りて魔女を討つ!」

五人「契約戦隊!マギカマン!」

QB「今、エントロピーを凌駕する!毎週日曜日朝七時半、テレビウロブチにて大好評放送中!」

まどか「映画、契約戦隊マギカマン~199魔法少女大決戦~も観てね!」


てなわけで雑談スレにお戻りください
個人的にはマミさんもさやかも時間が足りなかっただけと思うのよね

   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|

   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ

良いねぇ、俺はこういうのが見たかったんだ




……しかし、全員女の子なのに「マン」とは何ぞや

本家戦隊からも「揺蕩う水のエレメント」と「吹きゆく風のエレメント」が参戦だ!
ついでにバンドーラ様も出そう!

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