TR-0009「こちらテイガー。学園都市に到着した」 (21)

ココノエ『そうか、無事で何よりだ。周囲の状況はどうだ?』

テイガー「・・・随分と、荒れている」

ココノエ『何だと?座標の計算をミスったか・・・?』

テイガー「いや、それは違うだろう。どうも・・・」

「撃てええええっ!」ドゴーン 「うわあああああぁッ!?」

テイガー「・・・戦闘中のようだ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1380640985

ココノエ『何だと・・・?チッ、間の悪い・・・!!』

??? 『・・・ほう、面白い』

ココノエ『呑気な事を言っている場合か、貴様ァ・・・!』

??? 『らしくないぞココノエ、何を焦ることがある?』

??? 『それに、そう悪い事ばかりでもないだろう』

ココノエ『何・・・?』

テイガー「・・・落ち着け、ココノエ。その男の言うとおりだ」

    「幸いこの騒ぎのおかげでまだ誰にも私の存在は気付かれていない」
    
    「このまま速やかに移動し、本来の任務に――――」





    「・・・ねえ、アンタ」

テイガー「!?」バッ

美琴  「何でアンタが・・・こんな所にいるわけ・・・?」バチッ

テイガー「・・・気付かれたか」
 
ココノエ『・・・問題ないだろう、そんなのは放っておいてさっさと・・・』

美琴  「目の前でコソコソしてんじゃないわよ・・・!」

    「もう一度聞くわ、何でアンタがここにいるの!?」パリッ

テイガー「・・・お前には関係ないだろう」

ココノエ『テイガー。無視しろと』

美琴  「ふっざけてんじゃねえええええぞゴラアアアアアアァッ!!」バリバリバリッ!

テイガー「これは!?くっ・・・!」バッ

ココノエ『何だと!?』

??? 「これは・・・術式か・・・?・・・いや」

美琴  (・・・? かわした・・・?)
    
    「・・・いつもの人助けか何だか知らないけど、アンタがここにいるのは危険すぎるわ!」
    
    「何をしてでも、帰ってもらうわよ・・・!」

テイガー「どうなっている、ココノエ!この世界でも術式は使用されているのか!?」

ココノエ『・・・いや。恐らく、これは・・・』

??? 『〝能力〟だ』

テイガー「能力だと・・・?」

ココノエ『ああ、そうだ。・・・お前を学園都市に行かせた理由でもある』

――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――――――
テイガー「ココノエ、聞こえるか?」ピピー

ココノエ『ああ、問題ないぞ』

テイガー「只今、第十一素体を発見した。これより回収に移る」

ココノエ『分かった。終わったらそのまま帰投してくれ』

テイガー「了解。通信終了」ピッ

テイガー「・・・しかし、ココノエも悪趣味な事をする。まさか、この少女を――」

ココノエ『そうだった、テイガー』ピピー

テイガー「!? ・・・どうした」

ココノエ『言い忘れていた。早々で悪いが、帰ってきたらまた頼みたいことがあってな』

    『急かすつもりは無いが、先に伝えておこうと思ってな。それだけだ』

テイガー「・・・了解」ピッ

テイガー「・・・急ぐか」ガタッ

ココノエ「おお、テイガー。ご苦労だったな」

テイガー「問題ない。それで、さっきの話だが」

ココノエ「ああ、そうだったな。・・・余り長い話をするのも面倒だ、単刀直入に言う」

ココノエ「テイガー。お前には、別の世界を調査しに行ってもらう」

テイガー「・・・何だと?」

ココノエ「・・・この前、偶然〝観測〟してな。最初は取るに足らんものだと思ってたんだが」

    「明らかにおかしかったんだ。あの世界は・・・余りにも逸脱しすぎていた」

    「下手をするとタカマガハラからの干渉も・・・いやそれは・・・」ブツブツ

テイガー「・・・すまん、ココノエ。もう少し分かるように話してくれないか」

ココノエ「ああ・・・悪いな。要するに、お前には未知のエリアの調査を頼みたい」

    「それも隠密に、だ。何せ未知だからな・・・想定外のことなどザラに起こり得る」

テイガー「成程な・・・。少しは分かった。お前の話を聞くにその世界は文字通り〝別世界〟のようだが」

    「・・・まあ、行き来も〝お前〟なら可能なんだろう。それはいい」

ココノエ「・・・。」

テイガー「だがどう考えても私には隠密行動など不可能だろう。この巨体ではな・・・」

ココノエ「・・・ああ。それなら・・・」

??? 「ふむ、遅れたか?」

テイガー「何・・・? ・・・!?」

ココノエ「・・・問題は無い。コイツの協力があるからな」

レリウス「・・・。」

テイガー「レリウス=クローバー・・・。本気か、ココノエ!」

ココノエ「利害の一致、というやつだ。こいつも例の世界を〝観た〟らしくてな」

    「お互い調査のために手を組んだ、というわけだ。・・・おい、あれは」

レリウス「出来ているぞ。これだ」ドサ

テイガー「! これは・・・」

ココノエ「こういうことだ・・・。もう一つの問題も、これで解決だろう?」

    「人形師としては、コイツ以上の腕を持つ奴は知らんのでな・・・。・・・癪だが」

レリウス「ごく一般的な男性の素体だ・・・。服装も合わせてある」

テイガー「いや、しかし・・・。これに私は、入るのか・・・?」

レリウス「問題無い。機構の説明は省かせてもらうが、問題は、無い」

ココノエ「・・・心配するな。要は四次[ ピー ]ットと思えばいい」

テイガー「やめろ、ココノエ! ・・・だが分かった、詮索はしないでおこう」

レリウス「この素体は〝観た〟時の人間をそのままモデルにしている・・・。が、それも特に問題は無いだろう」

ココノエ「見た所、かなりの人数の人間が存在しているようだったからな」

    「余程、『不幸』でもない限りは本人やその知り合いと鉢合わせもしないだろ・・・」

テイガー「増して隠密行動を取るなら尚更か。成程、了解した。私からは特に質問は無い」

ココノエ「そうか。それではあと一つ、どうしても戦闘が避けられなかった場合だが・・・。」

    「・・・。」

テイガー「・・・? どうした?」

ココノエ「・・・いや」ニヤァ

テイガー「!?」

ココノエ「よし、それじゃ頼んだぞテイガー!」

テイガー「なっ!? 待て、ココノエ!今の、今の笑みは・・・!」

    「うおおおおおおおおぉぉぉぉ・・・!!」シュウウウウウ

レリウス「・・・。」ワクワク

――――――――――――――――――――――――――――――

全盛期の一方さんにGETB決めたいと思って書き始めました
SS書くの初めてなので色々至らないところあるかもしれませんが・・・
良ければ読んでいただけたらなと思います

それと自分は
→ブレイブルーよくやるけど大抵アケのみ
→とあるは原作未読、アニメのみ
なので、勝手な解釈等多々あるかと思います・・・特にブレイブルーで
そういう所で不快な思いをさせてしまったらすいません

乙!
ブレイブルー好きなので期待せざるを得ない!

踏み台クロスにならない限り期待
禁書で書くなら禁書wiki見ると幸せになれるかも

書き手としては二流だな!
だが期待しているぞ

乙、期待してる

全盛期の一方さんには空投げODか壁際残鉄したいかな

一方さんGETBとか発想が面白い。

一方さんに両弱点つけて最高の暴力を教えてあげたいね!

格ゲーアニメのジンクスを打ち破れそうになくても作画が残念でも説明不足でもアニメは最後まで観るぜ、なにより予告を楽しみにしてる!
ちなみに俺はニューを推す

テイガーさんは極めたら強いよ(震え声)

お久しぶりです。いつの間にやら1か月が経ってしまいました
アニメやCP家庭用発売など色々ありましたが皆様いかがお過ごしでしょうか
>>1は熱帯に明け暮れております やっぱり対戦に金がかからないのは良いものですね

書き溜めはあまり進んではいないのですがちまちま書いてます
禁書wiki、参考にさせてもらってます。教えていただいてありがとうございます
早くも展開に迷ってますが気長に待っていただければと思います

本当に>>1なら期待しとく

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom