ヒトラー「人類補完計画だと!?……なんと愚かなっ!」(888)

ヒトラー「この計画が遂行されれば、アーリア人とユダヤが混ぜあわせられるということになる」

ヒトラー「そんなことは決してあってはならないっ!」

ヒトラー「しかし、一度は死に再び目覚めた今なんの力も持たない少年の身に憑依した私になにができるというのだろうか?」

ヒトラー「いや待てよ、これはチャンスだ!確かに私はあの日ベルリンにて死した、しかし今、意識ははっきりある」

ヒトラー「肉体こそ違えど、魂さえ生きていれば何ら問題はあるまい。そう魂さえあればゲルマン民族の危機を救えるのだっ!」

ヒトラー「神よ感謝いたします、私に再びドイツ国の危機を救うチャンスを与えてくださったことを」

ヒトラー「しかし、先ほどカレンダーを見たら2015年と書かれていた」

ヒトラー「もしそれが本当なら、私の死んだ日から70年余りが経っていることになる」

ヒトラー「70年か………世界は大きく変わっておるのだろうな」

ヒトラー「そうと分かったらまずは情報を得なければな、図書館でもあればよいが」

ドッカーン!

ヒトラー「銃撃!?否違う!これはそんなレベルの音じゃないぞ!」

ヒトラー「まさかここは紛争地帯か何かか!?」

キュルッ!

ヒトラー「車っ!?こんな危険地帯に民間の車が何故っ!?ん?こっちに来ている!?」

ミサト「あなたがシンジくんね!早く乗って!」

ヒトラー「ソナタは一体!?」

ミサト「いいから早くっ!」

ヒトラー「うおっ!(いったいなんなんだこの騒動は!?私が憑依した少年は一体何者なんだ!?)」

ミサト「それじゃいくわよ!しっかり捕まってて!」

ブオオオンッ!

ヒトラー「(ずいぶんと荒い運転をする女性だな)」

ドカーン!

ヒトラー「(さっきまでいたところが吹き飛ばされた………間一髪か)」

ヒトラー「(ってん?あれは)怪物っ!?」

ミサト「あれは私たちの敵使徒よ」

ヒトラー「使徒?(使徒とはあの補完計画に関わっているというものの名前か)」

ミサト「詳しいことは分からないわ、でも使徒が人類を襲い続ける限り我々は戦わなくちゃならないの」

ヒトラー「先程から、敵とか戦うとか言っていますが貴女は軍人なのですか?(使徒……まさかキリスト教が補完計画に!?)」

ミサト「一応そういうことになってるわ」

ヒトラー「(一応?)ところでこの車は一体?」

ミサト「あなたのお父さんの所へ向かっているわ」

ヒトラー「父?(そういえば私は日本人の少年の肉体を借りてるのだったな)」

ミサト「お父さんのこと苦手?」

ヒトラー「(父か……私の父は……ろくな男でなかった)ええ」

ミサト「そう(私も親子に関しては言える立場じゃないわね)」

ヒトラー「………(この女性の表情……彼女も父にいい思い出がないのだろう、ん?戦闘機が使徒から離れて言ってる?)」

ミサト「VTOLが撤退!?まさかN2爆弾を使う気!?」

ミサト「シンジくん伏せて!」

ヒトラー「ん?」

ドッカアアアン!

ヒトラー「グハッ!(なんだこの爆発は!?まさか原子爆弾かっ!?)」

ミサト「クッ!(街中でN2なんて正気じゃないわね!)」

数分後

ミサト「シンジ君怪我は?」

ヒトラー「カスリ傷位ならありますがほかは特に(しかしあの爆発で二人とも無事で居られるとは……奇跡に近いな)」

ミサト「ならいいわ……ああでも車がダメになっちゃったわ~まだローン残ってるのに~」

ヒトラー「ところでさっきの爆発、原爆ですか?(原爆なら被爆して我々もタダではすまないだろうな)」

ミサト「あれはN2爆弾といって核爆弾とは違うから被爆の心配なら大丈夫よ(今時、原爆なんて言い方するかしら?それにN2を知らないなんて変わった中学生ね)」

ヒトラー「原子核を使わずにあれだけの爆発を!?(21世紀のテクノロジーは恐ろしいな……あれがあればドイツも……いや今はやめておこう)」

ミサト「興味があるならあとで詳しい専門家と話す機会を作ってあげるわ(彼はミリタリー好き?いやだったらN2を知らないはずがないわ……でもこの反応はただの中学生とは思えない碇司令の息子……謎めいてるわね)」

ヒトラー「おお!それはそれは、興味深い!感謝します!(21世紀の科学者と話せるなんて夢のようだ!)」

ミサト「そういえば自己紹介がまだだったわね、私は葛城ミサト、ミサトと呼んでくれて構わないわ(一瞬子供のような目付きをしたわね、いやたしかに彼は子供なんだけどこの妙な違和感なんなのかしら?)」


ヒトラー「いやいや初対面の女性を下でなんて呼べませんよ(確か日本人は苗字から名乗るからな)」

ミサト「意外と紳士なのね、私は構わないんだけどね」

ミサト「それじゃあ再び出発するわ」

ヒトラー「ええ」

ミサト「ここが人類の砦ジオフロントよ」

ヒトラー「地下に街がっ!(21世紀恐るべしっ!ベルリンにもぜひ作りたいな……シュペーアがいれば喜んだろうに)」

ミサト「すごいでしょ、でもこれからもっと凄いものを見せてあげるわ(こういう時の彼は本当に目を輝かせるわね、エヴァを見たときどんな反応をするのかしら?)」

ヒトラー「これより凄いものをっ!一体どのような物なのかとても気になりますな(これだけの技術があればソ連は愚かアメリカも敵ではないな)」

ミサト「そうじゃあ楽しみにしててね(最初は弄れガキかと思ったけど彼はもしかしたらすごく純粋なのかもしれないわね)」

ちょっと飯食ってくる、あと少し書き溜めるかも

アスカ「ドイツ語で考えてよ」

ヒトラー「ジークハイル!!ジークハイル!!」

アスカ「グーテンモーゲン!」

ヒトラー「貴様ぁ!! ドイツ語を侮辱する気かぁ!」

Sieg Heil!諸君らの保守感謝する

ヒトラー「ここさっきも通りませんでしたか?」

ミサト「う~ん合ってるはずなんだけどね~おかしいな~」

ヒトラー「(道に迷ったな、軍人がましてや自分の領地で道に迷うとはなんと愚かな)」

リツコ「葛城一尉ここでなにをしているの?」

ミサト「ごみ~んリツコ!ちょっと道に迷っちゃってー」

リツコ「あのね今は緊急を要する事態なのよ!そんな職務態度では困るわ!」

ミサト「だからゴメンって」

リツコ「ハア………まあいいわ、それでその子がサードチルドレン?」

ミサト「そう彼がマルドゥク機関から選出された3番目の子、碇シンジ君よ」

アスカ「あっはぞー、えーすとぅ」

ヒトラー「……」

リツコ「よろしくねシンジ君」

ヒトラー「ええこちらこそ(水着に白衣?なんて破廉恥な服装だ。それに髪を染めてるな私の知っているヤパンの女性はこんなはずではなかったが)」

リツコ「それじゃあ行きましょうか」

ミサト「ええ」

ヒトラー「(葛城一尉といい彼女といいヤパンの女性はどうしてこう退廃してしまったのだ……まさか!わが祖国ドイツの女性もっ!?もしそうなら最悪だ!)」

リツコ「じゃあシンジ君も付いてきてちょうだい」

ヒトラー「えっええ(まあ今それを考えても仕方ないか)」


ヒトラー「これはっ!巨人!?いやむしろ巨神か!?(悪魔のような色合いにヤパンの鬼を連想させる表情、それでいて何処か神聖な物を感じる……一体これはっ!?)」

リツコ「汎用決戦兵器エヴァンゲリオンその初号機よ(普通この年代だとロボットとか言いそうだけどあえて巨神とたとえた……まさか彼は何かを?いや考えすぎねそんなハズないわ)」

ヒトラー「エヴァンゲリオン?(どこかで聞いたことのある名だな)」

バンッ!

ゲンドウ「久しぶりだなシンジ」

ヒトラー「あなたはっ!?」

ミサト「碇司令っ!」

ゲンドウ「乗れっ」

ミサト「乗れって!?まさかシンジ君を載せる気!無茶よレイですらシンクロするのに何ヶ月かかったと思ってるの!?」

リツコ「座っているだけでかまわないわ」

ミサト「でっでも!」

リツコ「人類の危機よ手段を選んでる場合じゃないわ」

ミサト「クッ……」

ゲンドウ「乗るのか乗らないのかハッキリしろ!」

ヒトラー「(いきなり現れたと思ったら何の説明もなしにこれに乗れ?都合が良すぎる!まるで詐欺師のユダヤ人のようだっ!)」

ゲンドウ「臆病者に用はない帰れ!……冬月予備が使えなくなったレイを起こしてくれ」

冬月「使えるのかね」

ゲンドウ「死んでいるわけではない(仮に死んでも新たな器に入れ替えればいいだけ)」

ヒトラー「(使えないと分かったら用済みか……恐らくあの男はこの肉体の父なのだろうが息子相手にひどいものだ……)」



ヒトラー「(だが他にも乗れるものがいるということはやはりさっきのは茶番か……ヤパンの人間も落ちたものだ)」

キュラキュラキュラ

レイ「ハアハア」

ゲンドウ「レイ、もう一度だ」

レイ「ハイ」

ヒトラー「(まさか彼女を乗せるつもりかっ!?包帯から血が滲んでるじゃないか!そんな少女にあれに乗って戦えだと!?……なんたる鬼畜っ!、なんたる外道っ!)」

ヒトラー「ふざけるなっ!」

ミサト「シッシンジ君!?」

ヒトラー「先程から黙って話を聞いてればいきなりこの巨神に乗れ?使えないから帰れ?挙句の果てには瀕死の少女を戦わせる!?貴様らは一体どこまで我侭なんだっ!」

ヒトラー「あの鬼畜のルーズベルトでさえ表向きはここまで酷くないぞ!そう……貴様らはゴミクズだっ!ユダヤ人と同じか、それ以下の存在!万死に値するっ!」






ヒトラー「畜生めーっ!」

ヒトラー「………エヴァンゲリオンとか言うのには私が乗る、だからその少女には早く治療を施せっ!」

ミサト「シッ、シンジ君のっ乗ってくれるの?(何よこの怖さ、彼本当に中学生なのっ!?)」

ヒトラー「私はすこぶる機嫌が悪い、何度も同じことを言わせるな」

リツコ「エヴァの発進準備急いでっ!(あのキレ方違和感を感じるわ、ルーズベルト?ユダヤ人?普通の中学生が怒る時に使う単語ではないわ、一体彼は何者なのっ!?)」

エントリープラグ内

ヒトラー「……血の味か……悪趣味な乗り物だ」

ミサト「我慢しなさい男の子でしょ………とは口が滑っても言えないわね」

ヒトラー「(それにしてもこのエヴァとやらは何なんだ?妙に薄気味悪い、それからさっきの少女髪が青かったがアルビノなのだろうか?)」

ミサト「シンジ君発進するわよいいわね?」

ヒトラー「………」

ミサト「やっぱり機嫌が悪いのね」



ヒトラーって乗り物好きじゃなかったっけ?

みんな遅くてごめんね

ミサト「エヴァンゲリオン初号機発進!」

ヒトラー「クッ……(Gがかかることくらい先に言っておけ!この体には少々きついぞ)」

ガシャン!

ヒトラー「……あれが使徒か……(神の使いが何故人に牙を剥く?)」

ミサト「何をぼさっとしてるの!まずは歩くことから考えて!」

ヒトラー「(今更歩くことをだと!?そういうのは事前にやることだろう!これだからエリートぶった将校は嫌なんだっ!)」

サキエル「………ビッシュ!」

ヒトラー「グハッ!(何だこの痛みはっ!まさかダメージによってこちらも痛みを受けるシステムなのかっ!なにが決戦兵器だっ!欠落品ではないかっ!)」

ミサト「落ち着いてシンジ君!それはあなたのダメージじゃないわ!」

ヒトラー「(だったら貴様もこの痛みを味わってみろっ!クソッ!やはり女性に権力は与えてはならないな)」

>>61
エヴァの薄気味悪さに違和感を感じてるから素直に喜べないのです。

ミサト「まずいわっ!ダメージが大きすぎる!」

ヒトラー「ヌフッ!ガハッ!………(ようやく意味がわかった……これは私への天罰なのだろう、祖国を勝利に導けなかった私への)」

ヒトラー「(敵が使徒というのもおそらく神による粛清という意味だ)」

ヒトラー「(なら私はよろこんでその天罰を受けよう………それが償いなら……)」

ヒトラー「(だが……その交わしドイツに………アーリア人種に繁栄をもたらしてくれっ!………それが私のささやかな願いだ)」

ヒトラー「(それさえしてくれるのなら、私にはもう悔いもない………)」

ドッカアアアン!

マヤ「頭部破損!パイロット生死不明!」

ミサト「神経接続解除!プラグ射出!パイロットの救出を優先して!」

マヤ「ダメですっ!信号受け付けません!」

ミサト「なんですって!」

冬月「絶望的だな」

ゲンドウ「問題ない、まだ手立てはある」

冬月「(碇め、まさか初号機を覚醒させるつもりか?)」

ミサト「まずいわ!このままじゃコアが破壊される!どうにかなんないのリツコっ!?」

リツコ「私にだってこうなってしまったら出来ることなんて無いわ」

その頃プラグ内

ヒトラー「撃てーっ!ここを突破すれば補給線を確保できるぞっ!」

ヒトラー「そんなっ!ドイツが負けただとっ!何故だ!何故フランスごときにっ!」

ヒトラー「ドイツ労働者党?なぜこんなしけた場所の調査などをせねばならん」

ヒトラー「私が間違っていた!ここはしけた場所などではない!ドイツを、アーリア人種を救うことの出来る唯一の組織だっ!」

聞こえるかいシンジ君、いやアドルフ

ん?誰だ?……そなたは誰だ?

僕が誰かなんてどうでもいい、それより君にはやらねばならないことがあるはずだよ

やらなばならぬこと?

そう、ドイツの繁栄と補完計画の阻止。この二つは君にしか出来ないはずだ

だが私は祖国を勝利に導けなかった……だから神から天罰を受けた、今更何が出来るというのだ?

それは君の思い込み、神は君を罰するつもりなんて無いよ………むしろ神は君の力を必要としている

私の力を?………それは本当かっ!?

ここで嘘なんて付く必要があると思うかい?

なんと……神は、私を必要としてくださったのか!

そう、君は選ばれし者なのさ

それでっ!私は何をすればいいっ!?

君は、すべての使徒を倒し其後に訪れるゼーレと呼ばれる組織との対決に勝利する

わかった…神が私を選ばれたというならその名に恥じぬよう祖国を救って見せようじゃないか!

それでこそアドルフだ………さあホルストヴェッセルリートが君を導いてくれる行くんだ

ああ…必ずや今度こそ祖国を救ってみせるさ

楽しみに待ってるよアドルフ……

ゲーリング「マインフューラーフランスが降伏いたしました!」

ヒムラー「忠誠こそ我が名誉!」

ヘス「一つの国家!一つの民族!一人の総統!」

聞こえるっ!ホルストヴェッセルリートが!親衛隊の足音が!

いけるっ!もはやユダヤ人もスターリンも敵ではない!ドイツは!アーリア人は!無敵だっ!

マヤ「エヴァ初号機再起動!」

ミサト「なんですって!もう電源はないはずよっ!」

リツコ「ありえないわっ!………まさか暴走っ!?」

冬月「勝ったな」

ゲンドウ「ああ……」ニヤリッ

初号機「ウオオオオオオオオオオオンッ!」

その後は一方的な展開だった。
突如再起動した、エヴァは対ポーランド戦の如く使徒を徹底的に破壊した。
その光景はもはや戦いではなく一方的な殺戮と言ったほうが良いものであった。
最後の力を振り絞った使徒は自爆を試みるがもはや初号機にはなんの意味もなさないチンケな攻撃であった。
そして発令所ではそんな殺戮をただ見つめる以外何も出来なかった。

初号機「ウオオオオオオオオオオオン!」

ミサト「私たちはあんなものを扱っていたというの!?」

冬月「ユイ君が目覚めたのか!?」

ゲンドウ「いや違う、ユイは目覚めてない」

冬月「ではこれはなんなんだ!?」

ゲンドウ「わからない、だがシナリオにはなんの影響も及ぼさない」

冬月「だといいがな」

マヤ「第3新東京市全体に謎のメロディが流れています!」

ミサト「なんですって!音源は!?」

マヤ「音源は……しょ初号機です!」

ミサト「一体なんなのよ!この事態は!?」

リツコ「ありえないことが多すぎるわ!」

次の日

ヒトラー「……ん……ん?……ここは?……病室?」

ヒトラー「ハッ!そうだ私は昨日青髪の少女の代わりにエヴァという兵器に乗って使徒と戦ってだが気絶して……その後何があったか思い出せん」

ヒトラー「そういえばあの時の声は夢だったのだろうか?……だがその割には耳によく残っている……それにあの声どこかで聞いたことがあるような……」

ガラッ

ミサト「お目覚めはどうシンジ君?」

ヒトラー「葛城一尉か……正直私は貴女の顔をあまり見たくないできれば立ち去って欲しいのだが……」

ミサト「そうは言ってもね、こっちも色々と聞かなくちゃいけないことがあるのよ、だから我慢してちょうだい」

ヒトラー「私は気絶した後のことは覚えていない、だから戦闘のことを聞かれても答えられることなど無い」

ミサト「使徒のこととか気にならないの?」

ヒトラー「今、我々が生きているということは大方奴は死亡したか逃げたということだろう、それくらい聞かなくてもある程度は分かる」

ヒトラー「ようがないなら立ち去ってくれ、今はひとりにしてほしい」

ミサト「じゃあしばらく時間をおいたら話せる?」




ヒトラー「本当はこのまま関わらないで欲しいが、こんな組織だどうせ喋るまでしつこくまとわりつくのだろう?」

ヒトラー「それにあの少女のことも気になる」

ミサト「あ~らシンジ君ったらレイに惚れちゃった~?」

ヒトラー「私には他に愛してる人がいるのでね、それはないさ」

ミサト「(掴みどころのない子ね中学生とは思えないわ)ひとつだけ聞いていい?あなたホルストヴェッセルリートって曲知ってる?」

ヒトラー「!(なぜその曲名がここに!?まさか私の正体気づいた!?)……いや知らないな、その曲がどうか?」

ミサト「いやなんでもないわ(一瞬驚いたような顔した気もするけど気のせいよねまあ普通の中学生なら知らないか)」

数時間前

リツコ「ホルストヴェッセルリート知ってる?」

ミサト「ナチスドイツの音楽でしょ、私もドイツにいたから名前くらいは知ってるわ」

リツコ「聴いたことは?」

ミサト「あっちでそんなもん聴いたらあたしは今頃刑務所よ」

リツコ「そう……昨日初号機から発生した曲はこの曲よ」

ミサト「なんですって、まさかエヴァはヒトラーが作った兵器とか言うんじゃないでしょうね?」

リツコ「それはさすがにないけどこんな事があったということは何らかの関わりがあるかも知れないわ」

ミサト「碇司令には?」

リツコ「言ったけど特に興味はなさそうだったわ」

ミサト「ふ~ん、で結局あの曲がなった理由はわからないの?」

リツコ「ええ原因不明よ、ただ私にちょっと心当たりがあってね」

ミサト「心当たり?」

リツコ「エヴァ搭乗直前、シンジくんが怒ったときのセリフ覚えてる?」

ミサト「え~と確かルーズベルトがどうとかユダヤがどうとか………アーッ!まさか!」

リツコ「そう、彼のあの時のセリフまさにあの組織の思想と一致するのよ」

ミサト「じゃあ何!まさかシンジ君はヒトラーだとでも言うの!?」

リツコ「それはあまりに非科学的すぎるけど彼がネオナチ的思想を持っているならああ言う現象が起こったのにも多少は説明がつくわ」

ミサト「でもそんなことありえるの?」

リツコ「ありえるもなにも実際起きたじゃない、それにエヴァは見ての通りの兵器よ私たちの想定を越えることが起こってもおかしくないのよ」

ミサト「なんかとんでも理論ね」

リツコ「そうね」
                               今日はここまで、続きはスレが残ってたら書くとりあえずはヒトラーやエヴァについて語るスレとしてどうぞ

補足
続きが書けるのは明日の夕方以降です

万が一立て直しの場合は続きからでokかな?

>>124
無論

>>126
了解ですそれじゃ

おまたせ>>1です
保守ありがとうございました
少し続きかきます

数日後

ヒトラー「それで、私にこれからもあの兵器に乗って欲しいと?」

ミサト「無理なお願いってことは分かってる、でもエヴァに乗れる人は限られてるのよ」

ヒトラー「限られている?何故だあの兵器はパイロットの思考どうりの動きをするのだろう」

ヒトラー「だったら少し訓練をしたら誰でも乗れるのでは?」

ミサト「詳しいことは言えないわ、でもあの兵器は貴方達くらいの子供じゃないと操ることが出来ないの」

ヒトラー「子供にしか操ることが出来ず、ダメージを受ければ痛みも貰う……おおよそ兵器とは言いがたいな」

ミサト「そうね………でも使徒を倒すことが出来るのはエヴァだけよ」

ヒトラー「(なんとも訳ありなシロモノだな……この組織含め……)」

ミサト「それで乗ってくれるかしら?」

ヒトラー「……(本来ならこんな理不尽な話お断りだが、私はあの日の声がただの夢とは思えん……なら使徒を倒すためには……)」

ヒトラー「ええ、いいでしょう(それに私が乗らねば恐らくあの少女一人が乗るはめになるしな……)」

ミサト「ありがとう、てっきり断られると思っていたから……本当は大人がやらないといけないことなのにね」

ヒトラー「ただし条件があります」

ミサト「条件?(さすがにタダでとは言わないか……)」

ヒトラー「ええ、まず私には専用の住居を用意すること、それからエヴァに乗る以上それ相応の対価を払うこと、そしてエヴァ搭乗時以外の
      私の行動に一切干渉しないこと……最後に私には葛城一尉より上の階級を用意すること以上」

ミサト「ちょっと待って頂戴、その条件を飲んだらあなたは私の命令を聞かないってことになるわよね?」

ヒトラー「ええそうなりますね(葛城一尉の命令を聞いてたら目標を達成する前に死にかねんからな)」

ミサト「だったら作戦部長としてその条件は飲むことが出来ないわ」

ラインハルト・ハイドリヒ「シエンタ」

ヒトラー「なぜです?人類の危機を救うにしては安い買い物だと思いますが……」

ミサト「私たちは遊びでやってるんじゃないのよ、中学生に判断を任せられるわけ無いでしょっ!」

ヒトラー「遊びでやってない割にはこの間の指示、とても作戦部長とは思えないようなお粗末ぶりでしたな」

ヒトラー「まずは歩くことを考えろ?その痛みは本物じゃない?こう言うことはもっと前もって言うことだろっ!」

ヒトラー「作戦部長を名乗るならもっと具体的なことを指示しろっ!」

ミサト「なっ!?……仕方ないでしょっ!こんなこと誰も経験したこと無いんだからっ!」

ヒトラー「使徒が来ることはもっと前から分かっていたのだろう!だったら何故もっと余裕を持ってパイロットを呼び出さないのだっ!?」

ミサト「そんなの私の管轄じゃないわよっ!文句なら碇司令に行ってちょうだいっ!」

ヒトラー「(痛いところを突かれたら開き直って逆切れか……女性とは皆こういうモノだがやはり責任を負う立場になってはいけないな)」

ミサト「とにかくっ!最初の三つはいいとしても最後の条件は認めることが出来ないわっ!いいわね?」

バタンっ!

ヒトラー「……やはり女性と知的な会話は無理か……」

数日後シミュレーター内

ヒトラー「(21世紀ではこのような訓練もあるのか……まあこれだけの技術を持っていれば当然か)」

ヒトラー「(コンピュータを使っての擬似戦闘訓練……やはりコンピュータは人類に欠かせないものとなったか……)」

ヒトラー「(だが敵の動きが単調だ……これでは実戦で使える経験はあまり得られそうにないな)」

ヒトラー「(そういえばあの青髪の少女名を聞いてなかったな……これが終わったら会いに行ってみるか)」


リツコ「どうシンジ君の様子は?」

マヤ「とても初めてとは思えないスコアです、それに銃の扱いにもすごく手慣れています……まるでエヴァに乗るために生まれてきたみたいです」

リツコ「そう……(本人はそう言われては欲しくないんでしょうけどね)」



ヨーゼフ・ディートリッヒ「ハイル・シエン」

ガラッ

ヒトラー「やあフロイライン、調子はどうかな?」

レイ「………あなた誰?」

ヒトラー「私の名前は、アドr……碇シンジだ(いかんいかん今の私はアドルフ・ヒトラーでは無い……碇シンジという少年だ)」

レイ「……そう……それで何しにきたの?」

ヒトラー「正式にエヴァのパイロットになったからちょっとご挨拶に来たんだが……ご迷惑だったかな?」

レイ「………別に私は構わないわ」

ヒトラー「そうか……ならいいのだが……そうそう、フロイライン貴女のお名前をお伺いに来たのだが教えて頂いても結構かな?」

レイ「………綾波レイ、それだけよ」

ヒトラー「綾波レイ……なかなか美しい名前だね」

レイ「……名前が美しい?……よくわからないわ………名前なんて人を区別するだけのものでしかなのに」

なんで日本人はヒトラー好きなの?
というか日本人って歴史上の人物ならたいてい好きだよな。
むしろ日本人に嫌われてる歴史上の人物いるの?

ヒトラー「そんなこと言ってはいけないよ………その名前だって親が色々な思いを抱いて考えた名前なんだから」

レイ「………私に親なんて居ないわ……私の絆は碇司令だけ」

ヒトラー「おっと……それは失礼なことを聞いてしまったね、すまない(親が居ない?孤児なのだろうか?それにあの司令と絆?重症の自分を乗せるような男を信頼しているというのか?)」

レイ「……どうしてあやまるの?あなたは何も悪いことをしていないのに」

ヒトラー「え……えっと…なんでって……それは君にとって辛いことを聞いてしまったからさ(一般的な常識を知らない?こんな質問普通はしないぞ一体どんな環境で育てられたんだ?)」

レイ「………別に私は辛くないわ」

ヒトラー「そ……そうか…ならいいんだけど……(それにどうも彼女から感情というものを感じられん……私はこれまで多くの女性と会話をしてきたがこんな女性は初めてだ)」

ガチャ

ヒトラー「ん?」

ゲンドウ「「……何故貴様がここにいる?」

>>206
李承晩
ハリー・S・トルーマン
ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・ジュガシヴィリ

ヒトラー「私がここにいてはなにか不都合でも?」

ゲンドウ「…………」

ゲンドウ「レイ調子はどうだ?」

レイ「……問題ありません」

ゲンドウ「そうか……ならいい」

ヒトラー「(とても絆のある会話とは思えん、一体どういう関係だ?まさか彼女を手篭めにでもっ!?……だとしたら許せんな)」

ヒトラー「(だが彼女の表情が少し柔らかくなったような気もする……やはり彼女はこいつを信用してるのか?)」

ヒトラー「(ヒムラーがいればコイツの調査命令を出したいとこだがあいにくそれは叶わない、だとしたら私が動くしか無いな)」

ヒトラー「(本来の目的から少し逸れるがこの男の調査もしてみよう)……長居してしまったね私はそろそろ失礼するよ」

ヒトラー「お大事にね綾波お嬢さん」

ガチャ

ゲンドウ「………(シンジめ何を考えている?……ずっと私とレイを見ていたが普通の目付きでなかった)」

ゲンドウ「(まるで……いや考えすぎか……だが奴はシンジとは思えん帰ったら赤木博士に調査を命じよう)」

パウル・ハウサー「死守命令なんかより支援だ」

数日後

ヒトラー「………(まさか再び学校などに通うことになるとはな)」

ヒトラー「(こういう場にはあまり着たくなかったが逆に21世紀を知るチャンスでもある)」

ヒトラー「(葛城一尉に従うようで癪に障るがまあここはあえて従ってみよう)」

教師「それでは碇君自己紹介を」

ヒトラー「碇シンジです。趣味は絵を描くことと音楽を聞くことですよろしくお願いします(こう言っておけば無難だろう)」

数分後

ヒトラー「……(これは21世紀のタイプライターか?どうやらコンピュータと一体化しているみたいだ)」

ヒトラー「ん?(電子メールという項目に先程から何かがきているな、だがどうやって動かせば良いのだ?)」

ヒカリ「ねえ……あなたさっきの転校生の碇君よね?」

ヒトラー「ん?いかにもそうだが、どうかしたかな?」





ヒカリ「いや……なんかさっきからパソコンの操作に戸惑ってるように見えて……ゴメンナサイ!いきなりこんなこと言って迷惑だったわよね?」

ヒトラー「いやいや迷惑だなんてとんでもない………実はお恥ずかしながらこの機械を触るのは初めてでねちょっと困っていたのだ(パソコンというのはこの機械の名前か?)」

ヒカリ「そういうことだったのね、なら私が教えてあげようか?(今時パソコンを触ったことがないなんてあり得るのかしら?)」

ヒトラー「おお!それは助かります!ぜひお願いしてよろしいかな?(まさか21世紀のコンピュータを触れるとはっ!)」

ヒカリ「ええもちろんよ!……あっそういえば自己紹介がまだだったわね私は洞木ヒカリ、このクラスの委員長をしているの」

ヒトラー「洞木お嬢さんか……こちらこそ改めてよろしく!」

数分後

ヒカリ「これで大体の操作の説明は終わりよ、あまりうまく説明できたか分からないけど……」

ヒトラー「いやこれだけ教えてくれれば十分さ……ダンケシェーン、感謝するよ」

ヒカリ「お役に立てたならよかったわ……又何か困ったことがあったら言ってね!」

ヒトラー「ああその時はよろしく」

>>233
ダンケシェーン言うたらあかんじゃろw

>>236
こいつら中学2年生だぞ

ヒトラー「……(なかなかいいお嬢さんだったな。どこぞやの作戦部長さんなんかより説明も分かりやすかったしね)」

ヒトラー「……(それにしても指で触るだけで画面上のモノを動かせるとはな……便利なものだ)」

ヒトラー「では早速メールというものを見てみるか」

ヒトラー「えーと何々」

碇君はどこから来たの?
ヒトラー「ベルリン……という訳にもいかないしな……キョウトとでもしとくか……」

どうして転校してきたの?
ヒトラー「自殺して目覚めたらここにいたと返信したらどんな反応がくるだろうか?……無難に親の都合としておこう」

好きな人はいる?
ヒトラー「好きな人か……エーファ……私は君を幸せには出来なかったな……すまない……」

>>240
いや、違和感を感じただけなんだ。ヒカリも何気にスルーしてるしな。

>>241
閣下・・・(´;ω;`)ブワッ

ヒトラー「さて質問に応えるのもこれくらいでいいだr……ん?」

碇君がエヴァのパイロットって本当?y/n

ヒトラー「!(なぜここでエヴァの名がっ!?まさかこのクラスにスパイでも居るのかっ!?)」

ヒトラー「(とにかく冷静になって考えてみよう、まずこのy/nというのは恐らくYesかNo-という意味だろう)」

ヒトラー「(エヴァを知っているのもこの街では噂になっているからという考え方もできる……だがそれにしても名前まで分かるはずないか)」

ヒトラー「(とにかくここは知らないふりをしておいたほうが良さそうだ)」

ガラッ

トウジ「……なんやここもえらい人が少なくなってるのう……」

ケンスケ「トウジ!ずいぶん久しぶりじゃないかどうしてたんだ?」

トウジ「この間の戦いで妹が怪我してな、ずっと入院しとったんや、それでワイもずっと看病しててな」

トウジ「ほんまあのパイロットむかつくわ!もっと上手に戦えへんのか!」

トウジ「ん?あそこに座っとるの誰や?見いへん顔やな」

ケンスケ「ああ、あいつは碇シンジって言って今日転校してきた奴さ」

トウジ「転校生?疎開疎開言うてはるこの時期にか?」

ケンスケ「だろ?なんか奴は怪しくてな実は俺あいつがエヴァのパイロット何じゃないかと思っているんだ」

トウジ「なんやて!……あいつが……あいつがワイの妹を……」

ケンスケ「まあ確証はないけどね、さっきメールしたときは違うって言ってるし」

トウジ「そんなもんいくらでも嘘付けるわっ!ちょっと話しつけてくる!」

トウジ「おい転校生!ちょっと面貸しや!」

ヒトラー「え……え~っと君は?(因縁をつけられるようなことはずだが)」

トウジ「とぼけるんちゃう!お前がワイの妹を怪我させたくせにっ!」

ヒトラー「あのすまないが話が良く見えないんだが、私は君とは初対面だし君の妹と会った覚えもない……何かの間違いじゃないか?」

ヨアヒム・パイパー「ライミーやヤンキー共の戦車を破壊するよりシエンタが先だ」

トウジ「まだ言うか!貴様がエヴァのパイロット言うのは分かっとるんや!」

ヒトラー「!(さっきのメールはこの少年かっ!……いやだがメールが来たとき彼はまだ居なかったはずだ)」

トウジ「とにかく!放課後屋上に来いや!」

ヒトラー「………一体彼は?」

放課後

トウジ「逃げずに来たことは評価したる、だがやっぱりワイはお前を許せへんっ!」

ヒトラー「……一つ聞きたいことがある」

トウジ「お前は質問できる立場やないっ!」

ヒトラー「君は何故エヴァを知っているんだい?エヴァはネルフの中でも最重要機密だ、本来君が知ってていい情報じゃない」

トウジ「!そっ……それは~……そんな事言うたらあんたも一緒やないか!……はっあんたやっぱりエヴァのパイロットかっ!?」

ヒトラー「ご名答、そう私はエヴァのパイロットだ……君たち中々鋭いね、よかったらNSに来ないか?」

NS言っちゃったら駄目だろwwwwww
通じんだろうけど

>>260
大丈夫大丈夫。NSDAPなんて言ってないから大丈夫。

トウジ「とぼけるんやない!妹はなあんたのせいで死にかけたんやっ!」

ヒトラー「そのことなんだけど、妹さんが重症を追ったという割には君は無傷なんだね」

トウジ「何が言いたいん!」

ヒトラー「君は妹さんが怪我したとき何をしてたんだい?」

トウジ「そっそれは~……あんときは少し目を離しとって~」

ヒトラー「たしかあの時は非常事態宣言が出ていた、妹さんが幾つか知らないけど小さいなら片時も目を離すべきじゃないはずだ」

トウジ「なんやわいのせいや言いたいんか!」

ヒトラー「当たり前だろう!妹さんが怪我をした理由を人に負わせる前にもっと君に出来ることがあったはずだ!」

トウジ「……そっそれは……だがあんたがうまく戦えば妹は怪我をしなくて済んだはずや!」

ボカッ!

トウジ「グハッ」

ヒトラー「ふざけるなっ!妹さんが怪我をしたのは貴様のせいだ!」

ヒトラー「貴様が!貴様が!ちゃんと妹さんを連れてシェルターに逃げていれば怪我をすることはなかったはずだっ!」

ヒトラー「それなのに呑気に危険なとこに妹さんを置いて尚且つ余所見をしていたのは………」

ヒトラー「貴 様 だ ろ う が っ !」

ケンスケ「(こえ~あいつヒョロいくせになんでこんなにこわいんだよ~)」

トウジ「ぐっ……カハッ……」

ヒトラー「………それからそこのメガネの少年」

ケンスケ「ハッハイ!」

ヒトラー「あまりエヴァの情報などを漏らすなっ!どこから仕入れてきたのか知らないが死にたいのか!?」

ケンスケ「もっ申し訳ございませんっ!」

ヒトラー「………まあいい今回は許そう、ふたりともよく頭を冷やすんだな……だが次はないと思え」

ウ~ンウ~ンウ~ン!

ヒトラー「警報っ!?まさか使徒かっ!?」

レイ「……」

ヒトラー「綾波お嬢さんっ!」

レイ「………非常警報先いくから」

ヒトラー「……やはり使徒だったか……おいメガネの少年よここは戦場になる、そこで倒れている子を担いで早く逃げなさい」

ケンスケ「えっ?」

ヒトラー「早くしろっ!ルガーの餌食になりたいかっ!?」

ケンスケ「ハッハイいいいっ!」

ヒトラー「……さて私もいかなくてはな」

ミサト「司令の居ない間に第4の使徒襲来、こちらの都合はお構いなしか……」

日向「女性に嫌われるタイプですね」

ミサト「シンジ君は?」

マヤ「もう既に準備完了していますっ!」

ミサト「いつでも出撃できるわね……シンジ君いい、こちらの言うことはちゃんと聞くのよ!」

ヒトラー「人に従ってもらいたいなら押し付けるのではなく自分が認められるような人間になることを目指したほうがいいですよ葛城一尉」

ミサト「ごちゃごちゃ言ってんじゃないわよ!……それじゃ発進するわよいいわね?」

ヒトラー「……(敵の査察もせずいきなり出撃?彼女は戦術論を学んでないのか?………まあいい私には鉄十字が付いている……もはや負けることはあるまい)」

ミサト「エヴァンゲリオン初号機発進!」

ヒトラー「ずいぶんと歪な姿だな、神の使い、天使には思えないほどに」

ヒトラー「(……鞭のような腕、あれが奴の武器か……近接戦闘は……まずは奴の手を無力化しないと無理だな)」

ヒトラー「(となればパレットライフルで撃つしかないな)」

ミサト「シンジ君パレットライフルを使って!」

ヒトラー「言われずともっ!」

ドドドドドドドッ!

ミサト「バカっ!煙で見えないッ!」

ヒトラー「劣化ウランなど使うからだっ!(こういうことは先に言っておけと!)」

ヒュン!

ヒトラー「グハッ!(鞭で足を取られたかっ!)」

ヒトラー「こうなったらナイフでっ!」

クルト・ダリューゲ「マインヒューラー支援」

がキンっ!

ヒトラー「何!バリアだとっ!」

ミサト「それはATフィールドよっ!それを破らないと使徒にはダメージが与えられないっ!」

ヒトラー「それをもっと早く言えっ!」

ヒュン!

ヒトラー「ウワッ!」

マヤ「アンビリカルケーブル断線!」

ミサト「なんですって!」

リツコ「まずいわね後5分しかないわ」

ヒトラー「!(後5分で動かなくなるだとっ!一体いくつの欠陥を作れば気が済むんだ!我々の技術部のほうがもしかしたら21世紀の科学者より優秀かもしれんな)」

ヒトラー「(こうなったら肉弾戦であのバリアを破るしかっ!)」

ヒトラー「ハアっ!」

ドカッ!

シャムシェル「!」

ヒトラー「奴が退いた!……いけるっ!」

ドカッ!バキッ!ビリッ!

ヒトラー「よしやった!」

マヤ「ATフィールド中和っ!」

ミサト「やったわ!このまま畳み掛けるのよ!」

ヒトラー「ドイツ軍人は負けんっ!」

ドカッ!

>>318
よく考えたら中学生でネオナチとかどストライクだな

>>320
今の中学生に当時のドイツのプロパガンダ映画とか、カラー映像とか見せればどうなるかなw

ヒトラー「奴が倒れた!……後はコアという場所を壊すだけか!」

ヒトラー「この勝負、我らがゲルマン民族の勝利だっ!」

マヤ「!そっそんな!」

リツコ「どうしたのマヤッ!?」

マヤ「使徒付近に民間人二人がっ!」

リツコ「なんですって!」

ミサト「あれはシンジ君のクラスメイトっ!?」

ヒトラー「なぜアイツらがここにっ!?(愚かなっ!あれほど忠告したというのにわからなかったのか!)」

トウジ・ケンスケ「ヒッひいイイイイ!」



>>321
奴等にドイツ週間ニュースを見せてもあまり効果なさそうだがな
ナチスの行いを知るために映画を見たことがあるが、ナチ自体に興味が有るわけでもなく映画に集中してた

>>323
そんなものかのぉ。まぁ、中学の歴史の授業じゃナチス・ドイツはヨーロッパを侵略しまくった悪の国家で、ヒトラーは史上最悪の独裁者って教えられるからなぁ。

>>329-333
お前ら別スレでやれ

>>334
すまん。

ヒトラー「奴をこのまま倒せば勝つのは容易いだがそうすれば彼らの命はないな」

ヒトラー「………忠告を無視したのが悪い、已むを得んか」

―-待て、その者たちを見捨ててはならん

ヒトラー「!こッこの声はっあの時のっ!(間違いない!私がかつて戦場で聞いた声だっ)」

――その者たちを助けねばアーリア人種の繁栄はない

ヒトラー「彼らがアーリア人種繁栄の鍵だというのかっ!?(聞こえなくなってからだいぶ経ったがまた再び現れてくださった……なら聞くしかないっ!)」

――彼らは鍵ではない……だが彼らを助けねばこの世に歪みが起きる、そう破滅の歪みが

ヒトラー「なんとっ!(だがどうやって彼らを助けようか?……一つだけ方法があるな)」

――さあ、ゆけ神の使いよ彼らを助けるのだ

ヒトラー「よしっ!それがドイツのためならば彼らを助けてやろう!」

ミサト「シンジ君は何をしているのっ!?」

マヤッ「ダメです!何者かに映像と音声が遮断されていますっ!」

ミサト「一体なんなのよっ!リツコッ!」

リツコ「私も分からないわ!マギも何の反応も示さないのよ!」

ヒトラー「さあ乗れっ!早くしろっ!」

トウジ・ケンスケ「えっ!?」

ヒトラー「早くしろっ!」

トウジ「わっ!わあ~っ」

ケンスケ「なっなんだよこの液体!?カッカメラがあ~!」

ヒトラー「ふざけるなっ!死にたいのか!?カメラなど捨てろ!」

ケンスケ「「あっカメラがっ!」

ヒトラー「!(使徒が再び動き出した!クソッ!)」

トウジ「なっなんなんやあいつ!?」

ヒトラー「黙ってろ!」

マヤ「!映像と音声回復っ!」

ミサト「なっ!なんであいつらがプラグ内にいるのよっ!?」

リツコ「きっとシンジくんが助けたんだわ!」

マヤ「シンクロ率急低下!」

リツコ「異物を入れるからよ」

ミサト「クッ(エヴァ稼働時間ももう殆ど無い!マズイわね)そのまま一旦撤退して!体制を立て直すわ!」

ヒトラー「撤退だとっ!無理だ(ナイフさえあればコアを破壊できるというのに!)」

ミサト「無理じゃない!」

ヒトラー「黙れっ!現場知らずの無能がっ!士官学校ではフォークとナイフの使い方しか習ってないのかっ!?」(素手でもいけるかっ!?)

ミサト「なっ!……」

リツコ「あなたがわるいからそう言われるのよ、ミサトも反省するべきね」ボソッ

マヤ「初号機素手でコアを潰そうとしていますっ!」

リツコ「そんな無茶よ!」

ヒトラー「ハアアアアアアアっ!」

バキッバキバキバキッ!

日向「コッ!コアにヒビが入っています!」

バシンバシンっ!

ヒトラー「クッ!(これくらいの痛み!あの戦場で味わったものから見ればっ!)」

バキバキバキッ!

リツコ「あっ!ありえないわ!」

ヒトラー「ウオオオオオオオ!」

バキバキバキッバキンッ!

マヤ「エヴァ初号機活動限界!」

日向「パッパターン青消滅!」

リツコ「なんてことなのっ!」

冬月「まさに間一髪……か(それにしても葛城一尉は……パイロットに無能と言われてはおしまいだな)」

ヒトラー「ハアハア……やったか……」

トウジ「「お……おわったんか?」

ヒトラー「何がおわったんか?だ!貴様らのせいで一歩間違ったら人類諸共終了だったんだぞ!」

ヒトラー「軍隊なら軍法会議で問答無用の銃殺刑!いや貴様らなど!市中引き回しの刑だっ!」

トウジ・ケンスケ「すッスミマセンでしたあああああ!」

ヒトラー「誤って済むもんか!これだけやったんだ!貴様らただじゃ済まんぞっ!」

トウジ・ケンスケ「ひいイイイイ!」

ヒトラー「もういい!貴様らの顔も見たくないっ!戦いは終わった!ここから降りろ!」

別にうんちくたれてもいいですよ、むしろNSDAPでは推薦されている行為だっ!

数時間後

ミサト「あなたねえ!さっきの態度は何!上官への暴言は重罪よっ!」

ヒトラー「重罪なのは貴様の頭のほうだ!」

バシンっ!

ミサト「ふざけんじゃないわよ!何にも出来ないガキのくせして偉そうにしてんじゃないわよ!」

ヒトラー「その何にも出来ないガキに頼らなければ何も出来ないのは誰だっ!」

ミサト「なんですって!……コノヤロウ!」

ヒトラー「もういい!自分の非も認められずヒステリーを起こすような奴には従えん!貴様を首にしてもらう!」

ミサト「なっ!」

ヒトラー「通せ!司令公務室へ行く!あの男は居ないようだが貴様一人クビにするなど副司令だけでも平気だろう!」

ミサト「ちょっ!ちょっと待ちなさい!コラッ!」

司令公務室

冬月「何のようだねサードチルドレン」

ヒトラー「単刀直入に言わせていただきます、私はサードチルドレンとしてこれ以上葛城一尉に命を預けることは出来ません」

ヒトラー「葛城一尉の解任を要求します」

冬月「ほう……それは何故だね?」

ヒトラー「副司令もご覧になられたでしょう、彼女の作戦には全く以て中身がありません」

ヒトラー「なにか言ったと思ったらやれ煙で見えないだの、撤退不可能な場面で逃げろだのとても現場を知っている人間の発言とは思えません。」

ヒトラー「また、すこし想定外のことが起きただけで冷静さを取り乱しヒステリーを起こすような人に未知との戦いである使徒戦の指揮が出来るはずがありません!」

ヒトラー「その他にもあげたらキリがありませんがこれだけの理由があれば十分解任を検討する余地があると思いますが?」

冬月「なるほど……たしかに君の言うとおりかもしれん」

ヒトラー「でしたら?」

冬月「だが我々も人材不足でねそう簡単にクビにというわけにはいかないのだよ」

ヒトラー「人材不足?ネルフ本部にはこれだけの人手がいるというのに?」

冬月「彼らには彼らにそれぞれの仕事があるいきなり誰かを作戦部長になんてことは不可能だよ」

ヒトラー「でしたら幹部の誰かが兼任すればいいでしょう?……例えばそう赤木博士とか」

冬月「彼女も多忙だ兼任は不可能だ」

ヒトラー「なら何も本部にこだわる必要もありません、なんでもネルフは世界中に支部があるのでしょう?……そうドイツ支部とか……」

ヒトラー「支部の優秀な人間を本部に回してもらうことだって可能なはずです……それももし不可能だというなら」

ヒトラー「どこかの軍隊あたりからスカウトしてくることだって可能です。軍隊の人間の中には地味な雑用ばかりやらされていることに不満を持ちもっと自分の能力を活かしたいと思っている人もいるでしょう。」

ヒトラー「そういう人がもしネルフからオファーがきたら喜ぶでしょうね、なにしろ自分の力をアピールするチャンスなのですから」

冬月「(彼にはまだ支部があることは教えてないはず、ましてやドイツ支部など具体的な場所など分かるはずがない……それにこの喋り方妙に不気味だとても中学生とは思えん)」

冬月「君はそんな事まで知っていたのか……確かに君の言うような方法もあるだろう……」

冬月「だがそうなると私の一存では決めることが出来ない。このことは碇にも伝えておく、だから今日のところはこれでお引き取り願いたいのだが……」

ヒトラー「なるほど確かにそうかもしれませんね……なら今日のところは一旦引き下がりましょう」

ヒトラー「……ですが覚えておいてください、もし要求が飲まれなければ取り返しのつかないことになりますよ……」

冬月「……ああ覚えておくよ(寒気がする……まるでなにか邪悪なものと話しているようだ)」

ヒトラー「やはりそう簡単にハイとは言わなかったか」

ヒトラー「まあいい……だがこれで私の存在感は示せただろう」

                                   続く     
次回予告

第4使徒シャムシェルを倒したヒトラー。
しかし彼は葛城一尉の指揮にキレついに解任を要求。
要求は飲まれなかったが冬月はその雰囲気にただならぬものを感じた。
そんな中、零号機の再起動実験が行われようとしていた。
しかし実験後第5使徒ラミエルが襲来。
パイロットと司令部に不和が広がる中ネルフは最強の使徒あいてにどう戦うのか!?
次週新世紀エヴァンゲリオン「決戦スターリングラーd……第3新東京市」さあ~て来週もSieg Heilしちゃうわよ~!お楽しみにっ!

今日はここまでですご鑑賞ありがとうございました
もしかしたら次週からss速報に移動するかも知れないししないかも知れないです
まあ全てはマインフューラーの気分次第です。
それではさようなら

ヒトラー「私はここにいてもいいんだ」
葛城ミサト 「ハイル・ヒットラー!!」
惣流アスカ 「ハイル・ヒットラー!!」
綾波レイ 「ハイル・ヒットラー!!」
赤木リツコ 「ハイル・ヒットラー!!」
加持リョウジ 「ハイル・ヒットラー!!」
洞木ヒカリ 「ハイル・ヒットラー!!」
相田ケンスケ 「ハイル・ヒットラー!!」
鈴原トウジ 「ハイル・ヒットラー!!」
ペンペン 「ハイル・ヒットラー!!」
日向マコト 「ハイル・ヒットラー!!」
青葉シゲル 「ハイル・ヒットラー!!」
伊吹マヤ 「ハイル・ヒットラー!!」
冬月コウゾウ 「ハイル・ヒットラー!!」
碇ゲンドウ 「ハイル・ヒットラー!!」
碇ユイ 「ハイル・ヒットラー!!」
ヒトラー 「ジーク・ハイル!!!」

  『ナチスに、ありがとう』
  『ユダヤ人に、さようなら』
  『そして、全てのアーリア人に』
  『おめでとう』

>>1です
まだスレが残ってるとは……
とりあえずスレ残ってるうちはこっちに書こうかと思います

ゲンドウ「………赤木博士、シンジの調査のことどうなった?……」

リツコ「ハイ、碇シンジに関しましては遺伝子レベルで本人であることが確認できました」

ゲンドウ「……そうか、ご苦労だったな(やはりあいつはシンジなのか?……ではあの気味の悪さは何だ?)」

リツコ「いえ構いません(碇司令は何故こんな命令を?息子のことを信じていないの?……でもたしかに彼は色々と妙ね)」

ゲンドウ「……それより、零号機の起動実験の方だが………」

リツコ「はい予定通り、この後行うことになっております」

ゲンドウ「そうか、わかった…」

冬月「ご苦労だったな赤木博士、もう下がってくれて構わない」

リツコ「そうですか……では失礼します」

ガチャ

冬月「……シンジ君のことだが…」

ゲンドウ「何だ……冬月?」

冬月「この間第4使徒戦後彼が此処を訪れてきてね……葛城一尉の解任を要求してきたんだ」

ゲンドウ「解任?」

冬月「ああ、なんでも彼女の指揮にだいぶ不満があるみたいでね、口調こそ穏やかだったがあれはかなりキテいたな」

ゲンドウ「彼女はシナリオに必要だ……解任は出来ない」

冬月「ああ、だから適当に理由をつけて出来ないということにしといたのだが、色々と妙でね」

冬月「彼はなぜか教えてないはずのドイツ支部のことを知っていたり、挙句の果て、他所からスカウトしろとも言っていた」

ゲンドウ「……それがどうした、ネルフにいる以上、支部のことなどどこからか聞こえてくることもあるだろう」

ゲンドウ「それに他所からつれてくるという発想も特別驚くほどのものでもない」

冬月「……まあそう言ってしまえばそうかも知れないが……私は彼と会話しているときなぜかただならぬものを感じたよ」

ゲンドウ「……ビビりすぎだ冬月、あいつはただの中学生……恐れるようなことは何も無い」

冬月「………そうだな(碇、君は彼を甘く見過ぎだぞ、あの雰囲気ゼーレの老人どもに近い、いや或いはそれ以上だ……油断ならんな)」

ヒトラー「……なんという暑さっ!こんな暑さドイツではあり得んぞっ!」

ヒトラー「……フロイライン綾波にこのカードを届けろとのことだが」

ヒトラー「彼女の住んでいる場所は今ひとつ分からんし、この炎天下で歩き続けるのはよくない」

ヒトラー「一度どこかで休んでから、タクシーにこの住所を告げて向かったほうが利口だな」

ヒトラー「………それにしてもヤパンの街並みは美しくないな、退廃芸術の寄せ集めのようだ!」

ヒトラー「かつてはのヤパンはこんなはずではなかったと思うが……時の流れは恐ろしいな」

ヒトラー「我がドイツもこうなってしまっているのだろうか?……考えただけで気分が悪くなる」

ヒトラー「21世紀か……技術の発展は興味深いが、逆にそれが文化を退廃させてしまったようだな」

ヒトラー「……ん?あそこは図書館か……丁度いい休みも兼ねてあそこで久々に本でも読んでみよう」

ヒトラー「……おおここは涼しいな……確かクーラーと呼ばれる機械だったか」

ヒトラー「……だがこれに頼りすぎると体が鈍ってしまいそうだ……使うのは耐えられない暑さの時のみにしておこう」

ヒトラー「……さてまずは何の本を読もうか?………やはりあの後のドイツの事か……」

ヒトラー「見るのはとても恐ろしい……恐らく目を覆いたくなるようなことが書かれているのだろう」

ヒトラー「だが逃げてはダメだ……いづれ訪れるドイツ復興の日、それを成し遂げるには全てを知らねばならん」

それからしばらくして

ヒトラー「……なんと愚かなっ!……わが祖国はアカとアメ公に汚染されてしまっているではないかっ!」

ヒトラー「何故だっ!何故我らがゲルマン民族がこんな壁で分けられているというのだっ!」

ヒトラー「………どうやら今は再びひとつの国家となっているみたいだな」

ヒトラー「だが、未だに米帝資本主義と民主主義たる退廃的思想は抜けきっていないようだ」

ヒトラー「いずれ、正してやらねばな……」

ヒトラー「ん?現在ドイツでは、トルコ系移民が問題となっている……なんたることだっ!」

ヒトラー「我が神聖なるゲルマンの地が移民に汚されているというのかっ!」

真面目な話、ヒトラーって悪人だったの?
それともアメリカのせいで悪人扱いされてるだけなの?

>>537
ユダヤ人を「ユダヤ人だから」という理由だけでガス室送りにして大量虐殺した

そういやアメリカは相手がドイツだったら原爆投下しなかったとか言われてるな。
黄色人種の日本人相手だったから投下したとか

日本人もユダヤ人よりマシってだけで基本的にアーリア人以外は下に見てるんじゃないかな
ガチガチのレイシストだし良い人ってことはないだろ

ヒトラー「ましてやトルコだとっ!?トルコといったらユダヤの国ではないかっ!」

ヒトラー「……ああなんということだ……ドイツは……アーリア人は……再びユダヤ人に支配されてしまったというのか」

ヒトラー「また一からやり直しか……まあいい、だが今に見ていろユダ公!貴様らが得意げな面していられるのもあと僅かだっ!」

ヒトラー「私がここにいる以上もう貴様らにはもう好き勝手にはさせんぞっ!」

ヒトラー「……さて他には……ナチズムの賞賛の非合法化………」

ヒトラー「何たる退廃っ!この記事我々をナチと言っている時点で言語道断だがそれ以上に気にくわんのは非合法化についてだっ!」

ヒトラー「この法律、我々の、民族社会主義のすべてを否定しているではないかっ!まさかこれもスターリンとアメ公とユダヤの差し金かっ!」

ヒトラー「なんだと、ハーケンクロイツを掲げただけで逮捕だとっ!?ふざけている!こんなことあってはならないっ!」

ヒトラー「これはまるでハーケンクロイツを邪悪なものと言っているのと同じではないかっ!」

ヒトラー「……諸外国の暴挙はある程度予想できていた……だがまさかゲルマン人自らに我々が否定されているとは……」

ヒトラー「……これがユダヤと米帝に支配された末路か……」

ヒトラー「……こうなったら何としてでもやるしかないな……そう、アメリカとユダヤに洗脳された哀れなゲルマン人を再び目覚めさせてやらねばならん」


>>548
日本人のことは「二等民族」って自分の著書に書いてるよ

>>550案外高めなんだね

>>551
は?

>>552
いや白人より下扱いだぞ。もちろんアメリカ人より下

安価ミスった。>>551

ドイツがアメリカに勝利してたら日本を侵略してたんだろうなあ、ドイツ。

現代に至ってはアメリカの一極支配だな

>>558
なら、日本版ホロコーストたる南京大虐殺も中国が言う「通説」を大人しく信じれば言い訳だな?

>>564
規模はずっと小さいだけで虐殺自体はあったんじゃね?
わざわざ先祖代々の墓を撤去してたとか坂井三郎さんが自分の著書に書いてた気がするし、
中国に対して相当ひどいことしたこと自体は事実だと思うよ。

まあ、占領地に対する扱いは同じ日本軍でも海軍と陸軍とか部隊によってとか、
ずいぶんと差があったらしいけどね

>>569
まずわざわざ虐殺しなきゃいけない理由を教えてくれる?あと便衣兵の死刑は虐殺にはあたらないからな?

>>574
まともな理由もないのに墓撤去とかしてたらしいよ。理由も特にないのにそういう行為に走るのが戦争でしょ。
ってか、そんなに議論したきゃスレ立ててそこでやれよ。ここはSSスレで今は投下中だ

ヒトラー「そして、行く行くは再びNSDAPを復活させ、わが祖国をここまで陥れた連中への圧倒的報復を行うのだっ!」

ヒトラー「あの時と同じ過ちはもうしない……そうあの時とは違うっ!私にはアメリカをも凌ぐ技術がある!」

ヒトラー「エヴァンゲリオン……今は欠落品だが優秀なドイツの科学者たちならあれを本物の決戦兵器にすることも可能だろう」

ヒトラー「ネルフは組織としては腐っているがそんなモノすぐに正せる……あの技術力を使えばホワイトハウスを地獄の漆黒にも染め上げられるだろう」

ヒトラー「スターリン、チャーチル、ルーズベルト、地獄で見ていろっ!貴様らの愚かな計画が破滅し、我がドイツが栄光をつかむ瞬間をっ!」

ヒトラー「碇ゲンドウ……貴様とその背後にあるゼーレの計画、NSDAPが復活した今遂行は、不可能だと思っていろ」

ヒトラー「……熱くなりすぎたな……他の本でも読むか……」

2時間後

ヒトラー「久々にたくさん読んだな……不愉快なものもあったが、逆にいい知識もたくさん得られた」

ヒトラー「特に現代の軍事兵器に関してはかなり興味を惹かれるものもあった」





ヒトラー「だが……ゲッベルスに関しては……」

ヒトラー「せめて子供たちだけでもどこかへ逃がしてやることは出来なかったのだろうか……」

ヒトラー「残念でならない……優秀であったから尚の事な……とにかく今は安らかに眠ってくれ……」

ヒトラー「………さて時間も時間だし、再び彼女の家を目指すか……」

数分後

ヒトラー「ふう、タクシーを使って正解だった……ここはなかなか徒歩ではきついからな」

ヒトラー「だがここ、廃墟ではないか……彼女はこんなところに住んでいるのか?」

ヒトラー「可哀想に……恐らくあの男の仕業だろう、いたいけな少女をこんなところに閉じ込めておくとは許せんな」

ヒトラー「何とかして助けてやりたいが、今は無理だな、……私が総統に再び付いた暁には彼女を引きとって育てるのもいいかもしれん」

ヒトラー「だがその前に碇ゲンドウ、あいつは島流しにしてやる」

ヒトラー「ゼーレ幹部は南極に素裸で縛りつけてでもおくか……」

ドンドンドン

ヒトラー「?返事がないな……居ないのか……」

ヒトラー「ん?鍵が開いている?……女の一人暮らしにしては無用心だな」

ヒトラー「………まさかっ!?何かあったとか!?………いやそれはないなチルドレンには常に監視が付いている」

ヒトラー「もし彼女の身に何かあったなら保安部が慌てているはずだ」

ヒトラー「だが私を監視している黒服は平常通り、なにか起きていたらもっと様子が違うだろう……」

ヒトラー「仕方がない……しばらくしてから再びノックをして、それでも留守ならポストにこれを入れて帰ろう」

数分後

ヒトラー「……人の気配?もう一度ノックしてみよう」

ドンドンドン

レイ「……誰?」

ヒトラー「やあフロイライン綾波、私だよサードチルドレンの碇だよ」

レイ「……なんの用?」

ヒトラー「ちょっと君に届け物があってね……入っていいかい?

レイ「……構わないわ」

ヒトラー「なら、入らせてもらうよ」

ガチャ

ヒトラー「やあ……ってちょっ!?(おいおい、あの男はどういう教育をしている!?タオル巻いただけの状態で人をあげるなんてっ!)」

レイ「……何?」

ヒトラー「何?じゃない!そんな破廉恥な状態で人を家にましてや男をあげるんじゃないっ!私だから良かったが他の男だったら大変なことになるぞっ!」」

レイ「なぜ?」

ヒトラー「なぜって!?……そんなの一般的常識だろう!いちいち聞くんじゃないっ!」

レイ「でも碇司令はそんな事言っていなかったわ」

ヒトラー「そういう問題じゃない!襲われてもいいのかっ!」

レイ「襲う?」

ヒトラー「アーッもうっ!一体どういう教育を受けてきたんだっ!?」

レイ「(彼は何を怒っているの?……理解出来ない)」

ヒトラー「とっとにかくっ!まず服を着なさいっ!話はそれからだっ!」

レイ「何故?べつにこの状態でも会話は出来るし、あなたの届け物を受け取ることも可能よ」

ヒトラー「いいから早くっ!?」

レイ「よくわからないわ」

スタッ

ヒトラー「バカヤロウっ!私の前で着替えるなっ!」

レイ「あなた……さっきから何が言いたいの、着替えろって言ったのはあなたよ」

ヒトラー「いいから!私は一回ここを出るからその間に着替えろっ!」(一体なんだこれは!?なんども言うが彼女一般的常識を何一つ知らないぞっ!どんな教育をすればこうなるんだっ!)

数分後

ヒトラー「やれやれ……こんな女性と話したのは初めてだよ」

綾波「……それで何のよう?」

ヒトラー「おお色々あってすっかり忘れていたよ……このカード、以前のが切れたから更新したそうなんだが、君の分を届けるよう言われてね」

ヒトラー「ハイ……たしかに渡したよ」

レイ「………」

ヒトラー「………こういうときは一応お礼をしたほうがいい」

レイ「お礼?」

ヒトラー「そう、ダンk……ありがとうってね(一瞬ドイツ語で言いそうになってしまった)」

レイ「そう……ありがとう」ボソッ

ヒトラー「ああこちらこそ……次からは誰かに何かしてもらったときはそう言うといい」

レイ「ありがとう……ありがとう(何かしらこの気持ち?よくわからない……でもけっして不快ではない?)」

ヒトラー「(一般的常識を知らないこと以外は悪い子ではないみたいだな……やはりあの男の教育が悪いのか)」

ヒトラー「そういえばこの後は実験だったな……ネルフに行くのだろう?私もついていくよ」

レイ「そう……」


ネルフへの道

スタスタ

ヒトラー「ところで一つ聞いていいかな?」

レイ「何?」

ヒトラー「君はエヴァに乗るのは怖くないのかい?」

レイ「怖い?何故?」

ヒトラー「ちょっと小耳に挟んだんだが、この間の君の怪我、起動実験中に起きたんだってね。普通そんな経験をしたら乗るのを躊躇いたくなりそうだが?……」

レイ「信じてるもの?」

ヒトラー「ネルフを?エヴァを?」

レイ「碇司令を」

ヒトラー「ほう(やはりか、やはり彼女はあの男を信じているのか……だがここまでで何故彼女があの男を信じるかだいたい分かってきた……」

レイ「あなた碇司令の息子でしょ、父親を信用できないの?」

ヒトラー「(私はあの男を微動たりとも信じていないが、奴を信じている彼女にいきなりそう言っても傷つけるだけだ……なら)」

ヒトラー「逆に聞いていいかい?……君は何故碇司令を信用するんだい?」

レイ「絆だもの……」

ヒトラー「絆?」

レイ「碇司令は私を助けてくれた、碇司令は私に笑ってくれるわ……だからそう絆……」

ヒトラー「なるほど……(助けた…というのはおおかたあの時のことだろう、胡散くさい作り話かと思っていたが、事実だったか)」

ヒトラー「(余計な知識を与えず自分に都合のいいことだけを教え手駒とする……なかなか見事な人心掌握術だ……だがとてつもない外道だ)」

ヒトラー「(騙していい人間は愚かな共産主義者とユダヤ人だけだというのに……)」

レイ「それであなたは信じれないの?」

ヒトラー「済まないな……私は君とは違う境遇でね、今すぐ信用することはできそうもない」

レイ「そう……でも碇司令はいい人……あなたもきっといつかは信じれる日が来るわ」

ヒトラー「……ははっ……来るといいね(曇のない瞳……かわいそうに騙されているということを知らないがゆえに……いずれその洗脳を解いてやるからな)」

ネルフ内

ゲンドウ「レイ……準備はいいか?」

レイ「はい、問題ありません」

ゲンドウ「そうか……では赤木博士」

リツコ「これより零号機再起動実験をはじめます」

数分後

マヤ「ボーダーラインクリア零号機起動!」

ヒトラー「(今度は成功か)」

マヤ「シンクロ率70%に到達しています」

ヒトラー「(70%?かなり高いな……なぜ前回失敗したんだ?……)」

ヒトラー「(そうか……失敗したのではない……失敗させられたのか……」

飯食ってきますので一時中断します

戻った

ミサト「前回の失敗が嘘みたいね」

リツコ「そうね……(いきなり70%?……なんか怪しいわね)」

リツコ「実験終了、レイ上がっていいわよ」

レイ「分かりました」

ブーンブーンブーン!

ミサト「警報!?」

リツコ「まさかっ!使徒!?」

ヒトラー「(実験直後に使徒か……零号機は使うのか?」

日向「パターン青!間違いありません!使徒です!」

ミサト「あれが使徒っ!?」

ヒトラー「(使徒?……とても生命体とは思えん姿だ…・・だがこれまでのと比べるとどこか美しさを感じさせる)」

シンジ「Sehr gut... Asuka, Sie. Es ist jahrelang von der Front」
アスカ「」

ヒトラー「(だがその姿は偽り……第5使徒ラミエル……ユダヤ教の天使……生かしてはおけん)」

ミサト「シンジ君、次もこの間のような態度とったらどうなるかわかってるわねっ!?」

ヒトラー「わかってないのは貴様だろう」ボソッ

ミサト「何か言った!?」

ヒトラー「いや何も……」

ミサト「まったく!……それじゃエヴァの出撃準備急いでっ!」

ヒトラー「(査察は?今回も行わないのか?……彼女とデーニッツを変えられたらいかに幸せだろうか)」

日向「初号機発進準備入りますっ!」

第一ロックボルト外せ!

日向「第二拘束具外せ!」

日向「エヴァ初号機発進準備完了!」

ミサト「エヴァ初号機発進!」

青葉「目標内部に高エネルギー反応!」

ミサト「なんですって!?」

青葉「円周部を加速!収束していきますっ!」

リツコ「まさかっ!?」

ミサト「発進を中止してっ!」

マヤ「無理です!間に合いませんっ!」

ミサト「シンジ君!避けてっ!」

ヒトラー「黙れ!無能!固定されているのに避けれるわけ無いだろうっ!」

ラミエル「ビシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

ヒトラー「グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!」

ミサト「シンジ君ッ!」

ミサト「早く戻してっ!」

青葉「目標完黙!」

ミサト「シンジ君はっ!?」

日向「生きていますっ!」

マヤ「初号機回収!第7ケイジヘ!」

ミサト「ケイジヘ行くわ!後は任せたわよ!」

数分後

ミサト「シンジ君はっ!?」」

救護班「意識は失っていますが、命に別状はありません!」

ミサト「よかった!……(やっぱりこれって私のせいよね……一歩間違ったら死んでたわシンジ君……)」

しばらくして

冬月「初号機の状態は?」

リツコ「胸部、第3装甲板まで見事に溶解……機能中枢がやられなかったのが不幸中の幸いです」

冬月「……やれやれ、シンジ君無事でよかったが、これはあの件またぶり返されるな」

ゲンドウ「それで初号機は起動できるのか?」

リツコ「しばらくすれば、起動には支障ないでしょう」

冬月「ならいい……ところで零号機は?実戦では使えないのか?」

リツコ「再起動自体は可能ですが、まだフィードバックに誤差があります」

冬月「つまり、実戦は厳しいと?」

リツコ「ええ」


ゲンドウ「……報告ご苦労だった(そろそろ厳しくなってきたか、ドイツから弐号機を呼び出したほうが良いかもな)」

リツコ「では一旦失礼します」

冬月「碇……この後どうするつもりだ?」

ゲンドウ「判断は、葛城一尉に委ねる」

冬月「彼女にか?……シンジ君が反発するぞ」

ゲンドウ「奴がなんと言っても所詮子供、何ら問題はない」

冬月「だといいがな」

青葉「敵、加粒子砲命中、ダミー消滅」

ミサト「次」

青葉「独12式自走臼砲、消滅」

ミサト「なるほどね」

日向「これまで採取したデータによりますと目標は一定距離内の外敵を自動排除するものと推測されます。」

日向「エリア侵入と同時に加粒子砲で100%狙い撃ち、接近戦は危険すぎますね」

ミサト「ATフィールドは?」

青葉「健在です、肉眼ではっきり確認できるほど強力です」

ミサト「攻守ともにパーペキ、まさに空中要塞ね……シールドは?」

オペレーター「現在目標は、我々の直上、第三新東京市、ゼロ・エリアに侵攻。直径、17.5メートルの巨大シールドが、ジオフロント内、ネルフ本部に向かい、穿孔中です。」


日向「敵はここへ直接攻撃を仕掛けるつもりみたいですね」

ミサト「到達予定時刻は?」

オペレーター「は。明朝、午前0時、06分54秒、その時刻には、22層全ての装甲防御を貫通して、ネルフ本部へ到達するものと思われます。」

ミサト「あと10時間足らずか……」

しばらくして

ミサト「ところでパイロットの様態は?」

日向「身体に異常はありません。神経パルスが0.8上昇していますが、許容範囲内です」

青葉「敵シールド到達まであと9時間55分。」

ミサト「状況は良くないわね」

日向「白旗でも上げますか?」

ミサト「それが通じる相手ならね……それよりちょっちやってみたいことがあるの」


冬月「目標レンジ外からの超長距離狙撃か」

ミサト「目標のATフィールドを中和せず、高エネルギー集合体による一点突破、これしか方法はありません。」

ゲンドウ「マギは?」

ミサト「賛成が2条件付き賛成が1です」

ゲンドウ「反対する理由はない、思う存分やりたまえ」

アドルフ、こっちに来なさい、アドルフ

ママ?ママー

ふふ、いい子ねアドルフ……あなたは将来きっと立派になるわ

うん!がんばるよ!

……あなた、ちょっと飲み過ぎじゃないですか?

うるさい黙ってろ!お前に何が分かるんだ!

なっ!何もそんな言い方しなくたって!

うるせえー!バシッ!

キャッ!

うわ~ん!うわ~ん!

お前もうるせえんだよっ!

お願い!アドルフはぶたないでっ!

うるせー!

………

ヒトラー「……ん……んっ…ん……ん?」

ヒトラー「……夢か……随分と懐かしい夢だ……」

ヒトラー「……あの頃の私は……まだ何も知らないただの子供だった……」

ヒトラー「難しいことなど考えず、……いや考える間もなくただ父親にぶたれる日々」

ヒトラー「……普通、人間一度は幼少期に戻りたがるが、私はただ一度足りともそう思ったことは無いな」

ヒトラー「母……にはもう一度あってみたい気持ちもあるが……父には二度と会いたくない」

ヒトラー「母は……クララヒトラーは、ドイツ国総統となった息子をどう思うだろうか?」

ヒトラー「………あまり喜びそうにないな」

ヒトラー「………母は平凡を愛する女性だったから……」

ヒトラー「…………そういえば、本来の碇シンジはどんな子であったのだろうか?」

ヒトラー「………あの父を見る限り、親子仲はあまり良くなさそうだが……」

ガラッ

ヒトラー「ん?……おおフロイライン綾波か……」(そういえば私は使徒と戦って気絶してここに居るのだったな)

レイ「明日、午前0時より発動される、ヤシマ作戦のスケジュールを伝えます。」

レイ「碇、綾波の両パイロットは、本日、1730、ケイジに集合。1800、初号機、及び、零号機、起動。1805、発進。同30、二子山仮設基地に到着。以降は別命あるまで待機。」

レイ「明朝、日付変更とともに、作戦行動を開始。これ、新しいの。」

ヒトラー「……わざわざ伝えに来てくれたのか……済まないな」

ヒトラー「……だがもう少しゆっくり喋ってくれるとありがたかったな……起きたばかりでそんなに一気に言われても覚えにくいよ」

レイ「……ごめんなさい」

ヒトラー「いや、謝らなくてもいいさ、覚えられない私が悪いのだから」

レイ「食事」

ヒトラー「何から何まで悪いね……だがすぐには食べられないな」

レイ「60分後には出発よ」

ヒトラー「……そうか……なら少し食べておこうか……」

数時間前

ミサト「以上の理由により、この自走陽電子砲は、本日15時より、特務機関ネルフが、徴発いたします。」

戦自職員「そっそんな!無茶苦茶だ!」

ミサト「可能なかぎり原型をとどめて返却いたしますので……ご協力感謝します」

ミサト「それじゃ~レイ!お願いね!……精密機械だからそ~っとよ」


ネルフ本部

日向「しかし、A.T.フィールドをも貫くエネルギー算出量は、最低1億8千万キロワット。それだけの大電力を、どこから集めてくるんですか?」

ミサト「決まってるじゃない、日本中からよ」

そして、現在

ヒトラー「ほう、葛城一尉にしてはまだましな作戦だな」

ミサト「シンジ君!?もう立って大丈夫なの?」

ヒトラー「大丈夫も何も後1時間後にはまた乗るのでしょう?そんな心配したふりなんて止してください」

ミサト「!……ごめんなさい、あれからよく考えたわ……たしかにあなたの言うとおりよ私、何にも考えてなかったわ今まで」

ミサト「ろくすっぽ作戦らしい作戦も考えず、ただ叫ぶだけ。挙句の果てには偵察もせずにエヴァを送り出させたがためにあなたを殺しかけた……」

ミサト「……こうやってみると私って、最低ね……無能と呼ばれても仕方ないわ」

ヒトラー「……(ようやくわかったのか、だが簡単に許せるようなことではない)」

ヒトラー「………これだけの失態を犯し続けたのだ、本来なら誤って許される問題ではない」

ミサト「……そうね」

ヒトラー「だがネルフは甘い、私は副司令にあなたの解任を要求したがそれは認められなかった」

ヒトラー「百歩譲って解任はいいとしても本来なら降格モノだ……だがネルフはそれすら無い……」

ヒトラー「もし、エヴァが誰でも乗れる兵器なら、私はこんなとことっくにおさらばしていただろう」

ミサト「ええ、普通はそうでしょうね……(なんでしょうね、前の私だったら、この時点で生意気言ってんじゃないわよってどなりつけてただろうに……)」

ミサト「(今は素直に聞き入れられるわ……いやむしろ碇司令になにか言われるより彼に言われたほうが納得出来るような気もする…)」

ヒトラー「葛城一尉」

ミサト「何かしら?」

ヒトラー「正直私は、あなたを許せません、当たり前です……あなたのせいで私は何度も九死を彷徨ったのですから」

ミサト「別に許してなんて、言うつもりはないわ(彼不思議なオーラを持っているわね、とても優れた政治家のような雰囲気、誰もが従いたがるリーダーシップ)」

ヒトラー「ですが、今のあなたの目付きは以前とは違います」

ヒトラー「そこで私は一度だけあなたに賭けてみることにします(ドイツ国総統としての私だったら彼女は更迭だ、だが今の私はあくまでパイロット、ならもう一回くらい試してやってもいいだろう)」

ミサト「……私を信じてくれるというの?(彼ひょっとしたらお父さんより司令の素質あるんじゃない?)」

ヒトラー「……ええ、ですがこれはラストチャンスです……もし今回があれだったら……」

ミサト「……その時はこちらから辞表を提出するわ」

ヒトラー「いいでしょう………葛城一尉!」

ミサト「ハッ!」

ヒトラー「……今回の作戦について、もう一度説明をお願いします」

ミサト「了解いたしました!」

数分後

ヒトラー「……なるほど、超長距離からの一点突破にすべてを掛ける……確かに現時点ではもっとも有効と言えるでしょう」

ミサト「ハッ!ありがとうございますっ!(あれ……私なんで彼に敬語でしゃべって敬礼してるのかしら?)」

ヒトラー「ですが……一つ問題があります」

ミサト「そっそれは!?」

ヒトラー「狙撃が初号機で、防御が零号機とのことですが、万が一初弾がそれた場合、防御側は奴の攻撃に盾ととATフィールドで耐えなければなりません」

ヒトラー「そうなると、次の発射までに確か20秒前後かかり、盾の持久時間は17秒ほど、となると零号機は盾破損後の3,4秒間をATフィールドのみでたえることとなりますよね」

ミサト「ハイたしかにそうですが、それなら仮に初号機と零号機の配置を変えても変わりません……いまさら狙撃地点は変えられませんし」

ヒトラー「いえ、初号機と零号機には大きな違いがあります、それはシンクロ率です」

ヒトラー「零号機も確かにシンクロ率は低くありません、しかしフロイライン綾波はまだ安定したATフィールドを展開できません」

ヒトラー「逆に初号機は、シンクロ率に差はそれほどありませんが、ATフィールドの展開に関しては零号機より圧倒的に上です」

ヒトラー「また零号機は、実戦経験がなく装甲も薄いため万が一のときに危険度がとてつもなく上がるのです」

ミサト「つまり零号機より、初号機のが防御に適していると……そういいたいわけですね(すごい洞察力ね……こんなとこまで頭回らなかったわ……でもフロイラインって……普通はあまり使わないわよね)」

ヒトラー「ええ…この配置を変えるだけなら今からでもギリギリ間に合うはずです」

ミサト「ええ……リツコたちなら可能でしょうね………でもそうなるとシンジ君あなたが防御役よ?怖くないの?」

ミサト「私が言えたことじゃないけど、あんな思いをした直後よ……エヴァに乗ってくれるだけでも奇跡みたいなものなのに……」

ヒトラー「全く怖くないですよ(あの弾丸飛び交う中伝令を伝えるのから見たら大したことはない)」

ミサト「全く!?………強いのですねシンジ君は……(どうして彼はこんなに強いの?)」

ヒトラー「私は強くなどありませんよ(そう私は弱い、神の加護がなければ国一つ救うことの出来ない弱い人間だ)」

エーリッヒ・デッカート「保守しますよ」

リツコ「まったく無茶苦茶言ってくれるわね……今更狙撃と防御を替えるなんて」

ミサト「ええ……無理は承知の上よ、でも逆に言えば、リツコあなたを信頼しているからこそ頼めるのよ」

リツコ「都合のいいこと言っちゃって………まあいいわ、なんかあなたもすっきりした表情しているし、今回は特別よ」

ミサト「ありがとうリツコ……感謝してもしきれないわ」

リツコ「……それじゃあ作業急いで頂戴!(それにしてもミサト本当にいい顔してるわ、この間まであんな思いつめた表情してたというのに)」


冬月「まさかシンジ君と葛城一尉が和解するとはな……彼は心が広いな(碇にも見習って欲しいものだ)」

冬月「だが一体彼は何物なのだ?恐ろしい雰囲気を醸しだす時もあれば、とても心優しい好青年にもなる……それでいて知的で博学」

冬月「(まるでユイくんの優しさと碇の凶悪さの両方を兼ね揃えているかのようだ)」

冬月「……だが二人にはない独特の雰囲気もある……感情的になり易いところなどもあの二人とは少し違うな」

冬月「本当、彼への興味は尽きないな」

別室

ヒトラー「怖いか?」

綾波「いえ、怖くわないわ」

ヒトラー「……そうか」

ヒトラー「……安心しろ、お前は死なない、私が守るのだから」

レイ「……私が死んでも代わりはいるわ」

ヒトラー「君は君でしかない……代わりなんていないさ」

レイ「………(なにかしらこの気持ち……よく分からない……でも温かい)」

ヒトラー「………」

ヒトラー「……そうだいい物をやろう」

レイ「……これ何?」

ヒトラー「お守りさ……それがあれば大丈夫どんな敵からも身を守ってくれるさ」

レイ「……(これは……何?……十字架?……それにしては少し変わった形をしているわ)」

ヒトラー「……首から下げておくといい」

レイ「………ありがとう(これも絆?……でも彼が言うならきっと素敵なものなのね)」

ヒトラー「……じゃあそろそろ行くか」

レイ「……ええ」

台詞奪うなwwwそしてある意味とんでもなく危険な代物を渡すなwww

>>784
鉄十字は今のドイツ国防軍でも使用されてるから危険じゃないぞ

ただいま自国は〇時〇分〇秒となりました

日向「作戦スタートです」

ミサト「レイ!いいわね、日本中のエネルギーすべてあなたに預けるわ!(頼むわよシンジ君っ!レイっ!)」

レイ「ハイ!(大丈夫……私には絆があるから……そう碇君との…・みんなとの)」

ヒトラー「……この感じ……あの時を思い出す……フランスと戦ったあの時を……」

ヒトラー「………そろそろ始まるな……ユダヤ教の天使ラミエル……貴様の命、我らがアーリア人のために貰うぞっ!」


日向「全エネルギー、ポジトロンライフルへ」

8,7,6,5……4…

マヤ「目標内部に高エネルギー反応っ!」

リツコ・ミサト「なんですって!(まずわねっ!最悪の事態よ)」

日向「3,2,1……発射!」」

レイ「!・・・クッ!」

ミサト「外れたっ!……でも大丈夫よ!第2射準備今すぐ開始して!」

オペレーターズ「了解!」

オペレーター「敵シールド!ジオフロント内に侵入!」

日向「ヒューズ交換!再充填開始っ!」

マヤ「銃身冷却開始!」

メカニック「陽電子、加速再開!」

マヤ「まずいっ!目標内部に再び高エネルギー反応!」

ミサト「まずいっ!」

バシャアアアアアアアアアアアアアアア!

レイ「ッ!?」

ミサト「レイっ!?」

レイ「碇君っ!?」

エルンスト・レーム「!?」

ヒトラー「グアアアッ!……クッ!(これくらいで負けていられるかッ!」

リツコ「盾が持たないっ!」

ミサト「大丈夫よっ!盾がやられてもATフィールドがあるわっ!……でもそれも長くは持たないっ!」

ミサト「再発射までは!?」

日向「後10秒!」

レイ「お願いっ!……入って!」

ミサト「いけるわっ!………今よ!ポジトロンライフル発射!」

日向「ポジトロンライフル発射!」

バシャアアアアアアアアアアアアアアアッ!

レイ「碇君っ!」

………

>>810
寝ろよwww

日向「………パターン青消滅!」

ミサト「いよっしゃああああああ!」

リツコ「やったわねっ!」

ミサト「……それで!パイロットはっ!?」

マヤ「パイロット両名無事ですっ!」

ミサト「よかった!無事なのね!」

レイ「……終わったの?」

レイ「………ハッ!碇君は!?」

ミサト「ちょ!ちょっとレイ!勝手にプラグを降りちゃだめじゃない!」

リツコ「……まあ大丈夫よ、もう」

ミサト「リッリツコまでそんな事言うの!?」

タッタッタッ

レイ「ハアハアハアハア~(何故私は今こんなに焦っているの!?)」

ガチャガチャガチャ

レイ「クッ!(あっ熱い!)」

ガチャガチャガキンッ!

レイ「いっ碇君っ!?」

ヒトラー「おお、フロイライン……無事でよかった」

ヒトラー「……ん?どうして泣いてるんだい?」

レイ「………えっ?……これは涙?……泣いてるのは私?(どうして?何故泣いてるの?)」

ヒトラー「ああそれはきっと嬉し涙だ」

レイ「……嬉し涙?………嬉しいのに涙が流れるの?」

ヒトラー「ああ……人は嬉しい時も無く時があるのさ」

レイ「……ごめんなさい、こんな時どんな顔すればいいのかわからない」

ヒトラー「……笑えばいいさ……女性は笑顔が一番だ」

レイ「………」

レイ「ニコッ」

ヒトラー「……いい笑顔だ(なんだ彼女は笑うことも出来るし、泣くことも出来る……普通の少女じゃないか)」

                                                           第一部完

以上で一旦、終了とさせていただきます。
ですがこれで終わりでは無いと思います……そうNSDAPが復活するその日までは……

次スレの名前は?

>>827
まだ決めていませんが、見れば分かるものにしたいです

こんな遅筆のスレを最後まで見てくれてありがとう
そrじゃあ残りはヒトラーやエヴァについて語るスレとしてでも使ってください

次もVIPで立てるの?

>>839
恐らくそうだと思います

お疲れ様でした。次回も楽しみにしています。

ナチス(NSDAP)やヒトラーに少しでも興味を持った人は是非こちらもお勧めする。

やる夫がフューラーになるようです(それにつけても金のほしさよ まとめブログ)
http://snudge.blog38.fc2.com/blog-entry-182.html

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