ひまわり「ちょっとお兄ちゃん!私のお菓子食べないでよね!」(552)

しんのすけ「俺、しらねーつの!」

ひまわり「嘘!さっきまでここにあったもん!」

しんのすけ「俺、知らないぞ。」

ひまわり「お兄ちゃんのばか!てか私、これから彼氏とデートだから」

しんのすけ「ほー。」
しんのすけ(ひまわりは立派な女に育ったなあ…)

ひまわり「お兄ちゃんも高校ラストの年になったんだからさっさと彼女作りなよね」

バタン

しんのすけ「妹のくせに生意気だ」

しんのすけ(それにあいつはまだ中1だゾ…)

みさえ「しんちゃーん?洗濯物取り込んでくれる?」

しんのすけ「へいへい…」

みさえ(…しんのすけも立派になったわね)クス

-----

ひまわり「あっ、もお待ってたよお~」

風間「ごめん。ひまちゃん。勉強してたんだ」

ひまわり「ううん。お疲れ様!」

風間「しんのすけは元気か?」

ひまわり「相変わらずだよ!風間くんはお兄ちゃん扱えてすごいね」

風間「そうでもないよ~。ひまちゃんも結構仲良しだよね」

ひまわり「う~ん。別に嫌いじゃないけどさー」

風間「嫌いじゃないけど何?」

ひまわり「なんてゆーか鈍いのかな―…?」

風間「鈍い?ははっ、しんのすけらしーな」

ひまわり「だってお兄ちゃん一回も彼女作らないんだよ?おかしいってー」

風間「ひまちゃんの方が中1で付き合うとかおかしいよ」

ひまわり「えー?周りのコ普通に付き合ってるし、おかしくないよっ」

風間「そうなんだ。じゃあどこ行く?」

ひまわり「私、おなか空いちゃった。」

風間「じゃあ近くのファミレスでなんか食べようか」

ひまわり「うん!」
ひまわり(風間くんといると、安心するなぁ…)

風間「あ。」

ひまわり「どーしたの?」

風間「あそこにいるカップルの女って…」

ひまわり(え?誰?)

「 あー!風間くんじゃないっ 」

風間「…ね、ネネちゃん…」

ひまわり(わーすごい派手…)

ネネ「あ、ひまわりちゃん!こんにちはっ」

ひまわり「あ、こんにちは…」

風間「ネネちゃん、完全なギャルになったね…」

ネネ「なによー!てか風間くんとひまちゃん今デート中?」

風間「ま…まぁ…」
風間(何か恥ずかしいな…)

ひまわり「ネネさんもその彼氏さんとデートですか?」

風間(彼氏もサングラスなんかかけて…いかついな…)

ネネ「さんつけなくていいよー!ネネで!そうだよー」

彼氏「おい、ネネ誰だよこいつら…」

風間「(ヤバ…)あ、ネネさんと知り合いの…」
風間(―ってあれ、この声…もしかして…」

ネネ「ったく、あんたも知り合いでしょ!」

ゴッ

彼氏「いってーな…ネネ」

風間「お、おい…もしかしてそいつ…」

ネネ「ん?ああ、マサオだよ。私の彼氏なの!」

風間(え)

ひまわり(嘘…あの弱そうだったマサオ君?)

マサオ「ん?ああ、風間くんか!元気だった?」

風間「元気だった…っていうか!!マサオ君!ナンだよそのかっこ!!」

風間(ハタから見たらただのヤンキー…)

ネネ「格好よくなったでしょ?」

風間「ま、まあお似合いなんじゃない…?」

ひまわり「お、お似合いです!」

ネネ「そう?ありがとー!じゃあ邪魔してごめんね。お幸せに~」

風間「別にいいよ。またね!」

マサオ「風間くん!今度呑みいこーな!」

風間「…ああ…」

ひまわり(…ふう。やっぱりみんな楽しそうに恋愛してるんだな。お兄ちゃんもすればいいのに)

風間「どうした?」

ひまわり「う、ううん!なんでもないよ。行こう、風間くん」

風間「うん」
風間(やっぱひまちゃんが1番美人だな)

風間「そーいや、ボーちゃんはどうしたんだろ…最近会ってないな」

ひまわり「あ、ボーちゃんってあの少し無口の?お兄ちゃんから聞いたけど留学したみたいだよ」

風間(―!りゅ、留学…)
風間「ボーちゃんらしいな…」

ひまわり「結構すごいんだねっ」

風間「俺も頑張らないと!」

ひまわり「…勉強?風間くん頭いいじゃない」

風間「それもあるけど…ひまちゃんに似合うような男になれるように頑張るから!」

ひまわり(ドキッ)
ひまわり「…そうだね」クス

ひまわり(でも、私はお兄ちゃんに頑張って欲しい。早く幸せになってほしいもん)

ひまわり(小さい頃からずっと一緒で楽しかった記憶が沢山ある。協力してあげたいのにな―…)

-----

みさえ「しんのすけー!買い物行ってきてくれない?」

しんのすけ「何買うのー?」

みさえ「はい。これメモ。おつりあまったらなんでも買ってきていいわよ」

しんのすけ「ほーい」
しんのすけ(どうせ俺は暇だしな)

ガチャ

しんのすけ(歩いていくか。)

しんのすけ(ひまは今頃楽しそうにしてんのかな…オラには関係ないけど)
しんのすけ(じゃなくて俺だ!俺…)

-----

ざわざわざ

しんのすけ(えーと玉子と牛乳と…)

あい「あれ、もしかしてしん様?」

しんのすけ「…お?」

あい「しん様ですか!?お久しぶりです。あいですわ!」

しんのすけ「…あい?」
しんのすけ(そういや小さい頃追われてたっけ…)

あい「何年ぶりでしょうか!?私感激ですわ」

しんのすけ「さあ…10年とか?」
しんのすけ(それにしても綺麗で大人っぽくなったな…)

あい「私、今黒磯と買い物に来ているの。しん様も?」

しんのすけ「そうだぞ」

あい「久しぶりに会えたお詫びにアドレス交換しませんか?!」

しんのすけ「…ああ…」

あい「じゃあ、連絡します。ではまた会いましょう。しん様!」

しんのすけ「ほーい」
しんのすけ(そろそろしん様っていうのやめたらいいのに…)

--

店員『1570円になります』

しんのすけ「ふー。帰るか」

しんのすけ「…あいちゃん、かわいくなってたな」

ひろし「おーい!しんのすけぇえええ」

しんのすけ「!?、父ちゃん…」

ひろし「買い物かあ~?ヒック」

しんのすけ「そうだけど…。父ちゃん酒くさい」

ひろし「小さいことは気にすんなよ~。一緒に帰ろうな~」

しんのすけ「…へいへい」

ひろし「ひまわりはどうしたぁ~~!?」

しんのすけ「多分風間くんとデートだぞ」

ひろし「か、風間君と付き合ってんのか!?くそーーー!!」

しんのすけ「どうせ俺たちには関係ないよ」

ひろし「わかってるけど、さみしいぃぃいい」

しんのすけ(酔っ払った父ちゃんは面倒くさい)

「「 ただいまー 」」

みさえ「おかえりー!ってあなた!」

しんのすけ「スーパーの前で会ったから一緒に帰ってきた」

みさえ「まったく…。しんちゃんありがと。もういいわよ」

しんのすけ「ほい」

しんのすけ(夜まで暇だし、勉強でもするか…)

ひろし「おー?しんのすけ勉強かー?」

しんのすけ「父ちゃん、早く風呂入ったほうがいいぞ」

みさえ「しんのすけの言うとおりよ!ほらあなた!」

しんのすけ(大きくなると母ちゃんの気持ちがよくわかるな…)

ガチャ

しんのすけ(来週からテストだし真面目になるか)

ごめん風呂入ってくる。待っててくれると嬉しいかな

確かしんのすけは救世主になるはず

>>59
あれは地球に隕石が落ちた場合じゃなかったか?

ただいま

------
ひまわり「あー楽しかった!」
風間「ほんと?よかった」
ひまわり「てかもう、7時…」

風間「家まで送るよ」
ひまわり「ありがとうっ」
ひまわり(風間くんは優しいなあ)

----
風間(もう着いちゃったな…)
風間「明日から塾で忙しくなるけど連絡はするよ」

ひまわり「うん。送ってくれてありがとう!じゃあ…」

風間(―あっ…。頑張れ俺―!!)
風間「ま、まってひまちゃん!」

グイッ
ひまわり「―…。どうしたの?」

風間「ちょっと目瞑ってくれる?」

ひまわり「ちょ、風間く―…」

ちゅ

風間「じゃ、じゃあまた次会うときに…」

ダッ

ひまわり「う、うん…。」

ペタン

ひまわり(―って!今の何?!もしかして―…)
ひまわり「…き、す…」

ひまわり(人生初めてのキスだあ…)

ガチャ

みさえ「あれ?ひまわり何座ってんの?」
ひまわり(―ドキッ!)

ひまわり「あ、何でも無いよ!お母さんっ」
みさえ「ってかひまわり、スカート短すぎ!」

ひまわり「短いほうがかわいいよ~?」

みさえ「そんなことしてると風邪ひくわよ!ご飯食べる?」

ひまわり「ごめん、食べてきちゃった…」

みさえ「そう?じゃあお風呂入りなさい」

ひまわり「はーい」

ガチャ

ひろし「おー!ひまわり帰ってきたか!」

しんのすけ「…」

ひまわり「た、ただいま…お父さん」
ひまわり(お兄ちゃん…もいる…)

ひろし「食べないのか?」

ひまわり「ごめんね。食べてきちゃった」

ひろし「なんでぇ~…」

ひまわり(とりあえず早く、お風呂入って着替えよう)

ひろし「しんのすけー!ビール飲むか?」

しんのすけ「…」

ひろし「しんのすけ?」

しんのすけ(ひまわりはまた風間君とデートしたのか…。)

しんのすけ(別にそれがどうしたってわけじゃないけど…)

~♪~♪

ひろし「あれ、しんのすけ携帯鳴ってる」

しんのすけ「…?―っあ!」
しんのすけ(あいちゃん!)

------

from:ai....xxxx@
本文:しん様!あいですわ。メールしてみました*

-------
ひろし「誰なのか?」ニヤニヤ

しんのすけ「父ちゃんには関係ないぞ」

ひろし「ちぇー」

しんのすけ(とりあえず、登録して返事しよう…)

ピピ ピ

----
ひまわり「お風呂上がったー。次お父さん入…」

ひろし「おー」

しんのすけ「…大丈夫…と…。」

ひまわり(お兄ちゃんが笑いながらメール、…?誰かな)

しんのすけ「そーしん…。―って、ひまわり何」

ひまわり「別に…。お兄ちゃん、誰とメールしてるの?」

しんのすけ「関係ないだろ」

ひまわり「いーじゃん!教えてくれたって!私のお菓子食べたくせに!」

しんのすけ「…だから俺はたべてねーぞ!」

ひまわり「教えなさいよ―っ!!」

しんのすけ「ひまは風間君の事だけ考えてればいいんだよ!」

ひまわり(―っ、…は?)

ひまわり「か、風間くんは関係ないじゃん…」

しんのすけ「風間君と付き合ってからひまわりなんかおかしいぞ?」

ひまわり「…―っ、お兄ちゃん意味わかんないし」

しんのすけ「とにかくひまわりには関係ないから!俺2階行くから」

トントン

ひまわり「ちょ―っ!!」

バタン!

ひまわり(何…何なのよ…)
ひまわり「…、お兄ちゃんのばか…」

みさえ「ひまわり?」

ひまわり「…お母さん…」

みさえ「しんのすけ、あれでも一応ひまわりの事心配してるみたいだよ?」

ひまわり「…心配?」

みさえ「そう。最近夜暗くなってから帰ってくるじゃない。まだ中学生なんだからほどほどにね」

ひまわり「ご、ごめんなさい…」

ひまわり(お兄ちゃんが、私の事、心配…?)


ひまわり(―!、だったらちょっとだけでも態度に出してくれればいいのに!怒ってばっかでさ!)

ひまわり(、お兄ちゃんの癖に…)

ひまわり「…むかつく」

ブーブーッ

ひまわり(…携帯、電話かな…)

『 着信中 風間くん 』

ひまわり「―っ!」
ひまわり(風間君から電話だ…。でも今は出る気分じゃないや…ごめんね…)

ひまわり「…はあ」
ひまわり(私だってこれでもおにいちゃんの事心配してるのに…)

なんで通じ合えないのかな…。

現状では鬱SSなのかほのぼのSSなのか判別不可能……!

>>61
いや、他の未来でもしんのすけが救世主になってるのはある
ターミネーターのパロディみたいな奴で、
世界征服しようとしたコンピューターを大人しんのすけがバカな質問連発して混乱させて破壊するって話
救世主になるかどうかはともかく、大人になっても何にも縛られず自由に生きてるってのは確定路線なんだろ

>>102
その話みたいなのをこの前見た事あるけど
しんのすけは子供のままだったし世界征服なんてしようとしてなかったぞ?
ひろしとみさえの脳みそ引きずり出そうとしていたけど

―次の日。

みさえ「ひまわりー!早く起きなさいー!」

ひまわり「う~ん…ねむ…」

みさえ「遅刻しちゃうわよ!」

ひまわり「はあー、めんどくさ…」

ひまわり(…あれ…お兄ちゃんもう制服になってる…)

みさえ「今日しんのすけ早いわね」

しんのすけ「普通だよ」

ひまわり(目、合わせてくれないし…気まずいなあ…)

みさえ「二人とも早く、朝ごはん食べちゃってね!」

ひまわり(やっぱ朝はだるいや…)

ひまわり(お兄ちゃんと2人きりってどうやって過ごしたっけ…)

しんのすけ「…ごちそーさま。」

ひまわり(は、はやっ!!)

スタスタ…

ひまわり(いつもは途中までお兄ちゃんと学校行ってるけど今日は別々なのかな…)
ひまわり(…)

くるっ

しんのすけ「ひまわり。」

ひまわり(ドキッ)
ひまわり「―な、何?」

しんのすけ「待ってやるから、早く準備だぞ」

ひまわり(いつも通りだ…っ)
ひまわり「う、うん!…待ってて!」

ひまわり(よかった―…。普通で…)

しんのすけ「上は大水下は大火事なーんだ」

コンピューター「風呂!」

しんのすけ「ブブー 答えは燃えいている上に雨水がたまってプールみたいになっている家でしたー」

みたいなボケがある奴の事じゃないの?

~♪~♪

しんのすけ(…あいちゃんかな)

ピッピピ

-----
from あいちゃん
本文 おはようございます。しん様!今日放課後暇でしたらケーキ食べにいきません?
-----

しんのすけ(け、ケーキ!)
しんのすけ(久しぶりにあったばっかだし食べにいこう…)

ピ ピ

ひまわり「…」
ひまわり(また少し笑いながら携帯打ってる…。彼女…できたのかな)

ひまわり(って、私には関係ないじゃん!…とりあえす後で昨日の事謝らなきゃ)

ひまわり「…ごちそーさまでした。」

----

みさえ「じゃあ、二人ともいってらっしゃい!」

ひまわり「いってきます~」
しんのすけ「ほーい」

パタン

「「 ・・・・ 」」

ひまわり(どうしよう…沈黙…。とりあえず謝っとこうかな…)

ひまわり「お、お兄ちゃん!!」

ピタッ

しんのすけ「…お?」

ひまわり「あの…昨日はごめん…なさい」

しんのすけ「俺は別に、いいけど」

ひまわり「なっ、ならよかった…!」
ひまわり(よかったあ…)

しんのすけ「ひま、昨日めーるの相手誰だか聞いただろ?」

ひまわり(ドキッ)「ま、まあ…。でももう教えてくれなくていいよ!」

しんのすけ「いいよそんな秘密にする事じゃないし。あいちゃんだぞ」

ひまわり「あい…ちゃん…?」
ひまわり(もしかしてずーっと前に言ってた好き好きって追われてた…?)

しんのすけ「昨日、久しぶりにあってアドレス交換しただけ!」

ひまわり「じゃあ、彼女じゃないんだ…(―ハッ!)」

しんのすけ「彼女?あいちゃんはそんなんじゃないぞ」

ひまわり「…そっかあ…」

しんのすけ「それに俺はお姉さんみたいな人が好き!」

ひまわり「…、…あ、そ…」
ひまわり(お兄ちゃんはほんと意味わかんないけど、とりあえずよかった)

しんのすけ「じゃ。また後で!」

ひまわり「うん。ばいばいっ」

ひまわり「はー。すっきりしたー。」

風間「すっきりしたって何が?」

ひまわり「きゃ、―っ!!?、か、風間、くん!」

風間「おはよう。ひまちゃん」

ひまわり「おはよう。―てか!電話出れなかった…。ごめんね」
ひまわり(本当は、わざと出なかったんだけどね)

風間「ううん。こっちこそごめんね」

ひまわり「次はちゃんと出るね!」ニコッ

風間(ドキ)「~~、あ、あと…」

ひまわり「ん?」

風間「昨日、いきなり、キスして…ごめんね?」

ひまわり「…きす?」

ひまわり(――っ!!、思い出した…)

ひまわり「だ、大丈夫だよ…。」

風間「ならいいんだ…」

ひまわり(どうしよう私。お兄ちゃんの事で精一杯で完全に忘れてた…)

ひまわり「じゃ、じゃあ風間くん高校あっちでしょ?私こっちだから。」

風間「そうだね。じゃあまたね」

ひまわり「ばいばいっ」

ひまわり(まさか、朝から風間君に会うなんて…)

ひまわり(とりあえず私は、早く高校生になりたいな…)

先生「こら!そこの生徒!早く門に入りなさい!」

ひまわり「―っ!ごめんなさいっ…」

----

しんのすけ「…つまんないぞ」

しんのすけ(勉強しなきゃいけないのはわかってるけど授業はどうしてもつまんない)

先生「じゃあ今日から裁縫道具を使ってエプロンを作ります」

一同「「 ええええ~~!! 」」

しんのすけ(エプロンとか…余裕…)

http://s.cinematoday.jp/res/N0/02/37/N0023782_l.jpg
↑大人のしんのすけ

しんのすけ(子供の頃やりすぎたせいかな)

しんのすけ(俺は寝よう…)
しんのすけ(それに放課後は、ケーキだし。あいちゃんつきの)
-----

キーンコーン

さよーなら

ひまわり(これから当分風間君に会えないから放課後暇になっちゃうな…)

「じゃあねひまわりちゃん!」

ひまわり「ばいば~い」

ひまわり(お兄ちゃんは、ほうかご

ひまわり(お兄ちゃんは放課後いつも何してるんだろ…)

「あれ?ひまちゃん?」

ひまわり「…え?」くるっ

なな子「こんにちはー」

ひまわり「な、なな子さんっ!!」

なな子「学校帰りかしら?」

ひまわり「は、はい!なな子さんは?」

なな子「買い物帰りよ。」

ひまわり「そうなんですかー。」

なな子「しんちゃんは元気?」

ひまわり「お兄ちゃんですか?相変わらず元気ですよ!」

なな子「そっかー。子供の頃と違って全然会ってないから、元気そうならよかった。」

ひまわり「はい。今度うちにご飯食べに来てくださいね」

なな子「本とう?ありがと!じゃあまたねひまちゃん。」

ひまわり「はい。また!」

ひまわり(ななこさんは相変わらず美人だなあ…)

ひまわり「帰ろ…」

ひまわり(…―っ、って、あれ?)

ひまわり「あの後姿って…お兄ちゃん!?」

しんのすけ「どこのケーキ屋?」

あい「しん様の好きなところだったらどこでも!」

ひまわり(…しん様?…もしかしてあい…ちゃんかな?)

ひまわり(二人でどこ行くんだろう…ケーキ食べに行くのかな…いいなぁ…)

しんのすけ「ここでいい?」

あい「はい!」

ひまわり(しかも超笑顔だし…むかつく)

ひまわり(―っ、さっさとかえろ!私には関係ないし!)
ひまわり(…それにあの人は彼女じゃないんだ、し…)

ひまわり「って何考えてるの?私!!」

ひまわり「私には風間くんがいるもん…」
ひまわり(…関係、ないんだから…)

ひまわり「ただいまー」

みさえ「あ、おかえり!ひま、ネネちゃん来てるわよ」

ひまわり「えっ」

ネネ「ひーまちゃんっ♪」

みさえ「ネネちゃん西瓜持ってきてくれたのよ。ありがたいわ~」

ひまわり「ね、ネネさん有難う御座います」

ネネ「だからさん付けいらないってば~!」

ひまわり「じゃあ、ネネちゃん…」

みさえ「じゃあゆっくりしてってね!私買い物に行くから。」

ネネ「ありがとです!」

ひまわり「は、はーい…」

眠くなってきた
ひまわり可愛い

西瓜ってすいかですよ

パタン

ひまわり「ネネちゃんは今日…どうしたんですか?」

ネネ「あー…。暇だったのもあるけど…」

ひまわり(ネネちゃんの制服姿可愛い…)

ネネ「私、マサオとわかれそーなんだよねー」

ひまわり「…え…。―っえ!!」

ネネ「あは。驚かないでね。なんか最近上手く行かなくて…」

ひまわり(なんで?この間は仲良しだったのに…)

ネネ「もうわけわかんないよー。マサオのくせにむかつく!」

ひまわり「、そ、そうなんですか…」

ネネ「とりあえず距離おいてるんだー…」

ひまわり「そうなんですか…。ネネちゃんは別れたいんですか?」

ネネ「…まあ、別れたくないわよ」

ひまわり「…意外…。」

ネネ「え?」

ひまわり(―ハッ!)「ご、ごめんなさ…」

ネネ「まあ、子供の頃と比べるとありえないわよね」

ひまわり「…」

ネネ「いつのまにかマサオを格好よくさせて成功してノリで付き合っちゃったんだけどさ…ぶっちゃけ。
   でもいつのまにか好きになっちゃってたみたいだわ」

ひまわり「…マサオくん、ネネちゃんにこんなに愛されてて幸せです」

ネネ「さあ、どうかなあ…」

ひまわり「二人ならまた元に戻れますよ!応援してます」

ネネ「…そう?、ありがとうねひまちゃん」

ひまわり「…いえ…」

ネネ「…ちなみにひまちゃんは風間くんとどう?」

ひまわり「―っ!!…普通、です…」

ネネ「もー!もったいぶらないで教えなさいよ~」

ひまわり「もったいぶってないですよ~!!」

ネネ「そのまま結婚までひとっ走りしなさいよ!」

ひまわり「け、結婚って…。早すぎですよっ」

ネネ「まあとりあえず私とマサオは別れなかったら卒業と同時に同棲するわ」

ひまわり「ど、どうせい!?」

ネネ「そう。前に約束したんだ。」
ひまわり「そうなんですか。」

ひまわり(そういやお兄ちゃんって進路どうするんだろ)

ネネ「なんかマサオの話してたら会いたくなっちゃったよ…」

ひまわり「なら今から会いにいってみては?」

ネネ「…あってくれるかな…」

ひまわり「大丈夫ですよ!ネネさんなら!」

ネネ「…そうだねっ、ありがとう。じゃあお邪魔しました」

ひまわり「いえいえ。気をつけてください」

ネネ「うん。じゃあ…」

ガチャ パタン。

ひまわり(私も、風間くんとこのまま付き合ってたらいつかは同棲とかしちゃうのかな…)

ひまわり(考えらんないや…)

ガチャ

ひまわり(ドキッ)

しんのすけ「ただいまんとひひ~」

ひまわり(お、おにいちゃ…)

ひまわり「おかえりんごじゅーすは100%…」

しんのすけ「…」

ひまわり「…」

しんのすけ「なんかそれ懐かしいぞ!」

ひまわり「そ、そうでしょ?」

ひまわり(子供の頃よくこうやって遊んでたな…)

ひまわり「そういや、今までネネちゃん家に来てたんだよっ」

しんのすけ「おお」

ひまわり「なんかマサオくんとのことで悩んでたみたいだったけど会いにいったよ」

しんのすけ「ほー。そっか」

ひまわり「(ドキン)、お、お兄ちゃんはどこに行ってたの?」

しんのすけ「俺?ケーキ食べてた。あいちゃんと」

ひまわり(やっぱそうだよね…。)

しんのすけ「だからひまわりにもお土産のケーキ」

ひまわり「―えっ…。」

しんのすけ「羨ましがられたら怖いし」

ひまわり「ちょ、もう子供じゃないんだから!!」

しんのすけ「まだ中学生だろ」

ひまわり「お兄ちゃんたら…」

しんのすけ「俺、寝る」

ひまわり「お、おにいちゃ!」

しんのすけ「お?」

ひまわり「ケーキ、ありがとね!」

しんのすけ「へいよ」

ひまわり(えへへ…なんか嬉しいな…)

それから夏休みが来て風間君とは順調に続いて
ネネちゃんはまたラブラブに戻って
ボーちゃんは相変わらず留学したまんまだった。

ひまわり「海行きたいなー」

みさえ「あら、いきたいわねー。あなた家族みんなで行かない?」

ひろし「おー、いいかもな。しんのすけもいくだろ?」

しんのすけ「当たり前。あとシロとシロ1とシロ2とシロ3と…」

ひろし「あーわかったって!みんな連れてくよ!」

ひまわり(シロは子供作っちゃって今では5匹くらいシロと似てる犬がいるんだよね…)

夏休みは普通に楽しかった。
秋。お兄ちゃんの文化祭に遊びにいったり
体育祭も楽しかった。

ひまわり(もう秋だけど…おにいちゃんは進路どうするのかな?)

----
風間「ひまちゃん!」

ひまわり「風間くんっ。お久しぶり!」

風間「やっと塾8日連続おわったよー」

ひまわり「お疲れ様。」

風間「これから進路の準備しなきゃいけないし」

ひまわり「―っ…風間くんは進路どうするの?」

風間「俺?俺は、とりあえず一流の4年制大学通うよ。もちろんひまちゃんと離れるのはいやだから県内。」

ひまわり「か、風間くんったらー!!」
ひまわり(何で、そんなこと簡単にいえるんだろ…)

そして―…

ネネ「ひーまちゃん!」

ひまわり「わあ!…ネネちゃん!」

ネネ「びっくりした?あのねー報告があるんだ!」

ひまわり「?、なんですか?」
ひまわり(なんか嬉しそうな顔…)

ネネ「実は…妊娠しちゃいましたー!!」

ひまわり「…」

ひまわり(にん、しん…?)

ひまわり「えええぇええーーーーー!!」

ネネ「もうすぐ籍入れて、マサオは高校卒業したら就職するんだっ」

ひまわり「そうなんですか…。じゃあネネちゃんは…」

ネネ「私は卒業式出たいから、頑張るよっ!」

ひまわり「そうなんですかっ。頑張って下さい」

ネネ「じゃーねー♪」

ひまわり(ネネちゃん、幸せそうでよかった。)

ガチャ

ひまわり「ただいまー」

みさえ「おかえり。寒くなかった?」

ひまわり「微妙に…。てかお兄ちゃんいる?」

みさえ「いるわよ。居間でテレビ見てるわ」

ひまわり「ちょ、お兄ちゃん!」

しんのすけ「ん?」

ひまわり「お兄ちゃんって進路―…!」

しんのすけ「あ、ひまわり、学校の子からお土産もらったから少しあげる」

ひまわり「…っ、あ、ありがと…」

しんのすけ「俺、シロたちの散歩してくる…」

みさえ「よろしくねー」

パタン

ひまわり(なんか、聞けなかったな…。てかこのお土産美味しい…)

もぐもぐ

みさえ「あ、そういえばひまわり!」

ひまわり「んー?」

みさえ「これから冬でしょ?しんのすけがマフラー買って来てくれたわよ」

ひまわり「…え…これ…?」

ひまわり(超、可愛い…っ)

みさえ「しんのすけのはこの色違いよ」

ひまわり「そ、そうなんだ…ありがと…」

みさえ「しんのすけにちゃんといいなさいよー」

ひまわり「うん!」

ひまわり(最近、お兄ちゃん優しいな…)

----

ガチャ

しんのすけ「ただいまー」

みさえ「ちょっとしんちゃん、早いわよ」

しんのすけ「途中で疲れたからかえって来た」

みさえ「まったくー」

トントン

ひまわり(あっ…お兄ちゃん2階行っちゃう…)

ひまわり「お、お兄ちゃん…っ、ちょ、待っ…」

しんのすけ「ん?」

ひまわり「マフラー可愛いっ。ありがとう」

しんのすけ「おお。どういたまして」

ひまわり(ドキッ)「そ、それだけ…」

パタン

ひまわり(このマフラー…大事に使お…っ)ぎゅ

みさえ「…」
みさえ(しんのすけGJっ)

そして雪が降るほど寒く、真冬になった。

ひまわり「寒くて外出たくないよ~~~っ」

みさえ「仕方ないでしょ!ほらその短いスカートやめなさいよ」

ひまわり「さ、寒くないしっ!!」
ひまわり(いまどき長いなんていやだし)

しんのすけ「ひまー、学校行くぞ」

ひまわり「う、うんっ」

色違いのマフラー。

ひまわり(なんか、嬉しいなっ)

しんのすけ「じゃあ俺ここだから。気をつけていくんだゾ!」

ひまわり「お兄ちゃんもね!」

ひまわり(ってゆっても寒いし、動きたくないよ・・)

ミッチー「もう寒いよお!ヨシリン!」

ヨシリン「大丈夫だよ!二人で居ればあったかいよ!」

ミッチー「もう、ヨシリンったら…///」

ひまわり(ここだけあついな…)

ひまわり「お、おはようございます…」

ミッチー「あら、野原さん家の娘さんじゃない!」

ヨシリン「おはよう。学校?」

ひまわり「はい。相変わらず仲良しですねっ」

ミッチー「仲良しって…///」

ヨシリン「当たり前だろっ///」

ひまわり「じゃ、じゃあまた…」

ひまわり(なんかあの二人にはついていけないや…)

-----

「ばいばーい」

ひまわり「また明日~!」

ひまわり(今日も普通に終わっちゃったな…。まあ平和がいいんだけど)

風間「ひまちゃん!」

ひまわり「か、風間くん!どうしたの?学校まできて…」

風間「一緒に帰ろうと思って待ってた」

ひまわり「そうなんだあ。じゃ一緒にかえろ?」

風間「うん。」

風間「そのマフラー可愛いね。買ったの?」

ひまわり(―ドキッ。)
ひまわり「あ、ありがとう。違うよ。お兄ちゃんにもらったんだ…っ」

風間「へー。しんのすけがかあ。あいつ意外にセンスいいよな」

ひまわり「で、でしょ!?自慢のお兄ちゃんだよ…」

風間「相変わらず仲良くていいな」

ひまわり「お兄ちゃんと色違いなんだよー」

ひまわり(…おにいちゃんの事自慢しちゃった…っ)

風間「そのうちしんのすけに乗り換えるなよー!」

ひまわり(の、乗り換え…?)

ひまわり「お、お兄ちゃんなんだし!ありえないよー風間くんったらー」

風間「そうだな。ってかさ…俺達将来、結婚…しない?」

ひまわり「あははー。そうだねっ…って―…え?」

風間「あ、ごめん。まだひまちゃん中学生だし…」

ひまわり「…」
ひまわり(け、っこん―…)

ひまわり(そうだ。いつかはお兄ちゃんと離れなきゃいけないんだ―…)

風間「今のはためにし言っただけだから。気にしないでね」

ひまわり「う、うん…」

胸がざわつく。

ひまわり(なんか、私お兄ちゃんに依存してるのかな―…?)

風間「じゃあまた明日ね!さっきは変な事言ってごめん」

ひまわり「…大丈夫だよ。ばいばいっ」

ガチャ

ひまわり「…はあ…」

ひまわり(―どうしよう。私今、―すごい動揺してる―…)

しんのすけ「ひまわり?何してんの?」

ひまわり「―っ、別に…。ちょっと寒かっただけ」

しんのすけ「早く部屋に入った方がいいゾ」

ひまわり「そだねっ。あーこたつきもちーぃ」

しんのすけ「そだな」

ひまわり「そういえばお兄ちゃんってよくケツだけ星人とかやってたよねー」

しんのすけ「―っ!俺は…やって…ないぞ…」

ひまわり「あ、もしかして思い出すの恥ずかしいとかー?」

しんのすけ「一瞬の迷いだ」

ひまわり「お兄ちゃん意味わかんないよっ!あはは」

しんのすけ「みかん食べる?」

ひまわり「食べる!」

しんのすけ「ちょっと待ってて」

ひまわり「ごめんね、ありがと」

ひまわり「…、…あれ?」
ひまわり(お兄ちゃんの座っていた横に鞄…?)

ひまわり(学校帰ってきたばっかりなのかな…みちゃお…)

ひまわり「…わっ」
ひまわり(あんまり入ってないよ…。勉強しないのかな…。)

ひまわり「ん?」

ひまわり(…なにこの封筒…)

ひまわり(んーと…東京○○大学…?なんで東京…って―…)

ひまわり「―っ!!!」

バタバタッ!!

しんのすけ「ん?ひまわりどうした?」

ひまわり「お兄ちゃんっ…これっ!!」

しんのすけ「―っ!!な、何見て―っ」

ひまわり「東京の大学行くってどういうこと!?」

しんのすけ「―っ…」

ひまわり「卒業したらあっちで暮らすんでしょ?!」

しんのすけ「ちょ、ひまわ…」

ひまわり「私…お兄ちゃんはずっと傍にいると思ってた…」

しんのすけ「…」

ひまわり「風間くんは…私の傍にいたいから県内なんだって…だから」

しんのすけ「俺は―っ」

ひまわり「お兄ちゃんは…離れても…い…い…っ」
ひまわり(どうしよう、私最悪だよ…。県外の大学行く事なんて普通に良くある事なのに…)

ひまわり(私、馬鹿みたい…。)

しんのすけ「…。」

ひまわり「ごめん、なんでもないや…。勝手にみてごめ…」

しんのすけ「ひまわり。」

ひまわり「っ!」

しんのすけ「東京なんて近所だぞ。今とあんまり変わらないぞ」

ひまわり「―でもっ、その書類にはあっちで一人で住む―って…」

しんのすけ「それは母ちゃんが一人暮らしの勉強しなさいって」

ひまわり「―っそんな」

しんのすけ「もう会えなくなるわけじゃないんだぞ!」

ひまわり「…それでも私は寂しいもん…」

しんのすけ「…ボーちゃんだって今頑張ってる。俺だってみんなのためになるような仕事がしたい!」

ひまわり「お、にいちゃ…」

しんのすけ「オラは強いんだゾ!!…じゃなくて俺…」

ひまわり「…あはっ。子供の頃の口調に戻ってる…っ」

ひまわり(そう。そうだよね―…。お兄ちゃんはただ少しの間だけ離れるだけで…)

しんのすけ「だからひま。お前も俺のあとについていくんだ!」

ひまわり「―っ、…ふふっ。わかったよ…!」

しんのすけ「よし!それでいいんだ!」

ひまわり「お兄ちゃん、馬鹿みたい…」

ガチャ

みさえ「だたいまーってあれ?どうしたの二人とも…」

しんのすけ「あ、母ちゃんおかえり」

ひまわり「おかえり…」

みさえ「その書類っ!しんのすけ、ひまわりに見せたの!?」

しんのすけ「ひまわりが勝手にみた」

ひまわり「えへへ…」

みさえ「そ、それで…」

しんのすけ「大丈夫だったぞ」

みさえ「ほんとう?よかったー。ひまわり、しんのすけにべったりなんだもん」

ひまわり(べっ、べったり!?…嘘…)

みさえ「ひまわり、一緒にしんちゃん応援しようね」

ひまわり「うん!…頑張ってね!」

しんのすけ「当然」

ガチャ

ひろし「しんのすけー!!!合格おめでとー!!!!」

みさえ「あ、あなた!!そんなにご馳走…」

ひろし「たまにはいいじゃないか」

しんのすけ「おー!チョコビもある!」

みさえ「相変わらず好きね」

-----

ひろし「あーおなかいっぱい!俺眠い…」

みさえ「さて、片付けなきゃ!あなたはお風呂入って!」

ひろし「へーい」

ひまわり「…ねえお兄ちゃん。」

しんのすけ「…ん?」

ひまわり「東京の大学いくのはわかったけど…将来何になりたいの?」

しんのすけ「…まだ、秘密」

ひまわり「なんでよー」

しんのすけ「叶ったら教える」

ひまわり「まあいいや。頑張ってね」

しんのすけ「ほい」

ひまわり(本当は正直、寂しい…。この家にほぼ毎日お兄ちゃんがいないって考えるだけで泣きそうになる。
    けど私がこんなんじゃだめだよね!…頑張って、お兄ちゃん)

----

風間「え!?しんのすけ東京の大学いくのか?」

ひまわり「そうみたい。」

風間「ひまちゃんはいいのか?」

ひまわり「うん。寂しいけどお兄ちゃんが決めたことだし」

風間「そっか。ひまちゃんがそういうなら俺も応援するよ」

ひまわり「ありがとう!お兄ちゃん喜ぶよっ」

風間「そうだな。俺も頑張らなきゃ!」

そして私の卒業式とおにいちゃんの卒業式を終えて。
もうすぐ春が来ようとした―。

みさえ「しんのすけ!電車遅れるわよ!」

しんのすけ「あと、チョコビ3個…よし完了だぞ!」


今日はお兄ちゃんが東京に住み始める日。
皆で一緒にホームまでお兄ちゃんを送る。


ネネ「しんちゃん…っネネの事忘れないでね!」

マサオ「たまにはカスカベ戻ってきてね!!」

風間「しんのすけ…。頑張って来いよ」

みさえ「ゴキブリ出てもゴキジェットで一発よ!」

ひろし「ちゃんと寝るんだぞ」

お兄ちゃんはそれぞれ皆に一言ずつ返事をした。
最後までお兄ちゃんは元気だった。

>>298 修正 私の卒業式=私の学校の卒業式 

『 上り行きの電車が発車いたします。
  しまるドアにご注意ください 』

ひまわり(―…あ。もうすぐ行っちゃう…)

しんのすけ「ひまわり。」

ひまわり「―っ!!」

お兄ちゃんは私の頭の上に手を置いて
なでてくれた。

ひまわり「お、にいちゃ…っ」

しんのすけ「…すぐ帰ってくるよ。風邪引いちゃ駄目だゾ」

ひまわり「う、うん…!」

プシュー
ガタンゴトン

風間「いっちゃったな…」

ひまわり「大丈夫だよね…。」


お兄ちゃんならきっと大丈夫。
だって私のお兄ちゃんだもん。

―お兄ちゃん。
次会った時は、ケツだけ星人見せてね。


     ―END―

読んでくれてありがとう。
あいちゃんどうしようかと迷った…。

後日談書こうかな

あいちゃんのことは余裕があったら書く
じゃあちょっと待っててください

>>1乙!
冗談抜きで読みたい
頼む

―しんのすけが東京へ行って2ヵ月後の5月。

みさえ「ひまわり、何書いてるのー?」

ひまわり「お兄ちゃんに手紙!」

みさえ「あら、いいじゃない。しんちゃん頑張ってるかなー」

ひまわり「頑張ってるよ!」

-----------------
お兄ちゃんへ

お元気ですか?私は元気です。
東京ってやっぱにぎやかかな?
それとも意外に静かだったり?
私も東京に1年くらい住みたいな

お兄ちゃんは学校なれた?
私はクラス替えして新しい友達も
出来ました
---------------

ひまわり「この続きどうしよう…うーん…」

ひまわり「沢山書きたいことあるのに…上手くまとめらんない…」
ひまわり(それに風間君はどうなのかな…)

~♪~♪
ひまわり「で、でんわ!」

------
着信中 ネネちゃん
------

ひまわり「ね、ネネちゃん!」

ピッ
ひまわり「もしもしっ」

ネネ『もしもし~今大丈夫?』

ひまわり「大丈夫です!どうしたんですか?」

ネネ『一応報告!今順調に赤ちゃん大きくなってて性別わかったんだあ』

ひまわり「そうなんですか!男のこ?女の子?」

ネネ『ふふ~。女の子!』

ひまわり「きゃー!可愛らしいですねっ」

ネネ『そうなの~。生まれてくるのが楽しみでさ!』

ひまわり「生まれたら2番目くらいに抱かせてくださいっ」

ネネ『いいよ~。ひまちゃんは2年生になったんだよね?』

ひまわり「はい!そうですよ」

ネネ『今のうちに楽しんどきなよ!』

ひまわり「はい。頑張りますっ」

ネネ『じゃあまた何かあったら電話するねっ。頑張って』

ひまわり「ありがとうございます。では~…」

ピッ

ひまわり「赤ちゃん…かあ…。いいなあ…」

何が楽しいのかよく分からない…普通過ぎて

>>339
でてけ屑

ひまわり「~~じゃなくて!!早く書こう!早く読んで欲しいもんっ」
ひまわり(とりあえず、最近の状況と…あと最後にあれ書こお!)クス

ひまわり「お兄ちゃんに逢いたいな…行っちゃおうかな…」

ひまわり(だめだめ!夏休みまで我慢するの!)

~♪~♪

ひまわり(あ、また…)

------
着信中 風間くん
------

ピッ
ひまわり「もしもし?」
風間『もしもし?ひまちゃん?』

ひまわり「風間くん!どうしたの?」
風間『今日の夕方空いてる?会いたいなーって』

ひまわり「そ、っか!空いてるよ~。どうする?」
風間『俺ん家来る?』

ひまわり「でも…(お母さんとか…)」
風間『ちょうど誰もいないからさ!』

ひまわり「でも…(お母さんとか…)」
風間『ちょうど誰もいないからさ!』


キタ――――(゚∀゚)―――― !!!!

ひまわり(別に行っても大丈夫だよね…)

ひまわり「じゃあ行くよっ」

風間『わかった。4時くらいに迎えに行く』

ひまわり「はーい。じゃあ…」

ピッ

ひまわり(そういや、初めて家行くなあ…緊張する…)
ひまわり(それより、手紙!)

----

マサオ「はあ~仕事疲れた~」
マサオ(そういや、しんちゃんが頑張ってるかな…)

マサオ「腹減ったからコンビニよろう…」

「あら?マサオじゃない。」

マサオ「…え」

あい「覚えてるかしら?」

あいちゃんキタ――――(゚∀゚)―――― !!!!

マサオ「もしかして―…!あいちゃんっ!!」

あい「あら、覚えてたの。よかったわ。」

マサオ「あ、うん…っ」
マサオ(そういや元好きだった人なんだよな…)

あい「マサオ変わったわね。ヤンキーデビューかしら?」

マサオ「まあ色々ネネちゃんにさ…」

あい「…付き合ってるのかしら?」

マサオ「うん。一応。」

あい「幸せそうでなにより。それよりしん様って東京行ったの?」

マサオ「そうだよ。あいちゃん知らなかった?」

あい「聞いたけどほんとうだとは思わなかったわ」

マサオ「そうなんだ…。今は一人暮らしだよ」

あい(―っ!!一人暮らしっ…チャンスじゃない?)

マサオ「あ、もしかしてまだしんちゃん狙ってるの?」

あい「…黒磯…。」

黒磯「はい。」

あい「近いうちにしん様の住んでいる場所へ行くわよ」

マサオ「ちょ、あいちゃ…」

あい「いい情報をありがとう!まさお!」

バタン!ブロロロ…

まさお「…いっちゃった…」

ガチャ

ひまわり「風間くん!お待たせ…」

風間「ううん。じゃ行こう」

ひまわり「う、うん…っ」
ひまわり(今日は家だからなんか緊張する…)

風間「家にロールケーキあるけど食べる?」

ひまわり「―っ、食べる!」

ひまわり(やったー。ケーキ♪)

風間「これが僕のロールケーキさ・・・」

ひまわり(かりんとう・・・?)

ガチャ

風間「どうぞ」

ひまわり(―ドキッ)「お邪魔します…」
ひまわり(普通通りにしなきゃ―っ…)

風間「はい。ケーキ」

ひまわり「美味しそう…っ!いただきまーす」

がぷっ

風間(ひまちゃんはかわいいな…)

ひまわり「あれ?風間くんは食べないの?」

風間「俺はいいよ。」

ひまわり「そお?美味しいのに…」

風間「ひまちゃん」

むしゃむしゃ

ひまわり「え?」

グイッ
ぺロ

風間「ほっぺにクリームついてたよ?」

ひまわり「―っ!!!!」

ひまわり(ちょ、ほっぺなめ…っ!てかいまどきこんなの―…っ//)

あい「しん様… 私しん様に抱かれる為に純潔を保っておりました…」

しんのすけ(重い…)


こんな展開まだ?

ひまわり「あ、ごめん…気をつける」

ひまわり(照れすぎて顔が燃えそう…)

ひまわり「あー、おなかいっぱい!ごちそうさまっ」

風間「いーえ!」

ひまわり「風間君の部屋ってどれなの?」

風間「見たいの?」

ひまわり「見たい!」
ひまわり(どんなのか興味あるし…)

ガチャ

ひまわり「わー!青ばっか!」

風間「青好きなんだよ」

ひまわり「風間くんっぽい!」

風間「そうか?はは」

ひまわり「ベッドぱふぱふ~!私の家ベッドじゃないんだよねー」

風間(そういやしんのすけも前こんなこと言ってた様な…)
風間「寝てもいいよ?」

ひまわり「じゃあ10秒間だけ寝かせてー」

ばふんっ

ひまわり「うー、きもちーい」

風間(…ドキ…)

ひまわり「はい。10秒たったー。ありがとね!…って…」

ドサッ

風間「…」
ひまわり「…か、ざまくん…?」

ひまわり(え?何で?…なんで私押し倒されて…?)

風間「俺…」

ひまわり「…ど、したの…?」

ぎゅ…

ひまわり「風間く…手首痛いよ…」

風間「俺…ひまちゃんが好きだよ」

ひまわり「かざま…―ンッ!!」
ひまわり(き、キス…!?力強い―…)

風間「ちゅぱ…ん…」

ひまわり「ふっ…ぅ、んん…」
ひまわり(く、苦しいよ…っ!)

ひまわり「――っ…はぁ、はぁ…」

風間「―っ…」

ひまわり「風間く…なんで…」

風間「ごめん、俺抑えられなかった」

ひまわり(―ドキンッ…)

風間「だかれ俺、ハグ…だけで我慢する」

ひまわり「―…っ」

ぎゅ

風間「…ひまちゃん好きだよ…」

ひまわり「…うん…」

風間君はそれからハグ以上の事はしてこなかった。

----
風間「ひまちゃん今日はありがと」

ひまわり「ううん。こちらこそ!」

風間「送っていかなくても平気なの?」

ひまわり「うん!寄るとこあるし…」

風間「…わかった。じゃあまたね」

ひまわり「うん!」

パタン

ひまわり(今日はびっくりしたな…。感触が残ってる)

ひまわり(とりあえずお兄ちゃんにかいた手紙ポストに入れなきゃ…)

私は手紙を入れた後手を合わせた

ひまわり(無事、お兄ちゃんのもとにとどきますよーに)

ひまわり(何だかんだ私ってお兄ちゃんが一番大切だったりするのかな―なんて)

ガチャ

ひまわり「ただいま」

みさえ「おかえりー。食べるでしょ?」

ひまわり「うん!」

ひろし「今日はマーボー豆腐だぞ」

ひまわり「やったあ♪」

そして私は明日に備えて食べた後すぐに寝た―…。

―2週間後

ひまわり(もう手紙届いてるよね…?めーるとか電話来るかな…)

みさえ「ひま!早く準備しないと遅れるよ!」

ひまわり「はあい」
ひまわり(そのうち、何かしら連絡くるよねっ)

しんのすけ(もう朝か…。…?手紙?)

カシャン
しんのすけ「―っ!!ひまわり!?」

今すぐにでも内容を読みたかったが時間が
ないため、帰ってから読むことにした。

-----
「ひまちゃんばいばーい」

ひまわり「うん、ばいばい!」

ひまわり「結局…電話もメールもなし…か」

ひまわり(結構寂しいなあ…。)

マサオ「あれ、ひまわりちゃん?」

ひまわり「―!、まさおくんっ。」

マサオ「学校帰り?」

ひまわり「はい。まさおくんはお仕事?」

マサオ「ああ。ネネ、もうすぐお母さんになるしな」

ひまわり「そうなんですか…頑張って下さいね!」

マサオ「おう!じゃあな」

しんのすけ「あー疲れたぞ…」

ガチャ ばふんっ

しんのすけ「もう動きたくない…」
しんのすけ(そういや、手紙…!!)

ガサガサ

しんのすけ(…ひまわり元気そうでよかった…。つーか最後の分いらないぞ…)

ピンポーン。

しんのすけ「ほーい?」

ガチャ

最後の分× 最後の文○ 修正です すみません

しんのすけ「あ、あい…っ!」

あい「しん様。お久しぶりですわ」

しんのすけ「なんで…!!」

あい「一日お泊りしにきたの。いいでしょ?」

しんのすけ「勝手に入るなよ…」

あい「あら、手紙読んでたの?」

しんのすけ「―おい!」

あい「相変わらず妹さんと仲いいのね」

しんのすけ「あいちゃんには関係ないぞ」

あい「そろそろ、兄妹離れしたらどう?」

しんのすけ「…何言ってるの」

あい「私と…付き合いませんか?」

しんのすけ「…」
しんのすけ(もしかして幼稚園からずっと俺の事…)

あい「しん様を追いかけてずっとですわ。幼稚園の頃はしん様、意味わかってなさそうでしたから…」

しんのすけ「俺、そーゆーの興味ない」

あい「しん様!ちゃんと私と向かい合って欲しいです」

しんのすけ「俺疲れてるからもう寝る。勝手にそこらへんに寝ていーゾ」

あい「―っ!!!」

ドサッ

しんのすけ「―お…?」

あい「なんで、私の気持ち…わかってくださらないの?」

しんのすけ「あいちゃんは美人だしお金持ちだから他でもモテるぞ」

あい「あいはしん様じゃなきゃ駄目なの…!ひまわりちゃんじゃなくて私を見て…」

しんのすけ(今日は疲れたから反論できる力がない…)

あい「このままいくと唇重なるけどいいのです?」

しんのすけ「…俺の事好き、なんだろ」

あい「ええ」

しんのすけ「…好きにしたらいいよ」

しんのすけ「…ん…」

あい「ちゅ…っ、ん…っ―」

しんのすけ(あいちゃん体震えすぎ…)

あい「―っふ…はぁ…」

しんのすけ「どうしたの?」

あい「あいは嬉しすぎて…」

しんのすけ「俺は年上の姉さん以外興味ない」

あい「―っ!!あいが本気にさせてみせます!」

しんのすけ(まあ、無理だけど…)

あい「ちゅ―ンッ、ぺろ…ん…」

しんのすけ「ん…」
しんのすけ(まあ年上に興味があるって言ったけど一人だけ特別な人いるけど)

しんのすけ(恋愛の好き、とは違うけど)

あい「―…っ、」

しんのすけ「…?あい…?」

あい「す、すみません…しん様…」

あい「無理矢理…、」

しんのすけ「…俺は別に、いいぞ」

あい「あいもしん様の隣に寝ていいですか…」

しんのすけ「狭いけどどうぞ」

あい「…はい」

あい(こんな方法でしん様の心を奪うなんてだめ…。もっとちゃんとした方法
探さなきゃ…)


しんのすけ「あいちゃん、おやすみ」

あい「おやすみ…」

朝起きるとあいちゃんの姿はいなくなっていた。
けどお詫びなのか知らないけどもちがおいてあった

しんのすけ(これから毎朝餅にするか…)

時間は10:45。

しんのすけ(今日は学校サボろう…)

ピンポーン

しんのすけ「誰」

ガチャ

しんのすけ「―っ!!」

俺の目の前にはさっき言った
一人だけ特別な人がいた。

ひまわり「お、お兄ちゃん…えへへ…」

しんのすけ「なんでひまがここに…!」

ひまわり「お兄ちゃんが、手紙の返事よこさないから…」

しんのすけ「学校は…」

ひまわり「やすんだ!」

そう言って照れるひまわりをみて愛しくなった。

これが兄妹愛ってやつか…?


ひまわり「それでさ手紙の最後の一行に書いたじゃん!」

しんのすけ「…ああ。見たけぞ」

手紙の最後の一行に書かれていたのは
次あったときにケツだけ星人をやれということ。

ひまわり「会ったんだから見せてよ!ね?」

しんのすけ「しかたねーなあ…」


俺がそういうとひまわりは
はしゃぎだした。

しんのすけ(かわいーなー…)

しんのすけ「じゃあちょっとだけだゾ」

ひまわり「わかってる!」


そう言って俺は少しずつズボンを下ろした。

あ。

今からやるケツだけ星人はひま専用なので
当分皆さんに見せるつもりはありません。


  ―END―

あああああ ごめんなさいでした

読んでくれてありがとう!!楽しかったですよ

俺はBADENDと捉える(´・ω・`)

まさお×ネネ

マサオ「天気いいと散歩もいいねー」

ネネ「…ねーえ、マサオ」

まさお「何、ネネ。」

ネネ「このおなかの子、元気に生まれてくるかな…」

まさお「ネネの子供なんだから元気だろ」

ネネ「まさおがそういうんだからそうだよね!」

まさお(―キュン…)

ネネ「早く会いたいな―…!」

まさお「…」

俺はおかしい。

子供の頃ままごととか無理矢理付き合わされた
この女を可愛いと思うなんて病気だ。

ネネ「まさお、私幸せだよ」


次の瞬間二人の影が重なった。

まさおネネのワンシーンみたいなのかいてみた

ありがとうございましたー
また機会があったら書きますね

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