一夏「四人を無視し続けるとどうなるか」(208)

一夏「ふあああ、よく寝た」

ラウラ「Zzz」

一夏「時間あるし朝は自炊するか」

ジュワー

ラウラ「ん・・・起きていたのか一夏」

一夏「・・・」

ジュウウ

ラウラ「料理を作っているのか、気が利くな一夏」

一夏「・・・」

カタ コトッ

一夏「いただきます」

ラウラ「ん?自分のしか作らなかったのか」

一夏「ぱくぱく」

ラウラ「急に来たから用意できなかったのか?」

一夏「ごちそうさま」

ジャーがしゃがしゃ

ラウラ「それでは私は別に朝御飯を食べに行ってくる」

一夏「・・・」

ラウラ「すまないな、理由はわからないが怒らせてしまった」

一夏「・・・」

バタン

ラウラ「・・・もしもしクラリッサか、私の嫁を怒らせてしまったんだが、どうすればいいんだ」

セシリア「あっ、一夏さーん」

一夏「・・・」

セシリア「一夏さん、授業まで私とお話しましょう」

一夏「・・・・」

セシリア「・・・朝食を二人分作ったのに相部屋の方は残してしまいますの
      若いうちにダイエットなんて健康に悪いと思いません?」

一夏「・・・・」

セシリア「ちょっと一夏さん、聞いてますの?」

一夏「・・・・」

セシリア「一夏さん、どうしましたの?返事くらいなさったらどうです」

一夏「・・・」

セシリア「一夏さん、人と会話するときは目を合わせるのが礼儀ですわ」

一夏「・・・」

セシリア「こっちを向いてください」

一夏「・・・・」

セシリア「な、一夏さん、私が見えてませんの?目線が全く動いてませんわ」

ガラガラガラ

千冬「授業を始める」

一夏「おっ、授業だ」

セシリア「他の物は見えてますのに・・・私だけ眼中に無いのですね・・・」

箒「一夏、ちょっといいか」

一夏「・・・・」

箒「どうしてセシリアに返事をしなかったんだ」

一夏「・・・」

箒「聞いてるのか一夏!」

バン

一夏「・・・」

「何?ケンカ?」

一夏「みんな、何でもないから心配するな」

箒「なんでもないわけ無いだろ、話を聞け、殴るぞ」

一夏「・・・」

一夏「・・・」

箒「まだ無視を続けるのかこのっ」

バコッ

一夏「・・・」

セシリア「箒さん、ケンカは駄目ですわ」

箒「止めるなセシリア、この馬鹿は放っておくとどんどんつけあがるぞ」

「箒ちゃん、暴力は駄目だよ」
「落ち着いて、何があったか話してよ」

一夏「おいおい、けんかすんなよお前ら」

ボコッ

箒「誰のせいだっ」

セシリア「箒さん、駄目ですって」

シャル「一夏、頭殴られてたけど大丈夫?」

一夏「・・・」

シャル「一夏ぁ、顔が怖いよ、もっと笑ってよ」

一夏「・・・」

シャル「ねえ、こまったことがあるなら相談してよ」

一夏「・・・」

シャル「ねえ、笑おうよ一夏」

一夏「・・・」

シャル「返事してよ一夏、寂しいよ」

一夏「・・・」

シャル「一夏・・・なんで?」

シャル「一夏、どうしてそんなに怒ってるのか知らないけど」

シャル「話す気になったらいつでも来てね」

一夏「・・・」

シャル「聞いてるのかわからないけど・・・」

一夏「・・・」

シャル「じゃあもう戻るね」

一夏「・・・」

千冬「それでは授業は終わりだ」

セシリア「一夏さーん、昼ごはんたべませんか?」

一夏「・・・・」

箒「一夏、貴様まだ・・・」

シャル「待ってよ箒、ラウラの話だと一夏は朝からこうらしいんだ」

セシリア「昨日は放課後はみんなで仲良く話してましたわね」

シャル「うん、その間になにか原因があったんじゃないかって思うんだけど」

箒「一夏、何があったのだ」

一夏「・・・」

箒「無視するな、殴られたいのか」

シャル「だから箒、駄目だって」

ラウラ「いや、放置してみるのも手だ」

シャル「ラウラ、そんな事したら」

ラウラ「危なくなったら止める、何かわかるかもしれない」

箒「一夏、返事をしろ!」

一夏「・・・」

バシン

箒「これでも返事しないのか?もっと強いのいくぞ」

ゴツッ

一夏「・・・・」

千冬「何をしている!」

箒「あ・・・」

一夏「あっ、千冬姉だ」

シャル「・・・」

千冬「箒、こっちへ来い」

箒「せ、先生、違うんです、一夏が」

千冬「言い訳は聞かん、早く来い」

シャル「あっ、箒が戻ってきた」

箒「はぁ、はぁ」

ラウラ「よく生きてたな」

箒「どうにかな」

箒「それで、一夏の様子はどうだ?」

セシリア「変わりませんわ」

シャル「もう八方塞がりだよ」

箒「こうなったら逆にこっちから無視するのはどうだ?」

セシリア「いいですわね、しばらく離れれば私の有難みがわかるはずですわ」

シャル「よし、じゃあみんな、一夏を無視しよう」

「おー」

シャル「なんてね、僕は一足先に一夏の悩みを解決してあげるんだ」

コンコン

シャル「一夏ーちょっと遊ぼうよ」

一夏「・・・」

シャル「あっ、一夏映画見てるんだ、僕もその映画見てたよ」

一夏「・・・」

シャル「一夏、主人公がそのドア開けたら怪物が出てくるよ、驚かないでね」

一夏「・・・」

ガチャ ギャーオ

一夏「」びくっ

シャル「あはは一夏、わかってるのになんで驚くんだよ」

ぴっ

シャル「どうだった?面白かった?」

一夏「のほほんさん、終わったぞ」

のほほん「ほっ、怖かったよ」

一夏「中盤から殆ど見てないだろ」

のほほん「怖すぎて見れなかったよ」

のほほん「あれ?シャルロット君もいる」

シャル「のほほんさん、いたんだ」

一夏「・・・」

一夏「そうだ、夕飯作ろうか?」

のほほん「え?いいの?」

シャル「一夏、僕も手伝うよ」

のほほん「おりむーとシャルロット君は仲いいね」

シャル「えへへ、そうかな?」

一夏「・・・」

コン コン コン

シャル「大根切ったよ」

一夏「・・・」

ポイ

シャル「・・・っ」

コン コン コン

グツグツ

シャル「あ、僕用事出来たから帰るね?」

のほほん「バイバーイ」

一夏「・・・」

シャル「・・・」

箒「・・・まだ帰ってないのか」

ガチャ

鷹月「ただいま箒ちゃん」

箒「お帰り」

鷹月「箒ちゃん、今日は用事があるから先に夕飯食べてていいよ」

箒「用事って、どんな用事だ?」

鷹月「織斑君の部屋で集まりがあるんだ、箒ちゃんも行けばいいのに」

箒「いや・・・私は」

鷹月「仲直りしなよ、喧嘩は良くないよ、それじゃあ私は行ってくるから」

バタン

箒「・・・・」

箒「寂しいな・・・」

「昨日は楽しかったねー」

一夏「そうだな」

「鈴音さんのアレは盛り上がったわよね」

一夏「え?」

「ああ、鈴音さんが来たときは織斑君はもう寝てたよ」

「ああ、そうだったっけ?実はねー」

一夏「あはは、それは面白いな」

ワイワイガヤガヤ

セシリア「シャルロットさん、全然効果無さそうですわ」

シャル「うーん、一夏は人気だからなあ」

セシリア「もう無視する作戦は辞めにしません?」

シャル「でも無視をやめても結局一夏は無視をするだろうしな」

セシリア「でも、箒さんは頑なに約束を守って一人ぼっちになってますわ」

シャル「そうだね、もう自由にしようか、でもこれからどうしよう・・・」

ラウラ「いい情報を手に入れたぞ」

シャル「!」

ラウラ「一夏は私達のことが見えなくなる病気らしい」

セシリア「そんな病気がありますの」

ラウラ「うむ、それで昨日amazonでそれを治す薬を買ってきた」

シャル「コレを飲ませれば一夏は・・・」

そんな病気あるのかよ!

>>100
あったらスレタイ無視も甚だしいだろjk

セシリア「それではいきますですの、ぽーんぽーん」

千冬「モンスターボールぽーん!!」

ラウラ「うっ・・・ぐすっ・・・ひっぐ」

シャル「第悶着!」

       箒

ミスった

ここからどういう展開に行くかいろんなパターンを考えて書いていたんだ

なんだ、もしかして書きためあるのに時間空けて投下してるのか?

篠ノ之箒ちゃんかわいすぎワロタwwwwwwwwwwwwwwwww
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/06/13(月) 15:07:22.90 ID:5CmsI/Op0
目を覚ませ

↑ちょっとワロタ

ヴィータ「お前らVITAVITAうるせーよ!」 なのは「は?」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/06/13(月) 11:01:58.37 ID:5CmsI/Op0
うわつまんね

授業中どうやってねむけおさえてた?
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/06/13(月) 01:38:44.44 ID:5CmsI/Op0
行かなきゃいいじゃん

女って目だけ綺麗なら可愛い扱いされるから生きるの楽そうだね
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/06/13(月) 08:17:24.62 ID:5CmsI/Op0
そうだね

小3の娘にパソコン貸してみたら
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/06/13(月) 08:13:27.86 ID:5CmsI/Op0
ははは

美琴「もし・・・生まれ変わることができたなら・・・」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/06/13(月) 08:43:55.83 ID:5CmsI/Op0
オワコン

ピッチャー皮かぶって第一球剥けた
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/06/13(月) 08:33:39.17 ID:5CmsI/Op0
つまんね

他人に厳しすぎワロタwwwwwwwwwwww

セシリア「お、思い立ったが吉日ですわ、早く飲ませましょう」

セシリア「一夏さん、コレを飲んでください!早く!」

一夏「・・・」

シャル「駄目だよセシリア一夏は反応しないから押しこむくらいでなきゃ」

セシリア「そ、そうですわね、それでは押し込みますわ」

一夏「・・・」ゴクン

セシリア「飲みましたわ」

シャル「やった、ラウラ、どれくらいで効果が出るの?」

ラウラ「1時間きっちり、と書いてある」

セシリア「それでは授業が終わった頃にはもう・・・」

千冬「それでは授業を終わりにする、解散」

セシリア「一夏さん、一夏さん、私のことわかりますか?」

一夏「・・・」

セシリア「いちか・・・さん・・・そんな・・・」

シャル「もう確実に1時間経ってるよね」

ラウラ「説明書は何度も目を通した、効果はあるはずなのに・・・」

シャル「もしかしたら一夏はもう僕たちを・・・」

箒「あきらめるな、何か原因があるはずだ、薬余ってるか?」

ラウラ「ああ、念のため10個注文しておいた」

箒「私の姉なら、この薬を解析できるはずだ」

箒「姉は結果が出たら電話すると言っていた、みんなは静かに聞いててくれ」

セシリア「わかりましたわ」

PLL

箒「来たっ、はいもしもし」

束「もすもすーこの薬はよく出来てると思うよ」

箒「そうなのか、では何故・・・」

束「多分ねー一夏がその薬を無視してるんだと思うよ」

箒「そんな事があるのか・・・」

ガチャ

セシリア「・・・どうすればいいんでしょう」

ラウラ「薬を作用させるにはまず私達を無視することを解決しなければいけないのか」

シャル「でも解決するためには薬を飲まさないといけないけど」

セシリア「無視されないようにならなきゃいけませんわ・・・」

箒「それなら、一夏が無視を始めてから作ってくるようになった自分の弁当に
  薬を混ぜるのはどうだろうか、私達がやったと悟られなければいい」

シャル「それいいね、でも念には念を入れて別の人に混ぜてもらおう」

セシリア「ふふ、明日が楽しみですわ」

翌日

セシリア「一夏さーん」

一夏「!」

一夏「・・・」

箒「駄目なのか・・・」

シャル「いや、でも様子が変だよ」

セシリア「一夏さん、一緒に帰りましょ」

一夏「」プイ

スタスタ

箒「おお、意図的に無視している」

ラウラ「」プイ

めちゃくちゃかわいいんだけど

箒「やったぞ・・・一夏、一緒帰ろう」

一夏「・・・」

箒「寂しかったのだぞ、一夏が無視してたときは」

一夏「・・・」

箒「おい聞いてるのか一夏」

バシン

一夏「んぐ・・・」

箒「なあ、お前は私のことが嫌いなのか・・・」

        , イナ=、-、`'ーゝ   )ノ l/_,.へ   ト、 }
       人{、y==ヽ`ニニイノ ,´ ,,リニ∠  ) ,  },レ'   2万出すからもっと俺を強く殴れ!
      く     (cト} ’ ;'    /´(r゚)`'∠ノ ノ                        =二=二 ̄
  ,.-‐、  ノ  ..`ー-─‐' "    ( ー- '゙ ! ,r‐('         ,. ,._   ,.-,.、         -=二_ニニ==-
  i ,ゝ(. (  :::::::          丶.   .! ,)          // j / / ノ     -=ニ_ ̄
  ! { ( {  )´::::::::          _,.ノ    |'       __ノ `-/ノ  `ツ       __ニ_二=-
  ヽヽ )ヽ(_       , -─‐- 、`"´    l      //  // _,_{ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄/^/;;'´ ̄ ̄
   ヽ、__,ノ       /ー──-- `ゝ    ,'      ヾ、_/  /_i______i_ヾ:;'
     (_,.      { , -─-、 /    /   ,.--、    /   /  /
      ノ       `'ー----`'   /}   ヽ \  ノ   _}  / \

箒「気に入らないことがあるなら謝る、文句があるならはっきり言ってくれ」

一夏「・・・」

スタスタスタ

箒「一夏・・・私のことが嫌いなのか・・・・それさえもわからない・・・
  いや、嫌いなんだろう」


一夏「ふう・・・無視は楽しいな」

コンコン

シャル「一夏、ちょっといい?」

一夏「・・・」

シャル「もういいよ一夏、病気治ったんでしょ」

一夏「・・・」

シャル「ねえ、ちょっと遊ぼうよ」

一夏「・・・」

シャル「もう病気治ったんでしょ?」

一夏「・・・」

シャル「ねえ・・・病気治ったなら返事してよ」

一夏「・・・」

シャル「ごめん、もう帰るね・・・」

一夏「・・・」

バタン

学校にて

一夏「おはようみんな」

「おはよう織斑君」

シャル「・・・」

箒「・・・」

一夏(何だよ話しかけろよ面白くねーな)

「織斑君宿題やってきた?」

一夏「あはは・・・」(こいつらはいいよ)

千冬「授業始めるぞ、座れ」

千冬「よし、授業終了」

ワイワイガヤガヤ

一夏「・・・」

一夏(さあ、話しかけてこいよ、弁当作ってきたんだろ?)

シャル「セシリア・・・」

セシリア「ええ・・・」

一夏(何だぁ?また妙な作戦でも立てる気か?)

モグモグ

シャル「箒もこっちで食べようよ」

箒「ああ・・・」

セシリア「箒さん、今日の弁当は出来が悪いですわね」

箒「どうせいつも食べてるんだから関係ないんだぞ」

シャル「ねえ・・・あっち(一夏を指さして)はどうする?」

箒「もう知らない」

セシリア「様子見ですわ、疲れてきました」

シャル「そうだね」

アハハハ

一夏「・・・寝るか」


「寝てるよー」

一夏「!」バッ

「あ、起こしちゃった?ごめん」

一夏「ああ・・・いいんだ・・・」

一夏「俺は、恵まれてたんだな・・・」

一夏「いつも休む時間がなくて疲れると思ってたけど、いなくなると寂しいもんだ」

一夏「モブの女の子は俺を友達として見てないし、
    俺の仲間はあいつらだけだったんだ」

一夏「戻りたい・・・みんなではしゃいでた時に
    でも箒は駄目だ、殴られるくらいなら寂しいほうがいい」


シャル「あれ?どうしたの一夏」

一夏「シャル、セシリア、ラウラ、今まで悪かった」

セシリア「い、一夏さんが話しかけてくれましたわ」

ラウラ「よかった・・・心配していたんだぞ・・・」

箒(あれ?私は?)

一夏「ああ・・・何だか病気にかかってたらしくてな」

一夏「だがその病気をコントロールすることが出来るようになった、だからもう心配はない」

シャル「わああん、一夏ぁー」

ぎゅっ

セシリア「なっ、私も一夏さーん」

ぎゅっ

ラウラ「・・・」

ぎゅっ

一夏「俺も一緒に食べていいか?」

セシリア「当たり前ですわ」

一夏「おっ、ここが開いてるな、座らせてもらおう」

箒「おい、私が座ってるだろ、痛いっ、体重をかけるな」

一夏「俺はお前らの大切さを今回の件で学んだよ」

シャル「僕も一夏が無視したときはかなりショックだったよ」

箒「一夏、じゃまだどけ、いいかげんにしないと殴るぞ」

PLLLL

箒「誰だ?姉さんからだ・・・」

束「もすもすー箒ちゃん、そういえばあの病気、他人に伝染る可能性があるから注意してねー
  もう治してるなら心配ないと思うけど」

箒「全く治ってないぞ、どうにかしてくれ」

束「あれ?君は一体誰だい?」

箒「私は篠ノ之箒だ、忘れるな」

束「無言電話は感心しないなぁーコレだから頭悪い子は困るんだよね」

プープー

一夏「ちょっとした遊び心から始まった遊び、
    4人を無視したらどうなるか
    結果は大切な友達が3人出来たってことだ」
           
                                                      箒

終わり
思いつきで建てました

ちょっと不完全燃焼だな、続き書くか

箒は大好きだよ

>>193は都築書くのか?

箒(何故だ・・・なんで私が無視されるようになったんだ・・・)

箒(確かに少し荒っぽいことしてしまったけど・・・)

箒(一夏だけならまだしもなんで皆まで・・・)

箒(考えても埒が明かないな、本人に聞いてみよう)

箒「おい、一夏!少し話がある!」

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