弟「ボク、おにいちゃんのオナホじゃないよう……」(635)

ID:y6VlwJN/0

おちんちん

四十年勤め上げた會社を退職し、何やら張り合いの無い日々を送る内、大學生
の孫に「退屈しのぎに遣って見たまへ」と勸められた弐チヤンネル。
當初は「こんな電腦示板、何たる幼稚加減」と莫迦にしてゐたものの、
遣つて見ると存外に面白ひ。
華やかな色彩の髪と目を持つうら若き乙女に「ゆとり乙」と何度と無く罵られるにつけ、
食ふや食はずやで慌しく過ぎ去つた學生時代が自ずと思ひ返され、
「戰爭さえ無ければ、小生もこのやうな青春が送れたやも知れぬ」
と獨りごちることも屡々。
すつかりとなつた今では、孫の部屋から白銀色の電腦計算機をせしめては書齋に篭もり
存分に「祭り」を堪能する毎日を送つている。
「小四女兒遺棄事件」なるスレツドを拜讀した際には、その餘りに不憫な境遇と過酷な運命に
落し、臺所で葱を刻む家内に「かような理不盡が許されていいものか!」と
熱辯を振るって呆れられる始末。年甲斐もない、とはこのことと後で赤面すること
しきり。
下手の横好きとはいえ「繼續は力なり」の言葉通り、最近ではブラクラの回避
やコピペの管理にも慣れ、「好きこそものの上手なれ」を座右の銘として
弐ゲツトに勵んでいる。
同年代の友人達が癡呆や重い病に惱まされるなか、老いて尚矍鑠としてオフ會に
向かえるのも、ひとえに弐チヤンネルのおかげかと思えば、再三に渡る「半年ROMつてろ」の
罵り文句も、何やら「まだまだ死ぬには早いよ」と言われているようで愉快極まりない。
ひとつ間違えれば自らが乗り込んでいた機體と同じ名前を持つコテハンに出會える日を
樂しみにしつつ、今日もデスプレヱに向かう。
それでは、弐ゲツト。

まさか新しく立てられてるとは

落ちたのは携帯で知っていたが
立ててくれた人サンクス


兄「お、オナニーっ!?」

弟「どうしたの? そんなに慌てちゃって」クスクス

兄「べ、別に、慌ててなんか……」

弟「いない?」

兄「あ、ああ」

弟「ふーん」

兄「……」

弟「……」

きたのか?


兄「(な、なにか言わないと!)」

兄「そ、そうか……お、オナニーしてたのか(なに言ってんだっ俺!)」

弟「ボクだって男の子だよ? おなにーくらいするよ」

弟「それとも……可愛い弟はおなにーなんてしないと思った?」クスクス

兄「うっ」

兄「(た、確かにこいつの部屋にエロ漫画はあった。妹もののエロ漫画)」

兄「(つ、つまりだ。弟は妹もののエロ漫画で……その……抜いていたわけだ)」

兄「……」ゴクリ

>>41
きました


弟「ねぇ」

兄「な、なんだ?」

弟「気にならない?」クスッ

兄「な、なにがだ」

弟「くすくす」

兄「な、なんだよっ」

弟「気になるんでしょう?」

兄「だから、なにがだよっ!」

弟「ボ・ク・の・お・な・にー」


兄「……っ」

兄「なっ、なに言って――」

弟「気にならないの?」

兄「き……気になるわけ……」

弟「気になるわけ?」クスクス

兄「っ――ないだろっ!」

兄「兄弟だし……男だし」


弟「ふーん」

弟「ホントに?」

弟「ボクがどんな感じにあそこをいじったか気にならない?」

弟「ボクがなにを考えながら、おなにーしたか気にならない?」

弟「ボクがなにをおかずにおなにーしたか」

弟「本当に気にならないの?」

兄「……っ」

弟「もし、知りたいなら教えてあげるよ?」クスクス


兄「……」

弟「でも、今だけ」

兄「い、いまだけ?」

弟「そう、今だけ限定」

弟「それ以外の時は教えない。どんなにお願いされても、せがまれても」

兄「……」

弟「おにいちゃんは――どうするの?」クスクス


兄「(お、俺はどうすればいいんだ?)」

兄「(俺は弟のオナニーがどうな風に行われたのか聞くべきなのか?)」

兄「……っ」

弟「あ、そうだ。教えるのはいいけど」

兄「な、なんだよ(ま、まさか、条件付き?)」

弟「もし、ボクのおなにーをおにいちゃんが知りたいって言ったら」

弟「男の――しかも、弟のおなにーを知りたがってるってことだから」

弟「おにいちゃん、完璧に――ヘンタイだね」クスッ

兄「…………」


兄「…………」

弟「どうするの? おにいちゃん」

兄「そ、そんなこと言われたら、知りたいって思うわけないだろっ」

弟「ボクはべつにいいんだよー? 別に教えなくても」

弟「でも、今しか教えてあげない。これから先、なにがあっても――」

弟「教えない、絶対」

兄「…………」


兄「(どうすればいいっ?)」

兄「(聞けば俺は変態扱い……聞かなければ一生弟のおなにーの詳細を知ることは出来ない)」

兄「(冷静に考えれば……聞かないに決まってる)」

兄「(男だぞ? 弟だぞ? でも、あいつは誰もが認めるほど可愛くて……)」

兄「(だとしても男だぞ? 男のオナニー聞いたって嬉しくなんかないっ)」

兄「(弟じゃなければキモイシネで済ませていた。弟だから……弟だから、俺は)」

兄「(おい……なに、マジになってるんだよ。どうせ、これもいつものからかいだろ?)」

兄「(乗せられることなんてない。そうだ。知りたくないと言えばいい)」


弟「ねぇ、おにいちゃん」

兄「な、なんだ?」

弟「ボクのエロ漫画……見たよね?」

兄「あ、ああ」

兄「(な、なんだ? そのことについて責めるつもりか? 前、許してくれたんじゃなかったのか?)」

弟「あのエロ漫画ね……ボク、主人公に感情移入できないだよね」

兄「は、はぁ……? なに言って」

弟「ボクね、どちらかというと女の子の方に感情移入しちゃうんだぁ」

兄「だ、だから、それが今なんの関係が――」

兄「え?」


兄「(女の子の方? ……いや、待て。確かあれは兄妹もの)」

兄「(妹もので女の子の方って言ったら――妹)」

兄「(妹に感情移入ってことは……性の対象は――)」

兄「(じゃあ、弟は誰をおかずにオナニーしていたんだ?)」

兄「(そんなの決まってる。それは――)」

弟「って、言ったらどうする?」クスクス


兄「……は? へ? い、今の嘘?」

弟「どっちだと思う?」

兄「な、なんだよっ、それ。どっちなんだよっ」

弟「おにいちゃんの好きな方に考えればいいよ」クスッ

兄「……っ」

兄「(俺の好きな方って……)」

兄「(俺は……)」

兄「……」


兄「俺は……知りたい」

兄「弟がどんな感じにいじったのか」

兄「なにを考えながらオナニーしたのか」

兄「なにをおかずにしてオナニーしたのか」

兄「俺は知りたい」

弟「……」ちょっと驚きの表情

弟「くすくす」

弟「おにいちゃんのヘンタイ」

もう眠いので寝ます。おやすみ


弟「じゃあ、部屋に入っていいよ」

兄「い、いいのか?」

弟「うん」

兄「……」ゴクリ

兄「……」ギィ…

?「だめぇええええええ!」

兄「……え?」

 時は遡って――

?「本当にいいんですか?」

母『ええ、お母さんからもう聞いてるし』

母『部屋は弟と一緒になるけど、構わないよね?』

?「あ、はいっ。わたし、弟くんとは仲良いので大丈夫です」

母『そう。ならよかった』

母『でも、ごめんねぇ。迎えに行けなくて』

?「いえ、何度もそっちに行ってますし。大丈夫です」

母『そう? どうしても抜け出せない用事でね。あ、鍵はいつもの所に置いてるから』

?「あ、はい」


母『あ、もしかしたら、弟か兄が帰ってきてるかもしれないから、あの子たちによろしくね』

?「わかりました。でも、勝手に泊まることにして良かったんですかね?」

母『あらあら、遠慮しちゃってるの?』

母『あの子たちなら大丈夫よ。泊まるのだって今日が初めてでもないでしょ?』

?「そうですね」

母『じゃあ、気をつけて来るのよ?』

?「はい」

母『じゃあ、また後でね』

母『歩ちゃん』

歩「はい。おばさん」ピッ

つまらないか……うむ、すまぬ


歩「ふたりともびっくりするだろうな。急にわたしが泊まることになって」クスクス

歩「久しぶりにお泊まりだ」

歩「前みたいに人生ゲームとかトランプとかやりたいなぁ」

歩「あー、なんだか楽しみっ」

 家前

歩「ふたりとも居るかなぁー?」

歩「えっと……鍵は確か……無い」

歩「という事は――もうどっちか帰ってる?」

歩「開いてる」ガチャ

歩「やっぱり、帰ってるんだ」


歩「靴がふたつある……ふたりとも帰ってるんだ」

歩「……」

歩「あ、そうだっ」

歩「脅かしてやろう」クスッ

歩「そーっと、そーっと」廊下を進む

歩「……」ガチャ

歩「あれ? リビングに居ない」

歩「って、ことは二階かな?」

歩「ふふっ、まずは弟から脅かしてやろうっ」

歩「いっつも、こっちばっかりからかわれてるんだもんっ」

歩「仕返し仕返し」


歩「……」トン…トン…

歩「……ふぅ(なんとか二階に上がれた)」

?「―――――」

歩「……ん?」

兄「―――――」

歩「(あ! お兄さんだっ)」

歩「(なんで弟の部屋の前に……?)」

歩「(て、いうか、なんか喋ってる? 独り言?)」

歩「(いや、会話してる? 弟と?)」

歩「(なに話しているだろう)」

歩「(……気になる)」


兄「俺は……知りたい」

歩「(ん?)」

兄「弟がどんな感じにいじったのか」

歩「(いじった? ん?)」

兄「なにを考えながらオナニーしたのか」

歩「へっ!? (お、おなっ、おなっ)」

兄「なにをおかずにしてオナニーしたのか」

歩「(ちょっ、お、お、お兄さん!?)」

兄「俺は知りたい」

歩「(な、なに言ってんの!?)」

歩「(え? なに? これ!?)」

歩「(夢っ!?)痛っ(夢じゃないっ!)」

歩「(ていうことは――現実!?)」


歩「(う、嘘っ……ホントに!?)」

歩「(ホントにお兄さんは弟のオナニー知りたいの?)」

歩「(そ、そんなのダメだよ! おかしいよ!)」

歩「(そ、そんなの――ヘンタイだよっ)」

兄「――――」ガチャッ

歩「(い、嫌っ。お兄さんがヘンタイだなんて……)」

兄「――――」ギィ…

歩「だめぇええええええ!」

兄「……え?」


兄「あ、歩ちゃん? な、なんでここに……」バタンッ

歩「今はそんなのどうでもいいことです」

歩「……今、なにを話してたんですか?」

兄「い、いや、その……べつに」

歩「弟、そこに居るんでしょ? 今、お兄さんとなに話してたの?」

弟「……」

弟「……」ガチャ

兄「あ……」

弟「……どうしたの? そんな怖い顔して」クスッ

歩「質問に答えて。場合によってはおばさんに報告する」

弟「……」


弟「別に……なにも話してないよ」

歩「嘘っ」

歩「オナニーって聞こえたもん!」

兄「ぐっ(や、やっぱり、聞かれてた)」

歩「お兄さん、答えて。なんの話をしてたんですか?」

兄「い、いや……その」

歩「わたしには弟のおなにーを知りたいって聞こえました」

兄「うっ……(全部聞かれてるっ!)」


歩「どういうことですか?」

兄「……」

歩「弟は男ですよ!? 兄弟ですよ!?」

兄「……っ」

弟「……」

歩「兄弟で……しかも、男同士で……っ」

歩「不潔だと思います!」

兄「……っ」

弟「……」


弟「違うよ……歩」

歩「なにが違うの」

弟「最近ね、ボク、おなにー知ったんだ」

弟「おなにーの意味知らなくて」

弟「一応、自分で調べてみたけど、やっぱり怖くて」

弟「それでおにいちゃんに訊いたんだ」

弟「ねぇ、おにいちゃん?」

歩「本当ですか?」

兄「あ、ああ(ここは弟に従っておいた方がいいだろう)」


歩「……」

弟「……」ニコニコ

兄「……(き、気まずい)」

歩「……わかりました」

歩「まだ、完璧に信用したわけじゃないけど……」

歩「お兄さん」

兄「あ、はい(裏返った)」

歩「もし、弟に変なことしたらすぐにおばさんに報告します」

兄「……」


歩「それを肝に銘じておいてください」

兄「あ、ああ、わかった」

歩「弟もそういうのはお兄さんに訊いたりしちゃダメだから」

弟「へー……どうして」

歩「そんなの決まってるでしょっ。不潔だから!」

弟「不潔? くすくす……弟の悩みを兄が聞いた、それだけでしょ?」

弟「なにが不潔なの?」ニコッ

歩「そ、そんなの……お、おなにーとか、そういうのは不潔なの!」


弟「それじゃあ、そういうのを専門に扱ってる人達みんな不潔ってこと?」クスクス

歩「ち、違うけど……」

弟「違うけど?」

歩「あーもー、と、とにかくダメ! わかったっ?」

弟「はいはい」

歩「本当にわかってる?」

兄「そ、そういえば、なんで歩ちゃんがここに?」

歩「それは……今日から三日間、両親が居ないので泊まりにきたんです」

兄「え? そうなの?」

歩「おばさんにはもう許可を貰ってます」

兄「あ、そうなんだ」


歩「あ、弟。わたし、弟の部屋に泊まるけど、いいよね?」

弟「別にいいよ」

歩「ありがと」

弟「……」

歩「……」

兄「……」

兄「あ、そ、そうだ。三人でゲームでもする?」

歩「そ、そうですね」

兄「弟もいいよな?」

弟「うん、いいよ」ニコッ

兄「……っ」

歩「……」

 リビング

歩「……また負けた」

兄「い、今のは接戦だったと思うよ?」

弟「おにいちゃん、手加減し過ぎ。いつもはもっと速いくせに」

兄「お、おい」

歩「……次は本気でお願いします」

兄「あ……うん。ごめん」

母「ただいまー」

兄「お、良いタイミングで。おかえり」

弟「おかえりー」

歩「あ、お邪魔してます」ペコリ


母「三人とも仲良くしてるみたいね。はい、これ、プリン」

弟「ありがとう、お母さん」ニコッ

歩「ありがとうございます」

兄「あ、俺は後で食べる」

母「そう? じゃあ、冷蔵庫に入れとくわね」

兄「うん、お願い。さてと……」

弟「どこ行くの、おにいちゃん」

兄「え? あ、ああ、ちょっと宿題あったの忘れててな」

弟「ふーん」

歩「弟、もう一度、もう一度勝負しよう」

弟「えー……歩ちゃん、弱いし」

歩「次は負けないから。次こそは」

弟「はいはい」

兄「……」バタンッ

弟「……」

 兄の部屋――電話

友『いとこが来た? かわいいのか!? かわいいのんけ!?』

兄「え……あ、うん、可愛いと思う」

友『なんで……なんでこうもお前ばかりっ!』

友『それで……その可愛いいとこを自慢する為だけに電話してきたわけじゃないんだろ?』

兄「ま、まぁ……(でも、これ流石に言っていいのか?)」

兄「えっと……その」

 ―――

友『はぁああああああ!? 弟さんにオナニーについて相談受けただと!?』

兄「ま、まぁ、そんなとこ」

友『お前、マジ俺と代われ!』

兄「嫌だ」

友『代わってくれよぉおおお!』


友『ヤバイヤバイ! あの超ぉおおおかわいい美少年小学生がオナニー!?』

友『ど、どんな風にやってんのかなぁ?』

友『ちっちゃいおちんちんをちっちゃな手で必死にシコシコしてんのかなぁ!?』

兄「や、やめろよっ。人の弟で勝手に想像するなっ」

友『…………』ゴクリ

兄「どうした?」

友『……ごめん、ちょっと電話切っていいか? すぐ済むから』

兄「はぁ?」

友『10分……いや、5分待ってくれ』ピッ

兄「おいっ!」ツーッツーッツー

兄「たっく、なんだよ」

 5分後

友『兄か?』

兄「あ、ああ、俺だけど」

友『ふむ。弟さんのオナニーの相談を受けてどうすればいいかだったよな?』

兄「まぁ、それもあるんだが」

兄「えっと、その相談を受けてる時にそのいとこに現場を見られてな」

兄「誤解つーか、俺と弟が危ない関係だと勘違いされた」

友『ふむ……なるほど』

兄「一応、誤解は解けたんだが、まだ完璧には信用されてなくて警戒されてる」

友『そうか、で、お前はどうしたいんだ?』

兄「どうしたいって……」

友『いとこに弟さんとの誤解をきちんと解きたいのか?』

兄「うむ、母親に告げ口するって言ってたからな……解いておきたい」


友『そうか。まぁ、それはこの三日間、普通に弟さんと接すれば解けるだろう』

友『くれぐれも前みたいな指をちゅぱちゅぱなんてするなよ?』

兄「あ、ああ」

友『後はオナニーの相談についてか。うむ、どんな内容なんだ?』

兄「え、え? どんな内容って」

友『あるだろう。オナニーじゃないが、高校生にもなってまだ包茎ですみたいな内容』

友『中身だよ。相談の中身』

兄「え、えっと……(弟が歩ちゃんにしたみたいなこと言えばいいか?)」


兄「最近、オナニー知ったばかりらしく、そのネットとかでも調べたらしいんだけど」

兄「怖くなったらしい。で、俺に相談しにきたらしい」

友『ふむ、まぁ、誰もが通る道だ。それについては放っておけ』

兄「(あれ? なんか……違和感)」

兄「――ていうか、お前テンション下がってないか……?」

友『ん? そうか?』

兄「いつものお前なら、放っとけなんて……」

兄「ま、まさか、さっきの電話切った時、お前――」ブツッ

兄「……」ツーッツーッツー

兄「あの野郎……」

 夜――

歩「あの……一番風呂ありがとございました」ペコリ

父「いやいや、気にしなくていい」

母「そうよ」

弟「じゃあ、次、ボクがお風呂入るね」

兄「ああ」

歩「……」トコトコ

歩「……」ストンツ

兄「(ど、どした? 急に隣に座って)」

歩「お兄さん」

兄「ん?」

歩「ちょっと、外行きません?」

兄「外? ……なんで?」

歩「……」

歩「ちょっと夜風に当たりたいんです」

 外

歩「風がきもちいい」

兄「そうだね」

歩「……」

兄「……」

歩「星」

兄「ん?」

歩「綺麗ですね」

兄「ああ、綺麗だね」


歩「……」

兄「……」

歩「お兄さん」

兄「なに?」

歩「お兄さんってホモなんですか?」

兄「ブッ」

兄「な、なに言って」

歩「どうなんです」

兄「ち、違うよ」

歩「女の子の方が好きなんですか?」

兄「そ、そりゃあ、そうだよ」


歩「……」

兄「……(たぶん、あの事まだ疑ってるんだろうな)」

歩「……そうですよね」

兄「そ、そうですよ」

歩「安心しました」ニコッ

兄「ぐっ(無垢な眼差しが……心が痛い)」

歩「……」

兄「……」

歩「お兄さんって年上と年下どっちが好みなんです?」

兄「え?」


歩「好きな女の子のタイプですよ」

兄「あ、ああ、えっと……年下かなぁ?」

歩「そうなんですかっ?」

兄「あ、いや、その年下って言っても一個とか二個とか下だからね!」

兄「(ロリコンと思われたらヤバイ! ロリコンだけど!)」

歩「あ……そ、そうですよね」

兄「歩ちゃんは?」

歩「わたし? ですか?」

兄「うん」

歩「……」

兄「……」


歩「知りたいですか?」

兄「え? あ、うん、教えてくれるなら」

歩「……年上です」

兄「へー……(まぁ、このくらいの子は年上好きだよな)」

歩「よっつ年上です」

兄「へ、へー……(こ、細かい。四つ年上ってことは俺と同い年か)」

歩「……」

兄「……」


兄「ちょっと、寒くなってきたし、中戻ろうか?」

歩「あ……ちょっと、待ってくだ――わっ」

兄「――っと、大丈夫?」

歩「あ……はい。だ、大丈夫です」

歩「あ、ありがとうございます」

兄「うん」

歩「……も、もどりましょう!」

兄「ん? うん、戻ろっか」

 リビング

兄「あれ? 弟は?」

母「ん? 会わなかった?」

母「さっき、あなた達が外に出たって教えたら、廊下に出ていったから、てっきり――」

兄「ふーん」

母「あ、それより、弟、もうお風呂上がったんだし。入りなさいよ」

兄「あ、うん」

兄「着替え取りに行くか」

兄「……」トントントン

 二階階段前

弟「……」

兄「弟」

弟「……」

兄「俺、今から風呂なんだ」

弟「……」

兄「な、なんだよ」

弟「……」スタスタ

弟「……」バタンッ

兄「……」

兄「は? なに、今の……」

兄「え? シカト……?」

兄「……え?」

眠いので寝ます

 翌朝――階段前

兄「あっ」

弟「……」

兄「お、おはよう」

弟「……」

弟「……」トントントン

兄「お、おいっ」

歩「……」

兄「……」

歩「なにかあったんですか?」

兄「い、いや……別に何も」


歩「でも……今」

兄「昨日からなんだ」

歩「え?」

兄「昨日の夜から……なんなんだよっ」

兄「無視しやがって」

兄「俺がなにしたって言うんだっ」

歩「……」

 朝食

兄「……」

弟「……」

歩「……」

父「……なにかあったのか? お前達」

兄「別に」

弟「……」

歩「あ、はは(く、空気が……重い)」

母「……(珍しいわね。兄弟喧嘩なんて)」


父「け、喧嘩はいかんぞ」

兄「なにもないって言ってんじゃん」

弟「……」

父「……」

父「か、母さん」

母「そっとしておきましょう」

父「む、む」

 玄関

弟「歩ちゃん、途中まで一緒に行こう?」

歩「あ、う、うん」

兄「……な、なぁ、俺も――」

弟「……」

歩「わっ、わっ! こけるっ。こけるからそんなに引っ張らないで!」

弟「……」

歩「お兄――」バタンッ

兄「……」

 学校

兄「……友に相談するしかねぇ」

兄「こねぇ」

兄「遅刻か? あの馬鹿」

兄「……」

兄「訊いてみるか?」

兄「友知らね?」

クA「えー、まだ見てないな」

クB「休みなんじゃね?」

兄「……そうか」

クA「でも、あの馬鹿居ないと超静かな感じがする」

クB「言えてる。でも、なんか寂しいな」

兄「……(こんな大事な時に)」

※ク=クラスメート

 HR

担任「あー、今日は友が風邪で休みだ」

兄「(さ、最悪)」

兄「(見舞い行くかな……ついでに相談したい)」

 友の家前

兄「(久しぶり……? なのか)」

兄「……」ピンポーン

兄「……」

?『はい』

兄「あ、兄です。その友くんが風邪でお休みしたと聞いてその」

?『あ、兄くん? お見舞いに来てくれたんだ?』

兄「……はい」

?『ちょっと、待っててね』

兄「……」

 ガチャ

友姉「あ、兄くん、入って入って」

兄「あ、はい」

友姉「久しぶりね、兄くん」

兄「あ、そうですね」

兄「あの、今日大学は?」

友姉「休んじゃった」

友姉「あの馬鹿、高熱出した癖に学校行こうとしてね」

友姉「仕方ないから、あたしも学校休んであの馬鹿の看病してるの」

兄「あ、はは、そうなんですか」

 友の家の中

友姉「ノート取らないといけない授業だっていうのに、最悪」

友姉「あー……友達に見せてもらわなきゃなー」

兄「あの……これお見舞いです」

友姉「わー、ありがとうね。あいつ、喜ぶよ」

友姉「先行ってて。このりんご切って持って行くから」

兄「はい」

兄「……」トントントン

 友の部屋前

兄「……」コンコン

兄「俺だけど……友居る?」

兄「……」ガチャッ

兄「(寝てる……?)」

友「すーすー」

兄「……」

兄「どうしよう」

兄「……」

友「姉ちゃん! 好きだ! 愛してる! エッチしよう!」ガバッ

兄「……っ!?」


友「……」

兄「……」

友「……夢か」

兄「と、友?」

友「ん? 誰?」

兄「いや、俺だよ、俺」

友「オレオレ詐欺?」

兄「いや、兄だって」

友「あ、ああ、なんとなく兄に似てる気がする」

兄「……寝ぼけてんのか?」


友「……って、兄か? あれ? なんでお前ここに?」

兄「おっ、やっと正気に戻ったか」

友「ま、まさか、弟だけでは飽き足らず俺まで……!」

兄「……」

友「ひ、ひぃいい! やめるんだ! 俺の貞操は姉ちゃんにあげるって決めてるんだ!」

兄「黙れ」

友「はい」


兄「ま、元気そうでなによりだ」

友「ん? 俺のあそこは姉ちゃんが居ればいつも元気だぞ」

兄「糞さぶいギャグも絶好調だな」ニコッ

友「……ぬっ」

兄「それと……これお見舞い」

友「こ、これはっ!」

兄「お前、妹もの好きだっただろ」

友「あ、ありがとう、心の友よ!」

友「……しかし、これは受け取れない」

兄「え……? なんでだよ?」


友「聞いてくれるか? 兄よ!」

兄「あ、ああ(テンション高いな。いつもより)」

友「ふ、ふふ、今日、頭が重くてガンガン痛くて熱っぽかったが」

友「まぁ、大丈夫だろうと学校へ行こうとした」

兄「ありえねぇ……」

友「徹夜してると別に風邪なんて大したことない。眠気の方がヤバい」

兄「……そうなのか?」

友「うむ、だが、ちょっと身体がふらついていたら」

兄「うんうん」


友「姉貴が……姉ちゃんが大丈夫って訊いてくれたんだ!」

兄「へ、へー」

友「なんだその気の無い声は! もっと驚け! 今まで一切シカトだっただぞ!」

友「それが、今日は“大丈夫?” って話しかけてくれたんだ!」

友「夢かと思ったね! それから、熱測って38度近くあって、“今日は学校休もう?” って優しく」

友「優しく言ってくれた時、俺は、幸せ過ぎて即座にオナニーしたかったぐらいだ!」

兄「そ、そうか」

友「それから、“はぁ……仕方ないなぁ”とか言いながらも甲斐甲斐しく俺のお世話してくれて」

友「“もう、無理しちゃダメだよ”って頭撫でられた時、俺は決めた」

友「おかずは姉もの以外使わないとっ!」

兄「……」

友「カッコ良すぎるぜ、俺」


兄「じゃあ、これ、返してもらうな」

友「まぁ、待て」

兄「姉もの以外使わないんだろう?」

友「ああ、使わない。使わないけど、折角、兄が持ってきてくれたんだ」

友「ありがたく読ませてもらう。でも、安心しろ。おかずには使わない」

兄「……」

友「それはいいとして、お前、見舞いだけしに来たのか?」

兄「うっ……(なんでこいつ鋭いんだ?)」

兄「な、なんで判る」

友「あ? あー、お前の性格からして見舞いには来るかもしれんが」

友「見舞いの品まで持ってくるとは思えない」

兄「う……(当たってる)」


友「ほら、話せ」

友「どうせ、弟さん絡みだろ」

兄「……わかってらっしゃる」

友「最近のお前の悩みは弟さんしかないからな」

兄「ぐっ」

友「さぁ、早く話せ」

兄「う、うむ」

 ―――

友「……」

兄「どうだ? わかるか?」

友「いや、正直わからん」

兄「……そうか」


友「もっと詳しく話せ。なんか話してないこともあるだろう」

兄「んー……」

友「お前といとこちゃんが外に出て、そこで何の話をした?」

兄「えっと……好きな人の好み」

友「で、お前はなんて答えたんだ?」

兄「年下」

友「お前ロリコンだもんな」

兄「……」

友「うーん、ますますわからん。他には」

兄「あと……ホモかも訊かれたな」

友「で、なんて答えた?」

兄「違うって答えた」

友「ふむ」


兄「ていうか、弟居なかったぞ? いとこの話して仕方ないと思うけど」

友「馬鹿か、貴様」

兄「なっ」

友「よく考えろ。外出る前までは普通だったんだろ?」

兄「う、うん、普通にテレビ見ながら話してた」

友「ふむ、弟さんが風呂に入ってる間にお前らは外に出たんだよな?」

兄「おう」

友「で、お前が帰ってきた時には弟さんは二階に居て」

友「お前をシカトしていた」

兄「……」


友「つまり、弟さんが風呂に入ってる間か、上がった後にお前を無視する要因があるわけだ」

友「で、一番可能性が考えられるのは風呂上がった後」

友「お前さんといとこちゃんを追い掛けて外に出て、見てはいけないものを見てしまったパターン!」

友「どうだ? 思い当たることはないか?」

兄「い、いや、特に……」

友「そうか、それ以外だと……弟さんが二階に居たことから」

友「お前の部屋に弟さんを不快にしてしまうものがあったパターンだが」

友「既にお前の部屋は漁られてるし、俺が知る限り、弟さんを不快にしてしまうエロ本は無い」

兄「エロ本限定かよ」


友「本当に無いか? なんか、こう、いとこちゃんとイチャイチャしたとか」

友「いとこちゃんの胸にタッチしたとか、無いのか?」

兄「ねぇよ…………あ」

友「なんだ、なにか思い当たる節でもあるのか?」

兄「い、いや……家の中に戻る時」

友「ふんふん」

兄「いとこが転びそうになったんだよ」

友「なるほど、それをお前が受け止めたわけだな」

兄「ま、まぁ、そうなる」

友「ふふふ、やっと理解出来た。何故、弟さんが無視してるのか」

兄「な、なんだよ」

友「弟さんかわいいなぁ、いや、俺には姉ちゃんが居るし」

兄「おいっ、教えろって」

友「ふぅ、仕方ないな」


友「つまりはだ、風呂からあがって、お前たちが外に出てること知った弟さんは」

友「お前たちを追って外に出た。たぶん、それはお前たちが家に戻ろうとしていた時だろう」

友「で、いとこちゃんはこけそうになり、それをお前が受け止めた」

友「弟さんはそんなこと知らないから、お前がいとこちゃんと抱きあってるように見えた」

友「そんなもん見せられて、弟さんは戸惑ってお前を無視した」

友「――ってのが真相だろう」

兄「……そ、それって嫉妬?」

友「たぶんな。まぁ、最初は戸惑いもあったんだろうが」

友「翌日まで続いてることから嫉妬もあるんだろう」

兄「……」

友「にやにやするのはいいが、問題は解決していないぞ」


兄「え? 誤解を解けばいいんじゃないのか?」

友「……はぁ、これだからお前は」

兄「な、なんだよ」

友「弟さんはお前をからかって遊ぶような子だぞ?」

兄「……そこだけ聞くと酷いな」

友「プライドはかなり高い。例え、誤解が解けてもシカトされたままかもな」

兄「……」

友「そんな泣きそうな顔するなよ。まだ策は無いことはない」

兄「な、なんだ!?」

友「謝れ、ひたすら謝れ」

兄「あ、謝る?」


友「ああ、ひたすら自分が悪かったと言い、話がしたいと言え」

友「で、それとなく、いとこちゃんとは何もないことを伝えろ」

友「露骨に出すなよ。意地張りそうだ」

兄「む、難しい」

友「そうだな。難しい。でも、弟さんと仲直りしたいんだろ?」

兄「う、うむ」

友「じゃあ、頑張れ」

兄「……わかった」

兄「てか、今日はやけに真面目に相談受けてくれたな」

兄「いつも以上に頭が冴えてるし」

友「ふっ……守るべきものが出来ると男は成長するのさ」

兄「……(姉ちゃんか)」

 ガチャッ

友姉「りんご剥いたけど……食べる?」

友「食べます! 食べます!」

友姉「……はい」コトンッ

兄「(ぶ……不格好過ぎる)」

友姉「……うさぎりんご難しくて」テヘヘ

兄「(これうさぎなの!?)」

友「超ぉおおお可愛い! このうさぎ、超ぉおおお可愛い!」

兄「い、いただきます」シャリシャリ

友姉「美味しい?」

兄「あ、はい」

友「超ぉおおお美味しい! このうさぎ、超ぉおおお美味しい!」

兄「(こいつ、うるせー)」

 ―――

兄「じゃあ、そろそろ、おいとまさせて頂きます」

友姉「もう帰るの? もうちょっといればいいのに」

友「おい、残れ」

兄「あ、小学生の弟がそろそろ帰ってくるんで」

友姉「そっか、じゃあ、仕方ないね」

友「帰れ、帰れ」

 玄関

兄「じゃあ、お邪魔しました」

友姉「うん、また来てね」

友「必ず来い。死んでも来い」

兄「(こいつ、まじうぜー)」

 家の前

兄「あー……緊張する」ドクドク

兄「……」ガチャッ

兄「……弟だけ帰ってる」

兄「歩ちゃんは部活かな?」

兄「よし」

兄「…………」ガチャッ

兄「リビングには居ない」

兄「二階か」

兄「……」トントントン

兄「……」

 弟の部屋の前

兄「……すぅーはぁー」

兄「……よしっ」

兄「……」取っ手に手を掛ける

 ガチャッ

兄「っ!?」

弟「……」

兄「……」

休憩します


弟「……」ギィ

兄「ちょっ……待ってくれ!」

弟「……っ」

兄「話がしたいんだって!」

弟「……」

兄「やっと閉めるのやめてくれたか」

兄「あのさ、えっと……」

弟「……」


兄「ごめんっ」

兄「本当にごめんっ」

弟「……なに謝ってんの」

兄「い、いや、だって、俺が……(露骨に出したらいけないんだったな)」

兄「俺がその……弟を怒らせたみたいだし」

弟「……」

兄「だから、その」

弟「……別に怒ってなんかないよ」

兄「じゃ、じゃあ、なんで無視するんだよ」

弟「別に……年頃の兄弟なら普通だと思う」

兄「なっ……」

弟「……」


兄「そ、そうだ。明日、映画に行こう!」

弟「え?」

兄「ああ、明日、映画に一緒に行こう!」

兄「今、流行りの奴! お前行きたがってたじゃん! 行こう! な!?」

弟「嫌、行かない」

兄「な、なんで? お、お前、見たがってたじゃん」

弟「……おにいちゃんと行きたくないから」

兄「……い、行きたくないって」

弟「話、おしまい」

弟「……」ギィ


兄「ま、待ってくれよ! 俺は行きたいんだよ!」

兄「弟と映画に行きたいんだっ!」

弟「……」少し驚いた表情

弟「あ、歩と行けばいいでしょ」

兄「歩ちゃんじゃなくて、弟と一緒に行きたいんだよっ!」

弟「……」

弟「……ふ、ふーん」

兄「……駄目か?」

弟「……」

兄「……(これ失敗したら、俺、もう無理だ)」

弟「ぷっ」

弟「なにその顔……どんだけボクと行きたいわけ?」クスクス

兄「……(俺、今どんな顔してたんだ……?)」

弟「いいよ」

兄「ほ、本当か!?」

弟「その代わり条件がある」

兄「は? 条件?」

弟「うんっ」ニコッ

兄「な、なんだよ(か、かわいい)」

弟「……」

兄「……」

弟「おなにー、見せて」


兄「……」

弟「……」

兄「なっ、なっ、なに言ってんだよ!」

弟「どうなの? 条件飲むの? 飲まないの?」

兄「い、いや、お、オナニー見せろって」

弟「別に見せなくてもいいよー」

弟「その代わり、映画も行かないし、無視も続けるけど」

兄「うぐぐ」

弟「どうするの? お・に・い・ちゃん」


兄「……(映画行けないのは嫌だけど)」

兄「……(無視はもっと嫌だ)」

兄「……(でも、オナニーを見せるのは流石に)」

弟「はやくぅ」

弟「後、10秒以内決めないと、強制的に飲まないの方になるから」

兄「はぁ!? ちょっと、待てって!」

弟「9・8・7」

兄「お、おいっ!」

弟「6・5・4」

兄「(やばいやばいやばい! どうする!? どうすればいい!?)」


弟「3」

兄「(オナニーなんて見せたら、正しく変態だ! 俺!)」

弟「2」

兄「(でも、弟にずっと無視されるなんて……)」

弟「1」

兄「あぁあああ! 飲む! 飲みます! 見せるよ、オナニー!」

弟「0」

弟「うん、それが正しい選択だとボクも思うよ」ニコッ

兄「うぐ……」


弟「じゃあ、おにいちゃんの部屋に行ってて」

兄「こ、ここでするんじゃないの?」

弟「歩が帰ってくるでしょ?」

兄「あ、ああ、そうだな(やべぇ、混乱してる)」

弟「ボクはやることがあるから、先に行ってて」

兄「わ、わかった」

 兄の部屋

兄「はぁ……」

兄「弟にオナニー見せるとか」

兄「俺、変態だ」

兄「はぁ……」

兄「親に知れたらなんて言われるだろう」

弟「勘当」ガチャッ

弟「させられるんじゃない?」バタンッ

兄「お、弟……」

弟「……」ニコニコ

兄「その……格好」ゴクリ

弟「これ? これはね、歩ちゃんの」

弟「し・ふ・く」


兄「……な、なんてもの着てるんだよっ!」

弟「なに慌ててるの?」クスクス

兄「だ、だって、お前がっ」

弟「ねぇ、似合ってる?」

兄「は、はぁ!?」

弟「かわいい? ボク」ニコニコ

兄「い、いや……」

弟「可愛くない? ボク」シュン…

兄「か、可愛いよ!? かわいいけど……(だ、だめだ)」ドクドク

兄「男が着るものじゃないっていうか……(直視出来ないっ)」ドクドク

弟「……そっか」

兄「……」


弟「じゃあ」

弟「今だけ、ボクのこと、女の子として見てよ」

兄「は、はい!?」

弟「元々、おにいちゃんがおなにーしやすいようにこの服着たんだし」

兄「なっ……」

弟「いいよ?」

弟「今だけ、ボクはおにいちゃんの妹になってあげる」

兄「……い、妹!?」

弟「そう、いもうと」

兄「……」ゴクリ

弟「ねぇ、おにいちゃん」

弟「わたしにおにいちゃんのおなにーみせて?」ニコッ

今日はおわりです。明日はやいので。おやすみ


弟「どうしたの?」

弟「はやくぅ」

弟「みせてよぉ」

兄「うっ……あ、その」

弟「それとも……わたしに脱がせてほしいの?」クスクス

兄「ち、違っ」

弟「しょうがないおにいちゃんだなぁ」テクテク

兄「お、おいっ!」

兄「ぬ、脱げるから! 自分で!」

弟「くすくす……そんなに焦っちゃって」

弟「かわいいなぁ、おにいちゃんは」

兄「くっ……」


兄「……」ガチャガチャ

弟「じー」

兄「……」ズサッ

弟「じー」

兄「……」ヌギ…

弟「じー」

兄「あ、あの」

弟「なぁに? おにいちゃん」ニコッ

兄「しゃがんで、そのじーって声出しながら見つめるの、やめてくれません?」

弟「恥ずかしい?」

兄「う、うん」

弟「えへへ、ごめんね。おにいちゃん」


弟「じゃあ、わたし、後ろ向いてるね」

兄「う、うむ」

兄「……」ヌギヌギ

兄「お、オーケーです」

弟「……」クルッ

兄「……」ドクドク

弟「わぁ……ちょっと勃ってるね」

兄「うっ……」

弟「わたしに興奮しちゃってた?」クスクス

兄「……」


弟「くすくす……じゃあ、おなにーして?」

兄「……っ」

兄「……」シコ…シコ

弟「じー」

兄「……」シコシコ

弟「うわぁ……ちょっとおっきくなってきたぁ」

兄「っ」シコシコ

弟「完璧に勃っちゃったね」クスッ

兄「……」シコシコ

弟「どう……きもちいい?」


兄「……いや、その別に……そこまでは……おかずもないし」

兄「(恥ずかしいのが上回ってて気持ち良くない)」カアァ

弟「そっか……」

弟「しょうがないなぁ、おにいちゃんはぁ」

兄「……?」

弟「……」スススッ

兄「っ!? な、なにやって」

弟「おにいちゃんがおかずが無いって言うから」スス

弟「おかずを提供しようかと思って」ススッ

兄「だ、だからってスカートあげなくても……」

兄「(細くて白い脚が……)」ゴクリ


兄「……」凝視

弟「……」ピタッ

兄「なっ」

弟「これ以上はあげないよ?」

兄「(後少しで見えそうなのに!)」

弟「くすくす」

弟「あっついなぁ」パタパタ

兄「っ!?」ジッ

弟「……」ニヤニヤ

兄「……っ」


兄「(……そういえば、弟はパンツ男物はいてるのか?)」

兄「(で、でも、もう太ももまで見えてるのに……トランクスなら見えるのに、見えない)」

兄「(と、言う事は……)」

兄「……」ゴクリ

弟「くすくす……手がとまってるよ? おにいちゃん」

兄「……」シコ…シコ…

弟「凝視しちゃって……そんなにわたしのパンツが見たいの?」クスクス

兄「ち、違……」

弟「じゃあ、おろしちゃうけど……いいの?」

兄「あっ! いや……」

弟「ん?」ニコッ

兄「下ろさないでくれ……」

弟「りょーかい」クスクス


兄「……」シコシコ

弟「……」

兄「……」シコシコ

弟「なんだか、このままだとつまんないなぁ」バッ

兄「え?(スカート……)」

弟「……」テクテク

兄「なんで、こっち寄って……」アセアセ

弟「……」

兄「うっ(そ、そんな俺のブツの眼の前に……)」ドクドク

弟「へー、高校生になるとこんなにおっきくなるんだねぇ」

兄「あっ(弟の息が……)」

弟「?」

兄「……っ」


弟「ふーん」ニヤリ

弟「ふぅー」

兄「っ!?」ビクッ

弟「くすくす」

兄「……」

弟「どうしたの? こすらないの?」

兄「い、いや……」シコ…シコ…

弟「ふぅー」

兄「っ!」ビクビク

弟「くすくす……面白いなぁおにいちゃん」

兄「ぐっ……」

弟「いもうとの息」

弟「そんなにきもちいい?」クスッ


兄「べ、べつに」シコシコ

弟「ふーん」

兄「……」シコシコ

弟「……」

弟「そおだ、いいこと思い付いたっ」

弟「ねぇ、おにいちゃん」

兄「な、なんだよっ」

弟「おにいちゃんのおなにー、わたしが実況してあげるね」

兄「じ、実況……?」

弟「うんっ」

兄「……(どういうこと?)」


弟「ふぅー」

兄「っ!(ま、また!)」

弟「おにいちゃんのおちんちんがぴくぴくしてる」

弟「わたしの息がきもちよかったんだねっ」

兄「っ!?(実況って、俺のブツの動きを口で説明するってことかよっ)」

弟「手がゆっくりだよぉ、おにいちゃん」

弟「もっとちゃんとこすってあげなきゃ可哀想だよ?」

弟「こんなに赤くなって、ぴくぴくしてるのにぃ」

兄「っ」シコ…シコ…


弟「ふぅー」

兄「そ、それ、やめっ」

弟「やめてほしい?」

兄「……」

弟「でも、おにいちゃんのおちんちんはきもちよさそうだよ?」

弟「ぴくっぴくって喜んでる」ニコッ

兄「……」カァア

兄「(こ、これ、予想以上に恥ずかしいっ)」

弟「まーた、手がとまってるぅ」

兄「……あ、ああ」シコシコ


弟「……」

兄「……」シコシコ

弟「ふぅー」

兄「ぐっ」シコシコ

弟「……ふふ」

弟「きもちいいんだねっ、顔がとろけてるよ?」クスッ

兄「……っ」シコシコ

兄「……」シコシコシコ

兄「はぁ……はぁ……(やばっ)」シコシコシコシコ

弟「うわぁ、激しくこすってる」

弟「先端がぷくぅってふくれてるよっ?」


兄「あぁ……ぐっ……はぁ……」シコシコシコシコ

弟「おにいちゃん、顔がもう真っ赤ぁ」

弟「イキたいんだね? もう、イっちゃいそうなんだね?」

兄「あ、あぁ……お、おとうと……弟ぉ!」シコシコシコシコ

弟「ねぇ、おにいちゃん」

兄「もうぉ……おれ、俺っ……イ――」シコシコシコ

弟「イったら無視するから」ニコッ

兄「……え?」シコシコシ…コシコ…シコ…

弟「……」ニコニコ

兄「……」シコ…シコ…

弟「だから、イっちゃだめだよぉー」ニコッ


兄「な、なんで……」

兄「オナニー見せろって言ったの、お、お前なのに……」

弟「確かに言ったよぉ、おなにーみせてって」

兄「ならっ!」

弟「でも、射精まで見たいとは一言も言ってない」

兄「ぐっ……」

弟「くすくす」


兄「そ、そんなの……そんなの、ありかよ……」

弟「おにいちゃんは、そんなに射精したかったの?」クスッ

兄「……っ」

兄「どうせ、させてくれないんだろっ」

弟「そんなに怒らないでよ」

弟「射精させてあげないとは言ってないよ?」

兄「は?」

弟「条件があるけど」クスクス

兄「ま、また条件かよっ」

弟「うんっ」


兄「……な、なんだよ、条件って」

弟「ひとつわたしの言うことをなんでも聞くこと」

兄「なっ……」

弟「あっ、大丈夫だよ? 無茶なお願いとかはしないから」ニコッ

兄「お、おいっ、そんなの、割に合わないぞっ」

弟「そうかなぁ?」

弟「わたしはそうは思わないよ?」

兄「(そりゃあ、お前が有利だからなっ)」

弟「条件飲まないならいいよ。部屋出て行って」

弟「あ、後、今日一日射精したらダメだから」

弟「したらわかってるよね?」ニコッ

兄「……っ」


弟「条件飲んだ方がいいと思うけどなぁ」

弟「ほらっ、おちんちんだって」

弟「ぴくっぴくって、射精したいよぉーって言ってるよ?」

兄「……ぐっ」

兄「(射精したいっ射精したいっ)」

兄「(でも、なんでも言うこと聞くなんて……)」

兄「(どんなことさせられるか)」


弟「あっ、そうだっ」

兄「な、なんだ」

弟「これ言うの忘れてたけど」

兄「?」

弟「おにいちゃん、手使って射精するのは駄目だから」ニコッ

兄「は、はぁ!? ど、どうやって射精しろって言うんだよっ」

兄「足でも使えっていうのか!?」

弟「そんなに慌てないでよ」

弟「慌てんぼうだなぁ、おにいちゃんはぁ」クスクス

兄「お、お前が理不尽なこと言うからで……」


弟「おにいちゃんは手は使えない」

弟「そうなるとおなにーも射精もできない」

弟「そ・こ・で――特別に今日限定!」

弟「いもうとのこの人差し指、一本だけ」

弟「か・し・て・あ・げ・る」ニコッ

兄「そ、それって……」ゴクリ

弟「うんっ、なにに使ってもいいよ?」

弟「どうする? おにいちゃん」

弟「いもうとの条件……」

弟「のむ?」

このへんで終わりにします。おやすみ


兄「……」

弟「どうするの? おにいちゃん」

兄「ど、どうするって」

弟「ねぇ、使いたくないの?」

弟「いもうとの、ゆ・び」

兄「い、いや、でも、流石に……」

弟「いいの?」

弟「そのぴくんぴくんしてるおにいちゃんのおちんちんに」

弟「このわたしの人差し指でさすらせることだってできるんだよ?」

兄「……っ」


弟「想像して?」

弟「おにいちゃんのそのおっきなおちんちんに」

弟「いもうとの指でご奉仕させることができるんだよ?」

弟「おにいちゃんが望むままに」

弟「いもうとの指でおちんちんを弄れるんだよ?」

弟「好きなところも弄れちゃうんだよ?」

弟「亀頭もカリも……裏スジも」

弟「おにいちゃんのきもちいいとこ、何度も何度も弄れちゃうんだよ?」

弟「いもうとのゆびで」クスッ


兄「……」

弟「ねぇ」クイクイ

兄「……」

弟「どうするの? おにいちゃん」クイクイ

兄「……」

弟「……」クイクイ ニコッ

兄「……俺は」


弟「くすくす……すっごいぴくぴくしてるー」

兄「……」

弟「結局、飲んじゃうんだね。おにいちゃん」クスクス

兄「……っ」

弟「そんなにわたしの指でこすってほしかったぁ?」

兄「……」

弟「ホントしょうがないおにいちゃんだなぁ」


兄「……は、早くしてくれ」

弟「ごめんごめん」

弟「そうだよねぇ、おにいちゃんはさっきからずっと我慢してるんだもんね」

兄「……」

弟「おちんちんこんなにもおっきくして――」

弟「さっきからおちんちんがびくっびくってしてるもんねぇ」

兄「……っ」


弟「でも、わたし、知ってるんだぁ~」

兄「……」

弟「おちんちんってじぶんから動かそうと思わないと」

弟「こんなにもびくっびくって動かないってこと」

兄「……っ!?」

弟「おにいちゃんはさっきから必死におちんちんを動かしてるけど……」

弟「それはどういう意味なの?」


兄「ど、どういう意味って……そ、そりゃあ」

兄「わ、わかるだろっ」

弟「わかんないよー」

兄「なっ……お、おまえだって男なんだから、わか――」

弟「っ……っさいなぁ」

兄「えっ……」

弟「……」


兄「……い、今」

弟「お・に・い・ちゃ・ん?」ニコッ

兄「あ、は、はい!」

弟「わたし、おにいちゃんのいもうとだもん」

弟「おとこのひとのことなんてわからないよぉ?」

兄「……そ、そうだよなぁ」ハハハ

兄「(さっきキレてたよね……?)」


弟「で、どういう意味なの?」

兄「……っ(や、やっぱ言わなきゃいけないのか)」

弟「ねぇねぇ、どういういみ?」

兄「い、いや、その、だから……」

弟「だからぁ?」

兄「は、はやくして欲しくて」ボソ

弟「なにをして欲しいの?」ニコニコ

兄「……っ」

兄「はやく、いもうとに俺のちんこを弄ってほしい!」

弟「くすくす……よく言えました」ニコッ

兄「~~~~~~っ」

弟「じゃあ、ご褒美にいっぱいいっぱい弄ってあげるねっ」


弟「まずどこをこすってほしいの?」

兄「あ、ああ、えっと……この辺」

弟「おちんちんの裏側をこすればいいんだねっ」

兄「お、おう」ドクドク

兄「(お、弟の指が俺のブツに……!)」

弟「……」ツー

兄「ひゃっ」

弟「ぷっ……ひゃっだって」クスクス

兄「ち、違……そ、そんな撫でる感じじゃなくて」

兄「もっと強くっていうか、さする感じ(今のはくすぐたかっただけだ)」


弟「んー……」

兄「……」ゴクリ

弟「……」ピトッ

兄「……っ」ビクッ

弟「わっ……今すごいびくってした」

兄「……」

弟「……」ニヤニヤ

兄「……っ(お、弟の指が俺のチンコにっ)」

弟「これ、すごくあついよ?」

兄「……(そんなこと言わなくていいっ、恥ずいだろっ)」カァア


兄「さ、さすってくれ」

弟「……んー」

弟「こんな感じ?」サスサス

兄「あ、ああ、そんな感じ(や、やべぇ、他人の指と自分の指じゃ、全然違っ)」ビクッ

弟「きもちいい?」サスサス

兄「あ、ああ(くっ……弟の指の感触が、きもちいいっ)」

弟「ふーん」サスサス

兄「ぐっ……(それに、指一本だから、もどかしい。でもそれが、良い感じに……)」

弟「わ……どんどんおっきくなってる」サスサス

兄「っ……あぁ……(や、やばい、弟のゆびだって思うだけで……快感がっ)」


弟「おにいちゃん、だらしない顔ぉ」クスクス

弟「もう、これだけでイっちゃいそうだねっ」サスサス

兄「くっ……」

弟「でも、そんなのつまんないし、おにいちゃんのご褒美にならないし」サスサス

弟「この辺とか……は、どうかな?」サスサス

兄「うぁっ……(き、亀頭、良いっ)」ビクビクッ

弟「おにいちゃん、おちんちんが暴れすぎだよぉ」クルクル

兄「んっ……(亀頭の周りを指でクルクル回してっ)」

弟「おもしいなぁ、おにいちゃん」サスサス


弟「じゃあ、次はこのへこんでるところ弄ってあげるね」

兄「……っ(そ、そこはっ……)」

弟「……」ツー

兄「うっ……(き、きもちいいけど、なんて言うか、くすぐったい感じもあってっ)」

弟「んー……むずかしいなぁ」ツー

兄「ぐっ……あっ(や、やばい、きもちいいっ)」

弟「もうこのへこんでるとこはいいかなぁ」

兄「あっ……(もう少し弄って欲しかった)」


弟「じゃあ、次は……ん?」

弟「……」スンスン

弟「……なんかちょっとゆびがくさいよぉ」

兄「ぐっ」

弟「ちゃんとお風呂で洗ってる?」

兄「あ、洗ってるけど……す、すまん」

弟「うん、ちゃんと洗いなよぉ?」

兄「あ、ああ」

おもしろいですwwww
すみません間違えましたwwww


弟「えっと……次はたまたまさわっていい?」

兄「た、たまっ……あ、ああ」

弟「んー……」ツー

兄「……っ(すげーそわそわするっ……)」

弟「むー……」サワサワ

兄「ぐっ……(も、もどかしい)」

弟「なんか物足りなそうな顔してるね」サワサワ

兄「……っ」

兄「も、もっと、揉むようにやってくれっ」

弟「くすくす、りょーかい」モニュモニュ

兄「ぐっ……あっ……」

弟「こんな感じ?」モニュモニュ

兄「あ、あぁ……っ」

弟「へぇー、ここ、もまれてきもちいいんだね?」

兄「っ……(じ、自分で揉んでもそんなに気持ちよくないけど……弟に揉まれるとっ)」


弟「……」モニュモニュ

兄「あっ……っ……そ、そろそろ、チンコの方を」

弟「りょうかい」クスクス

弟「こう?」サスサス

兄「あ、ああ」

弟「じゃあ、ここもこすってあげるね。このぷくぅってなってるところ」

兄「っ……そ、そこはっ!(裏筋……っ)」

弟「……」サスサス

兄「んっ……あぁっ……はぁ……(や、やばい、ここはまじでやばい)」

弟「わぁ……今まででより全然気持ち良さそう」クスッ

兄「ぐぅっ……あっ……(き、気持ち良すぎるっ……でも、も、もどかしいっ)」

弟「くすくす……どうしたの? そんな足を開いたり、閉じたりして」サスサス

兄「(わ、わかってるくせにっ……!)」


兄「も、もっと、つよく、強くこすってくれっ!」

兄「はぁ……はぁっ……はぁっはぁっ」

弟「おにいちゃん、腰がふってるよ?」クスクス

兄「お、弟っ……頼むっ……頼むからっ!」

弟「くすくす……しょうがないなぁ」スゥ

兄「え……?」

弟「……」

兄「な、なんでぇ……ま、またぁ」

弟「……っ」

弟「そ、そんな泣きそうな顔しないで」

弟「ちゃんと、射精させてあげるから」

兄「……ほ、ホントか?」

弟「うん、ちょっと、おにいちゃんがかわいいからサービスしたくなったの」


兄「さ、サービス?」

弟「うんっ」

弟「そのままの状態で居てねっ」

兄「……え」

弟「……」スス

兄「なっ(そ、そんな俺のブツに顔近付けて……)」

弟「えぁあ……」タラ

兄「な!?(お、俺のブツに唾液を垂らすのか!?)」

弟「……」ツー

 ピチャッ

兄「あっ……」ピチャッ

兄「(お、俺のブツに弟の唾液が……生ぬるいような冷たいよな感触)」

弟「へへっ、これくらい濡れてばいいよねっ」

兄「(お、弟の唾液で俺のブツがヌルヌルになってるっ)」ゴクリ


弟「これで……こうやって」クチュ

兄「んっ……」

弟「こんな風に指でおちんちんつかんでこすってあげるっ」

兄「(ひ、人指し指だけって言ってたけど、中指も使って俺のブツを挟んでるっ)」

弟「じゃあ、こするね?」

兄「あ、ああ」

弟「……」クチュクチュ

兄「あっ……ぐぅっ……んっ……」

兄「(や、ばい、これ、弟の唾液がクチュクチャいって)」

弟「すっごいいやらしい音がでてるよぉ、おにいちゃん」クチュクチュクチュ

弟「どう? きもちいい?」クチュクチュ

兄「あ、ああ、きもち……あぁっ」

弟「おにいちゃんっ、いいよぉ、おにいちゃん、かわいいよぉ」クチュクチュクチュ

兄「はぁっ……あぁっ……はぁっはぁっ!(や、やばい、もう射精したくなってっ)」


弟「もう出したい? もう射精したいんだよね?」

兄「あ、ああっ……も、もう……無理っ!」

弟「いいよぉ、いいよ、おにいちゃん、いっぱい出して?」クチュクチュクチュ

弟「今まで我慢してきた分、ぜんぶ出していいよぉ」クチュクチュクチュクチュ

兄「あぁっ……お、弟ぉ、い、いくっ、いくっ……」

弟「出して? おにいちゃんの、わたしに出してぇ」クチュクチュクチュクチュッ

兄「も、もう、出るっ……おとうとぉ……弟ぉ!」

 コンコン

兄「っ!?」ビクッ

弟「っ!?」ピタッ…


兄「……」

弟「……」

 コンコン

兄「っ!」

弟「……っ」

歩「お兄さん? 居ないんですか?」

歩「ちょっと用があるんですけど」

兄「……(お、おい)」

弟「……」

歩「居るなら返事してください」

兄「……(ど、どうするんだよ、これ)」

歩「お兄さん? 居ないんですかー?」

今日はこのへんで。おやすみ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom