まどか「ラーメン二郎?」(439)

ID:lgbWV2pi0

2げと

まどか「お腹空いたんですけど」

杏子「そうか。私もだ」

まどか「お金200円しかないんですけど」

杏子「そうか。私は一円も持ってない」

まどか「・・・・・・・・・・」

杏子「・・・・・・・・・」

さやか「あの・・・さ、あたしさっき道端で食べられそうな野草が群生してたの見かけたんだけど・・・」

まどか「!?」

杏子「何だって!?」

さやか「行く?」

―ここは夕暮れの見滝原―

まどか「今日も学校楽しかったねえ、さやかちゃん!」

さやか「そうだねぇ・・・ おっ、あそこにいるのはもしや・・・」


さやか「おーい、杏子ーーー!」

杏子 「さやかじゃねえか!なにしてんだ?」

さやか「いや、下校中。 アンタは?」

杏子 「アタシは・・・ 今から食事に行こうと思ってたところさ」

さやか「食事・・・? まさか、食い逃げとか・・・?」

杏子 「んなわけないだろ馬鹿! そんなことしたら、殺される・・・」

まどか「え?」

杏子 「アタシは今からラーメン二郎に行こうと思ってたのさ」

まどか「ラーメン二郎?」

さやか「へぇ、そんなラーメン屋あったんだ。ちょうど小腹も空いたし、案内してよ。まどかは?」

まどか「うん、私も行きたいな!」

杏子 「・・・中途半端な覚悟じゃあ店に近付くことすらできない魔性のラーメン屋さ アンタ達は知らないほうがいいよ」

さやか「なにそれ、一見さんお断り的な?」

杏子 「そうだよ。 もうこれ以上詮索するのはよしな、またな。」

スタスタ・・・

まどか「・・・待って! 杏子ちゃん!」

杏子 「あん?」

さやか「まどか?」

まどか「いま思ったんだけど、私、杏子ちゃんのことなにも知らないなって・・・」

まどか「杏子ちゃんのこともっと知って、杏子ちゃんともっと仲良くなりたいなって・・・」

まどか「だから、私も一緒につれていって!」

杏子 「・・・構わないけど、約束してほしいことがある。 『絶対に私の指示に従う』 これを約束できるかい?」

まどか「うん、約束する!」

杏子 「そうかい・・・ じゃあ、ついてきな!」

さやか「あ、アタシも!」

杏子 「好きにしな・・・」


― ラーメン二郎 見滝原店 ―

さやか「うわあ・・・ すごい行列」

まどか「20人くらい並んでるね・・・」

さやか「ん?行列の一番後ろにいるのはまさか・・・」

今度東京付近行くんだけど初心者でも入りやすい二郎教えて!
一度は行ってみたい

>>20
歌舞伎町とかいいですよ
おいしくはないですが・・・



さやか「おーい、マミさーん!」

マミ 「(ギョッ)え、美樹さん!?」

まどか「マミさんもラーメンとか食べるんですねー 意外ー♪ ティヒヒ」

マミ 「鹿目さんまで・・・ どうしてここに?」

杏子 「アタシが連れてきたんだよ・・・」

マミ 「・・・! そう、あなたが・・・ でも、二人は『ビギナー』でしょう?」

杏子 「責任は負うさ・・・ 店に迷惑はかけない」

まどか「・・・二人は知り合いなの?」

杏子 「マミはこの店の常連なのさ・・・ 3日前にもロットバトルをしてきたところだ」

さやか「ろっとばとる?」

杏子 「あぁ・・・ まぁ、『早食い競争』ってところだな」

マミ 「並んでる人がたくさんいるでしょう? 二郎では、できるだけ早く食べ終わって、並んでいる人に席を空けるのが美徳とされているのよ」

杏子 「『早く食えばいい』ってわけでもないが、ただ早く食うってだけでも大変なのさ、まあ、そのうち分かるだろうが・・・」

さやか「ふーん・・・」

まどか「それにしても、まさかマミさんが常連さんになるほど通い詰めてるなんて・・・ びっくりです!」

マミ 「一人暮らししてるからね・・・ 食費とか料理とか色々たいへんなのよ・・・」

マミ 「(二郎に通い詰めすぎて太っちゃったことはばれないようにしなきゃ!)」

まどか「ティヒヒ でも、みんなでラーメン屋さんなんて、それはとっても楽しいなって。」

まどか「ほむらちゃんに連絡できればなあ・・・ ひょっとしたら一緒に行けたかもしれないのに」

???「その必要はないわ」

ザッ

まどか「ほむらちゃん!」

杏子 「なっ! お前は・・・!」

さやか「転校生! あんたもここによく来るの?」

ほむら「そうね・・・ 大体週4ペースといったところかしら・・・」

まどか「なんで魔法少女に変身してるの?」

ほむら「『戦闘服』だからよ」

ピリピリ

マミ 「久しぶりね『黒猫』・・・! こないだは恥をかかせてくれたじゃない・・・!」

ほむら「あなたがバトルを申し込んできたから受けて立ってあげただけ。あなたがどうなろうと知ったことではないわ」

ピリピリ

さやか「ね、ねえ、なんか険悪なかんじだけど何があったわけ・・・?」

杏子 「・・・あいつは、何週間か前に突然現れて、この店の常連ロッタ―達をコテンパンにしちまったのさ・・・」

杏子 「大豚W全マシマシが気付けば忽然となくなっていたんだ・・・ そのあまりの光景についたあだ名が『シュレーディンガーの黒猫』」

杏子 「『なにが起こっているのか理解できない』という意味らしいな・・・ ちなみに名づけたのはマミだ」

まどか「マミさんwww 厨二すぎwww ティヒヒwww」

マミ 「今度こそ・・・ 決着をつけてやる!」

ほむら「私は構わないけれど、何度やっても結果は同じよ? そもそも私はバトルなんかに興味はないの」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

杏子 「あーあ・・・ 今日も荒れそうだなこりゃ・・・」

さやか「・・・ねぇ。」

杏子 「ん?なんだ?」

さやか「アタシも、早食い競争やってみたい!」

杏子 「ハァ? 何いってんのさ・・・ 今日が初二郎のアンタにバトルなんて無理無理。」

さやか「でも、なんか楽しそうじゃん!早食い!」

杏子 「 馬 鹿 野 郎 !」

さやか「ヒッ・・・」

杏子 「いいか?『みたいなもの』だとは言ったが、ロットバトルは『早食い競争』じゃねえ、ただ早く食えばいいってもんじゃねえんだ」

杏子 「しっかりとラーメンを味わうことはもちろん、ロットの流れや他の客や店員の動きも見ておかなきゃならねえ・・・」

杏子 「二郎は早食い競争コンテスト会場じゃねえんだ・・・ 二郎を粗末にするんじゃねえ・・・」

さやか「なんか・・・ ごめん・・・」

マミ 「・・・いいじゃない、挑戦してみれば? 美樹さん。」

杏子 「巴マミ、どういう風の吹き回しだ?」

マミ 「せっかく二郎に来たんだもの、やってみたっていいじゃない」

マミ 「その代わり、しっかり味わって全部食べるのよ?」

さやか「はい!マミさん!」

杏子 「・・まぁ、いざとなったら私がフォローしてやるか・・・」

マミ 「えぇ、お願いね・・・ 私は、あの女を片づけるわ・・・」

まどか「どうしよう・・・ 私どんどんおいてけぼりにされてる・・・かも」

ほむら「大丈夫よまどか・・・ あなたには私が付いてる。あなたには戦わせない。」

まどか「いや、元から戦う気とかないよw ウェヒヒwww」



杏子 「そろそろ券売機が近いな・・・」

まどか「ドキドキ」

「ヘーイ ラッシャーイ!!!」

ギロッ ギロッ ギロッ・・・・

まどか「な、なんかお客さんに睨まれてる・・・ 怖いよお」

杏子 「女のガキが5人連れとなっちゃねえ・・・」

マミ 「もっとも、5人のうち3人は見知った顔だろうから、即座にギルティってことはないと思うけど。」

まどか「ぎるてぃ?」

ほむら「ラーメン二郎には様々な『掟』があるの・・・ それを守らない者には制裁が加えられるのよ」

杏子 「本来は『女』そのものがギルティだ・・・ まあ、アタシら3人は特例で認められてるがな」

さやか「なにそれ! 男女差別とかチョーむかつくんですけど!!!」

ほむら「それなりに納得できる理由があるわ・・・ あなたみたいなタイプを見てると、特にね。」

さやか「ムキー!!! なんだよその言い方は!!!」

杏子 「この店に来るミーハーな女はな、二郎のマナーどころか一般常識すら欠けてる連中が多いのさ」

ほむら「まるでファミレス感覚ね。」

マミ 「私も認めてもらえるまでは大変だったわ・・・」

さやか「ねえ、転校生、『それなりに納得できる理由』って、たとえばどういうの?」

ほむら「食べるのが遅い、ラーメンを残す、連席を要求する、香水の匂いがきつい、おしゃべりがうるさい・・・ 挙げたらキリがないわ」

杏子 「それに加えて、たいていは二郎独特のマナーやルールも弁えてないときてる・・・ 話にならねえな。」

マミ 「でも心配しなくていいわよ、佐倉さんや私がいるんだから。」

さやか「そ、そうなんだ・・・ アハハ・・・」

まどか「なんかとんでもないところに来ちゃったね・・・」


―券売機前―

杏子 「いいか? まどか、『小ラーメン』を買って『ニンニクいれますか?』って聞かれたら『野菜少なめ』って答えろ、分かったな?」

まどか「うん!(『まどか』って、初めて名前で呼んでくれた気がする・・・ ミュフフwww)」

さやか「ちょっと待った!」

杏子 「ん?」

さやか「『ニンニクいれますか?』って質問に『野菜少なめ』って答えるのって、それって日本語がおかしくない?」

杏子 「あぁ、『ニンニクいれますか?』っていうのはな、『トッピングはどうしますか?』っていう意味だ」

マミ 「トッピングには、ニンニク、ヤサイ、アブラ、カラメの4種類があるわ」

ほむら「さらに マシ マシマシ チョモ、チョイマシなど、量を指定するのよ」

杏子 「『ニンチョモ ヤサイマシ アブラ カラカラ』みたいなカンジでな。」

マミ 「店によっては通じないのもあるけどね・・・『チョモ』なんて見たことないしね。」

さやか「へえ~・・・」

まどか「わけがわからないよ・・・」

ほむら「じゃあ、まどか、食券を買ってみて?」

まどか「うん!」コイーン ポチッ カランカラン

まどか「なんか色のついたプラスチックが出てきたよ!」

ほむら「それが食券よ・・・ 席に着いたら、カウンターの上にそれを置いておくの。」

まどか「わかった!」


マミ 「ところで『黒猫』・・・ あなたはどうするの?」

ほむら「もちろん『大豚W全マシマシ』よ。 ・・・こないだのリベンジを果たそうなんて思わないことね」

マミ 「それは聞けない忠告ね・・・ 今度こそ勝たせてもらうわ、『大豚W全マシマシ』で!!!」

ほむら「あなたに勝ち目なんてないわ・・・ 無駄なことね」

マミ 「ふふ、そう思っていられるのも今のうちよ・・・ 今日の私には『秘策』がある!」

ほむら「そう・・・ 好きにすればいいわ、私はもとよりバトルなんて興味はないのだし。」

マミ 「クッ・・・! そんな余裕を見せていられるのは今だけよ・・・!」


さやか「なんか盛り上がってるなあ・・・」

杏子 「ああいうのを見てると、アタシもロットファイターとしての血が騒ぐぜ・・・」

さやか「ところで、『ロットバトル』にも、ルールみたいなものがあるの?」

杏子 「まあな・・・ 『1.8ロット以内に食い終わる』とかな。まあ詳しくは知らなくていいよ。」

さやか「・・・私も『小ラーメン』なの?」

杏子 「あん?」

さやか「『大豚W全マシマシ』って、すごい量のラーメンでしょ?よくわかんないけど・・・」

杏子 「まあな」

さやか「私が『小ラーメン』で『ロットバトル』しても、そんなの私が早く食べ終わるに決まってるじゃん」

杏子 「・・・アンタが何を考えてるのかは分かった、やめとけ、私はもう責任を持てないよ。」

さやか「それでもいいわ・・・! 私、『ロットバトル』するって決めたんだもん・・・!」

さやか「私も同じ条件で・・・! 『大豚W全マシマシ』で行くわ・・・!」

ほむら「やめておきなさい、美樹さやか・・・!」

さやか「転校生・・・! あんたにとやかく言われる筋合いはないわよ!」

ほむら「これはあなたのためよ・・・ あなたが仮に食事を3日抜いてきたところで、食べきれる量じゃないの」

さやか「そんなの、やってみなくちゃ分からないじゃない!」

マミ 「本当に食べきれるの? 大豚W全マシマシを残すなんてことになったらどんなギルティが待ち受けているか・・・」

さやか「大丈夫です!任せてくださいマミさん!」

まどか「こんなの絶対おかしいよ・・・」

「オキャクサンハゴメイサマ? モウシワケナイケドアイテルセキカラジュンバンニスワッチャッテクレルー?」

杏子「(さやかにはアタシが付いててやらねえと・・・ 席の様子を見るにまだだな・・・)」

杏子「巴マミ、まずお前から行ってきな」

マミ「あら、いいのかしら、別に後ででも構わないけれど・・・」

杏子「お前が一番最初に並んでたんだ・・・ それに・・・」

マミ「・・・! 分かったわ、それが一番よさそうね」

(数分後)

杏子「席が空いたな、・・・ここはさやかに行かせてやってくれ。」

まどか「うん!いいよ!」

さやか「よーし、舞い上がっちゃってますねー、アタシ!」

「ザワザワ・・・」「オオブタダブル・・・」「コムスメガ・・・」 


さやか「??? なんか視線を感じるなあ・・・」

さやか「まあいいや、まず食券を置いて、と・・・」

さやか「あ、あと店員さん!『全マシマシ』で!!!(ドヤ」

杏子・マミ・ほむら「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

まどか「?????????」


「ギルティ・・・」「ギルティ・・・」「ギルティ・・・」

さやか「え?なに・・・? なんなの・・・?」

杏子 「バカヤロウ・・・ コールは『ニンニクいれますか?』って聞かれたときだけだって言っただろうが・・・」

さやか「そ、そうだっけ?でも、またあとで聞かれた時に言い直せばいいだけじゃんアハハ・・・!」

ほむら「どこまであなたは愚かなの・・・!」

「ギルティ!」「ギルティ!」「ギルティ!」

さやか「ヒッ・・・!」

杏子 「お前はなにも分かってねえ・・・ 連れ立った中坊のメスガキが大豚W全マシマシを頼んでフライングコールすることの意味をな・・・」

マミ 「・・・常連のみなさん、彼女は始めての二郎なんです! 面倒はすべて『飢狼のポニーテール』が見ますから!お許しを!」

杏子 「そ、そうさ、あいつの面倒はアタシが見る、だから・・・(そんなあだ名がついてたのか・・・)」

「・・・」「・・・」「・・・」

ほむら「・・・許してもらえたようね」

まどか「怖いよお、ほむらちゃん・・・」

ほむら「大丈夫よまどか、あなたは私の言う通りにしていればいい。」

さやか「フライングコールって・・・何?」

杏子 「フライングコールってのは『ニンニクいれますか?』と聞かれたとき以外にコールしちまうことさ・・・」

マミ 「そのギルティは食券の色やコールの内容に比例する。美樹さん、あなたは・・・」

ほむら「大豚W全マシマシはこの店でもっとも権威あるメニュー・・・ あなたはそれを汚したのよ」

ほむら「席が空いたわ・・・ 佐倉杏子」

杏子 「よし、見立て通りさやかの隣が空いたな・・・」

まどか「杏子ちゃん・・・ さやかちゃんを助けてあげて・・・」

杏子 「調子狂うよなまったく・・・ 見てらんねえっつーの」

コト・・・

杏子 「オヤジ。『麺半分、カタメ、アブラ抜き』で。」

「アイヨー」


☆魔法少女達のオーダー☆
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
マミ :大豚W全マシマシ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
さやか:大豚W全マシマシ
杏子 :小ラーメン麺硬め半分ニンニク少なめ野菜少なめアブラ抜き
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
まどか:小ラーメン野菜少なめ
ほむら:大豚W全マシマシ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

さやか「・・・ねぇ、さっきあんたが言ってたのは『ギルティ』にならないの?」

杏子 「あん?」

さやか「食券置くときになんかいってたじゃん」

杏子 「あぁ・・・ あれは通称『大小コール』って言って、『トッピングコール』とは別なのさ」

杏子 「麺の硬さや量とか、あらかじめ言っておかなければいけないものはここで言うんだ」

杏子 「アンタはさっき、『大小コール』の時に『トッピングコール』をしちまったわけだな」

さやか「えーなにそれ・・・ わけわかんないよね・・・」

「ヘーイオマチー」

杏子 「やはりアタシが一番か・・・」

さやか「なーんだ、大した量じゃないじゃん!アハハ!」

杏子 「・・・大豚W全マシマシはこんなもんじゃねえぞ・・・」

さやか「でもこの2倍くらいならいけるいける!」

「トナリノオオブタダブルノカタオマチー」

ドン!!!

さやか「」(参考画像ttp://www.geocities.co.jp/zzr_1100c22004/contents_terameshi_club_112.html

さやか「なにこれ・・・ こんなの・・・ 食べられない・・・」

杏子 「手前の発言には責任を持ちな・・・ それにロットバトルはもう始まってるぜ・・・」

マミ 「ハムッ! ハフハフ! ハムッ! ハフハフ!」

杏子 「いつにも増して、すげえ食いっぷりだな ・・・お前もやるんだろ?ロットバトル」

さやか「・・・舐めるんじゃないわよ!うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

― 一方そのころ ―

ほむら「おいしい?まどか」

まどか「うん!とってもおいしいよほむらちゃん! でも、ほむらちゃん、食べないの・・・?」

ほむら「私はまどかがおいしそうに食べている姿をみたいの・・・ ラーメンなんていつでもカラにできるわ」

マミ 「『黒猫』・・・! まだ箸をつけないなんて・・・!」

マミ 「でも、私は見破ったわ・・・!その余裕の源泉、常勝のカラクリをね・・・!」

杏子 「いいかさやか、まず一番最初に片づけるのはヤサイじゃねえ、麺だ」

杏子 「ヤサイには手をつけず、ブタと麺を往復するのが最初の5分間の鉄則・・・!」

さやか「ふぁかった・・・!(分かった・・・!)」

杏子 「ヤサイを食っていいのは、麺をすくうスペースを空けるための最小限の量だ・・・」

杏子 「水は絶対に飲むな!その分、二郎を詰め込め! 水は最後のスパート時以外は禁止だ!」

杏子 「麺はガバッとすくってヤサイ山の側面に置いておけ!いちいちフーフーして冷ます手間が省ける」

さやか「包茎・・・!(OK・・・!)」

杏子 「くれぐれもヤサイの上のアブラをスープに落下させるなよ! 注意しろ!!!」


まどか「な、なんかすごいね・・・」

ほむら「まどかはあんな連中相手にしなくていいわ、ただ普通に食べていれば波風もたたないのよ。」

まどか「うん・・・(どうしよう・・・)」

まどか「(待ってる時間が長かったから、おトイレ行きたくなっちゃった・・・)」

まどか「(でもきっと・・・ そんなことしちゃったら・・・)」

まどか「(どうしよう・・・)」


マミ 「何か動きがあるはず・・・『黒猫』をよーく見張っておかなくちゃ・・・ フフフ・・・」

まどか「ね、ねぇ、ほむらちゃん・・・」

ほむら「何?」

まどか「おトイレ・・・ 行きたいんだけど、どうしよう・・・」

ほむら「それはかなりのギルティね」

まどか「やっぱり・・・ じゃあ、我慢するよ・・・ ぅぅ・・・」

ほむら「それには及ばないわ」

まどか「えっ?」

ほむら「私の能力を使えば・・・ 食事中トイレに行くことも可能よ」

ほむら「私とずっと手をつないでいる必要があるけれど・・・」

まどか「・・・」

チョロロロロ・・・


まどか「うぅ・・・ 女の子同士とはいえ、はずかしいよぅ・・・///」

ほむら「私は構わないわ」

ほむら「むしろご褒美! 大でも小でもカタメでもカラメでもウェルカムよ!!!」

まどか「ほむらちゃん・・・? 何いってるの・・・?」


ジャー・・・ バタン


まどか「ふぅ・・・」

ほむら「ふぅ・・・」

ほむら「それじゃあ、席に戻りましょ?」

ほむら「私もそろそろラーメンに取り掛かりたいし・・・」

―能力解除!―

マミ 「・・・!!! やはり、そういうことね・・・」

マミ 「みんな二郎を食べることに夢中で、気付かなかったみたいだけれど・・・」

マミ 「椅子の位置と、どんぶりの位置が一瞬で変わっている!」

マミ 「そしてここに来る時は常に魔法少女の格好・・・!」

マミ 「もし魔法少女の能力を使っていたなら、大豚Wが一瞬で消えた理由にも説明がつく!」

マミ 「ついに尻尾をつかんだわよ『黒猫』! いまにみてなさい・・・」


まどか「・・・ほむらちゃんは、ホントにこんなにたくさん食べられるの?」

ほむら「そうよ」

まどか「全然大丈夫だって気持ちになれない。私、ほむらちゃんの言ってること、本当だって思えない・・・」

ほむら「なにも『ここで全部食べる』とは言ってないわ」

まどか「え?」

ほむら「私の能力を使えば、二郎を家に持ち帰ることができるわ・・・」

ほむら「私も一人暮らしだから、家計がいろいろ厳しいのよね・・・」

ほむら「大豚W全マシマシともなれば、それを食すのにかかるコストを凌駕する・・・」

ほむら「二郎はエンゲル係数の法則を覆す最高のエネルギー源たりえるのよ」

まどか「でも、どうやって持ち帰るの・・・?」

ほむら「見せてあげるわ・・・ 私の手を握って・・・?///」

ギュッ

―時よ止まれ!―

サッ ヒョイ サッ ヒョイ サッ ヒョイ ・・・

まどか「あっ!その盾の中に入れてるんだ・・・」

ほむら「ある程度は店で食べて、残りは家で食べる・・・ 二度、二郎を楽しめるわ」

―そして時は動き出す―

マミ 「・・・! 不自然にヤサイの量が減っている!今よ!」


ガタッ  ツカツカツカツカ・・・

ほむら「いきなり食事中に立ちあがって私の前にやってきて・・・ 何事かしら?」

マミ 「あなたの強さの理由が分かったの・・・ おそらく、それね!」

バッ

ほむら「!」

マミ 「この盾に秘密があるはずよ・・・」

ユッサユッサユッサ・・・

ベチャア・・・

マミ 「やっぱりね・・・ あなたはこの盾の中に二郎を隠していた・・・ 」

ほむら「それがなんだというの?」

マミ 「!?」

ほむら「頼んだ二郎をどうしようと私の勝手よ。 二郎は基本的に『持ち込み可』なはず・・・」

ほむら「この店は『鍋二郎』もやっているし、ロットを乱してもいない。 持ち帰り自体に問題などないはずよ」

マミ 「・・・! 店長さん、そうなのかしら?」

「アァ ベツニカマワナイヨー!」

マミ 「で、でも、ロットバトルに関してはどうなるのかしら?」

ほむら「『ロットバトルに魔法少女としての能力を使ってはいけない』などというルールはないわ」

マミ 「!!!  ・・・でも、そんなの卑怯じゃない!!!」

ほむら「そもそも、何度も言うようだけれど、私は別にロットバトルなんてどうでもいいの」

ほむら「あなたが勝手に思いあがっていただけ。」

「ノットギルティー!」「ノットギルティー!」「ノットギルティー!」

ほむら「それよりも、いきなり立ちあがって人の食事を邪魔した揚句、二郎を床に捨てたあなたはどうなのかしら?」

「ギルティー!」「ギルティー!」「ギルティー!」

マミ 「くっ・・・!」

ほむら「そうね・・・ 床に這いつくばって、あなたが落とした二郎を食べてもらおうかしら、全部ね。」

マミ 「・・・」

まどか「ほむらちゃん!駄目だよそんなの!」

ほむら「いいえ、まどか、これは巴マミのためでもあるのよ・・・」

ほむら「挽回のチャンスを与えてあげてるの・・・ もしこのまま捨てた二郎をそのままにすれば『裏二郎』行きでしょうからね」

まどか「『裏二郎』?」

ほむら「百戦錬磨のロッタ―だけが入店を許される地獄の二郎よ、重大なギルティを犯せば、そこの『ブタ』にされてしまうの・・・」

まどか「ブ、ブタ・・・?」

ほむら「『チャーシュー』のことよ」

まどか「ヒッ・・・!」

マミ 「分かったわ・・・ そうすれば皆、許してくれるというのなr

オウエエエ、ゲボボボボロロロロ・・・

???「さやかーーーーーーーーーーー!!!!」

一同 「!?」

杏子「ちくしょう・・・ やっとジロ友になれたのに・・・」

さやか「大豚Wを頼めば、完食せずには出られない・・・ 二郎ってそういう仕組みだったんだね」

さやか「あたしって、ほんとバカ」 ガクッ

杏子「・・・! さやかのカタキは、アタシがとってやる!」

杏子「こういうときのために、『小 麺半分 アブラ抜き』なんて、しけたのを頼んでおいたんだ」

杏子「た、たとえ さやかのゲロマシマシであったとしてもだ・・・」

杏子「いや、むしろご褒美! 今から5分ですべて食いつくしてやるぜ!」

ムシャムシャムシャムシャ・・・

杏子「う、うまいうまい、これはこれで刺激的なお味・・・」

杏子「・・・」

杏子「うっ、ごめん、やっぱ無理・・・」



オウエエエ、ゲボボボボロロロロ・・・



まどか「杏子ちゃあああああああああああああん!!!」

/i´Y´`ヽ
ハ7'´ ̄`ヽ.

l ,イl//`ヘヘ! ゲフー        
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ∩)) ポンッ        
ノ /   ⌒ヽ             
(((人___つ_つ 
    /i´Y´`ヽ
   ハ7'´ ̄`ヽ.

   l ,イl//`ヘヘ!
   リノ(! ゚ ヮ゚ノリ
    ノ つ!;:i;l 。゚・  ゲェェェ
   と__)i:;l|;:;::;:::⊃

マミ 「・・・」

ほむら「・・・なんだか盛り上がっているけれど、あなたはあなたのすべきことをしなさい」

マミ 「ええ、分かっているわ・・・」

ムシャ・・・ ムシャ・・・ ムシャ・・・

マミ 「おいしい;; 床に落ちた二郎とってもおいしいわ;;」 チュパチュパ



杏子 「くっ、まだだ・・・ さやかのカタキは必ずとる・・・!」

ムシャムシャ・・・

杏子 「うん、さやかのゲロとアタシのゲロがブレンドされてかえってマイルドなお味に・・・」

杏子 「・・・」

オウエエエ、ゲボボボボロロロロ・・・



まどか「もうやめようよ・・・ こんなの絶対おかしいよ!!!!」

まどか「店長さん!私が代わりになんでもしますから、みんなを許してあげてください・・・!」

ほむら「それは無理よまどか・・・ 自分たちのミスは自分たちで償う・・・ それが、ここの掟」

まどか「・・・! そうだ、ほむらちゃんの能力なら・・・! ほむらちゃん!!!」

ほむら「・・・私がコレやアレの片づけをするの?」

まどか「お願い!ほむらちゃん! 私に出来ることなら何でもするから!」

ほむら「・・・ん? 今、なんでもするって言ったわね?」

まどか「う、うん・・・」

ほむら「実は私、前からまどかの体液で『家二郎』を作りたいって思ってたのよ!」

ほむら「それに協力してくれるなら、構わないわ・・・」

まどか「よ、よく分からないけど、それでいいならいいよ・・・」

ほむら「交渉成立ね」

杏子 「うっ・・・ アタシのさやかへの愛でも、生理的な拒否反応には勝てねえのか・・・!」

杏子 「って、あれ・・・? どんぶりがカラになってる・・・? どういうことだおい・・・!」

マミ 「おいしいおいしい、床二郎おいしい;; って、あら?」

マミ 「床二郎がなくなってる・・・ どういうこと?」

ほむら「ゼエ・・・ゼエ・・ ハア・・・ハア・・・」

杏子・マミ 「まさか、「お前!」「あなた!」」

ほむら「巴マミ、その根性と食いっぷりに免じて今日は許してあげるわ」

ほむら「佐倉杏子、あなたはまだ人間をやめれていないようね、私ならまどかのゲロならマシマシでいけるわ」

まどか「ほむらちゃん!!!」

杏子 「と、とにかく逃げるなら今がチャンスだ!オヤジ、ごちそうさん!行くぞさやか!」ピュー!

マミ 「そ、そうね!ごちそうさまでした!」ピュー!

ほむら「迷惑をかけたわね・・・お暇するわ」ザッザッザッ・・・

まどか「ごめんなさい・・・! 失礼しました!」ピュー!

「コンドクルトキハキヲツケテナー!マタオイデー!」


まどか「ふう、酷い目にあったよ・・・」

さやか「う・・・ ここは・・・?」

杏子 「目が覚めたか・・・ まったく世話が焼けるやつだ」

マミ 「『黒猫』・・・! いえ、暁美さん・・・! あなたがいなかったらどうなっていたことか・・・」

ほむら「感謝ならまどかにして。 今回の件と引き換えに、『まどかの体液二郎』をつくることに同意してくれたのよ」

一同 「え、何それは(ドン引き)」

まどか「もう二度とあそこには近寄らないようにしよう・・・」

さやか「う・・・ また吐きそう、もう嫌・・・」

杏子 「そう思うだろ・・・? それでも3日たつと、また行きたくなる・・・ あそこはそういうところなのさ」

マミ 「床二郎も意外とイケるわね・・・ 今度試してみようかしら」

ほむら「まどかの体液二郎・・・ 楽しみね・・・」

―数日後―

まどか「今日もほむらちゃんちに行かなきゃ・・・」

まどか「今日は何かな? 涙?汗?おしっこ?生レバー?・・・」


???「おーい!」

まどか「あ、さやかちゃん・・・」

さやか「まどか・・・ どうしたのさ、変な顔して。」

まどか「笑わないで聞いてくれる?あのね・・・」

まどか「『また二郎に、行ってみたいな』って・・・」

さやか「まどか・・・ 実はアタシもそう思ってたの・・・」

まどか「なんだろう、あのニンニクやブタやヤサイを思い出すと変な気持ちになっちゃうの・・・」

さやか「・・・よーし! 今度こそリベンジだー!」

―ラーメン二郎 見滝原店―

まどか「あ、あの3人組は・・・!」

さやか「おーい! 杏子ー! マミさーん! 転校生ー!」


~こうしてまた新たなジロリアンが誕生したのであった~

                                     終わり


今からスピンオフSS書こうと思うから、ときどき二郎の話とかしながら保守してくれると
それはとってもうれしいなって。

―ほむホーム―

ほむら「ついに材料がそろったわ・・・ 今から『まどかの体液家二郎』を作るわ」

まどか「そ、そっか・・・ で、なんで杏子ちゃんもいるの・・・?」

杏子 「あ、アタシはべつに、『さやかの体液二郎をつくりたい』なんて、そんな・・・///」

まどか「・・・」

ほむら「・・・まあ、人の趣味にあれこれ言うのはいいことではないしね。」

杏子 「てめえにだけは言われたくねえよ!」


ほむら「まずはアブラね・・・ これは『垢』で代用するわ」

杏子 「・・・!? なに!? てめえ、そんなものどうやって・・・!」

ほむら「ちょくちょく時を止めて、まどか皮膚をやすりがけしてたのよ」

まどか「約束は約束だからね・・・」

ドサッ・・・

ゴプゴプ・・・

杏子 「うわっ、とんでもねえアクの量だな・・・」

ほむら「これは楽しみね・・・」

まどか「ぅぅ・・・」

ほむら「次にブタだけれど・・・」

ドサッ

杏子 「なっ!? ここここ、これは・・・!」

まどか「わ、わたし・・・!?!?」

ほむら「ループしてきた時に盾の中に入れておいたまどかよ」

杏子 「こいつ死んでるじゃねえか・・・」

ほむら「いいじゃない、魔法少女にとって肉体なんて入れ物に過ぎないのだから。」

杏子 「カニバリズムだと・・・ 事情通だって自慢したいのかテメエ・・・!」

まどか「マジキチすぎるだろ・・・ jk」

ほむら「次はヤサイとニンニクを大鍋に入れるわ」

杏子 「あれ? これは普通なんだな・・・」

まどか「そんなわけない・・・ よね?」

ほむら「これはまどかの『肥やし』で作ったものよ」

杏子 「!!!!!」

まどか「『肥やし』って何?」

杏子 「いや、お前は知らなくていい・・・」


ほむら「カネシね・・・ カネシっていうのは、醤油のことよ・・・」

杏子 「大体想像はつくがな・・・」

ほむら「まどかの黄金水に汗と涙をドッキング・・・! 思考のラーメンタレよ」

まどか「クラスのみんなには、内緒だよ・・・」

ほむら「麺も苦労したわ・・・」

ほむら「まどかの垢と、まどかで作った小麦粉をブレンド!」

ほむら「粘り気を出すために、まどかの唾液で捏ね固めたわ・・・」

杏子 「アタシらのために・・・ ごめんな、まどか」

まどか「いいの、もういいんだよ、杏子ちゃん。」

ほむら「さあ、完成よ・・・」

杏子 「ウッ、すげえオーラだ・・・」

まどか「もう何も怖くない。」


ほむら「いただきます・・・」

ズルズルズルッ

ほむら「・・・」ツー

杏子「な、泣いてる・・・」

まどか「そんなにおいしかったの・・・?」

杏子 「そんなわけがねえ・・・ ちょっと貸せ!」

ズルズルズルッ・・・

杏子 「こ、これは・・・!?」

まどか「杏子ちゃん・・・?」

[速報]ラーメン食った少女が死亡、材料は人間★2

2 :名無しさん@12周年:2011/06/05(日) 00:57:28.09 ID:hIz8Uf740
   食べたもう一人は無事だったらしいな・・・

3 :名無しさん@12周年:2011/06/05(日) 00:57:41.37 ID:mamisann0
   >>2 mjk、そいつなら裏二郎も耐えられそうだな

4 :名無しさん@12周年:2011/06/05(日) 00:58:07.08 ID:nakazawa0
貴重なあんこちゃんのマンコが・・・

5 :名無しさん@12周年:2011/06/05(日) 00:58:22.09 ID:Oktaviaa0
マジキチ

6 :名無しさん@12周年:2011/06/05(日) 00:58:58.92 ID:midrintr0
でも上条くんの体液ラーメンなら食べてみたいかも




おわり

しまった、>>355>>2のIDをかえんのわすれた

かずみとかおりこのキャラもだそうかとおもったけど力尽きたわ
もうだめだ
ねゆ

----------

ほむら「それよりも、いきなり立ちあがって人の食事を邪魔した揚句、二郎を床に捨てたあなたはどうなのかしら?」

「ギルティー!」「ギルティー!」「ギルティー!」

マミ 「くっ・・・!」

「ギルティー!」「ギルティー!」「ギルティー!」

マミ「・・・・」

「コレハシカタナイネ ウラジローイキカナ」

マミ「ひっ・・・!」

ざわ・・・ ざわ・・・

「裏」二郎だっ・・・! マジかよ・・・!

裏二郎行きっ・・・! ドーーン

マミ「あ・・・あ・・・」ぐにゃぁぁぁぁ

マミ「いやっ! 離して・・・!」

アバレナサンナ オジョウチャン アンタノツミハオモイ

マミ「誰か・・・! 助けてっ! ねぇ、曉美さん・・・!」

ほむら「・・・あなたも解っているはずよ」

マミ「そ、そんな・・・ いや・・・ いやぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・!!!!」

ガゴーーーーン

巴マミ 裏二郎行き

「おやおや、女とは珍しいですな」ニヤニヤ

「お、おおお、お、おっぱい! おっぱいだ! ふへへへ」

「しかもかなり若いじゃないか。ほほ、おじさん達も楽しめそうですな」ニタァ

マミ「な、なに・・・ ここ・・・ 誰か助けて・・ 出してよ・・・」

「おおお、おれ、おれもう我慢できない・・・ できないいい」

マミ「やだっ・・・ 来ないでっ・・・!」

「ふほぉぉお かかかかか可愛いいいいい!! おおおおおおっぱぱぱいだぁぁぁ」

マミ「いやっ! いやぁぁぁ・・・!」

ガシッ

マミ「っ!」

「逃がさないよ。お嬢ちゃん」

マミ「いやぁ!」

「まずはその可愛いおっぱいからいかせてもらうかなぁ」

びりっ!

マミ「きゃあ!」

「い、い、いいい いただきますぅぅう」

ちゅぱちゅぱ ちゅば!

マミ「あ、あ、あ、あああ・・ いやぁ・・・」

ぺろぺろ

マミ「いやっ・・! やめて・・・ お願い・・・」

「ふへへへ、綺麗なおっぱいだぁぁぁ」ちゅぱちゅぱ

マミ「っ!」ピクン

「おやぁ? これはこれは・・・」コリコリ

「乳首が勃ってきたようですぞ」

「チクビ カタメ コリコリ!」

マミ「やめて! ・・・お願いよ」

「まだまだこれからじゃないですか。ふほほほ」

「さて、ではそろそろ」

マミ「!?」

ビリビリ

「白のパンツか。 これはなかなか。やはり下着は白に限る」

「同感ですぞ」

「パンツ ウスメ シマシマ!」

マミ「あ、あなた達・・・ こんな事してただじゃすまないわよ!
後で絶対後悔させてやるんだからっ!」

「強気なお嬢さんだ。しかし・・・」

「君が堕ちるのが先と言う事に大豚Wを賭けよう」

「ふぉほほほwww」

マミ「な、なんなの・・・ こいつら普通じゃないっ!」

「さて・・・ 君の大事なところを」さわさわ

マミ「きゃ・・・! そんなところ・・・」

すりすり

くいっ

マミ「っっ!!!」ピクン

「おやおや、感じているようですね^^」

マミ「そんなわけ・・・」

つぷ

マミ「ひぃあ・・・っ!」キュンキュン

「まったく、淫乱なお嬢さんだ」

マミ「っ!」カァァァァ・・・

「ふへへwwカワイイ!!」

―ラーメン二郎見滝原店―

ギャアギャア

さやか「さーて、今日も一杯いくかー」

まどか「楽しみだねさやかちゃん! ん? なんか喧嘩してる・・・」

???「いい、恩人 キミは本当の二郎ってのを知ってるの?」

???「二郎を粗末にあつかうやつは生きてエンドロールを迎えることができない・・・」

かずみ「本当の悪人なんだよ!」

キリカ「二郎は無限に有限なんだ・・・」

キリカ「恩人をギルティにするのも、無限の中の有限にすぎないよ・・・」

ゆま 「おねーちゃん達、喧嘩はやめてよ!それこそぎるてぃだよ!」

さやか「一体なにが・・・?」

まどか「あ、杏子ちゃん! なにが起こってるの?」

杏子 「ああ、それが・・・」

キリカ「食うのが遅い!遅い遅いおそいオソい!」

かずみ「ゆまちゃんは一生懸命食べてるじゃない!文句言わないで!」

ゆま 「ご、ごめん、おねーちゃん達・・・ ;;」

まどか「杏子ちゃん、その子・・・」

杏子 「あぁ、ちょっとワケありで預かってるのさ・・・」

さやか「この歳でラーメン一人前・・・? そりゃあ無理なわけだ」

ゆま 「ぅぅ・・・ ;;」

杏子 「一人で二郎に行く術を教えようと思ったんだが・・・ 無茶だったか」

ゆま 「いや! キョ―コ! ゆまをひとりにしないで!」

キリカ「それならもっと早く食べてくれないとね・・・」

かずみ「いいよ! ゆっくり食べて! ゆまちゃん!」」

キリカ「いい? 恩人、ゆっくり食えだの幼女が一人前頼むだのしてるやつは二郎の本質をしらない!」

かずみ「二郎は確かに今日が初めてだけど・・・ でも、そういう問題じゃないでしょ!?」

キリカ「恩人・・・ 確かに恩人には奢ってもらったけど、こればっかりは譲れないよ・・・」

まどか「・・・もういい、もういいんだよ、みんな」

一同 「!?」

まどか「今の言い争いで全部わかったの・・・ みんな間違ってるわけじゃないんだよ」

まどか「かずみちゃんが『ゆっくり味わって食え』って言ってることも・・・」

まどか「キリカちゃんが『1.8ロット以内に食え』って言ってることも・・・」

まどか「二人とも正しいの・・・ だから、もういいんだよ・・・」



まどか「ほむらちゃーん、助けて―!!!」

ほむら「なにかしらまどか!?」ホムッ

まどか「あ、ほむらちゃん・・・ あの女の子を助けてあげてほしいの・・・」

ほむら「あの年で一人前・・・ 事情はもう分かったわ。」

まどか「私のパンツあげるから・・・」

ほむら「交渉成立ね」

―時間停止!―

サッ ヒョイ サッ ヒョイ サッ ヒョイ

ほむら「・・・ふぅ」

―停止解除!―

ゆま「あれ!? 二郎がなくなってる・・・」

杏子「なるほどな・・・ 恩にきるぜ二人とも!」

キリカ「!? ・・・まぁ、確かにこれでロットは乱れないけど・・・ 何が・・・!?」

かずみ「消えた二郎はどこにいったの? 捨てるなんてもったいないよ!」

ほむら「その心配は無用よ」

ほむら「この中に二郎は入れておいたわ」パカッ

キリカ「なるほど、タッパーか・・・」

かずみ「よかったねゆまちゃん!」

ゆま 「ありがとうおねーちゃん!」

ほむら「どこまであなたは愚かなの・・・!」

ゆま 「ひっ・・・」

ほむら「これに懲りたら、二郎に足を踏み入れるのはやめることね」

ゆま 「ごめんなさい・・・ ;;」

キリカ「・・・冷静に考えてみれば、私は間違っていたよ」

キリカ「二郎もメジャーな存在になった・・・ 幼女でも気軽に来れるようになったのかもしれない」

キリカ「私たちのルールに従わせるんじゃなくて、私たちが変わっていかないといけないのかもしれないな・・・」

かずみ「私もごめんなさい・・・ 二郎にあんな細かいルールがあるなんて知らなくて・・・」

かずみ「新しいお店に行く時はよく調べてから行かないといけなかったよ・・・」

キリカ「いいよ恩人、キミのおかげで大切なことを知れたから・・・」

かずみ「私もごめん・・・ またキリカちゃんと二郎に行きたいな!」



まどか「よかったねえ・・・ これで二郎の平和は救われた・・・。」

さやか「いや、まどか何もしてないじゃん!」

まどか「」ギクッ



おわれ

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