霧切「朝目覚めたらセレスさんが横で寝ていた」 (17)

霧切「……」

セレス「……zzZ」

霧切「……」ペラ

セレス「……zzZ」マッパー

霧切「……」

霧切「は?」

か?

き?

く?

え?

霧切(……とにかく、落ち着くのよ)

霧切(まずは状況を整理しましょう)

霧切(どうやら、ここはセレスさんの部屋のようね)

霧切(辺りには彼女の服と、私の服が散らばっている……)

霧切(そして注目するべきは、私達二人共服を着ていないということ)

霧切(さらに同じベッドで寝ている、となると……)

霧切(……やっぱり意味がわからないわ)

苗木「それは違うよ!」ドアビターン

もやしもんのアレみたいなもんか

霧切(……ハッ)

霧切(そういえば昨日、私達はセレスさんに呼び出されて……)

――昨夜 セレスの部屋

霧切「こんな時間に呼び出して、何のようかしら?」

セレス「まぁ立ち話もなんです。座ってくださいな」

霧切「………」スッ

セレス「とりあえず、ぶどうジュースでよろしいですか?」

霧切「お気遣いは結構よ」

セレス「ふふ、そう言わずに。人の好意は素直に受け取るものですわ」

霧切「……そうね。それじゃあ、頂くわ」

セレス「では、お一つ」トクトクトク

霧切「……それで? 話っていうのは?」

セレス「せっかちですわね。そういう方は好機を逃しますわよ?」

霧切「ご心配ありがとう。けど、今まで逃したことなんて無いわ」

セレス「それは失礼しました」

セレス「では、霧切さんをこれ以上待たせる訳に参りませんので」

セレス「話というのは、一種の同盟関係をあなたと結ぼうと想いまして」

霧切「同盟?」

セレス「先日わたくしはここで暮らすべきだと言いましたが、あれは嘘です」

霧切「知っていたわ」

セレス「あら、どうしてですの? 目立たないように行動していたつもりでしたが」

霧切「気が付かなかった? 自分の言動と行動が矛盾していることに」

セレス「はて?」

霧切「口ではここで暮らそうと言いつつ、あなたは学園内の探索の際にはほぼ毎回付いてきていたわ」

セレス「それは、みなさんとの調和を取り持つために……」

霧切「それはどうかしら?」

霧切「ここ数日のあなたの観察結果から言って、そんな考えがあるとは思えない」

霧切「どちらかと言えば、あなたは一人を好むタイプのはずよ」

霧切「なのに、みんながウロウロしている探索には積極的に顔を出している」

霧切「本当はあなたはここから出たがっているのではないか、位の推理は容易に出来るわ」

>>9
私達?

はやくしろ

途中で投げるなら初めから書くな死ね

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