竜児「最近、スーパーで平沢さんという子によく会うんだ」(821)

竜児「しかもなかなか可愛い」

大河「あっそ」

竜児「両親は家を留守にすることが多く、姉さんも大学に行って一人暮らしだそうだ」

大河「何でそんなこと知ってんのよ…キモッ」

大河「なにあんた。みのりんに申し訳ないと思わないの?」

竜児「なんつーか櫛枝とは別の…こう、朗らかな好意っていうか」

大河「あんたがストーカーして捕まるのはいいけど、私には迷惑かけないでね」

竜児「いやストーカーじゃなくてだな」

大河「じゃあ私みのりんと帰るから。ばいばい」

竜児「ちょっ、待ってくれ!まだ話は終わってないんだ」

竜児「…帰りやがった」

竜児「(何だよ大河のヤツ…ちょっとぐらい話し聞いてくれたっていいじゃねーか)」

スーパー

竜児「こっちが卵10個入りが100円で…コッチが10個入り110円か」

竜児「コッチのが賞味期限長いが10円プラスは痛いな」

憂「あ、それならあっちに100円で賞味期限長い卵ありましたよ」

竜児「うおわっ!」

竜児「あ、ああ…平沢さん。どうもこんにちは」

憂「すいません、驚かせちゃいましたか?」

竜児「いやいや。それよりあっちの卵のがいいんですか?」

憂「私はいつもあっちのコーナーにある卵を買ってますよ」

竜児「へぇ…じゃあオレも今日からあっちの卵買おうかな」

帰り道

憂「高須さんはどこの高校に通ってますか?」

竜児「高校?」

憂「はい。いつも学生服でお買い物に来てるからちょっと気になって」

竜児「近所にある大橋高校ってトコですよ。今2年です」

竜児「じゃあ、平沢さんはドコに?」

憂「私は桜が丘高校って所に通ってます」

竜児「ああ、確か女子校の?」

憂「一応、今年から3年生なんです」

竜児「(ってことは…年上!?)」

竜児「…えーっと、平沢さんいつも自分で料理とかつくるんですか?」

憂「えっ?」

竜児「この前家で一人でいることが多いって聞いたモンで」

憂「はい。料理は自分で作ることが殆どですよ」

竜児「あ、オレも家でみんなの料理作ったりしてるんですよ」

竜児「ウチの母さんは全く料理できないし、親父はいませんからね」ハハ

憂「そ、そうなんですか?(…お父さん居ないんだ)」

竜児「しかも隣に友達がいるんですけどソイツも家事とか全くダメなクセに一人暮らしで」

竜児「だからソイツの分も含めていつもオレが作るしか無い、ってな感じなんです」

憂「私もお姉ちゃんが全然家事がダメだったから、私がしっかりしなきゃっ」

憂「あはは、私のお姉ちゃんも全然家事がダメなんですよ」

竜児「お姉さんなのに?」

憂「きっとお姉ちゃんだからです。だから私がしっかりしなきゃダメだって思ってました」

憂「でも、大学に行っちゃった今じゃそんな心配はもうしなくていいんですけどね…」

>>23
途中で書き込まれていただと!?
なしで

竜児「…えと、いつも一人でご飯食べてるんですか?」

憂「たまにお母さんとお父さんが帰ってきて、一緒に食べますよ」

竜児「たまにと言うと?」

憂「1ヶ月に一回ぐらいです」

竜児「(おいおい…なにやってんだよ親御さん)」

竜児「…んーと」

憂「?」

竜児「良かったらでいいんですが…今日ご一緒に飯いかがっすか?」

憂「えっ?」

竜児「やっぱり一人で食べるよりみんなで食べる飯の方が美味しいから…」

竜児「ああ、無理にとは」

憂「…ご迷惑じゃないですか?」

竜児「大丈夫ですよ。一人や二人増えてもなんのその」

竜児「オレの友達とかいつも勝手に飯だけ食い逃げにきてますし」

憂「あはは。…分かりました、ご迷惑じゃなければご一緒に」

竜児「つーワケで平沢さんも一緒に飯を食べることになった」

泰子「あら、いらっしゃーい」

大河「」

憂「すいません、今日一日だけ食事をご一緒にさせていただきます」ペコリ

大河「ちょっと竜児」

竜児「何だ大河」コソッ

大河「おんどれは何フツーに女連れ込んどんじゃ!」ガスッ

竜児「べふっ!」

憂「!?」

憂「だ、大丈夫ですか?」タッ

竜児「ててっ…だいじょぶです。いつもの事っすから」

憂「もう、めっですよ!」

大河「め?」

憂「人をいきなり殴ったりしちゃダメです」

大河「…ふん」プイッ

竜児「ああ、すいません。コイツこういうヤツなんで」

泰子「まぁまぁみんな。ここは竜ちゃんのご飯食べて落ち着こうよ」

竜児「そうだな。じゃあ今すぐ作るから『静か』に待ってろよ大河」

大河「わかってる」

憂「お料理作るんでしたら、私も手伝いますよ」

竜児「あ、え?いやいや大丈夫ですよ手慣れてますんで」

憂「一人より二人の方が手間も省けて、早く作れますよ」

竜児「…それもそうですね。じゃあ協力して作りますか」

泰子「へー、彼女さんもお料理できるんだ」

大河「竜児の足を引っ張って遅くしないでね」

憂「よいしょ」トントン

竜児「サラダ油は少なめに、と」ジャー

憂「一通り野菜切れたんでここに置いときますね」

竜児「はーい」

泰子「すっごい。二人とも手際良いね」

大河「」

竜児「おし、完成だっ」

泰子「んー…いい匂い」

憂「ちょっと味付け失敗しちゃったかもしれませんが…」

大河「この唐揚げ、一つ貰うわ」ヒョイッ

竜児「コラ大河!摘み食いは禁止だ!」

大河「…」パクッ

大河「…おいしい!」

憂「えへへ、よかった」

竜児「その唐揚げは平沢さんが揚げてくれたんだぞ」

大河「…悔しいけどおいしい」

竜児「じゃあ手を合わせて…」

泰子「いただきまぁーす!」

憂「いただきます」

大河「いひゃひゃきまひゅ」パクッパクッ

竜児「もう食ってんじゃねぇか…」

憂「あはは…」

泰子「おぃしぃーっ!」

大河「んむんむ」ガッガッ

竜児「平沢さんの揚げた天麩羅すごいおいしいですね」

憂「そんな、高須さんのパスタもすごいおいしいですよ」

大河「あーおいしいおいしい」ガッガッガッガッ

泰子「ごちそうさま、二人ともとってもおいしかったよー」

憂「ありがとうございます」

竜児「おう。じゃあ食器洗いはやっときますんで、後はごゆっくり」

憂「食器洗いなら、私も…」

竜児「流石にこれはオレがやりますよ。お客さんに作ってもらって皿洗いまでさせるわけにはいかないんで」

竜児「だから皿洗いはオレに任せてもらえませんか?」

憂「…分かりました。じゃあお言葉に甘えて」


大河「…」

憂「(よく見ると大河ちゃんってちっちゃくて可愛いな)」

憂「(梓ちゃんとはちょっと違ったタイプかな)」

大河「なに?ジーッと見てきて」

憂「あ、ごめんなさい。可愛いなって思って」

大河「あっそ」

憂「(ちょっと付き合いづらい子なのかな?)」

泰子「竜ちゃーん!大河ちゃーん!彼女さんも、やっちゃんお仕事に行ってくるねー」

竜児「ああ、朝飯は作っとくからな」ジャー

大河「行ってらっしゃい」

憂「す、すごい(格好が)」

泰子「彼女さん、今日は泊まってってもいいよん?」

竜児「」ガシャーンッ

憂「それは…ちょっと」

大河「ダメダメっ!ダメ!」

竜児「待て、何でお前が決めるんだよ!」

大河「じゃあなに?あんたはこの人に泊まってってほしいの?」

竜児「おうっ!…じゃなくてだな」

大河「あんた一体なに考えてんのよ、この変態!」

竜児「誰が変態だよ!(まぁ確かに平沢さんと付き合う妄想はしたことあるが)」

憂「あ…あの」オロオロ

大河「なに?!」

憂「私、今日はここで失礼させていただきますね」

竜児「え?まだゆっくりしてても大丈夫ですよ?」

憂「あんまり遅くなるとご迷惑かかっちゃいますから」

竜児「そ…そうですか」

憂「今度はうちに食べに来てくださいね」

竜児「はい。喜んで!」

大河「チッ」

憂「…?」

帰り道

憂「え、と」

憂「確か道はこっちで…」

憂「私もしかして…迷っちゃったのかな?」アタフタ

北村「何かお困りかい?」ポン

憂「え…?あ…あの桜が丘って左の道で大丈夫ですよね?」

北村「そうだな。左だ!」

憂「は、はい。どうもありがとうございました」ペコッ

憂「(すごくシャキシャキとした人だった)」

竜児「あれから一週間たったワケだが…最近スーパーに行っても平沢さんに会えない」

実乃梨「そんな時こそリポビタンAだよ高須くん!」ドンッ

亜美「マジそんな暗いオーラだされても迷惑なんですけど」

北村「ん?なんだ高須、恋の相談ならこの俺に」

竜児「やめてくれ!縁起でもねぇ!」

憂「えーと、調味料を半分」カリカリ

純「うーい!」

梓「おはよう、憂」

憂「おはよう純ちゃん、梓ちゃん」

純「ん?何かいてるのそれ?」
梓「砂糖大さじ2杯…塩」

憂「あっ、見ちゃダメだよ!」

梓「これ何かのレシピ?」

憂「うん、一応」

梓「唯先輩達に何か作ってあげるの?」

憂「あ、これはお姉ちゃん達にじゃないんだ」

純「ははーん、さては彼氏に料理でも作ってあげる気かな?」

憂「そん…そんなんじゃないよ!」ガタッ

梓「(…まさか。いやないか…憂だもんね)」

放課後

憂「(この前ご馳走になったから、今度は私がご馳走したいけど)」

憂「最近部活が忙しくて高須さんに会えてないな…」

純「高須さん?」

憂「うわっ!」

純「もー、うわっ!はひどいよ」

憂「ご、ごめん…」

憂「あの、純ちゃん」

純「ん?なに?」

憂「今日は梓ちゃんに部活休むって伝えてくれないかな?」

純「いいけど、どうして?」

憂「ちょっと用事があって…」

純「うぃーす、りょーかい」

純「…ってことらしいよ」

梓「なるほど。じゃあ今から練習」

純「これはやっぱり尾行するしかないでしょ」

梓「へっ?いや…やめといたほうがいいよ」

純「だって今日の憂、何かおかしかったしさ…放課後も急いでたし、何してるか気にならない?」

スーパー

憂「(この時間帯になら高須さんもいると思うんだけど…)」

憂「(今日は来ないってことも…)」

竜児「さて」

憂「…あっ」

竜児「えーと、昨日が焼き豚だっから…今日はキムチだな」

憂「高須さん!」

ちょっとだけ死なせてくれ…

とらドラとか俺溶く

大学生になった唯が隣に越してきて、あまりのだらしなさに竜児が世話を焼く
みたいな感じでもできそうだな

>>133
>>153
面白そうと思ったけど、憂が竜児に代わるだけで
平沢家の日常と何ら変わらないような気が・・。

>>154
大河の嫉妬+憂の嫉妬
と言う+α

ありがトン
もう生き返った

竜児「え?…あっ、平沢さん?!」

憂「はい、お久しぶりですね」

竜児「あ、あぁ。そうですね…最近この時間に平沢さん見なかったから」

憂「ちょっと部活が忙しくて、いつも帰るのが遅くなってたんです」

竜児「部活?(料理部とか裁縫部とかか?)」

憂「軽音楽部…って分かりますか?」

竜児「軽音楽って言ったらフルートとかの…」

憂「それは吹奏楽部ですね。軽音楽はギターとかキーボードをする部活なんです」

竜児「…マジ?」

憂「はい」

竜児「(似合わねぇ…というかイメージが違う)」

憂「あの、それで今日は高須さんにお話しがあって」

竜児「なんですか?」

憂「よろしければ、今日家にご飯を食べにきませんか?」

竜児「へ」

憂「この前ご馳走になったから、何かお返しできないかなと思って」

竜児「(確か平沢さんって今一人暮らしなんだよな…)」

竜児「(っ…おっと)」

竜児「せっかくのお誘いですが、すいません。家で泰子と大河が待ってるんで…」

憂「あっ…そ、そうでしたね。ごめんなさい」ペコリ

竜児「いやいやこちらこそ。すいません」ペコリ

俺「ここは俺が行くんで。」ペコリ

バサッ

竜児「…ん?鞄から何か落ちましたよ」ヒョイッ

憂「あっ、すいませ…!」

竜児「(メモ帳?)」

竜児「レモン少量…ソースカップの半分?これ何かのレシピですか?」

勝手に人のメモ帳見る竜児さんぱねえっす

竜児「このレシピの材料って今、平沢さんの買い物カゴに入ってるものですか?」

憂「見られちゃいましたか…」

竜児「見られ?」

憂「内緒でちょっと変わったご飯を作って、高須さんを驚かせようとしたんですが…」

憂「あ、でももう見られても大丈夫です」

竜児「(隠すんならメモ帳の表面に書いておくのもどうかと思うけど…いやそんなことより)」

竜児「…(くそ、涙が)」

憂「た、高須さん!?」

竜児「(今まで人に尽くしてきただったが…尽くされるってのはいいモンだ)」ゴシゴシ

竜児「すいません…こういうのって泰子以来で、つい」

憂「大丈夫ですよ。ほら、涙ふいてください」フキフキ

竜児「すいません…」

憂「一度外に出ませんか?」

竜児「そうですね…」

憂「何か辛いことでもあったんですか?」

竜児「ちょっとグッ、ときちまいました」

憂「ぐ?」

竜児「今思えばオレって…生まれてからロクなことなかったんですよ」

竜児「小さな頃から人相のせいで避けられて、泰子にも迷惑かけちまって」

竜児「人に優しくされたことなんてほとんどなかったんで…」

憂「私が高須くんならきっとおかしくなってたかな…昔からみんな仲良し家族だったから」

竜児「…」

憂「お父さんもお母さんもお姉ちゃんも、隣のとみお婆ちゃんも、とっても優しかった」

竜児「…昔のオレなら妬むほど羨ましいですよ」

憂「でも今は二人共ほとんど留守にしてるし、お姉ちゃんは大学に行っちゃいましたけどね」

憂「だから時々昔を思いだして泣いちゃうこともあるんですよ?」

竜児「親御さんは、どうしてそんなに子供を置いて留守にするんですか?」

竜児「いくら両親が仲良しだからって子供を一人置いてくのは…」

憂「帰ってきても、直ぐにお父さんとお母さん仕事に行っちゃうんです」

憂「たまにご飯食べるぐらいの時間はありますけどね…」

昨日のとみさんをうざがる平沢姉妹のSSのせいでもうまともに見れない

>>239
奇遇だな

竜児「オレ、やっぱりお邪魔していいですか?」

竜児「(そんな話し聞かされたら…なぁ)」

憂「えっ?でも高須さんのお母さんと大河ちゃんは…」

竜児「あ、ちょっと待っててください」

ピッピッピッ prrrr

大河『なに、犬?』

竜児「大河。確かオレの家の冷蔵庫にまだラップした飯があっただろ?」

大河『あるんじゃないの?』

竜児「悪いけど今日は遅くなるから、泰子とそれチンして食ってくれねーか?」

大河『ハァァァァァァ!?』

竜児「」キーン

大河『…まあ、ご飯あるんならいいけど』ブツッ

ツー ツー

竜児「いいんならわざわざ大声出すなよ…」キーン

憂「(今すごい声がしましたけど、大河ちゃんかな))?」

竜児「とりあえず大河と泰子のことは解決しましたんで」

憂「大河ちゃんと泰子さん、本当に大丈夫ですか?」

竜児「…多分大丈夫です」

大河「ハァァァァァァ!!」
竜司「馬鹿な!!まだ上がるだと!?」キーン

平沢家

憂「ここです」

竜児「うおぅ…大きな家で」

憂「ちょっと散らかっちゃってますが、どうぞ」

竜児「お、お邪魔します」

憂「すぐに作るので、居間でゆっくりかけていてください」

竜児「(オレが掃除したくならないってことは…掃除もマメにしてるんだな)」

憂「エプロンエプロン…っと」

竜児「何かオレに手伝うことは?」

憂「そうですね…それじゃあ、そのままゆっくりしていてください」

竜児「…分かりました(ようするに手出しするなってことか)」

憂「ふんふん~♪」トントン

憂「よいしょっと」グツグツ

竜児「(それにしても料理をする美人というの絵になるな)」

竜児「大河と泰子も料理さえできればなぁ…今更だ」

憂「もうすぐできますよー」

梓「ねぇ、純…」

純「うん」

梓「さっき憂、怖い人家の中に連れて行ったよね?」

純「だよね!?」

梓「知り合いならいいけど…何か心配だなぁ」

純「…あ、何かいい匂いしてきた」

憂「できましたー」

竜児「あ、じゃあ運ぶのぐらいは流石に手伝わせてください」

憂「すいません、お願いします」

竜児「1、2、3、4…etc。えーと、この料理マジで全部一人で作ったんですか?」

憂「男の人には、やっぱり足りないですか?」

竜児「いや…もう十分です」

憂・竜児「いただきます」

竜児「それじゃまず、この春巻きからいただきますね」

憂「どうぞ」

竜児「むぐっ」パクパク

竜児「…!(何だこりゃ!ただの春巻じゃねぇ!)」カッ

憂「隠し味にワイン使ったんですけど、お口に合いませんでしたか?」

竜児「やば美味い」

竜児こんなキャラだったっけ?www

竜児「レストランに引けを取らないですよ、コレ」

憂「よかったぁ…おいしくなかったらどうしようかと」

竜児「このエジプトみたいな料理も、中華も」モグモグ

竜児「全部マジでうまいっす」

憂「あはは。流石にそれは褒めすぎだよ」

竜児「今日は、ご馳走様でした」ペコリ

憂「いえ、こちらこそ」ペコリ

竜児「次はオレが今日のお返しするんで、ぜひまた来てくださいね」

憂「気にしないでください、この前ご馳走になった分を私がお返ししたかっただけですから」

竜児「はは。ま、そう言わず」

憂「それなら…」

竜児「?」

憂「今度の日曜日、二人でどこかに出かけませんか?」

竜児「」

憂「な…なーんて」

竜児「平沢さんさえよければ…オレは大丈夫っす」

純「あっ、怖い人が帰っていくよ」

梓「もう帰ろうよ純。さっきの匂いかいだら私お腹ペコペコだよ」

純「そうだね…何かあの人がニヤニヤしてるのが気になるけど、帰ろっか」

竜児「…」ニヤニヤ

竜児「クッ…ククッ」ニヤニヤ

亜美「高須くん怖っ…」

北村「あの顔で笑ってるってことは、何か良いことあったってことだな」

実乃梨「どういうことだい、北村くん?」

大河「ハッ」

唯『でねー、晶ちゃんとかいっぱい新しい友達もできたんだよー!』

憂「そうなんだ。よかったねお姉ちゃん」

唯『憂も残り一年間の高校生活、悔いのないようにしてね』

憂「うん」

唯『休みができたら帰ってくるよー、それじゃあね』ブツッ

憂「…私が卒業しちゃったら、高須さんに会う時間も減っちゃうだろうなぁ」

竜児「日曜日、10時に森林公園でお願いします…と」ピッ

大河「へー、もうメルアド交換してたんだ」

竜児「おう。やっぱり色々連絡取れあえる方が楽だからな」

大河「ふーん…まぁ私には関係ないわね」

大河「(つけるか)」

竜児「(早く明日にならねーかな)」

日曜日

竜児「流石に一時間前に来てれば、いつ憂さんが来ても大丈夫だな」タッ

憂「あ、こんにちは高須さん」

竜児「」

竜児「はい。こんにちは(なぜもういる…)」

憂「待たちゃいけないと思って、ちょっと前に来たんですが丁度良かったみたいですね」

憂「えっと…まずどこに行きます?」

竜児「一度そこの喫茶店でゆっくりしつつ、街のお店をどう回るか決めませんか?」

憂「はい。そうしましょうか」

竜児「(とりあえず、櫛枝の時に身につけたエスコートが役に立つかどうかだな)」

竜児の私服が気になる

喫茶店

店員「ご注文はお決まりでしょうかー」

竜児「オレはブラックで」

憂「じゃあ私はエスプレッソでお願いします」

店員「かしこまりました(よくこんなモン飲めるな)」

これは櫛枝フラグ

確かにエスプレッソは口臭が気になるな

竜児「それじゃ、スポッチャ行った後に映画行って、夜にご飯食べるって流れで」

憂「楽しみですね」

竜児「でも、驚きましたよ。平沢さんがスポッチャの1時間無料券を持ってたのは」

憂「お姉ちゃんのお友達から貰った券だったんですが、中々使う機会がなかったので」

竜児「でも行ける所が増えたのはいいことですよ」

スポッチャ…竜児がみじめになるだけだろ

野球

憂「えいっ!」カキーン

ホームラン!

竜児「うおう…すげぇ」

憂「高須さんも、どうぞ」スッ

竜児「あ、はい…」パシッ


竜児「ぬんっ!」スカッ

ストラーイク!

バスケット

憂「ここはコート的に1on1ですね」

竜児「1on1…?」

憂「簡単に言うと1VS1ってことですね」

竜児「いや…流石に女の子相手にマンツーマンは」

憂「むっ、私こう見えても運動は得意なんですよ?」ダンダン

竜児「うまっ」



竜児「いや…改めて感服しました」

憂「えへへ。恐れいります」

竜児「(平沢さんが野球やってたら、櫛枝の対抗馬になってただろうな)」

竜児「身体疲れてませんか?」

憂「はい、大丈夫ですよ」

休憩フラグくるか

シネマ

憂「色々な映画がありますね。どれにします?」

竜児「(こういう時は確か『男がリードする』だったよな)」

竜児「じゃあこれにしませんか?その…カップルにオススメってやつで」

憂「カップル…いいですね。それにしましょう」

竜児「ふー(引かれないかと思ったが大丈夫そうだな)」

男『~~!』

女『~~!』


竜児「」

憂「はわわ…」ドキドキ

竜児「(自分で選んでおきながらなんつー映画だ…終始ずっとラブシーンじゃねーかよ)」

憂「うわわっ…そんな!」

憂「すごい映画でしたね…」

竜児「そ、そうですね」

竜児「(とりあえず話題を変えよう)」

竜児「暗くなってきましたし、飯食べに行きます?」

憂「じゃあ…あの」

竜児「はい?」

憂「高須さんの家でご飯が食べたいです。大河ちゃんと泰子さんも一緒に」

憂「やっぱり外で食べるより、好きな人と一緒に作るご飯が一番美味しいです」

竜児「…はい、そうしましょうか」

竜児「(あの女王様もお怒りで待ってるだろうしなー)」

憂「…」

竜児「それじゃあ、行きましょうか」

oh……

竜児「ただいまー」

憂「お邪魔します」

泰子「竜ちゃーん、今日街かどこかで大河ちゃん見なかった?」

竜児「いや…何で?」

泰子「昼に一緒にご飯食べようとしたんだけど、どこかに出かけてたみたいで」

竜児「櫛枝と遊んでるんじゃないのか?」

大河「…竜児と憂さん見失っちゃった」

大河「というより何で私があの二人を尾行しなきゃならなかったんだろ?」


梓「ねー、もう帰ろうよ純」

純「だってあのお姉ちゃんベッタリの憂に彼氏だよ!?」

梓「もう見失っちゃったじゃん」

大河「ん?」

梓「ん?」

純「ん?」

憂「大河ちゃん大丈夫かな…」

竜児「ま、大丈夫だろ。大河なら」

泰子「そぉ?ならいいけどね」

泰子「それと、やっちゃん今からお仕事に行ってくるね」

竜児「もう行くのか?」

泰子「今日は部長さんと夜ご飯食べてくるの。だからちょっと早めに行かなきゃ」

泰子「それじゃ、二人ともお盛んなのはほどほどにねん」

竜児「アホかっ!早く行け!」

泰子「じゃあまたね、憂ちゃん」

憂「はい、次はご一緒に」

泰子「うん。期待してるよー」

バタン

憂「…二人になってしまいましたね」

竜児「そ…そうですね。とりあえず夕食作りますね」

憂「二人、で作ろう」

竜児「…はい」

竜児「…」グツグツ

憂「あの」トントン

竜児「はい?」

憂「今度ある、桜が丘高校の学園祭来ていただけませんか?」

竜児「学園祭ですか?いいですよ」

憂「学園祭でバンド演奏をするので、高須さんにも聞いてもらいたくて」

竜児「そういえば言ってましたね、軽音部って」

竜児「そんじゃ絶対に見に行くって約束します」

憂「絶対に来てくださいね」ニコ

竜児「(その笑顔見せられてイヤって言う方が無理だろ)」

竜児「あ、そろそろ出来てきましたよ」

――

憂「今日はありがとうございました。とっても楽しかったです」

竜児「よろしければ送っていきますよ?」

憂「あ、いえ。すぐに着く距離なので」

竜児「分かりました。じゃあ、また」

憂「また今度」

竜児「てなワケで今度、桜高の学園祭に行くことにしたんだ」

春田「桜高ってあの女子校のだよね!ねぇ、ねぇ!たかっちゃん!」

櫛枝「おおっ、彼女とは隅におけないねぇ高須くん」

能登「つーか高須。前に可愛い女の子連れて歩いてたよなお前?あの眼光は間違いない」

木原「え…マジ?」

香椎「あら、意外ねぇ」

♪~♪

竜児「おっ。メールか」カチッ

能登「見せろ高須っ!」ガバッ
木原「私にも!」

竜児「おいおい、がっつかないでくれ!」

能登「『これから学園祭まで練習が続きます。なのでしばらくは会えませんが、時間ができたら連絡します』」

亜美「なに高須くん?ラブラブってやつぅ?」

竜児「そんなんじゃねーよ!」

憂「高須さん、メール見てくれたかな?」

純「ういー、梓が練習始めるよってさー」

憂「はーい!今行くね!」タッ

チャンピオンズリーグまで生きる活力が沸いてきた

竜児「桜高学園祭まであと数日か…」

北村「何だ高須。そんなに彼女のことが気になるのか」

竜児「彼女じゃない。それにお前も早く新しい恋でもしたらどうだ」

北村「ははっ、言うな高須」

竜児「あの時のお前はマジで見てられなかったからな」

北村「そういえば最近、逢坂を見ないな?」

竜児「ああ…大河はな」

アメリカ

大河「んじゃ、今日も派手にやるわよ!」

Free「Ok!」

Anthony「Let's!try」

大河「じゃあまず一曲目!」


―――

竜児「なぜかロックに目覚めて、今アメリカにいる」

北村「そりゃあ…たまげたな」

竜児「この前の日曜、帰ってきたと思ったら急に『私ギターに目覚めた』とか言ってな」

竜児「最初は冗談と思ったんだが、次の日マンションが空になってたのは驚いたぞ」

北村「逢坂がアメリカへ行ったってみんな知ってるのか?」

竜児「いや。なんでも『留学』じゃなくて大河は休学扱いになってるらしいが」

北村「休学じゃなかったのか…」

竜児「北村も狩野先輩を追っかけて『休学』するのか?」

北村「はっはっは。確かに悪くない」

竜児「(それにしても…)」

竜児「(平沢さん元気でやってるかな?)」

梓「…」

純「ボケーッとしてどうしたの梓?」

梓「あ、ちょっとこの前街であった小さな女の子のこと思い出してて…」

純「あのフワフワした髪の子?すごかったよね、ギターの話したらドンドンのめり込んでって」

梓「でもそれで音楽が好きな人が増えたのはいいことだよ」

純「まだ中学生ぐらいかな?」

竜児「いよいよ今日が桜高の学園祭だな」

春日「うはっ!女子の楽園キター!」

能登「とりあえずナンパだな!ナンパ!」

竜児「…お前らも来るのかよ」

北村「まぁ、大勢のが楽しいからな。心配するなお前と彼女の邪魔はさせん」

女子A「ようこそー!桜高学園祭へ!」

女子B「パンフレットどうぞ」

竜児「あ、ども」ギロ

女子B「ひっ!ごめんなさい!」ダッ

能登「あっ、ビビらせてどーすんだよ高須!」

竜児「い…いや。脅したつもりはなかったんだがな」

春日「たかっちゃんがいたらみんな逃げちゃうもんねー」

竜児「悪かったな」

能登「こりゃナンパん時は高須に目隠ししてもらうっしかないな」

竜児「…待てそんなことより」パラッ

竜児「講堂で、軽音部の演奏は…13時からか」

北村「遅れるなよ高須?」

竜児「分かってるよ」

これすんげぇ面白いじゃん
憂好きだけどナイスカップルすぎて全然嫉妬しない不思議

さわ子「みんなー!あと一時間とちょっとしたら出番よ!」バタン

純「うわ、緊張してきたなー…」

梓「最後の学園祭だからね。最後はビシッと締めよう」

憂「(…高須さん来てくれてるかな)」

憂「がんばらなきゃ」

純「よっし!じゃあ講堂いこっか!」

梓「おー!」

憂「おー!」

竜児「そろそろだな…」ガタッ

春日「たかっちゃん、もう行っちゃうの?」

竜児「約束してたしな」

能登「んじゃ、俺たちはもうちょっとメイド喫茶を堪能してから行くよ」

北村「じゃあまた後でな、高須」

竜児「おう」

竜児「んー、講堂はこっちだったよな…」

唯「急がないとあずにゃん達のライブ始まっちゃうよ!」ダッダッ

律「お前がずっと焼きそば頬張ってるからだろ!」ダッダッ

ドンッ

竜児「どわっ!」

唯「あいたっ!」

澪「ちゃんと前見ないと。あの、大丈夫で…ひいいっ!」

竜児「ああ、大丈夫です」ギロ

>>469
いつもSSではいいとこなしの澪が初めていい仕事をした瞬間である

竜児「あれ?平沢さん…?」

唯「へっ、私のこと知ってるの?」

紬「唯ちゃんのお知り合い?」

唯「ううん」

竜児「(ゆい…てことは)」

竜児「…あー、平沢さんのお姉さんでしょうか?」

律「憂ちゃんのことか」

唯「憂のこと知ってるの?!」

竜児「はい、お世話になってます…」チラ

竜児「…おっと。すいません、時間が無いんで挨拶はまた今度改めて」ダッ

唯「あっ!」

紬「…行っちゃったね。憂ちゃんのこと知ってたみたいだけど」

律「ひょっとしたら彼氏とかかもな」ウシシ

律「おい澪。いつまでビビってんだよ」

澪「殺さないで…殺さないで」ガタガタ

ステージ裏

ざわ…ざわ…

純「うわぉ、もう人が一杯だ」

梓「こういう時っていつも血が冷たくなるよね」

憂「…」スー ハー

純「憂は随分落ち着いてるね」

憂「うん。まだ本番はこれからだからね」



竜児「12時58分…まだ始まってないよな、セーフ」

>梓「こういう時っていつも血が冷たくなるよね」←シャブ

>憂「…」スー ハー←シンナー

で再生された

ヴーッ

竜児「お…始まるのか」


梓「皆さんこんにちは。これから20分ほど演奏するので、聞いてください」

ワーッ!ワーッ!

憂「(高須さんどこかな…)」

竜児「ん、平沢さん誰かを探してるのか?」

梓「それじゃまず一曲目」スッ

バンッ!

唯「間に合ったー!」

律「セーフッッ!」シュビッ

澪「いや、もう始まってるからな」

梓「(あ、唯先輩達だ!)」ジャッ

ジャカジャカジャン♪

ジャカッジャカッジャーン♪

ワーワー!

紬「…みんなすごく上手くなってるね」

ジャカッジャカッジャーン♪

竜児「(おおスゴいな…ドンドン腹に響く)」

唯「うぃーす」

律「おぃーす」

竜児「え?ああ…どうも」

紬「ここの席にご一緒してもよろしいですか?」

竜児「いいっすよ。何故かオレの周りだけ席があいてるので」

ジャーンッ♪

ワーッ パチパチパチ!

唯「みんなすごいよ!」パチパチ

律「成長したなー、あいつら」パチパチ

紬「ええ」パチパチ

梓「皆さん、演奏を聞いて下さってありがとうございました!」

純「イェーイ、ウェイ!」

梓「じゃあ憂…最後バシッと締めてね」コソッ

憂「う…うん」

竜児「おっ」

唯「あ、ういだ!おーい」

律「しっ!今はまだ我慢しろ」グイ

唯「…ひょうはいしまひた(了解しました)」

憂「皆さん、今日はお忙しい中桜高学園祭に来ていただき感謝の気持ちで一杯です」

憂「私達の代はこれでもう終わりですが、菫ちゃん達が来年にはもっとスゴい演奏をしてくれます」

菫「ちょ…もう勘弁してくださいよ…」

憂「音楽が好きな人がいる限り、けいおん部はずっと続いていくと思います」

憂「みなさん、今日は本当にありがとうございました!」

パチパチパチパチパチパチ!

律「憂ちゃんやっぱすげーな」
唯「えっへん」

竜児「(なぜあんたが威張る)」

梓「それじゃあ、ステージ裏に戻…」

憂「あと、これは直接ライブと関係ないんですが…」

俺「ん?なんだ?」

俺「おいおいまさか」

憂「この場を借りてしか言えない、弱虫の私を許してください…」

梓「えと、最後のMCの後にMCって打ち合わせにあったっけ?」

純「…憂のアドリブ?」

憂「今、この講堂にいると信じて言わせてもらいます」

唯「うい…?」

憂「高須竜児さん、私はあなたが好きです!大好きです!」

竜児「」ポカーン

キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!

                      人人
        (iii)  (iii)     < ウ >
 人人   //   \\    < オ >
< イ >// / ̄\ \ \   < オ >
< ェ >\\ |(゚) (゚) |/ /   < オ >
< ス > \\|. ∩..| /    < オ >    
< ! >.  \\∪//     < オ >
< イ >   (  ̄  )        YYY    
< .ェ >  .. |    |
< .ェ >  .. |    |
< ス >  .. |    |
 YYY    / /\ \
      / /   \ \


  人人               人人
< ウ >   /~~T~~\  <ウ .>
< オ >  / / ̄\ \ <オ .>
< .ォ > | /|(゚) (゚) |\|< ッ >

< オ > //|. ∩ |\\ YYY
< オ >. \\\∪/// 
< ォ >  |\\  //|
< オ >  | (iii) (iii) |

 YYY    ||    || 
      ..(__)    (__)

梓「…えっ?えっ!?」

純「今のって…告白だよね」

菫「えええ…なにもこんな大勢の前で」

律「うおお!意外に大胆だな憂ちゃんって」

唯「#◇→⇔‰ΑヶΤ」

憂「もし返事が貰えなら、ステージまで上がってきてもらえないでしょうか!」

オイタカスー! デテコイヤー!
ハヤクイッテヤレー! ターカース!ターカース!

竜児「(おいおいおい!何かってに盛り上がってんだよ!いきなり過ぎて何が何だが)」

唯脂肪wwwww

北村「みんな!高須はコイツだぞ!」バッ

竜児「北村っ!?」

「ほら高須!はよ行けー!」

「女の子待たせるのはいけないのよー!」

澪「そ、そうだ…そうだ!」

北村「俺でもできたんだ。お前にもきっとできる!」

竜児「一緒にするな」スッ

        ´::::::::::::::::::::::::::::::::: 、  `ヽ.  ん 泣 や
      /             `ヽ   ', で い め
    /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::   i. す て て
   /:::::::::::::::::::::::::::::/|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i   ! よ る 下
   /::::::::::::::::::::::::::::/  |:::::::/|::::::::|:::::::::|::::::::| | ! 子 さ
   |::::::::::::l_メ、_/l/  |:::/\::::::: |::::::::::|::::::::| |.   も  い
   |::::::::::::|F≧z、   V 氏ニア|:::::::::::|:::::::::| |    い ! !
   |::::::::::::li i`心     i 心  |:::::::/|::::::::|∠.   る  -───-
   |::::::::::::ゝ弋_ン    ':,__り く:::::/::|ヽ::::|  Y´  / ヘ、 ̄ ̄`ヽ: :ヽ
     ̄|::7 i  i  '    i  i |T::::::::|ノ:::::|     /: /^´ ``´´´^ |: : ヽ お
o ゜   |::ト、i  ir‐,-‐ ''"⌒ヽ i.  |::::::::|::::::::|     レ |  へ   へ v: : } 前
  ,'    |::::::`i:.、.,!/      ,.イ,:'::|::::::::|:::::::::|     /: : | x=x   x=x、i: : :| が
     |:::ァ''"´ `ヾi、ー=''"/ヨ|::::::|::::::::|:::::::::|    |: : :ハ (xツ  弋x) |: : i な

      /::::::::::::::::::i>二へ/:::::ト,.-'‐'^ヽ::::|    |: : |Yxx  '   xx): : :i

俺「高須が出ないなら俺が行くぞ」

憂「…」ペコリ

竜児「…えーと」

菫「マイクどうぞ」ササッ

竜児「あ、どうも」

竜児「さっきのお気持ち嬉しいです」


澪「…」ハラハラ

唯「」ポケー

竜児「…正直言ってもいいっすか?」

憂「はい」

竜児「きっと後悔しますよ?」

憂「しないです」

竜児「オレこんな顔つきだし…あなたにも迷惑かけますよ?」

憂「私は竜児さんの全てをひっくるめて好きなんです」

竜児「…えーと…じゃあ…」

竜児「…もう言い訳ネタが切れました」

竜児「こんな顔面凶器でよれしければ、よろこんで」

憂「…へっ」

竜児「オレでよければ喜んでっ!!(もう恥もクソも知らん)」

梓「(言っちゃった―!)」

北村「よく言ったぞ、高須!」パチパチ

律「やるねー兄ちゃん!」パチパチパチ

澪「いいなぁ…」パチパチパチ

紬「うん、いいね」パチパチパチ

ほほえましい

憂「ほ…ほんとにいいんですか?」

竜児「…言っちまうと、会ったときからずっと気になってはいたし」

竜児「良妻賢母の平沢さんにはオレなんか不釣り合いなぐらいですよ」

憂「…すいません、涙で視界がよく見えないや」グスッ

北村「彼女さんのこと大事にするんだぞ高須!」

春日「たかっちゃん裏切ったのか!」

能登「ちくしょーっ!」

春田○
春日×

ワーッワーッ!ヒューヒュー!

竜児「と、とりあえずここから出ましょう」グイ

憂「うん」タッ

春田「あーっ、たかっちゃんが逃げる!」

能登「追うぞ春田!」

北村「ストップだ春田、能登」ガスッ

春田「ぶげしっ!」

能登「ほげっ!」

北村「人の門出を邪魔するのは邪見だぞ」

ワー!ワー!

梓「行っちゃったね、憂」

純「まっさか憂に先を越されるとは想定外だったよ」

菫「純先輩は…いやなんでもないです」

純「気になるから最後まで言ってよ!」

梓「…おめでとう、憂」

違う…

大河…あいつ一人じゃねえか…って言ってたの誰だっけ

よくよく考えたら竜児ってヤクザの息子って設定なのに
喧嘩シーンが一回もないよな

>>648
これで喧嘩までしたらエンジェル伝説の北野君になっちゃうじゃん


竜児「…ここまで来れば」ゼーッゼーッ

憂「私…まだ夢見てるみたいです」

憂「夢ならこのまま覚めないでほしいな」

竜児「夢じゃないですよ…夢ならこんなに息継ぎが苦しいわけがない」

憂「じゃあ…高須さんが夢じゃないってこと、証明してください」

竜児「えー、つまり…?」

俺は「ほっぺをつねって下さい」だと信じてる

憂「…こう、かな」スッ

竜児「…」ゴクリ

竜児「(目を閉じるってことは…やっぱり)」

憂「…」

竜児「(…やるか)」

竜児「動かないでくださいよ?」

憂「うん」

――

ズボンを下ろした俺は何か勘違いをしていたようだ


――

律「おお、二人共帰ってきたか」

北村「高須。見事だったぞお前の告白」

律「…ところで、何で二人して顔が真っ赤なんだ?」

竜児「え、いやそんなことはないぞ!」

憂「そ、そうですよ律さん!」

紬「りっちゃん、そういう事は聞いちゃダメよ」

律「そーなのか?」

澪「はふ」プシュー

憂「大好きです!」

高須「見ての通りこいつは面白い奴だろう(笑)」

>>685
やめろ

ポンッ

竜児「ん?」

唯「義弟よ…」

竜児「…ど、どうもお姉さん」

唯「憂のこと、よろしくたのむよっ!」

唯「泣かせたりしたら返してもらうからね!」

憂「もう、お姉ちゃんったら…でもありがとう」

竜児「分かりました。任せてください」

唯「よろしい」フン

唯「それじゃあ私は帰るけど…二人とも幸せにねっ!」

竜児「…いいお姉さんですね」
憂「私の自慢のお姉ちゃんです」

――

唯「ふぇぇーん!あずにゃーん!」

梓「憂を取られたからって泣かないでください。いつかはたどる道だったんですから」

純「あーあ…こりゃ落ち着かせるまでが長いね」

菫「なんのことやら」

亜美「よろしかったら高須様 お声をお願いしまーす…」

シーン…

憂「ぬおおりゃあああああ!!」

>>239
タイトル教えて

失恋大名神後で部活引退してなくて・・・
何月だこりゃ

>>707
ほらよ つ 唯「とみおばあちゃんウザいから早くしなないかな」

律「あたしらも帰るか。ほら、澪、ムギも」

澪「…ああ。流石に疲れた」

紬「また会いましょう、竜児くん、憂ちゃん」

竜児「どうも」ペコリ

憂「また遊びにきてくだいね」

律「頑張れよー、幸せ者!できれば憂ちゃんたまにくれ」

竜児「それは無理です」

北村「おぉ中野さん!その頭、ゴキブリみたいで可愛いですよ!」

北村「それじゃ、俺達も先に帰っておくぞ」

竜児「おう。ありがとな北村」

北村「気にするな。悩み事があったらいつでも俺に相談しろ」

竜児「…できる限りな」

春田「ちぇーっ、結局今日の収穫はメイドカフェのお茶だけかー」

能登「まあ見るだけでも、価値あったな」

>>715
ワロスw

憂「想像通り、ガサガサして干からびてて不毛の大地・・・。そんでもって・・・すごく、熱かった」

竜児「…俺達も帰りましょうか」

憂「うん。帰ろうか」

竜児「あー、あと…」

竜児「そ、その…手を繋ぎませんか?うい、さん」

憂「…いいですよ」ギュッ

竜児「あっ」

憂「えへへ…絶対に離さないでくださいね、竜児くん」


fin

恋ヶ窪「あれ?私の出番は?」

朝から見てくれた人ありが㌧

>>737
さわ子「」ポン

>>1
乙!

憂「三つ子ができました」

      ヽ  ! '")二'ユ、                    /  /´ 了__,.ィ´__,∠-<イ
       l {  ゾ' ー<     +         十 /   ノ-‐づ、 '´_ノ-‐''"´,_,/
          l !  ´フつ::ュ.)                  /   , ‐'フ´-ノ '´_>‐''"´_ノ
  ,     ' |  ,' ¬ヘニ ヽ-ュ._           /     _,. - '´/ ,∠-''"
       | ,'  ¨! ム ^) ⌒>‐'⌒)    +/   jノノ/´  'フ_,/ ア
        |   '7 `っ<^ 'ン⌒'_`ニ=-―-/    /"´,っ ‐、/´‐'_,xく
         |  i    '´ ,ィジ>'´     /    / 人 ) イ  -‐  _ノ
        +|  丶.: .: .: ,;〃/       /   /う _六 ,'ぅ 丿- '''"´丿
+        \      /          /     ,ノ、,) -'   --┬ '''"´
            `ー-ー プ ´´' /// 〈  、ヾ`,"''   -‐'゙ ,.ニ-‐<      X^}
             /       //´  ,ゝ `ミ、/ ,ィ彡  /\ヽ、ヽ、    {_ノ
               |     , /ニ._''",,ノ   `>!´彳 〈、_入_,ト、{,,ヽ
         十  ',  仭 丿  `"ァー--イ {  ;   ミ、、x{._,入,入\
+            (ユうァ'′  _ ;彡 ; ' ノ  } ,.'  r'Vハ{.¦{¦{ !}
                ∨`′  〈ス九ヘ}jtメ  _爻ヾf` ヽ._,火_,火_/`''′
                    (と!i`×、_ _rタ、SpY
                    /     └「 /゙>c'
         ノメ,        /       {人トイ
          (_,/           /  \\ '|   /
                   /  // .|   /    ト、
                   /  __     /   {_ノ
                  /      /     /
                /_     / _l  /
                 `'ー-、__ ̄   /
                     `'ー-、/


大河をもっと絡ませて欲しかった

ゴールデンタイムはそろそろ盛り上がってもいいはず

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom