一夏「くっ…セシリアの中が気持ち良過ぎてっ…もうっ…!」(382)

ドピュッ

一夏「・・・・・・・・・」

セシリア「・・・・・・・・・・」

一夏「・・・・・・・あの」

セシリア「・・・・・・・・・ごゆっくり」パタン

一夏「」

一夏「やっ、やってしまったあああああ!!」

一夏「くそっ、鍵がついてるからって油断しすぎてた!!」

一夏「まずは、セシリアを引き止めねーと!!」ダッ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・

一夏(なんとかセシリアを引き止めたものの…)

一夏「・・・・・・・・・」

セシリア「・・・・・・・・・」

一夏(きっ、気まずい・・・)

一夏(なんなんだよ、この沈黙はっ)

セシリア「・・・・・・・・・」

一夏(やべー、絶対怒ってるよあの表情・・・)

一夏(いっ、一体どうしたら・・・?)ハァハァ・・・

セシリア「あの、一夏さん?」

一夏「はっ、はひっ!!」ドキッ

セシリア「いつもこのようなことしていらっしゃるの・・・?」

一夏(・・・やべー、どう答えたら良いんだ!?)

一夏(・・・もし、何時もしてると答えたら・・・)

セシリア『へぇ、一夏さんってそういう目でわたくしを見ていられるのですの
     いやらしい』

一夏(って、言われてゲームオーバーだし、違うって答えても・・・)

セシリア『ふぅん、では、学園の生徒全員をあのような対象としてみていられるの
     ですね。いやらいい』

一夏(って、言われちまうっ。くそっ、どうしたら・・・)

セシリア「一夏さん?」

一夏「はっ、はいっ」

一夏(ううっ、どう答えても地獄を見てしまおうっ。どうしたらいいんだ、どうしたら・・・)

セシリア「・・・一夏さん?」

一夏(ううっ、こうなったら・・・)

一夏「・・・仕方ないんだよ」

セシリア「・・・は?」

一夏「お前らが魅力的過ぎるのが悪いんだよ!!」

セシリア「・・・はぁ」

一夏「だからっ

セシリア「だから、いやらしい目でわたくし達をみてると?」

一夏「・・・そうだよ。悪いか!?」

セシリア「・・・そうでしたか。なら、一夏さんとは今後そういうつもりでお付き合い
     させていただきますので」スッ・・・

一夏「おっ、おい・・・」

セシリア「なにか?」

一夏「いっ、いや別に・・・」

セシリア「・・・でしたら、これで」スタスタスタ・・・

一夏「・・・行っちまった」

一夏「・・・・・・・・・」

一夏「明らかに怒ってたもんなセシリア・・・」

一夏「どうしよう・・・」ハァ・・・

翌日――

一夏「おーい、セシリア」

セシリア「・・・・・・」スタスタ

一夏「セシリアー・・・」

セシリア「・・・・・・」スタスタ

一夏「セシ

セシリア「用もないのに声をかけないで下さる?」

一夏「・・・・・・・」

セシリア「では」スタスタスタ

一夏「あっ・・・」

一夏「・・・・・・」

一夏「・・・・・・完全に、嫌われた・・・」

一夏「はぁ・・・」

シャル「・・・・・・・・・・」

一夏「あっ、あそこにいるのは・・・」

一夏「おーい、シャルー」

シャル「・・・・・・・・・・・・」

一夏「おーい、シャ

シャル「・・・何か用かな、織斑君?」

一夏8へっ?いっ、いや、別に・・・」

シャル「用も無いのに呼び止めないでくれる?」

一夏「あ、ああ、ごめん・・・」

シャル「そう。それじゃ」スタスタスタ

一夏「・・・、シャルまでにも・・・」

一夏「・・・この分じゃ、クラス全員に・・・」

一夏「・・・・・・・・・」

一夏「・・・はぁ、行きたくない・・・」
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一夏「・・・おはよう」ガラッ

クスクス・・・ヒソヒソ・・・

一夏(・・・俺が入ると同時に起こる嘲笑・・・)

一夏(・・・はぁ、まじかよ)

一夏(そして、机には花瓶か・・・)

一夏(・・・、はぁ・・・)

・・・・・・・

一夏(・・・悲惨な一日だった・・・)

一夏(ほとんど誰とも喋らなかったし、喋りかけても気味悪がられたり無視されるばっかりだ)

一夏(おまけに、いつもの連中はろくに顔を合わせようともしてくれねぇ・・・)

一夏(俺がなにしたって言うんだよ、一体・・・)ハァ・・・

一夏(このまま。女子校特有の陰湿な苛めに会いながら三年間過さなきゃならないのかな・・?)

一夏(・・・不幸だ)ハァ・・・

一夏(・・・でも、当然の報いなのかもしれないな)

一夏(ともに過すクラスメートをそういった対象として捉えたんだからな・・・)

一夏(・・・・よし、決めた)

一夏(今日。このときから俺は賢者になるっ・・・!)

一夏(この学園内にいるのは女じゃねぇ、ただのたんぱく質の塊だ・・・!)

一夏(そうやって、煩悩を抑えるっ・・・!)

一夏(なに、永遠に賢者でいるわけじゃない)

一夏(三年だ、この三年だけ耐えればいいんだ・・・!)

一夏(それまでは、俺は性欲を――断つ!)

一夏(少なくとも、この学園では、一切断つ!!)

一夏(外に出たときだけハッスルする!!)

一夏(そうだ、そうしよう!!)

一夏(よし、この決意を忘れねーようにしねぇと!!)

一夏(おおおっ、なんか燃えてきた!!)

クスクス・・・アイツキモー・・・

一夏(・・・燃えてきたァーーー!!)クスン

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

セシリア(・・・はぁ、最近詰まりませんわ・・・)

セシリア(何でこんなに退屈なんでしょう・・・)ハァ・・・

セシリア(・・・・これと言うのも、一夏さんがっ!!)

セシリア(・・・止やめましょう)

セシリア(大体、一夏さんとて殿方、性欲からは逃れられないのですわ・・・)

セシリア(それを、低俗だとか下品だとか言って物笑いにするのは簡単。
     でも、それではその辺の女性と変わりませんわね・・・)

セシリア(それを笑うのではなく、それを受け止める器量が必要ではなくて・・・?)

セシリア(・・・まあ、一夏さんも十分反省なさってるでしょうし、ここら辺で
     許して差し上げましょう)

セシリア(そうと決まれば、早速・・・)スッ・・・

「・・・一夏、その、たまには昼でも一緒にどうだ・・・?「

セシリア(先を越されましたわあああああ!!!)

一夏「・・・悪い篠ノ之さん。今日は時間が無いんだ」ニコッ

箒「おっ、おい・・・」

一夏「それじゃ、またな」スッ

箒「あっ・・・」

箒「・・・一夏」

ラウラ「・・・おい、一夏」

一夏「なんだい、ボーデヴィッヒさん?」

ラウラ「その、なんだ。わたし達は夫婦なのだからな。その様な他人行儀は・・・」

一夏「・・・その、時間がないから、今日はいいかな」ニコッ

ラウラ「待て、ちゃんと話を―」

一夏「また、今度伺うよ。それじゃ」スッ・・

ラウラ「あっ・・・」

ラウラ「・・・・・・・・・・」
 

鈴「あっ、ちょっと、一夏!?」

一夏「どうした、凰さん」

鈴「ちょっと、凰さんって・・・」

一夏「ちょっと、急いでるんだ。また今度・・・」スッ

鈴「ちょっ、ちょっと!?」

一夏「・・・・・・・・・・・・」スアタスタスタ・・・

鈴「一夏・・・」

セシリア「こ、これは一体・・・」

「・・・なんでだろうね」

セシリア「シャルロットさん?」

シャル「・・・・・・僕なんかは過ぎて声をかけることも出来ないくらいだからね・・・」

セシリア8そ、そうなんですの・・・」

シャル「・・・僕がいけなかったんだ。あんな根も葉もない噂を真に受けたから・・・」

セシリア「・・・あの、その噂とは一体・・・?」

シャル「それは――」

「その件について、貴様に質問がある」ガシッ

セシリア「ひっ」

千冬「・・・・・・・・・」

セシリア「織斑先生・・・!?」ビクッ

千冬「着いて来い」グイッ

セシリア「はっ、はい・・・」

千冬「デュノア、貴様もだ」

シャル「・・・はい」

・・・・・・・・・・・・・・・・・

セシリア「こっ、ここは・・・」

千冬「ただの会議室だ」

セシリア「そうは思えないような雰囲気ですわ・・・」

千冬「さて、オルコット。そこに座れ」

セシリア「は、はい・・・」

千冬「・・・なら、今から貴様にいくつかの質問をする。うそ偽りないよう答えるように」

セシリア「は、はい・・・」

千冬「ならば、質問する。・・・貴様、一夏に襲われたと言う話があるが、
   それは本当か?」

セシリア「・・・・・・・・は?」

千冬「質問に答えろ」

セシリア「と、おっしゃられても、質問の意図が・・・」

千冬「なら、質問を変えよう。貴様はある意図を持って、一夏に対する
   噂を流したな」

セシリア「い、いえ・・・、そんな事は・・・」

千冬「嘘をつけっ!!」バンッ!

セシリア「ひっ」ビクッ

千冬「一夏に対しろくでもない噂を流しあいつを陥れようとしたのかどうか
   聞いている!!」

セシリア「えええっ!?」

セシリア「な、なんでわたくしがそんな事を!?」

千冬「ふざけるな!ネタは上がっている!!」

セシリア「わっ、わたくしがそんなことするはずが――」

セシリア「・・・あっ、ひょっとして・・・」タラー・・・・

千冬「どうやら思い当たるふしがあるようだな・・・」

セシリア「そっ、それは・・・」ダラダラ・・・

セシリア『全くもうっ』プンプンッ

『どうしたの、セシリア?』

セシリア『ちょっと、聞いてくださる!?』

『あはは、ルームメイトだもん。聞いてあげるよ』

セシリア『実は先ほど一夏さんの部屋にお邪魔したところ』

『ふんふん』

セシリア『実は、オナニーしてらしたのよ!!』

『へーぇ・・・』

セシリア『きっと、わたくしをレイプするような卑猥な想像をしてらしたに
     違いありません!!』

『あはは、そう怒らないの』

『・・・そっか、織斑君がセシリアでオナニー・・・』

『なんか、ショックだなー・・・』

今日は終りです。

おやすみなさい。

ラウラ「んほおおおおお!種付けえええええ!!!」

千冬「たっ…種ちゅけぇえぇ~」

千冬「・・・それで全てだと言うのか?」

セシリア「・・・はい。神に誓って」

千冬「・・・そうか」

セシリア「・・・・・・・・・」

千冬「・・・・嘘をつけ!!」バァン!

セシリア「ひぃっ」ビクッ

セシリア(つッ、机が真っ二つに!?)

千冬「貴様は一夏をあえて陥れ、しかるのちあいつが弱ったところを自分のものにする
   そのためにあえて悪い噂を流した、違うか!?」

セシリア「そっ、その様な事は決して・・・」ビクビク・・・

千冬「どうだかなっ!」

千冬「・・・まあいい。時間はたっぷりある。その分、貴様をじっくり取り調べてやる」ギロッ

セシリア「ひぃぃぃ」ビクビク・・・

千冬「覚悟しておけ!!」バン!

セシリア「・・・・・・・・・・・・・・」

セシリア(な、なんと言う事ですの・・・)

セシリア(まるで、わたくしの言う事を聞いて下されない・・・)

セシリア(この間見た日本の古い刑事ドラマのような展開ですわ・・・)

セシリア(このままではやってもいないことを認めてしまいそうですわ・・・)グスン・・

セシリア(でも、これくらいでいいのですわ・・・)

セシリア(わたくしは、たとえ意図しなくてもそのせいで一夏さんを苦しめてしまった・・・)

セシリア(一夏さんの苦しみはもっと深いはず。この程度の苦しみで根を上げてられませんわ!)

セシリア(それに、織斑先生も時間がたてば誤解だと分かってくださるはず・・・)

セシリア(それまでは、挫けませんわ!!)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

48時間後―――

セシリア「・・・・も、もう勘弁してください・・・・」グテー・・・・

セシリア(も、もう丸二日も眠っていませんわ・・・)

セシリア(そ、それにこの体勢で48時間・・・)

セシリア(体の節々が・・・・)

セシリア(・・・・・・・・・)コックリ・・・

千冬「ねるなっ!」ガンッ!

セシリア「ひぃっ」ビクッ

千冬「貴様が寝られるのはこの調書にサインをしてからだ!!」

セシリア「・・・だから、わたくしは一夏さんを陥れようなんて・・・」グスッ・・・

千冬「まだ言うか!!」ガンガンッ!

セシリア「ひいいっ」

千冬「貴様がやった!そうだ、そうと言え!!」バンバンッ!

セシリア(・・・・・・・・・・・・アハハハハハ)

千冬「どうした!?」バンッ!

セシリア(もう、どうにでもなーれー・・・)

千冬「よしっ、サインするんだな!!」

セシリア「・・・・・・」コクッ

千冬「・・・・・・なら、ここにサインと捺印を」サッ

セシリア(・・・やっ、やっと解放されますわ・・・)

山田「・・・織斑先生」

千冬「んっ?どうした山田先生?」

山田「・・・ちょっと、話が・・・」チョイチョイ

千冬「・・・、何だ?}

山田「・・・、実は・・・」

千冬「・・・ふむ、ふむ」

セシリア(一体なんですの・・・、どうでもいいから、早く眠りたいですわ・・・)

千冬「・・・本当か?」ヒソヒソ

山田「・・・確認中ですが、多分・・・」ヒソヒソ

セシリア「・・・何を話してらっしゃるの・・・・?}グテー・・・

千冬「・・・あー、オルコット」

セシリア「・・・はい、なんでしょう・・・」

千冬「もう行っていいぞ」

セシリア「・・・はぁ?」

セシリア「そ、それは、どういう・・・?」

千冬「理由はいい。早く行け」

セシリア「は、はぁ・・・」

セシリア(な、なんでもいいから、ようやく解放されましたわ・・・)フラー・・・

「待ちなさい!!」

鈴「織斑先生、いや千冬さん。貴方のやったことはこのカメラに記録させてもらったわ!!」

千冬「鈴・・・、貴様!!」

「セシリア~、大丈夫~?」

セシリア「貴方は布仏さん・・・?」

布仏「ごめんね、セシリア~。何か大変な事になっちゃって・・・」

セシリア「・・・はぁ」

セシリア(・・・どうでもいいから、早く眠りたいですわ・・・)

山田「えっと、実は・・・」

布仏「わたしがクラスで聞いた話が何か一人歩きしちゃったみたい・・・」

セシリア「・・・、そうなんですの・・・?」

布仏「うん・・・。だから、謝ろうと・・・」

セシリア「は、はぁ・・・」

セシリア「なら、ますは一夏さんに・・・」

布仏「それが、おりむーにかわされっぱなしで・・・」

セシリア「はぁ・・・」

山田「織斑君にはドイツ式の拷問で三日間頑張りましたからね・・・」アハハ・・・

鈴「これは、もう始末書じゃ済まされない問題よっ」

千冬「・・・・・・・・・」シューン・・・

セシリア「・・・・ところで、シャルロットさんは?」

山田「えっ?」

千冬「・・・・・・・・・」

千冬「・・・・忘れてた」




シャル「出してよぅ・・・。せめて、水くらい欲しいよぅ・・・」

保守ありがとうございます。

少しだけですが投下します。

次の投下は夜になりますのでご容赦ください。

シャル「ううっ、酷い目にあった・・・」

セシリア「丸二日、食事も水もなしに放置とは・・・」

鈴「まさしく鬼畜の所業ね・・・」

千冬「・・・・・・・・・すまん」

セシリア「おまけに、トイレが無いから強制スカトロプレイ・・・」

鈴「流石に気の毒すぎるわね・・・」

布仏「凄い臭いだし~」クンクン

シャル「か、嗅がないでよぅ・・・」クスン

山田「ま、まあ、誤解も解けたんだし、これで一件落着」

「「「するか!!!」」

山田「ですよね~・・・・」アハハ・・・

鈴「たくっ、大変なのはむしろこれからなのに・・・」ハァ・・・

セシリア「そうですの?」

鈴「そうよ。むしろ、こっからが本番ね・・・」

シャル「え~、そんなぁ・・・。おしっこ臭い部屋で二日間頑張ったのに・・・」トホホ・・・

セシリア「まあまあ、そう気を落とさずに、ね?」ニコッ

シャル「セシリア・・・」

セシリア「一夏さんもこのような言われも無い苦しみを味あわれたのですから・・・」

シャル「うん・・・、僕も一夏に辛く当たっちゃったし、天罰だよね・・・」

鈴「どう考えても人災でしょ!?」

布仏「まあまあ~」

布仏「じゃあ、みんなでおりむーの所に行こうよ~」

セシリア「・・・そうですわね」

シャル「ううっ、何か緊張するなぁ~・・・」

布仏「大丈夫だって~」

シャル「・・・うん、そうだね!」

終わります。

SS速報などに映りますのでおとしてください。

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