オーキド博士「ここに3つのモンスターボールがあるじゃろ?」 (22)

オーキド「これを」ヒョイッ

オーキド「こうじゃ」バキャアッ

オーキド「そしてあと2つのモンスターボールがあるじゃろ?」

オーキド「これらを」ヒョイヒョイッ

オーキド「こうするのじゃ」バキャッ グシャッ

オーキド「これでこの話は終わりじゃ」

オーキド「ここにわしの研究所があるじゃろ?」

オーキド「ゴローニャ、出てくるのじゃ」ポイッ

オーキド「だいばくはつ」

ドゴォォォォン

オーキド「これでこの話は終わりじゃ」

オーキド「あそこに何やら騒いでいる街の住人がいるじゃろ?」

オーキド「これを」ポイッ

オーキド「ギャラドス、はかいこうせんじゃ」

ビィィィィィィィィッ
ドォォォォォォォン

オーキド「これで全員木端微塵」

オーキド「これでこの話は終わりじゃ」

オーキド「ここにワシの金の玉があるじゃろ?」

オーキド「あとは分かるじゃろ?」

オーキド「ここにトキワの森があるじゃろ?」

オーキド「リザードン、かえんほうしゃ」

ボゥッ
ゴオオォォォォッ

オーキド「森が綺麗に燃えておる」

オーキド「これでこの話は終わりじゃ」

オーキド「ここに燃え盛るトキワの森があるじゃろ」

オーキド「フリーザー、出てくるのじゃ」ポイッ

オーキド「ぜったいれいど」

ピキピキピキッ ピキンッ

オーキド「ぜったいれいど」

オーキド「ぜったいれいど」

オーキド「ぜったいれいど」

ピキピキピキピキピキピキピキピキッ
パキィンッ

オーキド「氷の大地の完成じゃ」

オーキド「これでこの話は終わりじゃ」

オーキド「あそこに飛行船が飛んでいるじゃろ?」

オーキド「あれを」

オーキド「ギャラドス、はかいこうせんで撃ち落とすのじゃ」

ビィィィィィッ
ビィィィィィィッ
ビィィィィィィッ

オーキド「飛行船はどんどん落ちていく」

オーキド「これでこの話は終わりじゃ」

オーキド「とある町に来たぞい」

オーキド「あそこに研究所があるじゃろ?」

オーキド「わしの発明品を馬鹿にした研究者がおる、研究所があるじゃろ?」

オーキド「中に入るのじゃ」

オーキド「あそこにあの研究者がおるじゃろ?」

オーキド「アーボック、かなしばりじゃ」

オーキド「そして」

オーキド「殴るのじゃ」バキッ

オーキド「殴るのじゃ」バキッ

オーキド「殴るのじゃ」バキッ

オーキド「殴るのじゃ」ゴキンッ

オーキド「おっと、彼の首の骨が折れてしまったわい」

オーキド「これでこの話は終わりじゃ」

オーキド「周りに騒いでいる研究員がいるじゃろ?」

オーキド「リザードン、焼き肉にしてしまうのじゃ」

ゴォォォォォォッ
ゴオオオォォォォォォッ

オーキド「ふむ、少し焦げてしまったかのう」

オーキド「まあいいわい」

オーキド「これでこの話は終わりじゃ」

オーキド「ここに儂の発明品があるじゃろ?」

オーキド「素晴らしい発明品じゃ」

オーキド「なんと、指定した範囲内のポケモンを暴走させる機械なのじゃ」

オーキド「範囲を地球上全てに変更」

オーキド「起動」

キイイィィィィィィンッ
ブオオォォォォン

オーキド「間もなく暴走を促す電波が世界中へ飛ばされるぞい」

オーキド「これでこの話は終わりじゃ」

オーキド「世界中に暴走したポケモンがいるじゃろ?」

オーキド「彼らは周りの生命体を次々に殺そうとするのじゃ」

オーキド「人だけではない。動物、植物、挙句の果てには仲間まで殺そうとするじゃろう」

オーキド「                     」

オーキド「何でもないわい」

オーキド「これでこの話は終わり」

オーキド「世界も」

オーキド「終わりじゃ」

オーキド「何もかも」

オーキド「ポケモンという生物の手で」

オーキド「あるいはわしという人間の手で」

オーキド「世界は」

オーキド「終わる」

オーキド「ここに滅んだ世界があるじゃろ?」

オーキド「残っているのは、わし一人じゃ」

オーキド「世界の誰も、研究を認めてくれなかった、わし一人」

オーキド「まあ、いらない世界じゃったんじゃな」

オーキド「これでこの話は終わりじゃ」

オーキド「ここに一丁の拳銃があるじゃろ?」

オーキド「これをわしの頭に向けて」

オーキド「撃つのじゃ」パァンッ

オーキド「………………」

オーキド「なぜ」

オーキド「みとめてくれなか」

オーキド「………………」

オーキド「………………」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

オーキド「……という感じで一つ、短編ホラー小説を書こうと思ってるのじゃが、どう思う?レッド君」

レッド「暗過ぎるわジジイ!」

おわり

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