QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」ハルヒ「は?」(379)

代理

キョン「暇だなぁ」

古泉「まぁ、そうおっしゃらずに。平穏な日々というのは僕にとってこの上ない幸福ですよ」

朝比奈「そういえば、涼宮さん遅いですね」

キョン「今日は掃除当番だそうですよ」

朝比奈「じゃあ、お茶は後から淹れたほうがいいですね」

キョン「そんなの気にしないでいいですよ。それに暑いですしね」

古泉「そうですね、連休が終わってからというもの、ひどく暑くなってきました」

朝比奈「じゃあ、淹れときますね」コポポポポ

キョン「ハルヒに冬の到来を願わせてみるか。南極物語でも見せて」

古泉「極端じゃないですか?北半球が氷かねません」

キョン「冗談だよ。そういや、最近閉鎖空間の方はどうだ?」

古泉「ええ、ここのところ全く。涼宮さんも現状に満足しているんでしょう」

キョン「そりゃよかった。厄介ごとは勘弁願いたいからな」

ハルヒ「またせたわね!!」

ハルヒ「いや、掃除なんて面倒事はチャッチャと終わらせてしまうに限るわね。みくるちゃんお茶!」

朝比奈「はい、どうぞ」コトッ

ハルヒ「ぷはーっ。さて、今日も今日とて張り切っていきましょ!」

キョン「いつもと同じだがな…」

ハルヒ「フフフ…、確かにここのところ多少たるんでいたわ」

キョン「そこは認めるんだな」

ハルヒ「そこで、今日は街に繰り出すわよ!」

いつもの駅前

キョン「この暑いのにわざわざ外でやらんでも…」

ハルヒ「文句言わないの。有希を見なさい、汗ひとつかいてないわよ」

キョン(まぁ、長門ならこのくらいの暑さ平気だろうよ)

古泉「それで今日はどちらへ?」

ハルヒ「そうね。適当に不思議を探しましょ。クジ引きはなし」

キョン「へいへい」

キョン(本当に最近平和だよな…)

とあるCDショップ
まどか「さやかちゃん、CD見つかった?」

さやか「うーん、もうちょっと見ていい?」

まどか「私は大丈夫だよ。そこでCD聞いてるから。上条くんに良いの選んであげなよ」

さやか「悪いね。じゃあ、あっち見てくるわ。」

まどか「うん」

まどか「~♪」シャカシャカ

QB(たすけて…、たすけてまどか…)

まどか「えっ、えっ?」タッタッタッ

さやか「まどか?」

とある廃ビル
まどか「誰?誰なの?」

QB(たすけて)

まどか「あなた誰?キャッ」ドンガラガッシャーン

QB「はぁ…」

カッカッカッ

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「相変わらず汚い真似をするのねQB」

シュパーッ
さやか「まどか、こっち!」

ハルヒ「そういえば、今思い出したんだけど」

キョン「なんだ?」

ハルヒ「ここからあのビル見える?」

キョン「あの取り壊しされるっていうやつか?」

ハルヒ「そうそう。何でも最近あそこで自殺が頻発してるらしいのよ」

古泉「聞いたことがありますね。今月になってもう4人でしたっけ」

ハルヒ「曰くあり気じゃない?」

キョン「おい、まさか…」

ハルヒ「もちろん、探検してみるのよ」ダッダッダッ

キョン「ちょ、おい!待てよ!」

廃ビル内
QB「ふぅ、助かったよ、マミ」

さやか「一体あんたは何者なの?」

QB「僕の名前はQB。僕と契約して魔法少女になってよ」

さやか・まどか「えっ?」

マミ「まぁ、いきなりそんな事言われてもわからないわよね。今から私の家に来ない?」

まどか「そうですね…、どうするさやかちゃん」

さやか「今、あんなの見たばっかりだし話だけでも聞いてみる?」

QB「そうと決まれば早く行こうよ」

QB(なんだか他の人の気配もするし)

ハルヒ「案外涼しいのね」

長門「……」

朝比奈「なんだか不気味ですぅ…」

キョン「結構、シャレにならん雰囲気だな」

ハルヒ「あっ、あそこになんかあるわよ」

キョン「ん…、粉?」

ハルヒ「まさか危ない薬とかじゃ…」

長門「ただの消火剤。危険はない」

ハルヒ「なんだ、つまんないの」

ハルヒ「あなたと契約して、魔法少女になれ、ですって?」
ハルヒ「あなたと契約して、魔法少女になれ、ですって?」 - SSまとめ速報
(http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1305828254/)

QB(急いでビルから離れてみたけど…。今いるのは5人か…)

QB(ん?…!!なんだ、あの途方も無い因果の量は!)

QB(鹿目まどかにも匹敵する…、いや下手するとそれ以上だ!)

QB(まどかはマミがいるから今僕がいなくても、あとから説得できる…)

QB(今はあっちを優先しよう!)

QB「マミ、すまないんだけど他の魔法少女のところに行かないといけないんだよ。二人への説明は任せていいかい?」

マミ「構わないけど、どうしたの?」

QB「ちょっとね」ダッ

>>13
ネタがかぶってないかとかチェックしないで投稿したけど、もう先越されてるのかー
しかも内容も結構被ってるしな…
書きためてるんでとりあえずそこまでは投稿してみる

QB(あの5人だね…、あのとてつもない潜在力を持っているのは…あのカチューシャの少女…。名前は涼宮ハルヒか)

ハルヒ「さて、特に何も出ないみたいだし帰りましょ」

古泉「そうですね、あんまり長居したい場所じゃないですし」

キョン「朝比奈さん大丈夫ですか?」

朝比奈「キョン君…」

QB(高校生みたいだね。まぁ、一応高校生の魔法少女だって前例がないわけじゃない)

QB(…っ!!あれは…)

長門「……」

QB(情報統合思念体のインターフェース!)

QB(なんでこんなところに…幸いまだ気がついていないみたいだ)

QB(残念だけど今日は引き下がるしかないようだね)

QB(まぁ、制服で北高だとわかるし、名前は涼宮ハルヒというらしい。また後日改めよう)

長門「……」

キョン「長門、どうした?」

長門「はっきりと認識できないが何かいる」ヒソヒソ

キョン「何?まさか幽霊的な何かか?」

長門「わからない。ただ地球上のどの生命体とも合致しない」

キョン「やっぱ幽霊じゃないか!ヤバイな、あいつは幽霊まで望んでたのか」

キョン(正直、心霊関係の話は苦手なんだよな)

キョン「おーい、ハルヒ。早く帰ろうぜ、火急速やかに」アセアセ

ハルヒ「何よ、今帰るって言ったじゃ」

キョン「よし、出口まで競争だ。俺に勝ったら何でも奢ってやる」ダッシュ!

ハルヒ「えっ、なに勝負?待ちなさいよキョン!」ピューン

古泉「どうしたんしょうか?キャラが崩れかけてましたよ」

長門「さっきまでこの空間に何かがいた」

朝比奈「えっ?何かってなんですかぁ…」

長門「彼は幽霊と表現していた」

古泉「ままままさか、そんな非科学的な」ガクブルガクブル

朝比奈(古泉くん焦りすぎですぅ。そもそも自分も十分非科学的なのに)

古泉「ととととにかく、出ましょうか。」ダッシュ!

長門「……」

朝比奈「…、私たちも行きましょうか」

いつもの喫茶店
ハルヒ「さぁ、なにを奢ってもらおうかしら」

キョン「あんまり高いのは…」

ハルヒ「あんたが奢るって言ったのよ、それも何でも!」

キョン「はぁ…、わかったよ。」

ハルヒ「すみませーん、メニューのこの一角全部ください」

キョン「っておい!」

翌日
QB「昨日は失敗だったな…。今日はマミたちは魔女撃退見学ツアーか、僕は別行動させてもらってるけど」

QB「情報統合思念体のインターフェースがいるなら学校では接触できないな」

QB「しかも調べてみると涼宮ハルヒはSOS団という許可外組織の団長らしい」

QB「帰り道でひとりになるまで待つしかないね」

QB「……」

6時間経過

QB「何も朝から見張ってる必要もなかった…」ショボーン

QB「おっ、出てきたみたいだ」

QB「まだあのインターフェースがいるみたいだな。もう少し様子を見よう」トテトテ

QB「…よし、やっとひとりになった」

ハルヒ「カワシタヤクソクワスレナイヨー♪メヲトジタシカメルー♪」

QB「でも、どうやって切りだそう?悩みとかなさそうだし…」

QB「…、そうだ!悩みがないなら作ればいいんだよ!」

QB「というわけで、QBパワー!」キュイーン

ググッ

通行人「危ない!トラックが暴走を!」

ハルヒ「えっ?わっ!」

QB「マミの時は本当に事故だったけど、あれと同じ状況を作ればいい」

QB「さて、即死しない程度に気をつけておいたけど…あとは、契約を迫ればいい」

QB「さてさておーい、君の願いは何だい?」

QB「あれ?おーい…」

長門「……」

ハルヒ「えっ、何が起きたの?」

QB(ちっ、……マズい!)

ハルヒ「今、トラックが私目がけて突っ込んできて…。有希?一体どうして」

長門「間一髪」

ハルヒ「えっ?」

長門「急いで帰ったほうがいい」

ハルヒ「えっ…、うん。ねぇ、有希が助けてくれたの?」

長門「私は偶然通りかかっただけ。それよりも早く」

ハルヒ「そうなの?なんか記憶がはっきりしないのよね…。まぁ、いいわ。また明日ね」タッタッタッ

長門「……」クルッ

長門「話がある、インキュベーター」

QB(けっ、気がつかれてたのか)

QB「やれやれ、気がついていたなら声をかけてくれてもいいじゃないか。同じ宇宙人どうし。」

長門「貴方達とそんなに親密になった記憶はない」

QB「まぁそうだね。情報統合思念体と僕たちは犬猿の仲だ」

QB「君たちは宇宙の危機に何も行動しないばかりか、僕達の慈善事業を妨害してばかりだ」

長門「情報統合思念体は宇宙のエネルギー減少を直ちに影響のあるものとは考えていない」

QB「そりゃ、直ちには影響なんてないだろうさ。少なくとも人間の一個体の一生と比べるとね」

QB「でも宇宙創成とともにある情報統合思念体にとっては、そう楽観できる問題でもないだろう」

長門「どんな理由があろうと、あなたたちのエネルギー採取の方法は見過ごせない」

QB「いつの間にそんな使命感を持つようになったんだい?そもそも人間が知的生命体になれたのも僕達のおかげだというのに」

長門「それは自惚れ」

QB「まぁ、なんとでも言えるさ。いつも君たちは上から見下したように僕達に意見するね」

長門「…、これ以上涼宮ハルヒに関わるなら実力行使も辞さない」

QB「情報連結を解除するかい?まぁ、僕一個体を消したところでいくらでも代わりはあるんだけどね」

長門「……」

QB「所詮、感情を持たないインターフェースとインキュベーターがいくら話したって無駄なことさ」

QB「じゃあ僕はもう帰るよ。もう会うことはないといいね、お互いにとって」スタスタスタ

長門(インキュベーター…、一体何を企んでいる…)

QB(ヤバイヤバイ、つい啖呵きっちゃったけど、なにあのインターフェース。威圧感半端ないよ!!)

翌日
ハルヒ「暇ねー」グデー

キョン「なぁ、暇ならこの宿題教えてくれよ」

ハルヒ「あんた部室に来てまで宿題やってんの?」

キョン「最近本当にわからなくなってきてな」

ハルヒ「何よそれSOS団団員にあるまじき態度ね。見せてみなさい」

キョン「悪いな」

古泉「長門さん」ヒソヒソ

長門「何?」

古泉「昨日はありがとうございました。機関では間に合わないほど急な出来事だったので。長門さんがいてくれて助かりました」

長門「いい。こちらの不手際」

古泉「え?」

長門「……」

長門(インキュベーターはおそらくこの銀河系で最も高度な生命体)

長門(通常近くできないはずの宇宙のエネルギーの減少を知ることできるまでに発達した)

長門(情報統合思念体も当初は彼らに注目していたが、彼らは感情を持たないために自律進化の鍵になりえないとして放置)

長門(…、地球で知的生命体が発生した頃にはすでに地球に飛来していた)

長門(彼らは情報統合思念体をも感知できるようになっていた。そして、統合思念体から身を隠す方法も)

長門(さらに情報統合思念体は彼らのエネルギー採取システムをほとんど解明していない)

長門(涼宮ハルヒの能力に目をつけたのなら、厄介なことに…)

ハルヒ「キョン、わかった?この私が教えたんだから忘れちゃダメよ」

キョン「自信はないな。それにしても、お前案外教えるのうまいよな」

ハルヒ「なっ、なに馬鹿なこと言ってんのよ///さ、今日はもう解散よ!先帰るから」ソソクサ

キョン「あっ、もう行っちまった。なんなんだろうな…」

キョン「さて、宿題も終わったし俺達も帰るか」

朝比奈「着替えるんで先帰っててください~」

キョン「そうですか、じゃあ長門帰ろうぜ」

古泉(あれ、この疎外感)

キョン「しかし、最近何もなくていいことだな。」

長門「……」

キョン「長門?」

長門「…何?」

キョン「いや、なんか悩み事でもあるのか?」

長門「……」(これは地球外生命体同士の話。彼を巻き込むのは得策ではない)

キョン「まぁ、なにかあったら言ってくれよ。ヘチマほどの力しかないけど相談くらいは乗ってやるからさ」

長門「……」コク

キョン「じゃあ、俺はこっちだから。また明日な」

長門(しかし、インキュベーターも宇宙人。涼宮ハルヒの能力に気がついてるなら迂闊に姿を表さないだろう)

長門(…?病院になにかある)トテトテ

長門(これは…異空間?しかも閉鎖空間とは別の)

長門(侵入可能。とりあえず中に)テクテク

ほむら「……」

長門「……」キョトーン

ほむら「……」ギッチギチ

ほむら「あなた魔法少女?」

30
長門「なんのこと?」

ほむら「ということは一般人?結界内に迷いこんでしまうことは稀にあるけれど」

ほむら「ねぇ、このリボンをほどいてくれないかしら」

長門「了解した」

長門「a:dot[b:]\-^\sfovvkjd;a」

シーン

長門(情報操作が効かない?)

ほむら「ハサミとかあればそれでいいわよ?」

チョキチョキ

ほむら「助かったわ。あなたはもと来た道を引き返しなさい。今すぐ」

長門「ここは?」

ほむら「説明している暇はないわ。いいわね、すぐに帰るのよ」シュッ

長門(消えた?いや、時間停止。朝比奈みくるの関係者の可能性も)

長門(……)

長門(とりあえず帰ろう)

マミ「ティロ・フィナーレ!」

ズドーン

シャルロッテ「ニョロッ」

さやか「マミさん!!」

ズドーン

ほむら「危なかったわね」

まどか「ほむらちゃん?」

マミ「あなたは暁美さん?」

これ一昨日くらいにあったろたしか

ハルヒ「魔法少女ですって!?」

>>38
上の方で指摘されてるんだが書きためがあるからそこまで行こうと思ってる

>>39
やっぱこの系統多いのか…
調べてから立てりゃよかった

ズドーン!ズドーン!ズドーン!
シャルロッテ「ンナアホナー」シュウゥゥ

マミ「暁美さん。あなた…」

ほむら「感謝される道理はないわ。私はグリーフシードが目当てで…」

さやか「転校生!あんたイイヤツだったんだな」

ほむら「えっ?」

マミ「暁美さん、あなたのこと誤解してたわ。ねぇ、わたしの眷属にならない?」

ほむら「えっ??何これ?」

まどか「やっぱり、ほむらちゃんはいい人だったんだね」ニコッ

ほむら「そうね、魔法少女だもの」キリッ

ほむら(まどかの笑顔を前に誤魔化しきれなかった…。巴マミと親しくするのはあまり得策ではないけれども…)

まどか「ほむらちゃん、かっこ良かったよ!」

ほむら(まどかとも親しくなれるし仕方ないわね!)

さやか「もうダメかと思ったよ。魔女ってやっぱり恐ろしい奴らなんだね」

まどか「QBもいないし…」

ほむら「えっ?QBがいない?」

さやか「そうなんだよ。あいつ途中ではぐれたみたいでさ」

ほむら「そう…」(そんなことが?)

QB「うまくさやかを出し抜けたみたいだね」

QB「なぜかあのインターフェースは結界内にいるみたいだし今のうちに涼宮ハルヒに接触しよう」

QB「もう家に着いているみたいだな」

ガラガラガラ
QB「お邪魔しまーす」

ハルヒ「うわっ、何よあんた!」

QB「僕の名前はキュゥべぇ。」

ハルヒ「えっ、喋んの?この動物。というか何者よ」

QB「だから、僕の名前は…」

ハルヒ「また喋ったァああァァぁぁ!」

QB「あの…」

QB「落ち着いたかい?」

ハルヒ「ええ、一応…」

QB「興奮してる間に30分経ったけど…まぁ、いいや」

QB「改めて、僕の名前はキュゥべぇ。まぁ、魔法少女を生み出すものさ」

ハルヒ「魔法少女?」

QB「そうさ。君の願いをなんでも一つ叶えてあげる。そして、君は魔法少女になるのさ」

ハルヒ「えっ、願い事叶えてくれた上に魔法少女にしてくれんの?至れり尽くせりじゃない」

QB「まぁ、魔法少女になったら魔女と戦わなくちゃいけないんだけどね」

QB「まぁ、魔法少女になったら魔女と戦わなくちゃいけないんだけどね」

ハルヒ「魔女?」

QB「魔女っていうのは…」

……

QB「まぁ、こんな感じだよ。分かってくれた?」

ハルヒ「いまいち信じられないけどね。でも、なんで私のところに来たの?」

QB「それは…まぁ、偶然かな」

ハルヒ「ふーん、偶然ね」

QB「で、どうだろう。魔法少女になるかい?」

ハルヒ「そうね…、まぁ、考えさせてくれない?」

QB「もちろんいますぐにとは言わないよ、またその気になったら呼んでくれたらいい」

ハルヒ「呼ぶって?」

QB「まぁ、念じれば駆けつけるよ」

ハルヒ「そう。わかったわ」

QB「じゃあ、今日は帰るよ。そうそう、僕のことは他の人には内緒だよっ!またね、涼宮ハルヒ」ガラガラ

ハルヒ「……」

ハルヒ「こんなに簡単に不思議なことと出会えるのね…」

ハルヒ「魔法少女ね…。まぁ、胡散臭いけど実際にキュゥべぇは喋ってたし、テレパシーも実演してくれたしね。そのうち本物にも会わせてくれるらしいし…」

ハルヒ「まぁ、SOS団の目的は宇宙人、未来人、超能力者を見つけだして一緒に遊ぶことだから魔法少女は別物よね」

ハルヒ「それにしても…、なんだか現実離れしてて実感しにくいわ」

ハルヒ「信じるか信じないかで言えば、まぁ、信じざるをえない状況だけどね」

ハルヒ「やっぱり混乱してるのかしら…、今日はもう寝よ」

病院
上条「もう動かないんだ…、奇跡か魔法でもない限り…」

さやか「…、あるよ」

上条「え?」

さやか「奇跡も、魔法もあるんだよ」

ほむら「で結局あなたも契約してしまったのね」

さやか「まーね。マミさんもほむらもいるし三人なら大抵の魔女は大丈夫っしょ」

ほむら(巴マミが錯乱しかねないから、ソウルジェムや魔女の真実はまだ話せていない…。そのことが裏目に…)

マミ「油断はダメよ、美樹さん。まだあなたは新人なんだから」

さやか「はーい」

まどか「さやかちゃん、気をつけなよー。」

ほむら(それにまどかの魔法少女への警戒心が薄れていく…。最近QBの勧誘が無いからいいものの…)

ハルヒ「じゃあ、今日はこれにて解散!」タッタッタッ

朝比奈「最近、涼宮さんすぐ帰っちゃいますね」

キョン「またどこかで心霊スポットでも探してるんじゃないですか?」

古泉「そうではないようですよ」

キョン「ん?お前何か知ってるのか?」

古泉「ええ、機関の方に少し気になる情報が入ってきまして」

古泉「涼宮さん、最近独り言が多いんですよ」

キョン「前からそうじゃないのか?」

古泉「そうなんですけど、最近のはまるで誰かと会話しているようだと…」

キョン「え?」

朝比奈「不気味です…」

キョン「おいおい、まさかお前まで幽霊的な何かを俺に吹きこもうとしてるのか?」

古泉「別にそういうわけではありませんが、時期は僕たちが心霊スポットを訪れた辺りと一致しています」

キョン「古泉!人を怖がらせようたってそうはいかないぞ」アセアセ

朝比奈「キョンくん?」

キョン「そうだよな、別に俺達に見えない誰かがハルヒにだけ見えてるなんてことあるわけないよな」

キョン「そいつがあの廃ビルでなくなった少女の霊で…」アセアセ

キョン「俺達を道連れにしようとハルヒにとりついて…」アセアセ

キョン「挙句の果てにまたあの廃ビルに連れて行かれて心中させようなど」ガクブル

キョン「そんなことはあるはずない!うん、そうだ。そういうわけで今日は帰ります、では!」シュタッ

古泉「あっ、待ってください。何もそこまで脚色しないでくださいよ。僕も怖くなってきたじゃないで、いや、怖くはないんですけど」ガクブル

古泉「ちょっと、一緒に帰りましょうよ。ちょっとー!」シュタッ

朝比奈「キョンくんも古泉くんもあんなに怖い話苦手でしたっけ?」

長門(有機生命体の霊魂への畏怖の念…、興味深い)

ハルヒ「で、今日はとうとう他の魔法少女に会わせてくれるんだって?」

QB「ああ、少なくとも2人はいるはずだ」

ハルヒ「ふーん、楽しみね」

QB「なぁ、ハルヒ。一応、テレパシー使えるんだからそれで会話してくれなかい?」

ハルヒ「ああ、そうだったわね。まだ慣れてないのよ」

QB「一応、人の目もあることだしね」

町外れ
QB「おまたせマミ、さやか、それに…暁美ほむら?」

ほむら「私が同行していたら不満かしら?」

ほむら(いっそQBの近くにいたほうが監視はしやすい)

ほむら(美樹さやかは魔法少女になってしまったけど、まどかだけは…)

マミ「で、その子がQBの言ってた魔法少女候補の子かしら」

QB「そうだよ」

QB「名前は涼宮ハルヒ。北高校に通う高校生だ」

さやか「高校生?じゃあ超先輩じゃん」

マミ「高校生って魔法少女になれるの?」

QB「特に問題はないさ。マミ、君だって来年は高校生じゃないか」

マミ「そりゃそうだけど」

マミ(それにしても、私でもわかる。彼女、凄まじい才能の持ち主ね)

ハルヒ「そういうわけで今日は見学させてもらうわね」

QB「そういえば今日もまどかはいないのかい?」

ほむら「今日は新人候補が来ると聞いていたから、まどかは来ないように言っておいたわ」

ほむら「一般人の数は少ないほうがいいから」

QB「そうか、それは仕方ないね」

ほむら(QBのまどかへの関心がうすい?こんなことは今までの時間軸で初めて…)

マミ「結界はここね」

マミ「たぶん使い魔ね。3人も要らないかもしれないわ」

ほむら「じゃあ今日はひとりが涼宮ハルヒの護衛についておくというのでどうかしら」

マミ「そうね。そうしておいたほうが安全だわ」

さやか「じゃあ、使い魔は私が」

マミ「そうね、あの程度なら美樹さんにひとりでも大丈夫だろうし」

さやか「よっしゃー、やるぞー」

ハルヒ「これが結界…」

ハルヒ「…、なんというかこう、いい雰囲気醸しだしてるわね!映画の背景に使えそうよ」

マミ「QB、ねぇあの子ちょっと」ヒソヒソ

QB「たしかに感受性は人とだいぶ違うかもしれないね」

シュパッ
さやか「あっ、使い魔!」

シュタタタッ
さやか「逃げ足だけは早いやつめ!待てー!」ダッシュ!

ハルヒ「あれが敵?」

マミ「そうね、あれも敵なんだけどあれは使い魔と言って、魔女の幼体みたなものよ」

マミ「あら、あの使い魔もう結界を解いて逃げ出したのね」

ほむら「護衛の必要もなかったわ」

マミ「とりあえず、さやかさんを追いかけましょう」

さやか「はぁはぁ…」

さやか「知らないうちに隣町まで来てたのか…」

さやか「あっ、見つけた!あの使い魔め」

さやか「観念しろー!」ドリャー

ガッキーン

さやか「へ?」

杏子「おいおい、なにやってんの?あれ使い魔だよ?」

さやか「ああ、逃げられた…。ちょっとあんた!なに邪魔してんのさ!」

杏子「いやだからあれは使い魔だろ?それにここはあたしのテリトリーだ」

杏子「そんなことをもわからない新人さんか?」

杏子「使い魔は人間を4,5人食わせて魔女にする」

杏子「グリーフシードを得るための常識っしょ?」

さやか「…、ふざけるなっ!」

マミ「美樹さんは…あそこね。あら?だれかいるのかしら?」

ハルヒ「誰かいるというより、喧嘩してない?」

ほむら(あれは…佐倉杏子)

さやか「ドリャーツ、グハッ!」

杏子「新人が勝てるほど魔法少女は甘くないのさ」

杏子「さて、今ならまだ見逃してやるけど?」

さやか「誰があんたみたいなやつなんかに…」

杏子「別に死にたがることもないだろうに」

杏子「まぁ、そこまで言うんなら…引導渡してやるよ!」

マミ「そこまでよ!」

杏子「あんたは…巴マミ!」

マミ「久しぶりね佐倉さん」

マミ「悪いけど、この子私の知り合いなの。これ以上やるなら私も相手になるわよ?」

杏子「…チッ、4体1でいうセリフじゃねえな」

杏子「まぁ、今日は見逃してやるよ」

杏子「とにかく、テリトリーは守れよな。住み分けしてるのに意味ねえだろ」

マミ「そうね、気をつけるわ」

さやか「マミさん…」
杏子「無理にしゃべらないほうがいいぜ、全治3ヶ月ってくらいにはかましたから」

杏子「じゃあな、もう会わないことを祈ってるぜ」

誤爆乙

両方呼んでたから言われるまで誤爆って気付かなかった

>>68
俺も両方読みながらだから冷や汗かいた
読んでくれてる人もいるんだな
ありがとう

帰り道
マミ「今日みたいに魔法少女が全員仲良しこよしなわけじゃないのよ」

ハルヒ「へぇ…、でもあのポニーテールの子と面識あったみたいだけど?」

マミ「まぁ、一応隣町の魔法少女だしね」

マミ「そういえば、願い事は見つかった?」

ハルヒ「うーん、まだね。いざ何でも叶えてくれるとなると」

マミ「まぁ、じっくり考えたほうがいいわ。QBと契約するとき悩めるなんてめずらしい方だから」

ほむら「無理に魔法少女になる必要はないということも忘れないで」

ハルヒ「そうね、そのあたりも含めてじっくり考えてみるわ」

ハルヒ「じゃあ、私こっちだから。きょうはありがと!じゃあね!」タッタッタッ

さやか「…、ねぇマミさん。ハルヒさんは魔法少女になるとおもう?

マミ「こればっかりはわからないわね」

ほむら(今気がついたけど、あの子まどか並に素質があるじゃない!)

ほむら(QBがまどかにこだわらないのはそういう理由が…)

ほむら(どちらにしても涼宮ハルヒが魔法少女になるのは得策ではないわね)

ほむら(まどか並の素質があるなら魔女になればこの星を滅ぼしかねない)

ほむら(くっ…!厄介ごとばかり持ち込んでくれるわね、インキュベーター!)

翌日
ハルヒ「今日は見学無し?」

マミ「そうね、今日は使い魔も魔女も見つからないから。こういうこともよくあるのよ」

マミ「じゃあ、帰ってゆっくり休んだほうがいいわ」

ハルヒ「そう、じゃあそうするわね」

喫茶店
ハルヒ「とは言ったものの今日は土曜日でSOS団も休みにしちゃったし…暇だなぁ」グデー

ハルヒ「キョンでも呼び出して荷物持ちとして使ってあげようかしら?」

ハルヒ「はぁ…願い事も見つからないし…」

ハルヒ「常識的に考えたら、『この世の不思議よ!私のところに来なさい』とかだけどね」

ハルヒ「なんかそれじゃいけないような気が…」

ハルヒ「はぁ…、暇だわ…」グデー

ハルヒ「ん?あれはさやかと昨日のポニーテール」

ハルヒ「どこに行ってるのかしら?」

ハルヒ「……とりあえず跡をつけてみましょう」

元教会
杏子「…というわけだ、結局家族は心中」

杏子「私たちは対価としては高すぎるもんを払ってるんだ」

杏子「あとはつり銭取り戻すことを考えな」

さやか「…あんたのこと誤解してた。そのことは謝るよ」

物陰
ハルヒ(つい聞いちゃったけどムチャクチャ重たい話じゃない!)

ハルヒ(やっぱ帰ろうかしら。今なら気づかれないわよね)コソコソ

ガサッ

杏子「誰だ!?」

ハルヒ(ヤバいっ!?)

さやか「って、ハルヒさん?」

ハルヒ「あー、えーっと…、こんにちは?」

杏子「さわやかに挨拶してんじゃねよ。てめえ、聞いてたのか?」

ハルヒ「えー、まぁ。」

杏子「どこから?」

ハルヒ「そりゃもう最初から」

杏子「てめーっ!!」

さやか「って、杏子落ち着けって。どうどう」

杏子「盗み聞きとは許せねぇ。あいつもお前らの仲間だろ?」

さやか「まぁ、そうだけど。まだ魔法少女じゃないし…」

杏子「はぁ?魔法少女でもない奴なのかよ」

さやか「一応、魔法少女候補生で…、後先輩なんだけど」

杏子「知るかよ。おいてめぇ、どういう了見で盗み聞きなんてしやがった」

杏子「魔法少女にもなってないんならどうせ、わたしの願いを腹の中で笑ってんだろ」

さやか「杏子、ハルヒさんだってそんな風には…」

ハルヒ(こうなったら開き直るしか無いわ)

ハルヒ「そうね、なかなか興味深い話だったわ」

ハルヒ「でも、あなたの今の生き方には賛同しかねるわ。さやかと一緒でね」

杏子「正論振りかざすなら誰にでもできるさ。うちの親父だってそうだった」

杏子「だけど、うちの父親の言葉に耳をかたむけるものはいなかったさ。あたしが魔法少女にあるまではな」

ハルヒ「それで、もうあんたは諦めるの?」

杏子「なんだって?」

ハルヒ「表と裏からこの世界を守るってのは、もう諦めるの?」

杏子「はっ、もう家族もいないのにか?」

杏子「そもそもあたしの願いが家族を破滅させたんだ」

杏子「そんな昔の夢なんてとうに諦めたさ」

ハルヒ「そんな娘を見てあなたのお父さんも草間の影で泣いてるわよ」

杏子「はぁ?」

ハルヒ「私は宇宙人も未来人も超能力者もいて欲しいと思いながら、でも心の何処かでそんなのいないって諦めかけてた」

ハルヒ「でも、魔法少女に出会って世の中にはこんなに不思議があるんだって気がついたわ」

ハルヒ「少なくとも私にとっては魔法少女はこの世の不思議の象徴なのよ」

杏子「それがどうしたんだよ?」

ハルヒ「だからせめて不思議を感じさせなさい」

杏子「どういうことだ」

ハルヒ「グリーフシードを得るために打算的に動いたりしてたら夢が崩れるのよ」

ハルヒ「このさやかのように正義のヒーローでいなさい!」

ハルヒ「あなたのお父さんが多くの人を救おうとしたのに娘のあなたが見殺しにするんじゃ意味が無いわ」

ハルヒ「自分の父親の生き方は正しかったんだってこの世の中で証明しなさい」

ハルヒ「きっと、あなたのお父さんもあの世で許してくれるわ」

杏子「だから、おやじは死んで…」

ハルヒ「わからないわよ?幽霊だっているのかもしれない」

ハルヒ「世の中には不思議で溢れているんだら」

ハルヒ「言いたいことはこれだけよ、それじゃあね」クルッ

杏子「なぁ、さやか。あいつは一体何者なんだ?」

さやか「さぁ…。魔法少女になる才能があるとかでキュゥべぇがスカウトしてきたらしいけど…」

杏子「結局盗み聞きしてたことは謝らなかったな」

杏子「それにしても…おやじの生き方か…」ボソッ

さやか「え?なんか言った?」

杏子「いや…なんでもねーよ」

書き溜めはここまで
一応続きは書いてみるけど需要あるのかな?

スピードはかなり遅くなるけど勘弁

翌々日 北高

キョン「なぁ、最近帰るの早いよな」

ハルヒ「そう?」

キョン「ああ。先にひとりで帰ってるし、なにかあるのか?」

ハルヒ「べ、別に何も無いわよ」

キョン「そうか、そうなら別にいいんだが」

キョン(また面倒なことでも企んでるんじゃないだろうな)

放課後

ハルヒ「おっと、悪いけど今日も先に帰るわね」ダッ

キョン「おい、ハルヒ!…、もう行っちまったか」

朝比奈「最近、涼宮さんの様子がおかしいような」

古泉「そのことについてなんですが、ちょっとお耳に入れておきたいことが」

キョン「何だ?」

古泉「涼宮さんについてですが、ここ数日学校の外で中学生と会っているようですね」

キョン「どういうことだ?」

古泉「詳しいことはわからないのですが、数人の女子中学生と街を歩いていたようです」

古泉「さらに奇妙なことに突然見失ったり…涼宮さんが見つかりたくないと思っていたのならそれで納得ですが」

キョン「また、厄介ごとか?で、その中学生ってのはだれなんだ?」

古泉「いま、『機関』で調査中ですよ」

長門「……」

キョン「長門どうした?」

長門「おそらくその女子中学生と関連して話しておきたいことがある」

長門「涼宮ハルヒの周囲に別の宇宙生命体が接近している可能性がある」

キョン「なに?それがその中学生ってことか?」

長門「そうではない。近づいているのはインキュベーターという宇宙生命体」

急に雨降ってきたから洗濯物とりこんでた
今から再開

長門とQBはどっちがつおいの?

キョン「インキュベーター?なんじゃそりゃ」

長門「宇宙生命体。詳しくは>>26>>31辺りを」

キョン「なるほど。ある程度はわかった」

キョン「それにしても感情がエネルギーを生む?長門でも干渉できないシステムなのか?」

長門「まだシステムを解明出来ていない」

古泉「情報統合思念体とは違って有機生命体でありながらそれほどの科学力を…」

長門「こちらに私がいるのはわかっているのため、情報統合思念体に感知されない何らかの術を展開しているはず。私も完全に把握できていない」

>>93
長門がいくらQBを消してもスペアいるから
あと、魔法少女システムは情報統合思念体にも知られていないという設定
結構無茶あるけどね

長門「一時的に『機関』との協力を提案する」

古泉「ほう、僕らとしては情報統合思念体の力を借りられるなら願っても無い話です」

長門「私は彼らのエネルギー採取システムを解明するために集中したい」

古泉「つまり涼宮さんの監視を任されたと」

長門「そう」

古泉「そういうことならば了承しました。幸い閉鎖空間もこのところ出ていませんし」

キョン「なんだか大変なことになってるなぁ」

朝比奈「そうですね。」

キョン「そういえば未来からなにか連絡はないんですか」

朝比奈「そうですね…って禁則事項です」

帰り道

朝比奈「結局長門さんと古泉くんが手を結んで今日は解散でした…」

朝比奈「キョンくんはともかく…私も涼宮さんの近くで観察する義務があるのに…」

朝比奈「そんな大変なことになってるなんて全く気が付きもしなかった…」

朝比奈「いつもと同じで未来からはなんの連絡もありませんし…」

朝比奈「私ってやっぱダメですぅ…」トボトボ

朝比奈「上司にも信用されてないし、SOS団でも大して役に立ってないし…」

朝比奈「この時間平面で私の役割なんてあるんでしょうか…」

朝比奈「いっそ…」フラフラ

一方そのころ

マミ「今日は魔女の結界が見つかったからそこに行きましょ」

さやか「久しぶりの魔女ですね」

ほむら「グリーフシードが手に入るから悪いことではないわよ」

ハルヒ「じゃあ、張り切っていきましょー」

マミ「一応、武器渡しているけどはしゃぎ過ぎちゃダメよ?」

結界内
マミ「そういえば、この前QBに聞いたんだけど、佐倉さん使い魔も討ちだしたらしいわ」ドン!ドン!

さやか「へぇ、そうなんですか。心境の変化でもあったんですかね」ザシュ!ザシュ

ほむら「美樹さやか、あなたが何か言ったんじゃないの?」バラララララ

さやか「いや、違うけど何で?」

マミ(なんか片手間で使い魔倒してるみたい)

魔女「ギシャー」

マミ「あ、魔女が現れたわよ」

魔女「ギシャーギシャー」

マミ「くっ…、手ごわいわね」ドン

さやか「やたら耐久力高いわね」

マミ「涼宮さん、今回は見学どころじゃないわ、悪いけど一旦結界の外に出てくれない?」

ハルヒ「えっ、そう?わかったわ」

QB「心配だからぼくもついて行くよ」

さやか「任せたわよ!」

結界の外
ハルヒ「3人でも苦戦することあるのね」

QB「もちろん魔女でも強いのはいるからね。ワルプルギスの夜っていう魔女なんて規格外に強いのもいるよ」

ハルヒ「へぇ…。それにしても大丈夫かしら」

QB「まぁ、心配しなくてもあの3人なら大丈夫さ。君を結界から出したのも念のためさ」

ハルヒ「…そう。」

QB「それにしても強力な結界だ。巻き込まれる人間がいても不思議じゃない」

QB「ん?あれは?」

近くのビルの上
朝比奈「……」フラフラ

QB「大変だ!ハルヒ。誰かいる!」

ハルヒ「えっ?…ってあれみくるちゃんじゃないの!」

QB「知り合いかい?」

ハルヒ「そうよ!あんなところでなにしてんの?」

QB「きっと魔女のくちづけにあったんだ?大変だ、身を投げようとしてる!」

ハルヒ「なんですって!」

朝比奈「……」フラッ…ヒューン

こないだのとは違うのか

話が繋がってないと思ってたら前のとは違うのか
あの続きどうなったんだろ

>>107
>>109
なんか期待させてしまったようで申し訳ない…


そしてパソコンが規制食らってしまったのでできる範囲で携帯からやってみる

QB「危ない!」

QB(でもこれなら契約できるんじゃ…)

QB(ラッキーー!今ならほむらたちもいないし)

QB「ハルヒ!僕と契約するんだ!」

ハルヒ「えっ!あぁ、そうね!」

ハルヒ「SOS団が1人でも欠けることは、この私が許さないんだからー!」ピカーッ

QB「……」

ハルヒ「……」

朝比奈「……」

ハルヒ「…間に合ったの?」

QB(なんてことだ…!これほどとは!間違いなく最強の魔法少女の素質がある!)

レス114の内ほぼ100近く自分のレスってすごいな
メンタル強すぎだろ

紫煙

>>115
初ssなんだがそんなもんじゃないの?

書き溜めって見るほうとしては助かるけど、かかる時間が短くなるからレスが少なくなっちゃうよな

ハルヒ「さっきのって…」

QB「すごいよハルヒ!」

ハルヒ「いや、今のなんだったの?」

QB「君の魔法はまだ僕にも詳しくわからない。なにしろかつてないほど巨大な魔力だからね」

QB「僕が目にしたのは超スピードで駆ける君の姿だけだよ」

ハルヒ「それにしても…みくるちゃん…」

QB「少しでも迷いや悩みがある人の心の隙間に入ってくる、それが魔女さ」

QB「きっとその子にも何かしら不安があったんだろう。」

ハルヒ「相談してくれれば良かったのに…。いや、こんなことにも気がつかないなんて…」

QB「それに関して気に病むことはないよ。魔女は本当に些細な悩み…例えば野球中継が延長して予約録画が失敗した、といった心の隙間にだって入ってくるんだから」

ハルヒ「そう?」

パリーン
マミ「ふぅ、なかなか強敵だったわ」

さやか「私も必殺技とか考えようかなー。ティロ・フィナーレみたいな」

ほむら「オススメはしない。…!あなた…」

マミ「あら、その姿は…」

さやか「ハルヒさん、契約したの!?」

ハルヒ「えへへ…まぁね。」

ほむら(油断しすぎた!まどかじゃないからツメが甘かった!)

マミ「それにしても、特徴的な衣装ね」

さやか「確かに私たちとは趣が違いますね」

QB「それだけ彼女が規格外だってことさ」

マミ「そういえば、なにがあったの?」

QB「彼女の友達が魔女のくちづけにあって、飛び降り自殺を」

さやか「それでかー、やっぱ私たちの誰かがついてたほうが良かったのかな…」

ハルヒ「仕方ないわよ、強かったんでしょ?あの魔女」

ハルヒ「それに、これからは私も戦えるんだし」

ハルヒ「よろしくね!先輩たち!」

prrrrrrr

古泉「もしもし?はい、えっ、朝比奈さんが飛び降り?」

古泉「はい、それを涼宮さんが変身して助けた?」

古泉「いや、変身ってそりゃ涼宮さんなら不可能ではないでしょうが…」

古泉「その後、例の人たちがいきなり現れて元の姿に戻って帰っていったんですか?」

古泉「嫌な予感しかしませんね…。長門さんの話は報告したとおりですが関係ありとみるべきでしょう」

古泉「とにかく、長門さんと連絡とってみます。朝比奈さんは保護してくれたんですね?はい、では」

古泉「一体なにが…。画像は添付されているそうですが。…!?」

古泉「涼宮さん…一体何故バニー姿に…?」

>>119

すまん、今はもう書き溜めじゃないんだ
話の流れは先に考えてるけど、昼間みたいなペースは無理かもしれない

そして、晩飯食うので20分ほど離れる

保守るよ

保守ありがとう
なんとか夜があけるまでに終わるようがんばる

>古泉「涼宮さん…一体何故バニー姿に…?」

そのうち機動外骨格も付いてくるんじゃないかと

長門「解明するとは言ったが…」

長門「そもそも今、インキュベーターがどこにいるのかもわからない」

長門「やはりあの異空間を疑うべき…」

長門「あの時にあった少女の制服は確か見滝原中学」

長門「本人から聞き出すしか……」

prrrrrrr
長門「ん?もしもし」

古泉「もしもし、長門さんとですか。今、朝比奈さんと一緒にいます」

古泉「今から来ていただいてもよろしいですか?緊急事態です」

>>129
さすがに夜明けまでは付き合えないけど期待してる
がんばって

古泉「涼宮さんがバニー姿で躍動しているという『機関』からの連絡が」

古泉「宇宙人に疎い素人の意見ですが、おそらくインキュベーターではないかと…」

長門「了解した」

古泉「彼にも僕から連絡しておきます、いつもの喫茶店に集合でよろしいですか?」

長門「……」コク

古泉「では、また」

ツーツーツー
長門「……うかつ」

>>132
ありがと
半分くらいは行ってるはず

いつもの喫茶店
古泉「こちらが機関の記録していた映像です」

キョン「ほとんど盗撮だよな…って!朝比奈さん!?」

朝比奈「きゃ!?」

古泉「ここで、涼宮さんが飛んできて助けています」

古泉「朝比奈さんはこのあたりの記憶がはっきりしないそうですね?」

朝比奈「はい…、途中までは普通に帰ってたはずなんですけど」

キョン「それにしてもハルヒのこの姿は一体?」

古泉「姿はもちろん、あの運動能力も人間離れしています」

古泉「もちろん涼宮さんの力を考えたら不思議なことではないんですが」

古泉「その後、朝比奈さんを近くのベンチに座らせて黙って帰るなど不審な点が多すぎます」

キョン「まるで隠し事してるみたいだな・・・」

古泉「そう。そこで長門さんにも来ていただいたわけですが…」

長門「まだなにもわからない。ただ進展はあった」

キョン「なんだ?」

長門「さっきの映像の最後に写っていた黒髪の少女」

キョン「ああ、いたな」

長門「彼女には前に解析不能な異空間の中で出会ったことがある」

長門「おそらく何らかの事情を知っているものと思われる」

長門「制服は見滝原中学のもの。そこにいるはず」

古泉「なら、彼女に話を聞けば…」

キョン「何かわかるかもしれないってわけか」

長門「そう」

接触編来るのか支援

古泉「わかりました。そこまでわかれば後は『機関』がどうにかできます」

古泉「彼女だけでいいですか?」

朝比奈「他にも何人かいましたね」

長門「現状、他の人間とは面識がない。彼女だけのほうがいい」

古泉「了解しました。すぐに手配しましょう」

キョン「誘拐とかするなよ」

古泉「んっふ。もし、彼女もインキュベーターと関わりがあるなら要注意人物です。我々の敵う相手ではないでしょう」

古泉「賢明に直接探りを入れましょう」

長門「すまない」

古泉「気にしないでください。長門さんにはいつも頼りっぱなしですから」

すまん、調子乗ってたらまた規制食らった
携帯なので遅くなるかもしれないが勘弁

おK
気長にガンガレ

ほしゅっちまどまど

朝比奈「あのー、すみません…私のせいで」

キョン「気にしないでください。きっとインキュベーターとかいう宇宙人のせいですよ」

朝比奈「ううん…違うの。私だけ何の役にも立てなくて」

キョン「何言ってるんですか。朝比奈さんには朝比奈さんにしかできないことがありますよ」

古泉「そうですよ。今までだってそうだったじゃないですか」

長門「…」コク

朝比奈「みんな…。ありがとうございます」

SOS団はなんのかの言ってチームワークが良いよな
まどか組もこうだったら・・・

古泉「では、夜も遅いですし解散しましょうか」

キョン「そうだな。払いはまた俺か?」

古泉「最後に来たのがあなたなので」

キョン「まぁ、今回は役に立てそうもないしな。喜んで払おうじゃないか」

古泉「さて、では朝比奈さんと長門さんは『機関』の車で送りますよ」

朝比奈「あれ?キョンくんは?」

古泉「ああ、すみません車4人乗りなんですよ」

キョン「っておい」

古泉「冗談ですよ。あなたは自転車でしょう」

キョン「ああ、そうだ。そういうわけなんで気にしないでください」


店の外
古泉「分かり次第連絡しますよ」

キョン「ああ頼む」

古泉「では」ブロロロロロ

キョン「それにしても…、ハルヒ。なんで俺達にまで隠すんだよ…。不思議を探すのがSOS団じゃなかったのか?」

翌朝 北高1年5組

キョン(ハルヒの奴…いつも通り学校には来てるな。変わりはないようだが…)

キョン「よう、ハルヒ」

ハルヒ「ああ…おはよう」

キョン(下手に探りを入れるのもあれだしな。黙っておくか)

ハルヒ「ねえ」

キョン「え?」

ハルヒ「あんたさ、願いを何でも一つだけ叶えてくれるって言われたらどうする?」

キョン「なんだ、藪から棒に。まぁ、そうだな…なんでもと言われると悩むな」

キョン「お前だったらどうするんだよ。まぁ、スカイフィッシュの踊り食いがしたいとか、そんなところだろうが」

ハルヒ「そうね…、なんなのかしら?」

キョン「聞いといてなんだよ」

キョン(やっぱ少し様子がおかしいのか?)

支援

ハルヒ「そうそう、キョン」

キョン「?」

ハルヒ「ちょっと放課後話があるからすぐに部室に来なさい」

キョン「え、いつも行ってるが…わかったよ、行きゃいいんだろ」


放課後 文芸部室

キョン「でなんなんだ?もう全員集まったぞ」

古泉「まぁ、そんなに急かさないでも」

ハルヒ「コホン。えー、ちょっと言いにくいんだけどね」



ハルヒ「SOS団をしばらく休止します!」



キョン「…?…え?」

紫煙

ハルヒ「そういうことだから、しばらくは来なくてもいいわ。すぐに再開するから!じゃあ、今日はこれにて解散!」ダッシュ

キョン「え?いや、ちょっとまてよ!おいハルヒ!」

キョン「古泉!追いかけるぞ!」ダッ

古泉「ちょっと待ってください!」ガシッ

キョン「どうしてだよ!あいつ言うに事欠いてSOS団を解散するだと!?」

古泉「解散ではなく休止ですよ」

古泉「それに『機関』の他のエージェントがちゃんと追ってます」

古泉君マジ冷静支援

古泉「落ち着きましたか?」

キョン「すまん、朝から様子がおかしかったから…解散じゃないんだな」

古泉「ええ、ですが事態は深刻です。休止でも涼宮さんになにかあったことに間違いはありません」

古泉「それに不気味なことに、これでも閉鎖空間は起きていないんですよ」

朝比奈「涼宮さん…本当にどうしたの…」

長門「……」


prrrrrrr
古泉「!はいもしもし」

古泉「はい。わかりました」ガチャ

キョン「どうした?ハルヒか?」

古泉「いえ、『機関』からの連絡ですよ」

古泉「昨日の少女とコンタクトがとれたようです。涼宮さんのことも心配ですが…」

長門「いまはそちらを優先すべき」

キョン「…そうだな」

ほむほむ

QB「良かったのかい?」

ハルヒ「あらキュゥべぇ。いたの?」

QB「SOS団は君にとってかけがえのないものだろう?」

ハルヒ「そりゃそうよ。もちろん解散なんてしないわ。魔法少女の生活になれるまで…まぁ、二週間くらい休止しただけ」

QB「まぁ、いい心がけだと思うけどね。さて、マミたちももう学校は終わっているはずだよ」

ハルヒ(それに…昨日のみくるちゃん…。やっぱり受験生なのにSOS団に拘束してるのは止した方がいいわよね)


QB(まぁ、あのインターフェースと離れてくれるなら願っても無いことさ)

QB(さて、二兎を追うものは一兎も得ずというけれど、涼宮ハルヒはもう契約したし…)

QB(次は、鹿目まどかも魔法少女になってもらおうか)

>QB(さて、二兎を追うものは一兎も得ずというけれど、涼宮ハルヒはもう契約したし…)
ハルヒがバニーコスな事考えるとちょっとワロタ

いつもの喫茶店
イラッシャイマセー

古泉「来たようですね」

長門「…」コク



ほむら「あなたたちかしら?私に用があるというのは?」

古泉「ご足労かけました」

ほむら「で?貴方達は何者かしら?まあ、おおよそ察しはついているけど」

ほむら「おおよそ、暴力団、警察、在日米軍、自衛隊の関係者でしょ?」

古泉「え?いや、違うんですが…」

キョン(というか、そんなところに関わりがある女子中学生って何者だよ!?)

古泉「まぁ、SOS団という団体なんですけど、今は別にいいでしょう」

古泉「涼宮ハルヒという名前に覚えはありませんか?」

ほむら「涼宮ハルヒ?ああ、道理で見覚えのある制服だと思ったわ」

ほむら「それに、その人は前に一度会ったことがあるわね」

長門「あなたは一体何者」

ほむら「まぁ、一度結界に巻き込まれかけたわけだし、説明くらい必要なのかしらね」

ほむら「私は魔法少女よ。そして、涼宮ハルヒもね」

キ・古・長・朝「…!」

ほむら「あら、本当に何も知らなかったのね」

長門「インキュベーターとの関わりは?」

ほむら「キュゥべぇではなく、その名前を知ってるとは…。貴方達も一体何者なの?」

古泉「どうやらお互いに隠し事はしないほうがいいみたいですね」

ほむら「そうね、インキュベーターは私にとっても敵だから」

キョン(俺達高校生なんだが…臆さないな、この子)

>キョン(俺達高校生なんだが…臆さないな、この子)
ループのことを教えたらキョンは絶句しそう

……

ほむら「へぇ、つまり宇宙人・未来人・超能力者、…と一般人なのね貴方達は」

ほむら「まぁ、インキュベーターも宇宙から来たみたいだから宇宙人がいるなら知ってても不思議じゃないわね

長門「こちらの身分は明かした。インキュベーターのエネルギー採取システムについて説明を希望する」

ほむら「…、そうね。まぁ、教えてもいいわ」

……

古泉「人間の感情をエネルギーに?」

朝比奈「そんな…未来でもそんな技術は生まれてませんよ」

キョン「ちょっと待て…それよりも、魔法少女は魂を実体化するって…えー、ソウルジェムに。」

長門「そして、そのソウルジェムが濁りきったとき、魔法少女は魔女になる」

キョン「そのことをハルヒは知ってるのか?」

ほむら「知ってるわけ無いじゃない、ほとんど全ての魔法少女が知らないわ。私が知っているのだって…、まぁ、イレギュラーみたいなものよ」

キョン「魂だけの存在って…。じゃあ、まさか幽霊の類なのか?」アセアセ

古泉「いや、物質に入って動いてるんだからマリオネット的な何かじゃないですか?」アセアセ

キョン「って、余計怖いわ!」ガクガク


朝比奈「メンタルの弱い男性陣はほっといて…」

朝比奈「どうして涼宮さんが狙われたんです?やっぱりあの力のせい?」

ほむら「QBは気がついていなかったみたいね。」

長門「ならなぜ?」

ほむら「彼女の素質じゃないかしら。私の友人にも凄まじい素質の持ち主がいるけれど」

ほむら「涼宮ハルヒのそれは、途方も無いものだったわ。どうしてかわからないけれどね」

ほむら「まぁ、聞いた話を使って考えるなら彼女の力が、魔法少女の素質という『不思議』も呼び寄せたのでしょう」

古泉「まあ、合理的な考えです」

キョン「しかし、どうにかしてもとには戻せないものか?」

ほむら「無理よ。まぁ、あれほどの強さなら魔女にやられることはないだろうから、グリーフシードを手に入れ続けたら支障はないわ」

ほむら「さっき話したワルプルギスの夜も倒せるでしょう」

キョン「そうそう、気になってたんだが、なんでワルプルギスの夜が来るってわかるんだ?」

ほむら「統計よ」

キョン「統計?」

ほむら「…、あまり詳しくは聞かないでしょうだい」

さすがにループの事は伏せるか

ほむら「さて、もう話はおしまいね」

ほむら「くれぐれもこのことを魔法少女に教えてはダメよ」

ほむら「絶望して魔女になりかねないから。涼宮ハルヒが大丈夫そうでも彼女の仲間がね」

古泉「ええ、わかりました。どうも、ありがとうございました」

ほむら「気にしないで、貴方達も私と似た目的のようだしね」

古泉「?」

ほむら「気にしないで。私のお代は払っておくわ。じゃ」

アリガトウゴザイマシター


キョン「さて、どうする?」

古泉「どうしましょうね」

長門「私は魔法少女システムの解析をすすめる」

キョン「どうにかなりそうか?」

長門「原理はわかった。もうすぐ」

キョン「そうか…。あんまり無理するなよ」

古泉「とりあえず僕たちも解散しましょうか」

>長門「原理はわかった。もうすぐ」

さすがのながもん

とある結界

ハルヒ「テイヤー!」

魔女「ギャー」

さやか「ほんとに強い…」

マミ「私たちほとんど何もしなくてすんだわね。魔力を節約できるからいいんだけど」

ハルヒ「ねえ?どうだった?」

さやか「いやー、強すぎて私たちの手の出しようがなかったですよ」

マミ「ところであの技はなんなの?棒から出てるビーム」

ハルヒ「名づけてスターリングインフェルノ!」

シュタッ
ほむら「待たせたわね」

ハルヒ「ほむらちゃん、遅かったわね。もう片付けちゃったわよ」

ほむら「ちょっとヤボ用があったのよ」

さやか「ほむらー、ほんとに強かったんだぜ、ハルヒさん」

ハルヒ「さやかちゃんったらー、おだてても何も出ないわよ」

支 援

ほむら「ところで、みんなに話があるの」

マミ「え?何かしら?」

ほむら「この街にもうすぐワルプルギスの夜がやってくるわ」

マミ「何ですって?」

(ワルプルギスの夜について説明中)

マミ「信じないわけじゃないのだけど、なんでわかるのかしら?」

ほむら「統計よ」

さやか「そっかー、統計かー」

ハルヒ「まぁ、どんな魔女でも私の敵ではないわ!」

マミ「ワルプルギスの夜…。いいわね、名前がなんとなくいいわ。闇を思わせる漆黒のイメージ…」

ほむら(そこはかとなく不安になってきたわ…)



QB(へぇ、なぜか知らないが、ワルプルギスの夜が来るようだね)

QB(時間操作系の魔法を使うからその関係かな?)

QB(ともかく……鹿目まどかを魔法少女にする絶好のチャンス!!)

数日後 夜
キョン「SOS団が休止になってる間は案外ひまだよな…」

キョン「ハルヒは教室では普通だが」

prrrrrrr
キョン「あ、長門?」

キョン「もしもし」

長門「魔法少女システムの解析が終了した」

キョン「本当か?で、ハルヒは元通りになるのか?」

長門「それは不可能」

キョン「え?」

長門「情報統合思念体の力では魔法少女・魔女の存在に干渉できない」

キョン「どういうことだ?」

長門「情報操作のような複雑な事は不可能」

長門「さらに結界内では情報統合思念体との連絡も絶たれてしまうため私のインターフェースとしての力は皆無に等しい」

キョン「ってことは…」

キョン「もう打ち切り終了なのか?」

なんと・・・

長門「問題はもうひとつ」

キョン「何だ?」

長門「暁美ほむらがいっていたワルプルギスの夜が来る日が近付いている」

キョン「ああ、そうだったな」

長門「災害クラスの厄災らしい。気をつけて」

キョン「ああ、長門もな…」
ツーツーツー

キョン「ちくしょう…長門でもダメだってのか…」

キョン「ハルヒ……!」

一方そのころ
ほむら(おかしい…QBは全くまどかに構わなくなった)

ほむら(涼宮ハルヒだけで満足したの?)

ほむら(それにしても、涼宮ハルヒを魔女にしなければまどかは救われる)

ほむら(ワルプルギスの夜だって、4人なら楽勝のはず…)

ほむら(もうこのループから抜けられるの?)

ハルヒの存在でQBの戦略にも変化が?

QB「そう考えるのは甘いんじゃないかな?」

ほむら「っQB!?」

QB「やっとわかったよ。なぜ鹿目まどかにあれほどの因果の量が溜まっているのか」

QB「君はまどかのために何度も時間遡行を繰り返しているね?」

QB「それがまどかの因果の量を増やしているのさ。パラレルワールドを束ねるように」

ほむら「言いたいことはそれだけかしら」

ほむら「消えなさい」

QB「やれやれ…、まぁ鹿目まどかはもう諦めているよ。ワルプルギスの夜だって涼宮ハルヒなら瞬殺だろう」

QB「君の願いはやっと叶うんじゃないのかい?」

ほむら「消えろといったはずよ」ジャキッ

QB「はいはい」

しえん

ほむら「私の願いがまどかの因果の量をふやしている?」

ほむら「そうだとしても…、ワルプルギスの夜さえ倒せば…」

ほむら「いよいよ…三日後」

クライマックスktkr

ちょっと風呂は行ってきます
あとはワルプル戦で終わりますので
支援してくれるみなさんに感謝

了解いてら~

ほしゅ

ほしゅるよ

ハルヒの変身姿というのはまんまバニーなのか
魔法少女っぽい装飾のついたバニーなのか

保守

只今戻りました
保守ありがとう
なんか、イラストまで描いてくれた人もいるみたいで…、初めてのssなのに恵まれすぎだな

>>193
憂鬱の最初の方にでてきたバニーだと思ってください
ソウルジェムはバニーの耳の根元についてます

では、再開します
ペースは相変わらずおそいけどよろしく

ラストスパートがんば

ワルプルギスの夜到来予定日

古泉「とうとうやってきましたね」

朝比奈「涼宮さん、とうとうなにも明かしてくれませんでしたね」

キョン「あいつなりになにか考えるところがあったんでしょう。危険なことですし」

古泉「突如発生した台風が今、この街を直撃してます。学校も休みなのに僕たちはなにをしてるんでしょうね?」

長門「ワルプルギスの夜は結界を張らない。現実の世界にいきなり介入できるほどの魔力の持ち主らしい」

古泉「こんなところにいるのも危険なのかもしれませんね。『機関』の方で避難場所に案内させましょうか?」

キョン「そんなこと言ったってお前だってここで見るつもりなんだろ?ワルプルギスの夜とやらを」



キョン「なんだって、部室にきちまうんだろうな。俺達は」

四円

マミ「いよいよ、やってきたわね」

さやか「ほんとうに来るんでしょうね?」

ほむら「この台風がその証拠よ」

ハルヒ「来るなら来なさい!ボッコボコにしてあげるわ!」

ほむら(ワルプルギスの夜もおそらく瞬殺してしまうでしょう、この涼宮ハルヒなら)

ほむら(…まどか!)

古泉「まぁ、結界がないので僕たちにも見えるんでしょうね」

古泉「世界各地に残る怪物や巨人の類もこのことなのかもしれません」

キョン「結局、長門でさえ、結界はどうにもできなかったんだし…え?」



キョン「ちょっとまてよ。ワルプルギスの夜に結界は無いじゃねえか!」



古泉「…え?」

朝比奈「…あ」

長門「…」

しえん

キョン「結界がないならどうとでもなるんじゃ…」

古泉「なるほど…。どうですか?長門さん」

長門「……、結界がないといっても魔女や魔法少女本体に情報操作は効かない」

キョン「ああ、そういえば…」

長門「…、でも直接攻撃できるなら…」

長門「ここは任せた」
シュタッ

古泉「え、長門さん!?」

古泉「いや、でも…そうなら」

古泉「すみません、朝比奈さん。彼をよろしく頼みます!」シュタッ

朝比奈「えっ!?

し え ん

マミ「来るわよ」




ワルプル「ギシャー」



さやか「うわー、でっかいなー」

ほむら(緊張感がないわね、まぁ、仕方ないか)

ハルヒ「じゃあ、すぐに終わらせましょ。この時期に台風なんてゴメンだからね」






QB「悪いけど、君に戦ってもらうわけにはいかないね」

なに・・・?

ほむら「キュゥべぇ!?」

マミ「あら?どうしたの。ここは危険よ」

さやか「まったく、魔女相手には何も出来ないんだから帰っときなさいよ」

QB「悪いけど、冗談を言ってるわけじゃないんだよ」シュタッ

ハルヒ「あっ、私のソウルジェム。」

ハルヒ「なにやってんのよ?一応ふざけてる場合じゃないのよ」

QB「じゃあね」シュタッ

ハルヒ「えっ?ちょっとまち…」バタッ

ほむら「インキュベーター!?あのやろう!!」

さやか「ワルプルギスが来るっ!!」

ワルプル「ギシャー」

ガッシャーン

マミ「えっ、どういうことなの?」

ほむら「とにかく涼宮ハルヒを安全な場所に!!」

マミ「えっ?ええ」

さやか「危ないビルが飛んでくる!!」

ほむら(時間を停止しても三人も運べないし、いまから手を繋ぐのは間に合わない!!)

ほむら(万事休すか…)

「s:dfs]r]f]:]:;\/c\v/s.;:;l:98sdiosvdg」

シュパーン

ほむら「えっ?」

ほむら「貴方は…長門有希!!」

長門「結界内にいないなら実体を使っての攻撃は対処できる」

長門「とにかく、今のうちに体勢を立てなおして」

ほむら「えっ?ええ」

ほむら「今のうちよ。涼宮ハルヒの体をどこか安全な場所に」


ブーン、キキーッ!

??「こっちです!!」

ほむら「貴方は…?」

??「古泉から連絡を受けてきました。森といいます」

森「涼宮さんの肉体は我々『機関』が責任をもって安全な場所に届けます」

森「さあ、早く!」

ほむら「一体…」

長門「信用できる。早く」

ほむら「ええい、わかったわよ。はい」

森「ええ、任せてください」ブーン

ながもんキタ!

マミ「ねぇ、暁美さん。一体なにが?」

さやか「ちょっと、ほむら。一体なにが起きてんのよ!」

ほむら(私が説明してほしいくらいだわ)

ほむら「QBが裏切ったのは確かね。どうやらソウルジェムが離れるといけないらしいわ」

さやか「QB?あのやろー」

ほむら「それどころじゃないわ。私たち3人ではあのワルプルギスの夜に敵うかどうか…」

長門「私もいる」

マミ「で、貴方はだれなの?」

長門「長門有希」

さやか「いや、名前だけ言われても…」

ほむら(それにしても、QBの狙いは…?はっ!まどか!!)

大決戦の様相だな・・・

ほむら(しかし、この状況でここを離れることは…)

マミ「とにかく、戦ってくれるのなら問題はないわ。気をとりなおしていくわよ!」

さやか「よっしゃー、いくぞー!」

ほむら(よくよく思い返すと近接タイプの美樹さやかはワルプルギスの夜相手にどうしようもないわね)

さやか「覚悟ー!!」ヒューン

ほむら「え?心配してるそばから!!美樹さやか、不用意に近づくと…」

さやか「なに?」

マミ「美樹さん危ない!またビルが!!」」

ほむら(避けきれない!!)


ドーン!!

ほむら(えっ?ビルが粉々に…)


古泉「忘れてもらっちゃ困りますよ」

古泉「そういえば、最初に自衛隊や在日米軍の関係者かと問われましたが…。」

古泉「『機関』の組織力をなめてもらうわけにはいきません!!」

ほむら「今度は、古泉一樹!?」

古泉「ええ、『機関』の有力者に頼んで通常兵器をありったけ集めてもらいました」ズラーッ

古泉「ワルプルギスの夜に限らず魔女は通常兵器でも倒せるんでしょう?」

ほむら「有効なダメージを与えられるわけではないれど…。これ全部?」

古泉「ええ」


マミ「次から次へと見知らぬ人が出てくるわね。味方が増えるのはうれしいけれど」

さやか「プハーッ!!死ぬかと思ったー」

マミ「美樹さん、無事だったのね」

さやか「勝手に殺さないでくださいよ!」

戦争は火力!

マミ「とりあえず、あなたたち味方なのね?」

古泉「ええ、涼宮ハルヒの仲間…といえばわかりますか」

古泉「ちなみにただの人間ですよ」

古泉「まぁ、足止め程度には役に立つでしょう」

ほむら「でも、私たちだけじゃワルプルギスの夜は倒せないのよ!!」

古泉「大丈夫です。手はうっていますよ。せいぜい死なないようにがんばりましょう」

古泉「新川さん、田丸さん。頼みます!!」

新川「久しぶりの銃の感触…。今日は燃えますぞー!」ドーンン!




古泉「あとは彼に任せましょう…」

拳銃は最後の武器だ!

10分前

prrrr
古泉「もしもし?」

キョン「おい、古泉か?急にどうしたんだよ!長門も行っちまったし」

古泉「長門さんなら、既にワルプルギスの夜と交戦中ですよ。僕もすぐに援軍に向かいます」

キョン「えっ?交戦中って?」

古泉「ワルプルギスの夜に干渉できなくも、あいての攻撃に使われる物体なら長門さんが消せるでしょ」

古泉「われわれも武器の調達ができ次第向かいますから」

キョン「ちょっと待て。俺はなにをすればいい?」

古泉「そう言ってくれることを期待していましたよ」

古泉「今から場所に向かってください。おそらくインキュベーターの狙いもそこでしょう」

キョン「どこだ?」

古泉「ある避難場所です。そこで鹿目まどかという少女に会ってください。きっとインキュベーターも来ますから」

古泉「…任せましたよ」ツーツーツー

キョンよ急げ!

キョン「なんだったんだ…」

朝比奈「古泉くん、なんて言ってたんですか?」

キョン「今から市内の指定避難場所に向かって、ある少女に会えって…。どういうことでしょう?」

朝比奈「え?…私にはわかりません…」

キョン「とにかく行きましょう。古泉の言う事を信用するしか無い」

朝比奈「はい。そうですね急ぎましょう!」

さあ、どうなる?

市営体育館

まどか「ワルプルギスの夜か…。すごい魔女だって言ってたけど…」

まどか「さやかちゃんの話だとすごく強い魔法少女がいるっていってたし大丈夫だよね!」

QB(…まどか!…まどか!)

まどか「ん?この声は…キュゥべぇ?」

QB「そうだよ。久しぶりだね」

まどか「どうした?キュゥべぇも避難?」

QB「いや、そうじゃないんだ?」

まどか「え?」

絢子「どうした?まどか」

まどか「え?ああ、ごめんちょっとトイレに…」



まどか「でどうしたの?」

QB「大変だよ!涼宮ハルヒが死んだ」

まどか「え?あのものすごく強いっていう?」

>QB「大変だよ!涼宮ハルヒが死んだ」
さすがQB
嘘は言ってないな
誰のせいでそうなったかは聞かれてないし

>朝比奈さんはともかくキョンにQBが見えるのか?
その辺も含めてどうなるか期待支援

QB「あの3人ではワルプルギスの夜には敵わない。まどか!君の力が必要なんだ!」

まどか「そうなの?」

QB「そうさ。早く僕と契約するんだ!早くしないと他の3人も…!」

まどか(いつのまにそんなことに…)

まどか(確かに魔法少女になれば私もほむらちゃんたちの力になれる…)

まどか(いつも人の足を引っ張ってばかりだった私も、誰かの役に立てる!)

まどか(…もしそうなら…、それはとってもうれしいなって!!!)

まどか「わかったよ。キュゥべぇ…わたし、まほ」



谷口「WAWAWA~♪ふぅ~今日は台風ごときで学校が休みになってラッキーだな」

まどか「え?」

谷口「ああ、どうも失礼」

谷口(いや、トイレ出たらそこに美少女が…。俺様的ランクではAランクマイナーってとこだな)

谷口(でも、さすがに…中学生に手出したらアウトだわ…。うん、自重しろ俺…)

谷口「いえいえ、なんでもないですよ。それでは」

まどか「なにあの人?」

QB「気にしている暇はないよ!さぁ、はやく!」

まどか「え?ええ、うん。わたしは、まほ」




キョン「ちょっと待ったー!!」

まどか「え?え?」

QB(チッ!!)

まさかの谷口wwwwwww

キョン「古泉の画像に添付されていたのは君だな」

まどか「え?」

キョン「いいか!絶対に魔法少女になろうなんて考えるなよ!!」

まどか「えっ?なんでそのことを…」

キョン「細かいことはどうでもいい!いいか、絶対に魔法少女になるなよ!」

キョン「インキュベーターの狙いが君ならどうせ碌なことになりゃしないんだ!」

まどか「インキュベーター?…キュゥべぇのこと?」

キョン「ともかく…、絶対に…」



キョン「魔法少女には…なるなーーーっ!!」

しえん

朝比奈「あの…キョンくん…」

キョン「えっ?ああ、すまんな、すこし取り乱してしまって…」

まどか「いや、いいんです。それよりあなたは?」

キョン「えーっと、まぁ、涼宮ハルヒの関係者って言ったらわかるか?」

まどか「あの…、死んじゃった?」

キョン「えっ、何だって?」

そりゃ驚くわ!

キョン「ハルヒが…死んだって?」

まどか「ええ。そうキュゥべぇが言ってたから」

キョン「なんだ。そうか、そいつの言うことは信用ならんからな。別に信じなくても…」

まどか(確かに、キュゥべぇが言ってただけだよね)

キョン「だから…」

朝比奈「あれ?あれって森さん?」

森「お二人とも!遅くなりました!」ダッダッダッ

キョン「森さん?」

森「古泉に此処に来るように連絡を受けて…」

キョン「いや、背負っているのは?」

朝比奈「うそ…、涼宮…さん?」

まどか(えー!?やっぱり本当に死んでるよ…)

これは・・・どうなる?

キョン「おい…、嘘だろ…」

朝比奈「キョンくん、落ち着いて…」

キョン「おい!ハルヒ!SOS団の団長がなにやってるんだよ!?」

キョン「これから世界中の不思議を見つけだして一緒に遊ぶんじゃなかったのか?」

キョン「宇宙人も未来人も超能力者も、それに魔法少女だってほんとうにいるってのに…」

キョン「そいつらと遊ばずにくたばっちまうようなやつじゃねぇだろ!」

キョン「なぁ…、ハルヒ……」

キョン「…幽霊でもいいから現れてくれよ…」

朝比奈「キョンくん…」グスッ

森「…あの…?」

キョン「…、森さんこいつの亡骸は宇宙葬とかとにかく派手にやってください…。きっと喜ぶでしょうから…」

森「いえ、えーっと、ソウルジェム?でしたっけ。それをインキュベーターに奪われただけだそうですので」

キョン「えっ?」キョトーン

種明かしキタ!

QBの能力格付け的にはまどか<ハルヒなの?

ハルヒはワルプル倒しても魔女にならないと予想してるって事?

森「ソウルジェムが遠くに離れると肉体は動かなくなるんでしたよね?」

森「古泉はそのソウルジェムがあるであろう場所に涼宮さんの肉体を運ぶように…と」

キョン「ってことは…、まさか…」

ハルヒ「……////」ジトーッ

キョン「……」アセアセ

朝比奈「えーっと、あの…」オロオロ

まどか(まったくわけがわからないよ)

QB(今のうちにっ!)ダッ

ハルヒ「」ガクッ

キョン「おい、ハルヒーッ!!」

>QB(今のうちにっ!)ダッ

>ハルヒ「」ガクッ

ちょwwwwww

>>257
まどかとハルヒの素質ではハルヒのほうが上ということにしています
その理由も後ほど
QBの打算もそのうち明かされるので

キョン「しまった!!そこにいたのか!?」

まどか「キュゥべぇ?」

キョン「ちくしょー、逃げられたのか!」

キョン「なあ、君!そのインキュベーターってやつはどこに行きやがった?」

まどか「ええっと、あっちです…」

キョン「よし、ありがとよっ!」ダッシュ

朝比奈「ああ、キョンくん!」

森「少々お待ちを」ガシッ

森「朝比奈さんにはここで、涼宮さんを見ていてください。それと…」

森「申し訳ありませんが、そこのあなたも」

キョン(インキュベーターめ…。小っ恥ずかしいことさせやがって!)

キョン(捕まえたら八つ裂きだ!!…あれ?」

キョン「あいつどこだ?」



QB「やれやれ…僕を視認することもできないのにおいかけてくるなんて…。本当に人間はわけがわからないよ」



ほむら「で、今あなたの仲間をどこに向かわせたの?」ドーン!

古泉「鹿目さんの避難している体育館ですよ」

ほむら「あなた…!なぜまどかのことを?」

古泉「少々趣味が悪いのですが、あなたを尾行させていただいたのですよ」

古泉「ときおり出てくる「まどか・・・」というひとりごと」

古泉「調べてみると、鹿目さんは美樹さんの親友で、巴さんの家に出入りしたこともある」

古泉「それにあなたの転校初日に、あなたが鹿目さんに忠告めいた言葉をいうのを聞いた人がいるんです」

古泉「それで気が付きましたよ。あなた、鹿目さんを魔法少女にしたくないんでしょうと」

ほむら「くやしいけど、大当たりよ」

古泉「そこで涼宮さんの肉体を鹿目さんの近くに置いておく。こうすればインキュベーターは近づけません」

ほむら「あなた…そこまで考えて…」

古泉「感謝しないでください。僕だって不意打ちのようにすれば涼宮さんの意識がもどるのではないかと考えただけですから」

古泉「一瞬でも目が覚めれば涼宮さんの勝ちですよ」

prrrrrrr
古泉「はい、森さんですか?それでどうなりました?」

古泉「えっ、彼がやらかしてくれた?」

ソウルジェムの肉体操作って半径100メートルだっけ?
結構遠いな

ほむら「失敗だったの?」

古泉「えー、まぁ…」

古泉「まぁ、鹿目さんには近づけませんから」

ほむら「そうね。私は一安心よ」

ほむら「それにしても・・・」


長門「@p;;dksf@f[ap^f-0oae」

さやか「すごい!相手の攻撃全部消してるよ」

マミ「それでも、こちらの攻撃は届かないわね」

新川「チョイヤー!!」ドンドンドンドン

マミ「それにしてもあのおじさんなんなのよ…」

>>267
そんなに?
まぁ、細かい設定は無理がありますがご了承を…

四 円

QB「ふぅ…、ここまで逃げれば…」

キョン「ちくしょー!でてきやがれー!」

QB「しかし、どうしようか…」

QB(ハルヒを眠らせておいて、まどかに戦わせる。うまく魔女化すればそこでハルヒと戦わせる)

QB(うまくいけば、惑星一個あたりのノルマを楽に超えるエネルギーが手に入る)

QB(魔女化しなくとも、魔法少女の真実を教えてまどかを絶望させればいい)

QB(メンタルの弱いまどかから魔女化させるのがセオリーだ。ハルヒなら案外気にしないかもしれない)

QB(いくらハルヒでも史上最悪の魔女と戦えば魔力の消費は途方もなものにあるはずさ)

QB(これが、僕の計画だったんだが・・・)

QB「まぁ、魔法少女システムならインターフェースにも介入できないし…」

QB「仕方ないワルプルギスの夜と戦ってみんな死んでもらおうか」



??「へぇ、誰に死んでもらうって?」

QB「君は…佐倉杏子!?」

杏子「どういう事か説明してもらおうか?」

QB「そ、そんなことより!どうしてここに?」

杏子「ワルプルギスの夜を討ち取ろとするのはおかしいかよ?」

杏子「それよりもさっきの話についてくわしく聞きたいなぁ…キュゥべぇ」

杏子「そのみんなってのはさやかや、ハルヒも入ってるのか?」

QB「君がなぜ涼宮ハルヒの名を?」

杏子「さやかに聞いたんだよ。なんでも契約したんだってな。仲間を守るために」

杏子「あいつらしいといえば、あいつらしいよ。まったく正義の味方気取りもいいとこだ」

杏子「さて、答えてもらおうか?」

杏子「返事イカンによっちゃ…殺すぞ?」

QB「待ってくれ。佐倉杏子!」

QB「僕を殺したとこで、僕の体にはいくらでもスペアがあるから意味が無いよ!」

杏子「え?そうなの?じゃ一体くらいいいじゃん」ズシャアッ

QB「グハッ」

杏子「ん?これは…ソウルジェム?隠し持ってやがったのか」

杏子「しかし、一体誰の?」

杏子「ん?」

キョン「インキュベーター!出てこーい!」

杏子「この雨の中なにやってんだ?」

杏子「おい、あんたなにやってんだ?」

キョン「ん?誰だ?・・・ってそれは、ソウルジェム!?」

杏子「なんだこっちがわの人間かよ」

キョン「それがハルヒのか?見たことないけど」

キョン「まぁ、いい。ちょっとそれ渡してくれ!」ガッ

杏子「ん?持って行っちまった?結局誰のだったんだ?ハルヒとか言ってたけど…」

杏子「まあ、いいや…」

杏子「ワルプルギスの夜はあそこだな…」

杏子「よし行くか!」

杏子「待ってろよ!さやか!ハルヒ!」

インキュベーターは感情がないから「!」とか付くの不自然

古泉「そろそろ武器も尽きかけてきましたよ!」

新川「いざとなったら、竹槍でも持ってくるのですぞ!」

古泉「いやいや…」

ワルプル「ギシャー」

ほむら「魔女も痺れを切らしてきたわね」

マミ「消耗戦ね…。ソウルジェムは…そろそろ危ないわね」

長門「魔法少女は一旦下がったほうがいい」

さやか「そんな訳にもいかないのよ!」ケントバシ!



杏子「それでこそ、魔法少女だぜ!さやか!」

さやか「杏子!?」

杏子「助太刀に来たぜ!」

杏子「正義のヒーローは遅れてやってくるもんだろ?」

さやか「ーーっ!コノヤロー!遅いわよ!」

>>280
確かにそうだよな…
!はつけないようにするわ

ほむら(といっても杏子も近接系)

ほむら(事態の打破には繋がらない…)

古泉「遠距離攻撃のできる武器はこれで最後ですか?」ドーン

田丸「どうやらそのようだね。もともと裏から手に入れたものだし」

古泉(まずいですね…、これ以上は…)

ほむら「ワルプルギスが動くわよ!」

ワルプル「ギシャー」

ほむら「またビルを飛ばしてきたわ。芸がないのね」

長門「任せて」シューッ

ワルプル「ギシャー」

ほむら「同時に!?」

長門(対応しきれない…!)

ほむら「危ないわよ!古泉一樹!」

古泉「えっ?」
ドンガラガッシャーン

新川「古泉!」

ほむら(くっ…生身の人間が生きているはずがないじゃない…)

長門「……っ」

さやか「って、おーい!」

マミ「無闇に突っ込むと危ないわよ」

長門「通常兵器で多少でも効果があるなら…」

長門(内部にもぐりこんで、そこなんらかの爆発を起こせば)ダッシュッ

杏子「おい、ワルプルギスの夜の歯車っぽいところに入り込んだぞ」

ほむら(その手があった…倒せる?)

ワルプル内部
長門(内部からなら…!?)

長門(……!?)ガクッ

長門(情報操作が使えない?まさか魔女の内部は結界内と同じ効果を?)

細かい設定に不備ありまくりなのは申し訳ない…
俺、てっきりワルプルギスの夜って怪獣的ななにかだと思ってたんだよ

長門「……ここまで…」

長門「すまない……」
バタッ


市立体育館
朝比奈「……」オロオロ

森「朝比奈さん、落ち着きましょう。きっと長門さんたちなら大丈夫ですよ」

朝比奈「ふぅ…そうですね」

まどか「あの…。」

朝比奈「はい?」

まどか「やっぱり私が魔法少女になるしか無いんじゃないでしょうか?」

まどか「あなたたちも魔女と魔法少女について知っているでしょ?」

まどか「ワルプルギスの夜を倒さないと、この街は…」

まどか「わたし、いつも誰かに頼ってばっかで…役に立てなくて…」

まどか「だから…!」


朝比奈「無理しなくてもいいんですよ・・・?」

まどか「え?」

朝比奈「私だってSOS団の中では役に立ててません。いつもみんなに守ってもらってばかりです」

朝比奈「夏休みだって終わらせられなかったし、雪山から脱出するのだってみんな人任せ…」

朝比奈「それでも、わたしの居場所はSOS団にあるんです!」

朝比奈「役に立てなくても、足手まといでも…そこにいていい場所」

朝比奈「貴方にとって、あの人達がそうなんでしょ?」

朝比奈「あの人達はみんなを守るために戦ってる。その中に貴方も含まれてるはずでしょ?」

朝比奈「だから…貴方が無事でいてくれたらそれでいい。そう思ってる子も…、そうねきっといるはずです」

まどか「…、そう…ですね。」

まどか「ほむらちゃんが私に魔法少女になるなって言ってた理由今ならなんとなくわかります」

まどか「きっと、私が知らない悪いことがたくさんあるんですよね」

まどか「だったら…ここで待ってますみんなが無事に帰ってくるのを!」

朝比奈「ええ、そうしてください!」

朝比奈(半分、私に言い聞かせたようなものだったんですけど…。役に立てたのかな…?」

ガラガラガラ
谷口「危ない…今度は地震だ!!」

国木田「屋根が崩れる!!」

まどか「えっ?」

朝比奈「危ない!」ガバッ

森「朝比奈さん!?」

ベキベキバターン!

谷口「フロアの屋根が崩れたぞ!」

避難民A「おい!そこの人大丈夫か?」

森「ええ、私は…」

森(つい涼宮さんの肉体を先に庇ってしまった…)

森「朝比奈さん!?」

避難民B「屋根の建材が頭を直撃してる!おい、医者はいないか!?」

朝比奈「……」

まどか「そんな…わたしを庇って…」

まどか「…、やっぱり私には…」

QB「そう思うのなら魔法少女になってよ」

まどか「キュゥべぇ!?」

QB「ふぅ、涼宮ハルヒのソウルジェムを奪われたのは計算外だったけど」

QB「先に君と契約すればいい」

QB「さあ、どうする?君ならあの子も助けられるよ?」

森「え?ここにいるの?ダメよ!耳を貸しては」

まどか「私…、魔法しょ」


??「その必要はないわよ」

まどか「え?」

森「いつの間に…?」



ハルヒ「さっきはやってくれたわねキュゥべぇ」

QB「涼宮ハルヒ!なぜ?」



キョン「間一髪間に合ったか…」ハァハァ

QB「状況の分かっていない杏子に奪われたのだから大丈夫だと思っていたのに…」

キョン「悪いが、もうこれは渡せないな」トテトテ

キョン「ほらよ。ハルヒもう落とすなよ。」

ハルヒ「当たり前よ!それに…帰ってきたらさっきの話の続きを聞かせてもらうんだからね!」ピカーッ

ハルヒ「じゃあ、すぐに片付けてくるわ」ピュー


新川「古泉の仇ー!」バンバン

田丸「新川さん!落ち着いてください!拳銃なんかで敵う訳ないじゃないですか」

マミ「さっきの子も帰って来ないわね…」

さやか「くっ!ワルプルギスの夜!」

ほむら(此処から先は…)

ほむら「貴方達はもう下がりなさい。一般人の出る幕は終わりよ」

新川「しかし!」

ほむら「ここからは私たち魔法少女の問題よ」

杏子「そうだな。刺し違えてでも倒してやるぜ!」




ハルヒ「いい心がけね!えーっと、杏子だっけ?」

杏子「ハルヒ!?」

ハルヒ「私が来たからにはもう大丈夫よ」

杏子「お前…なんでバニーガール?」

ほむら「そこはツッコンではだめよ」

マミ「やっと来たわね」

さやか「遅いっての!」

ハルヒ「ふふふ、一瞬で終わらせてやるわ!」

ハルヒ「スターリング~インフェルノ~!!」ズバババババ


ワルプル「ギャー」

ドッカーン


さやか「…すごい…」

マミ「ほんとに一瞬で…」

ほむら(こうもあっけないと私の苦労は一体…)

キョン「行っちまいましたね…」

森「ええ…って、それよりも朝比奈さん!?」

キョン「え?なんでこんなことに?」

医師A「これは…頭蓋骨に損傷が?」

医師B「すぐに救急車を読んで緊急オペだ!」

医師C「無理だ!この台風を停電だ!」

医師D「しかし、一刻を争う!早くしないと命が…」

まどか「そんな…」

キョン「朝比奈さん!朝比奈さん!」




朝比奈「ふぇ?」

医師A・B・C・D「え?」

ハルヒ「あっけなかったわね」

ほむら「…涼宮ハルヒ…貴方に言わなくてはならないことがあるの」

ハルヒ「なによ。ほむら?」

ほむら「…、その私が巻き込んだようなものだけども…」

ほむら「ワルプルギスとの戦いの中で、古泉一樹、長門有希は……おそらく死んだわ」

ハルヒ「えっ?」

マミ「…」

さやか「…」

杏子「…」

ハルヒ「まさか…、本当に…」

ハルヒ「そんな…一体どうして?」

ハルヒ「というかなんで避難してないのよ…」

ハルヒ「SOS団を休止した意味が無いじゃないの…」







ガラッ
??「う・・・、ここは?」

??「…なぜ?」

ほむら「えっ?」

古泉「うー…、僕は確かにビルの下敷きになったはず?」

長門「理解不能」

ハルヒ「有希!古泉くん!」

ほむら(な?)

ほむら(あれに巻き込まれて生きている?)

ほむら(しかも長門有希まで同じところに?)

ほむら(一体なにが起こっているの?)

ハルヒ「なによ!生きてるじゃない!心配させないでよ!」

古泉「涼宮さん!?ということは?」

ハルヒ「もちろん勝ったわよ!」

長門(私は確かにあそこで消滅したはず…)

長門(なにが…?)

そのころ

キョン「朝比奈さん!」

朝比奈「へ?キョンくん?」

キョン「大丈夫ですか?」

まどか「良かった…」

キョン「一体どうなってるんです?未来的オーバーテクノロジーでも使ったんですか?」

朝比奈「いえ…そんなことは…」




QB「…ああ、なるほど。そういうことか…」

まどか「え?どういうこと?」

キョン「そうだ!君!」

まどか「はい?」

キョン「インキュベーターを捕まえて!」

まどか「え?」
ガシッ
まどか「これでいいですか?」

QB「しまった…」

キョン「俺には見えないけど、そこにいるんだな?」

キョン「よし、そのままついて来てくれ。朝比奈さんは無理しないでいいですよ」

朝比奈「いえ、大丈夫です。私も…」

キョン「そうですか?無理しないでくださいね。」

キョン「えーっと、だいたいあっちの方かな…」

キョン「おーい!」

古泉「ああ、無事でしたか」

ほむら「まどか!」

まどか「ほむらちゃん!無事だったんだね」

ハルヒ「さてと…、役者は揃ったみたいね」

ハルヒ「キュゥべぇ!一体どういうつもりだったのか説明しなさい!」

古泉「…、そこにいるんですか?」ヒソヒソ

長門「いる」

QB「やれやれ。もう逃げられないみたいだね…。いいよ、君たちにも姿を表すよ」

キョン「うわっ!びっくりした!」

朝比奈「へえ…案外かわいいんですね」

QB「もう、隠す必要もないだろう。やれやれ涼宮ハルヒ、君と契約しても丸損だよ」

QB「暁美ほむらやSOS団は知っているだろうけど、僕の目的は宇宙崩壊の危機を救うためにエネルギーを集めることだ」

QB「そのために魔法少女と契約している」

QB「魔法少女から魔女になるときのエネルギーがこの宇宙のエントロピーを凌駕しているのさ」

……

マミ「そんなことが…」

杏子「やっぱ、こいつ殺しといて正解だろ」

ハルヒ「そうだったのね…」

さやか「あたしって、ほんとバカ」

マミさん決断の時だ!

マミさん錯乱しないの?

QB「まぁ、そのうち涼宮ハルヒが魔女になればその時のエネルギーでこの負債も一気に返せるさ」

QB「そうなるまで気長に待つことにするよ」

QB「情報統合思念体でもこのシステムには干渉できない」

QB「ぼくをいくら殺したところで…無駄だよ。わかってるよね」

キョン「顔に似合わず憎たらしいやつだぜ・・・」

キョン「いいぜ、勝負といこうじゃないか。インキュベーター」

キョン「……おい、ハルヒ。」

ハルヒ「え?なによ?」

キョン「さっきの話の続きだ」

キョン「この世には、もっと不思議なことだらけなんだよ」

>>337
>>338

アニメで錯乱したときはさやか魔女が死んだ直後
今回はワルプルギスの夜をみんなで倒した直後
この気分の差で乗り切りました

キョン「宇宙人も未来人も超能力者もいたし…そうだな、異世界人だってきっといるさ」

キョン「そんな不思議だらけの世界をこんな打算にまみれた野郎にいいようにされるのは腹が立ってしかたがない。そう、思わないか?

キョン「だからさ。お前が魔法少女になる必要なんてない世界を…」

キョン「いや、どんなやつだって、こんなふざけた仕組みに組み入れられない世界を…」

キョン「そんな世界に…そうなったらいいと思わないか?」

キョン「だから、ハルヒ。願ってくれ。俺達みんなもうこんなことに巻き込まれないですむように」

キョン「こんな侵略者にいいようにされないように…」

ハルヒ「願うって・・・?なに言ってるのよ、キョン」

キョン「今のお前ならわかるだろうけどさ、世界はお前を中心に回ってるんだよ」

キョン「お前も知っての通り、世界は面白い方向に進むことができるんだ」

キョン「こんなふうに多くの女の子を悲しませるようなやり方はSOS団として看過できない。そうだろ?」

ハルヒ「そりゃ、こんなシステム無くなってしまえばいいとおもうけど…」

キョン「なら、そう心のそこから願っちまえ。俺が………いや、





キョン「ジョン・スミスの頼みだ」


ハルヒ「!…」

数日後

古泉「あんな騒ぎが嘘のようですね」パチ

キョン「全くだ。もう金輪際ごめんだぜ」パチ

古泉「まぁ、あなたのおかげですよ。すべて丸く解決するには、…まぁ、ああするしかなかったんでしょう」パチ

キョン「おかげで、もう切り札はなくなっちまったがな。王手飛車取り」パチ

古泉「待ったは?」

キョン「なしだ」

古泉「すべてを知った涼宮さんが世界をどうしてしまうのか…、あの瞬間肝が冷えましたよ」

古泉「それでも、世界の物理法則は乱れていない。閉鎖空間も出現していません」

古泉「涼宮さんの力がなくなったわけではないのに不思議なことだと思いませんか?」パチ

キョン「そのあたりの検証はお前に任せるよ、はい王手。詰みだな」パチ

古泉「次はオセロでもやりますか?」

キョン「そろそろ諦めたらどうだ?」



キョン(そう、あの時、俺はすべてをハルヒにゲロっちまった)

キョン(ジョン・スミスの正体、ハルヒの力、その他もろもろ…)

キョン(やりすぎだと言われてもしかたないが…まぁ、後悔はしてないさ)

回想
ハルヒ「今、言ったこと全部本当なの?」

キョン「ああ」

ハルヒ「そんな…あんたがあの…、有希が宇宙人でみくるちゃんが未来人で古泉くんが超能力者…」

ハルヒ「それに…私にそんな力が…」

まどか「なんだか、深刻そうな話だね」

ほむら「ええ…」

QB「ちょっと待ってよ!そんなことより…これは一体どういう事だい?」

QB「ソウルジェムが…いや、すべての魔法少女がもとに戻ってる!?」

QB「こんなことが…まさか情報統合思念体!?」

長門「私はなにも……団長の手柄」

キョン「そういうことだ、インキュベーター。」

キョン「願い事叶えるのに、そんなみみっちい代償払わせるお前たちとは違うんだよ」

QB「今言ったことが本当だとしても…、こんな常識はずれな…!?」

キョン「そういえば、インキュベーター。魔法少女としての素質は因果の量によって決まるんだっけ?」

キョン「それなら、多分、それは夏休みの分だ」

QB「夏休み?」

キョン「ああ。俺達は夏休みを一万回以上ループしてる。それだっていくつかあった事件のうちひとつでしかない」

キョン「そのたった一度の事件でこれほどの因果の量をためこんだんだろうな」

QB「そんな…」

キョン「格の違いがわかったか?」

キョン「さあ、魔法少女システムも消えたんだろ?とっとと母星に帰りやがれ」

QB「そんな…僕たちはこの宇宙のためにしていただけなのに…」

QB「……!?」

QB「体のスペアまで無くなってる?」

キョン「ハルヒの前でスペアがあるなんて言ったらそりゃ消されるだろうさ」

QB「そんな…」

ほむら「それは良いことを聞いたわね」

杏子「つまり…こいつを消せば、もう全部終わりってことか?」

さやか「幸い、ほむらの持ってた拳銃はまだ使えるようね?」

マミ「ごめんなさいね」

QB「ヒイイイイイイイ!!」

キョン(そうして今に至るわけだ)

キョン(古泉の分析ではハルヒは不思議を望むより、SOS団で楽しみたいと思ったのだそうだ)

キョン(もちろん、古泉の勝手な想像だが、おれもそんな気がしてならない)

キョン(今日はまた不思議探索だ)

キョン(そうそう、新しい仲間も増えたんだぜ)

QB「有希。そのケーキ僕にも分けてくれない?」

長門「…」

QB「はぁ…、マミのところにいた頃が懐かしいよ」

キョン(魔法少女達に復讐されそうになったのだが、長門が保護したのだ)

キョン(長門曰く『自律進化のヒント』とか言ってたが…)

キョン(きっと感情のないインキュベーターに、かつての自分を重ねたのだ)

キョン(長門のマンションでうちのシャミセンくらいにはかわいがられているらしい)

ハルヒ「お待たせ!」

キョン「今日はお前が最後か?珍しいな」

ハルヒ「そんなことはどうでもいいわよ」

ハルヒ「我がSOS団が出会ってないのは後幽霊くらいかしら」

ハルヒ「というわけで、今日は幽霊を探しにいきましょ」

キョン(遠慮したいところだな…)

古泉「出来れば他の…スカイフィッシュとかにしませんか?」

朝比奈「できれば私も…」

ハルヒ「ダメよ!幽霊って決めてたから。下調べも済んであるわ!さぁ、行きましょ」


キョン(まぁ、なにが起こっても大丈夫なんだろうな…)

古泉「そういえば、涼宮さんの願いってなんだったんでしょう?」

キョン「何かは願ったんだよな…」

長門「キュゥべぇに聞いておいた」

キョン「ほう、仕事が早いな。なんだったんだ?」

長門「それは…」





キョン(ハルヒの願いが『SOS団が一人も欠けない』なら、大抵のことは乗り越えられるんだろ、きっとさ)




end

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom