まどか「杏子ちゃんが家族になったよ」(222)

――――学校――――
ほむら「暁美ほむらです よろしくお願いします」

ほむら(今度こそまどかを救ってみせるわ……)

さやか「あの転校生、なんかクールな感じの娘だね」

まどか「そうだね…… なんかカッコイイ」

杏子「まどかは、あーゆーのが好みなのか? 」

まどか「そんなっ! 杏子ちゃんのほうが全然かっこいいよ!」

杏子「な、なんだよ照れるじゃねーか」///

仁美「あらあら、今日も二人はラブラブですのねー」

さやか「見てるこっちがはすがしくなって来るよ~」

ほむら(…… どうして佐倉杏子が学校に)

早乙女「暁美さんの席は……上条君の隣よ」

ほむら(上条恭介まで学校に……)

『ねぇねぇ、暁美さんってどこの学校に通ってたの? 部活は?』ガヤガヤ

ほむら「ごめんなさい。何だか緊張しすぎたみたいで
    ちょっと、気分が…… 保健室に行かせて貰えるかしら」

ほむら「鹿目まどかさん 貴女がこのクラスの保健係よね」

まどか「えっ? 違うよー」

ほむら「そ、そうなの?」

ほむら(このループは今までと勝手が違いすぎる……)

さやか「保健係りは恭介…… えっと、上条君だよ 転校生さん」

さやか「おーい、恭介ー 転校生気分が優れないんだってー
    保健室まで案内してあげてー」
    
恭介「そーゆーのは女の子の君が連れて行ってあげたほうがいいんじゃないのかい?」

さやか「何を言っとるんだねー 君は? この千載一遇のチャンスを逃すっての?
    あーっ、私の幼馴染はほんとうにバカだなぁ、フラグクラッシャーだねぇ」

恭介「まったく、君は昔から変わらないね…… 暁美さん、とりあえず保健室に行こうか」

ほむら「え、えぇ……」

ほむら(今度の世界では、今までどおりに事が運ばない……)

ほむら(もっと情報を集める必要があるわね)

――――
杏子「転校生、どうしてまどかが保健係りだと思ったのかなぁ」

まどか「本当だねー」

仁美「きっとまどかさんから慈愛のオーラが溢れていたんですわぁ」

さやか「オーラとかゆーな、オタクっぽいよー 仁美」

仁美「さやかさんには言われたくありませんわっ
   この前だって、書店でボーイズラb―― 」
   
さやか「わーわーわーっ ちょっと仁美なに言い出すのよっ」

杏子「ボーイズラ~ってなんだ? まどかー、知ってるかー?

まどか「さ、さぁ?」

杏子「ふーん…… まぁ、どうでもいいか」

――――
さやか「それじゃ、また明日ねー」

仁美「ごきげんよう」

杏子「おー、またなー」

まどか「さやかちゃん、仁美ちゃん、ばいばい」

――――
杏子「あーっ、お腹すいたなー 今日の晩御飯何かなぁ」

まどか「たしかパパ、お夕飯はシチューだって言ってたような……」

杏子「そっか、そりゃ楽しみだなぁー」ジュルリ

ほむら(何、この二人の会話…… まさか杏子がまどかの家に!?)

――――
まどか「ただいまー」
杏子「たっだいまー」

和久「二人ともお帰りー まだご飯できてないから、先に宿題でもやっててもらえるかなー」

まどか「はーい」

杏子「じゃあアタシはタツヤと遊んでようかな」

タツヤ「わー」キャッキャ」

まどか「……後で宿題写させてって言っても、ダメだよ?」

杏子「ぐぬぬ…… だって数学なんて全然わからないし」

まどか「私も苦手だけど、ちゃんと勉強しないと もっと分からなくなっちゃうよ?
    教えてあげるから、二人で一緒にやろうよ」

杏子「わかったよ…… そういうわけだ、すまねぇなタツヤ……」

タツヤ「う゛ー」ショボン

ほむら(な、なんなの!? 完全に馴染んでるじゃない杏子のヤツ……)

――――
まどか「終わったー!」
杏子「疲れた……」

ガチャ

洵子「おーい、帰ったぞーっ」バタン

まどか「ママ、帰ってきたみたいだね」

杏子「おかえりー、洵子ー」

洵子「こーらぁ、私のことを名前で呼ぶのはやめろって」

杏子「おかえりー、まどかのおばさん」

洵子「だれがばばぁだってぇ~」イラッ

杏子(どうしろっていうんだ……)

洵子「いっつも言ってるだろー私のことは――」

杏子「お、おかーさん///」

洵子「はっはっは、それでいんだよ 
   まったく、かわいいやつめぇ」グリグリ
   
杏子「わわっ、髪が乱れるからやめてくれぇー」

『いっただっきまーす』

洵子「うーん、やっぱりパパの料理は最高だねぇ
   あのハゲの連れて行く店より、よっぽど旨いよ」

和久「そういってもらえるのが、僕の幸せだよ」

杏子「相変わらずのラブっぷりだよなぁ……」

まどか「えへへ、見てる私たちの方が恥ずかしくなってくるよね」

タツヤ「……ニンジンきらーい」

杏子「タツヤー、食べ物を粗末にするじゃねぇーぞぉ?」

タツヤ「や゛ー」

杏子「好き嫌いするなっ ほら、口あけろ」アーン

タツヤ「う゛ー」モグモグ

杏「しっかり噛んで食べるんだぜ」

まどか「……」

まどかママの名前の正しい漢字表記が未だにわからない

まどか「はいっ、杏子ちゃん」アーン

杏子「なんだよ、まどか」

まどか「あーん」

杏子「……私は子供かよっ」

まどか「あーん」

杏子「……///」アーン

まどか「ここでUターンっ!」ヒョイ

杏子「あっ、まどかてめぇ!」

まどか「あれぇ? 杏子ちゃんは私に食べさせて欲しかったのかなぁ」

杏子「べ、べつにそんなんじゃねーよっ」

まどか「ふふっ、それじゃあもう一回」アーン

杏子「……」プイッ


詢子「ねぇねぇ、和久ー 私にもあれやってぇ」


>>19-20
言われるまで気づいてなかった……orz

――――
杏子「まどかー、お風呂あいたぞー」

まどか「はーい」バタバタ

まどか「杏子ちゃん……覗いちゃダメだよっ?」バタン

杏子「へいへい、覗いたりしねぇーって」

杏子「……まどかが戻ってくるまでベットを独り占めっ」バフッ

杏子(深呼吸ー)スゥー

杏子「まどかの臭いがする……」

ほむら(杏子、一体彼女に何があったの……)

ほむら(ってゆーか、まどかのベッドで―― 妬ましいっ)

杏子「……!」ガバッ

杏子「今誰かいたような?」

杏子「気のせいか……」





「かずひさ」だと思ってたら「ともひさ」だったのね……もうだめだめだわ

10
――――
まどか「電気消すね」

杏子「おー」カチッ


まどか「杏子ちゃん、おやすみー」

杏子「おやすみ、まどか」


――――
まどか「スースー」

QB『杏子! 杏子! 魔女だっ、魔女が現れたっ』

杏子「……まったく、こんな夜中に」

杏子「一仕事…… 片付けてきますか」スッ

――――
QB「いつもすまないね…… 杏子」

杏子「まどかの家族が魔女に襲われたら堪ったもんじゃないからな」

QB「とりあえず、魔女の反応があった場所に急ごう―― 」

――――
杏子「転校生……?」

ほむら「遅かったわね…… 魔女はもう退治したわよ 佐倉杏子」

杏子「てめぇも魔法少女だったとはな……」

ほむら「そんなことより、どうして貴女が鹿目まどかと一緒に住んでいるのかしら?」

杏子「アンタには関係ないね……」

ほむら「そう……ね、私には関係がないことね……」

杏子「……なんだよ? ヤるってんなら、ここで相手をしてやるぜ」

ほむら「無駄な魔法力を使う気は無いわ」

ほむら「それじゃ…… 」

杏子「……なんなんだアイツ」

杏子「おいQB、なんなんだアイツ」

QB「僕にも分からないんだ」

杏子「はぁ?」

QB「僕に彼女と契約を交わした記憶が無い……」

杏子「どういうことだよ」

QB「だから、僕にも分からないんだ…… 兎に角、彼女には気をつけたほうがよさそうだ」

杏子「そうかい…… ん?」

杏子「あいつ、グリーフシードを置いていきやがった」

杏子「……舐めたマネをしてくれるじゃねぇか」

――ほむほーむ――

ほむら「杏子が羨ましい」ドンッ

ほむら(……壁をなぐってしまったわ)

『おいっ!隣のヤツ! うっせーぞ!』

ほむら「すっ、すみません」ビクッ

ほむら「……早く砂時計たまらないかな」グスッ

ほむら「って、私は別にまどかに振り向いて欲しいわけじゃないし……」

ほむら「私はオクタヴィったりしないわ……、まどかが幸せならそれでいい!」

ほむら「彼女を救えるなら、杏子といちゃいちゃしてても―― 」

ほむら「……」ホムッ

ほむら「はぁ なんかこの世界だと、キュウべぇがまどかに
    契約を迫らないからストレス発散もできないわ……」
    
ほむら「やることも無いし、寝よう……」

――翌日――
さやか「おーっす、おはよっ まどか、杏子」

杏子「おー」

まどか「おはよう、さやかちゃん」

ほむら「美樹さん、鹿目さん、佐倉さん、おはよう」

さやか「おー、転校生、おはよー」

まどか「さやかちゃん、暁美さんだよ」

杏子「……おい、転校生 話がある」

ほむら「何かしら?」

杏子「二人きりで話がしたい」

さやか「え、なになに? 二人に何があったの?」

仁美「……フラグですわー」

まどか「わっ、仁美ちゃん いつからそこに……」

――体育館裏――

ほむら「話ってなにかしら?」

杏子「……忘れもんだ」ポイッ

ほむら「……グリーフシード」パシッ

ほむら「黙ってもらっておけばいいのに」

杏子「……グリーフシードが目的じゃないとすれば、
   なんなんだよ、アンタの目的は」

ほむら「後2週間程で、この町にワルプルギスの夜が来る」

杏子「どうしてそんなことが分かる」

ほむら「……」

杏子「だんまりかよ」

ほむら「私はそいつさえ倒せればこの町を去るわ」

杏子「そうかい……」

ほむら「……」

杏子「……昨日の質問」

杏子「アタシはまどかに助けてもらったんだ……」

杏子「路頭に迷ってたアタシに鹿目家が手を差し伸べてくれただけ、それだけだ」

杏子「別に特別な関係じゃない……」

ほむら「そう……」

ほむら(昨日の一日を見れば、特別じゃないなんて嘘ね)

ほむら(あんなに楽しそうなまどか、久しぶりに見たもの……)

杏子「……」

杏子「とりあえず、敵ってわけじゃないんだな」

ほむら「ええ、そう思ってもらって問題はないわ」

杏子「……まどかたちに手を出したら容赦しねぇからな」

杏子「それだけは覚えとけ……」

――教室――

仁美「暁美さんと佐倉さん あ、ふたりの仲はどうなるの?
   どうなるの? どうなるの? どうなるのったら どうなるの?」イヨゥ
   
さやか「困ったわ 困ったわ まどかの杏子がとられちゃう?
    どうなるの? どうなるの? どうなるのったら どうなるの?」イェァ

さやか「マドカ様 マ マドカ様 みてるみてる」
仁美「マドカ様 マ マドカ様―― 」

まどか「もうっ、二人とも止めてよっ!」

まどか「杏子ちゃんは私の家族だよっ? 茶化さないで……」

【レス抽出】
対象スレ:まどか「杏子ちゃんが家族になったよ」
キーワード:マミ

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.    i.|   ∨:\ .γ´,...-‐-ミメ、 └‐―-、、、    .辷´五ニ=一、
.    ヾ、   \,:´,´./ ,.-‐-、.刈ハ.     `~    /          \
-‐…‐-'_ヾ   / l l. {::::::::::::} l l≧:.. ___.... -‐=¬=-、― _....___〉

  /¨,-‐… 7 . 八圦 `‐-‐' ,' 厂`Y   /        `ヾ´/////

. /  {    /.Y¨Y .ゞ.,`=‐-‐ 彡.1辷7―‐-/               ∨―‐- 、
. !   ',     /  !:::::::::`¨ニ¨´::::::|// `ヽ/                 ∨   .〉
. | >'´`ヽ:. /.i⌒i:::::::::::::::::::::::::::::::|/⌒) (  , -―-         j   ./

\! .Уヽ   (./ ./:::::::::::::◯:::::::::::::!  / ∧/ , -‐-、. \        〈‐‐-、 j
. /   ヾ .〈  ヾ::::::::::::::::::::::::::::::! 入 _〈_/    \ \       ∨_)'

さやか「聞きました!? 奥さん聞きました!?」

仁美「ええ、しっかりとこの耳で捉えましたわっ!、私の家族=嫁だとっ!」

まどか「ちょっと二人ともっ いい加減に―― 」

――ガラッ――

杏子「……」
ほむら「……」

さやか「ふむ…… 表情から察するに、浮いた話ではなさそうね」

仁美「ですわー」

まどか(よかった……の、かな?)

――運動場――

ほむら「……」タッタッダンッ

『すごーい、これって県記録じゃ……』

ほむら(どう? まどかっ 私の勇姿)ドヤッ


まどか「杏子ちゃん、これ以上は無理だって―― 痛いよっ」

杏子「本当にまどかは体が硬いなぁ…… 」グイッ

まどか「いたいいたいいたい、やめて杏子ちゃん、私壊れちゃうよ」

杏子「そうかそうか…… 壊れるのかっ」グイグイ

まどか「杏子ちゃんの鬼ぃ~」


ほむら(まったく見てないわね…… )

ほむら(イチャイチャしやがって……)ホムッ

――教室――
教師「じゃあ、この問題を―― 暁美さん、お願いします」

ほむら「はいっ」スラスラ

教師「うむ、途中式も完璧だね……」

ほむら(どう? まどかっ 私の勇姿)ドヤッドヤッ


まどか「違うよ杏子ちゃん、それはこっちの公式をー」

杏子「ああっなるほど そういうことか」

さやか「おーい、まどかー こっちもヘルプー」

まどか「はいはい、ちょっと待ってねー」


ほむら(オウフオウフ……ディクシディクシ……)

――昼休み、屋上――

ほむら「はぁ……」

マミ「あら? 先客がいるわね……」ガチャ

ほむら(巴マミ……)

ほむら「あの―― 」

マミ「お願い静かにっ」シーッ

ほむら「?」

『キャーマミサーン! わたくしのお弁当を食べてくださーい』ダダダダダ

『キャーマミサーン! どこに行ってしまわれたのー!?』ダダダダ

マミ「…… どうやらやり過ごせたようね」

ほむら「あの……」

マミ「ああっ、ごめんなさい…… あの娘たちは私の追っかけなの」

ほむら「追っかけ……」

マミ「まったく、お昼ご飯くらいゆっくり食べたいわ……」

マミ「ところで、あなたはどうしてこんなところに?」

ほむら「私も一人でご飯を食べたい気分だったので……」

マミ「あら、お邪魔だったかしら?」

ほむら「いえ…… 構いません」

マミ「だったら、ご一緒させてもらおうかしら」

ほむら「……すごいお弁当ですね」

マミ「そうね…… 母ったら、育ち盛りだからってこんなに作っちゃって」

ほむら「いいお母さんですね」

ほむら(この世界の巴マミは幸せみたいね……)

マミ「でも、年頃の女の子にこの量は精神的に来るわ」

ほむら(その栄養が全て胸にいってるわけ……と)ホムッ

――キーンコーンカーンコーン

マミ「予鈴ね……」

ほむら「そうですね」

マミ「それじゃ……、えっと―― 」

ほむら「暁美ほむらです 少し前に転校してきました」

マミ「私は巴―― 」

ほむら「巴マミさんですよね…… 知ってます」

マミ「そうなの? 転校生にまで知られているなんて、どうなってるのかしらね」

マミ「さっ、早く行かないと遅刻するわよっ、暁美さん」

ほむら「はい―― 」

――放課後――

さやか「おーい、恭介ー 借りてたCD返すよー」

恭介「ああ、どうだった?」

さやか「良かったよー 特に5番目の曲が素敵でさ――」


仁美(さやかさんと上条君……)

杏子「あの二人って本当に仲がいいよなぁー」

まどか「そうだよねー…… 二人って付き合ったりしてるのかな?」

杏子「いやー、それはないんじゃないか?」

仁美「……」

仁美「さやかさん!」

さやか「わっ、急に大声出してどうしたの?」

仁美「お話があります」

さやか「何々? 仁美も転校生と杏子に感化されたわけ?」

仁美「大事な話です……」

さやか「わかったよ」

仁美「ここじゃ何ですから、場所を変えましょう」

――ハッキンビーフバーガー店内――

杏子「で、アタシたちも付いて来たけど……」

まどか「よかったのかな……」

仁美「構いませんわ」

さやか「……話ってなんなの?」

仁美「実は私――」

仁美「ずっと前から…私…上条恭介君のこと、お慕いしてましたの」

さやか「えっと……何の冗談?」

仁美「冗談ではありません…… 私、本気なんです」

まどか「……」

仁美「あなたは私の大切なお友達ですわ だから、
   抜け駆けも横取りするようなこともしたくないんですの」

さやか「ははは、何を言ってるの…… 仁美」

杏子「まったくだぜ…… 仁美」

仁美「杏子さんは黙っててください!」

仁美「私、決めたんですの もう自分に嘘はつかないって」

まどか「仁美ちゃん……」

さやか「そんな……、別に私は恭介のこと……なんとも思ってないし」

仁美「本当に? 私が上条君とお付き合いすることになっても構わないと」

さやか「うん…… 親友に恋人ができるんだから、寧ろ祝福してあげないとね」

仁美「……」

杏子「あーあ…… さやかって意外に鈍いんだなぁ」

さやか「はぁ!? 何よ、杏子には言われたくないわ」

杏子「じゃあさ、さやかには仁美の言いたいことがわかるか?」

仁美(佐倉さん……)

さやか「わかんないわよ……」

まどか「あっ! もしかして、煮え切らない二人の仲を進展させようとして悪役を」

仁美「……」

さやか「そうなの? 仁美」

仁美「えぇ、そうですわ……」

仁美「このままだと二人の関係がなぁなぁになってしまうのではな―― 」

杏子「おいおい…… そうじゃねぇだろ?」

杏子「仁美、さっき言ったじゃん…… 自分に嘘を吐かないって」

仁美「……」

まどか「杏子ちゃん?」

杏子「まどか、あとはこの二人に任せてアタシたちは行こう」ガタッ

まどか「ちょ、ちょっと待ってよ杏子ちゃん」

さやか「あ、二人とも―― 行っちゃった……」

仁美「……」

さやか「……」」

仁美「あ、あの……」

さやか「ん、何……?」

仁美「私の話したかったことは―― 」

――アリガトウゴザイマシター

まどか「杏子ちゃん、待ってってば!」

まどか「ねぇ、仁美ちゃんが言いたかったことって?」

杏子「んー? それは明日になればわかるんじゃねぇかな」

まどか「はぐらかさないで教えてよー」

杏子「それは明日あの二人に直接聞いてみないと私にもわからないぜ」ニヤニヤ

――翌日――
まどか(結局仁美ちゃんが何を言いたかったか教えてくれなかった)

まどか「あっ、さやかちゃん、仁美ちゃん おはよ―― 」

まどか(あれ? さやかちゃんと仁美ちゃん、手を繋いでる……)

さやか「まどかー、おっはよー」

仁美「ごきげんよう、まどかさん」

杏子「いやぁ…… 朝からあっついねぇ
   桜の咲く季節とは思えないよ」ニヤニヤ
   
さやか「あははは///」
仁美「……///」

杏子「丸く収まってよかったよかった」

仁美「杏子さんはいつから気づいていらしたの?」

杏子「仁美ってさ、ずーっとさやかのことばっかり見てるんだもん
   はじめは本気で上条に気があると思ったけどなぁ」

ほむら以外幸せな世界

まどか「こんなのって、絶対おかしいよ……」

さやか「まどか?」

まどか「だって女の子同士だよ?」

杏子「本人たちがOKだって言ってるんだしなぁ」

仁美「そうですわ」

まどか「……そうなのかなぁ」

まどか(女の子同士っておかしいよね?)

ほむら(何かもめてるみたいね……)

ほむら「みんな、おはよう」

まどか「あっ、暁美さん! 女の子同士で付き合うっておかしいよね!?」

ほむら「何? 藪からスティックに…… 私は全く問題ないと思うわよ?」

ほむら(寧ろ、まどかならいつでもウェルカムよっ!)ホムッ

まどか(あれ……? 私がおかしかったのかなぁ)

まどか「そっか、そうなんだ」

さやか「そんなとこで突っ立ってないでさ、早く行かないと遅刻しちゃうよ?」

杏子「そうだな……、でもホームルームは早乙女先生のありがたーい小言なんだろうけど」

仁美「先生も早く恋人ができるといいですわねぇ」

ほむら(いったい何の話をしてたのかしら)

――教室――

早乙女「女子のみなさんは、くれぐれも半熟じゃなきゃ食べられない
    とか抜かす男とは交際しないように!」

まどか「先生」ビシッ

早乙女さん「はい、鹿目さん 何か質問かしら?」

まどか「女子が、半熟でもウェルダンでも大丈夫な女子と
    交際することはOKですか!?」

さやか「ブフゥ」ガタッ

杏子「おいっ、まどかっ!」

ほむら(卵の焼き加減にウェルダンって正しいのかしら?)

早乙女「そうですね! そこは問題ないと思います!

女子「問題ないのっ!?」

恭介「問題ないだろっ!」

――――
まどか「っていうやりとりがあったんだよ!」

詢子「ふーん……」

まどか「これって絶対おかしいよね!?」

詢子「別に問題ねーんじゃねぇか?」

詢子「ほら? いまどきはIPS細胞とかなんとかで女同士でも
   子供ができるんだろ?」
   
詢子「あー、でも籍が入れられないと、いろいろ手当てとかでねぇんだろーなぁ
   愛があればやていけるなんて言うけど、辛いことも多いだろうねぇ」

詢子「そんなっ、ママまでそんなこと言うなんて」

詢子「まどかは、厭なの? 女同士……
   そもそも、まどかは誰かを好きになったり、告白されたことある?」
   
まどか「えっ? 私のこと、好きな人なんていないよ……」

詢子「いると思っておくんだよ それが、美人のヒ・ケ・ツ」

――――
まどか「なんだか話をはぐらかされた気がするよ……」

まどか(女の子同士ってアリなのかな……)

杏子「スースー」Zzz

まどか「うーん…… ということは普段から一緒のベッドに寝ている私たちって……
    いやいや、それは家族だから―― 家族みたいなものだから問題ないわけで……」

杏子「ん……、まどか…… どした?」

まどか「ううん、なんでもない」モゾモゾ

杏子「なんで今日は背中を向けて寝てるんだ?」

まどか「べ、別に深い意味はないよ?」

杏子「そっか……」

杏子「スースー」Zzz

まどか(うぅ…… なんだか急に意識しちゃって変な感じだよ……)

あれ、祖母? 俺何かミスってたか?…… orz

ピピピピピピピピピピピ

まどか(あんまり眠れなかった……)

杏子「ふあぁ~ おはよー」

まどか「おはよー」

――――
杏子「まどかぁー こっちのリボンとあっちのやつ、どっちがいいかなぁ」

まどか「うーん、じゃあ私みたいに二つに……、ツーテールにしてみよっか」

杏子「んー、まどかが結んでー」

まどか「はいはい……、じゃあ後ろ向いて」

杏子「ほいっ」クルッ

杏子(まどかに髪の毛触られてると落ち着くなぁ)

まどか「はいっ、完成ー」

まどか(杏子ちゃんのうなじ…… 綺麗だな……)

――学校――
仁美「その髪型の佐倉さんも素敵ですわね

杏子「へへっ、アタシはいつでも素敵だぜっ!」

さやか「あんたって、ほんと単純バカ」

杏子「バカっていったほうがバカなんだよっ」

まどか「……」

さやか「どうした? まどか、なんか元気ないじゃん」

まどか「そ、そんなことないよ?」

杏子「なんか、ちょっと前からあんな感じなんだー」

さやか「ふーん……」






本当だ……誤字率ぱないです申し訳ない

――屋上――

ほむら(QBも活動していなし、魔女にも活発な動きが見られない)

ほむら(こうなってくると、本当に暇ね……)

ほむら(もしかしたらワルプルギスの夜も来ないのかも……)


――ガチャ


マミ「あら、また居るのね」

ほむら「ええ……」

マミ「また、お昼をご一緒させてもらってもいいかしら?」

ほむら「構いません……」

マミ「ありがとっ」ニコッ

ほむら(なんだかこの時間が一番落ち着くわ……)

――鹿目邸――

まどか「ねぇ杏子ちゃん、もう寝た?」

杏子「……」

まどか「ねぇ……」モゾモゾ

杏子「スースー」Zzz

まどか(杏子ちゃんの唇……)

まどか(……すごくや柔らかそう)

まどか(キスってどんな味がするんだろう)

まどか「……」

まどか(わ、私何考えてるんだろう……)

まどか(余計なこと考えないで、早く寝なきゃ……)

――――
杏子「まどかー、久しぶりに背中ながしてやるよー」

まどか「ご、ごめん…… また今度にしてくれるかな」

杏子「そっかー」

――――
杏子「おーい、まどかー ゲーセン寄ってこーぜー?」

まどか「あ、パパからお使い頼まれてたから無理だよ…… ごめんね」

杏子「うん……」

――――
杏子「ポッキーゲーm!」

まどか「却下」

杏子「……」シュン

――美樹邸――

杏子「最近まどかが冷たい……」

さやか「んー」イチャイチャ

仁美「さやかさん……」イチャイチャ

杏子「まじめに聞いて欲しい」グスッ

さやか「ごめんごめん、何も泣くこと無いじゃん」

杏子「だってー」グスッ

仁美「何か鹿目さんの嫌がることでもしたんですの?」

杏子「……身に覚えが無い」

さやか「こりゃどうしたもんかねぇ……」

仁美「成り行きに身を任せるしかありませんわ……」

杏子「う゛う゛ぅ~」シュン

ツーテールのあんこちゃん画像のうpはまだですか?

――イヌカレー空間――

杏子「軍槍展開・ヴォルケンクラッツァー!!」

魔女「ア゙ア゙ア゙ア゙イ゙イ゙―― 」

ほむら「危なかったわね…… 佐倉杏子」

杏子「……覗きか?」

ほむら「別に、私も同じ魔女を追っていただけよ」

杏子「そうかい」

ほむら「最近まどかと上手くいっていないみたいじゃない……」

杏子「……ほっとけ」

ほむら「ワルプルギスの夜が来たときに、戦力ならないと困るわ……
    万全の状態で戦ってもらわないと」

杏子「……」

ほむら「それじゃ、また学校で―― 」


>>95
俺の画力じゃこれが限界なので無理です……
http://uproda.2ch-library.com/378929HLr/lib378929.jpg

――電車――

杏子「……なんとなく傷心に浸って遠出をしてみようと思って電車にのったけど
   行く当てもないし……、次の駅で折り返そう」ガタンガタン

ショウ「言い訳とかさせちゃダメっしょ稼いできた分は全額きっちり貢がせないと
    女って馬鹿だからさ ちょっと金持たせとくとすっぐ下らねぇことに使っちまうからねぇ」

ホスト「いや~ほんと女は人間扱いしちゃダメっすね 犬かなんかだと思って躾けないとね
    アイツもそれで喜んでる訳だし 顔殴るぞって言えば、まず大抵は黙りますもんね」

ショウ「けっ、ちょっと油断するとすぐ付け上がって籍入れたいとか言いだすからさぁ
    甘やかすの禁物よ ったくテメーみてーなキャバ嬢が10年後も同じ額稼げるかってーの
    身の程弁えろってーんだ なぁ?」

ホスト「捨てる時もさぁホントウザいっすよね。
    その辺ショウさん巧いから羨ましいっすよ。俺も見習わないと」

杏子「……おい、てめぇら、ちょっと面かせよ」

ショウ「お嬢ちゃん中学生?夜遊びはよくないぞ」




――――ぎゃあ――――

――見滝原駅前――

ショウ「本当スミマセンデシタッ!」

杏子「これからは真っ当に生きるようにしろよ?」

ホスト「サーイエッサー!」

恭介「……あれ? 佐倉さん どうしてこんなところに」

杏子「あぁ、上条か…… 」

恭介「どうしたんだい? 浮かない顔をして」

杏子「そうだ…… ちょっと相談に乗って欲しいんだけど」

恭介「いいけど、とりあえずその辺の店にでも入ろうか」

――――
まどか(あ、上条君だ……)

まどか(隣に居るのは杏子ちゃん? 二人で喫茶店に入っていったけど)

まどか(……いい雰囲気みたい)

まどか(なんでだろう、胸がモヤモヤする……)

――――
まどか(あっ、出てきた)

まどか(手を繋いでる―― しかも恋人繋ぎ――)

まどか(杏子ちゃん……、もしかして上条君と……)

――――
杏子「ただいまー」

まどか「おかえりー、遅かったねー どこいってたの?」

杏子「んー、ちょっとゲーセンまでな…… 」

まどか(上条君と、お茶してたこと…… 隠すんだ……)

――翌朝――

ピピピピピピピピ

まどか「うーん……」

まどか「あれ? 杏子ちゃんがいない」

まどか「私より先に起きるなんて珍しいな」

――――
知久「うんうん、いい感じだよ杏子ちゃん」

杏子「そうか?」

和久「お弁当を作っていくなんて、好きな人でもできたのかい?」

杏子「バッ、バッカ、そんなんじゃねーよっ///」

まどか「おはよー」

杏子「おう、おはよー」
和久「おはよう、まどか」

杏子「まどか、悪いけど今日先に行っててくれないか?
   私、寄って行くところがあるんだ」
   
まどか「うん…… わかった」

――学校――

まどか(あのお弁当はきっと―― )

まどか「ねぇ、さやかちゃん…… キスってどんな味がするの?」

さやか「また唐突に変なこと聞いてくるわねぇ この娘は……」

さやか「味かぁ…… ケレン味?」

まどか「……」

さやか「あははっ、ごめんごめん 強いて言うならば―― 仁美味?」

仁美「もう、さやかさんったらっ///」

まどか「……」

杏子「おいすー」ガラッ

さやか「杏子遅かったじゃん、まどかと一緒に登校してないなんて―― 」

恭介「おはよう」

仁美「これは意外な組み合わせですわ……」

さやか「恭介! アンタ杏子に何をしたっ!?」

恭介「何もしてないよ?」

さやか「本当か!? この助べえめ!」バシッ

恭介「痛いよさやか……」

まどか「……」

仁美「上条さんと佐倉さんがそんな関係だったなんて……」

まどか(やっぱりそうなんだ……)

――昼――

まどか(思わず教室を出てきちゃった)

まどか(今頃、杏子ちゃんは上条君と仲良く食べてるのかなぁ)

まどか「屋上にでもいこうかな……」

ガチャ

まどか「あっ」

マミ「―― 」キャッキャ
ほむら「―― 」ウフフ

まどか(こんなところにも女の子同士でイチャイチャしてる人が……)ガチャン

ほむら「!―― 鹿目さん?」

マミ「ほむらさん、知り合い?」

まどか「お、お邪魔しましたっ」バッ

マミ「逃げなくてもいいわよ」

ほむら「みんなと一緒にご飯食べてるんじゃなかったの?」

まどか「それが……」

――――
マミ「ふんふん つまり、愛しの杏子ちゃんが、男子といちゃついているのを見たくないっと」

まどか「べ、べつに杏子ちゃんのこと―― 」

マミ「そうかしら? 自分の気持ちに素直になってもいいんじゃない?
   鹿目まどかは、佐倉杏子が―― 」

まどか「そんなこと……ない……」

ほむら「……今のうちに言っておかないと、あなたきっとは後悔するわ

まどか「……」

まどか「私、教室に戻る……」ガチャ

マミ「行ったわね……」

ほむら「……」

マミ「はぁ…… あなたこそ、好きだって伝えなくて良かったの?」

ほむら「いえ、私は彼女を守れればそれでいいんです」

マミ「そう……」

マミ「だったら、そのくしゃくしゃの顔をどうにかしなさい」

ほむら「……」グスッ

マミ「お姉さんの胸を貸してあげるから、ね?」

ほむら「巴さんっ……」ガバッ

――教室――

まどか(杏子ちゃんと上条君、仲良く話してる……)

まどか(話しかけられる雰囲気じゃないよ……)

さやか「おーい、まどかー、どこいってたの? もう昼休みおわっちゃうよ?」

まどか「うんちょっと、おなかが痛くて……」

仁美「大丈夫ですの?」

まどか「もう治ったよ 平気平気……」アハハ

――放課後――

まどか「ねぇ、杏子ちゃん……」

杏子「んー、どうしたー?」

まどか「杏子ちゃん、好きな人いる?」

杏子「……いるよー」

まどか「!!」

まどか「そっか……そうだよね……」

まどか「やっぱりそうだったんだ」

杏子「やっぱりって?」

まどか「私、知ってるんだよ? 杏子ちゃん、度々夜遅くに出かけてること」

杏子(魔女退治での外出…… ばれてないわけないか……)

まどか「上条君と会ってたんだよね?」

杏子「……!」

まどか「私、この前見ちゃったもん…… ゲームセンターに
    行ったって言ってたのに、本当は上条君とお茶してた事……」

杏子「……」

まどか「ねぇ…… 杏子ちゃん…… キスってどんな味がするんだろうね?」

杏子「…… そうだな―― 」

まどか(あぁ、そうなんだ…… 杏子ちゃんは知ってるんだ――)グスッ

まどか「やっぱ、いいや、もう……いい」ダッ

杏子「あっ、まどか! 待てよっ!」ダッ

  __,冖__ ,、  __冖__   / //      ∧ /| __
 `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ /     __..:::{>゙´: : : : : : : `ヽ-.、
 ヽ_'_ノ)_ノ    `r=_ノ    /   _//: : : : : : : : : : : : : : : : ∧∧
  __,冖__ ,、   ,へ    /  ,ィ `フ./.: : : : : : ;i : : : : : : : : : : {: :} ; ‐-.、
 `,-. -、'ヽ'   く <´   .7_i// .,´: :i : : /!ノへ,j: : :i!: : : : : : : : ;' : : : : : :`ゝ
 ヽ_'_ノ)_ノ    \>     /  !..:/: : :/γ¨ヽ !: : j|:/ ゞi: : : | : : : : : : : |
   n     「 |      /  ノ 1 /: :i   (::ソ w/γ¨ヽ:!: : : | : : : : : : : |
   ll     || .,ヘ   /    {∧: :| ' ji' ,    (::ソ |: j-、; : : : : : : |`
   ll     ヽ二ノ__  {      Ⅵ\ ;'  ァ-、 ' }}' ; /.ノ|/!:∧:ト、 |
   l|         _| ゙っ  ̄フ       > 、__ j; /:'`ヽ、__′ i! .)'
   |l        (,・_,゙>  /       j _|_/`ヽ´ /____/  `ヽ-、
   ll     __,冖__ ,、  >        ヽ 〉:::::`x__x:´::::::::ヘ    ハ
   l|     `,-. -、'ヽ'  \.         }:::::::::::{::{:::::::::::::::::}    i / ` ‐ 、__
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ   ト-‐-         ∨; :イ|_|:|、::::::::::/ `ヽ__!、_     `Y
   ll     __,冖__ ,、 |          /`|:| |:|  ̄ ̄      `、‐、ノ   |
 n. n. n   `,-. -、'ヽ' iヾ          /||'   !:! !:ト、             \}    ',
 |!  |!  |!  ヽ_'_ノ)_ノ  {        ‐-/  .ヾ.、/   ∨       / /|  __」
 o  o  o           l      (ィ 乂  /      /       〆 /  .Y´   !

杏子「おいっ、待てって!」ダッ

まどか「……」タッタッタッ

杏子「―― 捕まえたっ!」グイッ

まどか「放っておいてよ!」グスッ

杏子「……」

まどか「杏子ちゃんなんか上条君のとこにいっちゃえばいいんだっ!」

まどか「杏子ちゃんバカッ 阿呆っ おたんこなすっ 淫乱ビッチ!」

杏子(これはひどい……)

まどか「……」

まどか「……ずっと」

まどか「私だって……ずっと、杏子ちゃんのことが―― 」グスッ

杏子「……」

杏子「アタシだって、まどかの事―― 大好きだっ!」

まどか「何言ってるの? だって杏子ちゃんは上条君―― 」

杏子「気を引く作戦だったんだ…… こんなに追い詰める気なんてなかった」

杏子「最近、まどかが冷たくって、だから―― 」

まどか「それは杏子ちゃんが上条君と―― 」

杏子「違う、さやかと仁美が付き合いだしてからおかしかった……」

まどか「だって―― 私……女の子同士なんて考えたことなくって」

まどか「なんだか杏子ちゃんのこと…… その……意識しちゃって」

杏子「私は好きだ まどかのこと大好きだ」ギュッ

まどか「私だって杏子ちゃんのことが―― 」

まどか「大好き―― 」ギュッ

杏子「……」

まどか「……」

あんまど…か
素晴らしいな

――――
さやか「完璧に出て行くタイミングを見失ったわ」

仁美「そうですわね……」

恭介「ともかく、上手くいってなによりだ……」

さやか「恭介の作戦は完璧だったみたいだね」

仁美「ちょっと効き目が大き過ぎたようですけど……」


――――
まどか「ねぇ、杏子ちゃん」

杏子「ん?」

まどか「もう一回好きって言って?」

杏子「……」

まどか「ねぇ……お願い」

杏子「ふぅ…… じゃ、言うぞ?」

まどか「うん……」

杏子「貴女が好き 貴女の瞳が好き
   春の銀河のように煌めく瞳が好き 春の陽射しのような優しい眼差しが好き。
   
杏子「貴女の髪が好き そよ風に閃くシルクのようなサラサラの髪が好き
   貴女の声が好き 高くて甘い 心に染み込む 澄み切った声が好き」

杏子「貴女の全てが愛おしくて―― 」

まどか「は、恥ずかしいよ……」

杏子「……言えっていったくせに」

まどか「…… ねぇ、さっきキスの味って―― 」

杏子「知らないぜ? あれも作戦だ、上条の」

まどか「そっか……」

まどか「だったら私と―― 」

恭介(百合っていいよなー、最高だよなー…… って)

恭介「ちょっとさやか、押さないで!」ガサガサ

さやか「狭いんだから仕方ないでしょ?」ガサガサ

仁美「わわっわ」ドサッ

さやか「ちょっと仁美!」


杏子「あ……」カアァ
まどか「あ……」カアァ


さやか「あははは、ささっ 私たちのことは気にせず……ごゆっくり」


杏子「できるかああああああああああああああああああ」

               /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
=|=           /:/r三三三三三|:::::Vヘ::::::.ヘ

c'-             /::::〃::j::::::ト::::::::、ュヾ-‐:::::::Vヘ:::::::ヘ
ヽノ ''          /:::::::::l::/ヾ::|`¨¨j斗七ヾ::::::::Ⅵ:::::::::ハ
‘ー           /::::::::/lて ヾ  ¨|lllllllll  |:::::::::l|/ヽ::::::::,
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  ・     /´|:::::::::::/    j::::::::::::::r'ハlll/::/;イ    l  \:::::::::::::::::::
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          ゞ/     /:::::::::::::/  〃..Vll|:..:..:/   .|       \:::

――まどかの部屋――

まどか「……」

杏子「……」

まどか「ねぇ」

杏子「ん?」

まどか「続き……」

杏子「あぁ……」

まどか「……」

杏子「いざってなると―― 」

杏子「やっぱ照れるな……」

まどか「……へたれ杏子」

杏子「自分だってパニくって逃げ出したくせに……」

まどか「だって……」

まどか「……そうだ」

杏子「ん?」

まどか「ポッキーある?」

杏子「はい」

まどか「咥えて」

杏子「……」パクッ

まどか「……」パクッ




サクサク

サクサク――






サクサクサクサク――





――――――――
     チュッ
――――――――

QB「みんながいちゃいちゃするのはいいけどさ」

QB「誰かのことを忘れてはいないかい?」

まどか(甘い……)

杏子(……)グイッ

まどか(!―― )///

杏子「……」

まどか「……」



杏子「ぷはぁ……」

まどか「ん……」



杏子「姫様、お味はいかがでしたか?」

まどか「悪くないわ……でも、まだまだ満足できないの……」

まどか「おかわり…… いただけないかしら?」

杏子「喜んで」チュッ

チュンチュンチュン――


杏子「……赤飯」
まどか「……お赤飯」


タツヤ「ゆりー、ゆりー」カキカキ


知久「召し上がれ♪」
詢子「召し上がれ♪」


タツヤ「まどあんー、あんまどー」キャッキャ


杏子「……」

まどか「……」


『い、いただきます―― 』

――学校――

さやか「昨夜はお楽しみでしたね!」ツンツン

杏子「だまれセクハラ親父!」

さやか「おやおや~? 本当にナニかあったんだねぇ」

杏子「てめぇ!」

恭介「……」グッ

まどか(上条君が親指を立ててウィンクしながらこっちを見てる……)

仁美「……」グッ

杏子「仁美まで……」

さやか「まぁ、冗談はこの辺にしておいて 今朝のニュースみた?」

まどか「なんだっけ? 大きなハリケーン? 台風?」

仁美「スーパーセルですわ」

さやか「CV若本って感じね……」

杏子(ワルプルギスの夜の影響か――)

さやか「それが今日この町を襲うんだってねー」

仁美「被害が出なければいいのですが……」

まどか「そうだね……」



ほむら(ワルプルギスの夜…… 今度こそ倒してみせる)

――――
早乙女「みなさーん、スーパーセルが予想より早く襲来しそうなので
    このまま体育館に避難することになりましたー」

さやか「なんだか大事になってきたわね……」

仁美「ちょっと怖くなってきましたわ……」

さやか「大丈夫! 仁美には私がついてるからっ!」

仁美「さやかさん……」

まどか「私にも杏子ちゃんがついてるもんっ」

杏子「ああ…… そうだな……」

まどか(杏子ちゃん?)


ほむら(そろそろ、ね……)

――体育館――

委員長「点呼終わりましたー」

早乙女「はい、ご苦労様」

まどか「……」キョロキョロ

さやか「どうしたー、まどか?」

まどか「杏子ちゃんが見当たらない……」

仁美「暁美さんも見当たりませんの……

さやか「ったく、あの二人は一体なにをやってるんだか……」

――――
ほむら「まどかにお別れを言わなくて良かったの?」

杏子「どうせすぐに片付けて帰るんだろ? だったら問題ないじゃないか」

ほむら「そうね……」

――――
ほむら「私が時間を止めて、ありったけの火器を打ち込むわ……」

杏子「それだけで片付くんじゃねーか?」

ほむら「そうだったらいいのだけどね……」

QB「杏子!」

杏子「キュウべぇ、久しぶりっ!」

QB「まったく、魔女が出ないから僕の出番もめっきりだよ!」

QB「そんなことより朗報だっ」

QB「ワルプルギスの夜…… あれを倒したらこの惑星でのノルマが達成されるんだ」

ほむら「つまり、どういうこと?」

QB「僕たちの管理下から離れるってことだ 君たちは自由になる!」

杏子「そんな美味い話があるのか?」

QB「僕にはまだ情報が詳しく伝わっていないのだけれど、もっといい惑星をみつけたらしい」

ほむら「怪しいわね……」

QB「信じてくれなくて結構、僕は今まで君たちを弄んできたんだ」

QB「ずっと君たちを見守りながら、何も感じなかったわけじゃない
   君たちがどんなに辛かったか、理解することを恐れたのかもしれない……」
   
杏子「キュウべぇ……」

QB「僕は、もしかしたら廃棄処分になるかもしれないね…… 危険思想の持ち主だって」

QB「……くだらない話はコレくらいにして、今は目の前の敵に集中しよう!

ほむら「それじゃ、状況開始ッ!」

杏子(状況開始って、訓練のつもりか?)

――――
ズダダダタ
ドドドドッドドドドドド

杏子「すげぇーな……」

ワル夜「 ―― 」

杏子「でも、敵さんも一筋縄じゃいかないか」

杏子「……アタシも全力で行くぜ」ダンッ

――――
さやか「外が騒がしくなってきたね……」

まどか「やっぱり見つからない……、まさか外に……」

仁美「まさか! この状況じゃ考えられませんわ」

マミ「その話…… 本当かしら? 暁美さんと佐倉さんがいないって―― 」

さやか「学園のアイドル…… 巴マミさんだっ!」

まどか「はい、ずっと探してるんですけど、見つからなくって……」

マミ「だったら、信じることね……」

まどか「信じる?」

マミ「彼女たちが…… 佐倉さんが帰ってくるって、ね」

マミ(ほむらさん…… あなたもちゃんと生きて帰ってきて……)

――――
ほむら「はぁっ、はぁっ」ヨロッ

杏子「なんだぁ? もう息があがってんじゃねーか……」ボロッ

ほむら「あんたなんて、ぼろ雑巾みたいじゃない……」

杏子「ははっ、違いねぇ」

ほむら「残念だけど、私の手持ちはもうないの……」

ほむら(砂時計も落ちきってしまっては、時間を止めることすらできない……)

杏子「仕方ない……」シュルッ

ほむら「やめなさい…… ソウルジェムの―― 魔力の開放だなんて……」

杏子「他に方法がない」

ほむら「あなたが死ねば、悲しむ人がいるわ……」

杏子「でも、もっとたくさんの命が救える…… 
   エントロピーの回収だって終わるかもしれないんだ」

杏子「だったら、こんな命のひとつやふたつ 惜しくない―― 」

杏子「まったく、ほむらの言うとおり ちゃんと別れの言葉を―― 」

ほむら「バカッ」ポカッ

杏子「なにすんだよ!」

ほむら「あなたは生きて帰らなくちゃだめ…… そうでないと、まどかが……」

杏子「だったらどうする!? このままアイツに町が―― 
   みんながやられるのを見てろってのか!?」

ほむら「そんなこと言ってない!」

杏子「もう魔力も残ってないんだろ? だったらそこで黙って見てな…… 」

杏子「……まどかに伝えてくれよ 大好きだって、愛してるってさ」

ほむら「杏子! やめて―― 」

杏子「ワルプルギスの夜…… お前は、お前たちは十分苦しんだよ……」



杏子「今、楽にしてやるからな……」



杏子「テメェの想いと一緒に逝ってやるよ……」





『まどか―― ごめんな―― 』パリン






ワル夜「 ――――――――――――…… …… …   」

――――――

――――

――


QB「ワルプルギスの夜が崩れていく……」

ほむら「嵐が、雲が晴れて―― 」

ほむら(今なら、時間を巻き戻せる…… )

ほむら(戻すべき……なのよね……)

ほむら「……!」

ほむら「ソウルジェムが…… 変身が解けてる!?」

QB「終わったんだよ、君たちの役割が……ね」

ほむら「まさか…… ありえないわ……」

ほむら「そんなことって……」

QB「……僕にも帰還命令が出たようだ」

QB「……」

QB「それじゃ僕は行くよ……」

ほむら「……」

杏子「なんだ……、戦友に挨拶もなしで帰ろうってのか?」

QB「!」

ほむら「杏子っ 生きてるの!?」

杏子「ソウルジェムが砕けたときは、もうだめかと思ったけどさ……」

杏子「なんでだろ…… 私、生きてるんだな…… 嘘みたいだぜ」

杏子「でも、これで―― まどかのところに帰れるんだな……」

ほむら「奇跡ね……」

QB「……愛の力ってやつなのかもね」

杏子「テメェが言うと、なんか嘘くせぇよ」ハハッ

ほむら「たしかに」

QB「まったく、ひどいなぁ……」

杏子「……次の星ではさ、もっと上手くやれよ」

QB「あぁ、君たちとの出会いは無駄にはしないよ……」

QB「僕のほうから、歩み寄れるように努力するつもりだ」

ほむら「干渉しないことが一番いいのだけれど……」

QB「そんなことしたら、それこそ宇宙の法則が乱れてしまうよ」

杏子「そっか……」

QB「……それじゃ、今度こそお別れだ」

杏子「おう、達者でなっ」

QB「―― 」スッ

ほむら「行ってしまったわね……」

杏子「そうだな……」

ほむら「それじゃ、私も行くわ」

杏子「行くってどこへさ?」

ほむら「分からないわ…… 考えたことも無かったし」

ほむら「アイツさえ倒せれば、それだけでいいと思ってたわ……」

杏子「……」

ほむら「いっそ私が刺し違えることができればよかったのだけれどね……」

ほむら「私にはそんな力はなかった―― 
    私が、私が彼女を守って死ねたらよかったのに……」

杏子「ほむら…… お前……」

ほむら(いっそのこと、あの時…… まどかと魔女になってしまえばよかったかな……)

ショウ「簡単に死ぬっていってんじゃねぇ!!」バシッ

ほむら「痛ッ…… 何するの!?」

杏子(あれ? アイツはたしか電車の中であった……)

ショウ「テメェは力があるから、仕方なく人を守ってたのかよ!?」

ショウ「そうじゃねえだろ!履き違えんじゃねえぞ!
    守りたいものがあるから力を手に入れたんだろうが!」

ショウ「テメエは、何のために力をつけた!? テメエはその手で誰を守りたかった!?」

ほむら「……」

ショウ「……テメェ、俺についてこいよ」

ほむら「あなた、何を言ってるの……」

ショウ「腐った考え方…… テメェのふざけた幻想、全部俺がぶちこわしてやんよ!」

つまらなくなってきた

――エピローグ――


「立派な教会になったもんだな」
司祭服に身を包んだショウが、立て直された教会を見つめながら呟いた。



杏子に電車の中で説教を喰らったホストは、かつて杏子の父が東奔西走した教会の神父となった
彼女の言葉によって彼は心を入れ替えた後、必死の努力の末に現在に至ったわけだ
そして私、暁美ほむらも、学業を修めた後、この教会で働いている



「ホストから神父に転職なんて、俺聞いたこと無いッスよ」
若者言葉の抜けない一人の青年が、若い神父に向けて笑顔で言い放つ
まったくだ、と言いながら神父は教会の中に足を踏み入れる



……これは、完全に余談だが、ショウ神父はあの元ホストと―― ゲフンゲフン
これ以上は私の口からは語れない―― きっと、そのうち公になるだろうことだ
そのときは私も祝福しよう……心のそこから

「巴、暁美、準備はもう済んだか?」
ショウ神父は落ち着きなく教会の中をあっちにいったり
こっちにいったりと、落ち着かない様子で私たちに問いかける



「も、もう少しで終わります……」
私は手を止めずに返事を返す、もう少しといっても実際にはまだまだやることが
たくさん残っている。つまり、神父を落ち着かせるための方便というわけだ



「そんなに、焦らなくてもいいのよ…… 貴女のペースで、ね」
巴マミは、今も変わらず私の先輩でいてくれている。ずっと昔、
魔法少女になる前から、私のよき先輩であり、私の大切な人―― 




「遅れないように頼むよ……、今日は私の恩人のハレの日なんだからね」
そう言って、神父は目を閉じて何かを呟き始めた。
きっと、頭の中で今日の式の流れをシュミレートしているのであろう



そう、今日は彼女たちの結婚式なのだ 私の最高の友達の―― 

――――
ほむら「まどか、幸せそう…… 本当によかった」

マミ「ふふっ、あの時はすごい落ち込んでいたのに、
   立ち直ってよかったわ ほむらさん」

ほむら「皆のおかげです…… 何よりも、マミさんのおかげです……」

マミ「嬉しいこと、言ってくれるじゃない……」ナデナデ


――――
さやか「まどかと杏子には先を越されちゃったなー」

仁美「付き合い始めたのは私たちが先ですのにね……」


――――
恭介「今日は二人のためだけに、演奏させていただきます」

『あっ、あの人、世界でも有名なバイオリニストの上条さんだわ』


――――
洵子「自分の娘が結婚するなんてねぇ…… ちょっと前までは、ちんちくりんだったのに」

知久「娘の晴れ舞台を見られるんだ、こんな幸せは他にはないよ?」

タツヤ「まどかおねえちゃんも杏子おねえちゃんも、とっても綺麗だ……」

――――
ショウ「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、
    富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、
    その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」


杏子「誓います」
まどか「誓います」


ショウ「それでは、誓いの口付けを―― 」

杏子『な、まどか』

まどか『何? 杏子』

杏子『初めてキスしたときのこと覚えてるか?』

まどか「…… 忘れるわけないでしょ」

杏子「そうだよな…… あのポッキーの味は忘れられないよな」

まどか「貴女の味もね……」






『愛してるぜ、まどか』

『愛してるわ、杏子』






――――チュッ――――







おしまい

きゅっぷいちゃんが幸せそうでなによりです


   ,イi; l;.|;./      ``ー_二ニ==─: : : : : : : : : : : : ヾi‐、|;l: :ヽ,\
  /、,_,ンリ'´/'´ア ̄ ̄ ̄´´、: : : : ; : : : : : : : : : : :\: : : : ヽ//ヽ;,.‐'` \
/'´: :´/,/: : /´: : : : : : : : : :|: ; : : : 、: : : :、: : : : : : : ヽ; : : : :|i'``ー―-、‐''\
/: : : /'´/: : :/': : : : : : :i: : : : :,ト;l: : : : |、: : : :l、:: : : : : :、:l、: : : |: : : : : : : `ミ;-、;\,
': :,イ;.-‐イ: : /: : : : : : : :;|: : : ;/'`|l、: : : ;ト、: : : |;::::: : : : :|、:|; : i;/| : : :: : : : : ヽ、 ``ヾ
; '"´: : :/': : ':::; : : : : :,::_」;.-‐i'-‐ l、|; : : |, ヽ; :─ト、:, : : : :|; l : /:,|::: : ;:::::、: : : : l

l: : : : ::/: : ::/;|: : : : :,/イ'|: :,/′  ヽi、: :|  \: : | ヽ;\: :l、: : l::/:::::: :|;:::::ヽ; : : |
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            l、|   ``ー-、,_     / ,/  ●       "ー;i′
           `|     r<|;_二二'7' ,イ、        ● i `i,
                     |、_二'_`i,l7′,/::;ゝ‐、  、_,_,     ,i|   l、
            ___,. ri-‐'!_」,r二;/′ ,イ;_」   ,トi;、,__`´ __ノ l,   ヽ,
          /′  _,.l-'‐'´:::`iミ<,__,イ、:::!-'-''ヾ!-、;:``i´ `i  l、   ヾニ=i、

最後まで読んでくださった方、支援してくださった方に感謝!
誤字多すぎだね……つぎ書くときはもっと気をつけます

それではまたどこかで

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うめてんてーのまどか同人誌ネタ

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