兄「妹ともっと仲良くなりたい」(331)

兄「なあ妹」

妹「ん?」

兄「最近どうよ」

妹「別に」

兄「そうか」

妹「・・・」

兄「・・・」

兄(あれ?なんかさみしい)

兄の部屋

兄(なんか妹が最近相手してくれない)

兄(さっきの会話だってもうちょっと構ってくれてもいいじゃない・・)

兄(まあ妹もお年頃になってきたというわけなんだろうけどさ)

兄(ここは兄の威厳を保つためにも、何か手を打たねばならんな)

兄(ひとまずもう一度リビングに突撃するか)

兄「ぐびっぐびっ・・ぷっはあああああああ!牛乳ってやっぱ美味いな!」

妹「・・・」

兄「『牛乳に相談だ』とはよく言ったもんだね!牛さんってすごい!!」

妹「・・・」

兄「おーい妹!お前もお牛様に相談してみないか?んんっ?」

妹「うるさいだまれ消えろ」

兄「はい」

兄の部屋

兄(あれおかしいなおかしいな)

兄(予定だと今ごろは兄弟で牛乳の良さについて熱いトークが繰り広げてんだけどな)

兄(・・・)

兄(さてと次こそは失敗しないようにしないと)

兄(このままだと本当に嫌われただけのピエロだしね、うん)

兄「なあ妹」

妹「ん?」

兄「たまにはwiiでもやんね?」

妹「あーいいわ。今これ読んでるし」

兄「そっか」

妹「・・・」

兄「なあオマエの読んでるそれって面白い?」

妹「は?なに?女性の服とか興味あんの」

兄「いえそういうわけでは」

妹「てかごめん邪魔だから自分の部屋にでも行ってよ」

兄「うん、ごめんな」

兄の部屋

兄(あれなんでまたここに帰ってきたんだろう?わけがわからないよ)

兄(最終兵器のwiiさんも不発とはな・・)

兄(残された手段はとても少ないよどうしよう)

兄(でもこのままだととてもじゃないがもやもやして眠れやしないわけで)

兄(必然的にもう一回挑戦するわけで)

兄「妹さん妹さん」

妹「・・・だからさっきからなんなの」

兄「いえね、あれですよ」

妹「なに」

兄「さっき女性のファッション誌を読まれてたじゃない」

妹「そうだけど」

兄「実は俺も興味があって・・」

妹「きもっ」

兄「話は最後まで聞こうね?」

兄「その興味って言うのはもちろん男物なんだけどさ」

兄「ほら俺ってばデリケートだからあんまり服装とかこだわらないじゃんね?」

妹「それは知らない」

兄「うん今の発言は余計だと認識したごめん」

兄「まあようするにオマエに服のコーディネートとかちょっと聞きたいわけだよ」

妹「・・・」

兄(これで駄目ならもう死ねるな。突破口がないし)

妹「ふーん」

兄「どうかな」

妹「自分がヤバイって自覚はあるんだ」

兄「うるせえな」

妹「はははっ」

兄(なんだよなんだよ・・その笑顔かわいいじゃない)

妹「まあいいでしょう」

兄「ほんとか?」

妹「駄目な兄貴を持つと妹は大変ですなー」

兄「いやはや返す言葉もございませんです」

妹「で、何か見返りはあるのか」

兄「そりゃもう言っていただければ大抵のことはですね」

妹「今の言葉忘れないぞ」

兄「おうよ」

兄(言葉のキャッチール・・すばらしいです)



妹「まあアンタならこんなもんでいいでしょ」

兄「ほほう・・」

妹「なにか不満でも?」

兄「いやそういうんじゃないんだが」

妹「じゃあその眉間のしわはなんだ」

兄「え?そんなのできてた?」

妹「そりゃもうくっきりとね」

兄「あ、ははは・・」

兄(服装なんてユニクロしか知らない俺にとっては数Ⅲくらいのレベルなんだよ)

妹「で、お気に召されました?」

兄「もちろんです」

妹「よろしい」

兄「そういや見返り聞いてなかったな」

妹「自分から切り出すなんていい心がけじゃん」

兄「なにせ怖いからな。当然だ」

妹「うーんとね・・」

兄(どんなんがくるんだ・・)

妹「あっそうだ」

兄「ひいいいっ!そんな恐ろしいこと私できないっ!」

妹「まだ言ってないしキモいぞ」

兄「はい」

妹「じゃあ今度の日曜日、私の提案した服を買いに行くこと」

兄「あっ、なるほど・・でもそれ見返りになってなくね?」

妹「まだ続きがあります」

兄「聞こうか」

妹「私も行くからなんか買って」

兄「・・・」

妹「ちょっと今の大事なトコなんだけど」

兄「すまない今なんと?」

妹「だからなんか買え」

兄「え・・いいけど何を飼えばいいの?犬?猫?あはは、まさかペッドとはな」

妹「ちょっと落ち着けバカ」

兄「・・・」(なんかしらんが一緒に買物に行くことになりました、やったね!)

兄 学校

兄「なあどう思う?」

兄友「死ねばいいと思う」

兄「・・・は?」

兄友「あのかわいい妹ちゃん相手だろ?うらやましすぎる死ねばいいと思う」

兄「なんかごめんな」

兄友「謝られるとつらいよ」

兄「ちょっと冷めた関係を弱火で温めたかっただけなんだよ」

兄友「まあでも良かったじゃねーか。ちょっと火力違いだったと思えば」

兄友「まさか・・お前・・」

兄「なんだよ」

兄友「妹ちゃんと・・フライパンの上で熱く交わりたいとでも・・」

兄「お前の想像力には感心するけど、俺以外の前ではやめとけよ?」

兄友「うんわかってる」

兄「でさ、冗談抜きでどうしよ」

兄友「どうしよもなにもねえだろ」

兄「まあそうなんだが」

兄友「しいて言ってやれることといえば」

兄「いえば?」

兄友「俺が代わってやろうかってことくらいだ」

兄「妹の身の危険を考えて却下します」

兄友「まあでも別に嫌われてるわけじゃないみたいだな」

兄「でもうるさいだまれきえろって言われたよ」

兄友「大丈夫。そんなのは俺も姉貴にいつも言われている」

兄友「そしてちなみに俺は確実に嫌われているがな」

兄「・・謝った方が良いか?」

兄友「お前優しいな」

兄「バカ照れるだろ」

兄友「とにかく妹ちゃんを楽しませてあげるくらいでいかないと俺が許さん。つまりそういうことだ」

兄「それはもちろんそのつもりだ」

兄「でも思うんだよ」

兄友「なんだよもう結論は出たじゃねーか」

兄「話続かなかったらどうしようとか色々あるだろ?ただでさえ俺たちは女に縁がないんだから察しろよ」

兄友「それ言われるとつらいよ」

兄「わかってるが事実なんだから仕方ない」

兄友「でもそれ俺に相談しても無駄だって自分で説明してるじゃねーか」

兄「頭のお医者さんいってくる」

兄友「治らないよたぶん」

妹 学校

妹「ねえちゃんと聞いてんの」

妹友「はいはいお兄ちゃんとデートするんでしょ」

妹「は?どこをどうすれば今の話でデートになんの」

妹友「だって妹ちゃん話しながら顔ニヤニヤしてたよ?」

妹「ばっ・・バカじゃないのそんなわけないし。あれだよ話しながら別のこと思い出してたんだよ」

妹友「いやその理屈は少し苦しいって」

妹「と、とにかくほんとしょうがない兄貴ってこと伝わった?」

妹友「ういー」

妹「一から説明しなおす必要があるみたいね」

妹友「まさか本当にまた同じこと話すとは思わなかったよ・・」

妹「わかってもらえた?」

妹友「はいはい」

妹「どうも伝わってない気がするんだよね・・もう一回いっとく?」

妹友「それってほんっっっとしょうがないお兄ちゃんだよね!ははは」

妹「伝わったみたいで良かった」

妹友「まあそれはいいけどあれだよね」

妹「なに?」

妹友「たしか妹ちゃんのお兄ちゃんて一回遊びに行かせてもらったとき見たけどさ」

妹友「素材はいいもの持ってんだよねー」

妹「は?素材ってなに」

妹友「ふふーん磨けば光る要素って奴?」

妹「なにそれ全然わかんない」

妹友「私、今度お邪魔したときメアドとか交換しちゃおっかなーなんてね」

妹「や、やめたほうがいいよっ?」

妹友「えーなんでぇー?」

妹「だ、だって・・ほら!アイツ髪とかボサボサだし・・ゲームばっかしてる根暗だしさ?」

妹友「さすが詳しく知ってらっしゃりますなーふふふ。冗談だよーんっ」

妹「詳しくとか別に同じ家にいるんだから!それくらい嫌でも目に付くだけだし」

妹友(いやだわこの子面白い♪)

妹「もうこの話終わり!終了ね」

妹友「えぇーいいじゃんもっとしようよー」

妹「だーめ」

妹友「けちー」

妹「なにも聞こえない」

妹友「ぶー。わかったよ」

妹「分かればよろしい」

妹友「それにしてもあれだよね。妹ちゃんのお兄ちゃんは幸せ者だよ」

妹「え?どうして」

妹「え?どうして」

妹友「だって妹ちゃんみたいにかわいい子に誘われるなんてさ」

妹「おだてても何もでないよ」

妹友「それに関しては事実だもん。だって男子に何回妹ちゃん情報を聞かれたことか指じゃ足りないよ」

妹「おい初耳だぞ」

妹友「えへへだって今始めて言ったもん」

妹「この子のせいで個人情報漏洩だよもう・・」

妹友「大丈夫!妹ちゃんのスリーサイズは絶対漏らさないからね!」

妹「何で知ってんのそんなの!?」

兄の部屋

兄(いかん眠れない)

兄(明日の予定は死ぬほど確認したし、後は寝るだけだというのになんたる醜態だ)

兄(今何時だよ。3時50分・・だと・・)

兄(何でこんなに目がバキバキに醒めてんだよ)

兄(まさか明日が楽しみすぎて眠れないとでも?)

兄(俺ってば幼稚園児かよ)

兄(寝よう寝よう・・)

妹の部屋

妹(なんで眠れないの)

妹(意味がわからないんだけど・・なんなのこれ?)

妹(さっきからその原因を考えようとするんだけど、これが思いつくことが一つしかなくて)

妹(でもそんな理由で眠れないという自分が嫌すぎるんだけど)

妹(あーもう今何時よ。3時50分・・嘘でしょ・・)

妹(考え事はやめないとダメ)

妹(寝よう寝よう・・)

約束の日曜 朝

兄「ようおはよう」

妹「あっおはよ・・」

兄「なんか元気ないな?」

妹「アンタも目の下クマできてる」

兄「あっわかる?実は寝不足だったりするんだなこれが」

妹「へーアンタも」

兄「えっなにお前もなの。なんで?」

妹「知らない」

兄「知らないならしょうがないな!あはは」

妹「元気がからっぽ。あれだ空元気ってやつ」

兄(しょうがねえだろ結局寝れなくて完徹じゃ・・)

母「二人ともお出かけなんて珍しいじゃない。特に兄」

兄「まあそういうこともあるじゃん?なあ妹」

妹「たしかにほんとに珍しいからねコイツの場合」

兄「おいちょっときずついたぞコラ」

妹「はいはい」

母「いってらっしゃい」

兄&妹「いってきまーす」

すません眠すぎて意識がここにないれす
寝ます残ってたら続きます

ほしゅ

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間目安表 (休日用)

00:00-02:00 10分以内                   __
02:00-04:00 20分以内            _□.--‐<´ヽ`、
04:00-09:00 40分以内         ,.-"`: :.|___\  ヽ、_ノ
09:00-16:00 15分以内         /: : : :,ヽ、\/l`ヽ、  \
16:00-19:00 10分以内         /::/: :〆、 ,×l/:l : l : ̄ヘ<
19:00-00:00 5分以内        |/|: :/●  ●|_!_l_l=:-:‐i´
                  .,-、  |: :|@   @|::|=|: : : : l
保守時間の目安 (平日用)  ;|!:::::::`ヽ、|!_ ⌒  _/:/ : : : : : l
00:00-02:00 15分以内    |!:::::::::::::::::∥r:‐t-t//::ヽ, : : : : : l

02:00-04:00 25分以内     ヾー──'‐ (::|×|:::ト==l: : : : : : l
04:00-09:00 45分以内       ./: : : : :ノ:|×|:::|:::::::|: : : :l : : l
09:00-16:00 25分以内      /: :/: : :._}=ェ==|:::::::::ゝ、: :l : : :l

16:00-19:00 15分以内      /: :/|:.__/:::/:/:/ヘ|:::::::::::ノ: : l: : : l
19:00-00:00 5分以内.     /: :/,|/_/_/_/_/∧_l_lエ´ヘ、:l l: : : l
                 /: :/ゝ、/_/_/_/_/_l_l_ヘ_ヘ_ヘ,.ゝl : : :|

                   ̄      .|:×|:×|      ̄ ̄
                         .ヽ_人_ノ

遅くなってすいません寝すぎました
みなさんほしゅありがとうございます

妹「じゃあさっそくだけどアンタの服買いに行くか」

兄「ほんとにさっそくだな」

妹「なんか他に用でもあんの?」

兄「いやちょっと」

妹「ふーん、なに?」

兄「あれだよ」

妹「あれじゃわかんない」

兄「せっかくの休日だしさ」

妹「休日だしなに?」

兄「あ、ははは・・」

兄(なんだこれ・・想像以上にこっ恥ずかしいじゃねーか上手く切り出せない)

兄(なにかきっかけを得なければならんな・・よし)

兄「ちょいちょいちょい」

妹「・・・」

兄「ちょいちょいちょい!」

妹「・・・」

兄「お兄ちゃんが待ってといっているよー?」

妹「あっなにいたの?ちょいちょい星人かと」

兄「わかったお兄ちゃんそれについては悪かったと思ってるから許して」

妹「ちょいちょいちょい」

兄「いやー!お願いやめてってばぁ///」

妹「置いてくぞ」

兄「あっ、はい」

某ショッピングセンター


兄「妹、ごめん」

妹「ん?どした」

兄「ちょいトイレ行って来る」

妹「せっかくお店についてこれからだって時にか」

兄「生理的なことだもんっ」

妹「はいはいいってこい、いってこい」

兄「うん」

兄(よし、これで時間を稼げるな)

妹(たく。こっちはお前の買い物できてんだっつのに)

妹(女の子待たすとかほんと私じゃなかったらアウトだろ)

妹(はーあ・・)

?「ちょいちょい君」

妹(まーたこのアホは懲りないし)

?「ねえってば」

妹「あーもう!しつこいっつーのボケ!」

DQN「はあ?」

妹「へっ?」

DQN「いきなりボケとか何様だよおいコラ」

妹「あはは・・ちょっと人違いしてしまいまして・・」

DQN「はあ?つーかまずしなきゃいけないことあるよね?」

妹「え、なんでしょうか・・」

DQN「謝罪だよ謝罪。んなこともわかんねーのかよこの糞ビッチが」

妹「あっ、はい・・・すみません」

DQN「ああ?聞こえないんだけど」

妹「すみませんでした」

DQN「二回も言わなくても聞こえんだよバカか」

妹(・・・自分もそうとう頭逝っちゃってんのに気づかないのかな・・あはは・・)

DQN「で、どうしてくれんの」

妹「はい?」

DQN「だから精神的ダメージ食らっちゃってんの。わかる?」

妹「精神的ダメージですか・・」

DQN「それ相応に癒してもらう必要があるわけ。んなこともわかんねーの」

妹「あっなるほど、ははは・・」

妹(ダメだ・・世の中にこんなテンプレDQNがいるなんて面白いな・・なんて考えてる場合じゃないか)

DQN「つってもまあ俺優しい方だからこんな優しく接してやってんの。ケンちゃんだったら女でも即効鼻パンだし」

妹「!?」

妹(だめだ腹抱えて笑いたい)

DQN「まあいいからとりあえずこっちこいよほら」

妹「あっ・・ちょっと・・」

妹(マズ・・こうなったら注目されんの嫌だけどきゃーとでも叫んでやるしかっ・・)

妹(・・ん?なんか向こうから)


ドドド


?「うわあああああああああ!!うわあああああああああ!!!!!!」


ドドドドド


?「やめてくださいいいいいいいいいいやめてくださいいいいいいいいい!!!!」


DQN「んだようっせえ・・ぶっほおおおおおおおおううううううううう」

妹「え?」

兄「今のうちだ早く逃げようってば!!!!ほら今チャンスだから!!!逃げるの今しかないって!!お願い!!」

妹「あっ、うん」

兄「うわああああああああ!みなさんすいませんどいてくださいいいいい!!」

妹「・・・」





兄「ふう・・ここまでくれば大丈夫のはず」

妹「・・・」

兄「ねえ復讐とかされないよね?ほら漫画とかだとこの後集団化したりするじゃん?」

妹「まあ他の店行っちゃえば二度と会うことはないんじゃない?」

兄「そうだよね・・都会だしね・・うんそうだ・・よかった」

妹「・・にしてもアンタあんな危ない技良くやったな」

兄「いやね。いつか俺もDQNにこういう風に絡まれるときが来ると思ってな」

妹「とび蹴りを?」

兄「もちろん。いやあやればできるもんだ!怖かったけど」

妹「奇声あげてたもんな」

兄「まあそれくらいしょうがないだろ」

妹「びっくりするくらいやったあと怯えてたもんな」

兄「それくらい・・いいじゃない」

妹「ぷっ・・はははっ。たくこのバカアニキは・・あはははっ」

兄「なんだよなんだよ」

妹「だって・・うわああああああだって・・・あはははっ」

兄「い、いいだろ!もう蒸し返さないでって!」

妹「あははははは・・ふう・・」

兄「ひとしきり笑ってくれたね?ははは・・おにいちゃんは涙が出そうだよ」

妹「アニキ」

兄「はいっ?」

妹「助けてくれてありがとね」

兄「・・・」

妹「ほらっ!余計な時間使ったからさっさと違う店行くぞー」

兄「あ、はい。あの腕を引っ張らないでください千切れてしまいます」

妹「なんかロボット化してんぞー?どうした」

兄「いえなんでもないのです」

妹「変なアニキ」

兄「・・・」

兄(妹が急にアニキとよんでくれた・・こんなに嬉しいことはない)

夕方 家

妹&兄「ただいまー」

母「あらおかえり2人とも」

妹「お腹減ったー」

兄「右に同じく」

母「あらまあ仲のいいこと」

妹「アニキみたいな変態と一緒にしないでお母さん」

兄「変態とはなんだおいこら」

母「じゃあすぐ用意するからリビングで待ってね」

妹&兄「あーい」

妹「アニキーご飯までwiiやんない?」

兄「おっ?お前から誘ってくるなんて珍しいな」

妹「そうだっけ」

兄「そうだっつの」

妹「どうでもいいからほらやるぞっ」

兄「おいおい待てって」



少しばかり妹と仲が良くなることに成功した?兄でした

すいません出かける予定があるもんで駆け足で終わらせたんですが
続けようと思えばできそうなんで、もし帰ってきてもあったら続けます
よんでくれた人とほしゅありがとうございました

残ってるなんてなんてこった・・
ありがとうございます、続きます

兄 学校

兄「てわけよ」

兄友「ふーん」

兄「なあうらやましいだろ」

兄友「そんなこと聞くまでもないのにお前いやなやつだな」

兄「しかないだろ?だってあの妹にアニキとまで言われるくらいに関係が回復したんだからさ」

兄友「まあそれについては良かったんじゃね」

兄「なんだよ僻んでんの」

兄友「あたりまえだろクソが」

兄「ごめんな」

兄友「ニヤニヤして言われても余計腹たつわ」

兄「あー今日も帰って一緒にwiiしようかな」

兄友「妹それはwiiリモコンじゃなくて俺のチンコリモコンだよってか」

兄「いきなりどうした」

兄友「すまん、むしゃくしゃして言った。忘れてくれ」

兄「いやお前の気持ちも考えないで、色々言ってた俺が悪かったよ」

兄友「やっぱお前いい奴だな」

兄「よせやい」

兄友「でもまあ冗談抜きでいい感じになってきたみたいだな」

兄「うーん・・まあたしかに前よりは構ってくれるようにはなったかもな」

兄友「あのさあのさ」

兄「ん?」

兄友「すっげー聞きづらいんだけどさ」

兄「なんだよいいから言えって」

兄友「お前たち兄弟って義理なんだよな・・」

兄「ああそんなことか。それがなにか?」

兄友「いやさ。ってことは・・あんなこといいなできたらいいなみたいなこともさ」

兄「アホか。こっちはこんなガキだったころから一緒に住んでて完璧に家族やってんだ」

兄「まったくもって不埒な思いをもったことはない。これは純然たる事実であり・・」

兄友「まったくのウソであった」

兄「うん、セリフとらないでね」

妹 学校

妹友「ちょっとちょっと妹ちゃーん」

妹「ん?なに」

妹友「うふふ。ステキな週末だったのかな?」

妹「別に」

妹友「まさか失敗・・そして転落・・絶望・・妹ちゃんは犠牲に・・うし・・うし・・」

妹「アゴと鼻伸びてるよ」

妹友「って冷たいじゃん!もったいぶらないでどうなったか教えてよー」

妹「あーもうわかったよ、わかったから揺らすな」

妹友「へえー妹ちゃんのお兄ちゃんやるじゃん」

妹「まあ助け方に関してはダッサダサでしたけどね」

妹友「そんなこといって実はものすごく嬉しかったと」

妹「はあ?そ、そんなわけないじゃん」

妹友「どうだかねえー」

妹「語尾を変に伸ばすのをやめなさい」

妹友「ふん・・僥倖だっ・・そんなものはただのっ・・」

妹「アゴと鼻も伸ばさないでね」

妹友「いいなー私も兄弟ほしいなぁ」

妹「そんな羨ましがるほどいいものじゃないって」

妹友「今の話を聞いて羨ましくならない女子なんていないよ」

妹「そんなもんかね」

妹友「そうだよ」

妹友「・・・うーむ」

妹友(やだ真剣に考えてる・・ホントこの子ってばかわいいの~)

ナデナデ

妹「なんでナデナデされてるのでしょうか」

妹友「親友の特権なのでありますよ」

兄の部屋

兄(んー)

兄(兄友のやつのせいでどうでもいいことを思い出してしまった)

兄(ガチで忘れてたなんてな。はっはっは)

兄(まあでもそれってホント意識してない証拠か)

兄(・・・)

兄(あれ?今俺こんなに意識してるじゃん、おいおいなんてこった)

兄(ええい、でも兄弟で仲がいいなんていいことじゃないか)

兄(深く考えんのやめよ)

兄「おお、おかえり」

妹「あっアニキいたの」

兄「まあな。学校終わりの俺といったら、そりゃもう一直線にウチに向かうからな」

妹「それ誇れないよ」

兄「妹はやくない今日?」

妹「ああまあね」

兄「お兄ちゃんの相手してくれるために?」

妹「寝言は寝て言え」

兄「はいおやすみー」

妹「もう起きんなよ」

兄(やっぱり相変わらずじゃね?まあそのほうが安心するけどね)

ご飯ほしゅ

兄「なあ」

妹「ん?」

兄「思うんだけど昨日の目的ってなんだったんだっけ」

妹「え?たしか・・ほらあれでしょ、DQNをうわあああああって言いながらとび蹴りすることでしょ」

兄「あっそうか。あはは」

妹「そうそう」

兄「っておい」

妹「あっ、そういや結局あのままぶらぶらして帰ってきたんだっけ」

兄「そうだよそれが言いたかった」

妹「あれ。てことは私の見返りもアニキの服も買ってないと」

兄「そういうこと」

妹「ふーん・・じゃあもう1回行く?今度はちゃんと目的果たしに」

兄「誘ってくれるの?」

妹「誘うも何も誘導尋問してんじゃん」

兄「なんでばれたの」

妹「まる分かりじゃボケ」

兄(僕の妹は相変わらず口が悪いです)

妹の部屋

妹(うーむ)

妹(なんか最近アニキと良く絡むな)

妹(別にだからどうしたという話なんだけど)

妹(妹友が変な茶化いれてきたせいでなんか気持ち悪いんだよな・・)

妹(さりげなく休日を2週連続で兄弟と過ごすとかどうなの)

妹(一応、私も思春期真っ盛りの女の子なんですがねえ)

妹(まあ・・別に嫌なわけじゃないからいいけど・・)

妹(あーこんなこと間違っても妹友には言えないや)

兄「さあてそろそろ風呂でも入りますかね」

妹「私が先だ」

兄「あれ?まだ入ってなかったの」

妹「うん」

兄「お背中お流ししましょうか」

妹「は?」

兄「ウソです」

妹「さすがに今のは引くわ」

兄「ですよね」

妹「変態」

兄「なぜだろう少しだけ興奮する自分がいる」

妹「本気で気持ち悪いよ」

兄「はい」

うわあああすみませんすみません寝落ちしてしまいました

お風呂

兄「ふいー極楽とはこのことですなあ」

兄「良い湯だな、ハハン」

妹「アニキー」

兄「!?」

妹「タオル置いとくぞ」

兄「いやああああエッチ///」

妹「やっぱもってくから湯冷めして風邪でもひけばいいよ」

兄「すいません置いといてください」

兄「わざわざタオルありがとな」

妹「てかしっかりして欲しいんですけど」

兄「いや完全にど忘れしてたわ」

妹「たくバカアニキなんだから」

兄「妹さん妹さん」

妹「はいはい今度はなんだ」

兄「バカアニキってもう一度言って欲しいな。できれば悔しそうに」

妹「なんで」

兄「バカアニキ!キーってさ」

妹「・・・」

兄(絶対零度の視線でせっかくお風呂であったまった体も冷え冷えになったよ)

兄 学校

兄「というわけでまた買い物にいくことになった」

兄友「なあもう俺に相談する必要なくないか」

兄「なんてこというんだ」

兄友「もはやお前が自慢話をして俺が悶えるだけになっているのにお気づきだろうか」

兄「まあまあ」

兄友「あれまあまあで片付けちゃうの?まあいいけどさ」

兄「前回は結局、変なDQNのせいで予定も何もなくなっちまったわけなんだよ」

兄友「そういやそんなこと言ってたな」

兄「だから今回はなんとしても成功させたいのだよ」

兄友「まあそうなるのはわからんでもない」

兄「そこでお前に頼みがある」

兄友「すげえよ嫌な予感しかしねえよ。びっくりするくらい聞きたくない」

兄「まあまあ」

兄友「あれまた?まあまあとでもいえば納得すると思われてるみたい」

兄「お前のねえちゃんにご教授いただきたいんだ」

兄友「なん・・だと・・?」

兄「俺には女の子との絶対的な経験地が足りないんだよ」

兄友「犠牲が出るぞ」

兄「俺一人の犠牲ならやむなしだ」

兄友「いやたぶん俺がその犠牲になるよ。そんな展開になるような気がしてならない」

兄友 家

兄友「まあ遠慮なくあがってくれ」

兄「お、おじゃましまーす」

兄友の姉「あらー君が兄くんね?」

兄友「そうだ。メールしたとおりこいつが相談に乗って欲しいんだとさ」

兄「よよ、よろしくオネシャス」

兄友「あっ、こいつ基本的に女に耐性がない人間だから気にしないでやって」

兄友の姉「あらあらーそんな気張らなくていいのよ」

兄「ほひい」

兄友「今のは豚の返事としてしか聞こえないかもしれないけど、たぶん『はい』だから」

兄友の姉「あっ、じゃあお茶とお菓子もって来るわね」

兄友「頼むわ」



兄「・・・なあ」

兄友「なんだよ」

兄「俺の想像とだいぶ違う」

兄友「は?」

兄「お前のねえちゃんとんでもない美人じゃねえか」

兄友「そうか?ちなみに今は猫かぶりモード発動中だからな」

兄「猫かぶりだと」

兄友「女の神秘ってやつだな」

兄「よくわからん」

兄友「まあ知らぬが仏よ」

兄「?」



兄友の姉「はいおまたせしました」

兄「あ、どうもです」

兄友「じゃあ兄、さっそくだけど相談しなさい」

兄友の姉「・・・兄友ちゃん?」

兄友「はいっ」

兄友の姉「あなたは邪魔だから出て行ってもらえる?」

兄「あの、別に聞かれても・・」

兄友「兄!!」

兄「!?」

兄友「いいんだ」

兄「でもよ・・おい」

兄友「ではごゆっくり」

兄友の姉「はいはーい」

兄「・・・」

兄友の姉「あらこのお茶美味しいわ」

兄(なんなのなんなの・・)

兄「あの・・おねえさん」

兄友の姉「さつき」

兄「はい?」

さつき「私のなまえ」

兄「はあ・・さつきさん」

さつき「なんなら呼び捨てでもいいんだけどな」

兄「そんな恐れ多い」

さつき「ぶーつまんないの」

兄「すいません・・」

さつき「まあいいや。それで私に相談っていうのは何なのかな?兄くん」

さつき「ふーん。妹さんと仲良くなりたいために買い物ねぇ」

兄「いやまあ、はい。そんな感じです」

さつき「うーん・・『仲良くなる』ね」

兄「どうなんでしょうか」

さつき「曖昧なのよねぇ言葉って」

兄「はい?」

さつき「大体、人によって価値観なんて違って当然じゃない?
    
    それと同じで『仲が良い』とされる定義も違って然るべきなのよね。

    ケンカするほど仲が良いなんてのがあるくらいなんだから、これはまあ当然としてね」

兄「あの・・」

さつき「・・でもそうね・・たしかに興味深いわ、うん」

兄「興味深い?」

さつき「あっなんでもないの。ごめんねー私、変な癖があって色々熟考しないと納得できない性質でね?」

兄「熟考・・」

さつき「それで、なんの話してたんだっけ?」

兄(これはやりづらいです・・)

さつき「そうそう妹さんと買い物の話ね」

兄「そうです・・」

さつき「別に何も考えなくていいんじゃない?」

兄「は?」

さつき「私は前の時みたいにぶらぶらして終わってもいいと思うな」

兄「そしたら目的が・・」

さつき「はい目的ね。ここで思い出してみましょうか」

さつき「兄くんの目的は妹さんと仲良くなることであって、買い物をすることではありません」

兄「あ・・」

さつき「なんならわざとぶらぶらしてもう1回お出かけする機会でも作っちゃえば?」

兄(なんてこった・・その発想はなかった)

さつき「ズバリ解決しちゃったかな」

兄「目からウロコどころかウロボロスでそうなくらいです・・」

さつき「なにそれ?永劫回帰ってかー、君おもしろいね。お姉さんそういうの好きだよ」

兄「あはは」

さつき「ねえねえ兄くん」

兄「はい?」

さつき「妹ちゃんと仲良くなれたら・・ご褒美にお姉さんとも仲良くなってくれるかな?

    言っとくけど私の『仲良くなる』はすごいよ?うふふ」

兄「か、かか考えて・・おきます・・」

さつき「よしよし」

学生ばっかだな
新・保守時間目安表 (休日用)

00:00-02:00 10分以内                   __
02:00-04:00 20分以内            _□.--‐<´ヽ`、
04:00-09:00 40分以内         ,.-"`: :.|___\  ヽ、_ノ
09:00-16:00 15分以内         /: : : :,ヽ、\/l`ヽ、  \
16:00-19:00 10分以内         /::/: :〆、 ,×l/:l : l : ̄ヘ<
19:00-00:00 5分以内        |/|: :/●  ●|_!_l_l=:-:‐i´
                  .,-、  |: :|@   @|::|=|: : : : l
保守時間の目安 (平日用)  ;|!:::::::`ヽ、|!_ ⌒  _/:/ : : : : : l
00:00-02:00 15分以内    |!:::::::::::::::::∥r:‐t-t//::ヽ, : : : : : l

02:00-04:00 25分以内     ヾー──'‐ (::|×|:::ト==l: : : : : : l
04:00-09:00 45分以内       ./: : : : :ノ:|×|:::|:::::::|: : : :l : : l
09:00-16:00 25分以内      /: :/: : :._}=ェ==|:::::::::ゝ、: :l : : :l

16:00-19:00 15分以内      /: :/|:.__/:::/:/:/ヘ|:::::::::::ノ: : l: : : l
19:00-00:00 5分以内.     /: :/,|/_/_/_/_/∧_l_lエ´ヘ、:l l: : : l
                 /: :/ゝ、/_/_/_/_/_l_l_ヘ_ヘ_ヘ,.ゝl : : :|

                   ̄      .|:×|:×|      ̄ ̄
                         .ヽ_人_ノ

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